JPWO2016059996A1 - Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 - Google Patents

Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 Download PDF

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Abstract

BOG圧縮設備は、複数の第1レシプロ圧縮機12、複数の第2レシプロ圧縮機14、中間配管16、定格最大流量検出器18、及び台数制御装置20aを備える。定格最大流量検出器18により、複数箇所から中間配管16に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する。台数制御装置20aにより、複数箇所からの定格最大流量に基づき、第2レシプロ圧縮機14の運転台数を制御する。

Description

本開示は、低温液化ガスの貯蔵タンク内で発生するボイルオフガス(BOG)を圧縮するBOG圧縮設備と、レシプロ圧縮機の制御方法に関する。
LNG、LEG、LPGなど低温液化ガスの貯蔵タンクでは、貯蔵中に外部からの入熱によりボイルオフガス(Boil Off Gas、以下「BOG」という)が大量に発生する。
そのため、貯蔵タンク内の圧力が上昇するのを防止するために、BOGを圧縮するBOG圧縮設備が提案され使用されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1は、アンローダ付き吸入弁を有する高圧圧縮機と、対向釣合い形往復圧縮機を開示している。
特許文献2は、BOG高圧圧縮機と再液化装置を開示している。
特許文献3は、BOG多段容積型圧縮機を開示している。
特開2002−115663号公報 特開2008−286211号公報 特開2012−122352号公報
特許文献1〜3に開示されている対向釣合い形往復圧縮機、BOG高圧圧縮機、及びBOG多段容積型圧縮機を、以下、「2段式レシプロ圧縮機」と呼ぶ。
レシプロ圧縮機は、ターボ圧縮機と比較して圧縮比が大きく、運転効率が高い特徴がある。
また2段式レシプロ圧縮機は、単一の駆動源(例えばモータ)で低圧ピストンと高圧ピストンを駆動し、貯蔵タンクで発生するBOGを高圧(例えば4〜6MPa)まで圧縮することができる。
2段式レシプロ圧縮機で圧縮したBOGは、需要先(例えば発電所)に送ることで処理される。需要先でのBOGの用途(例えばガスタービンの燃料)により、BOGを高圧(例えば4〜6MPa)に圧縮する場合がある。
しかし、2段式レシプロ圧縮機は、低圧圧縮時と高圧圧縮時とで負荷が大きく相違するため、負荷変動が大きい問題点がある。
一方、単段式レシプロ圧縮機は、低圧ピストン又は高圧ピストンのみを有するため、負荷変動が小さく運転効率が高い特徴がある。
そこで、圧縮比が大きく、負荷変動が小さく、運転効率が高いレシプロ圧縮機(例えば単段式レシプロ圧縮機)を用いて、貯蔵タンクで発生するBOGを高圧(例えば4〜6MPa)まで圧縮することが考えられる。
しかし貯蔵タンクで発生するBOGの圧力は非常に低い(例えば、常圧〜0.02MPa)。そのため、高圧(例えば4〜6MPa)まで圧縮するには、低圧用と高圧用のレシプロ圧縮機を直列に配置し、その間に中間配管を設けることが考えられる。
なお、高圧用のレシプロ圧縮機を用いて、単段圧縮で高圧まで圧縮することもできる。
また、貯蔵タンクで発生するBOGのガス流量は貯蔵タンクの使用状況や季節(気温の変化など)による変動が大きい。そのため、低圧用と高圧用にそれぞれ複数台のレシプロ圧縮機を設置し、状況に応じてレシプロ圧縮機の運転台数を制御することが考えられる。
しかし、貯蔵タンク上部の空間容積と比較すると、中間配管の容積は小さく(例えば貯蔵タンク上部の空間容積の1〜5%程度)、かつレシプロ圧縮機は起動と停止に長時間(例えば30〜60秒)かかる。そのため、低圧用と高圧用のレシプロ圧縮機のガス流量にアンバランスが生じると、その間の中間配管内の圧力が急上昇又は急低下し、高圧用のレシプロ圧縮機の運転台数制御が圧力変動に追従できない可能性があった。
本開示の目的は、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができるBOG圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法を提供することにある。
本開示の1つの観点によれば、貯蔵タンクで発生するBOGを第1圧まで圧縮する複数の第1レシプロ圧縮機と、
前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮する複数の第2レシプロ圧縮機と、
前記第1レシプロ圧縮機の吐出側と前記第2レシプロ圧縮機の吸入側とを連通する中間配管と、
複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する定格最大流量検出器と、
前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する台数制御装置と、を備えるBOG圧縮設備が提供される。
また本開示の他の観点によれば、上述したBOG圧縮設備を準備し、
前記定格最大流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出し、
前記台数制御装置により、前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する、レシプロ圧縮機の制御方法が提供される。
上記本開示によれば、中間配管に流入し得る複数箇所からのBOGのそれぞれの定格最大流量に基づき、台数制御装置により、複数の第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御するので、中間配管内に圧力変動が生じる前に第2レシプロ圧縮機の起動又は停止ができる。
従って、第2レシプロ圧縮機の運転台数制御の追従性が高まるので、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができる。
本開示の実施形態によるBOG圧縮設備の全体系統図である。 単段式レシプロ圧縮機の具体例を示す模式図である。 単段式レシプロ圧縮機の別の具体例を示す模式図である。 単段式レシプロ圧縮機による容量調整の説明図である。 台数制御装置の構成図である。 本開示の実施形態による、レシプロ圧縮機の台数制御方法の全体フロー図である。 容量調整装置の構成図である。 本開示の実施形態による、レシプロ圧縮機の容量調整方法の全体フロー図である。 総ガス流量Gと運転容量Wの関係を示す説明図である。
以下、本開示の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
以下、本開示において、「流量」とは、特に明記しない限り「重量流量」を意味する。また、「定格最大流量」とは、機器毎に予め設定された「最大流量」(すなわち最大重量流量)を意味する。
「台数制御」とは、運転台数を変化させる制御を意味する。運転台数は、運転中において最小値が1の整数である。
「容量調整」とは、運転中のレシプロ圧縮機の運転容量を変化させる制御を意味する。「運転容量」とは、運転中のレシプロ圧縮機が圧縮可能なガスの重量流量である。
従って、レシプロ圧縮機の「最大運転容量」は、「定格最大流量」を意味する。
図1は、本開示の実施形態によるBOG圧縮設備の全体系統図である。
この図において、1はLNG、LEG、LPGなどの低温液化ガス、2は貯蔵タンク、3は低温液化ガス1の供給ライン、4はポンプ、5は蒸発器、6はガス移送ライン、7は合流管、8は需要先である。
この構成により、貯蔵タンク2に貯蔵された低温液化ガス1を、供給ライン3によりポンプ4に供給し、ポンプ4で低温液化ガス1を加圧し、蒸発器5で低温液化ガス1を蒸発させ、蒸発したガス(例えば天然ガス)を需要先8に供給することができる。
需要先8は、例えば発電所であり、ボイラやガスタービンの燃料として例えば4〜6MPaの圧力(以下、「高圧」と呼ぶ)の低温液化ガス1が需要先8に供給される。
本実施形態のBOG圧縮設備は、第1制御装置10、第1圧力検出器11、複数の第1レシプロ圧縮機12、複数の第2レシプロ圧縮機14、中間配管16、定格最大流量検出器18、及び第2制御装置20を備える。
なお、第1制御装置10、定格最大流量検出器18、及び第2制御装置20を単一の制御装置(例えばコンピュータ)で構成してもよい。
貯蔵タンク2内で発生するBOGの圧力は低圧(例えば、常圧〜0.02MPa)である。以下、貯蔵タンク2内で発生するBOGの圧力を「第0圧P0」と呼ぶ。
図1において、貯蔵タンク2の上部と第1レシプロ圧縮機12の吸入側とはBOG払出しライン15で連結されている。
複数の第1レシプロ圧縮機12は、並列に配置され、それぞれBOG払出しライン15を介して貯蔵タンク2で発生したBOGを吸引し、第1圧P1まで圧縮する。第1圧P1は、中圧(例えば1〜3MPa)である。
第1レシプロ圧縮機12の台数は、この図では5台であるが、2〜4台でも6台以上でもよい。
第1圧力検出器11は、貯蔵タンク2の上部、又はBOG払出しライン15に設けられ、貯蔵タンク2で発生するBOGの圧力(第0圧P0)を検出する。
第1制御装置10は、例えばコンピュータ(PC)であり、第1圧力検出器11で検出したBOGの圧力データを受信する。第1制御装置10は、受信した圧力データに基づいて、第0圧P0が予め設定した圧力範囲(例えば、常圧〜0.02MPa)になるように、複数の第1レシプロ圧縮機12を制御する。
上述した第1レシプロ圧縮機12の起動と停止にかかる時間は、例えば30〜60秒である。しかし、貯蔵タンク2の上部の空間容積は、中間配管16の容積に比較して非常に大きい(例えば中間配管16の容積の20〜100倍)ので、第1圧力検出器11で圧力を検出した後に第1レシプロ圧縮機12を起動又は停止しても、貯蔵タンク2の圧力変動に追従することができる。
従って、第1制御装置10と第1圧力検出器11により、貯蔵タンク2の上部圧力を予め設定した圧力範囲に維持することができる。
図1において、複数の第2レシプロ圧縮機14は、並列に配置され、それぞれ第1レシプロ圧縮機12で圧縮された第1圧P1のBOGを第2圧P2まで圧縮する。第2圧P2は、需要先8(例えば発電所)に合わせた高圧(例えば4〜6MPa)であることが好ましい。
第2レシプロ圧縮機14の台数は、中間配管16から供給されるBOGの全量を圧縮できるように設定される。なお、第2レシプロ圧縮機14の台数は、この図では3台であるが、2台でも4台以上でもよい。
中間配管16は、複数の第1レシプロ圧縮機12の吐出側と複数の第2レシプロ圧縮機14の吸入側とを連通するガス配管である。
中間配管16の容積は、貯蔵タンク2の上部の空間容積と比較すると非常に小さく、例えば貯蔵タンク2の空間容積の1〜5%程度である。しかし、本実施形態はこの容積に限定されず、例えば中間配管16にガスリザーバを設けてもよい。
この例において、中間配管16には、第1レシプロ圧縮機12以外のプロセス9からもオフガスが流入する。オフガスは、BOGと実質的に同一組成であるのがよい。
ここでプロセス9とは、低温液化ガス1の貯蔵システムによりオフガスを発生するプロセスや設備を意味する。
なおプロセス9は、本実施形態のBOG圧縮設備内のプロセスに限定されず、オフガス(例えばBOG)が発生する限りで、他のプロセスや設備であってもよい。また、プロセス9はこの例では1箇所のみであるが、2箇所以上であってもよい。
複数の第2レシプロ圧縮機14の吐出側は、高圧ガスライン17を介して上述した合流管7に連結されている。
上述した構成により、複数の第1レシプロ圧縮機12により、貯蔵タンク2で発生したBOGを中圧の第1圧P1まで圧縮し、複数の第2レシプロ圧縮機14により、第1圧P1のBOGを高圧の第2圧P2まで圧縮することができる。第2圧P2まで圧縮されたBOGは、合流管7で蒸発器5からのガスと合流し、需要先8に供給される。
定格最大流量検出器18は、複数箇所から中間配管16に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する。
ここで複数箇所とは、運転中の第1レシプロ圧縮機12である。運転中の第1レシプロ圧縮機12の台数は、第2制御装置20による運転台数の制御信号に基づいた台数となる。また、プロセス9が存在する場合、上述の複数箇所はプロセス9をさらに含んでもよい。この場合、プロセス9から中間配管16に流入し得るBOGの定格最大流量は予め既知であり、第1制御装置10、第2制御装置20、又は定格最大流量検出器18の記憶装置(図示せず)に記憶されている。
また、「流入し得る」とは、実際に流入する必要はなく、流入できればよいことを意味する。
第1レシプロ圧縮機12の定格最大流量は、運転容量Wが調整可能な場合には最大運転容量である。また、プロセス9の定格最大流量は、プロセス9からの流入量が変動する場合にはその最大値である。
図1において、中間配管16には、総ガス流量検出器13と第2圧力検出器19が設けられている。
総ガス流量検出器13は、中間配管16に流入する総ガス流量G(すなわち実際に流入する重量流量)を検出し、第2制御装置20に出力する。
第2圧力検出器19は、中間配管16内のBOGの圧力を検出し、第2制御装置20に出力する。
第2制御装置20は、台数制御装置20aと容量調整装置20bを有する。
台数制御装置20aは、上述した複数箇所(運転中の第1レシプロ圧縮機12、または、運転中の第1レシプロ圧縮機12とプロセス9)からの定格最大流量に基づき、第2レシプロ圧縮機14の運転台数を制御する。この運転台数は、中間配管16から供給されるBOGの全量を圧縮できるように設定される。
容量調整装置20bは、中間配管16に流入する総ガス流量Gに基づき、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを調整する。
例えば第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wが調整可能である場合、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを調整し、その総和が、中間配管16に流入する総ガス流量Gよりも大きくなるように制御する。
図1において、本実施形態のBOG圧縮設備はさらに、リサイクルライン21と戻しガス流量制御弁22を備える。
リサイクルライン21は、第2レシプロ圧縮機14をバイパスしてその吐出側と中間配管16を連通する配管ラインである。この例において、リサイクルライン21は、上述した高圧ガスライン17と中間配管16を直接連通しているが、第2レシプロ圧縮機14における、その吐出側と吸入側を直接連通してもよい。
また、リサイクルライン21は、1本に限定されず、2以上であってもよい。
戻しガス流量制御弁22は、リサイクルライン21に設けられ、第2レシプロ圧縮機14の吐出側から中間配管16に戻るガス流量を制御する。この制御は、第2圧力検出器19で検出した中間配管16の圧力が予め設定した圧力範囲(例えば、第1圧P1±α、αは任意の圧力)になるように設定するのがよい。
なお、第2圧力検出器19を省略し、戻しガス流量制御弁22としてパイロット制御弁を用い、第2制御装置20を介することなく、中間配管16の圧力(パイロット圧)で戻しガス流量制御弁22を直接制御してもよい。
複数の第2レシプロ圧縮機14により処理されるガス流量(重量流量)が中間配管16に流入するガス流量(重量流量)より多い場合でも、上述したリサイクルライン21と戻しガス流量制御弁22によって、中間配管16の圧力を予め設定した圧力範囲に制御することができる。
また、上述した容量調整を行っても、中間配管16に流入するガス流量は、流出するガス流量より小さいため、流量のアンバランスが発生する。しかし、このアンバランスは上述したリサイクルライン21と戻しガス流量制御弁22によりなくすことができる。
図2Aと図2Bは、単段式レシプロ圧縮機の具体例を示す模式図である。
図2Aの1台の単段式レシプロ圧縮機は、2つのシリンダCが対向配置されており、単一の駆動源M(例えばモータ)で2つのピストンDを駆動し、各ピストンDの往復動により、合計4箇所でガスを圧縮する。
また、各シリンダCには、圧縮ガスを吸入側に戻すアンロード弁Vが設けられており、各シリンダCの往復動による圧縮の一方又は両方をアンロード(無負荷)にできるようになっている。
従って、図2Aの単段式レシプロ圧縮機は、4つのアンロード弁V(一部のみを示す)のオン/オフの組み合わせにより、運転容量Wを5段階に変更することができる。以下、この5段階の運転容量Wを、少ない方から、0、第1容量W1、第2容量W2、第3容量W3、第4容量W4と呼ぶ。第4容量W4は最大運転容量である。
図2Bの1台の単段式レシプロ圧縮機は、4つのシリンダCが放射状に配置されており、単一の駆動源M(例えばモータ)で4つのピストンDを駆動し、各ピストンDにより、合計4箇所でガスを圧縮する。
また、各シリンダCには、圧縮ガスを吸入側に戻すアンロード弁Vが設けられており、各シリンダCをアンロード(無負荷)にできるようになっている。
従って、図2Bの単段式レシプロ圧縮機も、図2Aと同様に、4つのアンロード弁V(一部のみを示す)のオン/オフの組み合わせにより、運転容量Wを5段階に変更することができる。
なお、単段式レシプロ圧縮機の変更可能な容量のステップ数は、上述した5段に限定されず、2段(すなわちオン/オフのみ)でも、3,4段又は6段以上でもよい。
第1レシプロ圧縮機12は、上述した単段式レシプロ圧縮機に限定されず、多段式レシプロ圧縮機であってもよい。また複数の第1レシプロ圧縮機12の最大運転容量は、同一でも相違してもよい。
第2レシプロ圧縮機14は、上述した単段式レシプロ圧縮機であることが好ましい。また複数の第2レシプロ圧縮機14の最大運転容量は、同一でも相違してもよい。
図3は、1台の単段式レシプロ圧縮機による容量調整の説明図である。この図は、容量が5段階に変更可能の場合の負荷率0,A1,A2,A3,100%と運転容量W及び処理流量との関係を示す図である。処理流量は、1台の単段式レシプロ圧縮機が処理するガス流量を意味する。図3において、記号gは、これに対応する運転容量W(すなわち、負荷率)になっている単段式レシプロ圧縮機が処理できる最大流量(以下、処理可能流量gという)を示す。この処理可能流量gは、対応する運転容量Wに等しい。
この図に示すように、上述した4つのアンロード弁V(一部のみを示す)のオン/オフの組み合わせにより、負荷率0,A1,A2,A3,100%の各段に対応するように、運転容量Wを、0,W1,W2,W3,W4の5段階に調整することができる(この例では、いずれの隣接ステップ同士の容量差も、W1である)。負荷率0,A1,A2,A3,100%は例えば最大運転容量の0,25,50,75,100%である。
図4は、台数制御装置20aの構成図である。
台数制御装置20aは、例えばコンピュータ(PC)であり、記憶装置23、演算装置24、及び出力装置25を備える。
記憶装置23は、RAM、ROM、ハードディスク、等のメモリである。
演算装置24は、例えばCPUである。
出力装置25は、例えば出力用端子、又は出力用リレーである。
本実施形態による、レシプロ圧縮機の制御方法は、第2制御装置20により実行される。この制御方法は、以下で述べる台数制御と容量調整を行うものである。ただし、容量調整は行わなくてもよく、この場合には、容量調整装置20bを省略してよい。
(台数制御)
台数制御装置20a、すなわち演算装置24は、最大総ガス流量予測部24a、指令台数計算部24b、及び指令出力部24cを有する。
図5は、本実施形態によるレシプロ圧縮機の台数制御方法の全体フロー図である。
この図において、本実施形態の方法は、S1〜S8の各ステップ(工程)からなる。
ステップS1では、上述したBOG圧縮設備を準備する。
ステップS2では、定格最大流量検出器18により、複数箇所から中間配管16に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する。
ステップS3では、最大総ガス流量予測部24aにより、上述した複数箇所からの定格最大流量に基づいて最大総ガス流量Gmaxを予測する。
上述した複数箇所は、運転中の第1レシプロ圧縮機12を含む。なお、運転していない(すなわち停止中の)第1レシプロ圧縮機12は対象外である。
上述した複数箇所が、プロセス9をさらに含む場合には、ステップS3において、ステップS2で検出した各定格最大流量と、上述した記憶装置に記憶されているプロセス9の定格最大流量とに基づいて、最大総ガス流量予測部24aにより、最大総ガス流量Gmaxを予測する。
例えば、5台の第1レシプロ圧縮機12のうち3台が運転中であり、それぞれの定格最大流量(すなわち最大運転容量)がG1,G2,G3であり、プロセス9の定格最大流量がG9である場合、最大総ガス流量Gmaxは、Gmax=G1+G2+G3+G9・・・(1)で求められる。
ここで、第1レシプロ圧縮機12の運転容量Wが例えば上述した5段階に変更可能である場合、定格最大流量は第4容量W4を意味する。運転中の第1レシプロ圧縮機12の運転容量Wは、0,W1,W2,W3,W4のいずれであってもよい。
ステップS4では、指令台数計算部24bにより、最大総ガス流量Gmaxから第2レシプロ圧縮機14の指令台数Nを計算する。
すなわち、指令台数計算部24bは、最大総ガス流量Gmaxと各第2レシプロ圧縮機14の定格最大流量X(すなわち最大運転容量)とから、第2レシプロ圧縮機14の指令台数Nを計算する。
例えば、第2レシプロ圧縮機14の指令台数Nは、N=ROUNDUP(Gmax/X)・・・(2)で求められる。関数「ROUNDUP」は、端数を切り上げて整数にすることを意味する。
複数の第2レシプロ圧縮機14の定格最大流量X1,X2,X3が相違しており、各第2レシプロ圧縮機14に優先度が設定されている場合には、指令台数計算部24bは、優先度の高い順に第2レシプロ圧縮機14を選択してよい。この時、選択した第2レシプロ圧縮機14の定格最大流量の合計が上述した最大総ガス流量Gmaxを超えるようにする。
優先度は、運転効率、メンテナンス性、寿命等に基づいているのがよい。
上述した実施形態の台数制御方法により、運転中の第1レシプロ圧縮機12が定格最大流量(すなわち最大運転容量)で運転する場合でも、N台の第2レシプロ圧縮機14の定格最大流量の合計は、上述した最大総ガス流量Gmaxを超える。従って、中間配管16から供給されるBOGの全量をN台の第2レシプロ圧縮機14で圧縮することができる。
ステップS5〜S8では、指令出力部24cにより、運転中の第2レシプロ圧縮機14の現在の運転台数N2と計算による指令台数Nとを比較し、運転中の運転台数N2が計算による指令台数Nと一致するように(又は、運転台数N2が指定台数Nに近づくように)運転台数N2の増加又は減少を指令する。
すなわち、指令出力部24cは、ステップS5において、指令台数Nが運転台数N2を超える場合(YES)に、ステップS6において、運転台数N2を増やす増台指令を出力する。この増台指令により、第2レシプロ圧縮機14の運転台数N2は、N2+1に変更される。
増台指令を出力した後は、ステップS3に戻る。
また、指令出力部24cは、ステップS7において、現在の運転台数N2より1台少ない台数が指令台数Nを超える場合(YES)に、ステップS8において、運転台数N2を減らす減台指令を出力する。この減台指令により、第2レシプロ圧縮機14の運転台数N2は、N2−1に変更される。
減台指令を出力した後は、ステップS3に戻る。
ステップS5,S7でNOの場合は、増台指令も減台指令も出力せず、第2レシプロ圧縮機14の運転台数N2は、変更なく維持される。
上述したステップS5〜S8により、運転中の運転台数N2を計算による指令台数Nに一致させることができる。この結果、運転中の第1レシプロ圧縮機12が定格最大流量(すなわち最大運転容量)で運転する場合でも、N台の第2レシプロ圧縮機14の定格最大流量の合計は、上述した最大総ガス流量Gmaxを超え、中間配管16から供給されるBOGの全量を圧縮することができる。
(容量調整)
第2レシプロ圧縮機14が、の運転容量は、互いに異なる2以上の運転容量にステップ状に調整可能である場合に、容量調整装置20bは、以下の(1)と(2)の一方または両方を行う。
(1)運転中の複数の第2レシプロ圧縮機14への総ガス流量G(すなわち、中間配管16を流れる総ガス流量G)が、運転中である各第2レシプロ圧縮機14の現在の運転容量(すなわち、処理可能流量g)の総和Wsを超えたら、運転中である複数の第2レシプロ圧縮機14の少なくともいずれかの運転容量を、最大運転容量側へ切り替える。
(2)上記総ガス流量Gが、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の現在の運転容量の総和Wsよりも小さく、かつ、上記総和Wsから総ガス流量Gを引いた値(Ws−G)が、第2レシプロ圧縮機14の運転容量の切り替え可能量(すなわち、図3のように運転容量が1段だけステップ状に切り替わる量)よりも大きい場合に、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量をゼロより大きい値に維持しつつ、運転中である複数の第2レシプロ圧縮機14の少なくともいずれかの運転容量を最小運転容量側へ切り替える。
すなわち、容量調整装置20bは、運転中である各第2レシプロ圧縮機14における図3の運転容量(処理可能流量g)の総和が、運転中の複数の第2レシプロ圧縮機14への総ガス流量Gを超えるように設定する。
本実施形態では、上述した台数制御装置20aが行った台数制御により運転中となっている複数の第2レシプロ圧縮機14の一部または全部に対して、容量調整装置20bによる容量調整が行われる。
図6は、容量調整装置20bの構成図である。
容量調整装置20bは、例えばコンピュータ(PC)であり、記憶装置33、演算装置34、及び出力装置35を備える。
記憶装置33は、RAM、ROM、ハードディスク、等のメモリである。
演算装置34は、例えばCPUである。
出力装置35は、例えば出力用端子、又は出力用リレーである。
容量調整装置20b、すなわち演算装置34は、第1容量調整部34aと第2容量調整部34bを有する。
図7は、本実施形態によるレシプロ圧縮機の容量調整方法の全体フロー図である。
この図において、本実施形態の方法は、S11〜S18の各ステップ(工程)からなる。
ステップS11では、上述したBOG圧縮設備を準備する。
ステップS12では、総ガス流量検出器13により、中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gを検出する。
ステップS13〜S18は、本実施形態による、レシプロ圧縮機の容量調整方法を示している。以下、この容量調整を説明する。
容量調整装置20bは、運転中の第2レシプロ圧縮機14が1台である場合に、図3に示すような運転容量W(すなわち、処理可能流量g)が、中間配管16を実際に流れる総ガス流量Gを超えるように運転容量Wを設定する。
また、運転中の第2レシプロ圧縮機14が2台以上である場合には、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和が、中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gを超えるように、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを設定する。
例えば、2台以上が運転中で優先順位がない場合には、中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gに対して、各第2レシプロ圧縮機14が分担する運転容量W(処理可能流量g)を適宜設定し、N台の運転容量W(図3を参照)の総和が総ガス流量Gを超えるように設定する。
容量調整装置20bは、運転中の第2レシプロ圧縮機14がN台(N≧2)であり、優先順位がある場合には、以下のすべての条件を満たすように運転中の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを調整する。
(A)運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和が、中間配管16に流入する総ガス流量Gを超える。
(B)第2レシプロ圧縮機14の負荷率が、優先順位の高い順に高い。すなわち、運転中の複数の第2レシプロ圧縮機14にそれぞれ優先順位が予め設定されており、優先順位が高い第2レシプロ圧縮機14ほど高い運転容量(負荷率)を有する。
(C)運転中のすべての第2レシプロ圧縮機14の運転容量(負荷率)が、ゼロより大きい。
なお優先度は、運転効率、メンテナンス性、寿命等に基づくのがよい。
この構成により、以下の効果が得られる。
(A)により、中間配管16に流入する総ガス流量Gよりも、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和が大きいため、中間配管16の圧力上昇を防止することができる。
なお、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和の方が大きいため、中間配管16の圧力は減圧していくが、リサイクルライン21及び戻りガス流量制御弁22があるため負圧化を防止することができる。
(B)により、優先度(例えば運転効率)の高い第2レシプロ圧縮機14の負荷率を高くして、全体の運転効率などを高めることができる。
(C)により、第2レシプロ圧縮機14が、ゼロの運転容量で運転されることを防止し、第2レシプロ圧縮機14の運転性能を維持することができる。
図8は、総ガス流量Gと運転容量Wの関係を示す説明図である。
この図において、左側は中間配管16に流入する総ガス流量G、右側は運転中の3台の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを示している。
また右側の3台は、上から1番目の優先順位Kが1番であり、2番目が2番、3番目が3番である。右側の斜線部は実際のガス流量、空白部は運転容量Wのうちアンロード分を意味している。
図8の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wは、0,W1,W2=2W1,W3=3W1,W4=4W1の5段階に変更可能である。
この例において、上から1番目の運転容量WがW4、2番目がW3、3番目がW1であり、W4+W3+W1>Gの関係を満たし、上記(A)の条件を満たしている。
また、W4>W3>W1であり、上記(B)の条件を満たしている。
さらに、W4,W3,W1≧W1であり、上記(C)の条件を満たしている。
以下、図7と図8を参照して、各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの調整方法を具体的に説明する。
図8に示すように、運転中の第2レシプロ圧縮機14が2台以上(この例では3台)である場合には、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和が、中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gを超えるように設定される。
(1)また第1容量調整部34aにより、優先順位Kが1からN−1である場合に(ステップS13でYES)、優先順位Kの高い順に、各第2レシプロ圧縮機14の運転容量WをステップS14〜S16で以下のように設定する。
ステップS14において、第1容量調整部34aは、優先順位Kに対し、優先順位が1から(K−1)までの運転容量Wの和ΣWAを計算する。ΣWAは、計算中の優先順位Kよりも優先順位の高い第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和を意味する。
例えば図8において、1番上の1台は優先順位が1番であり、それより優先順位の高いものがないため、1台目のΣWAは0である。また、上から2番目の1台は、優先順位が2番であり、それより優先順位の高い1台があるため、ΣWAは1台目の運転容量であるW4である。
ステップS15において、第1容量調整部34aは、優先順位Kに対し、優先順位が(K+1)からNまでの最低容量(上述した第1容量W1)の和ΣWBを計算する。最低容量は、ゼロより大きい調整可能な最低容量である。ΣWBは、計算中の第2レシプロ圧縮機14よりも優先順位の低い第2レシプロ圧縮機14が全て最低容量であると仮定して計算されるものである。この仮定は、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを最低容量以上に確保するためのものである。
例えば図8において、1番上の1台は優先順位が1番であり、それより優先順位の低いものが2台あるため、1台目のΣWBは2W1である。また、上から2番目の1台は、優先順位が2番であり、それより優先順位の低いものが1台あるため、2台目のΣWBはW1である。
ステップS16において、第1容量調整部34aは、優先順位Kに対しその運転容量Wを、総ガス流量Gから、ΣWAとΣWBとを減算した残容量に基づいて調整する。この残容量が、優先順位Kの第2レシプロ圧縮機14の最大運転容量以上である場合には、第1容量調整部34aは、この第2レシプロ圧縮機14の運転容量を最大運転容量に設定してよい。この残容量が、優先順位Kの第2レシプロ圧縮機14の最大運転容量より小さい場合には、例えば、第1容量調整部34aは、この第2レシプロ圧縮機14の運転容量を、残容量より大きく且つ残容量に最も近い運転容量に設定してよい。
例えば図8において、1番上の1台は優先順位が1番であり、W>G−ΣWA−ΣWB=G−0−2W1を満たすWはW4を超える。この場合、運転容量WをW4に調整する。
また、上から2番目の1台は、優先順位が2番であり、W>G−ΣWA−ΣWB=G−W4−W1を満たすWはW2を超えるがW3よりは少ない。この場合、運転容量WをW3に調整する。
上述した運転容量Wの調整により、優先順位の高い第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wと、優先順位の低い第2レシプロ圧縮機14の、ゼロより大きい最低容量を確保した上で、計算中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを最大に設定することができる。
(2)第2容量調整部34bにより、優先順位KがN(ステップS13でNO)の場合に、第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを以下のように設定する。
ステップS17において、第2容量調整部34bは、優先順位Nに対し、1台目から(N−1)台目までの運転容量Wの和ΣWCを計算する。ΣWCは、N台目の第2レシプロ圧縮機14よりも優先順位の高いすべての第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和を意味する。
例えば図8において、3番上の1台は優先順位が3番であり、それより優先順位の低いものがないため、ΣWCはW4+W3である。
ステップS18において、第2容量調整部34bは、N台目の運転容量Wを、総ガス流量GからΣWCを減算した残容量よりも大きい値に調整する。例えば、第2容量調整部34bは、N台目の運転容量Wを、(G−ΣWC)よりも大きく且つ(G−ΣWC)に最も近い運転容量に調整する。
これにより、優先順位の高いすべての第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを確保した上で、N台目の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを、ゼロより大きい最小容量以上に設定することができる。
例えば図8において、上から3番目の1台は、優先順位が3番であり、W>G−ΣWA−ΣWB=G−W4−W3を満たすWはW1よりも少ない。この場合、運転容量WをW1に調整する。
上述した実施形態の装置と方法によれば、複数の第1レシプロ圧縮機12により、貯蔵タンク2で発生するBOGを第1圧P1まで圧縮し、複数の第2レシプロ圧縮機14により、第1圧P1のBOGを第2圧P2まで圧縮することができる。
従って、レシプロ圧縮機を用いて、貯蔵タンク2で発生するBOGを高圧(例えば4〜6MPa)まで圧縮することができる。
また、中間配管16に流入し得る複数箇所からのBOGの定格最大流量に基づき、台数制御装置20aにより、複数の第2レシプロ圧縮機14の運転台数を制御するので、中間配管16内に圧力変動が生じる前に早期に第2レシプロ圧縮機14の起動又は停止ができる。
従って、第2レシプロ圧縮機14の運転台数制御の追従性が高まるので、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができる。
また、複数箇所から中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gに基づき、容量調整装置20bにより、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを調整するので、中間配管16内に圧力変動が生じる前に早期に運転容量Wの調整ができる。
従って、各第2レシプロ圧縮機14の容量調整の追従性が高まるので、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができる。
上述の実施形態によるBOG圧縮設備は、以下の付記1〜8のように記載されてよい。
(付記1)
BOG圧縮設備は、
貯蔵タンクで発生するBOGを第1圧まで圧縮する複数の第1レシプロ圧縮機と、
前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮する複数の第2レシプロ圧縮機と、
前記第1レシプロ圧縮機の吐出側と前記第2レシプロ圧縮機の吸入側とを連通する中間配管と、
複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する定格最大流量検出器と、
前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する台数制御装置と、を備える。
(付記2)
上記付記1において、前記台数制御装置は、
それぞれの前記定格最大流量から最大総ガス流量を予測する最大総ガス流量予測部と、
前記最大総ガス流量に基づいて前記第2レシプロ圧縮機の指令台数を計算する指令台数計算部と、
前記第2レシプロ圧縮機の現在の運転台数と前記指令台数とを比較し、前記現在の運転台数が前記指令台数と一致するように運転台数の増加又は減少を指令する指令出力部と、を有する。
(付記3)
上記付記2において、前記指令台数計算部は、前記最大総ガス流量と各前記第2レシプロ圧縮機の定格最大流量とから、前記指令台数を計算し、
前記指令出力部は、前記指令台数が現在の運転台数を超える場合に運転台数を増やす増台指令を出力し、現在の運転台数より1台少ない台数が前記指令台数を超える場合に運転台数を減らす減台指令を出力する。
(付記4)
上記付記1において、上述のBOG圧縮設備は、前記第2レシプロ圧縮機をバイパスしてその吐出側と前記中間配管を連通するリサイクルラインと、
該リサイクルラインに設けられ、前記第2レシプロ圧縮機の前記吐出側から前記中間配管に戻るガス流量を制御する戻しガス流量制御弁と、を備える。
(付記5)
上記付記1〜4のいずれかにおいて、各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量は、互いに異なる2以上の運転容量にステップ状に調整可能であり、
前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出する総ガス流量検出器と、
前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、前記総ガス流量に基づいて調整する容量調整装置と、を備える。
(付記6)
上記付記5において、前記容量調整装置は、
(1)前記中間配管を流れる前記総ガス流量が、運転中である各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和を超えたら、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を、最大運転容量側へ切り替え、または
(2)前記総ガス流量Gが、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和Wsよりも小さく、かつ、前記総和Wsから前記総ガス流量Gを引いた値(Ws−G)が、前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の切り替え可能量よりも大きい場合に、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量をゼロより大きい値に維持しつつ、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を最小運転容量側へ切り替える。
(付記7)
上記付記5において、運転中の前記第2レシプロ圧縮機が2台以上であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
(A)運転中の前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和が、前記中間配管に流入する前記総ガス流量を超え、
(B)前記優先順位が高い前記第2レシプロ圧縮機ほど高い運転容量を有し、かつ、
(C)運転中のすべての前記第2レシプロ圧縮機の運転容量がゼロより大きくなるように、
前記容量調整装置は、各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を調整する。
(付記8)
上記付記5において、前記容量調整装置は、運転中の前記第2レシプロ圧縮機がN台(N≧2)であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
優先順位の順に、1台目からK台目(1≦K≦N−1)までの運転容量を、前記総ガス流量から、1台目から(K−1)台目までの運転容量の和と、(K+1)台目からN台目までの、ゼロより大きい最低容量の和とを減算した残容量に基づいて調整する第1容量調整部と、
優先順位がN番目の運転容量を、前記総ガス流量から、1台目から(N−1)台目までの運転容量の和を減算した残容量よりも大きい値に調整する第2容量調整部と、を有する。
上述の実施形態による、レシプロ圧縮機の台数制御方法は、以下の付記9、10のように記載されてよい。
(付記9)
レシプロ圧縮機の台数制御方法では、
上記付記1のBOG圧縮設備を準備し、
前記定格最大流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出し、
前記台数制御装置により、前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する。
(付記10)
上記付記10において、総ガス流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出し、
前記複数の第2レシプロ圧縮機により、前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮し、
前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、容量調整装置により、前記総ガス流量に基づいて、2以上のステップ状に調整する。
なお、本開示は上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
C シリンダ
D ピストン
Gmax 最大総ガス流量
G1、G2、G3 定格最大流量
g 処理可能流量
M 駆動源(モータ)
P0 第0圧(低圧)
P1 第1圧(中圧)
P2 第2圧(高圧)
V アンロード弁
W 運転容量
W1 第1容量
W2 第2容量
W3 第3容量
W4 第4容量
1 低温液化ガス
2 貯蔵タンク
3 供給ライン
4 ポンプ
5 蒸発器
6 ガス移送ライン
7 合流管
8 需要先(発電所)
9 プロセス
10 第1制御装置
11 第1圧力検出器
12 第1レシプロ圧縮機
13 総ガス流量検出器
14 第2レシプロ圧縮機
15 BOG払出しライン
16 中間配管
17 高圧ガスライン
18 定格最大流量検出器
19 第2圧力検出器
20 第2制御装置
20a 台数制御装置
20b 容量調整装置
21 リサイクルライン
22 戻しガス流量制御弁
23 記憶装置
24 演算装置
24a 最大総ガス流量予測部
24b 指令台数計算部
24c 指令出力部
25 出力装置
33 記憶装置
34 演算装置
34a 第1容量調整部
34b 第2容量調整部
35 出力装置

Claims (10)

  1. 貯蔵タンクで発生するBOGを第1圧まで圧縮する複数の第1レシプロ圧縮機と、
    前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮する複数の第2レシプロ圧縮機と、
    前記第1レシプロ圧縮機の吐出側と前記第2レシプロ圧縮機の吸入側とを連通する中間配管と、
    複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する定格最大流量検出器と、
    前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する台数制御装置と、を備えるBOG圧縮設備。
  2. 前記台数制御装置は、
    それぞれの前記定格最大流量から最大総ガス流量を予測する最大総ガス流量予測部と、
    前記最大総ガス流量に基づいて前記第2レシプロ圧縮機の指令台数を計算する指令台数計算部と、
    前記第2レシプロ圧縮機の現在の運転台数と前記指令台数とを比較し、前記現在の運転台数が前記指令台数と一致するように運転台数の増加又は減少を指令する指令出力部と、を有する、請求項1に記載のBOG圧縮設備。
  3. 前記指令台数計算部は、前記最大総ガス流量と各前記第2レシプロ圧縮機の定格最大流量とから、前記指令台数を計算し、
    前記指令出力部は、前記指令台数が現在の運転台数を超える場合に運転台数を増やす増台指令を出力し、現在の運転台数より1台少ない台数が前記指令台数を超える場合に運転台数を減らす減台指令を出力する、請求項2に記載のBOG圧縮設備。
  4. 前記第2レシプロ圧縮機をバイパスしてその吐出側と前記中間配管を連通するリサイクルラインと、
    該リサイクルラインに設けられ、前記第2レシプロ圧縮機の前記吐出側から前記中間配管に戻るガス流量を制御する戻しガス流量制御弁と、を備える、請求項1に記載のBOG圧縮設備。
  5. 各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量は、互いに異なる2以上の運転容量にステップ状に調整可能であり、
    前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出する総ガス流量検出器と、
    前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、前記総ガス流量に基づいて調整する容量調整装置と、を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のBOG圧縮設備。
  6. 前記容量調整装置は、
    (1)前記中間配管を流れる前記総ガス流量が、運転中である各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和を超えたら、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を、最大運転容量側へ切り替え、または
    (2)前記総ガス流量Gが、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和Wsよりも小さく、かつ、前記総和Wsから前記総ガス流量Gを引いた値(Ws−G)が、前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の切り替え可能量よりも大きい場合に、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量をゼロより大きい値に維持しつつ、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を最小運転容量側へ切り替える、請求項5に記載のBOG圧縮設備。
  7. 運転中の前記第2レシプロ圧縮機が2台以上であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
    (A)運転中の前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和が、前記中間配管に流入する前記総ガス流量を超え、
    (B)前記優先順位が高い前記第2レシプロ圧縮機ほど高い運転容量を有し、かつ、
    (C)運転中のすべての前記第2レシプロ圧縮機の運転容量がゼロより大きくなるように、
    前記容量調整装置は、各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を調整する、請求項5に記載のBOG圧縮設備。
  8. 前記容量調整装置は、運転中の前記第2レシプロ圧縮機がN台(N≧2)であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
    優先順位の順に、1台目からK台目(1≦K≦N−1)までの運転容量を、前記総ガス流量から、1台目から(K−1)台目までの運転容量の和と、(K+1)台目からN台目までの、ゼロより大きい最低容量の和とを減算した残容量に基づいて調整する第1容量調整部と、
    優先順位がN番目の運転容量を、前記総ガス流量から、1台目から(N−1)台目までの運転容量の和を減算した残容量よりも大きい値に調整する第2容量調整部と、を有する、請求項5に記載のBOG圧縮設備。
  9. 請求項1に記載のBOG圧縮設備を準備し、
    前記定格最大流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出し、
    前記台数制御装置により、前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する、レシプロ圧縮機の制御方法。
  10. 総ガス流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出し、
    前記複数の第2レシプロ圧縮機により、前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮し、
    前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、容量調整装置により、前記総ガス流量に基づいて、2以上のステップ状に調整する、請求項9に記載のレシプロ圧縮機の制御方法。

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