JPWO2016093116A1 - 管体切断装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、従来例では、管体に巻回装着された一対の案内チエン上を案内移動される駆動ユニットの両側に係止して駆動ユニットを管体の外周に牽引張架する牽引チエンを用いているが、管体切断装置は大型の重量物となるので前記チエンでは十分に支持できず、管体の軸心を中心に管体切断装置を管体の外周に沿って正確に円運動させることは困難であり、回転工具を複数個所に分けて部分的に切断せざるを得なかった。
前記回転装置または切削装置に前記ガイドレールに沿って摺動する摺動部を固定して前記回転装置および切削を組み合わせることで、ガイドレールにより回転装置の回転軌跡装置の周回軌道をガイドしてなり、
前記回転装置は、管体の外周壁に捲回されるチエンと、該チエンに噛合するスプロケットと、該スプロケットを回転駆動させる回転軸と、該回転軸をチエン緊張方向に移動させる昇降軸とを備え、チエンを緊張させた状態で、チエンに沿って回転装置を管体の外周壁に沿って周回させてなることを特徴とする。
また、管体に、切削装置に隣接して周回ガイド部を配置し、切削装置に設けた摺動部をガイドレールに沿って移動させることで、回転装置の周回に連動して移動する切削装置の周回軌跡をぶれることなく正確にガイドすることができる。
図1〜図2に示す周回ガイド部2は、ガイドレール22を有する環状枠体20からなっている。
本実施例で、環状枠体20は、ヒンジHに枢着された一対の半円形状の枠体構成部20A、20Bと、各枠体構成部20A、20Bを着脱可能に固着して略リング状に形成する一対の連結部21a、21bとからなっている。
枠体構成部20A、20Bは、鋼管Pを外側から挟み込んで連結し、鋼管Pの外周壁10に固定される。
従って、枠体構成部20A、20Bには、略半分に分割されたガイドレール22と管体チャック部23とが形成されている。
そして、前記加圧軸24の外方の端部は、周回ガイド部2の外周壁に形成されたナット部26から外方へ突出しているので、該加圧軸24を螺進退する回転操作具H2により進退させて、鋼管Pを強固にチャックすることができる。
回転操作具H2は、加圧軸24に着脱自在であるので、締付後は外しておく。
回転装置3は、図3〜図5に示すように、筐体40内に回転機構3Aとチエン緊張機構3Bとを備えている。
回転機構3Aは、ウォーム31aを有して筐体40内に設けられた支持台30に水平に軸支された回転軸31と、該ウォーム31aに噛合するウォームホイール32とを有している。
前記ウォーム31aの回転軸31の両端側は支持台30の両端に突出されており、前記回転軸31を手動で回転操作しうる回転操作具H3を両側で接続しうるように設けられている。
該各駆動スプロケット34には、鋼管Pの外周壁に捲回されるチエンCがそれぞれ噛合している。
そこで、チエンCを鋼管Pの外周壁10に捲回し、該外周壁10にガイドローラ35が接して転動し、回転装置3の周回に際して摩擦力が生じないようにしている。
前記架台30には、上方に延びて筐体40の上面に軸受されて先端が配置される昇降軸38が設けられており、チエン緊張機構3Bとなっている。
図示例では、昇降軸38は中央と左右の3個所に設けられている。
該昇降軸38の先端に昇降操作具H4を接続して昇降軸38を正逆回転させることで、架台30を昇降させ前記チエンCを鋼管Pに巻回した状態で緊張させることができる。
該摺動部6は、前記側壁から水平に延び、先端で垂下する断面が略倒立L状に形成された摺動片部からなっており、垂下する片7が摺動子となってガイドレール22に沿って摺動可能となっている。
ここで、ガイドレール22は断面が凹溝状となっているので、前記片7の先端が凹溝に嵌合し片7の側壁が凹溝の外周壁に接して掛止められて、環状の凹溝に沿って摺動する。
従って、回動装置3が鋼管Pの外周壁10に沿って周回する際に、周回軌跡が規制されて回転装置3の動きを鋼管Pの外周壁に沿って正確な旋回軌跡に沿ってガイドすることができる。
次に、切削装置5は、図6に示すように、鋼管Pの軸心方向に移動して外周壁10を穿孔すると共に、鋼管Pの軸心を中心に周方向に移動して外周壁10を切断することができる切削具50を有している。
該切削具50は、モータ51の出力軸51aに形成された傘歯歯車列Gを介して回転駆動させる。
また、この切削装置5の筐体55の一側には、前記係合部42に係合して、回転装置3に切削装置5を一体に連結させる着脱可能な係合部54が設けられている。
即ち、周回ガイド部2をそのガイドレール22が鋼管Pの軸心を中心にした同心状の環状溝となるように固定し、このガイドレール22に回転装置3の摺動片部6を摺動可能に掛止める。
なお、各種操作具H1〜H5は、それぞれのネジを有する軸の頭部を共通とすることで、同一の操作具を使用することができる。
即ち、上記配列の場合、前記実施例と同様に、回転装置3の係合部42に切削装置5の係合部54が着脱可能に連結されている(図10参照)。
即ち、切削装置5の筐体は底面が鋼管Pより離間した上方に配置されるように、前記回転装置3の係合部42に切削装置5の係合部54が連結されている。
そして、上記中空位置に保持された切削装置5の筐体底面から切削具50の先端が下方へ伸びている。
その際、前記切削装置5の筐体底面は周回ガイド部2とは接することがない適度な隙間が設けられる位置となっている。
本実施例では、摺動部6は、前記回転装置3の側壁から突出する突軸6aと、前記ガイドレール22を中央の空間に嵌合して、ガイドレール22に沿って周回する左右一対の摺動構成片部7とからなっており、該摺動構成片部7は周回方向の両端側を前記ガイドレール22より高く突出させ、その部分で前記突軸6aによって一体に固定されている。
上記摺動部6は、要するに回転装置3から突出して、ガイドレール22に周回方向に沿って摺動可能に取り付けられるものであれば、その他の公知の構造を用いることができる。
その他の構成は前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
また、管体は鋼管に限らず各種素材であってもよい。
また、ガイドレールと摺動部とは、摺動部の周回をガイドする構成あればよく、ガイドレールが環状の凹部であれば摺動部は凹部にガイドされて摺動する突部であればよく、ガイドレールが環状の突部であれば摺動部はこれに外嵌する凹部であってもよく、ガイドレールとこれにガイドされて摺動する摺動部の公知構成に置き換えてもよい。
更に、前記実施例で摺動部は回転装置に設けた場合を例示したが、切削装置に設けてもよい。
その他、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
2 周回ガイド部
3 回転装置
3A 回転機構
3B チエン緊張機構
5 切削装置
6 摺動部(摺動片部)
7 垂下する片
10 鋼管の外周壁
20 環状枠体
22 ガイドレール
23 管体チャック部
24 加圧軸
25 衝合片
26 ナット部
27 回転操作部
30 支持台
31 回転軸
31a ウォーム
32 ウォームホイール
33 回転軸
34 駆動スプロケット
35 ガイドローラ
37 従動スプロケット
38 昇降軸
40 筐体
50 切削具
51 モータ
52 深度調整手段
53 調整軸
54 係合部
55 筐体
H1 緊締具
前記回転装置が、ウォームを有して筐体内に設けられた支持台に水平に軸支された回転軸の両端が回転操作具を外方から接続可能に配置された回転軸と、該ウォームに噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールの回転軸と同軸に設けられた駆動スプロケットと、該駆動スプロケットに掛け止められて管体の外周壁に捲回されるチエンと、前記筐体の下部に軸支されたガイドローラと、該ガイドローラの回転軸と同軸に設けられて前記チエンが掛け止められる従動スプロケットと、前記支持台を昇降させる回転軸の先端を筐体の外方に設けて昇降操作具を接続可能とし、該回転軸を昇降させてチエンの緊張度合いを調整可能なチエン調整部と、固定部材のガイドレールに掛け止められて摺動自在な摺動部と、切削装置を係合する係合受部とからなっており、
前記チエンを緊張させた状態で、チエンに沿って回転装置を管体の外周壁に沿って周回しうることを特徴とする。
また、管体は鋼管に限らず各種素材であってもよい。
また、ガイドレールと摺動部とは、摺動部の周回をガイドする構成あればよく、ガイドレールが環状の凹部であれば摺動部は凹部にガイドされて摺動する突部であればよく、ガイドレールが環状の突部であれば摺動部はこれに外嵌する凹部であってもよく、ガイドレールとこれにガイドされて摺動する摺動部の公知構成に置き換えてもよい。
その他、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
前記回転装置が、ウォームを有して筐体内に設けられた支持台に水平に軸支された回転軸の両端が回転操作具を外方から接続可能に配置された回転軸と、該ウォームに噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールの回転軸と同軸に設けられた駆動スプロケットと、該駆動スプロケットに掛け止められて管体の外周壁に捲回されるチエンと、前記筐体の下部に軸支されたガイドローラと、該ガイドローラの回転軸と同軸に設けられて前記チエンが掛け止められる従動スプロケットと、前記支持台を昇降させる回転軸の先端を筐体の外方に設けて昇降操作具を接続可能とし、該回転軸を昇降させてチエンの緊張度合いを調整可能なチエン調整部と、回転装置の外方に突出してガイドレールに掛け止められて摺動自在な摺動部と、切削装置を係合する係合受部とからなっており、
前記チエンを緊張させた状態で、チエンに沿って回転装置を管体の外周壁に沿って周回しうることを特徴とする。
Claims (8)
- 管体の外周壁面上を周回する回転装置と、
該回転装置に連結されて、管体の外周壁を切断する切削具を有する切削装置と、
前記管体に着脱可能に固定される枠体に、管体の外周面と同心円状に形成されたガイドレールを有する周回ガイド部とからなって、
前記回転装置または切削装置に前記ガイドレールに沿って摺動する摺動部を固定して前記回転装置および切削装置の周回軌道をガイドしてなり、
前記回転装置は、管体の外周壁に捲回されるチエンと、該チエンに噛合するスプロケットと、該スプロケットを回転駆動させる回転軸と、該回転軸をチエン緊張方向に移動させる昇降軸とを備え、チエンを緊張させた状態で、チエンに沿って回転装置を管体の外周壁に沿って周回させてなることを特徴とする管体切断装置。 - 管体に切削装置と隣接して周回ガイド部が配置されており、回転装置の外方に突出してガイドレールに掛止められる摺動部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管体切断装置。
- 回転装置が、ウォームを有して筐体内に設けられた支持台に水平に軸支された回転軸の両端が回転操作具を外方から接続可能に配置された回転軸と、該ウォームに噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールの回転軸と同軸に設けられた駆動スプロケットと、該駆動スプロケットに掛け止められて管体の外周壁に捲回されるチエンと、前記筐体の下部に軸支されたガイドローラと、該ガイドローラの回転軸と同軸に設けられて前記チエンが掛け止められる従動スプロケットと、前記支持台を昇降させる回転軸の先端を筐体の外方に設けて昇降操作具を接続可能とし、該回転軸を昇降させてチエンの緊張度合いを調整可能なチエン調整部と、固定部材のガイドレールに掛け止められて摺動自在な摺動片部と、切削装置を係合する係合受部とからなっていることを特徴とする請求項1に記載の管体切断装置。
- 切削装置が、切削刃を回転させるモータと、前記切削刃を昇降させて切削深度を調整する深度調整手段の昇降軸と、回転装置の係合受部に着脱自在に係合する係合部とからなっており、前記昇降軸を昇降操作する昇降回転操作具を外方から接続可能にしていることを特徴とする請求項1または2に記載の管体切断装置。
- 環状枠体が、ガイドレールと、管体チャック部とを平行に並んで配置してなり、
管体チャック部が、管体の外周壁に向かって進退する加圧軸と、該加圧軸の先端で管体の外周壁に衝合する衝合片とからなっており、前記加圧軸を加圧方向に操作する回転操作具を外方から接続可能になっており、
上記環状枠体は、ヒンジに枢着された一対の半円形状の枠体構成部と、該枠体構成部を着脱可能に固着する連結部とからなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の管体切断装置。 - 環状枠体が、複数に分割された枠体構成部を、ボルト等の固定具で着脱可能に固定してなることを特徴とするる請求項1から3のいずれかに記載の管体切断装置。
- 周回ガイド部のガイドレールが断面溝状または断面凸形状からなっており、摺動部が、回転装置から外方へ突出してガイドレールに掛け止められて摺動する摺動片部からなっていることを特徴とする請求項1に記載の管体切断装置。
- 周回ガイド部のガイドレールが断面溝状からなっており、摺動部が、切削装置から外方へ突出してガイドレールの溝に掛け止められて摺動する摺動片部からなっていることを特徴とする請求項2に記載の管体切断装置。
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