JP2010211770A - 情報収集プログラム、情報収集方法および情報収集装置 - Google Patents

情報収集プログラム、情報収集方法および情報収集装置 Download PDF

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Abstract

【課題】効果的な意見収集を継続的におこなうこと。
【解決手段】原理1は、回答者のグループ単位で回答を収集していき、状況に応じて、質問形式を独立調査法から掲示調査法へ、または、掲示調査法から独立調査法へ切り替えるという方法である。原理2は、1人の回答者への質問に対する回答を順次収集していき、状況に応じて、質問形式を独立調査法から掲示調査法へ、または、掲示調査法から独立調査法へ切り替えるという方法である。
【選択図】図2

Description

本開示技術は、情報を収集する情報収集プログラム、情報収集方法および情報収集装置に関する。
従来、自由回答形式のアンケートが一定割合で回収された時点で、得られた回答結果を選択肢とする選択回答形式に変更する技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1を参照。)。また、アンケートの中間集計結果を回答受信毎、一定時間経過毎、一定数の回答受信毎に公表する技術が開示されている(たとえば、下記特許文献2を参照。)。
特開平08−272772号公報 特開2004−252632号公報
しかしながら、上述した従来技術では、多様な意見を期待している場合には、回答の数が少ない状況が発生したり、回答が画一的になる状況が発生したりするという問題があった。一方、個別の意見を期待している場合には、他者の意見を参考にしてしまうと、他者の意見に引きずられてしまう。これにより、意見内容が左右されてしまい、独自の意見が得られなくなってしまうという問題があった。
本開示技術は、上述した従来技術による問題点を解消するため、効果的な意見収集を継続的におこなうことができる情報収集プログラム、情報収集方法および情報収集装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本開示技術は、グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行し、第1または第2の質問依頼処理のうち前記回答が得られた現在までのグループに対する一方の質問依頼処理の種別に基づいて、前記一方の質問依頼処理の質問に対する回答を分析し、分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替えることを要件とする。
本情報収集プログラム、情報収集方法および情報収集装置によれば、効果的な意見収集を継続的におこなうことができるという効果を奏する。
本開示技術で利用する調査方法の特徴を比較する図表である。 本開示技術の基本概念を示す説明図である。 回答者の端末における画面遷移例を示す説明図である。 図2に示した原理1の原理図である。 調査方法の第1の切替基準を示す説明図である。 調査方法の第2の切替基準を示す説明図である。 調査方法の第3の切替基準を示す説明図である。 回答内容の相違度D1の計算例を示す説明図である。 同意用語/相違用語テーブルの記憶内容を示す説明図である。 対象者一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。 対象者グループ一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。 質問一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。 メッセージ一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。 初期設定テーブルの記憶内容を示す説明図である。 回答集計テーブルの記憶内容を示す説明図である。 回答内容テーブルの記憶内容を示す説明図である。 処理フラグを示す図表である。 実施の形態にかかる情報収集装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報収集装置の機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる情報収集装置による情報収集処理手順を示すフローチャートである。 指定部による調査目的指定処理(ステップS2001)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 選定部による調査方法選定処理(ステップS2002)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 しきい値TH1,TH3設定処理(ステップS2205)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 しきい値TH1の変動を示すグラフである。 グループ分け処理部によるグループ分け処理(ステップS2003)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 平均回答期間テーブルの記憶内容を示す説明図である。 依頼・回収処理部による調査依頼・回答回収処理(ステップS2007)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 依頼処理部による調査依頼処理(ステップS2701)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 質問送信処理(ステップS2805)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 回収処理部による回答回収処理(ステップS2702)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 回収実行処理(ステップS3004)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 相違意見判別処理(ステップS3108)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その1)である。 相違意見判別処理(ステップS3108)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その2)である。 しきい値TH2設定処理(ステップS3007)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 第1グループG1内の意見についての相違度分布を示すグラフである。 相違度算出処理(ステップS3404)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 総合相違度算出処理(ステップS3408)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 分析部による回答傾向分析処理(ステップS2008)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 切替タイミングを示す説明図である。 第1の切替基準判定処理(ステップS3803)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 第2の切替基準判定処理(ステップS3804)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 第3の切替基準判定処理(ステップS3806)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 切替部による調査方法切替処理(ステップS2009)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した原理2の原理図である。 調査項目グループ一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。 回答集計テーブルを示す説明図である。 実施の形態2にかかる情報収集装置による情報収集処理手順を示すフローチャートである。 グループ分け処理部によるグループ分け処理(ステップS4703)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 依頼・回収処理部による依頼・回収処理(ステップS4709)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる回収実行処理(ステップS3004)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 相違意見判別処理(ステップS5008)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その1)である。 相違意見判別処理(ステップS5008)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その2)である。 実施の形態2にかかる相違度算出処理(ステップS3404)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる総合相違度算出処理(ステップS3408)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報収集プログラム、情報収集方法および情報収集装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
<調査方法の特徴比較>
図1は、本開示技術で利用する調査方法の特徴を比較する図表である。図1において、本開示技術では、独立調査法と掲示調査法の2種類の調査法を利用する。本明細書では、「独立調査法」、「掲示調査法」という名称を用いているが、調査内容が同じであれば、他の名称でもよい。
独立調査法とは、回答者となる対象者に個別に調査をおこなって回答を回収する方法であり、回答者には他の回答者がどのような意見を回答したか知らされない。したがって、他の回答者の意見に左右されず、回答者自身の独自の意見を収集することができる。また、他の回答者の意見を参照する必要がないため、調査期間の短縮化を図ることができる。一方で、他の回答者の意見を参照しない分、他の回答者の意見に触発された回答が得られにくい。このため、独立調査法は、意見の数や独自の意見を重視する場合に最適な調査方法である。
一方、掲示調査法とは、回答者となる対象者に順に調査をおこなって回答を回収し、回収した回答内容(意見)を後続の回答者に掲示する方法である。回答者は先に回答した者の意見を参照して、自身の意見を回答することができる点が特徴である。したがって、先の回答者の意見に触発されてあらたな追加意見が出やすく、深い議論をすることが可能となる。その一方で、先に掲示された意見に引きずられ独創的な意見が出にくくなるという弊害がある。また、先の回答者の意見を掲示して順次調査をするため、調査期間が必然的に長くなる。このため、掲示調査法は、意見の多様性を重視する場合や意見を深堀りする場合に最適な調査方法である。
<基本概念>
図2は、本開示技術の基本概念を示す説明図である。本開示技術の基本概念として、2つの原理を利用する。原理1は、回答者のグループ単位で回答を収集していき、状況に応じて、質問形式を独立調査法から掲示調査法へ、または掲示調査法から独立調査法へ切り替えるという方法である。原理2は、1人の回答者への質問に対する回答を順次収集していき、状況に応じて、質問形式を独立調査法から掲示調査法へ、または掲示調査法から独立調査法へ切り替えるという方法である。なお、グループ内人数は1人でもよく複数人でもよい。
図3は、回答者の端末における画面遷移例を示す説明図である。(1)では、独立調査法による質問1が表示されている。(2)において、回答者が意見を入力すると入力した意見が画面(太枠)に表示される。(3)において、(2)で意見が入力されたため、次の質問2が表示される。(4)において、回答者が意見を入力すると入力した意見が画面(太枠)に表示される。ことあと、独立調査法から掲示調査法に自動切換えがおこなわれると、(5)において、質問2に対する他の回答者の意見2が表示される。そして、(6)において、(5)で掲示された他の回答者の意見を参照して、意見を入力することとなる。以降、原理1については実施の形態1で説明し、原理2については実施の形態2で説明する。
(実施の形態1)
図4は、図2に示した原理1の原理図である。対象者は、複数の調査対象グループに分割されている。各対象者は、端末を介して電子掲示板を閲覧することができる。また、サーバから各対象者の端末に調査依頼が送られ、対象者は端末を介して回答を入力してサーバに送信する。サーバでは、調査依頼/回答収集処理を実行して、収集された回答の分析処理を実行する。この分析結果に基づいて、調査方法を現行の調査法から他の調査法に切り替える。そして、切り替え後の調査法により調査依頼/回答収集処理を実行することとなる。
<調査方法の切替基準>
図5は、調査方法の第1の切替基準を示す説明図である。図5では、独立調査法で調査している場合について示している。図5に示したグラフの縦軸は回答数で横軸は調査経過時間である。第ig番目のグループまで調査した時点で、回答の累積数と期待数との比がしきい値TH1未満の場合、十分な数の回答が収集できなかったとして、調査方法を掲示調査法に変更する。すなわち、回答が多数出る期待を下回ったため、掲示調査法に切り換えることにより、掲示意見をきっかけとした深堀りを新たに期待することとなる。
図6は、調査方法の第2の切替基準を示す説明図である。図6では、掲示調査法で調査している場合について示している。図6に示したグラフの縦軸は回答数で横軸は調査経過時間である。第ig番目のグループまで調査した時点で、回答内容の相違の度合いを示す相違度がしきい値TH2以上となる回答の累積数と、回答の累積数との比がしきい値TH3未満の場合、調査方法を独立調査法に変更する。すなわち、意見の多様性が期待を下回ったので、独立調査法に切り換えることにより、回答の数を増やすことにする。内容相違度は、値が大きいほど相違することを示している。相違度の計算については後述する。
図7は、調査方法の第3の切替基準を示す説明図である。図7では、調査法の切り替え後での状況判定を示している。第ig番目のグループの調査後に質問形式を切り替えたとき、掲示調査法へ切り換えた場合は異なる回答の累積数の平均増加率を、また独立調査法へ切り換えた場合は累積回答数の平均増加率を求める。回答数について切り替え前の平均増加率Δ1と切り替え後の平均増加率Δ2とを比較し、Δ2−Δ1<0の場合、質問形式を切り替え前の調査法の質問形式に再び変更する。
<意見内容の相違度計算>
図8は、回答内容の相違度D1の計算例を示す説明図である。相違度D1は、2つの回答の内容の相違度を示す値である。相違度D1の計算では、比較対象となる2つのテキストをそれぞれP,Qとする。この場合は、意見1をP、意見2をQとする。意見ごとに形態素解析を利用して出現名詞(名詞に限定されず、文節でもよい)を抽出する。意見1および意見2において下線を引いた単語が出現名詞である。Pの出現名詞の集合をKP、Qの出現名詞の集合をKQとする。また、集合KP,KQで同じ出現名詞の集合をKO(=KP∩KQ)とする。また、集合KPと集合KOとの差集合をGP(=KP−KO)とする。また、集合KQと集合KOとの差集合をGQ(=KQ−KO)とする。
なお、各集合内の要素数(名詞の種類数)は、n(集合名)と表記する。たとえば、集合KP内の出現名詞の種類数は、n(KP)=8である。なお、種類数とは、出現名詞が構成する文字列の種類の数であり、同一名詞が複数回出現した場合でも1個とカウントするための計数値である。集合P(意見1)では、「高齢者」が2回出現しているため出現名詞の総数は9であるが、要素数としては「高齢者」は1回しか計数されないため、集合KP内の出現名詞の種類数は、n(KP)=8である。
したがって、相違度D1(0.0≦D1≦1.0)は、下記式(1)により算出される。相違度D1は値が大きいほど、集合Pの意見と集合Qの意見は相違していることを示している。
Figure 2010211770
図9は、同意用語/相違用語テーブルの記憶内容を示す説明図である。同意用語とは、文章を比較するときに同じ意見であることを示す用語である。また、相違用語とは、文章を比較するときに反対または別の意見であることを示す用語である。また、文章中に出現する相違用語の種類数を相違度D2とし、文章中に出現する同意用語の種類数を相違度D3とする。また、相違度D1〜D3を組み合わせることで下記式(2)により、総合相違度Dを算出することができる。
D=w1・D1+w2・D2+w3・D3・・・・・・・(2)
w1〜w3はあらかじめ設定される重み係数である。たとえば、w1=w2=w3=1と設定される。
<各種テーブルの記憶内容>
図10は、対象者一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。対象者一覧テーブルTPは、対象者番号(Pno.)と対象者IDと連絡先アドレスとをフィールド項目とし、対象者ごとに、対象者番号と対象者IDと連絡先アドレスがレコード化されている。対象者番号とはレコードごとに割り振られた番号であり、対象者に固有な番号である。対象者IDとは、対象者を特定するIDである。対象者の氏名でもよい。連絡先アドレスとは、対象者が扱うコンピュータ上で送受信することができる電子メールアドレスである。
図11は、対象者グループ一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。対象者グループ一覧テーブルTPGは、グループ番号(Gno.)と対象者IDとをフィールド項目とし、グループごとに、グループ番号と対象者IDとがレコード化されている。グループ番号とはレコードごとに割り振られた番号であり、グループに固有な番号である。図11の例では、グループごとに3人の対象者が割り振られている。調査はグループ番号の昇順で行われる。
図12は、質問一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。質問一覧テーブルTQは、質問番号(Qno.)と質問文とをフィールド項目とし、質問ごとに、質問番号と質問文(たとえばテキストの文字列)とがレコード化されている。質問番号とはレコードごとに割り振られた番号であり、質問文に固有な番号である。質問文とは、対象者からの回答を求めるために掲示される文字列である。質問は質問番号の昇順で掲示される。
図13は、メッセージ一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。メッセージ一覧テーブルTMSGは、メッセージ番号(Mno.)とメッセージとをフィールド項目とし、メッセージごとに、メッセージ番号とメッセージ(たとえばテキストの文字列)とがレコード化されている。メッセージ番号とはレコードごとに割り振られた番号であり、メッセージに固有な番号である。メッセージとは、対象者に対してアナウンスをするために掲示される文字列である。
図14は、初期設定テーブルの記憶内容を示す説明図である。初期設定テーブルTIは、質問番号(Qno.)と調査種別(独立と掲示)とをフィールド項目とし、質問ごとに、調査種別ごとにフラグが設定されて、レコード化されている。設定されるフラグ(0〜2)は重要度を示しており、値が大きいほど重要度が高いことを意味している。
質問全体について、独立調査法を重視する場合には、独立型のフラグの値を“2”または“0”とし、掲示型のフラグの値を“1”または“0”とする。一方、掲示調査法を重視する場合には、掲示型のフラグの値を“2”または“0”とし、独立型のフラグの値を“1”または“0”とする。図14では、独立調査法を重視することとしたため、独立型に設定されるフラグの値は“2”または“0”であり、掲示型に設定されるフラグの値は“1”または“0”である。
調査法の決定は、両調査法のフラグの値の総計の大きさにより決定する。図14の例では、独立型のフラグの値の総計VAはVA=12、掲示型のフラグの値の総計VBはVB=3であるため、全体として独立調査法に決定することとなる。この場合、独立型(A型)として期待している質問数Naqは、Q3〜Q6、Q8、Q9の6個の質問のフラグの値が“2”であるため、Naq=6である。同様に、掲示型(B型)として期待している質問数Nbqは、Q1、Q2、Q7の3個の質問のフラグの値が“1”であるため、Nbq=3である。
図15は、回答集計テーブルの記憶内容を示す説明図である。回答集計テーブルTAは、グループごとに、調査法、質問ごとの回答数、期待数Ne、累積期待数Nei、総回答数Na、累積回答数Nai、累積相違意見数Nb、相違累積数Nbiを記録する。初期状態は空欄となる。調査法の項目には、調査法を特定する識別情報(独立型はA、掲示型はBと表記する)を記録する。回答数は、対象者からの回答の数である。回答数は質問ごとに集計され、合計も記録する。
期待数Neとは、そのグループにおいて期待される回答数である。期待数Neは、質問数×グループ内人数により算出される。たとえば、質問数は9問でグループ内人数はどのグループも3人であるため、いずれのグループGigにおいても期待数Neは、Ne=9×3=27となる。すなわち、各グループGigにおいて最大で27個の回答が得られることとなる。
累積期待数Neiとは、第1番目のグループG1から第ig番目のグループGigまでの期待数Neの累積値である。図15ではどのグループGigも期待数NeはNe=27である。たとえば、第3番目のグループG3までの累積期待数Neiは、Nei=27+27+27=81となる。
総回答数Naとは、そのグループGigにおける全質問に対する回答数である。質問ごとの回答の合計に一致する。たとえば、第1グループG1では回答数の合計は18であるため、Na=18となる。
累積回答数Naiとは、第1番目のグループG1から第ig番目のグループGigまでの総回答数Naの累積値である。たとえば、第3番目のグループG3までの累積回答数Naiは、Nai=18+16+17=51となる。
累積相違意見数Nbとは、そのグループにおいて、総回答数Naのうち互いに意見が相違する回答の数である。たとえば、グループG1では、総回答数NaがNa=18、累積相違意見数NbがNb=15であるため、その差分となる3件の意見が他の15件の意見と同意の意見内容であることがわかる。累積相違意見数Nbは、回答の回収時に計数される値である。
相違累積数Nbiとは、第1番目のグループG1から第ig番目のグループGigまでの累積相違意見数Nbの累積値である。たとえば、第3番目のグループG3までの相違累積数Nbiは、Nbi=15+10+10=35となる。
図16は、回答内容テーブルの記憶内容を示す説明図である。回答内容テーブルTAPは、質問ごとに、対象者の回答を記憶する。たとえば、質問番号iq=1の質問Q1についての対象者番号ip=2の対象者P2の回答は、『保険制度のベテランが多い。』というテキストデータである。
図17は、処理フラグを示す図表である。実施の形態1では処理フラグとして“FLAGEX”、“FLAGM”、“FLAG”を用いる。“FLAGEX”は、True/Falseの値をとり、デフォルトはFalseである。“FLAGEX”は、調査法の切り替えを実行したとき、FalseからTrueになる。“FLAGM”は、independent/dependentの値をとる。“FLAGM”は、独立調査法を実行するときはindependent、掲示調査法を実行するときはdependentになる。“FLAG”は、True/Falseの値をとり、デフォルトはFalseである。“FLAG”は、比較する2つの意見が相違しているときはTrue、そうでないときはFalseになる。
<情報収集装置のハードウェア構成>
図18は、実施の形態にかかる情報収集装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図18において、情報収集装置は、CPU(Central Processing Unit)1801と、ROM(Read‐Only Memory)1802と、RAM(Random Access Memory)1803と、磁気ディスクドライブ1804と、磁気ディスク1805と、光ディスクドライブ1806と、光ディスク1807と、ディスプレイ1808と、I/F(Interface)1809と、キーボード1810と、マウス1811と、スキャナ1812と、プリンタ1813と、を備えている。また、各構成部はバス1800によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU1801は、情報収集装置の全体の制御を司る。ROM1802は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM1803は、CPU1801のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ1804は、CPU1801の制御にしたがって磁気ディスク1805に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク1805は、磁気ディスクドライブ1804の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ1806は、CPU1801の制御にしたがって光ディスク1807に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク1807は、光ディスクドライブ1806の制御で書き込まれたデータを記憶したり、光ディスク1807に記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ1808は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ1808は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)1809は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク1814に接続され、このネットワーク1814を介して他の装置に接続される。そして、I/F1809は、ネットワーク1814と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F1809には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード1810は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス1811は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ1812は、画像を光学的に読み取り、情報収集装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ1812は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ1813は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ1813には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
<情報収集装置の機能的構成>
図19は、情報収集装置の機能的構成を示すブロック図である。情報収集装置1900は、指定部1901と、選定部1902と、グループ分け処理部1903と、依頼・回収処理部1904と、分析部1905と、切替部1906とを含む構成である。これら制御部となる機能(指定部1901〜切替部1906)は、具体的には、たとえば、図18に示したROM1802、RAM1803、磁気ディスク1805、光ディスク1807などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU1801に実行させることにより、または、I/F1809により、その機能を実現する。
指定部1901は、後述する調査目的指定処理を実行する機能を有する。指定部1901は、具体的には、図14に示した初期設定テーブルTIを管理者(の端末)からの操作入力により設定する。詳細は、図21のフローチャートで説明する。
選定部1902は、後述する調査方法選定処理を実行する機能を有する。選定部1902は、具体的には、調査開始時の調査方法を、独立調査法と掲示調査法から選定する。詳細は、図22〜図24のフローチャート等で説明する。
グループ分け処理部1903は、対象者を適切な人数のグループに分割する機能を有する。具体的には、対象者に対する調査期間と質問の数とに基づいてグループの総数を算出し、対象者をグループの総数でグループ分けする。詳細は、図25のフローチャートで説明する。
依頼・回収処理部1904は、依頼処理部1941と回収処理部1942とを含む構成である。依頼処理部1941は、対象者の端末に対し、質問を依頼(送信)する機能を有する。依頼パターンには独立型と掲示型がある。また、回収処理部1942は、端末からの回答を回収(受信)する機能を有する。詳細は、図27〜図37のフローチャート等で説明する。
分析部1905は、回収された回答を分析する機能を有する。具体的には、現在の調査方法を特定することで、切替後の調査方法を決める。また、回収された回答内容である意見の数や意見を形態素解析することで、調査方法の切替の要否を分析する。切替の要否については、図5〜図7に示した切替基準を利用する。詳細は、図38〜図42のフローチャート等で説明する。
切替部1906は、現在の調査方法を、次のグループから異なる調査方法に切り替える機能を有する。具体的には、現在の調査方法が独立型である場合は掲示型に、現在の調査方法が掲示型である場合は独立型に切り替える。詳細は、図43のフローチャートで説明する。
<F.情報収集装置1900による情報収集処理手順>
図20は、実施の形態1にかかる情報収集装置1900による情報収集処理手順を示すフローチャートである。図20において、情報収集装置1900は、指定部1901により調査目的指定処理を実行し(ステップS2001)、選定部1902により調査方法選定処理を実行し(ステップS2002)、グループ分け処理部1903によりグループ分け処理を実行する(ステップS2003)。
このあと、グループ番号igをig=1とし(ステップS2004)、ig>Ngであるか否かを判断する(ステップS2005)。Ngとは、グループの総数である。ig>Ngでない場合(ステップS2005:No)、ig番目のグループGigを選択し(ステップS2006)、選択グループGigについて、依頼・回収処理部1904による調査依頼・回答回収処理(ステップS2007)、分析部1905による回答傾向分析処理(ステップS2008)、切替部1906による調査方法切替処理(ステップS2009)を実行する。
このあと、グループ番号igをインクリメントし(ステップS2010)、ステップS2005に戻る。一方、ステップS2005において、ig>Ngである場合(ステップS2005:Yes)、一連の処理を終了する。
<F1.指定部1901による調査目的指定処理手順>
図21は、指定部1901による調査目的指定処理(ステップS2001)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。調査目的指定処理(ステップS2001)は、図14に示した初期設定テーブルTIを管理者(の端末)との対話処理により設定する処理である。まず、初期設定テーブルTIをクリアして(ステップS2101)、質問一覧テーブルTQを参照して、質問一覧テーブルTQの質問番号を初期設定テーブルTIの質問番号の欄に転写する(ステップS2102)。
そして、対話処理、すなわち、管理者の操作入力により、独立型の欄と掲示型の欄にフラグを設定する(ステップS2103)。フラグ設定が完了すると、切替フラグFLAGEXがFLAGEX=Falseとなる(ステップS2104)。これにより、図14に示した初期設定テーブルTIが用意されることとなる。なお、この時点では、各フラグの総計は空欄である。
<F2.選定部1902による調査方法選定処理手順>
図22は、選定部1902による調査方法選定処理(ステップS2002)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。調査方法選定処理は、調査開始時の調査方法を、独立調査法と掲示調査法から自動選定する処理である。
まず、初期設定テーブルTIを参照して、独立型のフラグの値と掲示型のフラグの値を集計する(ステップS2201)。つぎに、独立型のフラグの値の総計VAと掲示型のフラグの値の総計VBとを比較して、VA>VBであるか否かを判断する(ステップS2202)。VA>VBである場合(ステップS2202:Yes)、フラグFLAGMを、FLAGM=independentに設定して(ステップS2203)、ステップS2205に移行する。すなわち、独立調査法から開始される。
一方、VA>VBでない場合(ステップS2202:No)、フラグFLAGMを、FLAGM=dependentに設定して(ステップS2204)、ステップS2205に移行する。すなわち、掲示調査法から開始される。このあと、ステップS2205において、しきい値TH1,TH3設定処理を実行する(ステップS2205)。しきい値TH1,TH3が設定されることで、調査方法選定処理は終了する。
<F2−1.しきい値TH1,TH3設定処理手順>
図23は、しきい値TH1,TH3設定処理(ステップS2205)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートでは、ステップS2301〜ステップS2303でしきい値TH1を設定し、ステップS2304〜ステップS2309でしきい値TH3を設定する。
ここで、しきい値TH1は、調査開始時の独立調査法を維持するために最低限必要な累積期待値であり、回答の回収率の下限値に相当する。一般には、50%が平均とされる(ただし、自由に設定変更してもよい)。したがって、50%を基準にたとえば±25%(25%〜75%)の幅を設定するのが妥当である(この幅も自由に設定変更してもよい)。期待が最も高いときは75%、最も低いときは25%がしきい値TH1となる。
独立型としての期待を示すフラグの総計VAが最大となるのは、初期設定テーブルTIに“2”が設定されたときである。これとは逆に総計VAが最小となるのは初期設定テーブルTIに“1”が設定されたときである。ここで、初期設定テーブルTIにおいて独立型にフラグの値“1”または“2”が設定された、すなわち、回答が期待される質問の数をNaqとする。この場合、独立型のフラグの総計VAは、下記式(3)により算出される。
VA=Naq×(フラグの値)・・・(3)
したがって、フラグの値が“1”のときにしきい値TH1が25%となり、フラグの値が“2”のときにしきい値TH1が75%となるようにしきい値TH1を設定する。この内容をグラフ化すると図24のようになる。
図24は、しきい値TH1の変動を示すグラフである。縦軸はしきい値TH1であり、横軸は独立型のフラグの総計VAである。フラグの値が“1”(VA=Naq)のときは、しきい値TH1が25%(点p1)、フラグの値が“2”(VA=Naq×2)のときは、しきい値TH2が75%(点p2)である。したがって、しきい値TH1は、2点p1,p2を通る直線Lを求めることと同じである。ただし、VA=0のときは、しきい値TH1=0.25とする。直線Lの方程式を下記式(4)に示す。
TH1=(0.50/Naq)×VA−0.25 (Naq>0)
・・・(4)
TH1=0.25 (Naq=0)
以下、図23においてしきい値TH1を求める処理手順について説明する。まず、NaqがNaq>0であるか否かを判断する(ステップS2301)。Naq>0の場合(ステップS2301:Yes)、上記(4)式によりVAにNaqの値を代入してしきい値TH1を算出して(ステップS2302)、ステップS2304に移行する。一方、Naq>0でない場合(ステップS2301:No)、しきい値TH1をTH1=0.25として(ステップS2303)、ステップS2304に移行する。
つぎに、しきい値TH3の設定について説明する。しきい値TH3は、調査開始時の掲示調査法を維持するために最低限必要な累積期待値であり、回答の回収率の下限値に相当する。しきい値TH3は初期設定での掲示型への期待度を反映させるため、独立型への期待度との比で決定する。したがって、初期設定テーブルTIから独立型への期待度をあらわす総計VAと掲示型への期待度をあらわす総計VBとについて、VA:VB=TH1:TH3満たすように、下記式(5)によりしきい値TH3を算出する。ただし、しきい値TH3は、上限値である75%未満となるように設定する。
TH3=(VB/VA)×TH1 (VA>0)
・・・・・・・・・・・・(5)
TH3=TH1 (VA=0)
図23のステップS2304において、初期設定テーブルTIから総計VA,VBを読み出し(ステップS2304)、VA>0であるか否かを判断する(ステップS2305)。VA>0である場合(ステップS2305:Yes)、上記式(5)にVA,VB,TH1を代入して、しきい値TH3を算出し(ステップS2306)、ステップS2308に移行する。一方、VA>0でない場合(ステップS2305:No)、上記式(5)によりTH3=TH1として(ステップS2307)、ステップS2308に移行する。
ステップS2308では、TH3が上限値75%未満か否か(TH3<0.75)を判断する(ステップS2308)。上限値未満である場合(ステップS2308:Yes)、ステップS2003に移行する。一方、上限値以上である場合(ステップS2308:No)、しきい値TH3をTH3=0.75として(ステップS2309)、ステップS2003に移行する。
<F3.グループ分け処理部1903によるグループ分け処理手順>
図25は、グループ分け処理部1903によるグループ分け処理(ステップS2003)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。まず、対象者一覧テーブルTPを参照して、対象者数Npを読み出す(ステップS2501)。また、管理者の操作入力により調査期間Termを取り込む(ステップS2502)。そして、グループ数Ngを算出する(ステップS2503)。グループ数Ngは、平均回答期間テーブルを参照することにより算出される。
図26は、平均回答期間テーブルの記憶内容を示す説明図である。平均回答期間テーブルでは、質問数ごとに、調査方法別に1人あたりの平均回答期間が記憶されている。平均回答期間の値は経験則により設定する。ここでは、掲示型では他人の意見を参考にする分、掲示型の平均回答期間のほうが独立型の平均回答期間より長く設定される。ステップS2502で得られた調査期間Termを平均回答期間テーブルから読み出した1人当たりの平均回答期間で割った商をグループ数Ngとする。
たとえば、調査期間Term=14(日)、質問数Nq=50(問)、調査法の初期設定が独立型である場合、平均回答期間テーブルから読み出される1人当たりの平均回答期間TermxはTermx=3である。したがって、グループ数Ngは、Ng=14/3=4余り2となり、グループ数NgはNg=4となる。すなわち、調査期間である14日間に4回の調査ターンが設けられることとなる。
図25に戻って、グループ数Ngが求まったあと、1グループ当たりの対象者の人数を計算する(ステップS2504)。1グループ当たりの対象者の人数をMとすると、下記式(6)により算出される。
M=Np/Ng・・・(6)
このあと、ランダム化するか否かを判断し(ステップS2505)、ランダム化する場合(ステップS2505:Yes)、対象者一覧テーブルTPのレコードをランダムに並べ直し(ステップS2506)、ステップS2507に移行する。これにより、ランダム化後の順番に対象者番号が割り振られる。一方、ランダム化しない場合(ステップS2505:No)、ステップS2507に移行する。これにより、対象者一覧テーブルTPの対象者番号順にグループ分けすることとなる。
ステップS2507において、グループ番号igをig=1とし(ステップS2507)、ig>Ngであるか否かを判断する(ステップS2508)。ig>Ngでない場合(ステップS2508:No)、対象者番号ipが下記式(7)を満たす対象者を、グループGigに属する対象者として選択する(ステップS2509)。
(ig−1)×M+1≦ig≦ig×M・・・(7)
そして、対象者グループ一覧テーブルTPGのグループGigのレコードに、ステップS2509で選択された対象者の対象者IDを書き込む(ステップS2510)。このあと、igをインクリメントし(ステップS2511)、ステップS2508に戻る。ステップS2508において、ig>Ngである場合(ステップS2508:Yes)、調査方法の切り替えタイミングの初期値g0をg0=Ng/2に設定する(ステップS2512)。初期値g0は、ここでは、少なくとも全調査の半分が経過した時点で切り替えることを想定して、初期値g0を、グループNgの1/2としている。なお、初期値g0以前の時点で調査方法の切り替えが生じることもある。なお、初期値g0を設定することにより、グループ分け処理を終了する。
<F4.依頼・回収処理部1904による依頼・回収処理手順>
図27は、依頼・回収処理部1904による調査依頼・回答回収処理(ステップS2007)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図27において、まず、依頼処理部1941により調査依頼処理を実行し(ステップS2701)、回収処理部1942により回答回収処理を実行する(ステップS2702)。
<F4−1.依頼処理部1941による依頼処理手順>
図28は、依頼処理部1941による調査依頼処理(ステップS2701)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。調査依頼処理(ステップS2701)では、対象者ごとに、すべての質問を順次対象者の端末に送信する手順を示している。まず、対象者番号ipをip=1とし(ステップS2801)、iq>M(Mは1グループ当たりの対象者の人数)であるか否かを判断する(ステップS2802)。iq>Mでない場合(ステップS2802:No)、質問番号iqをiq=1とし(ステップS2803)、iq>Nq(Nqは質問総数)であるか否かを判断する(ステップS2804)。
iq>Nqでない場合(ステップS2804:No)、質問送信処理を実行し(ステップS2805)、質問番号iqをインクリメントして(ステップS2806)、ステップS2804に戻る。そして、iq>Nqである場合(ステップS2804:Yes)、対象者番号ipをインクリメントして(ステップS2807)、ステップS2802に戻る。そして、ip>Mである場合(ステップS2802:Yes)、回答回収処理(ステップS2702)に移行する。
<F4−1−1.質問送信処理手順>
図29は、質問送信処理(ステップS2805)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。質問送信処理(ステップS2805)では、ある対象者に対し、ある質問を送信する処理である。まず、メッセージテーブルのメッセージ番号Mno.1のメッセージ『次の質問に対して、あなたの意見を記入してください。』をバッファに書き込む(ステップS2901)。
つぎに、質問文テーブルの質問番号iqの質問Qiqをバッファに書き込む(ステップS2902)。そして、フラグFLAGM=dependentであるか否かを判断する(ステップS2903)。dependentでない場合(ステップS2903:No)、すなわち、独立型である場合、ステップS2907に移行する。
一方、dependentである場合(ステップS2903:Yes)、提示型であるため、メッセージ番号Mno.1のメッセージだけでは不足である。したがって、メッセージテーブルのメッセージ番号Mno.2のメッセージ『この質問に対して、他の人の意見を掲示します。回答の参考にしてください。』をバッファに書き込む(ステップS2904)。
つぎに、回答集計テーブルTAを参照して、同一質問番号iqの質問Qiqに対する他の対象者の回答をバッファに書き込む(ステップS2905)。そして、メッセージテーブルのメッセージ番号Mno.3のメッセージ『これを参考にあなたが付け加える意見はありませんか?』をバッファに書き込み(ステップS2906)、ステップS2907に移行する。このあと、バッファに書き込まれた情報を対象者Pipの端末に送信し(ステップS2907)、ステップS2806に移行する。このようにして、調査方法ごとに送信するメッセージ内容を変えて質問を送信することができる。
<F4−2.回収処理部1942による回収処理手順>
図30は、回収処理部1942による回答回収処理(ステップS2702)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。回答回収処理(ステップS2702)では、質問Qiqの回答を回収するとともに、すべての質問について回答が回収された場合に、しきい値TH2を設定する手順を示している。
まず、質問番号iqをiq=1とし(ステップS3001)、iq>Nqであるか否かを判断する(ステップS3002)。iq>Nqでない場合(ステップS3002:No)、質問Qiqについて回答期限が経過するのを待ちうけ(ステップS3003:No)、回収実行処理をおこなう(ステップS3004)。回収実行処理のあと、iqをインクリメントし(ステップS3005)、ステップS3002に戻る。
iq>Nqである場合(ステップS3002:Yes)、グループ番号igがig=1であるか否かを判断する(ステップS3006)。第2グループG2以降のグループに対してはしきい値TH2を設定させないためである。ig=1である場合(ステップS3006:Yes)、しきい値TH2設定処理を実行して(ステップS3007)、ステップS2008に移行する。一方、ig=1でない場合(ステップS3006:No)、しきい値TH2設定処理を実行せずにステップS2008に移行する。
<F4−2−1.回収実行処理手順>
図31は、回収実行処理(ステップS3004)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。まず、対象者番号ipをip=1とし(ステップS3101)、ip>Mであるか否かを判断する(ステップS3102)。ip>Mでない場合(ステップS3102:No)、対象者Pipからの回答を保持する回答バッファの中から質問Qiqに対する意見Xを読み込む(ステップS3103)。次に、回答内の意見Xが空であるか否かを判断する(ステップS3104)。空である場合(ステップS3104:Yes)、回答内容テーブルTAPの[iq,ip]の欄に『無回答』を書き込み(ステップS3105)、ステップS3111に移行する。
一方、空でない場合(ステップS3104:No)、回答内の意見Xを回答内容テーブルTAPの[iq,ip]の欄に書き込む(ステップS3106)。そして、選択グループGigの回答数Naの値を1つインクリメントする(ステップS3107)。このあと、相違意見判別処理を実行して(ステップS3108)、FLAG=Trueであるか否かを判断する(ステップS3109)。“FLAG”は、比較する2つの意見が相違しているときはTrue、そうでないときはFalseになる。
Falseである場合(ステップS3109:No)、ステップS3111に移行する。一方、Trueである場合(ステップS3109:Yes)、回答内の意見Xを相違意見と判定して、累積相違意見数Nbの値をインクリメントする(ステップS3110)。そして、ステップS3111に移行する。ステップS3111では、対象者番号ipをインクリメントして(ステップS3111)、ステップS3102に戻る。そして、ip>Mである場合(ステップS3102:Yes)、ステップS3005に移行する。
これにより、回収された回答内の意見が空である場合は、回答内容テーブルTAPに無回答と書き込まれ、意見がある場合は、その意見が回答内容テーブルTAPに書き込まれ、回答数Naの値が増加することとなる。また、書き込まれた意見が同一質問に対する他の対象者の意見と相違する場合は、累積相違意見数Nbの値が増加することとなる。
<F4−2−1−1.相違意見判別処理手順>
図32は、相違意見判別処理(ステップS3108)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その1)である。相違意見判別処理(ステップS3108)は、新しく加わった意見Xを回答内容テーブルTAPにこれまで登録されている意見とすべて比較し、相違度
がすべてしきい値TH2未満であれば、FLAG=Falseとし、相違意見としない。一方、一つでもしきい値TH2以上であれば相違意見としてカウントすることとなる。
初期設定としてFLAG=Trueとしておき(ステップS3201)、意見Xを形態素解析して名詞集合XNを意見Xから抽出する(ステップS3202)。そして、相違度計算により同意用語/相違用語テーブルを参照して、意見X中に出現する相違用語の種類数を相違度D2として計数するとともに、意見X中に出現する同意用語の種類数をD3として計数する(ステップS3203)。
そして、グループ番号kgをkg=1とする(ステップS3204)。kgは、選択グループGigまでのグループG1〜Gigを検出するための変数である。そして、kg=igであるか否かを判断する(ステップS3205)。kg=igでない場合(ステップS3205:No)、H=Mに設定してステップS3208に移行する(ステップS3206)。HはグループGkgにおいてどの意見まで抽出するかを決めるための変数である。H=Mの場合、Mはグループ内の対象者の数であるため、グループGkg内の対象者全員の質問Qiqに対する意見を抽出することとなる。
一方、kg=igである場合(ステップS3205:Yes)、H=ip−1に設定してステップS3208に移行する(ステップS3207)。グループGkgが選択グループGigのときは、選択グループGigの対象者Pipよりも前に回答した対象者P(ip−1)までの質問Qiqに対する意見を抽出することとなる。
そして、対象者番号kpをkp=1とする(ステップS3208)。kp>Hである場合(ステップS3209:Yes)、ステップS3206においてH=Mに設定されていれば(ステップS3210:Yes)、グループ番号kgをインクリメントして(ステップS3211)、ステップS3205に戻る。一方、H=Mに設定されていなければ(ステップS3210:No)、相違意見判別処理を終了してステップS3109に移行する。また、ステップS3209において、kp>Hでない場合(ステップS3209:No)、図33のステップS3301に移行する。
図33は、相違意見判別処理(ステップS3108)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その2)である。kp>Hでない場合(ステップS3209:No)、質問Qiqに対する対象者Pkpの意見Yを回答内容テーブルTAPから抽出する(ステップS3301)。つぎに、意見Yを形態素解析して名詞集合YNを抽出する(ステップS3302)。そして、名詞集合XN,YNの相違度計算により、式(1)を用いて相違度D1を算出する(ステップS3303)。
そして、ステップS3203で求めた相違度D2,D3を用いて、総合相違度Dを算出する(ステップS3304)。そして、算出された総合相違度DがD≧TH2であるか否かを判断する(ステップS3305)。D≧TH2でない場合(ステップS3305:No)、FLAG=Falseにし(ステップS3306)、対象者番号kpをインクリメントする(ステップS3307)。そして、ステップS3209に戻る。
一方、D≧TH2である場合(ステップS3305:Yes)、対象者Pipまで到達していないが、相違意見判別処理を終了して、ステップS3109に移行する。このように、1つでもしきい値TH2となる意見があれば、ステップS3110において、意見Xは相違意見であるとして、累積相違意見数Nbの値が1つ加算されることとなる。
<F4−2−2.しきい値TH2設定処理手順>
図34は、しきい値TH2設定処理(ステップS3007)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。しきい値TH2設定処理(ステップS3007)は、最初に調査対象となる第1グループG1の回収意見によりしきい値TH2を設定する手順を示している。具体的には、第1グループG1の対象者について、意見を総当たりで比較し、相違度を計算する。一般に累積度数で25%(第一四分位数)の点がノイズの影響を受けにくく、母集団を安定に推定するために重要とされる。したがって、第1グループG1内の意見について相違度の分布を作成し、大きさの順で下位25%の順位に対応する相違度をしきい値TH2とする。
まず、しきい値TH2の初期値をTH2=0、Nc=0とする(ステップS3401)。Ncは無回答でない回答の計数値である。つぎに、質問番号iqをiq=1とし(ステップS3402)、iq>Nqであるか否かを判断する(ステップS3403)。Nqは質問総数である。iq>Nqでない場合(ステップS3403:No)、相違度算出処理を実行して(ステップS3404)、iqをインクリメントし(ステップS3405)、ステップS3403に戻る。
一方、iq>Nqである場合(ステップS3403:Yes)、各質問Qiqについて相違度算出処理(ステップS3404)が実行されたため、再度iq=1とし(ステップS3406)、iq>Nqであるか否かを判断する(ステップS3407)。iq>Nqでない場合(ステップS3407:No)、総合相違度算出処理を実行して総合相違度D=DM[ip,iq]を算出する(ステップS3408)。このあと、iqをインクリメントし(ステップS3409)、ステップS3407に戻る。
一方、iq>Nqである場合(ステップS3407:Yes)、総合相違度DM[ip,iq]の集合を昇順でソートする(ステップS3410)。総合相違度DM[ip,iq]については後述する。このあと、上位Nc×0.25番目(上位Nc/4番目)の総合相違度を、ソート結果から抽出する(ステップS3411)。そして、抽出総合相違度をしきい値TH2に決定して(ステップS3412)、しきい値TH2設定処理を終了して、ステップS2008に移行する。
図35は、第1グループG1内の意見についての相違度分布を示すグラフである。縦軸は、ステップS3408で求めた総合相違度DM[ip,iq]であり、横軸は、総合相違度DM[ip,iq]の順位である。右に行くほど順位が高くなる。一般的には、累積度数で25%(第一四分位数)の点がノイズの影響を受けにくく、母集団を安定に推定するために重要である。このことから大きさの順で下位25%の順位に対応する相違度をしきい値TH2とする。
<F4−2−2−1.相違度算出処理>
図36は、相違度算出処理(ステップS3404)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。相違度算出処理(ステップS3404)では、第1グループG1において、Ncを計数するとともに、質問Qiqに対する第1グループG1に属する対象者Pipの意見Xについて相違度D2,D3を求める手順を示している。
まず、対象者番号ipをip=1とし(ステップS3601)、ip>Mであるか否かを判断する(ステップS3602)。ip>Mでない場合(ステップS3602:No)、質問Qiqに対する対象者Pipの意見Xを回答内容テーブルTAPから検索する(ステップS3603)。そして、検索された意見Xが無回答であるか否かを判断する(ステップS3604)。無回答である場合(ステップS3604:Yes)、ステップS3606に移行する。一方、無回答でない場合(ステップS3604:No)、Ncをインクリメントして(ステップS3605)、ステップS3606に移行する。
ステップS3606では、意見Xを形態素解析して抽出名詞集合XNを配列XM[ip,iq]に書き込む(ステップS3606)。そして、抽出名詞集合XNの相違度計算により相違度D2,D3を算出し、配列DDM[ip,iq]に記憶する(ステップS3607)。このあと、ipをインクリメントして(ステップS3608)、ステップS3602に戻る。そして、ip>Mである場合(ステップS3602:Yes)、ステップS3405に移行する。これにより、第1グループG1において対象者番号ip=1〜Mまでの対象者について、それぞれ配列XM[ip,iq]および配列DDM[ip,iq]が得られることとなる。
<F4−2−2−2.総合相違度算出処理>
図37は、総合相違度算出処理(ステップS3408)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。総合相違度算出処理(ステップS3408)では、対象者Pipの意見Xの名詞集合XNと、jp(=ip+1)番目以降の対象者Pjp〜PMの各々の意見Yの名詞集合YNとの相違度D1を求め、対象者Pjp〜PMとの総合相違度Dを求める。このように、対象者Pjp〜PMとの総合相違度Dを求めることで、図34のステップS3410でのソートが可能となる。
まず、ip=1とし(ステップS3701)、ip≧Mであるか否かを判断する(ステップS3702)。ip≧Mでない場合(ステップS3702:No)、対象となる名詞集合XNをXN=XM[ip,iq]とし(ステップS3703)、対象者番号jpをjp=ip+1に設定する(ステップS3704)。
そして、jp>Mであるか否かを判断する(ステップS3705)。jp>Mでない場合(ステップS3705:No)、対象となる名詞集合YNをYN=YM[jp,iq]とし(ステップS3706)、名詞集合XN,YNの相違度計算により式(1)を用いて相違度D1を算出する(ステップS3707)。
そして、対象者番号ipの配列DDM[ip,iq]を読み出して、対象者番号ipにおける総合相違度D(=DM[ip,iq]=D1+DDM[ip,iq])を算出する(ステップS3708)。そして、ipをインクリメントして(ステップS3709)、ステップS3705に戻る。jp>Mである場合(ステップS3705:Yes)、ipをインクリメントして(ステップS3710)、ステップS3702に戻る。ip≧Mである場合(ステップS3702:Yes)、総合相違度算出処理を終了し、ステップS3409に移行する。これにより、対象者Pjp〜PMとの総合相違度Dを求めることができる。
<F5.分析部1905による回答傾向分析処理手順>
図38は、分析部1905による回答傾向分析処理(ステップS2008)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。回答傾向分析処理(ステップS2008)では、対象者からの回答を分析することで、調査方法の切り替えの要否を判断する。具体的には、一度も切り替えが行われていない場合は、第1の切替基準(図5を参照)または第2の切替基準(図6を参照)を適用し、切り替えが行われた場合は、第3の切替基準(図7を参照)を適用する。
まず、FLAGEX=Trueか否かを判断する(ステップS3801)。すなわち、切り替えが実行済みか否かを判断する。FLAGEX=Trueでない場合(ステップS3801:No)、切り替えが実行されていないため、FLAGM=independentであるか否かを判断する(ステップS3802)。すなわち、現在の調査法が独立型か掲示型かを判断する。
FLAGM=independentである場合(ステップS3802:Yes)、独立型であるため、第1の切替基準判定処理を実行し(ステップS3803)、ステップS2009に移行する。一方、FLAGM=independentでない場合(ステップS3802:No)、掲示型であるため、第2の切替基準判定処理を実行し(ステップS3804)、ステップS2009に移行する。
また、ステップS3801において、FLAGEX=Trueである場合(ステップS3801:Yes)、ig−ig0≧g0であるか否かを判断する(ステップS3805)。ここで、igはステップS2006での選択グループGigのグループ番号であり、ig0は、前回切り替えたときのグループ番号である。また、g0は、あらかじめ設定された切替間隔となるグループ数である。したがって、選択グループGigが、前回切り替えてから切替間隔g0またはそれ以降になっているかを判断する。
図39は、切替タイミングを示す説明図である。前回の切り換え時のグループ番号ig0との間隔g0を記憶した後、この時点のグループ番号ig0(=ig+g0)として記憶しなおす。これにより、切替間隔g0で切り替えを判断することができる。図38に戻って、ig−ig0≧g0でない場合(ステップS3805:No)、ステップS3802に移行する。
一方、ig−ig0≧g0である場合(ステップS3805:Yes)、第3の切替基準判定処理を実行し(ステップS3806)、FLAGEX=Trueか否かを判断する(ステップS3807)。FLAGEX=Falseである場合(ステップS3807:No)、ステップS3802に移行する。一方、FLAGEX=Trueである場合(ステップS3807:Yes)、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。
<F5−1.第1の切替基準判定処理手順>
図40は、第1の切替基準判定処理(ステップS3803)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。第1の切替基準判定処理(ステップS3803)では、独立型で意見を集めている場合、有効な意見(無回答でない意見)の数をグループ単位でカウントする。そして、累積回答数Naiと累積期待数Neiとの比を求めて、当該比がしきい値TH1未満であれば、次のグループの調査から掲示型に切り換えることとなる。
まず、回答集計テーブルTAから、選択グループGigの累積回答数Naiおよび累積期待数Neiを抽出する(ステップS4001)。累積回答数Naiと累積期待数Neiとの比Nai/NeiがNai/Nei<TH1であるか否かを判断する(ステップS4002)。
Nai/Nei<TH1である場合(ステップS4002:Yes)、FLAGM=dependentにして掲示型に切り替え、FLAGEX=Trueにして切替実行済みとして(ステップS4003)、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。一方、Nai/Nei<TH1でない場合(ステップS4002:No)、独立型のまま、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。
<F5−2.第2の切替基準判定処理手順>
図41は、第2の切替基準判定処理(ステップS3804)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。第2の切替基準判定処理(ステップS3804)では、掲示型で意見を集めている場合、有効な意見(無回答でなく、かつ互いに相違している意見)の数をグループ単位でカウントする。そして、相違度がしきい値TH2以上の意見を相違意見と判定する。また、累積した相違累積数Nbiと累積期待数Neiとの比を求めて、当該比がしきい値TH3未満であれば、次のグループの調査から独立型に切り替える。
まず、回答集計テーブルTAから、選択グループGigの相違累積数Nbiおよび累積期待数Neiを抽出する(ステップS4101)。相違累積数Nbiと累積期待数Neiとの比Nbi/NeiがNbi/Nei<TH3であるか否かを判断する(ステップS4102)。
Nai/Nei<TH3である場合(ステップS4102:Yes)、FLAGM=independentにして独立型に切り替え、FLAGEX=Trueにして切替実行済みとして(ステップS4103)、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。一方、Nbi/Nei<TH3でない場合(ステップS4102:No)、掲示型のまま、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。
<F5−3.第3の切替基準判定処理手順>
図42は、第3の切替基準判定処理(ステップS3806)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。第3の切替基準判定処理(ステップS3806)では、過去の回答数の増加率を比較する。独立型の場合は累積回答数Naiを、掲示型の場合は相違累積数Nbiを参照する。比較は次の2つの区間でおこなう。
第1区間:(ig0−g0+1)〜ig0の累積回答数Naiの増加率
第2区間:(ig0+1)〜igの相違累積数Nbiの増加率
igはステップS2006での選択グループGigのグループ番号であり、ig0は、前回切り替えたときのグループ番号である。g0は、あらかじめ設定された切替間隔となるグループ数である。すなわち、前回切り替えたときのグループ番号ig0の前後の切替間隔g0の区間で比較する。
まず、FLAGM=independentであるか否かを判断する(ステップS4201)。すなわち、現在の調査方法が独立型か否かを判断する。FLAGM=independentである場合(ステップS4201:Yes)、回答集計テーブルTAを参照して、グループ番号ig0の累積回答数Nai(ig0)からグループ番号igの累積回答数Nai(ig)までとなる第1区間の増加率Δ1を算出する(ステップS4202)。ステップS4202における第1区間の増加率Δ1は下記式(8)により算出される。
Δ1={Nai(ig)−Nai(ig0+1)}/g0・・・・(8)
つぎに、回答集計テーブルTAを参照して、グループ番号(ig0−g0)の累積回答数Nai(ig0−g0)からグループ番号ig0の累積回答数Nai(ig0)までとなる第2区間の増加率Δ2を算出して(ステップS4203)、ステップS4206に移行する。ステップS4203における第2区間の増加率Δ2は下記式(9)により算出される。
Δ2={Nai(ig0)−Nai(ig0−g0+1)}/g0・・・・(9)
また、ステップS4201において、FLAGM=independentでない場合(ステップS4201:No)、回答集計テーブルTAを参照して、グループ番号ig0の相違累積数Nbi(ig0)からグループ番号igの相違累積数Nbi(ig)までとなる第1区間の増加率Δ1を算出する(ステップS4204)。ステップS4204における第1区間の増加率Δ1は下記式(10)により算出される。
Δ1={Nbi(ig)−Nbi(ig0+1)}/g0・・・・(10)
つぎに、回答集計テーブルTAを参照して、グループ番号(ig0−g0)の相違累積数Nbi(ig0−g0)からグループ番号ig0の相違累積数Nbi(ig0)までとなる第2区間の増加率Δ2を算出して(ステップS4205)、ステップS4205に移行する。ステップS4205における第2区間の増加率Δ2は下記式(11)により算出される。
Δ2={Nbi(ig0)−Nbi(ig0−g0+1)}/g0・・・・(11)
そして、ステップS4206において、Δ2−Δ1<0であるか否かを判断する(ステップS4206)。Δ2−Δ1<0である場合(ステップS4206:Yes)、増加率が低下しているため、調査方法を切り替える必要がある。したがって、FLAGEX=Falseにして(ステップS4207)、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。一方、Δ2−Δ1<0でない場合(ステップS4206:No)、調査方法を切り替える必要がないため、FLAGEX=Trueのまま、調査方法切替処理(ステップS2009)に移行する。
たとえば、最初独立型で、途中ig0=3のときに掲示型に変更し(g0=3)、現在のグループ番号がig=6のとき、第1区間(グループG1〜G3)の増加率Δ1は、Δ1=(51−18)/3となり、第2区間(グループG4〜G6)の増加率Δ2は、(873−47)/3となる。したがって、Δ2−Δ1=1>0となり、Δ2−Δ1<0の条件をみたさない。よって、掲示型の調査方法を継続することとなる。
<切替部1906による調査方法切替処理手順>
図43は、切替部1906による調査方法切替処理(ステップS2009)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。調査方法切替処理(ステップS2009)では、FLAGEXの値を見て、調査方法を切り替える。
まず、FLAGEX=Trueであるか否かを判断する(ステップS4301)。すなわち、切替の要否を判断する。FLAGEX=Trueである場合(ステップS4301:Yes)、切り替えが必要であるため、FLAGM=independentであるか否かを判断する(ステップS4302)。
FLAGM=independentである場合(ステップS4302:Yes)、FLAGM=dependent、すなわち、掲示型にして(ステップS4303)、ステップS4305に移行する。
一方、FLAGM=independentでない場合(ステップS4302:No)、FLAGM=independent、すなわち、独立型にして(ステップS4304)、ステップS4305に移行する。
ステップS4305では、切替間隔g0をg0=ig−ig0とし、切り替え時のグループ番号ig0を現在のグループ番号igにする(ig0=ig)(ステップS4305)。そして、ステップS2010に移行する。また、ステップS4301においてFLAGEX=Trueでない場合(ステップS4301:No)、調査方法を切り替えることなく、ステップS2010に移行する。
このように、実施の形態1では、回答傾向を分析して切替要否を判断し、調査方法を独立型から掲示型へ、または、掲示型から独立型へ切り替えることができる。したがって、調査状況に応じて最適な調査方法を自動選定することができる。これにより、無駄な意見が低減され、利用価値の高い意見を収集することができる。
また、グループ分けを自動でおこなうことにより、グループ内人数を最適な数に設定することができる。したがって、調査期間の短縮化を図ることができる。さらに、第1の切替基準を適用することにより、回答が多数出る期待を下回ると、掲示調査法に切り替わるため、掲示意見をきっかけとした深堀りを新たに期待することができる。また、第2の切替基準を適用することにより、意見の多様性が期待を下回ると、独立調査法に切り替わるため、回答の数を増やすことができる。
また、第3の切替基準を適用することにより、切替地点の前後の増加率から切替要否を判断することができる。したがって、グループ数が多い場合でも、増加率の変動に応じた効果的な切替をおこなうことができる。
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2について説明する。実施の形態1では、対象者をグループ分けし、グループ順に調査をおこなって、回答傾向に応じて調査方法を独立型から掲示型へ、掲示型から独立型へ切り替えることとした。これに対し、実施の形態2では、対象者ではなく、質問をグループ分けし、各対象者に対し、グループ単位で質問を依頼し、回答傾向に応じて調査方法を独立型から掲示型へ、掲示型から独立型へ切り替える。
なお、実施の形態1と同一内容については説明を省略し、実施の形態2でも援用することとする。たとえば、実施の形態1で用いたグループ番号igは、実施の形態1では、対象者が属するグループのグループ番号を指すが、実施の形態2では、質問が属するグループのグループ番号を指す。以降、実施の形態1と異なる内容について説明する。
図44は、図2に示した原理2の原理図である。質問は、複数の調査項目グループに分割されている。各対象者は、端末を介して電子掲示板を閲覧することができる。また、サーバから各対象者の端末に調査依頼が送られ、対象者は端末を介して回答を入力してサーバに送信する。サーバでは、調査依頼/回答収集処理を実行して、収集された回答の分析処理を実行する。この分析結果に基づいて、調査方法を現行の調査法から他の調査法に切り替える。そして、切り替え後の調査法により調査依頼/回答収集処理を実行することとなる。
<調査項目グループ一覧テーブル>
図45は、調査項目グループ一覧テーブルの記憶内容を示す説明図である。実施の形態2では、対象者グループ一覧テーブルTPGは利用せず、対象者グループ一覧テーブルTPGに替わって調査項目グループ一覧テーブルTPHを利用する。調査項目グループ一覧テーブルTPHには、グループごとに質問番号が記憶されている。たとえば、第1グループG1には質問Q1〜Q3が属している。
<回答集計テーブルTA>
図46は、回答集計テーブルTAを示す説明図である。実施の形態1では、グループを対象者の人数でグループ分けしていた(図15を参照)。実施の形態2では、図15の回答集計テーブルTAは利用せず、図46の回答集計テーブルTAを替わりに利用する。図46の回答集計テーブルTAでは、質問数ごとにグループ分けされている。
<情報収集装置1900による情報収集処理手順>
図47は、実施の形態2にかかる情報収集装置1900による情報収集処理手順を示すフローチャートである。図47において、情報収集装置1900は、指定部1901により調査目的指定処理を実行し(ステップS4701)、選定部1902により調査方法選定処理を実行する(ステップS4702)。調査目的指定処理(ステップS4701)および調査方法選定処理(ステップS4702)は、実施の形態1の調査目的指定処理(ステップS2001)および調査方法選定処理(ステップS2002)と同じ処理である。
つぎに、グループ分け処理部1903によりグループ分け処理を実行する(ステップS4703)。グループ分け処理(ステップS4703)は、実施の形態1のグループ分け処理(ステップS2003)と異なるため、後述する。このあと、対象者番号ipをip=1とし(ステップS4704)、ip>Npであるか否かを判断する(ステップS4705)。ip>Npでない場合(ステップS4705:No)、質問のグループ番号igをig=1とし(ステップS4706)、ig>Ngであるか否かを判断する(ステップS4707)。
ig>Ngでない場合(ステップS4707:No)、グループGigを選択し(ステップS4708)、選択グループGigについて、依頼・回収処理部1904による調査依頼・回答回収処理(ステップS4709)、分析部1905による回答傾向分析処理(ステップS4710)、切替部1906による調査方法切替処理(ステップS4711)を実行する。調査依頼・回答回収処理(ステップS4709)および回答傾向分析処理(ステップS4710)については実施の形態1と異なる点があるため、後述する。
このあと、グループ番号igをインクリメントし(ステップS4712)、ステップS4707に戻る。一方、ステップS4707において、ig>Ngである場合(ステップS4707:Yes)、ipをインクリメントし(ステップS4713)、ステップS4705に戻る。そして、ip>Npである場合(ステップS4705:Yes)、一連の処理を終了する。
<グループ分け処理>
図48は、グループ分け処理部1903によるグループ分け処理(ステップS4703)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。まず、質問一覧テーブルTQを参照して、質問数Nqを読み出す(ステップS4801)。また、管理者の操作入力により調査期間Termを取り込む(ステップS4802)。そして、グループ数Ngを算出する(ステップS4803)。グループ数Ngは、図26に示した平均回答期間テーブルを参照することにより算出される。
具体的には、調査方法とステップS4802で得られた調査期間Termから、1人当たりの平均回答期間Termxを読み出す。この平均回答期間Termxを1グループ数とみなして、グループ数Ng(=Termx)とする。たとえば、質問数Nq=50(問)、調査法の初期設定が独立型である場合、平均回答期間テーブルから読み出される1人当たりの平均回答期間TermxはTermx=3である。したがって、グループ数Ngは、Ng=Termx=3となる。
グループ数Ngが求まったあと、1グループ当たりの質問数を計算する(ステップS4804)。実施の形態2では、1グループ当たりの質問数をMとすると、下記式(12)により算出される。
M=Nq/Ng・・・(12)
このあと、グループ番号igをig=1とし(ステップS4805)、ig>Ngであるか否かを判断する(ステップS4806)。ig>Ngでない場合(ステップS4806:No)、質問番号iqが下記式(13)を満たす質問を、グループGigに属する質問として選択する(ステップS4807)。
(ig−1)×M+1≦iq≦ig×M・・・(13)
そして、調査項目グループ一覧テーブルTPHのグループGigのレコードに、ステップS2509で選択された質問の質問番号を書き込む(ステップS4808)。このあと、igをインクリメントし(ステップS4809)、ステップS4806に戻る。ステップS4806において、ig>Ngである場合(ステップS4806:Yes)、調査方法の切り替えタイミングの初期値g0をg0=Ng/2に設定する(ステップS4810)。
初期値g0は、ここでは、少なくとも全調査の半分が経過した時点で切り替えることを想定して、初期値g0を、グループNgの1/2としている。なお、初期値g0以前の時点で調査方法の切り替えが生じることもある。なお、初期値g0を設定することにより、グループ分け処理を終了する。
<依頼・回収処理部1904による依頼・回収処理手順>
図49は、依頼・回収処理部1904による調査依頼・回答回収処理(ステップS4709)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。図49において、まず、依頼処理部1941により調査依頼処理を実行し(ステップS4901)、回収処理部1942により回答回収処理を実行する(ステップS4902)。調査依頼処理(ステップS4901)では、まず、質問番号iqをiq=1とし(ステップS4911)、iq>M(Mは1グループ当たりの質問数)であるか否かを判断する(ステップS4912)。
iq>Mでない場合(ステップS4912:No)、質問送信処理を実行する(ステップS4913)。質問送信処理(ステップS4913)は、実施の形態1の質問送信処理(ステップS2805)と同一処理である。このあと、質問番号iqをインクリメントして(ステップS4914)、ステップS4912に戻る。そして、iq>Mである場合(ステップS4912:Yes)、回答回収処理(ステップS4902)に移行する。
回答回収処理(ステップS4902)は、実施の形態1の回答回収処理(ステップS2702)と比べて、回収実行処理(ステップS3004)が異なるため、実施の形態2の回収実行処理(ステップS3004)について説明する。
図50は、実施の形態2にかかる回収実行処理(ステップS3004)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。まず、iq=1とし(ステップS5001)、iq>Mであるか否かを判断する(ステップS5002)。iq>Mでない場合(ステップS5002:No)、対象者からの回答を保持する回答バッファの中から質問Qiqに対する回答を読み込む(ステップS5003)。次に、回答内の意見Xが空であるか否かを判断する(ステップS5004)。空である場合(ステップS5004:Yes)、回答内容テーブルTAPの[iq,ip]の欄に『無回答』を書き込み(ステップS5005)、ステップS5011に移行する。
一方、空でない場合(ステップS5004:No)、回答内の意見Xを回答内容テーブルTAPの[iq,ip]の欄に書き込む(ステップS5006)。そして、選択グループGigの回答数Naの値を1つインクリメントする(ステップS5007)。このあと、相違意見判別処理を実行する(ステップS5008)。実施の形態2の相違意見判別処理(ステップS5008)については後述する。このあと、FLAG=Trueであるか否かを判断する(ステップS5009)。“FLAG”は、比較する2つの意見が相違しているときはTrue、そうでないときはFalseになる。
Falseである場合(ステップS5009:No)、ステップS5011に移行する。一方、Trueである場合(ステップS5009:Yes)、回答内の意見Xを相違意見と判定して、累積相違意見数Nbの値をインクリメントする(ステップS5010)。そして、ステップS5011に移行する。ステップS5011では、対象者番号ipをインクリメントして(ステップS5011)、ステップS5002に戻る。そして、iq>Mである場合(ステップS5002:Yes)、ステップS3005に移行する。
これにより、回収された回答内の意見Xが空である場合は、回答内容テーブルTAPに無回答と書き込まれ、意見Xがある場合は、その意見Xが回答内容テーブルTAPに書き込まれ、回答数Naの値が増加することとなる。また、書き込まれた意見Xが同一質問に対する他の対象者の意見と相違する場合は、累積相違意見数Nbの値が増加することとなる。
<相違意見判別処理>
図51は、相違意見判別処理(ステップS5008)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その1)である。相違意見判別処理(ステップS5008)は、新しく加わった意見Xを回答内容テーブルTAPにこれまで登録されている意見とすべて比較し、相違度
がすべてしきい値TH2未満であれば、FLAG=Falseとし、相違意見としない。一方、一つでもしきい値TH2以上であれば相違意見としてカウントすることとなる。
初期設定としてFLAG=Trueとしておき(ステップS5101)、グループGigに属する質問Qiqに対する意見Xを形態素解析して名詞集合XNを意見Xから抽出する(ステップS5102)。そして、相違度計算により同意用語/相違用語テーブルを参照して、意見X中に出現する相違用語の種類数を相違度D2として計数するとともに、意見X中に出現する同意用語の種類数を相違度D3として計数する(ステップS5103)。
そして、対象者番号kpをkp=1とする(ステップS5104)。kpは、対象者Pipに到達するまでの対象者番号を示す変数である。そして、kp>ipであるか否かを判断する(ステップS5105)。kp>ipでない場合(ステップS5105:No)、図52のステップS5201に移行する。kp>ipである場合(ステップS5105:Yes)、ステップS3005に移行する。
図52は、相違意見判別処理(ステップS5008)の詳細な処理手順を示すフローチャート(その2)である。まず、質問Qiqに対する対象者Pkpの意見Yを回答内容テーブルTAPから抽出する(ステップS5201)。つぎに、意見Yを形態素解析して名詞集合YNを抽出する(ステップS5202)。そして、名詞集合XN,YNの相違度計算により、式(1)を用いて相違度D1を算出する(ステップS5203)。
そして、ステップS5103で求めた相違度D2,D3を用いて、総合相違度Dを算出する(ステップS5204)。そして、算出された総合相違度DがD≧TH2であるか否かを判断する(ステップS5205)。D≧TH2でない場合(ステップS5205:No)、FLAG=Falseにし(ステップS5206)、対象者番号kpをインクリメントする(ステップS5207)。そして、ステップS5105に戻る。
一方、D≧TH2である場合(ステップS5205:Yes)、対象者Pipまで到達していないが、相違意見判別処理を終了して、ステップS3005に移行する。このように、1つでもしきい値TH2となる意見があれば、ステップS5205において、意見Xは相違意見であるとして、累積相違意見数Nbの値が1つ加算されることとなる。
<相違度算出処理>
図53は、実施の形態2にかかる相違度算出処理(ステップS3404)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。まず、質問Qiqに対する対象者Pipの意見Xを回答内容テーブルTAPから検索する(ステップS5301)。そして、検索された意見Xが無回答であるか否かを判断する(ステップS5302)。無回答である場合(ステップS5302:Yes)、ステップS5304に移行する。一方、無回答でない場合(ステップS5302:No)、Ncをインクリメントして(ステップS5303)、ステップS5304に移行する。
ステップS5304では、意見Xを形態素解析して抽出名詞集合XNを配列XM[ip,iq]に書き込む(ステップS5304)。そして、抽出名詞集合XNの相違度計算により相違度D2,D3を算出し、配列DDM[ip,iq]に記憶する(ステップS5305)。このあと、ステップS3405に移行する。
<総合相違度算出処理>
図54は、実施の形態2にかかる総合相違度算出処理(ステップS3408)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。実施の形態2にかかる総合相違度算出処理(ステップS3408)では、対象者Pipの意見Xの名詞集合XNと、jq(=iq+1)番目以降の質問Qjqに対する回答の意見Yの名詞集合YNとの相違度D1を求め、質問Qjq〜QMとの総合相違度Dを求める。このように、質問Qjq〜QMとの総合相違度Dを求めることで、図34のステップS3410でのソートが可能となる。
まず、対象となる名詞集合XNをXN=XM[ip,iq]とし(ステップS5401)、質問番号jqをjq=iq+1に設定する(ステップS5402)。そして、jq>Mであるか否かを判断する(ステップS5403)。jq>Mでない場合(ステップS5403:No)、対象となる名詞集合YNをYN=YM[ip,jq]とし(ステップS5404)、名詞集合XN,YNの相違度計算により式(1)を用いて相違度D1を算出する(ステップS5405)。
そして、質問番号iqの配列DDM[ip,iq]を読み出して、質問番号iqにおける総合相違度D(=DM[ip,iq]=D1+DDM[ip,iq])を算出する(ステップS5406)。そして、iqをインクリメントして(ステップS5407)、ステップS5403に戻る。jq>Mである場合(ステップS5403:Yes)、総合相違度算出処理を終了し、ステップS3409に移行する。これにより、質問Qjq〜QMとの総合相違度Dを求めることができる。
このように、実施の形態2では、回答傾向を分析して切替要否を判断し、調査方法を独立型から掲示型へ、または、掲示型から独立型へ切り替えることができる。したがって、調査状況に応じて最適な調査方法を自動選定することができる。これにより、無駄な意見が低減され、利用価値の高い意見を収集することができる。
また、グループ分けを自動でおこなうことにより、グループ内の質問数を最適な数に設定することができる。したがって、調査期間の短縮化を図ることができる。さらに、第1の切替基準を適用することにより、回答が多数出る期待を下回ると、掲示調査法に切り替わるため、掲示意見をきっかけとした深堀りを新たに期待することができる。また、第2の切替基準を適用することにより、意見の多様性が期待を下回ると、独立調査法に切り替わるため、回答の数を増やすことができる。
また、第3の切替基準を適用することにより、切替地点の前後の増加率から切替要否を判断することができる。したがって、グループ数が多い場合でも、増加率の変動に応じた効果的な切替をおこなうことができる。
なお、本実施の形態で説明した情報収集法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本情報収集プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本情報収集プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータを、
グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行手段、
前記依頼処理実行手段による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理の質問に対する回答の傾向を分析する分析手段、
前記分析手段によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替手段、
として機能させることを特徴とする情報収集プログラム。
(付記2)前記コンピュータを、
前記対象者に対する調査期間と前記質問の数とに基づいて前記グループの総数を算出し、前記対象者を前記グループの総数でグループ分けするグループ分け手段として機能させ、
前記依頼処理実行手段は、
前記グループ分け手段によってグループ分けされた各グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行することを特徴とする付記1に記載の情報収集プログラム。
(付記3)前記分析手段は、
前記一方の質問依頼処理が前記第1の質問依頼処理である場合、前記回答の数と前記現在までのグループに対する回答期待数との比率を求め、当該比率の妥当性を判断し、
前記切替手段は、
前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記1または2に記載の情報収集プログラム。
(付記4)前記分析手段は、
前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数を相違累計数として算出する算出処理を実行し、前記切替手段による前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理への切替後に、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第1の質問依頼処理中の回答における増加率と、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第2の質問依頼処理中の回答における増加率と、を比較し、
前記切替手段は、
前記分析手段による増加率の比較結果に基づいて、前記第2の質問依頼処理の実行済みグループの次のグループ以降の質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記3に記載の情報収集プログラム。
(付記5)前記分析手段は、
前記一方の質問依頼処理の種別が前記第2の質問依頼処理である場合、前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数と前記現在までのグループに対する前記質問の数との比率を求めて、当該比率の妥当性を判断し、
前記切替手段は、
前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第2の質問依頼処理から前記第1の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記1または2に記載の情報収集プログラム。
(付記6)前記分析手段は、
前記切替手段による前記第2の質問依頼処理から前記第1の質問依頼処理への切替後に、前記第1の質問依頼処理中の回答の数における増加率と、前記前記第2の質問依頼処理中の回答の数における増加率と、を比較し、
前記切替手段は、
前記分析手段による増加率の比較結果に基づいて、前記第1の質問依頼処理の実行済みグループの次のグループ以降の質問依頼処理を、前記第2の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記5に記載の情報収集プログラム。
(付記7)コンピュータを、
対象者への前記グループ内の質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記対象者への前記グループ内の質問を当該質問の他の対象者からの回答とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行手段、
前記依頼処理実行手段による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理に送信される質問に対する回答の傾向を分析する分析手段、
前記分析手段によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替手段、
として機能させることを特徴とする情報収集プログラム。
(付記8)前記コンピュータを、
前記対象者1人あたりの予定調査期間と前記質問の数とに基づいて前記グループの総数を算出し、前記質問を前記グループの総数でグループ分けするグループ分け手段として機能させ、
前記依頼処理実行手段は、
前記グループ分け手段によってグループ分けされた各グループ内の質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行することを特徴とする付記7に記載の情報収集プログラム。
(付記9)前記分析手段は、
前記一方の質問依頼処理の種別が前記第1の質問依頼処理である場合、前記回答の数と前記現在までのグループに対する回答期待数との比率を求め、当該比率の妥当性を判断し、
前記切替手段は、
前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降の質問を送信する質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記7または8に記載の情報収集プログラム。
(付記10)前記分析手段は、
前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数を相違累計数として算出する算出処理を実行し、前記切替手段による前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理への切替後に、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第1の質問依頼処理中の回答における増加率と、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第2の質問依頼処理中の回答における増加率と、を比較し、
前記切替手段は、
前記分析手段による増加率の比較結果に基づいて、前記第2の質問依頼処理の実行済みグループの次のグループ以降の質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記9に記載の情報収集プログラム。
(付記11)前記分析手段は、
前記一方の質問依頼処理の種別が前記第2の質問依頼処理である場合、前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数と前記現在までのグループに対する前記質問の数との比率を求めて、当該比率の妥当性を判断し、
前記切替手段は、
前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第2の質問依頼処理から前記第1の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記7または8に記載の情報収集プログラム。
(付記12)前記分析手段は、
前記切替手段による前記第2の質問依頼処理から前記第1の質問依頼処理への切替後に、前記第1の質問依頼処理中の回収済み回答の数における増加率と、前記前記第2の質問依頼処理中の回収済み回答の数における増加率と、を比較し、
前記切替手段は、
前記分析手段による増加率の比較結果に基づいて、前記第1の質問依頼処理の実行済みグループの次のグループ以降の質問依頼処理を、前記第2の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記9に記載の情報収集プログラム。
(付記13)コンピュータが、
グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行工程と、
前記依頼処理実行工程による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理の質問に対する回答の傾向を分析する分析工程と、
前記分析工程によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替工程と、
を実行することを特徴とする情報収集方法。
(付記14)前記分析工程は、
前記一方の質問依頼処理が前記第1の質問依頼処理である場合、前記回答の数と前記現在までのグループに対する回答期待数との比率を求め、当該比率の妥当性を判断し、
前記切替工程は、
前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする付記13に記載の情報収集方法。
(付記15)コンピュータが、
対象者への前記グループ内の質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記対象者への前記グループ内の質問を当該質問の他の対象者からの回答とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行工程と、
前記依頼処理実行工程による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理に送信される質問に対する回答の傾向を分析する分析工程と、
前記分析工程によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替工程と、
を実行することを特徴とする情報収集方法。
(付記16)グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行手段と、
前記依頼処理実行手段による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理の質問に対する回答の傾向を分析する分析手段と、
前記分析手段によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替手段と、
を備えることを特徴とする情報収集装置。
(付記17)対象者への前記グループ内の質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記対象者への前記グループ内の質問を当該質問の他の対象者からの回答とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行手段と、
前記依頼処理実行手段による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理に送信される質問に対する回答の傾向を分析する分析手段と、
前記分析手段によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替手段と、
を備えることを特徴とする情報収集装置。
1900 情報収集装置
1901 指定部
1902 選定部
1903 グループ分け処理部
1904 依頼・回収処理部
1905 分析部
1906 切替部
1941 依頼処理部
1942 回収処理部

Claims (5)

  1. コンピュータを、
    グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行手段、
    前記依頼処理実行手段による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する一方の質問依頼処理の質問に対する回答の傾向を分析する分析手段、
    前記分析手段によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1または第2の質問依頼処理のうち前記一方の質問依頼処理から他方の質問依頼処理に切り替える切替手段、
    として機能させることを特徴とする情報収集プログラム。
  2. 前記分析手段は、
    前記一方の質問依頼処理が前記第1の質問依頼処理である場合、前記回答の数と前記現在までのグループに対する回答期待数との比率を求め、当該比率の妥当性を判断し、
    前記切替手段は、
    前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報収集プログラム。
  3. 前記分析手段は、
    前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数を相違累計数として算出する算出処理を実行し、前記切替手段による前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理への切替後に、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第1の質問依頼処理中の回答における増加率と、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第2の質問依頼処理中の回答における増加率と、を比較し、
    前記切替手段は、
    前記分析手段による増加率の比較結果に基づいて、前記第2の質問依頼処理の実行済みグループの次のグループ以降の質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の情報収集プログラム。
  4. 前記分析手段は、
    前記一方の質問依頼処理の種別が前記第2の質問依頼処理である場合、前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数と前記現在までのグループに対する前記質問の数との比率を求めて、当該比率の妥当性を判断し、
    前記切替手段は、
    前記比率が妥当でないと判断された場合、前記次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第2の質問依頼処理から前記第1の質問依頼処理に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の情報収集プログラム。
  5. コンピュータが、
    グループ内の対象者への質問を送信する第1の質問依頼処理と、前記各グループ内において回答済み対象者への質問に対する回答を未依頼対象者への質問とともに送信する第2の質問依頼処理とを実行する依頼処理実行工程と、
    前記依頼処理実行工程による第1または第2の質問依頼処理のうち現在までのグループに対する第1の質問依頼処理について、前記回答の数と前記現在までのグループに対する回答期待数との比率を求め、当該比率の妥当性を判断する第1の分析工程と、
    前記分析手段によって分析された分析結果に基づいて、前記現在までのグループの次のグループ以降に対する質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理に切り替える第1の切替工程と、
    前記回答を形態素解析することにより前記回答の内容の相違度を求め、前記回答のうち当該相違度が妥当な値となる回答の数を相違累計数として算出する算出処理を実行し、前記第1の切替工程による前記第1の質問依頼処理から前記第2の質問依頼処理への切替後に、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第1の質問依頼処理中の回答における増加率と、前記算出処理によって算出された相違累計数の前記第2の質問依頼処理中の回答における増加率と、を比較する第2の分析工程と、
    前記第2の分析工程による増加率の比較結果に基づいて、前記第2の質問依頼処理の実行済みグループの次のグループ以降の質問依頼処理を、前記第1の質問依頼処理に切り替える第2の切替工程と、
    を実行することを特徴とする情報収集方法。
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