JPWO2017130879A1 - 反射体および反射体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

[課題] 電磁波を反射する特性の変化や劣化を防ぐことができる、反射体および反射体の製造方法を提供することを目的とする。
[解決手段] 反射体800は、図16に示すように、コーナリフレクタ810と、カバー部820とを備える。コーナリフレクタ810は、互いに直角をなすように配置された3枚の反射板によって形成される。カバー部820は、コーナリフレクタ810に接合され、コーナリフレクタ810を形成する3枚の反射板によって三方を囲まれた空間を覆う。

Description

本発明は、電磁波を反射する反射体および反射体の製造方法に関する。
例えば、建物や、橋梁、道路等のインフラストラクチャ設備(以下、「設備」と記載する。)の状態を把握することは、設備の崩壊等の事故を防止する上で重要である。設備の状態を把握するために、目視で設備の状態を把握する目視検査や、打音の違いに基づき設備の状態を把握する打音検査、取り付けられたセンサにより設備の状態を把握する検査等が行われている。しかし、これらの検査には、人手や費用が掛かるという問題がある。また、電磁波を放射した人工衛星が受信した反射波のデータを分析することで設備の状態を把握する方法がある。この方法では、人工衛星の方向に電磁波を反射しない場合には、コーナリフレクタと呼ばれる反射体が設置される。そして、当該コーナリフレクタによって人工衛星の方向に電磁波が反射される。
板(平面)状に形成された3枚の導体が互いに直角をなすように配置されたコーナリフレクタは、その内側に入射した電磁波を入射した方向に反射する。コーナリフレクタは、電磁波の反射の強さを大きくするためにコーナリフレクタのボアサイトが電磁波の入射方向を向くように設置される。ボアサイトとは、例えば、図1に於いてEとCを結ぶ(EからCに向かう)方向であり、EとGを結ぶ線となす角は約55°である。例えば、人工衛星や航空機から放射された電磁波を強く反射させたい場合、コーナリフレクタのボアサイトが電磁波の入射方向(到来方向)を向くように、即ち開口部が少し上を向くように設置される。すると、塵芥や雨水等の異物がコーナリフレクタの内面(互いに接する部分。以下、「角」と記載する。)に溜まってしまい、電磁波の反射方向や反射の強さ等で表されるコーナリフレクタの反射性能を十分に発揮できなくなってしまう。
上記問題に関連して、特許文献1には、開口部が保護膜によって被覆された電波反射体が記載されている。
特開平8−181535号公報
コーナリフレクタの反射性能は、コーナリフレクタの角に異物がある場合以外にも、コーナリフレクタが風等の影響で変形した場合に劣化してしまう。この理由は、コーナリフレクタを形成する各板状体の平面度が損なわれたり、当該各板状体の互いがなす角に変化が生じたりするからである。
特許文献1に記載された電波反射体は、上記のような場合を想定したものではない。すなわち、特許文献1に記載の電波反射体は、ゴミや水等による汚損により反射性能が劣化してしまい反射性能を維持することができない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、反射性能の劣化を防ぐことができる、反射体および反射体の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体は、互いに直角をなすように配置された3枚の反射板によって形成されたコーナリフレクタと、前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3枚の反射板によって三方を囲まれた空間を覆うカバー部とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体は、互いに直角をなす3つの面を有するように切り欠かれた凹部によってなるコーナリフレクタと、前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3つの面によって三方を囲まれた空間を覆うカバー部とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体は、互いに直角をなすように配置された3枚の板と、前記3枚の板の面に形成された金属膜とから構成されるコーナリフレクタと、前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3枚の板によって三方を囲まれた空間を覆うカバー部とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体は、六面体形状のカバー部と、前記カバー部において互いに直角をなすように設けられた3面に形成された金属膜によって構成されるコーナリフレクタとを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体の製造方法は、3枚の反射板を互いに直角をなすように接合してコーナリフレクタを形成し、前記3枚の反射板によって三方を囲まれた空間を覆うようにカバー部を前記コーナリフレクタの端部に接合する
ことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体の製造方法は、互いに直角をなす3つの面を有するように六面体形状の導体の一部を除去してコーナリフレクタを形成し、前記3つの面によって三方を囲まれた空間を覆うようにカバー部を前記コーナリフレクタの端部に接合することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体の製造方法は、3枚の板を互いに直角をなすように接合し、前記3枚の板における前記3枚の板によって三方を囲まれた空間側の面に金属膜を形成しコーナリフレクタを構成し、前記空間を覆うようにカバー部を前記コーナリフレクタの端部に接合することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様における反射体の製造方法は、六面体形状のカバー部における互いに直角をなすように設けられた3面に金属膜を形成する。
本発明によれば、電磁波を反射する特性の変化や劣化を防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態に係る反射体の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る反射体の構成例を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るコーナリフレクタの構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るカバー部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るカバー部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るカバー部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るカバー部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るコーナリフレクタの構成例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る反射体の構成例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るカバー部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る反射体の構成例を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る反射体の構成例を示す分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るカバー部の構成例を示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係る反射体の構成例を示す斜視図である。 本発明の第7の実施形態に係る反射体の構成例を示す分解斜視図である。 本発明の第8の実施形態に係る反射体の構成例を示す分解斜視図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における反射体100の構成例を示す斜視図である。本実施形態における反射体100は、図1に示すように、コーナリフレクタ110と、カバー部120とを備える。反射体100は、立方体形状を有するカバー部120における互いに直角をなす面に、コーナリフレクタ110を形成することで形成される。
図1に示すように、カバー部120は、面AEHD121、面EFGH122および面ABFE123が互いに直角をなすように形成された六面体である。なお、各面が互いに直角を成すように形成されていれば、カバー部120は、他の多面体であってもよい。カバー部120の面AEHD121には、金属膜111が形成されている。カバー部120の面EFGH122には、金属膜112が形成されている。カバー部120の面ABFE123には、金属膜113が形成されている。ここで、金属膜111〜113の各々は、例えば、銅やアルミニウム等の金属で形成されている。また、カバー部120は、例えば、発砲スチロール等の屈折率が小さい物質で形成されている。具体的には、カバー部120は、例えば、マイクロ波帯における屈折率が1.0以上であって1.1以下である物質で形成される。なお、本例では、カバー部120は、立方体形状であるが、直方体形状等の他の形状であってもよい。
そして、図1に示すように、コーナリフレクタ110は、カバー部120における互いに直角をなす面AEHD121、面EFGH122および面ABFE123の金属膜111〜113によって形成される。金属膜111〜113の各々は、前述したように、例えば、銅やアルミニウム等の金属で形成される。本例では、カバー部120が立方体形状を有するため、金属膜111〜113の各々は、互いに同じ大きさの正方形状になるように形成される。そして、図1に示すように、コーナリフレクタ110において、金属膜111〜113は、互いに直角をなすように互いに接合されている。したがって、コーナリフレクタ110において、金属膜111〜113によって三面角eが形成されている。そして、コーナリフレクタ110における金属膜111〜113によって三方が囲まれた領域であるコーナリフレクタ110の内面側に、カバー部120が配置されていることになる。ここで、コーナリフレクタ110において、内面側に入射した電磁波が、金属膜111〜113によって複数回反射され、入射方向に出射される。
なお、コーナリフレクタ110による電磁波の反射の強さは、式:σ=12πa/λで表されるレーダー反射断面積によって示される。なお、σは、電磁波の反射の強さを表す。また、πは、円周率を表す。aは、正方形形状の金属膜111〜113の一辺の長さを表す。また、λは、電磁波の波長を表す。したがって、電磁波の反射の強さσは、正方形形状の金属膜111〜113の一辺の長さaに大きく依存する。
ここで、反射体100は、立方体形状のカバー部120と当該カバー部における面AEHD121、面EFGH122および面ABFE123の金属膜111〜113とによって形成される。なお、金属膜111〜113は、カバー部120における面AEHD121、面EFGH122および面ABFE123に、スプレー等で銅やアルミニウム等の金属を噴霧したり、銅やアルミニウム等の金属でできた箔を張り付けたり、銅やアルミニウム等の金属を蒸着したりすることで形成される。
本実施形態によれば、反射体100は、例えば、立方体形状のカバー部120において互いに直角をなすように設けられた面AEHD121、面EFGH122および面ABFE123の金属膜111〜113(コーナリフレクタ110)と、当該カバー部120とによって形成される。したがって、コーナリフレクタ110の内面側は、カバー部120によって満たされている。よって、塵芥や雨水等の異物が、コーナリフレクタ110における三面角eを含む内面側に溜まることを防ぐことができる。
また、カバー部120は、コーナリフレクタ110の風よけとしての機能も発揮する。したがって、コーナリフレクタ110が風の影響で変形することを良好に抑制することができる。
したがって、本実施形態によれば、コーナリフレクタ110の汚損等を防ぎ反射性能の劣化を良好に防ぐことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
図2は、本実施形態における反射体200の構成例を示す分解斜視図である。反射体200は、図2に示すように、コーナリフレクタ210と、カバー部220とを備える。反射体200は、コーナリフレクタ210とカバー部220とが互いに接合されて形成される立方体状の反射体である。
図3は、コーナリフレクタ210の構成例を示す斜視図である。図3に示すように、コーナリフレクタ210は、反射板211、反射板212および反射板213を含む。反射板211には、平面状の面AEHD211aが形成されている。反射板212には、平面状の面EFGH212aが形成されている。反射板213には、平面状の面ABFE213aが形成されている。そして、面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aが互いに直角をなすように、反射板211、反射板212および反射板213が互いに接合されている。反射板211〜213の各々は、例えば、金属(銅やアルミニウムなど)等の導体で形成されている。本例では、反射板211〜213は、各面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aが互いに同じ大きさの正方形になるように形成された板状体であるが、他の形状であってもよい。そして、コーナリフレクタ210は、各面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aが互いに直角をなすように、反射板211〜213が互いに接合されて形成されている。したがって、コーナリフレクタ210には、図3に示すように、面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aによって三面角eが形成されている。コーナリフレクタ210では、内面側に入射した電磁波が、反射板211〜213によって複数回反射され、入射方向に出射される。
図4は、カバー部220の構成例を示す斜視図である。図4に示すように、カバー部220は、カバー板221、カバー板222およびカバー板223を含む。カバー板221には、面AEHD211aに対向するように平面状の面BFGC221aが形成されている。カバー板222には、面EFGH212aに対向するように平面状の面ABCD222aが形成されている。カバー板223には、面ABFE213aに対向するように平面状の面DCGH223aが形成されている。そして、面BFGC221a、面ABCD222aおよび面DCGH223aが互いに直角をなすように、カバー板221、カバー板222およびカバー板223が互いに接合されている。カバー板221〜223の各々は、屈折率が小さいアクリル等で形成されている。具体的には、カバー板221〜223の各々は、例えば、マイクロ波帯における屈折率が1.0以上であって1.1以下である物質で形成される。本例では、カバー板221〜223は、面BFGC221a、面ABCD222aおよび面DCGH223aが互いに同じ大きさの正方形になるように形成された板状体であるが、他の形状であってもよい。そして、カバー部220は、各面BFGC221a、面ABCD222aおよび面DCGH223aが互いに直角をなすように互いに接合されている。すなわち、カバー部220は、図4に示すように、面BFGC221a、面ABCD222aおよび面DCGH223aによって形成される三面角cを有する形状となる。ここで、カバー板221〜223の各面の大きさは、反射板211〜213の各面の大きさと同じように構成されている。カバー部220において、カバー板221が反射板211に、カバー板222が反射板212に、カバー板223が反射板213にそれぞれ対向し、反射体200が中空の立方体によって形成されるように、コーナリフレクタ210とカバー部220との対応する位置の少なくとも一部が接合される。したがって、カバー部220は、コーナリフレクタ210の三面角eおよびカバー部220の三面角cの各々が立方体状の反射体200の角のうち、互いに対向する一対の角を構成するように、コーナリフレクタ210に接合される。よって、コーナリフレクタ210を構成する3枚の反射板211〜213によって三方を囲まれた空間は、他の方向がカバー部220のカバー板221〜223によって覆われる。
なお、反射体200は、例えば、次の3つの工程を経て製造される。第1の工程は、反射板211〜213における各面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aを互いに直角をなすように接合し、コーナリフレクタ210を形成する工程である。第2の工程は、カバー板221〜223における各面BFGC221a、面ABCD222aおよび面DCGH223aを互いに直角をなすように接合し、カバー部220を形成する工程である。第3の工程は、反射体200が中空の立方体によって形成されるようにコーナリフレクタ210とカバー部220とを接合する工程である。
本実施形態によれば、反射体200は、例えば、コーナリフレクタ210とカバー部220とが互いに接合されることによって形成される。したがって、三面角eを含むコーナリフレクタ210の内面側は、カバー部220によって覆われる。よって、塵芥や雨水等の異物が、コーナリフレクタ210における三面角eを含む内面側に溜まることを防ぐことができる。
また、カバー部220は、コーナリフレクタ210の風よけとしての機能も発揮する。したがって、コーナリフレクタ210が風の影響で変形したり歪んだりしたりするのを良好に抑制する。すなわち、カバー部220は、コーナリフレクタ210を形成する反射板211〜213における各面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aの平面度が損なわれることや、互いに接合する反射板211〜213の互いがなす角の変化を良好に防ぐことができる。
上記構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
ここで、本実施形態におけるカバー部220は、同じ大きさの正方形状の面を有する板状体のカバー板221、カバー板222およびカバー板223を含むように構成されているが、これに限定されない。例えば、カバー部は、三角形状の面を有する板状体を複数含むように構成されていてもよい。図5は、そのようなカバー部220bの構成例を示す斜視図である。図5に示す例では、カバー部220の三面角cを含む部分に相当する部分が、三角錐状に除去されて三角形状の面BDGが形成されている。また、例えば、カバー部は、カバー部220の三面角cを含む部分が除去されて曲面が形成された形状であってもよい。図6は、そのようなカバー部220cの構成例を示す斜視図である。また、例えば、カバー部は、三面角eを中心とするドーム状の面を有する板状体を含んでもよい。図7は、そのようなカバー部220dの構成例を示す斜視図である。
なお、図8に示すように、コーナリフレクタ210における反射板211〜213は、互いに接合されていなくてもよい。そのようなコーナリフレクタ210は、三面角を有さず塵芥や雨水等の異物が各板の間から排出されるため、塵芥や雨水等の異物が角に溜まることがない。したがって、風等の影響がない場所に設置される反射体200には、カバー部220が含まれていなくてもよい。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。
図9は、本実施形態における反射体300の構成例を示す斜視図である。図9に示すように、反射体300は、コーナリフレクタ310と、カバー部320とを備える。
反射体300は、次の2点で第2の実施形態における反射体200と相違する。1点目は、図9に示すように、コーナリフレクタ310が、反射板311〜313を含む点である。ここで、反射板311には、頂点Aにおける内角を頂角とする直角二等辺三角形状の面ABD311aが形成されている。反射板312には、頂点Aにおける内角を頂角とする直角二等辺三角形状の面ABC312aが形成されている。反射板313には、頂点Aにおける内角を頂角とする直角二等辺三角形状の面ACD313aが形成されている。反射板311〜313は、各面ABD311a、面ABC312aおよび面ACD313aが互いに同じ大きさの直角二等辺三角形状になるように形成された板状体である。そして、コーナリフレクタ310は、各面ABD311a、面ABC312aおよび面ACD313aが互いに直角をなすように各面の等辺が互いに接合され、三面角aを有するように形成されている。したがって、図9に示すように、コーナリフレクタ310は、三面角aを頂点とし、当該三面角aに対向する底面が開口している三角錐状を成している。2点目は、カバー部320が、三角形状の面BCD321aを有するカバー板321によって形成されている点である。
なお、コーナリフレクタ310の電磁波の反射の強さは、式:σ=4πa/(3λ)で表されるレーダー反射断面積によって示される。なお、σは、電磁波の反射の強さを表す。また、πは、円周率を表す。aは、反射板311〜313における直角二等辺三角形状の各面ABC311a、面ABD312aおよび面ACD313aの等辺二辺の各辺の長さを表す。また、λは、電磁波の波長を表す。すなわち、電磁波の反射の強さσは、反射板311〜313における直角二等辺三角形状の各面ABD311a、面ABC312aおよび面ACD313aの等辺二辺の各辺の長さaに大きく依存する。
ここで、反射体300は、例えば、次の2つの工程を経て製造される。第1の工程は、反射板311〜313における各面ABD311a、面ABC312aおよび面ACD313aが互いに直角をなすように各面における等辺を互いに接合し、コーナリフレクタ310を形成する工程である。第2の工程は、反射体300が中空の三角錐によって形成されるようにコーナリフレクタ310とカバー部320とを接合する工程である。
上記構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本例では、カバー部320は、三角形状の面BCD321aを有するカバー板321によって形成されているが、これに限定されない。例えば、カバー部は、三角形状の面を有するカバー板を複数含むように構成されてもよい。図10は、そのようなカバー部320bの構成例を示す斜視図である。図10に示す例では、カバー部320bは、カバー板322、カバー板323およびカバー板324を含むように構成されている。カバー板322には、頂点Iにおける内角を頂角とする直角二等辺三角形状の面IBC322aが形成されている。カバー板323には、頂点Iにおける内角を頂角とする直角二等辺三角形状の面IDB323aが形成されている。カバー板324には、頂点Iにおける内角を頂角とする直角二等辺三角形状の面IDC324aが形成されている。なお、カバー板322〜324は、面IBC322a、面IDB323aおよび面IDC324aが互いに同じ大きさの直角二等辺三角形状になるように形成された板状体である。そして、カバー部320bは、各面IBC322a、面IDB323aおよび面IDC324aが互いに直角をなすように各面における等辺が互いに接合され、三面角iを有するように形成されている。したがって、図10に示すように、カバー部320bは、三面角iを頂点とし、当該三面角iに対向する底面が開口している三角錐状を成している。そして、カバー部320における辺BCがコーナリフレクタ310における辺BCに、カバー部320bにおける辺BDがコーナリフレクタ310における辺BDに、カバー部320bにおける辺CDがコーナリフレクタ310における辺CDにそれぞれ当接し、反射体300が中空の立方体によって形成されるように、コーナリフレクタ310とカバー部320bとの対応する位置の少なくとも一部が接合される。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。
図11は、本実施形態における反射体400の構成例を示す斜視図である。図11に示すように、反射体400は、コーナリフレクタ410と、カバー部420とを備える。
反射体400は、次の2点で第2の実施形態における反射体200と相違する。1点目は、コーナリフレクタ410が、反射板411〜413を含む点である。ここで、反射板411には、中心点Aを中心とする円弧BDを含む扇形状の面ABD411aが形成されている。反射板412には、中心点Aを中心とする円弧BCを含む扇形状の面ABC412aが形成されている。反射板413には、中心点Aを中心とする円弧CDを含む扇形状の面ACD413aが形成されている。反射板411〜413は、各面ABD411a、面ABC412aおよび面ACD413aが互いに同じ大きさの扇形になるように形成された板状体である。そして、コーナリフレクタ410は、各面ABD411a、面ABC412aおよび面ACD413aが互いに直角をなすように、各板において中心点Aと各円弧とを結ぶ径をなす端部が互いに接合されている。2点目は、カバー部420が、ドーム状の面BCD421aを有するカバー板421によって形成されている点である。
ここで、反射体400は、例えば、次の2つの工程を経て製造される。第1の工程は、射板411〜413における各面ABD411a、面ABC412aおよび面ACD413aが互いに直角をなすように中心点Aと各円弧とを結ぶ径をなす端部を互いに接合し、コーナリフレクタ410を形成する工程である。第2の工程は、反射体400が中空の球体の一部によって形成されるようにコーナリフレクタ410の各面における円弧状の周縁部を含む端部とカバー部420の周縁部を含む端部とを接合する工程である。
上記構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について図面を参照して説明する。
図12は、本実施形態における反射体500の構成例を示す分解斜視図である。図12に示すように、反射体500は、コーナリフレクタ210と、カバー部520とを備える。図13は、カバー部520の構成例を示す斜視図である。ここで、コーナリフレクタ210は、図3に示す第2の実施形態におけるコーナリフレクタ210である。
反射体500は、次の2点で第2の実施形態における反射体200と相違する。1点目は、カバー部520が、面JNQM521、面NOPQ522および面JKON523が互いに直角をなすように形成された六面体である点である。なお、カバー部520は、発砲スチロールなどの屈折率が小さい物質で形成されている。具体的には、カバー部520は、例えば、マイクロ波帯における屈折率が1.0以上であって1.1以下である物質で形成される。2点目は、カバー部520における面JNQM521がコーナリフレクタ210における面AEHD211aに、カバー部520における面NOPQ522がコーナリフレクタ210における面EFGH212aに、カバー部520における面JKON523がコーナリフレクタ210における面ABFE213aにそれぞれ当接するように、コーナリフレクタ210とカバー部520とが互いに接合される点である。すなわち、コーナリフレクタ210の内部側に、カバー部520が配置される。
ここで、反射体500は、例えば、次の2つの工程を経て製造される。第1の工程は、反射板211〜213における各面AEHD211a、面EFGH212aおよび面ABFE213aを互いに直角をなすように接合し、コーナリフレクタ210を形成する工程である。第2の工程は、カバー部520における面JNQM521がコーナリフレクタ210における面AEHD211aに、カバー部520における面NOPQ522がコーナリフレクタ210における面EFGH212aに、カバー部520における面JKON523がコーナリフレクタ210における面ABFE213aにそれぞれ当接するように、コーナリフレクタ210とカバー部520とを接合する工程である。
上記構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図14は、本実施形態における反射体600の構成例を示す斜視図である。反射体600は、図13に示すように、コーナリフレクタ610と、カバー部220とを備える。ここで、カバー部220は、図4に示す第2の実施形態におけるカバー部220である。
反射体600は、コーナリフレクタ610が互いに直角をなす正方形状の3面を有する銅やアルミニウム等の金属の立体である点で、第2の実施形態における反射体200と相違する。ここで、互いに直角をなす正方形状の3面とは、図14における面AEHD611、面EFGH612および面ABFE613のことである。つまり、コーナリフレクタ610は、面AEHD611、面EFGH612および面ABFE613を有するように切り欠かれた凹部によって成る。
ここで、反射体600は、例えば、次の3つの工程を経て製造される。第1の工程は、銅やアルミニウム等の金属によってなる六面体形状における一角を含む部分を立方体状に切り欠くことでコーナリフレクタ610を形成する工程である。第2の工程は、カバー板221〜223における各面BFGC221a、面ABCD222aおよび面DCGH223aを互いに直角をなすように接合し、カバー部220を形成する工程である。第3の工程は、反射体600が中空の立方体によって形成されるようにコーナリフレクタ610とカバー部220とを接合する工程である。
上記構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態について図面を参照して説明する。
図15は、本実施形態における反射体700の構成例を示す分解斜視図である。本実施形態における反射体700は、図15に示すように、コーナリフレクタ710と、カバー部220とを備える。ここで、カバー部220は、図4に示す第2の実施形態におけるカバー部220である。
反射体700は、コーナリフレクタ710が反射板711、反射板712および反射板713を含む点で、第2の実施形態における反射体200と相違する。反射板711は、例えば、アクリル等の絶縁体の板状体における平面状の面AEHD711aに形成された銅やアルミニウム等の金属膜によって構成される。反射板712は、例えば、アクリル等の絶縁体の板状体における平面状の面EFGH712aに形成された銅やアルミニウム等の金属膜によって構成される。反射板713は、例えば、アクリル等の絶縁体の板状体における平面状の面ABFE713aに形成された銅やアルミニウム等の金属膜によって構成される。なお、反射板711〜713は、各面AEHD711a、面EFGH712aおよび面ABFE713aが互いに同じ大きさの正方形になるように形成された板状体である。そして、反射体700は、各面AEHD711a、面EFGH712aおよび面ABFE713aが互いに直角をなすように、反射板711、反射板712および反射板713が接合されている。コーナリフレクタ710は、反射板711における面AEHD711a、反射板712における面EFGH712a、および反射板713における面ABFE713aがそれぞれ、コーナリフレクタ710の内方を指向するように接合されて形成される。
ここで、反射体700は、例えば、次の3つの工程を経て製造される。第1の工程は、アクリル等の絶縁体の各板状体における各面AEHD711a、面EFGH712aおよび面ABFE713aに銅やアルミニウム等でできた金属膜を形成して、反射板711、反射板712および反射板713を構成する工程である。なお、金属膜は、スプレー等で銅やアルミニウム等の金属を噴霧したり、銅やアルミニウム等の金属でできた箔を貼り付けたり、銅やアルミニウム等の金属を蒸着したりすることで形成される。第2の工程は、反射板711〜713における各面AEHD711a、面EFGH712aおよび面ABFE713aを互いに直角をなすように接合し、コーナリフレクタ710を形成する工程である。第3の工程は、反射体700が中空の立方体によって形成されるようにコーナリフレクタ710とカバー部720とを接合する工程である。
上記構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態において、金属膜は、反射板711〜713におけるコーナリフレクタ710の内方に指向する面に形成されたが、これに限定されない。例えば、金属膜は、反射板711〜713におけるコーナリフレクタ710の外方を指向する面に形成されてもよい。
(第8の実施形態)
本発明の第8の実施形態について図面を参照して説明する。
図16は、本実施形態における反射体800の構成例を示す分解斜視図である。反射体800は、図16に示すように、コーナリフレクタ810と、カバー部820とを備える。
コーナリフレクタ810およびカバー部820は、例えば、図2に示す本発明の第2の実施形態におけるコーナリフレクタ210および図3に示すカバー部220によって実現される。
コーナリフレクタ810は、互いに直角をなすように配置された3枚の反射板によって形成される。
カバー部820は、コーナリフレクタ810に接合され、コーナリフレクタ810を形成する3枚の反射板によって三方を囲まれた空間を覆う。
本実施形態によれば、反射体800は、コーナリフレクタ810とカバー部820とが互いに接合されることによって形成される。そして、カバー部820は、コーナリフレクタ810を形成する3枚の反射板によって三方を囲まれた空間を覆う。よって、塵芥や雨水等の異物が、コーナリフレクタ810における内面側に溜まることを防ぐことができる。
また、カバー部820は、コーナリフレクタ810の風よけとしての機能も発揮する。したがって、コーナリフレクタ810が風の影響で変形することを良好に抑制することができる。
したがって、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。また、各実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得る各種変形、修正を含むことは勿論である。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
互いに直角をなすように配置された3枚の反射面によって形成されたコーナリフレクタと、
前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3枚の反射面によって三方を囲まれた空間を覆うカバー手段と
を備えることを特徴とする反射体。
[付記2]
前記3枚の反射面の形状は、正方形であることを特徴とする付記1に記載の反射体。
[付記3]
前記3枚の反射面の形状は、直角二等辺三角形であることを特徴とする付記1に記載の反射体。
[付記4]
前記3枚の反射面の形状は、扇形であることを特徴とする付記1に記載の反射体。
[付記5]
前記カバー手段は、複数の面を有する形状であることを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の反射体。
[付記6]
前記カバー手段は、曲面を有する形状であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の反射体。
[付記7]
前記カバー手段は、ドーム状である、ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の反射体。
[付記8]
前記空間の開口形状が三角形状であるように前記コーナリフレクタが形成され、
前記カバー手段は、前記三角形状の開口を覆うように形成されていることを特徴とする付記1又は3に記載の反射体。
[付記9]
前記カバー手段は、前記3枚の反射面の各々の面と当接するように前記コーナリフレクタ内に設置される立方体であることを特徴とする付記1又は2に記載の反射体。
[付記10]
前記3枚の反射面は、銅で形成されたことを特徴とする付記1乃至9のいずれかに記載の反射体。
[付記11]
前記3枚の反射面は、アルミニウムで形成されたことを特徴とする付記1乃至9のいずれかに記載の反射体。
[付記12]
前記カバー手段は、発泡スチロールで形成されたことを特徴とする付記1乃至11のいずれかに記載の反射体。
[付記13]
前記カバー手段は、マイクロ波帯における屈折率が1.0以上であって1.1以下である物質で形成されることを特徴とする付記1乃至11のいずれかに記載の反射体。
[付記14]
前記カバー手段は、アクリルで形成されたことを特徴とする付記13に記載の反射体。
[付記15]
互いに直角をなす3つの面を有するように切り欠かれた凹部によってなるコーナリフレクタと、
前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3つの面によって三方を囲まれた空間を覆うカバー手段と、
を備えることを特徴とする反射体。
[付記16]
互いに直角をなすように配置された3枚の板と、前記3枚の板の面に形成された金属膜とから構成されるコーナリフレクタと、
前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3枚の板によって三方を囲まれた空間を覆うカバー手段と
を備えることを特徴とする反射体。
[付記17]
前記金属膜は、前記3枚の板における前記空間側の面に形成される、
ことを特徴とする付記16に記載の反射体。
[付記18]
六面体形状のカバー手段と、
前記カバー手段において互いに直角をなすように設けられた3面に形成された金属膜によって構成されるコーナリフレクタと
を備えることを特徴とする反射体。
[付記19]
3枚の反射面を互いに直角をなすように接合してコーナリフレクタを形成し、
前記3枚の反射面によって三方を囲まれた空間を覆うようにカバー手段を前記コーナリフレクタの端部に接合する
ことを特徴とする反射体の製造方法。
[付記20]
互いに直角をなす3つの面を有するように六面体形状の導体の一部を除去してコーナリフレクタを形成し、
前記3つの面によって三方を囲まれた空間を覆うようにカバー手段を前記コーナリフレクタの端部に接合する
ことを特徴とする反射体の製造方法。
[付記21]
3枚の板を互いに直角をなすように接合し、
前記3枚の板における前記3枚の板によって三方を囲まれた空間側の面に金属膜を形成しコーナリフレクタを構成し、
前記空間を覆うようにカバー手段を前記コーナリフレクタの端部に接合する
ことを特徴とする反射体の製造方法。
[付記22]
六面体形状のカバー手段における互いに直角をなすように設けられた3面に金属膜を形成する、
反射体の製造方法。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2016年1月28日に出願された日本出願特願2016−014498を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100,200,300,400,500,600,700,800 反射体
110,210,310,410,610,710,810 コーナリフレクタ
111〜113 金属膜
120,220,220b,220c,220c,320,320b,420,520,720,820 カバー部
121 面AEHD
122 面EFGH
123 面ABFE
211a 面AEHD
212a 面EFGH
213a 面ABFE
221a 面BFGC
222a 面ABCD
223a 面DCGH
324a 面IDC
411a 面ABD
412a 面ABC
413a 面ACD
421a 面BCD
521 面JNQM
522 面NOPQ
523 面JKON
611 面AEHD
612 面EFGH
613 面ABFE
711a 面AEHD
712a 面EFGH
713a 面ABFE

Claims (22)

  1. 互いに直角をなすように配置された3枚の反射面によって形成されたコーナリフレクタと、
    前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3枚の反射面によって三方を囲まれた空間を覆うカバー手段と
    を備えることを特徴とする反射体。
  2. 前記3枚の反射面の形状は、正方形であることを特徴とする請求項1に記載の反射体。
  3. 前記3枚の反射面の形状は、直角二等辺三角形であることを特徴とする請求項1に記載の反射体。
  4. 前記3枚の反射面の形状は、扇形であることを特徴とする請求項1に記載の反射体。
  5. 前記カバー手段は、複数の面を有する形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の反射体。
  6. 前記カバー手段は、曲面を有する形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の反射体。
  7. 前記カバー手段は、ドーム状である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の反射体。
  8. 前記空間の開口形状が三角形状であるように前記コーナリフレクタが形成され、
    前記カバー手段は、前記三角形状の開口を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の反射体。
  9. 前記カバー手段は、前記3枚の反射面の各々の面と当接するように前記コーナリフレクタ内に設置される立方体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射体。
  10. 前記3枚の反射面は、銅で形成されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の反射体。
  11. 前記3枚の反射面は、アルミニウムで形成されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の反射体。
  12. 前記カバー手段は、発泡スチロールで形成されたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の反射体。
  13. 前記カバー手段は、マイクロ波帯における屈折率が1.0以上であって1.1以下である物質で形成されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の反射体。
  14. 前記カバー手段は、アクリルで形成されたことを特徴とする請求項13に記載の反射体。
  15. 互いに直角をなす3つの面を有するように切り欠かれた凹部によってなるコーナリフレクタと、
    前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3つの面によって三方を囲まれた空間を覆うカバー手段と、
    を備えることを特徴とする反射体。
  16. 互いに直角をなすように配置された3枚の板と、前記3枚の板の面に形成された金属膜とから構成されるコーナリフレクタと、
    前記コーナリフレクタの端部に接合され、前記3枚の板によって三方を囲まれた空間を覆うカバー手段と
    を備えることを特徴とする反射体。
  17. 前記金属膜は、前記3枚の板における前記空間側の面に形成される、
    ことを特徴とする請求項16に記載の反射体。
  18. 六面体形状のカバー手段と、
    前記カバー手段において互いに直角をなすように設けられた3面に形成された金属膜によって構成されるコーナリフレクタと
    を備えることを特徴とする反射体。
  19. 3枚の反射面を互いに直角をなすように接合してコーナリフレクタを形成し、
    前記3枚の反射面によって三方を囲まれた空間を覆うようにカバー手段を前記コーナリフレクタの端部に接合する
    ことを特徴とする反射体の製造方法。
  20. 互いに直角をなす3つの面を有するように六面体形状の導体の一部を除去してコーナリフレクタを形成し、
    前記3つの面によって三方を囲まれた空間を覆うようにカバー手段を前記コーナリフレクタの端部に接合する
    ことを特徴とする反射体の製造方法。
  21. 3枚の板を互いに直角をなすように接合し、
    前記3枚の板における前記3枚の板によって三方を囲まれた空間側の面に金属膜を形成しコーナリフレクタを構成し、
    前記空間を覆うようにカバー手段を前記コーナリフレクタの端部に接合する
    ことを特徴とする反射体の製造方法。
  22. 六面体形状のカバー手段における互いに直角をなすように設けられた3面に金属膜を形成する、
    反射体の製造方法。
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