JPWO2017158793A1 - エレベータ装置、搬送装置及び被ガイド部材 - Google Patents

エレベータ装置、搬送装置及び被ガイド部材 Download PDF

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Abstract

エレベータ装置は、ドアパネル(10)、ガイド面が形成された敷居(12)及びガイド面に対向するガイドシュー(11)を備える。敷居(12)は、ドアパネル(10)の下方に配置される。ガイドシュー(11)は、ドアパネル(10)に設けられる。ガイドシュー(11)は、第1樹脂(23)からなる第1層と、第2樹脂(24)からなる第2層と第1樹脂(23)及び第2樹脂(24)からなる第3層とを備える。第2層は、ガイド面に対向する。第3層は、第1層及び第2層の間に配置される。第2樹脂(24)は、第1樹脂(23)より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。

Description

この発明は、エレベータ装置、搬送装置及び被ガイド部材に関する。
特許文献1に、エレベータのドア装置が記載されている。特許文献1に記載されたドア装置は、ドアパネルとドアパネルに設けられたガイドシューとを備える。ガイドシューは、ゴムからなる基材と基材の周囲に設けられた外皮とを備える。
日本特開平11−79633号公報
特許文献1に記載されたドア装置では、ガイドシューに備えられた外皮が敷居に接触する。外皮は徐々に摩耗していく。外皮が摩耗すると、基材が敷居に接触する。基材が敷居に接触すると、ドアパネルが移動する際に異常音が発生する。異常音が発生すると、ガイドシューの交換が必要になる。
ガイドシューの交換は、専門の保守員が行う。ガイドシューの交換が頻繁に必要になると、保守員の負担が大きくなる。また、保守員の作業が頻繁に必要になると、エレベータの維持費が高くなってしまう。
このような問題は、ドア装置以外の装置にも同様に発生し得る。他の装置で同様の問題が発生しても、保守員の負担は大きくなる。また、同じような問題は、エレベータ装置だけでなく、エスカレータ装置等の他の搬送装置でも同様に発生し得る。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、保守員の負担を軽減できるエレベータ装置及び搬送装置を提供することである。また、この発明の他の目的は、このような機能を実現するための被ガイド部材を提供することである。
この発明に係るエレベータ装置は、ドアパネルと、ドアパネルの下方に配置され、ガイド面が形成された敷居と、ドアパネルに設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。
この発明に係るエレベータ装置は、かごと、かごの側方に配置され、ガイド面が形成されたガイドレールと、かごに設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。
この発明に係るエレベータ装置は、つり合いおもりと、つり合いおもりの側方に配置され、ガイド面が形成されたガイドレールと、つり合いおもりに設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。
この発明に係る搬送装置は、移動体と、ガイド面が形成されたガイド部材と、移動体に設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。
この発明に係る被ガイド部材は、搬送装置の移動体に設けられた支持部と、支持部に設けられ、移動体の移動を案内する部材のガイド面に対向する対向部と、を備える。対向部は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。
この発明によれば、保守員の負担を軽減できる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の例を示す図である。 乗場を図1のA方向から見た図である。 図2のB−B断面を示す図である。 この発明の実施の形態1における被ガイド部材の例を示す図である。 図4のC−C断面を示す図である。 ガイドシューの摩耗状態を示す図である。 この発明の実施の形態1における被ガイド部材の他の例を示す図である。 図7のD−D断面を示す図である。 この発明の実施の形態1における被ガイド部材の他の例を示す図である。 かご装置を図1のA方向から見た図である。 図10のE−E断面を示す図である。 図10のF−F断面を示す図である。 図11のG−G断面を示す図である。 図13のH部を拡大した図である。 ガイドシューの摩耗状態を示す図である。 つり合いおもり装置を図1のK方向から見た図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるエレベータ装置の例を示す図である。エレベータ装置は、例えばかご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。かご1及びつり合いおもり2を吊り下げるためのローピングの方式は、図1に示す例に限定されない。
主ロープ4は、巻上機の駆動綱車5に巻き掛けられる。駆動綱車5の回転及び停止は、制御装置6によって制御される。駆動綱車5が回転すると、駆動綱車5の回転方向に応じた方向に主ロープ4が移動する。主ロープ4が移動する方向に応じて、かご1は上昇或いは下降する。つり合いおもり2は、かご1が移動する方向とは反対の方向に移動する。制御装置6は、乗場7の高さに合わせてかご1を停止させる。
かご1の移動は、一対のガイドレール8によって案内される。かご1は、ガイドレール8の間に配置される。かご1は上下に移動するため、ガイドレール8は上下に延びる。ガイドレール8は、かご1が移動する範囲に亘って配置される。
つり合いおもり2の移動は、一対のガイドレール9によって案内される。つり合いおもり2は、ガイドレール9の間に配置される。つり合いおもり2は上下に移動するため、ガイドレール9は上下に延びる。ガイドレール9は、つり合いおもり2が移動する範囲に亘って配置される。
図2は、乗場7を図1のA方向から見た図である。図3は、図2のB−B断面を示す図である。乗場7に、乗場ドア装置が設けられる。乗場ドア装置は、例えばドアパネル10、ガイドシュー11及び敷居12を備える。ドアパネル10は、図1のA方向から見て例えば左右に移動する。ドアパネル10の移動は、敷居12によって案内される。
かご1に、かごドア装置が設けられる。かごドア装置は、例えばドアパネル13、ガイドシュー14及び敷居15を備える。ドアパネル13は、図1のA方向から見て例えば左右に移動する。ドアパネル13の移動は、敷居15によって案内される。
このように、エレベータ装置には種々の移動体が備えられる。また、エレベータ装置には、移動体の移動を案内するガイド部材が備えられる。以下に、移動体がドアパネル10である場合、ドアパネル13である場合、かご1である場合及びつり合いおもり2である場合について詳しく説明する。
<移動体がドアパネル10である場合>
ドアパネル10は、乗場三方枠16と乗場7の床とによって囲まれた出入口を開閉する。ガイドシュー11は、ドアパネル10に設けられる。図3では、ガイドシュー11がボルト17によってドアパネル10の下端部に固定される例を示す。ガイドシュー11は、ドアパネル10から下方に延びる。
敷居12は、ドアパネル10の移動を案内するガイド部材である。ガイド部材には、ガイド面が形成される。ガイド面は、移動体の移動を案内するために形成された面である。移動体がドアパネル10である場合、ガイド面は敷居12に形成される。
敷居12は、ドアパネル10の下方に配置される。敷居12に、乗場7の出入口を横切るように溝18が形成される。ガイドシュー11は、一部が溝18に配置される。ガイドシュー11は、溝18に配置された部分が、敷居12に形成された内側面12a及び内側面12bに対向する。内側面12a及び内側面12bは、溝18を形成する面である。内側面12aは、内側面12bに対向する。
被ガイド部材は、ガイド部材に形成されたガイド面に対向し、その動きがガイド面によって制限される部材である。移動体がドアパネル10である場合、被ガイド部材はガイドシュー11である。また、ガイド面は、敷居12に形成された内側面12a及び内側面12bである。ガイドシュー11は、敷居12に形成された内側面12a及び内側面12bによってその動きが一定の方向に制限される。
図4は、この発明の実施の形態1における被ガイド部材の例を示す図である。図4は、ガイドシュー11を示す。図5は、図4のC−C断面を示す図である。ガイドシュー11は、例えば支持部19及び対向部20を備える。支持部19は、ドアパネル10に設けられる。対向部20は、支持部19に設けられる。対向部20は、敷居12の内側面12a及び内側面12bに対向する。
図4及び図5に示す例では、支持部19は、金属製の支持板21及びゴム製の支持体22を備える。支持板21の上部がボルト17によってドアパネル10に固定される。支持体22は、支持板21の下部に固定される。図4及び図5は、支持体22が支持板21の下部の貫通孔を通過するように形成された例を示す。
対向部20は、支持体22に設けられる。対向部20は、例えば第1樹脂23及び第2樹脂24を備える。第1樹脂23は、耐摩耗性に優れた樹脂からなる。第1樹脂23として、例えばナイロン、ポリエステル或いは超高分子ポリエチレン等が採用される。第2樹脂24は、低摩擦性に優れた樹脂からなる。第2樹脂24は、第1樹脂23より低い摩擦特性(摩擦係数)を有する。また、第2樹脂24は、第1樹脂23より摩耗し易い。第2樹脂24として、例えばPTFE及びPFA等のフッ素樹脂が採用される。
第1樹脂23は、支持体22に設けられる。第1樹脂23は、例えば支持体22の周囲を囲むように配置される。図5に示す断面において支持体22と第1樹脂23との境界が凸凹であるのは、第1樹脂23を支持体22に強固に固定するためである。
第2樹脂24は、第1樹脂23に設けられる。第2樹脂24は、例えば第1樹脂23の表面のうち内側面12a側を向く面を覆うように第1樹脂23に設けられる。図4及び図5は、第1樹脂23の表面に長方形状の突部23aが形成される例を示す。このため、図5に示す断面において、第1樹脂23と第2樹脂24との境界は凸凹である。第1樹脂23と第2樹脂24との境界が凸凹であるため、第2樹脂24は第1樹脂23に強固に固定される。また、第1樹脂23と第2樹脂24との境界が凸凹であるため、対向部20には、耐摩耗層(第1層)、混在層(第3層)及び低摩擦層(第2層)が形成される。耐摩耗層、混在層及び低摩擦層は、例えば敷居12の内側面12aに対して平行に形成される。
図5において符号L1で示す層が耐摩耗層である。耐摩耗層は、第1樹脂23からなる。耐摩耗層は、支持体22に設けられる。図5において符号L2で示す部分が低摩擦層である。低摩擦層は、第2樹脂24からなる。低摩擦層は、敷居12に形成された内側面12aに対向する。即ち、低摩擦層は、ガイド部材に形成されたガイド面に対向する。図5において符号L3で示す部分が混在層である。混在層は、第1樹脂23及び第2樹脂24の双方からなる。混在層は、耐摩耗層と低摩擦層との間に配置される。対向部20には、支持部19側から耐摩耗層、混在層及び低摩擦層が備えられる。
同様に、第2樹脂24は、例えば第1樹脂23の表面のうち内側面12b側を向く面を覆うように第1樹脂23に設けられる。図5に示す断面において、第1樹脂23と第2樹脂24との境界は凸凹である。第1樹脂23と第2樹脂24との境界が凸凹であるため、対向部20の内側面12b側にも内側面12a側と同様に、耐摩耗層(第1層)、混在層(第3層)及び低摩擦層(第2層)が形成される。耐摩耗層、混在層及び低摩擦層は、例えば敷居12の内側面12bに対して平行に形成される。対向部20には、支持部19側から耐摩耗層、混在層及び低摩擦層が備えられる。低摩擦層は、敷居12に形成された内側面12bに対向する。
上記構成を有する乗場ドア装置では、ドアパネル10が移動する時に、ガイドシュー11の対向部20が敷居12の内側面12a及び内側面12bに接触する。対向部20の最も外側の層である低摩擦層は、摩耗し易い第2樹脂24からなる。このため、ドアパネル10の移動に伴って低摩擦層は摩耗していき、第2樹脂24の摩耗粉(成分材料)が敷居12の内側面12a及び内側面12bに付着する。これにより、敷居12の内側面12a及び内側面12bは、第2樹脂24の成分材料によってコーティングされる。
図6は、ガイドシュー11の摩耗状態を示す図である。低摩擦層が完全に摩耗すると、混在層が現れる。即ち、耐摩耗性に優れた第1樹脂23が対向部20の表面に現れる。このため、低摩擦層が摩耗して混在層が現れると、対向部20の摩耗の進み具合が極端に低下する。なお、低摩擦層が完全に摩耗するまでに、内側面12a及び内側面12bは低摩擦性に優れた第2樹脂24の成分材料によってコーティングされる。このため、第1樹脂23が内側面12a及び内側面12bに接触しても異常音は発生しない。また、混在層には第2樹脂24が含まれるため、第1樹脂23が現れた後も内側面12a及び内側面12bには第2樹脂24の成分材料が供給され続ける。このため、長期間に亘って異常音の発生を防止できる。ガイドシュー11の交換を頻繁に行う必要がなく、専門の保守員の負担を軽減できる。
ドアパネル10の移動方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分が混在層に存在すると、低摩擦層が完全に摩耗した後、その部分には第2樹脂24の成分材料が供給され難くなる。このため、混在層には、内側面12a(或いは、内側面12b)に平行な断面において、ドアパネル10の移動方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分が存在しないことが望ましい。
<移動体がドアパネル13である場合>
移動体がドアパネル13である場合の説明は、移動体がドアパネル10である場合の上記説明と基本的に同じである。即ち、ドアパネル13は、かご1に形成された出入口を開閉する。ガイドシュー14は、ドアパネル13に設けられる。図3では、ガイドシュー14がボルト25によってドアパネル13の下端部に固定される例を示す。ガイドシュー14は、ドアパネル13から下方に延びる。
敷居15は、ドアパネル13の移動を案内するガイド部材である。移動体がドアパネル13である場合、ガイド面は敷居15に形成される。敷居15は、ドアパネル13の下方に配置される。敷居15に、かご1の出入口を横切るように溝26が形成される。ガイドシュー14は、一部が溝26に配置される。ガイドシュー14は、溝26に配置された部分が、敷居15に形成された内側面15a及び内側面15bに対向する。内側面15a及び内側面15bは、溝26を形成する面である。内側面15aは、内側面15bに対向する。
移動体がドアパネル13である場合、被ガイド部材はガイドシュー14である。また、ガイド面は、敷居15に形成された内側面15a及び内側面15bである。ガイドシュー14は、敷居15に形成された内側面15a及び内側面15bによってその動きが一定の方向に制限される。
ガイドシュー14の構成は、図4及び図5に示すガイドシュー11の構成と同じである。例えば、ガイドシュー14は、支持部19及び対向部20を備える。支持部19は、ドアパネル13に設けられる。対向部20は、支持部19に設けられる。対向部20は、敷居15に形成された内側面15a及び内側面15bに対向する。
対向部20は、例えば第1樹脂23及び第2樹脂24を備える。第1樹脂23は、支持体22に設けられる。第2樹脂24は、第1樹脂23に設けられる。第1樹脂23及び第2樹脂24により、対向部20に、耐摩耗層(第1層)、混在層(第3層)及び低摩擦層(第2層)が形成される。耐摩耗層、混在層及び低摩擦層は、例えば敷居15の内側面15aに対して平行に形成される。対向部20には、支持部19側から耐摩耗層、混在層及び低摩擦層が備えられる。一方の低摩擦層は、敷居15に形成された内側面15aに対向する。もう一方の低摩擦層は、敷居15に形成された内側面15bに対向する。
上記構成を有するかごドア装置では、ドアパネル13が移動する時に、ガイドシュー14の対向部20が敷居15の内側面15a及び内側面15bに接触する。このため、ドアパネル13の移動に伴って低摩擦層は摩耗していく。低摩擦層が完全に摩耗するまでに、敷居15の内側面15a及び内側面15bは低摩擦性に優れた第2樹脂24の成分材料によってコーティングされる。このため、第1樹脂23が内側面15a及び内側面15bに接触しても異常音は発生しない。また、混在層には第2樹脂24が含まれるため、第1樹脂23が現れた後も内側面15a及び内側面15bには第2樹脂24の成分材料が供給され続ける。このため、長期間に亘って異常音の発生を防止できる。ガイドシュー14の交換を頻繁に行う必要がなく、専門の保守員の負担を軽減できる。
ドアパネル13の移動方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分が混在層に存在すると、低摩擦層が完全に摩耗した後、その部分には第2樹脂24の成分材料が供給され難くなる。このため、混在層には、内側面15a(或いは、内側面15b)に平行な断面において、ドアパネル13の移動方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分が存在しないことが望ましい。
図7は、この発明の実施の形態1における被ガイド部材の他の例を示す図である。図8は、図7のD−D断面を示す図である。図7及び図8は、例えば乗場ドア装置に備えられたガイドシュー11を示す。図7及び図8は、かごドア装置に備えられたガイドシュー14であっても良い。
図7及び図8に示すガイドシュー11は、混在層を形成するための突部23aが板形状である点で図4及び図5に示すガイドシュー11と相違する。その他の構成は、図4及び図5に示すガイドシュー11の構成と同じである。板形状の突部23aは、例えば、ドアパネル10の移動方向に対して直交するように等間隔に配置される。また、混在層には、内側面12a(或いは、内側面12b)に平行な断面において、ドアパネル10の移動方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分は存在しない。図7及び図8に示すガイドシュー11であれば、第1樹脂23と第2樹脂24との接触面積を大きくすることができ、第2樹脂24を第1樹脂23に強固に固定することができる。
図7及び図8に示す例では、耐摩耗層、混在層及び低摩擦層の中で混在層の厚みが最も厚い。即ち、混在層は、耐摩耗層より厚く且つ低摩擦層より厚い。低摩擦層は、敷居12の内側面12a及び内側面12bを第2樹脂24の成分材料によってコーティングするための層である。第2樹脂24は摩耗し易い樹脂であるため、低摩擦層を極端に厚くする必要はない。一方、混在層があまりに薄いとガイドシュー11の交換を頻繁に行わなければならなくなる。このため、混在層はある程度の厚みがあった方が好ましい。また、混在層が摩耗して耐摩耗層が現れると、異常音が発生する可能性が高くなる。混在層が完全に摩耗し、内側面12a及び内側面12bに付着した第2樹脂24の成分材料がなくなると、ガイドシュー11の交換が必要になる。このため、耐摩耗層を極端に厚くする必要はない。なお、図4及び図5に示すガイドシュー11において、混在層の厚みを最も厚くしても良い。
図9は、この発明の実施の形態1における被ガイド部材の他の例を示す図である。図9は、例えば乗場ドア装置に備えられたガイドシュー11を示す。図9は、かごドア装置に備えられたガイドシュー14であっても良い。
図9に示すガイドシュー11は、混在層を形成するための突部23aが円柱形状である点で図4及び図5に示すガイドシュー11と相違する。その他の構成は、図4及び図5に示すガイドシュー11の構成と同じである。円柱形状の突部23aは、例えば、ドアパネル10の移動方向に平行な垂直断面において、等間隔に規則正しく配置される。混在層には、内側面12a(或いは、内側面12b)に平行な断面において、ドアパネル10の移動方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分は存在しない。また、混在層に、内側面12a(或いは、内側面12b)に平行な断面において、ドアパネル10の移動方向と直交する方向に亘って第1樹脂23のみからなる部分は存在しない。
図9に示すガイドシュー11であっても、図4及び図5に示すガイドシュー11と同様の効果を奏することができる。なお、図9に示すガイドシュー11において、混在層の厚みを最も厚くしても良い。
<移動体がかご1である場合>
図10は、かご装置を図1のA方向から見た図である。かご装置は、例えばかご1及びガイドシュー27を備える。かご1は、例えばかご室28及びかご枠29を備える。かご室28は、かご枠29によって支持される。かご枠29は、例えばかご室28の上下及び左右を囲むように配置される。主ロープ4は、かご枠29に連結される。
ガイドシュー27は、かご1に設けられる。例えば、ガイドシュー27は、かご1の上側の両端部と下側の両端部とに配置される。図11は、図10のE−E断面を示す図である。ガイドシュー27は、例えばボルト30によってかご枠29に固定される。
ガイドレール8は、かご1の移動を案内するガイド部材である。ガイド部材には、ガイド面が形成される。移動体がかご1である場合、ガイド面はガイドレール8に形成される。
ガイドレール8は、かご1の側方に配置される。図12は、図10のF−F断面を示す図である。図13は、図11のG−G断面を示す図である。ガイドレール8は、例えばフランジ部31及びガイド部32を備える。フランジ部31は、昇降路3の固定体(図示せず)に固定される。ガイド部32は、フランジ部31からかご1側に突出する。
ガイドシュー27は、図11及び図12に示す断面がコの字形状である。ガイドシュー27は、ガイドレール8のガイド部32に三方から対向する。具体的に、ガイドシュー27は、ガイド部32に形成されたガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに対向する。ガイド面32bは、かご1側を向く面である。ガイド面32a及び32cは、ガイド面32bに直交する。ガイド面32a及び32cは、互いに反対の方向を向く。
移動体がかご1である場合、被ガイド部材はガイドシュー27である。また、ガイド面は、ガイドレール8のガイド部32に形成されたガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cである。ガイドシュー27は、ガイド部32に形成されたガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cによってその動きが一定の方向に制限される。
ガイドシュー27は、例えば支持部33及び対向部34を備える。支持部33は、かご枠29に設けられる。対向部34は、支持部33に設けられる。対向部34は、ガイド部32のガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに対向する。
対向部34は、例えば第1樹脂35及び第2樹脂36を備える。第1樹脂35は、例えば上記第1樹脂23と同じである。第2樹脂36は、例えば上記第2樹脂24と同じである。即ち、第1樹脂35は、耐摩耗性に優れた樹脂からなる。第1樹脂35として、例えばナイロン、ポリエステル或いは超高分子ポリエチレン等が採用される。第2樹脂36は、低摩擦性に優れた樹脂からなる。第2樹脂36は、第1樹脂35より低い摩擦特性(摩擦係数)を有する。また、第2樹脂36は、第1樹脂35より摩耗し易い。第2樹脂36として、例えばPTFE及びPFA等のフッ素樹脂が採用される。
第1樹脂35は、支持部33に設けられる。第1樹脂35は、例えば支持部33のコの字形状を呈する部分の内側を覆うように配置される。第2樹脂36は、第1樹脂35に設けられる。第2樹脂36は、例えば第1樹脂35の表面のうちガイド部32側を向く面を覆うように第1樹脂35に設けられる。図14は、図13のH部を拡大した図である。第1樹脂35の表面に、例えば長方形状の突部35aが形成される。このため、図13に示す断面において、第1樹脂35と第2樹脂36との境界は凸凹である。第1樹脂35と第2樹脂36との境界が凸凹であるため、第2樹脂36は第1樹脂35に強固に固定される。また、第1樹脂35と第2樹脂36との境界が凸凹であるため、対向部34には、耐摩耗層(第1層)、混在層(第3層)及び低摩擦層(第2層)が形成される。耐摩耗層、混在層及び低摩擦層は、例えば対向するガイド部32のガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに対して平行に形成される。
図14において符号L1で示す層が耐摩耗層である。耐摩耗層は、第1樹脂35からなる。耐摩耗層は、支持部33に設けられる。図14において符号L2で示す部分が低摩擦層である。低摩擦層は、第2樹脂36からなる。図14に示す低摩擦層は、ガイドレール8のガイド部32に形成されたガイド面32bに対向する。図14において符号L3で示す部分が混在層である。混在層は、第1樹脂35及び第2樹脂36の双方からなる。混在層は、耐摩耗層と低摩擦層との間に配置される。対向部34には、支持部33側から耐摩耗層、混在層及び低摩擦層が備えられる。
図14は、対向部34のうちガイド部32のガイド面32bに対向する部分の断面を示す。対向部34のうちガイド面32aに対向する部分の断面も同様である。対向部34のうちガイド面32aに対向する部分では、低摩擦層がガイド面32aに対向する。また、対向部34のうちガイド面32cに対向する部分の断面も同様である。対向部34のうちガイド面32cに対向する部分では、低摩擦層がガイド面32cに対向する。
上記構成を有するかご装置では、かご1が移動する時に、ガイドシュー27の対向部34がガイド部32のガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに接触する。ガイド部32に最初に対向する低摩擦層は、摩耗し易い第2樹脂36からなる。このため、かご1の移動に伴って低摩擦層は摩耗していき、第2樹脂36の摩耗粉(成分材料)がガイド部32のガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに付着する。これにより、ガイド部32のガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cは、第2樹脂36の成分材料によってコーティングされる。
図15は、ガイドシュー27の摩耗状態を示す図である。低摩擦層が完全に摩耗すると、混在層が現れる。即ち、耐摩耗性に優れた第1樹脂35が対向部34の表面に現れる。このため、低摩擦層が摩耗して混在層が現れると、対向部34の摩耗の進み具合が極端に低下する。なお、低摩擦層が完全に摩耗するまでに、ガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cは低摩擦性に優れた第2樹脂36の成分材料によってコーティングされる。このため、第1樹脂35がガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに接触しても異常音は発生しない。また、混在層には第2樹脂36が含まれるため、第1樹脂35が現れた後もガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cには第2樹脂36の成分材料が供給され続ける。このため、長期間に亘って異常音の発生を防止できる。ガイドシュー27の交換を頻繁に行う必要がなく、専門の保守員の負担を軽減できる。
かご1の移動方向に亘って第1樹脂35のみからなる部分が混在層に存在すると、低摩擦層が完全に摩耗した後、その部分には第2樹脂36の成分材料が供給され難くなる。このため、混在層には、対向するガイド面に平行な断面において、かご1の移動方向に亘って第1樹脂35のみからなる部分が存在しないことが望ましい。
<移動体がつり合いおもり2である場合>
図16は、つり合いおもり装置を図1のK方向から見た図である。移動体がつり合いおもり2である場合の説明は、移動体がかご1である場合の上記説明と基本的に同じである。即ち、つり合いおもり装置は、例えばつり合いおもり2及びガイドシュー37を備えるつり合いおもり2は、例えばおもり38及びつり合いおもり枠39を備える。おもり38は、つり合いおもり枠39によって支持される。つり合いおもり枠39は、例えばおもり38の上下及び左右を囲むように配置される。主ロープ4は、つり合いおもり枠39に連結される。
ガイドシュー37は、つり合いおもり2に設けられる。例えば、ガイドシュー37は、つり合いおもり2の上側の両端部と下側の両端部とに配置される。ガイドシュー37は、例えばボルト(図示せず)によってつり合いおもり枠39に固定される。
ガイドレール9は、つり合いおもり2の移動を案内するガイド部材である。ガイド部材には、ガイド面が形成される。移動体がつり合いおもり2である場合、ガイド面はガイドレール9に形成される。
ガイドレール9は、つり合いおもり2の側方に配置される。ガイドレール9の構成は、ガイドレール8の構成と同じである。即ち、ガイドレール9の断面は、図11及び図12に示すガイドレール8の断面と同じである。ガイドレール9は、ガイドレール8と同様に、例えばフランジ部40及びガイド部41を備える。フランジ部40は、昇降路3の固定体(図示せず)に固定される。ガイド部41は、フランジ部40からつり合いおもり2側に突出する。
ガイドシュー37の構成は、ガイドシュー27の構成と同じである。ガイドシュー37は、断面がコの字形状である。ガイドシュー37は、ガイドレール9のガイド部41に三方から対向する。ガイドシュー37は、ガイド部41に形成された3つのガイド面に対向する。
移動体がつり合いおもり2である場合、被ガイド部材はガイドシュー37である。また、ガイド面は、ガイドレール9のガイド部41に形成されたガイド面である。ガイドシュー37は、ガイド部41に形成されたガイド面によってその動きが一定の方向に制限される。
上述したように、ガイドシュー37の構成はガイドシュー27の構成と同じである。例えば、ガイドシュー37は、支持部33及び対向部34を備える。支持部33は、つり合いおもり枠39に設けられる。対向部34は、支持部33に設けられる。対向部34は、ガイド部41のガイド面に対向する。
対向部34は、例えば第1樹脂35及び第2樹脂36を備える。第1樹脂35は、支持部33に設けられる。第2樹脂36は、第1樹脂35に設けられる。第1樹脂35及び第2樹脂36により、対向部34に、耐摩耗層(第1層)、混在層(第3層)及び低摩擦層(第2層)が形成される。耐摩耗層、混在層及び低摩擦層は、例えば対向するガイド部41のガイド面に対して平行に形成される。対向部34には、支持部33側から耐摩耗層、混在層及び低摩擦層が備えられる。
上記構成を有するつり合いおもり装置では、つり合いおもり2が移動する時に、ガイドシュー37の対向部34がガイド部41のガイド面に接触する。このため、つり合いおもり2の移動に伴って低摩擦層は摩耗していく。低摩擦層が完全に摩耗するまでに、ガイド部41のガイド面は低摩擦性に優れた第2樹脂36の成分材料によってコーティングされる。このため、第1樹脂35がガイド面に接触しても異常音は発生しない。また、混在層には第2樹脂36が含まれるため、第1樹脂35が現れた後もガイド面には第2樹脂36の成分材料が供給され続ける。このため、長期間に亘って異常音の発生を防止できる。ガイドシュー37の交換を頻繁に行う必要がなく、専門の保守員の負担を軽減できる。
つり合いおもり2の移動方向に亘って第1樹脂35のみからなる部分が混在層に存在すると、低摩擦層が完全に摩耗した後、その部分には第2樹脂36の成分材料が供給され難くなる。このため、混在層には、対向するガイド面に平行な断面において、つり合いおもり2の移動方向に亘って第1樹脂35のみからなる部分が存在しないことが望ましい。
移動体がかご1である場合、ガイド部32に形成されたガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cは、第2樹脂36の成分材料によってコーティングされる。このため、ガイド面32a、ガイド面32b及びガイド面32cに潤滑油を供給する装置を備える必要はない。移動体がつり合いおもり2である場合も同様である。即ち、ガイド部41に形成された3つのガイド面は、第2樹脂36の成分材料によってコーティングされる。このため、ガイド部41に形成されたガイド面に潤滑油を供給する装置を備える必要はない。
本実施の形態では、エレベータ装置に移動体、ガイド部材及び被ガイド部材が備えられる例について説明した。エレベータ装置以外の搬送装置、例えばエスカレータ装置及び動く歩道においても、同様の問題は発生し得る。このため、本実施の形態で説明した移動体、ガイド部材及び被ガイド部材を他の搬送装置に適用しても良い。例えば、エスカレータ装置において、乗客が乗るステップを移動体としても良い。かかる場合、ステップの移動を案内するレールがガイド部材である。ステップに設けられた被ガイド部材は、レールに形成されたガイド面に対向し、その動きが拘束される。被ガイド部材には、上述の耐摩耗層(第1層)、混在層(第3層)及び低摩擦層(第2層)が備えられる。これにより、その搬送装置を保守する保守員の負担を軽減できる。また、搬送装置の維持費が高くなることを防止できる。
この発明は、移動体と移動体を案内するガイド部材とを備えた搬送装置に適用できる。
1 かご
2 つり合いおもり
3 昇降路
4 主ロープ
5 駆動綱車
6 制御装置
7 乗場
8、9 ガイドレール
10、13 ドアパネル
11、14、27、37 ガイドシュー
12、15 敷居
12a、12b、15a、15b 内側面
16 乗場三方枠
17、25、30 ボルト
18、26 溝
19、33 支持部
20、34 対向部
21 支持板
22 支持体
23、35 第1樹脂
23a、35a 突部
24、36 第2樹脂
28 かご室
29 かご枠
31、40 フランジ部
32、41 ガイド部
32a、32b、32c ガイド面
38 おもり
39 つり合いおもり枠
この発明に係るエレベータ装置は、かごと、かごの側方に配置され、ガイド面が形成されたガイドレールと、かごに設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。第2層は、第2樹脂の成分材料によってガイド面をコーティングするための層である。第2層が摩耗して第1樹脂が現れた後も、ガイド面に第2樹脂の成分材料が供給される。
この発明に係るエレベータ装置は、つり合いおもりと、つり合いおもりの側方に配置され、ガイド面が形成されたガイドレールと、つり合いおもりに設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。第2層は、第2樹脂の成分材料によってガイド面をコーティングするための層である。第2層が摩耗して第1樹脂が現れた後も、ガイド面に第2樹脂の成分材料が供給される。
この発明に係る搬送装置は、移動体と、ガイド面が形成されたガイド部材と、移動体に設けられ、ガイド面に対向する被ガイド部材と、を備える。被ガイド部材は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。第2層は、第2樹脂の成分材料によってガイド面をコーティングするための層である。第2層が摩耗して第1樹脂が現れた後も、ガイド面に第2樹脂の成分材料が供給される。
この発明に係る被ガイド部材は、搬送装置の移動体に設けられた支持部と、支持部に設けられ、移動体の移動を案内する部材のガイド面に対向する対向部と、を備える。対向部は、第1樹脂からなる第1層と、第2樹脂からなり、ガイド面に対向する第2層と、第1樹脂及び第2樹脂からなり、第1層及び第2層の間に配置された第3層と、を備える。第2樹脂は、第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い。第2層は、第2樹脂の成分材料によってガイド面をコーティングするための層である。第2層が摩耗して第1樹脂が現れた後も、ガイド面に第2樹脂の成分材料が供給される。

Claims (12)

  1. ドアパネルと、
    前記ドアパネルの下方に配置され、ガイド面が形成された敷居と、
    前記ドアパネルに設けられ、前記ガイド面に対向する被ガイド部材と、
    を備え、
    前記被ガイド部材は、
    第1樹脂からなる第1層と、
    第2樹脂からなり、前記ガイド面に対向する第2層と、
    前記第1樹脂及び前記第2樹脂からなり、前記第1層及び前記第2層の間に配置された第3層と、
    を備え、
    前記第2樹脂は、前記第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易いエレベータ装置。
  2. 前記第3層には、前記ガイド面に平行な断面において、前記ドアパネルの移動方向に亘って前記第1樹脂のみからなる部分が存在しない請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. かごと、
    前記かごの側方に配置され、ガイド面が形成されたガイドレールと、
    前記かごに設けられ、前記ガイド面に対向する被ガイド部材と、
    を備え、
    前記被ガイド部材は、
    第1樹脂からなる第1層と、
    第2樹脂からなり、前記ガイド面に対向する第2層と、
    前記第1樹脂及び前記第2樹脂からなり、前記第1層及び前記第2層の間に配置された第3層と、
    を備え、
    前記第2樹脂は、前記第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易いエレベータ装置。
  4. 前記第3層には、前記ガイド面に平行な断面において、前記かごの移動方向に亘って前記第1樹脂のみからなる部分が存在しない請求項3に記載のエレベータ装置。
  5. つり合いおもりと、
    前記つり合いおもりの側方に配置され、ガイド面が形成されたガイドレールと、
    前記つり合いおもりに設けられ、前記ガイド面に対向する被ガイド部材と、
    を備え、
    前記被ガイド部材は、
    第1樹脂からなる第1層と、
    第2樹脂からなり、前記ガイド面に対向する第2層と、
    前記第1樹脂及び前記第2樹脂からなり、前記第1層及び前記第2層の間に配置された第3層と、
    を備え、
    前記第2樹脂は、前記第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易いエレベータ装置。
  6. 前記第3層には、前記ガイド面に平行な断面において、前記つり合いおもりの移動方向に亘って前記第1樹脂のみからなる部分が存在しない請求項5に記載のエレベータ装置。
  7. 潤滑油を前記ガイド面に供給するための装置が備えられていない請求項3から請求項6の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  8. 前記第2層は、前記第3層より薄い請求項1から請求項7の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  9. 前記第3層は、前記第1層より厚く且つ前記第2層より厚い請求項1から請求項7の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  10. 前記第2樹脂は、フッ素樹脂である請求項1から請求項9の何れか一項に記載のエレベータ装置。
  11. 移動体と、
    ガイド面が形成されたガイド部材と、
    前記移動体に設けられ、前記ガイド面に対向する被ガイド部材と、
    を備え、
    前記被ガイド部材は、
    第1樹脂からなる第1層と、
    第2樹脂からなり、前記ガイド面に対向する第2層と、
    前記第1樹脂及び前記第2樹脂からなり、前記第1層及び前記第2層の間に配置された第3層と、
    を備え、
    前記第2樹脂は、前記第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い搬送装置。
  12. 搬送装置の移動体に設けられた支持部と、
    前記支持部に設けられ、前記移動体の移動を案内する部材のガイド面に対向する対向部と、
    を備え、
    前記対向部は、
    第1樹脂からなる第1層と、
    第2樹脂からなり、前記ガイド面に対向する第2層と、
    前記第1樹脂及び前記第2樹脂からなり、前記第1層及び前記第2層の間に配置された第3層と、
    を備え、
    前記第2樹脂は、前記第1樹脂より低い摩擦特性を有し且つ摩耗し易い被ガイド部材。
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