JPWO2017051536A1 - 医療用コネクタ - Google Patents

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Abstract

本発明の医療用コネクタ(1)は、弁体(11f)の天面(11f2)の中心と該中心から径方向に最も離れたスリット(11e)の端部との間隔の2倍の長さ以下の外径を有しスリット(11e)に挿入可能な管体(2a)と、オスコネクタ部(2)を閉鎖式メスコネクタ部(11)に接続したとき他の医療用コネクタ(10)に当接して開口部(11a)への管体(2a)の挿入深さを規制する規制部(2c)と、オスコネクタ部(2)を閉鎖式メスコネクタ部(11)に接続したときスリット(11e)を取り囲んで弁体(11f)の天面(11f2)又は天面壁(11b)の天面(11b2)に密着するシール部と、オスコネクタ部(2)の閉鎖式メスコネクタ部(11)への接続状態を維持するロック部(2d)とを備えている。

Description

本発明は、オスコネクタ部を備える医療用コネクタに関し、特に、他の医療用コネクタが備える閉鎖式メスコネクタ部からの接続解除時のバックフロー量を低減すると共に、シール性を有利に向上し、しかも、オスコネクタ部の意図しない離脱を防止しようとするものである。
従来、例えば医療用の各種機器や輸液容器、送液器具などで用いられ、医療器具の管体を接続するための医療用コネクタが知られている。このようなコネクタとしては種々の形式のものが存在するが、そのうちの一つとして、天面壁に形成された開口部と、該開口部を閉塞すると共にスリットを有する弁体とを備え、前記弁体の外周縁部が前記天面壁の底面に固定された閉鎖式メスコネクタ部を備えるものが知られている。
一般的に、ISO594−1に準拠した外形及びテーパ角度を有するオスルアーを、前記したような構成の閉鎖式メスコネクタ部に接続する場合には、オスルアーが前記開口部内に弁体を押し込みつつ挿入されるため、接続解除時には開口部内に占めていたオスルアーと弁体の体積分に応じた量のバックフローが生じることになる。このようなバックフローを生じると、特定の使用状況においては弊害を生じることがある。したがって、接続解除時に生じるバックフローの量はできるだけ小さいことが好ましい。
このようなバックフローを抑制したものとして、例えば特許文献1〜2が知られている。特許文献1〜2には、それぞれ、前記したような構成の閉鎖式メスコネクタ部に接続可能に構成された、ISO594−1に準拠しない専用のオスコネクタ部を備える医療用コネクタが開示されている。
特許第4075972号公報 特開2003−339878号公報
特許文献1では、医療用コネクタのオスコネクタ部に弁体のスリットに挿入可能な管体を設け、この管体の外周面と弁体のスリットとの密着のみによりシールするようにしている。したがって、特許文献1に記載されるような医療用コネクタでは、シール性を高めようとすると、弁体の反発力を高く設定する必要があり、そのため管体の挿入性に悪影響を及ぼすおそれがあった。
また、特許文献2では、医療用コネクタのオスコネクタ部に弁体のスリットに挿入可能な管体を設け、この管体を逆テーパ形状とすることで、管体挿入後は弁体の反発力を利用して管体を弁体に係止するようにしている。したがって、特許文献2に記載されるような医療用コネクタでは、オスコネクタ部に比較的大きな外力が作用した場合には意図しない離脱を生じるおそれがあった。
本発明は、このような課題を解決するために開発されたもので、オスコネクタ部を備える医療用コネクタにおいて、他の医療用コネクタが備える閉鎖式メスコネクタ部からの接続解除時のバックフロー量を低減すると共に、シール性を有利に向上し、しかも、オスコネクタ部の意図しない離脱を防止することを目的とする。
本発明の医療用コネクタは、オスコネクタ部を備え、前記オスコネクタ部は、他の医療用コネクタが備える閉鎖式メスコネクタ部に接続可能であり、前記閉鎖式メスコネクタ部は、天面壁に形成された開口部と、該開口部を閉塞すると共に直線状のスリットを有する弁体とを備え、前記弁体の外周縁部は前記天面壁の底面に固定されており、前記オスコネクタ部は、前記弁体の天面の中心と該中心から径方向に最も離れた前記スリットの端部との間隔の2倍の長さ以下の外径を有し前記スリットに挿入可能な管体と、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記他の医療用コネクタに当接して前記開口部への前記管体の挿入深さを規制する規制部と、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記スリットを取り囲んで前記弁体の天面又は前記天面壁の天面に密着するシール部と、前記オスコネクタ部の前記閉鎖式メスコネクタ部への接続状態を維持するロック部とを備えることを特徴とする。
ここで、本発明の医療用コネクタは、前記規制部が、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記天面壁の天面に当接して前記開口部への前記管体の挿入深さを規制することが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記オスコネクタ部が、前記管体の基端側に連設され外径が拡径した拡径部を備え、前記拡径部は、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記スリットを取り囲んで前記弁体の天面に密着するシール部であることが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記規制部が、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記スリットを取り囲んで前記天面壁の天面に密着するシール部としてのOリングを備えることが好ましい。
また、本発明の医療用コネクタは、前記閉鎖式メスコネクタ部の外周面には雄ねじが設けられており、前記ロック部は、前記雄ねじに螺合可能な雌ねじであることが好ましい。
さらに、本発明の医療用コネクタは、前記閉鎖式メスコネクタ部が、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアーを接続可能であることが好ましい。
本発明によれば、オスコネクタ部を閉鎖式メスコネクタ部に接続したときに閉鎖式メスコネクタ部の天面壁の開口部内に押し込まれる管体及び弁体の体積を低減できるため、接続解除時のバックフロー量を低減することができる。また、その接続時には、シール部がスリットを取り囲んで弁体の天面又は天面壁の天面に密着するため、シール性を有利に向上することができる。さらに、その接続状態をロック部によって維持することができる。
したがって、本発明によれば、オスコネクタ部を備える医療用コネクタにおいて、他の医療用コネクタが備える閉鎖式メスコネクタ部からの接続解除時のバックフロー量を低減すると共に、シール性を有利に向上し、しかも、オスコネクタ部の意図しない離脱を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る医療用コネクタと、該医療用コネクタと共に使用可能な他の医療用コネクタの一例とを示す斜視図であり、これら2つの医療用コネクタの接続前の状態を示す。 図1に示す2つの医療用コネクタの接続前の状態を示す縦断面図である。 図2の一部拡大図である。 図1に示す2つの医療用コネクタの接続後の状態を図3に準じて示す縦断面図である。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態に係る医療用コネクタ1について詳細に例示説明する。
なお、本明細書において、医療用コネクタ1について上下方向とは、医療用コネクタ1のオスコネクタ部2の中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とはオスコネクタ部2の管体2aの基端側(図2の上方)を意味し、下方とは管体2aの先端側(図2の下方)を意味するものとする。また、医療用コネクタ1と共に使用可能な他の医療用コネクタの一例である医療用コネクタ10について上下方向とは、医療用コネクタ10が備える閉鎖式メスコネクタ部11の中心軸線Oに沿う方向を意味し、上方とは閉鎖式メスコネクタ部11の天面壁11bが位置する側(図2の上方)を意味し、下方とは閉鎖式メスコネクタ部11の底部フランジ11dが位置する側(図2の下方)を意味するものとする。
図1〜図2に示すように、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、一端にオスコネクタ部2を備え、他端に医療器具接続部3を備えている。医療器具接続部3は、本実施形態では、医療用チューブ等の医療器具の管体を外周面に接続可能な円筒状をなしている。なお、医療器具接続部3は例えばメスコネクタ部として構成してもよく、この場合、メスコネクタ部はISO594−1に準拠した外形及びテーパ角度を有するものとすることが好ましい。
オスコネクタ部2は、管体2aと拡径部2bと規制部2cとロック部2dとを備えている。管体2aは、オスコネクタ部2の中心軸線Oに沿って延びる円筒状をなしている。拡径部2bは、管体2aの基端側に連設され外径が拡径した円筒状をなしている。規制部2cは、拡径部2bの基端側に連設され外径が拡径した円筒状をなしている。本実施形態では、ロック部2dは、規制部2cの基端側に連接された有頂円筒状をなすロック筒2eの内周面に設けられた雌ねじである。また、本実施形態では、ロック部2dはISO594−2に準拠した雌ねじである。
なお、ロック筒2eは規制部2cの基端側部分に一体に成形されているが、このような構成に代えて、例えば、ロック筒2eを規制部2cの基端側部分に対して回動可能且つ抜け出し不能に嵌合保持させる構成としてもよい。オスコネクタ部2の内部には、中心軸線Oに沿って流路R1が設けられており、流路R1は医療器具接続部3の内部に設けられた流路R2に連通している。なお、管体2aは、本実施形態ではロック筒2eの先端から突き出ない長さに形成されており、このような長さとすることで、管体2aの外部との接触の可能性を低減し、接触による汚染の発生を抑制している。
また、図1〜図2には、本実施形態に係る医療用コネクタ1と共に使用可能な他の医療用コネクタの一例である医療用コネクタ10が示されている。医療用コネクタ10は、医療用コネクタ1のオスコネクタ部2を接続可能な閉鎖式メスコネクタ部11を備えている。本実施形態では医療用コネクタ10は、2つの医療器具接続部(オスルアー12及びメスルアー13)と、混注部となる閉鎖式メスコネクタ部11と、流路切替え部材14とを備える三方活栓として構成されている。しかしながら、医療用コネクタ10は、このような三方活栓に限らず、例えば、流路切替え部材14を有さないT形コネクタや、Y形コネクタ、或いは、1つの医療器具接続部(オスルアー)と閉鎖式メスコネクタ部11とを備える混注プラグとして構成されたものであってもよい。
閉鎖式メスコネクタ部11は、中央に円形の開口部11aを有する円環状の天面壁11bと、天面壁11bの外周縁から垂下する円筒状の周壁11cと、周壁11cの下端から外周側に延びる円環状の底部フランジ11dとを備えている。また、閉鎖式メスコネクタ部11は、開口部11aを閉塞すると共にスリット11eを有する弾性材料からなる弁体11fを備えている。スリット11eは、本実施形態では、弁体11fの天面11f2の中央に位置すると共に直線状をなしている。なお、スリット11eは、このような一文字状に限らず、例えば弁体11fの天面11f2の中心から放射状に延びる十文字状やY字状であってもよい。スリット11eを十文字状とする場合には、天面11f2の中心から周方向に90°間隔で長さの等しい4本の直線部分でスリット11eを構成することが好ましい。また、スリット11eをY字状とする場合には、天面11f2の中心から周方向に120°間隔で長さの等しい3本の直線部分でスリット11eを構成することが好ましい。図2の一部を拡大した図3に示すように、弁体11fの外周縁部11f1は天面壁11bの底面11b1に当接した状態で、固定されている。周壁11cの外周面には、ロック部2dとしての雌ねじに対応する雄ねじ11gが形成されている。
なお、図2に示したように、本例の医療用コネクタ10は、キャップAとホルダBとハウジングCと流路切替え部材14とで構成されている。キャップAは、天面壁11bと、周壁11cの外周側部分と、底部フランジ11dの上側部分とを形成している。また、ホルダBは、周壁11cの内周側部分と、底部フランジ11dの中間部分とを形成している。さらに、キャップAとホルダBとで弁体11fの外周縁部11f1を挟持している。また、ハウジングCは、底部フランジ11dの下側部分と、2つの医療器具接続部(オスルアー12及びメスルアー13)とを形成している。しかしながら、医療用コネクタ10はこのような部材構成に限られず、例えばホルダBとハウジングCとを一体に成形してもよく、種々の変更が可能である。
また、本例の医療用コネクタ10の閉鎖式メスコネクタ部11は、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアー(図示省略)を接続可能に構成されている。具体的には、このようなオスルアーを、開口部11a内に弁体11fを押し込みつつ挿入することで、該オスルアーを閉鎖式メスコネクタ部11に接続することができる。なお、本例の閉鎖式メスコネクタ部11は、前述したようなロック部を有するルアーロック式のオスルアーに対しては、そのロック部を雄ねじ11gに係合させることで接続状態を維持できるようになっている。また、本例の閉鎖式メスコネクタ部11は、前述したようなロック部を有さないルアースリップ式のオスルアーに対しては、オスルアーの外周面を天面壁11bの内周面に嵌合させることで接続状態を維持できるようになっている。
このように、本例の医療用コネクタ10の閉鎖式メスコネクタ部11は、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアーを接続可能に構成されているので、汎用性を確保することができる。また、バックフローの発生が問題とならない使用状況下では、そのようなオスルアーを用いることで比較的大きな流量を確保することも可能となる。他方、特に未熟児に対する薬剤の投与といった使用状況下では、バックフロー量をできる限り小さく抑えることが好ましい。そのような使用状況下では、本実施形態に係る医療用コネクタ1を用いることが有利である。
医療用コネクタ1のオスコネクタ部2と医療用コネクタ10の閉鎖式メスコネクタ部11との接続前の状態を図3に、接続後の状態を図4に示す。オスコネクタ部2の管体2aは、弁体11fの天面11f2の中心と該中心から径方向に最も離れたスリット11eの端部との間隔の2倍の長さL1(図1参照)以下の外径を有しスリット11eに挿入可能に構成されている。換言すれば、オスコネクタ部2の管体2aは、弁体11fの一文字状のスリット11eの長さL1以下の外径を有しスリット11eに挿入可能に構成されている。なお、「弁体11fの天面11f2の中心と該中心から径方向に最も離れたスリット11eの端部との間隔の2倍の長さL1」は、本例では、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアーの先端部外径より小さくなっている。また、管体2aの長さL2(図3参照)は、弁体11fの厚み(スリット11eが形成された位置での厚み)の半分の長さ以上で、ハウジングCに突き当たる長さ以下とすることが好ましい。具体的には、本例の場合では、管体2aの長さL2は2.0mm〜7.5mmとすることが好ましい。
また、オスコネクタ部2の拡径部2bは、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したときスリット11eを取り囲んで弁体11fの天面11f2に密着するシール部として機能する。ここに、拡径部2bの外径は、天面壁11bの開口部11aの直径より小さく、且つ、「弁体11fの天面11f2の中心と該中心から径方向に最も離れたスリット11eの端部との間隔の2倍の長さL1」より大きい。また、拡径部2bの長さL3は、2.0mm以下とすることが好ましい。2.0mmより大きいとバックフロー量を十分に低減できないからである。なお、拡径部2bは、本実施形態では管体2aの基端側に連設され外径が拡径した円筒状をなす構成とされているが、このような構成に限られない。例えば、スリット11eを取り囲んで弁体11fの天面11f2に密着する多角形状をなす構成であってもよい。
また、オスコネクタ部2の規制部2cは、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したとき医療用コネクタ10(本実施形態では天面壁11bの天面11b2)に当接して開口部11aへの管体2aの挿入深さを規制するように構成されている。ここに、規制部2cの外径は、開口部11aの直径より大きい。なお、開口部11aの直径は、本例では、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアーの先端部外径より大きい。なお、規制部2cは、本実施形態では開口部11aより大きい外径を有する円筒部で構成されているが、このような構成に限られない。例えば、規制部2cは、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したときスリット11eを取り囲んで天面壁11bの天面11b2に密着するシール部としてのOリングを備える構成としてもよい。このような構成とする場合には、拡径部2bは必ずしも設ける必要はない。また、規制部2cは、周方向に間隔を空けて配置された複数の径方向に延びるリブで構成してもよい。
さらには、本実施形態では天面壁11bの天面11b2に当接する部分に規制部2cを設けているが、このような構成に代えて、例えばロック筒2eの先端に底部フランジ11dに当接する部分を設け、当該部分を規制部として機能させる構成としてもよい。すなわち、この場合には、規制部としてのロック筒2eの先端が医療用コネクタ10の底部フランジ11dに当接して開口部11aへの管体2aの挿入深さを規制することになる。
以上説明したように、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2を備え、オスコネクタ部2は、他の医療用コネクタ10が備える閉鎖式メスコネクタ部11に接続可能であり、閉鎖式メスコネクタ部11は、天面壁11bに形成された開口部11aと、該開口部11aを閉塞すると共に直線状のスリット11eを有する弁体11fとを備え、弁体11fの外周縁部11f1は天面壁11bの底面11b1に固定されているという構成になっている。また、オスコネクタ部2は、弁体11fの天面11f2の中心と該中心から径方向に最も離れたスリット11eの端部との間隔の2倍の長さL1以下の外径を有しスリット11eに挿入可能な管体2aと、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したとき他の医療用コネクタ10に当接して開口部11aへの管体2aの挿入深さを規制する規制部2cと、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したときスリット11eを取り囲んで弁体11fの天面11f2に密着するシール部(拡径部2b)と、オスコネクタ部2の閉鎖式メスコネクタ部11への接続状態を維持するロック部2dとを備えている。
したがって、本実施形態によれば、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したときに閉鎖式メスコネクタ部11の天面壁11bの開口部11a内に押し込まれる管体2a及び弁体11fの体積を低減できるため、接続解除時のバックフロー量を低減することができる。また、その接続時には、シール部(拡径部2b)がスリット11eを取り囲んで弁体11fの天面11f2に密着するため、シール性を有利に向上することができる。さらに、その接続状態をロック部2dによって維持することができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、規制部2cが、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したとき天面壁11bの天面11b2に当接して開口部11aへの管体2aの挿入深さを規制するように構成されている。したがって、本実施形態によれば、管体2aの挿入深さを精度良く規制することができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、オスコネクタ部2は、管体2aの基端側に連設され外径が拡径した拡径部2bを備え、拡径部2bは、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したときスリット11eを取り囲んで弁体11fの天面11f2に密着するシール部であるという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、簡単な構成によってシール性を確保することができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1を、規制部2cが、オスコネクタ部2を閉鎖式メスコネクタ部11に接続したときスリット11eを取り囲んで天面壁11bの天面11b2に密着するシール部としてのOリングを備える構成とした場合には、接続及び接続解除の繰り返しによって弁体11fに塑性変形が生じた場合であっても良好なシール性を発揮することができる。
また、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、閉鎖式メスコネクタ部11の外周面には雄ねじ11gが設けられており、ロック部2dは、雄ねじ11gに螺合可能な雌ねじであるという構成になっている。したがって、簡単な構成によって確実にコネクタ同士の接続状態を維持することができる。
さらに、本実施形態に係る医療用コネクタ1は、閉鎖式メスコネクタ部11が、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアーを接続可能であるという構成になっている。したがって、本実施形態によれば、ISOに準拠した汎用性の高い閉鎖式メスコネクタ部11に適合し、しかもバックフロー量を低減できるオスコネクタ部2を実現することが可能となる。
前述したところは本発明の一実施形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、ロック部2dと閉鎖式メスコネクタ部11とは、ねじを介して接続状態を維持する構成としたが、必ずしもねじに限る必要はなく、例えば突起と溝との嵌合を介して接続状態を維持する構成としてもよい。
1 医療用コネクタ
2 オスコネクタ部
2a 管体
2b 拡径部
2c 規制部
2d ロック部
2e ロック筒
3 医療器具接続部
10 他の医療用コネクタ
11 閉鎖式メスコネクタ部
11a 開口部
11b 天面壁
11b1 底面
11b2 天面
11c 周壁
11d 底部フランジ
11e スリット
11f 弁体
11f1 外周縁部
11f2 天面
11g 雄ねじ
12 オスルアー
13 メスルアー
14 流路切替え部材
O 軸線
R1,R2 流路
A キャップ
B ホルダ
C ハウジング
L1〜L3 長さ

Claims (6)

  1. オスコネクタ部を備える医療用コネクタにおいて、
    前記オスコネクタ部は、他の医療用コネクタが備える閉鎖式メスコネクタ部に接続可能であり、
    前記閉鎖式メスコネクタ部は、天面壁に形成された開口部と、該開口部を閉塞すると共にスリットを有する弁体とを備え、前記弁体の外周縁部は前記天面壁に固定されており、
    前記オスコネクタ部は、
    前記弁体の天面の中心と該中心から径方向に最も離れた前記スリットの端部との間隔の2倍の長さ以下の外径を有し前記スリットに挿入可能な管体と、
    前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記他の医療用コネクタに当接して前記開口部への前記管体の挿入深さを規制する規制部と、
    前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記スリットを取り囲んで前記弁体の天面又は前記天面壁の天面に密着するシール部と、
    前記オスコネクタ部の前記閉鎖式メスコネクタ部への接続状態を維持するロック部とを備えることを特徴とする医療用コネクタ。
  2. 前記規制部は、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記天面壁の天面に当接して前記開口部への前記管体の挿入深さを規制する、請求項1に記載の医療用コネクタ。
  3. 前記オスコネクタ部は、前記管体の基端側に連設され外径が拡径した拡径部を備え、
    前記拡径部は、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記スリットを取り囲んで前記弁体の天面に密着するシール部である、請求項1又は2に記載の医療用コネクタ。
  4. 前記規制部は、前記オスコネクタ部を前記閉鎖式メスコネクタ部に接続したとき前記スリットを取り囲んで前記天面壁の天面に密着するシール部としてのOリングを備える、請求項1又は2に記載の医療用コネクタ。
  5. 前記閉鎖式メスコネクタ部の外周面には雄ねじが設けられており、
    前記ロック部は、前記雄ねじに螺合可能な雌ねじである、請求項1〜4のいずれかに記載の医療用コネクタ。
  6. 前記閉鎖式メスコネクタ部は、ISO594−1に準拠した外径及びテーパ角度を有するオスルアーを接続可能である、請求項1〜5のいずれかに記載の医療用コネクタ。
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