JPWO2016189579A1 - 基板収納容器 - Google Patents

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Abstract

基板収納容器の底部は、基板収納空間に収納された基板を処理装置に搬送するためのロードポートに設けられた複数の位置合わせ部921、922であって、容器本体をロードポートに対して位置決めするための複数の位置合わせ部921、922にそれぞれ当接する当接部7と、容器本体開口部と奥壁22とを結ぶ方向において、最も容器本体開口部寄りに位置する当接部7と、最も奥壁22寄りに位置する当接部7と、の中央位置CPよりも奥壁22寄りに位置し、ロードポートの容器係止部911に係止されて固定される奥側底部被係止部615と、を有する。

Description

本発明は、半導体ウェーハ等からなる基板を収納、保管、搬送、輸送等する際に使用される基板収納容器に関する。
半導体ウェーハからなる基板を収納して、工場内の工程等において搬送するための基板収納容器としては、容器本体と蓋体とを備える構成のものが、従来より知られている。
容器本体は、一端部に容器本体開口部が形成され、他端部が閉塞された筒状の壁部を有する。容器本体内には基板収納空間が形成されている。基板収納空間は、壁部により取り囲まれて形成されており、複数の基板を収納可能である。蓋体は、容器本体開口部に対して着脱可能であり、容器本体開口部を閉塞可能である。
蓋体の部分であって容器本体開口部を閉塞しているときに基板収納空間に対向する部分には、フロントリテーナが設けられている。フロントリテーナは、蓋体によって容器本体開口部が閉塞されているときに、複数の基板の縁部を支持可能である。また、フロントリテーナと対をなすようにして、奥側基板支持部が壁部に設けられている。奥側基板支持部は、複数の基板の縁部を支持可能である。奥側基板支持部は、蓋体によって容器本体開口部が閉塞されているときに、フロントリテーナと協働して複数の基板を支持することにより、隣接する基板同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板を保持する。
容器本体の壁部は、奥壁、上壁、下壁、及び一対の側壁を有しており、上壁の一端部、下壁の一端部、及び側壁の一端部によって容器本体開口部が形成されている。下壁を有する基板収納容器の容器本体の底部は、基板収納空間に収納された基板を処理装置に搬送するためのロードポート等のキネマピンが当接する当接部を有している。また、底部は、ロードポート等の中央容器係止部に係止されて固定される被中央係止部を有している。被中央係止部は、複数の各当接部から略等距離に位置している。被中央係止部がロードポート等の中央容器係止部に固定されることにより、容器本体は、ロードポート等のキネマピンに支持された状態で、ロードポート等に対して固定される(特許文献1〜3参照)。
また、容器本体の下壁には、逆止弁が設けられている。逆止弁を通して、容器本体の外部から基板収納空間へ、窒素等の不活性ガスあるいは水分を除去(1%以下)したドライエア(以下、パージガスという)が流入して、ガスパージが行われる。逆止弁は、ガスパージにより基板収納空間に充填されたガスが、漏れ出ることを防止する。
特許第4373316号公報 特開平4−340250号公報 特開2005−209891号公報
ガスパージを行う際には、逆止弁を通して不活性ガスやドライエアを基板収納空間へ流入させるため、ガスパージの工程には時間を要する。ガスパージにかかる時間を短縮するために、逆止弁から基板収納空間へ流入する気体の単位時間当たりの量を多くすると、流入する気体の圧力により、容器本体が上方へ持上げられ、容器本体の当接部がロードポート等のキネマピンに安定して当接している状態を維持することが、困難になると考えられる。
本発明は、ガスパージにおいて逆止弁から基板収納空間へ流入する気体の単位時間当たりの量が多い場合であっても、容器本体が上方へ持上げられることを抑制することができる、基板収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁、上壁、下壁、及び一対の側壁を有し前記上壁の一端部、前記下壁の一端部、及び前記側壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記上壁の内面、前記下壁の内面、前記側壁の内面、及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、を備え、前記下壁は、前記容器本体の底部を構成し、前記下壁における前記奥壁寄りの部分は、給気用フィルタ部を有し、前記下壁における前記容器本体開口部寄りの部分は、排気用フィルタ部を有し、前記給気用フィルタ部は、前記基板収納空間と前記容器本体の外部の空間とを連通可能な通気路と、前記通気路に配置されたフィルタと、を有し、前記フィルタを通して前記容器本体の外部の空間から前記基板収納空間へ気体が通過可能であり、前記排気用フィルタ部は、前記基板収納空間と前記容器本体の外部の空間とを連通可能な通気路と、前記通気路に配置されたフィルタと、を有し、前記フィルタを通して前記基板収納空間から前記容器本体の外部の空間へ気体が通過可能であり、前記底部は、前記基板収納空間に収納された基板を処理装置に搬送するためのロードポートに設けられた複数の位置合わせ部であって、前記容器本体を前記ロードポートに対して位置決めするための複数の位置合わせ部にそれぞれ当接する当接部と、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向において、最も前記容器本体開口部寄りに位置する前記当接部と、最も前記奥壁寄りに位置する前記当接部と、の中央位置よりも前記奥壁寄りに位置し、前記ロードポートの容器係止部に係止されて固定される奥側底部被係止部と、を有する基板収納容器に関する。
また、前記奥側底部被係止部は、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向において、最も前記奥壁寄りに位置する前記当接部よりも前記奥壁寄りに位置することが好ましい。
また、前記給気用フィルタ部は、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向における、最も前記奥壁寄りに位置する前記当接部よりも前記奥壁寄りの位置に、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向に対して交差する方向に沿って複数存在し、前記奥側底部被係止部は、複数の前記給気用フィルタ部を結ぶ直線上に位置することが好ましい。
また、前記給気用フィルタ部は、前記容器本体の外部の空間から前記基板収納空間へ、毎分20L(リットル)以上の窒素ガスを通過可能であることが好ましい。
本発明によれば、ガスパージにおいて逆止弁から基板収納空間へ流入する気体の単位時間当たりの量が多い場合であっても、容器本体が上方へ持上げられることを抑制することができる、基板収納容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1に基板Wが収納された様子を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1を示す右側面図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1を示す底面図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2を示す正面図である。 図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の下壁24に中央容器係止部901を接近させた様子を示す拡大断面図である。 図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2のボトムプレート6の中央部分の被中央係止部623に中央容器係止部901を係止させた様子を示す拡大断面図である。 図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の下壁24に中央容器係止部901を接近させた様子を示す拡大断面図である。 図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2のボトムプレート6の中央部分の被中央係止部623に中央容器係止部901を係止させた様子を示す拡大断面図である。 図2BのB−B線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の奥側底部被係止部615の平坦面部617に後部容器係止部911を係止させた様子を示す拡大断面図である。 図2BのB−B線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の奥側底部被係止部615の斜面部616に後部容器係止部911を係止させた様子を示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の底部をロードポートに固定した様子を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1Aを示す底面図である。 図11AのC−C線に沿った拡大断面図であり、本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1Aの容器本体2Aの奥側底部被係止部615Aに後部容器係止部911Aを係止させた様子を示す拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1Aを示す後方斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1Bを示す底面図である。 図12AのD−D線に沿った拡大断面図であり、本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1Bの容器本体2Bの奥側底部被係止部615Bに後部容器係止部911Bを係止させた様子を示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1Bを示す後方斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1Cを示す底面図である。 図13AのE−E線に沿った拡大断面図であり、本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1Cの容器本体2Cの奥側底部被係止部615Cに後部容器係止部911Cを係止させた様子を示す拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1Cを示す後方斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1Dを示す底面図である。 図14AのF−F線に沿った拡大断面図であり、本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1Dの容器本体2Dの奥側底部被係止部615Dに後部容器係止部911Dを係止させた様子を示す拡大断面図である。 本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1Dを示す後方斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1Eを示す底面図である。 図15AのG−G線に沿った拡大断面図であり、本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1Eの容器本体2Eの奥側底部被係止部615Eに後部容器係止部911Eを係止させた様子を示す拡大断面図である。 本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1Eを示す後方斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る基板収納容器1Fに基板Wが収納された様子を示す分解斜視図である。
以下、第1実施形態による基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1に基板Wが収納された様子を示す分解斜視図である。図2Aは、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1を示す右側面図である。図2Bは、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1を示す底面図である。図3は、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2を示す正面図である。図4は、図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の下壁24に中央容器係止部901を接近させた様子を示す拡大断面図である。図5は、図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2のボトムプレート6の中央部分の被中央係止部623に中央容器係止部901を係止させた様子を示す拡大断面図である。
図6は、図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の下壁24に中央容器係止部901を接近させた様子を示す拡大断面図である。図7は、図2BのA−A線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2のボトムプレート6の中央部分の被中央係止部623に中央容器係止部901を係止させた様子を示す拡大断面図である。図8は、図2BのB−B線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の奥側底部被係止部615の平坦面部617に後部容器係止部911を係止させた様子を示す拡大断面図である。図9は、図2BのB−B線に沿った拡大断面図であり、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の容器本体2の奥側底部被係止部615の斜面部616に後部容器係止部911を係止させた様子を示す拡大断面図である。図10は、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器1の底部をロードポートに固定した様子を示す模式図である。
ここで、説明の便宜上、後述の容器本体2から蓋体3へ向かう方向(図1における右上から左下へ向かう方向)を前方向D11と定義し、その反対の方向を後方向D12と定義し、これらをあわせて前後方向D1と定義する。また、後述の下壁24から上壁23へと向かう方向(図1における上方向)を上方向D21と定義し、その反対の方向を下方向D22と定義し、これらをあわせて上下方向D2と定義する。また、後述する第2側壁26から第1側壁25へと向かう方向(図1における右下から左上へ向かう方向)を左方向D31と定義し、その反対の方向を右方向D32と定義し、これらをあわせて左右方向D3と定義する。図面には、これらの方向を示す矢印を図示している。
また、基板収納容器1に収納される基板W(図1参照)は、円盤状のシリコンウェーハ、ガラスウェーハ、サファイアウェーハ等であり、産業に用いられる薄いものである。本実施形態における基板Wは、直径300mmのシリコンウェーハである。
図1に示すように、基板収納容器1は、上述のようなシリコンウェーハからなる基板Wを収納して、工場内の工程において搬送する工程内容器として用いられたり、陸運手段・空運手段・海運手段等の輸送手段により基板を輸送するための出荷容器として用いられたりするものであり、容器本体2と、蓋体3とから構成され、容器本体2は基板支持板状部5と奥側基板支持部56(図3等参照)とを、蓋体3はフロントリテーナ(図示せず)を備えている。なお、図1においては、後述のハンドリング部材251、261の図示を、省略している。
容器本体2は、一端部に容器本体開口部21が形成され、他端部が閉塞された筒状の壁部20を有する。容器本体2内には基板収納空間27が形成されている。基板収納空間27は、壁部20により取り囲まれて形成されている。壁部20の部分であって基板収納空間27を形成している部分には、基板支持板状部5が配置されている。基板収納空間27には、図1に示すように、複数の基板Wを収納可能である。
基板支持板状部5は、基板収納空間27内において対をなすように壁部20に設けられている。基板支持板状部5は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されていないときに、複数の基板Wの縁部に当接することにより、隣接する基板W同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板Wの縁部を支持可能である。基板支持板状部5の奥側には、奥側基板支持部56(図3等参照)が設けられている。
奥側基板支持部56は、基板収納空間27内において後述するフロントリテーナ(図示せず)と対をなすように壁部20に設けられている。奥側基板支持部56は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、複数の基板Wの縁部に当接することにより、複数の基板Wの縁部の後部を支持可能である。
蓋体3は、容器本体開口部21を形成する開口周縁部28(図1等)に対して着脱可能であり、容器本体開口部21を閉塞可能である。フロントリテーナ(図示せず)は、蓋体3の部分であって蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに基板収納空間27に対向する部分に設けられている。フロントリテーナ(図示せず)は、基板収納空間27の内部において奥側基板支持部56と対をなすように配置されている。
フロントリテーナ(図示せず)は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、複数の基板Wの縁部に当接することにより複数の基板Wの縁部の前部を支持可能である。フロントリテーナ(図示せず)は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、奥側基板支持部56と協働して複数の基板Wを支持することにより、隣接する基板W同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板Wを保持する。
基板収納容器1は、プラスチック材等の樹脂で構成されており、特に説明が無い場合には、その材料の樹脂としては、たとえば、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリブチルテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマーといった熱可塑性樹脂やこれらのアロイ等が上げられる。これらの成形材料の樹脂には、導電性を付与する場合には、カーボン繊維、カーボンパウダー、カーボンナノチューブ、導電性ポリマー等の導電性物質が選択的に添加される。また、剛性を上げるためにガラス繊維や炭素繊維等を添加することも可能である。
以下、各部について、詳細に説明する。
図1等に示すように、容器本体2の壁部20は、奥壁22と上壁23と下壁24と第1側壁25と第2側壁26とを有する。奥壁22、上壁23、下壁24、第1側壁25、及び第2側壁26は、上述した材料により構成されており、一体成形されて構成されている。
第1側壁25と第2側壁26とは対向しており、上壁23と下壁24とは対向している。上壁23の後端、下壁24の後端、第1側壁25の後端、及び第2側壁26の後端は、全て奥壁22に接続されている。上壁23の前端、下壁24の前端、第1側壁25の前端、及び第2側壁26の前端は、奥壁22に対向する位置関係を有し、略長方形状をした容器本体開口部21を形成する開口周縁部28を構成する。
開口周縁部28は、容器本体2の一端部に設けられており、奥壁22は、容器本体2の他端部に位置している。壁部20の外面により形成される容器本体2の外形は箱状である。壁部20の内面、即ち、奥壁22の内面、上壁23の内面、下壁24の内面、第1側壁25の内面、及び第2側壁26の内面は、これらによって取り囲まれた基板収納空間27を形成している。開口周縁部28に形成された容器本体開口部21は、壁部20により取り囲まれて容器本体2の内部に形成された基板収納空間27に連通している。基板収納空間27には、最大で25枚の基板Wを収納可能である。
図1に示すように、上壁23及び下壁24の部分であって、開口周縁部28の近傍の部分には、基板収納空間27の外方へ向かって窪んだラッチ係合凹部40A、40B、41A、41Bが形成されている。ラッチ係合凹部40A、40B、41A、41Bは、上壁23及び下壁24の左右両端部近傍に1つずつ、計4つ形成されている。
図1に示すように、上壁23の外面においては、リブ235が、上壁23と一体成形されて設けられている。リブ235は、容器本体2の剛性を高める。
また、上壁23の中央部には、トップフランジ236が固定される。トップフランジ236は、AMHS(自動ウェーハ搬送システム)、PGV(ウェーハ基板搬送台車)等において基板収納容器1を吊り下げる際に、基板収納容器1において掛けられて吊り下げられる部分となる部材である。
図2Bに示すように、下壁24の四隅には、通気路として、2種類の貫通孔である給気孔45と排気孔46が形成されている。本実施形態においては、下壁24の前方向D11の端部の2箇所、即ち、下壁24における容器本体開口部21寄りの部分の2箇所の貫通孔は、容器本体2内部の気体を排出するための排気孔46であり、後方向D12の端部の2箇所、即ち、下壁24における奥壁22寄りの部分の2箇所の貫通孔は、容器内部に気体を給気するための給気孔45である。給気孔45と排気孔46の貫通孔には、それぞれ給気用フィルタ部80と排気用フィルタ部81が配置されている。
即ち、給気用フィルタ部80は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向である前後方向D1における、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての後述の溝部材7よりも奥壁22寄りの位置に、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向(前後方向D1)に対して直交する方向に沿って2つ存在している。排気用フィルタ部81は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向である前後方向D1における、最も容器本体開口部21寄りに位置する当接部としての後述の溝部材7よりも容器本体開口部21寄りの位置に、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向(前後方向D1)に対して直交する方向に沿って2つ存在している。
ハンドリング部材251、261は、第1側壁25、第2側壁26の外面に沿うように、それぞれ第1側壁25、第2側壁26の外面に対向して配置されて設けられている。ハンドリング部材251、261は、第1側壁25と第2側壁26及び後述のボトムプレート6に固定されることにより、容器本体2に装着可能であり、また、第1側壁25と第2側壁26及びボトムプレート6から取外されることにより、容器本体2から取外される。
給気用フィルタ部80及び排気用フィルタ部81の内部の気体の流路は、基板収納空間27と容器本体2の外部の空間とを連通可能な通気路の一部を構成する。また、給気用フィルタ部80と排気用フィルタ部81とは、下壁24を有する壁部20に配置されており、給気用フィルタ部80と排気用フィルタ部81とにおいては、フィルタ(図示せず)を通して容器本体2の外部の空間と基板収納空間27との間で気体が通過可能である。給気用フィルタ部80は、容器本体2の外部の空間から基板収納空間27へ、毎分20L(リットル)以上の、窒素等の不活性ガスあるいは水分を除去(1%以下)したドライエア(以下、パージガスという)を通過可能である。同様に、排気用フィルタ部81は、基板収納空間27から容器本体2の外部の空間へ、エアやパージガスを通過可能である。
具体的には、図2Bに示すように、給気用フィルタ部80は、ハウジング801と、フィルタ(図示せず)と、逆止弁(図示せず)とを有している。フィルタ(図示せず)と逆止弁(図示せず)は、ハウジング801の部分に固定されている。フィルタ(図示せず)は、ハウジング801の内部に形成された通気路に配置されており、逆止弁(図示せず)よりも基板収納空間27側に配置されている。給気用フィルタ部80は、逆止弁(図示せず)によりフィルタ(図示せず)を通して容器本体2の外部の空間から基板収納空間27へのみ気体を通過可能である。その際、フィルタ(図示せず)は、容器本体2の外部空間からの気体に含まれるパーティクル等が通過することを阻止する。
また、排気用フィルタ部81は、給気用フィルタ部80と同様な構成を有している。即ち、排気用フィルタ部81は、給気用フィルタ部80のフィルタ(図示せず)と、逆止弁(図示せず)と同様のフィルタ(図示せず)と、逆止弁(図示せず)とを有している。但し、排気用フィルタ部81の逆止弁の機能は、給気用の逆止弁(図示せず)の機能とは異り、排気用フィルタ部81は、基板収納空間27から容器本体2の外部の空間へのみ気体を通過可能である。
下壁24の外面には、下壁24とともに底部を構成するボトムプレート6が固定されている。ボトムプレート6は、下壁24に対向し、下壁24との間に空間が形成されるように配置されており、ネジ243によって下壁24に固定されている。前後方向D1における下壁24の略中央位置に対向するボトムプレート6の部分には、一対の側方貫通孔601が形成されており、また、一対の側方貫通孔601の中央位置には、中央貫通孔621が形成されている。また、ボトムプレート6には、後述の溝部材7をボトムプレート6の下方へ向って露出させるための貫通孔612や、基板収納容器1の内容物の状態等を示す為のインフォパッドを取り付けるためのインフォパッド取付部613が、形成されている。
より詳細には、ボトムプレート6の後端部は、図2Bに示すように、略半円形状を有する湾曲部610を有している。また、左右方向D3におけるボトムプレート6の端部は、図2Bに示すように、帯状の板状を有して前後方向D1に直線状に延びる容器本体脚部611を有している。容器本体脚部611は、ボトムプレート6の左右両端縁に沿って存在している。
底部を構成する下壁24には、底部を構成する当接部としての溝部材7が設けられている。溝部材7は、基板収納空間27に収納された基板Wを処理装置に搬送するためのロードポート(図示せず)に設けられた複数の位置合わせ部としてのキネマピンであって、容器本体2をロードポートに対して位置決めするための複数のキネマピンにそれぞれ当接する。このキネマピンとの当接により、基板収納容器1は、前後方向D1,左右方向D3、上下方向D2において、位置決めされる。
具体的には、溝部材7は、切妻状部701と、下壁固定部702と、を有する。切妻状部701は、切妻屋根形状を有している。切妻状部701の長手方向における両端部は、板状を有する下壁固定部702に一体成形されて接続されている。下壁固定部702が下壁24の一部にネジ243で固定されることにより、溝部材7は、下壁24に固定されている。溝部材7は3つ設けられており、中央貫通孔621の前部を中心として、下壁24の外面に沿って、底面視で120°の中心角をなす間隔で、下壁24の3か所に固定されている。全ての切妻状部701の長手方向が中央貫通孔621へ指向するように、溝部材7は、下壁24に対して固定されている。本実施形態においては、溝部材7は、下壁24に固定されているが、ボトムプレート6に固定されていても良い。
ボトムプレート6の一対の側方貫通孔601は、左右方向D3に対をなして左右対称形状を有しており、それぞれボトムプレート6を上下方向D2に貫通している。図2Bに示すように、底面視では、側方貫通孔601の後部は、後辺602を有している。後辺602は、左右方向D3に平行に下壁24の中央から第1側壁、第2側壁それぞれに向って延びる中央寄り直線部603と、中央寄り直線部603よりも一段後側に下がった位置において中央寄り直線部603から第1側壁25、第2側壁26それぞれに向って延びる側壁寄直線部604と、を有している。
後辺602の側壁寄直線部604を形成しているボトムプレート6の部分は、図2Bにおいて二点鎖線で示すように、ロードポート(図示せず)の容器係止部を構成する後部容器係止部911に係止されて固定される奥側底部被係止部615を構成する。奥側底部被係止部615は、底部を構成し、図8、図9に示すように、斜面部616と、平坦面部617とを有している。斜面部616は、側壁寄直線部604(図2B参照)に沿って延びており、側壁寄直線部604から後方向D12へ進むにつれて、上下方向D2における厚さが厚くなるように傾斜している。平坦面部617は、斜面部616の後端から後方向D12へ延びる、平坦面により構成されている。
中央貫通孔621は、下壁24の中央に対向するボトムプレート6の部分に形成されている。中央貫通孔621は、前後方向D1に長手方向が一致する略長方形状を有しており、ボトムプレート6を上下方向D2に貫通している。中央貫通孔621を形成しているボトムプレート6の中央部分は、図2Bに示すように、その中央部分の左右両側のボトムプレート6の部分の前端縁よりも後方向D12へ一段下がった、前端縁直線部622を有している。前端縁直線部622より後側のボトムプレート6の部分であって、中央貫通孔621よりも前側の部分は、ロードポートの容器係止部を構成する中央容器係止部901に係止されて固定される被中央係止部623を構成する。また、中央貫通孔621の左右両側のボトムプレート6の部分は、略T字状を有する中央容器係止部(図示せず)に係止されて固定される被中央係止部623を構成する。図4等に示すように、中央容器係止部901に係止される被中央係止部623の部分は、中央斜面部624と中央平坦面部625とを有している。中央斜面部624は、前端縁直線部622(図2B参照)に沿って左右方向D3へ延びており、前端縁直線部622から後方向D12へ進むにつれて、上方向D21へ向うように傾斜している。中央平坦面部625は、中央斜面部624の後端から後方へ延びる、平坦面により構成されている。
図10に示すように、奥側底部被係止部615を構成する斜面部616及び平坦面部617は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向である前後方向D1において、最も容器本体開口部21寄りに位置する当接部としての溝部材7と、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7と、の中央位置CPよりも、奥壁22寄り(後方向D12)に位置する。具体的には、前後方向D1において、最も前方向D11寄りに位置する溝部材7と、被中央係止部623との間の距離L1が、被中央係止部623と、最も後方向D12寄りに位置する溝部材7との間の距離L2の略1/3倍程度となるように、斜面部616及び平坦面部617を有する被中央係止部623は位置している。
蓋体3は、図1等に示すように、容器本体2の開口周縁部28の形状と略一致する略長方形状を有している。蓋体3は容器本体2の開口周縁部28に対して着脱可能であり、開口周縁部28に蓋体3が装着されることにより、蓋体3は、容器本体開口部21を閉塞可能である。蓋体3の内面(図1に示す蓋体3の裏側の面)であって、蓋体3が容器本体開口部21を閉塞しているときの開口周縁部28のすぐ後方向D12の位置に形成された段差の部分の面(シール面281)に対向する面には、環状のシール部材4が取り付けられている。シール部材4は、弾性変形可能なポリエステル系、ポリオレフィン系など各種熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム製、シリコンゴム製等により構成されている。シール部材4は、蓋体3の外周縁部を一周するように配置されている。
蓋体3が開口周縁部28に装着されたときに、シール部材4は、シール面281と蓋体3の内面とにより挟まれて弾性変形し、蓋体3は、容器本体開口部21を密閉した状態で閉塞する。開口周縁部28から蓋体3が取り外されることにより、容器本体2内の基板収納空間27に対して、基板Wを出し入れ可能となる。
蓋体3においては、ラッチ機構が設けられている。ラッチ機構は、蓋体3の左右両端部近傍に設けられており、図1に示すように、蓋体3の上辺から上方向D21へ突出可能な2つの上側ラッチ部32A、32Bと、蓋体3の下辺から下方向D22へ突出可能な2つの下側ラッチ部(図示せず)と、を備えている。2つの上側ラッチ部32A、32Bは、蓋体3の上辺の左右両端近傍に配置されており、2つの下側ラッチ部は、蓋体3の下辺の左右両端近傍に配置されている。
蓋体3の外面においては操作部33が設けられている。操作部33を蓋体3の前側から操作することにより、上側ラッチ部32A、32B、下側ラッチ部(図示せず)を蓋体3の上辺、下辺から突出させることができ、また、上辺、下辺から突出させない状態とすることができる。上側ラッチ部32A、32Bが蓋体3の上辺から上方向D21へ突出して、容器本体2のラッチ係合凹部40A、40Bに係合し、且つ、下側ラッチ部(図示せず)が蓋体3の下辺から下方向D22へ突出して、容器本体2のラッチ係合凹部41A、41Bに係合することにより、蓋体3は、容器本体2の開口周縁部28に固定される。
蓋体3の内側(図1に表れている蓋体3の外面に対する反対側)においては、基板収納空間27の外方へ窪んだ凹部(図示せず)が形成されている。凹部(図示せず)及び凹部の外側の蓋体3の部分には、フロントリテーナ(図示せず)が固定されて設けられている。
フロントリテーナ(図示せず)は、フロントリテーナ基板受け部(図示せず)を有している。フロントリテーナ基板受け部(図示せず)は、左右方向D3に所定の間隔で離間して対をなすようにして2つずつ配置されている。このように対をなすようにして2つずつ配置されたフロントリテーナ基板受け部は、上下方向D2に25対並列した状態で設けられている。基板収納空間27内に基板Wが収納され、蓋体3が閉じられることにより、フロントリテーナ基板受け部は、基板Wの縁部の端縁を挟持して支持する。
次に、ロードポート(図示せず)への基板収納容器1の固定について説明する。ロードポートは、位置合わせ部を有している。位置合わせ部は、具体的には、上方向D21へ向って突出する位置決め用のキネマピンにより構成されている。キネマピンは、平面視で、中央貫通孔621に対向する位置を中心として120°の中心角をなす間隔で3本配置されている。キネマピンの先端部は、当接部を構成する3つの溝部材7の切妻状部701に、それぞれ1つずつ当接し、これにより、3本のキネマピンは、基板収納容器1を支持する。
また、ロードポート(図示せず)は、中央容器係止部901と後部容器係止部911(容器係止部)とを有している。中央容器係止部901、後部容器係止部911は、ロードポートに設けられたシリンダ等の駆動装置(図示せず)により前後方向D1や上下方向D2等に移動可能である。中央容器係止部901は、図3〜図7に示すように、基部側延出部903と先端部直交部902とを有するL字状の部材を有している。また、後部容器係止部911は、図8、図9に示すように、先端部直交部912と基部側延出部913とを有するL字状の部材を、左右方向D3において対称の位置関係で一対有している。中央容器係止部901、後部容器係止部911としては、先端部直交部902、912が水平の位置関係を有する状態で、先端部直交部902、912が、中央平坦面部625、平坦面部617にそれぞれ当接するタイプのものと、先端部直交部902、912が水平に対して交差する斜めの位置関係を有する状態で、先端部直交部902、912が、中央斜面部624、斜面部616にそれぞれ当接するタイプのものとが存在する。
以下、先ず、先端部直交部902、912が水平の位置関係を有する状態で、先端部直交部902、912が、平坦面部617、中央平坦面部625にそれぞれ当接するタイプの中央容器係止部901、後部容器係止部911による、基板収納容器1の固定について説明する。
ロードポート(図示せず)への基板収納容器1の固定に際しては、先ず、3つの溝部材7の切妻状部701(図2B参照)に、3本のキネマピン(図示せず)をそれぞれ1つずつ対向するように配置し、3つの溝部材7の切妻状部701に対して3本のキネマピンを相対的に接近させる。そして、3つの溝部材7の切妻状部701に、3本のキネマピンの先端部をそれぞれ1つずつ当接させる。これにより、3本のキネマピンは、基板収納容器1を支持する状態となり、基板収納容器1は、3本のキネマピンの上に載置された状態となる。
次に、中央容器係止部901を上方向D21へ移動させてゆき、被中央係止部623よりも前方向D11の位置において、先端部直交部902をボトムプレート6よりも上側に位置させる。次に、中央容器係止部901を後方向D12へ移動させて図4に示す状態とし、その後、中央容器係止部901を下方向D22へ移動させて、図5に示すように、先端部直交部902を中央平坦面部625に当接させる。これにより、被中央係止部623は、中央容器係止部901に係止される。この結果、基板収納容器1は、ロードポート(図示せず)に固定される。
同様に、一対の後部容器係止部911を上方向D21へ移動させてゆき、側方貫通孔601(図2B参照)にそれぞれ1つずつ挿入する。次に、一対の後部容器係止部911を後方向D12へそれぞれ移動させ、その後、一対の後部容器係止部911を下方向D22へそれぞれ移動させて、図8に示すように、先端部直交部912を平坦面部617に1つずつ当接させる。これにより、側方貫通孔601が形成されているボトムプレート6の部分は、後部容器係止部911に係止される。この結果、基板収納容器1の後部は、ロードポート(図示せず)に確実に固定される。この際の、後部容器係止部911による、側方貫通孔601が形成されているボトムプレート6の部分である奥側底部被係止部615を係止する強さは、奥側底部被係止部615を下方向D22へ引っ張り押下げる程には強くない。給気用フィルタ部80におけるパージガスの流通に際して容器本体2が上方向D21に持上げられる力に抗して、奥側底部被係止部615が容器本体2の後部とともに持上げられることを阻む程度の強さである。
次に、先端部直交部902、912が水平に対して交差する斜めの位置関係を有する状態で、先端部直交部902、912が、中央斜面部624、斜面部616にそれぞれ当接するタイプの中央容器係止部901、後部容器係止部911による基板収納容器1の固定について説明する。3本のキネマピンによって基板収納容器1を支持し、基板収納容器1を、3本のキネマピン(図示せず)の上に載置された状態とする工程までは、前述と同様であるため、説明を省略する。
基板収納容器1を、3本のキネマピン(図示せず)の上に載置された状態とした後に、図6に示すように、先端部直交部902を水平に対して略30°程度傾斜させた状態として、中央容器係止部901を、上方向D21へ移動させてゆき、図6に示すように、被中央係止部623よりも前方向D11の位置において、先端部直交部902をボトムプレート6よりも上側に位置させる。次に、中央容器係止部901を後方向D12へ移動させ、その後、中央容器係止部901を下方向D22へ移動させて、図7に示すように、先端部直交部902を中央斜面部624に当接させる。これにより、被中央係止部623は、中央容器係止部901に係止される。この結果、基板収納容器1は、ロードポートに固定される。
同様に、一対の後部容器係止部911を上方向D21へ移動させてゆき、側方貫通孔601にそれぞれ1つずつ挿入する。次に、一対の後部容器係止部911を後方向D12へそれぞれ移動させ、その後、一対の後部容器係止部911を下方向D22へそれぞれ移動させて、図9に示すように、先端部直交部912を斜面部616に1つずつ当接させる。これにより、側方貫通孔601が形成されているボトムプレート6の部分は、後部容器係止部911に係止される。この結果、基板収納容器1の後部は、ロードポート(図示せず)に確実に固定される。この際の、後部容器係止部911による、側方貫通孔601が形成されているボトムプレート6の部分である奥側底部被係止部615を係止する強さは、前述の先端部直交部912、902が平坦面部617、中央平坦面部625に当接するタイプの中央容器係止部901、後部容器係止部911の場合と同様である。即ち、奥側底部被係止部615を下方向D22へ引っ張り押下げる程には強くない。給気用フィルタ部80におけるパージガスの流通に際して容器本体2が上方向D21に持上げられる力に抗して、奥側底部被係止部615が容器本体2の後部とともに持上げられることを阻む程度の強さである。
上述のように固定されることにより、給気用フィルタ部80の下端部が、気体供給装置(図示せず)の給気ノズルの気体供給口開口部に、密着した状態で接続される。その後、気体供給装置(図示せず)の給気ノズルの気体供給口開口部から、給気用フィルタ部80を通して、容器本体2の外部の空間から基板収納空間27へパージガスが供給される。パージガスの供給量は、1つの給気用フィルタ部80あたり毎分20L(リットル)以上である。
このとき、給気用フィルタ部80においてパージガスが流通する通気路には、フィルタ(図示せず)等が存在するため、パージガスの流通に際して容器本体2が上方向D21に持上げられる力が容器本体2に作用する。具体的には、図10に示すように、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向である前後方向D1においては、容器本体2は、最も容器本体開口部21寄りに位置するキネマピン921(図10参照)と、最も奥壁22寄りに位置するキネマピン922(図10参照)と、により支持されている。そして、これらのキネマピン921、922の中央位置CPではなく、中央位置CPよりも前方向D11の位置において、被中央係止部623は、中央容器係止部901に係止されている。更に、これらのキネマピン921、922の中央位置CPよりも後方向D12の位置において、奥側底部被係止部615を構成するボトムプレート6の部分は、後部容器係止部911に係止されている。このため、パージガスの供給量が、1つの給気用フィルタ部80あたり毎分20L(リットル)以上と多量であっても、容器本体2に作用する力であって、パージガスの流通に際して容器本体2が上方向D21に持上げられる力に抗して、安定して、溝部材7がロードポート等のキネマピン922に当接している状態が維持される。
上記構成の実施形態に係る基板収納容器1によれば、以下のような効果を得ることができる。
上述のように基板収納容器1は、一端部に容器本体開口部21が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部20であって、奥壁22、上壁23、下壁24、及び一対の側壁25、26を有し上壁23の一端部、下壁24の一端部、及び側壁25、26の一端部によって容器本体開口部21が形成された壁部20を備え、上壁23の内面、下壁24の内面、側壁25、26の内面、及び奥壁22の内面によって、複数の基板Wを収納可能であり容器本体開口部21に連通する基板収納空間27が形成された容器本体2と、容器本体開口部21に対して着脱可能であり、容器本体開口部21を閉塞可能な蓋体3と、を備える。下壁24は、容器本体2の底部を構成する。下壁24における奥壁22寄りの部分は、給気用フィルタ部80を有する。下壁24における容器本体開口部21寄りの部分は、排気用フィルタ部81を有する。
給気用フィルタ部80は、基板収納空間27と容器本体2の外部の空間とを連通可能な通気路と、通気路に配置されたフィルタと、を有し、フィルタを通して容器本体2の外部の空間から基板収納空間27へ気体が通過可能である。排気用フィルタ部81は、基板収納空間27と容器本体2の外部の空間とを連通可能な通気路と、通気路に配置されたフィルタと、を有し、フィルタを通して基板収納空間27から容器本体2の外部の空間へ気体が通過可能である。底部は、当接部としての溝部材7と、奥側底部被係止部615と、を有する。溝部材7は、基板収納空間27に収納された基板Wを処理装置に搬送するためのロードポートに設けられた複数の位置合わせ部としてのキネマピンであって、容器本体2をロードポートに対して位置決めするための複数のキネマピンにそれぞれ当接する。奥側底部被係止部615は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、最も容器本体開口部21寄りに位置する溝部材7と、最も奥壁22寄りに位置する溝部材7と、の中央位置CPよりも奥壁22寄りに位置し、ロードポートの後部容器係止部911に係止されて固定される。
この構成により、後部容器係止部911により容器本体2の後部を、ロードポートに係止することができ、容器本体2の後部をロードポートに安定して固定することができる。即ち、中央容器係止部901による容器本体2の前部の固定と相まって、より確実に容器本体2をロードポートに安定して固定することができる。このため、各給気用フィルタ部80において、容器本体2の外部の空間から基板収納空間27へ、毎分20L(リットル)以上の多量のパージガスを流通させた場合に生ずる、容器本体2を上方向D21に持上げる力に抗して、安定して、溝部材7がロードポート等のキネマピンに当接している状態を維持することができ、容器本体2が上方向D21へ持上げられることを抑制することができる。
この結果、容器本体2の後部が持上げられることによって基板収納空間27に収納された基板Wの位置が変わることを、抑えることができる。また、給気用フィルタ部80の下端部が、気体供給装置(図示せず)の給気ノズルの気体供給口開口部に、密着した状態で安定して接続され、この接続部分からパージガスが漏れることを極力抑えることができる。
また、給気用フィルタ部80は、容器本体2の外部の空間から基板収納空間27へ、毎分20L(リットル)以上の窒素ガスを通過可能である。この構成により、より短い時間で基板収納空間27のエアをパージガスに置換することができる。
次に、本発明の第2実施形態による基板収納容器について図11A〜図11Cを参照しながら説明する。図11Aは、本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1Aを示す底面図である。図11Bは、図11AのC−C線に沿った拡大断面図であり、本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1Aの容器本体2Aの奥側底部被係止部615Aに後部容器係止部911Aを係止させた様子を示す拡大断面図である。図11Cは、本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1Aを示す後方斜視図である。
第2実施形態による基板収納容器1Aにおいては、ボトムプレート6Aにおいて奥側底部被係止部615Aを構成する斜面部616A及び平坦面部617Aの位置が、第1実施形態による基板収納容器1における奥側底部被係止部615を構成する斜面部616及び平坦面部617の位置とは異なる。また、これに伴い、ボトムプレート6Aの形状が第1実施形態による基板収納容器1のボトムプレート6の形状とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態による基板収納容器1の構成と同様であるため、第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
ボトムプレート6Aの後部は、図11Aに示すように、略半円形状を有する湾曲部610Aの前端と容器本体脚部611Aの後端とを結び、左右方向D3に延びる接続後端縁部631Aを有している。二点鎖線で示す、接続後端縁部631Aを形成するボトムプレート6Aの部分は、斜面部616A及び平坦面部617Aを有しており、奥側底部被係止部615Aを構成する。
図11Aに示すように、斜面部616Aは、接続後端縁部631Aに沿って延びており、図11Bに示すように、接続後端縁部631Aの端縁から前方向D11へ進むにつれて、上下方向D2における厚さが厚くなるように傾斜している。平坦面部617Aは、斜面部616Aの前端から前方向D11へ延びる、平坦面により構成されている。図11Bに示すように、図8に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部911Aの先端部直交部912Aが平坦面部617Aに当接することにより、奥側底部被係止部615Aを構成するボトムプレート6Aの部分は、後部容器係止部911Aに係止される。また、図9に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部が斜面部616Aに当接することにより、奥側底部被係止部615Aを構成するボトムプレート6Aの部分は、後部容器係止部に係止される。
上記構成の実施形態に係る基板収納容器1Aによれば、以下のような効果を得ることができる。
奥側底部被係止部615Aとしての斜面部616A及び平坦面部617Aは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、第1実施形態の奥側底部被係止部615としての斜面部616及び平坦面部617よりも奥壁22寄りに位置する。この構成により、より後方向D12の位置において容器本体2を後部容器係止部911Aにより係止することができ、容器本体2の後部を上方向D21に持上げる力に抗して、より安定して、溝部材7がロードポート等のキネマピンに当接している状態を維持することができる。
また、後部容器係止部911Aの基部側延出部913Aが奥側底部被係止部615Aの後端縁部である接続後端縁部631Aに当接することにより、前後方向D1において、基板収納容器1の位置がずれることを抑えることができる。
次に、本発明の第3実施形態による基板収納容器1Bについて図12A〜図12Cを参照しながら説明する。図12Aは、本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1Bを示す底面図である。図12Bは、図12AのD−D線に沿った拡大断面図であり、本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1Bの容器本体2Bの奥側底部被係止部615Bに後部容器係止部911Bを係止させた様子を示す拡大断面図である。図12Cは、本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1Bを示す後方斜視図である。
第3実施形態による基板収納容器1Bにおいては、ボトムプレート6Bにおいて奥側底部被係止部615Bを構成する斜面部616B及び平坦面部617Bの位置が、第1実施形態による基板収納容器1における奥側底部被係止部615を構成する斜面部616及び平坦面部617の位置とは異なる。また、これに伴い、ボトムプレート6Bの形状が第1実施形態による基板収納容器1のボトムプレート6の形状とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態による基板収納容器1の構成と同様であるため、第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
ボトムプレート6Bの後部においては、図12Aに示すように、前後方向D1における略半円形状を有する湾曲部610Bの前端と後端との中間部分に、前後方向D1に延びる縁部と左右方向D3に縁部とにより構成される角部が、計2つ形成されている。角部を形成するボトムプレート6Bの部分は、図12B等に示すように、斜面部616B及び平坦面部617Bを有しており、二点鎖線で示す奥側底部被係止部615Bを構成する。斜面部616B及び平坦面部617Bを有する奥側底部被係止部615Bは、複数の給気用フィルタ部80を結ぶ直線上に位置する。
図12Bに示すように、斜面部616Bは、前後方向D1に延びる奥側底部被係止部615Bの縁部631Bに沿って延びており、当該縁部631Bから左右方向D3におけるボトムプレート6Bの中央へ進むにつれて、上下方向D2における厚さが厚くなるように傾斜している。平坦面部617Bは、斜面部616Bの後端から、左右方向D3におけるボトムプレート6Bの中央へ向って延びる平坦面により構成されている。図12Bに示すように、図8に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部911Bの先端部直交部912Bが平坦面部617Bに当接することにより、奥側底部被係止部615Bを構成するボトムプレート6Bの部分は、後部容器係止部911Bに係止される。また、図9に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部912Bが斜面部616Bに当接することにより、奥側底部被係止部615Bを構成するボトムプレート6Bの部分は、後部容器係止部に係止される。
上記構成の実施形態に係る基板収納容器1Bによれば、以下のような効果を得ることができる。
給気用フィルタ部80は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向における、最も奥壁22寄りに位置する当接部よりも奥壁22寄りの位置に、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向に対して直交する方向(左右方向D3)に沿って2つ存在している。奥側底部被係止部615Bは、複数の給気用フィルタ部80を結ぶ直線上に位置する。
この構成により、容器本体2を上方向D21に持上げる力が作用する複数の給気用フィルタ部80の近傍のボトムプレート6Bの部分を後部容器係止部911Bにより係止することができ、容器本体2を上方向D21に持上げる力に抗して、更に安定して、溝部材7がロードポート等のキネマピンに当接している状態を維持することができる。
次に、本発明の第4実施形態による基板収納容器1Cについて図13A〜図13Cを参照しながら説明する。図13Aは、本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1Cを示す底面図である。図13Bは、図13AのE−E線に沿った拡大断面図であり、本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1Cの容器本体2Cの奥側底部被係止部615Cに後部容器係止部911Cを係止させた様子を示す拡大断面図である。図13Cは、本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1Cを示す後方斜視図である。
第4実施形態による基板収納容器1Cにおいては、ボトムプレート6Cにおいて奥側底部被係止部615Cを構成する斜面部616C及び平坦面部617Cの位置が、第1実施形態による基板収納容器1における奥側底部被係止部615を構成する斜面部616及び平坦面部617の位置とは異なる。また、これに伴い、ボトムプレート6Cの形状が第1実施形態による基板収納容器1のボトムプレート6の形状とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態による基板収納容器1の構成と同様であるため、第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
ボトムプレート6Cの後部においては、図13Aに示すように、湾曲部610Cの後端部分に、前後方向D1に延びる縁部と左右方向D3に延びる縁部とにより構成される角部が、計2つ形成されている。角部を形成するボトムプレート6Cの部分は、斜面部616C及び平坦面部617Cを有しており、二点鎖線で示す奥側底部被係止部615Cを構成する。即ち、奥側底部被係止部615Cは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7よりも奥壁22寄りに位置する。
斜面部616Cは、左右方向D3に延びる縁部631Cに沿って延びており、図13Bに示すように、当該縁部631Cから前方向D11へ進むにつれて、上下方向D2における厚さが厚くなるように傾斜している。平坦面部617Cは、斜面部616Cの前端から、前方向D11へ向って延びる平坦面により構成されている。図13Bに示すように、図8に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部911Cの先端部直交部912Cが平坦面部617Cに当接することにより、奥側底部被係止部615Cを構成するボトムプレート6Cの部分は、後部容器係止部911Cに係止される。また、図9に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部が斜面部616Cに当接することにより、奥側底部被係止部615Cを構成するボトムプレート6Cの部分は、後部容器係止部に係止される。
上記構成の実施形態に係る基板収納容器1Cによれば、以下のような効果を得ることができる。
奥側底部被係止部615Cとしての斜面部616C及び平坦面部617Cは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7よりも奥壁22寄りに位置する。この構成により、より後方向D12の位置において容器本体2を後部容器係止部911Cにより係止することができ、容器本体2を上方向D21に持上げる力に抗して、より安定して、溝部材7がロードポート(図示せず)等のキネマピンに当接している状態を維持することができる。
また、後部容器係止部911Cの基部側延出部913Cが奥側底部被係止部615Cの後端縁部である縁部631Cに当接することにより、前後方向D1において、基板収納容器1Cの位置がずれることを抑えることができる。
次に、本発明の第5実施形態による基板収納容器1Dについて図14A〜図14Cを参照しながら説明する。
図14Aは、本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1Dを示す底面図である。図14Bは、図14AのF−F線に沿った拡大断面図であり、本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1Dの容器本体2Dの奥側底部被係止部615Dに後部容器係止部911Dを係止させた様子を示す拡大断面図である。図14Cは、本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1Dを示す後方斜視図である。
第5実施形態による基板収納容器1Dにおいては、ボトムプレート6Dにおいて奥側底部被係止部615Dを構成する斜面部616D及び平坦面部617Dの位置が、第1実施形態による基板収納容器1における奥側底部被係止部615を構成する斜面部616及び平坦面部617の位置とは異なる。また、斜面部616D及び平坦面部617Dにより構成される奥側底部被係止部615Dは、1つのみ存在する。また、これに伴い、ボトムプレート6Dの形状が第1実施形態による基板収納容器1のボトムプレート6の形状とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態による基板収納容器1の構成と同様であるため、第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
ボトムプレート6Dの後部においては、図14Aに示すように、湾曲部610Dの最後端部分であって、左右方向D3の中央部分に、斜面部616D及び平坦面部617Dにより構成される奥側底部被係止部615Dが存在する。即ち、奥側底部被係止部615Dは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7よりも奥壁22寄りに位置する。
斜面部616Dは、ボトムプレート6Dの後端縁631Dに沿って略左右方向D3に延びており、ボトムプレート6Dの後端縁631Dから前方向D11へ進むにつれて、図14Bに示すように、上下方向D2における厚さが厚くなるように傾斜している。平坦面部617Dは、斜面部616Dの前端から、前方向D11へ向って延びる、平坦面により構成されている。図14Bに示すように、図8に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部911Dの先端部直交部912Dが平坦面部617Dに当接することにより、奥側底部被係止部615Dを構成するボトムプレート6Dの部分は、後部容器係止部911Dに係止される。また、図9に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部が斜面部616Dに当接することにより、奥側底部被係止部615Dを構成するボトムプレート6Dの部分は、後部容器係止部に係止される。
上記構成の実施形態に係る基板収納容器1Dによれば、以下のような効果を得ることができる。
奥側底部被係止部615Dとしての斜面部616D及び平坦面部617Dは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7よりも奥壁22寄りであって、ボトムプレート6Dの最後端部分に位置する。この構成により、最も後方向D12の位置において容器本体2を後部容器係止部911Dにより係止することができ、容器本体2を上方向D21に持上げる力に抗して、極めて安定して、溝部材7がロードポート等のキネマピンに当接している状態を維持することができる。
また、後部容器係止部911Dの基部側延出部913Dが奥側底部被係止部615Dの後端縁部である後端縁631Dに当接することにより、前後方向D1において、基板収納容器1Dの位置がずれることを抑えることができる。
次に、本発明の第6実施形態による基板収納容器1Eについて図15A〜図15Cを参照しながら説明する。
図15Aは、本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1Eを示す底面図である。図15Bは、図15AのG−G線に沿った拡大断面図であり、本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1Eの容器本体2Eの奥側底部被係止部615Eに後部容器係止部911Eを係止させた様子を示す拡大断面図である。図15Cは、本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1Eを示す後方斜視図である。
第6実施形態による基板収納容器1Eにおいては、奥側底部被係止部615Eを構成する斜面部616E及び平坦面部617Eの位置が、第1実施形態による基板収納容器1における奥側底部被係止部615を構成する斜面部616及び平坦面部617の位置とは異なる。また、斜面部616E及び平坦面部617Eにより構成される奥側底部被係止部615Eは、1つのみ存在する。また、これに伴い、ボトムプレート6Eの形状が第1実施形態による基板収納容器1のボトムプレート6の形状とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態による基板収納容器1の構成と同様であるため、第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
下壁24の後端部であって左右方向D3の中央部分には、斜面部616E及び平坦面部617Eにより構成される奥側底部被係止部615Eが存在する。即ち、奥側底部被係止部615Eは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向である前後方向D1において、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7よりも奥壁22寄りに位置する。
図15Bに示すように、斜面部616E及び平坦面部617Eは、下壁24に一体成形されて接続された奥側底部被係止部615Eに存在する。奥側底部被係止部615Eは、側方視でL字形状を有する、直角に折れ曲がった板状の部材により構成されている。奥側底部被係止部615Eは、下壁24の下面の後端部から下方向D22へ延び、途中で直角に折れ曲がり、後方向D12へ延びている。そしてその最後端部に斜面部616Eが存在している。
斜面部616Eは、奥側底部被係止部615Eの後端縁631Eに沿って左右方向D3に延びており、ボトムプレート6Eの後端縁631Eから前方向D11へ進むにつれて、上下方向D2における厚さが厚くなるように傾斜している。平坦面部617Eは、斜面部616Eの前端から、前方向D11へ向って延びる、平坦面により構成されている。図15Bに示すように、図8に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部911Eの先端部直交部912Eが平坦面部617Eに当接することにより、下壁24と一体成形された奥側底部被係止部615Eは、後部容器係止部911Eに係止される。また、図9に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部が斜面部616Eに当接することにより、下壁24と一体成形された奥側底部被係止部615Eは、後部容器係止部に係止される。
上記構成の実施形態に係る基板収納容器1Eによれば、以下のような効果を得ることができる。
奥側底部被係止部615Eとしての斜面部616E及び平坦面部617Eは、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向である前後方向D1において、最も奥壁22寄りに位置する当接部としての溝部材7よりも奥壁22寄りであって、下壁24の最後端部分に位置する。この構成により、奥側底部被係止部615Eを介して、最も後方向D12の位置において容器本体2の下壁24を後部容器係止部911Eにより直接係止することができまる。この結果、容器本体2を上方向D21に持上げる力に抗して、極めて安定して、溝部材7がロードポート等のキネマピンに当接している状態を維持することができる。
また、後部容器係止部911Eの基部側延出部913Eが奥側底部被係止部615Eの後端縁部である後端縁631Eに当接することにより、前後方向D1において、基板収納容器1Eの位置がずれることを抑えることができる。
次に、本発明の第7実施形態による基板収納容器1Fについて図16を参照しながら説明する。図16は、本発明の第7実施形態に係る基板収納容器1Fに基板Wが収納された様子を示す分解斜視図である。
第7実施形態による基板収納容器1Fにおいては、基板Wとして直径450mmのシリコンウェーハを基板収納空間27Fに収納可能である点で、第1実施形態による基板収納容器1とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態による基板収納容器1の構成と同様であるため、第1実施形態における各構成と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。また、第1実施形態における各構成に相当する構成であって、形状が異なる構成については、同様の符号に「F」を付して説明を省略する。
基板収納容器1Fの容器本体2Fに固定されたボトムプレート6Fは、第1実施形態の斜面部616及び平坦面部617と同様の斜面部(図示せず)及び平坦面部(図示せず)を有する奥側底部被係止部(図示せず)を有している。図8に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部が平坦面部(図示せず)に当接することにより、奥側底部被係止部を構成するボトムプレート6Fの部分は、後部容器係止部に係止される。また、図9に示すタイプと同様のタイプの後部容器係止部(図示せず)の先端部直交部が斜面部(図示せず)に当接することにより、奥側底部被係止部を構成するボトムプレート6Fの部分は、後部容器係止部に係止される。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。
例えば、底部の構成は、本実施形態の下壁24等により構成される底部の構成に限定されない。従って、当接部や奥側底部被係止部の構成は、本実施形態の溝部材7や奥側底部被係止部615等の構成に限定されない。
例えば、給気用フィルタ部80は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向における、最も奥壁22寄りに位置する当接部(溝部材7)よりも奥壁22寄りの位置に、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向に対して直交する方向に沿って2つ存在していたが、これに限定されない。給気用フィルタ部80は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向における、最も奥壁22寄りに位置する当接部(溝部材7)よりも奥壁22寄りの位置に、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向に対して交差する方向に沿って複数存在していればよい。
また、例えば、奥側底部被係止部は、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向において、最も奥壁22寄りに位置する当接部(溝部材7)よりも奥壁22寄りに位置し、且つ、容器本体開口部21と奥壁22とを結ぶ方向に対して交差する方向に沿って存在する複数の給気用フィルタ部80を結ぶ直線上に位置していてもよい。
また、容器本体及び蓋体の形状、容器本体に収納可能な基板Wの枚数や寸法は、本実施形態における容器本体2及び蓋体3の形状、容器本体2に収納可能な基板Wの枚や寸法に限定されない。
また、中央容器係止部、後部容器係止部の形状については、L字形状に限定されず、適宜設計変更可能である。また、被中央係止部と中央容器係止部との係止は、中央貫通孔621に中央容器係止部を挿入し、中央部貫通孔621の周囲に形成された被中央係止部に中央部容器係止部を係止・固定させることも可能である。例えば、中央容器係止部は、水平状の部分と、水平状の部分に直交する垂直状の部分とを有するT字状を有していてもよい。この場合には、水平状の部分の長手方向を中央貫通孔621の長手方向に一致させた位置関係として水平状の部分を中央貫通孔621に挿入し、その後、垂直状の部分を回転させて、水平状の部分の長手方向を中央貫通孔621の長手方向に直交する位置関係とし、そして中央容器係止部を下方向D22へ下げて、中央貫通孔621の左右両側のボトムプレート6の部分により構成される被中央係止部623の部分に、水平状の部分を係止させればよい。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F 基板収納容器
2、2A、2B、2C、2D、2E、2F 容器本体
3、3F 蓋体
7 溝部材(当接部)
20、20F 壁部
21、21F 容器本体開口部
22、22F 奥壁
23、23F 上壁
24、24F 下壁(底部)
25、25F 第1側壁
26、26F 第2側壁
27、27F 基板収納空間
80 給気用フィルタ部
81 排気用フィルタ部
615、615A、615B、615C、615D、615E 奥側底部被係止部
911、911A、911B、911C、911D、911E 後部容器係止部(位置合わせ部)
W 基板

Claims (4)

  1. 一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁、上壁、下壁、及び一対の側壁を有し前記上壁の一端部、前記下壁の一端部、及び前記側壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記上壁の内面、前記下壁の内面、前記側壁の内面、及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、
    前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、を備え、
    前記下壁は、前記容器本体の底部を構成し、
    前記下壁における前記奥壁寄りの部分は、給気用フィルタ部を有し、
    前記下壁における前記容器本体開口部寄りの部分は、排気用フィルタ部を有し、
    前記給気用フィルタ部は、前記基板収納空間と前記容器本体の外部の空間とを連通可能な通気路と、前記通気路に配置されたフィルタと、を有し、前記フィルタを通して前記容器本体の外部の空間から前記基板収納空間へ気体が通過可能であり、
    前記排気用フィルタ部は、前記基板収納空間と前記容器本体の外部の空間とを連通可能な通気路と、前記通気路に配置されたフィルタと、を有し、前記フィルタを通して前記基板収納空間から前記容器本体の外部の空間へ気体が通過可能であり、
    前記底部は、
    前記基板収納空間に収納された基板を処理装置に搬送するためのロードポートに設けられた複数の位置合わせ部であって、前記容器本体を前記ロードポートに対して位置決めするための複数の位置合わせ部にそれぞれ当接する当接部と、
    前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向において、最も前記容器本体開口部寄りに位置する前記当接部と、最も前記奥壁寄りに位置する前記当接部と、の中央位置よりも前記奥壁寄りに位置し、前記ロードポートの容器係止部に係止されて固定される奥側底部被係止部と、
    を有する基板収納容器。
  2. 前記奥側底部被係止部は、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向において、最も前記奥壁寄りに位置する前記当接部よりも前記奥壁寄りに位置する請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記給気用フィルタ部は、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向における、最も前記奥壁寄りに位置する前記当接部よりも前記奥壁寄りの位置に、前記容器本体開口部と前記奥壁とを結ぶ方向に対して交差する方向に沿って複数存在し、
    前記奥側底部被係止部は、複数の前記給気用フィルタ部を結ぶ直線上に位置する請求項1又は請求項2に記載の基板収納容器。
  4. 前記給気用フィルタ部は、前記容器本体の外部の空間から前記基板収納空間へ、毎分20L(リットル)以上の窒素ガスを通過可能である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の基板収納容器。
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