JPWO2017033523A1 - 収納家具、及び、製造方法 - Google Patents
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Abstract
植物の成長を促進させ、かつ、植物の育成環境を良好とすることができる収納家具を提供することを目的とする。
植物栽培収納家具1は、壁面の少なくとも一部が木材で構成されたキャビネット本体12と、キャビネット本体12内に設置されるトレー34と、キャビネット本体12内に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源体38と、少なくともキャビネット本体12内壁面上に形成され、前記光源の波長の光で光触媒機能を発揮する光触媒層20とを含み構成されている。光源体38は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、光触媒層20は、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である。
植物栽培収納家具1は、壁面の少なくとも一部が木材で構成されたキャビネット本体12と、キャビネット本体12内に設置されるトレー34と、キャビネット本体12内に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源体38と、少なくともキャビネット本体12内壁面上に形成され、前記光源の波長の光で光触媒機能を発揮する光触媒層20とを含み構成されている。光源体38は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、光触媒層20は、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である。
Description
本発明は、収納家具、及び、製造方法に関する。
例えば、特許文献1には、植物の育成に用いられる植物育成用容器であって、光触媒による有機化合物の分解により、植物に二酸化炭素を供給する機能を有することを特徴とする植物育成用容器が開示されている。
また、特許文献2には、少なくとも植物の根の一部を露出させた状態で当該植物を支持するように構成されている支持部材と、給水装置と、案内部材であって、前記給水装置により供給される水を前記植物の根の露出部分に接触させながら当該案内部材の表面に沿って上方から下方に案内するように構成されている案内部材とを備えていることを特徴とする植物栽培装置が開示されている。
また、特許文献3には、上部開口を有する有底容器状をなすとともに、上部開口の周縁に側方へ突出するフランジを備え、容器状をなす内部に植物とその保持又は育成のための被収容媒体が収容されるプランターと、そのプランターの前記フランジを着座させる上部開口端面を有し、上側部分においてその容器状のプランターの全体を没入させる筒状ないし箱状の形態をなし、前記プランターの底部より下側の空間が所定の物品を収納する収納部とされ、その収納部に対する物品の収納及び取出しのための開口が前板によって開放又は閉鎖状態とされる本体と、を備え、前記プランターが前記本体の上側部分に没入してその本体の上部開口端面に着座する前記フランジのみが外部に現れ、かつそのフランジの平面的外形、本体の横断面外形が互いに対応する形状とされたことを特徴とするプランター付き収納家具が開示されている。
また、特許文献4には、上面、下面、及び側面にそれぞれ設けられる各仕切りで形成された閉空間に、植物の養水を貯留する貯留槽を有する水耕栽培器を収納するための収納構造であって、前記仕切りには、第1の換気口及び第2の換気口が設けられ、前記閉空間には、前記第1の換気口、前記第2の換気口、及び前記第1の換気口と前記第2の換気口とをつなぐ空気流路により、換気路が形成されており、前記第1の換気口側には、前記水耕栽培器の前記植物に向けて光を照射する照明器具が配置され、前記第2の換気口側であって前記空気流路の途中には、前記水耕栽培器が配置されていることを特徴とする収納構造が開示されている。
本発明は、植物の成長を促進させ、かつ、植物の育成環境を良好とすることができる収納家具を提供することを目的とする。
本発明に係る収納家具は、壁面の少なくとも一部が木材で構成された筐体と、前記筐体内に設置される水耕栽培用トレーと、前記筐体内に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源と、少なくとも前記筐体の内壁面上に形成され、前記光源の波長の光で光触媒機能を発揮する触媒層とを有する。
好適には、前記光源は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、前記触媒層は、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である。
好適には、前記筐体は、開閉可能な扉を含み、前記扉は、開口部を有し、前記扉の開口部に設けられた透明パネルをさらに有し、前記水耕栽培用トレーは、前記扉の開口部を介して見える位置に配置されている。
好適には、前記筐体の内壁面は防水処理が施されており、前記触媒層は、防水処理が施された内壁面に、界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布して形成されている。
好適には、前記水耕栽培用トレーは、前記筐体内に複数段設けられ、前記筐体の側壁面又は奥壁面に設けられ、外部と換気するためのファンをさらに有する。
また、本発明に係る製造方法は、木製収納家具の内壁面に、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する光触媒コート剤を塗布する工程と、前記木製収納家具の内部に、水耕栽培用トレーを設置する工程と、前記木製収納家具の内部に、波長440nm〜470nmを含む可視光を主に照射する光源を設置する工程とを有する。
本発明によれば、植物の成長を促進させ、かつ、植物の育成環境を良好とすることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
まず、植物栽培収納家具1におけるキャビネット10と、ラック30との構成を説明する。
図1は、実施例1に係る植物栽培収納家具1の構成を例示する斜視図である。
図1に例示するように、植物栽培収納家具1は、キャビネット10と、ラック30とで構成されている。植物栽培収納家具1は、キャビネット10の内部にラック30を収納する。なお、植物栽培収納家具1は、本発明に係る収納家具の一例である。
図1は、実施例1に係る植物栽培収納家具1の構成を例示する斜視図である。
図1に例示するように、植物栽培収納家具1は、キャビネット10と、ラック30とで構成されている。植物栽培収納家具1は、キャビネット10の内部にラック30を収納する。なお、植物栽培収納家具1は、本発明に係る収納家具の一例である。
[キャビネット10]
図1に例示するように、キャビネット10は、キャビネット本体12と、換気用ファン16とを含み構成されている。
(キャビネット本体12)
図2〜図7は、実施例1に係るキャビネット10の6面図を例示する図であり、図2は、正面図、図3は、背面図、図4は、左側面図、図5は、右側面図、図6は、平面図、図7は、底面図である。
キャビネット本体12は、本発明に係る筐体の一例である。
図1に例示するように、キャビネット本体12は、左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12gで構成されている。キャビネット本体12は、壁面の少なくとも一部が木材で構成されおり、本例のキャビネット本体12は、キャビネット全体が木材で構成されているため、左側板12a、右側板12b、大扉c、小扉12d、底板12e天板12f、及び、背面板12gは、木材で構成されている。キャビネット本体12は、木材で構成されることにより、キャビネット10内部の保温効果、及び、調湿効果を期待することができる。また、キャビネット本体12は、木材で構成されることにより、室内に配置しても他の家具と調和することが期待できる。また、キャビネット本体12は、その内壁面上に、光触媒層20(後述)が形成されている。
図1に例示するように、キャビネット10は、キャビネット本体12と、換気用ファン16とを含み構成されている。
(キャビネット本体12)
図2〜図7は、実施例1に係るキャビネット10の6面図を例示する図であり、図2は、正面図、図3は、背面図、図4は、左側面図、図5は、右側面図、図6は、平面図、図7は、底面図である。
キャビネット本体12は、本発明に係る筐体の一例である。
図1に例示するように、キャビネット本体12は、左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12gで構成されている。キャビネット本体12は、壁面の少なくとも一部が木材で構成されおり、本例のキャビネット本体12は、キャビネット全体が木材で構成されているため、左側板12a、右側板12b、大扉c、小扉12d、底板12e天板12f、及び、背面板12gは、木材で構成されている。キャビネット本体12は、木材で構成されることにより、キャビネット10内部の保温効果、及び、調湿効果を期待することができる。また、キャビネット本体12は、木材で構成されることにより、室内に配置しても他の家具と調和することが期待できる。また、キャビネット本体12は、その内壁面上に、光触媒層20(後述)が形成されている。
また、図2〜7に例示するように、キャビネット本体12の高さは、例えば、150cm〜165cmであり、本例のキャビネット本体12の高さは、161.5cmである。また、キャビネット本体12の横幅は、例えば、72cm〜80cmであり、本例のキャビネット本体12の横幅は、77.9cmである。また、キャビネット本体12の奥行幅は、例えば、36cm〜45cmであり、本例のキャビネット本体12の奥行幅は、40.5cmである。
また、図4および図5に例示するように、キャビネット本体12における左側板12a、及び、右側板12bは、キャビネット本体12における側面部分の板材であり、対向して配置されている。左側板12a、及び、右側板12bは、略同じ形状であり、既定の間隔をあけて、換気用ファン16を複数配置されている。なお、本例の左側板12a、及び、右側板12bは、ラック30の段数に合わせて換気用ファン16を配置されており、ラック30が3段あるため、例えば、36.7cmの間隔で換気用ファン16を3つ配置されている。
また、図2に例示するように、キャビネット本体12における大扉c、及び、小扉12dは、2枚一組の扉であり、左側板12a、及び、右側板12bと接続されている。大扉c、及び、小扉12dは、接続部分を軸として、それぞれ回転自在に接続されている。大扉12c、及び、小扉12dは、回転自在に接続されているため、2枚一組の扉が開閉可能な両開きとなっている。なお、大扉12c、及び、小扉12dは、1枚の扉で構成し、左側板12a、及び、右側板12bのうちどちらか一方の接続部分を軸として、回転自在に接続してもよい。また、大扉12c、及び、小扉12dには、開閉するための取手が取り付けられている。
また、大扉12cは、2枚一組の大扉12cそれぞれに開口部13を備え、この開口部13に透明なパネル材14を配置されている。
開口部13は、大扉12cを貫通して設けられた開口であり、その開口形状が例えば、多角状、又は、円形状であってもよい。本例の開口部13は、四角状である。
パネル材14は、透明なガラス材、または、透明な合成樹脂材で形成された板材である。パネル材14は、開口部13に取り付けられ、開口部13の形状と略同じ形状に形成されている。
開口部13は、大扉12cを貫通して設けられた開口であり、その開口形状が例えば、多角状、又は、円形状であってもよい。本例の開口部13は、四角状である。
パネル材14は、透明なガラス材、または、透明な合成樹脂材で形成された板材である。パネル材14は、開口部13に取り付けられ、開口部13の形状と略同じ形状に形成されている。
図2に例示するように、開口部13およびパネル材14は、大扉12cに配置することにより、使用者に対して、キャビネット本体12の内部を見せることができる。開口部13およびパネル材14は、ラック30に配置された複数のトレー34の見える位置に設けられる。開口部13およびパネル材14は、配置された各トレー34の見える位置にそれぞれ設けてもよいし、各トレー34が見渡せるよう設けてもよい。なお、本例の開口部13およびパネル材14は、各トレー34が見渡せるよう設けたものであり、開口部13およびパネル材14の大きさは、ラック30に配置された3つのトレー34が見えるよう、縦幅95cm〜141cm、横幅24cm〜35cmとなっている。なお、開口部13は、本発明に係る開口部の一例であり、パネル材14は、本発明に係る透明パネルの一例である。
また、図2〜図5および図7に例示するように、キャビネット本体12における底板12eは、キャビネット本体12の底面に配置された板材である。底板12eの板厚は、例えば、1.8cm〜3cmのであり、本例での底板12eの板厚は、2.5cmである。底板12eは、設置面(キャビネット10を設置する面)と対向する面側(キャビネット10の外側)に脚部が設けられている。底板12eに設けられた脚部は、底板12eの平面部分が設置面と離間するために設けられている。本例の脚部は、底板12eを設置面から12cm程度の位置に離間させるよう設けられている。また、底板12eは、脚部の代わりに、キャスターを四隅に配置してもよい。
また、図2〜図6に例示するように、キャビネット本体12における天板12fは、キャビネット本体12の天面に配置された平な板材である。天板12fの板厚は、例えば、1.8cm〜3cmのであり、本例での天板12fの板厚は、2.5cmである。天板12fは、平な板材であるため、設置されたキャビネット10の上に装飾品等を載置することができる。
また、図3に例示するように、キャビネット本体12における背面板12gは、キャビネット本体12の背面に配置された平な板材である。背面板12gの板厚は、例えば、1.8cm〜3cmのであり、本例での背面板12gの板厚は、2.5cmである。背面板12gは、換気用ファン16を配置されてもよい。
(換気用ファン16)
図8は、実施例1に係るキャビネット10からラック30を取り出した状態を例示する図である。
図1及び図8に例示するように、換気用ファン16は、キャビネット10の外部から空気を取り入れ、キャビネット10の内部の空気を外部に排出するための換気用のファンである。
換気用ファン16は、側壁面(左側板12a、及び、右側板12b)、または、奥壁面(背面板12g)に設けられている。本例の換気用ファン16は、左側板12a、及び、右側板12bに既定の間隔をあけて複数設けられている。また、左側板12aに設けられた換気用ファン16と、右側板12bに設けられた換気用ファン16とは、互いに対向する位置にそれぞれ設けられている。換気用ファン16は、ラック30に備えられた電源装置36とケーブルまたはコードを介して電気的に接続されており、電源装置36から供給される電力により動作する。
このように、キャビネット10は、キャビネット本体12と換気用ファン16とで構成されている。
図8は、実施例1に係るキャビネット10からラック30を取り出した状態を例示する図である。
図1及び図8に例示するように、換気用ファン16は、キャビネット10の外部から空気を取り入れ、キャビネット10の内部の空気を外部に排出するための換気用のファンである。
換気用ファン16は、側壁面(左側板12a、及び、右側板12b)、または、奥壁面(背面板12g)に設けられている。本例の換気用ファン16は、左側板12a、及び、右側板12bに既定の間隔をあけて複数設けられている。また、左側板12aに設けられた換気用ファン16と、右側板12bに設けられた換気用ファン16とは、互いに対向する位置にそれぞれ設けられている。換気用ファン16は、ラック30に備えられた電源装置36とケーブルまたはコードを介して電気的に接続されており、電源装置36から供給される電力により動作する。
このように、キャビネット10は、キャビネット本体12と換気用ファン16とで構成されている。
[ラック30]
図9は、実施例1に係るラック30の構成を例示する図である。
図1および図9に例示するように、ラック30は、ラック本体32、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を含み構成されている。
(ラック本体32)
ラック本体32は、例えば、金属部材で構成された枠体であり、キャビネット本体12の内部に収納できる大きさに構成されている。ラック本体32は、電源装置36、及び、光源体38を備えている。ラック本体32は、トレー34、及び、電源装置36を収納する複数の収納空間を備えており、本例のラック本体32は、トレー34を収納する空間を3つ備え、最下に電源装置36収納する空間を備えている。
また、ラック本体32の高さは、例えば、139cm〜143cmであり、本例のラック本体32の高さは、141cmである。また、ラック本体32の横幅は、例えば、64cm〜68cmであり、本例のラック本体32の横幅は、66cmである。また、ラック本体32の奥行幅は、例えば、31cm〜35cmであり、本例のラック本体32の奥行幅は、33cmである。また、ラック本体32のうちトレー34を配置する各段の収納空間の高さは、例えば35cm〜39cmであり、本例のラック本体32のトレー34を配置する収納空間の高さは、37cmである。また、ラック本体32のうち電源装置36収納する段の収納空間の高さは、例えば28cm〜32cmであり、本例のラック本体32の電源装置36収納する段の収納空間の高さは、30cmである。
図9は、実施例1に係るラック30の構成を例示する図である。
図1および図9に例示するように、ラック30は、ラック本体32、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を含み構成されている。
(ラック本体32)
ラック本体32は、例えば、金属部材で構成された枠体であり、キャビネット本体12の内部に収納できる大きさに構成されている。ラック本体32は、電源装置36、及び、光源体38を備えている。ラック本体32は、トレー34、及び、電源装置36を収納する複数の収納空間を備えており、本例のラック本体32は、トレー34を収納する空間を3つ備え、最下に電源装置36収納する空間を備えている。
また、ラック本体32の高さは、例えば、139cm〜143cmであり、本例のラック本体32の高さは、141cmである。また、ラック本体32の横幅は、例えば、64cm〜68cmであり、本例のラック本体32の横幅は、66cmである。また、ラック本体32の奥行幅は、例えば、31cm〜35cmであり、本例のラック本体32の奥行幅は、33cmである。また、ラック本体32のうちトレー34を配置する各段の収納空間の高さは、例えば35cm〜39cmであり、本例のラック本体32のトレー34を配置する収納空間の高さは、37cmである。また、ラック本体32のうち電源装置36収納する段の収納空間の高さは、例えば28cm〜32cmであり、本例のラック本体32の電源装置36収納する段の収納空間の高さは、30cmである。
(トレー34)
トレー34は、本発明に係る水耕栽培用トレーの一例である。
トレー34は、合成樹脂で形成された水耕栽培用のトレー(トレイ)であり、栽培する植物を収める容器である。トレー34は、キャビネット本体12の内部に収納できる大きさに構成され、ラック本体32に取り外し自在に設置される。キャビネット本体12の内部に収納されたトレー34は、開口部13を介して見える位置に配置されている。本例のトレー34は、キャビネット本体12の内部に収納されたラック本体32に3段収納される。
また、トレー34は、栽培する植物を収める位置を決める仕切り材34aと、水耕栽培用の水を貯留する容器34bとを含み、組み合せた状態でラック本体32に収納される。
また、トレー34の高さは、例えば、78cm〜82cmであり、本例のトレー34の高さは、80cmである。また、トレー34の横幅は、例えば、58cm〜62cmであり、本例のトレー34の横幅は、60cmである。また、トレー34の奥行幅は、例えば、29cm〜33cmであり、本例のトレー34の奥行幅は、31cmである。
トレー34は、本発明に係る水耕栽培用トレーの一例である。
トレー34は、合成樹脂で形成された水耕栽培用のトレー(トレイ)であり、栽培する植物を収める容器である。トレー34は、キャビネット本体12の内部に収納できる大きさに構成され、ラック本体32に取り外し自在に設置される。キャビネット本体12の内部に収納されたトレー34は、開口部13を介して見える位置に配置されている。本例のトレー34は、キャビネット本体12の内部に収納されたラック本体32に3段収納される。
また、トレー34は、栽培する植物を収める位置を決める仕切り材34aと、水耕栽培用の水を貯留する容器34bとを含み、組み合せた状態でラック本体32に収納される。
また、トレー34の高さは、例えば、78cm〜82cmであり、本例のトレー34の高さは、80cmである。また、トレー34の横幅は、例えば、58cm〜62cmであり、本例のトレー34の横幅は、60cmである。また、トレー34の奥行幅は、例えば、29cm〜33cmであり、本例のトレー34の奥行幅は、31cmである。
(電源装置36)
電源装置36は、ラック本体32に取り付けられ、換気用ファン16、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40と、ケーブルまたはコードを介して電気的に接続される。電源装置36は、換気用ファン16、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40に電力を供給する電源である。なお、電源装置36は、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を別途備えてもよいし、一体的に酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を内蔵する構成としてもよい。本例の電源装置36は、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を内蔵する。
また、電源装置36は、蓄電池を備えてもよいし、外部電源(既存のコンセント、または、太陽光発電装置)から電力を受けてその電力を換気用ファン16、及び、光源体38に供給してもよい。
また、電源装置36は、ラック本体の各段に設けた光源体38を個々に電力供給の入り切りの管理を行うことができ、タイマー40により時間管理することもできる。また、電源装置36は、酸素供給ポンプ39に電力供給の入り切りの管理を行うことができ、タイマー40により時間管理を行うこともできる。
電源装置36は、ラック本体32に取り付けられ、換気用ファン16、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40と、ケーブルまたはコードを介して電気的に接続される。電源装置36は、換気用ファン16、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40に電力を供給する電源である。なお、電源装置36は、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を別途備えてもよいし、一体的に酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を内蔵する構成としてもよい。本例の電源装置36は、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を内蔵する。
また、電源装置36は、蓄電池を備えてもよいし、外部電源(既存のコンセント、または、太陽光発電装置)から電力を受けてその電力を換気用ファン16、及び、光源体38に供給してもよい。
また、電源装置36は、ラック本体の各段に設けた光源体38を個々に電力供給の入り切りの管理を行うことができ、タイマー40により時間管理することもできる。また、電源装置36は、酸素供給ポンプ39に電力供給の入り切りの管理を行うことができ、タイマー40により時間管理を行うこともできる。
(光源体38)
光源体38は、本発明に係る光源の一例である。
光源体38は、キャビネット本体12の内部に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源体である。本例の光源体38は、ラック本体32に取り付けられ、キャビネット本体12の内部に設置されている。光源体38は、トレー34に配置された植物に光を照射するために、ラック本体32のうち、トレー34を配置する各段に配置され、トレー34に配置された植物と対向する位置に配置される。
配置される光源体38は、例えば、電球、蛍光灯、発光ダイオード(LED)、有機ELであり、本例の光源体38は、LEDのライトである。光源体38は、可視光線(360nm〜830nm)を照射し、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDのライトである。光源体38は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射することにより、紫外線の波長領域を照射する光源に比べて、キャビネット10内部の劣化や育成する植物の組織変性等を防止する。
また、光源体38は、電源装置36と電気的に接続され、電源装置36から電力の供給を受けて発光する。
光源体38は、本発明に係る光源の一例である。
光源体38は、キャビネット本体12の内部に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源体である。本例の光源体38は、ラック本体32に取り付けられ、キャビネット本体12の内部に設置されている。光源体38は、トレー34に配置された植物に光を照射するために、ラック本体32のうち、トレー34を配置する各段に配置され、トレー34に配置された植物と対向する位置に配置される。
配置される光源体38は、例えば、電球、蛍光灯、発光ダイオード(LED)、有機ELであり、本例の光源体38は、LEDのライトである。光源体38は、可視光線(360nm〜830nm)を照射し、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDのライトである。光源体38は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射することにより、紫外線の波長領域を照射する光源に比べて、キャビネット10内部の劣化や育成する植物の組織変性等を防止する。
また、光源体38は、電源装置36と電気的に接続され、電源装置36から電力の供給を受けて発光する。
(酸素供給ポンプ39)
酸素供給ポンプ39は、電源装置36とケーブルまたはコードを介して電気的に接続される、または、電源装置36と一体的に構成される。酸素供給ポンプ39は、電源装置36から供給された電力で動作する。酸素供給ポンプ39は、トレー34に貯留された水耕栽培用の水に酸素を供給する空気供給機である。
酸素供給ポンプ39は、チューブを介して、キャビネット10の内部に配置されたそれぞれのトレー34における容器34bと接続されている。酸素供給ポンプ39は、チューブ内に酸素(いわゆる空気)を注入し、容器34bに貯留された水耕栽培用の水に酸素を供給する。これにより、酸素供給ポンプ39は、トレー34に貯留された水の中に酸素を供給することで、トレー34に配置された植物における水中の酸欠を防止し成長を促す。
(タイマー40)
タイマー40は、電源装置36とケーブルまたはコードを介して電気的に接続される、または、電源装置36と一体的に構成される。タイマー40は、例えば、電源装置36から換気用ファン36、光源体38、及び、酸素供給ポンプ39に電力を供給する時間の管理を行う。時間の管理とは、例えば、動作の入/切の時間、または、連続動作時間を管理する。
このように、ラック30は、ラック本体32、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を含み構成されている。
酸素供給ポンプ39は、電源装置36とケーブルまたはコードを介して電気的に接続される、または、電源装置36と一体的に構成される。酸素供給ポンプ39は、電源装置36から供給された電力で動作する。酸素供給ポンプ39は、トレー34に貯留された水耕栽培用の水に酸素を供給する空気供給機である。
酸素供給ポンプ39は、チューブを介して、キャビネット10の内部に配置されたそれぞれのトレー34における容器34bと接続されている。酸素供給ポンプ39は、チューブ内に酸素(いわゆる空気)を注入し、容器34bに貯留された水耕栽培用の水に酸素を供給する。これにより、酸素供給ポンプ39は、トレー34に貯留された水の中に酸素を供給することで、トレー34に配置された植物における水中の酸欠を防止し成長を促す。
(タイマー40)
タイマー40は、電源装置36とケーブルまたはコードを介して電気的に接続される、または、電源装置36と一体的に構成される。タイマー40は、例えば、電源装置36から換気用ファン36、光源体38、及び、酸素供給ポンプ39に電力を供給する時間の管理を行う。時間の管理とは、例えば、動作の入/切の時間、または、連続動作時間を管理する。
このように、ラック30は、ラック本体32、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を含み構成されている。
次に、キャビネット10における内壁面上に形成された光触媒層20を説明する。
(光触媒層20)
光触媒層20は、本発明に係る触媒層の一例である。
図8に例示するように、光触媒層20は、キャビネット本体12の内壁面に形成された光触媒の塗布層である。光触媒層20は、左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12gにおけるキャビネット本体12の内壁面側に形成されている。また、光触媒層20は、パネル材14にも形成してもよい。光触媒層20は、パネル材14にも形成することにより、例えば、パネル材14の防曇効果、防汚効果が期待できる。
光触媒層20は、光触媒物質を塗布し形成された光触媒の塗布層であり、光触媒層20は、酸化チタン系の光触媒を塗布し形成された層である。この光触媒層20は、例えば、0nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。なお、本例の光触媒層20は、可視光応答型の光触媒で形成された層であり、室内環境に配置された蛍光灯や屋外からの光であっても光触媒として機能する。そのため、光触媒層20は、主に380nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。また、光触媒層20は、光源体38がLEDである場合、より光触媒反応が強くなる波長領域は、440nm〜470nmの波長領域である。また、光触媒層20は、光源体38が例えば蛍光灯や自然光である場合、より光触媒反応が強くなる波長領域は、380nm〜400nmの波長領域である。光触媒層20は、上記光触媒反応が強くなる波長領域から徐々に光触媒反応が弱くなるが540nmまで光触媒として機能する。光触媒層20は、光源体38の照射する可視光が照射されることにより、光触媒として効率的に機能する。なお、光触媒層20における光触媒機能として、例えば、抗菌・抗カビ機能、空気浄化機能、消臭機能、防汚機能、防曇機能、および、VOC対策機能があり、効果として、例えば、抗菌・抗カビ効果、空気浄化効果、消臭効果、防汚効果、防曇効果、および、VOC対策効果が期待できる。
(光触媒層20)
光触媒層20は、本発明に係る触媒層の一例である。
図8に例示するように、光触媒層20は、キャビネット本体12の内壁面に形成された光触媒の塗布層である。光触媒層20は、左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12gにおけるキャビネット本体12の内壁面側に形成されている。また、光触媒層20は、パネル材14にも形成してもよい。光触媒層20は、パネル材14にも形成することにより、例えば、パネル材14の防曇効果、防汚効果が期待できる。
光触媒層20は、光触媒物質を塗布し形成された光触媒の塗布層であり、光触媒層20は、酸化チタン系の光触媒を塗布し形成された層である。この光触媒層20は、例えば、0nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。なお、本例の光触媒層20は、可視光応答型の光触媒で形成された層であり、室内環境に配置された蛍光灯や屋外からの光であっても光触媒として機能する。そのため、光触媒層20は、主に380nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。また、光触媒層20は、光源体38がLEDである場合、より光触媒反応が強くなる波長領域は、440nm〜470nmの波長領域である。また、光触媒層20は、光源体38が例えば蛍光灯や自然光である場合、より光触媒反応が強くなる波長領域は、380nm〜400nmの波長領域である。光触媒層20は、上記光触媒反応が強くなる波長領域から徐々に光触媒反応が弱くなるが540nmまで光触媒として機能する。光触媒層20は、光源体38の照射する可視光が照射されることにより、光触媒として効率的に機能する。なお、光触媒層20における光触媒機能として、例えば、抗菌・抗カビ機能、空気浄化機能、消臭機能、防汚機能、防曇機能、および、VOC対策機能があり、効果として、例えば、抗菌・抗カビ効果、空気浄化効果、消臭効果、防汚効果、防曇効果、および、VOC対策効果が期待できる。
光触媒層20は、キャビネット本体12の組立前の各部材(左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12g)それぞれに光触媒を塗布し形成される、または、組み立てた状態のキャビネット本体12の内壁面に光触媒を塗布し形成される。本例の植物栽培収納家具1は、キャビネット本体12の組立前の各部材それぞれに光触媒を塗布し、光触媒層20を形成された各部材を組み立て構成する。
光触媒層20は、組立前の各部材のうち、例えば木材である左側板12aに光触媒層を形成される場合、左側板12aの内壁面側に防水剤を塗布し乾燥後(防水処理)、防水処理を施した面に、さらに少量の界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布し乾燥させることにより、左側板12aに光触媒層20を形成される。
光触媒層20は、少量の界面活性剤を光触媒コート剤に混合することにより、防水処理された木材である左側板12aの塗布面において、防水作用により撥かれることなく光触媒コート剤を塗布し、安定した光触媒層20を形成することができる。この光触媒コート剤とは、例えば、サガンコート(登録商標)光触媒コーティング剤であるTPX(登録商標)−HLである。
このように、光触媒層20は、本来、基材として、塗装面、クロス、珪藻土・石膏ボード、化粧パネル、及び、タイル等にしか形成できなかったが、少量の界面活性剤を光触媒コート剤に混合することにより、防水処理済みの木材にも光触媒層20を形成することができる。
光触媒層20は、組立前の各部材のうち、例えば木材である左側板12aに光触媒層を形成される場合、左側板12aの内壁面側に防水剤を塗布し乾燥後(防水処理)、防水処理を施した面に、さらに少量の界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布し乾燥させることにより、左側板12aに光触媒層20を形成される。
光触媒層20は、少量の界面活性剤を光触媒コート剤に混合することにより、防水処理された木材である左側板12aの塗布面において、防水作用により撥かれることなく光触媒コート剤を塗布し、安定した光触媒層20を形成することができる。この光触媒コート剤とは、例えば、サガンコート(登録商標)光触媒コーティング剤であるTPX(登録商標)−HLである。
このように、光触媒層20は、本来、基材として、塗装面、クロス、珪藻土・石膏ボード、化粧パネル、及び、タイル等にしか形成できなかったが、少量の界面活性剤を光触媒コート剤に混合することにより、防水処理済みの木材にも光触媒層20を形成することができる。
次に、植物栽培収納家具1の作用を説明する。
図10は、植物栽培収納家具1の作用を説明する模式図である。
図10に例示するように、植物栽培収納家具1は、光触媒層20を形成されたキャビネット10の内部に、ラック30を収納している。収納されたラック本体32には、植物50を配置したトレー34を配置されている。また、ラック本体32には、トレー34と対向する位置に光源体38を配置されている。ここで、植物50の光合成において有効な光の波長は、波長440nm〜460nmと、波長650nm〜670nmとである。植物50とは、例えば、葉菜類(葉物野菜)であり、小松菜、チンゲン菜、ほうれん草、レタス等がある。
植物栽培収納家具1は、光源体38から植物50に光38aを照射する。植物栽培収納家具1は、光源体38から波長領域440nm〜470nmを含む可視光である光38aを植物50に照射することにより、植物50の光合成を促すことができる。さらに、植物栽培収納家具1は、光源体38から光38aを、光触媒層20に照射することにより、光触媒反応を効率的に促すことができる。
このように、植物栽培収納家具1は、光源体38から照射される長領域440nm〜470nmを含む可視光を植物50と光触媒層20とに照射することにより、植物50の光合成と光触媒層20の触媒機能とを効率的に作用させることができる。
図10は、植物栽培収納家具1の作用を説明する模式図である。
図10に例示するように、植物栽培収納家具1は、光触媒層20を形成されたキャビネット10の内部に、ラック30を収納している。収納されたラック本体32には、植物50を配置したトレー34を配置されている。また、ラック本体32には、トレー34と対向する位置に光源体38を配置されている。ここで、植物50の光合成において有効な光の波長は、波長440nm〜460nmと、波長650nm〜670nmとである。植物50とは、例えば、葉菜類(葉物野菜)であり、小松菜、チンゲン菜、ほうれん草、レタス等がある。
植物栽培収納家具1は、光源体38から植物50に光38aを照射する。植物栽培収納家具1は、光源体38から波長領域440nm〜470nmを含む可視光である光38aを植物50に照射することにより、植物50の光合成を促すことができる。さらに、植物栽培収納家具1は、光源体38から光38aを、光触媒層20に照射することにより、光触媒反応を効率的に促すことができる。
このように、植物栽培収納家具1は、光源体38から照射される長領域440nm〜470nmを含む可視光を植物50と光触媒層20とに照射することにより、植物50の光合成と光触媒層20の触媒機能とを効率的に作用させることができる。
図11は、植物栽培収納家具1の製造方法(S10)を説明するフローチャートである。
図5に例示するように、ステップ100(S100)において、作業者は、キャビネット本体12の内壁面に防水剤を塗布する。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに防水剤を塗布する。作業者は、木製であるキャビネット本体12に防水剤を塗布することにより、水によるキャビネット本体12の腐食を防止する。
ステップ105(S105)において、作業者は、キャビネット本体12の内壁面に塗布された防水剤を乾燥させる。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに塗布した防水剤を乾燥させる。
図5に例示するように、ステップ100(S100)において、作業者は、キャビネット本体12の内壁面に防水剤を塗布する。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに防水剤を塗布する。作業者は、木製であるキャビネット本体12に防水剤を塗布することにより、水によるキャビネット本体12の腐食を防止する。
ステップ105(S105)において、作業者は、キャビネット本体12の内壁面に塗布された防水剤を乾燥させる。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに塗布した防水剤を乾燥させる。
ステップ110(S110)において、作業者は、少量の界面活性剤を光触媒コート剤に混合する。作業者は、キャビネット12の各部材における防水処理された塗布面に光触媒コート剤を塗布し、光触媒コート剤が撥かれずに塗布面に塗布できるよう、光触媒コート剤に混合する界面活性剤の混合量を調節する。
ステップ115(S115)において、作業者は、キャビネット本体12の防水剤を塗布・乾燥した内壁面に、界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布する。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する光触媒コート剤を塗布する。光触媒コート剤は、波長0nm〜540nmのうち、380nm〜540nmの波長領域において光触媒機能を発揮する。また、光触媒コート剤は、光源がLEDである場合、440nm〜470nmの波長領域において光触媒機能を発揮し、光源体38が例えば蛍光灯や自然光である場合、380nm〜400nmの波長領域において光触媒機能を発揮する。
また、作業者は、各部材の塗布面において、界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布することにより、撥かれずに塗布することができる。
ステップ120(S120)において、作業者は、キャビネット本体12の内壁面に塗布された光触媒コート剤を乾燥させ、光触媒層20を形成する。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに塗布した光触媒コート剤を乾燥させ、光触媒層20を形成する。
また、作業者は、各部材の塗布面において、界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布することにより、撥かれずに塗布することができる。
ステップ120(S120)において、作業者は、キャビネット本体12の内壁面に塗布された光触媒コート剤を乾燥させ、光触媒層20を形成する。具体的には、作業者は、組立前の各部材それぞれに塗布した光触媒コート剤を乾燥させ、光触媒層20を形成する。
ステップ125(S125)において、作業者は、キャビネット10を組み立てる。
触媒層20を形成したキャビネット本体12の各部品(左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12g)と、パネル材14と、換気用ファン16とを組み立てる。作業者は、キャビネット本体12を組み立てた後に、大扉12cに設けられた開口部13にパネル材14を配置する。また、作業者は、左側板12a、及び、右側板12bそれぞれに換気用ファン16を配置する。
ステップ130(S130)において、作業者は、ラック本体32を組み立てる。
作業者は、組み立てたラック本体32をキャビネット10の内部に設置する。
触媒層20を形成したキャビネット本体12の各部品(左側板12a、右側板12b、大扉12c、小扉12d、底板12e、天板12f、及び、背面板12g)と、パネル材14と、換気用ファン16とを組み立てる。作業者は、キャビネット本体12を組み立てた後に、大扉12cに設けられた開口部13にパネル材14を配置する。また、作業者は、左側板12a、及び、右側板12bそれぞれに換気用ファン16を配置する。
ステップ130(S130)において、作業者は、ラック本体32を組み立てる。
作業者は、組み立てたラック本体32をキャビネット10の内部に設置する。
図12は、キャビネット10にラック30を収納した状態を例示する図である。
ステップ135(S135)において、図12に例示するように、作業者は、キャビネット10の内部に設置されたラック本体32にトレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を配置する。
作業者は、ラック本体32に設置された電源装置36と、キャビネットの左側板12a、及び、右側板12bに設置された複数の換気用ファン16とをケーブルまたはコードで接続する。また、作業者は、電源装置36と、ラック本体32に設置された光源体38とをケーブルまたはコードで接続する。また、作業者は、光源体38をトレー34と対向する、トレー34に配置された植物50に可視光の当たる位置に配置する。また、作業者は、電源装置36と、ラック本体32に設置された酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40とをケーブルまたはコードで接続する。作業者は、トレー34をラック本体32に配置し、酸素供給ポンプ39とトレー34における容器34bとをチューブを介して接続する。
このように、作業者は、食物栽培収納家具1を製造する。
ステップ135(S135)において、図12に例示するように、作業者は、キャビネット10の内部に設置されたラック本体32にトレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を配置する。
作業者は、ラック本体32に設置された電源装置36と、キャビネットの左側板12a、及び、右側板12bに設置された複数の換気用ファン16とをケーブルまたはコードで接続する。また、作業者は、電源装置36と、ラック本体32に設置された光源体38とをケーブルまたはコードで接続する。また、作業者は、光源体38をトレー34と対向する、トレー34に配置された植物50に可視光の当たる位置に配置する。また、作業者は、電源装置36と、ラック本体32に設置された酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40とをケーブルまたはコードで接続する。作業者は、トレー34をラック本体32に配置し、酸素供給ポンプ39とトレー34における容器34bとをチューブを介して接続する。
このように、作業者は、食物栽培収納家具1を製造する。
以上説明したように、実施例1の食物栽培収納家具1は、壁面の少なくとも一部が木材で構成されたキャビネット本体12と、キャビネット本体12内に設置されるトレー34と、キャビネット本体12内に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源体38と、少なくともキャビネット本体12内壁面上に形成され、前記光源の波長の光で光触媒機能を発揮する光触媒層20とを含み構成される。この構成により、食物栽培収納家具1は、筐体が木製であるキャビネット10であるため、一般家庭の室内に配置しても既存の家具と同じように配置することができる。さらに、食物栽培収納家具1は、木製のキャビネット10であるため、木材によるキャビネット10内部の保温、及び、調湿を行うことが期待できる。
また、実施例1の食物栽培収納家具1は、光源体38が波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、キャビネット本体12の内壁面に可視光応答型の光触媒層20が形成させている。この光触媒層20は、光源体38がLEDライトである場合、波長0nm〜540nmのうち、波長440nm〜470nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である。この構成により、食物栽培収納家具1は、光源体38の主とする波長領域と、光触媒層20の反応波長領域とを略同じ領域とすることにより、光触媒層20の光触媒機能を効率的に発揮させることができる。さらに、食物栽培収納家具1は、光源体38の主とする波長領域と、栽培する植物の光合成において有効な光の波長領域と略同じ領域とすることにより、植物50の光合成を促しさせ成長を促進させることができる。
また、実施例1の食物栽培収納家具1は、開閉可能な大扉12c、及び、小扉12dを含み構成され、大扉12cには開口部13およびパネル材14を備えている。食物栽培収納家具1は、大扉12cの開口部13を介して見える位置にトレー34を配置されている。この構成により、食物栽培収納家具1は、大扉12cを開扉せずとも開口部13およびパネル材14を介して、使用者に対してキャビネット10の内部配置されたレー34を見せることができる。
また、実施例1の食物栽培収納家具1は、キャビネット本体12の内壁面は防水処理が施され、防水処理が施された内壁面に、既定量の界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布して光触媒層20を形成される。これにより、食物栽培収納家具1は、防水処理された木材であるキャビネット本体12に光触媒層20を安定して形成することができる。
また、実施例1の食物栽培収納家具1は、キャビネット10を構成する左側板12a、及び、右側板12bに外部と換気するための換気用ファン36を備えることにより、キャビネット10の内部に複数のトレー34が設けられた場合でも、効率的にキャビネット10の内部の空気を外気と入れ替えることができる。
また、実施例1の食物栽培収納家具1は、植物50の栽培を行わない場合には、キャビネット10から、ラック30またはトレー34を取り除くことにより、収納家具として使用することができる。
次に、実施例2に係る食物栽培収納家具1を説明する。
実施例2に係る食物栽培収納家具1は、上記実施例1と実質的に同様であるため、実施例1と異なる部分のみを説明する。なお実施例2では、上記実施例1と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図13は、実施例2に係るキャビネット10の構成を例示する斜視図である。
図14は、実施例2に係るキャビネット10を例示する正面図である。
図13及び図14に例示するように、実施例2に係るキャビネット10は、脚部12Hと、鏡18とをさらに備えている。
(キャビネット本体12)
キャビネット本体12における小扉12dは、キャビネット本体12の下部に設けられている。小扉12dは、1枚板の扉であり、端部を底板12eと接続され、接続部分を軸として回転自在に接続されている。これにより、小扉12dは、キャビネット本体12の高さ方向において、上から下に向けて開扉でき、下から上に向けて閉扉することができる。小扉12dは、主にラック30における電源装置36、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を配置する部分の開閉を行う。また、小扉12dは、開閉を行うために取手が取り付けられている。小扉12dに取り付けられた取手は、横幅方向に、小扉12dの長辺の長さと略同じ長さのものである。また、大扉12cに取り付けられた取手は、高さ方向に、大扉12cの長辺の長さと略同じ長さのものである。
実施例2に係る食物栽培収納家具1は、上記実施例1と実質的に同様であるため、実施例1と異なる部分のみを説明する。なお実施例2では、上記実施例1と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図13は、実施例2に係るキャビネット10の構成を例示する斜視図である。
図14は、実施例2に係るキャビネット10を例示する正面図である。
図13及び図14に例示するように、実施例2に係るキャビネット10は、脚部12Hと、鏡18とをさらに備えている。
(キャビネット本体12)
キャビネット本体12における小扉12dは、キャビネット本体12の下部に設けられている。小扉12dは、1枚板の扉であり、端部を底板12eと接続され、接続部分を軸として回転自在に接続されている。これにより、小扉12dは、キャビネット本体12の高さ方向において、上から下に向けて開扉でき、下から上に向けて閉扉することができる。小扉12dは、主にラック30における電源装置36、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を配置する部分の開閉を行う。また、小扉12dは、開閉を行うために取手が取り付けられている。小扉12dに取り付けられた取手は、横幅方向に、小扉12dの長辺の長さと略同じ長さのものである。また、大扉12cに取り付けられた取手は、高さ方向に、大扉12cの長辺の長さと略同じ長さのものである。
キャビネット本体12における底板12eは、キャビネット10の外側に棒体であり円柱状の脚部12Hが設けられている。底板12eに設けられた脚部12Hは、実施例1における脚部と同様に底板12eが設置面と離間するために設けられている。脚部12Hは、底板12eの四隅に配置されており、それぞれが長さを調節することができる。脚部12Hは、一方の端部に調節機構が備えられており、例えば、0mm〜15mmの間で伸縮することができる。これにより脚部12Hは、キャビネット10を設置するとき、キャビネット本体12が傾かないよう脚の長さを調節することができる。また、脚部12Hの長さは、6.5cm〜32cmであり、本例の脚部12Hの長さは、12cmである。また、脚部12Hは、金属部材で構成され、固定具(ボルト等)によって底板12eに固定されている。
図13及び図14に例示するように、キャビネット本体12は、キャビネット本体12の奥壁面である背面板12gに鏡18が設けられている。鏡18は、大扉12cの開口部13を介して見える位置に設けられている。鏡18は、キャビネット10の内部にラック30を収納した場合に、収納したラック30の背面板12g側(奥手側)を見るために配置されている。鏡18の大きさは、キャビネット10の内部に配置したトレー34の奥手側を確認できる大きさある。本例の鏡18の大きさは、3つのトレー34の奥手側を確認できる大きさある。なお、本例の鏡18の高さ寸法は、例えば、100cm〜120cmであり、好ましくは、鏡18の高さは、110cmである。また、本例の鏡18の横幅寸法は、例えば、57cm〜61cmであり、好ましくは、鏡18の横幅寸法は、59cmである。また、鏡18は、各トレー34に合わせてそれぞれ設けてもよい。
また、鏡18は、鏡18の表面に光触媒層20を形成されてもよい。鏡18は、光触媒層20を形成されることにより、例えば、鏡18の防曇効果、防汚効果が期待できる。
また、鏡18は、鏡18の表面に光触媒層20を形成されてもよい。鏡18は、光触媒層20を形成されることにより、例えば、鏡18の防曇効果、防汚効果が期待できる。
図15は、キャビネット10の内部における背面板12g側の見え方を説明する模式図である。
図15に例示するように、使用者は、パネル材14を介してキャビネット10の内部を見ることができる。使用者は、パネル材14側(手前側)において、パネル材14を介してトレー34に配置された植物50を見ることができる。また、使用者は、背面板12g側(奥手側)において、鏡18が背面板12gに設けられているため、鏡18を介して植物50の奥手側を見ることができる。
これにより、使用者は、植物50の奥手側を見るために、キャビネット10内部に配置されたトレー34をキャビネット10から取り出すことなく、鏡18を介して植物50の奥手側を確認することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
図15に例示するように、使用者は、パネル材14を介してキャビネット10の内部を見ることができる。使用者は、パネル材14側(手前側)において、パネル材14を介してトレー34に配置された植物50を見ることができる。また、使用者は、背面板12g側(奥手側)において、鏡18が背面板12gに設けられているため、鏡18を介して植物50の奥手側を見ることができる。
これにより、使用者は、植物50の奥手側を見るために、キャビネット10内部に配置されたトレー34をキャビネット10から取り出すことなく、鏡18を介して植物50の奥手側を確認することができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
次に、変形例を説明する。
なお、変形例では、上記実施例と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、上記実施例と異なる部分のみを説明する。
本変形例1は、図16〜図21を用いて説明する。
本変形例1の食物栽培収納家具2は、キャビネットとラックとを一体的に構成し、ラックに壁面材と開閉扉とを設けた構造としている。
食物栽培収納家具2は、ラック80、換気用ファン16、鏡18、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を備えている。食物栽培収納家具2は、その内外壁面上に、光触媒層20(後述)が形成されている。
なお、変形例では、上記実施例と実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、上記実施例と異なる部分のみを説明する。
本変形例1は、図16〜図21を用いて説明する。
本変形例1の食物栽培収納家具2は、キャビネットとラックとを一体的に構成し、ラックに壁面材と開閉扉とを設けた構造としている。
食物栽培収納家具2は、ラック80、換気用ファン16、鏡18、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40を備えている。食物栽培収納家具2は、その内外壁面上に、光触媒層20(後述)が形成されている。
図16は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の斜視図である。
図17は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の正面図である。
図18は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の背面図である。
図19は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の右側面図である。
図20は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の平面図及び底面図である。
図21は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の内部を例示する断面図である。
なお、図19において、左側面図は右側面図と対称につき省略する。また、図20において、図20(A)は平面図であり図20(B)は底面図である。また、図21は、図17のZ−Z断面図である。
[ラック80]
図16〜図21に例示するように、ラック80は、ラック本体81、壁面材82、及び、扉材83を備えている。
(ラック本体81)
ラック本体81は、金属部材で構成された枠体である。ラック本体81は、例えば、ステンレス鋼、又は、スチール(鋼)である。ラック本体81は、トレー34を収納する複数の収納空間を備えており、本変形例1のラック本体81は、トレー34を収納する空間を3段備えている。なお、ラック本体81は、トレー34を収納する空間を1段〜3段に適宜変更することができる。
また、ラック本体81は、壁面材82を枠体の隙間空間に嵌め込まれている。これにより、ラック本体81は、棚として機能する。
図17は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の正面図である。
図18は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の背面図である。
図19は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の右側面図である。
図20は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の平面図及び底面図である。
図21は、変形例1に係る食物栽培収納家具2の内部を例示する断面図である。
なお、図19において、左側面図は右側面図と対称につき省略する。また、図20において、図20(A)は平面図であり図20(B)は底面図である。また、図21は、図17のZ−Z断面図である。
[ラック80]
図16〜図21に例示するように、ラック80は、ラック本体81、壁面材82、及び、扉材83を備えている。
(ラック本体81)
ラック本体81は、金属部材で構成された枠体である。ラック本体81は、例えば、ステンレス鋼、又は、スチール(鋼)である。ラック本体81は、トレー34を収納する複数の収納空間を備えており、本変形例1のラック本体81は、トレー34を収納する空間を3段備えている。なお、ラック本体81は、トレー34を収納する空間を1段〜3段に適宜変更することができる。
また、ラック本体81は、壁面材82を枠体の隙間空間に嵌め込まれている。これにより、ラック本体81は、棚として機能する。
(壁面材82)
壁面材82は、左側板12a、右側板12b、底板12e、天板12f、背面板12g、及び、棚板12hを備え、ラック本体81の隙間空間にそれぞれ嵌め込まれている。
壁面材82は、例えば、合板であり、具体的にはポリ合板である。なお、壁面材82は、化粧加工を施してもよい。
左側板12aは、ラック本体81の左側面にある複数の隙間空間に嵌め込まれている。本変形例1の左側板12aは、ラック本体81の左側面にある4つの隙間空間にそれぞれ嵌め込まれている。
また、右側板12bは、ラック本体81の右側面にある複数の隙間空間に嵌め込まれている。本変形例1の右側板12bは、左側板12aと同様に、ラック本体81の右側面にある4つの隙間空間にそれぞれ嵌め込まれている。
また、底板12eは、ラック本体81の底面にある隙間空間に嵌め込まれている。
また、天板12fは、ラック本体81の天面にある隙間空間に嵌め込まれている。
また、背面板12gは、ラック本体81の背面にある隙間空間に嵌め込まれている。
また、棚板12hは、ラック本体81の天面及び底面と並行して設けられ、複数の隙間空間に嵌め込まれている。棚板12hは、ラック本体81に嵌め込めることにより、載置されたトレー34を支持することができる。本変形例1の棚板12hは、3つの隙間空間に嵌め込まれている。また、棚板12hの最下段の外側に電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40等を収納する収納箱90を配置されている。
壁面材82は、左側板12a、右側板12b、底板12e、天板12f、背面板12g、及び、棚板12hを備え、ラック本体81の隙間空間にそれぞれ嵌め込まれている。
壁面材82は、例えば、合板であり、具体的にはポリ合板である。なお、壁面材82は、化粧加工を施してもよい。
左側板12aは、ラック本体81の左側面にある複数の隙間空間に嵌め込まれている。本変形例1の左側板12aは、ラック本体81の左側面にある4つの隙間空間にそれぞれ嵌め込まれている。
また、右側板12bは、ラック本体81の右側面にある複数の隙間空間に嵌め込まれている。本変形例1の右側板12bは、左側板12aと同様に、ラック本体81の右側面にある4つの隙間空間にそれぞれ嵌め込まれている。
また、底板12eは、ラック本体81の底面にある隙間空間に嵌め込まれている。
また、天板12fは、ラック本体81の天面にある隙間空間に嵌め込まれている。
また、背面板12gは、ラック本体81の背面にある隙間空間に嵌め込まれている。
また、棚板12hは、ラック本体81の天面及び底面と並行して設けられ、複数の隙間空間に嵌め込まれている。棚板12hは、ラック本体81に嵌め込めることにより、載置されたトレー34を支持することができる。本変形例1の棚板12hは、3つの隙間空間に嵌め込まれている。また、棚板12hの最下段の外側に電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40等を収納する収納箱90を配置されている。
(扉材83)
扉材83は、大扉12cを備えている。
大扉12cは、透明な板材であり、具体的には、透明なガラス材、または、透明な合成樹脂材で形成された板材である。なお、本変形例1の透明なガラス材である。大扉12cは、透明であることにより、大扉12cを閉扉した状態であっても、ラック本体81内部に載置されたトレー34を視認することができる。また、大扉12cは、大扉12cの一端を軸として開閉する片開き戸であり、トレー34を収納する空間を塞ぐ大きさである。本変形例1の大扉12cは、トレー34を収納する空間3段分の開口を塞ぐ大きさの扉である。また、大扉12cは、取っ手が取り付けられ、これを用いて開閉することができる。
また、ラック本体81の最下段に配置され、電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40等を収納する収納箱90の開口を塞ぐ大きさの扉である小扉12dを設けてもよい。
このようにラック80は、ラック本体81、壁面材82、及び、扉材83を備えている。
扉材83は、大扉12cを備えている。
大扉12cは、透明な板材であり、具体的には、透明なガラス材、または、透明な合成樹脂材で形成された板材である。なお、本変形例1の透明なガラス材である。大扉12cは、透明であることにより、大扉12cを閉扉した状態であっても、ラック本体81内部に載置されたトレー34を視認することができる。また、大扉12cは、大扉12cの一端を軸として開閉する片開き戸であり、トレー34を収納する空間を塞ぐ大きさである。本変形例1の大扉12cは、トレー34を収納する空間3段分の開口を塞ぐ大きさの扉である。また、大扉12cは、取っ手が取り付けられ、これを用いて開閉することができる。
また、ラック本体81の最下段に配置され、電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40等を収納する収納箱90の開口を塞ぐ大きさの扉である小扉12dを設けてもよい。
このようにラック80は、ラック本体81、壁面材82、及び、扉材83を備えている。
[換気用ファン16]
図16及び図21に例示するように、換気用ファン16は、トレー34を収納する棚板12hのうち最下に位置する棚板12hに設けられている。具体的には、換気用ファン16は、最下に位置する棚板12hに設けられた収納箱90に納められている。また、換気用ファン16を設けられた最下に位置する棚板12hには、換気用ファン16を配置する位置に複数の貫通孔60を設けられている。換気用ファン16は、貫通孔60を介して、トレー34を収納する空間からラック80の外部に空気を排出する。また、換気用ファン16は、棚板12hに限定するものではなく、背面板12gに設けられてもよい。
[鏡18]
図16及び図21に例示するように、鏡18は、背面板12gに設けられている。鏡18は、トレー34を収納するそれぞれの棚の奥壁面に設けられている。なお、背面板12gに換気用ファン16を配置する場合、鏡18は、換気用ファン16による空気の流れを妨げないよう配置されている。言い換えると、鏡18は、背面板12gと鏡18との間の距離が空気を通すことのできる距離の間隔をあけて配置されている。なお、鏡18は、換気用ファン16と接触しないことが望ましい。また、鏡18は、背面板12gとの間に離間部材を設けてもよい。
図16及び図21に例示するように、換気用ファン16は、トレー34を収納する棚板12hのうち最下に位置する棚板12hに設けられている。具体的には、換気用ファン16は、最下に位置する棚板12hに設けられた収納箱90に納められている。また、換気用ファン16を設けられた最下に位置する棚板12hには、換気用ファン16を配置する位置に複数の貫通孔60を設けられている。換気用ファン16は、貫通孔60を介して、トレー34を収納する空間からラック80の外部に空気を排出する。また、換気用ファン16は、棚板12hに限定するものではなく、背面板12gに設けられてもよい。
[鏡18]
図16及び図21に例示するように、鏡18は、背面板12gに設けられている。鏡18は、トレー34を収納するそれぞれの棚の奥壁面に設けられている。なお、背面板12gに換気用ファン16を配置する場合、鏡18は、換気用ファン16による空気の流れを妨げないよう配置されている。言い換えると、鏡18は、背面板12gと鏡18との間の距離が空気を通すことのできる距離の間隔をあけて配置されている。なお、鏡18は、換気用ファン16と接触しないことが望ましい。また、鏡18は、背面板12gとの間に離間部材を設けてもよい。
[光源体38]
図21に例示するように、光源体38は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、板材に複数配列されている(パネル式)。光源体38は、板材に複数配列しパネル状にすることにより、ラック本体81に容易に配置することができる。本変形例1の光源体38は、白色のLEDであり、防水処理を施されている。光源体38は、トレー34を収納するそれぞれの棚の上面側に配置されている。
[電源装置36、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40]
電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40は、換気用ファン16と同様に、トレー34を収納する棚板12hのうち最下に位置する棚板12hに設けられている。具体的には、最下に位置する棚板12hに設けられた収納箱90に納められている。パンチングメタルにより箱状に構成された収納箱90に納められている。
なお、電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40は、上記実施例と実質的に同一の機能、構成を有するため、その説明を省略する。
図21に例示するように、光源体38は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、板材に複数配列されている(パネル式)。光源体38は、板材に複数配列しパネル状にすることにより、ラック本体81に容易に配置することができる。本変形例1の光源体38は、白色のLEDであり、防水処理を施されている。光源体38は、トレー34を収納するそれぞれの棚の上面側に配置されている。
[電源装置36、酸素供給ポンプ39、及び、タイマー40]
電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40は、換気用ファン16と同様に、トレー34を収納する棚板12hのうち最下に位置する棚板12hに設けられている。具体的には、最下に位置する棚板12hに設けられた収納箱90に納められている。パンチングメタルにより箱状に構成された収納箱90に納められている。
なお、電源装置36、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40は、上記実施例と実質的に同一の機能、構成を有するため、その説明を省略する。
次に、ラック80における内外壁面上に形成された光触媒層20を説明する。
光触媒層20は、上記実施例と同様に、光触媒物質を塗布し形成された光触媒の塗布層であり、酸化チタン系の光触媒を塗布し形成された層である。本変形例1の光触媒層20は、ラック80における内壁面上だけでなく、外壁面上にも形成される。
[光触媒層20]
光触媒層20は、ラック80における内外壁面上に形成された光触媒の塗布層である。光触媒層20は、ラック本体81、左側板12a、右側板12b、大扉12c、底板12e、天板12f、背面板12g、及び、棚板12hにおけるラック80の内壁面上と外壁面上とに形成されている。また、光触媒層20は、鏡18表面にも形成されている。
光触媒層20は、上記実施例と同様に、例えば、0nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。光触媒層20は、可視光応答型の光触媒で形成された層であり、室内環境に配置された蛍光灯や屋外からの光であっても光触媒として機能する。そのため、光触媒層20は、主に380nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。光触媒層20は、光源体38がLEDライトである場合、波長440nm〜470nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である。
また、本変形例1の光触媒層20は、ラック80を組み立てた状態で、ラック80の内壁面側に防水剤を塗布し乾燥後(防水処理)、光触媒コート剤をラック80の内壁面及び外壁面に吹付けて塗布し乾燥させることにより、ラック80の内壁面及び外壁面に形成される。この光触媒コート剤とは、例えば、銀系酸化チタンコーティング剤であるレインボーマジック(登録商標)、および、可視光型光触媒酸化チタンコーティング剤であるレインボーマジック(登録商標)Sである。これら2つの光触媒コート剤を併用することより、光触媒作用に加えて銀の抗菌作用が期待できる。これにより、光触媒層20は、内外壁面において、光が当らずとも銀の抗菌作用が期待できる。なお、本変形例1では、抗菌作用のある金属として銀を含む光触媒コート剤であったが、これに限定するものではなく、銅、又は、亜鉛を含む光触媒コート剤であってもよい。
また、光触媒コート剤は、吹付けにより塗布面に塗布するため、界面活性剤を光触媒コート剤に混合することなく、光触媒層20を形成することができる。
このように、本変形例1に係る食物栽培収納家具2は、ラック80、換気用ファン16、鏡18、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40を含み構成され、その内外壁面上に、光触媒層20が形成されている。
光触媒層20は、上記実施例と同様に、光触媒物質を塗布し形成された光触媒の塗布層であり、酸化チタン系の光触媒を塗布し形成された層である。本変形例1の光触媒層20は、ラック80における内壁面上だけでなく、外壁面上にも形成される。
[光触媒層20]
光触媒層20は、ラック80における内外壁面上に形成された光触媒の塗布層である。光触媒層20は、ラック本体81、左側板12a、右側板12b、大扉12c、底板12e、天板12f、背面板12g、及び、棚板12hにおけるラック80の内壁面上と外壁面上とに形成されている。また、光触媒層20は、鏡18表面にも形成されている。
光触媒層20は、上記実施例と同様に、例えば、0nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。光触媒層20は、可視光応答型の光触媒で形成された層であり、室内環境に配置された蛍光灯や屋外からの光であっても光触媒として機能する。そのため、光触媒層20は、主に380nm〜540nmの波長領域において光触媒として機能する。光触媒層20は、光源体38がLEDライトである場合、波長440nm〜470nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である。
また、本変形例1の光触媒層20は、ラック80を組み立てた状態で、ラック80の内壁面側に防水剤を塗布し乾燥後(防水処理)、光触媒コート剤をラック80の内壁面及び外壁面に吹付けて塗布し乾燥させることにより、ラック80の内壁面及び外壁面に形成される。この光触媒コート剤とは、例えば、銀系酸化チタンコーティング剤であるレインボーマジック(登録商標)、および、可視光型光触媒酸化チタンコーティング剤であるレインボーマジック(登録商標)Sである。これら2つの光触媒コート剤を併用することより、光触媒作用に加えて銀の抗菌作用が期待できる。これにより、光触媒層20は、内外壁面において、光が当らずとも銀の抗菌作用が期待できる。なお、本変形例1では、抗菌作用のある金属として銀を含む光触媒コート剤であったが、これに限定するものではなく、銅、又は、亜鉛を含む光触媒コート剤であってもよい。
また、光触媒コート剤は、吹付けにより塗布面に塗布するため、界面活性剤を光触媒コート剤に混合することなく、光触媒層20を形成することができる。
このように、本変形例1に係る食物栽培収納家具2は、ラック80、換気用ファン16、鏡18、トレー34、電源装置36、光源体38、酸素供給ポンプ、及び、タイマー40を含み構成され、その内外壁面上に、光触媒層20が形成されている。
1 食物栽培収納家具
10 キャビネット
12 キャビネット本体
13 開口部
14 パネル材
16 換気用ファン
20 光触媒層
30 ラック
32 ラック本体
34 トレー
36 電源装置
38 光源体
38a 光
39 酸素供給ポンプ
40 タイマー
50 植物
10 キャビネット
12 キャビネット本体
13 開口部
14 パネル材
16 換気用ファン
20 光触媒層
30 ラック
32 ラック本体
34 トレー
36 電源装置
38 光源体
38a 光
39 酸素供給ポンプ
40 タイマー
50 植物
Claims (7)
- 壁面の少なくとも一部が木材で構成された筐体と、
前記筐体内に設置される水耕栽培用トレーと、
前記筐体内に設置され、植物の栽培に適した波長の光を照射する光源と、
少なくとも前記筐体の内壁面上に形成され、前記光源の波長の光で光触媒機能を発揮する触媒層と
を有する収納家具。 - 前記光源は、波長440nm〜470nmを含む可視光を主として照射するLEDライトであり、
前記触媒層は、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する酸化チタン系光触媒の塗布層である
請求項1に記載の収納家具。 - 前記筐体は、開閉可能な扉を含み、
前記扉は、開口部を有し、
前記扉の開口部に設けられた透明パネル
をさらに有し、
前記水耕栽培用トレーは、前記扉の開口部を介して見える位置に配置されている
請求項2に記載の収納家具。 - 前記筐体の内壁面は防水処理が施されており、
前記触媒層は、防水処理が施された内壁面に、銀を含む光触媒コート剤を塗布して形成されている
請求項3に記載の収納家具。 - 前記触媒層は、防水処理が施された内壁面に、界面活性剤を混合した光触媒コート剤を塗布して形成されている
請求項4に記載の収納家具。 - 前記水耕栽培用トレーは、前記筐体内に複数段設けられ、
前記筐体の側壁面又は奥壁面に設けられ、外部と換気するためのファン
をさらに有する請求項5に記載の収納家具。 - 木製収納家具の内壁面に、波長0nm〜540nmの光で光触媒機能を発揮する光触媒コート剤を塗布する工程と、
前記木製収納家具の内部に、水耕栽培用トレーを設置する工程と、
前記木製収納家具の内部に、波長440nm〜470nmを含む可視光を主に照射する光源を設置する工程と
を有する製造方法。
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- 2016-06-06 JP JP2017536639A patent/JPWO2017033523A1/ja active Pending
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