JPWO2016208167A1 - 音源位置検出装置、音源位置検出方法、音源位置検出プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

音源位置検出装置、音源位置検出方法、音源位置検出プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

[課題]音源の位置を精度よく検出すること。[解決手段]信号測定部11は、音源から出力される信号を測定信号として測定する。基準信号取得部14は、基準信号を取得する。重み付け処理部23は、基準信号取得部14により測定された基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。時刻同期補正算出部24は、重み付け処理済基準信号に基づいて、時刻同期補正値を算出する。なお、時刻同期補正値は、一対の信号測定部11の各々により測定された2つの測定信号を同期させるための補正値である。到達時間差算出部26は、時刻同期補正値に基づいて、到達時間差を算出する。到達時間差とは、一対の信号測定部11の各々により取得された2つの測定信号が一対の信号測定部11の各々に到達するまでの時間の差である。音源位置算出部29は、到達時間差に基づいて、音源の位置を算出する。

Description

本発明は、音源位置検出装置等に関し、例えば、音源から出力される音声信号に基づいて、音源の位置を検出するものに関する。
近年、音源位置を検出する技術の一例として、たとえば、地震の発生源(発生位置)や機械の異常音の発生位置を推定する技術では、音源からの信号を複数の計測装置で計測し、信号の計測結果から得られる伝搬特性の違いを利用することが知られている。この技術では、複数の計測装置間で、計測時の時刻が同期していることが前提となっている。
特許文献1には、水道管の漏洩探査装置として、2つの漏洩音検出器と、親機(音記録兼相関演算装置)と、子機(漏洩音記録装置)とを備えたものが、開示されている。2つの漏洩音検出器は、漏洩音をそれぞれ検出する。親機は、漏洩音信号を記録し、その解析を行い、出力の表示を行う。子機は、親機に着脱自在に構成され、漏洩音信号を記録する。
親機および子機には、同期回路が設けられており、互いに離間した測定地点に設置されている。親機および子機は、それぞれ同一の時刻より同一の時間だけデータを記録するように設定されている。このとき、音圧データと共に記録された放送受信信号(FM(Frequency Modulation)放送受信機により取得)の記録時間差を比較して、両機のデータ記録時間誤差を求めている。これにより、音圧データの記録が親機および子機の双方で同時に開始されていることを確認することができる。そして、両機のデータ記録時間誤差がなくなるように、音圧データのサンプルポイントをずらしている。この結果、記録された音圧データの同期をとることができる。
このように、特許文献1に記載の技術では、水道管の漏洩位置を検出するために、互いに離れた位置に設置された計測装置(親機および子機)にラジオ放送受信機(FM放送受信機)を搭載し、放送受信信号を基準信号として、音圧データの同期をとっていた。
なお、関連する文献として、特許文献2〜4が挙げられる。
特開平10−90106号公報 特開2002−071784号公報 特開2002−162195号公報 特表2011−504597号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、基準信号に雑音が重畳したり、信号強度が変動したりする場合に、データの同期処理の精度が低減し、音源位置の精度が低下するという問題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、音源の位置を精度よく検出することができる音源位置検出装置等を提供することにある。
本発明の音源位置検出装置は、互いに離間して配置され、音源から出力される信号を測定信号として測定する一対の信号測定部と、基準信号を取得する基準信号取得部と、前記基準信号取得部の各々により測定された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する重み付け処理部と、前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出する時刻同期補正算出部と、前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により取得された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定部の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出する到達時間差算出部と、前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する音源位置算出部とを備えている。
本発明の音源位置検出方法は、音源から出力される信号を、互いに離間して配置された一対の信号測定部により測定信号として測定する信号測定ステップと、基準信号を基準信号取得部により取得する基準信号取得ステップと、前記基準信号取得部により取得された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する重み付け処理ステップと、前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出する時刻同期補正算出ステップと、前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定部の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出する到達時間差算出ステップと、前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する音源位置算出ステップとを含んでいる。
本発明の音源位置検出プログラムは、音源から出力される信号を、互いに離間して配置された一対の信号測定部により測定信号として測定する信号測定ステップと、基準信号を基準信号取得部により取得する基準信号取得ステップと、前記基準信号取得部により取得された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する重み付け処理ステップと、前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出する時刻同期補正算出ステップと、前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定部の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出する到達時間差算出ステップと、前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する音源位置算出ステップとを含む処理をコンピュータに行わせる。
本発明の記憶媒体は、音源から出力される信号を、互いに離間して配置された一対の信号測定部により測定信号として測定する信号測定ステップと、基準信号を基準信号取得部により取得する基準信号取得ステップと、前記基準信号取得部により取得された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する重み付け処理ステップと、前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出する時刻同期補正算出ステップと、前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定部の各々により測定された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定部の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出する到達時間差算出ステップと、前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する音源位置算出ステップとを含む処理をコンピュータに行わせる音源位置検出プログラムを記憶する。
本発明にかかる音源位置検出装置等によれば、音源の位置を精度よく検出することができる。
本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置の概略構成を示す図である。 計測装置の構成を示す図である。 位置検出装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置の動作フローを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置の作用効果を説明するための参考図である。図5(a)、(b)は、計測装置により受信された基準信号の生波形の一例である。図5(c)は、図5(a)に示された基準信号の生波形と、図5(b)に示された基準信号の生波形との相関関数を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置の作用効果を説明するための参考図である。図6(a)、(b)は、計測装置により受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図6(c)は、図6(a)に示された基準信号の時間波形と、図6(b)に示された基準信号の時間波形との相関関数を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置の作用効果を説明するための参考図である。図7(a)、(b)は、計測装置により受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図7(c)は、図7(a)に示された基準信号の時間波形と、図7(b)に示された基準信号の時間波形との相関関数を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置の作用効果を説明するための参考図である。図8(a)、(b)は、計測装置により受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図8(c)は、図8(a)に示された基準信号の時間波形と、図8(b)に示された基準信号の時間波形との相関関数を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における音源位置検出装置の動作フローを示す図である。 図9に示された処理工程を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態における音源位置検出装置の概略構成を示す図である。 計測装置の構成を示す図である。 位置検出装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における音源位置検出装置の動作フローを示す図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100の概略構成を示す図である。
図1に示されるように、音源位置検出装置100は、2つの計測装置10a、10bと、位置検出装置20とを備えている。なお、2つの計測装置10a、10bは、一対の計測装置である。計測装置10aおよび計測装置10bは、互いに離間して配置されている。2つの計測装置10a、10bを区別する必要がない場合、これらの総称を計測装置10とする。
計測装置10aおよび計測装置10bの各々と、位置検出装置20は、互いに、有線または無線により通信接続されている。
図1に示されるように、計測装置10aは、基準信号1aを受信する。計測装置10bは、基準信号1bを受信する。
次に、計測装置10a、10bの構成について説明する。図2は、計測装置10(10a、10b)の構成を示す図である。
計測装置10aおよび計測装置10bの各々は、次のような構成を有する。すなわち、図2に示されるように、計測装置10(10a、10b)は、信号測定部11と、測定信号データ記憶部12と、測定信号データ送信部13と、基準信号取得部14と、基準信号データ記憶部15と、基準信号データ送信部16とを備えている。
図2に示されるように、信号測定部11は、測定信号データ記憶部12に接続されている。信号測定部11は、音源(不図示)から出力される信号を、音源から発信される音声や振動に基づいて、測定信号として測定する。すなわち、信号測定部11は、位置を特定したい対象から発信される音声や振動を検知する。そして、信号測定部11は、検知した音声や振動に基づいて、測定信号を測定する。なお、計測装置10aおよび計測装置10bは、互いに離間して配置されている。したがって、計測装置10aの信号測定部11と、計測装置10bの信号測定部11は、互いに異なる場所で、音源から出力される信号を、測定信号として測定する。信号測定部11は、測定信号を測定信号データ記憶部12へ出力する。信号測定部11は、測定信号を、常時測定してもよいし、間欠的に測定してもよい。
図2に示されるように、測定信号データ記憶部12は、信号測定部11および測定信号データ送信部13に接続されている。測定信号データ記憶部12は、信号測定部11により出力される測定信号を記憶する。
図2に示されるように、測定信号データ送信部13は、測定信号データ記憶部12に接続されている。また、測定信号データ送信部13は、後述の位置検出装置20の測定信号データ受信部22a、22bに接続されている。より具体的には、測定装置10aの測定信号データ送信部13は、位置検出装置20の測定信号データ受信部22aに接続されている。また、測定装置10bの測定信号データ送信部13は、位置検出装置20の測定信号データ受信部22bに接続されている。測定信号データ送信部13は、測定信号データ記憶部12に記憶されている測定信号を、位置検出装置20へ送信する。
図2に示されるように、基準信号取得部14は、基準信号データ記憶部15に接続されている。基準信号取得部14は、時刻同期に用いる基準信号を取得する。より具体的には、たとえば、基準信号取得部14は、ラジオ放送やGPS(Global Positioning System:全地球測位システム、グローバルポジショニングシステム)信号等の電波を介して、基準信号を受信する。計測装置10aの基準信号取得部14は、基準信号1aを取得する。計測装置10bの基準信号取得部14は、基準信号1bを取得する。基準信号取得部14は、取得した基準信号を、基準信号データ記憶部15へ出力する。
ここで、伝播速度が速い電波を用いることで、時刻同期を行いたい複数の計測装置10に基準信号が同時に届いているとみなすことができ、基準信号を用いて複数の計測装置10の時刻同期を高精度に行うことができる。基準信号受信部14は、信号測定部11が測定している間、常に基準信号を受信していてもよいし、間欠的に受信してもよい。
図2に示されるように、基準信号データ記憶部15は、基準信号取得部14および基準信号データ送信部16に、接続されている。基準信号データ記憶部15は、基準信号取得部14により出力される基準信号を記憶する。
図2に示されるように、基準信号データ送信部16は、基準信号データ記憶部15に接続されている。また、基準信号データ送信部16は、後述の位置検出装置20の基準信号データ受信部21a、21bに接続されている。より具体的には、測定装置10aの基準信号データ送信部16は、位置検出装置20の基準信号データ受信部21aに接続されている。また、測定装置10bの基準信号データ送信部16は、位置検出装置20の基準信号データ受信部21bに接続されている。基準信号データ送信部16は、基準信号データ記憶部15に記憶されている基準信号を、位置検出装置20へ送信する。
次に、位置検出装置20の構成について説明する。図3は、位置検出装置20の構成を示す図である。
図3に示されるように、位置検出装置20は、基準信号データ受信部21a、21bと、測定信号データ受信部22a、22bと、重み付け処理部23と、時刻同期補正算出部24と、計測データ時刻補正部25と、到達時間差算出部26と、音速記憶部27と、距離記憶部28と、音源位置算出部29とを備えている。
図3に示されるように、基準信号データ受信部21a、21bは、重み付け処理部23に接続されている。また、基準信号データ受信部21aは、測定装置10aの基準信号データ送信部16に接続されている。基準信号データ受信部21aは、測定装置10aの基準信号データ送信部16から、基準信号を受信する。基準信号データ受信部21bは、測定装置10bの基準信号データ送信部16に接続されている。基準信号データ受信部21bは、測定装置10bの基準信号データ送信部16から、基準信号を受信する。基準信号データ受信部21a、21bは、受信した基準信号を、重み付け処理部23へ出力する。
図3に示されるように、測定信号データ受信部22a、22bは、計測データ時刻補正部25に接続されている。また、測定信号データ受信部22aは、測定装置10aの測定信号データ送信部13に接続されている。測定信号データ受信部22aは、測定装置10aの測定信号データ送信部13から、測定信号を受信する。測定信号データ受信部22bは、測定装置10bの測定信号データ送信部13に接続されている。測定信号データ受信部22bは、測定装置10bの測定信号データ送信部13から、測定信号を受信する。測定信号データ受信部22a、22bは、受信した測定信号を、計測データ時刻補正部25へ出力する。
図3に示されるように、重み付け処理部23は、基準信号データ受信部21a、21bおよび時期同期補正算出部24に接続されている。重み付け処理部23は、計測装置10a、10bの基準信号取得部14の各々により測定された基準信号の各々に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。この重み付けは、基準信号を一定の時間毎に区切りながら、行われる。重み付け処理部23は、重み付け処理済基準信号を、時刻同期補正算出部24へ出力する。
図3に示されるように、時刻同期補正算出部24は、重み付け処理部23および計測データ時刻補正部25に接続されている。時刻同期補正算出部24は、重み付け処理済基準信号に基づいて、時刻同期補正値を算出する。この時刻同期補正値は、一対の信号測定部11(計測装置10aの信号測定部11と、計測装置10bの信号測定部11)の各々により測定された2つの測定信号を同期させるための補正値である。時刻同期補正算出部24は、時刻同期補正値を、計測データ時刻補正部25へ出力する。
図3に示されるように、計測データ時刻補正部25は、測定信号データ受信部22a、22b、時刻同期補正算出部24および到達時間差算出部26に、接続されている。計測データ時刻補正部25は、時刻同期補正値に基づいて、測定信号の時刻同期補正を行い、時刻同期補正済測定信号を生成する。計測データ時刻補正部25は、時刻同期補正済測定信号を、到達時間差算出部26へ出力する。
図3に示されるように、到達時間差算出部26は、計測データ時刻補正部25および音源位置算出部29に、接続されている。到達時間差算出部26は、時刻同期補正済測定信号を用いて、到達時間差を算出する。この到達時間差とは、一対の信号測定部11(計測装置10aの信号測定部11と、計測装置10bの信号測定部11)の各々により取得された2つの測定信号が一対の信号測定部11の各々に到達するまでの時間の差である。ここで、時刻同期補正済測定信号は、前述の通り、時刻同期補正値に基づいて、生成されている。したがって、到達時間差算出部26は、時刻同期補正値に基づいて、到達時間差を算出している。なお、到達時間差の算出には、たとえば、相関関数が用いられる。到達時間差算出部26は、算出した到達時間を、音源位置算出部29へ出力する。
図3に示されるように、音速記憶部27は、音源位置算出部29に接続されている。音速記憶部27には、測定信号の音速値が記憶されている。なお、音速値は、理論値であっても、実測値であってもよい。
図3に示されるように、距離記憶部28は、音源位置算出部29に接続されている。距離記憶部28には、一対の計測装置10a、10bの間の距離が記憶されている。より具体的には、距離記憶部28には、一対の信号測定部11(計測装置10aの信号測定部11と、計測装置10bの信号測定部11)の間の距離が記憶されている。
図3に示されるように、音源位置算出部29は、到達時間差算出部26、音速記憶部27および距離記憶部28に、接続されている。音源位置算出部29は、到達時間差算出部26により算出された到達時間差に基づいて、音源の位置を算出する。
ここで、計測装置10a(より具体的には、計測装置10aの信号測定部11)および音源の間の距離をL1とした。また、計測装置10b(より具体的には、計測装置10bの信号測定部11)および音源の間の距離をL2とした。さらに、音速をc、到達時間差をτとした。この場合において、L1、L2、c、およびτの関係は、式1と通りである。
L1=(L2−cτ)/2 ・・・・・(式1)
音源位置算出部29は、たとえば、式1を用いることで、計測装置10a(より具体的には、計測装置10aの信号測定部11)および音源の間の距離L1を算出することができる。この結果、音源位置検出装置100は、音源の位置を検出することできる。
以上、音源位置検出装置100の構成について説明した。
次に、音源位置検出装置100の動作について、説明する。図4は、音源位置検出装置100の動作フローを示す図である。
図4に示されるように、まず、計測装置10a、10bが、基準信号および測定信号を取得する(S1)。
具体的には、計測装置10a、10b各々の信号測定部11は、音源から出力される信号を、音源から発信される音声や振動に基づいて、測定信号として測定する。そして、計測装置10a、10b各々の信号測定部11は、測定信号を測定信号データ記憶部12へ出力する。さらに、計測装置10a、10b各々の測定信号データ送信部13は、測定信号データ記憶部12に記憶されている測定信号を、位置検出装置20へ送信する。
また、計測装置10a、10b各々の基準信号取得部14は、ラジオ放送やGPSの電波を介して、時刻同期に用いる基準信号を取得する。そして、計測装置10a、10b各々の基準信号取得部14は、取得した基準信号を、基準信号データ記憶部15へ出力する。さらに、計測装置10a、10b各々の基準信号データ送信部16は、基準信号データ記憶部15に記憶されている基準信号を、位置検出装置20へ送信する。
次に、位置検出装置20は、計測装置10a、10bから、基準信号および測定信号のデータを取得する(S2)。
具体的には、基準信号データ受信部21aは、測定装置10aの基準信号データ送信部16から、基準信号を受信する。基準信号データ受信部21bは、測定装置10bの基準信号データ送信部16から、基準信号を受信する。基準信号データ受信部21a、21bは、受信した基準信号を、重み付け処理部23へ出力する。
また、測定信号データ受信部22aは、測定装置10aの測定信号データ送信部13から、測定信号を受信する。測定信号データ受信部22bは、測定装置10bの測定信号データ送信部13から、測定信号を受信する。
次に、位置検出装置20は、基準信号を、一定時間幅毎に、重み付けする(S3)。
具体的には、重み付け処理部23は、計測装置10a、10bの基準信号取得部14の各々により測定された基準信号の各々に重み付けを一定時間幅毎に行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。重み付け処理部23は、重み付け処理済基準信号を、時刻同期補正算出部24へ出力する。
次に、位置検出装置20は、重み付け処理済基準信号を元に、時刻同期補正値を算出する(S4)。
具体的には、時刻同期補正算出部24は、重み付け処理済基準信号に基づいて、時刻同期補正値を算出する。この時刻同期補正値は、前述の通り、一対の信号測定部11(計測装置10aの信号測定部11と、計測装置10bの信号測定部11)の各々により測定された2つの測定信号を同期させるための補正値である。時刻同期補正算出部24は、時刻同期補正値を、計測データ時刻補正部25へ出力する。
次に、位置検出装置20は、算出した時刻同期補正値を元に、測定信号のデータに対して、時刻同期補正処理を行う(S5)。
具体的には、計測データ時刻補正部25は、時刻同期補正値に基づいて、測定信号の時刻同期補正を行い、時刻同期補正済測定信号を生成する。計測データ時刻補正部25は、時刻同期補正済測定信号を、到達時間差算出部26へ出力する。
次に、位置検出装置20は、時刻同期補正済測定信号のデータを元に、到達時間を算出する(S6)。
具体的には、到達時間差算出部26は、時刻同期補正済測定信号を用いて、到達時間差を算出する。この到達時間差とは、前述の通り、一対の信号測定部11(計測装置10aの信号測定部11と、計測装置10bの信号測定部11)の各々により取得された2つの測定信号が一対の信号測定部11の各々に到達するまでの時間の差である。なお、到達時間差の算出には、たとえば、相関関数が用いられる。到達時間差算出部26は、算出した到達時間を、音源位置算出部29へ出力する。
最後に、位置検出装置20は、音速値、距離、到達時間差から、音源の位置を算出する(S7)。
ここで、音速値c、距離L1、L2、到達時間差τは、前述の通り、定義される。そして、位置検出装置20の音源位置算出部29は、式1を用いることで、計測装置10a(より具体的には、計測装置10aの信号測定部11)および音源の間の距離L1を算出することができる。この結果、音源位置検出装置100は、音源の位置を検出することできる。
以上、音源位置検出装置100の動作について、説明した。
以上の通り、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100は、一対の信号測定部11と、一対の基準信号取得部14と、重み付け処理部23と、時刻同期補正算出部24と、到達時間差算出部26と、音源位置算出部29とを備えている。
一対の信号測定部11は、互いに離間して配置され、音源から出力される信号を測定信号として測定する。基準信号取得部14は、基準信号を取得する。重み付け処理部23は、基準信号取得部14により測定された基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。時刻同期補正算出部24は、重み付け処理済基準信号に基づいて、時刻同期補正値を算出する。なお、時刻同期補正値は、一対の信号測定部11の各々により測定された2つの測定信号を同期させるための補正値である。到達時間差算出部26は、時刻同期補正値に基づいて、到達時間差を算出する。なお、到達時間差とは、一対の信号測定部11の各々により取得された2つの測定信号が一対の信号測定部11の各々に到達するまでの時間の差である。音源位置算出部29は、到達時間差に基づいて、音源の位置を算出する。
このように、重み付け処理部23は、基準信号取得部14により測定された基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。そして、時刻同期補正算出部24は、重み付け処理済基準信号に基づいて、時刻同期補正値を算出する。これにより、基準信号の重み付けを行わない場合と比較して、時間同期補正値をより正確に算出できる。到達時間差算出部26は、より正確な時刻同期補正値に基づいて、到達時間差を算出する。これにより、基準信号の重み付けを行わない場合と比較して、到達時間差をより正確に算出できる。そして、音源位置算出部29は、より正確な到達時間差に基づいて、音源の位置を算出する。したがって、基準信号の重み付けを行わない場合と比較して、より正確に音源の位置を算出することができる。
よって、本発明にかかる音源位置検出装置100によれば、音源の位置を精度よく検出することができる。
音源位置検出装置100の作用効果について、さらに詳しく説明する。ここでは、計測装置10aと計測装置10bに搭載されている時計(不図示)のサンプリング周波数は同じであり、時刻同期の上で補正が必要な値は計測開始時間差のみである場合を考える。
図5は、音源位置検出装置100の作用効果を説明するための参考図である。図5(a)は、計測装置10aにより受信された基準信号の生波形の一例である。図5(b)は、計測装置10bにより受信された基準信号の生波形の一例である。図5(c)は、図5(a)に示された基準信号の生波形と、図5(b)に示された基準信号の生波形との相関関数を示す図である。
基準信号として、ラジオ放送のような音声区間と無音声区間を含む信号を想定する。図5(a)および図5(b)に示されるように、無音性区間では、計測装置10a、10bの基準信号取得部14の雑音が計測されている。
たとえば、計測装置10aの計測開始時刻が、計測装置10bよりも1秒早いとすると、雑音がない理想的な条件において、相互相関関数は、計測開始時刻の差である1秒で最大値をとるはずである。
しかし、雑音がある場合には、計測装置10aと計測装置10bが受信した基準信号に対して重みづけを行わずに相互相関関数を計算すると、図5(a)に示されるように、1秒ではない時間差で最大値をとる。このため、基準信号に重み付けを行わない場合、計測データ時間補正部25は正確に時刻同期補正を行うことができない。
一方、図5(a)、(b)に示した計測装置10aと計測装置10bが受信した基準信号に対して重みづけを行わった場合、次にようになる。
図6は、音源位置検出装置100の作用効果を説明するための参考図である。図6(a)は、計測装置10aにより受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図6(b)は、計測装置10bにより受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図6(c)は、図6(a)に示された基準信号の時間波形と、図6(b)に示された基準信号の時間波形との相関関数を示す図である。
ここでは、重み付けの一例として、無音声区間から雑音の大きさを推定し、一定時間幅毎に雑音の大きさを引いた値の自乗を重みとして乗じている。
図6(a)〜(c)と図5(a)〜(c)とを比較する。図5(a)、(b)では、タイムスタンプ全域に亘り、相対的に大きく振幅が変わる箇所はない。これに対して、図6(a)に示されるように、計測装置10aの時間波形では、振幅が無音声区間と比較して相対的に大きい箇所が、5秒付近に生じる。図6(b)に示されるように、計測装置10bの時間波形では、振幅が無音声区間と比較して相対的に大きい箇所が、4秒付近に生じる。そして、図5(c)では、振幅は開始時間差0秒を中心に緩やかに減少するが、時間差振幅が相対的に大きい箇所は見あたらない。これに対して、図6(c)に示されるように、重み付け済み基準信号の相互相関数は、1秒で最大値をとり、正しく計測開始時刻差を計算することができる。
また、他の重み付け処理の例について、説明する。図7は、音源位置検出装置100の作用効果を説明するための参考図である。図7(a)は、計測装置10aにより受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図7(b)は、計測装置10bにより受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図7(c)は、図7(a)に示された基準信号の時間波形と、図7(b)に示された基準信号の時間波形との相関関数を示す図である。
図7(a)〜(c)の例では、計測装置10aと計測装置10bが受信した基準信号として、周期信号と非周期信号を含む信号を想定する。
計測装置10aの計測開始時刻が計測装置10bよりも1秒早く計測を開始すると、雑音が無い理想的な条件において、相互相関関数は計測開始時刻の差である1秒で最大値をとる。
相互相関関数の最大値を用いて計測開始時刻差を算出する場合、基準信号が周期信号だと相互相関関数の最大値と次に大きい値との差が小さくなるため、雑音の影響で計測開始時刻差を誤って算出してしまう可能性がある。
例えば、基準信号に重みづけ処理をすることなく相関関数を計算すると、図7(c)に示されるように、1秒ではない時間差で最大値をとり、正確に時刻同期補正を行うことができない。
一方、図7(a)、(b)に示した計測装置10aと計測装置10bが受信した基準信号に対して重みづけを行わった場合、次にようになる。
図8は、音源位置検出装置100の作用効果を説明するための参考図である。図8(a)は、計測装置10aにより受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図8(b)は、計測装置10bにより受信された基準信号に重み付けを施した時間波形の一例である。図8(c)は、図8(a)に示された基準信号の時間波形と、図8(b)に示された基準信号の時間波形との相関関数を示す図である。
ここでは、重みづけ処理の一例として、一定時間幅毎に自己相関関数の最大値と次の最大値の差を重みとして乗じている。その結果、非周期信号区間である計測装置10aの波形の5秒付近と、計測装置10bの波形の4秒付近の振幅が、それ以外の周期信号区間と比較して相対的に大きくなっている。
これらの重み付け済み基準信号の相互相関関数は、1秒で最大値をとり、正しく計測開始時刻差を計算することができる。すなわち、本実施形態の音源位置算出装置100によれば、受信した基準信号に対して重み付け処理を行うことで、計測開始時刻差を正確に算出できる。この結果、正確な計測開始時刻差を用いて、計測装置10aと計測装置10bの時刻同期補正を行うことにより、音源位置の算出精度を向上することができる。
ここで、関連する特許文献1との対比をする。上述の通り、本実施の形態のように、基準信号に対して重みづけを行わなければ、雑音が重畳している場合に、精度よく同期を行うことができない。しかし、この点について、特許文献1には開示されていない。
関連する特許文献2との対比をする。上述の通り、本実施の形態のように、基準信号に対して重みづけを行わなければ、雑音が重畳している場合に、精度よく同期を行うことができない。しかし、この点について、特許文献2には開示されていない。また、特許文献2に記載の技術のように、周波数領域でフィルタするだけでは、同じ周波数帯に雑音が重畳している場合、精度よく同期を行うことができない。一方、本実施の形態における発明によれば、時間領域で重みづけを行うため、精度よく同期を行うことができる。
関連する特許文献3との対比をする。本実施の形態における発明では、重み付けは時刻同期精度に対する作用する。これに対して、特許文献3に記載の技術では、重み付けは、フィルタ処理や平均化に作用する。このため、作用効果において異なる。すなわち、特許文献1に記載の技術では、フィルタ処理により平滑化しているが、平滑化すると基準信号の高周波成分が落ちてしまい時刻同期精度が悪化する。これに対して、本実施の形態における発明では、平滑化ではなく、重み付けを行うため、高周波成分を維持することができ、高精度な時刻同期が可能となる。また、特許文献3において、ある時間間隔で常に平均することと、本実施の形態における発明において、自己相関値から重みを算出することは、互いに異なる。特許文献3の技術では、ある時間間隔で常に平均するだけだと、基準信号の自己相関値が大きくなり、同期精度を悪化させる可能性のある時間帯を強調してしまう可能性がある。これに対して、本実施の形態における発明では、自己相関値が大きい時間区間の寄与が小さくなるように重みづけを行うことにより、精度よく同期を行うことができる。
関連する特許文献4と比較する。特許文献4に記載の技術では、単純に信号相関処理を行うだけである。このため、特許文献4に記載には、雑音が重畳している場合に、精度よく同期を行うことが、開示されていない。特許文献4に記載の技術では、ただ単純に相関処理を行っているだけで、本実施の形態における発明のように、自己相関値から重みを算出していない。これに対して、本実施の形態における発明では、自己相関値が大きい時間区間の寄与が小さくなるように重みづけを行うことにより、精度よく同期を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100において、重み付け処理部23は、基準信号の信号対雑音比に基づいて、一対の基準信号取得部14により取得された2つの基準信号の各々に重み付けを行うことにより、2つの重み付け処理済基準信号を生成してもよい。これにより、重み付け処理済基準信号を簡単に生成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100において、重み付け処理部23は、基準信号の自己相関値に基づいて、一対の基準信号取得部14により取得された2つの基準信号の各々に重み付けを行うことにより、2つの重み付け処理済基準信号を生成してもよい。これにより、重み付け処理済基準信号を簡単に生成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100において、時刻同期補正値は、一対の信号測定部11が測定信号の測定を開始する時間である測定開始時刻差に対する補正値である。これにより、測定開始時刻差に対する補正値に基づいて、到達時間差を算出することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出装置100において、基準信号は、ラジオ放送信号である。これにより、正確な時刻を刻む基準信号を簡単に取得することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出方法は、信号測定ステップと、基準信号取得ステップと、重み付け処理ステップと、時刻同期補正算出ステップと、到達時間差算出ステップと、音源位置算出ステップとを含んでいる。
信号測定ステップでは、音源から出力される信号を、互いに離間して配置された一対の信号測定部11により測定信号として測定する。基準信号取得ステップでは、基準信号を基準信号取得部14により取得する。重み付け処理ステップでは、基準信号取得部14により取得された基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。時刻同期補正算出ステップでは、重み付け処理済基準信号に基づいて、時刻同期補正値を算出する。時刻同期補正値は、一対の信号測定部の各々により測定された2つの測定信号を同期させるための補正値である。到達時間差算出ステップでは、時刻同期補正値に基づいて、到達時間差を算出する。到達時間差とは、一対の信号測定部11の各々により測定された2つの測定信号が一対の信号測定部11の各々に到達するまでの時間の差である。音源位置算出ステップでは、到達時間差に基づいて、音源の位置を算出する。
この音源位置検出方法によっても、前述した音源位置検出装置100がなし得た効果を奏することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における音源位置検出プログラムは、前述の信号測定ステップと、基準信号取得ステップと、重み付け処理ステップと、時刻同期補正算出ステップと、到達時間差算出ステップと、音源位置算出ステップとを含む処理をコンピュータに行わせる。
この音源位置検出プログラムによっても、前述した音源位置検出装置100がなし得た効果を奏することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における記憶媒体は、前述の信号測定ステップと、基準信号取得ステップと、重み付け処理ステップと、時刻同期補正算出ステップと、到達時間差算出ステップと、音源位置算出ステップとを含む処理を含む処理をコンピュータに行わせる音源位置検出プログラムを記憶する。
この記憶媒体によっても、前述した音源位置検出装置100がなし得た効果を奏することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態における音源位置検出装置について説明する。本発明の第2の実施の形態における音源位置検出装置の基本的な構成は、第1の実施の形態における音源位置検出装置100(図1〜図3を参照)と同じである。したがって、第2の実施の形態における音源位置検出装置の構成を示す図を省略する。
ここで、本実施の形態における音源位置算出装置は、第1の実施の形態における音源位置算出装置100に比べて、計測装置10a、10b間の計測開始時刻差だけでなく、サンプリング周波数差も補正する点が異なる。したがって、本実施の形態の音源位置算出装置の説明では、第1の実施の形態での説明と重なる点は省略する。
図9は、本発明の第2の実施の形態における音源位置検出装置の動作フローを示す図である。図9は、とくに、図3の時刻同期補正値算出部24内の処理であり、図4のS4の処理工程を詳細に説明したものである。
図9に示されるように、まず、時刻同期補正値算出部24は、重み付け処理済基準信号のサンプリング周波数を補間により変更する(S8)。まず、時刻同期補正値算出部24、調査する複数のサンプリング周波数を決定する(以下サンプリング周波数f1、f2、・・・・・、fNとする)。調査する複数のサンプリング周波数の一例として、計測装置10a、10bに踏査されている時計のサンプリング周波数の仕様上のばらつき範囲を、必要なサンプリング周波数の精度で、当分割したものが考えられる。時刻同期補正値算出部24は、サンプリング周波数がf1となるように、計測装置10aの重みづけ処理済み基準信号を補間により求める。
次に、時刻同期補正値算出部24は、サンプリング周波数変更済基準信号と、重み付け処理済基準信号の相互相関関数のピーク値を計算する(S9)。すなわち、時刻同期補正値算出部24は、計測装置10aの補間済み基準信号と、計測装置10bの重みづけ処理済み基準信号の相互相関関数のピーク値を求める。
次に、時刻同期補正値算出部24は、調査予定のサンプリング周波数範囲の調査を終了したか否かを判断する(S10)。すなわち、時刻同期補正値算出部24は、調査しているサンプリング周波数がfNであるか判定する。調査しているサンプリング周波数がfNである場合(S10、Yes)、相互相関関数のピーク値が最大となるサンプリング周波数fcompを抽出する(S11)。このサンプリング周波数における計測装置10aの補間済み基準信号と、計測装置10bの重みづけ処理済み基準信号の相互相関関数のピーク値をとる時間差が、計測開始時刻差となる。これらのサンプリング周波数fcompと計測開始時間差を時刻同期補正値として、測定信号のデータを補正することで、高精度な時刻同期が可能となる。
さらに、具体的に上記の工程を説明する。図10は、図9に示された処理工程を説明するための図である。
図10の左図では、サンプリング周波数の補正パラメータを横軸に設定し、基準信号の一致度(相互相関関数のピーク値)を縦軸に設定した。横軸のサンプリング周波数の補正パラメータは、調査するサンプリング周波数を元のサンプリング周波数で規格化したものである。縦軸の基準信号の一致度(相互相関関数のピーク値)は、計測装置10aの補間済み基準信号と計測装置10bの重み付け処理済み基準信号の相互相関関数のピーク値である。
サンプリング周波数を変えながら、図10の右上図および右下図に示されるように、計測装置10aの補間済み基準信号と、計測装置10bの重み付け処理済み基準信号の相互相関関数のピーク値の最大値を、サンプリング周波数fcompとして決定する。
以上の通り、本発明の第2の実施の形態における音源位置検出装置において、時刻同期補正値は、測定開始時刻差に対する補正値と、測定信号に含まれる所定のサンプリング周波数差に対する補正値である。
このように、本実施形態では、計測装置10a、10b間の計測開始時刻差だけでなく、サンプリング周波数の差も補正するため、安価でサンプリング周波数の個体差の大きい時計を搭載した計測装置を用いても、高精度に音源位置を算出することができる。安価な時計を用いることができることは、センサネットワークのような計測装置を数多く用いるようなアプリケーションにおいて重要になる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態における音源位置検出装置200の構成について説明する。図11は、本発明の第3の実施の形態における音源位置検出装置200の概略構成を示す図である。なお、図11では、図1〜10に示した各構成要素と同等の構成要素には、図1〜10に示した符号と同等の符号を付している。
本実施の形態における音源位置算出装置200は、第1の実施の形態における音源位置検出装置100と比較して、複数の基準信号を利用する点が異なる。したがって、本実施形態の音源位置算出装置の説明において、第1の実施形態と説明が重なる点は省略する。
図11に示されるように、音源位置検出装置200は、2つの計測装置30a、30bと、位置検出装置40とを備えている。なお、2つの計測装置30a、30bは、一対の計測装置である。2つの計測装置30a、30bを区別する必要がない場合、これらの総称を計測装置30とする。
計測装置30aおよび計測装置30bの各々と、位置検出装置40は、互いに、有線または無線により通信接続されている。
図11に示されるように、計測装置30aは、基準信号1a、2aを受信する。計測装置30bは、基準信号1b、2bを受信する。ここでは、計測装置10a、10bの各々は2つの基準信号を用いている。しかし、計測装置10a、10bの各々は3つ以上の基準信号を用いてもよい。
次に、計測装置30a、30bの構成について説明する。図12は、計測装置30(30a、30b)の構成を示す図である。
計測装置30aおよび計測装置30bの各々は、次のような構成を有する。すなわち、図12に示されるように、位置検出装置30(30a、30b)は、信号測定部11と、測定信号データ記憶部12と、測定信号データ送信部13と、基準信号取得部14a、14bと、基準信号データ記憶部15と、基準信号データ送信部16とを備えている。
ここで、図2と図12を対比する。図2では、1つの基準信号取得部14が計測装置10に設けられていた。これに対して、図12では、2つの基準信号取得部14a、14bが計測装置30に設けられている。
図12に示されるように、基準信号取得部14a、14bは、基準信号データ記憶部15に接続されている。基準信号取得部14a、14bの基本的な機能は、図2の基準信号取得部14と同じである。
たとえば、基準信号取得部14a、14bは、ラジオ放送やGPS信号等の電波を介して、基準信号を受信する。基準信号取得部14a、14bは、取得した基準信号を、基準信号データ記憶部15へ出力する。このとき、基準信号取得部14a、14bは、基準信号を同時に受信して、これらを重ね合わせて、基準信号データ記憶部15に記憶してもよい。また、基準信号取得部14a、14bは、定期的に受信する基準信号を切り替えながら、基準信号データ記憶部15に記憶してもよい。
さらに、基準信号取得部14a、14bは、計測装置30a、30bの設置地点で信号対雑音比のもっともよい基準信号を、基準信号データ記憶部15に記憶してもよい。計測装置30a、30bの設置地点で信号対雑音比が最も良い基準信号を用いる場合には、複数の計測装置30a、30b間で用いる基準信号が異なる場合がある。このため、全ての基準信号を、基準信号データ記憶部15とは別の記録装置で記録してもよい。そして、物の記録装置に記録された基準信号を親の基準信号データとして、各計測装置30a、30bの基準信号と比較することで、時刻同期を行うことができる。
次に、位置検出装置40の構成について説明する。図13は、位置検出装置40の構成を示す図である。
図13に示されるように、位置検出装置40は、基準信号データ受信部21a、21bと、測定信号データ受信部22a、22bと、基準信号分離部41と、重み付け処理部23と、時刻同期補正算出部24と、計測データ時刻補正部25と、到達時間差算出部26と、音速記憶部27と、距離記憶部28と、音源位置算出部29とを備えている。
ここで、図3と図13を対比する。図13では、基準信号分離部41がさらに設けられている点で、図3と異なる。
図13に示されるように、基準信号分離部41は、基準信号データ受信部21a、21bと、重み付け処理部23に接続されている。基準信号分離部41は、基準信号データ受信部21a、21bにより受信される基準信号を分離する。たとえば、基準信号分離部41は、基準信号データ受信部21a、21bにより受信される基準信号を、基準信号取得部14a、14bで取得された基準信号毎に分離する。このように、基準信号分離部41を設けることにより、計測装置30a、30b間で複数の基準信号の受信強度が異なる場合に、より高精度に時刻同期を行うことができる。
重み付け処理部23は、基準信号分離部41により分離された基準信号毎に重み付けを行い、重み付け処理済基準信号を生成する。
時刻同期補正値算出部24は、複数の重み付け処理済基準信号毎に、時刻同期補正値を算出する。
計測データ時刻補正部25は、基準信号毎に算出された時刻補正値の平均値を用いて、測定信号のデータの時刻同期を行い、時刻同期補正済測定信号を生成することができる。
以上、音源位置検出装置200の構成について説明した。
次に、音源位置検出装置200の動作について、説明する。図14は、音源位置検出装置200の動作フローを示す図である。
ここで、図4と図14を対比する。図14では、S12が追加されている点で、図4と相違する。ここでは、図4の説明と異なる点を中心に説明し、図4の説明と重複する内容は省略する。
図14に示されるように、位置検出装置40は、S2の処理後、基準信号を分離する(S12)。具体的には、基準信号分離部41は、基準信号データ受信部21a、21bにより受信される基準信号を、信号別に分離する。たとえば、計測装置10a、10bが基準信号を定期的に変更しながら受信する場合、基準信号データ記憶部15は、基準信号のデータを記憶するときと同時に、基準信号が変更された時間情報も記憶する。この情報を元に、基準信号分離部410は、基準信号を分離することができる。計測装置10a、10bが同時に複数の基準信号を受信する場合、基準信号分離部41は信号処理により、基準信号を分離することができる。
次に、位置検出装置20は、基準信号を、一定時間幅毎に、重み付けする(S3)。
具体的には、重み付け処理部23は、基準信号分離部41により分離された基準信号に重み付けを一定時間幅毎に行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。重み付け処理部23は、重み付け処理済基準信号を、時刻同期補正算出部24へ出力する。
S4以降の処理は、第1の実施の形態で説明したとおりである。
以上、音源位置検出装置200の動作について、説明した。
以上の通り、本発明の第3の実施の形態における音源位置検出装置200において、一対の基準信号取得部14は、互いに異なる複数種の基準信号を取得する。また、重み付け処理部23は、基準信号取得部14により取得された復数種の基準信号の各々に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する。
このように、本実施形態では、基準信号を複数用いることにより、一つの基準信号が受信できないような場合においても、高精度に時刻同期を行うことができる。この結果、高精度に音源位置を算出することができる。たとえば、地下などの電波が到達しにくい場所には、一つの基準信号だけでは時刻同期できない可能性があるが、複数の基準信号を利用することによりそのようなリスクを下げることができる。
なお、各実施形態の装置は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。前記プログラムは、あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
また、各実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2015年6月23日に出願された日本出願特願2015−125700を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10、10a、10b 計測装置
11 信号測定部
12 測定信号データ記憶部
13 測定信号データ送信部
14 基準信号取得部
15 基準信号データ記憶部
16 基準信号データ送信部
20 位置検出装置
21a、21b 基準信号データ受信部
22a、22b 測定信号データ受信部
23 重み付け処理部
24 時刻同期補正算出部
25 計測データ時刻補正部
26 到達時間差算出部
27 音速記憶部
28 距離記憶部
29 音源位置算出部
30、30a、30b 計測装置
40 位置検出装置
100、200 音源位置検出装置

Claims (9)

  1. 互いに離間して配置され、音源から出力される信号を測定信号として測定する一対の信号測定手段と、
    基準信号を取得する基準信号取得手段と、
    前記基準信号取得手段の各々により測定された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する重み付け処理手段と、
    前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定手段の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出する時刻同期補正算出手段と、
    前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定手段の各々により取得された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定手段の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出する到達時間差算出手段と、
    前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する音源位置算出手段とを備えた音源位置検出装置。
  2. 前記重み付け処理手段は、前記基準信号の信号対雑音比に基づいて、前記基準信号取得手段により取得された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する請求項1に記載の音源位置検出装置。
  3. 前記重み付け処理手段は、前記基準信号の自己相関値に基づいて、前記基準信号取得手段により取得された前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する請求項1または2に記載の音源位置検出装置。
  4. 前記時刻同期補正値は、前記一対の信号測定手段が前記測定信号の測定を開始する時間である測定開始時刻差に対する補正値である請求項1〜3のいずれか1項に記載の音源位置検出装置。
  5. 前記時刻同期補正値は、前記測定開始時刻差に対する補正値と、前記測定信号に含まれる所定のサンプリング周波数差に対する補正値である請求項1〜3のいずれか1項に記載の音源位置検出装置。
  6. 前記基準信号取得手段は、互いに異なる複数種の基準信号を取得し、
    前記重み付け処理手段は、前記基準信号取得手段により取得された前記復数種の基準信号の各々に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成する請求項1〜5のいずれか1項に記載の音源位置検出装置。
  7. 前記基準信号は、ラジオ放送信号である請求項1〜6のいずれか1項に記載の音源位置検出装置。
  8. 音源から出力される信号を、互いに離間して配置された一対の信号測定手段により測定信号として測定し、
    基準信号を取得し、
    前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成し、
    前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定手段の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出し、
    前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定手段の各々により測定された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定手段の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出し、
    前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する音源位置検出方法。
  9. 音源から出力される信号を、互いに離間して配置された一対の信号測定手段により測定信号として測定し、
    基準信号を取得し、
    前記基準信号に重み付けを行うことにより、重み付け処理済基準信号を生成し、
    前記重み付け処理済基準信号に基づいて、前記一対の信号測定手段の各々により測定された2つの前記測定信号を同期させるための補正値である時刻同期補正値を算出し、
    前記時刻同期補正値に基づいて、前記一対の信号測定手段の各々により測定された2つの前記測定信号が前記一対の信号測定手段の各々に到達するまでの時間の差である到達時間差を算出し、
    前記到達時間差に基づいて、前記音源の位置を算出する処理をコンピュータに行わせる音源位置検出プログラムを記憶する記憶媒体。
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