JPWO2016121409A1 - 端末装置および基地局装置 - Google Patents

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Abstract

CSMA/CAを前提とし、CCA可変端末装置と、レガシー端末装置とが共存する環境において、CCA可変端末装置がCCAレベルを可変とすることにより、良好な通信を実現しつつ、レガシー端末の通信を保護する。基地局装置と無線通信を行なう端末装置であって、前記基地局装置から送信された無線信号を受信する受信部と、前記無線信号に含まれ、あるチャネルにおいて使用可能な、クリアチャネル評価に用いられるCCAレベルの範囲に関する情報を含む第1のCCA可変チャネル指示情報を取得するCCA可変チャネル情報処理部と、前記第1のCCA可変チャネル指示情報に基づき、使用するチャネルの選択を行なう上位層部と、を備える。

Description

本発明は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムに適用される端末装置および基地局装置の技術に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)規格であるIEEE802.11のさらなる高速化を実現する、IEEE802.11acがIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)により策定された。現在、IEEE802.11acの後継規格として、IEEE802.11axの標準化活動が開始されている。無線LANデバイスの急速な普及に伴い、IEEE802.11ax標準化においても、無線LANデバイスの過密配置環境において、ユーザあたりのスループット向上の検討が行なわれている。
無線LANシステムは、キャリアセンス(CS: Carrier Sense)に基づき送信可否判断を行なうシステムである。キャリアセンスにより受信干渉レベルがしきい値よりも低ければ、送信可能と判断し、しきい値よりも高い干渉電力を受信すれば、送信を回避する。
IEEE802.11ax標準化において、キャリアセンスしきい値の変更、あるいは動的制御が議論されている。無線LANデバイス過密配置環境下において、キャリアセンスしきい値を引き上げることによって、各デバイスの送信機会が向上することが期待される。しかし、キャリアセンスしきい値の引き上げには受信側の干渉レベルが増加する懸念もある。
非特許文献1では、キャリアセンスのためのしきい値(キャリアセンスレベル、CCAレベル: Clear Channel Assessmentレベル)を動的に変化させることにより、干渉制御が行なわれている。例えば、端末装置間距離が短い端末装置同士は、CCAレベルを引き上げることによって、送信機会を向上することができる仕組みである。CCAレベルを引き上げた場合、他端末装置に与える干渉量も増加することが想定されるが、送信端末装置のビームフォーミングや、MU−MIMO(Multi-User Multiple Input Multiple Output、SDMA: Spatial Division Multiple Access)や、受信端末装置の干渉抑圧技術を用いることにより、干渉による影響を低減可能である。
IEEE802.11ax標準化において、CCAレベルを可変とする機能に関する議論が行なわれている。そのため、IEEE802.11axに対応する端末装置(ax端末)は、従来のCCAレベルと異なる値を用いることが想定される。
IEEE 802.11-14/0779r2 DSC Practical Usage
しかしながら、CCAレベルを可変とする機能により、CCAレベルを可変とする機能に対応した端末装置(以下、CCA可変端末装置。)は干渉制御の効果により良好な通信が可能と考えられるが、CCAレベルを可変する機能に対応していない端末装置(例えばIEEE802.11ax以前の規格IEEE802.11a,IEEE802.11b,IEEE802.11g,IEEE802.11n,IEEE802.11ac等に対応する端末装置。以下、レガシー端末装置とも呼称)は、干渉量の増大により通信機会が大幅に減少することが懸念されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、CSMA/CAを前提とし、CCA可変端末装置と、レガシー端末装置とが共存する環境において、CCA可変端末装置がCCAレベルを可変とすることにより、良好な通信を実現しつつ、レガシー端末の通信を保護することができる端末装置および基地局装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の端末装置は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムに適用され、基地局装置と無線通信を行なう端末装置であって、前記基地局装置から取得した第1のCCA(Clear Channel Assessment)可変チャネル指示情報に基づいて、他のチャネルへの移行を指示するCCA可変チャネル情報処理部と、前記指示に基づいて、キャリアセンスを行なうチャネルを選択するCSMA/CA部と、を備えることを特徴とする。
このように、基地局装置から取得した第1のCCA可変チャネル指示情報に基づいて、他のチャネルへの移行を指示する。例えば、CCAレベルを変更することができるチャネルへの移行を指示する。そして、その指示に基づいて、キャリアセンスを行なうチャネルを選択するので、各端末装置が使用する無線リソースを分離することができ、通信機会が減少する端末装置の発生が回避され、端末装置当たりのスループットを大幅に向上させることが可能となる。
本発明によれば、良好な通信を実現しつつ、端末装置当たりのスループットを大幅に向上させることが可能となる。
無線LANシステム構成の一例を示した図である。 本実施形態に係る無線通信システムの一例を示した図である。 BSS301が使用可能なチャネルの一例を示した図である。 基地局装置101の装置構成の一例を示した図である。 端末装置200の装置構成の一例を示した図である。 端末装置200aの装置構成を示した図である。 基地局装置101と、端末装置200と、端末装置200aとの処理の流れの一例を示すタイミングチャートである。 チャネルアグリゲーションを用いる場合のチャネルの一例を示した図である。 本実施形態に係る無線通信システムの概略を示した図である。 端末装置2200が、IEEE802.11で規定されるチャネルアグリゲーションを用いる場合のアクセスメカニズムの一例を示した図である。 本実施形態に係る基地局装置2101の装置構成の一例を示した図である。 本実施形態に係る端末装置2200の装置構成の一例を示した図である。 DBOの手順の概略の一例を示した図である。 OFDMAにおける使用可能なチャネルの一例を示した図である。 本実施形態に係る無線通信システムの概略を示した図である。 本実施形態に係る基地局装置3101の装置構成の一例を示した図である。 本実施形態に係る端末装置3200の装置構成の一例を示した図である。 UL−OFDMAの実施形態の一例を示した図である。 OFDMA伝送時のアクセスメカニズムの一例を示す概略図である。 DBOに基づく、OFDMA伝送時のアクセスメカニズムの一例を示す概略図である。 チャネルアグリゲーションを用いる場合のチャネルの一例を示した図である。
本実施形態における通信システムは、無線送信装置(アクセスポイント、AP: Access point、基地局装置)、および複数の無線受信装置(ステーション、STA: Station、端末装置)を備える。また、APとSTAとで構成されるネットワークを基本サービスセット(BSS: Basic service set、管理範囲)と呼ぶ。また、無線送信装置と、無線受信装置をまとめて、無線LAN(Local area network)装置とも呼称する。
BSS内のAPおよびSTAは、それぞれCSMA/CA(Carrier sense multiple access with collision avoidance)に基づいて、通信を行なうものとする。本実施形態においては、APが複数のSTAと通信を行なうインフラストラクチャモードを対象とするが、本実施形態の方法は、STA同士が通信を直接行なうアドホックモードでも実施可能である。
例えば、IEEE802.11システムでは、各装置は、共通のフレームフォーマットを持った複数のフレームタイプの送信フレームを送信することが可能である。送信フレームは、物理(Physical: PHY)層、媒体アクセス制御(Medium access control: MAC)層、論理リンク制御(LLC: Logical Link Control)層でそれぞれ定義されている。PHY層の送信フレームは、物理プロトコルデータユニット(PPDU: PHY protocol data unit)と呼ばれる。PPDUは、物理層での信号処理を行なうためのヘッダ情報等が含まれる物理層ヘッダ(PHYヘッダ)と、物理層で処理されるデータユニットである物理サービスデータユニット(PSDU: PHY service data unit)等から構成される。PSDUは無線区間における再送単位となるMACプロトコルデータユニット(MPDU: MAC protocol data unit)が複数集約された集約MPDU(A-MPDU: Aggregated-MPDU)で構成されることが可能である。
PHYヘッダには、信号の検出・同期等に用いられるショートトレーニングフィールド(STF: Short training field)、データ復調のためのチャネル情報を取得するために用いられるロングトレーニングフィールド(LTF: Long training field)などの参照信号と、データ復調のための制御情報が含まれているシグナル(Signal: SIG)などの制御信号が含まれる。また、STFは、対応する規格に応じて、レガシーSTF(L-STF: Legacy-STF)や、高スループットSTF(HT-STF: High throughput-STF)や、超高スループットSTF(VHT-STF: Very high throughput-STF)等に分類され、LTFやSIGも同様にL−LTF、HT−LTF、VHT−LTF、L−SIG、HT−SIG、VHT−SIGに分類される。VHT−SIGは更にVHT−SIG−AとVHT−SIG−Bに分類される。
PPDUは対応する規格に応じて変調される。例えば、IEEE802.11n規格であれば、直交周波数分割多重(OFDM: Orthogonal frequency division multiplexing)信号に変調される。
MPDUはMAC層での信号処理を行なうためのヘッダ情報等が含まれるMAC層ヘッダ(MAC header)と、MAC層で処理されるデータユニットであるMACサービスデータユニット(MSDU: MAC service data unit)もしくはフレームボディ、ならびにフレームに誤りがないかをどうかをチェックするフレーム検査部(Frame check sequence: FCS)で構成されている。また、複数のMSDUは集約MSDU(A-MSDU: Aggregated-MSDU)として集約されることも可能である。
MAC層の送信フレームのフレームタイプは、装置間の接続状態などを管理するマネージメントフレーム、装置間の通信状態を管理するコントロールフレーム、および実際の送信データを含むデータフレームの3つに大きく分類され、それぞれは更に複数種類のサブフレームタイプに分類される。コントロールフレームには、受信完了通知(Ack: Acknowledge)フレーム、送信要求(RTS: Request to send)フレーム、受信準備完了(CTS: Clear to send)フレーム等が含まれる。マネージメントフレームには、ビーコン(Beacon)フレーム、プローブ要求(Probe request)フレーム、プローブ応答(Probe response)フレーム、認証(Authentication)フレーム、接続要求(Association request)フレーム、接続応答(Association response)フレーム等が含まれる。データフレームには、データ(Data)フレーム、ポーリング(CF-poll)フレーム等が含まれる。各装置は、MACヘッダに含まれるフレームコントロールフィールドの内容を読み取ることで、受信したフレームのフレームタイプおよびサブフレームタイプを把握することができる。
ビーコンフレームには、ビーコンが送信される周期(Beacon interval)やAPを識別する情報(SSID: Service set identifier等)を記載するフィールド(Field)が含まれる。APは、ビーコンフレームを周期的にBSS内に報知することが可能であり、STAはビーコンフレームを受信することで、STA周辺のAPを把握することが可能である。STAがAPより報知されるビーコンフレームに基づいてAPを把握することを受動的スキャニング(Passive scanning)と呼ぶ。一方、STAがプローブ要求フレームをBSS内に報知することで、APを探査することを能動的スキャニング(Active scanning)と呼ぶ。APは該プローブ要求フレームへの応答としてプローブ応答フレームを送信することが可能であり、該プローブ応答フレームの記載内容は、ビーコンフレームと同等である。
STAはAPを認識したあとに、該APに対して接続処理を行なう。接続処理は認証(Authentication)手続きと接続(Association)手続きに分類される。STAは接続を希望するAPに対して、認証フレーム(認証要求)を送信する。APは、認証フレームを受信すると、該STAに対する認証の可否などを示すステータスコードを含んだ認証フレーム(認証応答)を該STAに送信する。STAは、該認証フレームに記載されたステータスコードを読み取ることで、自装置が該APに認証を許可されたか否かを判断することができる。なお、APとSTAは認証フレームを複数回やり取りすることが可能である。
STAは認証手続きに続いて、APに対して接続手続きを行なうために、接続要求フレームを送信する。APは接続要求フレームを受信すると、該STAの接続を許可するか否かを判断し、その旨を通知するために、接続応答フレームを送信する。接続応答フレームには、接続処理の可否を示すステータスコードに加えて、STAを識別するためのアソシエーション識別番号(AID: Association identifier)が記載されている。APは接続許可を出したSTAにそれぞれ異なるAIDを設定することで、複数のSTAを管理することが可能となる。
接続処理が行なわれたのち、APとSTAは実際のデータ伝送を行なう。IEEE802.11システムでは、分散制御機構(DCF: Distributed Coordination Function)と集中制御機構(PCF: Point Coordination Function)、およびこれらが拡張された機構(拡張分散チャネルアクセス(EDCA: Enhanced distributed channel access)や、ハイブリッド制御機構(HCF: Hybrid coordination function)等)が定義されている。以下では、APがSTAにDCFで信号を送信する場合を例にとって説明する。
DCFでは、APおよびSTAは、通信に先立ち、自装置周辺の無線チャネルの使用状況を確認するキャリアセンス(CS: Carrier sense)を行なう。例えば、送信局であるAPは予め定められたクリアチャネル評価レベル(CCAレベル: Clear channel assessment level)よりも高い信号を該無線チャネルで受信した場合、該無線チャネルでの送信フレームの送信を延期する。以下では、該無線チャネルにおいて、CCAレベル以上の信号が検出される状態をビジー(Busy)状態、CCAレベル以上の信号が検出されない状態をアイドル(Idle)状態と呼ぶ。このように、各装置が実際に受信した信号の電力に基づいて行なうCSを物理キャリアセンス(物理CS)と呼ぶ。なおCCAレベルをキャリアセンスレベル(CS level)、もしくはCCA閾値(CCA threshold: CCAT)とも呼ぶ。なお、APおよびSTAは、CCAレベル以上の信号を検出した場合は、少なくともPHY層の信号を復調する動作に入る。
APは送信する送信フレームに種類に応じたフレーム間隔(IFS: Inter frame space)だけキャリアセンスを行ない、無線チャネルがビジー状態かアイドル状態かを判断する。APがキャリアセンスする期間は、これからAPが送信する送信フレームのフレームタイプおよびサブフレームタイプによって異なる。IEEE802.11システムでは、期間の異なる複数のIFSが定義されており、最も高い優先度が与えられた送信フレームに用いられる短フレーム間隔(SIFS: Short IFS)、優先度が比較的高い送信フレームに用いられるポーリング用フレーム間隔(PCF IFS: PIFS)、最も優先度の低い送信フレームに用いられる分散制御用フレーム間隔(DCF IFS: DIFS)などがある。APがDCFでデータフレームを送信する場合、APはDIFSを用いる。
APはDIFSだけ待機したあとで、フレームの衝突を防ぐためのランダムバックオフ時間だけ更に待機する。IEEE802.11システムにおいては、コンテンションウィンドウ(CW: Contention window)と呼ばれるランダムバックオフ時間が用いられる。CSMA/CAでは、ある送信局が送信した送信フレームは、他送信局からの干渉が無い状態で受信局に受信されることを前提としている。そのため、送信局同士が同じタイミングで送信フレームを送信してしまうと、フレーム同士が衝突してしまい、受信局は正しく受信することができない。そこで、各送信局が送信開始前に、ランダムに設定される時間だけ待機することで、フレームの衝突が回避される。APはキャリアセンスによって無線チャネルがアイドル状態であると判断すると、CWのカウントダウンを開始し、CWが0となって初めて送信権を獲得し、STAに送信フレームを送信できる。なお、CWのカウントダウン中にAPがキャリアセンスによって無線チャネルをビジー状態と判断した場合は、CWのカウントダウンを停止する。そして、無線チャネルがアイドル状態となった場合、先のIFSに続いて、APは残留するCWのカウントダウンを再開する。
受信局であるSTAは、送信フレームを受信し、該送信フレームのPHYヘッダを読み取り、受信した送信フレームを復調する。そして、STAは復調した信号のMACヘッダを読み取ることで、該送信フレームが自装置宛てのものか否かを認識することができる。なお、STAは、PHYヘッダに記載の情報(例えば、VHT-SIG-Aの記載されるグループ識別番号(GID: Group identifier))に基づいて、該送信フレームの宛先を判断することも可能である。
STAは、受信した送信フレームが自装置宛てのものと判断し、そして誤りなく送信フレームを復調できた場合、フレームを正しく受信できたことを示すACKフレームを送信局であるAPに送信しなければならない。ACKフレームは、SIFS期間の待機だけ(ランダムバックオフ時間は取られない)で送信される最も優先度の高い送信フレームの一つである。APはSTAから送信されるACKフレームの受信をもって、一連の通信を終了する。なお、STAがフレームを正しく受信できなかった場合、STAはACKを送信しない。よってAPは、フレーム送信後、一定期間(SIFS+ACKフレーム長)の間、受信局からのACKフレームを受信しなかった場合、通信は失敗したものとして、通信を終了する。このように、IEEE802.11システムの1回の通信(バーストとも呼ぶ)の終了は、ビーコンフレームなどの報知信号の送信の場合や、送信データを分割するフラグメンテーションが用いられる場合などの特別な場合を除き、必ずACKフレームの受信の有無で判断されることになる。
STAは、受信した送信フレームが自装置宛てのものではないと判断した場合、PHYヘッダ等に記載されている該送信フレームの長さ(Length)に基づいて、ネットワークアロケーションベクタ(NAV: Network allocation vector)を設定する。STAは、NAVに設定された期間は通信を試行しない。つまり、STAは物理CSによって無線チャネルがビジー状態と判断した場合と同じ動作をNAVに設定された期間行なうことになるから、NAVによる通信制御は仮想キャリアセンス(仮想CS)とも呼ばれる。NAVは、PHYヘッダに記載の情報に基づいて設定される場合に加えて、隠れ端末問題を解消するために導入される送信要求(RTS: Request to send)フレームや、受信準備完了(CTS: Clear to send)フレームによっても設定される。
各装置がキャリアセンスを行ない、自律的に送信権を獲得するDCFに対して、PCFは、ポイントコーディネータ(PC: Point coordinator)と呼ばれる制御局が、BSS内の各装置の送信権を制御する。一般にAPがPCとなり、BSS内のSTAの送信権を獲得することになる。
PCFによる通信期間には、非競合期間(CFP: Contention free period)と競合期間(CP: Contention period)が含まれる。CPの間は、前述してきたDCFに基づいて通信が行なわれ、PCが送信権を制御するのはCFPの間となる。PCであるAPは、CFPの期間(CFP Max duration)などが記載されたビーコンフレームをPCFの通信に先立ちBSS内に報知する。なお、PCFの送信開始時に報知されるビーコンフレームの送信にはPIFSが用いられ、CWを待たずに送信される。該ビーコンフレームを受信したSTAは、該ビーコンフレームに記載されたCFPの期間をNAVに設定する。以降、NAVが経過する、もしくはCFPの終了をBSS内に報知する信号(例えば、CF-endを含んだデータフレーム)が受信されるまでは、STAはPCより送信される送信権獲得をシグナリングする信号(例えば、CF-pollを含んだデータフレーム)を受信した場合のみ、送信権を獲得可能である。なお、CFPの期間内では、同一BSS内でのパケットの衝突は発生しないから、各STAはDCFで用いられるランダムバックオフ時間を取らない。
図1は、無線LANシステム構成の一例を示した図である。無線LANシステムは、一つ、または複数の基地局装置と、一つまたは複数の端末装置により構成される。図1の例では、基地局装置1と、端末装置2とがBSS3を構成している。基地局装置1が端末装置2にデータ送信を行なう場合を、ダウンリンク(DL: Downlink)と呼び、端末装置2が基地局装置1にデータ送信を行なう場合をアップリンク(UL: Uplink)と呼ぶ。
基地局装置1は、ビーコンを定期的に端末装置2に対して送信する。端末装置2は、基地局装置1のビーコンを受信することにより、無線通信に必要な情報(例えば、変調方式や誤り訂正符号の種類等)を取得する。
無線LAN装置99は、データ送信を行なう前にキャリアセンスを行ない、送信可否の判断を行なう。ここで無線LAN装置99とは、無線LAN機能を有する装置のことであり、基地局装置1と端末装置2を含んだ呼び方である。無線LAN装置99は、キャリアセンスに基づき送信可否判断を行なう。無線LANシステムでは、各無線LAN装置99がキャリアセンスに基づく自律分散制御により効率的な周波数再利用を実現している。
なお、以下では伝送方式としてOFDM、またはOFDMAを用いるものとして説明するが、これは本発明を限定するものではなく、伝送方式としては、IEEE802.11で規定されるその他の方式(周波数ホッピング等)でも良いし、それ以外の方式(CDMA: Code Division Multiple Access, FDMA: Frequency Division Multiple Access等)でも良い。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る無線通信システムは、OFDMを用いるものとして説明を行なう。
図2は、本実施形態に係る無線通信システムの一例を示した図である。基地局装置101と端末装置201〜202と、端末装置201a〜202aとが、BSS301を構成している。ここで、端末装置201〜202は、CCAレベルを可変とする機能に対応した、例えばIEEE802.11ax規格に準拠する端末装置(以下、CCA可変端末装置とも呼称する)であり、端末装置201a〜202aは、CCAレベルを可変とする機能に未対応の端末装置(以下、レガシー端末とも呼称する)である。また、以下では端末装置201〜202と、端末装置201a〜202aとをまとめて端末装置20とも呼称し、端末装置201〜202を、端末装置200とも呼称し、端末装置201a〜202aを、端末装置200aとも呼称する。また、基地局装置101と端末装置20を合わせて無線LAN装置99とも呼称する。
なお、端末装置200aは、BSS301に属している(これは、例えばBSS301が形成する地理的領域に含まれている状態でも構わない)が、基地局101と接続されていない端末でも構わない。これには、例えば3GPP(Third Generation Partnership Project)が策定するLTE(Long Term Evolution)規格に対応する端末であっても良い。3GPPでは、現在LTE−U(LTE-Unlicensed)が検討されており、無線LAN装置99と同じ周波数帯を用いて通信を行なう装置が考えられる。一般に無線LAN装置99はアンライセンスバンド(免許不要帯)である2.4GHz帯周辺と5GHz帯周辺のバンドを使用しており、LTE−Uではアンライセンスバンドの利用が検討されている。ただし、周波数帯に関してはこれに限定するものではない。例えば、LTEシステムにおけるアンライセンスバンドの利用の形態として、LAA(License Assisted Access)が検討されている。LAAは、LTEシステムで使用されるライセンスバンドでの通信のオフロード(負荷軽減)を目的としてアンライセンスバンドを使用したシステムを指す。本発明に係る通信システムは、端末装置200aの通信機会を保護するためのものであり、端末装置200aは上記のLTE規格に対応する端末装置(LAA対応端末装置含む)を含む。
なお、本実施形態に係るBSS301は、基地局装置101と、端末装置200のみから構成されていても構わない。この場合でも、BSS301が基地局装置101と、端末装置200と、端末装置200aとで構成されている場合と同様に本発明を実施可能である。
図3は、BSS301が使用可能なチャネル(帯域、Ch: Channel、バンド、BW: Bandwidth)の一例を示した図である。チャネル401〜404は、BSS301が使用可能なチャネルを示す。以下では、チャネル401〜404をチャネル400とも呼称する。基地局装置101は、BSS301で使用可能なチャネルの中から最も良好なチャネルを選択することが望ましい。ここで、良好なチャネルとは、例えば、干渉レベルが最も小さいチャネルを指すが、これに限定されない。干渉レベルは、時間的に平均された平均電力でも良いし、瞬間的に測定された瞬時電力でも良い。また、良好なチャネルとは干渉レベルの大小ではなく、周囲の地理的情報によって判断されても良い。
基地局装置101は、複数のチャネル400を使用して、端末装置20に対して送信フレームの送信を行なっても良い。基地局装置101は、時間的に分割して複数のチャネル400を使用しても良いし、時間的に同時に複数チャネル400を使用したデータ送信を行なっても良い。例えば、時間的に同時に複数チャネル400を使用する方法として、CA(Carrier Aggregation、チャネルボンディング、チャネルアグリゲーション)を用いても良いし、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を用いても良い。OFDMA伝送では、複数の端末装置20に対して時間的に同時にデータ伝送を行なうことができるという利点がある。なお、本実施形態に係る無線通信システムは、基地局装置101は時間的に分割して複数チャネル400を使用するシステムを前提とする。
基地局装置101は、端末装置20それぞれに対して、どのチャネルを用いてデータ送信を行なうかに関して、スケジューリング(割り当て)を行なうことができる。例えば基地局装置101は、端末装置200に対してチャネル401を割り当て、端末装置200aに対してチャネル402を割り当てても良い。
無線LAN装置99は、キャリアセンスに基づき、送信可否判断を行なう。CCAレベルは、無線LAN装置99で同じ値を使用しても良いし、基地局装置101と、端末装置200と、端末装置200aとで異なる値を使用しても良い。なお、本実施形態に係る端末装置200aは、常に固定のCCAレベルを用いてキャリアセンスを行なうが、基地局装置101と端末装置200は、時間、周波数、空間等のリソースごとや、宛先端末ごとに別々のCCAレベルを用いても良い。
一般に、CCAレベルを引き上げると、許容できる干渉レベルの範囲が広がるため、当該端末装置の送信機会が向上するが、受信側では干渉レベルが増大するため、通信品質が劣化し、受信エラーが増加する懸念がある。しかし、ある程度の干渉レベルであれば、適応変調やキャプチャ効果など、無線通信に特有の機能、効果により受信エラーの大幅な増加は緩和されるものと期待される。
本実施形態に係る無線通信システムでは、端末装置200は引き上げられたCCAレベルCaxを用いてキャリアセンスを行ない、端末装置200aはClを用いてキャリアセンスするものとして説明を行なう。つまり、Cax>Clであるが、これは本実施形態に係る無線通信システムを限定するものではなく、端末装置200と端末装置200aのCCAレベルの関係は、上記以外の条件であっても良い。また、Caxは時間、周波数、空間等のリソースに依存して適応的に変化(CCAレベル動的制御)しても良い。また、端末装置200がCCAレベル動的制御を行なう場合、基地局装置101は、端末装置200に対してCCA可変範囲に関する情報を通知することができる。
端末装置200は、Caxでキャリアセンスを実施するため、送信機会を増加させることが可能であるが、同時にBSS301の干渉レベルを増加させる。端末装置200aは、Clでキャリアセンスするため、送信機会を増加することができず、かつ端末装置200が及ぼす干渉レベル増加の影響を受け、さらに通信品質が劣化する。さらに言えば、端末装置200が干渉レベルを増加させる影響により、送信機会獲得率もさらに減少することが懸念され、端末装置200aは著しくスループットが劣化するものと考えられる。本実施形態に係る無線通信システムは、BSS301が使用可能なチャネル400の一つまたは複数のチャネルのみを、CCA可変チャネルに指定し、基地局装置101が端末装置200に第1のCCA可変チャネル指示情報を通知することにより、上記の問題を解決する発明に関する。
なお、以下ではアップリンク送信を考慮するものとして説明するが、本実施形態の一態様は、これに限定されるものではなく、ダウンリンク送信においても同様の動作が可能である。
図4は、基地局装置101の装置構成の一例を示した図である。基地局装置101は、上位層部1001と、CCA可変チャネル決定部1002と、送信部1003と、受信部1004と、アンテナ部1005と、から構成される。
上位層部1001は、他のネットワークと接続され、CCA可変チャネル決定部1002に情報を通知する機能を有する。ここで、上位層部1001がCCA可変チャネル決定部1002に通知する情報には、基地局101が所属するBSS301が使用可能なチャネルに関する情報や、端末装置200と、端末装置200aの割合に関する情報等、CCA可変チャネル決定に使用されうる情報が含まれることもできる。また、上位層部1001は、端末装置20から送信される送信フレーム内部のMACヘッダやデータを解析する機能をも持つ。
CCA可変チャネル決定部1002は、CCA可変チャネルを決定し、第1のCCA可変チャネル指示情報を生成し、送信部1003に通知する。CCA可変チャネル決定部1002、および第1のCCA可変チャネル指示情報については後述する。
送信部1003は、通知フレーム生成部1003aと、無線送信部1003bとから構成される。送信部1003は、CSMA/CA部1006から通知される送信可否判断情報に基づき、送信可否判断を行なう。
通知フレーム生成部1003aは、第1のCCA可変チャネル指示情報を端末200に通知するための通知フレームを生成する機能を有する。基地局装置101は、第1のCCA可変チャネル指示情報通知に使用する通知フレームとして、ビーコン信号やプローブ応答信号(プローブレスポンス: Probe Response)等のマネージメントフレームや、RTS/CTS(Request to Send / Clear to Send)等の制御フレームや、送信データを送信するデータフレーム等を用いることができる。ビーコン信号は、基地局装置101が定期的に報知情報を端末装置20に通知するためのマネージメントフレームであり、複数の情報要素から構成される。ビーコン信号が構成する情報要素には、変調方式のケイパビリティに関する情報要素や、電力制御に関する情報要素や、QoS(Quality of Service)関連情報要素や、使用するチャネルの移動に関する情報要素等が含まれうる。なお、ビーコン信号は、上記の情報要素すべてを含んでいる必要はないし、上記以外の情報要素が含まれていても構わない。
通知フレーム生成部1003aは、通知フレームに(ビーコン信号、プローブ応答、認証応答、接続応答の情報要素内、または通知フレームのMACヘッダやPHYヘッダ内、またはデータフレーム内等)に第1のCCA可変チャネル指示情報を挿入できる。通知フレーム生成部1003aが生成した通知フレームは、プリコーディングフィルタ乗算、誤り訂正符号化、マッピング処理等が施された後、無線送信部1003bに通知される。
無線送信部1003bは、通知フレーム生成部1003aが生成する通知フレームを、無線周波数(RF: Radio Frequency)帯の信号に変換し、無線周波数信号を生成する。無線送信部1003bが行なう処理には、デジタル・アナログ変換、フィルタリング、ベースバンド帯からRF帯への周波数変換等が含まれる。
受信部1004は、無線受信部1004aと、信号復調部1004bとから構成される。受信部1004は、アンテナ部1005が受信する干渉信号から、干渉レベルに関する情報を生成し、CSMA/CA部1006に通知する。
無線受信部1004aは、アンテナ部1005が受信するRF帯の信号を物理チャネル信号に変換し、ベースバンド信号を生成する。無線受信部1004aが行なう処理には、RF帯からベースバンド帯への周波数変換処理、フィルタリング、アナログ・デジタル変換が含まれる。
信号復調部1004bは、無線受信部1004aが生成するベースバンド信号を復調し、MACフレームを取り出す。信号復調部1004bが行なう復調処理には、チャネル等化、デマッピング、誤り訂正復号化等が含まれる。
アンテナ部1005は、無線送信部1003bが生成する無線周波数信号をSTA20に向けて、無線空間に送信する機能を有する。また、アンテナ部1005は、STA200から送信される無線周波数信号を受信する機能を有する。また、アンテナ部1005は、AP101がキャリアセンスを実施する場合に、無線空間に存在する当該チャネルの信号を受信する機能を有する。
CSMA/CA部1006は、CSMA/CA動作機能を有する。CSMA/CA部1006は、受信部1004が生成する干渉レベルに関する情報を用いたキャリアセンスにより、基地局装置101の送信可否判断を行ない、送信可否判断情報を生成する。例えば、CSMA/CA部1006は、干渉レベルに関する情報として、受信干渉電力ICAを取得したものとする。CSMA/CA部1006は、CCAレベルCvaを用いて、ICA<Cvaが真の場合、送信可能と判断し、偽の場合送信待機の判断を行なう。以下では、CSMA/CA部1006はCCAレベルを用いたキャリアセンスを実施するものとして説明を行なうが、これは本実施形態を限定するものではない。その他のキャリアセンスによる送信可否判断方法においても、本実施形態を適用可能である。
上記のCSMA/CA部が実施するキャリアセンス動作の一例には、無線LAN装置99がCCAレベルCvaまたはCCAレベルClを既知とすることが前提となる。例えば、従来のIEEE802.11規格では、CCAレベルは固定値Clが使用されている。IEEE802.11規格が採用するキャリアセンス方法として、例えばCCA−SD(Clear Channel Assessment - Signal Detection)とCCA−ED(Clear Channel Assessment - Energy Detection)の2種類が存在する。CCA−SDは、干渉信号を復調できた場合に適用可能なアルゴリズムであり、20MHz帯域の伝送を実施する場合、CCAレベルとして−82dBmが用いられる。CCA―EDは、干渉信号の復調可否に関係なく適用可能なアルゴリズムであり、20MHz帯域の伝送を実施する場合、CCAレベルとして−62dBmが用いられる。
IEEE802.11規格等のように、無線通信装置が自律分散的に送信可否判断を行なうシステムにおいては、各無線通信装置が同時に送信を行なうことに起因する、送信の衝突(Collision)が発生しうる。この衝突を回避するため、データ送信しようとする無線通信装置が、ランダムバックオフだけ送信を待機する。
図5は、端末装置200の装置構成の一例を示した図である。端末装置200は上位層部2001と、送信部2002と、受信部2003と、アンテナ部2004と、CCA可変チャネル情報処理部2005と、CSMA/CA部2006と、から構成される。ここで、送信部2002、受信部2003およびアンテナ部2004は、無線部を構成する。
上位層部2001は、上位層(Upper Layer、IP層、TCP層、セッション層、プレゼンテーション層、アプリケーション層等)データを生成する。上位層部2001は、生成した送信データを送信部2002へ通知する。また、上位層部2001は、受信部2003が復調した復調データを上位層へ通知する機能も有する。
送信部2002は、さらに物理層フレーム生成部20021と、無線送信部20022と、から構成される。送信部2002は、CSMA/CA部が生成する送信可否判断情報に基づき、送信可否判断を行なう。
物理層フレーム生成部20021は、送信データに対してプリコーディングフィルタ乗算、誤り訂正符号化、マッピング処理等を施し、物理層フレームを生成する。
無線送信部20022は、物理層フレーム生成部20021が生成する物理層フレームを、無線周波数(RF: Radio Frequency)帯の信号に変換し、無線周波数信号を生成する。無線送信部20022が行なう処理には、デジタル・アナログ変換、フィルタリング、ベースバンド帯からRF帯への周波数変換等が含まれる。
受信部2003は、無線受信部20031と、信号復調部20032と、から構成される。受信部2003は、アンテナ部2004が受信する干渉信号から、干渉レベルに関する情報を生成し、CCA可変チャネル情報処理部2005に通知する。
無線受信部20031は、アンテナ部2004が受信するRF帯の信号を物理チャネル信号に変換し、ベースバンド信号を生成する。無線受信部20031が行なう処理には、RF帯からベースバンド帯への周波数変換処理、フィルタリング、アナログ・デジタル変換が含まれる。
信号復調部20032は、無線受信部20031が生成するベースバンド信号を復調し、MACフレームを取り出す。信号復調部20032が行なう復調処理には、チャネル等化、デマッピング、誤り訂正復号化等が含まれる。また、信号復調部は、復調したMACフレームから、第1のCCA可変チャネル指示情報を抽出する機能も有する。
アンテナ部2004は、無線送信部20022が生成する無線周波数信号を基地局装置101に向けて、無線空間に送信する機能を有する。また、基地局装置101から送信される無線周波数信号を受信する機能を有する。また、端末装置20がキャリアセンスを実施する場合に、無線空間に存在する当該チャネルの信号を受信する機能を有する。
CCA可変チャネル情報処理部2005は、信号復調部20032が抽出した第1のCCA可変チャネル指示情報に基づき、使用するチャネルの変更を行なう機能を有する。CCA可変チャネル情報処理部2005動作の詳細は後述する。
CSMA/CA部2006は、CSMA/CA動作機能を有する。CSMA/CA部2006は、受信部2003が生成する干渉レベルに関する情報を用いたキャリアセンスにより、端末装置200の送信可否判断を行ない、送信可否判断情報を生成する。CSMA/CA部2006が生成した送信可否判断情報は、送信部2002と、CCA可変チャネル情報処理部2005に通知される。
図6は、端末装置200aの装置構成を示した図である。端末装置200aは、上位層部2001aと、送信部2002aと、受信部2003aと、アンテナ部2004aと、CSMA/CA部2005aと、から構成される。端末装置200aは、CCA可変チャネル情報処理部を持たない点が、端末装置200と異なる。
上位層部2001aと、送信部2002aと、受信部2003aと、アンテナ部2004aと、CSMA/CA部2005aとは、それぞれ、端末装置200に係る上位層部2001と、送信部2002と、受信部2003と、アンテナ部2004と、CSMA/CA部2006と同様の機能を有する。
送信部2002aは、さらに物理層フレーム生成部20021aと、無線送信部20022aと、から構成される。物理層フレーム生成部20021aと、無線送信部20022aとは、それぞれ、端末装置200に係る物理層フレーム生成部20021と、無線送信部20022と同様の機能を有する。
受信部2003aは、さらに無線受信部20031aと、信号復調部20032aと、から構成される。無線受信部20031aと、信号復調部20032aとは、それぞれ、端末装置200に係る無線受信部20031と、信号復調部20032と同様の機能を有する。
以上、説明してきたように、BSS301は、CCAレベルを可変とする機能を有する基地局装置101と、端末装置200と、CCAレベルを可変とする機能を持たない端末装置200aから構成される。基地局装置101と、端末装置200とは、CCAレベルを変更することによりスループット向上が期待されるが、端末装置200aはCCAレベルを変更できないためにスループットを向上できず、端末間の不公平性が広がることが懸念される。例えば、基地局装置101と、端末装置200がCCAレベルを引き上げれば、送信機会をより多く獲得できることが期待される。
CCAレベルを引き上げることによって、干渉レベルが上昇し、通信品質が劣化することが予想されるものの、送信機会を多く獲得できることにより、スループットやQoSが向上するものと考えられる。しかし、端末装置200aは、CCAレベルを変更できないことから、干渉レベルが増加することにより、通信品質が劣化するだけでなく、獲得可能な送信機会が減少するものと考えられる。
このような問題を解決するためには、端末装置200と、端末装置200aとが使用する無線リソースを分離することが重要である。本発明は、基地局装置101が、端末装置200aに対してCCA可変チャネルを指定することに特徴を有する。端末装置200は、基地局装置101より指定されたCCA可変チャネルを使用する場合のみ、CCAレベルを変更することができるものとする。
CCA可変チャネル決定部1002は、CCA可変チャネルの決定を行なう。CCA可変チャネルの決定方法は、例えばランダムに使用可能なチャネルを選択しても良いし、通信品質の良好なチャネルを選択するものとしても良い。また、例えば、各チャネルに配置されるCCA可変端末装置、またはレガシー端末装置の割合に関する情報に基づいても良い。他にも、基地局装置101は、隣接するBSSに属する基地局装置が指定するCCA可変チャネルと同じチャネルを、BSS301のCCA変更可能なチャネルに指定することもできるし、それ以外のチャネルをCCA可変チャネルに指定することもできる。また、CCA可変チャネル決定部1002は、CCA可変チャネルを一つ、または複数選択しても良い。基地局装置101は、CCA可変チャネルに関する情報から構成される第1のCCA可変チャネル指示情報を生成し、端末装置200へ通知する。
なお、基地局装置101が指定するCCA可変チャネルに関して、CCA可変範囲(CCA可変オフセット)に関する情報を設定しても良い。基地局装置101は、CCA可変範囲に関する情報を用いて第1のCCA可変オフセット情報を生成し、端末装置200に通知することができる。基地局装置101が複数チャネルをCCA可変チャネルに指定している場合、基地局装置101は、それぞれのチャネルに対して異なるCCA可変オフセットを設定することもできる。基地局装置101が第1のCCA可変オフセット情報を端末装置200に通知することで、端末装置200のCCAレベルの可変範囲を制限することができるから、例えば、隣接するBSSへの干渉の大幅な上昇を抑制することができる。また、基地局装置101が端末装置200に、第1のCCA可変オフセット情報と第1のCCA可変チャネル指示情報の両方を通知しても良いし、第1のCCA可変チャネル指示情報のみを通知しても良い。
なお、第1のCCA可変チャネル指示情報、および第1のCCA可変オフセット情報は、端末装置200それぞれに対して同じ値としても良いし、異なる値としても構わない。
CCA可変チャネル情報処理部2005は、基地局装置101より通知されるCCA可変チャネル指示情報と、CSMA/CA部2006が生成する送信可否判断情報を元に、周波数の切り替え制御を行なう機能を有する。
例えば、CCA可変チャネル情報処理部2005は、使用しているチャネルが、CCA可変チャネルとして指定されていない場合、CCA可変チャネルへの移動を、CSMA/CA部2006に指示することができる。CSMA/CA部2006は、指示されたチャネルのキャリアセンスを実施し、送信可否判断情報を生成する。CCA可変チャネル情報処理部2005は、送信可否判断情報に基づき、CCA可変チャネルへの移動を実施する。端末装置200は、送信可否判断情報に基づかず、CCA可変チャネルへの移動を行なうこともできる。ただし、移動先のCCA可変チャネルが、当該時間においてbusyであった場合、送信を待機しなければならない。
以上、説明してきたように、基地局装置101は端末装置200に対してCCA可変チャネルを通知することができる。しかし、端末装置200aは第1のCCA可変チャネル指示情報を解析する機能を持たない。そのため、基地局装置101は端末装置200aに対してCCA可変チャネルを通知できない。そこで、端末装置200aに対しては従来のIEEE802.11規格で規定されるChannel Switch Announcement情報要素を用いることで対応することができる。基地局装置101が報知するビーコン信号は、Channel Switch Announcement情報要素を含みうる。基地局装置101は、Channel Switch Announcement情報要素を用いることで端末装置20に対するチャネル使用を管理することができる。
図7は、基地局装置101と、端末装置200と、端末装置200aとの処理の流れの一例を示すタイミングチャートである。端末装置200と、端末装置200aとが同一のチャネル(例えば、チャネル403)を使用している。基地局装置101は、端末装置200と端末装置200aとが混在する環境を避けるため、まず、チャネル401をCCA可変チャネルに指定する。続いて基地局装置101は、CCA可変チャネル以外のチャネル(例えば、チャネル402)への移動を指示するビーコン信号を送信する。
この時、基地局装置が送信するビーコン信号には、チャネル402への移動を指示するChannel Switch Announcement情報要素を含む。端末装置200と端末装置200aとは、基地局装置101が送信するビーコン信号を受信し、チャネル402への移動処理を実行する。続いて、基地局装置101は、第1のCCA可変チャネル指示情報の通知を行なう。端末装置200は、第1のCCA可変チャネル指示情報に基づき、チャネル401への移動を実行する。その結果、端末装置200は、チャネル401を用いてデータ送信を実施し、端末装置200aは、チャネル402を用いてデータ送信を実施する。上記の処理を実施することにより、端末装置200と、端末装置200aとは、別のチャネルを用いて通信を実現するため、CCA可変ができない端末装置200aを保護することが可能となる。
以上、説明してきたように、基地局装置101は、本実施形態を実施することにより、BSS301内の端末装置200と、端末装置200aとを異なるチャネルに配置することが可能となる。端末装置200は、CCA可変チャネルへ移動することにより、CCA可変動作を実施することができる。そのため、端末装置200はチャネルの利用効率を高めることによりスループット向上が期待される。また、CCAレベルの変更ができないチャネルに配置される端末装置200aは、CCA可変端末装置に起因する干渉増加の影響が無くなるため、スループットの劣化回避が可能である。
基地局装置101は、BSS301が管理するチャネル400においてキャリアセンスを行なうためのCCAレベルを変更できない、または、初期設定のCCAレベルに変更を行なう、第2のCCA可変チャネル指示情報を端末装置200に通知することができる。
例えば、基地局装置101が、ビーコン信号等を通して定期的に第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を端末装置200に通知している場合、基地局装置101が第2のCCA可変チャネル指示情報を端末装置200に通知することにより、基地局装置101は、第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方の定期的な通知を終了することができる。端末装置200は、基地局装置101により通知される第2のCCA可変チャネル指示情報に基づき、速やかにCCAレベルを初期設定値に戻すことが可能となる。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る無線通信システムは、チャネルアグリゲーションにより、複数のチャネルを時間的に同時に使用し(束ねて使用し)、一つの宛先に向けてデータを送信するシステムを想定する。従来IEEE802.11規格では、連続する複数のチャネルを束ねて使用することが可能である。但し、本実施形態においては、不連続な複数のチャネルを束ねてデータを送信しても構わない。
チャネルアグリゲーションでは、複数のチャネルを同時に用いるが、それらのチャネルは、一般的にプライマリチャネル(Primary Channel)、セカンダリチャネル(Secondary Channel)に分類される。
図8は、チャネルアグリゲーションを用いる場合のチャネルの一例を示した図である。図8のように、例えばチャネル2401をプライマリチャネルとし、チャネル2402、チャネル2403およびチャネル2404をセカンダリチャネルに設定することができる。以下では、チャネル2401、チャネル2402、チャネル2403およびチャネル2404を総称して、チャネル2400とも呼ぶ。
図9は、本実施形態に係る無線通信システムの概略を示した図である。基地局装置2101と、端末装置2201〜2202と、端末装置2201a〜2202aが、BSS2301を構成する。以下では、端末装置2201〜2202を端末装置2200とも呼称し、端末装置2201a〜2202aを端末装置2200aとも呼称する。また、端末装置2200と、端末装置2200aとを、まとめて端末装置220とも呼称する。本実施形態に係る基地局装置2101と、端末装置220の動作は、第1の実施形態に係る基地局装置101と端末装置20の動作と同様である。ただし、本実施形態に係る端末装置2200は、CCAレベルの変更が可能であり、かつチャネルアグリゲーション機能を有する端末装置であり、端末装置2200aは、端末装置2200以外の端末装置である。なお、第1の実施形態に係る端末装置200aと同様、本実施形態に係る端末装置2200aは、LTE規格に対応する端末装置を含む。
なお、本実施形態に係るBSS2301は、基地局装置2101と、端末装置2200のみから構成されていても構わない。この場合でも、BSS2301が基地局装置2101と、端末装置2200と、端末装置2200aとで構成されている場合と同様に本発明を実施可能である。
図10は、端末装置2200が、IEEE802.11で規定されるチャネルアグリゲーションを用いる場合のアクセスメカニズムの一例を示した図である。図10において、端末装置2200のプライマリチャネルを、チャネル2401とし、端末装置2200のセカンダリチャネルをチャネル2402〜2404とした場合の一例を説明する。端末装置2200は、プライマリチャネルにおいて送信動作を行なう際、DIFSに対応する期間だけ、送信を待機し、キャリアセンスを実施する。なお、端末装置2200は、DIFSの代わりに、送信フレームの優先度を示すパラメータ(AC: Access Category)に基づき異なる値をとる送信待機期間(AIFS: Attribution inter frame space)を用いても良い。続いて、端末装置2200は、ランダムバックオフ時間だけ待機した後、プライマリチャネルがidleであれば、送信動作に移行する。
このとき、端末装置2200は、平行してチャネル2402〜2404のキャリアセンスをPIFSに対応する期間だけ実施する。これは、端末装置2200が、プライマリチャネルにおけるランダムバックオフ時間終了直前のPIFS期間だけ、セカンダリチャネルにおいてキャリアセンスをすることである。図10中では、チャネル2402とチャネル2404がidleであり、チャネル2403がbusyを示している。IEEE802.11システムでは、不連続なチャネルを用いて同時に送信することは、一部を除いて(IEEE802.11ac規格では、80MHz+80MHzの不連続チャネルの使用がサポートされている)サポートされていないため、チャネル2401〜2402を用いてデータ送信を行なう。
図10中では、IEEE802.11規格に準じた動作について説明を行なったが、これは本実施形態を限定するものではない。本実施形態の動作は、不連続チャネルを用いたデータ通信でも構わない。不連続チャネルを用いた通信方式として、例えばNon−Contiguous OFDM等がある。
図11は、本実施形態に係る基地局装置2101の装置構成の一例を示した図である。基地局装置2101は、上位層部21001と、CCA可変チャネル決定部21002と、送信部21003と、受信部21004と、アンテナ部21005と、CSMA/CA部21006とから構成される。
上位層部21001と、送信部21003と、受信部21004と、アンテナ部21005は、第1の実施形態に係る基地局装置101内の、上位層部1001と、送信部1003と、受信部1004と、アンテナ部1005と同様の動作である。
送信部21003を構成する通知フレーム生成部21003aと、無線送信部21003bは、第1の実施形態に係る通知フレーム生成部1003aと、無線送信部1003bと同様の動作である。
受信部21004を構成する無線受信部21004aと、信号復調部21004bは、第1の実施形態に係る無線受信部1004aと、信号復調部1004bと同様の動作である。
CCA可変チャネル決定部21002は、CCA可変チャネルの決定と、当該チャネルにおけるCCA可変範囲の決定を行なう。なお、本実施形態に係るCCA可変チャネル決定部21002は、主に基地局装置2101が属するBSS2301のプライマリチャネルと、セカンダリチャネルに対してCCA可変チャネルの決定を行なう。CCA可変チャネル決定部21002の動作詳細は後述する。
CSMA/CA部21006は、CSMA/CA機能を有する。CSMA/CA部21006は、受信部21004が生成する干渉レベルに関する情報を用いたキャリアセンスにより、基地局装置2101の送信可否判断を行ない、送信可否判断情報を生成する。本実施形態に係る無線通信システムは、チャネルアグリゲーションを想定しているため、CSMA/CA部21006は、複数チャネルに対してキャリアセンスを実施し、各チャネルに対して送信可否判断を行ない、チャネルごとの送信可否判断情報を送信部22002に通知する。
図12は、本実施形態に係る端末装置2200の装置構成の一例を示した図である。端末装置2200は、上位層部22001と、送信部22002と、受信部22003と、アンテナ部22004と、CCA可変チャネル情報処理部22005と、CSMA/CA部22006と、から構成される。
上位層部22001と、送信部22002と、受信部22003と、アンテナ部22004は、第1の実施形態に係る上位層部2001と、送信部2002と、受信部2003と、アンテナ部2004と同様の動作である。
送信部22002を構成する物理層フレーム生成部220021と、無線送信部220022は、第1の実施形態に係る物理層フレーム生成部20021と、無線送信部20022と同様の動作である。
受信部22003を構成する無線受信部220031と、信号復調部220032は、第1の実施形態に係る無線受信部20031と、信号復調部20032と、同様の動作である。
CCA可変チャネル情報処理部22005は、基地局装置2101から通知される第1のCCA可変チャネル指示情報または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を取得し、CCA可変チャネルを決定する。CCA可変チャネル情報処理部22005は、端末装置2200が所属するBSS2301におけるプライマリチャネルとセカンダリチャネルそれぞれのCCA可変チャネルに関する情報と、CCA可変オフセットに関する情報とをCSMA/CA部22006に通知する。
CSMA/CA部22006は、CSMA/CA機能を有する。CCA可変チャネル情報処理部22005より通知されるCCA可変チャネルに関する情報と、CCA可変オフセットに関する情報に基づき、各チャネルのキャリアセンスレベルを決定する。本実施形態に係る端末装置2200は、キャリアセンスレベルの異なる複数チャネルを同時にキャリアセンスする。
端末装置2200aは、端末装置2200と同様の装置構成を有するが、CCA可変チャネル情報処理部22005に関する機能を持たない点が端末装置2200と異なる。
IEEE802.11規格において、チャネルアグリゲーションによる帯域確保の確実性を高めるための機能として、Dynamic Bandwidth Operation(以下、DBOとも呼称する)が規定されている。
図13は、DBOの手順の概略の一例を示した図である。図13によれば、端末装置2200がチャネル2400を用いて基地局装置2101にデータ送信をしようとする場合、チャネル2400全てを使用して、RTSを送信する。受信局である基地局装置2101は、チャネル2400それぞれに対してキャリアセンスを行ない、idleであるチャネル2400のいずれかにおいてのみ、CTSを端末装置2200に対して送信する。もし、基地局装置2101が、全てのチャネルでidleと判断し、チャネル2400全てにおいてCTSを送信した場合、端末装置2200はチャネル2400全てを用いてデータ送信を行なうことが可能である。
しかし、図13のように、基地局装置2101がチャネル2403をbusyと判断した場合、チャネル2403においてCTSを送信しない。そのため、端末装置2200はチャネル2401〜2402、チャネル2404のみが使用可能チャネルと判断する。現行のIEEE802.11規格では、不連続チャネルを使用してのデータ送信が、一部を除いてできないため、端末装置2200はチャネル2401〜2402を用いてデータ送信を行なう、という動作が一般的である。ただし、本実施形態に係る端末装置2200および、基地局装置2101は、不連続チャネルを用いたデータ送信を行なっても良い。
基地局装置2101が端末装置2200に対してデータ送信を行なう場合も、図13に示されるDBOの動作が適用可能である。この時、基地局装置2101は、RTSの内部、あるいはRTSに関連した機能を有する信号(管理信号(Management frame)、Action Frame等)に第1のCCA可変チャネル指示情報、または、第1のCCA可変オフセット情報、あるいはその両方を含むことができる。端末装置2200は、受信したRTS、あるいはRTSに関連した機能を有する信号の第1のCCA可変チャネル指示情報、第1のCCA可変オフセット情報からキャリアセンスレベルを決定しても良い。
CCA可変チャネル決定部21002は、CCA可変チャネルや、CCA可変オフセット情報の決定を行なう。以下では、レガシー端末装置である、端末装置2200aを保護する仕組みを一例として示す。
基地局装置2101は、プライマリチャネル2401と、セカンダリチャネル2402〜2403を使用可能である。基地局装置2101は、ビーコンフレーム等の報知信号を、プライマリチャネル2401を用いて送信する。そのため、端末装置2200、および端末装置2200aはプライマリチャネル2401を介して、基地局装置2101に接続されている。また、端末装置2200と基地局装置2101とは、プライマリチャネル2401と、セカンダリチャネル2402〜2404とをチャネルアグリゲーションすることにより、より広帯域なデータ伝送を実現可能である。
しかし、端末装置2200aは、プライマリチャネル2401のみを用いたデータ伝送しかできない。そのため、端末装置2200aを保護することを目的とする場合、プライマリチャネル2401のCCAレベルを変更不可とする、あるいは、セカンダリチャネル2402〜2404のCCAレベルよりも低く設定することが望ましい。つまり、基地局装置2101は、セカンダリチャネル2402〜2404のCCAレベルを高く設定し、プライマリチャネル2401のCCAレベルを低く設定するように、第1のCCA可変チャネル指示情報、第1のCCA可変オフセット情報を設定することができる。
例えば、図21に示すように、プライマリチャネル#1をレガシー端末装置に割り当て、CCAレベルを低く設定する(-82dBm)。また、セカンダリチャネル#2〜#4をIEEE802.11axに対応する端末装置に割り当て、CCAレベルをプライマリチャネルよりも高くし、かつ、可変とする。このような設定により、図8において、プライマリチャネル2401の送信機会獲得に関する端末装置2200と端末装置2200aの間における公平性が保たれ、レガシー端末装置である端末装置2200aのスループット劣化回避が可能である。
なお、本実施形態の動作はこれに限定されるものではなく、基地局装置2101がプライマリチャネル2401をCCA可変チャネルに設定しても良いし、プライマリチャネル2401のCCAレベルをセカンダリチャネル2402〜2404のCCAレベルよりも低く設定しても良い。
基地局装置101は、BSS301が管理するサブチャネル400においてキャリアセンスの設定初期化(CCAレベルを変更不可に設定する、または、初期設定のCCAレベルに変更を行なう等)を指示するために第2のCCA可変チャネル指示情報を端末装置200に通知することができる。
例えば、基地局装置2101が、ビーコン信号等を通して定期的に第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を端末装置2200に通知している場合、基地局装置2101が第2のCCA可変チャネル指示情報を端末装置2200に通知することにより、基地局装置2101は、第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方の定期的な通知を終了することができる。端末装置2200は、基地局装置2101により通知される第2のCCA可変チャネル指示情報に基づき、速やかにCCAレベルを初期設定値に戻すことが可能となる。
[第3の実施形態]
本実施形態に係る無線通信システムは、OFDMA方式を前提とする。OFDMAでは、一つのチャネルを複数のサブチャネルに分割し、それぞれのチャネルを複数のユーザに割り当て、マルチアクセスを実現する方式である。本実施形態に係るOFDMAは大きく分けて二つに分類することが可能である。OFDMAの一つ目の方法は、一つの20MHzチャネル(IEEE802.11規格では、20MHzチャネルが基準)を複数のサブチャネルに分割し、それぞれのサブチャネルを複数ユーザに割り当てる方法である。一つの20MHzチャネルを、複数のサブチャネルに分割することにより、OFDMAに特有のマルチユーザダイバーシチ(Multi-user diversity)効果が期待される。OFDMAのもう一つの方法は、複数の20MHzチャネルに対して、複数のユーザを割り当てる方法である。この場合、各ユーザは一つの20MHzチャネルに割り当てられるため、MUD効果は期待されないが、同時に複数ユーザを通信に割り当てることによるオーバーヘッドの減少や、不連続チャネルの使用によるチャネル利用効率の改善等が期待される。
なお、以下では、複数の20MHzチャネルに対して複数ユーザを割り当てる場合でも、各ユーザに割り当てられる20MHzチャネルをサブチャネルと呼称する。
図14は、OFDMAにおける使用可能なチャネルの一例を示した図である。OFDMAでは、サブチャネル3401〜3404を複数のユーザに割り当てる方式である。サブチャネル3401〜3404を、サブチャネル3400とも呼称する。
図15は、本実施形態に係る無線通信システムの概略を示した図である。基地局装置3101と、端末装置3201〜3204と、端末装置3201a〜3202aが、BSS3301を構成する。以下では、端末装置3201〜3204を端末装置3200とも呼称し、端末装置3201a〜3202aを端末装置3200aとも呼称する。また、端末装置3200と、端末装置3200aとを、まとめて端末装置320とも呼称する。本実施形態に係る基地局装置3101と、端末装置320の動作は、第1の実施形態に係る基地局装置101と端末装置20の動作と同様である。ただし、本実施形態に係る端末装置3200は、CCAレベルの変更が可能であり、OFDMA機能を有する端末装置である。OFDMA機能については後述する。なお、第1の実施形態に係る端末装置200aと同様、本実施形態に係る端末装置3200aは、LTE規格に対応する端末装置を含む。
なお、本実施形態に係るBSS3301は、基地局装置3101と、端末装置3200のみから構成されていても構わない。この場合でも、BSS3301が基地局装置3101と、端末装置3200と、端末装置3200aとで構成されている場合と同様に本発明を実施可能である。
基地局装置3101は、同一時間において、複数の端末装置3200に対して同時にデータ伝送を実施する、DL−OFDMA(Downlink OFDMA、ダウンリンクOFDMA)機能を有する。基地局装置3101は、複数のサブチャネルに対して、それぞれ異なる端末装置3200を割り当てることにより、周波数リソースの直交性に基づく多重伝送が可能である。例えば、サブチャネル3401を端末装置3201に割り当て、サブチャネル3402を端末装置3202に割り当て、サブチャネル3403を端末装置3203に割り当て、サブチャネル3404を端末装置3204に割り当てることができる。また、端末装置3200ごとに割り当てるサブチャネル数を変えることも可能である。例えば、サブチャネル3401〜3402を端末装置3201に割り当て、サブチャネル3403を端末装置3202に割り当て、サブチャネル3404を端末装置3203に割り当てることも可能である。
端末装置3200は、同一時間に、複数の端末装置3200が異なるチャネル3400を用いて同時にデータ伝送を行なうUL−OFDMA(Uplink OFDMA: アップリンクOFDMA)機能を有する。UL−OFDMA信号を受信する基地局装置3101は、複数の端末装置3200からのデータフレームを同時に受信する。
以下では、まずUL−OFDMAの動作を前提として、本実施形態の動作に関する説明を行なう。その後、DL−OFDMAの動作を前提とした説明を行なう。
図16は、本実施形態に係る基地局装置3101の装置構成の一例を示した図である。基地局装置3101は、上位層部31001と、CCA可変チャネル決定部31002と、送信部31003と、受信部31004と、アンテナ部31005と、CSMA/CA部31006と、から構成される。
上位層部31001と、CCA可変チャネル決定部31002と、送信部31003と、受信部31004と、アンテナ部31005はそれぞれ、第2の実施形態に係る上位層部21001と、CCA可変チャネル決定部21002と、送信部21003と、受信部21004と、アンテナ部21005と同様の機能を有する。
さらに、送信部31003を構成する通知フレーム生成部31003aと、無線送信部31003bはそれぞれ、第2の実施形態に係る通知フレーム生成部21003aと、無線送信部21003bと同様の機能を有する。
さらに、受信部31004を構成する無線受信部31004aと、信号復調部31004bはそれぞれ、第2の実施形態に係る無線受信部21004aと、信号復調部21004bと同様の機能を有する。
CSMA/CA部31006は、CSMA/CA機能を有する。受信部31004が生成する、干渉レベルに関する情報に基づき、キャリアセンスを行なう。また、CSMA/CA部31006は、UL−OFDMAのためのユーザスケジューリング機能を有する。例えば、CSMA/CA部31006は、サブチャネルごとに、最も受信品質の良好な(受信電力が大きい、干渉レベルが小さい、Ack応答の受信比率が高い、スループットが大きい、等)端末装置3200を選択することができる。
基地局装置3101は、サブチャネルごとのユーザ割り当てに関する情報(ユーザ割り当て情報)を、通知フレーム生成部31003aが生成する通知フレーム(ビーコン信号の情報要素内、または通知フレームのMACヘッダやPHYヘッダ内等)を用いて、端末装置3200に通知することができる。
図17は、本実施形態に係る端末装置3200の装置構成の一例を示した図である。端末装置3200は、上位層部32001と、送信部32002と、受信部32003と、アンテナ部32004と、CCA可変チャネル情報処理部32005と、CSMA/CA部32006と、から構成される。
上位層部32001と、送信部32002と、受信部32003と、アンテナ部32004は、第1の実施形態に係る上位層部2001と、送信部2002と、受信部2003と、アンテナ部2004と同様の動作である。
送信部32002を構成する物理層フレーム生成部320021と、無線送信部320022は、第1の実施形態に係る物理層フレーム生成部20021と、無線送信部20022と同様の動作である。
受信部32003を構成する無線受信部320031と、信号復調部320032は、第1の実施形態に係る無線受信部20031と、信号復調部20032と、同様の動作である。
CCA可変チャネル情報処理部32005は、基地局装置3101から通知される第1のCCA可変チャネル指示情報または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を取得し、CCA可変チャネルを決定する。CCA可変チャネル情報処理部32005は、基地局装置3101が通知するユーザ割り当て情報を取得し、UL−OFDMAにおいて、当該端末装置が割り当てられるサブチャネルでの送信準備を行なう。
CSMA/CA部32006は、CSMA/CA機能を有する。CCA可変チャネル情報処理部32005より通知されるCCA可変チャネルに関する情報と、CCA可変オフセットに関する情報に基づき、各チャネルのキャリアセンスレベルを決定する。本実施形態に係る端末装置3200は、キャリアセンスレベルの異なる複数チャネルを同時にキャリアセンスすることもできるが、基地局装置3101が通知するユーザ割り当て情報に基づき、キャリアセンスを実施するサブチャネルの選択を行なっても良い。
端末装置3200aは、端末装置3200と同様の装置構成を有するが、CCA可変チャネル情報処理部32005に関する機能を持たない点が端末装置3200と異なる。
図18は、UL−OFDMAの実施形態の一例を示した図である。基地局装置3101は、UL−OFDMAに使用するサブチャネルにおいて、通知フレームを送信する。通知フレームは、ユーザ割り当て情報を含んでおり、端末装置3200は、ユーザ割り当て情報を参照し、当該端末装置が割り当てられたサブチャネルを認識する。
基地局装置3101によりサブチャネルを割り当てられた端末装置3200は、データ伝送の準備を行なう。UL−OFDMAでは、複数の端末装置3200が同期し、同時送信を行なう必要がある。例えば、基地局装置3101が同期用のフレームを端末装置3201に送信しても良いし、同期用のフレームとして、通知フレームを用いても良い。例えば、基地局装置3101は、端末装置3200に対して、通知フレーム受信後、定められた待機時間(例えば、SIFS、PIFS、DIFS等)経過した後、データ送信を開始する、という設定を行なうことにより、端末装置3200の同時送信を行なうことができる。
端末装置3200が同時に送信するUL−OFDMA信号を受信した基地局装置3101は、SIFS期間だけ待機した後、その確認応答として、Block Ack(またはAck)を送信する。
UL−OFDMAにおいて、基地局装置3101は、各端末装置3200に対して、第1のCCA可変チャネル指示情報、または、第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を通知することができる。例えば、レガシー端末装置である端末装置3200aが使用するチャネルが、サブチャネル3401(または、サブチャネル3401とオーバーラップしている)であると仮定すれば、サブチャネル3401のCCAレベルを変更不可に設定する、または、サブチャネル3402〜サブチャネル3404で設定するCCAレベルよりも低く設定することにより、レガシー端末3200aの送信機会を保護することが可能である。
なお、本実施形態の動作はこれに限定されるものではなく、基地局装置3101がサブチャネル3401をCCA可変チャネルに設定しても良いし、サブチャネル3401のCCAレベルをサブチャネル3402〜3404のCCAレベルよりも低く設定しても良い。
以下では、DL−OFDMAの動作を前提とした説明を行なう。DL−OFDMAでは、基地局装置3101が複数の端末装置3200に対して、複数サブチャネル3400を用いて同時送信可能なシステムである。
基地局装置3101の構成要素の一つである通知フレーム生成部31003aは、端末装置320宛てのデータフレームから、物理層フレームを生成することができる。
基地局装置3101は、複数の端末装置3200宛ての物理層フレームから、OFDMA信号を生成することができる。また、基地局装置3101は、単一の端末装置320宛ての物理層フレームから、OFDM信号を生成することができるし、OFDM以外の方式(例えば、CDM(Code Division Multiplex)、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)等)の信号を生成しても良い。なお、基地局装置3101は、複数の端末装置3200宛ての物理層フレームから、DL−MU−MIMO/OFDMA信号を生成することもできる。
図19は、OFDMA伝送時のアクセスメカニズムの一例を示す概略図である。図19は、4つの端末装置3200宛てにデータ送信する場合の一例を示している。ただし、図19に示されるアクセスメカニズムは、本実施形態を限定するものではなく、図19に示されるアクセスメカニズム以外の方法でも構わない。例えば、基地局装置3101は、サブチャネル3401をDIFS期間送信を待機し、その後ランダムバックオフだけ送信を待機する。基地局装置3101は、ランダムバックオフが終了する直前のPIFS期間だけ、サブチャネル3402〜3404においてキャリアセンスを行なう。基地局装置3101は、idleと判断したサブチャネル3400において、OFDMA信号を生成し、端末装置3200へ送信することができる。図19に示されるように、OFDMA信号は不連続サブチャネルをまたがっても良い。
OFDMA信号を受信した端末装置3200は、基地局装置3101へAckを返しても良いし、Ackを返さなくても良い。
図20は、DBOに基づく、OFDMA伝送時のアクセスメカニズムの一例を示す概略図である。図20は、4つの端末装置3200宛てにデータ送信する場合の一例を示している。ただし、図20に示されるアクセスメカニズムは、本実施形態を限定するものではなく、図20に示されるアクセスメカニズム以外の方法でも構わない。
例えば、基地局装置3101は、各サブチャネル3400においてRTSの送信を行なう。または、基地局装置3101は、端末装置3200に当該サブチャネルのキャリアセンスの実施を指示するための信号を送信する。端末装置は、RTSを受信し、SIFS期間だけ送信を待機し、キャリアセンスを行なう。端末装置3200は、当該サブチャネルをidleと判断した場合、RTSの返答としてCTSを基地局装置3101に対して送信する。
基地局装置3101は、CTSを受信したサブチャネルのみを用いてOFDMA信号を生成し、端末装置3200へ送信することができる。
OFDMA信号を受信した端末装置3200は、基地局装置3101へAckを返しても良いし、Ackを返さなくても良い。
DL−OFDMAにおいて、基地局装置3101は、第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を端末装置3200に通知することが可能である。
端末装置3200は、第1のCCA可変チャネル指示情報に基づき、チャネルの変更を行なうことができるし、第1のCCA可変チャネル指示情報と第1のCCA可変オフセット情報に基づき、キャリアセンスを実施する際のCCAレベルの変更も可能である。
また、基地局装置3101は、第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方に基づき、キャリアセンスを行なうことができる。
例えば、レガシー端末装置である端末装置3200aが使用するチャネルが、サブチャネル3401(または、サブチャネル3401とオーバーラップしている)であると仮定すれば、サブチャネル3401のCCAレベルを変更不可に設定する、または、サブチャネル3402〜サブチャネル3404で設定するCCAレベルよりも低く設定することにより、レガシー端末3200aの送信機会を保護することが可能である。
なお、本実施形態の動作はこれに限定されるものではなく、基地局装置3101がサブチャネル3401をCCA可変チャネルに設定しても良いし、サブチャネル3401のCCAレベルをサブチャネル3402〜3404のCCAレベルよりも低く設定しても良い。
基地局装置3101は、BSS3301が管理するサブチャネル3400においてキャリアセンスの設定初期化(CCAレベルを変更不可に設定する、または、初期設定のCCAレベルに変更を行なう等)を指示するために第2のCCA可変チャネル指示情報を端末装置3200に通知することができる。
例えば、基地局装置3101が、ビーコン信号等を通して定期的に第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方を端末装置3200に通知している場合、基地局装置3101が第2のCCA可変チャネル指示情報を端末装置3200に通知することにより、基地局装置3101は、第1のCCA可変チャネル指示情報、または第1のCCA可変オフセット情報、またはその両方の定期的な通知を終了することができる。端末装置3200は、基地局装置3101により通知される第2のCCA可変チャネル指示情報に基づき、速やかにCCAレベルを初期設定値に戻すことが可能となる。
(A)なお、本発明は、以下のような態様を採ることも可能である。すなわち、本発明の端末装置は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムに適用され、基地局装置と無線通信を行なう端末装置であって、前記基地局装置から取得した第1のCCA(Clear Channel Assessment)可変チャネル指示情報に基づいて、CCAレベルを変更することができるチャネルへの移行を指示するCCA可変チャネル情報処理部と、前記指示に基づいて、キャリアセンスを行なうチャネルを選択するCSMA/CA部と、を備えることを特徴とする。
(B)また、本発明の端末装置において、前記CCA可変チャネル情報処理部は、前記基地局装置から取得した第1のCCA可変オフセット情報を前記CSMA/CA部に通知することを特徴とする。
(C)また、本発明の端末装置は、前記基地局装置から取得した第2のCCA可変チャネル指示情報に基づいて、キャリアセンスの設定を初期化することを特徴とする。
(D)また、本発明の基地局装置は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムに適用され、端末装置と無線通信を行なう基地局装置であって、前記端末装置に対してCCA(Clear Channel Assessment)レベルを変更することができるチャネルへの移行を指示するために用いる第1のCCA可変チャネル指示情報を生成するCCA可変チャネル決定部と、前記生成された第1のCCA可変チャネル指示情報を前記端末装置に対して通知するための通知フレームを生成する通知フレーム生成部と、前記第1のCCA可変チャネル指示情報を含む通知フレームを前記端末装置に送信する無線部と、を備えることを特徴とする。
(E)また、本発明の基地局装置において、前記CCA可変チャネル決定部は、前記端末装置に対して、CCAレベルの可変範囲を制限するための第1のCCA可変オフセット情報を生成することを特徴とする。
(F)また、本発明の端末装置は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムに適用され、基地局装置と複数のチャネルを用いて通信を行なう端末装置であって、第1のCCA可変チャネル指示情報を取得し、CCAレベルを変更可能なチャネルへの移行を指示するCCA可変チャネル情報処理部と、CCA可変チャネル情報処理部の指示に基づき、キャリアセンスを行なうチャネルを選択するCSMA/CA部と、を備えることを特徴とする。
(G)また、本発明の端末装置において、前記CCA可変チャネル情報処理部は、第1のCCA可変オフセット情報を取得し、CCA可変範囲に関する情報を前記CSMA/CA部に通知することを特徴とする。
(H)また、本発明の端末装置において、前記端末装置は、第2のCCA可変チャネル指示情報を取得し、キャリアセンスの設定初期化を行なうことを特徴とする。
(I)また、本発明の基地局装置は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムに適用され、無線通信を行なう基地局装置であって、前記第1のCCA可変チャネル指示情報を生成するCCA可変チャネル決定部と、前記第1のCCA可変チャネル指示情報を前記端末装置に通知する、通知フレームを生成する通知フレーム生成部と、前記通知フレームを無線周波数帯の信号に変換する無線送信部と、前記無線周波数帯の信号を無線空間に送出するアンテナ部とを備えることを特徴とする。
(J)また、本発明の基地局装置において、前記CCA可変チャネル決定部は、前記第1のCCA可変オフセット情報を生成することを特徴とする。
(K)また、本発明の基地局装置において、前記CCA可変チャネル指示情報決定部は、複数の前記端末装置に対して、異なる前記第1のCCA可変オフセット情報を用いることを特徴とする。
(L)また、本発明の基地局装置において、前記CCA可変チャネル決定部は、第2のCCA可変チャネル指示情報を生成することを特徴とする。
(M)また、本発明のチャネル変更方法は、キャリアセンスにより送信機会を制御する通信システムにおいて、前記基地局装置が前記端末装置に対して通知するCCAレベル変更可能なチャネルに関する情報に基づきチャネルの変更を行なう、チャネル変更方法であって、前記基地局装置が前記第1のCCA可変チャネル指示情報を生成するステップと、前記基地局装置が前記第1のCCA可変チャネル指示情報を前記端末装置に通知するステップと、前記第1のCCA可変チャネル指示情報に基づき、前記端末装置はCCA可変チャネルへの変更を行なうステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本実施形態によれば、基地局装置から取得した第1のCCA可変チャネル指示情報に基づいて、CCAレベルを変更することができるチャネルへの移行を指示し、前記指示に基づいて、キャリアセンスを行なうチャネルを選択するので、各端末装置が使用する無線リソースを分離することができ、通信機会が減少する端末装置の発生が回避され、端末装置当たりのスループットを大幅に向上させることが可能となる。
なお、本国際出願は、2015年1月26日に出願した日本国特許出願第2015−012831号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−012831号の全内容を本国際出願に援用する
101 基地局装置(基地局)
200 端末装置
200a 端末装置
220 端末装置
320 端末装置
1001 上位層部
1002 CCA可変チャネル決定部
1003 送信部
1003a 通知フレーム生成部
1003b 無線送信部
1004 受信部
1004a 無線受信部
1004b 信号復調部
1005 アンテナ部
1006 CSMA/CA部
2001 上位層部
2001a 上位層部
2002 送信部
2002a 送信部
2003 受信部
2003a 受信部
2004 アンテナ部
2004a アンテナ部
2005 CCA可変チャネル情報処理部
2005a CSMA/CA部
2006 CSMA/CA部
2101 基地局装置
2200 端末装置
2200a 端末装置
3101 基地局装置
3200 端末装置
3200a 端末装置(レガシー端末)
3201 端末装置
3202 端末装置
3203 端末装置
3204 端末装置
20021 物理層フレーム生成部
20021a 物理層フレーム生成部
20022 無線送信部
20022a 無線送信部
20031 無線受信部
20031a 無線受信部
20032 信号復調部
20032a 信号復調部
21001 上位層部
21002 CCA可変チャネル決定部
21003 送信部
21003a 通知フレーム生成部
21003b 無線送信部
21004 受信部
21004a 無線受信部
21004b 信号復調部
21005 アンテナ部
21006 CSMA/CA部
22001 上位層部
22002 送信部
22003 受信部
22004 アンテナ部
22005 CCA可変チャネル情報処理部
22006 CSMA/CA部
31001 上位層部
31002 CCA可変チャネル決定部
31003 送信部
31003a 通知フレーム生成部
31003b 無線送信部
31004 受信部
31004a 無線受信部
31004b 信号復調部
31005 アンテナ部
31006 CSMA/CA部
32001 上位層部
32002 送信部
32003 受信部
32004 アンテナ部
32005 CCA可変チャネル情報処理部
32006 CSMA/CA部
220021 物理層フレーム生成部
220022 無線送信部
220031 無線受信部
220032 信号復調部
320021 物理層フレーム生成部
320022 無線送信部
320031 無線受信部
320032 信号復調部

Claims (6)

  1. 基地局装置と無線通信を行なう端末装置であって、
    前記基地局装置から送信された無線信号を受信する受信部と、
    前記無線信号に含まれ、あるチャネルにおいて使用可能な、クリアチャネル評価に用いられるCCAレベルの範囲に関する情報を含む第1のCCA可変チャネル指示情報を取得するCCA可変チャネル情報処理部と、
    前記第1のCCA可変チャネル指示情報に基づき、使用するチャネルの選択を行なう上位層部と、を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記端末装置はさらに、前記CCAレベルとして第1のCCAレベルあるいは前記第1のCCAレベルとは異なる第2のCCAレベルを当該端末装置に設定するCSMA/CA部を備え、
    前記CSMA/CA部は、前記上位層部が前記使用するチャネルとして第1のチャネルを選択している場合に前記第1のCCAレベルを設定し、前記上位層部が前記チャネルとして第2のチャネルを選択している場合に前記第2のCCAレベルを設定する機能を備えることを特徴とする、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記第1のCCA可変チャネル指示情報は、前記上位層部が前記端末装置に対して設定可能な前記CCAレベルの上限値であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記受信部は、前記チャネルにおいて使用される前記CCAレベルの変更を禁止する情報を含む第2のCCA可変チャネル指示情報を受信する機能を備え、
    前記上位層部は、前記第2のCCA可変チャネル指示情報に基づき前記使用するチャネルを選択する機能を備え、
    前記CSMA/CA部は、前記上位層部が前記第2のCCA可変チャネル指示情報に基づき前記使用するチャネルを選択した場合に前記第2のCCAレベルの設定を行なわないことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の端末装置。
  5. 端末装置と通信を行なう基地局装置であって、
    前記端末装置に対して、あるチャネルにおいて前記端末装置が設定することのできるクリアチャネル評価に用いられるCCAレベルの範囲を指定する第1のCCA可変チャネル指示情報を生成する通知フレーム生成部と、
    前記端末装置に対して前記第1のCCA可変チャネル指示情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局装置。
  6. 前記通知フレーム生成部はさらに、前記チャネルにおいて前記端末装置が前記CCAレベルの変更を許可しない情報を含む第2のCCA可変チャネル指示情報を生成することを特徴とする、請求項5に記載の基地局装置。
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