JPWO2017038884A1 - 磁性体アンテナ及びアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

磁性体アンテナ10は、Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体で構成される、直方体形状を有する磁心12と、磁心12に巻回されるコイル導体14と、を備える。コイル導体14の巻回軸Pは磁心12の長手方向に直交している。Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、13.56MHzにおける透磁率の実数部が30以上、虚数部が1未満である。

Description

本開示は、磁性体アンテナ及びアンテナ装置に関する。
無線通信を行うアンテナ装置として、磁性体アンテナを用いたものが知られている。磁性体アンテナは、磁気結合による通信を行うものであり、通常、磁性体コアとコイル導体とを備えている。
特許文献1では、アンテナ装置を小型化して、NFC(Near Field Communication)及びFelica等で使用される通信端末装置、並びに小型ラジオ等に用いることが提案されている。特許文献1では、第1コイル導体と同一方向に巻回するように形成された第2コイル導体の少なくとも一部を、磁性体コアの内部に形成することが提案されている。
特許文献2では、SIM又はμSD等の分離型モジュールにアンテナを一体モジュール化し、直接外部のコイルと通信を行うデバイス方式が提案されている。この方式では、分離型モジュールが、携帯端末などの制約を受けないターミナル機能と、ネットワークを介したサーバーアクセス機能とを有する。これによって、単なる通信機能を有する携帯端末から、アクセス方式やセキュリティに関する固有情報を格納するモジュールを心臓部として分離して取り換えることを可能にしている。
特開2013−247436号公報 特開2013−182481号公報
データキャリアとして、様々な無線通信技術が活用されている。例えば、NFCでは、近接するコイル導体同士が磁気結合して通信する。2つのコイル導体の磁気結合強度は相互インダクタンスMで表される。相互インダクタンスMは、下記式で求めることができる。
Figure 2017038884
上式中、LA及びLBは、互いに近接するそれぞれのコイル導体のインダクタンスを示す。また、kは結合係数(0≦k≦1)を示す。コイル導体間の交信距離を長くするためには、コイル導体の巻数を増やすことが考えられる。
一方、磁性体アンテナを、例えばマイクロSIM及びマイクロSD等の分離型の記憶モジュールと一体化する場合、磁性体アンテナを小型化する必要がある。ところが、コイル導体を小型化すると相互インダクタンスMが小さくなる。また、コイル導体の巻数を増やそうとすると、磁性体アンテナのサイズが大きくなり、小型化の要請に応えることが困難になる。このため、小型化と交信距離の両方を十分に高い水準で満足することが可能な磁性体アンテナ及びそれを備えるアンテナ装置が求められている。
本発明では、一つの側面において、小型化を可能にしつつ、交信距離を長くすることが可能な磁性体アンテナを提供することを目的とする。本発明では、別の側面において、小型化を可能にしつつ、交信距離を長くすることが可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、一つの側面において、Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体で構成される、直方体形状を有する磁心と、磁心に巻回されるコイル導体と、を備え、コイル導体の巻回軸は磁心の長手方向に直交しており、Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、13.56MHzにおける透磁率の実数部が30以上、虚数部が1未満である磁性体アンテナを提供する。
上記磁性体アンテナは、コイル導体の巻回軸が直方体形状の磁心の長手方向に直交するように、コイル導体が磁心に巻回されている。このため、コイル導体の巻回軸が磁心の長手方向に平行な場合に比べて、コイル導体のループの断面積を大きくすることができる。そして、磁心が、透磁率の実数部(μ’)が比較的大きく且つ虚数部(μ”)が十分に小さいNi−Zn−Cu系フェライト焼結体で構成されている。したがって、磁性体アンテナを小型化するためにコイル導体の巻数を減らしても、コイル導体のインダクタンス及び結合係数kを大きくして、相互インダクタンスMを大きくすることができる。
上記磁性体アンテナは、コイル導体と磁心を所定の位置関係にするとともに、上述の特性を有する、磁気損失を低減できるNi−Zn−Cu系フェライト焼結体で磁心を構成している。これによって、磁性体アンテナの小型化を可能にするとともに交信距離を長くすることができる。
磁心を構成するNi−Zn−Cu系フェライト焼結体は、構成元素としてCoを含有するフェライトで構成され、CoをCoOに換算して0.05〜1.0質量%含有していてもよい。このようなフェライト焼結体であれば、通信周波数13.56MHzにおける磁気損失を一層低減することができる。これによって、磁心の透磁率の虚数部(μ”)が十分に小さくなって、クオリティファクターQが30以上となる。したがって、コイルの電流損失を一層小さくすることができる。クオリティファクターQは、下記式で計算される。
Q=透磁率実数部(μr’)/透磁率虚数部(μr”)
上記Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、構成元素としてFe,Ni,Zn,Cu,Co及びOを含有するフェライトで構成され、Fe,Ni,Zn及びCuを、それぞれ、Fe,NiO,ZnO及びCuOに換算したときに、Fe,NiO,ZnO及びCuOの合計を基準として、Feを46〜50mol%、NiOを20〜27mol%、ZnOを15〜22mol%、及びCuOを9〜11mol%、含有していてもよい。これによって、磁気損失を一層低減して、クオリティファクターQを大きくできるため、磁性体アンテナの交信距離を一層長くすることができる。
上記磁性体アンテナは、幾つかの実施形態において、長手方向における磁心の長さLに対する、巻回軸の軸方向における磁心の長さLの比(L/L)が0.2〜0.6であってもよい。これによって、長さLを長くしてコイル導体のループの断面積を増大させて、コイル導体のインダクタンス及び結合係数kを大きくすることができる。また、長さLを小さくして一層小型化することができる。すなわち、一層の小型化を図りつつ、交信距離を一層長くすることができる。
上記磁性体アンテナは、磁心の少なくとも一方面上に絶縁層を介して導体層を備えており、コイル導体は、磁心と絶縁層との間に挟まれていてもよい。これによって、電子機器に実装されて導電性部材が近接した状態であっても、十分に長い交信距離を確保することができる。
本発明は、別の側面において、上述の磁性体アンテナと、磁性体アンテナと電気的に接続されている電子部品とを備える、アンテナ装置を提供する。このアンテナ装置は、上記磁性体アンテナを備えることから、小型化が可能であるとともに、交信距離を十分に長くすることができる。
本発明は、一つの側面において、小型化を可能にしつつ、交信距離を長くすることが可能な磁性体アンテナを提供することができる。本発明は、別の側面において、小型化を可能にしつつ、交信距離を長くすることが可能なアンテナ装置を提供することができる。
図1は、一実施形態の磁性体アンテナを示す斜視図である。 図2は、図1の磁性体アンテナのII−II線断面図である。 図3は、記憶モジュールの内部構造を模式的に示す図である。 図4は、記憶モジュールのブロック図である。 図5は、アンテナ装置の交信方法を説明するための図である。 図6は、磁性体アンテナとリーダライタの回路図である。 図7は、磁性体アンテナとリーダライタが磁気結合したときの等価回路モデルである。 図8は、フェライト成形シートの積層状態を示す分解斜視図である。 図9は、別の実施形態の磁性体アンテナを示す斜視図である。
以下、場合により図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態を説明する。ただし、以下の幾つかの実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用い、場合により重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、一実施形態である磁性体アンテナ10の斜視図である。磁性体アンテナ10は、直方体形状を有する磁心12と、磁心12に巻回されるコイル導体14を備える。磁性体アンテナ10も略直方体形状を有している。コイル導体14は、巻回軸P回りに巻回されている。コイル導体14の両端には、端子14a,14bが形成されている。端子14a,14bは、ビア電極であり、磁心12の一対の対向面のそれぞれに露出するように設けられている。端子14a,14bは、外部回路に接続することができる。図1では、コイル導体14の巻数は、4回となっているが、これに限定されない。コイル導体14の巻数を増やして、結合係数kを大きくしてもよい。
コイル導体14は、巻回軸Pが磁心12の長手方向に直交するように、磁心12に巻回されている。これによって、コイル導体14のループの断面積を大きくして、インダクタンス及び結合係数kを大きくすることができる。コイル導体14の材質は、銅、銀、又はこれらの少なくとも一方を含む合金が挙げられる。
コイル導体14は、磁心12に密着していることが好ましい。このように、コイル導体14と磁心12との間に隙間が生じないように、コイル導体14を磁心12に密着させることによって、磁性体アンテナ10を一層小型化することができる。また、記憶モジュール等の内部に搭載し易くすることができる。
図2は、図1の磁性体アンテナ10のII−II線断面図である。本明細書におけるコイル導体14のループの断面積とは、図2に示すような断面で見たときのループの断面積である。すなわち、本明細書におけるコイル導体14のループの断面積とは、巻回軸Pの軸方向から見たときに、コイル導体14で形成されるループの内側の面積である。
コイル導体14は、磁性体である磁心12の表面に設けられている。したがって、磁性体の内部に埋設される場合に比べて、コイル導体14のループの断面積を大きくすることができる。また、放射磁界が磁性体に取り込まれることが抑制され、交信距離を大きくすることができる。
図1において、磁心12の長手方向における長さLに対する、巻回軸Pの軸方向における磁心12の長さLの比(L/L)は、例えば0.2〜0.6であってもよく、0.2〜0.5であってもよい。上記比(L/L)を上述の範囲にすることによって、コイル導体14のループの断面積を大きくしつつ、コイル導体14の巻数を多くすることができる。これによって、磁性体アンテナ10の一層の小型化を図りつつ、交信距離を一層長くすることができる。
磁心12の厚みLに特に制限はなく、厚みLに対する縦の長さLの比(L/L)は、例えば、5〜50であってもよく、10〜40であってもよい。このような磁心12であれば、積層体を焼結して磁心を得る際の変形の抑制と積層体の積層数の低減とを両立することができる。
磁心12のサイズは、例えば、縦の長さL:5〜15mm、横の長さL:3〜5mm、厚みL:0.3〜0.5mmである。このようなサイズとすることによって、マイクロSDカード又はSIMカード等に搭載することが十分に可能となる。磁性体アンテナ10も同等のサイズを有する。
磁心12は、複数のフェライト成形シートが積層された積層体を焼成して形成される。図2に示すように、磁心12は、複数の磁性層12a,12b,12cの積層体で構成されていてもよいし、焼成によって複数のフェライト成形シートが一体化され、一つの磁性層で構成されていてもよい。また、一つのフェライト成形シートを焼成して形成してもよい。
磁心12を構成するNi−Zn−Cu系フェライト焼結体は、構成元素としてFe,Ni,Zn,Cu,Co及びOを有するフェライトで構成される。Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体を得るために原料として用いる酸化物としては、Fe,NiO,ZnO,CuO及びCoOが挙げられる。
Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、CoをCoOに換算して、0.05〜1.0質量%含有していてもよく、0.1〜0.5質量%含有していてもよい。このような範囲でCoを含有することによって、通信周波数13.56MHzにおける磁気損失を十分に低減することができる。したがって、NFC通信用の磁性体アンテナとして特に好適に用いることができる。
Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、構成元素としてFe,Ni,Zn,Cu,Co及びOを有するフェライトで構成される。Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、Fe,Ni,Zn及びCuを、それぞれ、Fe,NiO,ZnO及びCuOに換算したときに、Fe,NiO,ZnO及びCuOの合計を基準として、Feを46〜50mol%、NiOを20〜27mol%、ZnOを15〜22mol%、CuOを9〜11mol%含有する。
上記合計に対して、Feの含有量は47〜49mol%であってもよい。上記合計に対してNiOの含有量は24〜26mol%であってもよい。上記合計に対してZnOの含有量は15.5〜16.5mol%であってもよい。上記合計に対してCuOの含有量は9.4〜11mol%であってもよい。各金属成分の含有量は、蛍光X線分析、又はICP発光分光分析で求められる各金属元素の含有量を酸化物に換算して求めることができる。
上述の組成を有するNi−Zn−Cu系フェライト焼結体は、透磁率の虚数部(μ”)が十分に小さい。磁性体アンテナ10の磁心12は、透磁率の実数部(μ’)を高く維持しつつ、透磁率の虚数部(μ”)が十分に低減されたNi−Zn−Cu系フェライト焼結体で構成されることから、交信距離を十分に長くすることができる。磁性層12a,12b,12cの組成は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体の透磁率の虚数部(μ”)は、1未満、好ましくは0.5以下である。上記透磁率の実数部(μ’)は、30以上であり、好ましくは50以上であり、より好ましくは60〜150である。本明細書における透磁率は、外径20mm、内径10mm、厚み1mmの平板リング状のサンプルを用いて、市販のインピーダンス/マテリアルアナライザによって13.56MHzの周波数において測定される値である。
図3は、記憶モジュール100の内部構造を模式的に示す図である。記憶モジュール100としては、マイクロSD、SIM、USB等が挙げられる。記憶モジュール100の筐体50内には、アンテナ装置60が内蔵されている。アンテナ装置60は、プリント配線板40と、プリント配線板40の主面上に磁性体アンテナ10及び電子部品30とを備える。電子部品30は、例えばICチップである。電子部品30は、ICチップに限定されず、例えばコンデンサ又は整合回路であってもよい。別の幾つかの実施形態では、アンテナ装置60は、複数の電子部品30を備えていてもよい。
図4は、記憶モジュール100のブロック図である。磁性体アンテナ10と電子部品30とは、プリント配線板40における配線(不図示)によって電気的に接続されている。プリント配線板40は、記憶モジュール100に内蔵されるインターフェース部82と電気的に接続されている。アンテナ装置60は、例えば13.56MHzの周波数において共振し、リーダライタ等と通信する機能を有する。磁性体アンテナ10を備えるアンテナ装置60は、小型で且つ交信距離が十分に長いことから、記憶モジュール100に好適に搭載することができる。
記憶モジュール100は、内部に、アンテナ装置60の他に、制御部80、記憶部84、及びインターフェース部82等を備える。制御部80は、インターフェース部82を介して電子部品30から送信された信号を処理するとともに、記憶部84に当該信号から得られたデータを書き込む機能を有していてもよい。制御部80は、記憶部84からデータを読み出すとともに、当該データを処理して得られた信号を、インターフェース部82を介して電子部品30に送信する機能を有していてもよい。制御部80は、例えばCPUを有する。記憶部84は、例えばROM又はRAMを有する。なお、記憶モジュール100は、上述の構成に限定されない。
記憶モジュール100は、磁性体アンテナ10を備えることで通信機能を有する。記憶モジュール100は、携帯端末などの制約を受けないターミナル機能とネットワークを介したサーバーアクセス機能を有する。例えば、携帯端末に記憶モジュール100を取り付けて当該携帯端末を用いてネットワークに接続し、その後、別の携帯端末に記憶モジュール100を取り付けて当該別の携帯端末を用いてネットワークに接続することも可能である。
図5は、記憶モジュール100の筐体50内に備えられる磁性体アンテナ10(アンテナ装置60)と、磁性体アンテナ10の通信相手となるリーダライタ200との無線通信の一例を示す図である。記憶モジュールは、携帯端末150に内蔵されている。
リーダライタ200は、図5の上下方向にループが形成されるように巻回されたコイル状のアンテナ210を備える。リーダライタ200には、図示しない基板と、該基板の上に搭載された電子回路及び電源等が設けられている。アンテナ210は、電子回路及び電源等に電気的に接続されている。リーダライタ200は、例えば、スマートフォン等の携帯端末であってもよい。
アンテナ210には電流が流れており、磁界が発生している。図5では、アンテナ210のループを下から上に向かって貫通する磁力線が一点鎖線で描かれている。磁性体アンテナ10は、リーダライタ200と磁気結合している。このような状態において、磁性体アンテナ10をリーダライタ200に近づけると、磁性体アンテナ10の磁心12の内部において、コイル導体14を貫通する方向(巻回軸方向)の磁束が変化する。これによって、コイル導体の端子14a,14b間の電磁誘導起電力Eが変化する。これによって、図3及び図4に示す電子部品30が作動し、記憶モジュール100の記憶部84に記憶されるデータの読み取り、及び記憶部84へのデータの書き込みができる。このようにして、記憶モジュール100とリーダライタ200は交信することができる。
図6は、アンテナ装置61と、リーダライタ200の回路図である。図7は、アンテナ装置61と、リーダライタ200が磁気結合したときの等価回路モデルである。アンテナ装置61は、磁性体アンテナ10と電子部品としてコンデンサC2とを備える。LAはリーダライタ200のアンテナ210のインダクタンスを示し、LBはアンテナ装置61の磁性体アンテナ10のインダクタンスを示す。R1は、アンテナ210の巻線抵抗を示し、R2は磁性体アンテナ10の巻線抵抗と磁性体の透磁率の虚数部(μr”)磁気損失の合計を示す。Rgは出力抵抗を、RIは負荷抵抗をそれぞれ示す。
磁性体アンテナ10とアンテナ210との磁気結合強度は相互インダクタンスMである(図7)。相互インダクタンスMは、下記式で表される。
Figure 2017038884
上式中、kは結合係数(0≦k≦1)を示す。結合係数kは、コイル導体のループ(アンテナ)の断面積とアンテナ間の距離に依存する。コイルインダクタンスLA及びLBは、コイル導体の巻数、コイル導体のループの断面積、及び磁性体(磁心12)の透磁率の積に依存する。本実施形態の磁性体アンテナ10は、小型化してもコイル導体のループの断面積を大きくすることができる。また、磁性体アンテナ10の磁心12を構成するNi−Zn−Cu系フェライト焼結体は、透磁率の実数部を維持しつつ虚数部を低減している。これらの相乗作用によってコイルインダクタンスLA及びLBを大きくして相互インダクタンスMを大きくすることができる。これによって、交信距離を長くすることができる。
次に、磁性体アンテナ10の製造方法の一例を以下に説明する。まず、所定の組成を有するNi−Zn−Cu系フェライトの仮焼粉を調製する。この仮焼粉は、所定量の酸化コバルトを含む。仮焼粉に溶剤、可塑剤、樹脂成分等を配合して、スラリーを調製する。スラリーは、例えば、Ni−Zn−Cu系フェライトの仮焼粉1000質量部に対し、ポリビニルアルコール樹脂を70〜120質量部、可塑剤としてブチルフタル酸ブチルを15〜25質量部、溶剤を400〜600質量部の割合で配合して調製される。溶剤としては、グリコールエーテル系、MEK、トルエン、メタノール、エタノール、n−ブタノール等を用いることができる。
次に、調製したスラリーを樹脂製のフィルムに塗布する。塗布方法は特に限定されるものではなく、ロールコータ、又はドクターブレードを用いることができる。フィルム上にスラリーを所望の厚みで塗布した後、80〜130℃で30〜60分間乾燥させて、板状のフェライト成形シートを得ることができる。
続いて、幾つかのフェライト成形シートにスルーホールを形成し、導電性ペーストを充填する。導電性ペーストとしては、Agペースト又はAg系合金ペースト等の金属系導電性ペーストを使用することができる。幾つかのフェライト成形シートの主面上に、印刷又は刷毛塗り等の方法によって、導電性ペーストを塗布する。このとき、スルーホールを通るように導電性ペーストを塗布する。このようにして、コイル導体14となる導電パターンを形成し、フェライト成形シートとする。
導電パターンが形成されたNi−Zn−Cu系フェライトを含むフェライト成形シートを、スルーホールの中心を通る所定の直線に沿って切断する。切断して得られたフェライト成形シート13a,13b,13cを図8に示すように積層し、加圧して密着させ、積層体13を得る。このとき、導電パターン15がループを形成するとともに、その両端がビア電極を形成できるように位置合わせを行う。図8は、フェライト成形シートの積層状態を示す分解斜視図である。
その後、例えば800〜1000℃で焼成する。これによって、フェライト成形シートが磁心12となり、導電パターン15がコイル導体14となる。このように、磁性体アンテナ10は、所定の導電パターン15を有するフェライト成形シート13a,13b,13cの積層体13を焼成して製造される。このようにして、図1に示すような、直方体形状の磁心12と、磁心12に巻回されるコイル導体14と、を備える磁性体アンテナ10が得られる。磁性体アンテナ10と電子部品30とを電気的に接続することによって、アンテナ装置が得られる。
磁性体アンテナ10と電子部品30は、例えば、プリント配線板40の上に搭載することによって、電気的に接続されてもよいし、磁性体アンテナ10の磁心12の上に電子部品30を設けて、磁性体アンテナの端子14a,14bと電子部品30とを、直接又は配線を介して接続してもよい。積層体13におけるフェライト成形シート13a,13b,13cの積層数は特に限定されず、一枚のフェライト成形シートを用いて磁心12を形成してもよい。
以上、幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。図9は、別の実施形態である磁性体アンテナ11を示す斜視図である。
図9に示す磁性体アンテナ11は、図1に示す磁性体アンテナ10と同様に、磁心12と、磁心12に巻回されているコイル導体14を備える。磁性体アンテナ11は、磁心12の一方面上に、絶縁層71を介して導体層72を備える点で、磁性体アンテナ10と異なっている。絶縁層71は、接着機能を有しており、例えば樹脂を含む。導体層72は、例えば金属を含む。このように絶縁層71を介して導体層72を備えることによって、磁性体アンテナ11の導体層72側に導電性部材が近接した状態であっても、導電性部材による影響を抑制することができ、十分に長い交信距離を確保することができる。絶縁層71及び導体層72は、図9に示すように磁心12の一方面上にのみ設けてもよいし、電子部品等を設けた後に、一方面と対向する他方面の上に設けてもよい。すなわち、磁心12の一方面及び他方面の全体を覆うように、絶縁層71及び導体層72を設けてもよい。
実施例及び比較例を参照して本発明の内容をより詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
[磁性体アンテナの作製]
酸化鉄、酸化ニッケル、酸化亜鉛、酸化銅及び酸化コバルトを秤量した。各原料の配合比率は以下のとおりとした。
・Fe:48.5mol%
・NiO:25.1mol%
・ZnO:16mol%
・CuO:10.4mol%
・CoO:0.3wt%
Fe、NiO、ZnO、CuOは、上述の比率で配合した。CoOの質量比率は、Fe、NiO、ZnO、CuO及びCoOの合計に対して、上記質量比率で配合した。配合して得られた原料を、ボールミルを用いて20時間湿式混合した。その後、乾燥、仮焼成、及び粉砕を順次行ってフェライト仮焼粉を得た。このフェライト仮焼粉100質量部に対し、溶剤80質量部、ブチラール樹脂8質量部、及び可塑剤5質量部を配合し、ボールミルを用いて20時間湿式混合を行った。
得られた混合スラリーを、ドクターブレード法によってPETフィルム上に塗布して乾燥し、フェライト成形シートを調製した。フェライト成形シートにスルーホールを形成し、Agペーストを充填した。また、フェライト成形シートの主面上にAgペーストを印刷し、所定の導電パターンを形成した。
導電パターンを形成したフェライト成形シートを、スルーホールの中心を通る直線に沿って切断して、複数のフェライト成形シートに分割した。分割したフェライト成形シートを4枚積層して加圧し、積層方向に隣接するフェライト成形シート同士を密着させた。積層したフェライト成形シートを、900℃,2時間の加熱条件で大気中で焼成して、図1に示すような構造を有する磁性体アンテナを作製した。
なお、磁性体アンテナに磁心として備えられるNi−Zn−Cu系フェライト焼結体の透磁率測定のため、上述のフェライト成形シートを別途作製した。フェライト成形シートを10枚積層して、1mm厚みを有するリング形状の積層体を作製し、磁性体アンテナの磁心の作製時と同じ条件で焼成した。このようにして得られたNi−Zn−Cu系フェライト焼結体を透磁率の測定に用いた。
磁心のサイズ、及びコイル導体の巻数は、表2に示すとおりであった。コイル導体の巻回軸の軸方向と磁心の長手方向とは直交していた。すなわち、L=9.8mm、L=3.3mm、L=0.4mmであった。コイル導体の線幅は0.5mmであり、隣接するコイル導体の間隔(線間隔)は0.5mmであった。磁心を構成するNi−Zn−Cu系フェライト焼結体の組成は、原料の配合比率と同じであった。
[透磁率の測定]
市販のインピーダンス/マテリアルアナライザを用いて、13.56MHzの周波数における透磁率の実数部及び虚数部を測定した。測定結果を表1に示す。
[磁性体アンテナの評価]
周波数13.56MHzにおける磁性体アンテナのインダクタンス(L)及び抵抗(Rs)を、インピーダンスアナライザ(アジレントテクノロジー社、装置名:4294A)を用いて測定した。測定結果を表2の「無負荷コイル特性」の欄に示す。
磁性体アンテナのコイル導体と、IC(AMS社製、商品名:AS3922、RFフロントエンド)と、別のIC(AMS社製、商品名:AS3953、デジタル処理用)と、コンデンサとを接続して、共振周波数が13.56MHzに調整されたアンテナ装置を作製した。このアンテナ装置のインピーダンス特性を、上述のインピーダンスアナライザを用いて測定した。測定結果を表3の「整合後インピーダンス」の欄に示す。また、作製したアンテナ装置と、携帯端末(Google社製、商品名:Nexas−S Ver4.0.4)との交信距離を測定した。測定結果を表3に示す。
(実施例2〜5)
磁性体アンテナにおけるコイル導体の巻数、及び該巻数に応じてコイル導体の線幅及び線間隔を、表2、及び表4に示すとおりに変更したこと以外は、実施例1と同様にして透磁率測定用のNi−Zn−Cu系フェライト焼結体及び磁性体アンテナを作製した。そして、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表1〜3に示す。
(比較例1)
実施例1の磁心に代えて、当該磁心と同等のサイズを有する紙を準備した。この紙に、銅線を巻回して、比較例1のアンテナとした。紙のサイズ(表2の「磁心」の欄参照)、及びコイル導体の巻数は、表2に示すとおりであった。コイル導体の巻回軸の軸方向と紙の長手方向とは直交していた。なお、コイル導体の線幅は0.5mmであり、隣接するコイル導体の間隔は0.5mmであった。そして、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表2及び表3に示す。
(比較例2)
コイル導体の巻回軸の軸方向が磁心の長手方向と平行になるようにしたこと以外は実施例1と同様にして磁性体アンテナを作製した。磁心のサイズ、コイル導体の線幅及び線間隔は、表2及び表4に示すとおりであった。そして、実施例1と同様にして評価を行った。評価結果を表2及び表3に示す。
(比較例3)
酸化鉄、酸化マンガン及び酸化亜鉛を秤量した。各原料の配合比率は以下のとおりとした。
・Fe:54mol%
・MnO:33mol%
・ZnO:15mol%
磁心を構成するフェライト焼結体の原料として、上述の混合原料を用いたこと、及び1200℃で焼成したこと以外は、実施例3と同様にして透磁率測定用のフェライト焼結体及び磁性体アンテナを作製した。そして、実施例3と同様にして評価を行った。評価結果を表1〜3に示す。
(比較例4)
酸化鉄、酸化ニッケル、酸化亜鉛、及び酸化銅を秤量した。各原料の配合比率は以下のとおりとした。
・Fe:48.5mol%
・NiO:25.1mol%
・ZnO:16mol%
・CuO:10.4mol%
磁心を構成するフェライト焼結体の原料として、上述の混合原料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして透磁率測定用のフェライト焼結体及び磁性体アンテナを作製した。そして、実施例3と同様にして評価を行った。評価結果を表1〜3に示す。
(実施例6)
実施例2のアンテナ装置における磁心の一方面の全体を覆うように、当該一方面側から、絶縁層、及び金属導体層を積層して、インピーダンスを調整した。絶縁層としては、両面粘着テープ(テサテープ株式会社製、品番:8851、厚み:30μm)、金属導体層としては、銅箔(厚み:20μm)を用いた。コイル導体は、上記一方面において、磁心と絶縁層の間に挟まれていた。金属導体層とアルミ板(縦×横×厚さ=5cm×5cm×1mm)が対向するようにして、アルミ板の上にアンテナ装置が配置された状態で評価を行った。評価結果を表1〜3に示す。
(実施例7)
実施例2のアンテナ装置における磁心の他方面上に、磁性体アンテナ評価用のIC及びコンデンサを接続した後、磁心の一方面のみならず、他方面の全体も覆うように、当該他方面側から、絶縁層、及び金属導体層を積層したこと以外は、実施例6と同様にしてアンテナ装置を作製した。コイル導体は、上記一方面及び上記他方面において、磁心と絶縁層の間に挟まれていた。金属導体層とアルミ板(縦×横×厚さ=5cm×5cm×1mm)が対向するようにして、一対のアルミ板の間にアンテナ装置が配置された状態で評価を行った。評価結果を表1〜3に示す。
Figure 2017038884
Figure 2017038884
Figure 2017038884
各実施例及び各比較例で用いたコイル導体の巻数毎のコイル導体の線幅、及び線間隔を表4に示す。
Figure 2017038884
表3に示すとおり、実施例1〜4のアンテナ装置では、交信距離を十分に長くすることができた。いずれの実施例も、NFCフォーラムで規定されている通信距離の下限値(25mm)以上であった。一方、比較例1は、表3に示すインダクタンスLが低く、交信距離が短かった。比較例2、3は、巻数が同じである実施例3に比べて、抵抗値Rsが高かった。このため、交信距離が短かったものと考えられる。実施例6,7では、アルミ板の上に設置した状態でも交信距離を十分に長くすることができた。実施例7では、アルミ板に挟んだ状態でも、交信距離を十分に長くすることができた。これらの結果から、これらのアンテナ装置は、電子機器に実装され、導電性部材が近接した状態であってもその影響が軽微となるため、十分な交信距離を確保することができる。
本開示によれば、小型化を可能にしつつ、交信距離を長くすることが可能な磁性体アンテナを提供することができる。また、小型化を可能にしつつ、交信距離を長くすることが可能なアンテナ装置を提供することができる。
10,11…磁性体アンテナ、12…磁心、14…コイル導体、13a,13b,13c…フェライト成形シート、13…積層体、14a,14b…端子、30…電子部品、40…プリント配線板、50…筐体、60,61…アンテナ装置、80…制御部、82…インターフェース部、84…記憶部、100…記憶モジュール、150…携帯端末、200…リーダライタ、210…アンテナ。

Claims (6)

  1. Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体で構成される、直方体形状を有する磁心と、
    前記磁心に巻回されるコイル導体と、を備え、
    前記コイル導体の巻回軸は前記磁心の長手方向に直交しており、
    前記Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、13.56MHzにおける透磁率の実数部が30以上、虚数部が1未満である磁性体アンテナ。
  2. 前記Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、構成元素としてCoを含有するフェライトで構成され、CoをCoOに換算して0.05〜1.0質量%含有する、請求項1に記載の磁性体アンテナ。
  3. 前記Ni−Zn−Cu系フェライト焼結体は、構成元素としてFe,Ni,Zn,Cu,Co及びOを含有するフェライトで構成され、
    Fe,Ni,Zn及びCuを、それぞれ、Fe,NiO,ZnO及びCuOに換算したときに、Fe,NiO,ZnO及びCuOの合計を基準として、
    Feを46〜50mol%、
    NiOを20〜27mol%、
    ZnOを15〜22mol%、及び
    CuOを9〜11mol%、含有する、請求項1又は2に記載の磁性体アンテナ。
  4. 前記長手方向における前記磁心の長さLに対する、前記巻回軸の軸方向における前記磁心の長さLの比が0.2〜0.6である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁性体アンテナ。
  5. 前記磁心の少なくとも一方面上に絶縁層を介して導体層を備えており、
    前記コイル導体は、前記磁心と前記絶縁層との間に挟まれている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁性体アンテナ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁性体アンテナと、前記磁性体アンテナと電気的に接続されている電子部品と、を備える、アンテナ装置。
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