JPWO2017110817A1 - クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法 - Google Patents

クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017110817A1
JPWO2017110817A1 JP2017558163A JP2017558163A JPWO2017110817A1 JP WO2017110817 A1 JPWO2017110817 A1 JP WO2017110817A1 JP 2017558163 A JP2017558163 A JP 2017558163A JP 2017558163 A JP2017558163 A JP 2017558163A JP WO2017110817 A1 JPWO2017110817 A1 JP WO2017110817A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chromatography
separation
group
agent
porous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017558163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6542388B2 (ja
Inventor
興祐 福澤
興祐 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Shinwa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinwa Chemical Industries Ltd filed Critical Shinwa Chemical Industries Ltd
Publication of JPWO2017110817A1 publication Critical patent/JPWO2017110817A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6542388B2 publication Critical patent/JP6542388B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/281Sorbents specially adapted for preparative, analytical or investigative chromatography
    • B01J20/282Porous sorbents
    • B01J20/283Porous sorbents based on silica
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/281Sorbents specially adapted for preparative, analytical or investigative chromatography
    • B01J20/291Gel sorbents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/30Processes for preparing, regenerating, or reactivating
    • B01J20/3085Chemical treatments not covered by groups B01J20/3007 - B01J20/3078
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2220/00Aspects relating to sorbent materials
    • B01J2220/40Aspects relating to the composition of sorbent or filter aid materials
    • B01J2220/48Sorbents characterised by the starting material used for their preparation
    • B01J2220/4806Sorbents characterised by the starting material used for their preparation the starting material being of inorganic character
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2220/00Aspects relating to sorbent materials
    • B01J2220/50Aspects relating to the use of sorbent or filter aid materials
    • B01J2220/52Sorbents specially adapted for preparative chromatography
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/88Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86
    • G01N2030/8809Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample
    • G01N2030/8813Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample biological materials
    • G01N2030/8836Integrated analysis systems specially adapted therefor, not covered by a single one of the groups G01N30/04 - G01N30/86 analysis specially adapted for the sample biological materials involving saccharides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

還元糖等の有機化合物の分離性能に優れた、特に糖分析においてシッフ塩基の形成及びアノマー分離を防止可能な、クロマトグラフィー用分離剤が提供される。このクロマトグラフィー用分離剤は下記式:
【化1】
Figure 2017110817

(式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基又はオキシアルキレン基であり、R及びRは独立して炭素数1〜6のアルキレン基又はアルキレンオキシアルキレン基である)で表される、シラン官能基で表面修飾された多孔質基材からなる。

Description

本発明は、クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法に関するものである。
クロマトグラフィー用分離剤は、クロマトグラフィーカラム内に充填又は形成されることで固定相として機能する材料である。そのようなクロマトグラフィー用分離剤として、シリカゲルが広く用いられている。シリカゲルは物理的強度が高く、比表面積が大きいといった利点を有する。
近年、クロマトグラフィー性能の向上を図るべく、シリカゲルの表面にアミノ基ないしアミン含有基を結合させた(すなわち表面修飾した)分離剤が知られている。例えば、特許文献1(特開平1−96009号公報)にはアミノプロピル化シリカゲルの1級アミンを架橋により3級アミンにした分離剤が開示されている。また、特許文献2(特開2006−321844号公報)にはビスアミノアルキルテトラアルキルジシロキサンをシリカゲルと反応させて得られた1級アミンの分離剤が開示されている。特許文献3(US2010/0300972A1)及び特許文献4(US2006/0021939A1)には、ジビニルベンゼンとN−ビニルピロリドンの共重合体にピペラジン構造を有するアミンと反応させた、2級アミン及び環状構造を有する分離剤が開示されている。特許文献5(US2005/0023203A1)には、3級アミンがシリカゲルに結合した疎水性の強い分離剤が開示されている。
特開平1−96009号公報 特開2006−321844号公報 US2010/0300972A1 US2006/0021939A1 US2005/0023203A1
ところで、従来の分離剤を固定相として用いた糖分析には幾つかの問題がある。例えば、HILIC(親水性相互作用クロマトグラフィー)モードでの糖分析において、アミノプロピルをシリカゲルに固定したアミノカラムが用いられることがある。しかし、そのようなアミノカラムで還元糖を分析する場合、固定相側の1級アミンと還元糖が反応して、シッフ塩基と呼ばれるイミンが形成され、カラムから溶出しなくなるといった問題が生じうる。特に、微量の還元糖を分析する場合、これは大きな問題となる。一方、2級アミンを有する固定相は、還元糖とエナミンを形成して、還元糖の分析に悪影響を及ぼす。
また、2種類の立体異性体を有する還元糖を分析する場合、立体異性体間の変換速度が遅い場合には、アノマー分離が生じて検出ピークが割れてしまうとの問題もある。このアノマー分離は、(i)塩基性固定相を用いてアノマー変換を加速させ一方の異性体に偏らせること、あるいは(ii)分析温度を80℃にしてアノマー変換を加速させることにより解消することができる。しかしながら、シリカゲルベースの固定相を用いた場合、80℃もの高温の水溶液をカラムに通すと、塩基性下でシリカゲルは溶出してしまい、中性下でもシリカゲルは若干溶出する。特に、高圧下ではシリカゲルの劣化が速くなる傾向がある。
本発明者は、今般、3級アミンを有し且つ分子末端に水酸基を有する特定のシラン官能基で多孔質基材を表面修飾することにより、還元糖等の有機化合物の分離性能に優れた、特に糖分析においてシッフ塩基の形成及びアノマー分離を防止可能な、クロマトグラフィー用分離剤を提供できるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、還元糖等の有機化合物の分離性能に優れた、特に糖分析においてシッフ塩基の形成及びアノマー分離を防止可能な、クロマトグラフィー用分離剤を提供することにある。
本発明の一態様によれば、下記式:
Figure 2017110817
(式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基又はオキシアルキレン基であり、R及びRは独立して炭素数1〜6のアルキレン基又はアルキレンオキシアルキレン基である)で表される、シラン官能基で表面修飾された多孔質基材からなる、クロマトグラフィー用分離剤が提供される。
本発明の他の一態様によれば、筒状のカラム本体と、前記カラム本体に充填又は形成される、上記クロマトグラフィー用分離剤とを備えた、クロマトグラフィーカラムが提供される。
本発明の他の一態様によれば、上記クロマトグラフィー用分離剤を用いて複数の物質の分離を行う工程を含む、クロマトグラフィーによる分離方法が提供される。
実施例1において得られた、D−(+)−キシロース、D−(+)−グルコース及びD−(−)−マンニトールの検量線である。 実施例1において糖混合物サンプルに対して得られたクロマトグラムである。 比較例1において得られた、D−(+)−キシロース、D−(+)−グルコース及びD−(−)−マンニトールの検量線である。 比較例1において糖混合物サンプルに対して得られたクロマトグラムである。 比較例2においてD−(−)−マンニトール0.5mg/mLに対して25℃で得られたクロマトグラムである。 比較例2においてD−(+)−グルコース0.5mg/mLに対して25℃で得られたクロマトグラムである。 比較例2においてD−(+)−キシロース0.5mg/mLに対して25℃で得られたクロマトグラムである。 比較例2においてD−(−)−マンニトール0.5mg/mLに対して80℃で得られたクロマトグラムである。 比較例2においてD−(+)−グルコース0.5mg/mLに対して80℃で得られたクロマトグラムである。 比較例2においてD−(+)−キシロース0.5mg/mLに対して80℃で得られたクロマトグラムである。 比較例2において得られた、D−(+)−キシロース、D−(+)−グルコース及びD−(−)−マンニトールの検量線である。 実施例1で得られた分離剤がD−グルコースに対して塩基として反応した場合に推定される反応機構を説明するための図である。
クロマトグラフィー用分離剤
本発明のクロマトグラフィー用分離剤は、シラン官能基で表面修飾された多孔質基材からなる。このシラン官能基は下記一般式:
Figure 2017110817
で表されるものであり、3級アミンを有し且つ分子末端に水酸基を有することで特徴付けられる。このような構成とすることで、還元糖等の有機化合物の分離性能に優れた、特に糖分析において、シッフ塩基の形成及びアノマー分離を防止可能な、クロマトグラフィー用分離剤を提供することができる。
このように分離剤のシラン官能基が3級アミンを有し且つ分子末端に水酸基を有することで分離性能が向上するメカニズムは必ずしも定かではないが、以下のように推察される。すなわち、本発明の分離剤のシラン官能基は3級アミン及び水酸基を有するため、親水性を向上させるとともに、弱いカチオン交換性を有する。このように分離剤が被検物質との間で複数の相互作用を呈することが優れた分離性能に寄与するものと考えられる。特に、還元糖等の有機化合物を分析する場合、3級アミンは立体障害が大きいため、還元糖のアルデヒド基と反応せず、その結果還元糖と分離剤の間でシッフ塩基が形成されないものと考えられる。また、3級アミンは塩基性を有するため、2種類の立体異性体を有する還元糖を分析する場合であっても、還元糖のアノマー変換が速くなり、その結果アノマー分離が解消されるものと考えられる。
本発明の分離剤の表面は3級アミンと水酸基が水素結合性を有するので親水性を呈する。このため、本発明の分離剤は、親水性固定相を用いるクロマトグラフィーであるHILIC(親水性相互作用クロマトグラフィー)や順相クロマトグラフィーに好適に使用可能であるが、それら以外のクロマトグラフィーにも使用可能である。
本発明に用いられる多孔質基材は、シラン官能基で表面修飾可能なものであれば特に限定されず、クロマトグラフィー用分離剤(ないし固定相)として知られる公知各種の多孔質基材であることができる。多孔質基材の形態は多孔質であるかぎり特に限定されず、粒子状であってもよいし、モノリス等のバルク状であってもよい。すなわち、多孔質基材は多孔質粒子であってもよいし、多孔質バルク体であってもよい。典型的な多孔質基材は、多孔質無機粒子、多孔質無機バルク体、多孔質高分子粒子及び多孔質高分子バルク体からなる群から選択される少なくともいずれか1種であり、好ましくは多孔質無機粒子又は多孔質無機バルク体、特に好ましくは多孔質無機粒子である。多孔質無機粒子又は多孔質無機バルク体の例としては、シリカゲル、アルミナシリカゲル、その他表面に水酸基を有する各種セラミック粒子、及びシリカモノリスが挙げられ、特に好ましくはシリカゲルである。シリカゲルは、高速分析を視野に入れた場合、機械的強度が高いため望ましい。多孔質高分子粒子の例としては、セルロース粒子、アガロース粒子、その他表面に水酸基を有する多孔質高分子粒子が挙げられる。もっとも、シラン官能基で表面修飾された状態の多孔質基材にあっては水酸基が残存していてもよいし、水酸基がシリル化反応により消失していてもよい。
多孔質基材としてシリカゲルを用いた場合、塩基性の強い官能基はシリカゲルを溶解させ充填剤の劣化は速いのが一般的である。この点、本発明の分離剤に含まれる3級アミンは水溶液中で塩基性が低いため、シリカゲルの劣化が1級アミンや2級アミンと比べ少ないものと考えられる。また、水酸基を有する3級アミンはより小さな塩基性を呈し、水酸基を有しない3級アミンと比較して、シリカゲルの溶解が抑えられ耐久性が向上するものと考えられる。
被検物質がアノマー分離してしまう場合、アノマー分離を解消するため、80℃程度の高温で分析するのが一般的である。しかし、分離剤がシリカゲルベースである場合、高温分析は分離剤の劣化を速めてしまう。この点、本発明の分離剤によれば、より低温(例えば25℃)でアノマー分離させることなく分析を行うことができ、分離剤の劣化を抑制することができる。したがって、本発明の分離剤が使用される好ましい分離温度は50℃以下、より好ましくは10〜50℃、さらに好ましくは15〜40℃、特に好ましくは20〜30℃である。
多孔質基材はシラン官能基で表面修飾される。典型的には、多孔質基材の表面に存在する水酸基(例えばシリカゲルの場合はシラノール基)とシリル化剤とが反応することにより、シラン官能基が多孔質基材の表面に結合する。
シラン官能基は、シラン官能基のケイ素と3級アミンの窒素との間に、炭素数1〜10のアルキレン基又はオキシアルキレン基からなる連結基Rを含む。アルキレン基の例としては、メチレン基、ジメチレン基(エチレン基)、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、プロピレン基、及びエチルエチレン基が挙げられる。オキシアルキレン基の例としては、オキシメチレン基、オキシジメチレン基(オキシエチレン基)、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基、オキシペンタメチレン基、オキシヘキサメチレン基、及びオキシプロピレン基が挙げられる。アルキレン基又はオキシアルキレン基の炭素数は1〜10であり、好ましくは1〜7であり、より好ましくは1〜6、さらに好ましくは1〜5、特に好ましくは2〜4、最も好ましくは3である。典型的な連結基Rは−(CH−で表されるものであり、mは1〜10であり、好ましくは1〜7であり、より好ましくは1〜6、さらに好ましくは1〜5、特に好ましくは2〜4、最も好ましくは3である。すなわち、特に好ましい連結基Rは−(CH−である。
シラン官能基のR及びRは独立して炭素数1〜6のアルキレン基又はアルキレンオキシアルキレン基を含む。アルキレン基又はオキシアルキレン基の炭素数は好ましくは1〜6であり、より好ましくは1〜3、さらに好ましくは2である。典型的なR及びRは−(CH−で表されるものであり、nは1〜6、好ましくは1〜4、より好ましくは1〜3、さらに好ましくは2である。すなわち、特に好ましいR及びRは−(CH−である。
したがって、最も好ましいシラン官能基はRが−(CH−であり、かつ、R及びRが−(CH−であるもの、すなわち下記式:
Figure 2017110817
で表されるものである。
本発明の分離剤は、上述したようなシラン官能基を有するシリル化剤を用意して、このシリル化剤と多孔質基材(典型的にはその表面に存在する水酸基)とをシリル化反応させることにより作製することができる。シリル化反応は公知の条件に従って行えばよく、特に限定されるものではない。
クロマトグラフィーカラム
本発明の分離剤を用いることで、クロマトグラフィーカラムを提供することができる。本発明によるクロマトグラフィーカラムは、筒状のカラム本体と、カラム本体に充填又は形成される本発明の分離剤とを備えたものである。カラム本体を構成する材料は特に限定されず、例えばステンレスやガラスなどが挙げられる。カラム本体の内径及び長さは用途に応じて適宜決定すればよく特に限定されない。分離剤の充填又は形成はいかなる手法により行ってもよい。例えば、カラム本体に粒子状の分離剤を詰め込んでもよいし、カラム本体(例えばキャピラリーチューブ)中にモノリス等のバルク状の多孔質基材(例えばモノリス型シリカゲル)を形成させてもよい。すなわち、本発明によるクロマトグラフィーカラムは、モノリス型キャピラリーカラムの形態としてもよい。
クロマトグラフィーによる分離方法
本発明のクロマトグラフィー用分離剤或いはそれを含むクロマトグラフィーカラムを用いて複数の物質の分離を行うことができる。すなわち、本発明のクロマトグラフィーによる分離方法は、クロマトグラフィー用分離剤を用いて複数の物質の分離を行う工程を含む。すなわち、クロマトグラフィーの固定相として本発明の分離剤を用いる。一方、クロマトグラフィーに用いる移動相は、液体、気体、及び超臨界流体のいずれであってもよいが、液体又は超臨界流体が好ましい。すなわち、本発明の分離方法は、クロマトグラフィーの原理を利用したいかなる分離方法であってよく、化学分析手法としての各種クロマトグラフィーは勿論のこと、化学分析の前処理として化合物を分離又は濃縮するために用いられる手法の一つである固相抽出を含むものである。本発明の分離方法が採用可能なクロマトグラフィーは、液体クロマトグラフィー(例えば高速液体クロマトグラフィー(HPLC))、ガスクロマトグラフィー、及び超臨界クロマトグラフィーのいずれであってもよいが、液体クロマトグラフィー又は超臨界流体クロマトグラフィーが好ましい。液体クロマトグラフィーの分離モードは特に限定されず、順相クロマトグラフィー、HILIC(親水性相互作用クロマトグラフィー)、逆相クロマトグラフィー等であってよいが、本発明の分離剤は親水性固定相としての性質を望ましく有しうることから、順相クロマトグラフィー又はHILIC(順相クロマトグラフィーの一種)が特に好ましい。シリカゲル等の多孔質基材の劣化を防ぐ観点から、好ましい分離温度は50℃以下、より好ましくは10〜50℃、さらに好ましくは15〜40℃、特に好ましくは20〜30℃である。
分離に供する複数の物質は、いかなる物質でもよいが、本発明の分離剤は特に還元糖等の有機化合物の分析に優れていることから、少なくとも一つが糖(例えば還元糖)であることが好ましく、より好ましくは少なくとも二つが糖(例えば還元糖)である。
本発明を以下の例によってさらに具体的に説明する。
実施例1
(1)分離剤の合成
平均粒子径5μm、平均細孔径12nm、比表面積300m/gの多孔質シリカゲル10gをトルエン50mLに分散させ、ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランを11g添加後、還流するまで加温し6時間反応させた。室温に冷却後、反応後のシリカゲルをろ過、洗浄し、減圧乾燥して下記一般式で表されるシラン官能基で表面修飾されたシリカゲルをクロマトグラフィー用分離剤として得た。
Figure 2017110817
得られた分離剤を元素分析したところ、C:4.53%、H:0.56%、N:0.57%であった。
(2)HILICモードにおけるクロマトグラフィー性能の評価
得られた分離剤をステンレス製のカラム本体(カラム長:250mm、カラム内径:4.6mm)に充填し、クロマトグラフィーカラムを得た。このクロマトグラフィーカラムに対し、HILICモードにおけるクロマトグラフィー性能の評価(評価1及び2)を、以下の化合物の幾つか又は全部に対して行った。
Figure 2017110817
<評価1:検量線の作成>
以下に示される3種類の糖の各々について、以下に示される各濃度の各種標準溶液サンプルを調製し、各標準溶液サンプルに対し、以下の条件で上記クロマトグラフィーカラムを用いて分析した。
‐ サンプル:
D−(+)−キシロース 0.5、0.25、0.125及び0.0625mg/mL、
D−(+)−グルコース 0.5、0.25、0.125及び0.0625mg/mL、並びに
D−(−)−マンニトール 0.5、0.25、0.125及び0.0625mg/mL
‐ 移動相:アセトニトリル/水=75/25
‐ 流速:1.0mL/min
‐ 温度:25℃
‐ 検出:RI(示差屈折)
‐ サンプル注入量:20μL
その結果、図1に示される検量線が得られた。得られた検量線は優れた直線性を示し、還元糖であるグルコース及びキシロースの回収低下は見られなかった。この結果から、実施例1の3級アミンを有する分離剤と還元糖であるグルコース及びキシロースとの間でシッフ塩基は形成されなかったことが示唆された。また、25℃であっても還元糖のグルコース及びキシロースのいずれもアノマー分離は起こらず、本例の分離剤は図12に示されるとおり塩基として還元糖に作用してアノマー変換を促進させたことが示唆された。
<評価2:糖混合物の分離>
以下に示される4種類の糖を以下の濃度で含むサンプル溶液を調製し、以下の分析条件でクロマトグラフィーカラムを用いて分析した。
‐ サンプル:D−(+)−キシロース 0.8mg/mL、
D−(+)−グルコース 0.8mg/mL、
D−(−)−マンニトール 0.8mg/mL及び
D−(+)−トレハロース二水和物 0.8mg/mL
‐ 移動相:アセトニトリル/水=85/15
‐ 流速:1.0mL/min
‐ 温度:25℃
‐ 検出:RI(示差屈折)
‐ サンプル注入量:20μL
その結果、図2に示されるクロマトグラムが得られた。図2から分かるように、糖混合物サンプルに含まれる4種類の糖(キシロース、グルコース、マンニトール及びトレハロース)が十分に分離された。したがって、本例で作製した分離剤及びカラムは糖分離に優れることが分かる。
比較例1
比較例1はHILICモードで糖分析する場合における、最も一般的な分離剤に関する例である。
(1)分離剤の合成
平均粒子径5μm、平均細孔径12nm、比表面積300m/gの多孔質シリカゲル10gをトルエン50mLに分散させ、3−アミノプロピルトリエトキシシランを4g添加後、還流するまで加温し6時間反応させた。室温に冷却後、反応後のシリカゲルをろ過、洗浄し、減圧乾燥して下記一般式で表されるシラン官能基で表面修飾されたシリカゲルをクロマトグラフィー用分離剤として得た。
Figure 2017110817
得られた分離剤を元素分析したところ、C:5.38%、H:1.01%、N:1.54%であった。
(2)HILICモードにおけるクロマトグラフィー性能の評価
上記分離剤を用いたこと以外は実施例1と同様にして、HILICモードにおけるクロマトグラフィー性能の評価1及び2を行った。
<評価1:検量線の作成>
実施例1の評価1と同様にして評価を行った結果、各糖について図3に示される検量線が得られた。図3から分かるように、還元糖であるグルコースの回収率が低く、同じく還元糖であるキシロースの回収率はさらに低かった。このことから、還元糖であるグルコース及びキシロースと本例の分離剤との間でシッフ塩基が形成されたものと考えられる。なお、本例の分離剤は塩基性であるため、還元糖のアノマー分離は起こらなかった。
<評価2:糖混合物の分離>
実施例1の評価2と同様にして評価を行った結果、図4に示されるクロマトグラムが得られた。しかしながら、図4から分かるように、グルコースとマンニトールとを分離できなかった。
比較例2
比較例2は、還元糖等の有機化合物との間でシッフ塩基が形成されない立体障害の大きい4級アンモニウムの分離剤である。
(1)分離剤の合成
平均粒子径5μm、平均細孔径12nm、比表面積300m/gの多孔質シリカゲル10gをトルエン50mLに分散させ、N−(トリメトキシシリルエチル)ベンジル―N,N,N−トリメチルアンモニウムクロライドを10g添加後、還流するまで加温し6時間反応させた。室温に冷却後、反応後のシリカゲルをろ過、洗浄し、減圧乾燥して下記一般式で表されるシラン官能基で表面修飾されたシリカゲルをクロマトグラフィー用分離剤として得た。
Figure 2017110817
得られた分離剤を元素分析したところ、C:10.66%、H:1.63%、N:0.96%であった。
(2)HILICモードにおけるクロマトグラフィー性能の評価
上記分離剤を用いたこと以外は実施例1と同様にして、HILICモードにおけるクロマトグラフィー性能の評価1を行った。
<評価1:検量線の作成>
実施例1の評価1と同様にして分析したところ、図5〜7に示されるクロマトグラムが得られた。図5に示されるようにマンニトールはピークが割れずに検出されたが、図6及び7に示されるように還元糖であるグルコース及びキシロースはそれぞれピークが割れて検出されてしまい、還元糖であるグルコース及びキシロースのアノマー分離が発生したことが示唆された。本比較例の分離剤を用いた固定相は4級アンモニウムを有する強塩基性固定相であるが、ルイス塩基のようにプロトンを引き込むことはできないため、アノマー変換を促す塩基として作用しなかった結果、アノマー分離が発生したものと考えられた。
そこで、温度を25℃の代わりに80℃としたこと以外は実施例1の評価1と同様にして分析した。その結果、図8〜10に示されるように各サンプルは分離され、図9及び10に示されるようにグルコース及びキシロースはそれぞれピークが割れずに検出された。すなわち、アノマー分離が回避されたことが示唆された。図11に示されるように得られた検量線は直線性を示し、還元糖であるグルコース及びキシロースいずれも著しい回収低下を示さなかった。このことから、還元糖と本例の分離剤との間でシッフ塩基は形成されなかったものと考えられた。
しかし、本例の分離剤を用いた固定相は強塩基性固定相であるため、カラムに移動相を通液する際、平衡化に長時間を要し、図8〜10から分かるように、ベースラインは他の固定相と比べると乱れやすかった。また、得られた検量線の直線性は実施例1の直線性に比べ劣っていた。このため、本例の分離剤は微量分析には不向きである。
まとめ
実施例1、比較例1及び2の各分離剤での還元糖の分析結果を表1にまとめた。さらに各分離剤での分析の再現性を評価するため、各濃度3回ずつ実施した先述の測定の中で比較的ピーク面積値のばらつきが大きかったキシロース0.0625mg/mLの面積値からCV値(変動係数)を算出し、表に併記した。
Figure 2017110817
表1に示されるように、実施例1は、特に還元糖と分離剤の間でシッフ塩基が形成されず、かつ、25℃で還元糖のアノマー分離が起こらなかったため、糖分析に優れた分離剤と考えられる。さらに、実施例1は分析再現性が相対的に高いという利点も有することが分かった。
各分離剤の分析再現性の結果は以下のとおり考察される。実施例1の分離剤は微量濃度サンプルの回収率が高く、クロマトグラムのベースラインが安定しやすかったため、ピーク面積値のばらつきは小さかったと考えられる。比較例1の分離剤は、キシロースと分離剤の間でシッフ塩基が形成されたためカラムからキシロースが溶出しにくく、微量濃度サンプルの回収率は低くばらつきは大きかったと考えられる。また、比較例2の分離剤はクロマトグラムのベースラインが不安定であったことから、微量濃度サンプルのピーク面積値はばらつきやすかったと考えられる。

Claims (9)

  1. 下記式:
    Figure 2017110817
    (式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基又はオキシアルキレン基であり、R及びRは独立して炭素数1〜6のアルキレン基又はアルキレンオキシアルキレン基である)で表される、シラン官能基で表面修飾された多孔質基材からなる、クロマトグラフィー用分離剤。
  2. 前記Rが−(CH−(式中、mは1〜10である)である、請求項1に記載のクロマトグラフィー用分離剤。
  3. 前記R及びRが独立して−(CH−(式中、nは1〜6である)である、請求項1又は2に記載のクロマトグラフィー用分離剤。
  4. 前記Rが−(CH−であり、かつ、R及びRが−(CH−である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクロマトグラフィー用分離剤。
  5. 前記多孔質基材が、多孔質無機粒子、多孔質無機バルク体、多孔質高分子粒子及び多孔質高分子バルク体からなる群から選択される少なくともいずれか1種である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のクロマトグラフィー用分離剤。
  6. 前記多孔質基材が多孔質無機粒子又は多孔質無機バルク体であり、該多孔質無機粒子又は多孔質無機バルク体がシリカゲルである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のクロマトグラフィー用分離剤。
  7. 筒状のカラム本体と、
    前記カラム本体に充填又は形成される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のクロマトグラフィー用分離剤と、
    を備えた、クロマトグラフィーカラム。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のクロマトグラフィー用分離剤を用いて複数の物質の分離を行う工程を含む、クロマトグラフィーによる分離方法。
  9. 前記複数の物質の少なくとも一つが糖である、請求項8に記載の分離方法。

JP2017558163A 2015-12-25 2016-12-20 クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法 Active JP6542388B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015254636 2015-12-25
JP2015254636 2015-12-25
JP2016078091 2016-04-08
JP2016078091 2016-04-08
PCT/JP2016/087971 WO2017110817A1 (ja) 2015-12-25 2016-12-20 クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017110817A1 true JPWO2017110817A1 (ja) 2018-09-20
JP6542388B2 JP6542388B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=59090373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017558163A Active JP6542388B2 (ja) 2015-12-25 2016-12-20 クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180361353A1 (ja)
JP (1) JP6542388B2 (ja)
WO (1) WO2017110817A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07501563A (ja) * 1991-12-06 1995-02-16 リゲッティ,ピエール・ジオルジオ 界面動電法およびクロマトグラフィー法におけるポリアクリルアミドマトリックスのための新規な配合物
JP2013501243A (ja) * 2009-08-04 2013-01-10 ウオーターズ・テクノロジーズ・コーポレイシヨン イオン性修飾剤を含有する高純度クロマトグラフィー材料
WO2014077762A1 (en) * 2012-11-13 2014-05-22 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Multimodal anion exchange matrices
JP2015527596A (ja) * 2012-09-11 2015-09-17 ダイオネックス コーポレイション グリシドール官能化陰イオン交換固定相

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5286464A (en) * 1993-06-14 1994-02-15 Nalco Chemical Company Silica gel ion exchange resins for the selective removal of lead and cadmium ions from aqueous liquids

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07501563A (ja) * 1991-12-06 1995-02-16 リゲッティ,ピエール・ジオルジオ 界面動電法およびクロマトグラフィー法におけるポリアクリルアミドマトリックスのための新規な配合物
JP2013501243A (ja) * 2009-08-04 2013-01-10 ウオーターズ・テクノロジーズ・コーポレイシヨン イオン性修飾剤を含有する高純度クロマトグラフィー材料
JP2015527596A (ja) * 2012-09-11 2015-09-17 ダイオネックス コーポレイション グリシドール官能化陰イオン交換固定相
WO2014077762A1 (en) * 2012-11-13 2014-05-22 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Multimodal anion exchange matrices

Also Published As

Publication number Publication date
JP6542388B2 (ja) 2019-07-10
US20180361353A1 (en) 2018-12-20
WO2017110817A1 (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tan et al. Advances in analytical chemistry using the unique properties of ionic liquids
de Souza et al. Hybrid silica monolith for microextraction by packed sorbent to determine drugs from plasma samples by liquid chromatography–tandem mass spectrometry
Jandera Stationary and mobile phases in hydrophilic interaction chromatography: a review
CN1917953B (zh) 用于色谱分离的极性改性的键合相材料
Borges Silica, hybrid silica, hydride silica and non-silica stationary phases for liquid chromatography
Gong et al. Analysis of oligonucleotides by hydrophilic interaction liquid chromatography coupled to negative ion electrospray ionization mass spectrometry
Chen et al. Preparation of organic–inorganic hybrid silica monolith with octyl and sulfonic acid groups for capillary electrochromatograhpy and application in determination of theophylline and caffeine in beverage
Allen et al. Capillary electrochromatography with monolithic silica columns: III. Preparation of hydrophilic silica monoliths having surface-bound cyano groups: chromatographic characterization and application to the separation of carbohydrates, nucleosides, nucleic acid bases and other neutral polar species
EP3234585B1 (en) Device for solid phase extraction
WO2017210223A1 (en) Functionalized particles having modified phases
JP2014526692A (ja) 有機分子の精製のための陽イオン性またはプロトン化可能な脂肪族残基をその表面に含む吸着材
Heaton et al. Advantages and disadvantages of HILIC; a brief overview
Borges et al. An appraisal of the chemical and thermal stability of silica based reversed-phase liquid chromatographic stationary phases employed within the pharmaceutical environment
CN108906008B (zh) 一种多齿化氨基极性内嵌型混合模式高效液相色谱填料及其制备方法和应用
WO2017110817A1 (ja) クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法
Ferreira et al. Synthesis and evaluation of a pentafluorobenzamide stationary phase for HPLC separations in the reversed phase and hydrophilic interaction modes
Periat et al. Advances in hydrophilic interaction liquid chromatography for pharmaceutical analysis
US8133390B2 (en) Reversed endcapping and bonding of chromatographic stationary phases using hydrosilanes
WO2015129622A1 (ja) 液体クロマトグラフィー用充填剤及び液体クロマトグラフィー用カラム
Walter et al. A new mixed-mode reversed-phase/anion-exchange stationary phase based on hybrid particles
Porsch et al. Chromatographic stability of silica-based aminopropyl-bonded stationary phases
Linda et al. Separation of polar compounds using poly (ethylene oxide) bonded stationary capillary liquid chromatography
JP6368430B2 (ja) クロマトグラフィー用分離剤、クロマトグラフィーカラム、及びクロマトグラフィーによる分離方法
US6713033B2 (en) Process for producing hydrophilic ODS packing material made of silica gel
Ali et al. Immobilization of styrene-acrylamide co-polymer on either silica particles or inner surface of silica capillary for the separation of d-Glucose anomers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6542388

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250