JPWO2016059872A1 - スイッチおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

外部からの溶剤浸入をより確実に防止するスイッチおよびその製造方法を提供する。スイッチは、インサート成型により複数の固定接点と一体的に成型された第1の成型樹脂と、第1の成型樹脂の上部に配置され、複数の固定接点同士を接離させる可動部材と、インサート成型の際に複数の固定接点を支持したピンにより形成された第1の成型樹脂の貫通孔を塞ぐように成型された第2の成型樹脂とを有する。

Description

本発明は、スイッチおよびその製造方法に関する。
図9は、携帯電話やオーディオ装置などの電子機器に広く用いられているプッシュスイッチ100の模式的な縦断面図である。プッシュスイッチ100は、中央接点112、外側接点114、ケース120、タクトバネ160、押下部材170および保護シート180を有する。中央接点112と外側接点114は金属板で構成され、ケース120の内側の表面上に露出した状態で固定される。ケース120は樹脂成型により構成され、内側に、タクトバネ160を収納する凹部125を有する。タクトバネ160は、凸型のドーム形状の金属薄板であり、その端部が外側接点114に接するように凹部125内に配置される。押下部材170は、タクトバネ160と保護シート180の間に配置され、プッシュスイッチ100に加えられた操作荷重をタクトバネ160に伝達する。保護シート180は可とう性の絶縁樹脂シートで構成され、その端部がケース120の上面端部に接着されてタクトバネ160と押下部材170を凹部125内に封入する。
プッシュスイッチ100が保護シート180の上から押下されると、その操作荷重によりタクトバネ160のドーム形状が反転する。これにより、中央接点112と外側接点114が導通して、スイッチがONになる。また、操作荷重がなくなると、タクトバネ160のドーム形状が復元され、中央接点112と外側接点114が導通しなくなって、スイッチがOFFになる。
プッシュスイッチ100の製造時には、例えば特許文献1に記載されているように、まず、インサート成型によりケース120が中央接点112および外側接点114と一体に成型される。そして、その後で、タクトバネ160、押下部材170および保護シート180が取り付けられる。インサート成型では、ケース120の形状に合わせた金型200から上方に突出するピン210により、中央接点112および外側接点114となる金属板(リードフレーム)が下側から支持され、ピン210と図示しない上側のピンとの間に金属板が挟まれて固定された上で、金型200内に樹脂が注入される。こうして金属板と一体に成型されたケース120では、ピン210に対応する箇所(エジェクタピン跡)が貫通孔121となり、ここから金属板が露出する。
特開2013−191482号公報
ケース120に貫通孔121が形成されていると、インサート成型の後に行われるリフロー半田実装で使用されるフラックスまたはフラックスを除去するために使用される洗浄液などの溶剤300が、図10に示すように、貫通孔121から金属板と成型樹脂の界面に入り込むことがある。すると、例えばフラックスは絶縁物なので、フラックスが付着した部分は導通しなくなり、接点不良が発生し得る。また、フラックスがパターン表面に析出した場合には、腐食が発生する可能性もある。
こうした溶剤の浸入を防ぐためには、例えば特許文献1に記載されているように、ケース120の底面を粘着性の絶縁シートで被覆することが考えられる。しかしながら、この場合には、成型樹脂と絶縁シートが粘着剤で固定されるため、溶剤への耐性が弱く、依然として金属板と成型樹脂の界面から溶剤が浸入する可能性が残る。また、シートによる被覆では、リフロー半田実装の際、貫通孔121内の空気が膨張して、絶縁シートが膨らむため、製品の平坦度が損なわれ、実装不良が引き起こされる可能性もある。
そこで、本発明は、本構成を有しない場合と比較して、外部からの溶剤浸入をより確実に防止するスイッチおよびその製造方法を提供することを目的とする。
インサート成型により複数の固定接点と一体的に成型された第1の成型樹脂と、第1の成型樹脂の上部に配置され、複数の固定接点同士を接離させる可動部材と、インサート成型の際に複数の固定接点を支持したピンにより形成された第1の成型樹脂の貫通孔を塞ぐように成型された第2の成型樹脂とを有するスイッチが提供される。
第2の成型樹脂は、第1の成型樹脂の下方から貫通孔を塞ぐとともに、第1の成型樹脂の側面を被覆することで、第1の成型樹脂と協働して可動部材を内部に収納するケースを形成することが好ましい。
ケースの側面には第1の成型樹脂と第2の成型樹脂との境界線がないことが好ましい。
また、インサート成型により複数の固定接点と一体的に第1の成型樹脂を成型する工程と、複数の固定接点同士を接離させる可動部材を第1の成型樹脂の上部に配置する工程と、インサート成型の際に複数の固定接点を支持したピンにより形成された第1の成型樹脂の貫通孔を塞ぐように第2の成型樹脂を成型する工程とを有するスイッチの製造方法が提供される。
上記のスイッチおよびその製造方法によれば、本構成を有しない場合と比較して、外部からの溶剤浸入をより確実に防止することが可能になる。
プッシュスイッチ1の上面斜視図である。 プッシュスイッチ1の下面斜視図である。 プッシュスイッチ1の分解斜視図である。 プッシュスイッチ1のIV−IV線断面図である。 プッシュスイッチ2の上面斜視図である。 プッシュスイッチ2の下面斜視図である。 プッシュスイッチ2の分解斜視図である。 プッシュスイッチ2のVIII−VIII線断面図である。 プッシュスイッチ100の模式的な縦断面図である。 ケース120の貫通孔121からの溶剤300の浸入を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、スイッチおよびその製造方法について説明する。ただし、本発明は図面または以下に記載される実施形態には限定されないことを理解されたい。
図1〜図4は、それぞれ、プッシュスイッチ1の上面斜視図、下面斜視図、分解斜視図および図1のIV−IV線断面図である。プッシュスイッチ1は、主要な構成要素として、リードフレーム10、第1の成型樹脂20、第2の成型樹脂30、タクトバネ60、押下部材70および保護シート80を有する。プッシュスイッチ1は、操作箇所に押下部材70による突起部が付いたタクトスイッチであり、例えば、平面が3mm×2mm、高さが1mmの大きさを有する。
リードフレーム10は、図3に示すように、中央接点12および電極13に相当する部分を含む金属板と、外側接点14および電極15に相当する部分を含む金属板により構成される。中央接点12は、第1の成型樹脂20の凹部25内の中央に固定される円板状の金属片である。一方、外側接点14は、中央接点12を囲むように、凹部25内における第1の成型樹脂20の内壁に沿って、第1の成型樹脂20内に固定される略コの字型の金属片である。中央接点12と外側接点14は、複数の固定接点の一例であり、タクトバネ60によって互いに導通または非導通の状態になる。図1〜図3に示すように、中央接点12は、プッシュスイッチ1の側面から外側に突出する矩形の金属片である電極13に接続されるとともに、外側接点14は、その反対側の側面から外側に突出する矩形の金属片である電極15に接続される。電極13,15を介してプッシュスイッチ1は外部機器に接続される。
第1の成型樹脂20は、図3および図4に示すように、中央にタクトバネ60が収納される略矩形の凹部25を有し、凹部25の底面上に中央接点12と外側接点14が露出するように、インサート成型により成型される。第1の成型樹脂20の底面は、凹部25の四隅と中央に対応する位置に、インサート成型の際に金型のピンにより形成された計5個の円形の貫通孔21を有する。このうち、図3には2個の、図4には中央の1個の貫通孔21が示されている。また、第1の成型樹脂20の底面は、インサート成型されたときの金型の形状により、凹部25の各辺の中央に対応する位置に、計4個の円柱状の突出部22を有する。このうち、図3には1個の、図4には2個の突出部22が示されている。
第2の成型樹脂30は、第1の成型樹脂20がインサート成型されたときにリードフレーム10を支持したピンにより形成された第1の成型樹脂20の貫通孔21を塞ぐように成型される。すなわち、第2の成型樹脂30は、第1の成型樹脂20が成型された後で、第1の成型樹脂20の下部に第1の成型樹脂20と同じ樹脂を流し込んで、貫通孔21を埋めるように成型される。第2の成型樹脂30は、図3に示すように、第1の成型樹脂20の貫通孔21の位置に合わせて、上方に突出し、貫通孔21を塞ぐ5個の円柱状の突出部31を有する。また、第2の成型樹脂30は、第1の成型樹脂20の突出部22の位置に合わせて、突出部22が嵌る4個の円形の貫通孔32を有する。
第2の成型樹脂30は、第1の成型樹脂20の下部に嵌められることで、第1の成型樹脂20と協働して、タクトバネ60を内部に収納するケースを形成する。プッシュスイッチ1では、図1、図2および図4に示すように、そのケースの四方の側面および底面に、第1の成型樹脂20と第2の成型樹脂30との樹脂境界Sが形成される。
タクトバネ60は、図3および図4に示すように、円形で凸型のドーム形状を有する金属薄板であり、その端部が外側接点14に接するように、第1の成型樹脂20の上部(凹部25の底面上)に配置される。タクトバネ60は、可動部材の一例であり、操作荷重が加えられることにより変形して、中央接点12と外側接点14を接離させる。すなわち、タクトバネ60は、操作荷重がかけられて押下されると、ドーム形状の湾曲がつぶれるように変形し、その少なくとも中央部分が反転して中央接点12に接触する。これにより、中央接点12と外側接点14が導通して、スイッチがONになる。また、タクトバネ60は、操作荷重がなくなると、もとのドーム形状が復元される。これにより、中央接点12と外側接点14が導通しなくなって、スイッチがOFFになる。タクトバネ60は、その中央部分だけが凹型に変形するものでもよいし、全体が凹型に変形するものでもよい。
押下部材70は、タクトバネ60を押下するための樹脂製の部材(アクチュエータ)であり、図4に示すように、タクトバネ60と保護シート80の間に配置され、これらによって固定(挟持)される。押下部材70は、図示しない押し子が押下されたときに、その押し込む力(操作荷重)をタクトバネ60に伝達するように機能する。
保護シート80は、可とう性の絶縁樹脂シートであり、その端部が第1の成型樹脂20の上面端部に接着されて凹部25を覆う。保護シート80は、第1の成型樹脂20および第2の成型樹脂30とともに、タクトバネ60と押下部材70を凹部25内に封入(密封)する。
第2の成型樹脂30が第1の成型樹脂20の下部に嵌められることで、第1の成型樹脂20の貫通孔21はすべて塞がれ、プッシュスイッチ1の底面は平坦な面となる。これにより、例えばインサート成型の後に行われるリフロー半田実装の際に、インサート成型のピン跡による貫通孔21からフラックスなどの溶剤がプッシュスイッチ1の内部に浸入することが防止される。
図5〜図8は、それぞれ、プッシュスイッチ2の上面斜視図、下面斜視図、分解斜視図および図5のVIII−VIII線断面図である。プッシュスイッチ2は、主要な構成要素として、リードフレーム10、第1の成型樹脂40、第2の成型樹脂50、タクトバネ60、押下部材70および保護シート80を有する。プッシュスイッチ2は、第1の成型樹脂40と第2の成型樹脂50の形状のみがプッシュスイッチ1とは異なる。そこで、以下では、プッシュスイッチ2について、第1の成型樹脂40と第2の成型樹脂50を中心に説明し、それ以外の構成要素については重複する説明を省略する。
上記の通り、プッシュスイッチ1では、そのケースの四方の側面に、第1の成型樹脂20と第2の成型樹脂30との樹脂境界Sが形成される。第1の成型樹脂20と第2の成型樹脂30は同じ樹脂であるため密着性はよいが、プッシュスイッチ1の操作時に垂直方向に操作荷重(応力)が加えられると、特にケース側面の樹脂境界Sにおいて、応力の影響によりクラック(剥離)が発生する可能性がある。そこで、プッシュスイッチ2では、第1の成型樹脂40の側面を第2の成型樹脂50により被覆することで、ケース側面の樹脂境界をなくし、応力への耐性を強化する。
第1の成型樹脂40は、図7および図8に示すように、中央にタクトバネ60が収納される略矩形の凹部45を有し、凹部45の底面上に中央接点12と外側接点14が露出するように、インサート成型により成型される。第1の成型樹脂40の底面は、凹部45の四隅と中央に対応する位置に、インサート成型の際に金型のピンにより形成された計5個の円形の貫通孔41を有する。このうち、図7には4個の、図8には中央の1個の貫通孔41が示されている。また、第1の成型樹脂40の底面は、インサート成型されたときの金型の形状により、凹部45の各辺の中央に対応する位置に、計4個の円柱状の突出部42を有する。このうち、図7には1個の、図8には2個の突出部42が示されている。さらに、プッシュスイッチ2では、第1の成型樹脂40の上面は、凹部45の外側における四隅に、第2の成型樹脂50に接合されるための、計4個の円柱状の樹脂ボス43を有する。
第2の成型樹脂50は、第1の成型樹脂40がインサート成型されたときにリードフレーム10を支持したピンにより形成された第1の成型樹脂40の貫通孔41を塞ぐとともに、第1の成型樹脂40の四方の側面を被覆するように成型される。すなわち、第2の成型樹脂50は、第1の成型樹脂40が成型された後で、第1の成型樹脂40の下部および側方に第1の成型樹脂40と同じ樹脂を流し込んで、貫通孔41を埋め、かつプッシュスイッチ2の四方の側壁を形成するように成型される。
第2の成型樹脂50は、図7に示すように、第1の成型樹脂40の貫通孔41の位置に合わせて、上方に突出し、貫通孔41を塞ぐ5個の円柱状の突出部51を有する。また、第2の成型樹脂50は、第1の成型樹脂40の突出部42の位置に合わせて、突出部42が嵌る4個の円形の貫通孔52を有する。突出部51と貫通孔52は、第1の成型樹脂40の凹部45に対応する第2の成型樹脂50の凹部55内に形成される。さらに、プッシュスイッチ2では、第2の成型樹脂50の上面は、凹部55の外側における四隅に、第1の成型樹脂40の樹脂ボス43が嵌る計4個の円形の貫通孔53を有する。なお、図5では貫通孔53に嵌められた樹脂ボス43が保護シート80により覆われた状態を示しているが、樹脂ボス43の上面は保護シート80で覆われていなくてもよい。
第2の成型樹脂50は、第1の成型樹脂40を包み込むように成型されることで、第1の成型樹脂40と協働して、タクトバネ60を内部に収納するケースを形成する。プッシュスイッチ2では、図5、図6および図8に示すように、そのケースの上面と底面のみに第1の成型樹脂40と第2の成型樹脂50との樹脂境界Sが形成されており、ケースの四方の側面には樹脂境界は形成されていない。
樹脂境界には、例えば熱による収縮および膨張により微妙な隙間ができることがあるが、プッシュスイッチ2では、ケース側面に樹脂境界Sがないため、ケース側面からの溶剤などの浸入が防止される。したがって、プッシュスイッチ2では、プッシュスイッチ1よりもさらに確実に、例えばリフロー半田実装時にフラックスがケース内部に浸入することが防止される。また、ケース側面に樹脂境界がないことで、プッシュスイッチ2では、プッシュスイッチ1よりも樹脂境界からリードフレーム10までの距離が長くなるので、仮に浸入があったとしても、浸入した溶剤などがリードフレーム10まで到達しにくくなる。さらに、プッシュスイッチ2では、第1の成型樹脂40を包み込むように第2の成型樹脂50が成型されているため、プッシュスイッチ1よりも垂直方向の応力に対しても強い構造となり、応力による樹脂界面Sでのクラックの発生も抑制される。
なお、可動部材は必ずしも凸型のドーム形状のバネでなくてもよい。また、固定接点の形状および配置も、可動接点に応じて適宜変更可能であり、上記したものには限定されない。また、上記した第1の成型樹脂20,40および第2の成型樹脂30,50の構成は、例えば2段階以上の状態が切り換えられる多段のプッシュスイッチにも適用可能であり、さらに、縦方向に押下されるプッシュスイッチに限らず、例えば横方向に操作されるスライド式のスイッチにも適用可能である。

Claims (4)

  1. インサート成型により複数の固定接点と一体的に成型された第1の成型樹脂と、
    前記第1の成型樹脂の上部に配置され、前記複数の固定接点同士を接離させる可動部材と、
    前記インサート成型の際に前記複数の固定接点を支持したピンにより形成された前記第1の成型樹脂の貫通孔を塞ぐように成型された第2の成型樹脂と、
    を有することを特徴とするスイッチ。
  2. 前記第2の成型樹脂は、前記第1の成型樹脂の下方から前記貫通孔を塞ぐとともに、前記第1の成型樹脂の側面を被覆することで、前記第1の成型樹脂と協働して前記可動部材を内部に収納するケースを形成する、請求項1に記載のスイッチ。
  3. 前記ケースの側面には前記第1の成型樹脂と前記第2の成型樹脂との境界線がない、請求項2に記載のスイッチ。
  4. インサート成型により複数の固定接点と一体的に第1の成型樹脂を成型する工程と、
    前記複数の固定接点同士を接離させる可動部材を前記第1の成型樹脂の上部に配置する工程と、
    前記インサート成型の際に前記複数の固定接点を支持したピンにより形成された前記第1の成型樹脂の貫通孔を塞ぐように第2の成型樹脂を成型する工程と、
    を有することを特徴とするスイッチの製造方法。
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