JPWO2017170497A1 - 面実装型電子部品の端子構造、及びその端子構造を有する面実装型電子部品、並びに面実装型リアクトル - Google Patents

面実装型電子部品の端子構造、及びその端子構造を有する面実装型電子部品、並びに面実装型リアクトル Download PDF

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Abstract

本発明では、簡易な構造でありながら、底面の端子から延びる延長部が、緩みや浮き上がりなく開口部に固定される面実装型電子部品の端子構造、並びに当該端子構造を有する面実装型電子部品および面実装型リアクトルを提供する。本発明は、素子に導通する端子40を底面に備える面実装型電子部品の端子構造であって、底面S1又は周壁面S2に開口する開口部46と、底面S1に沿って延びる端子40と、そこから延びて開口部46に収められた延長部65と、を備え、開口部46は、終端壁とこれに連なる内周壁とを有し、内周壁の一部は凸状の係止部を形成し、前記延長部65は、その先端部が終端壁に沿って屈曲し、先端部より基端側が係止部に係止されている面実装型電子部品の端子構造、並びに当該端子構造を有する面実装型電子部品および面実装型リアクトルに関する。

Description

本発明は、インダクタ(リアクトル、コイル)、コンデンサ、半導体、発光素子などの素子に導通する端子を底面に備える面実装型電子部品の端子構造、並びに当該端子構造を有する面実装型電子部品および面実装型リアクトルに関する。
近年、電子機器の小型化、高集積化などの理由から、端子を底面に備える面実装型の電子部品が主流となっている。例えば、各種の電源装置、電子機器等に用いられるリアクトルについても、少ない面積で面実装可能で、近接する他の部品へ磁気的な影響を与えないように、磁気回路を閉磁路とした面実装型リアクトルが知られている。
面実装型リアクトルの端子構造としては、特許文献1に記載されているように、平角導線よりなるコイルの端部を、コイル部品の端子付きケースの底部より引き出して、端子を覆うように曲げて、端子に半田接続したものが知られている。
この端子構造では、コイルとは別に、金属製の端子をケースに設けておく必要があり、また、コイルの端部と端子を半田接続する必要があるため、コイル部品の製造工程が煩雑になるという問題がある。
このような端子構造をより簡略化したものとして、特許文献2には、平角導線よりなるコイルの端部を、コイル部品の外装体の底面から突出させ、外装体の側面に向けて端部を折り曲げ、再度、折り曲げを行なうことにより、側面に設けた係止部で、コイルの先端部を係止させた端子構造が提案されている。この端子構造によると、コイルに導通する端子を底面に備える面実装型のコイル部品が得られ、コイルとは別に、金属製の端子をケースに設ける必要がなく、コイルの端部と端子の半田接続も不要となる。
特開2009−111314号公報 特開2013−65746号公報
しかしながら、特許文献2の端子構造では、側面に設けた係止部の形状として、コイルの先端部が挿入可能な開口部が設けられているだけのため、コイルの先端部のぐらつきや緩みが生じ易い。また、端子構造の一例として、コイルの先端を開口部の終端壁に突きあてた構造も開示されているが、単に先端を突きあてるだけでは、先端部を固定する効果が小さく、逆にコイルの端部を切断する際の精度が要求されるという問題が生じる。
その結果、特許文献2に記載の端子構造では、コイル部品の底面の端子に、緩みや浮き上がりが生じることになる。
このような課題は、コイル部品(リアクトルを含む)の場合に限らず、板状等の金属で底面に端子を形成している全ての面実装型電子部品に適用される課題である。
そこで、本発明の目的は、簡易な構造でありながら、底面の端子から延びる延長部が、緩みや浮き上がりなく開口部に固定される面実装型電子部品の端子構造、並びに当該端子構造を有する面実装型電子部品および面実装型リアクトルを提供することにある。
上記目的は、下記の如き作用効果を奏する本発明によって達成される。
即ち、本発明の面実装型電子部品の端子構造は、素子に導通する端子を底面に備える面実装型電子部品の端子構造であって、前記底面又は周壁面に開口する開口部と、前記底面に沿って延びる端子と、その端子から延びて前記開口部に収められた延長部と、を備え、前記開口部は、終端壁とこれに連なる内周壁とを有し、前記内周壁の一部は凸状の係止部を形成し、前記延長部は、その先端部が前記終端壁に沿って屈曲し、その先端部より基端側が前記係止部に係止されていることを特徴とする。
本発明の面実装型電子部品の端子構造によると、端子から延びる延長部が開口部に収められるだけでなく、開口部の内周壁の一部が凸状の係止部を形成しており、延長部の先端部より基端側が係止部に係止されている。また、延長部の先端部が開口部の終端壁に沿って屈曲しているため、曲げ復元力により延長部が係止部に圧接して固定されている。その結果、簡易な構造でありながら、底面の端子から延びる延長部が、緩みや浮き上がりなく開口部に固定される面実装型電子部品の端子構造を提供することができる。
本発明において、前記開口部は、面実装型電子部品の少なくとも底面を構成する樹脂製の部材に設けられ、前記係止部は前記終端壁まで連続して設けられ、前記延長部の先端部が前記終端壁の近傍の前記係止部に食い込んでいることが好ましい。この構造によると、少なくとも底面を構成する樹脂製の部材に開口部を設けて、延長部の先端部を終端壁の近傍の係止部に食い込ませているため、端子から延びる延長部をより強固に開口部に固定することができる。
また、前記樹脂製の部材は、面実装型電子部品の底面と周壁面を構成し、前記開口部は、前記周壁面に設けられていることが好ましい。開口部を周壁面に設けることで、底面の端子から側壁に沿って立ち上がる延長部が存在する構造となり、延長部にも半田接合を行なうことで、全体の接合強度を高めることができる。
更に、前記開口部の前記内周壁は、前記延長部の基端側が接近して配置される一方の壁面と、これに対向する他方の壁面と、対向する係止部が各々設けられた他の一対の壁面とを有し、前記各々の係止部は、前記一方の壁面の側から前記他方の壁面の側に向けて間隔が広がる一対の傾斜壁面を有することが好ましい。この構造によると、延長部を屈曲させて開口部に収める際に、上記のような一対の傾斜壁面が存在することで、これに沿って延長部を導いて、延長部を係止部に容易に係止させることができるようになる。また、延長部の先端部を終端壁の近傍の係止部に食い込ませる場合にも、それが容易に行なえるようになる。
また、前記端子は、前記底面から延出して屈曲しており、前記底面に沿って前記開口部又は前記周壁面まで延びて、再び屈曲していることが好ましい。このような構造とすることで、底面から延出する素子の端部を利用して、面実装型電子部品の底面に端子を設けることができる。
また、前記底面に沿って延びる端子は、前記底面に設けた溝の内部において固定されていることが好ましい。このような構造とすることで、面実装型電子部品の底面に設けた溝で端子の位置決めをすることができ、また、溝の内部で端子が固定されることで、端子の位置ズレを防止できる。
その際、前記底面には凸条部が設けられ、その凸条部に設けた溝の内部において、前記端子が固定されていることが好ましい。このような構造とすることで、底面から突出した位置に端子の表面を配置することができ、面実装型電子部品を配線基板等に実装する際に、端子との接続をより容易に行なうことができる。
前記端子は板状であるのが好ましく、特に、前記素子が、平角導線で構成されたエッジワイズコイルであり、コイル端部の平角導線により、前記端子と前記延長部とを構成している場合に、本発明は好ましい実施形態となる。
一方、本発明の面実装型電子部品は、以上のような端子構造を有することを特徴とする。また、本発明の面実装型リアクトルは、以上のような端子構造を有することを特徴とする。従って、上述した作用効果により、簡易な構造でありながら、底面の端子から延びる延長部が、緩みや浮き上がりなく開口部に固定される面実装型電子部品および面実装型リアクトルを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルを一部断面で示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの組立てを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの組立てを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの底面を含む斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す断面である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型電子部品の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す正面図である。
(面実装型電子部品の端子構造)
図1は、本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルを一部断面で示した斜視図である。図1では、面実装型電子部品の一例として、底面S1が下面になるように面実装型リアクトルが示されている。図1に示すように、本発明の面実装型電子部品の端子構造は、コイル60等の素子に導通する端子40を底面S1に備えるものである。このような端子40は、底面S1に少なくとも1箇所設けられていればよく、端子40の数は、素子の種類に応じて決定される。
本発明における面実装型電子部品としては、本発明の端子構造が適用し易い部品サイズである観点から、所謂、パワーエレクトロニクス用の電子部品が好ましい。具体的には、リアクトル、コイルなどのインダクタ、コンデンサ、抵抗器、トランジスタ、ダイオード、若しくはこれらの集積体などの半導体、電池、アンテナ、非可逆回路素子、又は発光素子、などの電子部品が挙げられる。以下、本発明の面実装型電子部品の端子構造について、面実装型リアクトルの例を挙げて説明する。
(面実装型リアクトルの実施形態)
図2は、本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの斜視図である。図3は、本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す斜視図である。
本発明の端子構造は、図2に示すように、周壁面S2に窪んで開口する開口部46と、底面S1に沿って延びる板状の端子40と、その端子40から延びて前記開口部46に収められた板状の延長部65と、を備えている。開口部46は、底面S1に窪んで開口していてもよい。延長部65は、全部又はその一部が開口部46に収められていればよい。
図1に示すように、板状の端子40は、底面S1から延出して屈曲しており、底面S1に沿って周壁面S2まで延びて、再び屈曲している。図示した例では、底面S1と周壁面S2を構成する樹脂台部30に設けた孔部45から、板状の端子40が延出している。
また、図3に示すように、開口部46は、終端壁46bと、これに連なる内周壁とを有している。内周壁は開口部46の終端壁46bから周壁面S2又は底面S1に及ぶ部分であって、図示した例では、内周壁が、前記延長部65の基端側65bが接近して配置される一方の壁面46cと、これに対向する他方の壁面46dと、対向する係止部が各々設けられた他の一対の壁面46eとを有している。これらの壁面46c〜壁面46eは、図3において、それぞれ下側、上側、左右の壁面として示されている。
内周壁の一部は、凸状の係止部46aを形成し、延長部65の先端部65aは、終端壁46bに沿って屈曲している。凸状の係止部46aは、他の一対の壁面46eの一方側のみに設けられていてもよいが、両側に設けるのが好ましい。また、一方側の複数の場所に設けることも可能である。凸状の係止部46aが、一対の壁面46eの両側に設けられる場合、両側の係止部46aは、その最狭部の間隔が端子40の延長部65の幅より狭く設定されることが好ましい。
延長部65の先端部65aより基端側65bは、係止部46aに係止されている。係止部46aの形状としては、延長部65が係止できるものであれば何れでもよく、開口部46の入口正面から見た断面が三角形であるものに限らない。例えば、同断面が半円、三日月状などでもよい。本発明では、係止部46aが、一方の壁面46cの側から他方の壁面46dの側に向けて間隔が広がる一対の傾斜壁面46fを有することが好ましい。また、本発明では、図3に示すように、係止部46aは終端壁46bまで連続して設けられ、延長部65の先端部65aが終端壁46bの近傍の係止部46aに食い込んでいることが好ましい。
面実装型電子部品の少なくとも底面S1を構成する部材としては、上記食い込み構造を容易にする観点、コストや成形性の観点から、樹脂が好ましい。なかでも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー等の耐熱性の樹脂が好ましい。
開口部46は、面実装型電子部品の少なくとも底面S1を構成する部材に設けられるが、底面S1と周壁面S2を構成する樹脂台部30に設けるのが好ましい。特に、開口部46は、樹脂台部30の周壁面S2に設けられることが好ましい。
次ぎに、面実装型リアクトルを構成する各部材と組立について、さらに説明する。図4及び図5は本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの組立てを説明するための図である。図6は、本発明の一実施形態に係る面実装型リアクトルの底面を含む斜視図である。
この面実装型リアクトル1は、例えば図4に示すように、コイル60と、軸部5aとその両端側に位置する角型の鍔部5b,5cとで構成される第1磁心部5と、2つの断面L字状の部材10a,10bで構成される第2磁心部10と、開口部46を設けた樹脂台部30とを備えている。このような部材を用いることで、コイル60が軸部5aに配置された第1磁心部5に対して、第2磁心部10を構成しコイル60の外側の方向に分割可能な複数の部材10a,10bを組み合わせることができる。
第1磁心部5は軸部5aとその両端側に位置する角型の鍔部5b,5cとを備える。図示した例では、円柱状の軸部5aと、角形状で板状の鍔部5b,5cとをそれぞれ別の部材として3つの部材で構成している。その際、第1磁心部5を軸部5aとなる部材と鍔部5b,5cとなる部材とで構成し、鍔部5b,5cとなる部材には、軸部5aとなる部材の端部を収める窪み部5dを備えることが好ましい。他の態様として、軸部5aと鍔部5cとが一体で、断面がアルファベットのT字状の部材を用いて構成しても良い。
第1磁心部には、例えば表面に絶縁被膜が形成された金属磁性材料粉末とシリコーン樹脂等とを混合し、圧縮成形した後、残留応力を除くためのアニール熱処理を施すことによって製造される圧粉磁心を用いる。金属磁性材料としてFe基非晶質合金薄帯、Fe基ナノ結晶合金薄帯、純Fe、あるいはFe−Si系合金、Fe−Ni系合金、Fe−Al系合金、Fe−Co系合金、Fe−Cr系合金、Fe−Si−M系合金(MはCr又はAl)等のFe基軟磁性材料粉末を使うことが出来る。
第2磁心部10は2つの断面L字状の部材10a,10bで構成される。図示したL字状の部材10a,10bを、第1磁心部5と同様に金属磁性材料を用いた圧粉磁心としても良いが、ソフトフェライト材料を用い、その中でも飽和磁束密度Bsが大きいMn系のフェライト材料を用いるのが好ましい。
コイル60は、導線(例えば、銅線にポリアミドイミドを被覆したエナメル線)を巻回してコイル60を構成する。コイル60を形成する導線は円形状、長方形状等の種々の断面形状のものを用いることができるが、幅と厚さの比が5以上の長方形状断面の導線(平角線)を用いればコイルの占積率を高めることができる。図示した例では平角線をエッジワイズ巻きにしたエッジワイズコイルを用いている。コイル60の巻数は、要求されるインダクタンス値に基づいて適宜設定され、また線径も通電される電流により適宜選択される。そして、コイル端部の平角導線により、端子40と延長部65とを構成している。
樹脂台部30の材質は絶縁性能を満足すれば特に限定するものではないが、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー等の樹脂であって、射出成形等の公知の成形法にて得ることができる。絶縁性能として絶縁破壊電圧が3kV/mm以上が好ましく、更に10kV/mm以上であるのが望ましい。
本実施形態の面実装型リアクトルは、例えば以下のような工程を経て製造することが出来る。
まず、図4に示すように、一方の部材10aと他方の部材10bを用いて、第1磁心部5の鍔部5b,5cの周面が、コイル60と面する第2磁心部10の内面と当接するように、一方の部材10aと他方の部材10bを組み合わせる第1工程を実施する。この第1工程では、予め一方の部材10aと他方の部材10bとの突き合わせ面同士に接着剤等を塗布した状態で、保持台に保持しておき、両方の部材10a,10bの間に、コイル60を配置した第1磁心部5を挿入し、両方の部材10a,10bを外側から加圧して接着させることが好ましい。
次いで、コイル60の延長部65を通すための孔部45を有する樹脂台部30を用いて、コイル60の延長部65を樹脂台部30に設けられた孔部45を通す第2工程を実施する。この工程に先立って、第1磁心部5と第2磁心部10で画定された空間に樹脂を導入してコイル60を封止することが好ましい。この樹脂としては、シリコーン系樹脂などの熱伝導性の高い樹脂が好ましく使用される。
第2工程は、例えば挟持装置の挟持板に、第2磁心部10の部材10a,10bを挟んで保持し、コイル60の延長部65をチャック装置で挟んで位置決めした後、樹脂台部30を下降させて、延長部65を先端から孔部45に通す。その後、チャック装置を取外してから、樹脂台部30を更に下降させて、両方の部材10a,10bの間に挿入する。樹脂台部30としては、コイル60の巻軸方向に、コイル60を挟むように位置する一対の壁部32を有するものを使用することができる。
また、樹脂台部30を配置した後に、その内部に樹脂を導入してもよく、導入のための開口を樹脂台部30が有していてもよい。熱硬化性樹脂を用いる場合、樹脂台部30の内部に熱硬化性樹脂を導入した後には、加熱により熱硬化性樹脂を硬化させることが好ましい。
次いで、樹脂台部30から延出したコイル60の両側の延長部65を、延出した部分からコイル60の巻軸方向に樹脂台部30の内方(又は外方)に向かって、それぞれ逆向きに屈曲して、端子40を形成する第3工程を実施する。この工程に先立って、コイル60の両側の延長部65を適当な長さに切断することが好ましい。
第3工程は、面実装型リアクトル1を固定した状態で、水平ロッドを水平にスライドさせることで実施できる。これにより、コイル60の両側の延長部65を樹脂台部30の底面に沿って屈曲させる。更に、第3工程の後に、コイル60の延長部65の先端部65aが、樹脂台部30の底面から延長された位置になるように、延長部65の長さを設定する。
まず、面実装型リアクトル1を固定した状態で、垂直ロッド(図示せず)を下向きの方向にスライドさせ、コイル60の延長部65を、樹脂台部30の側面に沿って屈曲させる工程を実施する。これにより、コイル60の両側の延長部65の先端部65aを、樹脂台部30の側面に設けられた開口部46の外側に位置させることができる。
次いで、図5に示すように、面実装型リアクトル1を固定した状態で、押し込みロッド55を矢印の方向へスライドさせ、コイル60の延長部65の先端部65a付近を、樹脂台部30の側面に設けられた開口部46の内側に屈曲させる工程を実施する。これにより、図6に示すように、コイル60の両側の延長部65の先端部65aを、樹脂台部30の側面に設けられた開口部46の内側に位置させることができる。
このとき、図3に示すように、延長部65を屈曲させる際、延長部65が変形して凸状の係止部46aを乗り越えて、延長部65の先端部65aより基端側65bは、係止部46aに係止する。また、係止部46aは終端壁46bまで連続して設けられているため、延長部65の先端部65aが終端壁46bの近傍の係止部46aに食い込んだ構造となる。
(面実装型リアクトルの他の実施形態)
図7は、本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの斜視図である。この例では、樹脂台部30の底面S1に開口部46が設けられ、延長部65の全体を開口部46の内側に収めている。板状の端子40は、底面S1の孔部45から延出して屈曲しており、底面S1に沿って開口部46まで延びて、再び屈曲している。これらの点を除き、この面実装型リアクトルは、前述の実施形態と同様である。
端子構造の詳細も、図3と同様であり、開口部46は、終端壁46bと、これに連なる内周壁とを有している。図示した例では、内周壁が、前記延長部65の基端側65bが接近して配置される一方の壁面46cと、これに対向する他方の壁面46dと、対向する係止部が各々設けられた他の一対の壁面46eとを有している。
内周壁の一部は、凸状の係止部46aを形成し、延長部65の先端部65aは、終端壁46bに沿って屈曲している。延長部65の先端部65aより基端側65bは、係止部46aに係止されている。
また、前述の実施形態では、コイル60の巻軸方向を底面S1に平行となるように配置した面実装型リアクトル1の例を示したが、コイル60の巻軸方向を底面S1に垂直となるように配置した面実装型リアクトル1であってもよい。その場合、コイル60の端部が底面S1の側に屈曲されて、底面S1から延出した構造となる。このような構造の場合でも、軸部5aとその両端側に位置する鍔部5b,5cとで構成される第1磁心部5と、これらを囲む第2磁心部10とを用いて、磁気回路を閉磁路とすることができる。このとき、下方側の鍔部に切欠き部を設けておくことで、コイル60の端部を第1磁心部から底面S1の側に引き出すことができる。
また、前述の実施形態では、1つのコイル60を用いて、その端部を屈曲することにより2つの端子40を形成する例を示したが、相互誘導を可能にした複数の捲線からなるコイル60を用いて、4つ以上の端子40を形成してもよい。4つ以上の端子40を形成する場合、開口部46を周壁面S2に設けるのが好ましい。
一方、図8は、本発明の他の実施形態に係る面実装型リアクトルの要部を示す断面であり、図8(a)〜(c)は、係止部46a又は延長部65の先端部65aの形状等がそれぞれ異なる例を示している。
図8(a)に示す例では、開口部46の内周壁である壁面46eの一部をなす凸状の係止部46aが、壁面46eの深さ方向の中央から終端壁46bまで設けられている。このように、本発明における凸状の係止部46aは、内周壁深さ方向の一部にのみ設けられていてもよい。
図8(b)に示す例では、延長部65の先端部65aが、終端壁46bに沿って屈曲すると共に、先端部65aの更に先端側が、終端壁46bから離れるように屈曲している。このように、本発明における延長部65の先端部65aは、終端壁46bに沿って一部だけが屈曲していてもよい。
図8(c)に示す例では、開口部46の内周壁である壁面46eの一部をなす凸状の係止部46aが、壁面46eの入口端から終端壁46b付近まで設けられており、凸状の係止部46aと終端壁46bの間に間隙が存在する。このため、延長部65の先端部65aは、係止部46aに食い込んでおらず、延長部65の基端側65bの曲げ復元力で、係止部46aに圧接している。このとき、延長部65の先端部65aの曲げ復元力も働くように、曲げ状態を調節することも可能である。
前述の実施形態では、底面S1の平面な部分に沿って端子40が延びている構造の例を示したが、本発明では、端子40の強度を増すように底面S1に接着用の溝を設けても良い。また、基板等への実装時に端子40に熱が伝わり易くするように底面S1の端子40と重なる部分を突状とするのも好ましい。また端子40が底面S1に設けた溝34の内部において固定されていることが好ましい。端子40を溝34の内部に固定する方法としては、接着、嵌合、熱融着等があるが、エポキシ系接着剤等の接着剤を用いて接着する方法が好ましい。
この実施形態では、例えば、図10A〜図10Cに示すような樹脂台部30が使用される。図10Aは樹脂台部30を斜め上方からみた斜視図であり、図10Bは樹脂台部30を斜め下方からみた斜視図であり、図10Cは樹脂台部30の正面図である。
この例では、樹脂台部30の底面S1に設けた孔部45から、開口部46の方向に、周壁面S2との境界近くまで、溝34が延びており、この溝34の内部に端子40が固定される。なお、底面S1の一端から他端まで端子40を配置する場合には、溝34を底面S1の一端から他端まで配置することも可能である。
また、図示した例では、溝34と重なるように、樹脂台部30の底面S1から他方の面に貫通する注入口36が設けられている。この注入口36は、面実装型電子部品の内部に、接着剤(例えば放熱用シリコーン)等を注入して充填するために設けることができる。図1に示すような面実装型リアクトルの場合、この接着剤によって、樹脂台部30とコイル60、第1磁心部5、第2磁心部10等の部品間が強固に固定されるとともに、コイル60と各第2磁心部10との間に接着剤で熱経路を構成し、第2磁心部10に当接するように設けた放熱板(図示省略)へ熱を逃がす構造にすることができる。
また、樹脂台部30の底面S1に溝34を設ける場合、底面S1には凸条部38が設けられ、その凸条部38に設けた溝34の内部において、端子40が固定されていることが好ましい。
その場合、例えば、図11A〜図11Cに示すような樹脂台部30が使用される。図11Aは樹脂台部30を斜め上方からみた斜視図であり、図11Bは樹脂台部30を斜め下方からみた斜視図であり、図11Cは樹脂台部30の正面図である。
この例では、樹脂台部30の底面S1に設けた孔部45から、開口部46の方向に、周壁面S2との境界近くまで、凸条部38が延びており、凸条部38に平行に設けた溝34の内部に端子40が固定される。なお、図示した例のように、凸条部38の長手方向の両端を傾斜面とすることも可能であり、これによって、凸条部38の両端において、端子40を屈曲させる際に、より緩やか(曲率半径をより大きくするなど)に屈曲させることができる。
(面実装型電子部品の他の実施形態)
図9は、本発明の他の実施形態に係る面実装型電子部品の斜視図である。図示した例は、面実装型電子部品が、円形断面の導線を用いたコイル60と磁心9を備えるインダクタの場合である。
この例では、図9に示すように、樹脂台部30に端子40が一体成形され、端子40が樹脂台部30の底面S1側と上面S3側に延出している。上面S3側に延出した端子40は、コイル60の端部と半田等で電気的に接続され、これによって、端子40が電子部品の素子(コイル60)と導通している。この態様では樹脂台部30と端子40との一体成形体を中継部材(インターポーザ)として構成している。
樹脂台部30の底面S1側に延出した端子40は、底面S1に沿って屈曲され、更に屈曲されて、開口部46に収められる。係止部46a及び延長部65の形状等については、前述したとおりである。
本発明の端子構造が適用できる面実装型電子部品としては、リアクトル、コイルなどのインダクタに限らず、コンデンサ、抵抗器、トランジスタ、ダイオード、若しくはこれらの集積体などの半導体、電池、アンテナ、非可逆回路素子、又は発光素子、などの電子部品が挙げられる。
いずれの電子部品についても、図9に示すように、素子と板状の端子とを電気的に接続することで、本発明の端子構造を実施することができる。また、コンデンサや電池は、薄板状の電極が使用されるため、その端部を細長く延長して、これを本発明における端子40と延長部65として使用することで、本発明の端子構造を構成することができる。
パワー半導体等では、パッケージから板状のリードが延設されている形態が存在するが、これらについても、リードを挿通させる孔部と、係止部を有する開口部とを有する樹脂台部を用いて、孔部から延出するリードを屈曲させて端子と延長部を形成することで、本発明の端子構造を構成することが可能である。
1 面実装型リアクトル
5 第1磁心部
5a 軸部
5b,5c 鍔部
10 第2磁心部
30 樹脂台部
34 溝
38 凸条部
40 端子
45 孔部
46 開口部
46a 係止部
46b 終端壁
46c 壁面
46d 壁面
46e 壁面
60 コイル
65 延長部
65a 先端部
65b 基端側
S1 底面
S2 周壁面
S3 上面

Claims (10)

  1. 素子に導通する端子を底面に備える面実装型電子部品の端子構造であって、
    前記底面又は周壁面に開口する開口部と、前記底面に沿って延びる端子と、その端子から延びて前記開口部に収められた延長部と、を備え、
    前記開口部は、終端壁とこれに連なる内周壁とを有し、前記内周壁の一部は凸状の係止部を形成し、
    前記延長部は、その先端部が前記終端壁に沿って屈曲し、その先端部より基端側が前記係止部に係止されている面実装型電子部品の端子構造。
  2. 前記開口部は、面実装型電子部品の少なくとも底面を構成する樹脂製の部材に設けられ、
    前記係止部は前記終端壁まで連続して設けられ、前記延長部の先端部が前記終端壁の近傍の前記係止部に食い込んでいる請求項1に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  3. 前記樹脂製の部材は、面実装型電子部品の底面と周壁面を構成し、前記開口部は、前記周壁面に設けられている請求項2に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  4. 前記開口部の前記内周壁は、前記延長部の基端側が接近して配置される一方の壁面と、これに対向する他方の壁面と、対向する係止部が各々設けられた他の一対の壁面とを有し、前記各々の係止部は、前記一方の壁面の側から前記他方の壁面の側に向けて間隔が広がる一対の傾斜壁面を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  5. 前記端子は、前記底面から延出して屈曲しており、前記底面に沿って前記開口部又は前記周壁面まで延びて、再び屈曲している請求項1〜4のいずれか1項に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  6. 前記底面に沿って延びる端子は、前記底面に設けた溝の内部において固定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  7. 前記底面には凸条部が設けられ、その凸条部に設けた溝の内部において、前記端子が固定されている請求項6に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  8. 前記素子が、平角導線で構成されたエッジワイズコイルであり、コイル端部の平角導線により、前記端子と前記延長部とを構成している請求項1〜7のいずれか1項に記載の面実装型電子部品の端子構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の端子構造を有する面実装型電子部品。
  10. 請求項8に記載の端子構造を有する面実装型リアクトル。
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