JPWO2017126220A1 - 水中探知装置及び表示方法 - Google Patents

水中探知装置及び表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの手を煩わすことなく、漁猟対象となる魚の特徴を有する魚群の位置を正確に把握する。【解決手段】魚の特徴に関する情報である魚特徴指標を算出する魚特徴指標算出部(13)と、各前記魚が検出された深度又はピングに関する情報である魚位置指標を検出する魚位置指標検出部(14)と、魚位置指標の複数に分けられた範囲毎に各範囲に含まれる魚の魚特徴指標の統計情報を導出する統計情報導出部(17)と、統計情報を表示する表示部(4a)と、を備えた水中探知装置を構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、水中の物標を探知する水中探知装置及び表示方法に関する。
従来から知られている水中探知装置として、例えば特許文献1には、検出された魚を体長毎に区分して生成されたヒストグラム(図5A及び図5B参照)が表示される魚群探知機が開示されている。
また、特許文献2には、目的物標の種類(具体的には、魚種)によって周波数毎に得られる複数のエコー信号の差が異なることを利用して、魚種を判別可能な探知装置が開示されている。
特許第4475982号公報 特許第5689611号公報
ところで、上述したヒストグラムでは、例えばヒストグラムを生成する対象となるエリア(具体的には、深度範囲とピング範囲とで特定されるエリア)が広範囲に亘って設定されている場合、以下のような問題が生じる。具体的には、そのヒストグラムを見ただけでは、漁猟対象となる魚の特徴(例えば、魚体長、魚体重、魚種等)を有する魚群の位置を把握することができない。例えば、ヒストグラムを生成する対象となるエリアに、魚体長が異なる2つの魚種の魚群が含まれている場合、これら2つの魚種が混在したヒストグラムが生成されてしまう。
これに関して、例えばユーザが、ヒストグラム生成対象エリアを狭い範囲に絞って選択すれば、その範囲に含まれる魚の特徴及び位置を把握することができる。しかしながら、この場合、複数の魚群のそれぞれのヒストグラムを生成しようとすると、複数のヒストグラム生成対象エリアを設定する必要があるため、手間がかかる。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、ユーザの手を煩わすことなく、漁猟対象となる魚の特徴を有する魚群の位置を正確に把握することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る水中探知装置は、水中に送波された超音波の反射波から生成される受信信号に基づいて魚を検出する魚検出部と、前記魚検出部で検出された前記魚の特徴に関する情報である魚特徴指標を、前記受信信号から算出する魚特徴指標算出部と、各前記魚が検出された深度又はピングに関する情報である魚位置指標を検出する魚位置指標検出部と、前記魚位置指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚特徴指標の統計情報を導出する統計情報導出部と、前記統計情報を表示する表示部と、を備えている。
(2)前記統計情報導出部は、前記魚特徴指標の統計情報に代えて、前記魚特徴指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚位置指標の統計情報を導出する。
(3)前記魚特徴指標算出部は、前記魚特徴指標として前記魚の魚体長を算出する。
(4)前記魚特徴指標算出部は、前記魚特徴指標として前記魚の魚体重を算出する。
(5)前記魚特徴指標算出部は、前記魚特徴指標として、前記魚の魚種に関する情報を算出する。
(6)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚位置指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚を前記魚特徴指標毎に区分した第1度数分布グラフを生成し、前記表示部には、前記第1度数分布グラフの各要素に対応する色又は模様が付された前記第1度数分布グラフが表示される。
(7)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚位置指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚特徴指標の平均値を算出する。
(8)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚位置指標の範囲毎に、長手方向に沿った各位置が前記魚特徴指標に対応する細長い矩形状に形成されたグラフであって、該グラフの前記各位置に、該各位置が示す前記魚特徴指標を有する魚の匹数に対応する色又は模様が付された第1グラフ、を生成する。
(9)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚特徴指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚を前記魚位置指標値毎に区分した第2度数分布グラフを生成し、前記表示部には、前記第2度数分布グラフの各要素に対応する色又は模様が付された前記第2度数分布グラフが表示される。
(10)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚特徴指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚位置指標の平均値を算出する。
(11)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚特徴指標の範囲毎に、長手方向に沿った各位置が前記魚位置指標に対応する細長い矩形状に形成されたグラフであって、該グラフの前記各位置に、該各位置が示す前記魚位置指標に存在する魚の匹数に対応する色又は模様が付された第2グラフ、を生成する。
(12)前記統計情報導出部は、前記統計情報として、長手方向に沿った各位置が前記魚特徴指標に対応する第1軸と、長手方向に沿った各位置が前記魚位置指標に対応する第2軸とを有する座標平面上に、検出された各前記魚がドットで表示される散布図、を生成する。
(13)前記表示部には、前記散布図において前記ドットで示される各魚の前記魚特徴指標に対応する色又は模様が付された前記ドットが表示される。
(14)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る表示方法は、水中に送波された超音波の反射波から生成されるエコー画面を表示するステップと、前記反射波に基づいて検出された魚の深度又はピングに関する情報である魚位置指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記魚の特徴に関する情報である魚特徴指標の統計情報を、前記エコー画面の深度又はピングと対応する座標位置に表示するステップと、を含む。
(15)前記表示方法は、前記魚特徴指標の統計情報を表示するステップに代えて、前記反射波に基づいて検出された魚の特徴に関する情報である魚特徴指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記魚の深度又はピングに関する情報である魚位置指標の統計情報を表示するステップ、を含む。
本発明によれば、ユーザの手を煩わすことなく、漁猟対象となる魚の特徴を有する魚群の位置を正確に把握できる。
本発明の実施形態に係る魚群探知機の構成を示すブロック図である。 図1に示す信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 映像信号生成部によって生成された物標の映像信号に基づいて生成されたエコー画面の一例を示す図である。 選択エリア内ヒストグラム生成部で生成された総数ヒストグラムの一例を示す図である。 深度別魚体長ヒストグラム生成部によって生成された深度範囲毎の深度別魚体長ヒストグラムを示す図である。 操作・表示装置の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図7に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図10に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図12に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図14に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図17に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図19に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図21に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 図21に示す魚体長別深度位置ヒストグラム生成部によって生成された魚体長別深度位置ヒストグラムを示す図である。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図25に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図28に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図31に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の構成を示すブロック図である。 図33に示す信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図34に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 変形例に係る魚群探知機の信号処理部及び操作・表示装置の構成を示すブロック図である。 図37に示す表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。 記憶部に記憶されている複数の魚種判別用テンプレートのうちの2つを示す図であって、(A)はアジ用のテンプレート、(B)はサバ用のテンプレートである。 変形例に係る魚群探知機の表示部に表示される表示画面の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係る魚群探知機1(水中探知装置)の構成を示すブロック図である。以下では、本発明の実施形態に係る魚群探知機1について、図を参照して説明する。本実施形態に係る魚群探知機1は、例えば漁船等の船舶に装備され、海中の魚を検出可能に構成されている。
[全体構成]
魚群探知機1は、図1に示すように、送受波器2と、送受信装置3と、信号処理部10と、操作・表示装置4とを備えている。
送受波器2は、1又は複数の超音波振動子等によって構成されている。送受波器2は、電気信号を超音波に変換し、所定のタイミング毎に送信波として海中へ送波する。また、送受波器2は、送波した超音波の反射波を受信波として受波し、当該受信波を電気信号に変換する。
送受信装置3は、送受切替部6と、送信部7と、受信部8とを備えている。送受切替部6は、送信時には、送信部7から送受波器2に送信信号が送られる接続に切り替える。また、送受切替部6は、受信時には、送受波器2によって超音波から変換された電気信号が送受波器2から受信部8に送られる接続に切り替える。
送信部7は、操作・表示装置4において設定された、又は装置側で予め設定された条件に基づいて生成した送信信号を、送受切替部6を介して送受波器2に対して出力する。送信部7は、送受波器2から送波される超音波の基となる信号を送受波器2に出力する。
受信部8は、送受波器2から送られた電気信号を増幅し、増幅した受信信号をA/D変換する。その後、受信部8は、デジタル信号に変換された受信信号を、信号処理部10に対して出力する。
信号処理部10は、受信部8から出力される受信信号を処理し、その処理結果を操作・表示装置4へ出力する。本実施形態では、信号処理部10は、以下の2つの処理を行う。具体的には、信号処理部10は、物標の映像信号を生成する処理と、魚群のヒストグラムを生成する処理と、を行う。より詳しくは、魚群のヒストグラムを生成する処理では、ユーザによって選択された選択エリアに含まれる魚全体を魚体長毎に区分して、その選択エリア全体に含まれる魚のヒストグラムを生成する処理と、選択エリアに含まれる魚を所定の深度範囲毎に分け、各深度範囲に含まれる魚を魚体長毎に区分して、深度範囲毎のヒストグラムを生成する処理と、を行う。
[信号処理部の構成]
図2は、図1に示す信号処理部10及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。信号処理部10は、図2に示すように、映像信号生成部11と、魚検出部12と、魚特徴指標算出部としての魚体長算出部13と、魚位置指標検出部としての魚位置検出部14と、選択エリア内ヒストグラム生成部15と、深度範囲分割部16と、深度別魚体長ヒストグラム生成部17と、を有している。魚検出部12、魚体長算出部13及び魚位置検出部14は、魚情報算出部5として設けられている。また、深度別魚体長ヒストグラム生成部17は、統計情報導出部として設けられている。
信号処理部10は、ハードウェア・プロセッサ9(例えば、CPU、FPGA等)及び不揮発性メモリ等のデバイスで構成される。例えば、CPUが不揮発性メモリからプログラムを読み出して実行することにより、信号処理部10を、映像信号生成部11、魚検出部12、魚体長算出部13、及び魚位置検出部14等として機能させることができる。
図3は、映像信号生成部11によって生成された物標の映像信号に基づいて生成されたエコー画面EPの一例を示す図である。
映像信号生成部11は、受信部8から出力される受信信号を処理し、物標の映像信号を生成する。映像信号生成部11で生成された映像信号は、操作・表示装置4に送信され、操作・表示装置4は、この映像信号に基づいて海中のエコー画面EPを表示する。図3で示すエコー画面EPの縦軸は深度方向に対応している。また、図3で示すエコー画面EPの横軸の数値の単位はピング(ping)であり、1ピングは、あるタイミングで送波された超音波1パルス分に対応している。
なお、図3では、便宜上、エコー信号の強度をドットハッチングの濃さに対応させて示している。実際の操作・表示装置4の表示部4aでは、海中におけるエコー強度が高い箇所が茶色で表示され、エコー強度が低くなるにつれて、赤、橙、黄、緑、青、の色が表示される。また、図3中において符号OLで指示されている部分は発振線であり、符号E1で指示されている左右方向に細長く伸びている部分は海底からのエコーE1であり、符号E2で指示されている部分は魚群からのエコーE2である。また図3中における矩形状のエリアZは、ユーザによって設定されたエリア(選択エリアZ)である。
魚検出部12は、受信部8から出力された受信信号に基づき、物標としての魚を検出するように構成されている。やや詳しくは、魚検出部12は、横軸を時間とし縦軸を振幅値とする座標上にプロットされた受信信号に含まれるピーク波形が、魚に起因する波形であるか否かを判定することにより、魚を検出し、このピーク波形のピーク値を魚のターゲットストレングス値(TS値)とする。魚検出部12は、例えば一例として、ピーク波形のピーク値、ピーク波形の立ち上がり部分の傾斜度合、ピーク波形の立ち下がり部分の傾斜度合、等を総合的に判断し、ピーク波形が魚に起因するものであるか否かを判定する。このように、複数のパラメータを総合的に判断することにより、魚の誤検出を避けることができる。なお、ここで説明した魚の検出手法は既知の手法であり、一般的に広く知られている手法であるため、詳細な説明を省略する。また、ここで説明した魚検出部12の動作はあくまで一例であり、その他の手法により魚を検出してもよい。
魚体長算出部13は、魚検出部12で検出された魚のターゲットストレングス値(TS値)に基づき、各魚の魚体長を、魚特徴指標として算出する。
魚位置検出部14は、魚検出部12で検出された魚の深度位置(図3における縦方向の位置)を、魚位置指標として検出する。具体的には、魚位置検出部14は、送受波器2から送波された超音波が受波されるまでの時間を検出し、その時間に基づき、魚の深度位置を検出する。また、魚位置検出部14は、時間軸方向における魚の位置(図3における横方向の位置)を、魚位置指標であるピング位置として検出する。
図4は、選択エリア内ヒストグラム生成部15で生成された総数ヒストグラムHGの一例を示す図である。選択エリア内ヒストグラム生成部15は、ユーザによって設定された選択エリアZ(図3参照)内に含まれる全ての魚を所定の魚体長範囲毎に区分して、各区分に含まれる魚の度数に基づいて総数ヒストグラムHGを生成する。
総数ヒストグラムHGでは、該総数ヒストグラムHGを構成する各要素EL1〜EL8が、互いに異なる色で表示されている。なお、図4では、各要素EL1〜EL8に付される互いに異なる色を、互いに間隔が異なるクロスハッチングで示している。
深度範囲分割部16は、図3を参照して、選択エリアZを所定の深度範囲毎に分割して、複数のサブエリアZ1〜Z9に分ける。なお、図3では、各サブエリアZ1〜Z9を説明するために選択エリアZ内に破線を図示しているが、実際の表示部4aにはこの破線は表示されない。
図5は、深度別魚体長ヒストグラム生成部17によって生成された深度範囲毎の深度別魚体長ヒストグラムを示す図である。
深度別魚体長ヒストグラム生成部17は、各深度範囲に含まれる魚を所定の魚体長範囲毎に区分して、各区分に含まれる魚の度数に基づき、深度範囲毎のヒストグラムである深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9を生成する。例えば、HG1は、2〜4メートルの深度範囲に含まれる魚に関するヒストグラムであり、HG2は、4〜6メートルの範囲内に含まれる魚に関するヒストグラムである。なお、図5では、深度範囲が4〜6メートルの範囲内に魚が含まれていないため、深度別魚体長ヒストグラムHG2が生成されていない。深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9は、それぞれ、第1度数分布グラフとして生成される。また、深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9は、各深度範囲に含まれる魚の魚体長の統計情報として生成される。
本実施形態では、深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9は、図5に示すように、各区分に含まれる魚の度数がパーセントに換算された各要素が横方向に積み上げられた、積み上げヒストグラムである。図5に示す例では、各要素の長さが、各深度範囲に含まれる魚の度数を基準とした各区分に含まれる魚の度数のパーセントに対応している。
各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9では、該深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9で区分される各魚体長範囲が、総数ヒストグラムHGで区分された魚体長範囲と同じ範囲に設定される。具体的には、例えば一例として、総数ヒストグラムHGにおいて、魚体長範囲が0〜8cm、8cm〜16cm、16〜25cm、…と区分されている場合、各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9においても、魚体長範囲が、0〜8cm、8cm〜16cm、16〜25cm、…と区分される。
そして、各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9では、これら深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9を構成する各要素ELa1〜ELa8の色が、総数ヒストグラムHGの各要素EL1〜EL8の色と同じになっている。具体的に説明すると、図5における深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9では、魚体長が0〜8cmの範囲内にある魚を示す要素は、符号ELa1で図示されている。この要素ELa1の色は、図4における要素EL1の色と同じであり、他の要素についても同様である。
図6は、操作・表示装置4の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。操作・表示装置4は、図2を参照して、表示部4a及び操作部4bを有している。
表示部4aには、映像信号生成部11で生成された映像信号に基づく海中のエコー画面EPが表示される。エコー画面EPでは、最新の画像信号から得られた縦1本分の画像が、画面中における最も右側の縦1本分のラインで表示され、過去の画像は、最新の画像信号が得られる毎に、1ピング分ずつ左方向へ移動する。すなわち、エコー画面EPは、時間の経過とともに左方向へスクロールする。ユーザは、当該表示画面を見て、自船下方における海中の状態(例えば、単体魚及び魚群、海底の起伏、漁礁のような構造物の有無及び位置)を推測することができる。
操作部4bは、例えば一例としてキーボード或いはマウス等で構成されている。ユーザが操作部4bを適宜操作することにより、操作・表示装置4に対して種々の入力操作を行うことができる。
ユーザは、操作部4bを操作することにより、エコー画面EPの中から、矩形状の所望のエリアを選択エリアZとして設定することができる。具体的には、例えば一例として、ユーザが、マウスを用いてエコー画面EP上の任意の2点を選択することにより、当該2点を対角線とする矩形状の選択エリアZを設定することができる。
操作・表示装置4では、ユーザが上述のように操作部4bを操作して選択エリアZを設定することにより、選択エリア内ヒストグラム生成部15で生成された総数ヒストグラムHGが表示される。この総数ヒストグラムHGは、例えば一例として、表示画面中における所定の位置に表示されるが、ユーザがマウスを用いてその総数ヒストグラムHGをドラッグアンドドロップすることにより、表示画面中における所望の位置へ移動させることができる。
また、操作・表示装置4では、ユーザが上述のように操作部4bを適宜操作して選択エリアZを設定することにより、深度別魚体長ヒストグラム生成部17で生成された複数の深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が表示部4aに表示される。深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9は、図6に示すように、エコー画面EPの右側の部分に表示される。
表示部4aに表示された深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9を構成する各要素ELa1〜ELa8の色は、上述のように、総数ヒストグラムHGの各要素EL1〜EL8の色と同じになっている。具体的には、同じ魚体長範囲を示す要素EL1〜EL8と要素ELa1〜ELa8とは、同じ色である。これにより、ユーザは、表示部を見て、深度範囲毎に、どの程度の大きさの魚がどの程度の割合存在するかを把握することができる。
なお、本実施形態では、同じ魚体長範囲を示す要素EL1〜EL8の色と要素ELa1〜ELa8の色とを同じ色にすることにより、対応する要素同士を関連付けたが、これに限らず、対応する要素の模様を同じにすることにより、対応する要素同士を関連付けてもよい。
また、表示部4aに表示される表示画面では、図6に示すように、各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9の幅が、エコー画面EPに表示された深度目盛の間隔と一致している。そして、図6に示すように、各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が示す深度範囲が、エコー画面EPに表示された深度目盛に対応している。例えば、深度範囲が2〜4メートルであるヒストグラムHG1は、エコー画面EPの深度目盛のうち2メートルを示す目盛と4メートルを示す目盛との間の部分から右側へ延びるように形成されている。また、深度範囲が6〜8メートルであるヒストグラムHG3は、エコー画面EPの深度目盛のうち6メートルを示す目盛と8メートルを示す目盛との間の部分から右側へ延びるように形成されている。これにより、深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が示す深度範囲と、エコー画面EPに表示されている魚群が存在する深度範囲とを対応付けることができる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る魚群探知機1では、複数の深度範囲に分けられた深度範囲毎に、各深度範囲に含まれる魚の魚体長の深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が導出され、その深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が表示部4aに表示される。これにより、ユーザは、深度範囲毎に、どの程度の大きさの魚がどの程度の割合で存在しているかを把握することができる。
なお、どの深度範囲にどの程度の大きさの魚が存在するかを把握しようとした場合、例えば、従来から知られている魚群探知機を用いて、ヒストグラム生成対象エリアを狭い範囲に絞れば、その狭い範囲内における魚の統計情報を得ることができる。しかしながら、この場合、複数の魚群のそれぞれのヒストグラムを生成しようとすると、複数のヒストグラム生成対象エリアを設定する必要があるため、手間がかかる。
この点につき、魚群探知機1によれば、ヒストグラム生成対象エリア(すなわち、選択エリアZ)を比較的広めに設定しても、その選択エリアZが深度範囲毎に分割されて深度範囲毎にヒストグラムが生成されるため、ユーザの手間を省くことができる。
従って、魚群探知機1によれば、その目的は、ユーザの手を煩わすことなく、漁猟対象となる魚の特徴を有する魚群の位置を正確に把握できる。
また、魚群探知機1では、深度範囲毎に深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が生成される。そして、その深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9では、各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9を構成する各要素ELa1〜ELa8に、互いに異なる色が付されている。これにより、各要素ELa1〜ELa8が示す魚体長の範囲を容易に把握することができる。
また、魚群探知機1では、各深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9を構成する各要素ELa1〜ELa8の色が、総数ヒストグラムHGを構成する各要素EL1〜EL8の色と対応している。これにより、各要素ELa1〜ELa8が示す魚体長の範囲を更に容易に把握することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
(1)図7は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10a及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図8は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
本変形例の信号処理部10aは、上記実施形態の信号処理部10と比べて、選択エリア内ヒストグラム生成部15が省略された構成を有している。これにより、図8を参照して、本変形例に係る表示部4aには、図6に示すような総数ヒストグラムHGが表示されない。しかし、その代わりに、本変形例の表示部4aには、深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9の各要素ELa1〜ELa8に付された色が、どの魚体長範囲を示す色であるかを示す対応表Tが表示される。
以上、本変形例に係る魚群探知機でも、上述した実施形態の場合と同様、ユーザの手を煩わすことなく、漁猟対象となる魚の特徴を有する魚群の位置を正確に把握できる。
また、本変形例に係る魚群探知機によれば、上述した実施形態の場合と比べて、選択エリア内ヒストグラム生成部15を省略できるため、信号処理部10にかかる信号処理の負荷を軽減できる。
(2)図9は、変形例に係る魚群探知機の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。上述した実施形態では、以下のような深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9が表示される。具体的には、各深度範囲に含まれる魚の度数を基準とした、魚体長毎の魚の度数のパーセントが表示される。しかしながら、深度別魚体長ヒストグラムHG1〜HG9の表示方法はこれに限らない。具体的には、図9に示すように、選択エリアZに含まれる魚の総数を基準とした、魚体長毎の魚の度数のパーセントが表示されてもよい。こうすると、各深度範囲に含まれる魚の度数同士を比較することが可能となる。
(3)図10は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10b及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図11は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。本変形例の信号処理部10bは、図7に示す変形例の深度別魚体長ヒストグラム生成部17の代わりに、統計情報導出部として、深度別魚体長平均値算出部18が設けられた構成となっている。
深度別魚体長平均値算出部18は、深度範囲毎に、各深度範囲に含まれる魚の魚体長の平均値(統計情報)を算出する。そして、深度別魚体長平均値算出部18で算出された、各深度範囲の平均値は、表示部4aにおいて、図11で示すような棒グラフの各要素ELb1〜ELb4の高さで示される。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、各深度範囲に含まれる魚の魚体長の平均値を算出することができる。
なお、ここでは、図11に示すように、深度範囲毎の魚体長の平均値を棒グラフで示す例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、図示は省略するが、深度範囲毎の魚体長の平均値を、他の表示手法(例えばアラビア数字)で表示してもよい。
(4)図12は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10c及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図13は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。本変形例の信号処理部10cは、図7に示す変形例の深度別魚体長ヒストグラム生成部17の代わりに、統計情報導出部として、深度別魚体長カラースケール生成部19が設けられた構成となっている。
深度別魚体長カラースケール生成部19は、図13を参照して、深度範囲毎に、カラースケールCS1〜CS4(第1グラフ、統計情報)を生成する。ここでは、カラースケールCS1〜CS4は、左右方向に延びる矩形状の枠内における左右方向の各位置に所定の色が付されることにより生成される。各カラースケールCS1〜CS4では、左右方向における各位置が魚体長に対応している。また、各カラースケールCS1〜CS4には、左右方向における各位置に、該各位置が示す魚体長を有する魚の匹数に対応する色が付されている。カラースケールCS1〜CS4では、例えば一例として、匹数が多い部分が赤色で表示され、匹数が少ない部分が黄色で表示され、その中間部分が橙色で表示される。なお、図13では、赤色を密度が高いドットハッチングで示し、黄色を密度が低いドットハッチングで示し、橙色を密度が中程度のドットハッチングで示している。なお、ここでは、魚の匹数の多さを色に対応させたが、これに限らず、魚の匹数の多さを、互いに異なる模様に対応させてもよい。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、ユーザが、各深度範囲における魚の魚体長の分布状況を把握することができるため、ユーザは、所望の大きさの魚がどの深度位置に多く分布しているかを知ることができる。或いは、ユーザは、各深度範囲にどの程度の大きさの魚が多くいるかを知ることができる。
(5)図14は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10d及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図15は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
上述した実施形態及び各変形例では、深度範囲毎に、魚体長の統計情報(具体的には、魚体長のヒストグラム、魚体長の平均値、及び魚体長のカラースケール)を導出する例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、ピング範囲毎に、魚体長の統計情報を導出してもよい。本変形例では、ピング範囲毎の魚体長のヒストグラムであるピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12を算出することができる。
本変形例に係る信号処理部10dは、図2に示す深度範囲分割部16及び深度別魚体長ヒストグラム生成部17の代わりに、ピング範囲分割部20及びピング別魚体長ヒストグラム生成部21(統計情報導出部)が設けられた構成となっている。
ピング範囲分割部20は、ユーザによって設定された選択エリアZを、所定のピング範囲毎に分割して、複数のサブエリアZ10〜Z12に分ける。なお、図15では、各サブエリアZ10〜Z12を説明するために選択エリアZ内に破線を図示しているが、実際の表示部4aにはこの破線は表示されない。
ピング別魚体長ヒストグラム生成部21は、各ピング範囲に含まれる魚を所定の魚体長範囲毎に区分して、各区分に含まれる魚の度数に基づき、ピング範囲毎の魚体長のヒストグラムであるピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12を生成する。ピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12は、第1度数分布グラフとして生成される。また、ピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12は、各ピング範囲に含まれる魚の魚体長の統計情報として生成される。
以上のように、本変形例によれば、複数のピング範囲に分けられたピング範囲毎に、各ピング範囲に含まれる魚の魚体長のピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12が導出され、そのピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12が表示部4aに表示される。これにより、ユーザは、ピング範囲毎に、どの程度の大きさの魚がどの程度の割合で存在しているかを把握することができる。
従って、本変形例に係る魚群探知機によれば、上記実施形態に係る魚群探知機1の場合と同様、ユーザの手を煩わすことなく、漁猟対象となる魚の特徴を有する魚群の位置を正確に把握できる。
なお、ピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12の各要素の色は、上記実施形態の場合と同様、総数ヒストグラムHGの各要素の色と対応している。これにより、上記実施形態の場合と同様、ピング別魚体長ヒストグラムHG10〜HG12の各要素が示す魚体長の範囲を、総数ヒストグラムHGの各要素の色と対応付けて、容易に把握することができる。
(6)図16は、変形例に係る魚群探知機の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。図15では、各ピング範囲に含まれる魚の度数を基準とした、魚体長毎の魚の度数のパーセントが表示される例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、図16に示すように、選択エリアZに含まれる魚の総数を基準とした、魚体長毎の魚の度数のパーセントが表示されてもよい。こうすると、各ピング範囲に含まれる魚の度数同士を比較することが可能となる。
(7)図17は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10e及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図18は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。本変形例の信号処理部10eは、図14に示す信号処理部10dと比べて、選択エリア内ヒストグラム生成部15が省略された構成となっている。更に、本変形例の信号処理部10eは、図14に示すピング別魚体長ヒストグラム生成部21の代わりに、統計情報導出部として、ピング別魚体長平均値算出部22が設けられた構成となっている。
ピング別魚体長平均値算出部22は、ピング範囲毎に、各ピング範囲に含まれる魚の魚体長の平均値(統計情報)を算出する。そして、ピング別魚体長平均値算出部22で算出された、各ピング範囲の平均値は、表示部4aにおいて、図18で示すような棒グラフの各要素ELc1〜ELc3の高さで示される。なお、表示部4aにおいて、ピング範囲毎の魚体長の平均値は、他の表示手法(例えばアラビア数字)で表示されてもよい。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、各ピング範囲に含まれる魚の魚体長の平均値を算出することができる。
(8)図19は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10f及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図20は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。本変形例の信号処理部10fは、図17に示す変形例のピング別魚体長平均値算出部22の代わりに、統計情報導出部として、ピング別魚体長カラースケール生成部23が設けられた構成となっている。
ピング別魚体長カラースケール生成部23は、図20を参照して、ピング範囲毎に、カラースケールCSa1〜CSa3(第1グラフ、統計情報)を生成する。ここでは、カラースケールCSa1〜CSa3は、上下方向に延びる矩形状の枠内における上下方向の各位置に所定の色が付されることにより生成される。各カラースケールCSa1〜CSa3では、上下方向における各位置が魚体長に対応している。また、各カラースケールCSa1〜CSa3には、上下方向における各位置に、該各位置が示す魚体長を有する魚の匹数に対応する色が付されている。カラースケールCSa1〜CSa3では、例えば一例として、匹数が多い部分が赤色で表示され、匹数が少ない部分が黄色で表示され、その中間部分が橙色で表示される。なお、図20では、赤色を密度が高いドットハッチングで示し、黄色を密度が低いドットハッチングで示し、橙色を密度が中程度のドットハッチングで示している。なお、ここでは、魚の匹数の多さを色に対応させたが、これに限らず、魚の匹数の多さを、互いに異なる模様に対応させてもよい。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、ユーザが、各ピング範囲における魚の魚体長の分布状況を把握することができるため、ユーザは、所望の大きさの魚がどのピング位置に多く分布しているかを知ることができる。或いは、ユーザは、各ピング範囲にどの程度の大きさの魚が多くいるかを知ることができる。
(9)図21は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10g及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図22は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
上述した実施形態及び各変形例では、魚位置指標毎に(具体的には、深度範囲毎に、又はピング範囲毎に)、統計情報としての魚体長のヒストグラム、平均値、及びカラースケールを導出する例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、魚体長範囲毎に、深度位置の統計情報を導出してもよい。
本変形例に係る信号処理部10gは、図2に示す信号処理部10と比べて、選択エリア内ヒストグラム生成部15が省略された構成となっている。そして、信号処理部10gは、図2に示す信号処理部10の深度別魚体長ヒストグラム生成部17の代わりに、統計情報導出部として、魚体長別深度位置ヒストグラム生成部25が設けられた構成となっている。
深度範囲分割部16は、ユーザによって設定された選択エリアZを、所定の深度範囲毎に分割して、複数のサブエリアZ15〜Z19に分ける。なお、図22では、各サブエリアZ15〜Z19を説明するために選択エリアZ内に破線を図示しているが、実際の表示部4aにはこの破線は表示されない。
そして、ユーザによって選択エリアZが設定されて当該選択エリアZが複数のサブエリアZ15〜Z19に分割されると、各サブエリアZ15〜Z19に対応する色が付されたカラーバーCBが、表示部4aに表示される。カラーバーCBは、上下方向に細長い棒状に形成され、上から順に、茶色、赤色、橙色、黄色、緑色、の色が付されている。なお、図22では、上述した各色を、互いに間隔が異なるクロスハッチングで示している。
カラーバーCBは、図22に示す例では、選択エリアZの右端部分に表示されている。そして、図22に示す例では、カラーバーCBのうち、茶色の部分がサブエリアZ15の右端部分に表示され、赤色の部分がサブエリアZ16の右端部分に表示され、橙色の部分がサブエリアZ17の右端部分に表示され、黄色の部分がサブエリアZ18の右端部分に表示され、緑色の部分がサブエリアZ19の右端部分に表示される。これにより、各サブエリアZ15〜Z19が示す深度範囲と上述した色とを対応させることができる。具体的には、図22に示す例では、茶色が8〜10メートルの深度範囲に対応し、赤色が10〜12メートルの深度範囲に対応し、橙色が12〜14メートルの深度範囲に対応し、黄色が14〜16メートルの深度範囲に対応し、緑色が16〜18メートルの深度範囲に対応している。
図23は、魚体長別深度位置ヒストグラム生成部25によって生成された魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22を示す図である。
魚体長別深度位置ヒストグラム生成部25は、複数の範囲に分割された各魚体長範囲に含まれる魚の深度位置がいずれのサブエリアZ15〜Z19に含まれているかを区分し、魚体長範囲毎のヒストグラムである魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22(統計情報、第2度数分布グラフ)を生成する。
本変形例では、魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22は、図23に示すように、各区分に含まれる魚の度数がパーセントに換算された各要素が積み上げられた、積み上げヒストグラムである。
そして、本変形例の魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22では、これらを構成する各要素の色が、カラーバーCBが示す色と同じになっている。具体的には、魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22において深度範囲8〜10mに存在する魚を示す要素は、カラーバーCBのうち深さ範囲8〜10mを示す色である茶色が付される。同様に、魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22において深度範囲10〜12mに存在する魚を示す要素は、カラーバーCBのうち深さ範囲10〜12mを示す色である赤色が付される。他の要素についても、同様である。
このようにして生成された魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22は、表示部4aに表示される。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機では、ユーザが、表示部4aに表示された魚体長別深度位置ヒストグラムHG15〜HG22を見ることにより、所望の大きさを有する魚が、どの深度位置付近に多く存在するかを、容易に把握することができる。
なお、本変形例では、魚体長範囲毎に魚の深度位置のヒストグラムが生成され、これらが表示部4aに表示される例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、魚体長範囲毎に魚のピング位置のヒストグラムが生成され、これらが表示部4aに表示されてもよい(図24参照)。この場合、信号処理部の構成を、図21に示す信号処理部10gにおける魚体長別深度位置ヒストグラム生成部25の代わりに魚体長別ピング位置ヒストグラム生成部が設けられた構成とすればよい。こうすると、ユーザが、所望の大きさを有する魚が、どのピング位置付近に多く存在するかを、容易に把握することができる。
(10)図25は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10h及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図26は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
本変形例の信号処理部10hは、図21に示す信号処理部10gにおける魚体長別深度位置ヒストグラム生成部25の代わりに、統計情報導出部として、魚体長別深度位置平均値算出部26が設けられた構成となっている。
魚体長別深度位置平均値算出部26は、深度範囲分割部16によって複数の範囲に分割された各魚体長範囲に含まれる魚の深度位置の平均値(統計情報)を算出する。そして、魚体長別深度位置平均値算出部26で算出された、各魚体長範囲における深度位置の平均値は、表示部4aにおいて、図26で示すような棒グラフの各要素の高さで示される。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、各魚体長範囲に含まれる魚が位置する深度位置の平均値を算出することができる。なお、ここでは、魚体長別深度位置平均値算出部26で算出された上記平均値を棒グラフで示す例を挙げて説明したが、これに限らず、上記平均値を他の表示手法(例えばアラビア数字)で表示してもよい。
また、本変形例では、魚体長範囲毎に魚の深度位置の平均値が算出され、これらが表示部4aに表示される例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、魚体長範囲毎に魚のピング位置の平均値が算出され、これらが表示部4aに表示されてもよい(図27参照)。この場合、信号処理部の構成を、図25に示す魚体長別深度位置平均値算出部26の代わりに魚体長別ピング位置平均値算出部が設けられた構成とすればよい。こうすると、ユーザが、各魚体長範囲に含まれる魚が位置するピング位置の平均値を知ることができる。
(11)図28は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10i及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図29は、本変形例の表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
本変形例の信号処理部10iは、図21に示す信号処理部10gにおける魚体長別深度位置ヒストグラム生成部25の代わりに、統計情報導出部として、魚体長別深度位置カラースケール生成部27が設けられた構成となっている。
魚体長別深度位置カラースケール生成部27は、深度範囲分割部16によって分割された魚体長範囲毎に、カラースケールCSb1〜CSb8(第2グラフ)を生成する。ここでは、カラースケールCSb1〜CSb8は、上下方向に延びる矩形状の枠内における上下方向の各位置に所定の色が付されることにより生成される。各カラースケールCSb1〜CSb8では、上下方向における各位置が深度に対応している。また、各カラースケールCSb1〜CSには、上下方向における各位置に、該各位置に存在する魚の匹数に対応する色が付されている。カラースケールCSb1〜CSb8では、例えば一例として、匹数が多い部分が赤色で表示され、匹数が少ない部分が黄色で表示され、その中間部分が橙色で表示される。なお、図29では、赤色を密度が高いドットハッチングで示し、黄色を密度が低いドットハッチングで示し、橙色を密度が中程度のドットハッチングで示している。なお、ここでは、魚の匹数の多さを色に対応させたが、これに限らず、魚の匹数の多さを、互いに異なる模様に対応させてもよい。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、ユーザが、魚体長範囲毎に、魚の深さ方向における分布状況を把握することができるため、ユーザは、所望の大きさの魚がどの深度範囲に多く分布しているかを容易に把握することができる。
なお、本変形例では、魚体長範囲毎に魚の深度位置のカラースケールが生成され、これらが表示部4aに表示される例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、魚体長範囲毎に魚のピング位置のカラースケールが生成され、これらが表示部4aに表示されてもよい(図30参照)。こうすると、ユーザが、魚体長範囲毎に、魚のピング方向における分布状況を把握することができるため、ユーザは、所望の大きさの魚がどのピング範囲に多く分布しているかを容易に把握することができる。
(12)図31は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10j及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図32は、図31に示す表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。本変形例の信号処理部10jは、図2に示す信号処理部10と比べて、深度範囲分割部16及び深度別魚体長ヒストグラム生成部17が省略された構成となっており、その代わりに、統計情報導出部として、第1散布図生成部28及び第2散布図生成部29が設けられた構成となっている。
第1散布図生成部28は、深度がゼロの位置を原点として下方に延びるx軸と、該原点から右方向へ延びるy軸とを有する第1座標平面上に、選択エリアZ内に含まれる魚がプロットされた第1散布図SP1(統計情報)を生成する。第1散布図SP1のx軸は、各魚が存在する深度位置を示し、第1散布図SP1のy軸は、各魚から得られたTS値を示す。第1散布図生成部28は、上述した第1座標平面上に、選択エリアZ内に含まれる各魚をプロットする。このように各魚を示すドットを第1座標平面上にプロットすることにより、そのドットのx軸方向における位置から、その魚が位置する魚位置指標としての深度位置を読み取ることができ、そのドットのy軸方向における位置から、その魚の魚特徴指標としてのTS値を読み取ることができ。
第2散布図生成部29は、エコー画面EPに表示されている深度方向の軸における最も深度が深い位置を原点として左方向へ延びるx軸と、該原点から下方へ延びるy軸とを有する第2座標平面上に、選択エリアZ内に含まれる魚がプロットされた第2散布図SP2(統計情報)を生成する。第2散布図SP2のx軸は、各魚が存在するピング位置を示し、第2散布図のy軸は、各魚から得られたTS値を示す。第2散布図生成部29は、上述した第2座標平面上に、選択エリアZ内に含まれる各魚をプロットする。このように各魚を示すドットを第2座標平面上にプロットすることにより、そのドットのx軸方向における位置から、その魚が位置する魚位置指標としてのピング位置を読み取ることができ、且つそのドットのy軸方向における位置から、その魚の魚特徴指標としてのTS値を読み取ることができる。
表示部4aには、上記実施形態の場合と同様、選択エリア内ヒストグラム生成部15によって生成されたヒストグラムであって、選択エリアZ内に含まれる全ての魚のTS値毎のヒストグラムである総数ヒストグラムHGが表示される。この総数ヒストグラムHGでは、該総数ヒストグラムHGを構成する各要素に色が付されている。具体的には、図32を参照して、要素ELd1〜ELd3は赤色で示され、要素ELd4〜ELd6は黄色で示され、要素ELd7〜ELd9は緑色で示され、要素ELd10〜ELd12は青色で示されている。なお、図32では、赤色を、間隔が狭いクロスハッチングで示し、黄色を、間隔が中程度のクロスハッチングで示し、緑色を、間隔が広いクロスハッチングで示している。また、青色が付された要素ELd10〜ELd12については、模様がない単なる矩形で示している。
そして、表示部4aで表示される各散布図SP1,SP2のドットには、上述した各色のいずれかが付されている。具体的には、要素ELd1〜ELd3が示すTS値の範囲に含まれるドットには赤色が付され、要素ELd4〜ELd6が示すTS値の範囲に含まれるドットには黄色が付され、要素ELd7〜ELd9が示すTS値の範囲に含まれるドットには緑色が付され、要素ELd10〜ELd12が示すTS値の範囲に含まれるドットには青色が付されている。なお、図32では、便宜上、赤色のドットを黒丸で示し、黄色のドットを白抜きの四角で示し、緑色のドットを黒三角で示し、青色のドットを×印で示している。
以上のように、本変形例に係る魚群探知機によれば、上述のような散布図SP1,SP2が表示されるため、選択エリアZ内に含まれる個々の魚の大きさ及び深度位置、並びに、個々の魚の大きさ及びピング位置を把握することができる。
また、本変形例に係る魚群探知機によれば、散布図SP1,SP2の各ドットの各色が、総数ヒストグラムHGの各要素ELd1〜ELd12に付された各色に対応して付されている。具体的には、要素ELd1〜ELd3が示すTS値の範囲に含まれるドットには該要素ELd1〜ELd3と同じ赤色が付され、要素ELd4〜ELd6が示すTS値の範囲に含まれるドットには該要素ELd4〜ELd6と同じ黄色が付され、要素ELd7〜ELd9が示すTS値の範囲に含まれるドットには該要素ELd7〜ELd9と同じ緑色が付され、要素ELd10〜ELd12が示すTS値の範囲に含まれるドットには該要素ELd10〜ELd12と同じ青色が付されている。これにより、選択エリアZ内に含まれる魚の大まかなTS値を視覚的に容易に把握することができる。
なお、本変形例において、散布図SP1,SP2のドットを色分けしたが、これに限らず、ドットが色分けされていなくてもよい。
また、本変形例では、表示部4aに、第1散布図SP1及び第2散布図SP2が表示される例を挙げて説明したが、これに限らず、第1散布図SP1及び第2散布図SP2のいずれか一方のみが表示部4aに表示されてもよい。
また、本変形例では、各散布図SP1,SP2のy軸をTS値としたが、これに限らず、y軸を、魚体長、魚体重、或いは詳しくは後述するΔSV値としてもよい。
(13)図33は、変形例に係る魚群探知機1aの構成を示すブロック図である。また、図34は、図33に示す信号処理部10k及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図35は、図34に示す表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
本変形例に係る魚群探知機1aでは、魚種に関する情報であるΔSVの統計情報を、その魚の位置を指標する魚位置指標に関連付けて、表示部4aに表示することができる。
本変形例に係る魚群探知機1aは、上記実施形態に係る魚群探知機1と同様、送受波器2と、送受信装置3aと、信号処理部10kと、操作・表示装置4とを備えている。しかしながら、送受信装置3aの送信部7a、及び信号処理部10kの構成及び動作が、上記実施形態に係る魚群探知機1のそれらと異なる。
送信部7aは、互いに周波数が異なる2つの超音波である第1超音波及び第2超音波を送波可能に構成されている。第1超音波は第1周波数を有し、第2超音波は第2周波数を有している。本変形例に係る受信部8は、第1超音波及び第2超音波のそれぞれから得られた各受信信号を、信号処理部10kに対して出力する。
本変形例の信号処理部10kは、図2に示す信号処理部10と比べて、深度別魚体長ヒストグラム生成部17が省略された構成となっており、その代わりに、ΔSV算出部30及び深度別ΔSVヒストグラム生成部31(統計情報導出部)が設けられた構成となっている。本変形例の場合、魚情報算出部5aは、魚検出部12、魚体長算出部13、魚位置検出部14、及びΔSV算出部30を有している。
本変形例の選択エリア内ヒストグラム生成部15は、選択エリアZ内の各位置から得られたΔSVを所定のΔSV幅毎に区分して、各区分に含まれるΔSVの度数に基づいて総数ヒストグラムHGを生成する。この総数ヒストグラムHGを構成する各要素には、該各要素が示すΔSVに対応する色が付されている。具体的には、例えば一例として、各要素が示すΔSVの値が大きくなるにつれて、各要素には、茶色、赤色、橙色、黄色、緑色、青色、の各色が付される。
ΔSV算出部30は、水中の各地点におけるΔSVを算出する。ΔSV算出部30は、第1周波数を有する第1超音波の反射波から得られた受信信号に基づき体積散乱SV1を算出するとともに、第2周波数を有する第2超音波の反射波から得られた受信信号に基づき体積散乱SV2を算出する。
ΔSV算出部30は、以下の式を用いて体積散乱SV1及びSV2を算出する。なお、以下の式(1)では、SV1及びSV2をSVと表現しているが、SV1及びSV2を算出する際には、それぞれの周波数に応じた値を用いている。
[数1]
SV=EL−SL−ME+Cb+Cd …(1)
ここで、ELはエコー信号の受信電圧であり、SLは超音波送信信号のソースレベルであり、MEは振動子の受信感度である。
また、Cbは超音波送信ビームの特性に基づく補正項であり、Cdは距離方向(深度方向)の減衰に関する補正項である。Cb及びCdは、以下の式(2)及び(3)で表すことができる。
[数2]
Cb=−10log(cτ/2)−20logθ+31.6 …(2)
[数3]
Cd=20logr+2αr/1000 …(3)
ここで、cは音速、τはパルス幅、θは送信ビームの半角、rは目的物標までの距離、αは水中での吸収損失係数である。
そして、ΔSV算出部30は、上述のようにして算出したSV1及びSV2の差分を、ΔSVとして算出する。ΔSV算出部30は、深度位置毎及びピング位置毎に、ΔSVを算出する。
深度別ΔSVヒストグラム生成部31は、各深度範囲に含まれる魚を所定のΔSV範囲毎に区分して、各区分に含まれる魚の度数に基づき、深度範囲毎のΔSVのヒストグラムである深度別ΔSVヒストグラムHG25〜HG28(統計情報)を生成する。
深度別ΔSVヒストグラムHG25〜HG28を構成する各要素には、総数ヒストグラムHGの各要素と同じ色が付されている。具体的には、深度別ΔSVヒストグラムHG25〜HG28の各要素には、該各要素が示すΔSVの範囲と同じ範囲を示す総数ヒストグラムHGの要素と同じ色が付される。
ところで、魚種が異なる魚群のそれぞれについてΔSVのヒストグラムを生成すると、それらのヒストグラムは、魚種毎に異なる傾向となることが一般的に知られている。
よって、ユーザが、各魚種のΔSVのヒストグラムが有する傾向を把握していれば、上述のような深度別ΔSVヒストグラムHG25〜HG28を見ることにより、深度範囲毎にどのような魚種の魚群が存在しているかを知ることができる。すなわち、本変形例によれば、各深度範囲に含まれる魚群の魚種を知ることが可能となる。
なお、本変形例では、深度範囲毎にΔSVのヒストグラムが生成され、これらが表示部4aに表示される例を挙げて説明したが、これに限らない。具体的には、ピング範囲毎にΔSVのヒストグラムが生成され、これらが表示部4aに表示されてもよい(図36参照)。この場合、信号処理部の構成を、図34に示す深度別ΔSVヒストグラム生成部31の代わりにピング別ΔSVヒストグラム生成部が設けられた構成とすればよい。こうすると、ユーザが、各ピング範囲に含まれる魚群の魚種を知ることができる。
また、本変形例では、深度範囲毎にΔSVのヒストグラムが生成され、これらが表示部4aに表示される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図示は省略するが、深度範囲毎のΔSVの平均値、或いは深度範囲毎のΔSVのカラースケールが表示されてもよい。更には、図示は省略するが、ピング範囲毎のΔSVの平均値、或いは深度範囲毎のΔSVのカラースケールが表示されてもよい。
(14)図37は、変形例に係る魚群探知機の信号処理部10l及び操作・表示装置4の構成を示すブロック図である。また、図38は、図37に示す表示部4aに表示される表示画面の一例を示す図である。
本変形例の信号処理部10lは、図34に示す信号処理部10kと比べて、記憶部32及び魚種判別部33を更に備えた構成となっている。
図39は、記憶部32に記憶されている複数の魚種判別用テンプレートのうちの2つを示す図であって、(A)はアジ用のテンプレートTPa、(B)はサバ用のテンプレートTPbである。
図34から図37を用いて説明した変形例で説明したように、魚群から得られたΔSVのヒストグラムは、魚種毎に異なる傾向を有している。記憶部32には、魚種毎のΔSVのヒストグラムが、魚種判別用のテンプレートとして記憶されている。これらのテンプレートは、実験結果等に基づいて予め設定され、例えば不揮発性メモリで構成された記憶部32に記憶されている。
魚種判別部33は、深度別ΔSVヒストグラム生成部31で生成された深度範囲毎のΔSVヒストグラムを、記憶部32で記憶されている各テンプレートと比較する。そして、魚種判別部33は、深度別ΔSVヒストグラムと最も類似度合が高いテンプレートを決定し、そのテンプレートと深度別ΔSVヒストグラムの類似度合が所定の閾値以上であれば、その深度別ΔSVヒストグラムが生成された深度範囲に含まれる魚群が、そのテンプレートの魚種であると判定する。このように判定された魚種は、図38に示すように、その魚種が存在する深度範囲に対応した位置に表示される。
なお、図38を参照して、選択エリアZ内における浅い位置のエコーはアジからのエコーであり、深い位置からのエコーはサバからのエコーである。よって、図38に示すように、選択エリアZ内の浅い深度範囲に含まれる魚群の魚種はアジと判別され、深い深度範囲に含まれる魚群の魚種はサバと判別される。しかしながら、深度方向においてアジとサバとが混在している範囲については、正確な魚種判別が行えず、その深度範囲については魚種が表示されていない。
以上のように、本変形例によれば、各深度範囲における魚種が、魚種判別部33によって自動的に決定される。これにより、図34から図37を用いて説明した変形例のように、ユーザが魚種毎のΔSVヒストグラムの傾向を把握せずとも、深度範囲毎の魚種を知ることができる。
なお、本変形例では、深度範囲毎に魚種を判別して表示したが、これに限らず、図40に示すように、ピング範囲毎に魚種を判別して表示してもよい。この場合、魚群探知機の構成を、図37に示す深度範囲分割部16及び深度別ΔSVヒストグラム生成部31の代わりに、ピング範囲分割部及びピング別ΔSVヒストグラム生成部が設けられた構成とすればよい。これにより、ユーザが、各ピング範囲に含まれる魚群の魚種を容易に知ることができる。
(16)上述した実施形態及び各変形例では、魚特徴指標として、魚の魚体長、ΔSV、TS値、或いは魚種を例に挙げて説明したが、これらに限らず、魚体重を魚特徴指標として用いることもできる。
(17)上述した実施形態及び変形例では、検出された魚の統計情報として、深度別(又はピング別)ヒストグラム、深度別(又はピング別)平均値、深度別(又はピング別)カラースケール、等のうちのいずれか1つが導出され、これらが表示部4aに表示される例を挙げて説明したが、これらに限らない。例えば、2つ以上の上記統計情報を導出可能な構成とし、ユーザが操作部4bを適宜操作することにより、いずれかの統計情報が切り替えて表示されるように、魚群探知機を構成してもよい。或いは、導出された2つ以上の統計情報が、表示部4aに同時に表示されるように、魚群探知機を構成してもよい。
1,1a 魚群探知機(水中探知装置)
4a 表示部
5,5a 魚情報算出部
12 魚検出部
13 魚体長算出部(魚特徴指標算出部)
14 魚位置検出部(魚位置指標検出部)
17 深度別魚体長ヒストグラム生成部(統計情報導出部)
18 深度別魚体長平均値算出部(統計情報導出部)
19 深度別魚体長カラースケール生成部(統計情報導出部)
21 ピング別魚体長ヒストグラム生成部(統計情報導出部)
22 ピング別魚体長平均値算出部(統計情報導出部)
23 ピング別魚体長カラースケール生成部(統計情報導出部)
25 魚体長別深度位置ヒストグラム生成部(統計情報導出部)
26 魚体長別深度位置平均値算出部(統計情報導出部)
27 魚体長別深度位置カラースケール生成部(統計情報導出部)
28 第1散布図生成部(統計情報導出部)
29 第2散布図生成部(統計情報導出部)
31 深度別ΔSVヒストグラム生成部(統計情報導出部)

Claims (15)

  1. 水中に送波された超音波の反射波から生成される受信信号に基づいて魚を検出する魚検出部と、
    前記魚検出部で検出された前記魚の特徴に関する情報である魚特徴指標を、前記受信信号から算出する魚特徴指標算出部と、
    各前記魚が検出された深度又はピングに関する情報である魚位置指標を検出する魚位置指標検出部と、
    前記魚位置指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚特徴指標の統計情報を導出する統計情報導出部と、
    前記統計情報を表示する表示部と、
    を備えていることを特徴とする、水中探知装置。
  2. 請求項1に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記魚特徴指標の統計情報に代えて、前記魚特徴指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚位置指標の統計情報を導出することを特徴とする、水中探知装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の水中探知装置において、
    前記魚特徴指標算出部は、前記魚特徴指標として前記魚の魚体長を算出することを特徴とする、水中探知装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の水中探知装置において、
    前記魚特徴指標算出部は、前記魚特徴指標として前記魚の魚体重を算出することを特徴とする、水中探知装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の水中探知装置において、
    前記魚特徴指標算出部は、前記魚特徴指標として、前記魚の魚種に関する情報を算出することを特徴とする、水中探知装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚位置指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚を前記魚特徴指標毎に区分した第1度数分布グラフを生成し、
    前記表示部には、前記第1度数分布グラフの各要素に対応する色又は模様が付された前記第1度数分布グラフが表示されることを特徴とする、水中探知装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚位置指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚特徴指標の平均値を算出することを特徴とする、水中探知装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚位置指標の範囲毎に、長手方向に沿った各位置が前記魚特徴指標に対応する細長い矩形状に形成されたグラフであって、該グラフの前記各位置に、該各位置が示す前記魚特徴指標を有する魚の匹数に対応する色又は模様が付された第1グラフ、を生成することを特徴とする、水中探知装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚特徴指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚を前記魚位置指標値毎に区分した第2度数分布グラフを生成し、
    前記表示部には、前記第2度数分布グラフの各要素に対応する色又は模様が付された前記第2度数分布グラフが表示されることを特徴とする、水中探知装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚特徴指標の範囲毎に、各前記範囲に含まれる魚の前記魚位置指標の平均値を算出することを特徴とする、水中探知装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、前記魚特徴指標の範囲毎に、長手方向に沿った各位置が前記魚位置指標に対応する細長い矩形状に形成されたグラフであって、該グラフの前記各位置に、該各位置が示す前記魚位置指標に存在する魚の匹数に対応する色又は模様が付された第2グラフ、を生成することを特徴とする、水中探知装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の水中探知装置において、
    前記統計情報導出部は、前記統計情報として、長手方向に沿った各位置が前記魚特徴指標に対応する第1軸と、長手方向に沿った各位置が前記魚位置指標に対応する第2軸とを有する座標平面上に、検出された各前記魚がドットで表示される散布図、を生成することを特徴とする、水中探知装置。
  13. 請求項12に記載の水中探知装置において、
    前記表示部には、前記散布図において前記ドットで示される各魚の前記魚特徴指標に対応する色又は模様が付された前記ドットが表示されることを特徴とする、水中探知装置。
  14. 水中に送波された超音波の反射波から生成されるエコー画面を表示するステップと、
    前記反射波に基づいて検出された魚の深度又はピングに関する情報である魚位置指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記魚の特徴に関する情報である魚特徴指標の統計情報を、前記エコー画面の深度又はピングと対応する座標位置に表示するステップと、
    を含むことを特徴とする、表示方法。
  15. 請求項14に記載の表示方法において、
    前記魚特徴指標の統計情報を表示するステップに代えて、前記反射波に基づいて検出された魚の特徴に関する情報である魚特徴指標の複数に分けられた範囲毎に、各前記魚の深度又はピングに関する情報である魚位置指標の統計情報を表示するステップ、を含むことを特徴とする、表示方法。
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