JPWO2017130403A1 - 除湿装置 - Google Patents

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    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/26Drying gases or vapours

Abstract

除湿装置は、冷媒回路と、筐体と、水分吸着部と、水分吸着部に取り付けられ、水分吸着部が取り外し方向に移動する際にガイドするガイド部と、筐体に取り付けられ、ガイド部と共に水分吸着部の脱落を防止する脱落防止部と、を備え、ガイド部は、水分吸着部から取り外し方向に垂直の方向に延びる第1の延在部と、第1の延在部の先端側から取り外し方向に延びる第2の延在部と、を有し、脱落防止部は、筐体から取り外し方向と逆方向に延び、第2の延在部を係止して、水分吸着部が取り外し方向に垂直の方向にスライドすることを阻止するスライド阻止部と、スライド阻止部の先端側から水分吸着部のスライド方向に延び、水分吸着部が取り外し方向に移動する際に、第1の延在部が当たって水分吸着部が取り外し方向に移動することを阻止する移動阻止部と、を有する。

Description

本発明は、水分を吸着する水分吸着部を備える除湿装置に関する。
従来、圧縮機、凝縮器、膨張部及び蒸発器が配管により接続された冷媒回路と、デフロストヒータとを備え、運転モードとして除湿運転を有する空気調和装置が知られている。空気調和装置において、圧縮機に吸入された冷媒は、圧縮機によって圧縮されて高温高圧のガス状態で吐出される。圧縮機から吐出された高温高圧のガス状態の冷媒は、凝縮器に流入し、凝縮器において熱媒体と熱交換されて凝縮液化する。凝縮された液状態の冷媒は、膨張部に流入し、膨張部において膨張及び減圧されて気液二相状態となる。そして、気液二相状態の冷媒は、蒸発器に流入し、蒸発器において熱媒体と熱交換されて蒸発ガス化する。蒸発したガス状態の冷媒は、圧縮機に吸入される。
ここで、冷凍倉庫及び冷蔵倉庫等は、10℃以下といった低温度帯に冷却される必要がある。このため、空気調和装置が冷凍倉庫及び冷蔵倉庫等を冷却する際に使用される場合、蒸発器における冷媒の蒸発温度が0℃未満となる。従って、蒸発器に霜が発生し、冷凍能力及び除湿能力が低下する虞がある。そこで、蒸発器に設けられたデフロストヒータによって、定期的に蒸発器を加熱し、蒸発器から霜が除去されている。しかしながら、余計なエネルギを消費するため、空気調和装置の効率の低下が生じる。更に、除湿運転が行われると、冷凍倉庫及び冷蔵倉庫等の温度が上昇し、これを解消するために冷凍能力が過剰に必要となる。このため、空気調和装置の負荷が増大し、消費電力が増加する。また、圧縮機の回転数が制御される空気調和装置の場合、冷房運転が行われるものの設定温度が高めの梅雨の時期及び秋等の中間期においては、冷房の負荷が低下する。このため、空気調和装置の制御部は、圧縮機の回転数を低下させることによって、負荷に追従する。これにより、蒸発器における冷媒の蒸発温度が上昇するため、空調対象空間の顕熱を除去することができるものの潜熱を除去することが困難である。従って、空調対象空間の相対湿度が上昇し、利用者の不快感が増大する。
特許文献1には、冷媒回路と調湿機構とを備えた空気調和装置が開示されている。特許文献1は、蒸発器である吸熱器に流れ込む空気に含まれる水分を、調湿機構であるデシカントロータによって予め除去して、蒸発器への着霜を抑制し、デフロストヒータを不要としている。なお、特許文献1は、デシカントロータが回転することによって、水分を吸着した部分を、凝縮器である放熱器によって加熱された空気に当て、吸着した水分を脱着して再生する。
特開2001−241693号公報
しかしながら、特許文献1に開示された空気調和装置は、筐体から調湿機構である水分吸着部を取り外して交換等を行うサービス対応性について何ら配慮されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、水分吸着部のサービス対応性が向上する除湿装置を提供するものである。
本発明に係る除湿装置は、圧縮機、流路切替部、第1の熱交換器、膨張部、第2の熱交換器及び第3の熱交換器が配管により接続され、冷媒が流れる冷媒回路と、少なくとも第1の熱交換器及び第2の熱交換器が内部に設けられ、開口が形成された筐体と、空気に含まれる水分を吸脱着し、筐体の内部において第1の熱交換器と第2の熱交換器との間に設けられ、開口を通って筐体の外部に取り外し自在の水分吸着部と、水分吸着部に取り付けられ、水分吸着部が取り外し方向に移動する際にガイドするガイド部と、筐体に取り付けられ、ガイド部と共に水分吸着部の脱落を防止する脱落防止部と、を備え、ガイド部は、水分吸着部から取り外し方向に垂直の方向に延びる第1の延在部と、第1の延在部の先端側から取り外し方向に延びる第2の延在部と、を有し、脱落防止部は、筐体から取り外し方向と逆方向に延び、第2の延在部を係止して、水分吸着部が取り外し方向に垂直の方向にスライドすることを阻止するスライド阻止部と、スライド阻止部の先端側から水分吸着部のスライド方向に延び、水分吸着部が取り外し方向に移動する際に、第1の延在部が当たって水分吸着部が取り外し方向に移動することを阻止する移動阻止部と、を有する。
本発明によれば、水分吸着部を取り外して交換等を行うサービスが行われる際、脱落防止部によって、水分吸着部が脱落することを防止する。このため、水分吸着部のサービス対応性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る除湿装置100を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る除湿装置100を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における相対湿度と平衡吸着量との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す正面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す側面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す正面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36の分割状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す上面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す上面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る除湿装置100を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における第1の運転モードの空気の状態を示すグラフである。 本発明の実施の形態1における第2の運転モードの空気の状態を示すグラフである。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36の取り外し動作を示す上面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36の取り外し動作を示す上面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36の取り外し動作を示す上面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36の取り外し動作を示す上面図である。 本発明の実施の形態1における水分吸着部36の取り外し動作を示す上面図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係る除湿装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る除湿装置100を示す回路図である。この図1に基づいて、除湿装置100について説明する。図1に示すように、除湿装置100は、筐体300と、機械室ユニット200と、入力部6と、記憶部7と、制御部5とを備えている。筐体300は、流路切替部35、第1の熱交換器31a、膨張部34、第2の熱交換器31b、第3の熱交換器31c、送風機32、水分吸着部36、温度センサ1、温湿度センサ2、風速センサ3が内部に設けられている。ここで、筐体300の内部において、第1の熱交換器31a、水分吸着部36、第2の熱交換器31b及び第3の熱交換器31cは、この順に直列に並べられている。
(筐体300)
図2は、本発明の実施の形態1に係る除湿装置100を示す斜視図である。図2に示すように、筐体300の側面には、開口301が形成されており、水分吸着部36は、開口301を通って筐体300の外部に取り外し自在に設けられている。なお、開口301には、点検用の点検窓(図示せず)が設けられてもよい。
また、図1に示すように、筐体300には、第1の熱交換器31a、水分吸着部36、第2の熱交換器31b、第3の熱交換器31cの順に空気が流れる風路Gが形成されるように、第1の熱交換器31a側に空気の吸込口302が形成され、第3の熱交換器31c側に空気の吹出口304が形成されている。そして、空気は、除湿対象空間Rである室内から吸込口302を通って、筐体300の内部に流入し、吹出口304を通って除湿対象空間Rである室内に流出する。なお、筐体300は、例えば天井から吊り下げられた天吊ユニットである。なお、筐体300には、少なくとも第1の熱交換器31a及び第2の熱交換器31bが内部に設けられていればよい。
(機械室ユニット200)
機械室ユニット200は、圧縮機21が内部に設けられている。ここで、圧縮機21、第3の熱交換器31c、流路切替部35、第1の熱交換器31a、膨張部34、第2の熱交換器31bが配管により接続され、冷媒が流れる冷媒回路Aが構成されている。
(圧縮機21)
圧縮機21は、冷媒を吸入し圧縮して、高温高圧のガス状態で吐出するものである。圧縮機21は、例えばインバータによって制御されるインバータ式の圧縮機であり、運転周波数が任意に変化して、容量、即ち単位時間当たりに冷媒を送り出す量が変化するものである。なお、本実施の形態1では、圧縮機21が1台の場合について例示しているが、並列又は直列に接続された2台以上の圧縮機であってもよい。
(流路切替部35)
流路切替部35は、圧縮機21から吐出された冷媒が第3の熱交換器31cを通過した後、第1の熱交換器31aに流れる(図1の実線)か第2の熱交換器31bに流れる(図1の破線)かを切り替えるものである。流路切替部35は、例えば四方弁等であるが、複数の二方弁又は三方弁等を組み合わせたものでもよい。流路切替部35は、第3の熱交換器31cにおいて圧縮機21の吐出側が接続されていない側と、第1の熱交換器31aにおいて膨張部34が接続されていない側と、第2の熱交換器31bにおいて膨張部34が接続されていない側と、圧縮機21の吸入側とに接続されている。
図1の実線において、第3の熱交換器31cにおいて圧縮機21の吐出側が接続されていない側と、第1の熱交換器31aにおいて膨張部34が接続されていない側とが接続され、第2の熱交換器31bにおいて膨張部34が接続されていない側と、圧縮機21の吸入側とが接続される。また、図1の破線において、第3の熱交換器31cにおいて圧縮機21の吐出側が接続されていない側と、第2の熱交換器31bにおいて膨張部34が接続されていない側とが接続され、第1の熱交換器31aにおいて膨張部34が接続されていない側と、圧縮機21の吸入側とが接続される。
(第1の熱交換器31a)
第1の熱交換器31aは、筐体300の吸込口302から吸い込まれた空気と冷媒とを熱交換するものである。第1の熱交換器31aは、例えば冷媒が流れる伝熱管と、伝熱管に取り付けられた複数のフィンとを有するフィンアンドチューブ型の熱交換器である。
(膨張部34)
膨張部34は、冷媒を膨張及び減圧するものであり、例えばステッピングモータによって絞り開度が調整される電子膨張弁である。膨張部34は、開度が調整されることによって、冷媒回路Aに流れる冷媒の流量を調整する。なお、膨張部34は、受圧部にダイアフラムが採用された機械式膨張弁でもよく、キャピラリチューブでもよい。
(第2の熱交換器31b)
第2の熱交換器31bは、水分吸着部36の下流側に流れる空気と冷媒とを熱交換するものである。第2の熱交換器31bは、例えば冷媒が流れる伝熱管と、伝熱管に取り付けられた複数のフィンとを有するフィンアンドチューブ型の熱交換器である。
(第3の熱交換器31c)
第3の熱交換器31cは、第2の熱交換器31bの下流側に流れる空気と冷媒とを熱交換するものである。第3の熱交換器31cは、例えば冷媒が流れる伝熱管と、伝熱管に取り付けられた複数のフィンとを有するフィンアンドチューブ型の熱交換器である。
(送風機32)
送風機32は、第3の熱交換器31cの下流側に設けられ、吹出口304から空気を吸い込み、風路Gにおいて、第1の熱交換器31a、水分吸着部36、第2の熱交換器31b、第3の熱交換器31cの順に空気を流し、吹出口304から空気を吹き出すものである。送風機32は、例えばDCファンモータ等のモータと、モータに取り付けられた遠心ファン又は多翼ファン等のファンとを有し、風量が調整されるものである。なお、送風機32は、ACファンモータ等のモータを有して、風量が一定となるものでもよい。また、送風機32は、本実施の形態1では、第3の熱交換器31cの下流側に設けられている場合について例示しているが、送風機32は、第1の熱交換器31aの上流側に設けられてもよく、そのほかの位置に設けられてもよい。
(水分吸着部36)
水分吸着部36は、空気に含まれる水分を吸脱着するものである。水分吸着部36は、例えば空気が通過可能の多孔質材料と、多孔質材料の表面を覆う吸着剤とを有する。吸着剤は、例えば、塗布、表面処理又は含浸処理等によって、多孔質材料の表面に形成される。吸着剤は、例えばゼオライト、シリカゲル又は活性炭等といった相対的に湿度が高い空気から吸湿して、相対的に湿度が低い空気に放湿する機能を有する材料が使用されている。
水分吸着部36は、第1の熱交換器31aと第2の熱交換器31bとの間に設けられている。前述の如く、筐体300には、第1の熱交換器31a、水分吸着部36、第2の熱交換器31b、第3の熱交換器31cの順に空気が流れる風路Gが形成されている。水分吸着部36の断面積は、風路Gの断面積よりも大きくなるように、例えば風路Gの断面形状と同様の断面形状を有する。水分吸着部36は、例えば四角形の断面形状を有する板状の部材としてもよく、四角形以外の多角形又は円形等の断面形状を有する板状の部材としてもよい。なお、風路Gに流れる空気は、水分吸着部36の厚み方向に沿って、水分吸着部36を通過する。
図3は、本発明の実施の形態1における相対湿度と平衡吸着量との関係を示すグラフである。次に、水分吸着部36が水分を吸着する量について説明する。図3において、横軸を水分吸着部36に流入する空気の相対湿度とし、縦軸を水分吸着部36の平衡吸着量とする。なお、平衡吸着量とは、水分吸着部36の吸着剤が吸着することができる水分の量をいう。図3に示すように、相対湿度が増加するに従って、平衡吸着量が増加する。即ち、水分吸着部36に流入する空気の相対湿度が低い場合、水分吸着部36が吸着している水分が放出され易く、且つ、水分吸着部36が吸着することができる水分の量が減る。一方、水分吸着部36に流入する空気の相対湿度が高い場合、水分吸着部36が吸着している水分が放出され難く、且つ、水分吸着部36が吸着することができる水分の量が増える。
本実施の形態1では、水分吸着部36は、水分吸着部36に流入する空気の相対湿度が80%以上のときの平衡吸着量と、水分吸着部36に流入する空気の相対湿度が40〜60%のときの平衡吸着量との差が大きい吸着剤が使用されている。このように、湿度が高いときの平衡吸着量と湿度が低いときの平衡吸着量との差が大きい水分吸着部36が使用されることによって、水分吸着部36の吸着能力及び脱着能力が向上する。図3において、相対湿度が80%のときの平衡吸着量と、相対湿度が50%のときの平衡吸着量との差をhとする。
図4は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す正面図であり、図5は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す側面図である。なお、図5は、図4の矢印B方向から見た図であり、側部の固定枠38が外された図である。図4,図5に示すように、水分吸着部36は、例えば、固定枠38と、取っ手38aと、補強部44と、複数のデシカントブロック37とを有している。固定枠38は、矩形状の枠であり、水平方向(矢印Y方向)及び垂直方向(矢印Z方向)に着脱自在の部材である。固定枠38は、固定部39によって、内部にデシカントブロック37が嵌められるものである。
図6は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す正面図であり、図7は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36の分割状態を示す正面図である。固定枠38は、図6に示す状態から、図7に示すように、水平方向(矢印Y方向)において分割することができる。なお、固定枠38は、取付けビス又は係合構造等によって分割可能に構成される。図4に示すように、取っ手38aは、固定枠38の一側部に設けられており、これにより、利用者は、取っ手38aを把持して水分吸着部36を筐体300から取り外すために、水分吸着部36を移動させることができる。従って、水分吸着部36のサービス対応性が向上する。
補強部44は、垂直方向(矢印Z方向)に延びる部材である。固定枠38は、水平方向(矢印Y方向)において分割することができるため、水平方向(矢印Y方向)の強度を向上させるために、補強部44が取り付けられている。なお、固定枠38は、補強部44が外された状態で分割される。デシカントブロック37は、水分を吸脱着するものであり、固定枠38の内部に嵌め込まれている。デシカントブロック37のデシカント材は、水分を吸着及び脱着する際に、膨張及び収縮され、これらが繰り返される。本実施の形態1では、固定枠38の材料及び厚みを最適化して、固定枠38の強度を確保することによって、デシカントブロック37の膨張及び収縮を許容している。
ここで、固定枠38は、水平方向(矢印Y方向)において分割することができる。即ち、水分吸着部36は、水平方向(矢印Y方向)において着脱自在な複数のデシカントブロック37を有している。なお、デシカントブロック37の数、デシカントブロック37の形状等は、製品の仕様に応じて適宜変更可能である。また、水分吸着部36の幅は例えば1000mmである。
次に、水分吸着部36に取り付けられるガイド部50と、筐体300に取り付けられる脱落防止部60と、筐体300に取り付けられるスライド規制部70とについて説明する。筐体300は、例えば天吊ユニットであり、床置きされるものではないため、点検等のサービス時の安全性が確保される必要がある。水分吸着部36は、質量が10kgであり、サービス時の作業スペースが十分確保される必要がある。また、片手で容易に作業することができる必要がある。
(ガイド部50)
図8は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す上面図である。図8は、水分吸着部36が筐体300から取り外されている途中であって、水分吸着部36の一部が、筐体300の外部に露出していることを示す図である。図8に示すように、ガイド部50は、水分吸着部36に取り付けられ、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動する際にガイドするものである。ここで、前述の如く、水分吸着部36は、第1の熱交換器31aと第2の熱交換器31bとの間に設けられており、第1の熱交換器31a及び第2の熱交換器31bの長手方向(矢印Y方向)に平行の方向に取り外される。
ガイド部50は、基部50aと、第1の延在部51と、第2の延在部52と、第3の延在部53とを有する。基部50aは、水分吸着部36の端部を覆う部材である。第1の延在部51は、基部50aの一端部において、水分吸着部36から取り外し方向Mに垂直の方向(矢印X方向)に延びる部材である。第2の延在部52は、第1の延在部51の先端側から取り外し方向Mに延びる部材である。第3の延在部53は、第1の延在部51から取り外し方向Mに延びる部材であり、第2の延在部52よりも水分吸着部36側に位置している。前述の如く、水分吸着部36は、水平方向(矢印Y方向)において着脱自在な複数のデシカントブロック37を有している。即ち、水分吸着部36は、取り外し方向Mにおいて着脱自在な複数のデシカントブロック37を有している。
(脱落防止部60)
図9は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す上面図である。図9は、水分吸着部36が筐体300から取り外されている途中であって、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動することが阻止されていることを示す図である。図9に示すように、脱落防止部60は、筐体300に取り付けられ、ガイド部50と共に水分吸着部36の脱落を防止するものである。
脱落防止部60は、スライド阻止部61と、移動阻止部62とを有する。スライド阻止部61は、筐体300から取り外し方向Mと逆方向に延び、第2の延在部52を係止して、水分吸着部36が取り外し方向Mに垂直の方向(矢印Y方向)にスライドすることを阻止するものである。移動阻止部62は、スライド阻止部61の先端側から水分吸着部36のスライド方向Sに延び、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動する際に、第1の延在部51が当たって水分吸着部36が取り外し方向Mに移動することを阻止するものである。なお、移動阻止部62の先端は、水分吸着部36がスライド方向Sと逆方向に移動しようとする際に、第3の延在部53が当たって、水分吸着部36がスライド方向Sと逆方向に移動することを阻止する。
(スライド規制部70)
図10は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36を示す上面図である。図10は、水分吸着部36が筐体300から取り外されている途中であって、水分吸着部36がスライド方向Sにスライドすることを示す図である。図10に示すように、スライド規制部70は、筐体300に取り付けられ、筐体300から取り外し方向Mと逆方向に延び、水分吸着部36がスライドする際、水分吸着部36が当たって水分吸着部36がスライド方向Sに移動する移動距離を規制するものである。
(温度センサ1)
図1に示すように、温度センサ1は、冷媒回路Aに流れる冷媒の温度を検出するものであり、第1の温度センサ1a、第2の温度センサ1b、第3の温度センサ1c、第4の温度センサ1d、第5の温度センサ1e、第6の温度センサ1f、第7の温度センサ1g、第8の温度センサ1hから構成されている。第1の温度センサ1aは、圧縮機21の吐出側の冷媒の温度を検出するものである。第2の温度センサ1bは、圧縮機21の吸入側の温度を検出するものである。第3の温度センサ1cは、第1の熱交換器31aに流入するか又は第1の熱交換器31aから流出する冷媒の温度を検出するものである。
第4の温度センサ1dは、第1の熱交換器31aから流出するか又は第1の熱交換器31aに流入する冷媒の温度を検出するものである。第5の温度センサ1eは、第2の熱交換器31bに流入するか又は第2の熱交換器31bから流出する冷媒の温度を検出するものである。第6の温度センサ1fは、第2の熱交換器31bから流出するか又は第2の熱交換器31bに流入する冷媒の温度を検出するものである。第7の温度センサ1gは、第3の熱交換器31cに流入する冷媒の温度を検出するものである。第8の温度センサ1hは、第3の熱交換器31cから流出する冷媒の温度を検出するものである。
(温湿度センサ2)
温湿度センサ2は、風路Gに流れる空気の温度及び湿度を検出するものであり、第1の温湿度センサ2a、第2の温湿度センサ2b、第3の温湿度センサ2c、第4の温湿度センサ2d、第5の温湿度センサ2eから構成されている。第1の温湿度センサ2aは、除湿対象空間Rである室内から筐体300の内部に流入し、第1の熱交換器31aを通過する前の空気の温湿度を検出するものである。第2の温湿度センサ2bは、第1の熱交換器31aを通過し、水分吸着部36を通過する前の空気の温湿度を検出するものである。
第3の温湿度センサ2cは、水分吸着部36を通過し、第2の熱交換器31bを通過する前の空気の温湿度を検出するものである。第4の温湿度センサ2dは、第2の熱交換器31bを通過し、第3の熱交換器31cを通過する前の空気の温湿度を検出するものである。第5の温湿度センサ2eは、第3の熱交換器31cを通過し、吹出口304を通過する前の空気の温湿度を検出するものである。
(風速センサ3)
風速センサ3は、風路Gに流れる空気の風速を検出するものである。なお、本実施の形態1では、風速センサ3は、風路Gの最下流である第3の熱交換器31cの下流側に設けられているが、風速センサ3が設けられる位置はこれに限定されない。風速センサ3は、例えば風路Gを通過する空気の風速を検出することができる位置に設けられていればよく、風路Gの最上流である第1の熱交換器31aの上流側に設けられてもよい。
(冷媒)
冷媒回路Aに流れる冷媒は、例えばR410A、R407C、R404A、R234a等のHFC系冷媒である。なお、冷媒は、R22等のHCFC系冷媒でもよく、炭化水素又はヘリウム等の自然冷媒でもよい。また、冷媒はCO冷媒としてもよく、この場合、高圧が臨界圧力以上の運転であれば、凝縮器が放熱器として作用する。
(入力部6)
入力部6は、除湿装置100に指示する指示内容を入力するものであり、例えばリモートコントローラ(図示せず)からの信号を受信するセンサである。利用者は、例えばリモートコントローラを用いて、除湿運転の開始又は停止の指示、除湿の強度の指示等を行うことができる。なお、入力部6は、リモートコントローラから受信した信号を制御部5に送信する。
(記憶部7)
記憶部7は、除湿装置100を制御するプログラム、除湿装置100の制御に使用されるパラメータ等の情報を記憶するものである。記憶部7は、例えば不揮発性メモリ等から構成されている。
(制御部5)
図11は、本発明の実施の形態1に係る除湿装置100を示すブロック図である。制御部5は、除湿装置100の全体の制御を行うものであり、例えばアナログ回路又はデジタル回路等のハードウエア、及び、マイクロコンピュータ又はCPU等の演算装置によって実行されるプログラム等のソフトウエア等から構成されている。図11に示すように、制御部5は、温度センサ1の検出結果、温湿度センサ2の検出結果、風速センサ3の検出結果、入力部6から送信された信号、記憶部7が記憶する情報を取得し、取得した検出結果、信号及び情報等に基づいて、送風機32、圧縮機21、膨張部34及び流路切替部35等を制御する。
制御部5は、第1の運転モードと第2の運転モードとを切り替えるように流路切替部35を切り替える。第1の運転モードは、水分吸着部36に保持された水分が脱着されるモードであり、第2の運転モードは、空気に含まれる水分が水分吸着部36に吸着されるモードである。除湿装置100は、第1の運転モードと第2の運転モードとを交互に実行することによって、除湿運転を行う。水分吸着部36は、吸着することができる水分の量に限界がある。このため、水分吸着部36が、空気に含まれている水分を長時間にわたって継続して吸着すると、徐々に水分を吸着し難くなる。よって、除湿装置100は、第2の運転モードにおいて水分吸着部36が所定の量だけ水分を吸着した場合、水分吸着部36に保持された水分を第1の運転モードにおいて脱着することによって、水分吸着部36の吸着力を再生する。
(第1の運転モード)
次に、第1の運転モードについて説明する。前述の如く、第1の運転モードは、水分吸着部36に保持された水分が脱着されるモードである。第1の運転モードでは、第3の熱交換器31c及び第1の熱交換器31aが凝縮器として作用し、第2の熱交換器31bが蒸発器として作用するように、流路切替部35が切り替えられる。流路切替部35は、図1において実線で示すように、第3の熱交換器31cにおいて圧縮機21の吐出側が接続されていない側と、第1の熱交換器31aにおいて膨張部34が接続されていない側とが接続され、第2の熱交換器31bにおいて膨張部34が接続されていない側と、圧縮機21の吸入側とが接続される。
(第1の運転モードの冷媒の流れ)
圧縮機21に吸入された冷媒は、圧縮機21によって圧縮されて高温高圧のガス状態で吐出される。圧縮機21から吐出された高温高圧のガス状態の冷媒は、第3の熱交換器31cに流入し、第3の熱交換器31cにおいて風路Gに流れる空気と熱交換されて、一部が凝縮液化する。一部が凝縮液化した冷媒は、流路切替部35を通過して、第1の熱交換器31aに流入し、第1の熱交換器31aにおいて風路Gに流れる空気と熱交換されて、空気に放熱しつつ凝縮液化する。凝縮された液状態の冷媒は、膨張部34に流入し、膨張部34において膨張及び減圧されて気液二相状態となる。そして、気液二相状態の冷媒は、第2の熱交換器31bに流入し、第2の熱交換器31bにおいて風路Gに流れる空気と熱交換されて、空気から吸熱しつつ蒸発ガス化する。蒸発したガス状態の冷媒は、流路切替部35を通過して、圧縮機21に吸入される。
(第1の運転モードの空気の状態)
図12は、本発明の実施の形態1における第1の運転モードの空気の状態を示すグラフである。図12において、横軸を空気の乾球温度とし、縦軸を空気の絶対湿度とし、グラフ上の曲線を相対湿度100%の飽和空気とする。図12において、点A11は、吸込口302から筐体300の内部に吸い込まれた空気の状態を示す点である。点A12は、第1の熱交換器31aを通過した後の空気の状態を示す点である。点A13は、水分吸着部36を通過した後の空気の状態を示す点である。点A14は、第2の熱交換器31bを通過した後の空気の状態を示す点である。点A15は、第3の熱交換器31cを通過した後の空気の状態を示す点である。
図12に示すように、除湿対象空間Rから吸込口302を通って筐体300の内部に吸い込まれた空気(点A11)は、凝縮器として作用する第1の熱交換器31aを通過し、第1の熱交換器31aにおいて冷媒と熱交換されて加熱される。これにより、高温且つ低相対湿度の空気となる(点A12)。第1の熱交換器31aを通過した高温且つ低相対湿度の空気は、水分吸着部36を通過し、水分吸着部36において加湿及び冷却されて低温且つ高相対湿度の空気となる(点A13)。水分吸着部36を通過する空気は、例えば相対湿度が40〜60%といった低相対湿度の空気であるため、水分吸着部36は、水分吸着部36に含まれる水分を空気に放出して脱着する。その際、水分吸着部36に流入した空気は、水分の脱着に伴って発生する脱着熱によって熱が奪われて冷却される。
水分吸着部36を通過した低温且つ高相対湿度の空気は、蒸発器として作用する第2の熱交換器31bを通過し、第2の熱交換器31bにおいて冷媒と熱交換されて冷却される。これにより、低温且つ高相対湿度の空気となる(点A14)。ここで、第1の運転モードにおいて、第2の熱交換器31bに流れる冷媒の温度は、水分吸着部36を通過した空気の露点温度より低い温度となるように制御されている。このため、水分吸着部36を通過した空気は、第2の熱交換器31bを通過することによって、冷却されると共に除湿されて絶対湿度が低下する。
第2の熱交換器31bを通過した低温且つ高相対湿度の空気は、凝縮器として作用する第3の熱交換器31cを通過し、第3の熱交換器31cにおいて冷媒と熱交換されて加熱される。これにより、高温且つ低相対湿度の空気となる(点A15)。ここで、点A15の空気は、点A11の空気よりも絶対湿度が低く、除湿されている。その後、第3の熱交換器31cを通過した高温且つ低相対湿度の空気は、吹出口304から除湿対象空間Rに吹き出される。
(第2の運転モード)
次に、第2の運転モードについて説明する。前述の如く、第2の運転モードは、空気に含まれる水分が水分吸着部36に吸着されるモードである。第2の運転モードでは、第3の熱交換器31c及び第2の熱交換器31bが凝縮器として作用し、第1の熱交換器31aが蒸発器として作用するように、流路切替部35が切り替えられる。流路切替部35は、図1において破線で示すように、第3の熱交換器31cにおいて圧縮機21の吐出側が接続されていない側と、第2の熱交換器31bにおいて膨張部34が接続されていない側とが接続され、第1の熱交換器31aにおいて膨張部34が接続されていない側と、圧縮機21の吸入側とが接続される。
(第2の運転モードの冷媒の流れ)
圧縮機21に吸入された冷媒は、圧縮機21によって圧縮されて高温高圧のガス状態で吐出される。圧縮機21から吐出された高温高圧のガス状態の冷媒は、第3の熱交換器31cに流入し、第3の熱交換器31cにおいて風路Gに流れる空気と熱交換されて、一部が凝縮液化する。一部が凝縮液化した冷媒は、流路切替部35を通過して、第2の熱交換器31bに流入し、第2の熱交換器31bにおいて風路Gに流れる空気と熱交換されて、空気に放熱しつつ凝縮液化する。凝縮された液状態の冷媒は、膨張部34に流入し、膨張部34において膨張及び減圧されて気液二相状態となる。そして、気液二相状態の冷媒は、第1の熱交換器31aに流入し、第1の熱交換器31aにおいて風路Gに流れる空気と熱交換されて、空気から吸熱しつつ蒸発ガス化する。蒸発したガス状態の冷媒は、流路切替部35を通過して、圧縮機21に吸入される。
(第2の運転モードの空気の状態)
図13は、本発明の実施の形態1における第2の運転モードの空気の状態を示すグラフである。図13において、横軸を空気の乾球温度とし、縦軸を空気の絶対湿度とし、グラフ上の曲線を相対湿度100%の飽和空気とする。図13において、点A21は、吸込口302から筐体300の内部に吸い込まれた空気の状態を示す点である。点A22は、第1の熱交換器31aを通過した後の空気の状態を示す点である。点A23は、水分吸着部36を通過した後の空気の状態を示す点である。点A24は、第2の熱交換器31bを通過した後の空気の状態を示す点である。点A25は、第3の熱交換器31cを通過した後の空気の状態を示す点である。
図13に示すように、除湿対象空間Rから吸込口302を通って筐体300の内部に吸い込まれた空気(点A21)は、蒸発器として作用する第1の熱交換器31aを通過し、第1の熱交換器31aにおいて冷媒と熱交換されて冷却される。これにより、低温且つ高相対湿度の空気となる(点A22)。ここで、第2の運転モードにおいて、第1の熱交換器31aに流れる冷媒の温度は、除湿対象空間Rの空気の露点温度より低い温度となるように制御されている。このため、除湿対象空間Rから吸込口302を通って筐体300の内部に吸い込まれた空気は、第1の熱交換器31aを通過することによって、冷却されると共に除湿されて絶対湿度が低下する。
第1の熱交換器31aを通過した低温且つ高相対湿度の空気は、水分吸着部36を通過し、水分吸着部36において除湿されて高温且つ低相対湿度の空気となる(点A23)。水分吸着部36を通過する空気は、例えば相対湿度が70〜90%といった高相対湿度の空気であるため、水分吸着部36は、空気に含まれる水分を吸着する。その際、水分吸着部36に流入した空気は、水分の吸着に伴って発生する吸着熱によって加熱される。
水分吸着部36を通過した高温且つ低相対湿度の空気は、凝縮器として作用する第2の熱交換器31bを通過し、第2の熱交換器31bにおいて冷媒と熱交換されて加熱される。これにより、高温且つ低相対湿度の空気となる(点A24)。第2の熱交換器31bを通過した高温且つ低相対湿度の空気は、凝縮器として作用する第3の熱交換器31cを通過し、第3の熱交換器31cにおいて冷媒と熱交換されて加熱される。これにより、高温且つ低相対湿度の空気となる(点A25)。ここで、点A25の空気は、点A21の空気よりも絶対湿度が低く、除湿されている。その後、第3の熱交換器31cを通過した高温且つ低相対湿度の空気は、吹出口304から除湿対象空間Rに吹き出される。
(水分吸着部36の取り外し動作)
図14、図15、図16、図17及び図18は、本発明の実施の形態1における水分吸着部36の取り外し動作を示す上面図である。次に、水分吸着部36が筐体300から取り外される際の動作について説明する。図14に示すように、水分吸着部36が筐体300から取り外される際、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動される。
水分吸着部36が取り外し方向Mに移動されていくと、図15に示すように、ガイド部50の第1の延在部51が脱落防止部60の移動阻止部62に当たって、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動することが阻止される。また、ガイド部50の第2の延在部52が脱落防止部60のスライド阻止部61に当たって、水分吸着部36がスライド方向Sにスライドすることが阻止される。更に、ガイド部50の第3の延在部53がスライド阻止部61の先端に当たって、水分吸着部36がスライド方向Sと逆方向に移動することが阻止される。このように、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動されるだけでは、そのまま筐体300の外部に出ないため、脱落することが防止される。
ここで、水分吸着部36が一旦取り外し方向と逆方向−Mに移動されると、図16に示すように、ガイド部50の第1の延在部51が脱落防止部60の移動阻止部62から離れ、ガイド部50の第2の延在部52と脱落防止部60のスライド阻止部61との係合が解除される。そして、水分吸着部36がスライド方向Sに移動されていくと、図17に示すように、水分吸着部36がスライド規制部70に当たって、水分吸着部36がスライド方向Sに移動することが阻止される。そして、その位置から、再度、水分吸着部36が取り外し方向Mに移動されると、図18に示すように、水分吸着部36が筐体300の外部に取り外される。
本実施の形態1によれば、水分吸着部36を取り外して交換等を行うサービスが行われる際、脱落防止部60によって、水分吸着部36が脱落することを防止する。このため、水分吸着部36のサービス対応性を向上させることができる。
また、筐体300に取り付けられ、筐体300から取り外し方向Mと逆方向に延び、水分吸着部36がスライドする際、水分吸着部36が当たって水分吸着部36がスライド方向Sに移動する移動距離を規制するスライド規制部70を更に備える。これにより、水分吸着部36がスライド方向Sに過剰に移動することが抑制される。従って、水分吸着部36の脱落が更に防止される。
更に、水分吸着部36は、取り外し方向Mにおいて着脱自在な複数のデシカントブロック37を有する。水分吸着部36の全体が筐体300から取り外されると、サービススペースとして、水分吸着部36の幅1000mm以上のスペースが必要となる。即ち、筐体300自体の幅とサービススペースとを合わせると、水分吸着部36の幅1000mmの2倍である2000mm以上の作業スペースが必要となる。筐体300は、天井裏等の狭小部に設置される場合もあるため、筐体300のスペースは確保されても、サービススペースは考慮され難い。本実施の形態1では、水分吸着部36を取り外し方向Mにおいて分割することができる。このため、サービススペースは、分割後のデシカントブロック37の幅以下で済むため、水分吸着部36が狭小部に設置されても、サービススペースを確保することができる。
そして、筐体300には、第1の熱交換器31a、水分吸着部36、第2の熱交換器31b、第3の熱交換器31cの順に空気が流れる風路Gが形成されるように、第1の熱交換器31a側に空気の吸込口302が形成され、第3の熱交換器31c側に空気の吹出口304が形成されており、第3の熱交換器31c及び第1の熱交換器31aが凝縮器として作用し、第2の熱交換器31bが蒸発器として作用し、水分吸着部36に保持された水分が脱着される第1の運転モードと、第3の熱交換器31c及び第2の熱交換器31bが凝縮器として作用し、第1の熱交換器31aが凝縮器として作用し、空気に含まれる水分が水分吸着部36に吸着される第2の運転モードとを切り替えるように、流路切替部35を制御する制御部5を更に備える。
従来、調湿機構であるデシカントロータを有する空気調和装置が知られている。しかし、この空気調和装置は、デシカントロータを用いているため、デシカントロータを駆動する駆動部が必要である。また、デシカントロータにおいて、吸着部と脱着部との間の空気漏れが生じることを防止するために、吸着部と脱着部との境界部分を気密性が高くなるように分離するシール構造が必要である。このため、空気調和装置が大型化し、コストが高くなる。また、デシカントロータを通過した空気を蒸発器及び凝縮器に導入するため、風路Gを分ける必要があるため、構造が複雑であり、デシカントロータを交換することが困難である。
これに対し、本実施の形態1は、デシカントロータが不要であるため、駆動部が不要である。また、吸着部と脱着部との境界部分のシール構造も不要である。このため、装置を簡素化及び小型化し、コストを削減することができる。また、風路Gが1つであり、流路切替部35を切り替えることによって、水分吸着部36の吸着及び脱着が行われるため、構造を簡素化することができる。更に、水分吸着部36は筐体300から取り外し自在に設けられているため、サービス対応性も良好である。
なお、本実施の形態1では、温度センサ1、温湿度センサ2及び風速センサ3を有する場合について例示したが、温度センサ1、温湿度センサ2及び風速センサ3のうち1つ以上が省略されてもよい。また、除湿装置100は、温度、湿度、風速及び圧力等を検出するセンサを更に有してもよい。
1 温度センサ、1a 第1の温度センサ、1b 第2の温度センサ、1c 第3の温度センサ、1d 第4の温度センサ、1e 第5の温度センサ、1f 第6の温度センサ、1g 第7の温度センサ、1h 第8の温度センサ、2 温湿度センサ、2a 第1の温湿度センサ、2b 第2の温湿度センサ、2c 第3の温湿度センサ、2d 第4の温湿度センサ、2e 第5の温湿度センサ、3 風速センサ、5 制御部、6 入力部、7 記憶部、21 圧縮機、31a 第1の熱交換器、31b 第2の熱交換器、31c 第3の熱交換器、32 送風機、34 膨張部、35 流路切替部、36 水分吸着部、37 デシカントブロック、38 固定枠、38a 取っ手、39 固定部、44 補強部、50 ガイド部、50a 基部、51 第1の延在部、52 第2の延在部、53 第3の延在部、60 脱落防止部、61 スライド阻止部、62 移動阻止部、70 スライド規制部、100 除湿装置、200 機械室ユニット、300 筐体、301 開口、302 吸込口、304 吹出口、A 冷媒回路、G 風路、M 取り外し方向、R 除湿対象空間、S スライド方向。

Claims (4)

  1. 圧縮機、流路切替部、第1の熱交換器、膨張部、第2の熱交換器及び第3の熱交換器が配管により接続され、冷媒が流れる冷媒回路と、
    少なくとも前記第1の熱交換器及び前記第2の熱交換器が内部に設けられ、開口が形成された筐体と、
    空気に含まれる水分を吸脱着し、前記筐体の内部において前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器との間に設けられ、前記開口を通って前記筐体の外部に取り外し自在の水分吸着部と、
    前記水分吸着部に取り付けられ、前記水分吸着部が取り外し方向に移動する際にガイドするガイド部と、
    前記筐体に取り付けられ、前記ガイド部と共に前記水分吸着部の脱落を防止する脱落防止部と、を備え、
    前記ガイド部は、
    前記水分吸着部から前記取り外し方向に垂直の方向に延びる第1の延在部と、
    前記第1の延在部の先端側から前記取り外し方向に延びる第2の延在部と、を有し、
    前記脱落防止部は、
    前記筐体から前記取り外し方向と逆方向に延び、前記第2の延在部を係止して、前記水分吸着部が前記取り外し方向に垂直の方向にスライドすることを阻止するスライド阻止部と、
    前記スライド阻止部の先端側から前記水分吸着部のスライド方向に延び、前記水分吸着部が前記取り外し方向に移動する際に、前記第1の延在部が当たって前記水分吸着部が前記取り外し方向に移動することを阻止する移動阻止部と、を有する
    除湿装置。
  2. 前記筐体に取り付けられ、前記筐体から前記取り外し方向と逆方向に延び、前記水分吸着部がスライドする際、前記水分吸着部が当たって前記水分吸着部が前記スライド方向に移動する移動距離を規制するスライド規制部を更に備える
    請求項1記載の除湿装置。
  3. 前記水分吸着部は、
    前記取り外し方向において着脱自在な複数のデシカントブロックを有する
    請求項1又は2記載の除湿装置。
  4. 前記筐体には、
    前記第1の熱交換器、前記水分吸着部、前記第2の熱交換器、前記第3の熱交換器の順に空気が流れる風路が形成されるように、前記第1の熱交換器側に空気の吸込口が形成され、前記第3の熱交換器側に空気の吹出口が形成されており、
    前記第3の熱交換器及び前記第1の熱交換器が凝縮器として作用し、前記第2の熱交換器が蒸発器として作用し、前記水分吸着部に保持された水分が脱着される第1の運転モードと、前記第3の熱交換器及び前記第2の熱交換器が凝縮器として作用し、前記第1の熱交換器が凝縮器として作用し、空気に含まれる水分が前記水分吸着部に吸着される第2の運転モードとを切り替えるように、前記流路切替部を制御する制御部を更に備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の除湿装置。
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