JPWO2017134790A1 - エレベーター表示装置、および誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法 - Google Patents

エレベーター表示装置、および誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法 Download PDF

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Abstract

本発明に係るエレベーター表示装置は、表示面を有する表示装置と、開閉制御および表示制御を行う制御装置とを備え、表示装置は、かご内扉に収納された第1位置と、かご内扉が全開状態において表示面が乗場側から視認可能な第2位置との間で変位する移動構造を有し、制御装置は、かご内扉を戸開させる事象が発生した際には、かご内扉に対して開指令を出力し、開指令を出力した後、かご内扉の開閉位置に連動して、表示装置を第1位置から第2位置へ移動させ、かご内扉が全開状態において、表示面に表示情報を表示させる。

Description

本発明は、エレベーターの乗客が、割り当てられた号機に乗車するための適切な表示を行うエレベーターの表示装置、および誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法に関する。
エレベーターの乗降客に対して、各種情報を提供する表示装置として、以下のような従来技術がある(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1は、走行方向を矢印表示するとともに、走行中あるいは停止中の階床を数字で表示する表示装置を開示している。
より具体的には、この特許文献1に係る表示装置は、他階を走行しているエレベーターのサービス方向と、サービスしている階床を、出入口に設定された表示器に表示している。さらに、この表示装置は、ドアの開閉状況に応じて表示色を変える開閉状況表示器の機能も兼ね備えている。このような表示を行うことで、エレベーターの利用者は、感覚的に待ち時間を予測できる効果を得ることができる。
また、特許文献2は、ドアの先端に設置された複数の表示器が、赤色や緑色に点灯することで、ドアの状態を表示する機能を備えている。より具体的には、この特許文献2に係る表示装置は、一例として、戸全閉時には表示器を消灯させ、戸開動作中には表示器を緑点灯させ、戸全開時には表示器を赤点滅させている。このような表示を行うことで、エレベーターの利用者は、利便性が改善された情報提供を受けることができる。
さらに、特許文献3は、乗場に設置された乗場操作盤が操作されることで、群管理システムにより、最適なエレベーターが割り当てられる、行き先予報システム(DOAS:Destination Oriented Allocation System)を開示している。
このような乗場操作盤には、自分に割り当られたエレベーターの号機名が表示される。従って、乗客は、表示された号機名のエレベーターの乗場へ行き、適切な号機に乗車することができる。
このように、従来システムは、乗場に設置された表示器により、エレベーターの行先方向や行先階を、乗場から容易に確認することが可能な構成を備えている。
特開平7−157218号公報 国際公開2007/129402号公報 特開2005−263362号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来の表示装置は、別の号機に割り当てられた乗客でも、乗場に設置された表示器を、乗車前に確認することが可能である。このため、乗客は、自身に割り当てられていない別の号機であっても、同じ行先方向である場合には、この別の号機に乗車してしまうおそれがあった。
乗客が、割り当てられた号機とは別の号機に乗車してしまった場合には、行き先予報システムにより、運行効率を考慮して最適なエレベーターを割り当てた効果が得られなくなる。そればかりか、さらに、エレベーター全体の運転効率も低下するという問題が発生する。
逆に、乗場に表示器を設置せず、乗客が、自分に割り当てられた号機に無条件に乗車するシステムもある。しかしながら、このようなシステムでは、乗客は、割り当てられた号機に乗車するまで、運転方向がわからないという不安な点がある。また、割り当てられた号機であっても、条件によっては、逆方向に運転するケースがあるため、乗客が、自分に割り当てられた号機に乗ったにもかかわらず、逆方向運転に誤乗車する結果となるおそれがあった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、乗客が、自分に割り当てられた号機以外の別の号機に乗車することを防止するとともに、目的階とは逆の方向に移動する号機に誤乗車することを防止することのできるエレベーター表示装置、および誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベーター表示装置は、エレベーターの利用者に対して表示情報を提供する表示面を有する表示装置と、エレベーターのかご内扉の開閉制御を行うとともに、表示装置の表示制御を行う制御装置とを備えたエレベーター表示装置であって、表示装置は、かご内扉またはエレベーターかごに収納された第1位置と、かご内扉が全開状態において表示面が乗場側から視認可能な第2位置との間で変位する移動構造を有し、制御装置は、かご内扉を戸開させる事象が発生した際には、かご内扉に対して開指令を出力し、開指令を出力した後、かご内扉の開閉位置に連動して、表示装置を第1位置から第2位置へ移動させ、かご内扉が全開状態において、表示面に表示情報を表示させ、かご内扉を戸閉させる事象が発生した際には、表示装置を第2位置から第1位置へ移動させるとともに、表示面を非表示状態とし、表示装置が第1位置まで移動した後に、かご内扉に対して閉指令を出力するものである。
また、本発明に係る誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法は、本発明のエレベーター表示装置において、制御装置により実行される誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法であって、かご内扉を戸開させる事象が発生した際には、かご内扉に対して開指令を出力する第1ステップと、開指令を出力した後、かご内扉の開閉位置に連動して、表示装置を第1位置から第2位置へ移動させる第2ステップと、かご内扉が全開状態になったことで、表示面に表示情報を表示させる第3ステップとを有し、かご内扉を戸閉させる事象が発生した際には、表示装置を第2位置から第1位置へ移動させるとともに、表示面を非表示状態とする第4ステップと、表示装置が第1位置まで移動した後に、かご内扉に対して閉指令を出力する第5ステップとを有するものである。
本発明によれば、かご内扉、乗場扉、あるいはかごのいずれかに内蔵されている表示装置を用いて、戸開時に利用者に適切な表示情報を提供できる構成を備えている。この結果、乗客が、自分に割り当てられた号機以外の別の号機に乗車することを防止するとともに、目的階とは逆の方向に移動する号機に誤乗車することを防止することのできるエレベーター表示装置、および誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態1におけるエレベーター表示装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における戸開閉制御部と表示制御部により実行させる戸開時の一連処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における戸開閉制御部と表示制御部により実行させる戸閉時の一連処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態3におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態4におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態5におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。 本発明の実施の形態6において、表示装置を回動動作させる機構を、かご内扉の縦方向全体に渡って内蔵させた場合の説明図である。
以下、本発明のエレベーター表示装置、および誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。より具体的には、図1は、(a)、(b)、(c)の流れで、戸開時の動作を時系列的に例示しており、図1(a)は、戸全閉状態を示しており、図1(b)は、戸が閉状態から開状態に遷移している状態を示しており、図1(c)は、戸全開状態を示している。
エレベーターかご1には、かご内扉2と乗場扉3が設けられており、かご内扉2と乗場扉3とが連動動作することで、エレベーターかご1の戸開閉動作が実行される。そして、本実施の形態1におけるかご内扉2には、エレベーターの利用者に対して各種情報を提供する表示装置4が設けられている。
表示装置4は、表示駆動部5を介して、図1(a)に示した戸全閉状態での位置と、図1(c)に示した戸全開状態での位置との間を回動できる構成となっている。さらに、表示装置4は、図1(c)に示したように、戸全開状態で、必要な情報を表示面4aに表示させることができる構成を有している。表示装置4の具体的な回動動作および表示動作については、図3、図4のフローチャートを用いて後述する。
図2は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター表示装置の構成図である。各かご制御装置10は、群管理システムにおける各かご(図示せず)を個別に制御しており、戸開閉制御部11および表示制御部12を備えて構成されている。
戸開閉制御部11は、かご内扉2と乗場扉3とを連動動作させ、戸開閉制御を行う。また、戸開閉制御部11は、戸開閉制御の状態に応じた表示制御情報を表示制御部12に送信する。表示制御部12は、受信した表示制御情報に基づいて、表示駆動部5を介して表示装置4の回動動作を制御するとともに、表示装置4の表示面4aにおける表示制御を行う。
なお、後述する図6の構成では、メクラ板6が含まれており、このメクラ板6を含む構成の場合には、表示制御部12は、表示駆動部5を介して、メクラ板6の動作も制御することとなる。
また、かご内扉2には、かご扉位置センサ7が設けられている。そして、戸開閉制御部11は、戸開閉制御に伴うかご扉位置センサ7の検出状態も考慮して、表示制御情報を生成することができる。なお、戸開閉制御部11は、かご扉位置センサ7の検出状態を用いず、タイマ機能を用いることによっても、表示制御情報を生成することができる。
次に、戸開時/戸閉時のそれぞれにおける戸開閉制御部11と表示制御部12による具体的な制御処理について、図3,図4のフローチャートに基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態1における戸開閉制御部11と表示制御部12により実行させる戸開時の一連処理を示すフローチャートである。
ステップS301において、戸開閉制御部11は、かご内扉2を戸開させる事象が発生したか否かを判断する。そして、この事象が発生した場合には、ステップS302において、戸開閉制御部11は、戸開指令を出力し、かご内扉2の戸開制御を行う。
次に、ステップS303において、戸開閉制御部11は、戸開動作を開始してから、あらかじめ設定した所定時間が経過したか否かを判断する。なお、戸開閉制御部11は、所定時間が経過したか否かを判断する代わりに、かご扉位置センサ7の検出結果に基づいて、あらかじめ規定された所定の位置までかご内扉2が開いたか否かを判断することも可能である。
このステップS303の処理により、戸開閉制御部11は、かご内扉2が図1(b)に示すように、表示装置4を回動させることができる位置まで開状態になったことを判断できる。
次に、ステップS304において、戸開閉制御部11は、表示制御部12に対して、表示装置4を、図1(c)に示す表示位置に向かって回動させる指令を、表示制御情報として出力する。
次に、ステップS305において、表示制御部12は、戸開閉制御部11から受信した表示制御情報に基づいて、表示駆動部5を駆動することで、表示装置を回動させる。図1(b)に示すように、乗場側から見て右側のかご内扉2に表示装置4が内蔵されている場合には、表示制御部12は、表示駆動部5により表示装置4を反時計回りに回動させる。すなわち、表示制御部12は、このような回動制御を行うことで、表示面4aを乗場側に対向する位置に移動させる。
次に、ステップS306において、表示制御部12は、回動を開始した表示装置4に対して、エレベーターかご1の行先方向や行先階などの表示情報を送信する。
次に、ステップS307において、表示装置4は、自身の回動位置があらかじめ決められた所定の回動位置まで回転したか否かを判断する。そして、所定の回動位置まで回転した場合には、ステップS308に進み、表示装置4は、ステップS306で受信済みの表示情報を、表示面4aに表示する。
次に、戸閉時の一連動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態1における戸開閉制御部11と表示制御部12により実行させる戸閉時の一連処理を示すフローチャートである。
ステップS401において、戸開閉制御部11は、かご内扉2を戸閉させる事象が発生したか否かを判断する。そして、この事象が発生した場合には、ステップS402において、戸開閉制御部11は、表示制御部12に対して、表示装置4を、図1(a)に示す非表示位置に向かって回動させる指令を、表示制御情報として出力する。
次に、ステップS403において、表示制御部12は、戸開閉制御部11から受信した表示制御情報に基づいて、表示駆動部5を駆動することで、表示装置を回動させる。図1に示すように、乗場側から見て右側のかご内扉2に表示装置4が内蔵されている場合には、表示制御部12は、表示駆動部5により表示装置4を時計回りに回動させる。すなわち、表示制御部12は、このような回動制御を行うことで、表示面4aをかご内扉2に内蔵された図1(a)の位置まで移動させる。
次に、ステップS404において、表示装置は、回動を開始した後、表示面4aに表示している表示情報を消灯し、非表示状態とする。
次に、ステップS405において、表示装置4は、自身の回動位置があらかじめ決められた所定の回動位置まで回転したか否かを判断する。そして、所定の回動位置まで回転し、表示装置4がかご内扉2に収納された場合には、ステップS406に進み、戸開閉制御部11は、戸閉指令を出力し、かご内扉2の戸閉制御を行う。
以上のように、実施の形態1によれば、戸開閉動作に伴って、かご内扉に内蔵されている表示装置の回動制御および表示制御を行う構成を備えている。この結果、乗場に表示装置を設置していないエレベーターシステムにおいても、利用者に対して、行先方向や行先階に関する情報を提供することができる。さらに、利用者の誤乗車を防止することができる。
また、DOAS等の行き先予報システムにおいて、本発明に係るエレベーターの表示装置を適用することで、利用者に対して割り当てられた号機の行先を、乗車直前まで表示装置による確認ができない構造とすることができる。
この結果、別の号機に割り当てられた乗客が、表示装置の表示情報を見ることで、割り当てられていない他の号機に容易に乗車してくることを防止することができ、運転効率を下げることなく、最適な群管理制御が可能となる。
さらに、方向表示灯が必要なエレベーターに対しても、本発明に係るエレベーターの表示装置を適用することで、乗場毎に方向表示灯を設置する必要がなく、大幅なコスト削減を実現することができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、表示装置4を回動動作させる機構を、かご内扉2に内蔵させた場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、回動機構の代わりに、表示装置4をスライドさせる機構をかご内扉2に内蔵させる場合について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。より具体的には、図5は、(a)、(b)、(c)の流れで、乗場側から見て右側の扉における戸開時の動作を時系列的に例示しており、図5(a)は、戸全閉状態を示しており、図5(b)は、戸が閉状態から開状態に遷移している状態を示しており、図5(c)は、戸全開状態を示している。
本実施の形態2における表示装置4は、表示駆動部5を介して、図5(a)に示した戸全閉状態での位置と、図5(c)に示した戸全開状態での位置との間をスライドできる構成となっている。さらに、表示装置4は、図5(c)に示したように、戸全開状態で移動した位置において、必要な情報を表示面4aに表示させることができる構成を有している。
具体的な制御動作は、先の図3、図4における「回転」させる動作を、「スライド」させる動作に読み替えたものに相当するため、詳細は省略する。
以上のように、実施の形態2によれば、回動機構の代わりにスライド機構を備えて、表示装置が構成されており、このような構成によっても、先の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
先の実施の形態2では、表示装置4自身をスライドさせる場合について説明した。これに対して、本実施の形態3では、固定で配置された表示装置4の前面に設けられたメクラ板6をスライドさせる場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態3におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。より具体的には、図6は、(a)、(b)、(c)の流れで、乗場側から見て右側の扉における戸開時の動作を時系列的に例示しており、図6(a)は、戸全閉状態を示しており、図6(b)は、戸が閉状態から開状態に遷移している状態を示しており、図6(c)は、戸全開状態を示している。
本実施の形態3においては、固定配置された表示装置4の前面に設けられたメクラ板6が、表示駆動部5を介して、図6(a)に示した戸全閉状態での位置と、図6(c)に示した戸全開状態での位置との間を、スライドできる構成となっている。さらに、表示装置4は、図6(c)に示したように、戸全開状態においてメクラ板6が移動した後の状態において、必要な情報を表示面4aに表示させることができる構成を有している。
具体的な制御動作は、先の図3、図4における表示装置4を「回転」させる動作を、メクラ板6を「スライド」させる動作に読み替えたものに相当するため、詳細は省略する。
以上のように、実施の形態3によれば、表示装置をスライドさせる代わりに、メクラ板をスライドさせる構成を備えており、このような構成によっても、先の実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
先の実施の形態1〜3では、回動機構あるいはスライド機構が、かご内扉2に内蔵させている場合について説明した。これに対して、本実施の形態4では、表示装置4を回動あるいはスライドさせる機構が、エレベーターかご1の上部に設けられている場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態4におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。より具体的には、図7は、戸全開状態において、エレベーターかご1の上部に設けられた表示装置4が回転し、表示面4aが乗場側から見える状態を示している。
先の図3に示したフローチャートと同様に、かご内扉2を戸開させる事象が発生すると、各かご制御装置10の戸開閉制御部11は、かご内扉2の戸開制御を行う。
一方、表示制御部12は、かご内扉2と乗場扉3が、戸開動作を開始してから、所定時間経過したことを、戸開閉制御部11からの表示制御情報として受信することで、かご1の上部に内蔵された表示装置4の表示面4aを、乗場側に見せる方向に回転させるように駆動制御する。
さらに、表示制御部12は、表示装置4が所定の位置まで回転した後に、行先方向等の情報を表示面4aに表示させるように、表示制御を行う。
なお、図7においては、かご1の上部に内蔵された表示装置4を回動させる場合を例示しているが、回動機構の代わりにスライド機構を適用することも可能である。
以上のように、実施の形態4によれば、かごの上部に内蔵された表示装置を、戸開閉動作に応じて移動させ、表示情報を提供できる構成を備えており、このような構成によっても、先の実施の形態1〜3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
先の実施の形態1では、表示装置4がかご内扉2に内蔵され、戸開動作に応じて、表示面4aを乗場側に対向させる構成を有する場合について説明した。これに対して、本実施の形態5では、表示装置4が乗場扉3に内蔵され、戸開動作に応じて、表示面4aをかご内側に対向させる構成を有する場合について説明する。
図8は、本発明の実施の形態5におけるエレベーター表示装置を示す説明図である。先の図3に示したフローチャートと同様に、かご内扉2を戸開させる事象が発生すると、各かご制御装置10の戸開閉制御部11は、かご内扉2の戸開制御を行う。ここで、乗場扉3は、かご内扉2の動作に連動して動作するものとする。
表示制御部12は、かご内扉2と乗場扉3が、戸開動作を開始してから、所定時間経過したことを、戸開閉制御部11からの表示制御情報として受信することで、乗場扉3に内蔵された表示装置4の表示面4aを、かご内側に見せる方向に回転させるように駆動制御する。
すなわち、図8においては、かご内側から見て右側の乗場扉3に表示装置4を内蔵した場合を例示しており、表示制御部12は、表示装置4を反時計回りに回転させる。
さらに、表示制御部12は、表示装置4が所定の位置まで回転した後に、行先方向等の情報を表示面4aに表示させるように、表示制御を行う。
以上のように、実施の形態5によれば、表示装置を乗場扉に内蔵する構成を有することで、かご内の利用者に対して情報提供することのできるエレベーター表示装置を実現できる。
なお、図8に示した回動機構の代わりに、先の図5、図6で説明したスライド機構を適用することも可能である。また、表示装置をかご内の上部に内蔵させ、図8に示した回動機構の代わりに、先の図7で説明した回動またはスライドによる移動機構を適用することも可能である。
実施の形態6.
先の実施の形態1では、表示装置4を回動動作させる機構を、かご内扉2の上部の一部に内蔵させた場合について説明した。これに対して、本実施の形態6では、表示装置4を回動動作させる機構を、かご内扉2の縦方向全体に渡って内蔵させた場合について説明する。
図9は、本発明の実施の形態6において、表示装置4を回動動作させる機構を、かご内扉2の縦方向全体に渡って内蔵させた場合の説明図である。表示装置4としては、かご内扉2の一部分のみを可動させるのではなく、この図8に示すように、かご内扉2の縦方向全体を可動させる構成とすることも可能であり、同様の効果を得ることができる。
なお、上述した実施の形態1〜3、5、6では、かご内扉2の左または右の片側の扉だけ、あるいは乗場扉3の左または右の片側の扉だけに表示装置を内蔵させる場合について説明した。しかしながら、本発明は、このような構成に限定されるものではない。両側の扉に対して回動機構やスライド機構を設ける構成を採用することもできる。
また、図面では、表示情報として、表示装置に行先方向を表示している場合を例示しているが、行先階あるいは運転情報を含むその他の情報を表示させることも可能である。

Claims (4)

  1. エレベーターの利用者に対して表示情報を提供する表示面を有する表示装置と、
    前記エレベーターのかご内扉の開閉制御を行うとともに、前記表示装置の表示制御を行う制御装置と
    を備えたエレベーター表示装置であって、
    前記表示装置は、前記かご内扉またはエレベーターかごに収納された第1位置と、前記かご内扉が全開状態において前記表示面が乗場側から視認可能な第2位置との間で変位する移動構造を有し、
    前記制御装置は、
    前記かご内扉を戸開させる事象が発生した際には、
    前記かご内扉に対して開指令を出力し、
    前記開指令を出力した後、前記かご内扉の開閉位置に連動して、前記表示装置を前記第1位置から前記第2位置へ移動させ、
    前記かご内扉が全開状態において、前記表示面に前記表示情報を表示させ、
    前記かご内扉を戸閉させる事象が発生した際には、
    前記表示装置を前記第2位置から前記第1位置へ移動させるとともに、前記表示面を非表示状態とし、
    前記表示装置が前記第1位置まで移動した後に、前記かご内扉に対して閉指令を出力する
    エレベーター表示装置。
  2. エレベーターの利用者に対して表示情報を提供する表示面を有する表示装置と、
    前記エレベーターの乗場扉の開閉制御を行うとともに、前記表示装置の表示制御を行う制御装置と
    を備えたエレベーター表示装置であって、
    前記表示装置は、前記乗場扉またはエレベーターかごに収納された第3位置と、前記乗場扉が全開状態において前記表示面がエレベーターかご側から視認可能な第4位置との間で変位する移動構造を有し、
    前記制御装置は、
    前記乗場扉を戸開させる事象が発生した際には、
    前記乗場扉に対して開指令を出力し、
    前記開指令を出力した後、前記乗場扉の開閉位置に連動して、前記表示装置を前記第3位置から前記第4位置へ移動させ、
    前記乗場扉が全開状態において、前記表示面に前記表示情報を表示させ、
    前記乗場扉を戸閉させる事象が発生した際には、
    前記表示装置を前記第4位置から前記第3位置へ移動させるとともに、前記表示面を非表示状態とし、
    前記表示装置が前記第3位置まで移動した後に、前記乗場扉に対して閉指令を出力する
    エレベーター表示装置。
  3. 前記移動構造は、回転機構あるいはスライド機構のいずれかである
    請求項1または2に記載のエレベーター表示装置。
  4. 請求項1に記載のエレベーター表示装置において、前記制御装置により実行される、誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法であって、
    前記かご内扉を戸開させる事象が発生した際には、
    前記かご内扉に対して開指令を出力する第1ステップと、
    前記開指令を出力した後、前記かご内扉の開閉位置に連動して、前記表示装置を前記第1位置から前記第2位置へ移動させる第2ステップと、
    前記かご内扉が全開状態になったことで、前記表示面に前記表示情報を表示させる第3ステップと
    を有し、
    前記かご内扉を戸閉させる事象が発生した際には、
    前記表示装置を前記第2位置から前記第1位置へ移動させるとともに、前記表示面を非表示状態とする第4ステップと、
    前記表示装置が前記第1位置まで移動した後に、前記かご内扉に対して閉指令を出力する第5ステップと
    を有する、誤乗車を防止するためのエレベーター表示方法。
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