JP6256815B2 - Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 - Google Patents
Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6256815B2 JP6256815B2 JP2016554043A JP2016554043A JP6256815B2 JP 6256815 B2 JP6256815 B2 JP 6256815B2 JP 2016554043 A JP2016554043 A JP 2016554043A JP 2016554043 A JP2016554043 A JP 2016554043A JP 6256815 B2 JP6256815 B2 JP 6256815B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- operating
- capacity
- reciprocating
- gas flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
- F04B49/06—Control using electricity
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F17—STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
- F17C—VESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
- F17C13/00—Details of vessels or of the filling or discharging of vessels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
そのため、貯蔵タンク内の圧力が上昇するのを防止するために、BOGを圧縮するBOG圧縮設備が提案され使用されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献2は、BOG高圧圧縮機と再液化装置を開示している。
特許文献3は、BOG多段容積型圧縮機を開示している。
レシプロ圧縮機は、ターボ圧縮機と比較して圧縮比が大きく、運転効率が高い特徴がある。
また2段式レシプロ圧縮機は、単一の駆動源(例えばモータ)で低圧ピストンと高圧ピストンを駆動し、貯蔵タンクで発生するBOGを高圧(例えば4〜6MPa)まで圧縮することができる。
なお、高圧用のレシプロ圧縮機を用いて、単段圧縮で高圧まで圧縮することもできる。
前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮する複数の第2レシプロ圧縮機と、
前記第1レシプロ圧縮機の吐出側と前記第2レシプロ圧縮機の吸入側とを連通する中間配管と、
複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する定格最大流量検出器と、
前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する台数制御装置と、を備えるBOG圧縮設備が提供される。
前記定格最大流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出し、
前記台数制御装置により、前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する、レシプロ圧縮機の制御方法が提供される。
従って、第2レシプロ圧縮機の運転台数制御の追従性が高まるので、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができる。
「台数制御」とは、運転台数を変化させる制御を意味する。運転台数は、運転中において最小値が1の整数である。
「容量調整」とは、運転中のレシプロ圧縮機の運転容量を変化させる制御を意味する。「運転容量」とは、運転中のレシプロ圧縮機が圧縮可能なガスの重量流量である。
従って、レシプロ圧縮機の「最大運転容量」は、「定格最大流量」を意味する。
この図において、1はLNG、LEG、LPGなどの低温液化ガス、2は貯蔵タンク、3は低温液化ガス1の供給ライン、4はポンプ、5は蒸発器、6はガス移送ライン、7は合流管、8は需要先である。
なお、第1制御装置10、定格最大流量検出器18、及び第2制御装置20を単一の制御装置(例えばコンピュータ)で構成してもよい。
複数の第1レシプロ圧縮機12は、並列に配置され、それぞれBOG払出しライン15を介して貯蔵タンク2で発生したBOGを吸引し、第1圧P1まで圧縮する。第1圧P1は、中圧(例えば1〜3MPa)である。
第1レシプロ圧縮機12の台数は、この図では5台であるが、2〜4台でも6台以上でもよい。
第1制御装置10は、例えばコンピュータ(PC)であり、第1圧力検出器11で検出したBOGの圧力データを受信する。第1制御装置10は、受信した圧力データに基づいて、第0圧P0が予め設定した圧力範囲(例えば、常圧〜0.02MPa)になるように、複数の第1レシプロ圧縮機12を制御する。
従って、第1制御装置10と第1圧力検出器11により、貯蔵タンク2の上部圧力を予め設定した圧力範囲に維持することができる。
第2レシプロ圧縮機14の台数は、中間配管16から供給されるBOGの全量を圧縮できるように設定される。なお、第2レシプロ圧縮機14の台数は、この図では3台であるが、2台でも4台以上でもよい。
中間配管16の容積は、貯蔵タンク2の上部の空間容積と比較すると非常に小さく、例えば貯蔵タンク2の空間容積の1〜5%程度である。しかし、本実施形態はこの容積に限定されず、例えば中間配管16にガスリザーバを設けてもよい。
ここでプロセス9とは、低温液化ガス1の貯蔵システムによりオフガスを発生するプロセスや設備を意味する。
なおプロセス9は、本実施形態のBOG圧縮設備内のプロセスに限定されず、オフガス(例えばBOG)が発生する限りで、他のプロセスや設備であってもよい。また、プロセス9はこの例では1箇所のみであるが、2箇所以上であってもよい。
上述した構成により、複数の第1レシプロ圧縮機12により、貯蔵タンク2で発生したBOGを中圧の第1圧P1まで圧縮し、複数の第2レシプロ圧縮機14により、第1圧P1のBOGを高圧の第2圧P2まで圧縮することができる。第2圧P2まで圧縮されたBOGは、合流管7で蒸発器5からのガスと合流し、需要先8に供給される。
ここで複数箇所とは、運転中の第1レシプロ圧縮機12である。運転中の第1レシプロ圧縮機12の台数は、第2制御装置20による運転台数の制御信号に基づいた台数となる。また、プロセス9が存在する場合、上述の複数箇所はプロセス9をさらに含んでもよい。この場合、プロセス9から中間配管16に流入し得るBOGの定格最大流量は予め既知であり、第1制御装置10、第2制御装置20、又は定格最大流量検出器18の記憶装置(図示せず)に記憶されている。
また、「流入し得る」とは、実際に流入する必要はなく、流入できればよいことを意味する。
総ガス流量検出器13は、中間配管16に流入する総ガス流量G(すなわち実際に流入する重量流量)を検出し、第2制御装置20に出力する。
第2圧力検出器19は、中間配管16内のBOGの圧力を検出し、第2制御装置20に出力する。
また、リサイクルライン21は、1本に限定されず、2以上であってもよい。
なお、第2圧力検出器19を省略し、戻しガス流量制御弁22としてパイロット制御弁を用い、第2制御装置20を介することなく、中間配管16の圧力(パイロット圧)で戻しガス流量制御弁22を直接制御してもよい。
また、各シリンダCには、圧縮ガスを吸入側に戻すアンロード弁Vが設けられており、各シリンダCの往復動による圧縮の一方又は両方をアンロード(無負荷)にできるようになっている。
従って、図2Aの単段式レシプロ圧縮機は、4つのアンロード弁V(一部のみを示す)のオン/オフの組み合わせにより、運転容量Wを5段階に変更することができる。以下、この5段階の運転容量Wを、少ない方から、0、第1容量W1、第2容量W2、第3容量W3、第4容量W4と呼ぶ。第4容量W4は最大運転容量である。
また、各シリンダCには、圧縮ガスを吸入側に戻すアンロード弁Vが設けられており、各シリンダCをアンロード(無負荷)にできるようになっている。
従って、図2Bの単段式レシプロ圧縮機も、図2Aと同様に、4つのアンロード弁V(一部のみを示す)のオン/オフの組み合わせにより、運転容量Wを5段階に変更することができる。
第2レシプロ圧縮機14は、上述した単段式レシプロ圧縮機であることが好ましい。また複数の第2レシプロ圧縮機14の最大運転容量は、同一でも相違してもよい。
この図に示すように、上述した4つのアンロード弁V(一部のみを示す)のオン/オフの組み合わせにより、負荷率0,A1,A2,A3,100%の各段に対応するように、運転容量Wを、0,W1,W2,W3,W4の5段階に調整することができる(この例では、いずれの隣接ステップ同士の容量差も、W1である)。負荷率0,A1,A2,A3,100%は例えば最大運転容量の0,25,50,75,100%である。
台数制御装置20aは、例えばコンピュータ(PC)であり、記憶装置23、演算装置24、及び出力装置25を備える。
記憶装置23は、RAM、ROM、ハードディスク、等のメモリである。
演算装置24は、例えばCPUである。
出力装置25は、例えば出力用端子、又は出力用リレーである。
台数制御装置20a、すなわち演算装置24は、最大総ガス流量予測部24a、指令台数計算部24b、及び指令出力部24cを有する。
この図において、本実施形態の方法は、S1〜S8の各ステップ(工程)からなる。
ステップS2では、定格最大流量検出器18により、複数箇所から中間配管16に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する。
上述した複数箇所は、運転中の第1レシプロ圧縮機12を含む。なお、運転していない(すなわち停止中の)第1レシプロ圧縮機12は対象外である。
上述した複数箇所が、プロセス9をさらに含む場合には、ステップS3において、ステップS2で検出した各定格最大流量と、上述した記憶装置に記憶されているプロセス9の定格最大流量とに基づいて、最大総ガス流量予測部24aにより、最大総ガス流量Gmaxを予測する。
例えば、5台の第1レシプロ圧縮機12のうち3台が運転中であり、それぞれの定格最大流量(すなわち最大運転容量)がG1,G2,G3であり、プロセス9の定格最大流量がG9である場合、最大総ガス流量Gmaxは、Gmax=G1+G2+G3+G9・・・(1)で求められる。
ここで、第1レシプロ圧縮機12の運転容量Wが例えば上述した5段階に変更可能である場合、定格最大流量は第4容量W4を意味する。運転中の第1レシプロ圧縮機12の運転容量Wは、0,W1,W2,W3,W4のいずれであってもよい。
すなわち、指令台数計算部24bは、最大総ガス流量Gmaxと各第2レシプロ圧縮機14の定格最大流量X(すなわち最大運転容量)とから、第2レシプロ圧縮機14の指令台数Nを計算する。
例えば、第2レシプロ圧縮機14の指令台数Nは、N=ROUNDUP(Gmax/X)・・・(2)で求められる。関数「ROUNDUP」は、端数を切り上げて整数にすることを意味する。
優先度は、運転効率、メンテナンス性、寿命等に基づいているのがよい。
増台指令を出力した後は、ステップS3に戻る。
減台指令を出力した後は、ステップS3に戻る。
第2レシプロ圧縮機14が、の運転容量は、互いに異なる2以上の運転容量にステップ状に調整可能である場合に、容量調整装置20bは、以下の(1)と(2)の一方または両方を行う。
(1)運転中の複数の第2レシプロ圧縮機14への総ガス流量G(すなわち、中間配管16を流れる総ガス流量G)が、運転中である各第2レシプロ圧縮機14の現在の運転容量(すなわち、処理可能流量g)の総和Wsを超えたら、運転中である複数の第2レシプロ圧縮機14の少なくともいずれかの運転容量を、最大運転容量側へ切り替える。
(2)上記総ガス流量Gが、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の現在の運転容量の総和Wsよりも小さく、かつ、上記総和Wsから総ガス流量Gを引いた値(Ws−G)が、第2レシプロ圧縮機14の運転容量の切り替え可能量(すなわち、図3のように運転容量が1段だけステップ状に切り替わる量)よりも大きい場合に、運転中の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量をゼロより大きい値に維持しつつ、運転中である複数の第2レシプロ圧縮機14の少なくともいずれかの運転容量を最小運転容量側へ切り替える。
本実施形態では、上述した台数制御装置20aが行った台数制御により運転中となっている複数の第2レシプロ圧縮機14の一部または全部に対して、容量調整装置20bによる容量調整が行われる。
容量調整装置20bは、例えばコンピュータ(PC)であり、記憶装置33、演算装置34、及び出力装置35を備える。
記憶装置33は、RAM、ROM、ハードディスク、等のメモリである。
演算装置34は、例えばCPUである。
出力装置35は、例えば出力用端子、又は出力用リレーである。
この図において、本実施形態の方法は、S11〜S18の各ステップ(工程)からなる。
ステップS12では、総ガス流量検出器13により、中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gを検出する。
例えば、2台以上が運転中で優先順位がない場合には、中間配管16に実際に流入する総ガス流量Gに対して、各第2レシプロ圧縮機14が分担する運転容量W(処理可能流量g)を適宜設定し、N台の運転容量W(図3を参照)の総和が総ガス流量Gを超えるように設定する。
(A)運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和が、中間配管16に流入する総ガス流量Gを超える。
(B)第2レシプロ圧縮機14の負荷率が、優先順位の高い順に高い。すなわち、運転中の複数の第2レシプロ圧縮機14にそれぞれ優先順位が予め設定されており、優先順位が高い第2レシプロ圧縮機14ほど高い運転容量(負荷率)を有する。
(C)運転中のすべての第2レシプロ圧縮機14の運転容量(負荷率)が、ゼロより大きい。
なお優先度は、運転効率、メンテナンス性、寿命等に基づくのがよい。
(A)により、中間配管16に流入する総ガス流量Gよりも、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和が大きいため、中間配管16の圧力上昇を防止することができる。
なお、運転中の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wの総和の方が大きいため、中間配管16の圧力は減圧していくが、リサイクルライン21及び戻りガス流量制御弁22があるため負圧化を防止することができる。
(B)により、優先度(例えば運転効率)の高い第2レシプロ圧縮機14の負荷率を高くして、全体の運転効率などを高めることができる。
(C)により、第2レシプロ圧縮機14が、ゼロの運転容量で運転されることを防止し、第2レシプロ圧縮機14の運転性能を維持することができる。
この図において、左側は中間配管16に流入する総ガス流量G、右側は運転中の3台の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを示している。
また右側の3台は、上から1番目の優先順位Kが1番であり、2番目が2番、3番目が3番である。右側の斜線部は実際のガス流量、空白部は運転容量Wのうちアンロード分を意味している。
図8の各第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wは、0,W1,W2=2W1,W3=3W1,W4=4W1の5段階に変更可能である。
また、W4>W3>W1であり、上記(B)の条件を満たしている。
さらに、W4,W3,W1≧W1であり、上記(C)の条件を満たしている。
例えば図8において、1番上の1台は優先順位が1番であり、それより優先順位の高いものがないため、1台目のΣWAは0である。また、上から2番目の1台は、優先順位が2番であり、それより優先順位の高い1台があるため、ΣWAは1台目の運転容量であるW4である。
例えば図8において、1番上の1台は優先順位が1番であり、それより優先順位の低いものが2台あるため、1台目のΣWBは2W1である。また、上から2番目の1台は、優先順位が2番であり、それより優先順位の低いものが1台あるため、2台目のΣWBはW1である。
例えば図8において、1番上の1台は優先順位が1番であり、W>G−ΣWA−ΣWB=G−0−2W1を満たすWはW4を超える。この場合、運転容量WをW4に調整する。
また、上から2番目の1台は、優先順位が2番であり、W>G−ΣWA−ΣWB=G−W4−W1を満たすWはW2を超えるがW3よりは少ない。この場合、運転容量WをW3に調整する。
例えば図8において、3番上の1台は優先順位が3番であり、それより優先順位の低いものがないため、ΣWCはW4+W3である。
これにより、優先順位の高いすべての第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを確保した上で、N台目の第2レシプロ圧縮機14の運転容量Wを、ゼロより大きい最小容量以上に設定することができる。
例えば図8において、上から3番目の1台は、優先順位が3番であり、W>G−ΣWA−ΣWB=G−W4−W3を満たすWはW1よりも少ない。この場合、運転容量WをW1に調整する。
従って、レシプロ圧縮機を用いて、貯蔵タンク2で発生するBOGを高圧(例えば4〜6MPa)まで圧縮することができる。
従って、第2レシプロ圧縮機14の運転台数制御の追従性が高まるので、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができる。
従って、各第2レシプロ圧縮機14の容量調整の追従性が高まるので、ガス流量のアンバランスを抑制し、配管内圧力の急変を防止することができる。
BOG圧縮設備は、
貯蔵タンクで発生するBOGを第1圧まで圧縮する複数の第1レシプロ圧縮機と、
前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮する複数の第2レシプロ圧縮機と、
前記第1レシプロ圧縮機の吐出側と前記第2レシプロ圧縮機の吸入側とを連通する中間配管と、
複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する定格最大流量検出器と、
前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する台数制御装置と、を備える。
上記付記1において、前記台数制御装置は、
それぞれの前記定格最大流量から最大総ガス流量を予測する最大総ガス流量予測部と、
前記最大総ガス流量に基づいて前記第2レシプロ圧縮機の指令台数を計算する指令台数計算部と、
前記第2レシプロ圧縮機の現在の運転台数と前記指令台数とを比較し、前記現在の運転台数が前記指令台数と一致するように運転台数の増加又は減少を指令する指令出力部と、を有する。
上記付記2において、前記指令台数計算部は、前記最大総ガス流量と各前記第2レシプロ圧縮機の定格最大流量とから、前記指令台数を計算し、
前記指令出力部は、前記指令台数が現在の運転台数を超える場合に運転台数を増やす増台指令を出力し、現在の運転台数より1台少ない台数が前記指令台数を超える場合に運転台数を減らす減台指令を出力する。
上記付記1において、上述のBOG圧縮設備は、前記第2レシプロ圧縮機をバイパスしてその吐出側と前記中間配管を連通するリサイクルラインと、
該リサイクルラインに設けられ、前記第2レシプロ圧縮機の前記吐出側から前記中間配管に戻るガス流量を制御する戻しガス流量制御弁と、を備える。
上記付記1〜4のいずれかにおいて、各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量は、互いに異なる2以上の運転容量にステップ状に調整可能であり、
前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出する総ガス流量検出器と、
前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、前記総ガス流量に基づいて調整する容量調整装置と、を備える。
上記付記5において、前記容量調整装置は、
(1)前記中間配管を流れる前記総ガス流量が、運転中である各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和を超えたら、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を、最大運転容量側へ切り替え、または
(2)前記総ガス流量Gが、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和Wsよりも小さく、かつ、前記総和Wsから前記総ガス流量Gを引いた値(Ws−G)が、前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の切り替え可能量よりも大きい場合に、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量をゼロより大きい値に維持しつつ、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を最小運転容量側へ切り替える。
上記付記5において、運転中の前記第2レシプロ圧縮機が2台以上であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
(A)運転中の前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和が、前記中間配管に流入する前記総ガス流量を超え、
(B)前記優先順位が高い前記第2レシプロ圧縮機ほど高い運転容量を有し、かつ、
(C)運転中のすべての前記第2レシプロ圧縮機の運転容量がゼロより大きくなるように、
前記容量調整装置は、各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を調整する。
上記付記5において、前記容量調整装置は、運転中の前記第2レシプロ圧縮機がN台(N≧2)であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
優先順位の順に、1台目からK台目(1≦K≦N−1)までの運転容量を、前記総ガス流量から、1台目から(K−1)台目までの運転容量の和と、(K+1)台目からN台目までの、ゼロより大きい最低容量の和とを減算した残容量に基づいて調整する第1容量調整部と、
優先順位がN番目の運転容量を、前記総ガス流量から、1台目から(N−1)台目までの運転容量の和を減算した残容量よりも大きい値に調整する第2容量調整部と、を有する。
レシプロ圧縮機の台数制御方法では、
上記付記1のBOG圧縮設備を準備し、
前記定格最大流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出し、
前記台数制御装置により、前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する。
上記付記10において、総ガス流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出し、
前記複数の第2レシプロ圧縮機により、前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮し、
前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、容量調整装置により、前記総ガス流量に基づいて、2以上のステップ状に調整する。
D ピストン
Gmax 最大総ガス流量
G1、G2、G3 定格最大流量
g 処理可能流量
M 駆動源(モータ)
P0 第0圧(低圧)
P1 第1圧(中圧)
P2 第2圧(高圧)
V アンロード弁
W 運転容量
W1 第1容量
W2 第2容量
W3 第3容量
W4 第4容量
1 低温液化ガス
2 貯蔵タンク
3 供給ライン
4 ポンプ
5 蒸発器
6 ガス移送ライン
7 合流管
8 需要先(発電所)
9 プロセス
10 第1制御装置
11 第1圧力検出器
12 第1レシプロ圧縮機
13 総ガス流量検出器
14 第2レシプロ圧縮機
15 BOG払出しライン
16 中間配管
17 高圧ガスライン
18 定格最大流量検出器
19 第2圧力検出器
20 第2制御装置
20a 台数制御装置
20b 容量調整装置
21 リサイクルライン
22 戻しガス流量制御弁
23 記憶装置
24 演算装置
24a 最大総ガス流量予測部
24b 指令台数計算部
24c 指令出力部
25 出力装置
33 記憶装置
34 演算装置
34a 第1容量調整部
34b 第2容量調整部
35 出力装置
Claims (9)
- 貯蔵タンクで発生するBOGを第1圧まで圧縮する複数の第1レシプロ圧縮機と、
前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮する複数の第2レシプロ圧縮機と、
前記第1レシプロ圧縮機の吐出側と前記第2レシプロ圧縮機の吸入側とを連通する中間配管と、
複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出する定格最大流量検出器と、
前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する台数制御装置と、を備えるBOG圧縮設備。 - 前記台数制御装置は、
それぞれの前記定格最大流量から最大総ガス流量を予測する最大総ガス流量予測部と、
前記最大総ガス流量に基づいて前記第2レシプロ圧縮機の指令台数を計算する指令台数計算部と、
前記第2レシプロ圧縮機の現在の運転台数と前記指令台数とを比較し、前記現在の運転台数が前記指令台数と一致するように運転台数の増加又は減少を指令する指令出力部と、を有する、請求項1に記載のBOG圧縮設備。 - 前記指令台数計算部は、前記最大総ガス流量と各前記第2レシプロ圧縮機の定格最大流量とから、前記指令台数を計算し、
前記指令出力部は、前記指令台数が現在の運転台数を超える場合に運転台数を増やす増台指令を出力し、現在の運転台数より1台少ない台数が前記指令台数を超える場合に運転台数を減らす減台指令を出力する、請求項2に記載のBOG圧縮設備。 - 前記第2レシプロ圧縮機をバイパスしてその吐出側と前記中間配管を連通するリサイクルラインと、
該リサイクルラインに設けられ、前記第2レシプロ圧縮機の前記吐出側から前記中間配管に戻るガス流量を制御する戻しガス流量制御弁と、を備える、請求項1に記載のBOG圧縮設備。 - 各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量は、互いに異なる2以上の運転容量にステップ状に調整可能であり、
前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出する総ガス流量検出器と、
前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、前記総ガス流量に基づいて調整する容量調整装置と、を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のBOG圧縮設備。 - 前記容量調整装置は、
(1)前記中間配管を流れる前記総ガス流量が、運転中である各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和を超えたら、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を、最大運転容量側へ切り替え、または
(2)前記総ガス流量Gが、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和Wsよりも小さく、かつ、前記総和Wsから前記総ガス流量Gを引いた値(Ws−G)が、前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の切り替え可能量よりも大きい場合に、運転中の各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量をゼロより大きい値に維持しつつ、運転中である前記複数の第2レシプロ圧縮機の少なくともいずれかの運転容量を最小運転容量側へ切り替える、請求項5に記載のBOG圧縮設備。 - 運転中の前記第2レシプロ圧縮機が2台以上であり、運転中の前記複数の第2レシプロ圧縮機にそれぞれ優先順位が設定されている場合に、
(A)運転中の前記第2レシプロ圧縮機の運転容量の総和が、前記中間配管に流入する前記総ガス流量を超え、
(B)前記優先順位が高い前記第2レシプロ圧縮機ほど高い運転容量を有し、かつ、
(C)運転中のすべての前記第2レシプロ圧縮機の運転容量がゼロより大きくなるように、
前記容量調整装置は、各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を調整する、請求項5に記載のBOG圧縮設備。 - 請求項1に記載のBOG圧縮設備を準備し、
前記定格最大流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に流入し得るBOGの定格最大流量をそれぞれ検出し、
前記台数制御装置により、前記複数箇所からの前記定格最大流量に基づき、前記第2レシプロ圧縮機の運転台数を制御する、レシプロ圧縮機の制御方法。 - 総ガス流量検出器により、前記複数箇所から前記中間配管に実際に流入する総ガス流量を検出し、
前記複数の第2レシプロ圧縮機により、前記第1圧のBOGを第2圧まで圧縮し、
前記運転台数の制御で運転中となっている各前記第2レシプロ圧縮機の運転容量を、容量調整装置により、前記総ガス流量に基づいて、2以上のステップ状に調整する、請求項8に記載のレシプロ圧縮機の制御方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014210720 | 2014-10-15 | ||
JP2014210720 | 2014-10-15 | ||
JP2014212210 | 2014-10-17 | ||
JP2014212210 | 2014-10-17 | ||
PCT/JP2015/078199 WO2016059996A1 (ja) | 2014-10-15 | 2015-10-05 | Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016059996A1 JPWO2016059996A1 (ja) | 2017-04-27 |
JP6256815B2 true JP6256815B2 (ja) | 2018-01-10 |
Family
ID=55746544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016554043A Expired - Fee Related JP6256815B2 (ja) | 2014-10-15 | 2015-10-05 | Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6256815B2 (ja) |
WO (1) | WO2016059996A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101924602B1 (ko) * | 2016-06-03 | 2018-12-03 | 현대중공업 주식회사 | 가스 처리 시스템 및 이를 포함하는 선박 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256700A (ja) * | 1985-09-05 | 1987-03-12 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | モ−ド遷移方式によるbog圧縮機の圧縮容量制御方法 |
JPH08312896A (ja) * | 1995-05-18 | 1996-11-26 | Chiyoda Corp | 液化ガスの蒸発ガス処理システムおよび処理方法 |
JP3801702B2 (ja) * | 1996-10-28 | 2006-07-26 | 石川島播磨重工業株式会社 | 往復動圧縮機の容量調整方法 |
JP5261466B2 (ja) * | 2010-12-06 | 2013-08-14 | 株式会社神戸製鋼所 | Bog多段容積型圧縮機の運転制御方法 |
JP6198398B2 (ja) * | 2013-01-28 | 2017-09-20 | 新日本空調株式会社 | 2ポンプ方式熱源設備におけるポンプ運転台数決定制御方法 |
-
2015
- 2015-10-05 JP JP2016554043A patent/JP6256815B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2015-10-05 WO PCT/JP2015/078199 patent/WO2016059996A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016059996A1 (ja) | 2016-04-21 |
JPWO2016059996A1 (ja) | 2017-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11300355B2 (en) | Boil-off gas supply device | |
JPWO2016016982A1 (ja) | 圧縮機制御装置、圧縮機制御システム及び圧縮機制御方法 | |
CN105392556A (zh) | 升压系统及气体的升压方法 | |
JP2018062991A (ja) | 高圧水素製造システム | |
JP5261466B2 (ja) | Bog多段容積型圧縮機の運転制御方法 | |
JP6256815B2 (ja) | Bog圧縮設備とレシプロ圧縮機の制御方法 | |
JPWO2014080445A1 (ja) | Bog処理設備及びbog処理方法 | |
JP6759482B1 (ja) | 圧縮機ユニット | |
US20100178154A1 (en) | Method And System For Controlling A Turbocompressor Group | |
US10995665B2 (en) | Compressed air energy storage power generation device and compressed air energy storage power generation method | |
CN102269154B (zh) | 蒸发气体多级容积型压缩机的运转控制方法 | |
JP2008232351A (ja) | Bog圧縮設備及び方法 | |
JP2008291836A (ja) | 気体多段昇圧装置 | |
JP6626777B2 (ja) | 高圧水素製造システム | |
KR102355150B1 (ko) | 압축기 유닛 및 압축기 유닛 제어용 프로그램 | |
RU2785654C1 (ru) | Способ использования газа, предназначенного к стравливанию в атмосферу из технологических коммуникаций компрессорной станции | |
TWI663334B (zh) | 級間泄放式空氣壓縮機 | |
JPH0942598A (ja) | 液化ガスの蒸発ガス処理システムおよび処理方法 | |
JP2023086522A (ja) | 圧縮空気貯蔵発電装置 | |
JP2013164025A (ja) | 圧縮機台数制御システム | |
JP2022041737A (ja) | 圧縮機における圧縮気体冷却方法及び圧縮気体冷却装置 | |
JP2008151076A (ja) | インバータ駆動圧縮機における運転制御方法及びインバータ駆動圧縮機 | |
JP2019019791A (ja) | 圧縮空気貯蔵発電装置及び圧縮空気貯蔵発電方法 | |
JP2002334138A (ja) | ガス供給最適運用方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170728 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170919 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171123 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6256815 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |