JPWO2016104032A1 - 姿勢角算出装置、姿勢角算出方法、および姿勢角算出プログラム - Google Patents

姿勢角算出装置、姿勢角算出方法、および姿勢角算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】姿勢角を高精度に算出する。【解決手段】航行状態算出装置10は、受信部11A,11B,11C,11Dは、アンテナ100A,100B,100C,100Dが受信した測位信号を用いて、姿勢角を含む航行状態の算出に利用する算出用データを出力する。位相差算出部12は、受信部11A,11B,11C,11Dから出力される算出用データから基線の一重位相差を算出する。姿勢角算出部131は、算出用データおよび一重位相差を用いて姿勢角を算出する。算出条件決定部132は、基線と測位衛星との位置関係から、姿勢角の成分に応じて、姿勢角の算出に対する算出用データの寄与度を決定する。姿勢角算出部131は、この寄与度を用いて姿勢角を算出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、船舶、飛行体、自動車等の移動体の姿勢角を算出する姿勢角算出装置、姿勢角算出方法、および姿勢角算出プログラムに関する。
現在、GPS信号を利用して移動体の航行状態を算出する装置が各種実用化されている。例えば、特許文献1に記載の姿勢算出装置では、4台のGPSアンテナを備える。4台のアンテナをそれぞれ結ぶ基線の長さ(基線長)は、異なっている。
特許文献1に記載の姿勢算出装置は、測位可能な受信状態にある最も基線長の長い2台のアンテナを選択する。特許文献1に記載の姿勢算出装置は、この2台のGPSアンテナが受信したGPS信号を利用して、姿勢を算出する。
特開2008−14721号公報
しかしながら、特許文献1に記載の姿勢算出装置の方法では、GPSアンテナの位置関係は考慮されているが、アンテナの位置関係だけでは姿勢の算出精度を向上することができない場合がある。
したがって、本発明の目的は、姿勢角を高精度に算出可能な姿勢角算出装置、姿勢角算出方法、および姿勢角算出プログラムを提供することにある。
この発明の姿勢角算出装置は、複数のアンテナ、複数の受信部、姿勢角算出部、および、算出条件決定部を備える。
複数のアンテナは、測位衛星からの測位信号をそれぞれに受信する。複数の受信部は、複数のアンテナを構成するアンテナ毎に設けられている。複数の受信部は、アンテナが受信した測位信号を用いて算出用データを出力する。姿勢角算出部は、算出用データを用いて姿勢角の各成分を算出する。算出条件決定部は、複数のアンテナの内の2つのアンテナを結ぶ基線と測位衛星との位置関係から、姿勢角の算出に対する算出用データの寄与度を、姿勢角の成分毎に決定する。
この構成では、所望とする姿勢角の成分の算出に適切な算出用データの重みの設定、または算出用データの選択が可能になる。これにより、所望とする姿勢角の成分を高精度に算出することができる。
また、この発明の姿勢角算出装置では、算出条件決定部は、基線と測位衛星との位置関係から、姿勢角の成分毎に精度劣化指標を算出する精度劣化指標算出部と、精度劣化指標を用いて寄与度を決定する寄与度決定部と、を備える。
この構成では、精度劣化指標(DOP)を用いて、測位衛星毎(測位信号から得られる算出用データ毎)の寄与度が決定される。これにより、所望とする姿勢角の成分をより精確に算出することができる。
この発明によれば、姿勢角を高精度に算出することができる。
本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る算出条件決定部の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係るアンテナの位置関係を示す図 ヘディング方向の精度劣化指数(Heading−DOP)の方位角依存性を示すグラフ ピッチ方向の精度劣化指数(Pitch−DOP)の方位角依存性を示すグラフ アンテナと測位衛星との位置関係を示す斜視図 アンテナと測位衛星の投影位置との関係を示す平面図 本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出方法の処理フローを示すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出方法における重み付け係数の決定処理を示すフローチャート 本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出方法の別の処理フローを示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る航行状態算出装置の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施形態に係る航行状態算出方法のフローチャート 本発明の実施形態に係る航行状態算出装置に利用するアンテナのパターンを示す平面図 本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置の構成を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置が出力する画像例を示す図 本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置の表示態様を示す図 本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置の表示態様を示す図
本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出装置、航行状態算出方法、および航行状態算出プログラムについて、図を参照して説明する。本実施形態で示す移動体としては、船舶を例に説明するが、その他の海上移動体、海中移動体、自動車等の陸上移動体、飛行機等の空中移動体のいずれであってもよい。なお、本実施形態で示す測位信号としては、GNSS(Global Navigation Satellite System)の測位信号、具体的には、GPS(Grobal Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、Galileoの測位信号である。なお、単独のシステムの測位信号だけでなく、複数のシステムの測位信号を用いてもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る算出条件決定部の構成を示すブロック図である。図3は、本発明の第1の実施形態に係るアンテナの位置関係を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る姿勢角算出装置を含む航行状態算出装置10は、アンテナ部100、受信部11A,11B,11C,11D、位相差算出部12、および、演算部13を備える。アンテナ部100は、アンテナ100A,100B,100C,100Dを備える。演算部13は、姿勢角算出部131、算出条件決定部132を備える。算出条件決定部132は、図2に示すように、精度劣化指標算出部133、寄与度決定部134を備える。
アンテナ部100は、船舶における上空が開放された位置に配置されている。図3に示すように、アンテナ100A,100B,100C,100Dの配置パターンは、二次元の広がりを有する。
図3に示す具体的な配置態様の一例としては、アンテナ100A,100B,100C,100Dは、平面視して正方形の4つの角にそれぞれ配置されている。アンテナ100Aとアンテナ100Dとは、これらのアンテナ100A,100Dを結ぶ基線がBODY座標系のBy方向(船首と船尾を結ぶ方向(船首−船尾方向))に平行になるように配置されている。アンテナ100Bとアンテナ100Cとは、これらのアンテナを結ぶ基線がボディー座標系のBy方向に平行になるように配置されている。
アンテナ100Aとアンテナ100Bは、これらのアンテナ100A,100Bを結ぶ基線がBODY座標系のBx方向(右舷と左舷を結ぶ方向(右左舷方向))に平行になるように配置されている。
アンテナ100A,100B間の距離、アンテナ100B,100C間の距離、アンテナ100C,100D間の距離、アンテナ100D,100A間の距離は、測位信号の波長よりも短い。より具体的には、これらのアンテナ間の距離は、例えば、測位信号の波長λの1/2(λ/2)程度であることが好ましい。アンテナ間の距離をλ/2程度とすることで、整数値バイアスの決定が容易になる。
なお、この配置は一例であり、2台以上のアンテナが配置されていればよい。すなわち、少なくとも1つの基線が設定できればよい。
アンテナ100Aは受信部11Aに接続されている。アンテナ100Aは測位信号が送信する測位信号を受信して、受信部11Aに出力する。アンテナ100Bは受信部11Bに接続されている。アンテナ100Bは測位信号が送信する測位信号を受信して、受信部11Bに出力する。アンテナ100Cは受信部11Cに接続されている。アンテナ100Cは測位信号が送信する測位信号を受信して、受信部11Cに出力する。アンテナ100Dは受信部11Dに接続されている。アンテナ100Dは測位信号が送信する測位信号を受信して、受信部11Dに出力する。
受信部11A,11B,11C,11Dは同期されている。例えば、受信部11A,11B,11C,11Dには、共通のクロック信号が入力されており、受信部11A,11B,11C,11Dは、このクロック信号に同期して、測位信号の捕捉・追尾を行う。
受信部11Aは、測位信号を捕捉、追尾し、測位信号毎(測位衛星毎)に擬似距離ρを算出する。受信部11Aは、擬似距離ρを演算部13に出力する。受信部11Aは、測位信号毎(測位衛星毎)に搬送波位相測定値PYを算出する。受信部11Aは、搬送波位相測定値PYを、位相差算出部12に出力する。
受信部11Bは、測位信号を捕捉、追尾し、測位信号毎(測位衛星毎)に擬似距離ρを算出する。受信部11Bは、擬似距離ρを演算部13に出力する。受信部11Bは、測位信号毎(測位衛星毎)に搬送波位相測定値PYを算出する。受信部11Bは、搬送波位相測定値PYを、位相差算出部12に出力する。
受信部11Cは、測位信号を捕捉、追尾し、測位信号毎(測位衛星毎)に擬似距離ρを算出する。受信部11Cは、擬似距離ρを演算部13に出力する。受信部11Cは、測位信号毎(測位衛星毎)に搬送波位相測定値PYを算出する。受信部11Cは、搬送波位相測定値PYを、位相差算出部12に出力する。
受信部11Dは、測位信号を捕捉、追尾し、測位信号毎(測位衛星毎)に擬似距離ρを算出する。受信部11Dは、擬似距離ρを演算部13に出力する。受信部11Dは、測位信号毎(測位衛星毎)に搬送波位相測定値PYを算出する。受信部11Dは、搬送波位相測定値PYを、位相差算出部12に出力する。
これらの擬似距離ρ,ρ,ρ,ρ、搬送波位相測定値PY,PY,PY,PYが本発明の算出用データに対応する。
位相差算出部12は、アンテナ100A,100B,100C,100Dの内の2台を組み合わせて基線を設定する。位相差算出部12は、基線毎に一重位相差を算出する。例えば、具体的には、位相差算出部12は、次の処理を実行する。
位相差算出部12は、アンテナ100Aを基準アンテナとして基線に設定する。位相差算出部12は、アンテナ100Aとアンテナ100Bによる基線に対して、搬送波位相測定値PYと搬送波位相測定値PYとの差分値を算出して、アンテナ間の一重位相差ΔζAB(=PY−PY)を算出する。位相差算出部12は、搬送波位相測定値の差分演算から基線毎に一重位相差を算出する。位相差算出部12は、算出した一重位相差を演算部13に出力する。
演算部13は、測位信号に重畳された航法メッセージを解析して、衛星位置を取得する。演算部13は、受信部11A,11B,11C,11Dで受信している測位信号の送信元である測位衛星の位置を、少なくとも取得していればよい。なお、航法メッセージの解析および測位衛星の位置の取得は、各受信部11A,11B,11C,11Dで行ってもよい。
また、演算部13は、擬似距離ρ,ρ,ρ,ρを用いて、各アンテナ100A,100B,100C,100Dの位置PO,PO,PO,POを算出する。各アンテナ100A,100B,100C,100Dの位置PO,PO,PO,POは、既知の単独測位の手法を用いればよい。
姿勢角算出部131は、衛星位置とアンテナ位置PO,PO,PO,POとを用いて、アンテナ間の一重位相差毎の方向余弦を算出する。具体的には、例えば、姿勢角算出部131は、アンテナ位置POA,POBと、アンテナ100A,100Bの両方で受信した測位信号の送信元である測位衛星の衛星位置と用いて、アンテナ100A,100B間の一重位相差に対応する方向余弦を算出する。姿勢角算出部131は、他のアンテナ間の一重位相差に対応する方向余弦も同様の方法で算出する。
姿勢角算出部131は、アンテナ間の一重位相差と方向余弦行列とを用いて、姿勢角ATを算出する。方向余弦行列は、BODY座標系を、地球座標系等の絶対座標系に変換する行列である。姿勢角ATは、ロール角φ、ピッチ角θ、およびヨー角ψから構成される。なお、姿勢角ATとしては、少なくともヨー角ψが推定されていればよい。
より具体的には、姿勢角算出部131は、LAMDA法等の既知の方法を用いて、アンテナ間の一重位相差毎に整数値バイアスを推定して決定する。姿勢角算出部131は、アンテナ間の一重位相差と整数値バイアスとを用いて、各アンテナ間の一重位相差に対応する幾何距離差を算出する。姿勢角算出部131は、幾何距離差と方向余弦行列を用い、最小二乗法等を適用することによって、姿勢角ATを算出する。
姿勢角算出部131は、算出条件決定部132によって決定された一重位相差毎の寄与度を用いて、姿勢角を算出する。寄与度としては、例えば重み付け係数である。したがって、姿勢角算出部131は、算出条件決定部132において決定された重み付け係数を一重位相差に掛けた状態で最小二乗法等に適用し、姿勢角を算出する。
算出条件決定部132は、所望とする姿勢角の成分に応じて、各一重位相差の基線と測位衛星との位置関係から寄与度(例えば重み付け係数)を決定する。すなわち、算出条件決定部132は、ロール角φ、ピッチ角θ、ヨー角ψのいずれを高精度に算出するのかを基準にして、一重位相差毎の寄与度を決定する。寄与度とは、姿勢角成分の算出精度に寄与する指標である。より具体的には、寄与度は、寄与度が高いほど姿勢角成分の算出精度が高くなるように設定される指標である。ここでは、寄与度は、重み付け係数に対応する。重み付け係数が大きいほど寄与度が高く、重み付け係数が小さいほど寄与度が低い。
より具体的には、算出条件決定部132は、次に示す概念を用いて、一重位相差毎の寄与度(重み付け係数)を決定する。図4は、ヘディング方向の精度劣化指数(Heading−DOP)の方位角依存性を示すグラフである。図5は、ピッチ方向の精度劣化指数(Pitch−DOP)の方位角依存性を示すグラフである。図4、図5における横軸は、絶対座標系での基線の基準位置を基準とした測位衛星の方位角であり、各グラフの基線方位ψ0,ψ1,ψ2,ψ3は一重位相差を算出する基線の絶対座標系での方位を示す。
(ヨー角ψの算出)
図4に示すように、基線の方位に対して90°(直角)に近づくにしたがって、ヘディング方向の精度劣化指数(以下、Heading−DOPと称する。)は小さくなる。基線の方位に対して0°(平行)に近づくにしたがって、Heading−DOPは、急激に大きくなる。このHeading−DOPの方位角依存性は、測位衛星の仰角に依存しない。また、測位衛星の仰角が低くなるほど、Heading−DOPは小さくなる。
算出条件決定部132は、Heading−DOPを用いて、ヨー角ψ、または当該ヨー角ψを姿勢角成分に含む姿勢角の算出に設定する重み付け係数を決定する。算出条件決定部132は、Heading−DOPが小さいほど重み付け係数を大きく設定し、Heading−DOPが大きいほど重み付け係数を小さく設定する。算出条件決定部132は、基線と測位衛星との組み合わせ毎に重み付け係数を設定する。これにより、Heading−DOPが小さい基線と測位衛星との組み合わせほど、姿勢角の算出における一重位相差の寄与が大きくなり、Heading−DOPが大きい基線と測位衛星との組み合わせほど、姿勢角の算出における一重位相差の寄与が小さくなる。算出条件決定部132は、設定した重み付け係数を、姿勢角算出部131に出力する。姿勢角算出部131は、算出条件決定部132から与えられた重み付け係数を用いて、姿勢角を算出することによって、ヨー角ψを高精度に算出することができる。
(ピッチ角θの算出)
図5に示すように、基線の方位に対して0°(平行)に近づくにしたがって、ピッチ方向の精度劣化指数(以下、Pitch−DOPと称する。)は小さくなる。基線の方位に対して90°(直角)に近づくにしたがって、Pitch−DOPは、急激に大きくなる。Pitch−DOPの方位角依存性は、測位衛星の仰角に依存しない。また、測位衛星の仰角が低くなるほど、Pitch−DOPは小さくなる。
算出条件決定部132は、Pitch−DOPを用いて、ピッチ角θ、または当該ピッチ角θを姿勢角成分に含む姿勢角の算出に設定する重み付け係数を決定する。算出条件決定部132は、Pitch−DOPが小さいほど重み付け係数を大きく設定し、Pitch−DOPが大きいほど重み付け係数を小さく設定する。算出条件決定部132は、基線と測位衛星との組み合わせ毎に重み付け係数を設定する。これにより、Pitch−DOPが小さい基線と測位衛星との組み合わせほど、姿勢角の算出における一重位相差の寄与が大きくなり、Pitch−DOPが大きい基線と測位衛星との組み合わせほど、姿勢角の算出における一重位相差の寄与が小さくなる。算出条件決定部132は、設定した重み付け係数を、姿勢角算出部131に出力する。姿勢角算出部131は、算出条件決定部132から与えられた重み付け係数を用いて、姿勢角を算出することによって、ピッチ角θを高精度に算出することができる。
このように本実施形態の構成を用いることによって、所望の姿勢角成分を高精度に算出することができる。
なお、上述の構成では、精度劣化指数を用いて、基線と測位衛星との組み合わせ毎の重み付け係数を設定する例を示した。しかしながら、次に示すように、基線ベクトルと基線からの測位衛星の視線方向ベクトルとを用いて、重み付け係数を設定してもよい。
したがって、ヘディング方向の姿勢角(ヨー角)を算出する場合には、測位衛星の配置位置関係に基づくと、基線の方位に対して90°(直角)に近い位置の測位衛星に対する重みを重くするとよい。または、ヘディング方向の姿勢角(移動体の方位角、ヨー角)を算出する場合には、基線の方位に対して90°(直角)に近い位置の測位衛星を選択し、基線の方位に対して0°(平行)に近い位置の測位衛星を除外するとよい。このような設定を行うことによって、ヨー角の算出精度を向上させることができる。
具体的には、算出条件決定部132は、次に示す概念を用いて、一重位相差毎の寄与度を決定する。図6は、アンテナと測位衛星との位置関係を示す斜視図である。図7は、アンテナと測位衛星の投影位置との関係を示す平面図である。なお、図6、図7では、Body座標系のBx軸方向と絶対座標系のx軸方向が一致し、Body座標系のBy軸方向と絶対座標系のy軸方向とが一致する場合を示している。
算出条件決定部132は、基線と測位衛星との位置関係を算出する。算出条件決定部132は、基線を含む平面(図6、図7であればx−y平面)への測位衛星の投影位置と基線の基準位置(図6、図7であれば基線の始点)とを結ぶ線と基線との成す角を算出する。
例えば、図7に図示した例であれば、算出条件決定部132は、アンテナ100A,100Dを結ぶ基線ベクトルVctADを設定する。基線ベクトルVctADは、アンテナ100A,100Dの位置によって決定される。アンテナ100A,100Dの位置は、擬似距離ρ,ρから単独測位によって算出される。
算出条件決定部132は、アンテナ100Aと測位衛星SV1とを結ぶ視線方向ベクトルVctA1を設定する。視線方向ベクトルVctA1は、アンテナ100Aおよび測位衛星SV1の位置によって決定される。測位衛星SV1の位置は、航法メッセージを解析することによって取得される。
算出条件決定部132は、アンテナ100Aと測位衛星SV2とを結ぶ視線方向ベクトルVctA2を設定する。視線方向ベクトルVctA2は、アンテナ100Aおよび測位衛星SV2の位置によって決定される。測位衛星SV2の位置は、航法メッセージを解析することによって取得される。
算出条件決定部132は、基線ベクトルVctADと視線方向ベクトルVctA1との内積演算等を用いて、アンテナ100A,100Dを結ぶ基線と、測位衛星SV1の投影位置と基線の基準位置(図4、図5であればアンテナ100Aの位置)とを結ぶ線との成す角を算出する。同様に、算出条件決定部132は、基線ベクトルVctADと視線方向ベクトルVctA2との内積演算等を用いて、アンテナ100A,100Dを結ぶ基線と、測位衛星SV2の投影位置と基線の基準位置とを結ぶ線との成す角を算出する。この際、成す角は、90°以下で算出される。
(ヨー角ψの算出)
上述の図4に示すように、ヨー角ψの場合、基線に対して成す角が90°(直角)に近くなるほどHeading−DOPは小さくなり、基線に対する成す角が0°(平行)に近くなるほどHeading−DOPは大きくなる。
この原理を利用し、算出条件決定部132は、基線に対して成す角が90°(直角)に近くなるほど測位衛星に対する重み付け係数を大きくし、基線に対する成す角が0°(平行)に近くなるほど測位衛星に対する重み付け係数を小さく設定する。
これにより、上述のHeading−DOPを用いた重み付け係数の設定と同様に、ヨー角ψを高精度に算出することができる。
(ピッチ角θの算出)
上述の図5に示すように、ピッチ角θの場合、基線に対して成す角が0°(平行)に近くなるほどPitch−DOPは小さくなり、基線に対する成す角が90°(直角)に近くなるほどPitch−DOPは大きくなる。
この原理を利用し、算出条件決定部132は、基線に対して成す角が0°(平行)に近くなるほど測位衛星に対する重み付け係数を大きくし、基線に対する成す角が90°(直角)に近くなるほど測位衛星に対する重み付け係数を小さく設定する。
これにより、上述のPitch−DOPを用いた重み付け係数の設定と同様に、ヨー角ψを高精度に算出することができる。
なお、上述の説明では、基線に対する成す角を基準に重み付け係数を設定したが、さらに仰角を利用してもよい。図4、図5に示すように、仰角が低いほどHeading−DOPおよびPitch−DOPは改善される。したがって、仰角が低いほど重み付け係数を大きくする補正を行い、仰角が高いほど重み付け係数を小さくする補正を行ってもよい。
上述の説明では、各処理を個別の機能部で実行する態様を示したが、上述の処理をプログラム化して記憶媒体に記憶しておき、コンピュータ等の情報処理装置でこのプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。この場合、次に示す処理フローを実行すればよい。図8は、本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出方法の処理フローを示すフローチャートである。
情報処理装置は、複数のアンテナ100A、100B,100C,100Dで受信した測位信号から擬似距離および搬送波位相測定値を算出する(S101)。
情報処理装置は、受信した測位信号を復調して航法メッセージを解析する。情報処理装置は、航法メッセージから衛星位置を取得する(S102)。
情報処理装置は、基線と測位衛星の位置関係から、基線と測位衛星の組み合わせ毎の重み付け係数を決定する(S103)。具体的には、情報処理装置は、図9に示す処理を用いて重み付け係数を決定する。図9は、本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出方法における重み付け係数の決定処理を示すフローチャートである。情報処理装置は、基線と測位衛星の組み合わせ毎にHeading−DOPを算出する(S131)。情報処理装置は、基線と測位衛星の組み合わせ毎にPitch−DOPを算出する(S132)。情報処理装置は、所望とする姿勢角成分に応じて、Heading−DOPまたはPitch−DOPを用いて、基線と測位衛星の組み合わせ毎の重み付け係数を決定する(S133)。具体的な重み付け係数の決定方法は、上述の構成の説明と同じである。なお、Heading−DOPとPitch−DOPは、所望とする姿勢角成分に応じて、いずれか一方を算出すればよい。具体的には、高精度な算出が必要とされる姿勢角成分がヨー角ψであれば、Haeding−DOPのみを算出して、Heading−DOPから重み付け係数を決定すればよい。また、高精度な算出が必要とされる姿勢角成分がピッチ角θであれば、Pitch−DOPのみを算出して、Pitch−DOPから重み付け係数を決定すればよい。
情報処理装置は、基線毎にアンテナ間の一重位相差を算出する(S104)。情報処理装置は、擬似距離、一重位相差、一重位相差毎に設定した重み付け係数を用いて、姿勢角を算出する(S105)。
なお、上述の説明では、精度劣化指数、または、基線ベクトルと視線方向ベクトルとの位置関係から、姿勢角の算出用の重み付け係数を決定する態様を示した。しかしながら、精度劣化指数、または、基線ベクトルと視線方向ベクトルとの位置関係から、姿勢角の算出に利用する基線と測位衛星との組み合わせを選択してもよい。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る航行状態算出方法の別の処理フローを示すフローチャートである。図10では、精度劣化指標を用いる場合を図示している。
情報処理装置は、複数のアンテナ100A、100B,100C,100Dで受信した測位信号から擬似距離および搬送波位相測定値を算出する(S201)。
情報処理装置は、受信した測位信号を復調して航法メッセージを解析する。情報処理装置は、航法メッセージから衛星位置を取得する(S202)。
情報処理装置は、基線と測位衛星の位置関係から、基線と測位衛星の組み合わせ毎の精度劣化指標を算出する(S203)。
情報処理装置は、精度劣化指標を用いて、姿勢角の算出に利用する基線と測位衛星との組合せを選択する(S204)。具体的には、情報処理装置は、精度劣化指標に対して予め閾値を設定する。情報処理装置は、精度劣化指標が閾値以下であれば、当該精度劣化指標となる基線と測位衛星との組合せを、姿勢角の算出処理に利用するように選択する。情報処理装置は、精度劣化指標が閾値よりも大きければ、当該精度劣化指標となる基線と測位衛星との組合せを、姿勢角の算出処理から除外するように選択する。この選択処理は、所望とする姿勢角成分によって異なり、ヨー角ψを算出する場合には、Heading−DOPを用い、ピッチ角θを算出する場合には、Pitch−DOPを用いる。
なお、基線ベクトルと視線方向ベクトルとの位置関係を用いる場合には、情報処理装置は、基線ベクトルと視線方向ベクトルとの成す角に対して閾値を設定する。
情報処理装置は、成す角が閾値よりも大きければ、当該成す角を構成する基線と測位衛星との組合せを、ヨー角ψの算出処理に利用するように選択する。情報処理装置は、成す角が閾値以下であれば、当該成す角を構成する基線と測位衛星との組合せを、ヨー角ψの算出処理から除外するように選択する。すなわち、ヨー角ψの算出処理に対する寄与度を0にする。一方、情報処理装置は、成す角が閾値以下であれば、当該成す角を構成する基線と測位衛星との組合せを、ピッチ角θの算出処理に利用するように選択する。情報処理装置は、成す角が閾値よりも大きければ、当該成す角を構成する基線と測位衛星との組合せを、ピッチ角θの算出処理から除外するように選択する。すなわち、ヨー角ψの算出処理に対する寄与度を0にする。
情報処理装置は、選択した基線と測位衛星との組合せで得られる擬似距離、一重位相差を用いて、姿勢角を算出する。
なお、このような基線と測位衛星との組み合わせの選択は、上述の各処理を機能部毎に実行する態様では、算出条件決定部132で実行する。
このような処理および構成を用いることによって、所望とする姿勢角成分、すなわち高精度な算出が要求される姿勢角成分を、高精度に算出することができる。
なお、重み付け係数を用いた姿勢角の算出と、選択を用いた姿勢角の算出は、状況に応じて適宜採用すればよい。例えば、測位信号が受信可能な測位衛星数が少ない場合、重み付け係数を用いればよい。これにより、測位信号が受信可能な測位衛星数が少なくても、姿勢角を高精度に算出できる。一方、測位信号が受信可能な測位衛星数が多い場合、選択を用いればよい。これにより、多くの測位衛星のうち姿勢角の算出精度が向上する測位衛星のみを用いて、姿勢角を高精度に算出できる。
次に、第2の実施形態に係る航行状態算出装置、航行状態算出方法、および、航行状態算出プログラムについて、図を参照して説明する。図11は、本発明の第2の実施形態に係る航行状態算出装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る航行状態算出装置10Aは、第1の実施形態に係る航行状態算出装置10に対して、慣性センサ20を追加している。さらに、航行状態算出装置10Aは、航行状態算出装置10に対して、演算部13Aの構成が異なる。
慣性センサ20は、加速度センサ21および角速度センサ22を備える。加速度センサ21は、加速度aIMUを検出して、統合処理部135に出力する。角速度センサ22は、角速度ωIMUを検出して、統合処理部135に出力する。
演算部13Aは、誤差推定部131A、算出条件決定部132、および、統合処理部135を備える。算出条件決定部132は、第1の実施形態と同じ構成および処理を行い、基線と測位衛星との組み合わせ毎に、一重位相差に対する重み付け係数を決定する。
誤差推定部131Aには、擬似距離ρ,ρ,ρ,ρ、搬送波位相測定値PY,PY,PY,PY、衛星位置変化量ΔPsat,ΔPsat,ΔPsat,ΔPsat、アンテナ間の一重位相差位相差が入力される。アンテナ間の一重位相差は、位相差算出部12によって算出される。また、誤差推定部131Aには、前回の統合位置PUN、統合速度VUN、および統合姿勢角ATUNが入力される。
誤差推定部131Aは、これらの入力値から観測値を設定し、位置の算出誤差ε、速度の算出誤差ε、および姿勢角の算出誤差εATを推定値とするカルマンフィルタを設定する。この際、誤差推定部131Aは、一重位相差毎に設定された重み付け係数を用いてカルマンフィルタを設定する。
誤差推定部131Aは、このカルマンフィルタを演算処理することによって、位置の算出誤差ε、速度の算出誤差ε、および姿勢角の算出誤差εATを推定し、統合処理部135に出力する。そして、一重位相差に対して重み付けを行っていることによって、姿勢角の算出誤差εATを高精度に推定することができる。
統合処理部135は、加速度aIMUおよび角速度ωIMUを用いて、統合位置PUN、統合速度VUN、および統合姿勢角ATUNを算出する。この際、統合処理部135は、位置の算出誤差ε、速度の算出誤差ε、および姿勢角の算出誤差εATによる補正を行う。
このような構成を用いても、第1の実施形態と同様に姿勢角を高精度に算出することができる。さらに、本実施形態の構成では、姿勢角の算出精度に応じて、位置および速度も高精度に算出することができる。
また、本実施形態の構成を用いることによって、測位信号を受信できない期間でも、姿勢角を算出することができる。また、測位信号を受信できている期間では、測位信号を用いて慣性センサ20の誤差を補正できるので、姿勢角を高精度に算出することができる。
なお、図11では、各処理をそれぞれ別の機能部で実行する態様を示した。しかしながら、これらの機能部を一つの情報処理装置で形成してもよい。この場合、次に示す航行状態算出方法を実現するプログラムを予め記憶しておき、情報処理装置は、このプログラムを読み出して実行すればよい。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る航行状態算出方法のフローチャートである。
情報処理装置は、擬似距離ρ,ρ,ρ,ρ、搬送波位相測定値PY,PY,PY,PY、および衛星位置変化量ΔPsat,ΔPsat,ΔPsat,ΔPsatを算出する(S201)。情報処理装置は、慣性センサ20から加速度aIMUおよび角速度ωIMUを取得する。
情報処理装置は、受信した測位信号を復調して航法メッセージを解析する。情報処理装置は、航法メッセージから衛星位置を取得する(S202)。
情報処理装置は、基線と測位衛星の位置関係から、基線と測位衛星の組み合わせ毎の重み付け係数を決定する(S203)。
情報処理装置は、
情報処理装置は、基線毎にアンテナ間の一重位相差を算出する(S204)。
情報処理装置は、擬似距離、一重位相差、前回の演算で得られた統合位置PUN、統合速度VUN、統合姿勢角ATUN、および、一重位相差毎に設定した重み付け係数を用いて、位置の算出誤差ε、速度の算出誤差ε、および姿勢角の算出誤差εATを推定する(S205)。この際、情報処理装置は、カルマンフィルタ等を用い、誤差分散等に重みを設定する。
情報処理装置は、加速度aIMU、角速度ωIMU、位置の算出誤差ε、速度の算出誤差ε、および姿勢角の算出誤差εATを用いて、統合位置PUN、統合速度VUN、および統合姿勢角ATUNを算出する(S206)。
上述の航行状態算出装置10,10Aでは、アンテナが4台の場合を示したが、複数台のアンテナ、すなわち、1つ以上の基線を構成できるようにアンテナを配置できればよい。図13は、本発明の実施形態に係る航行状態算出装置に利用するアンテナのパターンを示す平面図である。
アンテナ部100'は、アンテナ100A,100B,100Cを備える。アンテナ100A,100B,100Cの配置パターンは、二次元の広がりを有する。すなわち、アンテナ100Aとアンテナ100Bを通る直線上にアンテナ100Cが配置されないように、アンテナ100A,100B,100Cは配置されている。アンテナ間の距離は、第1の実施形態と同じである。
このような構成であっても、上述の各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置について、図を参照して説明する。図14は、本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の航行状態算出装置10Bは、第1の実施形態に係る航行状態算出装置10に対して、表示部30が追加されている。航行状態算出装置10Bの他の構成は、第1の実施形態に係る航行状態算出装置と同じである。
表示部30は、表示制御部31、および表示器32を備える。表示制御部31には、姿勢角算出部131で算出された姿勢角が入力される。表示制御部31には、航法メッセージの復調によって取得された測位衛星の位置、アンテナ部100の位置(すなわち自船の位置)が入力される。姿勢角、測位衛星の位置、および、自船の位置は同じ座標系で設定されている。
表示制御部31は、姿勢角AT、測位衛星の位置、および、自船の位置から、アンテナ部100と測位衛星との位置を表す画像データを生成する。表示制御部31は、画像データを表示器32に出力する。
図15は、本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置が出力する画像例を示す図である。図15に示すように、画像は、方位表示部320、および、衛星位置表示部330を備える。方位表示部320および衛星位置表示部330は、同心円の円形である。衛星位置表示330は、方位表示部320の円の内側に配置されている。
方位表示部320は、地球座標系での方位を示す記号(N(北方向),S(南方向),E(東方向),W(西方向),45,135,225,315)を備える。各記号は方位表示部320の外周円に沿って、45°間隔で備えられている。45,135,225,315の記号は、N(北方向)を基準として、E(東方向)周りの角度を表す。方位表示部320は、画像の上方が基準基線の方位角である。
衛星位置表示部330には、それぞれに半径が異なる円形からなる複数の仰角補助線331が備えられている。複数の仰角補助線331は、同心円であり、半径が小さい円形ほど高い仰角を表す。衛星位置表示部330には、測位衛星を表す記号(測位衛星記号)332が表示されている。測位衛星記号332は、アンテナ部100に対する測位衛星の位置を表す。測位衛星の位置は、視野方向ベクトルから得られるアンテナ部100から視た各測位衛星の方位角と仰角によって表されている。測位衛星記号332の表示位置は、仰角に応じて円の中心からの距離が決定し、方位角によって円周方向に沿った位置が決定する。測位衛星記号332には、衛星番号を示す数値が備えられている。測位衛星記号332は、測位システム毎に異なる色で表示されている。なお、測位衛星記号332は、測位信号を受信中の測位衛星に対応するものだけ表示色を変更する、または、点滅させる等の表示態様を採用してもよい。また、測位信号を受信しているアンテナによって、測位衛星記号332の表示態様を変化させてもよい。
表示画像の中心、すなわち、方位表示部320および衛星位置表示部330の中心には、アンテナ100A,100B,100C,100Dを示す記号(アンテナ記号)341、および、基線を示す記号(基線記号)342が表示されている。アンテナ記号341および基線記号342は、アンテナ部100と同じ配置パターンに表示されている。アンテナ記号341および基線記号342は、基準基線が画像の上下方向に延びるように表示されている。アンテナ記号341は、基準アンテナ(ここでは、アンテナ100Aに対応)の記号のみ、他のアンテナの記号と異なる表示態様(色等)によって表示されている。基線記号342は、線状であり、測位に利用している基線は実線、測位に利用していない基線は点線で表示されている。なお、基準となるアンテナおよび基線は選択可能であり、選択されたアンテナおよび基線を他のアンテナおよび基線と異なる表示態様で表示してもよい。
船首方位指示記号350は、方位表示部320の外周に表示されている。船首方位指示記号350は、船首方位に応じた位置に表示されている。
このような表示を用いることによって、オペレータは、航行状態算出装置10Bの周囲の測位衛星の配置を容易に視認することができる。オペレータは、基線と測位衛星との位置関係を容易に視認することができる。また、オペレータは、姿勢角の算出に利用している測位衛星、基準となる基線を容易に視認することができる。
なお、複数の測位衛星の位置が表示上重なることが考えられる。この場合、次に示す表示態様を用いることによって、全ての測位衛星の視認性を向上することができる。図16、図17は、本発明の第3の実施形態に係る航行状態算出装置の表示態様を示す図である。
図16に示す表示態様では、測位衛星記号による表示では表示上位置が重なっていると、衛星位置表示部330には、仮記号333が配置される。仮記号333は、測位衛星記号332よりも小さい。したがって、測位衛星の位置が近くても、記号が重なり難い、または、重なる大きさが小さい。各仮記号333には、注釈記号334が添付されている。注釈記号334は、測位衛星記号を同じ表示態様であり、方位表示部320の外側に表示される。注釈記号334は、重ならないように表示されている。方位表示部320の外側には表示に十分な領域が存在するので、注釈記号334を容易に重ならないように表示することができる。注釈記号334と仮記号333は引き出し矢印記号によって接続されている。これにより、全ての測位衛星の視認性を向上することができる。
図17に示す表示態様では、測位衛星記号による表示では表示上位置が重なっていると、衛星位置表示部330には、仮記号333が配置される。仮記号333は、測位衛星記号332よりも小さい。仮記号333のグループには、詳細表示記号335が添付されている。詳細表示記号335は、仮記号333のグループと引き出し矢印記号によって接続されている。詳細表示記号335には、仮記号のグループを構成する測位衛星の衛星番号群が表示されている。この衛星番号群は、衛星番号の配置順が順次変化するように表示される。これにより、全ての測位衛星の視認性を向上することができる。
なお、上述の説明では、姿勢算出に利用する基線と測位衛星の組合せについて、精度劣化指標、または視線方向ベクトルに基づく角度をもとに設定する例を示したが、さらに次に示す検定を行うことによって、さらに姿勢角の高精度な算出に有効な基線と測位衛星の組合せを選択することができる。なお、以下では、基線と測位衛星の組合せの選択の例を示すが、重み付け係数の調整についても、同様に設定することができる。すなわち、選択と重み付け係数を大きくすることは類似の処理であり、除外と重み付け係数を小さくすることが類似の処理である。
(A)基線ベクトルの検定
測位信号を用いて算出した基線ベクトルの長さと、予め設置時点に既知の物理的な基線長とを比較する。算出した基線ベクトルの長さと物理的な基線長との差が閾値未満である場合に、当該基線ベクトルに対応する一重位相差を、姿勢角の算出に利用する。算出した基線ベクトルの長さと物理的な基線長との差が閾値以上である場合に、当該基線ベクトルに対応する一重位相差を、姿勢角の算出から除外する。
(B)基線ベクトルの残差閾値検定
測位信号を用いて算出した基線ベクトルの残差について、χ乗検定を実施する。基線ベクトルの残差のχ乗値が閾値未満である場合に、当該基線ベクトルに対応する一重位相差を、姿勢角の算出に利用する。基線ベクトルの残差のχ乗値が閾値以上である場合に、当該基線ベクトルに対応する一重位相差を、姿勢角の算出から除外する。
(C)基線ベクトルのヘディング方位(ヨー角ψ)の微分値検定
算出されたヨー角ψを連続的に取得し、ヨー角ψの時間変化量を算出する。ヨー角ψの時間変化量δψが閾値未満である場合に、算出したヨー角ψを採用する。ヨー角ψの時間変化量δψが閾値以上である場合に、算出したヨー角ψを採用しない。
(D)基線ベクトルの内積・外積検定
測位信号を用いて算出した2本の基線ベクトルの内積または外積を算出する。予め設置されたアンテナの物理的位置関係から2本の基線ベクトルの内積または外積を算出する。測位信号による内積と物理的位置による内積との差、または、測位信号による外積と物理的位置による外積との差が閾値未満である場合に、当該基線ベクトルに対応する一重位相差を、姿勢角の算出に利用する。測位信号による内積と物理的位置による内積との差、または、測位信号による外積と物理的位置による外積との差が閾値以上である場合に、当該基線ベクトルに対応する一重位相差を、姿勢角の算出から除外する。
(E)姿勢角の微分値検定
算出された姿勢角の各成分(ロール角φ、ピッチ角θ、ヨー角ψ)を連続的に取得し、それぞれの時間変化量を算出する。姿勢角の各成分の時間変化量が閾値未満である場合に、算出した姿勢角を採用する。姿勢角の各成分の時間変化量が閾値以上である場合に、算出した姿勢角を採用しない。
なお、上述の各実施形態では、位相差として、アンテナ間の一重位相差を用いる態様を示した。しかしながら、2つのアンテナを結ぶベクトル(基線)と、2つの測位衛星を結ぶベクトルとの二重位相差を用いてもよい。この際、基準の測位衛星を設定する。
二重位相差を用いる場合、2つのアンテナを結ぶベクトルと2つの測位衛星を結ぶベクトルと外積の絶対値によって、姿勢角の算出に利用する寄与度(重み付け、または、選択/非選択)を決定すればよい。より具体的には、重み付け係数を用いる場合、外積の絶対値が大きいほど重み付けを大きく、外積の絶対値が小さいほど重みを小さくする。また、選択/非選択を用いる場合、外積の絶対値に対する閾値を設定し、外積の絶対値が閾値以上であればその外積の算出に利用する測位衛星を選択し、外積の絶対値が閾値未満であればその外積の算出に利用する測位衛星を選択しない。
10,10A,10B:航行状態算出装置
11A,11B,11C,11D:受信部
12:位相差算出部
13,13A:演算部
20:慣性センサ
21:加速度センサ
22:角速度センサ
30:表示部
31:表示制御部
32:表示器
100:アンテナ部
100A:アンテナ
100A,100B,100C,100D:アンテナ
131:姿勢角算出部
131A:誤差推定部
132:算出条件決定部
133:精度劣化指標算出部
134:寄与度決定部
135:統合処理部

Claims (20)

  1. 測位衛星からの測位信号を受信する複数のアンテナと、
    複数のアンテナを構成するアンテナ毎に設けられ、前記アンテナが受信した測位信号を用いて、算出用データを出力する複数の受信部と、
    前記算出用データを用いて姿勢角の各成分を算出する姿勢角算出部と、
    前記複数のアンテナの内の2つのアンテナを結ぶ基線と前記測位衛星との位置関係から、前記姿勢角の算出に対する前記算出用データの寄与度を、前記姿勢角の成分に応じて決定する算出条件決定部と、
    を備える、姿勢角算出装置。
  2. 請求項1に記載の姿勢角算出装置であって、
    前記算出条件決定部は、
    前記基線と測位衛星との位置関係から、前記姿勢角の成分に応じた精度劣化指標を算出する精度劣化指標算出部と、
    前記精度劣化指標を用いて前記寄与度を決定する寄与度決定部と、
    を備える、姿勢角算出装置。
  3. 請求項2に記載の姿勢角算出装置であって、
    前記寄与度決定部は、
    前記精度劣化指標が所定閾値よりも大きい場合に前記寄与度を0にする、
    姿勢角算出装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の姿勢角算出装置であって、
    前記寄与度決定部は、
    前記精度劣化指標が小さいほど前記寄与度を高く、前記精度劣化指標が大きいほど前記寄与度を低くする、
    姿勢角算出装置。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の姿勢角算出装置であって、
    前記位相差は、前記基線を構成するアンテナ間の一重位相差であり、
    前記算出条件決定部は、
    前記基線の中心と測位衛星とを結ぶ直線と、前記基線との成す角が略直角となる測位衛星の算出用データの寄与度を大きくする、
    姿勢角算出装置。
  6. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の姿勢角算出装置であって、
    前記位相差は、前記2つのアンテナを結ぶ基線のベクトルと、該2つのアンテナが受信した測位信号の送信元の2つの測位衛星を結ぶ衛星間ベクトルとの二重位相差であり、
    前記算出条件決定部は、
    前記基線のベクトルと前記衛星間ベクトルの成す角が略直角となる測位衛星の算出用データの寄与度を大きくする、
    姿勢角算出装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の姿勢角算出装置であって、
    前記基線に対応する位相差を算出する位相差算出部を備え、
    前記姿勢角算出部は、
    前記算出用データと位相差とを用いて、前記姿勢角の成分を算出する、
    姿勢角算出装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の姿勢角算出装置であって、
    前記姿勢角算出部は、
    慣性センサの出力データも用いて前記姿勢角を算出する、
    姿勢角算出装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の姿勢角算出装置であって、
    前記基線を含む平面における前記測位衛星の投影位置と前記基線とを表示する表示部を、
    さらに備える、姿勢角算出装置。
  10. 請求項9に記載の姿勢角算出装置であって、
    前記表示部は、
    絶対方位をさらに表示する、
    姿勢角算出装置。
  11. 測位衛星からの測位信号を受信する受信工程と、
    複数のアンテナを構成するアンテナ毎に設けられ、前記アンテナが受信した測位信号を用いて、算出用データを出力する算出用データ出力工程と、
    前記複数のアンテナの内の2つのアンテナを結ぶ基線と前記測位衛星との位置関係から、前記姿勢角の算出に対する前記算出用データの寄与度を、前記姿勢角の成分に応じて決定する算出条件決定工程と、
    前記算出用データと前記寄与度を用いて姿勢角の各成分を算出する姿勢角算出工程と、
    を有する、姿勢角算出方法。
  12. 請求項11に記載の姿勢角算出方法であって、
    前記算出条件決定工程は、
    前記基線と測位衛星との位置関係から、前記姿勢角の成分に応じた精度劣化指標を算出する精度劣化指標算出工程と、
    前記精度劣化指標を用いて前記寄与度を決定する寄与度決定工程と、
    を有する、姿勢角算出方法。
  13. 請求項12に記載の姿勢角算出方法であって、
    前記寄与度決定工程は、
    前記精度劣化指標が所定閾値よりも大きい場合に前記寄与度を0にする、
    姿勢角算出方法。
  14. 請求項12または請求項13に記載の姿勢角算出方法であって、
    前記寄与度決定工程は、
    前記精度劣化指標が小さいほど前記寄与度を高く、前記精度劣化指標が大きいほど前記寄与度を低くする、
    姿勢角算出方法。
  15. 請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の姿勢角算出方法であって、
    前記位相差は、前記基線を構成するアンテナ間の一重位相差であり、
    前記算出条件決定工程は、
    前記基線の中心と測位衛星とを結ぶ直線と、前記基線との成す角が略直角となる測位衛星の算出用データの寄与度を大きくする、
    姿勢角算出方法。
  16. 請求項12乃至請求項14のいずれかに記載の姿勢角算出方法であって、
    前記位相差は、前記2つのアンテナを結ぶ基線のベクトルと、該2つのアンテナが受信した測位信号の送信元の2つの測位衛星を結ぶ衛星間ベクトルとの二重位相差であり、
    前記算出条件決定工程は、
    前記基線のベクトルと前記衛星間ベクトルの成す角が略直角となる測位衛星の算出用データの寄与度を大きくする、
    姿勢角算出方法。
  17. 請求項11乃至請求項16のいずれかに記載の姿勢角算出方法であって、
    前記基線に対応する位相差を算出する位相差算出工程を、さらに有し、
    前記姿勢角算出工程は、
    前記算出用データと位相差とを用いて、前記姿勢角の成分を算出する、
    姿勢角算出方法。
  18. 請求項11乃至請求項17のいずれかに記載の姿勢角算出方法であって、
    前記姿勢角算出工程は、
    慣性センサの出力データも用いて前記姿勢角を算出する、
    姿勢角算出方法。
  19. 測位衛星からの測位信号を用いて姿勢角を算出する処理を情報処理装置に実行させる姿勢角算出プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    複数のアンテナが受信した前記測位信号を用いて、算出用データを出力する算出用データ出力処理と、
    前記複数のアンテナの内の2つのアンテナを結ぶ基線と前記測位衛星との位置関係から、前記姿勢角の算出に対する前記算出用データの寄与度を、前記姿勢角の成分に応じて決定する算出条件決定処理と、
    前記算出用データと前記寄与度を用いて姿勢角の各成分を算出する姿勢角算出処理と、
    を実行する、姿勢角算出プログラム。
  20. 請求項19に記載の姿勢角算出プログラムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記算出条件決定処理として、
    前記基線と測位衛星との位置関係から、前記姿勢角の成分に応じた精度劣化指標を算出する精度劣化指標算出処理と、
    前記精度劣化指標を用いて前記寄与度を決定する寄与度決定処理と、
    を実行する、姿勢角算出プログラム。
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