JPWO2017179362A1 - 機器管理システム - Google Patents

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Abstract

機器管理システム(1)は、換気装置(21)と、空気清浄装置(22)と、制御端末(3)と、人検知部(34)とを備える。換気装置(21)は、室内空間の空気を室外空間に搬送する。空気清浄装置(22)は、室内空間の空気を給気して、空気を清浄し、空気を室内空間に排気する。人検知部(34)は、室内空間における人の存在情報を検知する。制御端末(3)は、条件取得部(31)と、動作条件決定部(32)と、制御部(33)とを備える。条件取得部(31)は、人検知部(34)から人の存在情報を取得する。動作条件決定部(32)は、存在情報に基づいて換気装置(21)および空気清浄装置(22)の動作条件を決定する。制御部(33)は、決定された動作条件で換気装置(21)および空気清浄装置(22)を制御する。

Description

本発明は、機器管理システムに関する。
従来、室内に設置された送風装置及び集塵装置を備える管理システムが知られている。送風装置及び集塵装置が互いに連携制御することによって、管理システムは室内空間の環境をより快適にできる。
例えば、送風装置は、風向及び風量を変化させ、室内空間に気流を発生させる。集塵装置は、この気流に乗って移動する塵埃などを回収すると共に、空気を室内空間に排気することによって、室内空間に気流を発生させる。送風装置および集塵装置がこのように互いに連携制御することにより、室内空間の空気を清浄する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2011−196593号公報
しかしながら、特許文献1に記載された管理システムは、集塵装置のみで室内空間の空気を清浄する。すなわち、上記の管理システムは、集塵装置のみで空気環境を調整する。しかし、さらに様々な状況に対応してより素早くかつ効率的に空気環境を調整できるシステムが望まれている。
本発明は、室内空間の空気を室外空間に搬送する換気装置を含む複数の室内環境制御装置を制御することで、室内空間の空気環境を整える機器管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る機器管理システムは、室内空間の空気環境を制御する複数の室内環境制御装置と、複数の室内環境制御装置の各々と情報の送受信可能に接続された制御端末とを備えた機器管理システムであって、室内空間における人の存在情報を検知する人検知部を備える。複数の室内環境制御装置のうちの1つの室内環境制御装置は、室内空間の空気を室外空間に搬送する換気装置である。複数の室内環境制御装置のうちの別の1つの室内環境制御装置は、室内空間の空気を給気して、空気を清浄し、空気を室内空間に排気する空気清浄装置である。制御端末は、条件取得部と、動作条件決定部と、制御部とを備える。条件取得部は、人検知部から人の存在情報を取得する。動作条件決定部は、存在情報に基づいて換気装置および空気清浄装置の動作条件を決定する。制御部は、決定された動作条件で換気装置および空気清浄装置を制御する。
本発明に係る機器管理システムは、室内空間の空気を室外空間に搬送する換気装置を含む複数の室内環境制御装置を制御することで、室内空間の空気環境を整えることができる。
図1は、実施の形態における機器管理システムのブロック図である。 図2は、実施の形態における機器管理システムが設置されている室内空間の一例の概略図である。 図3は、実施の形態におけるフード付換気装置の一例の概略図である。 図4は、実施の形態における動作条件決定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図5Aは、実施の形態の動作条件決定における埃量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図5Bは、実施の形態の動作条件決定における埃量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図5Cは、実施の形態の動作条件決定における埃量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図6は、実施の形態における動作条件決定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図7Aは、実施の形態の動作条件決定におけるにおい量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図7Bは、実施の形態の動作条件決定におけるにおい量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図7Cは、実施の形態の動作条件決定におけるにおい量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図8は、変形例1における機器管理システムのブロック図である。 図9Aは、変形例1における開状態の換気シャッターの断面概略図である。 図9Bは、変形例1における閉状態の換気シャッターの断面概略図である。 図10は、変形例1における動作条件決定における埃量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図11は、変形例1における動作条件決定におけるにおい量の経時変化と動作条件の関係を示す概略図である。 図12は、変形例2における動作条件決定部の動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、変形例3における機器管理システムのブロック図である。 図14は、変形例3における動作条件決定部の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る機器管理システム1の構成について、図1〜図3を用いて説明する。
[機器管理システムの基本構成]
本実施の形態に係る機器管理システム1は、複数の室内環境制御装置2と、制御端末3とを備えている。
複数の室内環境制御装置2は、室内空間6の空気環境を制御する。また、複数の室内環境制御装置2のうちの少なくとも1つの室内環境制御装置は、室内空間6の空気を室外空間7に搬送する換気装置としてのフード付換気装置21である。また、複数の室内環境制御装置2のうちの別の少なくとも1つの室内環境制御装置は、室内空間6の空気の清浄を行う空気清浄装置22である。ここで室内空間6とは、リビングやダイニング、部屋(個室)など、壁、床、及び屋根に囲まれた空間を意味する。すなわち、室内空間6を屋内と言い換えることもできる。通気可能な窓や換気の為のダクトなどが備えられた壁に囲まれた空間も室内空間6に該当する。また室外空間7とは、室内空間6に対して床や壁、屋根のうち少なくとも1つが欠けた空間を意味する。すなわち、室外空間7を屋外と言い換えることもできる。
制御端末3は、複数の室内環境制御装置2の各々と情報の送受信可能に接続されている。
以下、機器管理システム1の各構成要素について説明する。
[フード付換気装置]
換気装置の一態様であるフード付換気装置21は、排気ファン210と、フード部211と、室外吐出口212と、室内吸込口213とを備えている。排気ファン210は、室内空間6の空気を吸込み、吸込んだ空気を室外空間7に排気する。フード部211は、排気ファン210を覆っている。室外吐出口212は、室内空間6と室外空間7とを連通している。室内吸込口213は、フード部211の下方等の空気を吸込むために、フード部211の下方に向けて開口している。
排気ファン210は、例えば、モーターの回転軸に保持された羽根車から構成されている。モーターに通電することによってモーターの回転軸が回転する。そして、モーターの回転軸を介して羽根車が回転することによって、排気ファン210は室内吸込口213から室外吐出口212に流れる気流を生じさせる。
フード部211と室外吐出口212とは、例えば、排気管214によって接続されている。なお、フード部211は、直接、室外吐出口212と接続されていてもよい。
また、フード付換気装置21は、調理時に発生する煙を室内吸込口213から吸込み、吸込んだ煙を室外吐出口212を介して室外空間7に排出するレンジフード装置であることが好ましい。
フード付換気装置21がレンジフード装置である場合、台所の調理台10に設けられたコンロ等の上部に室内吸込口213が配置される。このような構成により、フード付換気装置21は、調理時に用いられる排気装置としても機能する。また、レンジフード装置としてのフード付換気装置21は、図2に示すように、居住者が多くの時間を過ごすことが多いリビングダイニングの室内空間6に設置される事が多い。そのため、フード付換気装置21は、居住者に対してより効率的に室内空間6の空気環境を整えることができる。また、マンション等の集合住宅において、レンジフード装置は、建設時に設計された位置に備え付けの設備として設置されることが多い。そのため、機器管理システム1は、レンジフード装置としてのフード付換気装置21を管理しやすい。
また、フード付換気装置21の排気ファン210は、200m/h以上の排気能力を有することが好ましい。このような構成により、フード付換気装置21は、十分に大きな排気能力を持つため、短時間により多くの空気を排気することができる。
また、フード付換気装置21は、排気ファン210による排気量を多段階に設定することによって、送風量を制御できることが好ましい。このような構成により、フード付換気装置21は、室内空間6と室外空間7との間における換気量を適切に制御することができる。
また、フード付換気装置21は、排気シャッター215を備えていてもよい。排気シャッター215は、室内空間6から室外空間7に空気を搬送するための搬送路を閉じることができる。フード付換気装置21の運転が停止している場合に、排気シャッター215が閉じていることによって、室内空間6の気密性が向上する。
[空気清浄装置]
複数の室内環境制御装置2のうちの少なくとも1つの室内環境制御装置は、室内空間6の空気を給気して、給気した空気を清浄し、清浄した空気を室内空間6に排気する空気清浄装置22である。
空気清浄装置22は、例えば、室内空間6の床面に設置されるものでもよいし、室内空間6の壁面に設置されるものでもよいし、室内空間6の天井に埋設されるものでもよい。空気清浄装置22は、室内空間6の空気を清浄するために集塵や脱臭を行う。
機器管理システム1が空気清浄装置22を備えることにより、室内空間6内の塵埃やにおいを除去することが可能となる。すなわち、室内空間6の空気をより効率よく清浄し、空気環境を調整することが可能となる。
[人検知部]
機器管理システム1は、さらに人検知部34を備える。
人検知部34は、室内空間6における人の存在情報を検知し、人の存在情報を条件取得部31へ送信する。人検知部34は、例えば、焦電型赤外線センサ、サーモパイル、およびカメラの少なくとも一つを備え、人の存在情報を検知する。
なお人検知部34として、フード付換気装置21や空気清浄装置22等の複数の室内環境制御装置2が備えるセンサを代用してもよい。
[埃センサ]
機器管理システム1は、さらに室内空間6の埃量を検知する埃センサ4を備えていてもよい。
埃センサ4は、電気的に埃量情報を取得する。取得された埃量情報は、制御端末3の条件取得部31(詳細は後述)に送信される。埃センサ4は、例えば、ハウスダスト、花粉、たばこの煙、PM2.5などの微粒子を測定し、埃の存在の判定や埃量の測定を行う。
埃センサ4が室内空間6内に浮遊する埃量を検知することによって、制御端末3は複数の室内環境制御装置2をより効率的に制御することができる。
なお埃センサ4として、フード付換気装置21や空気清浄装置22等の複数の室内環境制御装置2が備えるセンサを代用してもよい。制御端末3の条件取得部31は、内部ネットワーク8を介して、埃センサ4から埃量を取得する。
[においセンサ]
機器管理システム1は、さらに室内空間6のにおい量を検知するにおいセンサ5を備えていてもよい。
においセンサ5は、電気的に、におい量情報を取得する。取得されたにおい量情報は、制御端末3の条件取得部31に送信される。においセンサ5は、例えば、金属酸化物半導体を備え、におい量の測定を行う。
においセンサ5が室内空間6のにおい量を検知することによって、制御端末3は複数の室内環境制御装置2をより効率的に制御することができる。
なお、においセンサ5として、フード付換気装置21や空気清浄装置22等の複数の室内環境制御装置2が備えるセンサを代用してもよい。
[制御端末]
制御端末3は、条件取得部31と動作条件決定部32と制御部33とを備えている。
条件取得部31は、複数の室内環境制御装置2の動作条件に関連する情報を取得する。動作条件に関連する情報としては、例えば、室内空間6における人の存在情報、室内空間6の埃量、室内空間6のにおい量、複数の室内環境制御装置2の個数や種類等が挙げられる。条件取得部31は、これらの動作条件に関連する情報の少なくとも1つを取得する。
条件取得部31は、室内空間6における人の存在情報として、人検知部34から人の存在情報を取得する。
条件取得部31は、例えば、内部ネットワーク8を介して埃センサ4およびにおいセンサ5と接続している。条件取得部31は、室内空間6の埃量として埃センサ4から埃量を取得し、室内空間6のにおい量としてにおいセンサ5からにおい量を取得する。
ここで内部ネットワーク8とは、室内空間6に配置され、各通信端末を接続するネットワークを指す。内部ネットワーク8は、各通信端末を管理する。これに対して、外部ネットワークとは、室外空間7に位置する通信端末を接続するネットワークを指す。外部ネットワークとして、具体的にはインターネットやインターネットを含む公衆回線等が挙げられる。
条件取得部31は、複数の室内環境制御装置2の個数や種類として、例えば、制御端末3に設けられた入力装置に入力された複数の室内環境制御装置2の個数や種類を取得する。また、例えば、条件取得部31は、内部ネットワーク8を介して表示パネル(図示せず)と接続し、表示パネルに入力された複数の室内環境制御装置2の個数や種類を取得してもよい。また、例えば、条件取得部31は、無線通信等を介してタブレット端末や携帯電話端末と接続し、タブレット端末や携帯電話端末に入力された複数の室内環境制御装置2の個数や種類を取得してもよい。
動作条件決定部32は、条件取得部31が取得した情報に基づいて複数の室内環境制御装置2の各々の動作条件を決定する。動作条件を決定する方法の詳細については後述する。
制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で複数の室内環境制御装置2を制御する。制御部33は、内部ネットワーク8を介して複数の室内環境制御装置2と情報の送受信可能に接続されている。制御部33は、内部ネットワーク8を介して複数の室内環境制御装置2と通信することで、複数の室内環境制御装置2を制御する。
制御端末3は、例えば、Digital Enhanced Cordless Telecommunications(以下DECTと称する)方式を用いた無線通信で複数の室内環境制御装置2の各々と情報の送受信を行っても良い。電磁波ノイズからの影響を受けにくいDECTを用いることにより、電子レンジや電磁調理器などの電磁波ノイズを発生させる機器の近くでも、無線による接続が可能となる。また、DECTを用いることにより、例えば一戸建て住宅等において比較的距離の長い内部ネットワーク8による無線接続が必要な環境でも、無線による安定した接続が可能となる。
[動作条件決定部における動作条件の決定]
動作条件決定部32は、条件取得部31が取得した情報に基づいて複数の室内環境制御装置2の動作条件を決定する。動作条件決定部32の動作条件決定における具体的な動作をさらに図4〜図7Cを用いて説明する。
(埃センサからの情報による動作条件の決定)
図4は、動作条件決定部32が埃センサ4から室内空間6の埃量を取得する場合の動作条件決定についてのフローチャートの一例である。
動作条件決定部32は、条件取得部31に格納されている複数の室内環境制御装置2に関するデータを参照する(ステップS11)。ここで複数の室内環境制御装置2に関するデータとは、例えば、複数の室内環境制御装置2として内部ネットワーク8に接続されている各装置の種類、各装置に対する制御、各装置の最大出力、各装置の出力、出力時の消費電力などである。各装置に対する制御とは、例えば、装置のオンオフ、装置の出力量の調整などである。
本実施の形態においては、複数の室内環境制御装置2として、フード付換気装置21と空気清浄装置22とが内部ネットワーク8に接続されている。また、本実施の形態においては、フード付換気装置21は、送風量を調整することができる。ここで送風量とは、単位時間当たりの送風量を示す。
動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報を取得する(ステップS12)。
次に、動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報に基づいて、人が室内空間6に存在しているか否かを判定する(ステップS13)。人が存在する場合は、ステップS14へ進む。人が存在しない場合は、ステップS12に戻る。
次に、動作条件決定部32は、条件取得部31が埃センサ4から取得した埃量を取得する(ステップS14)。
次に、動作条件決定部32は、フード付換気装置21の送風量を決定する必要があるかどうかを決める(ステップS15)。フード付換気装置21の送風量を決定する必要がある場合は、ステップS16に進む。フード付換気装置21の送風量を決定する必要がない場合は、ステップS17に進む。ここで、フード付換気装置21の送風量を決定する必要がない場合とは、例えば、フード付換気装置21はオンオフの制御のみが可能で送風量を調整することができないことがステップS11で判明した場合などである。
動作条件決定部32は、埃量に基づいて、フード付換気装置21の送風量を決定する(ステップS16)。
次に、動作条件決定部32は、埃量に基づいて、フード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件を決定する(ステップS17)。なお、動作条件の決定手順については後述する。
次に、動作条件決定部32は、ステップS16及びステップ17で決定された動作条件を制御部33に出力する(ステップS18)。制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で、フード付換気装置21および空気清浄装置22を制御する。
以上のように、まず、動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報に基づいて、人が室内空間6に存在しているか否かを判定する。動作条件決定部32が人が室内空間6に存在していないと判定した場合には、動作条件決定部32は特にエネルギーを利用してまで塵埃を除去する必要は無いと判断する。他方、動作条件決定部32が人が室内空間6に存在していると判定した場合には、動作条件決定部32は積極的に塵埃の除去を行うと判断する。すなわち、動作条件決定部32は、人の存在情報に基づいてフード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件を決定する。
続いて、動作条件決定部32がフード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件を決定する手順について具体的に説明する。
例えば、図5Aに、フード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している(OFF)時間t0における動作条件決定部32の動作を示す。
時間t0において、埃量が所定の埃量閾値A(第一埃量閾値)以上の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21のみを動作し(ON)、空気清浄装置22を停止する(OFF)ことを決定する。
これにより、フード付換気装置21は、室内空間6内の塵埃を含んだ空気を室外空間7に排出する。通常、室内空間6から室外空間7に空気が排出されると、例えば窓や扉の隙間から、室外空間7の空気が室内空間6に流入する。この際、室外空間7の空気に含まれる塵埃も室内空間6に流入してしまう。よって、フード付換気装置21による塵埃の排除には限界がある。
そこで、次に時間t1において、フード付換気装置21による埃の排出により埃量が所定の埃量閾値A未満になると、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21を停止し、空気清浄装置22のみを動作することを決定する。
空気清浄装置22は、フィルターを備えているため、空気中の多くの塵埃を収集できる。このため、フード付換気装置21の停止により室外空間7の空気の流入が抑制され、空気清浄装置22の動作により室内空間6内の塵埃が収集される。これによって、室内空間6の埃量が減少する。
上述の決定を、埃量を基準として再度説明する。例えば、フード付換気装置21は、時間t0において動作している。フード付換気装置21は、室内空間6内の埃を室外空間7へ排出することで埃量を減少させる。フード付換気装置21は、埃量が埃量閾値A未満となる時間t1以降において停止する。空気清浄装置22は、例えば、埃量が埃量閾値A未満となる時間t1以降において動作し、室内空間6の塵埃を収集し、空気を清浄する。
また、例えば、図5Bに示すように、フード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している時間t0における埃量が所定の埃量閾値B(第二埃量閾値)以上の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22も動作することを決定する。なお、埃量閾値Bは埃量閾値Aよりも大きい値である。
埃量が埃量閾値B以上の場合とは、室内空間6に大量の塵埃が存在する場合を意味する。このような場合には、動作条件決定部32は、室内空間6の塵埃をできるだけ早く減少させるために、フード付換気装置21および空気清浄装置22の両方を動作することを決定する。
これにより、室内空間6の塵埃を短時間で減少させることができる。
また、図5Cに示すようにフード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している時間t0における埃量が埃量閾値A以上かつ埃量閾値B未満の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21のみを動作し、空気清浄装置22を停止することを決定する。これは、図5Aに示した動作と同一である。さらに、動作条件決定部32は、時間t0から時間t2までの期間における条件取得部31が取得した埃量の変動を測定する。動作条件決定部32は、時間t2において変動が所定の変動閾値Xよりも小さい場合には、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22も動作することを決定する。
例えば室外空間7の空気に含まれる埃量が、室内空間6の埃量とほぼ同量の場合には、室外空間7の空気の流入によって室内空間6の埃量は減少しない。あるいは、室内空間6の埃量は緩やかに減少する。このような場合には、フード付換気装置21の動作のみでは十分に塵埃を排除できないため、動作条件決定部32はフード付換気装置21および空気清浄装置22の両方を動作することを決定する。
上述の決定を、埃量を基準として再度説明する。例えば、フード付換気装置21は、時間t0において動作している。フード付換気装置21は、室内空間6内の塵埃を室外空間7へ排出することで埃量を減少させる。時間t0から時間t2までの期間における埃量の変動が時間t2において変動閾値Xよりも小さい場合は、更に空気清浄装置22が時間t2において動作する。フード付換気装置21が室内空間6の塵埃を室外空間7へ排出するとともに、空気清浄装置22が室内空間6の塵埃を収集し、空気を清浄する。
なお、動作条件決定部32は、時間t0から時間t2までの期間における条件取得部31が取得した埃量の変動を測定し、時間t2において埃量が増加している場合には、フード付換気装置21を停止して空気清浄装置22を動作することを決定する。
室外空間7の空気に含まれる埃量が室内空間6の埃量より多い場合には、室外空間7の空気の流入によって室内空間6の埃量が増加し、空気環境が悪化してしまう。このため、動作条件決定部32は、フード付換気装置21を停止して空気清浄装置22を動作することを決定することで、空気環境の悪化を防止し、さらには空気環境の良化に努める。
上記の動作条件決定部32による処理は、言い換えると、フード付換気装置21を利用した塵埃の除去処理である。
塵埃の除去処理において、塵埃が多い場合には、フード付換気装置21が塵埃を室外空間7に排出する。フード付換気装置21は高い排気能力を有するため、省エネルギーで効率よく塵埃の除去が行われると共に、換気が行われる。さらには、空気清浄装置22のフィルター寿命が延びる。
そして、フード付換気装置21が排気を行うと、室内空間6が負圧となる。そのため、ある程度の室外空間7の空気が室内空間6に取り込まれる。言い換えると、室内空間6の塵埃の量が室外空間7の塵埃の量と同一になった場合には、フード付換気装置21の排気による塵埃の除去が期待できない。このような状態では、空気清浄装置22が室内空間6での集塵を行うことで、よりきめ細かく塵埃の除去を行うことが可能になる。
また、室内空間6の塵埃の量が多い場合には、フード付換気装置21および空気清浄装置22が同時に動作することで、早急に塵埃の除去を行うことができる。
また、フード付換気装置21のみが塵埃を室外空間7に排出する過程において、室内空間6が負圧となる。そのため、ある程度の室外空間7の空気が室内空間6に取り込まれる。すなわち、室外空間7の空気内の塵埃は、室外空間7の空気とともに室内空間6に取り込まれる。フード付換気装置21の排気のみによる塵埃の除去効果は低くなり、埃量の減少は小さくなる。このような状態では、空気清浄装置22が室内空間6での集塵を行うことで、早急に塵埃の除去を行うことができる。
(においセンサからの情報による動作条件の決定)
図6は、動作条件決定部32がにおいセンサ5から室内空間6のにおい量を取得する場合の動作条件決定についてのフローチャートの一例である。
動作条件決定部32は、条件取得部31に格納されている複数の室内環境制御装置2に関するデータを参照する(ステップS21)。ここで複数の室内環境制御装置2に関するデータとは、例えば、複数の室内環境制御装置2として内部ネットワーク8に接続されている各装置の種類、各装置に対する制御、各装置の最大出力、各装置の出力、出力時の消費電力などである。各装置に対する制御とは、例えば、装置のオンオフ、装置の出力量の調整などである。
本実施の形態においては、複数の室内環境制御装置2として、フード付換気装置21と空気清浄装置22とが内部ネットワーク8に接続されている。また、本実施の形態においては、フード付換気装置21は、送風量を調整することができる。ここで送風量とは、単位時間当たりの送風量を示す。
動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報を取得する(ステップS22)。
次に、動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報に基づいて、人が室内空間6に存在しているか否かを判定する(ステップS23)。人が存在する場合は、ステップS24へ進む。人が存在しない場合は、ステップS22に戻る。
次に、動作条件決定部32は、条件取得部31がにおいセンサ5から取得したにおい量を取得する(ステップS24)。
次に、動作条件決定部32は、フード付換気装置21の送風量を決定する必要があるかどうかを決める(ステップS25)。フード付換気装置21の送風量を決定する必要がある場合は、ステップS26に進む。フード付換気装置21の送風量を決定する必要がない場合は、ステップS27に進む。ここで、フード付換気装置21の送風量を決定する必要がない場合とは、例えば、フード付換気装置21はオンオフの制御のみが可能で送風量を調整することができないことがステップ21で判明した場合などである。
動作条件決定部32は、におい量に基づいて、フード付換気装置21の送風量を決定する(ステップS26)。
次に、動作条件決定部32は、におい量に基づいて、フード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件を決定する(ステップS27)。なお、動作条件の決定手順については後述する。
次に、動作条件決定部32は、ステップS26及びステップ27で決定された動作条件を制御部33に出力する(ステップS28)。制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で、フード付換気装置21および空気清浄装置22を制御する。
以上のように、まず、動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報に基づいて、人が室内空間6に存在しているか否かを判定する。動作条件決定部32が人が室内空間6に存在していないと判定した場合には、動作条件決定部32は特にエネルギーを利用してまでにおいを除去する必要は無いと判断する。他方、動作条件決定部32が人が室内空間6に存在していると判定した場合には、動作条件決定部32は積極的ににおいの除去を行うと判断する。
続いて、動作条件決定部32がフード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件を決定する手順について具体的に説明する。
例えば、図7Aに、フード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している(OFF)時間t0における動作条件決定部32の動作を示す。
時間t0において、におい量が所定のにおい量閾値C(第一におい量閾値)以上かつにおい量閾値D未満の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21のみを動作し(ON)、空気清浄装置22を停止する(OFF)ことを決定する。
これにより、フード付換気装置21は、室内空間6内のにおいを含んだ空気を室外空間7に排出する。通常、室内空間6から室外空間7に空気が排出されると、例えば窓や扉の隙間から、室外空間7の空気が室内空間6に流入する。この際、室外空間7の空気に含まれるにおいも室内空間6に流入してしまう。よって、フード付換気装置21によるにおいの排除には限界がある。
そこで、次に時間t1において、フード付換気装置21によるにおいの排出によりにおい量が所定のにおい量閾値C未満になると、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21を停止し、空気清浄装置22のみを動作することを決定する。
空気清浄装置22は、例えば活性炭等のにおいを吸着させる物質を含んだフィルターを備えているため、空気中の多くのにおいを吸着できる。このため、フード付換気装置21の停止により室外空間7の空気の流入が抑制され、空気清浄装置22の動作により室内空間6内の塵埃が収集される。これによって、室内空間6のにおい量が減少する。
上述の決定を、におい量を基準として再度説明する。例えば、フード付換気装置21は、時間t0において動作している。フード付換気装置21は、室内空間6内のにおいを室外空間7へ排出することでにおい量を減少させる。フード付換気装置21は、におい量がにおい量閾値C未満となる時間t1以降において停止する。空気清浄装置22は、例えば、におい量がにおい量閾値C未満となる時間t1以降において動作し、室内空間6のにおいを吸着し、空気を脱臭する。
また、例えば、図7Bに示すように、フード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している時間t0におけるにおい量が所定のにおい量閾値D(第二におい量閾値)以上の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22も動作することを決定する。なお、におい量閾値Dはにおい量閾値Cよりも大きい値である。
におい量がにおい量閾値D以上の場合とは、室内空間6に大量のにおいが存在する場合を意味する。このような場合には、動作条件決定部32は、室内空間6のにおいをできるだけ早く減少させるために、フード付換気装置21および空気清浄装置22の両方を動作することを決定する。
これにより、室内空間6のにおいを短時間で減少させることができる。
また、図7Cに示すようにフード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している時間t0におけるにおい量がにおい量閾値C以上かつにおい量閾値D未満の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21のみを動作し、空気清浄装置22を停止することを決定する。これは、図7Aに示した動作と同一である。さらに、動作条件決定部32は、時間t0から時間t2までの期間における条件取得部31が取得したにおい量の変動を測定する。動作条件決定部32は、時間t2において変動が所定の変動閾値Yよりも小さい場合には、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22も動作することを決定する。
例えば室外空間7の空気に含まれるにおい量が、室内空間6のにおい量とほぼ同量の場合には、室外空間7の空気の流入によって室内空間6のにおい量は減少しない。あるいは、室内空間6のにおい量は緩やかに減少する。このような場合には、フード付換気装置21の動作のみでは十分ににおいを排除できないため、動作条件決定部32はフード付換気装置21および空気清浄装置22の両方を動作することを決定する。
上述の決定を、におい量を基準として再度説明する。例えば、フード付換気装置21は、時間t0において動作している。フード付換気装置21は、室内空間6内のにおいを室外空間7へ排出することでにおい量を減少させる。時間t0から時間t2までの期間におけるにおい量の変動が時間t2において変動閾値Yよりも小さい場合は、更に空気清浄装置22が時間t2において動作する。フード付換気装置21が室内空間6のにおいを室外空間7へ排出するとともに、空気清浄装置22が室内空間6のにおいを吸着し、空気を脱臭する。
なお、動作条件決定部32は、時間t0から時間t2までの期間における条件取得部31が取得したにおい量の変動を測定し、時間t2においてにおい量が増加している場合には、フード付換気装置21を停止して空気清浄装置22を動作することを決定する。
室外空間7の空気に含まれるにおい量が、室内空間6のにおい量より多い場合には、室外空間7の空気の流入によって室内空間6のにおい量が増加し、空気環境が悪化してしまう。このため、動作条件決定部32は、フード付換気装置21を停止して空気清浄装置22を動作することを決定することで、空気環境の悪化を防止し、さらには空気環境の良化に努める。
上記の動作条件決定部32による処理は、言い換えると、フード付換気装置21を利用したにおいの除去処理である。
においの除去処理において、におい量が多い場合には、高い排気風量を有するフード付換気装置21がにおいを室外空間7に排出する。これにより、省エネルギーで効率よくにおいの除去が行われると共に、換気が行われる。さらには、空気清浄装置22のフィルター寿命が延びる。
そして、フード付換気装置21が排気を行うと、室内空間6が負圧となる。そのため、ある程度の室外空間7の空気が室内空間6に取り込まれる。言い換えると、室内空間6のにおいの元となる物質の量が室外空間7のにおいの元となる物質の量と同一になった場合には、フード付換気装置21の排気によるにおいの除去が期待できない。このような状態では、空気清浄装置22が室内空間6での脱臭を行うことで、よりきめ細かくにおいの元となる物質の除去を行うことが可能になる。
また、室内空間6のにおい量が多い場合には、フード付換気装置21および空気清浄装置22が同時に動作することで、早急ににおいの元となる物質の除去を行うことができる。
また、フード付換気装置21のみがにおいを室外空間7に排出する過程において、室内空間6が負圧となる。そのため、ある程度の室外空間7の空気が室内空間6に取り込まれる。すなわち、室外空間7の空気内のにおいは、室外空間7の空気とともににおいの元となる物質も室内空間6に取り込まれる。フード付換気装置21の排気のみによるにおいの除去効果が低くなり、におい量の減少は小さくなる。このような状態では、空気清浄装置22が室内空間6での脱臭を行うことで、早急ににおいの元となる物質の除去を行うことができる。
(変形例1)
次に、本発明の変形例1に係る機器管理システム1Aの構成について図8を用いて説明する。なお、以下の説明では、機器管理システム1Aの構成において、上記実施の形態における機器管理システム1と異なる点を主に説明する。なお、その他の点については、機器管理システム1と同様である。
具体的には、機器管理システム1Aは、複数の室内環境制御装置2として、フード付換気装置21と空気清浄装置22と換気シャッター23とを備える。すなわち、複数の室内環境制御装置2のうちの少なくとも1つの室内環境制御装置は、換気シャッター23である。さらに、制御端末3は、換気シャッター23を制御する。
[換気シャッター]
換気シャッター23は、図9Aおよび図9Bに示すように、例えば壁に貫通孔として設けられた風路231(連通風路)と、シャッター232(開閉部)と、ソレノイド233とを有している。風路231は、室内空間6と室外空間7とを連通している。シャッター232は、風路231を開状態(図9A参照)、又は、閉状態(図9B参照)に変更できる。すなわち、シャッター232は、風路231を開閉可能である。ソレノイド233は、シャッター232を開閉駆動する。シャッター232は、ソレノイド233と接続されている。ソレノイド233の電気的駆動(ここでは上下移動)に連動して、シャッター232の開閉が行われる。換気シャッター23は、図示しない通信部を備えている。制御端末3は、換気シャッター23と情報の送受信可能に接続されている。ここで、送受信される情報は、開閉の命令である開閉命令、および、開状態または閉状態を示す開閉情報を含む。
換気シャッター23は、複数の室内環境制御装置2の1つとして、制御端末3の制御部33によって開状態もしくは閉状態となるように制御される。
[動作条件決定部における動作条件の決定]
動作条件決定部32の動作条件決定における具体的な動作を図10〜図11を用いて説明する。
(埃センサからの情報による動作条件の決定)
図10に示すように、動作条件決定部32は、埃量に基づいて、換気シャッター23の動作条件として、シャッター232を開けること、または、シャッター232を閉じることを決定する。なお、動作条件決定部32は、換気シャッター23の風路231が開状態である場合、所定の期間における条件取得部31が取得した埃量の変動を測定する。測定された変動が増加である場合には、条件取得部31は、換気シャッター23の動作条件として、シャッター232を閉じることを決定する。
具体的には、図10に示すように、換気シャッター23が閉状態である時間t0まではフード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している。時間t0における埃量が埃量閾値A以上かつ埃量閾値B未満の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22を停止し、シャッター232を開けることを決定する。次に、動作条件決定部32は時間t0から時間t2までの期間における条件取得部31が取得した埃量の変動を測定し、時間t2において変動が増加である場合には、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22を動作し、シャッター232を閉じることを決定する。すなわち、動作条件決定部32は、時間t2において変動が増加である場合には、換気シャッター23の動作条件として、シャッター232を閉じることを決定する。制御部33は、換気シャッター23の動作条件で換気シャッター23を制御する。
上述の決定を、埃量を基準として再度説明する。例えば、時間t0において、フード付換気装置21は動作しており、換気シャッター23の風路231は開状態である。フード付換気装置21は、室内空間6内の塵埃を室外空間7へ排出するとともに、換気シャッター23を介して、室外空間7の空気を室内空間6に取り込む。動作条件決定部32は、時間t0から時間t2間の期間における埃量の変動が時間t2において増加である場合には、換気シャッター23の動作条件として、時間t2においてシャッター232を閉じることを決定する。これにより、室内空間6への室外空間7の空気の取り込みを減少させる。更に空気清浄装置22が時間t2において動作する。すなわち、フード付換気装置21は室内空間6の塵埃を室外空間7へ排出し、空気清浄装置22は塵埃を収集し、空気を清浄する。
以上のように、制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で、フード付換気装置21と空気清浄装置22との動作または停止の制御を行う。また、制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で、換気シャッター23の開または閉の制御を行う。
このような構成により、換気を促進させたい場合には、フード付換気装置21が動作するとともに換気シャッター23の風路231が開状態になる。そのため、室内空間6の通気性が向上する。一方、室外空間7の空気内の埃量が多く、室内空間6の埃量が増加する場合には、換気シャッター23の風路231が閉状態になる。そして、空気清浄装置22が室内空間6の集塵を行うことで、室内空間6の埃量の増加が抑制され、塵埃の除去が早急に行われる。
(においセンサからの情報による動作条件の決定)
図11に示すように、動作条件決定部32は、におい量に基づいて、換気シャッター23のシャッター232を開けること、または、シャッター232を閉じることを決定する。なお、動作条件決定部32は、換気シャッター23の風路231が開状態である場合、所定の期間における条件取得部31が取得したにおい量の変動を測定する。変動が増加である場合には、動作条件決定部32は、換気シャッター23の動作条件として、シャッター232を閉じることを決定する。
具体的には、図11に示すように、換気シャッター23が閉状態である時間t0まではフード付換気装置21と空気清浄装置22とがともに停止している。時間t0におけるにおい量がにおい量閾値C以上かつにおい量閾値D未満の場合には、動作条件決定部32は、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22を停止し、シャッター232を開けることを決定する。次に、動作条件決定部32は時間t0から時間t2までの期間における条件取得部31が取得したにおい量の変動を測定し、時間t2において変動が増加である場合には、動作条件として、フード付換気装置21を動作し、空気清浄装置22を動作し、シャッター232を閉じることを決定する。
上述の決定を、におい量を基準として再度説明する。例えば、時間t0において、フード付換気装置21は動作しており、換気シャッター23の風路231は開状態である。フード付換気装置21は、室内空間6内のにおいを室外空間7へ排出するとともに、換気シャッター23を介して、室外空間7の空気を室内空間6に取り込む。動作条件決定部32は、時間t0から時間t2間の期間におけるにおい量の変動が時間t2において増加である場合には、換気シャッター23の動作条件として、時間t2においてシャッター232を閉じることを決定する。これにより、室内空間6への室外空間7の空気の取り込みを減少させる。更に空気清浄装置22が時間t2において動作する。すなわち、フード付換気装置21は室内空間6のにおいを室外空間7へ排出し、空気清浄装置22は脱臭し、空気を清浄する。
以上のように、制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で、フード付換気装置21と空気清浄装置22との動作または停止の制御を行う。また、制御部33は、動作条件決定部32が決定した動作条件で、換気シャッター23の開または閉の制御を行う。
このような構成により、換気を促進させたい場合には、フード付換気装置21が動作するとともに換気シャッター23の風路231が開状態になる。そのため、室内空間6の通気性が向上する。一方、室外空間7の空気ににおいの元となる物質が多く、室内空間6のにおい量が増加する場合には、換気シャッター23の風路231が閉状態になる。そして、空気清浄装置22が室内空間6の脱臭を行うことで、室内空間6のにおい量の増加が抑制され、においの元となる物質の除去が早急に行われる。
(変形例2)
次に、本発明の変形例2に係る機器管理システム1の構成について説明する。なお、以下の説明では、変形例2に係る機器管理システム1の動作において、上記実施の形態における機器管理システム1と異なる点を主に説明する。なお、その他の点については、実施の形態における機器管理システム1と同様である。
具体的には、動作条件決定部32は、条件取得部31から帰宅時間とその他の必要な情報とを取得する。動作条件決定部32は、それらの情報からフード付換気装置21を動作させるべき運転開始時間を算出する。
[条件取得部]
条件取得部31は、例えば、室内空間6における人の存在情報、フード付換気装置21の最大排気量、室内空間6の埃量、室内空間6のにおい量、室内空間6の広さ、室内空間6の気密性、および帰宅時間の情報を格納することができる。ここで、帰宅時間とは、人が室内空間6に存在すると予想される時間である。
条件取得部31は、人検知部34から室内空間6における人の存在情報を取得する。
フード付換気装置21の最大排気量は、例えば、機器管理システム1が設置された際の初期設定として表示パネルなどを介して条件取得部31に登録されたり、工場出荷時に条件取得部31に設定されたりする。また条件取得部31は、フード付換気装置21に内部ネットワーク8を介して通信で問合せを行うことにより、フード付換気装置21の最大排気量を取得しても良い。
室内空間6の埃量は、埃センサ4で測定される。条件取得部31が、埃センサ4から室内空間6の埃量を取得する。
室内空間6のにおい量は、においセンサ5で測定される。条件取得部31が、においセンサ5から室内空間6のにおい量を取得する。
室内空間6の広さ及び室内空間6の気密性は、例えば、機器管理システム1が設置された際の初期設定として表示パネルを介して条件取得部31に登録される。
室内空間6の気密性として、例えば、室内空間6の隙間相当面積であるC値が、表示パネルを介して条件取得部31に入力される。また、室内空間6が設けられている建物の工法と建築年とが条件取得部31に入力され、これらに基づいて条件取得部31がC値を推定しても良い。
条件取得部31は、例えば、制御端末3に設けられた入力装置に設定された帰宅時間を取得する。また、例えば、条件取得部31は、内部ネットワーク8を介して表示パネルと接続し、表示パネルから帰宅時間を取得してもよい。また、例えば、条件取得部31は、無線通信等を介してタブレット端末や携帯電話端末と接続し、タブレット端末や携帯電話端末から帰宅時間を取得してもよい。なお、帰宅時間を設定する方法としては、例えば、帰宅までの時間をタイマー設定する方法や、帰宅する時間を設定する方法や、カレンダー機能などにより予め帰宅時間を設定する方法などがある。
なお、条件取得部31に格納される情報のうちフード付換気装置21の最大排気量と室内空間6の広さについては、少なくともいずれか1つの情報が条件取得部31に格納されていればよい。これらのうちいずれか1つの情報と、室内空間6の埃量、室内空間6のにおい量、および帰宅時間のいずれかの情報とがあれば、フード付換気装置21を動作させるべき運転開始時間を算出することができる。また、フード付換気装置21の最大排気量、室内空間6の広さ及び室内空間6の気密性について、より多くの情報が格納されていると、フード付換気装置21を動作させるべき運転開始時間をより正確に算出することが可能となる。
[運転開始時間の算出と制御]
動作条件決定部32は、例えば、条件取得部31から、室内空間6における人の存在情報、フード付換気装置21の最大排気量、室内空間6の埃量、室内空間6のにおい量、室内空間6の広さ、気密性、および帰宅時間に関する情報を取得する。
動作条件決定部32は、条件取得部31から取得された情報に基づいてフード付換気装置21を動作させるべき運転開始時間を算出する。算出のプロセスを図12に示す。
図12に示すように、条件取得部31が、室内空間6における人の存在情報、室内空間6の広さ、フード付換気装置21の最大排気量、室内空間6の埃量、室内空間6のにおい量、気密性、および帰宅時間に関する情報を取得する(ステップS31)。
動作条件決定部32は、条件取得部31が取得した情報に基づいて、以下の手順で運転開始時間を算出する。
すなわち、動作条件決定部32は、室内空間6における人の存在情報に基づいて人が室内空間6に存在しているか否かを判定する(ステップS32)。人が存在しない場合は、ステップS33へ進む。人が存在する場合は、ステップS31に戻る。また、人が存在する場合には、図4に示すステップS14に進んでもよい。
次に、動作条件決定部32は、フード付換気装置21の最大排気量と室内空間6の広さとに基づいて、室内空間6の空気をすべて入れ替えるのに必要な時間を算出する(ステップS33)。
次に、動作条件決定部32は、気密性に基づいて、ステップS33で算出された時間を補正する。気密性が高い場合には、フード付換気装置21による排気に対して室内空間6への給気が少ない為、予想される換気量が得られない場合がある。このような場合には、ステップS33で算出された時間に対して、さらに気密性を考慮した時間をプラスすることで、運転開始時間をより正確に算出することが可能となる。
よって動作条件決定部32は、上述の補正を行うために、気密性の情報にも基づいて給気量の減少分を算出する(ステップS34)。
動作条件決定部32は、算出された給気量の減少分に基づいて、ステップS33にて算出された時間に気密性による延長時間分をプラスする(ステップS35)。
以上により、フード付換気装置21が室内空間6を清浄するための時間の算出が完了する。当然ながら室内空間6の埃量およびにおい量が高い場合には室内空間6の空気を一度入れ替えただけでは、室内空間6を清浄できない。よってこのような場合には、室内空間6の空気を複数回入れ替えることができるだけの時間を確保する。
なお、理想としては、フード付換気装置21による換気で室内空間6を清浄することが省エネルギー化の観点で望ましい。しかし、フード付換気装置21には空気中の塵埃の集塵やにおいを脱臭する機能がない。このため、フード付換気装置21が室内空間6の塵埃やにおいを排出した後、空気清浄装置22が残っている塵埃やにおいを清浄する。
空気清浄装置22が残っている塵埃やにおいを清浄するために、動作条件決定部32は、フード付換気装置21の最大排気量に代えて空気清浄装置22の集塵能力と脱臭能力を条件取得部31から取得する。集塵能力と脱臭能力と室内空間の広さとが揃うと、室内空間6を清浄するための時間の算出が可能となる(ステップS36)。
フード付換気装置21と空気清浄装置22との動作時間を合算することで運転時間が算出される。そのため、動作条件決定部32は、機器管理システム1が動作を開始すべき時間を算出できる。
例えば、現在の時間が12:00で、帰宅時間が18:00である場合、機器管理システム1は、6時間以内に室内空間6を清浄すればよい。
動作条件決定部32は、運転時間が3時間と算出された場合は、帰宅前の運転開始時間を15:00と決定する(ステップS37)。すなわち、動作条件決定部32は、帰宅時間と現在の時間とに基づいてフード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件として、運転開始時間を決定する。ただし、室内空間6の埃量及びにおい量は時々刻々と変わるので、動作条件決定部32は運転開始時間までに複数回、上記処理を繰り返すことが好ましい。これにより埃量及びにおい量の変化に対応可能となる。
制御部33は、運転開始時間後に(ステップS38のYes)、動作条件決定部32が決定した動作条件(出力や運転開始時間など)で複数の室内環境制御装置2の制御を開始する(ステップS39)。運転開始時間前の場合は、ステップS31に戻る。
(変形例3)
次に、本発明の変形例3に係る機器管理システム1Bの構成について図13を用いて説明する。なお、以下の説明では、機器管理システム1Bの構成において、上記実施の形態における機器管理システム1と異なる点を主に説明する。なお、その他の点については、機器管理システム1と同様である。
具体的には、図13に示すように、制御端末3は、公衆回線を介して移動通信機9と通信可能な外部通信部35を有している。制御端末3は、外部通信部35からの情報に基づいて複数の室内環境制御装置2の動作条件を決定する。
[移動通信機と外部通信部]
移動通信機9は、本変形例において、ユーザが移動通信機9を所持して移動することにより、少なくとも室外空間7で移動することができる。移動通信機9は、室外空間7においても外部ネットワーク、すなわちインターネット91を介して情報を送受信することが可能な通信機器である。具体的には、例えば、移動通信機9としては、携帯電話、カーナビゲーション装置又はGPS発信機が挙げられる。GPS発信機とは、GPS衛星からの信号などを受信して、自機の現在地を特定し、外部ネットワークを介して他の端末に自機の現在地情報を送信する機器を意味する。GPS発信機は、例えば第三者による子供や車の位置特定に利用される。
移動通信機9は、例えば、無線通信によってインターネット91に接続することができる。また、移動通信機9は、GPS機能や無線通信で用いる基地局情報の取得によって移動通信機9のその時点における位置情報を取得できる。すなわち、移動通信機9は、現在地情報を取得できる位置情報取得機能を有している。
外部通信部35は、インターネット91と接続されている。外部通信部35は、インターネット91を介して、インターネット91に接続された移動通信機9と通信することが可能である。外部通信部35は、移動通信機9との通信によって移動通信機9から情報を取得する。外部通信部35は、取得された情報のうち、複数の室内環境制御装置2の動作条件に関連する情報や現在地情報を条件取得部31に送信する。
[位置情報検出と室内環境制御装置の動作決定]
条件取得部31は、制御端末3の位置情報を記憶している。制御端末3の位置情報は、例えば、制御端末3が設置される際に、外部の入力端末や表示パネルを介して条件取得部31に入力される。また、制御端末3は、移動通信機9と同様の位置情報取得機能を有してもよい。すなわち、制御端末3は、位置情報取得機能から位置情報を取得してもよい。条件取得部31は、位置情報として、制御端末3の位置する場所の緯度経度、あるいは特定の場所を示す位置情報(コード等)をあらかじめ記憶してもよい。また、制御端末3は、位置情報として、制御端末3の住所や郵便番号などを取得してもよい。
(移動通信機の位置情報を用いた制御端末による動作開始時間決定の一例)
動作条件決定部32が移動通信機9の位置情報に基づいて動作条件の1つである動作開始時間を決定するためのフローチャートの例について、図14を用いて説明する。
動作条件決定部32は、条件取得部31に記憶されている制御端末3の位置情報を取得する(ステップS41)。次に、動作条件決定部32は、条件取得部31が人検知部34から取得した人の存在情報に基づいて人が室内空間6に存在しているか否かを判定する(ステップS42)。人が存在しない場合は、ステップS43へ進む。人が存在する場合は、ステップS41に戻る。また、人が存在する場合には、図4に示すステップS14に進んでもよい。なお、人検知部34は、例えば、条件取得部31に記憶されている制御端末3の位置情報と条件取得部31を介して移動通信機9から現在地情報とを取得する。そして、人検知部34は、制御端末3の位置情報と移動通信機9の現在地情報とに基づいて人の存在情報を条件取得部31に出力してもよい。
次に、動作条件決定部32は、条件取得部31を介して移動通信機9から、移動通信機9の時間情報および現在地情報を所定の間隔で複数回取得する(ステップS43)。
動作条件決定部32は、制御端末3の位置情報と移動通信機9の現在地情報とに基づいて、制御端末3と移動通信機9との距離を算出する(ステップS44)。動作条件決定部32は、ステップS43で取得された複数の時間情報と現在地情報とに基づいて、移動通信機9の移動速度を算出する(ステップS45)。動作条件決定部32は、ステップS45で算出された移動速度と、ステップS44で算出された距離とに基づいて、移動通信機9が制御端末3の位置に到達する予想時間を算出する(ステップS46)。動作条件決定部32は、ステップS46で算出された予想時間を、帰宅時間として設定する。すなわち、動作条件決定部32は、制御端末3の位置情報と現在地情報とに基づいて移動通信機9が制御端末3の位置に到達する帰宅時間を算出する。動作条件決定部32は、設定された帰宅時間に基づいて複数の室内環境制御装置2が動作する運転開始時間を決定する。すなわち、動作条件決定部32は、帰宅時間と現在の時間に基づいてフード付換気装置21および空気清浄装置22の動作条件として、運転開始時間を決定する。なお、このとき、動作条件決定部32は、運転開始時間において、どの装置を動作するのかについても決定することができる(ステップS47)。動作条件決定部32は、例えば、運転開始時間において、フード付換気装置21のみを動作することを決定してもよいし、空気清浄装置22のみを動作することを決定してもよい。動作条件決定部32は、ステップS47で決定された運転開始時間を含めた複数の室内環境制御装置2の動作条件を制御部33に出力する(ステップS48)。
このような構成により、移動通信機9を所持するユーザが室内空間6に戻る時間までに、室内空間6の空気環境を整えることができる。
(その他)
以上、本発明に係る機器管理システムについて、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
また、各実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
例えば、上述の室内空間の空気環境を清浄するための制御として、埃量に応じた清浄動作と、におい量に応じた清浄動作について説明を行った。同様に、埃量とにおい量の組み合わせに応じた清浄動作についても本明細書の開示に含まれる。
本発明に係る機器管理システムは、室内空間の空気環境を整える機器管理システムとして有用である。
1,1A,1B 機器管理システム
2 複数の室内環境制御装置
21 フード付換気装置(換気装置)
210 排気ファン
211 フード部
212 室外吐出口
213 室内吸込口
215 排気シャッター
22 空気清浄装置
23 換気シャッター
231 風路(連通風路)
232 シャッター(開閉部)
3 制御端末
31 条件取得部
32 動作条件決定部
33 制御部
34 人検知部
35 外部通信部
4 埃センサ
5 においセンサ
6 室内空間
7 室外空間
9 移動通信機
91 インターネット

Claims (17)

  1. 室内空間の空気環境を制御する複数の室内環境制御装置と、当該複数の室内環境制御装置の各々と情報の送受信可能に接続された制御端末とを備えた機器管理システムであって、
    前記室内空間における人の存在情報を検知する人検知部を備え、
    前記複数の室内環境制御装置のうちの1つの室内環境制御装置は、
    前記室内空間の空気を室外空間に搬送する換気装置であり、
    前記複数の室内環境制御装置のうちの別の1つの室内環境制御装置は、
    前記室内空間の空気を給気して、前記空気を清浄し、前記空気を前記室内空間に排気する空気清浄装置であり、
    前記制御端末は、
    前記人検知部から人の存在情報を取得する条件取得部と、
    前記存在情報に基づいて前記換気装置および前記空気清浄装置の動作条件を決定する動作条件決定部と、
    前記動作条件で前記換気装置および前記空気清浄装置を制御する制御部と、を備えた機器管理システム。
  2. 前記室内空間の埃量を検知する埃センサを備え、
    前記動作条件決定部が、前記存在情報に基づいて人が前記室内空間に存在していると判定した場合、
    前記条件取得部は、
    前記埃センサから埃量を取得し、
    前記動作条件決定部は、
    前記埃量と所定の第一埃量閾値とに基づいて前記換気装置および前記空気清浄装置の動作条件を決定する請求項1に記載の機器管理システム。
  3. 前記動作条件決定部は、
    前記埃量が前記所定の第一埃量閾値以上の場合には、前記動作条件として、前記換気装置を動作するとともに前記空気清浄装置を停止することを決定し、
    前記埃量が前記所定の第一埃量閾値未満の場合には、前記動作条件として、前記換気装置を停止するとともに前記空気清浄装置を動作することを決定する請求項2に記載の機器管理システム。
  4. 前記動作条件決定部は、
    前記埃量が前記所定の第一埃量閾値よりも大きい所定の第二埃量閾値以上の場合には、前記動作条件として、前記換気装置を動作するとともに前記空気清浄装置を動作することを決定する請求項2に記載の機器管理システム。
  5. 前記動作条件決定部は、
    前記埃量が、前記所定の第一埃量閾値以上、かつ、前記所定の第一埃量閾値よりも大きい所定の第二埃量閾値未満の場合、
    所定の期間における前記埃量の変動を測定し、
    前記変動が所定の変動閾値よりも小さい場合には、前記動作条件として、前記換気装置を動作するとともに前記空気清浄装置を動作することを決定する請求項2に記載の機器管理システム。
  6. 前記複数の室内環境制御装置のうちのさらに別の1つの室内環境制御装置は、
    前記室内空間と前記室外空間とを連通する連通風路と、前記連通風路を開閉可能な開閉部と、を有する換気シャッターであり、
    前記動作条件決定部は、
    前記連通風路が開状態である場合、
    所定の期間における前記埃量の変動を測定し、
    前記変動が増加である場合には、前記換気シャッターの動作条件として、前記開閉部を閉じることを決定し、
    前記制御部は、
    前記換気シャッターの動作条件で前記換気シャッターを制御する請求項2に記載の機器管理システム。
  7. 前記室内空間のにおい量を検知するにおいセンサを備え、
    前記動作条件決定部が、前記存在情報に基づいて人が前記室内空間に存在していると判定した場合、
    前記条件取得部は、
    前記においセンサからにおい量を取得し、
    前記動作条件決定部は、
    前記におい量と所定の第一におい量閾値とに基づいて前記換気装置および前記空気清浄装置の動作条件を決定する請求項1に記載の機器管理システム。
  8. 前記動作条件決定部は、
    前記におい量が前記所定の第一におい量閾値以上の場合には、前記動作条件として、前記換気装置を動作するとともに前記空気清浄装置を停止することを決定し、
    前記におい量が前記所定の第一におい量閾値未満の場合には、前記動作条件として、前記換気装置を停止するとともに前記空気清浄装置を動作することを決定する請求項7に記載の機器管理システム。
  9. 前記動作条件決定部は、
    前記におい量が前記所定の第一におい量閾値よりも大きい所定の第二におい量閾値以上の場合には、前記動作条件として、前記換気装置を動作するとともに前記空気清浄装置を動作することを決定する請求項7に記載の機器管理システム。
  10. 前記動作条件決定部は、
    前記におい量が、前記所定の第一におい量閾値以上、かつ、前記所定の第一におい量閾値よりも大きい所定の第二におい量閾値未満の場合、
    所定の期間における前記におい量の変動を測定し、
    前記変動が所定の変動閾値よりも小さい場合には、前記動作条件として、前記換気装置を動作するとともに前記空気清浄装置を動作することを決定する請求項7に記載の機器管理システム。
  11. 前記複数の室内環境制御装置のうちのさらに別の1つの室内環境制御装置は、
    前記室内空間と前記室外空間とを連通する連通風路と、前記連通風路を開閉可能な開閉部と、を有する換気シャッターであり、
    前記動作条件決定部は、
    前記連通風路が開状態である場合、
    所定の期間における前記におい量の変動を測定し、
    前記変動が増加である場合には、前記換気シャッターの動作条件として、前記開閉部を閉じることを決定し、
    前記制御部は、
    前記換気シャッターの動作条件で前記換気シャッターを制御する請求項7に記載の機器管理システム。
  12. 前記動作条件決定部が、前記存在情報に基づいて人が前記室内空間に存在していないと判定した場合、
    前記条件取得部は、
    人が前記室内空間に存在すると予想される帰宅時間を取得し、
    前記動作条件決定部は、
    前記帰宅時間と現在の時間とに基づいて前記換気装置および前記空気清浄装置の動作条件を決定する請求項1に記載の機器管理システム。
  13. 前記制御端末は、
    公衆回線を介して、当該公衆回線に接続された移動通信機と通信可能な外部通信部を備え、
    前記動作条件決定部が、前記存在情報に基づいて人が前記室内空間に存在していないと判定した場合、
    前記条件取得部は、
    前記外部通信部を介して前記移動通信機から当該移動通信機の現在地情報を取得し、
    前記動作条件決定部は、
    前記制御端末の位置情報と前記現在地情報とに基づいて前記移動通信機が前記制御端末の位置に到達する帰宅時間を算出し、
    前記帰宅時間と現在の時間に基づいて前記換気装置および前記空気清浄装置の動作条件を決定する請求項1に記載の機器管理システム。
  14. 前記移動通信機は、
    携帯電話、カーナビゲーション装置又はGSP発信機である請求項13に記載の機器管理システム。
  15. 前記換気装置は、
    前記室内空間の空気を吸込み、前記空気を前記室外空間に排気する排気ファンと、
    前記排気ファンを覆うフード部と、
    前記室内空間と前記室外空間とを連通する室外吐出口と、
    前記フード部の下方に向けて開口している室内吸込口と、を備えた請求項1に記載の機器管理システム。
  16. 前記換気装置は、
    調理時に発生する煙を前記室内吸込口から吸込み、前記煙を前記室外吐出口を介して前記室外空間に排出するレンジフード装置であり、
    前記排気ファンは、
    200m/h以上の排気能力を有する請求項15に記載の機器管理システム。
  17. 前記制御端末は、
    Digital Enhanced Cordless Telecommunications方式を用いた無線通信で前記複数の室内環境制御装置の各々と情報の送受信を行う請求項1に記載の機器管理システム。
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