JPWO2016147799A1 - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016147799A1
JPWO2016147799A1 JP2016536256A JP2016536256A JPWO2016147799A1 JP WO2016147799 A1 JPWO2016147799 A1 JP WO2016147799A1 JP 2016536256 A JP2016536256 A JP 2016536256A JP 2016536256 A JP2016536256 A JP 2016536256A JP WO2016147799 A1 JPWO2016147799 A1 JP WO2016147799A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
convex support
separator
cathode
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016536256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6018347B1 (ja
Inventor
水川 茂
茂 水川
村田 貴
貴 村田
広之 上荷
広之 上荷
貴行 杉森
貴行 杉森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6018347B1 publication Critical patent/JP6018347B1/ja
Publication of JPWO2016147799A1 publication Critical patent/JPWO2016147799A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0273Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes with sealing or supporting means in the form of a frame
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0247Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the form
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0202Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors
    • H01M8/0258Collectors; Separators, e.g. bipolar separators; Interconnectors characterised by the configuration of channels, e.g. by the flow field of the reactant or coolant
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/028Sealing means characterised by their material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/02Details
    • H01M8/0271Sealing or supporting means around electrodes, matrices or membranes
    • H01M8/0286Processes for forming seals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/24Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells
    • H01M8/241Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes
    • H01M8/242Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells with solid or matrix-supported electrolytes comprising framed electrodes or intermediary frame-like gaskets
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/12Fuel cells with solid electrolytes operating at high temperature, e.g. with stabilised ZrO2 electrolyte
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

この燃料電池では、セルホルダ(40)には、セルホルダ(40)の枠内に流入するための流入路(44)が設けられており、流入路(44)内には、絶縁部(50)および第1シール部材(60)を支持するための凸状の支持部(34)が設けられている。

Description

この発明は、燃料電池に関に関する。
従来、特開2013−65497号公報に開示されるような燃料電池が知られている。特開2013−65497号公報に記載の燃料電池には、単電池セルと、単電池セルの燃料極側および空気極側にそれぞれ設けられる一対のインターコネクタとが設けられている。また、一対のインターコネクタの間には、単電池セルを取り囲むように、セルホルダ、絶縁部、および、ガスシール用セパレータが設けられている。ガスシール用セパレータは、絶縁部および単電池セルに跨るように設けられており、単電池セルの燃料極側と空気極側とを遮断するように構成されている。
ここで、ガスシール用セパレータが、比較的厚みの小さい金属箔から形成されている場合、ガスシール用セパレータが、波打つように変形するという不都合があった。そこで、特開2013−65497号公報に記載の燃料電池では、ガスシール用セパレータの両表面に酸化チタンをコーティングすることにより、波打つような変形を抑制している。
特開2013−65497号公報
しかしながら、特開2013−65497号公報に記載の燃料電池では、ガスシール用セパレータ(シール部材)の両表面に酸化チタンをコーティング(加工)する必要がある。すなわち、特殊なシール部材を用いる必要がある。そこで、シール部材に加工を施すことなく、シール部材が波打つように変形するのを抑制することが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、シール部材に加工を施すことなく、シール部材が波打つように変形するのを抑制することが可能な燃料電池を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による燃料電池では、発電ユニットは、少なくとも1つの面にカソードが形成されたセルと、セルの外側を取り囲むように設けられる枠状のセルホルダと、セルホルダの表面上に設けられる絶縁部と、セルのカソードには接触しないように、セルと、絶縁部とに跨るように設けられる第1シール部材とを備え、セルホルダには、外周側に設けられる燃料ガス用マニホールドから燃料ガスがセルホルダの枠内に流入するための流入路が設けられており、流入路内には、絶縁部および第1シール部材を支持するための凸状の支持部が設けられている。
この発明の一の局面による燃料電池では、上記のように、流入路内に、絶縁部および第1シール部材を支持するための凸状の支持部を設ける。これにより、絶縁部が流入路側に垂れるように変形するのが抑制されるので、絶縁部と第1シール部材との間に隙間が生じることが抑制される。その結果、第1シール部材に加工を施すことなく、第1シール部材が波打つように変形するのを抑制することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、セルには、カソードが形成される面とは反対側の面にアノードが形成され、発電ユニットは、セルのアノードに電気的に接続されるアノード接続部と、セルのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とをさらに備え、凸状の支持部は、枠状のセルホルダの流入路に対応するアノード接続部上に設けられており、アノード接続部上に設けられた凸状の支持部が、流入路内を介して絶縁部および第1シール部材を支持するように構成されている。このように構成すれば、枠状のセルホルダとアノード接続部とを積層することにより、容易に、凸状の支持部を枠状のセルホルダの流入路内に配置することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、凸状の支持部は、平面視において、略円形形状を有する。このように構成すれば、凸状の支持部を長円形状に形成する場合に比べて、流入路に対する凸状の支持部の専有面積を小さくすることができるので、流入路における燃料ガスが流入可能な領域が小さくなるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、凸状の支持部の先端部分は、略球面形状、または、角部が丸みを有する略円錐台形状に形成されている。このように構成すれば、凸状の支持部の先端部分が尖った形状を有する場合と異なり、絶縁部が傷つくのを抑制することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、凸状の支持部は、1つの流入路に対して、複数設けられている。このように構成すれば、流入路が比較的大きい場合に、絶縁部および第1シール部材を安定した状態で支持することができる。
この場合、好ましくは、複数の凸状の支持部の間の隙間の幅は、凸状の支持部が突出する方向に直交する方向の凸状の支持部の幅よりも大きい。このように構成すれば、複数の凸状の支持部の間の隙間の幅が小さくなることに起因して、燃料ガスの流入に対する抵抗が大きくなるのを抑制することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、セルホルダと、絶縁部との間に設けられる第2シール部材をさらに備え、凸状の支持部の突出高さは、セルホルダの厚みと、第2シール部材の厚みとを加算した厚み以下になるように構成されている。このように構成すれば、凸状の支持部の突出高さが、セルホルダの厚みと第2シール部材の厚みとを加算した厚みよりも大きくなることに起因して、凸状の支持部が絶縁部を過度に上方に押し上げて、第1シール部材と絶縁部との間などに隙間が生じるのを抑制することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、発電ユニットは、セルのアノードに電気的に接続されるアノード接続部と、セルのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とをさらに備え、アノード接続部と、積層される別の発電ユニットのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とは、一体的に形成されて、隣接する発電ユニットを分離するためのセパレータを兼ねており、凸状の支持部は、セパレータをプレス加工することにより形成されている。このように構成すれば、アノード接続部とカソード接続部とが一体的に形成されることにより、燃料電池を構成する部品の点数を少なくすることができる。また、凸状の支持部を、セパレータをプレス加工することにより形成することにより、セパレータとは別個に設けられる凸状の支持部をセパレータに取り付ける場合と比べて、燃料電池を構成する部品の点数を少なくすることができる。また、プレス加工により、容易に、凸状の支持部を形成することができる。
この場合、好ましくは、プレス加工することにより形成されている凸状の支持部の裏側には凹部が形成されており、セパレータの凹部近傍の部分には、セパレータの外周側に設けられる空気用マニホールドから凹部に流入する空気をセパレータの外部に逃がすための逃がし通路が設けられている。このように構成すれば、凹部の周囲の接合が甘くなるなどの異常時に、空気用マニホールドから凹部を介して、空気が燃料ガスに混合することを、逃がし通路により抑制することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、第1シール部材の表面には、ガラス系接合材が配置されている。このように構成すれば、第1シール部材と絶縁部との接合強度をガラス系接合材により高めることができる。
本発明によれば、上記のように、シール部材に加工を施すことなく、シール部材が波打つように変形するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による燃料電池の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池の模式的な断面図(図6の300−300線に沿って燃料電池を切断した時の断面図)である。 本発明の第1実施形態による燃料電池の模式的な断面図(図6の400−400線に沿って燃料電池を切断した時の断面図)である。 本発明の第1実施形態による燃料電池のセルの平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池のセパレータの平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池のセパレータにセルホルダを積層した状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池のセルホルダの平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池の絶縁部の平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池のセル押さえの平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池の集電プレートおよび集電プレート外枠の平面図である。 本発明の第1実施形態による燃料電池のプレスホルダの平面図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池のカソード/アノード接合体の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態による燃料電池のセパレータにセルホルダを積層した状態の斜視図である。 本発明の第1および第2実施形態の変形例による燃料電池の凸状の支持部の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(燃料電池の構成)
図1〜図11を参照して、第1実施形態による燃料電池100の構成について説明する。なお、燃料電池100は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)である。また、燃料電池100は、発電ユニット10を複数積層することにより構成されている。なお、以下では、1つの発電ユニット10の構成について説明する。なお、図2および図3は、各構成要素を見やすくするために、Z方向の大きさ(厚み)を大きく強調して記載している模式的な断面図である。
図1に示すように、発電ユニット10には、セル20、セパレータ30、セルホルダ40、絶縁部50、セル押さえ60、集電プレート70(集電プレート外枠71)、プレスホルダ80が設けられている。なお、セル押さえ60は、本発明の「第1シール部材」の一例である。
図2および図4に示すように、セル20は、アノード21、固体電界質層22、カソード23を含む。なお、セル20は、少なくとも1つの面(Z1方向側の面)にカソード23が形成され、カソード23が形成される面とは反対側の面(Z2方向側の面)にアノード21が形成されている。また、アノード21は、固体電界質層22のZ2方向側表面の略全面上に設けられている。カソード23は、固体電界質層22のZ1方向側の表面の一部上に設けられている。また、アノード21のZ2方向側には、ガス拡散板24およびアノード側集電部材25が配置されている。
また、図2に示すように、セパレータ30は、ガス拡散板24およびアノード側集電部材25を介して、セル20のアノード21に電気的に接続されるように配置されている。具体的には、セパレータ30のZ1方向側の表面30aが、ガス拡散板24およびアノード側集電部材25を介して、アノード21に電気的に接続されている。なお、表面30aは、本発明の「アノード接続部」の一例である。
ここで、第1実施形態では、セパレータ30のZ1方向側の表面30aが、セル20のアノード21に電気的に接続されるとともに、セパレータ30のZ2方向側の表面30bが、Z2方向側に積層される別の発電ユニット10のカソード23に電気的に接続されるように構成されている。すなわち、セル20のアノード21に電気的に接続される部分と、カソード23に接続される部分とが一体的に形成されて、隣接する発電ユニット10を分離するためのセパレータ30を兼ねている。また、セパレータ30は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。なお、表面30bは、本発明の「カソード接続部」の一例である。
また、図5に示すように、セパレータ30には、プレス加工により、X方向に沿って延びるように設けられる複数の溝部31が設けられている。また、セパレータ30には、2つの燃料ガス流入口32aおよび32bと、1つの燃料ガス流出口32cとが設けられている。そして、燃料ガス流入口32aおよび32bから流入した燃料ガスが、溝部31を介して、燃料ガス流出口32cから流出する。
また、セパレータ30には、2つの空気流入口33aおよび33bと、1つの空気流出口33cとが設けられている。そして、燃料ガスは、セパレータ30のZ1方向側の表面30a上を、X1方向側からX2方向側に流れ、空気は、セパレータ30のZ2方向側の表面30b上を、X2方向側からX1方向側に流れるように構成されている。すなわち、燃料ガスと空気とが対向するように流れる(カウンターフロー)ように構成されている。
ここで、第1実施形態では、枠状のセルホルダ40の流入路44(図6参照)に対応するセパレータ30の表面30a上には、絶縁部50およびセル押さえ60を支持するための凸状の支持部34が設けられている。具体的には、図6に示すように、セパレータ30にセルホルダ40を積層した状態で、凸状の支持部34は、セパレータ30の後述する流入路44内に設けられる(配置される)。そして、セパレータ30の表面30a上に設けられた凸状の支持部34が、セルホルダ40の流入路44内を介して絶縁部50およびセル押さえ60をZ2方向側から支持する(図2参照)ように構成されている。また、凸状の支持部34は、セルホルダ40の流入路44内に加えて、流出路45内を介して絶縁部50およびセル押さえ60をZ2方向側から支持するように構成されている。また、凸状の支持部34は、流入路44(流出路45内)を流れる燃料ガスを整流する機能を有する。
また、第1実施形態では、図5に示すように、凸状の支持部34は、平面視において、略円形形状を有する。また、図2に示すように、凸状の支持部34の先端部分34aは、略球面形状に形成されている。
また、第1実施形態では、図5および図6に示すように、凸状の支持部34は、セパレータ30の1つの流入路44(流出路45)に対して、複数設けられている。具体的には、凸状の支持部34は、燃料ガス流入口32aおよび32bの近傍に、それぞれ、Y方向に沿うように、2つずつ設けられている。また、凸状の支持部34は、1つの燃料ガス流出口32cの近傍に、Y方向に沿うように、4つ設けられている。ここで、図3に示すように、複数の凸状の支持部34の間の隙間の幅W1は、凸状の支持部34が突出する方向(Z方向)に直交する方向(水平方向)の凸状の支持部34の幅W2よりも大きい。
また、第1実施形態では、凸状の支持部34は、セパレータ30をプレス加工することにより形成されている。具体的には、凸状の支持部34は、セパレータ30がZ1方向側に突出するようにプレス加工されることにより形成されている。なお、プレス加工することにより形成されている凸状の支持部34の裏側には凹部35が形成されている。そして、空気流入口33aおよび33bと、空気流出口33cとの近傍には、Y方向に沿って、複数の凹部35が形成されている。この複数の凹部35は、セパレータ30がZ2方向側に突出するようにプレス加工されることにより形成されている。
また、第1実施形態では、セパレータ30の凹部35近傍の部分には、セパレータ30の外周側に設けられる空気流入口33aおよび33bから凹部35に流入する空気をセパレータ30の外部に逃がすための切欠き36a〜36dが設けられている。なお、切欠き36a〜36dは、本発明の「逃がし通路」の一例である。切欠き36aおよび切欠き36bは、それぞれ、空気流入口33aおよび33bと、燃料ガス流出口32cとの間にX方向に沿って延びるように形成されている。また、切欠き36cおよび切欠き36dは、それぞれ、燃料ガス流入口32aおよび32bと、空気流出口33cとの間にX方向に沿って延びるように形成されている。
また、図2に示すように、枠状のセルホルダ40は、セル20の外側を取り囲むように設けられている。具体的には、図7に示すように、セルホルダ40の中央部に開口部41が設けられており、開口部41内にセル20が配置されるように構成されている。なお、セルホルダ40は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。
また、セルホルダ40には、2つの燃料ガス流入口42aおよび42bと、1つの燃料ガス流出口42cとが設けられている。また、セルホルダ40には、2つの空気流入口43aおよび43bと、1つの空気流出口43cとが設けられている。ここで、第1実施形態では、枠状のセルホルダ40には、外周側(X1方向側)に設けられる燃料ガス流入口42aおよび42bから燃料ガスがセルホルダ40の枠内に流入するための流入路44が設けられている。そして、図6に示すように、セパレータ30の凸状の支持部34は、流入路44内に設けられる(配置される)ように構成されている。また、2つの燃料ガス流入口42aおよび42bと流入路44とは連通しており、空気流出口43cを取り囲むように構成されている。なお、燃料ガス流入口42aおよび42bは、本発明の「燃料ガス用マニホールド」の一例である。また、空気流入口43aおよび43bは、本発明の「空気用マニホールド」の一例である。
また、枠状のセルホルダ40には、燃料ガス流出口42cに連通する流出路45が設けられている。そして、図6に示すように、セパレータ30の凸状の支持部34は、流出路45内に設けられる(配置される)ように構成されている。
また、図7に示すように、セパレータ30の凹部35に対応する位置(またはその近傍)に、凹部35に流入する空気をセルホルダ40の外部に逃がすための切欠き46a〜46cが設けられている。切欠き46aおよび46bは、Y方向に沿って延びるように形成されている。また、切欠き46cは、略U字形状に形成されている。また、切欠き46aおよび46bは、セパレータ30の切欠き36aおよび36bに連通している。また、切欠き46cは、セパレータ30の切欠き36cおよび36dに連通している。
そして、流入路44から流入した燃料ガスが、セル20の端面に衝突して下方側(Z2方向側)に進路を変えた後、セルホルダ40のZ2方向側の面に沿って、セパレータ30の溝部31内を移動する。そして、燃料ガスは、セル20のX2方向側において、上方側(Z1方向側)に進路を変えた後、燃料ガス流出口42cから流出する。
また、図7に示すように、セルホルダ40の表面上には、ホルダシール48が設けられている。ホルダシール48は、セルホルダ40の燃料ガス流入口42aおよび42b、燃料ガス流出口42c、および、開口部41を取り囲むように設けられている。また、ホルダシール48は、セルホルダ40の空気流入口43aおよび43bをそれぞれ取り囲むとともに、空気流出口43cを取り囲むように設けられている。なお、ホルダシール48は、本発明の「第2シール部材」の一例である。
ここで、第1実施形態では、図2に示すように、ホルダシール48は、セルホルダ40と絶縁部50との間に設けられ、凸状の支持部34の突出高さhは、セルホルダ40の厚みとホルダシール48の厚みとを加算した厚みt以下になるように構成されている。具体的には、凸状の支持部34の突出高さhと厚みtとは、等しくなる(h=t)ように構成されている。また、セルホルダ40と絶縁部50との間に配置される前のホルダシール48の厚みは、セルホルダ40と絶縁部50との間の隙間の間隔よりも大きい。
また、図2に示すように、絶縁部50は、セルホルダ40の表面上(Z1方向側)に設けられている。なお、絶縁部50は、マイカ(雲母)から構成されている。また、図8に示すように、絶縁部50には、セル20が配置される開口部51、燃料ガス流入口52aおよび52b、燃料ガス流出口52c、空気流入口53aおよび53b、および、空気流出口53cが設けられている。
また、図2に示すように、セル押さえ60は、セル20のカソード23には接触しないように、セル20と、絶縁部50とに跨るように設けられている。なお、セル押さえ60は、たとえば、ステンレス箔からなる。また、図9に示すように、セル押さえ60の中央部には、平面視において、セル20の大きさよりも小さい開口部61が設けられている。そして、開口部61の大きさが、セル20の大きさよりも小さいことにより、セル押さえ60が、セル20と、絶縁部50とに跨るように設けられる。また、セル押さえ60の外周側には、燃料ガス流入口62aおよび62b、燃料ガス流出口62c、空気流入口63aおよび63b、および、空気流出口63cが設けられている。
また、第1実施形態では、図2に示すように、セル押さえ60の表面(両面)には、ガラス系接合材64が配置されている。図9に示すように、ガラス系接合材64は、開口部61、燃料ガス流入口62aおよび62b、燃料ガス流出口62c、空気流入口63aおよび63b、空気流出口63cを、それぞれ取り囲むように設けられている。
また、図2に示すように、セル20のカソード23の表面上(Z1方向側)には、集電プレート70が配置されている。また、集電プレート70を取り囲むように、集電プレート外枠71が設けられている。なお、集電プレート70と集電プレート外枠71とは、1枚の板材を加工することにより、同時に形成されている。また、集電プレート70と集電プレート外枠71とは、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。
また、図10に示すように、集電プレート外枠71の外周側には、燃料ガス流入口72aおよび72b、燃料ガス流出口72c、空気流入口73aおよび73b、および、空気流出口73cが設けられている。
また、図2に示すように、集電プレート外枠71の表面上(Z1方向側)には、プレスホルダ80が配置されている。プレスホルダ80は、たとえば、ステンレス鋼により形成されている。また、図11に示すように、プレスホルダ80の中央部には、集電プレート70が露出するように開口部81が設けられている。また、プレスホルダ80の外周側には、燃料ガス流入口82aおよび82b、燃料ガス流出口82c、空気流入口83aおよび83b、および、空気流出口83cが設けられている。
また、プレスホルダ80には、セパレータ30(Z1方向側に積層される別の発電ユニット10のアノード21に電気的に接続されるセパレータ30)の凹部35に流入する空気をセパレータ30の外部に逃がすための切欠き84a〜84cが設けられている。切欠き84a〜84cは、セパレータ30の凹部35に対応する位置に設けられている。
また、図2に示すように、プレスホルダ80の表面上(Z1方向側)には、Z1方向側に積層される別の発電ユニット10のアノード21に電気的に接続されるセパレータ30が配置されている。そして、セパレータ30の溝部31の下面と、集電プレート70とが接触する(導通する)ように構成されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、流入路44内に、絶縁部50およびセル押さえ60を支持するための凸状の支持部34を設ける。これにより、絶縁部50が流入路44側に垂れるように変形するのが抑制されるので、絶縁部50とセル押さえ60との間に隙間が生じることが抑制される。その結果、セル押さえ60に加工を施すことなく、シール部材が波打つように変形するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、凸状の支持部34は、枠状のセルホルダ40の流入路44に対応するセパレータ30の表面30a上に設けられており、セパレータ30の表面30a上に設けられた凸状の支持部34が、流入路44内を介して絶縁部50およびセル押さえ60を支持するように構成する。これにより、枠状のセルホルダ40とセパレータ30(表面30a)とを積層することにより、容易に、凸状の支持部34を枠状のセルホルダ40の流入路44内に配置することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、凸状の支持部34を、平面視において、略円形形状を有するように構成する。これにより、凸状の支持部34を長円形状に形成する場合に比べて、流入路44に対する凸状の支持部34の専有面積を小さくすることができるので、流入路44における燃料ガスが流入可能な領域が小さくなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、凸状の支持部34の先端部分34aを、略球面形状に形成する。これにより、凸状の支持部34の先端部分が尖った形状を有する場合と異なり、絶縁部50が傷つくのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、凸状の支持部34を、1つの流入路44に対して、複数設ける。これにより、流入路44が比較的大きい場合に、絶縁部50およびセル押さえ60を安定した状態で支持することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数の凸状の支持部34の間の隙間の幅W1を、凸状の支持部34が突出する方向に直交する方向の凸状の支持部34の幅W2よりも大きくする。これにより、複数の凸状の支持部34の間の隙間の幅W1が小さくなることに起因して、燃料ガスの流入に対する抵抗が大きくなるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、セルホルダ40と、絶縁部50との間にホルダシール48を設けて、凸状の支持部34の突出高さhを、セルホルダ40の厚みと、ホルダシール48の厚みとを加算した厚みt以下になるように構成する。これにより、凸状の支持部34の突出高さhが、セルホルダ40の厚みとホルダシール48の厚みとを加算した厚みtよりも大きくなることに起因して、凸状の支持部34が絶縁部50を過度に上方に押し上げて、セル押さえ60と絶縁部50との間などに隙間が生じるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、セパレータ30の表面30aと、積層される別の発電ユニット10のカソード23に電気的に接続されるセパレータ30の表面30bとは、一体的に形成されて、隣接する発電ユニット10を分離するためのセパレータ30を兼ねており、凸状の支持部34を、セパレータ30をプレス加工することにより形成する。これにより、セパレータ30の表面30aとセパレータ30の表面30bとが一体的に形成されることにより、燃料電池100を構成する部品の点数を少なくすることができる。また、凸状の支持部34を、セパレータ30をプレス加工することにより形成することにより、セパレータ30とは別個に設けられる凸状の支持部34をセパレータ30に取り付ける場合と比べて、燃料電池100を構成する部品の点数を少なくすることができる。また、プレス加工により、容易に、凸状の支持部34を形成することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、プレス加工することにより形成されている凸状の支持部34の裏側には凹部35が形成されており、セパレータ30の凹部35近傍の部分に、セパレータ30の外周側に設けられる空気流入口33aおよび33bから凹部35に流入する空気をセパレータ30の外部に逃がすための切欠き36a〜36dを設ける。これにより、凹部35の周囲の接合が甘くなるなどの異常時に、空気流入口33aおよび33bから凹部35を介して、空気が燃料ガスに混合することを、切欠き36a〜36dにより抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、セル押さえ60の表面に、ガラス系接合材64を配置する。これにより、セル押さえ60と絶縁部50(集電プレート外枠71)との接合強度をガラス系接合材64により高めることができる。
[第2実施形態]
(燃料電池の構成)
図12〜図14を参照して、第2実施形態による燃料電池110の構成について説明する。第2実施形態による燃料電池110は、上記燃料ガスと空気とが対向するように流れていた(カウンターフロー)第1実施形態と異なり、燃料ガスと空気とが交差するように流れる(クロスフロー)。また、燃料電池110は、発電ユニット120を複数積層することにより構成されている。なお、以下では、1つの発電ユニット120の構成について説明する。
図12に示すように、第2実施形態による燃料電池110(発電ユニット120)では、下方側(Z2方向側)から、カソード/アノード接合体130、ガス拡散板140、アノード側集電部材141、セル142、絶縁部150、および、セル押さえ160がこの順で積層されている。なお、セル押さえ160は、本発明の「第1シール部材」の一例である。
また、図13に示すように、カソード/アノード接合体130では、集電プレート131、カソードプレート132、セパレータ133、アノードプレート134、および、セルホルダ135がこの順で積層されている。なお、第2実施形態では、上記セパレータ30がアノード21およびカソード23に接続される部分を兼ねていた第1実施形態と異なり、カソードプレート132、セパレータ133およびアノードプレート134がそれぞれ別個に設けられている。なお、カソードプレート132およびアノードプレート134は、それぞれ、本発明の「カソード接続部」および「アノード接続部」の一例である。
また、燃料電池110では、燃料ガスは、アノードプレート134の上面(Z1方向側)を、X方向に沿って流れるように構成されている。また、空気は、カソードプレート132(溝部132a)を、Y方向に沿って流れるように構成されている。これにより、燃料電池110では、燃料ガスと空気とが交差するように流れる(クロスフロー)。
また、図13に示すように、アノードプレート134の外周側には、3つの燃料ガス流入口134aと、3つの燃料ガス流出口134bとが設けられている。そして、燃料ガス流入口134aの近傍と、燃料ガス流出口134bの近傍とには、それぞれ、複数の凸状の支持部134cが設けられている。なお、凸状の支持部134cは、アノードプレート134をプレス加工することにより形成されている。
また、セルホルダ135の外周側には、燃料ガス流入口135aと、燃料ガス流出口135bとが設けられている。また、セルホルダ135には、燃料ガス流入口135aと、燃料ガス流出口135bとにそれぞれ連通するように、流入路136aと、流出路136bとが設けられている。そして、図14に示すように、アノードプレート134とセルホルダ135とが積層された状態で、流入路136a内および流出路136b内を介して、凸状の支持部134cにより、絶縁部150およびセル押さえ160が支持されるように構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成および効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態および実施例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、燃料電池が、固体酸化物形燃料電池(SOFC)である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、燃料電池が、固体酸化物形燃料電池以外の燃料電池である、固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)、りん酸形燃料電池(PAFC:Phosphoric Acid Fuel Cell)、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC:Molten Carbonate Fuel Cell)などでもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、凸状の支持部がセパレータ(アノードプレート)に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、セパレータ(アノードプレート)とは別個に設けられる凸状の支持部を、セパレータ(アノードプレート)と絶縁部との間に挟み込むようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、凸状の支持部の先端部分が略球面形状に形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図15に示す変形例による燃料電池200の凸状の支持部201のように、支持部201の先端部分201aが、角部が丸みを有する略円錐台形状に形成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、凸状の支持部が、1つの流入路に対して、複数設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、流入路の幅が比較的小さい場合には、凸状の支持部を、1つの流入路に対して1つ設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、凸状の支持部が、セパレータ(アノードプレート)をプレス加工することにより形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、凸状の支持部を、プレス加工以外の方法により形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、セパレータが、アノードに電気的に接続される部分とカソードに電気的に接続される部分とを兼ねている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第2実施形態のように、アノードに電気的に接続される部分(アノードプレート)と、カソードに電気的に接続される部分(カソードプレート)と、隣接する発電ユニットを分離するためのセパレータを別個に設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、凸状の支持部の突出高さが、セルホルダの厚みとホルダシールの厚みとを加算した厚みと等しくなる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、凸状の支持部の突出高さが、セルホルダの厚みとホルダシールの厚みとを加算した厚みよりも小さくなるように構成されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、本発明の逃がし通路として切欠きを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、本発明の逃がし通路として溝部を用いてもよい。
10、120 発電ユニット
20、142 セル
21 アノード
23 カソード
30 セパレータ
30a 表面(アノード接続部)
30b 表面(カソード接続部)
34、134c 支持部
34a、201a 先端部分
35 凹部
36a〜36d 切欠き(逃がし通路)
40、135 セルホルダ
42a、42b 燃料ガス流入口(燃料ガス用マニホールド)
43a、43b 空気流入口(空気用マニホールド)
44、136a 流入路
48 ホルダシール(第2シール部材)
50、150 絶縁部
60、160 セル押さえ(第1シール部材)
64 ガラス系接合材
100、110、200燃料電池
132 カソードプレート(カソード接続部)
134 アノードプレート(アノード接続部)
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、凸状の支持部は、平面視において、円形形状を有する。このように構成すれば、凸状の支持部を長円形状に形成する場合に比べて、流入路に対する凸状の支持部の専有面積を小さくすることができるので、流入路における燃料ガスが流入可能な領域が小さくなるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、凸状の支持部の先端部分は、球面形状、または、角部が丸みを有する円錐台形状に形成されている。このように構成すれば、凸状の支持部の先端部分が尖った形状を有する場合と異なり、絶縁部が傷つくのを抑制することができる。
上記一の局面による燃料電池において、好ましくは、発電ユニットは、セルのアノードに電気的に接続されるアノード接続部と、セルのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とをさらに備え、アノード接続部と、積層される別の発電ユニットのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とは、一体的に形成されて、隣接する発電ユニットを分離するためのセパレータを兼ねており、凸状の支持部は、セパレータに一体的に設けられている。このように構成すれば、アノード接続部とカソード接続部とが一体的に形成されることにより、燃料電池を構成する部品の点数を少なくすることができる。また、凸状の支持部を、セパレータをプレス加工することにより形成することにより、セパレータとは別個に設けられる凸状の支持部をセパレータに取り付ける場合と比べて、燃料電池を構成する部品の点数を少なくすることができる。また、プレス加工により、容易に、凸状の支持部を形成することができる。
この場合、好ましくは、凸状の支持部の裏側には凹部が形成されており、セパレータの凹部近傍の部分には、セパレータの外周側に設けられる空気用マニホールドから凹部に流入する空気をセパレータの外部に逃がすための逃がし通路が設けられている。このように構成すれば、凹部の周囲の接合が甘くなるなどの異常時に、空気用マニホールドから凹部を介して、空気が燃料ガスに混合することを、逃がし通路により抑制することができる。



Claims (10)

  1. 発電ユニットを複数積層することにより構成される燃料電池であって、
    前記発電ユニットは、
    少なくとも1つの面にカソードが形成されたセルと、
    前記セルの外側を取り囲むように設けられる枠状のセルホルダと、
    前記セルホルダの表面上に設けられる絶縁部と、
    前記セルの前記カソードには接触しないように、前記セルと、前記絶縁部とに跨るように設けられる第1シール部材とを備え、
    前記セルホルダには、外周側に設けられる燃料ガス用マニホールドから燃料ガスが前記セルホルダの枠内に流入するための流入路が設けられており、
    前記流入路内には、前記絶縁部および前記第1シール部材を支持するための凸状の支持部が設けられている、燃料電池。
  2. 前記セルには、前記カソードが形成される面とは反対側の面にアノードが形成され、
    前記発電ユニットは、
    前記セルの前記アノードに電気的に接続されるアノード接続部と、
    前記セルのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とをさらに備え、
    前記凸状の支持部は、枠状の前記セルホルダの前記流入路に対応する前記アノード接続部上に設けられており、
    前記アノード接続部上に設けられた前記凸状の支持部が、前記流入路内を介して前記絶縁部および前記第1シール部材を支持するように構成されている、請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記凸状の支持部は、平面視において、略円形形状を有する、請求項1に記載の燃料電池。
  4. 前記凸状の支持部の先端部分は、略球面形状、または、角部が丸みを有する略円錐台形状に形成されている、請求項3に記載の燃料電池。
  5. 前記凸状の支持部は、1つの前記流入路に対して、複数設けられている、請求項1に記載の燃料電池。
  6. 複数の前記凸状の支持部の間の隙間の幅は、前記凸状の支持部が突出する方向に直交する方向の前記凸状の支持部の幅よりも大きい、請求項5に記載の燃料電池。
  7. 前記セルホルダと、前記絶縁部との間に設けられる第2シール部材をさらに備え、
    前記凸状の支持部の突出高さは、前記セルホルダの厚みと、前記第2シール部材の厚みとを加算した厚み以下になるように構成されている、請求項1に記載の燃料電池。
  8. 前記発電ユニットは、
    前記セルのアノードに電気的に接続されるアノード接続部と、
    前記セルのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とをさらに備え、
    前記アノード接続部と、積層される別の発電ユニットのカソードに電気的に接続されるカソード接続部とは、一体的に形成されて、隣接する発電ユニットを分離するためのセパレータを兼ねており、
    前記凸状の支持部は、前記セパレータをプレス加工することにより形成されている、請求項1に記載の燃料電池。
  9. プレス加工することにより形成されている前記凸状の支持部の裏側には凹部が形成されており、
    前記セパレータの前記凹部近傍の部分には、前記セパレータの外周側に設けられる空気用マニホールドから前記凹部に流入する空気を前記セパレータの外部に逃がすための逃がし通路が設けられている、請求項8に記載の燃料電池。
  10. 前記第1シール部材の表面には、ガラス系接合材が配置されている、請求項1に記載の燃料電池。
JP2016536256A 2015-03-17 2016-02-22 燃料電池 Active JP6018347B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053366 2015-03-17
JP2015053366 2015-03-17
PCT/JP2016/054994 WO2016147799A1 (ja) 2015-03-17 2016-02-22 燃料電池

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016190467A Division JP2017033943A (ja) 2015-03-17 2016-09-29 燃料電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6018347B1 JP6018347B1 (ja) 2016-11-02
JPWO2016147799A1 true JPWO2016147799A1 (ja) 2017-04-27

Family

ID=56918702

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016536256A Active JP6018347B1 (ja) 2015-03-17 2016-02-22 燃料電池
JP2016190467A Pending JP2017033943A (ja) 2015-03-17 2016-09-29 燃料電池

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016190467A Pending JP2017033943A (ja) 2015-03-17 2016-09-29 燃料電池

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10249887B2 (ja)
EP (1) EP3273516A4 (ja)
JP (2) JP6018347B1 (ja)
KR (1) KR20170128211A (ja)
CN (1) CN107210460A (ja)
WO (1) WO2016147799A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102123714B1 (ko) * 2016-08-16 2020-06-16 주식회사 엘지화학 평판형 고체 산화물 연료전지
JP7009828B2 (ja) * 2017-08-10 2022-02-10 日産自動車株式会社 燃料電池スタックおよび燃料電池スタックに用いられる絶縁部材

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5265273B2 (ja) * 2008-08-27 2013-08-14 本田技研工業株式会社 燃料電池
JP5664457B2 (ja) * 2011-05-30 2015-02-04 トヨタ車体株式会社 燃料電池用セパレータプレート、燃料電池用セパレータ、燃料電池及び燃料電池用セパレータプレートの製造方法
JP5812780B2 (ja) 2011-09-20 2015-11-17 住友精密工業株式会社 燃料電池用セルスタック
JP2013120627A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Honda Motor Co Ltd 燃料電池
JP5816118B2 (ja) * 2012-03-29 2015-11-18 本田技研工業株式会社 燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
EP3273516A1 (en) 2018-01-24
WO2016147799A1 (ja) 2016-09-22
US20180034072A1 (en) 2018-02-01
US10249887B2 (en) 2019-04-02
CN107210460A (zh) 2017-09-26
JP6018347B1 (ja) 2016-11-02
JP2017033943A (ja) 2017-02-09
KR20170128211A (ko) 2017-11-22
EP3273516A4 (en) 2018-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4899339B2 (ja) 燃料電池のセパレータ
JP6003863B2 (ja) セパレータおよび燃料電池
JP2011113725A (ja) 燃料電池
JP6018347B1 (ja) 燃料電池
JP2015032559A (ja) 固体酸化物形燃料電池スタック及びセパレータ付インターコネクタ
US9406948B2 (en) Electroformed bipolar plates for fuel cells
JP2016146313A (ja) バイポーラプレート及びダイレクトメタノール型燃料電池
JP6888690B2 (ja) 燃料電池スタック
JP7009828B2 (ja) 燃料電池スタックおよび燃料電池スタックに用いられる絶縁部材
JP5638427B2 (ja) 燃料電池
EP2054965B1 (en) Bipolar separators with improved fluid distribution
JP5835991B2 (ja) 燃料電池
JP2013168342A (ja) 燃料電池用セパレータ、燃料電池及び燃料電池スタック
JP2014123545A (ja) 燃料電池スタック
JP6874723B2 (ja) 燃料電池スタック
JP6806256B2 (ja) 燃料電池スタック
JP2017016827A (ja) 燃料電池
JP5583824B2 (ja) 燃料電池
US9299993B2 (en) Fuel cell and separator
KR101698829B1 (ko) 분리판 및 이를 포함하는 연료전지 스택
KR101451838B1 (ko) 용융탄산염 연료전지 및 그 연료전지의 집전판 제조 방법
US11489187B2 (en) Cell stack device
JP5810068B2 (ja) 燃料電池スタック
JPWO2017026447A1 (ja) 燃料電池
WO2005112160A1 (en) Fuel cell separator

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6018347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250