JPWO2016199262A1 - カセグレン鏡保持機構及びこれを備えた顕微鏡、並びに、カセグレン鏡の取付方法 - Google Patents

カセグレン鏡保持機構及びこれを備えた顕微鏡、並びに、カセグレン鏡の取付方法 Download PDF

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Abstract

カセグレン鏡200は、主鏡201、及び、当該主鏡201と同軸上に配置され、側方から複数の支持棒によって支持された副鏡202を有する。カセグレン鏡200は、主鏡201の軸線L上に形成された開口部212から入射する光を副鏡202で反射させた後、主鏡201で反射させて副鏡202の側方の開口部231から測定位置に出射させる。カセグレン鏡200を保持するためのカセグレン鏡保持機構6は、カセグレン鏡200を保持する保持部61と、軸線Lを中心として、保持部61に保持されたカセグレン鏡200における複数の支持棒の回転位置を調整する回転調整機構60(ナット部62及び取付部材63)とを備える。

Description

本発明は、主鏡、及び、当該主鏡と同軸上に配置され、側方から複数の支持棒によって支持された副鏡を有するカセグレン鏡を保持するためのカセグレン鏡保持機構及びこれを備えた顕微鏡、並びに、カセグレン鏡の取付方法に関するものである。
例えば赤外顕微鏡においては、試料に対して赤外光又は可視光を選択的に照射することができる。試料に赤外光を照射するための光学系、及び、試料に可視光を照射するための光学系には、少なくとも一部に共通の光学部品が用いられることにより、部品点数が削減されている(例えば、下記特許文献1参照)。
上記光学系の一部として、生物顕微鏡で使用されるような対物レンズ(透過素子)を使用することが考えられる。しかし、通常、対物レンズは可視域で収差補正されているため、赤外域で使用すると色収差の影響が大きくなり、結像性能が悪くなるという問題がある。また、赤外域では、レンズの硝材自体による吸収が生じるため、透過率が大きく低下し、使用できる波長範囲が極端に制限されることになる。
このような理由から、一般的な赤外顕微鏡では、光学部材を透過した光が試料に照射される透過光学系ではなく、光学部材で反射した光が試料に照射される反射光学系が使用される。このような反射光学系を使用した場合には、透過光学系を使用した場合とは異なり、色収差の問題が発生しない。また、反射光学系に通常使用されるアルミ蒸着ミラーでは、可視域だけでなく赤外域の反射率も高いため、可視域から赤外域までの広い波長域で赤外顕微鏡を使用することが可能となる。
反射光学系に含まれる光学部品としては、例えば、互いに同軸上に配置された主鏡及び副鏡を備えたカセグレン鏡が用いられる。カセグレン鏡は、いわゆるシュワルツシルド(Schwarzschild)型の反射対物鏡であり、カセグレン式天体望遠鏡とよく似た光学配置を有している。
また、透過測定を行うことができる赤外顕微鏡においては、赤外光を集光して試料に照射するためのコンデンサ鏡として、結像用の対物鏡と同じ仕様(倍率や開口数NAなど)のカセグレン鏡が組み合わせて使用される場合が多い。この場合、例えば試料を挟んで上下に1対のカセグレン鏡が配置される。これら1対のカセグレン鏡は、試料に対して下側から赤外光を集光するカセグレン鏡(下カセグレン鏡)と、試料から上方に向かう透過光を結像させるカセグレン鏡(上カセグレン鏡)とからなる。
図1は、カセグレン鏡200の内部構成の一例を示した概略断面図である。また、図2は、カセグレン鏡200の外観構成の一例を示した概略平面図である。図2は、図1における矢印Aの方向からカセグレン鏡200を見た図を示している。
カセグレン鏡200には、例えば主鏡201及び副鏡202が備えられている。主鏡201は、球面状の凹面からなる反射面211を有している。一方、副鏡202は、球面状の凸面からなる反射面221を有している。副鏡202の反射面221は、主鏡201の反射面211よりも小径である。
主鏡201及び副鏡202は、中空状のケーシング203により保持されている。主鏡201及び副鏡202は、それぞれの反射面211,221の中心が同一の軸線L上に位置するようにケーシング203に取り付けられている。より具体的には、主鏡201の反射面211に対して、副鏡202の反射面221が間隔を隔てて対向している。
ケーシング203における主鏡201の反射面211に対向する面には、例えば円形の開口部231が形成されている。図2に示すように、副鏡202は、開口部231の周縁から軸線L側に向かって放射状に延びる複数の支持棒232によって側方(径方向外側)から支持され、開口部231の中央部に位置している。これにより、開口部231は、副鏡202の側方において、支持棒232により複数の領域に区画されている。
図1に示すように、主鏡201には、軸線L上に開口部212が形成されている。赤外光又は可視光は、当該開口部212から入射し、副鏡202の反射面221で反射した後、主鏡201の反射面211で反射する。このとき、主鏡201の反射面211で反射した光は、その一部が副鏡202により遮蔽されることとなるが、他の光は副鏡202の側方から開口部231を介して出射する。開口部231から出射した光は、ケーシング203の外部において測定位置Pに集光される。
特開2013−190554号公報
上述の通り、カセグレン鏡200においては、入射光束のうち軸線L付近の光束が副鏡202により遮蔽(オブスキュレーション)される。そのため、入射光量と出射光量との比(スループット)の観点では、カセグレン鏡200は、入射光束がほぼ出射光束となる対物レンズと比較して、光量ロスが大きいという特性を有している。
カセグレン鏡200の遮蔽に関する光学設計仕様である遮蔽率は、主鏡201の最大開口数NAmaxと副鏡202で遮蔽される開口数NAminを用いて算出される。具体的には、遮蔽率は、NAmin/NAmax×100(%)で表される。カセグレン鏡200を設計する際には、遮蔽率ができる限り小さくなるように設計するが、大型のカセグレン鏡200になると遮蔽率が40%を超えてしまい、対物レンズと比較してスループットの面で非常に不利になる場合がある。
また、副鏡202の側方から開口部231を介して出射する光は、その一部が当該開口部231内に位置する複数の支持棒232によって遮蔽される。通常、支持棒232は2〜4本使用されるが、支持棒232の本数が多くなるほど、また、支持棒232が太くなるほど、光束を遮蔽する合計面積が大きくなり、光量ロスの影響も大きくなってしまうという問題がある。
特に、赤外顕微鏡で透過測定を行う場合には、試料を挟んで上下に1対のカセグレン鏡200が配置されるため、各カセグレン鏡200を光束が通過する際に支持棒232による遮蔽が生じる。そのため、各カセグレン鏡200において光束が遮蔽される位置が重ならない場合には、1つのカセグレン鏡200を用いて行われる反射測定の場合と比較して、支持棒232による光量ロスの影響が2倍になり、スループットが低下する原因となる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、副鏡を支持する複数の支持棒による光の遮蔽を最小限に抑えることができるカセグレン鏡保持機構及びこれを備えた顕微鏡、並びに、カセグレン鏡の取付方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るカセグレン鏡保持機構は、主鏡、及び、当該主鏡と同軸上に配置され、側方から複数の支持棒によって支持された副鏡を有し、前記主鏡の軸線上に形成された開口部から入射する光を前記副鏡で反射させた後、前記主鏡で反射させて前記副鏡の側方から測定位置に出射させるカセグレン鏡を保持するためのカセグレン鏡保持機構である。前記カセグレン鏡保持機構は、前記カセグレン鏡を保持する保持部と、前記軸線を中心として、前記保持部に保持された前記カセグレン鏡における前記複数の支持棒の回転位置を調整する回転調整機構とを備える。
このような構成によれば、回転調整機構により、軸線に対して副鏡を支持する複数の支持棒の回転位置を調整することができる。したがって、当該回転位置を適切に調整すれば、複数の支持棒による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
例えば透過測定の場合のように、同軸上に1対のカセグレン鏡が配置され、一方のカセグレン鏡から出射した光が他方のカセグレン鏡に入射するような構成の場合には、これら1対のカセグレン鏡の少なくとも一方における複数の支持棒を回転させる。このとき、1対のカセグレン鏡の複数の支持棒が、軸線に沿って見たときに重なるように回転位置を調整すれば、複数の支持棒による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
また、反射測定の場合のように1つのカセグレン鏡が用いられ、当該カセグレン鏡に入射する光を副鏡の第1領域で反射させた後、主鏡で反射させて副鏡の側方から測定位置に出射させるとともに、測定位置における試料からの反射光を主鏡で反射させた後、副鏡の第2領域で反射させて出射させるような構成の場合には、当該カセグレン鏡における複数の支持棒を回転させる。このとき、副鏡における第1領域と第2領域との境界線に対して、軸線に沿って見たときに複数の支持棒が線対称となるように回転位置を調整すれば、複数の支持棒による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
(2)前記回転調整機構は、前記カセグレン鏡における前記複数の支持棒の回転位置を固定する固定部を有していてもよい。
このような構成によれば、回転調整機構により、軸線に対して複数の支持棒の回転位置を調整した上で、当該複数の支持棒の回転位置を固定部により固定することができる。これにより、複数の支持棒の回転位置がずれるのを防止することができるため、複数の支持棒による光の遮蔽を確実に最小限に抑えることができる。
(3)前記カセグレン鏡は、前記保持部に対して前記回転調整機構とともに着脱可能であってもよい。
このような構成によれば、複数種類のカセグレン鏡の中から任意のカセグレン鏡を選択して保持部に取り付けることができる。このとき、カセグレン鏡が回転調整機構とともに着脱可能であるため、各カセグレン鏡との関係で一度調整された複数の支持棒の回転位置を維持することができる。
(4)前記保持部は、前記カセグレン鏡が前記回転調整機構とともに回転するのを防止するための位置決め部を有していてもよい。
このような構成によれば、カセグレン鏡及び回転調整機構の回転位置が位置決め部によって位置決めされるため、カセグレン鏡及び回転調整機構を保持部に対して着脱した場合であっても、それらの回転位置を一定に保つことができる。したがって、カセグレン鏡との関係で複数の支持棒の回転位置を一度調整すれば、その後に当該カセグレン鏡を回転調整機構とともに保持部に着脱した場合であっても、回転位置を再度調整する必要がない。
(5)本発明に係る顕微鏡は、前記カセグレン鏡保持機構と、前記カセグレン鏡保持機構により保持されたカセグレン鏡と、前記カセグレン鏡を介して試料に光を照射する光源と、前記測定位置における試料からの反射光又は透過光を受光する検出器とを備える。
(6)本発明に係るカセグレン鏡の取付方法は、前記測定位置を挟んで1対の前記カセグレン鏡を同軸上に設置する設置ステップと、前記軸線を中心として、前記1対のカセグレン鏡の少なくとも一方における前記複数の支持棒を回転させることにより、前記1対のカセグレン鏡の前記複数の支持棒が、前記軸線に沿って見たときに重なるように回転位置を調整する調整ステップとを含む。
(7)本発明に係る別のカセグレン鏡の取付方法は、前記測定位置に対向するように前記カセグレン鏡を設置する設置ステップと、前記軸線を中心として、前記カセグレン鏡における前記複数の支持棒を回転させることにより、前記副鏡における前記第1領域と前記第2領域との境界線に対して、前記軸線に沿って見たときに前記複数の支持棒が線対称となるように回転位置を調整する調整ステップとを含む。
本発明によれば、回転調整機構により、軸線に対して副鏡を支持する複数の支持棒の回転位置を調整することができるため、当該回転位置を適切に調整すれば、複数の支持棒による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
カセグレン鏡の内部構成の一例を示した概略断面図である。 カセグレン鏡の外観構成の一例を示した概略平面図である。 本発明の一実施形態に係る顕微鏡の構成例を示した概略図である。 下カセグレン鏡を保持するカセグレン鏡保持機構の構成例を示した断面図である。 回転調整機構を用いて複数の支持棒の回転位置を調整する際の態様について説明するための図である。 回転調整機構を用いて複数の支持棒の回転位置を調整する際の態様について説明するための図である。 回転調整機構を用いて複数の支持棒の回転位置を調整する際の態様について説明するための図である。 透過測定を行う場合のカセグレン鏡の取付方法の一例を示したフローチャートである。 反射測定を行う場合のカセグレン鏡の取付方法の一例を示したフローチャートである。
1.顕微鏡の構成
図3は、本発明の一実施形態に係る顕微鏡100の構成例を示した概略図である。この顕微鏡100は、例えば試料に対して赤外光又は可視光を選択的に照射することができる赤外顕微鏡である。顕微鏡100には、図1及び図2に示したカセグレン鏡200の他、試料ステージ1、赤外光源2、可視光源3、検出器4及びカメラ5などが備えられている。
試料ステージ1には、分析対象となる試料が載置される。試料ステージ1は、例えば水平方向(XY方向)及び鉛直方向(Z方向)に移動可能な構成となっている。本実施形態では、試料ステージ1を挟んで上方及び下方に1対のカセグレン鏡200が設置されている。
試料ステージ1に対して上方に設置されたカセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A)、及び、試料ステージ1に対して下方に設置されたカセグレン鏡200(下カセグレン鏡200B)は、それぞれ同一の構成を有しているが、設置される向きが異なっている。具体的には、上カセグレン鏡200Aは、副鏡202が主鏡201に対して下方に位置するように配置され、下カセグレン鏡200Bは、副鏡202が主鏡201に対して上方に位置するように配置される。上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200Bは、それぞれの軸線Lが鉛直方向に延びるように同軸上に配置される。
赤外光源2は、赤外光を出射し、カセグレン鏡200を介して試料ステージ1上に赤外光を照射する。反射測定が行われる場合には、赤外光源2から出射した光が、反射ミラー21,22,23で順次反射した後、凹面ミラー24及びハーフミラー26で順次反射し、上カセグレン鏡200A内に上方から導入される。一方、透過測定が行われる場合には、反射ミラー23の角度が変更されることにより、赤外光源2から出射した光が、反射ミラー21,22,23で順次反射した後、凹面ミラー25及び反射ミラー27で順次反射し、下カセグレン鏡200B内に下方から導入される。
可視光源3は、可視光を出射し、カセグレン鏡200を介して試料ステージ1上に可視光を照射する。可視光源3から出射される可視光は、赤外光の光路と大部分が共通する光路を通ってカセグレン鏡200に導かれる。上記反射ミラー22は、赤外光及び可視光の光路に対して進退可能に構成されており、可視光源3から可視光を出射する際には、当該反射ミラー22が光路から退避される。可視光源3から出射される可視光は、赤外光源2から出射される赤外光と同様に、反射ミラー23、凹面ミラー24及びハーフミラー26を介して上カセグレン鏡200A内に上方から導入することもできるし、反射ミラー23、凹面ミラー25及び反射ミラー27を介して下カセグレン鏡200B内に下方から導入することもできる。
反射測定が行われる際には、上カセグレン鏡200A内に主鏡201側の開口部212から導入された赤外光が、副鏡202及び主鏡201で順次反射した後、副鏡202側の開口部231を介して試料ステージ1上の測定位置Pに上方から集光される。このとき、カセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A)に入射する光は、副鏡202の第1領域R1で反射した後、主鏡201で反射して副鏡202の側方から測定位置Pに出射する(図1参照)。
測定位置Pに載置された試料からの反射光は、上カセグレン鏡200A内に副鏡202側の開口部231を介して再び入射し、主鏡201及び副鏡202で順次反射した後、主鏡201側の開口部212から出射する。このとき、測定位置Pにおける試料からの反射光は、主鏡201で反射した後、副鏡202の第2領域R2で反射して出射する(図1参照)。図1に示すように、第1領域R1及び第2領域R2は、軸線Lを挟んで互いに重ならないように位置している。
上カセグレン鏡200Aの開口部212から出射した光は、ハーフミラー26を透過する。そして、ハーフミラー26を透過した光は、スリット41を通過した後、反射ミラー42,43及び集光鏡44で順次反射し、検出器4により受光される。これにより、検出器4から検出信号が出力され、当該検出信号に基づいて試料の反射測定を行うことができる。
一方、透過測定が行われる際には、下カセグレン鏡200B内に主鏡201側の開口部212から導入された赤外光が、副鏡202及び主鏡201で順次反射した後、副鏡202側の開口部231を介して試料ステージ1上の測定位置Pに下方から集光される。このとき、カセグレン鏡200(下カセグレン鏡200B)に入射する光は、副鏡202の全体(第1領域R1及び第2領域R2)で反射した後、主鏡201で反射して副鏡202の側方から測定位置Pに出射する(図1参照)。そして、測定位置Pに載置された試料からの透過光が、上カセグレン鏡200A内に副鏡202側の開口部231を介して入射する。
上カセグレン鏡200A内に入射した光は、主鏡201及び副鏡202で順次反射した後、主鏡201側の開口部212から出射する。このとき、主鏡201で反射した光は、副鏡202の全体(第1領域R1及び第2領域R2)で反射した後、主鏡201側の開口部212から出射する(図1参照)。
上カセグレン鏡200Aの開口部212から出射した光は、ハーフミラー26を透過する。そして、ハーフミラー26を透過した光は、スリット41を通過した後、反射ミラー42,43及び集光鏡44で順次反射し、検出器4により受光される。これにより、検出器4から検出信号が出力され、当該検出信号に基づいて試料の透過測定を行うことができる。
可視光源3から試料ステージ1上の測定位置Pに可視光を照射した場合には、測定位置Pからの可視光が、上カセグレン鏡200A内に副鏡202側の開口部231を介して入射する。そして、上カセグレン鏡200A内に入射した可視光は、主鏡201及び副鏡202で順次反射した後、主鏡201側の開口部212から出射し、ハーフミラー26を透過する。
上記反射ミラー42は、赤外光及び可視光の光路に対して進退可能に構成されており、可視光源3から可視光を出射する際には、当該反射ミラー42が光路から退避される。ハーフミラー26を透過した可視光は、スリット41を通過した後、レンズ51により集光されて、カメラ5に入射する。これにより、可視光によって照明された画像をカメラ5で撮像し、その画像を確認することができる。
2.カセグレン鏡保持機構の構成
図4は、下カセグレン鏡200Bを保持するカセグレン鏡保持機構6の構成例を示した断面図である。このカセグレン鏡保持機構6は、下カセグレン鏡200Bを保持する保持部61を備えている。保持部61は、副鏡202が主鏡201に対して上方に位置するような姿勢で下カセグレン鏡200Bを下方から保持する。
この例では、下カセグレン鏡200Bにおける主鏡201側の開口部212に、筒状部材204が取り付けられている。筒状部材204は、軸線Lに沿って延びており、開口部212に挿通された状態で固定されている。筒状部材204の上端部は、その外周面が円錐面241となっている。この円錐面241は、下カセグレン鏡200B内において、主鏡201と副鏡202の間に位置している。これにより、不要な多重反射光や散乱光をカットすることができる。
筒状部材204の下端部は、下カセグレン鏡200Bの外部に突出しており、その外周面にはネジ部242が形成されている。ネジ部242は、RMSマウント(JIS規格M20.32(P0.706))と呼ばれる互換性のあるスクリューマウントにより構成されている。このネジ部242は、円筒状のナット部62にねじ込まれている。ナット部62は、ネジ部242に対して強く締め付けられることにより、容易に回転しない状態となっている。
ナット部62の径方向外側には、取付部材63が取り付けられている。取付部材63は筒状の部材であり、その内面には、ナット部62の外径よりも大きい内径を有する第1内周面631と、ナット部62の外径よりも小さい内径を有する第2内周面632とが形成されている。第1内周面631と第2内周面632とは、円環状の段差面633により接続されている。
ナット部62は、取付部材63内における第1内周面631の内側に配置され、その下端面が段差面633上に当接している。これにより、ナット部62は、取付部材63内において段差面633上で回転可能となっている。したがって、下カセグレン鏡200Bは、ナット部62とともに、取付部材63に対して軸線Lを中心に回転可能である。
取付部材63の上端部には、第1内周面631を貫通するように、複数の固定ネジ64が取り付けられている。これらの固定ネジ64は、取付部材63に対するねじ込み量が調整されることにより、第1内周面631からの突出量が変化するようになっている。したがって、各固定ネジ64を取付部材63に対してねじ込むことにより、ナット部62の外周面に各固定ネジ64の先端を当接させ、軸線Lに対するナット部62の回転位置を固定することができる。
ナット部62の外周面には、テーパ面621が形成されており、当該テーパ面621に各固定ネジ64の先端が食い込むようにしてねじ込まれる。これにより、各固定ネジ64をナット部62に対して強固に固定し、ナット部62が取付部材63に対して軸線Lを中心に回転するのを防止することができる。
取付部材63の下端部は、保持部61の上面に形成された凹部611内に収容されている。保持部61の凹部611内には、位置決め突起612が突出するように形成されており、当該位置決め突起612が取付部材63の下端部に係止されることにより、取付部材63が保持部61上で軸線Lを中心に回転するのを防止することができる。
このように、下カセグレン鏡200Bはナット部62及び取付部材63とともに保持部61上に保持されており、各固定ネジ64がナット部62に固定されていない状態では、軸線Lを中心に下カセグレン鏡200Bをナット部62とともに回転させることができる。軸線Lを中心に下カセグレン鏡200Bを回転させると、下カセグレン鏡200Bに備えられた複数の支持棒232(図2参照)も軸線Lを中心に回転する。
したがって、ナット部62及び取付部材63は、軸線Lを中心として、保持部61に保持された下カセグレン鏡200Bにおける複数の支持棒232の回転位置を調整する回転調整機構60を構成している。また、各固定ネジ64は、下カセグレン鏡200Bにおける複数の支持棒232の回転位置を固定する固定部を構成しており、当該固定部は回転調整機構60に含まれる。
下カセグレン鏡200Bは、保持部61に対して回転調整機構60とともに着脱可能である。そして、下カセグレン鏡200Bを回転調整機構60とともに保持部61に取り付けた状態において、位置決め突起612は、下カセグレン鏡200Bが回転調整機構60とともに回転するのを防止するための位置決め部として機能する。
3.回転位置の調整態様
図5A〜図5Cは、回転調整機構60を用いて複数の支持棒232の回転位置を調整する際の態様について説明するための図である。図5A〜図5Cでは、上カセグレン鏡200Aの複数(例えば3本)の支持棒232及び下カセグレン鏡200Bの複数(例えば3本)の支持棒232を軸線Lに沿って見たときの図が示されている。
本実施形態では、上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200Bにおいて、それぞれ3本の支持棒232が軸線Lを中心に120°間隔で設けられている。この場合、上カセグレン鏡200Aの支持棒232の回転位置と、下カセグレン鏡200Bの支持棒232の回転位置とが、仮に180°ずれていたとすると、それらの支持棒232を軸線Lに沿って見たときには、図5Aのように6本の支持棒232が互いに重なることなく光路上に位置する。
この場合、回転調整機構60により、保持部61に対して下カセグレン鏡200Bを回転させれば、図5Bに示すように、下カセグレン鏡200Bの支持棒232の回転位置を上カセグレン鏡200Aの支持棒232の回転位置に近づけることができる。そして、図5Cに示すように、下カセグレン鏡200Bの支持棒232が上カセグレン鏡200Aの支持棒232に重なるように回転位置を調整すれば、光路上に位置する支持棒232の数を最小限に抑えることができる。
図6は、透過測定を行う場合のカセグレン鏡200の取付方法の一例を示したフローチャートである。透過測定を行う場合には、1対のカセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200B)が必要となるため、これらの1対のカセグレン鏡200が、測定位置P(図3参照)を挟んで同軸上に設置される(ステップS101:設置ステップ)。
その後、可視光源3から測定位置Pに可視光を照射することにより(ステップS102)、作業者が光路上にある複数の支持棒232を視認可能な状態とする。この状態で、作業者は、肉眼又はカメラ(図示せず)を用いて複数の支持棒232を視認しながら、軸線Lを中心として、回転調整機構60により下カセグレン鏡200Bを回転させる(ステップS103)。
このとき、上カセグレン鏡200Aの支持棒232と下カセグレン鏡200Bの支持棒232とが、軸線Lに沿って見たときに重なるまで(ステップS104でYesとなるまで)、回転位置が調整される(ステップS103:調整ステップ)。そして、図5Cに示すように上カセグレン鏡200Aの支持棒232と下カセグレン鏡200Bの支持棒232とが重なった状態で(ステップS104でYes)、各固定ネジ64が取付部材63にねじ込まれることにより、下カセグレン鏡200Bの回転位置が固定される(ステップS105)。
4.作用効果
(1)本実施形態では、回転調整機構60により、軸線Lに対して副鏡202を支持する複数の支持棒232の回転位置を調整することができる。したがって、当該回転位置を適切に調整すれば、複数の支持棒232による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
図6に示した透過測定の場合のように、同軸上に1対のカセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200B)が配置され、下カセグレン鏡200Bから出射した光が上カセグレン鏡200Aに入射するような構成の場合には、例えば下カセグレン鏡における複数の支持棒232を回転させる。このとき、上カセグレン鏡200Aの支持棒232と下カセグレン鏡200Bの支持棒232とが、軸線Lに沿って見たときに重なるように回転位置を調整することにより、複数の支持棒232による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
(2)本実施形態では、回転調整機構60により、軸線Lに対して複数の支持棒232の回転位置を調整した上で、当該複数の支持棒232の回転位置を各固定ネジ64により固定することができる。これにより、複数の支持棒232の回転位置がずれるのを防止することができるため、複数の支持棒232による光の遮蔽を確実に最小限に抑えることができる。
(3)本実施形態では、保持部61に対してカセグレン鏡200(下カセグレン鏡200B)が着脱可能であるため、複数種類のカセグレン鏡200の中から任意のカセグレン鏡200を選択して保持部61に取り付けることができる。このとき、カセグレン鏡200が回転調整機構60とともに着脱可能であるため、各カセグレン鏡200との関係で一度調整された複数の支持棒232の回転位置を維持することができる。
(4)本実施形態では、カセグレン鏡200(下カセグレン鏡200B)及び回転調整機構60の回転位置が位置決め突起612よって位置決めされるため、カセグレン鏡200及び回転調整機構60を保持部61に対して着脱した場合であっても、それらの回転位置を一定に保つことができる。したがって、カセグレン鏡200との関係で複数の支持棒232の回転位置を一度調整すれば、その後に当該カセグレン鏡200を回転調整機構60とともに保持部61に着脱した場合であっても、回転位置を再度調整する必要がない。
5.変形例
上記実施形態では、同軸上に1対のカセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200B)が配置された場合に、下カセグレン鏡200Bにおける複数の支持棒232を回転させるような構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、上カセグレン鏡200Aにも回転調整機構60及び保持部61などの同様の構成を採用することができる。この場合、上カセグレン鏡200Aの回転位置のみを調整するような構成であってもよいし、上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200Bの両方の回転位置を調整するような構成であってもよい。
上記実施形態では、透過測定を行う場合について説明したが、反射測定を行う場合のように、1つのカセグレン鏡(上カセグレン鏡200A)が用いられる場合にも本発明を適用することができる。この場合、下カセグレン鏡200Bを省略して、上カセグレン鏡200Aのみを顕微鏡100に取り付けることもできるし、上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200Bの両方を顕微鏡100に取り付けて、上カセグレン鏡200Aのみを反射測定に用いてもよい。
図7は、反射測定を行う場合のカセグレン鏡200の取付方法の一例を示したフローチャートである。反射測定を行う場合には、例えば上カセグレン鏡200Aが、測定位置P(図3参照)に対向するように設置される(ステップS201:設置ステップ)。
その後、可視光源3から測定位置Pに可視光を照射することにより(ステップS202)、作業者が光路上にある複数の支持棒232を視認可能な状態とする。この状態で、作業者は、肉眼又はカメラ(図示せず)を用いて複数の支持棒232を視認しながら、軸線Lを中心として、回転調整機構60により上カセグレン鏡200Aを回転させる(ステップS203)。
このとき、上カセグレン鏡200Aの複数の支持棒232が、当該上カセグレン鏡200Aの副鏡202における第1領域R1と第2領域R2との境界線に対して、軸線Lに沿って見たときに線対称となるまで(ステップS204でYesとなるまで)、回転位置が調整される(ステップS203:調整ステップ)。そして、複数の支持棒232が上記境界線に対して線対称となった状態で(ステップS204でYes)、各固定ネジ64が取付部材63にねじ込まれることにより、上カセグレン鏡200Aの回転位置が固定される(ステップS205)。
図7に示した反射測定の場合のように、1つのカセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A)が用いられ、当該カセグレン鏡200に入射する光を副鏡202の第1領域R1で反射させた後、主鏡201で反射させて副鏡202の側方から測定位置Pに出射させるとともに、測定位置Pにおける試料からの反射光を主鏡201で反射させた後、副鏡202の第2領域R2で反射させて出射させるような構成の場合には、当該カセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A)における複数の支持棒232を回転させる。このとき、副鏡202における第1領域R1と第2領域R2との境界線に対して、軸線Lに沿って見たときに複数の支持棒232が線対称となるように回転位置を調整することにより、複数の支持棒232による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
図3に示した顕微鏡100のように、反射測定及び透過測定の両方を行うことができるような顕微鏡100の場合には、同軸上に1対のカセグレン鏡200(上カセグレン鏡200A及び下カセグレン鏡200B)を配置し、まず、図7に示すような上カセグレン鏡200Aの回転位置の調整を行う。その後、図6に示すような下カセグレン鏡200Bの回転位置の調整を行えば、反射測定及び透過測定の両方において、複数の支持棒232による光の遮蔽を最小限に抑えることができる。
以上の実施形態では、カセグレン鏡200に設けられた筒状部材204のネジ部242に、回転調整機構60(ナット部62及び取付部材63)が取り付けられた構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、カセグレン鏡200の別の部分に回転調整機構60が取り付けられた構成であってもよいし、カセグレン鏡200の内部に、複数の支持棒232の回転位置を調整することができるような回転調整機構が設けられた構成であってもよい。
カセグレン鏡200における複数の支持棒232の回転位置を固定するための固定部は、上記実施形態のような固定ネジ64に限らず、他の態様で回転位置を固定するような構成であってもよい。
本発明に係るカセグレン鏡保持機構6は、上記実施形態のような反射測定及び透過測定の両方を行うことができる顕微鏡100に限らず、反射測定又は透過測定の一方のみを行うことができるような顕微鏡にも適用可能である。
1 試料ステージ
2 赤外光源
3 可視光源
4 検出器
5 カメラ
6 カセグレン鏡保持機構
60 回転調整機構
61 保持部
62 ナット部
63 取付部材
64 固定ネジ
100 顕微鏡
200 カセグレン鏡
200A 上カセグレン鏡
200B 下カセグレン鏡
201 主鏡
202 副鏡
203 ケーシング
204 筒状部材
211 反射面
212 開口部
221 反射面
231 開口部
232 支持棒
241 円錐面
242 ネジ部
611 凹部
612 位置決め突起
621 テーパ面
631 内周面
632 内周面
633 段差面

Claims (7)

  1. 主鏡、及び、当該主鏡と同軸上に配置され、側方から複数の支持棒によって支持された副鏡を有し、前記主鏡の軸線上に形成された開口部から入射する光を前記副鏡で反射させた後、前記主鏡で反射させて前記副鏡の側方から測定位置に出射させるカセグレン鏡を保持するためのカセグレン鏡保持機構であって、
    前記カセグレン鏡を保持する保持部と、
    前記軸線を中心として、前記保持部に保持された前記カセグレン鏡における前記複数の支持棒の回転位置を調整する回転調整機構とを備えたことを特徴とするカセグレン鏡保持機構。
  2. 前記回転調整機構は、前記カセグレン鏡における前記複数の支持棒の回転位置を固定する固定部を有することを特徴とする請求項1に記載のカセグレン鏡保持機構。
  3. 前記カセグレン鏡は、前記保持部に対して前記回転調整機構とともに着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカセグレン鏡保持機構。
  4. 前記保持部は、前記カセグレン鏡が前記回転調整機構とともに回転するのを防止するための位置決め部を有することを特徴とする請求項3に記載のカセグレン鏡保持機構。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のカセグレン鏡保持機構と、
    前記カセグレン鏡保持機構により保持されたカセグレン鏡と、
    前記カセグレン鏡を介して試料に光を照射する光源と、
    前記測定位置における試料からの反射光又は透過光を受光する検出器とを備えたことを特徴とする顕微鏡。
  6. 主鏡、及び、当該主鏡と同軸上に配置され、側方から複数の支持棒によって支持された副鏡を有し、前記主鏡の軸線上に形成された開口部から入射する光を前記副鏡で反射させた後、前記主鏡で反射させて前記副鏡の側方から測定位置に出射させるカセグレン鏡の取付方法であって、
    前記測定位置を挟んで1対の前記カセグレン鏡を同軸上に設置する設置ステップと、
    前記軸線を中心として、前記1対のカセグレン鏡の少なくとも一方における前記複数の支持棒を回転させることにより、前記1対のカセグレン鏡の前記複数の支持棒が、前記軸線に沿って見たときに重なるように回転位置を調整する調整ステップとを含むことを特徴とするカセグレン鏡の取付方法。
  7. 主鏡、及び、当該主鏡と同軸上に配置され、側方から複数の支持棒によって支持された副鏡を有し、前記主鏡の軸線上に形成された開口部から入射する光を前記副鏡の第1領域で反射させた後、前記主鏡で反射させて前記副鏡の側方から測定位置に出射させるとともに、前記測定位置における試料からの反射光を前記主鏡で反射させた後、前記副鏡の第2領域で反射させて前記開口部から出射させるカセグレン鏡の取付方法であって、
    前記測定位置に対向するように前記カセグレン鏡を設置する設置ステップと、
    前記軸線を中心として、前記カセグレン鏡における前記複数の支持棒を回転させることにより、前記副鏡における前記第1領域と前記第2領域との境界線に対して、前記軸線に沿って見たときに前記複数の支持棒が線対称となるように回転位置を調整する調整ステップとを含むことを特徴とするカセグレン鏡の取付方法。
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