JPWO2016047727A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

UL伝送においてLBTを適用する場合であっても、通信品質の劣化を抑制すること。無線基地局から送信されるDLデータ信号に対する送達確認信号を送信する送信部と、上りリンクにおけるLBT(Listen Before Talk)結果に基づいて送達確認信号の送信を制御する制御部と、を有し、制御部は、送達確認信号を所定のULサブフレームで送信する場合、所定のULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じて送達確認信号のフィードバックタイミングを決定する。

Description

本発明は、次世代の通信システムに適用可能なユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。また、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))も検討され、仕様化されている(Rel.10/11)。
LTE−Aシステムでは、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するスモールセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成されるHetNet(Heterogeneous Network)が検討されている。また、HetNetでは、マクロセル(マクロ基地局)とスモールセル(スモール基地局)間で同一周波数帯だけでなく、異なる周波数帯のキャリアを用いることも検討されている。
さらに、将来の無線通信システム(Rel.12以降)では、LTEシステムを、通信事業者(オペレータ)にライセンスされた周波数帯域(Licensed band)だけでなく、ライセンス不要の周波数帯域(Unlicensed band)で運用するシステム(LTE−U:LTE Unlicensed)も検討されている。特に、ライセンスバンドを前提として非ライセンスバンドを運用するシステム(LAA:Licensed-Assisted Access)も検討されている。なお、非ライセンスバンドでLTE/LTE−Aを運用するシステムを総称して「LAA」と呼ぶ場合もある。ライセンスバンド(Licensed band)は、特定の事業者が独占的に使用することを許可された帯域であり、非ライセンスバンド(Unlicensed band)は特定事業者に限定せずに無線局を設置可能な帯域である。
非ライセンスバンドとして、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯や5GHz帯、ミリ波レーダーを使用可能な60GHz帯等の利用が検討されている。このような非ライセンスバンドをスモールセルで適用することも検討されている。
既存のLTEでは、ライセンスバンドでの運用が前提となっているため、各オペレータに対して異なる周波数帯域が割当てられている。しかし、非ライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の事業者のみの使用に限られない。また、非ライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の無線システム(たとえばLTE、Wi−Fi等)の使用に限られない。このため、あるオペレータのLAAで利用する周波数帯域は、他のオペレータのLAAやWi−Fiで利用する周波数帯域と重なる可能性がある。
非ライセンスバンドでは、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調または連携などがなされずに運用されることも想定される。また、異なるオペレータや非オペレータ間では、無線アクセスポイント(AP、TPとも呼ぶ)や無線基地局(eNB)の設置も互いに協調・連携せずに行うことが想定される。この場合、緻密なセルプランニングができないこと、そして干渉制御が行えないことから、非ライセンスバンドでは、ライセンスバンドとは異なり大きな相互干渉が生じるおそれがある。
そのため、非ライセンスバンドでLBT/LTE−Aシステム(LTE−U)を運用する場合、当該非ライセンスバンドで運用されるWi−Fi等の他システムや他オペレータのLTE−Uとの相互干渉を考慮して動作することが望まれる。非ライセンスバンドにおける相互干渉を避けるために、LTE−U基地局/ユーザ端末が、信号の送信前にリスニングを行い、他の基地局/ユーザ端末が通信を行っているか確認することが検討されている。このリスニング動作を、LBT(Listen Before Talk)ともいう。
しかし、LTE−U基地局/ユーザ端末がLBT結果に基づいて送信を制御(例えば、送信可否を決定)する場合、LBT結果によっては信号の送信が制限され、所定タイミングでの信号送信が出来なくなるおそれがある。かかる場合、LTE−Uにおいて信号遅延、信号切断又はセルの検出ミス等が発生し、信号品質が劣化してしまう。
例えば、LTE/LTE−Aシステムでは、ユーザ端末はDLデータ信号に対して再送応答信号(HARQ-ACK、又はA/Nとも呼ぶ)を所定のタイミングでフィードバックする。しかし、UL−LBTの結果によってUL伝送が制限される場合、再送応答信号をフィードバックすることが出来なくなるおそれがある。その結果、無線基地局はユーザ端末におけるDL信号の受信状況を適切に把握することができず通信品質が劣化するおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、UL伝送においてLBTを適用する場合であっても、通信品質の劣化を抑制することができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の一とする。
本発明のユーザ端末の一態様は、無線基地局から送信されるDLデータ信号に対する送達確認信号を送信する送信部と、上りリンクにおけるLBT(Listen Before Talk)結果に基づいて送達確認信号の送信を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、送達確認信号を所定のULサブフレームで送信する場合、前記所定のULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じて送達確認信号のフィードバックタイミングを決定することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、UL伝送においてLBTを適用する場合であっても、通信品質の劣化を抑制することが可能となる。
非ライセンスバンドでLTEを利用する場合の運用形態の一例を示す図である。 非ライセンスバンドでLTEを利用する場合の運用形態の一例を示す図である。 TDD UL/DL構成及び各UL/DL構成におけるHARQ-ACKタイミングを示す図である。 UL−LBTを適用する場合の再送制御を説明する図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKタイミングのテーブルの一例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の一例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の他の例を示す図である。 LBTを実施する場合の無線フレーム構成の一例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバックのフローチャートの一例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKタイミングのテーブルの他の例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の他の例を示す図である。 HARQ-ACKタイミングとUL−LBTサブフレームが衝突する場合の一例を示す図である。 UL−LBTサブフレームを考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の一例を示す図である。 UL−LBTサブフレームを考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の他の例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の他の例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の他の例を示す図である。 LBT結果を考慮したHARQ-ACKのフィードバック制御の他の例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、非ライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LTE−U)の運用形態の一例を示している。図1に示すように、LTEを非ライセンスバンドで用いるシナリオとして、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)、デュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)又はスタンドアローン(SA:Stand Alone)などの複数のシナリオが想定される。
図1Aは、ライセンスバンド及び非ライセンスバンドを用いて、キャリアアグリゲーション(CA)を適用するシナリオを示している。CAは、複数の周波数ブロック(コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)、セルとも呼ぶ)を統合して広帯域化する技術である。各CCは、例えば、最大20MHzの帯域幅を有し、最大5つのCCを統合する場合には最大100MHzの広帯域が実現される。
図1Aに示す例では、ライセンスバンドを利用するマクロセル及び/又はスモールセルと、非ライセンスバンドを利用するスモールセルとがCAを適用する場合を示している。CAが適用される場合、1つの無線基地局のスケジューラが複数のCCのスケジューリングを制御する。このことから、CAは基地局内CA(intra-eNB CA)と呼ばれてもよい。
この場合、非ライセンスバンドを利用するスモールセルは、DL伝送専用に用いるキャリアを用いてもよいし(シナリオ1A)、UL伝送及びDL伝送を行うTDDを用いてもよい(シナリオ1B)。なお、ライセンスバンドでは、FDD及び/又はTDDを利用することができる。
また、ライセンスバンドと非ライセンスバンドを一つの送受信ポイント(例えば、無線基地局)から送受信する構成(Co-located)とすることができる。この場合、当該送受信ポイント(例えば、LTE/LTE−U基地局)は、ライセンスバンド及び非ライセンスバンドの両方を利用してユーザ端末と通信を行うことができる。あるいは、ライセンスバンドと非ライセンスバンドを異なる送受信ポイント(例えば、一方を無線基地局、他方を無線基地局に接続されるRRH(Remote Radio Head))からそれぞれ送受信する構成(non-co-located)とすることも可能である。
図1Bは、ライセンスバンド及び非ライセンスバンドを用いて、デュアルコネクティビティ(DC)を適用するシナリオを示している。DCは、複数のCC(又はセル)を統合して広帯域化する点はCAと同様である。一方で、CAでは、CC(又はセル)間がIdeal backhaulで接続され、遅延時間の非常に小さい協調制御が可能であることを前提しているのに対し、DCでは、セル間が遅延時間の無視できないNon−ideal backhaulで接続されるケースを想定している。
したがって、デュアルコネクティビティでは、セル間が別々の基地局で運用され、ユーザ端末は異なる基地局で運用される異なる周波数のセル(又はCC)に接続して通信を行う。このため、デュアルコネクティビティが適用される場合、複数のスケジューラが独立して設けられ、当該複数のスケジューラがそれぞれの管轄する1つ以上のセル(CC)のスケジューリングを制御する。このことから、デュアルコネクティビティは基地局間CA(inter-eNB CA)と呼ばれてもよい。なお、デュアルコネクティビティにおいて、独立して設けられるスケジューラ(すなわち基地局)ごとにキャリアアグリゲーション(Intra-eNB CA)を適用してもよい。
図1Bに示す例では、ライセンスバンドを利用するマクロセルと、非ライセンスバンドを利用するスモールセルとがDCを適用する場合を示している。この場合、非ライセンスバンドを利用するスモールセルは、DL伝送専用に用いるキャリアを用いてもよいし(シナリオ2A)、UL伝送及びDL伝送を行うTDDを用いてもよい(シナリオ2B)。なお、ライセンスバンドを利用するマクロセルでは、FDD及び/又はTDDを利用することができる。
図1Cに示す例では、非ライセンスバンドを用いてLTEを運用するセルが単体で動作するスタンドアローンを適用している。ここで、スタンドアローンとは、CAやDCの適用無しで、端末との通信を実現できることを意味している。シナリオ3では、非ライセンスバンドはTDDバンドで運用することができる。
また、上記図1A、図1Bに示すCA/DCの運用形態では、例えば、ライセンスバンドCC(マクロセル)をプライマリセル(PCell)、アンライセンスバンドCC(スモールセル)をセカンダリセル(SCell)として利用することができる(図2参照)。ここで、プライマリセル(PCell)とは、CA/DCを行う場合にRRC接続やハンドオーバを管理するセルであり、端末からのデータやフィードバック信号を受信するためにUL伝送も必要となるセルである。プライマリセルは、上下リンクともに常に設定される。セカンダリセル(SCell)とは、CA/DCを適用する際にプライマリセルに加えて設定する他のセルである。セカンダリセルは、下りリンクだけ設定することもできるし、上下リンクを同時に設定することもできる。
なお、上記図1A(CA)や図1B(DC)に示すように、LTE−Uの運用においてライセンスバンドのLTE(Licensed LTE)があることを前提とした形態を、LAA(Licensed-Assisted Access)又はLAA−LTEとも呼ぶ。LAAでは、ライセンスバンドLTE及びアンライセンスバンドLTEが連携してユーザ端末と通信する。LAAにおいて、ライセンスバンドを利用する送信ポイント(例えば、無線基地局)とアンライセンスバンドを利用する送信ポイントが離れている場合には、バックホールリンク(例えば、光ファイバやX2インタフェースなど)で接続された構成とすることができる。
ところで、既存のLTEでは、ライセンスバンドでの運用が前提となっているため、各オペレータに対して異なる周波数帯域が割当てられている。しかし、アンライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の事業者のみの使用に限られない。アンライセンスバンドでLTEを運用する場合、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調及び/又は連携などがなされずに運用されることも想定される。この場合、アンライセンスバンドにおいて、複数のオペレータやシステムが同一周波数を共有して利用することとなるため、相互干渉が生じるおそれがある。
このため、非ライセンスバンドにおいて運用されるWi−Fiシステムでは、LBT(Listen Before Talk)メカニズムに基づくキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)が採用されている。具体的には、各送信ポイント(TP:Transmission Point)、アクセスポイント(AP:Access Point)、Wi−Fi端末(STA:Station)等が、送信を行う前にリスニング(CCA:Clear Channel Assessment)を実行し、所定レベルを超える信号が存在しない場合にのみ送信を行う方法等が用いられている。所定レベルを超える信号が存在する場合には、ランダムに与えられる待ち時間を設け、その後再びリスニングを行う。
そこで、非ライセンスバンドで運用するLTE/LTE−Aシステム(例えば、LAA)においてもWi−Fiシステムと同様に、LBT(Listen Before Talk)を適用した送信制御を行うことが検討されている。
例えば、LTE−U基地局及び/又はユーザ端末は、非ライセンスバンドセルにおいて信号を送信する前にリスニング(LBT)を行い、他システム(たとえば、Wi−Fi)や他オペレータのLTE−Uが通信を行っているか確認する。リスニングの結果、他システムや別のLAAの送信ポイントからの信号を検出しなければ(LBT_idle)、信号の送信を行う。一方で、リスニングの結果、他システムや他のLAAの送信ポイントからの信号を検出した場合(LBT_busy)、LTE−U基地局及び/又はユーザ端末は、信号の送信を制限する。信号送信の制限としては、DFS(Dynamic Frequency Selection)により別キャリアに遷移する、送信電力制御(TPC)を行う、又は、信号送信を待機(停止)することができる。
このように、非ライセンスバンドで運用するLTE/LTE−Aシステム(例えば、LAA)の通信においてLBTを適用することにより、他のシステムとの干渉等を低減することが可能となる。しかし、本発明者等は、LTE/LTE−Aの通信においてLBTを適用する場合、通信品質が劣化するおそれがあることを見出した。
例えば、LBTを適用する場合に再送制御(Hybrid ARQ)を適用する場合を想定する。LTE/LTE−Aにおいて、ユーザ端末は下り信号(例えば、PDSCH)に対する送達確認信号(HARQ-ACK、又はA/Nとも呼ぶ)を所定のタイミングで送信する。具体的には、FDDを適用する場合、ユーザ端末はDL信号受信後の4ms後にHARQ-ACKをフィードバックする。また、TDDを適用する場合、ユーザ端末はUL/DL構成毎にあらかじめ定義されたHARQ-ACKタイミングに基づいてHARQ-ACKをフィードバックする。
そのため、ユーザ端末は、非ライセンスバンドにおいても、下り共有チャネル(PDSCH)に対する送達確認信号を上り制御チャネル(PUCCH)及び/又は上り共有チャネル(PUSCH)を用いて所定タイミングで送信することが考えられる。
しかし、LBT結果によりUL伝送を行えない場合(LBT_busy)、上述したLTE/LTE−A(例えば、ライセンスバンド)で適用されるHARQ-ACK(A/N)タイミングでは、送達確認信号を適切にフィードバックできなくなる。以下に、TDDを適用する場合に(例えば、上記シナリオ1B、2Bの非ライセンスバンド等)、LTE/LTE−Aで規定されているHARQ-ACKタイミングを適用する場合について説明する。
LTE/LTE−Aで利用されるTDDでは、ULサブフレームとDLサブフレーム間の送信比率が異なる複数のフレーム構成(UL/DL configuration(UL/DL構成))が規定されている(図3A参照)。Rel.11までのLTE/LTE−Aでは、UL/DL構成0〜6の7つのフレーム構成が規定されており、サブフレーム#0と#5は下りリンクに割当てられ、サブフレーム#2は上りリンクに割当てられる。また、UL/DL構成0、1、2、6では、DLサブフレームからULサブフレームへの変更点の周期が5ms、UL/DL構成3、4、5では、DLサブフレームからULサブフレームへの変更点の周期が10msとなっている。
また、UL/DL構成毎に、ULサブフレームでフィードバックする送達確認信号(HARQ-ACK)に対応するDLサブフレーム/特別サブフレームが規定されている(図3B参照)。具体的に、図3Bのテーブルでは、各ULサブフレームでフィードバックされる送達確認信号に対応するDLサブフレーム/特別サブフレーム番号が規定されている。より具体的には、ユーザ端末は、それぞれのUL/DL構成が設定されたときに、サブフレーム番号nのULサブフレームにおいて、サブフレーム番号n−kのDLサブフレーム/特別サブフレームで受信した下り共有チャネル(PDSCH)に対する送達確認信号を送信する。ここで、kは図3Bのテーブルに記載された数字に相当する。例えば、図3BでUL/DL構成1の場合、サブフレーム番号2及び7のULサブフレームでは、それぞれサブフレーム番号5・6及び0・1のDLサブフレーム/特別サブフレームで受信した下り共有チャネル(PDSCH)に対する送達確認信号を送信する。
なお、LTEでは、HARQによる合成・再送処理により処理が遅延するのを避けるために、複数の異なるHARQプロセス(DL HARQ process)を独立に並列処理できる。ユーザ端末は、データバッファ用メモリを最大HARQプロセス数(No of DL HARQ processes)だけ分割し、受信するデータに対応するHARQプロセス番号に応じて、受信データを異なるHARQプロセス用のメモリにバッファしHARQを適用する。なお、受信データがいずれのHARQプロセス番号に対応するデータであるかという情報は、PDSCHを割当てるスケジューリング制御信号(PDCCH)により通知される。HARQプロセスの数は、同一のHARQプロセス番号を再利用できるまでの時間(送達確認信号を受信し、判定OKを検出するまでの時間、HARQ Round Trip Time)に依存する。このためTDDでは、最大HARQプロセス数はUL/DL構成ごとに異なる。例えばUL/DL構成5を適用する場合、最大HARQプロセス数は15となる。
例えば、UL/DL構成1では、ULサブフレームとなるSF#2において、当該SF#2より6サブフレームと7サブフレーム前のDLサブフレーム/特別サブフレームに対応する送達確認信号をフィードバックする。また、ULサブフレームとなるSF#7についてもSF#2と同様である。また、ULサブフレームとなるSF#8において、当該SF#8より4サブフレーム前のDLサブフレームに対応する送達確認信号をフィードバックする(図4A参照)。
しかし、上述したように、UL−LBTを適用する場合、LBTの結果次第ではULサブフレームが利用できない場合(LBT_busy)が生じる。かかる場合、ユーザ端末は図3Bのようにあらかじめ定義されたタイミングでHARQ-ACKをフィードバックすることが出来なくなる。例えば、UL/DL構成1を適用する際に、UL−LBT結果がLBT_busyである場合、ユーザ端末はULサブフレーム(SF#2、#3、#7、#8の一部又は全部)における送信が出来ず、送達確認信号を適切にフィードバックすることが出来なくなる(図4B参照)。その結果、通信品質が劣化するおそれがある。
そこで、本発明者等は、ULにおいてLBTが適用される場合に当該LBTの結果を考慮して送達確認信号をフィードバックするタイミングを制御することにより、LBTを適用する場合(例えば、UL伝送が制限される場合)でも適切に送達確認信号をフィードバックできることを着想した。
例えば、LBTの結果、所定期間(例えば、LBT周期の間)ULサブフレームが利用できない場合に、送達確認信号のフィードバックタイミングを遅延(Pending)するように制御する。また、LBTを行うULサブフレーム(LBTサブフレーム)において送達確認信号のフィードバックが行えない場合、送達確認信号のフィードバックタイミングを遅延するように制御する。
以下に本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、TDDのULにおいてLBTを適用する場合を例に挙げて説明するが本実施の形態はこれに限られない。以下に示す構成は、LBTにより信号送信が制限される際の送達確認信号(HARQ-ACK、A/N)の制御方法に対して適用することができる。
(第1の態様)
第1の態様では、LBTの結果によりユーザ端末におけるUL伝送が制限される場合(LBT_busy)に、UL伝送が制限されるULサブフレームに割当てられる送達確認信号を所定タイミング遅延して送信を制御する場合について説明する。以下の説明では、LBTを所定の無線フレーム単位で実施する場合、より具体的には、LBT周期(LBT periodicity)を、5ms又は10msとする場合を例に挙げて説明するが本実施の形態はこれに限られない。
(LBT periodicity=5msの場合)
LBT周期が無線フレーム(10サブフレーム)の半分である場合、ユーザ端末及び/又は無線基地局は、ハーフ無線フレーム(half-radio frame)単位でLBTの結果に基づいてHARQ-ACKのフィードバックを制御する。UL−LBTの結果がLBT_idleであり、HARQ-ACKをフィードバックする場合、ユーザ端末及び/又は無線基地局は、HARQ-ACKを送信する(HARQ-ACKを割当てる)ULサブフレームが配置されるハーフ無線フレームより前のハーフ無線フレームのLBT結果を考慮する。なお、設定されるLBT周期によっては、LBT_idleとなるULサブフレームより前のULサブフレームのLBT結果を考慮してもよい。
例えば、UL−LBTの結果、N番目のハーフ無線フレームNにおいてULサブフレームが利用できる場合(LBT_idle/LBT_available)、ユーザ端末及び/又は無線基地局は、当該ハーフ無線フレームNの一つ前のハーフ無線フレームN−1のLBT結果を考慮して再送制御(HARQ-ACKタイミング等)を制御する。
ハーフ無線フレームNがLBT_idleであり、ハーフ無線フレームN−1もLBT_idleである場合、ユーザ端末は既存のLTE/LTE−AにおけるHARQ-ACKタイミングを利用することができる。例えば、ハーフ無線フレームNにおけるHARQ-ACKタイミングとして、通信に適用するTDD UL/DL構成、又はHARQ-ACKタイミングを定めるDL参照UL/DL構成(DL-reference UL/DL configuration)で定義されているHARQ-ACKタイミングを利用することができる。
なお、DL-reference UL/DL configurationは、DL HARQ-ACKタイミングを参照するUL/DL構成をいう。DL参照UL/DL構成は、DL HARQ−ACKの送信タイミングを定めており、実際に通信を行う際のUL/DL構成とは異なっていても良い。また、UL HARQ−ACKの送信タイミングを定めるUL参照UL/DL構成とも異なっていても良い。これらは同一サービングセルにおいて時間方向で動的にUL/DL構成を変更するダイナミックTDD(eIMTA)や、異なるUL/DL構成を用いる複数のバンド(またはサービングセル)を束ねて通信するバンド間TDDキャリアアグリゲーションなどで利用することができる。
一方で、ハーフ無線フレームNがLBT_idleであり、ハーフ無線フレームN−1がLBT_busyである場合、ユーザ端末は、所定のUL/DL構成について、ハーフ無線フレームNにおけるHARQ-ACKタイミングを変更する。つまり、ユーザ端末は、ハーフ無線フレームNのULサブフレームに割当てるHARQ-ACKを変更してフィードバックを行う(図5参照)。所定のUL/DL構成としては、UL−DLスイッチング構成が5msとなるUL/DL構成0、1、2、6とすることができる。
つまり、ユーザ端末は、UL/DL構成0、1、2、6を適用している場合、ハーフ無線フレームNにおいて、HARQ-ACKタイミングに適用するUL/DL構成を変更する。異なるUL/DL構成としては、DL−ULスイッチング構成が10msとなるUL/DL構成3、4、5とすることができる。UL/DL構成の変更例としては、LBT_busyとなるハーフ無線フレームN−1における全てのサブフレームをDLサブフレームに置き換え、ハーフ無線フレームN−1とハーフ無線フレームNとを組み合わせた際のUL/DL構成を選択することができる。
例えば、UL/DL構成0を利用する場合、ハーフ無線フレームN−1がLBT_busy、ハーフ無線フレームNがLBT_idleとなったときは、ハーフ無線フレームNにおいてUL/DL構成3のHARQ-ACKタイミングを適用する。これにより、ハーフ無線フレームN−1のULサブフレームで送信できないHARQ-ACK(ハーフ無線フレームN−2以前のDLサブフレームのHARQ-ACK)を遅延してハーフ無線フレームNのULサブフレームで適切に送信できる。
また、UL/DL構成1を利用する場合にはUL/DL構成4に変更し、UL/DL構成2を利用する場合にはUL/DL構成5に変更することができる(図5参照)。図5に示す例では、変更前のUL/DL構成と変更後のUL/DL構成は、前半5サブフレームまでのUL/DL配置が同じとなっている(特別サブフレームをDLサブフレームと仮定)。このように、変更後のUL/DL構成として、変更前のUL/DL構成と前半5サブフレームにおけるUL/DL配置が同じ構成を選択することによりHARQ-ACKフィードバックを適切に制御することが可能となる。
図6にUL/DL構成1を適用するTDDにおいて、LBT周期を5msとする場合のHARQ-ACKタイミングの一例を示す。図6では、2つの無線フレーム(4つのハーフ無線フレーム)におけるHARQ-ACKタイミングを示している。ここでは、ハーフ無線フレームN−1、N、N+2ではULサブフレームが利用でき(LBT_idle)、ハーフ無線フレームN+1ではULサブフレームが利用できない(LBT_busy)場合を示している。
ハーフ無線フレームNにおけるUL−LBT結果はLBT_idleであるため、ユーザ端末及び/又は無線基地局は一つ前のハーフ無線フレームN−1のLBT結果を考慮してHARQ-ACKのフィードバックを制御する。ここでは、ハーフ無線フレームN−1のLBT結果もLBT_idleであるためUL/DL構成1のHARQ-ACKタイミングを利用する。つまり、ハーフ無線フレームN−1に配置されるDLサブフレーム0と特別サブフレーム1に対応するA/Nを、ハーフ無線フレームNに配置されるULサブフレーム7でフィードバックする。また、DLサブフレーム4に対応するA/Nを、ハーフ無線フレームNに配置されるULサブフレーム8でフィードバックする。
ハーフ無線フレームN+1におけるUL−LBT結果はLBT_busyであるため、ULサブフレームを利用することができない。この場合、当該ハーフ無線フレームN+1より前のハーフ無線フレームのDLサブフレーム/特別サブフレームに対応するA/Nをハーフ無線フレームN+1のULサブフレームでフィードバックすることができない。
ハーフ無線フレームN+2におけるUL−LBT結果はLBT_idleであるため、ユーザ端末及び/又は無線基地局は一つ前のハーフ無線フレームN+1のLBT結果を考慮してHARQ-ACKのフィードバックを制御する。ここでは、ハーフ無線フレームN+1のLBT結果がLBT_busyであるため、ユーザ端末はハーフ無線フレームN+2のULサブフレームに割当てるHARQ-ACKを変更してフィードバックを制御する。例えば、ユーザ端末は、上記図5のテーブルを参照して、ハーフ無線フレームN+2のULサブフレームに対してUL/DL構成4で適用するHARQ-ACKタイミングを適用する。
この場合、ユーザ端末は、ハーフ無線フレームN+1におけるサブフレームを“DDDDD”であると仮定してハーフ無線フレームN+2におけるHARQ-ACKのフィードバックを行う。つまり、ユーザ端末は、ハーフ無線フレームNに配置されるDLサブフレーム5、特別サブフレーム6、DLサブフレーム9、ハーフ無線フレームN+1に配置されるDLサブフレーム0に対応するHARQ-ACKを、ハーフ無線フレームN+2に配置されるULサブフレーム7を用いてフィードバックする。また、ユーザ端末は、ハーフ無線フレームN+1に配置される特別サブフレーム1、DLサブフレーム4に対応するHARQ-ACKを、ハーフ無線フレームN+2に配置されるULサブフレーム8でフィードバックする。
なお、無線基地局とユーザ端末は、変更後のHARQ-ACKタイミングとしてUL/DL構成4を適用する場合であっても、LBT_busyとなったハーフ無線フレームN+1のDLサブフレーム2、3には対応するHARQ-ACKが存在しないことを把握することができる。つまり、無線基地局とユーザ端末は、ハーフ無線フレームN+2におけるULサブフレーム8においてフィードバックされるHARQ-ACKの数が少ないこと(4→2)を認識して動作することができる。
図7はUL/DL構成6を適用するTDDにおいて、LBT周期を5msで行う場合のHARQ-ACKタイミングの一例を示す。また、ここでは、ハーフ無線フレームN、N+2、N+3、N+5ではULサブフレームが利用でき(LBT_idle)、ハーフ無線フレームN+1、N+4ではULサブフレームが利用できない(LBT_busy)場合を示している。
図7に示す場合、所定ハーフ無線フレームがLBT_idleであり当該所定ハーフ無線フレームの一つ前のハーフ無線フレームがLBT_busyの場合に、HARQ-ACKタイミングとしてUL/DL構成6と異なるUL/DL構成を適用(参照)する。UL/DL構成6と異なるUL/DL構成としては、LBT_busyとなるハーフ無線フレームが前半無線フレーム(1st half-frame)であればUL/DL構成4のHARQ-ACKタイミングを利用する。また、LBT_busyとなるハーフ無線フレームが後半無線フレーム(2nd half-frame)であればUL/DL構成3のHARQ-ACKタイミングを利用する。
図7では、ハーフ無線フレームN+2では、ハーフ無線フレームN+1(1st half-frame)がLBT_busyとなるため、UL/DL構成4のHARQ-ACKタイミングを利用してULサブフレームに対するHARQ-ACKの割当てを制御する。また、ハーフ無線フレームN+3ではハーフ無線フレームN+2がLBT_idleとなるため、UL/DL構成6のHARQ-ACKタイミングを利用する。また、ハーフ無線フレームN+5ではハーフ無線フレームN+4(2nd half-frame)がLBT_busyとなるため、UL/DL構成3のHARQ-ACKタイミングを利用する。
このように、ユーザ端末は、所定のUL/DL構成を適用してHARQ-ACKをフィードバックする場合に、少なくとも一つ前のハーフ無線フレーム(又はULサブフレーム)のLBT結果に基づいてHARQ-ACKタイミングに適用するUL/DL構成を制御することができる。これにより、UL−LBTを適用する場合であっても、ユーザ端末は、HARQ-ACKを適切に無線基地局へフィードバックすることが可能となる。
<UE/eNB動作>
ユーザ端末は、無線基地局から通信に適用するTDD UL/DL構成、及び/又はHARQ-ACKタイミングを定めるUL/DL構成(DL-reference UL/DL configuration)に関する情報を取得する。DL-reference UL/DL configurationは、UL/DL構成を変更するダイナミックTDD(eIMTAとも呼ぶ)において、HARQ-ACKフィードバックタイミングに利用されるUL/DL構成をいう。
また、ユーザ端末はLBTに関する情報(例えば、LBTサブフレーム又はLBTシンボルの情報等)を取得する。UL/DL構成に関する情報やLBTに関する情報は、報知信号(例えば、SIB(System Information Block)又はRRCシグナリング等の上位レイヤシグナリング等を用いて取得することができる。
LBTサブフレーム(又はLBTシンボル)の位置はTDD UL/DL構成に関連づいて定まる構成とすることができる。例えば、UL−LBTを特別サブフレームで実施する構成とすることができる。これにより、ユーザ端末へ通知する上位レイヤシグナリングのオーバーヘッドを低減することができる。
あるいは、LBTサブフレーム(又はLBTシンボル)の位置はTDD UL/DL構成とは独立して設定できる構成としてもよい。この場合、隣接基地局のサービングセル間でLBTサブフレームの位置をずらしたり、UL/DL構成を変える等の運用の自由度を高めることができる。
ユーザ端末は、取得した情報(例えば、UL/DL構成、DL-reference UL/DL configuration等)に基づいてLBT結果に応じたHARQ-ACKのフィードバック制御を行う。この際ユーザ端末は、上記図5に示すテーブルを保持し、当該テーブルに基づいてHARQ-ACKのフィードバックを制御することができる。図5に示すテーブルでは、各UL/DL構成(又はDL-reference UL/DL configuration)に対応して、HARQ-ACKタイミングに利用するUL/DL構成が規定されている。また、HARQ-ACKタイミングに利用するUL/DL構成は、一つ前のLBT周期の(例えば、一つ前のハーフ無線フレーム)のLBT結果(LBT_idleとLBT_busy)に基づいてそれぞれ定義することができる。
図8に、LBT周期(LBTサブフレーム又はLBTシンボルの割当て周期)が5msとなる場合の無線フレーム構成を示す。ここでは、UL/DL構成1を適用する場合を示しており、ユーザ端末は特別サブフレームが配置されるサブフレーム1とサブフレーム6においてUL−LBTを実施し、無線基地局はサブフレーム4とサブフレーム9においてDL−LBTを実施する場合を示している。
無線基地局は、DL−LBTサブフレーム(又はLBTシンボル)においてLBTを行う。LBTの結果、他の信号の検出によりLBT_busyと判断した場合、DL−LBT実施以降の次のDL−LBT機会までの間はDL送信を制限する(例えば、所定のチャネル占有率または送信電力を超えるようなDL送信を行わない等)。一方で、LBTの結果、LBT_idleと判断した場合、DL−LBT実施以降の次のDL−LBT機会までの間は前記の制限は行わずにDL送信を行う。
また、無線基地局はLBT_idleと判断した場合に、DL送信を行うリソース(DL送信リソース)までに利用できるリソースを用いてビーコン信号(BRS:Beacon RS)を送信することができる。DLにおいてBRS(DL−BRS)を用いてチャネル占有を他の無線基地局等に通知(宣言)することにより、周辺の無線基地局に対してLBT_busyと認識させることができる。また、BRSを送信することにより、受信側(ユーザ端末)に対して接続する無線基地局のLBT結果がLBT_idleであることを通知することができる。接続する無線基地局からのBRSを検出したユーザ端末は、その後に続くDLリソースにおいてDL受信に備えることができる。ビーコン信号の構成やリソース情報、またはビーコン信号に含まれるメッセージを利用して、BRSを検出したユーザ端末に対して、続くDL送信リソースでの制御情報や送信電力情報等を通知しても良い。この場合、続くDL送信リソースで送信すべき制御情報を予めビーコン信号に含めて送信できるので、DL送信リソースでの制御信号オーバーヘッドを削減することができる。
ユーザ端末は、UL−LBTサブフレーム(又はLBTシンボル)においてLBTを行う。LBTの結果、他の信号の検出によりLBT_busyと判断した場合、UL−LBT実施以降の次のUL−LBT機会までの間はUL送信を制限する(例えば、所定のチャネル占有率または送信電力を超えるようなUL送信を行わない等)。一方で、LBTの結果、LBT_idleと判断した場合、UL−LBT実施以降の次のUL−LBT機会までの間は前記の制限は行わずにUL送信を行う。
また、ユーザ端末はLBT_idleと判断した場合に、UL送信を行うリソース(UL送信リソース)までに利用できるリソースを用いてビーコン信号(BRS:Beacon RS)を送信することができる。ULにおいてBRS(UL−BRS)を用いてチャネル占有を他のユーザ端末及び/又は無線基地局等に通知(宣言)することにより、周辺のユーザ端末及び/又は無線基地局に対してLBT_busyと認識させることができる。また、受信側(無線基地局)に対して当該ユーザ端末のLBT結果がLBT_idleであることを通知することができる。ユーザ端末からのBRSを検出した無線基地局は、その後に続くULリソースにおいてUL受信に備えることができる。ビーコン信号の構成やリソース情報、またはビーコン信号に含まれるメッセージを利用して、BRSを検出した基地局に対して、続くUL送信リソースでの制御情報や送信電力情報等、またはDL受信データに関する制御情報等を通知しても良い。この場合、続くUL送信リソースで送信すべき制御情報を予めビーコン信号に含めて送信できるので、UL送信リソースでの制御信号オーバーヘッドを削減することができる。
図9に本実施の形態のフローチャートの一例を示す。
まず、無線基地局(例えば、LAA eNB)は、TDD UL/DL構成に関する情報とLBTに関する情報を上位レイヤシグナリング(例えば、報知信号、RRCシグナリング等)でユーザ端末に通知する(ST01)。TDD UL/DL構成に関する情報としては、通信に適用するUL/DL構成、及び/又はダイナミックTDD(eIMTA)を適用する際にHARQ-ACKタイミングに適用するリファレンスUL/DL構成が挙げられる。また、LBTに関する情報としては、少なくともLBTを行うサブフレーム、LBTシンボル、LBT周期のいずれかが挙げられる。
また、LBTの結果に応じてユーザ端末が適用するHARQ-ACKフィードバック用のUL/DL構成についてユーザ端末に通知してもよい。あるいは、ユーザ端末は、LBTの結果に応じて適用するHARQ-ACKフィードバック用のUL/DL構成が定義されたテーブルを保持していてもよい(図5参照)。この場合、ユーザ端末及び無線基地局は、共通のテーブルを有することとなる。
ユーザ端末は、ソフトバッファサイズの分割数を決定する(ST02)。例えば、ユーザ端末は、LBT_idleの場合に適用するUL/DL構成におけるHARQプロセス数と、LBT_busyの場合に変更して適用するUL/DL構成におけるHARQプロセス数を考慮してソフトバッファサイズを決定する。例えば、ユーザ端末は、適用する可能性のあるHARQ-ACKタイミング(例えば、UL/DL構成)の中で最大となるHARQプロセス数に基づいてソフトバッファサイズの分割数を決定することができる。
無線基地局は、所定のタイミングでDL−LBTを行う(ST03)。また、無線基地局は、LBT結果をidleと判断した際にBRSを送信してもよい。無線基地局から送信されたDL−BRSを受信したユーザ端末はDL−LBT結果(LBT_idle)を把握してDL信号の受信に備えることができる(ST04)。また、無線基地局は、DL−LBT結果がidleの場合にDL信号を送信する(ST05)。
ユーザ端末は、所定のタイミングでUL−LBTを行う(ST06)。また、ユーザ端末は、LBT結果をidleと判断した際にBRSを送信してもよい。ユーザ端末から送信されたUL−BRSを受信した無線基地局はUL−LBT結果(LBT_idle)を把握してUL信号の受信に備えることができる(ST07)。また、ユーザ端末は、UL−LBT結果がidleの場合にUL信号を送信する(ST08)。
ユーザ端末は、UL信号を送信する場合、受信したDL信号に対応するHARQ-ACKフィードバックを、UL−LBTの結果に基づいて制御する。具体的には、上記図6、7に示したように、所定のハーフ無線フレームNがLBT_idleである場合、ユーザ端末は、当該ハーフ無線フレームより前のハーフ無線フレームN−1のLBT結果を考慮してHARQ-ACKのフィードバックを制御する。
無線基地局は、ユーザ端末から送信されるHARQ-ACKの検出を行う。無線基地局は、ユーザ端末から送信されるUL−BRSの検出有無に応じて、ユーザ端末が判断したLBT結果(LBT_idle)を把握することができる。このため、無線基地局は、HARQ-ACKフィードバックタイミングを適切に把握して検出動作を行うことができる。無線基地局は、ユーザ端末から送信されたHARQ-ACKの結果が“ACK”である場合、次のデータ送信(新規データ送信)を行い、“NACK”である場合には再送を行う。
(LBT periodicity=10msの場合)
LBT周期が無線フレーム(10サブフレーム)と同じ10msである場合、ユーザ端末及び/又は無線基地局は、無線フレーム(half-radio frame)単位でLBTの結果に基づいてHARQ-ACKのフィードバックを制御する。UL−LBTの結果がLBT_idleであり、HARQ-ACKをフィードバックする場合、ユーザ端末及び/又は無線基地局は、HARQ-ACKを送信する(HARQ-ACKを割当てる)ULサブフレームが配置される無線フレームより前の無線フレームのLBT結果を考慮する。
例えば、無線フレームMがLBT_idleであり、無線フレームM−1もLBT_idleである場合、当該無線フレームMで適用するHARQ-ACKタイミングとして、通信に適用するTDD UL/DL構成、又はHARQ-ACKタイミングを定めるUL/DL構成(DL-reference UL/DL configuration)で定義されているタイミングを利用することができる。
一方で、無線フレームMがLBT_idleであり、無線フレームM−1がLBT_busyである場合、所定のUL/DL構成について、無線フレームMにおけるHARQ-ACKタイミング(無線フレームMのULサブフレームに割当てるHARQ-ACK)を変更する。具体的に、UL/DLスイッチング構成が5msであるUL/DL構成0、1、2、6を利用する場合、無線フレームMにおける前半フレーム(1st half frame)と後半フレーム(2nd half frame)で異なるHARQ-ACKタイミングを利用することができる。
具体的には、無線フレームMの前半フレーム(サブフレーム0−4)で利用するHARQ-ACKタイミングを他のUL/DL構成のタイミングに変更する(図10参照)。この場合、LBT_busyとなる無線フレームM−1の後半フレームを全てDLサブフレームと仮定し、当該無線フレームM−1の後半フレームと、無線フレームMの前半フレームと、を組み合わせた場合のUL/DL構成を適用することができる。変更先の異なるUL/DL構成としては、DL−ULスイッチング構成が10msであるUL/DL構成3、4、5とすることができる。
例えば、UL/DL構成0を利用する場合、無線フレームM−1がLBT_busy、無線フレームMがLBT_idleとなったときは、無線フレームMの前半フレームにおいてUL/DL構成3のHARQ-ACKフィードバックタイミングを適用する(図10参照)。この場合、無線フレームM−1のULサブフレームで送信できないHARQ-ACKを遅延して無線フレームMのULサブフレームで送信することができる。一方で、無線フレームMの後半フレームでは、UL/DL構成0で適用するHARQ-ACKタイミングを用いてHARQ-ACKのフィードバックを制御する。
図11にUL/DL構成1を適用し、LBT周期を10msで行う場合のHARQ-ACKのフィードバックタイミングの一例を示す。図11では、2つの無線フレームにおけるHARQ-ACKのフィードバック方法を示している。ここでは、無線フレームMではULサブフレームが利用でき(LBT_idle)、無線フレームM−1ではULサブフレームが利用できない(LBT_busy)場合を示している。
無線フレームMにおけるUL−LBT結果はLBT_idleであるため、ユーザ端末及び/又は無線基地局は一つ前の無線フレームM−1のLBT結果を考慮してHARQ-ACKのフィードバックを制御する。ここでは、無線フレームM−1のLBT結果がLBT_busyであるためULサブフレームを利用することができない。
そのため、無線フレームM(例えば、無線フレームMの前半フレーム)において、所定のUL/DL構成におけるHARQ-ACKタイミング(ULサブフレームに割当てるHARQ-ACK)を変更する。例えば、上記図10に示すようにUL/DL構成1を適用する場合には、無線フレームMの前半フレーム(1st half frame)においてTDD UL/DL構成4で適用するHARQ-ACKタイミングを用いる。
ここでは、無線フレームM−1における後半フレーム(2nd half frame)を下りサブフレーム(DDDDD)であると仮定して無線フレームMにおけるHARQ-ACKフィードバックを制御する。これにより、無線フレームM−1に配置されるDLサブフレーム0、4、5、特別サブフレーム1に対応するHARQ-ACKを無線フレームMに配置されるULサブフレーム2でフィードバックすることができる。つまり、本来であれば(無線フレームM−1がLBT_idleであれば)無線フレームM−1のULサブフレーム7でフィードバックするHARQ-ACKを遅延して、無線フレームMのULサブフレームでフィードバックすることができる。
また、LBT_idleとなる無線フレームMの後半フレームでは、UL/DL構成1のHARQ-ACKタイミングを用いる。
なお、無線基地局とユーザ端末は、変更後のHARQ-ACKタイミングとしてUL/DL構成4を適用する場合であっても、LBT_busyとなった無線フレームN−1のDLサブフレーム7、8には対応するHARQ-ACKが存在しないことを把握することができる。つまり、無線基地局とユーザ端末は、無線フレームMにおけるULサブフレーム3においてフィードバックされるHARQ-ACKの数が少ないこと(4→2)を認識して動作することができる。
(第2の態様)
第2の態様では、HARQ-ACKのフィードバックを行う(HARQ-ACKを割当てる)ULサブフレームがLBTサブフレームとなる場合、つまりHARQ-ACKタイミングがLBTサブフレームと衝突する場合のHARQ-ACKフィードバック制御について説明する。
無線通信端末または無線基地局は、回路構成上、同一周波数の同一時間において、送信と受信を同時に行うことは困難である。したがって、ユーザ端末がUL LBTを行う場合、当該LBTを行うサブフレームではHARQ-ACKのフィードバックが行えない場合が生じる。図12は、UL/DL構成3を適用するTDDにおいて、LBTを行う周期(LBT periodicity)が10msとする場合のHARQ-ACKのフィードバックの一例を示している。
ここでは、各無線フレームのサブフレーム4(ULサブフレーム)でUL LBTを行う場合を想定している。かかる場合、当該ULサブフレームにおいてLBT動作(リスニング期間の設定、UL−BRSの送信等)を行う場合、HARQ-ACKのフィードバックが制限される場合がある。
また、上記第1の態様で示したように、LBT結果に基づいてHARQ-ACKのフィードバックに適用するUL/DL構成を変更する場合であっても、変更後のULサブフレームがLBTサブフレームとなる場合には同様の問題が生じる。
そこで、第2の態様では、HARQ-ACKタイミングとUL LBTサブフレームが重なる場合に、HARQ-ACKタイミングを変更して制御する。例えば、ユーザ端末は、LBTサブフレームと重なるHARQ-ACKを、その後に利用可能なULサブフレームまで遅延させてフィードバックするように制御する。
また、ユーザ端末は、LBT結果に基づいてHARQ-ACKフィードバックに適用するUL/DL構成を変更する場合に、変更先のULサブフレームがLBTサブフレームとなる場合には、HARQ-ACKをさらに利用可能なULサブフレームまで遅延させてフィードバックすることができる。この場合、ユーザ端末は、まずLBT結果に基づいてHARQ-ACKタイミングを制御し(実施の形態1)、HARQ-ACKタイミングがUL LBTサブフレームに衝突する場合に再度HARQ-ACKタイミングを制御することができる。
図13、図14に本実施の形態におけるHARQ-ACKフィードバックタイミングの一例を示す。
図13では、LBT周期が10msであり(サブフレーム4がUL LBTサブフレーム)、UL/DL構成3を利用する場合を示している。ここでは、無線フレームM−1、MのLBT結果がLBT_idleであるため、ユーザ端末はUL/DL構成3に対応するHARQ-ACKタイミングを適用する。但し、ULサブフレームとなるサブフレーム4でUL LBTを実施するため、当該ULサブフレームに対応するDLサブフレーム0、9のHARQ-ACKをフィードバックすることができない。
そのため、ユーザ端末は、当該LBTサブフレームと衝突するHARQ-ACKを利用可能となる次のULサブフレーム(ここでは、無線フレームMにおけるULサブフレーム2)まで遅延させてフィードバックを行う。遅延先のULサブフレームとしては、利用可能となる最も早いサブフレームに限定されない。
なお、無線基地局は、ユーザ端末から遅延して送信されるA/Nを受信する前に再送を行う可能性もあるが、遅延後のA/Nが送信されるまでに再送を行うDLサブフレームがない場合には、無駄な再送制御を省略することができる。また、遅延後のA/NがACKである場合には、無線基地局からの再送回数を低減することが可能となる。
図14では、LBT周期が10msであり(サブフレーム7がUL LBTサブフレーム)、UL/DL構成1を利用する場合を示している。ここでは、無線フレームMのLBT結果がLBT_idleであるが、無線フレームM−1のLBT結果がLBT_busyであるため、ユーザ端末は無線フレームMの前半フレームにおけるHARQ-ACKタイミングを変更する(実施の形態1)。ここでは、無線フレームMの前半フレームにおいてUL/DL構成4に対応するHARQ-ACKタイミングを利用する。
また、無線フレームMの後半フレームではUL/DL構成1のHARQ-ACKタイミングを利用する。この場合、サブフレーム0、1に対応するHARQ-ACKタイミングがLBTサブフレームとなるサブフレーム7と衝突する。したがって、ユーザ端末は、サブフレーム0、1に対応するHARQ-ACKを次に利用可能となるULサブフレーム(ここでは、ULサブフレーム8)を用いてフィードバックを行うように制御する。
このように、LBTサブフレームと衝突してフィードバックできないHARQ-ACKを次に利用可能なULサブフレームで送信することにより、HARQ-ACKのフィードバックの遅延を低減することができる。なお、ユーザ端末は、必ずしも次に利用可能なULサブフレームでなく、当該ULサブフレーム以降のULサブフレームを利用してHARQ-ACKのフィードバックを行ってもよい。
(第3の態様)
第3の態様では、LBTの結果によりユーザ端末におけるUL伝送が制限される場合(LBT_busy)に、UL伝送が制限されるULサブフレームに割当てられる送達確認信号をフレキシブルに(UL/DL構成に基づくタイミングでなく)遅延して制御する場合について説明する。
例えば、第3の態様では、ユーザ端末がDLサブフレーム又は特別サブフレームを受信してから4ms以降に利用可能となるいずれかのULサブフレームを用いてHARQ-ACKをフィードバックするように制御する。
この場合、ユーザ端末は、選択したULサブフレームを用いて、HARQ-ACKビットと共に当該HARQ-ACKに関連するサブフレームに関する情報、及び/又はHARQプロセス番号(DL HARQ process IDs)に関する情報を通知することができる。HARQ-ACKに関連するサブフレームに関する情報としては、HARQ-ACKに対応するサブフレーム番号(DLサブフレーム番号や特別サブフレーム番号)が挙げられる。ユーザ端末は、HARQ-ACKと関連するサブフレームに関する情報及び/又はHARQプロセス番号に関する情報を、ビットマップで送信することができる。
あるいは、ユーザ端末は、遅延して送信するHARQ-ACKの一部又は全部をバンドリングし、選択したULサブフレームを用いてHARQ-ACKビット(バンドルした結果)をフィードバックしてもよい。なお、HARQ-ACKをバンドリングするとは、複数のHARQ-ACKの結果が全てACKの場合にACKとし、一つでもNACKがある場合にはNACKとすることを指す。
図15は、UL−LBTがLBT_busyである場合に、ユーザ端末がLBT_busyとなるULサブフレームで送信できないHARQ-ACKビットと、HARQ-ACKに関連するサブフレーム又はHARQプロセス番号を示すビットマップをその後に利用可能となるULサブフレーム(available/idle UL subframes)で送信する場合を示している。
図15Aでは、ユーザ端末が、UL伝送が可能となるULサブフレームmを用いてHARQ-ACKビットとビットマップを無線基地局に報告する場合を示している。ビットマップは、HARQ-ACKビットに関連するDLサブフレーム又はHARQプロセス番号を示している。
図15Aでは、DL信号を受信してから4ms後のULサブフレームの中で最も早く利用できるULサブフレームを用いてHARQ-ACKをフィードバックする場合を示しているが、これに限られない。例えば、ULサブフレームのオーバーヘッドを考慮して、HARQ-ACKの割当てを分散してもよい。図15Bでは、2つのULサブフレームにHARQ-ACKビットを分散して割当てる場合を示している。
図15に示すように、ユーザ端末がHARQ-ACKビットと共にビットマップをPUCCHを用いてフィードバックする場合、既存のPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット1、1a/1b、2、2a/2b、3)とは異なるPUCCHフォーマットを新たに定義して用いてもよい。また、ユーザ端末が適用するビットマップのサイズとしては、LTEにおけるHARQプロセスの最大数(TDD UL/DL構成5の最大HARQプロセス数である15)と等しくなるようにすることができる。
図16は、HARQプロセス番号に基づいてフィードバックするHARQ-ACKを制御する場合を示している。一般的に、ユーザ端末は、HARQプロセス番号ごとに別々にHARQを並列処理し、同一のHARQプロセス番号を有する複数のデータを処理しない。したがって、同一のHARQプロセス番号に対応する複数のHARQ-ACKをフィードバックする必要がない。このため、LBT_busy期間が長く続いて同一のHARQプロセス番号のHARQ-ACKが保持されている場合には、最新のHARQ-ACKだけをフィードバックするように制御してもよい。すなわち、ユーザ端末は、LBT_busy期間が継続し、過去のHARQプロセス番号と同一のHARQプロセス番号を有するデータを受信した場合、同一HARQプロセス番号に対応する過去のデータに対するHARQ−ACKを破棄し、同一HARQプロセス番号を有する最新のデータに対するHARQ−ACKで置き換えてもよい。
図16では、サブフレームm−17に対応するHARQプロセス番号1のHARQ-ACKはサブフレームm−6にも存在する。このため、ユーザ端末はサブフレームm−6に対応するHARQ-ACKを報告し、サブフレームm−17に対応するHARQ-ACKは報告しない構成とすることができる。このように、HARQプロセス番号を考慮してフィードバックするHARQ-ACKを選択することにより、ULサブフレームに割当てるHARQ-ACKのオーバーヘッドを抑制することができる。
図17は、ユーザ端末が、遅延して送信するHARQ-ACKをバンドリングし、当該バンドルした結果(HARQ-ACKビット)を利用可能なULサブフレームでフィードバックする場合を示している。図17では、LBT_busyの結果ULサブフレームで送信できなかった複数のHARQ-ACKをバンドリングして、利用可能となる所定のULサブフレームでフィードバックする場合を示している。なお、図17では、所定のULサブフレームmから4ms前に送信できなかった全てのHARQ-ACKをバンドリングする場合を示している。
HARQ-ACKをバンドリングする場合、ユーザ端末はビットマップを用いずにバンドリングされたHARQ-ACKビットを報告することができる。また、無線基地局は、HARQ-ACKビットが報告されたタイミングに基づいて、報告されたHARQ-ACKビットがどのDLサブフレームに対応するか把握することができる。
<変形例>
なお、HARQ-ACKフィードバックにおいて、ユーザ端末は誤りがあった受信データを再送制御用のバッファメモリに蓄積して、後に再送されるデータと合成する処理を行う。この際、ソフトバッファサイズ(NIR)は、無線基地局間で行われる最大のHARQプロセス数(MDL_HARQ)に応じて分割され、当該分割数に応じて縮小される(式(1)参照)。したがって、ソフトバッファサイズの分割数(MDL_HARQに相当)を決定することはHARQ-ACKフィードバック制御において重要となる。
Figure 2016047727
本実施の形態では、ユーザ端末が適用するHARQ-ACKタイミングを変更して制御する。かかる場合、ソフトバッファサイズの分割数をどのように選択するかが重要となる。例えば、第1の態様で示したように、HARQ-ACKタイミングとして利用するUL/DL構成を変更する場合には、HARQプロセス数も変更されることとなる。したがって、本実施の形態では、HARQ-ACKタイミングを変更する場合にHARQプロセス数を考慮してソフトバッファサイズの分割数を決定する。
第1の態様で示したように、HARQ-ACKタイミングとして利用するUL/DL構成を変更する場合には、変更前のベースUL/DL構成のHARQプロセス数と、LBT結果により変更後のUL/DL構成のHARQプロセス数を考慮する。具体的には、複数のUL/DL構成の中で最大となるHARQプロセス数に基づいてソフトバッファサイズの分割数を決定する。
また、第3の態様で示したように、HARQ-ACKのフィードバックをフレキシブルに制御する場合、HARQ-ACKタイミングに基づいて最大となり得るHARQプロセス数に基づいてソフトバッファサイズの分割数を決定する。例えば、HARQプロセスの最大数(15)に基づいてソフトバッファサイズの分割数を決定してもよい。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上記第1の態様〜第3の態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記第1の態様〜第3の態様に係る構成は、それぞれ単独で適用してもよいし、組み合わせて適用してもよい。
図18は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図18に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。また、図18に示す無線通信システムは、ライセンスバンドと非ライセンスバンド(LTE−U基地局)を有している。なお、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。
図18に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a〜12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。例えば、マクロセルC1をライセンスバンドで利用し、スモールセルC2の少なくとも一つを非ライセンスバンド(LTE−U)で利用する形態が考えられる。また、マクロセルに加えてスモールセルC2の一部をライセンスバンドで利用し、他のスモールセルC2を非ライセンスバンドで利用する形態も考えられる。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することができる。この場合、ライセンスバンドを利用する無線基地局11からユーザ端末20に対して、非ライセンスバンドを利用する無線基地局12に関する情報(アシスト情報)を送信することができる。また、ライセンスバンドと非ライセンスバンドでCAを行う場合、一つの無線基地局(例えば、無線基地局11)がライセンスバンドセル及び非ライセンスバンドセルのスケジューリングを制御する構成とすることも可能である。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrier等と呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHz等)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11と無線基地局12(又は、無線基地局12間)間は、有線接続(Optical fiber、X2インタフェース等)又は無線接続した構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、マクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図18に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PCFICH、PHICH、PDCCH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(EPDCCH)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクのチャネル状態情報(CSI)、送達確認信号(HARQ-ACK、A/N、又はACK/NACKとも呼ぶ)、スケジューリング要求(SR)等が伝送される。なお、チャネル状態情報には、無線品質情報(CQI)、プリコーディングマトリクス指標(PMI)、ランク指標(RI)等が含まれる。
図19は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11及び12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103(送信部/受信部)と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インタフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インタフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、報知情報等)により、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報(システム情報)を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅等が含まれる。
また、無線基地局10の送受信部103からユーザ端末に対して、LBTに関する情報(例えば、LBTサブフレーム、LBTシンボル、LBT周期の一部又は全部)を送信することができる。また、TDDにおいてLBTを適用する場合、無線基地局10は、LBTに関する情報に加えて、UL/DL構成(又はHARQ-ACKタイミングを定めるUL/DL構成(DL-reference UL/DL configuration))に関する情報をユーザ端末に送信する。例えば、無線基地局10は、これらの情報を、ライセンスバンド及び/又は非ライセンスバンドを介してユーザ端末に通知する。また、無線基地局10は、LBT結果がLBT_idleである場合にDL−BRSを送信してもよい。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。なお、送受信部(送信部/受信部)103は、本発明に係る技術分野で用いられるトランスミッター/レシーバー、送受信回路(送信回路/受信回路)又は送受信装置(送信装置/受信装置)とすることができる。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インタフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図20は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。なお、図20では、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。
図20に示すように、無線基地局10は、測定部301と、UL信号受信処理部302と、制御部(スケジューラ)303と、DL信号生成部304と、マッピング部(割当て制御部)305と、を有している。
測定部301は、非ライセンスバンドにおいて他の送信ポイント(AP/TP)から送信される信号の検出/測定(LBT)を行う。具体的に、測定部301は、DL信号を送信する前等の所定タイミングで他の送信ポイントから送信される信号の検出/測定を行い、当該検出/測定の結果(LBT結果)を制御部303に出力する。例えば、測定部301は、検出した信号の電力レベルが所定の閾値以上であるか否かを判断して、当該判断結果(LBT結果)を制御部303に通知する。なお、測定部301は、本発明に係る技術分野で用いられる測定器又は測定回路とすることができる。
UL信号受信処理部302は、ユーザ端末から送信されるUL信号(PUCCH信号、PUSCH信号等)に対して受信処理(例えば、複合処理や復調処理等)を行う。UL信号受信処理部302で取得した情報(例えば、ユーザ端末から送信されるHARQ-ACK等)は制御部303に出力される。なお、UL信号受信処理部302は、本発明に係る技術分野で用いられる信号処理器又は信号処理回路とすることができる。
制御部(スケジューラ)303は、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又は拡張PDCCH(EPDCCH)で伝送される下り制御信号(UL grant/DL assignment)の無線リソースへの割当て(送信タイミング)を制御する。また、制御部303は、システム情報(PBCH)、同期信号(PSS/SSS)、下り参照信号(CRS、CSI−RS等)の割当て(送信タイミング)の制御も行う。なお、制御部303は、本発明に係る技術分野で用いられるコントローラ、スケジューラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
制御部303は、測定部301から出力されるLBT結果に基づいて、非ライセンスバンドにおけるDL信号の送信を制御する。また、制御部303は、ユーザ端末から送信されるHARQ-ACKの結果に基づいて下りデータ信号の再送(NACKの場合)又は新規下りデータ信号の送信(ACKの場合)を行う。
ユーザ端末からフィードバックされるHARQ-ACKは、ULにおけるLBT結果に基づいて送信が制御されている。また、当該HARQ-ACKは、ユーザ端末がHARQ-ACKを送信するULサブフレームにおいて、当該ULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じてフィードバックタイミングが制御されている(上記図6、図7、図11、図15−図17等)。また、ユーザ端末からフィードバックされるHARQ-ACKは、UL−LBTサブフレームとなる位置も考慮されてフィードバックタイミングが制御されている(上記図13、図14)。
DL信号生成部304は、制御部303からの指示に基づいてDL信号を生成する。DL信号としては、DL制御信号(PDCCH信号、EPDCCH信号、PSS/SSS信号、PBCH信号等)、下りデータ信号(PDSCH信号)、下り参照信号(CRS、CSI−RS、DM−RS等)等が挙げられる。また、DL信号生成部304は、DL−LBT結果がLBT_idleである場合にDL−BRSを生成してもよい。なお、DL信号生成部304は、本発明に係る技術分野で用いられる信号生成器又は信号生成回路とすることができる。
また、マッピング部(割当て制御部)305は、制御部303からの指示に基づいて、DL信号のマッピング(割当て)を制御する。具体的に、マッピング部305は、測定部301から出力されるLBT結果によりDL信号が送信可能であると判断された場合、DL信号の割当てを行う。なお、マッピング部305は、本発明に係る技術分野で用いられるマッピング回路又はマッパーとすることができる。
図21は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203(送信部/受信部)と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御(Hybrid ARQ)の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(Hybrid ARQ)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。
送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。また、UL−LBT結果がLBT_idleである場合、送受信部203はUL−BRSを送信することも可能である。なお、送受信部(送信部/受信部)203は、本発明に係る技術分野で用いられるトランスミッター/レシーバー、送受信回路(送信回路/受信回路)又は送受信装置(送信装置/受信装置)とすることができる。
図22は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。なお、図22においては、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。
図22に示すように、ユーザ端末20は、測定部401と、DL信号受信処理部402と、UL送信制御部403(制御部)と、UL信号生成部404と、マッピング部405と、を有している。なお、UL伝送におけるLBTを無線基地局側で行う場合には、測定部401を省略することができる。
測定部401は、ULにおいて他の送信ポイント(AP/TP)から送信される信号の検出/測定(LBT)を行う。具体的に、測定部401は、UL信号を送信する前等の所定タイミングで他の送信ポイントからの信号の検出/測定を行い、当該検出/測定結果(LBT結果)をUL送信制御部403に出力する。例えば、測定部401は、検出した信号の電力レベルが所定の閾値以上であるか否かを判断して、当該判断結果(LBT結果)をUL送信制御部403に通知する。なお、測定部401は、本発明に係る技術分野で用いられる測定器又は測定回路とすることができる。
DL信号受信処理部402は、ライセンスバンド又は非ライセンスバンドで送信されるDL信号に対する受信処理(例えば、復号処理や復調処理等)を行う。例えば、DL信号受信処理部402は、下り制御信号(例えば、DCIフォーマット0、4)に含まれるULグラントを取得してUL送信制御部403に出力する。
また、DL信号受信処理部402は、無線基地局から送信されるDL信号(PDSCHで送信される下りデータ信号)に対する受信処理の結果(再送制御の有無)をUL送信制御部403に出力する。なお、DL信号受信処理部402は、本発明に係る技術分野で用いられる信号処理器又は信号処理回路とすることができる。
UL送信制御部403は、ライセンスバンドと非ライセンスバンドにおいて、無線基地局に対するUL信号(ULデータ信号、UL制御信号、参照信号等)の送信を制御する。また、UL送信制御部403は、測定部401からの検出/測定結果(LBT結果)に基づいて、非ライセンスバンドにおける送信を制御する。つまり、UL送信制御部403は、無線基地局から送信されるUL送信指示(ULグラント)と、測定部401からの検出結果(LBT結果)を考慮して、非ライセンスバンドにおけるUL信号の送信を制御する。
また、UL送信制御部403は、DL信号受信処理部402からの受信処理結果に基づいて再送制御を行う。例えば、下りデータ信号を適切に受信できた場合にはACK、適切に受信できなかった場合にはNACKをフィードバックするように制御する。この場合、UL送信制御部403は、UL信号を送信するULサブフレームにおいて、当該ULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じて送達確認信号(A/N)のフィードバックタイミングを制御する。
例えば、UL−LBTが所定の無線フレーム単位(LBT周期)で実施される場合、UL送信制御部403は、UL信号を送信するULサブフレームが配置される無線フレーム単位Nより一つ前の無線フレーム単位N−1のLBT結果に基づいてA/Nのフィードバックタイミングを制御することができる。
具体的に、UL送信制御部403は、UL信号を送信するULサブフレームが配置される無線フレーム単位より一つ前の無線フレーム単位のLBT結果がLBT_busyである場合、所定のUL/DL構成について異なるUL/DL構成を適用してA/Nのフィードバックを行う。
例えば、UL−LBTが5ms周期で実施され、所定のハーフ無線フレームNのLBT結果がLBT_idle、且つハーフ無線フレームN−1のLBT結果がLBT_busyである場合を想定する。UL送信制御部403は、DL−ULスイッチング構成が5msとなるUL/DL構成0、1、2、6のいずれかで送信を行っている場合に、ハーフ無線フレームNのULサブフレームでフィードバックするA/N(ULサブフレームに割当てるA/N)を変更する(上記図6、図7等)。
また、UL−LBTが10ms周期で実施され、所定の無線フレームMのLBT結果がLBT_idle、且つ無線フレームM−1のLBT結果がLBT_busyである場合を想定する。UL送信制御部403は、DL−ULスイッチング構成が5msとなるUL/DL構成0、1、2、6のいずれかで送信を行っている場合に、無線フレームMの前半フレームでフィードバックするA/N(ULサブフレームに割当てるA/N)を変更する(上記図11等)。
また、UL送信制御部403は、再送制御信号を割当てるULサブフレームがLBTを実施するULサブフレームとなる場合、当該LBTを実施するULサブフレーム以降に利用可能となるULサブフレームに再送制御信号を割当てる(上記図14、図15等)。
あるいは、UL送信制御部403は、LBT結果に基づいて再送制御信号を送信するULサブフレームを変更する場合、再送制御信号のビット情報と各再送制御信号が対応するサブフレームに関するビットマップを送信するように制御する(上記図16参照)。なお、UL送信制御部403は、本発明に係る技術分野で用いられる制御回路又は制御装置とすることができる。
UL信号生成部404は、UL送信制御部403からの指示に基づいてUL信号を生成する。UL信号としては、UL制御信号(PUCCH信号、PRACH信号等)、ULデータ信号(PUSCH信号)、参照信号(SRS、DM−RS等)等が挙げられる。また、UL−LBT結果がLBT_idleである場合、UL信号生成部404はUL−BRSを生成してもよい。なお、UL信号生成部404は、本発明に係る技術分野で用いられる信号生成器又は信号生成回路とすることができる。
また、マッピング部(割当て制御部)405は、UL送信制御部403からの指示に基づいて、UL信号のマッピング(割当て)を制御する。具体的に、マッピング部405は、測定部401から出力されるLBT結果によりUL信号が送信可能であると判断された場合、UL信号の割当てを行う。マッピング部405は、HARQ-ACKを含む上り制御信号について、上りデータ信号(PUSCH信号)の送信を行わない場合にはPUCCHにマッピングし、上りデータ信号の送信を行う場合にはPUSCHにマッピングする。なお、マッピング部405は、本発明に係る技術分野で用いられるマッピング回路又はマッパーとすることができる。
以上のように、本実施の形態では、UL−LBTの結果に基づいてHARQ-ACKのフィードバックを制御する。これにより、LBTの結果に関わらずHARQ-ACKを適切にフィードバックすることを可能とし、通信品質の劣化を抑制することができる。
なお、上述した説明では、非ライセンスバンドセルがLBTの結果に応じてDL信号の送信可否を制御する場合を主に示したが本実施の形態はこれに限られない。例えば、LBTの結果に応じて、DFS(Dynamic Frequency Selection)により別キャリアに遷移する、又は送信電力制御(TPC)を行う場合であっても適用することができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。例えば、上述した複数の態様を適宜組み合わせて適用することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2014年9月25日出願の特願2014−195457に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (10)

  1. 無線基地局から送信されるDLデータ信号に対する送達確認信号を送信する送信部と、
    上りリンクにおけるLBT(Listen Before Talk)結果に基づいて送達確認信号の送信を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、送達確認信号を所定のULサブフレームで送信する場合、前記所定のULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じて送達確認信号のフィードバックタイミングを決定することを特徴とするユーザ端末。
  2. 上りリンクにおけるLBTが所定の無線フレーム単位で実施される場合、前記制御部は、前記所定のULサブフレームが配置される無線フレーム単位Nより一つ前の無線フレーム単位N−1におけるLBT結果に基づいて送達確認信号のフィードバックタイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記送信部が所定のTDD UL/DL構成に基づいて送信を行い、前記無線フレーム単位NのLBT結果がLBT_idle、前記無線フレーム単位N−1のLBT結果がLBT_busyである場合、前記制御部は、前記所定のUL/DL構成と異なるUL/DL構成を参照して送達確認信号のフィードバックを制御することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 上りリンクにおけるLBTが5ms単位で実施され、ハーフ無線フレームNのLBT結果がLBT_idle、前記ハーフ無線フレームNより一つ前のハーフ無線フレームN−1のLBT結果がLBT_busyであって、前記送信部がUL/DL構成0、1、2、6のいずれかで送信を行っている場合、前記制御部は、前記ハーフ無線フレームNのULサブフレームでUL/DL構成3、4、5のいずれかを参照して送達確認信号をフィードバックすることを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  5. 上りリンクにおけるLBTが10ms単位で実施され、無線フレームMのLBT結果がLBT_idle、前記無線フレームMより一つ前の無線フレームM−1のLBT結果がLBT_busyであって、前記送信部がUL/DL構成0、1、2、6のいずれかで送信を行っている場合、前記制御部は、前記無線フレームMの前半フレームのULサブフレームでUL/DL構成3、4、5のいずれかを参照して送達確認信号をフィードバックすることを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  6. 前記制御部は、再送制御信号を割当てるULサブフレームがLBTを実施するULサブフレームとなる場合、LBTを実施するULサブフレーム以降に利用可能となるULサブフレームに再送制御信号を割当てることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  7. 前記送信部は、LBT結果に基づいて再送制御信号を送信するULサブフレームを変更する場合、再送制御信号のビット情報と各再送制御信号に対応するサブフレーム情報又はHARQプロセス番号を示すビットマップとを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  8. 前記送信部は、LBT結果に基づいて再送制御信号を送信するULサブフレームを変更する場合、変更後のULサブフレームに割当てる複数の送達確認信号をバンドリングしてフィードバックすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  9. ユーザ端末から送信される送達確認信号を受信する受信部と、
    受信した送達確認信号に基づいてDLデータ信号の再送制御を行う制御部と、を有し、
    前記送達確認信号は、上りリンクにおけるLBT結果に基づいて送信が制御されると共に、前記送達確認信号が送信される所定のULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じてフィードバックタイミングが決定されていることを特徴とする無線基地局。
  10. 上りリンクにおけるLBT(Listen Before Talk)結果に基づいて送信を制御するユーザ端末の無線通信方法であって、
    無線基地局から送信されるDLデータ信号に対する送達確認信号を生成する工程と、
    LBT結果に基づいて送達確認信号の送信を制御する工程と、を有し、
    送達確認信号を所定のULサブフレームで送信する場合、前記所定のULサブフレームより前のULサブフレームにおけるLBT結果に応じて送達確認信号のフィードバックタイミングを決定することを特徴とする無線通信方法。
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