JPWO2016181580A1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

情報提供サーバSAは、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答履歴情報に基づいて、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率を取得し、取得した回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnの数より少ない数のユーザUnを今回のアンケートの配信対象者として選定する。

Description

本発明は、アンケート対象物のユーザの中からアンケートの配信対象者を選定するシステム等の技術分野に関する。
従来、アンケート対象物に関するアンケートに回答するモニター(アンケートの配信対象者)を適切に選定することを可能とするシステムが知られている。例えば、特許文献1に開示されたモニター選定システムでは、アンケート対象物のユーザが有する属性毎にユーザの人数を集計することで各属性を有するユーザの人数比率を示すユーザ構成比率を取得し、アンケート対象物に関するアンケートに回答するモニターの人数比率を示すモニター構成比率が、上記ユーザ構成比率と合致するようにモニターの母集団を選定するように構成されている。
特開2014−109981号公報
しかしながら、アンケートの配信対象者となった全てのモニターが一律に回答するとは限らない。このため、モニターの回答率に差がある場合、配信の際にモニター構成比率がユーザ構成比率と合致するようにモニターが選定されたとしても、実際の回答者の構成比率は、アンケートの依頼主が所望するモニター構成比率になるとは限らない。
本発明は、以上の点等に鑑みてなされたものであり、アンケートの配信対象者が回答するかどうかに影響されにくいように、アンケートの配信対象者を適切に選定することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザの数より少ない数のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、アンケートの配信対象者が回答するかどうかに影響されにくいように、アンケートの配信対象者を適切に選定することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記今回のアンケートの回答希望数と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報とに基づいて、前記今回のアンケートの必要配信数を決定する配信数決定手段を更に備え、前記対象者選定手段は、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信数決定手段により決定された前記必要配信数分のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定することを特徴とする。
この発明によれば、過去のアンケートの回答履歴情報を考慮して必要配信数を決定することで、今回のアンケートの回答希望数の回答を得る精度を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、前記対象者選定手段により選定された配信対象者それぞれの前記回答率に基づき算出された代表回答率を前記必要配信数に乗算した数と、前記回答希望数との差が第1の閾値以下になるように、前記必要配信数を調整する調整手段を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの回答数の期待値が回答希望数より低くなることを低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記対象者選定手段は、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を所定人数ずつ選定する毎に、選定された配信対象者の前記回答率に応じた値を積算し、積算された値が前記今回のアンケートの回答希望数に応じた値に達した場合に前記今回のアンケートの配信対象者の選定を終了することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの回答希望数の回答を得る精度を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定する重み設定手段を更に備え、前記対象者選定手段は、前記重み設定手段により設定された前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信対象者を選定することを特徴とする。
この発明によれば、過去のアンケートの回答率を重み係数に変換してから用いることで、処理の迅速化、効率化を図ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記情報取得手段により前記回答履歴情報が取得された前記ユーザの識別情報を所定の順序で並べたリストを生成するリスト生成手段と、前記重み係数の総和を前記必要配信数で割った値に基づいて、前記リスト生成手段により生成された前記リストから前記ユーザの識別情報を抽出するための抽出間隔を決定する間隔決定手段と、を更に備え、前記対象者選定手段は、前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記リストにおける所定の開始位置から前記間隔決定手段により決定された前記抽出間隔で前記ユーザの識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記配信対象者として選定することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記記憶手段において前記ユーザの回答履歴情報に対応付けられて前記ユーザ毎に記憶された第1のユーザ属性をソート条件として用いて、前記リスト生成手段により生成されたリストにおける複数の前記ユーザの識別情報をソートするソート手段を更に備え、前記対象者選定手段は、前記ソート手段によりソートされた前記リストにおける所定の開始位置から前記抽出間隔で前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記配信対象者として選定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザ属性が偏らないように配信対象者を選定することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の情報処理装置において、前記ユーザの識別情報の抽出が前記リストの末尾まで到達した場合、前記対象者選定手段は、既に抽出されたユーザの識別情報を除外した前記リストから再度、ユーザの識別情報の抽出を開始することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理装置において、前記対象者選定手段は、前記今回のアンケートの配信対象候補となる各ユーザの前記重み係数と、前記重み係数の総和との比を前記ユーザ毎に算出し、算出した比に基づく前記処理方式を用いて、前記配信対象者を選定することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項5乃至9の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記重み係数の上限値が予め設定されており、前記重み設定手段は、前記回答率が第2の閾値以下であるユーザの前記重み係数を、前記上限値に設定することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの回答数の期待値が回答希望数より低くなることを低減することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、予め設定された複数種類のユーザ属性の中から、前記今回のアンケートの依頼主により割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を取得する割り付け条件取得手段を更に備え、前記情報取得手段は、前記記憶手段において前記ユーザの回答履歴情報に対応付けられて前記ユーザ毎に記憶された第2のユーザ属性の属性値と、前記割り付け条件として取得された前記ユーザ属性の属性値とに基づいて、前記割り付け条件として取得された前記ユーザ属性の属性値に該当する複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの配信対象候補を割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を有するユーザに限定することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記対象者選定手段は、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザのうち、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が第3の閾値以下であるユーザ、または前記回答率取得手段により取得された前記回答率が所与の基準回答率に比べて第4の閾値以下であるユーザを除外して、前記配信対象者を選定することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートに回答する見込みが低いユーザを配信対象外とすることができる。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記対象者選定手段は、既に抽出されたユーザの識別情報を除外してユーザの識別情報を抽出することを特徴とする。
この発明によれば、同じユーザが複数回選定されることを防ぐことができる。
請求項14に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得するステップと、前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得するステップと、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザの数より少ない数のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、コンピュータを、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザの数より少ない数のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、アンケートの配信対象者が回答するかどうかに影響されにくいように、アンケートの配信対象者を適切に選定することができる。
本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。 (A)は、本実施形態に係る情報提供サーバSAの概要構成例を示すブロック図である。(B)は、システム制御部4における機能ブロックの一例を示す図である。 依頼主情報データベース21に登録されている依頼主ID、アンケートの割り付け条件、及び納品数等の一例を示す図である。 ユーザ情報データベース22に登録されているユーザID、複数種類のユーザ属性それぞれの属性値、及び回答履歴情報等の一例を示す図である。 重み係数に応じてユーザIDが追加されたユーザリストからユーザIDが抽出される例を示す概念図である。 ユーザID毎に対応付けられた重み積算値を基準としてユーザリストからユーザIDが抽出される例を示す概念図である。 (A)は、ユーザUn毎に算出された当選確率の一覧を示す図である。(B)は、回答見込み総数が回答希望数に達した場合に配信対象者の選定が終了される例を示す概念図である。 情報提供サーバSAのシステム制御部4により実行されるアンケート配信処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、割り付け条件が、性別と世代の組み合わせの属性値(男性且つ20代)である場合おいて、図4に示すユーザ情報データベース22から取得されたユーザID等の一例を示す図である。(B)は、性別と世代とは異なる種類の居住地域(都道府県)が用いられてソートされたユーザID等の一例を示す図である。(C)は、性別と世代と居住地域(都道府県)とは異なる種類の職業が用いられてソートされたユーザID等の一例を示す図である。 (A),(B)は、各ユーザUnの回答率が5%〜100%まで均一(一様)に分布していると仮定した場合において、回答率を考慮せずにユーザUnを選定したときの各ユーザUnの回答率と、アンケートの配信数及び回答数との関係を表す図である。(C),(D)は、各ユーザUnの回答率が5%〜100%まで均一(一様)に分布していると仮定した場合において、回答率を考慮してユーザUnを選定したときの各ユーザUnの回答率と、アンケートの配信数及び回答数との関係を表す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報提供システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.情報提供システムの構成及び機能概要]
先ず、本発明の一実施形態に係る情報提供システムSの構成及び概要機能について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報提供システムSは、複数の依頼主端末ATl(l=1,2,3・・・)、複数のユーザ端末UTn(n=1,2,3・・・)、及び情報提供サーバSA等を含んで構成される。依頼主端末ATl、ユーザ端末UTn、及び情報提供サーバSAは、夫々、ネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築される。
依頼主端末ATlは、それぞれ、アンケートの依頼主Alにより使用される端末装置である。ユーザ端末UTnは、それぞれ、アンケートの配信対象候補となるユーザUnにより使用される端末装置である。本実施形態におけるアンケートは、複数の人(ユーザ端末UTnのユーザUn)に同じ質問を出して回答を求める調査を意味する。なお、質問には、メディア、商品、サービス、消費行動、生活意識などに関する様々なものがあるが、本実施形態では特に限定されない。アンケートの質問等を示すアンケートデータは、例えば、アンケートの依頼主Alの操作により依頼主端末ATlから情報提供サーバSAに送信される。また、アンケートの依頼主Alは、依頼主端末ATlを操作してアンケートの割り付け条件、及び納品数(回答希望数の一例)等を指定することができる。
ここで、割り付けは、ユーザUnのユーザ属性を、割り付け条件(割付セルともいう)として用いて回答数を締め切る方法を意味する。ユーザ属性は、デモグラフィック属性と行動属性とに大別することができる。デモグラフィック属性は、ユーザUnが持つ人口統計学的な属性を表す。デモグラフィック属性の種類として、性別、世代、国籍、居住地域、職業、学歴、収入(年収)、未婚既婚、家族構成(例えば家族の人数、専業主婦有無等)、車の有無(つまり、車を所有しているか否か)等が挙げられる。デモグラフィック属性には、上位概念から下位概念まで階層的に表すことができるものもある。年齢は、世代の下位概念的な属性を表す下位属性の一例である。また、住所中の都道府県は、居住地域の下位概念的な属性を表す下位属性の一例であり、住所中の区市町村は、都道府県の下位概念的な属性を表す下位属性の一例である。また、居住地域の下位概念的な属性を表す下位属性の他の例として、郵便番号、緯度経度、または住所から特定可能な地方(例えば、関東地方、東北地方)等が挙げられる。なお、居住地域(下位属性を含む)は、地域属性ともいう。一方、行動属性は、ユーザUnによるユーザ端末UTnの操作(言い換えれば、操作という行動)に基づく属性を表す。行動属性の種類として、情報(例えば、商品やサービス等を含む)の検索回数、情報の検索頻度、情報の閲覧回数、情報の閲覧頻度)、商品の購入回数、商品の購入頻度、商品の購入金額、サービスの利用回数、サービスの利用頻度等が挙げられる。サービスには、例えば所定のWebサイトを通じて行われる情報提供のサービス、ソフトウェア利用のサービス等が挙げられる。
依頼主端末ATl、及びユーザ端末UTnは、それぞれ、操作・表示部、通信部、記憶部、及び制御部等を備える。操作・表示部は、例えば、人の指やペン等による操作(ユーザ操作)を受け付ける入力機能と、情報を画面に表示する表示機能を有するタッチパネルを備える。通信部は、ネットワークNWに接続して通信を行う機能を担う。記憶部は、オペレーティングシステム(OS),アプリケーションプログラム(例えば、メールソフト),Webブラウザプログラム等を記憶する。制御部は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),及びRAM(Random Access Memory)等を備え、OS上でアプリケーションプログラムやWebブラウザプログラム等を実行する。なお、依頼主端末ATl、及びユーザ端末UTnには、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、携帯情報端末 (PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話機と携帯情報端末を融合させた携帯端末(Smartphone)、又は携帯ゲーム機等が適用可能である。依頼主端末ATl、及びユーザ端末UTnは、それぞれ、通信部及びネットワークNWを介して情報提供サーバSAにアクセスし、情報提供サーバSAと通信可能になっている。依頼主端末ATl、及びユーザ端末UTnは、それぞれ、例えば、情報提供サーバSAへの要求により当該情報提供サーバSAから送信された例えばWebページをWebブラウザのウインドウに表示する。
情報提供サーバSAは、本発明の情報処理装置の一例であり、アンケートの配信管理を行うサーバである。図2(A)は、本実施形態に係る情報提供サーバSAの概要構成例を示すブロック図である。図2(A)に示すように、情報提供サーバSAは、通信部1、記憶部2(記憶手段の一例)、入出力インターフェース部3、及びシステム制御部4等を備える。システム制御部4と入出力インターフェース部3とは、システムバス5を介して接続される。入出力インターフェース部3は、通信部1及び記憶部2とシステム制御部4との間のインターフェース処理を行うようになっている。通信部1は、ネットワークNWに接続して通信を行う機能を担う。記憶部2は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム(OS),サーバプログラム(本発明の情報処理プログラムを含む)等を記憶する。なお、サーバプログラムは、所定のサーバから情報提供サーバSAにダウンロードされる。或いは、サーバプログラムは、CD、DVDなどの記録媒体に記録(コンピュータにより読み取り可能に記録)されており、当該記録媒体から読み込まれて記憶部2に記憶されるようにしてもよい。また、記憶部2には、Webページを構成する構造化文書(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)文書やXHTML文書等)ファイル、及び画像ファイル等が記憶されている。更に、記憶部2には、依頼主情報データベース(DB)21、ユーザ情報データベース(DB)22、及びアンケート結果情報データベース(DB)23等が構築される。
依頼主情報データベース21は、本情報提供システムSの利用会員となった依頼主Alに関する情報を管理するデータベースである。依頼主情報データベース21には、例えば、依頼主Alの依頼主ID、パスワード、アンケートデータ、アンケートの割り付け条件、納品数、アンケート実行フラグ(EF)、及び登録日時等が依頼主Al毎に対応付けられて登録(格納)される。依頼主IDは、依頼主Al毎に固有の識別情報である。依頼主ID及びパスワードは、依頼主Alがシステムにログインするために必要な認証情報である。アンケートの割り付け条件は、依頼主Alにより指定されたユーザ属性と当該ユーザ属性の属性値を示す。例えば、情報提供サーバSAから依頼主端末ATlへ送信されたWebページがWebブラウザのウインドウに表示された状態において、ログインした依頼主Alにより割り付け条件として1つ以上のユーザ属性及びその属性値が指定され(複数のユーザ属性の組み合わせが指定されてもよい)、且つ納品数が指定されると、依頼主端末ATlは、指定された割り付け条件及び納品数を含む登録要求を情報提供サーバSAへ送信する。これにより、情報提供サーバSAは、上記登録要求に応じて、当該登録要求に含まれる割り付け条件(つまり、ユーザ属性及びその属性値)及び納品数を、これを指定した依頼主Alの依頼主IDに対応付けて依頼主情報データベース21に登録する。なお、アンケート実行フラグ(EF)は、アンケートが実行されたか否かを示すフラグである。依頼主AlのアンケートデータがユーザUnに配信された場合、アンケート実行フラグ(EF)が、例えば、“0”から“1”に更新登録される。また、所定期間毎(例えば、数か月毎)のアンケートの実行が、依頼主Alにより指定される場合もある。この場合、依頼主Alによりアンケート実行間隔が指定され、当該指定されたアンケート実行間隔が当該依頼主AlのユーザIDに対応付けられて依頼主情報データベース21に登録される。そして、当該依頼主AlのアンケートデータがユーザUnに配信された場合、アンケート実行フラグ(EF)が例えば“0”から“1”に更新されるが、当該依頼主Alにより指定されたアンケート実行間隔から特定される実行時刻が到来すると、アンケート実行フラグ(EF)が例えば“1”から“0”に更新される(つまり、元に戻る)ことになる。
図3は、依頼主情報データベース21に登録されている依頼主ID、アンケートの割り付け条件、及び納品数等の一例を示す図である。図3の例では、依頼主A1により指定された割り付け条件として、性別の属性値(男性、女性)と世代の属性値(20代、30代、40代)との組み合わせが複数登録され、それぞれの組み合わせの属性値に対応付けられて納品数が登録されている。ここで、属性値は、数値(例えば、男性は“100”、女性は“101”)で表されてもよい。また、図3の例では、依頼主A2により指定された割り付け条件として、性別の属性値(男性、女性)と居住地域(都道府県)の属性値(東京、神奈川、千葉、埼玉)との複数の組み合わせが複数登録され、それぞれの組み合わせの属性値に対応付けられて納品数が登録されている。また、図3の例では、依頼主A3により指定された割り付け条件として、職業の属性値が複数登録され、それぞれの属性値に対応付けられて納品数が登録されている。なお、図3の例では、割り付け条件は、複数の依頼主Al間で異なっている。しかし、割り付け条件は、複数の依頼主Al間で同一であってもよい。また、図3の例では、割り付け条件として、デモグラフィック属性が登録されているが、行動属性が登録される場合もある。また、アンケートの配信対象候補を特定のユーザ属性に該当するユーザUnに限定しない依頼主Alの場合、アンケートの割り付け条件を依頼主情報データベース21に登録しなくてもよい。
ユーザ情報データベース22は、本情報提供システムSの利用会員となったユーザUnに関する情報を管理するデータベースである。ユーザ情報データベース22には、例えば、ユーザUnのユーザID、パスワード、氏名、複数種類のユーザ属性、それぞれのユーザ属性の属性値、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報、及び電子メールアドレス等の情報(これらの情報を含むレコード)がユーザUn毎に対応付けられて登録されている(例えば、1レコードは1ユーザUnに対応している)。ここで、ユーザIDは、ユーザUn毎に固有の識別情報であり、ユーザを特定可能なユーザ情報である。なお、ユーザを特定可能なユーザ情報は、ユーザUnの氏名及び住所の組み合わせであってもよい。ユーザID及びパスワードは、ユーザUnがシステムにログインするために必要な認証情報である。
図4は、ユーザ情報データベース22に登録されているユーザID、複数種類のユーザ属性それぞれの属性値、及び回答履歴情報等の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ属性には、例えば、デモグラフィック属性と行動属性とが含まれる。デモグラフィック属性には、例えば、性別、年齢、住所、郵便番号、職業、学歴、収入、未婚既婚、家族構成、車の有無等が含まれる。なお、デモグラフィック属性は、例えば、情報提供サーバSAにアクセスしたユーザ端末UTnからの登録要求に応じて登録される。一方、行動属性には、情報の検索回数、情報の検索頻度、情報、商品の購入回数、商品の購入頻度、商品の購入金額、サービスの利用回数、及びサービスの利用頻度等が含まれる。情報の検索回数、情報の検索頻度、情報、商品の購入回数、商品の購入頻度、商品の購入金額、サービスの利用回数、及びサービスの利用頻度は、例えば、ユーザUnの検索履歴、閲覧履歴、購入履歴、及及びサービス利用履歴等の履歴情報に基づいて特定され適宜のタイミングで更新される。ユーザUnの履歴情報は、情報提供サーバSAがアクセスして利用可能な所定のデータベースからユーザUnのユーザIDをキーとして取得される。このようなデータベースは、例えばショッピングサイト、旅行サイト、情報検索サイト、サービス利用サイト等を提供されるサーバ(情報提供サーバSAであってもよい)内に構築される。
過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報には、アンケートの配信数、及びアンケートの回答数(回答回数)が含まれる。アンケートの配信数、及びアンケートの回答数は、アンケート結果情報データベース23に登録された情報に基づいて特定され適宜のタイミングで更新される。なお、上記行動属性には、アンケートの回答数が含まれてもよい。なお、回答履歴情報には、アンケートの回答率が含まれてもよい。
アンケート結果情報データベース23には、アンケートデータが配信されたユーザUn(つまり、アンケートの配信対象者となったユーザUn)に関する情報を管理するデータベースである。アンケート結果情報データベース23には、例えば、アンケートの配信対象者となったユーザUnのユーザID、及びアンケートの質問を示す情報等がユーザUn毎に対応付けられて登録されている。なお、アンケートの質問に対する回答があったユーザUnのユーザIDには、当該回答を示す情報が対応付けられて登録される。これにより、アンケートの回答数が特定される。
コンピュータとしてのシステム制御部4は、CPU41(プロセッサ),ROM42,及びRAM43等を備え、OS上でサーバプログラム等を実行する。図2(B)は、システム制御部4における機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部4(システム制御部4内のプロセッサ)は、サーバプログラム等の実行により、図2(B)に示すように、依頼主情報取得部41a、ユーザ情報取得部41b、回答率取得部41c、必要配信数決定部41d、重み設定部41e、配信対象者選定部41f、リスト生成部41g、抽出間隔決定部41h、ソート部41i、及びアンケート配信部41j等として機能する。なお、依頼主情報取得部41aは、割り付け条件取得手段の一例である。ユーザ情報取得部41bは、情報取得手段の一例である。回答率取得部41cは、回答率取得手段の一例である。必要配信数決定部41dは、配信数決定手段及び調整手段の一例である。重み設定部41eは、重み設定手段及び調整手段の一例である。配信対象者選定部41fは、対象者選定手段及び調整手段の一例である。リスト生成部41gは、リスト生成手段の一例である。抽出間隔決定部41hは、間隔決定手段の一例である。ソート部41iは、ソート手段の一例である。
依頼主情報取得部41aは、今回のアンケートの依頼主Alにより指定された当該アンケートの納品数を依頼主情報データベース21から取得する。なお、アンケートの納品数は、当該アンケートの依頼主Alが指定されるのではなくシステム管理者側で設定されてもよい。また、予め設定された複数種類のユーザ属性の中から、今回のアンケートの依頼主Alにより割り付け条件が指定されている場合、依頼主情報取得部41aは、今回のアンケートの依頼主Alにより割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を依頼主情報データベース21から取得する。
ユーザ情報取得部41bは、過去のアンケートに対するユーザUnの回答履歴情報をユーザIDに対応付けて登録するユーザ情報データベース22から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnを特定する。例えば、ユーザ情報取得部41bは、ユーザ情報データベース22に登録されている各ユーザUnのレコードの中から、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnのレコードを例えばランダムに所定数(全部でもよい)抽出することでユーザUnを特定する。そして、ユーザ情報取得部41bは、今回のアンケートの配信対象候補として特定したユーザUnそれぞれのユーザID、及び回答履歴情報(つまり、ユーザIDに対応付けられている回答履歴情報)等を取得する。なお、ユーザIDに対応付けられているユーザ属性の属性値が取得されてもよい。
また、今回のアンケートの依頼主Alにより割り付け条件が取得された場合、ユーザ情報取得部41bは、ユーザ情報データベース22においてユーザUnの回答履歴情報に対応付けられてユーザUn毎に登録されているユーザ属性(第2のユーザ属性)の属性値と、上記割り付け条件として取得されたユーザ属性の属性値とを比較して、上記割り付け条件として取得されたユーザ属性の属性値に該当するユーザUn(つまり、今回のアンケートの配信対象候補)を複数特定し、特定したユーザUnそれぞれのユーザID及び回答履歴情報をユーザ情報データベース22から取得する。例えば、割り付け条件として取得されたユーザ属性の属性値が、性別と世代の組み合わせの属性値(男性且つ40代)である場合、ユーザ情報取得部41bは、性別が男性で、且つ、年齢が40から49歳までの範囲内にあるユーザUnの回答履歴情報を取得する。これにより、今回のアンケートの配信対象候補を、依頼主Alにより割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を有するユーザUnに限定することができる。
回答率取得部41cは、ユーザ情報取得部41bにより取得された回答履歴情報(つまり、アンケートの配信数、及びアンケートの回答数)に基づいて、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率を算出して取得する。回答率は、例えば、下記(1)式により算出することができる。
回答率=アンケートの回答数/アンケートの配信数・・・(1)
なお、回答履歴情報中に回答率が含まれている場合、回答率取得部41cは、回答履歴情報から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する。
必要配信数決定部41dは、依頼主情報取得部41aにより取得された、今回のアンケートの納品数と、ユーザ情報取得部41bにより取得された回答履歴情報とに基づいて、今回のアンケートの必要配信数を算出して決定する。必要配信数は、例えば、下記(2)式により算出することができる。
アンケートの必要配信数=納品数/回収率・・・(2)
ここで、回収率は、例えば、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率に基づき算出された代表回答率である。代表回答率は、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率の平均値(平均回答率)として算出される。過去のアンケートの回答率を考慮して必要配信数を決定することで、今回のアンケートの回答希望数の回答を得る精度を高めることができる。なお、代表回答率は、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率の標準偏差値、または中央値として算出されてもよい。
また、アンケートの不良回答率を考慮する場合、必要配信数は、例えば、下記(3)式により算出することができる。
アンケートの必要配信数=(納品数/回収率)*不良回答率に応じた係数・・・(3)
ここで、アンケートの不良回答率は、アンケートの全回答数に対する不良回答数の割合である。不良回答には、矛盾のある回答、不適切な回答等が挙げられる。不良回答率に応じた係数は、不良回答率が大きいほど大きくなる係数である。これは、不良回答率が大きいほど回答結果全体に含まれる有効な回答の数が減ってしまうので、その分、必要配信数を増やす趣旨である。例えば、不良回答率が5%(0.05)である場合、その係数は“1.05”となり、不良回答率が20%(0.2)である場合、その係数は“1.20”となる。これにより、アンケートの回収率と不良回答率が反映された適切な抽出間隔を決定することができる。なお、上記(3)式に代えて、「アンケートの必要配信数=納品数/回収率×不良回答率に応じた係数」としてもよい(つまり、不良回答率に応じた係数を右式の分母に入れる)。この場合、不良回答率に応じた係数は、不良回答率が大きいほど小さくなる係数であり、例えば、不良回答率が0%である場合、その係数は“1”となり、不良回答率が5%である場合、その係数は“0.95”となる。
重み設定部41eは、回答率取得部41cにより取得された回答率が低いほど高くなる重み係数(重み、または重み値ともいう)を算出(つまり、回答率を重み係数に変換)し、算出した重み係数を、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUn(ユーザID)毎に設定する。回答率が0%より大きい場合の重み係数は、例えば、下記(4)式により算出することができる。
重み係数=1/回答率・・・(4)
ここで、重み係数の小数点以下第n(nは自然数)位以下は、適宜、切り捨てまたは切り上げ、または四捨五入される。なお、回答率が0%であるユーザUnの重み係数は、例えば、予め設定された上限値(最大値)に設定される。ただし、回答率が0%であるユーザUnのうち、例えばアンケートの配信数(つまり、アンケート依頼を受け取った数)が所定回数(例えば、10回)以上であるユーザUnの重み係数は0に設定されるとよい。このようなユーザUnは、アンケートに回答する可能性が極めて低いからである。
別の例として、重み設定部41eは、回答率取得部41cにより取得された回答率が低いほど高くなる重み係数を、例えば記憶部2に予め記憶された重み付けテーブルに基づいて、ユーザID毎に設定してもよい。ここで、重み付けテーブルは、例えば回答率の範囲と重み係数とが、複数段階の範囲毎に対応付けられたテーブルである。重み付けテーブルでは、例えば、0%以上10%以下の回答率の範囲には重み係数“5”が対応付けられ、10%より大きく40%未満の回答率の範囲には重み係数“4”が対応付けられ、40%以上60%未満の回答率の範囲には重み係数“3”が対応付けられ、60%以上80%未満の回答率の範囲には重み係数“2”が対応付けられ、80%以上100%以下の回答率の範囲には重み係数“1”が対応付けられている。
以上説明したように、回答率を重み係数に変換してから用いることで、処理の迅速化、効率化を図ることができる。ただし、重み係数を設定せずに回答率そのものを用いてもよい。
配信対象者選定部41fは、重み設定部41eにより設定された重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnの数より少ない数のユーザUnを当該今回のアンケートの配信対象者として選定する。ここで、重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式とは、言い換えれば、回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式である。また、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnの数より少ない数のユーザUnとは、必要配信数決定部41dにより決定された必要配信数分のユーザUnである。つまり、この場合、配信対象者選定部41fは、重み設定部41eにより設定された重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、必要配信数決定部41dにより事前に決定された必要配信数分のユーザUnを当該今回のアンケートの配信対象者として選定する。
重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式の例として、アンケートの配信対象候補となるユーザUnのリスト(以下、「ユーザリスト」という)を用いる処理方式と、アンケートの配信対象候補となる各ユーザUnの重み係数と当該重み係数の総和との比(以下、「当選確率」という)に基づく処理方式とがある。以下に、ユーザリストを用いる処理方式と、当選確率に基づく処理方式とについて説明する。
(1)ユーザリストを用いる処理方式について
ユーザリストを用いる処理方式では、リスト生成部41g及び抽出間隔決定部41hが用いられる。なお、ユーザリストを用いる処理方式において、ソート部41iが用いられてもよい。
リスト生成部41gは、ユーザ情報取得部41bにより回答履歴情報が取得されたユーザUn(つまり、今回のアンケートの配信対象候補)のユーザIDを所定の順序(例えば、登録順序)で並べたユーザリストを生成する。このユーザリストには、ユーザUnのユーザ属性の属性値、回答率、及び重み係数が、当該ユーザUnのユーザIDに対応付けられて含まれてもよい。
抽出間隔決定部41hは、必要配信数決定部41dにより決定された必要配信数と、重み設定部41eにより設定された重み係数の総和とに基づいて、リスト生成部41gにより生成されたユーザリストからアンケートの配信対象者となるユーザUnのユーザIDを抽出するための抽出間隔を決定する。抽出間隔(数)は、例えば、下記(5)式により算出することができる。
抽出間隔=重み係数の総和/必要配信数・・・(5)
なお、(5)式では、重み係数の総和を必要配信数で割った値が抽出間隔とされることより、ユーザリスト全体に亘ってユーザIDの抽出を行うことが可能になる。つまり、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。言い換えれば、ユーザリストの半分等の中途半端な位置でユーザIDの抽出が終了することを防ぐことができる。ただし、このことを考慮しなくてもよい場合、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnの数を必要配信数で割った値が抽出間隔とされてもよい。
配信対象者選定部41fは、重み設定部41eにより設定された重み係数と、抽出間隔決定部41hにより決定された抽出間隔とを用いて、ユーザリストにおける所定の抽出開始位置(例えばランダムに決定された抽出開始位置)からユーザIDを必要配信数分だけ抽出し、抽出したユーザIDが示すユーザUnを配信対象者として選定(例えば、ユーザIDなどのユーザ情報で選定)する。ここで、ユーザIDを抽出する方式の例として、重み係数に応じた数だけユーザIDが複製されたユーザリストからユーザIDを抽出する方式(以下、「第1のID抽出方式」という)と、抽出開始位置のユーザIDの重み係数に、次のユーザID以降の重み係数を順次積算した値(以下、「重み積算値」という)を基準としてユーザリストからユーザIDを抽出する方式(以下、「第2のID抽出方式」という)とがある。以下に、第1の抽出方式と、第2の抽出方式とについて説明する。
(1−1)第1のID抽出方式について
第1のID抽出方式では、配信対象者選定部41fは、重み係数が設定されたユーザIDを、当該重み係数に応じた数だけ複製(重み係数が大きいほど多く複製)し、当該複製されたユーザIDを、ユーザリストにおけるユーザIDの並び中に追加する。そして、配信対象者選定部41fは、重み係数に応じた数だけユーザIDが追加されたユーザリストにおける所定の抽出開始位置のユーザIDの抽出後、当該抽出開始位置から抽出間隔決定部41hにより決定された抽出間隔で1周期毎にユーザIDを抽出する。
図5は、重み係数に応じてユーザIDが追加されたユーザリストからユーザIDが抽出される例を示す概念図である。図5に示す各重み係数は、図5に示すアンケートの各回答率から、上述した重み付けテーブルに基づき算出されたものである。また、図5の例では、重み係数より1少ない数だけユーザIDが複製(重み係数が“1”の場合、複製数は0)されているが、これに限定されるものではない。また、図5の例では、回答率が0%のユーザUnの重み係数は“5”に設定されているが、上述したように、“0”に設定されてもよい。なお、複製されたユーザIDは、図5に示す追加例Aに示すように、複製元のユーザIDに続けて追加されてもよいし、図5に示す追加例Bに示すように、複製元のユーザIDから離れて追加されてもよい。
例えば、図5に示すように、抽出間隔が9であり、抽出開始位置がユーザリストの先頭のユーザID“U00001”であるとした場合、抽出開始位置のユーザIDの抽出後、当該抽出開始位置からのユーザIDの数が9(1周期後)、18(2周期後)、36(3周期後)、45(5周期後)になる毎にユーザIDが抽出される。つまり、抽出開始位置のユーザIDの抽出後、当該抽出開始位置から抽出間隔が積算される毎にユーザIDが抽出される(抽出間隔が積算された値を、以下、「抽出間隔積算値」という)。図5に示すように、重み係数が大きいユーザID(例えばユーザID“U00015”)ほど多く追加されるので、抽出される確率が高くなる。ただし、同一のユーザIDが複数回抽出されることを避けるため、配信対象者選定部41fは、既に抽出されたユーザIDを除外してユーザIDを抽出する。この場合において、配信対象者選定部41fは、既に抽出したユーザIDと同じユーザIDであっても一旦抽出して後から除外してもよいし、既に抽出したユーザIDと同じユーザIDを抽出せずに次の抽出へ進む(例えば、ユーザIDの追加前のユーザリストにおいて既に抽出したユーザIDの次の順番のユーザIDを抽出する)ように構成してもよい。これにより、同じユーザUnが複数回選定されることを防ぐことができる。
なお、ユーザIDの抽出がユーザリストの末尾まで到達した場合、配信対象者選定部41fは、既に抽出されたユーザIDを除外したユーザリストから再度、ユーザIDの抽出を開始する。これにより、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。この場合において、配信対象者選定部41fは、上述したように既に設定された重み係数と、既に決定された抽出間隔とを用いて、既に抽出されたユーザIDを除外したユーザリストにおける所定の抽出開始位置からユーザIDを抽出する。或いは、抽出間隔決定部41hは、既に抽出されたユーザIDを除外したユーザリストにおけるユーザIDそれぞれに対して設定された重み係数の総和を、残りの必要配信数で割ることで新たに抽出間隔を算出してもよい。この場合、配信対象者選定部41fは、上述したように既に設定された重み係数と、新たに決定された抽出間隔とを用いて、既に抽出されたユーザIDを除外したユーザリストにおける所定の抽出開始位置からユーザIDを抽出する。なお、残りの必要配信数は、既に決定された必要配信数から、既に抽出されたユーザIDの数を引いた数である。ユーザIDの抽出がユーザリストの末尾まで到達した場合の処理は、抽出されたユーザIDの総数が、最初に決定された必要配信数に到達するまで繰り返される。
(1−2)第2のID抽出方式について
第2のID抽出方式では、配信対象者選定部41fは、抽出開始位置のユーザIDの重み係数に、次のユーザID以降の重み係数を順次積算した重み積算値を算出する。こうして算出された重み積算値は、抽出開始位置のユーザIDから順にユーザID毎に対応付けられる。そして、配信対象者選定部41fは、抽出開始位置のユーザIDの抽出後、当該抽出開始位置から抽出間隔決定部41hにより決定された抽出間隔で1周期毎に、抽出間隔積算値以上、且つ、当該抽出間隔積算値に最も近い重み積算値が対応付けられたユーザIDを抽出する。
図6は、ユーザID毎に対応付けられた重み積算値を基準としてユーザリストからユーザIDが抽出される例を示す概念図である。図6に示す各重み係数は、図5に示すアンケートの各回答率から、上記(4)式に基づき算出されたものである。例えば、図6の(例1)に示すように、抽出間隔が9であり、抽出開始位置がユーザリストの先頭のユーザID“U00001”,であるとした場合、抽出開始位置のユーザIDの抽出後、当該抽出開始位置からのユーザIDの数が9(1周期後)、18(2周期後)、36(3周期後)、45(5周期後)になる毎にユーザID(“U00015” “U00018” “U00009” “U00029” “U00020”)が抽出される。一方、図6の(例2)に示すように、抽出間隔が9であり、抽出開始位置がユーザリストの先頭の次のユーザID“U00008”,であるとした場合、抽出開始位置のユーザIDの抽出後、当該抽出開始位置からのユーザIDの数が9(1周期後)、18(2周期後)、36(3周期後)、45(5周期後)になる毎にユーザID(“U00015” “U00022” “U00025” “U00003” “U00020”)が抽出される。
図6に示すように、重み係数が大きいユーザID(例えばユーザID“U00015”)ほど、その抽出範囲が広くなるので、抽出間隔積算値がこの抽出範囲に入る確率が高くなり、その結果、抽出される確率が高くなる。ただし、この抽出範囲が広いと、複数周期それぞれの抽出間隔積算値がこの抽出範囲に入る可能性がある。このように同一のユーザIDが複数回抽出されることを避けるため、配信対象者選定部41fは、既に抽出されたユーザIDを除外してユーザIDを抽出する。この場合において、配信対象者選定部41fは、既に抽出したユーザIDと同じユーザIDであっても一旦抽出して後から除外してもよいし、既に抽出したユーザIDと同じユーザIDを抽出せずに次の抽出へ進む(例えば、既に抽出したユーザIDの次の順番のユーザIDを抽出する)ように構成してもよい。
なお、ユーザIDの抽出がユーザリストの末尾まで到達した場合、第1のID抽出方式と同様、配信対象者選定部41fは、既に抽出されたユーザIDを除外したユーザリストから再度、ユーザIDの抽出を開始する。
以上説明した第1のID抽出方式または第2のID抽出方式によりユーザリストからユーザIDが抽出される前に、ソート部41iによりユーザIDがソートされもよい。この場合、ソート部41iは、ユーザ情報データベース22においてユーザUnの回答履歴情報に対応付けられてユーザUn毎に登録されているユーザ属性(第1のユーザ属性)を第1ソート条件として用いて、リスト生成部41gにより生成されたユーザリストにおける複数のユーザIDをソートする。なお、ソート条件として用いられるユーザ属性が数値である場合、当該数値が低い順または高い順にユーザIDが並べ替えられる。一方、ソート条件として用いられるユーザ属性が文字である場合、例えば五十音順にユーザIDが並べ替えられる。一方、ソート条件として用いられるユーザ属性がアルファベットである場合、例えばアルファベット(A,B,C,D・・・)順にユーザIDが並べ替えられる。ここで、第1ソート条件として用いられるユーザ属性は、上記割り付け条件として用いられたユーザ属性(第2のユーザ属性)とは異なる種類のユーザ属性である。例えば、割り付け条件として用いられたユーザ属性が性別であった場合、ソート部41iは、当該性別とは異なる種類の居住地域を第1ソート条件として用いて、ユーザIDをソートする。これにより、ユーザ属性が偏らないように配信対象者を選定することができる。なお、第1のID抽出方式において、重み係数に応じた数のユーザIDの追加は、ユーザIDのソート後に行われてもよい。
(2)当選比率に基づく処理方式について
当選確率に基づく処理方式では、上述したようなユーザIDのリスト化は行われなくてもよい。
配信対象者選定部41fは、重み設定部41eにより設定された重み係数と、当該重み係数の総和とに基づいて、当選確率をユーザUn(ユーザID)毎に算出する。当選確率は、重み係数の総和に占める重み係数の割合である。このような当選確率は、例えば、下記(6)式により算出することができる。
当選確率=重み係数/重み係数の総和・・・(6)
そして、配信対象者選定部41fは、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnのユーザIDの中から、1つずつ順番に、それぞれの当選確率で抽選処理を行い、必要配信数分のユーザIDが抽出された場合、抽出処理を終了し、抽出されたユーザIDが示すユーザUnを配信対象者として選定する。これにより、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。なお、必要配信数分のユーザIDが抽出されるまで、抽選処理は繰り返し行われる。
図7(A)は、ユーザUn毎に算出された当選確率の一覧を示す図である。図7(A)に示すように、当選確率が高いユーザID(例えばユーザID“U00015”)ほど、抽出される確率が高くなる。ただし、同一のユーザIDが複数回抽出されることを避けるため、(1)ユーザリストを用いる処理方式の場合と同様、配信対象者選定部41fは、既に抽出されたユーザIDを除外してユーザIDを抽出する。
ところで、上述したように、重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、アンケートの配信対象者を選定すると、回答率が低い人が多く選ばれるので、選定されたユーザUn全体の平均回答率は下がり、回答数の期待値は当初の回答希望数より低くなるケースがありうる。例えば、納品数(回答希望数)を“100”とし、配信対象候補の平均回答率を“0.5”とした場合、必要配信数は、上記(2)式より“200”となる。この場合、当該必要配信数分、実際に選定された配信対象者の平均回答率が“0.25”になったと仮定すると、配信対象者の平均回答率“0.25”を、必要配信数“200”に乗算して得た回答数の期待値は“50”となり、当初の回答希望数より“50”足りなくなる。
この解決方法として、例えば、選定された配信対象者それぞれの回答率に基づき算出された代表回答率(例えば、平均回答率)を上記必要配信数に乗算した数(つまり、回答数の期待値)と、上記回答希望数との差が閾値(第1の閾値:例えば、3)以下になるように、上記必要配信数を調整するように構成するとよい。これにより、アンケートの回答数の期待値が当初の回答希望数より低くなることを低減することができる。例えば、必要配信数決定部41dは、今回のアンケートの必要配信数を決定する際に回答数の期待値を推定することで当初の回答希望数より足りなくなる数を上乗せした必要配信数を決定することで調整する(つまり、必要配信数を予め調整)。なお、回答数の期待値の推定は、アンケートの配信対象候補となるユーザUnの分布情報によって実験的、経験的に求めることができる。或いは、必要配信数を予め調整すること無く、配信対象者選定部41fは、上述したように配信対象者を選定した後、回答数の期待値が回答希望数より少ないか否かを判定し、少ない場合、回答数の期待値が回答希望数になるまで、アンケートの配信対象者の選定を繰り返すことで必要配信数を調整する。また、上記解決方法の別の例として、重み設定部41eが、回答率が閾値(第2の閾値:例えば、20%)以下であるユーザUnの重み係数を、一律に上限値(例えば、5)に設定してもよい。これによっても、アンケートの回答数の期待値が当初の回答希望数より低くなることを低減することができる。
なお、図6及び図7(A)の例では、アンケートの回答率が0%であるユーザUnのユーザID(“U00007”, “U00023”)を除外(抽出対象外)している。つまり、配信対象者選定部41fは、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnのうち、アンケートの回答率が0%であるユーザUnを除外して配信対象者を選定することになる。これにより、アンケートに回答する見込みがないユーザUnを配信対象外とすることができる。なお、配信対象者選定部41fは、回答率が0%ばかりでなく、閾値(第3の閾値:例えば、5%)以下であるユーザUnを除外して配信対象者を選定してもよい。または、配信対象者選定部41fは、回答率が所与の基準回答率に比べて閾値(第4の閾値)以下(言い換えれば、回答率が基準回答率より低く、且つ基準回答率との差が閾値(例えば、40%)より大きい)であるユーザUnを除外して、配信対象者を選定してもよい。これによっても、今回のアンケートに回答する見込みが低いユーザを配信対象外とすることができる。ここで、所与の基準回答率とは、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率の平均値(平均回答率)、標準偏差値、または中央値であってもよいし、予め設定された固定値であってもよい。
また、上記例では、必要配信数決定部41dにより必要配信数が決定されるように構成したが、必要配信数が決定されずに、アンケートの配信対象者を選定することも可能である。この場合、配信対象者選定部41fは、回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、今回のアンケートの配信対象者を所定人数(例えば、1人)ずつ選定する毎に、選定された配信対象者の回答率に応じた値を積算し、積算された値(回答見込み総数)が今回のアンケートの回答希望数に応じた値に達した場合に今回のアンケートの配信対象者の選定を終了する。これにより、今回のアンケートの回答希望数の回答を得る精度を高めることができる。ここで、回答率に応じた値は、例えば回答率が50%の場合、“0.5”であってもよいし、これに比例する値(例えば2倍の値)である“1”であってもよい。また、回答希望数が“100”である場合、回答希望数に応じた値は“100”であってもよいし、これに比例する値(例えば2倍の値)“200”であってもよい。
図7(B)は、回答見込み総数が回答希望数に達した場合に配信対象者の選定が終了される例を示す概念図である。図7(B)の例では、回答見込み総数が回答希望数“100”に達した場合に配信対象者の選定が終了し、その結果、N人の配信対象者が選定されることになる。
アンケート配信部41jは、配信対象者選定部41fにより選定されたユーザUnに対して、依頼主Alの依頼主IDに対応付けられたアンケートデータを配信する。例えば、アンケート配信部41jは、選定されたユーザUnのユーザIDに対応付けられた電子メールアドレス宛てに、当該アンケートデータへのアクセス可能なURL(Uniform Resource Locator)が記述された電子メールを配信する。或いは、アンケート配信部41jは、選定されたユーザUnがログインしたときに、当該アンケートデータへのアクセス可能なURLを示すデータを、当該ユーザUnのユーザ端末UTnのWebブラウザ(例えば、Webブラウザにプラグインされたツールバー)へ送信してもよい。この場合、当該アンケートデータへのアクセス可能なURLがWebブラウザにより表示される。
[2.情報提供システムSの動作]
次に、図8等を参照して、本実施形態に係る情報提供システムSの動作例について説明する。図8は、情報提供サーバSAのシステム制御部4により実行されるアンケート配信処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、例えば所定時間間隔で実行される。
図8に示す処理が開始されると、システム制御部4は、依頼主情報データベース21から、例えばアンケート実行フラグ(EF)“1”が対応付けられている依頼主IDを取得する(ステップS1)。次いで、システム制御部4は、ステップS1で取得された依頼主IDから依頼主IDを1つ選定する(ステップS2)。次いで、システム制御部4(依頼主情報取得部41a)は、ステップS2で選定された依頼主IDに対応付けられた割り付け条件(つまり、ユーザ属性の属性値)、及び納品数(つまり、今回のアンケートの回答希望数)を依頼主情報データベース21から取得する(ステップS3)。なお、ステップS3では、割り付け条件及び納入数が、図3に示すように複数組取得される場合もある。
次いで、システム制御部4は、ステップS3で取得された割り付け条件から割り付け条件を1つ選定する(ステップS4)。次いで、システム制御部4(ユーザ情報取得部41b)は、ステップS4で選定された割り付け条件であるユーザ属性の属性値に該当するユーザUn(今回のアンケートの配信対象候補)を特定し、特定したユーザUnそれぞれのユーザID、ユーザ属性の属性値、及び回答履歴情報をユーザ情報データベース22から取得する(ステップS5)。
図9(A)は、割り付け条件が、性別と世代の組み合わせの属性値(男性且つ20代)である場合おいて、図4に示すユーザ情報データベース22から取得されたユーザID等の一例を示す図である。図9(A)の例では、図4に示すユーザ情報データベース22から、男性(性別)、且つ、20から29歳までの範囲内の年齢が対応付けられたユーザID、一部のユーザ属性及びその属性値が取得されている。なお、図9(A)の例では、便宜上、取得されたユーザIDの数を18個としているが、実際には数千以上取得されることになる。
次いで、システム制御部4(回答率取得部41c)は、ステップS5で取得された回答履歴情報に基づいて、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率を算出する(ステップS6)。次いで、システム制御部4(必要配信数決定部41d)は、ステップS4で選定された割り付け条件に対応付けられた納品数に基づいて、今回のアンケートの必要配信数を決定する(ステップS7)。
次いで、システム制御部4(重み設定部41e)は、ステップS6で算出された回答率が低いほど高くなる重み係数を算出し、算出した重み係数を、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUn毎に設定する(ステップS8)。
次いで、システム制御部4は、ユーザリストを用いる処理方式が設定されているか否かを判定する(ステップS9)。なお、ユーザリストを用いる処理方式と、当選確率に基づく処理方式とは任意に設定可能になっている。システム制御部4は、ユーザリストを用いる処理方式が設定されていると判定した場合(ステップS9:YES)、処理をステップS10へ進める。一方、システム制御部4は、ユーザリストを用いる処理方式が設定されていない(つまり、当選確率に基づく処理方式が設定されている)と判定した場合(ステップS9:NO)、処理をステップS14へ進める。
ステップS10では、システム制御部4(リスト生成部41g)は、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnのユーザIDを所定の順序で並べたユーザリストを生成する。次いで、システム制御部4(抽出間隔決定部41h)は、ステップS7で決定された必要配信数と、ステップS8で設定された重み係数の総和とに基づいて、上述したように、抽出間隔を決定する(ステップS11)。
次いで、システム制御部4(ソート部41i)は、ステップS5において割り付け条件として用いられたユーザ属性(第1のユーザ属性)とは異なる種類のユーザ属性(第2のユーザ属性)を第1ソート条件として用いて、ステップS10で生成されたユーザリストに含まれる複数のユーザID等をソートする(ステップS12)。
図9(B)は、性別と世代とは異なる種類の居住地域(都道府県)が用いられてソートされたユーザID等の一例を示す図である。なお、都道府県の代わりに郵便番号が用いられてユーザID等がソートされてもよい。或いは、ステップS12において、システム制御部4(ソート部41i)は、ステップS5において割り付け条件として用いられたユーザ属性(第1のユーザ属性)の下位概念的な属性を表す下位属性(第2のユーザ属性)を第1ソート条件として用いて、ステップS10で生成されたユーザリストに含まれる複数のユーザID等をソートしてもよい。この場合、例えば都道府県の下位概念的な属性を表す区市町村が用いられてユーザID等がソートされる。
さらに、システム制御部4(ソート部41i)は、ソートされた複数のユーザIDを、上記第1ソート条件として用いられたユーザ属性の各属性値に基づいて区分してもよい。例えば、居住地域(都道府県)の属性値である東京都、千葉県、埼玉県、茨城県毎にユーザIDが区分される。そして、システム制御部4(ソート部41i)は、当該区分されたユーザID(言い換えれば、同一の当該属性値が対応付けられたユーザIDの各区間)のうち、ステップS11で決定された抽出間隔より所定数以上大きい数のユーザIDの区間が有るか否かを判定することで、当該区間を再ソート区間として特定する。
ここで、所定数は、例えば、抽出間隔の整数倍(例えば、1〜10倍)に設定される。このように再ソード区間が特定された場合、システム制御部4(ソート部41i)は、上記割り付け条件として用いられたユーザ属性及び第1ソート条件として用いられたユーザ属性とは異なる種類のユーザ属性を第2ソート条件として用いて、上記再ソート区間に含まれる複数のユーザIDをさらにソートする。図9(C)は、性別と世代と居住地域(都道府県)とは異なる種類の職業が用いられてソートされたユーザID等の一例を示す図である。或いは、システム制御部4(ソート部41i)は、上記第1のユーザ属性もしくは上記第2のユーザ属性の下位概念的な属性を表す下位属性を第2ソート条件として用いて、上記再ソート区間に含まれる複数のユーザIDをさらにソートしてもよい。
ところで、ユーザUnの地域属性が同じであれば、その他のユーザ属性(収入、職業等)も近い可能性が高いということが知られている。このため、地域属性をバラつかせることができれば、その他のユーザ属性もバラつくと言うことができる。よって、地域属性によりユーザIDをソートすれば、配信対象者として選定されるユーザUnのユーザ属性が偏ることを低減することができる。しかしながら、このようにソートされたユーザリストから、ただちに上記抽出間隔でユーザIDを抽出することで配信対象者を選定してしまうと、例えば地域属性などのバラつかせたいはずのユーザ属性のユーザUnの回答率に差がある場合、配信ベースでは考慮できていたバラツキが回答ベースでは結果として上手くいっていないことになる。
図10(A),(B)は、各ユーザUnの回答率が5%〜100%まで均一(一様)に分布していると仮定した場合において、回答率を考慮せずにユーザUnを選定したときの各ユーザUnの回答率と、アンケートの配信数及び回答数との関係を表す図である。アンケートの回答率が何ら考慮されずにユーザUnが選定される場合、図10(A)に示すように、回答率が異なる各ユーザUnに対して均一にアンケートが配信されることが想定できる。この場合、当該配信されたアンケートに対する回答数を見ると、図10(B)に示すように、回答率が低いユーザUnの回答は少なく、回答率が高いユーザUnの回答は多いという結果になってしまう。つまり、得られる回答数は、回答率毎に異なってしまい、実際の回答者の構成比率は、アンケートの依頼主が所望するモニター構成比率にならなくなってしまう。例えば、北海道旭川の回答者の平均回答率は40%であり、北海道札幌の回答者の平均回答率は80%であるというケースが起こり得る。また、例えば、商品の認知率を計測するために、テレビCMの開始前と開始後の2回のアンケートが実行される場合がある。この場合、2回のアンケートでは、テレビCMが行われたという事実以外の条件はできる限り同一であることが望ましい。つまり、2回のアンケートの回答者のユーザ属性ができるだけ同一に近いことが望ましい。しかし、このようなアンケートを繰り返し実施する場合において、回答率を考慮せずにユーザUnを選定すると、ユーザ属性の同じ全国アンケートを実施した際に、ある回の東京在住の回答者の占める割合は10%だったのに対して、別の回では東京在住の回答者の占める割合は20%であるという事象が起こり得る(つまり、実施回毎の回答者の構成が変化する)ため、望ましくない。
そこで、本実施形態では、以下の処理にて回答率を考慮してユーザUnを選定する。すなわち、システム制御部4(配信対象者選定部41f)は、ステップS8で設定された重み係数と、ステップS11で決定された抽出間隔とを用いて、上述した第1のID抽出方式または第2のID抽出方式により、ユーザリストにおける上記抽出開始位置からユーザIDを必要配信数分だけ抽出し、抽出したユーザIDが示すユーザUnを配信対象者として選定し(ステップS13)、ステップS16へ進む。このような構成により、アンケートの配信対象者が回答するかどうかに影響されにくいように、アンケートの配信対象者を適切に選定することができる。なお、このような構成では、必ずしも、上記ステップS12の処理(ユーザID等のソート)を行わなくてもよい。ただし、上記ステップS12の処理を行った後にステップS13の処理を行った方が、配信対象者として選定されるユーザUnのユーザ属性が偏ることを低減することができる。
一方、ステップS14では、システム制御部4(配信対象者選定部41f)は、ステップS8で設定された重み係数と、当該重み係数の総和とに基づいて、当選確率をユーザUn(ユーザID)毎に算出する。次いで、システム制御部4(配信対象者選定部41f)は、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnのユーザIDの中から、1つずつ順番に、それぞれの当選確率で抽選処理を行い、必要配信数分のユーザIDが抽出された場合、抽出処理を終了し、抽出されたユーザIDが示すユーザUnを配信対象者として選定し(ステップS15)、ステップS16へ進む。このような構成によっても、アンケートの配信対象者が回答するかどうかに影響されにくいように、アンケートの配信対象者を適切に選定することができる。
図10(C),(D)は、各ユーザUnの回答率が5%〜100%まで均一(一様)に分布していると仮定した場合において、回答率を考慮してユーザUnを選定したときの各ユーザUnの回答率と、アンケートの配信数及び回答数との関係を表す図である。この場合、図10(C)に示すように、回答率が低いユーザUnほどアンケートが多く配信される(言い換えれば、回答率が高いユーザUnほどアンケートが少なく配信される)。このため、当該配信されたアンケートに対する回答数を見ると、図10(D)に示すように、回答率が低いユーザUnの回答数と、回答率が高いユーザUnの回答数とがほぼ均一になるという結果を得ることができる。つまり、配信ベースではなく、回答ベースでユーザ属性を安定してバラつかせることができる。そして、上述したようにアンケートを繰り返し実施する場合において、回答率を考慮してユーザUnを選定すると、ユーザ属性の同じ全国アンケートを実施した際に、ある回の東京在住の回答者の占める割合は10%だったのに対して、別の回でも東京在住の回答者の占める割合は10%に、より近くすることが可能となる(つまり、実施回毎の回答者の構成が変化しにくい)。
ステップS16では、システム制御部4(アンケート配信部41j)は、ステップS13またはステップS15で選定されたユーザUnのユーザID(つまり、抽出されたユーザID)に対応付けられた電子メールアドレスをユーザ情報データベース22から取得する。次いで、システム制御部4(アンケート配信部41j)は、ステップS2で選定された依頼主IDに対応付けられたアンケートデータへのアクセス可能なURLが記述された電子メールを、ステップS16で取得した各電子メールアドレス宛てに配信する(ステップS17)。
次いで、システム制御部4は、ステップS3で取得された割り付け条件のうち、まだ選定されていない割り付け条件があるか否かを判定する(ステップS18)。システム制御部4は、まだ選定されていない割り付け条件があると判定した場合(ステップS18:YES)、処理をステップS4に戻す。そして、システム制御部4は、まだ選定されていない割り付け条件を1つ選定して、上述したようにステップS5以降の処理を行う。一方、システム制御部4は、まだ選定されていない割り付け条件がないと判定した場合(ステップS18:NO)、処理をステップS19へ進める。
ステップS19では、システム制御部4は、ステップS1で取得された依頼主IDのうち、まだ選定されていない依頼主IDがあるか否かを判定する。システム制御部4は、まだ選定されていない依頼主IDがあると判定した場合(ステップS19:YES)、処理をステップS2に戻す。そして、システム制御部4は、まだ選定されていない依頼主IDを1つ選定して、上述したようにステップS3以降の処理を行う。一方、システム制御部4は、まだ選定されていない依頼主IDがないと判定した場合(ステップS19:NO)、図8に示す処理を終了する。なお、図8に示す処理は、必要配信数が事前に決定される場合の処理であるが、上述したように、必要配信数が決定されずに回答率を考慮して配信対象者を選定することもできる。
また、ステップS17において、アンケートの配信対象者となるユーザUnの電子メールアドレス宛てに送信された電子メールは、メールサーバを介してユーザ端末UTnにより取得される。そして、電子メールを取得したユーザ端末UTnのWebブラウザは、当該電子メールに記述されたURLがユーザUnにより指定されると、アンケートデータの送信要求を情報提供サーバSAへ送信する。情報提供サーバSAのシステム制御部4は、ユーザ端末UTnからの送信要求に応じて、上記選定された依頼主IDに対応付けられたアンケートデータを含むWebページを、送信要求元のユーザ端末UTnへ送信する。そして、ユーザ端末UTnのWebブラウザは、情報提供サーバSAからのWebページを受信すると、アンケートデータが示す質問及び回答入力欄等が表示されたWebページをウインドウに表示する。そして、ユーザ端末UTnのユーザUnは、Webページに表示された質問に沿って回答入力欄に回答を入力していくことになる。こうして入力された回答は、ユーザ端末UTnのWebブラウザから情報提供サーバSAへ送信される。情報提供サーバSAのシステム制御部4は、ユーザ端末UTnから受信した回答を示す情報を当該ユーザ端末UTnのユーザUnに対応付けてアンケート結果情報データベース23に登録すると共に、当該ユーザUnに対応付けられたアンケートの回答数を更新する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、情報提供サーバSAは、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答履歴情報に基づいて、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザUnそれぞれの回答率を取得し、取得した回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、今回のアンケートの配信対象候補となるユーザUnの数より少ない数のユーザUnを今回のアンケートの配信対象者として選定するように構成したので、アンケートの配信対象者が回答するかどうかに影響されにくいように、アンケートの配信対象者を適切に選定することができ、その結果、アンケート回答の質を向上させることができる。また、上記実施形態によれば、例えば、地域属性などの属性値ごとで回答率に差があっても、それを最終的な回答ベースで埋めることができる。また、上記実施形態によれば、アンケートを繰り返し実施する場合において、複数回のアンケートの回答者のユーザ属性ができるだけ同じ構成にすることができる。さらに、上記実施形態によれば、回答率が高い人からも低い人からも十分に回答を集めたいというリサーチ業界の要望を達成することができる。
1 通信部
2 記憶部
3 入出力インターフェース部
4 システム制御部
5 システムバス
UTn ユーザ端末
ATl 依頼主端末
SA 情報提供サーバ
NW ネットワーク
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記今回のアンケートの回答希望数と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報とに基づいて、前記今回のアンケートの必要配信数を決定する配信数決定手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信数決定手段により決定された必要配信数分のユーザを前記今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段と、前記対象者選定手段により選定された配信対象者それぞれの前記回答率に基づき算出された代表回答率を前記必要配信数に乗算した数と、前記回答希望数との差が第1の閾値以下になるように、前記必要配信数を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの回答数の期待値が回答希望数より低くなることを低減することができる。
請求項2に記載の発明は、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定手段と、を備え、前記対象者選定手段は、前記今回のアンケートの配信対象者を所定人数ずつ選定する毎に、選定された配信対象者の前記回答率に応じた値を積算し、積算された値が前記今回のアンケートの回答希望数に応じた値に達した場合に前記今回のアンケートの配信対象者の選定を終了することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの回答希望数の回答を得る精度を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定する重み設定手段と、前記情報取得手段により前記回答履歴情報が取得された前記ユーザの識別情報を所定の順序で並べたリストを生成するリスト生成手段と、前記重み係数の総和を前記今回のアンケートの必要配信数で割った値に基づいて、前記リストから前記ユーザの識別情報を抽出するための抽出間隔を決定する間隔決定手段と、前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記リストにおける所定の開始位置から前記抽出間隔で前記ユーザの識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、過去のアンケートの回答率を重み係数に変換してから用いることで、処理の迅速化、効率化を図ることができ、また、今回のアンケートの配信対象候補全体から万遍なく均等に配信対象者を選定することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、前記記憶手段において前記ユーザの回答履歴情報に対応付けられて前記ユーザ毎に記憶された第1のユーザ属性をソート条件として用いて、前記リストにおける複数の前記ユーザの識別情報をソートするソート手段を更に備え、前記対象者選定手段は、前記ソート手段によりソートされた前記リストにおける所定の開始位置から前記抽出間隔で前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記配信対象者として選定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の情報処理装置において、前記ユーザの識別情報の抽出が前記リストの末尾まで到達した場合、前記対象者選定手段は、既に抽出されたユーザの識別情報を除外した前記リストから再度、ユーザの識別情報の抽出を開始することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定する重み設定手段と、前記今回のアンケートの配信対象候補となる各ユーザの前記重み係数と、前記重み係数の総和との比を前記ユーザ毎に算出し、算出した比に基づく処理方式であって前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項乃至の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記重み係数の上限値が予め設定されており、前記重み設定手段は、前記回答率が第2の閾値以下であるユーザの前記重み係数を、前記上限値に設定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザのうち、前記回答率が第3の閾値以下であるユーザ、または前記回答率が所与の基準回答率に比べて第4の閾値以下であるユーザを除外して、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートに回答する見込みが低いユーザを配信対象外とすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記情報処理装置は、予め設定された複数種類のユーザ属性の中から、前記今回のアンケートの依頼主により割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を取得する割り付け条件取得手段を更に備え、前記情報取得手段は、前記記憶手段において前記ユーザの回答履歴情報に対応付けられて前記ユーザ毎に記憶された第2のユーザ属性の属性値と、前記割り付け条件として取得された前記ユーザ属性の属性値とを比較して、前記割り付け条件として取得された前記ユーザ属性の属性値に該当する複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、今回のアンケートの配信対象候補を割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を有するユーザに限定することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記対象者選定手段は、既に抽出されたユーザの識別情報を除外してユーザの識別情報を抽出することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得ステップと、前記今回のアンケートの回答希望数と、前記情報取得ステップにより取得された前記回答履歴情報とに基づいて、前記今回のアンケートの必要配信数を決定する配信数決定ステップと、前記情報取得ステップにより取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得するステップと、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信数決定ステップにより決定された必要配信数分のユーザを前記今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定ステップと、前記対象者選定ステップにより選定された配信対象者それぞれの前記回答率に基づき算出された代表回答率を前記必要配信数に乗算した数と、前記回答希望数との差が第1の閾値以下になるように、前記必要配信数を調整するステップと、を含むことを特徴とする。また、請求項12に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップにより取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得するステップと、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定ステップと、を含み、前記対象者選定ステップにおいては、前記今回のアンケートの配信対象者を所定人数ずつ選定する毎に、選定された配信対象者の前記回答率に応じた値を積算し、積算された値が前記今回のアンケートの回答希望数に応じた値に達した場合に前記今回のアンケートの配信対象者の選定を終了することを特徴とする。また、請求項13に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップにより取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得するステップと、前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定するステップと、前記情報取得ステップにより前記回答履歴情報が取得された前記ユーザの識別情報を所定の順序で並べたリストを生成するステップと、前記重み係数の総和を前記今回のアンケートの必要配信数で割った値に基づいて、前記リストから前記ユーザの識別情報を抽出するための抽出間隔を決定するステップと、前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記リストにおける所定の開始位置から前記抽出間隔で前記ユーザの識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記今回のアンケートの配信対象者として選定するステップと、を含むことを特徴とする。また、請求項14に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップにより取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得ステップと、前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定するステップと、前記今回のアンケートの配信対象候補となる各ユーザの前記重み係数と、前記重み係数の総和との比を前記ユーザ毎に算出し、算出した比に基づく処理方式であって前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を選定するステップと、を含むことを特徴とする。また、請求項15に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得ステップと、前記情報取得ステップにより取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得するステップと、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザのうち、前記回答率が第3の閾値以下であるユーザ、または前記回答率が所与の基準回答率に比べて第4の閾値以下であるユーザを除外して、前記今回のアンケートの配信対象者を選定するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、コンピュータを、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記今回のアンケートの回答希望数と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報とに基づいて、前記今回のアンケートの必要配信数を決定する配信数決定手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信数決定手段により決定された必要配信数分のユーザを前記今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段と、前記対象者選定手段により選定された配信対象者それぞれの前記回答率に基づき算出された代表回答率を前記必要配信数に乗算した数と、前記回答希望数との差が第1の閾値以下になるように、前記必要配信数を調整する調整手段として機能させることを特徴とする。また、請求項17に記載の発明は、コンピュータを、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定手段として機能させ、前記対象者選定手段は、前記今回のアンケートの配信対象者を所定人数ずつ選定する毎に、選定された配信対象者の前記回答率に応じた値を積算し、積算された値が前記今回のアンケートの回答希望数に応じた値に達した場合に前記今回のアンケートの配信対象者の選定を終了することを特徴とする。また、請求項18に記載の発明は、コンピュータを、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定する重み設定手段と、前記情報取得手段により前記回答履歴情報が取得された前記ユーザの識別情報を所定の順序で並べたリストを生成するリスト生成手段と、前記重み係数の総和を前記今回のアンケートの必要配信数で割った値に基づいて、前記リストから前記ユーザの識別情報を抽出するための抽出間隔を決定する間隔決定手段と、前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記リストにおける所定の開始位置から前記抽出間隔で前記ユーザの識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段として機能させることを特徴とする。また、請求項19に記載の発明は、コンピュータを、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定する重み設定手段と、前記今回のアンケートの配信対象候補となる各ユーザの前記重み係数と、前記重み係数の総和との比を前記ユーザ毎に算出し、算出した比に基づく処理方式であって前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定手段として機能させることを特徴とする。また、請求項20に記載の発明は、コンピュータを、過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザのうち、前記回答率が第3の閾値以下であるユーザ、または前記回答率が所与の基準回答率に比べて第4の閾値以下であるユーザを除外して、前記今回のアンケートの配信対象者を選定する対象者選定手段として機能させることを特徴とする。

Claims (15)

  1. 過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、
    前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザの数より少ない数のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記今回のアンケートの回答希望数と、前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報とに基づいて、前記今回のアンケートの必要配信数を決定する配信数決定手段を更に備え、
    前記対象者選定手段は、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信数決定手段により決定された前記必要配信数分のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記対象者選定手段により選定された配信対象者それぞれの前記回答率に基づき算出された代表回答率を前記必要配信数に乗算した数と、前記回答希望数との差が第1の閾値以下になるように、前記必要配信数を調整する調整手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記対象者選定手段は、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象者を所定人数ずつ選定する毎に、選定された配信対象者の前記回答率に応じた値を積算し、積算された値が前記今回のアンケートの回答希望数に応じた値に達した場合に前記今回のアンケートの配信対象者の選定を終了することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど高くなる重み係数を、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザ毎に設定する重み設定手段を更に備え、
    前記対象者選定手段は、前記重み設定手段により設定された前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記配信対象者を選定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、
    前記情報取得手段により前記回答履歴情報が取得された前記ユーザの識別情報を所定の順序で並べたリストを生成するリスト生成手段と、
    前記重み係数の総和を前記必要配信数で割った値に基づいて、前記リスト生成手段により生成された前記リストから前記ユーザの識別情報を抽出するための抽出間隔を決定する間隔決定手段と、
    を更に備え、
    前記対象者選定手段は、前記重み係数が高いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記リストにおける所定の開始位置から前記間隔決定手段により決定された前記抽出間隔で前記ユーザの識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記配信対象者として選定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置は、前記記憶手段において前記ユーザの回答履歴情報に対応付けられて前記ユーザ毎に記憶された第1のユーザ属性をソート条件として用いて、前記リスト生成手段により生成されたリストにおける複数の前記ユーザの識別情報をソートするソート手段を更に備え、
    前記対象者選定手段は、前記ソート手段によりソートされた前記リストにおける所定の開始位置から前記抽出間隔で前記識別情報を抽出し、抽出した前記識別情報が示すユーザを前記配信対象者として選定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザの識別情報の抽出が前記リストの末尾まで到達した場合、前記対象者選定手段は、既に抽出されたユーザの識別情報を除外した前記リストから再度、ユーザの識別情報の抽出を開始することを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記対象者選定手段は、前記今回のアンケートの配信対象候補となる各ユーザの前記重み係数と、前記重み係数の総和との比を前記ユーザ毎に算出し、算出した比に基づく前記処理方式を用いて、前記配信対象者を選定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  10. 前記重み係数の上限値が予め設定されており、
    前記重み設定手段は、前記回答率が第2の閾値以下であるユーザの前記重み係数を、前記上限値に設定することを特徴とする請求項5乃至9の何れか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、予め設定された複数種類のユーザ属性の中から、前記今回のアンケートの依頼主により割り付け条件として指定されたユーザ属性の属性値を取得する割り付け条件取得手段を更に備え、
    前記情報取得手段は、前記記憶手段において前記ユーザの回答履歴情報に対応付けられて前記ユーザ毎に記憶された第2のユーザ属性の属性値と、前記割り付け条件として取得された前記ユーザ属性の属性値とを比較して、前記割り付け条件として取得された前記ユーザ属性の属性値に該当する複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記対象者選定手段は、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザのうち、前記回答率取得手段により取得された前記回答率が第3の閾値以下であるユーザ、または前記回答率取得手段により取得された前記回答率が所与の基準回答率に比べて第4の閾値以下であるユーザを除外して、前記配信対象者を選定することを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記対象者選定手段は、既に抽出されたユーザの識別情報を除外してユーザの識別情報を抽出することを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の情報処理装置。
  14. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得するステップと、
    前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得するステップと、
    前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザの数より少ない数のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定するステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. コンピュータを、
    過去のアンケートに対するユーザの回答履歴情報をユーザ毎に記憶する記憶手段から、今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの前記回答履歴情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記回答履歴情報に基づいて、前記今回のアンケートの配信対象候補となる複数のユーザそれぞれの回答率を取得する回答率取得手段と、
    前記回答率取得手段により取得された前記回答率が低いほど選定される確率が高くなる処理方式を用いて、前記今回のアンケートの配信対象候補となるユーザの数より少ない数のユーザを当該今回のアンケートの配信対象者として選定する対象者選定手段として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
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