JPWO2016208493A1 - インクジェットインクおよびそれを用いたインクジェットプリント物の製造方法 - Google Patents

インクジェットインクおよびそれを用いたインクジェットプリント物の製造方法 Download PDF

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Abstract

無機顔料と、分散剤と、脂肪酸エステル系溶剤と、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤とを含む、インクジェットインク。

Description

本発明は、インクジェットインクおよびインクジェットプリント物の製造方法に関する。
従来、インクジェットプリント技術を用いたプリント方式が普及している。近年、プリント基材として使用される材料は、紙だけにとどまらず、フィルム、プラスチック、セラミックス、金属、布帛等の様々な材料がある。
例えば、特許文献1には、タイルや琺瑯のように500℃以上で焼成されるセラミックにインクジェット印刷を施すための水溶性インクのインクセットが開示されている。
水溶性インク以外のものとしては、例えば特許文献2には、ホットメルト系のインクとして熱可塑性メジウムが30〜100℃の範囲内で溶融するカラーペーストを使用し、ガラス、磁器、エナメル及びその他のセラミック表面の装飾に用いることが開示されている。
特開2006−002100号公報 特開2001−039008号公報
しかしながら、特許文献1に記載の水溶性インクは、インクジェットノズル部分で乾燥による目詰まりが起こりやすく、インクの連続吐出安定性に課題があった。さらに、このような水溶性インクは、セラミック表面に付与した場合、付与後すぐに焼成を行わないと焼成後の画像に色ムラが発生するという問題があった。そのため、特許文献1に記載の水溶性インクが用いられる場合、プリント物は、焼成工程を考慮して生産される必要があった。また、特許文献2に記載のホットメルト系のインクは、インクジェットプリント時にインクを溶融して使用する必要があり、ヘッドにインクを溶融するための加温設備を備えた特殊なインクジェットプリンタを使用する必要があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、主に焼成用に適し、インクの連続吐出安定性が優れるとともに、色ムラのない画像を形成することが可能なインクジェットインクを提供することを目的とする。また本発明は、上記インクジェットインクを用いることにより、インクジェットプリント時におけるインクの連続吐出安定性が優れ、かつ、得られる画像に色ムラのないインクジェットプリント物の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一局面のインクジェットインクは、無機顔料と、分散剤と、脂肪酸エステル系溶剤と、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤とを含むインクジェットインクである。
本発明の他の一局面のインクジェットプリント物の製造方法は、ガラスフリットを付与した無機質基材上に、上記インクジェットインクをインクジェット方式により付与し、その後焼成する、インクジェットプリント物の製造方法である。
<インクジェットインク>
本発明の一実施形態のインクジェットインク(以下、単に「インク」ともいう)は、無機顔料と、分散剤と、脂肪酸エステル系溶剤と、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤とを含む。本実施形態のインクは、インクの連続吐出安定性が優れるとともに、色ムラのない画像の形成が可能である。
(アルキルエーテル型非イオン界面活性剤)
アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、インクとガラスフリットとの親和性を高め、色ムラの発生を抑制するという目的で、配合される。アルキルエーテル型非イオン界面活性剤としては、アルキルアルコキシレート、アルキルエトキシレート等が例示される。より具体的には、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、ラウリルアルキルアルコキシレート、ラウリルアルキルエトキシレート、オレインアルキルアルコキシレート、トリデシルアルキルアルコキシレート等である。なかでも、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、溶剤への溶解性が高い点でアルキルアルコキシレートが好ましい。
上記アルキルアルコキシレートとしては、疎水基が直鎖型のものと疎水基が分岐型のものがある。なかでも、アルキルアルコキシレートは、インクの浸透性が向上し、色ムラがより抑制できる点で、分岐アルキルアルコキシレートが好ましい。
アルキルエーテル型非イオン界面活性剤の含有量は、インク全量に対して、0.01重量%以上であることが好ましく、0.1重量%以上であることがより好ましい。また、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤の含有量は、5重量%以下であることが好ましく、2重量%以下であることがより好ましい。アルキルエーテル型非イオン界面活性剤の含有量が0.01重量%以上であることにより、基材表面に対するインクの親和性が向上し、色ムラの発生がより抑制される。なお、上記効果は、基材上にガラスフリットを付与した状態でインクを付与した場合に特に顕著に奏される。ガラスフリットが付与された面は凹凸形状を有している。しかしながら、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤によってガラスフリットに対するインクの親和性が向上することにより、凹凸形状を有する面に対してもインクがムラなく濡れ広がり、色ムラの発生が抑制される。また、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤の含有量が5重量%を超える場合、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤を用いることによるさらなる効果は奏されず、コスト高になる傾向がある。
(脂肪酸エステル系溶剤)
脂肪酸エステル系溶剤は、無機顔料等を分散させるための媒体である。脂肪酸エステル系溶剤としては、カプリル酸メチル、カプリン酸メチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸メチル、ステアリン酸メチル、オレイン酸メチル、牛脂脂肪酸メチル、大豆脂肪酸メチル、米糖脂肪酸メチル、菜種脂肪酸メチル、パルミチン酸n−ブチル、ステアリン酸n−ブチル、大豆脂肪酸n−ブチル、菜種脂肪酸n−ブチル、米糖脂肪酸i−ブチル、菜種脂肪酸i−ブチル、パルミチン酸オクチル、オレイン酸オクチル、菜種脂肪酸オクチル、植物脂肪酸オクチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル等が例示される。
本実施形態のインクは、上記脂肪酸エステル系溶剤として、沸点200℃以上であり、かつ、20℃条件下で液体であるものが含まれることが好ましい。このような脂肪酸エステル系溶剤が含まれることにより、得られるインクのインクジェットプリント時における連続吐出安定性がさらに向上し得る。また、このような脂肪酸エステル系溶剤が含まれることにより、インク調製時のハンドリング性が向上し得る。なお、上記沸点の上限は特に限定されない。一例を挙げると、沸点の上限は、低温で焼成する場合においても溶剤が塗膜中に残存しにくいという点で、600℃以下であることが好ましい。
本実施形態の脂肪酸エステル系溶剤は、脂肪酸の炭素数が10〜18であることが好ましい。炭素数が10以上の脂肪酸からなる脂肪酸エステル系溶剤が用いられることにより、得られるインクの連続吐出安定性がさらに向上し得る。また、上記範囲の炭素数の脂肪酸からなる脂肪酸エステル系溶剤は、比較的低臭気かつ低毒性であるため、生産面においても好ましい。また、炭素数が18以下の脂肪酸からなる脂肪酸エステル系溶剤が用いられることにより、後述する無機顔料は、インク中に、より高比率で含有され得る。
さらに、本実施形態のインクは、脂肪酸エステル系溶剤として、脂肪酸の炭素数が10〜14の脂肪酸メチルエステルが含まれることが好ましい。炭素数が10〜14である脂肪酸メチルエステルが含まれることにより、インクは、より低粘度化され得る。また、マスターバッチ法(先に顔料をマスターバッチ内で高濃度分散させたものを、後で希釈しインク化する方法)にてインクを作製する場合、マスターバッチ内においてインクが高粘度化されにくい。そのため、ビーズミルなどを使用することにより、顔料は、比較的効率良く粉砕・分散され得る。
本実施形態において、脂肪酸メチルエステルの含有量は、インク全量に対して、20重量%以上であることが好ましく、40重量%以上であることがより好ましい。また、脂肪酸メチルエステルの含有量は、インク全量に対して、70重量%以下であることが好ましく、60重量%以下であることがより好ましい。脂肪酸メチルエステルの含有量が20重量%未満である場合、インクは、充分に低粘度化されにくい。一方、脂肪酸メチルエステルの含有量が70重量%を超える場合、インクに含有させ得る顔料の量が少なくなる傾向がある。その結果、得られるインクは、発色性が低下するおそれがある。
(無機顔料)
無機顔料は、インクの着色剤である。無機顔料の含有量は、インク全量に対して、20重量%以上であることが好ましく、30重量%以上であることがより好ましい。また、無機顔料の含有量は、インク全量に対して、50重量%以下であることが好ましく、45重量%以下であることがより好ましい。無機顔料の含有量が20重量%未満である場合、得られるプリント物は、充分な発色性が得られないおそれがある。一方、無機顔料の含有量が50重量%を超える場合、得られるインクは、粘度が高くなりやすく、インクジェットプリント時に吐出不良等が発生するおそれがある。
無機顔料としては特に限定されず、公知のものが使用可能である。なかでも、本実施形態の無機顔料は、金属複合酸化物であることが好ましい。金属複合酸化物が用いられることにより、インクジェットプリント物は、高温で焼成した場合でも、顔料の変色や消色が発生しにくくなる。金属複合酸化物の具体例としては、鉛アンチモンイエロー、アンチモンチタンクロムイエロー、アンチモンチタンイエロー、アンチモンチタンニッケルイエロー、ジルコンプラセオジウムイエロー、ゴールドパープル、スズクロムマロン、コバルトブルー、コバルトアルミニウムブルー、コバルトアルミニウムクロムブルー、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、コバルトマンガンフェライトブラックなどがあげられる。
(分散剤)
分散剤は、顔料の再凝集を防ぎ、インク安定性を高めるために配合される。本実施形態の分散剤としては、高分子タイプのものが好ましく、さらには、末端に酸性吸着基や塩基性吸着基を持つものが好ましい。高分子タイプの分散剤としては、ポリエステル系、ポリエーテル系、アクリル系、脂肪族系等の分散剤が例示される。これらは、使用する溶剤との相溶性を考慮し、適切に選択される。末端に酸性吸着基や塩基性吸着基を持つ分散剤としては、リン酸基、カルボキシル基、3級アミノ基やアミド基、またそれらの塩などを顔料吸着基として分子中に持っているものが例示される。これらは、使用する顔料を考慮し、適切に選択される。
分散剤の含有量は、インク全量に対して、1重量%以上であることが好ましく、5重量%以上であることがより好ましい。また、分散剤の含有量は、50重量%以下であることが好ましく、20重量%以下であることがより好ましい。分散剤が1重量%以上含有されることにより、顔料は、後述するナノレベルの平均粒子径となるように分散された場合にも再凝集が起こりにくい。そのため、得られるインクは、保存安定性が高められる。一方、分散剤が50重量%以下含有されることにより、インクは、より低粘度化されやすく、顔料をより多く含有し得る。
本実施形態において、インク中に分散された顔料の平均粒子径は、100〜400nmであることが好ましい。上記の範囲とすることにより、得られるインクは、インクジェットプリント時における吐出安定性が向上する。顔料の平均粒子径が100nm未満である場合、得られるインクの発色性が極端に低下するおそれがある。また、顔料の平均粒子径が400nmを超える場合、インクジェットプリント時にノズル詰まりが起こりやすくなる傾向がある。また、焼成後の塗膜表面は、光沢感が付与されにくい。なお、本実施形態において、顔料の平均粒子径は、たとえばゼータサイザーナノS(マルバーン社製)を用いて、動的光散乱法によって測定することができる。
(任意成分)
・合成樹脂
本実施形態のインクは、必要に応じて、合成樹脂が添加されてもよい。合成樹脂が添加されることにより、インクの粘度が調整され得る。合成樹脂としては、有機溶剤に可溶であり、焼成後に灰分が残り難いものが好ましい。具体的には、合成樹脂は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等が例示される。これらの中でも、コスト面を考慮した場合には、合成樹脂は、アクリル系樹脂が好ましく用いられる。
上記合成樹脂の重量平均分子量は、1万〜20万であることが好ましい。合成樹脂の分子量が1万未満である場合、インクに対する粘度調整の効果が得られにくい。一方、合成樹脂の分子量が20万を超える場合、インクは、ヘッドから吐出しにくくなるおそれがある。
・ガラスフリット
本実施形態のインクは、接着性を持たせる目的でガラスフリットが添加されてもよい。ガラスフリットは二酸化珪素を主成分とし、使用目的に応じて補助剤が添加されて使用される。補助剤としては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、酸化鉛、酸化ビスマス、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、ホウ酸、酸化ジルコニウム、酸化チタン、さらには天然物の長石、珪石、硼砂、カオリン等が例示される。これら材料は、併用されてもよい。
本実施形態のインクは、その他必要に応じて、表面張力調整剤、粘度調整剤、比抵抗調整剤、熱安定剤、酸化防止剤、還元防止剤、防腐剤、pH調整剤、消泡剤、湿潤剤等の各種添加剤が添加されてもよい。
本実施形態のインクの製造方法は特に限定されない。一例を挙げると、本実施形態のインクは、上記材料を混合し、さらにその混合物をロールミル、ボールミル、コロイドミル、ジェットミル、ビーズミル、サンドミル等の分散機を使って分散させ、その後濾過を行うことにより得られる。
以上、本実施形態のインクによれば、たとえば無機質基材に対してインクジェットプリントを行う場合に、インクの連続吐出安定性が優れ、色ムラのない画像が形成され得る。
本実施形態のインクを付与するのに適した無機質基材は特に限定されない。一例を挙げると、無機質基材は、ガラス、陶磁器、琺瑯、タイル等のセラミック材料や金属等の無機材料である。
<インクジェットプリント物の製造方法>
本発明の一実施形態のインクジェットプリント物の製造方法は、ガラスフリットを付与した無機質基材上に、上述のインクジェットインクをインクジェット方式により付与し、その後焼成することを特徴とする。
インクジェットプリント方式としては、荷電変調方式、マイクロドット方式、帯電噴射制御方式、インクミスト方式などの連続方式、ピエゾ方式、パルスジェット方式、バブルジェット(登録商標)方式、静電吸引方式等のオン・デマンド方式等いずれも採用可能である。また、インクジェットプリント方式としては、ヘッドを固定して記録媒体に噴射させるタイプのライン型、ヘッドを記録媒体に対して相対的に動かすタイプのシリアル型のどちらのタイプでも採用可能である。
ガラスフリットをインク受容層として基材上に設け、上述したインクを用いることにより、プリント後および焼成後も、色ムラやインク滲みのない画像が形成され得る。また、ガラスフリットを受容層として使用し、ガラスフリットを含有したインクを用いることにより、無機顔料およびインク中のガラスフリットと受容層のガラスフリットとが溶融混和され、接着性の優れたガラス被膜が形成され得る。
受容層に使用するガラスフリットとしては、特に限定されない。ガラスフリットは、上記したインクに添加することができるガラスフリットと同様である。また、インク中にガラスフリットを含有させる場合、受容層に使用されるガラスフリットは、接着性の点で、インク中のガラスフリットと同じか、または軟化点や膨張率が近いものが好ましい。
なお、受容層に使用されるガラスフリットは、後述する焼成条件において、適正な熱膨張率および軟化点を有する物質が選定されることが好ましい。仮に基材とガラスフリットとの熱膨張率や軟化点に著しい違いがある場合、焼成後に形成されたガラス被膜と、基材との接着性が充分に得られず、接着不良やクラックが発生するおそれがある。例えば、基材が600℃付近に軟化点を有するガラスの場合、使用されるガラスフリットとしては、軟化点が、基材の軟化点と同様の600℃付近もしくはそれ以下のものが選定されることが好ましい。また、基材が800℃付近に軟化点を有するタイルや陶器類の場合は、使用されるガラスフリットとしては、軟化点が、800℃付近もしくはそれ以下のものが選定されることが好ましい。
ガラスフリットの乾燥付与量は、50〜500g/m2であることが好ましい。乾燥付与量が50g/m2未満である場合、インクの滲みが充分に抑えられないおそれがある。一方、乾燥付与量が500g/m2を超える場合、焼成後に形成されたガラス被膜が厚くなりすぎて、ガラス被膜にクラック等が生じるおそれがある。
上記受容層には、必要に応じて接着剤が添加されてもよい。これにより、受容層を付与する際の作業性が、高められ得る。接着剤としては、具体的には、澱粉、天然ガム、植物性蛋白、海藻、カゼイン、ゼラチン等の天然高分子、エーテル型セルロース、エステル型セルロース、エーテル型澱粉、エステル型澱粉、加工天然ガム等の半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラート樹脂、ポリビニルアクリレート樹脂、ポリビニルメチル樹脂、架橋型ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、メタクリル酸ソーダ、ポリブタジエン、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ乳酸等の合成高分子等が例示される。
また、上記受容層には、その他必要に応じて、分散剤、酸化防止剤、還元防止剤、pH調整剤等の添加剤が添加されてもよい。
焼成は、1回で全ての無機顔料が焼成されるよう行われることが好ましい。焼成が複数回行われる場合、高コストとなりやすい。また、得られるプリント物は、色のバラツキが発生する可能性がある。
焼成温度および焼成時間は特に限定されない。一般的には、陶磁器の場合、焼成前のプリント物は、上絵の具方法では、700〜850℃で30〜60分の条件で焼成されることが好ましく、イングレーズでは、1100〜1300℃で30〜60分の条件で焼成されることが好ましい。ここで、上絵の具方法とは、焼成された基材に色柄を付け、低温で再焼き付けする方法であり、イングレーズとは、焼成された基材に色柄を付け、高温で再焼き付けることで、色素を釉薬に溶け込ませる方法である。基材がガラスである場合、プリント物は、500〜650℃で30〜60分の条件で焼成されることが好ましい。基材が琺瑯である場合、プリント物は、750〜850℃に予め加熱された焼成炉において1〜2分焼成されることが好ましい。なお、上記焼成温度および焼成時間は、使用する基材の熱による変形や炉の種類等を考慮し、適宜設定されればよい。
以上、本実施形態のインクジェットプリント物の製造方法によれば、たとえば無機質基材に対して上記インクジェットインクを用いてインクジェットプリントを行う場合に、インクの連続吐出安定性が優れる。また、得られるプリント物は、焼成されることにより、色ムラのない画像が形成され得る。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本発明は、上記実施形態に限定されない。なお、上記した実施形態は以下の構成を有する発明の一実施形態である。
(1)無機顔料と、分散剤と、脂肪酸エステル系溶剤と、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤とを含む、インクジェットインク。
(2)前記アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、アルキルアルコキシレートである、(1)記載のインクジェットインク。
(3)前記アルキルアルコキシレートは、分岐アルキルアルコキシレートである、(2)に記載のインクジェットインク。
(4)前記アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、インク全量に対して、0.01〜5重量%含まれる、(1)〜(3)のいずれかに記載のインクジェットインク。
(5)前記脂肪酸エステル系溶剤は、沸点が200℃以上であり、かつ、20℃条件下で液体である、(1)〜(4)のいずれかに記載のインクジェットインク。
(6)前記脂肪酸エステル系溶剤の脂肪酸の炭素数は、10〜18である、(1)〜(5)のいずれかに記載のインクジェットインク。
(7)前記脂肪酸エステル系溶剤は、脂肪酸の炭素数が10〜14の脂肪酸メチルエステルを含む、(1)〜(6)のいずれかに記載のインクジェットインク。
(8)前記脂肪酸メチルエステルは、インク全量に対して、20〜70重量%含まれる、(7)に記載のインクジェットインク。
(9)前記無機顔料は、インク全量に対して、20〜50重量%含まれる、(1)〜(8)のいずれかに記載のインクジェットインク。
(10)前記無機顔料は、金属複合酸化物である、(1)〜(9)のいずれかに記載のインクジェットインク。
(11)ガラスフリットを付与した無機質基材上に、(1)〜(10)のいずれかに記載のインクジェットインクをインクジェット方式により付与し、その後焼成する、インクジェットプリント物の製造方法。
次に本発明について実施例をあげて説明する。本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
[実施例1]
下記インク処方1に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。なお、インク作製にあたり、TOENOL2016−95は、50℃に加温して使用した。その後、濾過によって不純物を除去し、実施例1のインクを作製した。なお、インクの粘度測定は、東機産業製のB型粘度計TVB−20LTを用いて、粒度の測定は、マルバーン製のゼーターサイザーナノS(動的光散乱法)を用いた。
<インク処方1>
・無機顔料:HS−76 MAROON
(日研(株)製、スズークロム複合酸化物系) 35重量%
・分散剤:DESPERBYK−168
(ビックケミー・ジャパン(株)製、塩基性高分子系分散剤)
7重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL2016−95
(当栄化学(株)製、脂肪酸メチルエステル、沸点300℃以上)
38重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:ヘキサン酸メチル
(和光純薬工業(株)製、脂肪酸メチルエステル、沸点151℃)
19重量%
・アルキルエーテル型非イオン界面活性剤:アデカトールLB−720
((株)アデカ製、アルキルアルコキシレート) 1重量%
合計 100重量%
[実施例2]
下記インク処方2に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。その後、濾過によって不純物を除去し、実施例2のインクを作製した。なお、インク作製の際、材料の加温は行わなかった。
<インク処方2>
・無機顔料:GS−77 YELLOW
(日研(株)製、ジルコンプラセオジウム複合酸化物系) 40重量%
・分散剤:DESPERBYK−168
(ビックケミー・ジャパン(株)製、塩基性高分子系分散剤)
8重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL2012−95
(当栄化学(株)製、脂肪酸メチルエステル、沸点262℃)
50重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL5016
(当栄化学(株)製、脂肪酸オクチルエステル、沸点400℃以上)
1重量%
・アルキルエーテル型非イオン界面活性剤:TANEMUK WT−100
(タナテックス(株)製、分岐アルキルアルコキシレート) 1重量%
合計 100重量%
[実施例3]
下記インク処方3に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。その後、濾過によって不純物を除去し、実施例3のインクを作製した。なお、インク作製の際、材料の加温は行わなかった。
<インク処方3>
・無機顔料:NF−2800 BLUE
(日研(株)製、コバルトアルミニウム複合酸化物系) 30重量%
・分散剤:DESPERBYK−168
(ビックケミー・ジャパン(株)製、塩基性高分子系分散剤)
6重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL2012−95
(当栄化学(株)製、脂肪酸メチルエステル、沸点262℃) 30重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL5016
(当栄化学(株)製、脂肪酸オクチルエステル、沸点400℃以上)
33重量%
・アルキルエーテル型非イオン界面活性剤:TANEMUK WT−100
(タナテックス(株)製、分岐アルキルアルコキシレート) 1重量%
合計 100重量%
[実施例4]
下記インク処方4に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。その後、濾過によって不純物を除去し、実施例4のインクを作製した。なお、インク作製の際、材料の加温は行わなかった。
<インク処方4>
・無機顔料:GC−90 BLACK
(日研(株)製、コバルトマンガンフェライト複合酸化物系) 35重量%
・分散剤:DESPERBYK−168
(ビックケミー・ジャパン(株)製、塩基性高分子系分散剤)
7重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL2012−95
(当栄化学(株)製、脂肪酸メチルエステル、沸点262℃) 32重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL5016
(当栄化学(株)製、脂肪酸オクチルエステル、沸点400℃以上)
25重量%
・アルキルエーテル型非イオン界面活性剤:TANEMUK WT−100
(タナテックス(株)製、分岐アルキルアルコキシレート) 1重量%
合計 100重量%
[受容層形成工程]
以下の処方および手順でタイル(陶器質:施釉)に対して受容層の形成を行った。なお、タイルのサイズは、150mm×150mmとした。
<受容層の処方>
・ガラスフリット32117
(イザワピグメンツ社製、カドミウム入りガラスフラッキス)
65重量%
・接着剤:PVA−110
(クラレ社製、ポリビニルアルコール) 5重量%
・純水 30重量%
合計 100重量%
まず、ガラスフリット32117を、ボールミルを用いて乾式分散させた。次いで、ポリビニルアルコールおよび純水を加え、乳鉢で混練した。得られた混練物を、スクリーンを用いてタイルにコーティングし、110℃で10分間乾燥し、受容層を形成した。
[インクジェットプリント工程]
受容層を形成したタイルに対し、インクジェットプリンタを用いて、下記のインクジェットプリント条件にてプリントを行った。
<インクジェットプリント条件>
・ノズル径 40μm
・電圧 70V
・パルス幅 10μm
・駆動周波数 15kHz
・インク量 20g/m2
・図柄 無地
[焼成工程]
インクジェットプリントを施したタイルを、陶芸用電気炉を使用し、下記焼成条件にて焼成を行い、インクジェットプリント物を得た。
<焼成条件>
・温度 1150℃
・時間 45分間
[評価]
実施例1〜4のインクおよび得られた各インクジェットプリント物に対し、下記の点について評価した。評価結果を表1に示す。
<吐出安定性>
○:インクは、60分間連続吐出してもノズル詰まりを起こさず、かつ、ヘッド表面から溢れなかった。
△:インクは、30分間連続吐出してもノズル詰まりを起こさず、かつ、ヘッド表面から溢れなかった。
×:インクは、30分間連続吐出した場合にノズル詰まりを起こしたか、ヘッド表面から溢れた。
<ハンドリング性>
○:インクは、常温(25℃)で液体であり、かつ、加温することなく製造することが可能であった。
△:インクは、常温(25℃)で液体であり、かつ、加温することにより製造することが可能であった。
×:インクは、常温(25℃)で固体であった。
<プリント後の色ムラ>
○:プリント後のインクジェットプリント物は、焼成前に24時間以上放置しても焼成後に色ムラが発生しなかった。
△:プリント後のインクジェットプリント物は、焼成前に放置した時間が8時間以上24時間未満であった場合であっても、焼成後に色ムラが発生しなかった。
×:プリント後のインクジェットプリント物は、焼成前に放置した時間が8時間未満であった場合であっても、焼成後に色ムラが発生した。
[実施例5〜14]
表1に示すインク処方に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。その後、濾過によって不純物を除去し、実施例5〜14のインクをそれぞれ作製した。なお、実施例5〜14の各インク作製の際、材料の加温はいずれも行わなかった。得られた実施例5〜14の各インクについて、実施例1〜4と同様にタイルへのインクジェットプリントを行い、その後焼成して各インクジェットプリント物を得た。また、実施例5〜14の各インクおよびインクジェットプリント物に対し、実施例1〜4と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例1]
下記インク処方に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。なお、インク作製にあたり、TOENOL2016−95は、50℃に加温して使用した。その後、濾過によって不純物を除去し、比較例1のインクを作製した。
<インク処方>
・無機顔料:HS−76 MAROON
(日研(株)製、スズ−クロム複合酸化物系) 35重量%
・分散剤:DESPERBYK−168
(ビックケミー・ジャパン(株)製、塩基性高分子系分散剤)
7重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:TOENOL2016−95
(当栄化学(株)製、脂肪酸メチルエステル、点300℃以上)
38重量%
・脂肪酸エステル系溶剤:ヘキサン酸メチル
(和光純薬工業(株)製、脂肪酸メチルエステル、沸点151℃)
20重量%
合計 100重量%
[比較例2〜9]
比較例2〜9について、表2に示すインク処方に従って材料を配合し、ビーズミル分散機を用いて分散した。その後、濾過によって不純物を除去し、比較例2〜9のインクをそれぞれ作製した。なお、比較例2〜9の各インク作製の際、有機溶剤はいずれも50℃に加温して使用した。
得られた比較例1〜9の各インクについて、実施例と同様にタイルへのインクジェットプリントを行い、その後焼成して各インクジェットプリント物を得た。また、比較例1〜9の各インクおよびインクジェットプリント物に対し、実施例と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 2016208493
Figure 2016208493
表1に示されるように、無機顔料と分散剤と脂肪酸エステル系溶剤とアルキルエーテル型非イオン界面活性剤とを含む実施例1〜14のインクジェットインクは、いずれも吐出安定性およびハンドリング性が優れた。また、得られたインクジェットプリント物は、焼成前に8時間以上放置した場合であっても、焼成後に色ムラが発生しにくかった。
一方、無機顔料、分散剤、脂肪酸エステル系溶剤、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤のうち、いずれかが配合されていない比較例1〜9のインクジェットインクを用いて得られたインクジェットプリント物は、いずれも焼成前の放置時間が8時間未満であったにもかかわらず、焼成後に色ムラが発生しやすかった。特に、脂肪酸エステル系溶剤を配合しなかった比較例8のインクジェットインクは、ハンドリング性が他の比較例よりもさらに劣った。

Claims (11)

  1. 無機顔料と、分散剤と、脂肪酸エステル系溶剤と、アルキルエーテル型非イオン界面活性剤とを含む、インクジェットインク。
  2. 前記アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、アルキルアルコキシレートである、請求項1記載のインクジェットインク。
  3. 前記アルキルアルコキシレートは、分岐アルキルアルコキシレートである、請求項2に記載のインクジェットインク。
  4. 前記アルキルエーテル型非イオン界面活性剤は、インク全量に対して、0.01〜5重量%含まれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  5. 前記脂肪酸エステル系溶剤は、沸点が200℃以上であり、かつ、20℃条件下で液体である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  6. 前記脂肪酸エステル系溶剤の脂肪酸の炭素数は、10〜18である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  7. 前記脂肪酸エステル系溶剤は、脂肪酸の炭素数が10〜14の脂肪酸メチルエステルを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  8. 前記脂肪酸メチルエステルは、インク全量に対して、20〜70重量%含まれる、請求項7に記載のインクジェットインク。
  9. 前記無機顔料は、インク全量に対して、20〜50重量%含まれる、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  10. 前記無機顔料は、金属複合酸化物である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェットインク。
  11. ガラスフリットを付与した無機質基材上に、請求項1〜10のいずれか1項に記載のインクジェットインクをインクジェット方式により付与し、その後焼成する、インクジェットプリント物の製造方法。
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