JP2010268231A - 中継局装置、移動無線システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置−基地局装置の無線通信と端末装置間の直接通信とで帯域を共有させる移動無線システムにおいて、伝送速度を劣化させずに多段中継を行うこと。
【解決手段】BPF410は、受信RF部402から出力されたOFDMシンボルのうち、端末装置102が他の端末装置との通信を行う場合に使用しないサブキャリアの周波数帯域部分だけを通過させる。シンボル検出部411は、BPF410を通過したOFDMシンボルの電力を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かにより、シンボルの有無を検出する。送信制御部412は、シンボル検出部411がシンボルを検出した場合にはスイッチ413を接続するように制御し、シンボル検出部411がシンボルを検出しなかった場合にはスイッチ413を開放するように制御する。送信RF部414は、スイッチ413を通過した信号を増幅し、送信アンテナ415から基地局装置101に向けて送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、マルチキャリア変調信号を用いたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多元接続)通信を行う中継局装置、移動無線システム及び通信方法に関する。
近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情報が伝送の対象になっている。今後は、さらに高速伝送に対する必要性がさらに高まると予想される。これまでは、データ通信を行う場合の伝送速度は、下り回線が重視される場合がほとんどであったが、今後は、上り回線についても伝送速度の高速化が求められる事が予想される。
このような要求を満足する無線伝送技術の1つに、シンボルを複数の直交する副搬送波(サブキャリア)に重畳させるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)伝送方式がある。OFDM伝送方式は、高い周波数利用効率、高い伝送効率、マルチパス環境下のシンボル間干渉低減などの特徴を持ち、高速伝送に有効であることが知られている(特許文献1参照)。
ただし、OFDM伝送方式等による広帯域のデータ伝送は、狭帯域(シングルキャリア)のデータ伝送に比べて、電力密度が低下し、帯域当たりのCNR(Carrier to Noise Ratio)が劣化する。したがって、上り回線を広帯域の高速データ伝送を行う場合、端末装置の送信電力を上げなければ、下り回線と同等の伝搬距離を確保することができなくなる。
基地局装置は、装置への電力供給、構造といった面で比較的容易に送信電力を上げることができるが、端末装置は、所定の通信持続時間を確保するためにバッテリの消費電力を抑えなければならないため、送信電力を容易に上げることができない。そこで、従来のOFDM伝送システムでは、基地局装置と端末装置との間に中継局装置を設置している(特許文献2、特許文献3参照)。中継局装置は、端末装置から無線送信された信号を受信し、その受信信号の電力を増幅して基地局装置に送信する。これにより、端末装置は、送信電力を上げることなく、基地局装置との通信を行うことが可能となる。
また、端末装置が、基地局装置との間で無線通信を行うことができるとともに、他の端末装置と直接無線通信を行うことができる移動無線システムがある。従来は、混信を防ぐために、端末装置間の直接通信用に専用無線回線を用意し、2つの無線通信で使用する帯域が互いに異なるようにしている。
しかしながら、端末装置間の直接通信を専用無線回線で行うと、端末装置の機器構成の増大を招き、周波数利用効率も悪くなる。今後は、使用可能な帯域が限られてくるため、端末装置−基地局装置の無線通信と端末装置間の直接通信とで使用する帯域を共有させる(同一にする又は重複させる)ことが望まれると予想される。
特開2001−77789号公報 特開2005−159900号公報 特開2005−287071号公報
端末装置−基地局装置の無線通信と端末装置間の直接通信とで帯域を共有させる場合、中継局装置は、上り回線の受信信号(端末装置から受信した信号)が基地局装置と他の端末装置のどちらに向けたものであるのかを判断し、上り回線の受信信号が他の端末装置に向けたものであれば、これを基地局装置に送信することを停止しなければならない。
従来の中継局装置は、上り回線の受信信号が基地局装置と他の端末装置のどちらに向けたものであるのかを判断するために、上り回線の受信信号を一旦復調、復号して、データの中身を確認しなければならないため、伝送速度が劣化してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、端末装置−基地局装置の無線通信と端末装置間の直接通信とで帯域を共有させる移動無線システムにおいて、伝送速度を劣化させずに多段中継を行うことができる中継局装置を実現することで、端末装置に大きな負荷を与えることなく、上り回線における高速伝送が可能な移動無線システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の中継局装置は、基地局装置と、前記基地局装置とOFDM(直交周波数分割多重)伝送方式で無線通信を行う端末装置とを有し、前記端末装置が、前記基地局装置との無線通信で使用する帯域と共通の帯域を使用して他の端末装置と直接無線通信を行い、前記基地局装置向けの信号と前記他の端末装置向けの信号とを、シンボルを重畳するサブキャリアを互いに異ならせて送信する、移動無線システムの中継局装置であって、前記端末装置から送信された信号の所定のサブキャリアにおける受信電力または無通信区間の信号電力比を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かにより、シンボルの有無を検出するシンボル検出手段と、前記シンボル検出手段の検出結果に基づいて前記端末装置から送信された信号を前記基地局装置に送信するか否かを制御する送信制御手段と、前記基地局装置に送信する信号を増幅する増幅手段と、を具備する構成を採る。
本発明の移動無線システムは、基地局装置と、前記基地局装置とOFDM(直交周波数分割多重)伝送方式で無線通信を行う端末装置と、前記端末装置から送信された信号を増幅して前記基地局装置に送信する中継局装置とを有し、前記端末装置が、前記基地局装置との無線通信で使用する帯域と共通の帯域を使用して他の端末装置と直接無線通信を行う、移動無線システムであって、前記端末装置は、前記基地局装置向けの信号と前記他の端末装置向けの信号とを、シンボルを重畳するサブキャリアを互いに異ならせて送信し、前記中継局装置は、前記端末装置から送信された信号の所定のサブキャリアにおける受信電力を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かに基づいて前記端末装置から送信された信号を前記基地局装置に送信するか否かを制御する、構成を採る。
本発明の通信方法は、基地局装置と、前記基地局装置とOFDM(直交周波数分割多重)伝送方式で無線通信を行う端末装置と、を有し、前記端末装置が、前記基地局装置との無線通信で使用する帯域と共通の帯域を使用して他の端末装置と直接無線通信を行い、前記基地局装置向けの信号と前記他の端末装置向けの信号とを、シンボルを重畳するサブキャリアを互いに異ならせて送信する、移動無線システムの中継局装置の通信方法であって、前記端末装置から送信された信号の所定のサブキャリアにおける受信電力を測定する工程と、測定値が所定の閾値を超えているか否かにより、シンボルの有無を検出する工程と、前記検出結果に基づいて前記端末装置から送信された信号を前記基地局装置に送信するか否かを制御する工程と、前記基地局装置に送信する信号を増幅する工程と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、端末装置−基地局装置の無線通信と端末装置間の直接通信とで帯域を共有させる移動無線システムにおいて、中継局装置は、端末装置が他の端末装置に向けて信号を送信する場合にシンボルを重畳させないサブキャリアにおける受信電力を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かに基づいて端末装置から送信された信号を基地局装置に送信するか否かを制御する。これにより、中継局装置は、上り回線の受信信号を復調、復号しなくても、当該受信信号の送信先を判断することができるので、伝送速度を劣化させずに多段中継を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る移動無線システムの構成を示す図 本発明の一実施の形態に係る移動無線システムのプロトコルを説明する図 本発明の一実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る中継局装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態に係る端末装置から送信されるOFDMシンボルのスペクトラムを示す図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
1.1 システム構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る移動無線システムの構成を示す図である。図1において、本システムは、基地局装置101と、複数の端末装置102−1、102−2と、中継局装置103と、から構成される。
基地局装置101は、自セル内に存在する端末装置102−1に向けて下り回線の信号S111を送信する。
端末装置102−1は、基地局装置101に向けて信号S112を送信する。なお、信号S112は、端末装置102−1が基地局装置101の近傍に位置する場合には直接基地局装置に受信され、端末装置102−1が基地局装置101の遠方に位置する場合には中継局装置103を介して基地局装置に受信される。また、基地局装置に、中継局装置から送信された信号と端末装置から送信された信号が同時に受信される場合も考えられるが、OFDM伝送方式ではガードタイム時間内の遅延波を等化することができるので、基地局装置は、受信信号を復調、復号することができる。
また、端末装置102−1は、直接、端末装置102−2に向けて信号S113を送信する。なお、信号S112の帯域と信号S113の帯域は重複する。
中継局装置103は、端末装置102−1から送信された信号を受信した場合、この受信信号が基地局装置101に向けたもの(S112)であるのか、端末装置102−2に向けたもの(S113)であるのかを判断する。そして、中継局装置103は、受信信号が基地局装置101に向けたもの(S112)であれば、これを増幅して基地局装置101に送信する。一方、中継局装置103は、受信信号が端末装置102−2に向けたもの(S113)であれば、これを基地局装置101に送信することを停止する。
1.2 プロトコル
本実施の形態に係る移動無線システムに属する全ての端末装置は、基地局装置から送信された信号もしくはGPS(Global Positioning System)等の基準信号源からの信号により、他の装置との間で常に同期を採り、送信スロットの送信タイミングを決定する(Slotted ALOHA方式等)。
また、本実施の形態に係る移動無線システムでは、図2に示すように、1フレームの送信時間を、下り回線で信号(パケット)を送信するためのタイムスロット(DLスロット)と、上り回線で信号(パケット)を送信するためのタイムスロット(ULスロット)とに分ける。基地局装置101は、DLスロットにおいて、端末装置102−1に向けてパケットを送信する。各端末装置102−1(102−2)は、ULスロットにおいて、基地局装置101あるいは他の端末装置102−2(102−1)に向けてパケットを送信する。
また、各端末装置102−1(102−2)は、パケットの送信を開始する際に、ULスロットの先頭から所定の時間(TCS1)においてキャリアセンス(CS)を行うことにより、他の端末装置がパケットの送信中であるか否かを確認する。キャリアを検出しなかった場合、各端末装置102−1(102−2)は、キャリアセンス(CS)を行った後、すぐにパケットの送信を開始する。一方、キャリアを検出した場合、各端末装置102−1(102−2)は、他の端末装置が送信中であると判断し、パケットの送信を中止する。その後、各端末装置102−1(102−2)は、一定時間が経過した後に、再度キャリアセンスを行う。
また、各端末装置102−1(102−2)は、パケットの送信を既に開始している場合には、無条件で、ULスロットにおいてパケットの送信を継続する。
また、各端末装置102−1(102−2)は、ACK(Acknowledge)信号を送信する際に、ULスロットの先頭から所定の時間(TCS2)においてキャリアセンス(CS)を行うことにより、他の端末装置がパケットの送信中であるか否かを確認する。キャリアを検出しなかった場合、各端末装置102−1(102−2)は、キャリアセンス(CS)を行った後、すぐにACK信号を送信する。一方、キャリアを検出した場合、各端末装置102−1(102−2)は、他の端末装置が送信中であると判断し、ACK信号の送信を中止する。その後、各端末装置102−1(102−2)は、一定時間が経過した後に、再度キャリアセンスを行う。
このように、各端末装置102−1(102−2)が、キャリアセンスを行うことにより、パケットの衝突を低減することができる。
なお、各端末装置102−1(102−2)は、DLスロットにおいて、スペクトラムセンシングにより他のシステムの監視を行う。そして、各端末装置102−1(102−2)は、スペクトラムセンシングの結果に基づき、必要に応じてハンドオーバ等の処理を行う。
1.3 端末装置の構成
次に、端末装置102の構成について、図3のブロック図を用いて説明する。端末装置102は、符号化部301と、送信先制御部302と、S/P(シリアル/パラレル変換)部303と、一次変調部304−1〜304−nと、IFFT部305と、P/S(パラレル/シリアル変換)部306と、GI(ガードインターバル)付加部307と、送信RF部308と、アンテナ309と、を備える。
また、端末装置102は、受信RF部311と、同期検波部312と、GI(ガードインターバル)除去部313と、S/P(シリアル/パラレル変換)部314と、FFT部315と、一次復調部316−1〜316−nと、P/S(パラレル/シリアル変換)部317と、復号部318と、を備える。
1.3.1 送信装置の構成
符号化部301は、入力したデータに対して誤り検出符号を付加し、誤り訂正符号化処理を行い、符号化したデータをS/P部303に出力する。
送信先制御部302は、データの送信先が基地局装置であるのか他の端末装置であるのかを示す制御信号を入力する。そして、送信先制御部302は、データの送信先が基地局装置である場合には、全てのサブキャリアにシンボルを重畳させるために、S/P部303に対してデータをn個に分配するように指示する。一方、送信先制御部302は、データの送信先が他の端末装置である場合には、所定の一部のサブキャリアにシンボルを重畳させるために、データを(n−m)個に分配するように指示する(n、mは正の整数、n>m)。
S/P部303は、送信先制御部302の指示に基づいて、符号化部301から直列に出力されたデータ列をn個又は(n−m)個の並列なデータ列に変換し(直列/並列処理)、各データ列をそれぞれ一次変調部304−1〜304−nに出力する。
各一次変調部304−1〜304−nは、それぞれ、S/P部303から出力されたデータ列に対して、QPSKや16QAM等の変調方式で変調処理を行ってシンボルを生成し、IFFT部305に出力する。
IFFT部305は、各一次変調部304−1〜304−nから出力されたシンボルに対して逆フーリエ変換(IFFT)処理を行うことにより、周波数が互いに異なるサブキャリアにシンボルを重畳されたOFDMシンボルを生成し、このOFDMシンボルをP/S部306に出力する。
P/S部306は、IFFT部305から出力されたOFDMシンボルを多重し(並列/直列変換処理)、GI付加部307に出力する。
GI付加部307は、P/S部306から出力されたOFDMシンボルに対して、有効シンボル波形の一部分を巡回させたガードインターバルを付加し(GI付加処理)、送信RF部308に出力する。
送信RF部308は、GI付加部307から出力されたベースバンドの信号であるOFDMシンボルに対してアンプコンバート等の所定の無線処理を行い、無線周波数の信号を送信アンテナ309からOFDM受信装置に対して無線送信する。
1.3.2 受信装置の構成
受信RF部311は、アンテナ309に受信された無線周波数の信号に対してダウンコンバート等の所定の無線処理を行い、ベースバンドの信号であるOFDMシンボルを同期検波部312に出力する。
同期検波部312は、既知シンボルを使って受信RF部311から出力されたOFDMシンボルの先頭部分を検出し(同期検波処理)、所定のタイミングでOFDMシンボルをGI除去部313に出力する。
GI除去部313は、同期検波部312から出力されたOFDMシンボルからガードインターバルを取り除き(GI除去処理)、S/P部314に出力する。
S/P部314は、GI除去部313から出力されたOFDMシンボルをサブキャリア毎に分岐し(直列/並列変換処理)、FFT部315に出力する。
FFT部315は、S/P部314から出力された各サブキャリアのOFDMシンボルに対してFFT(フーリエ変換)処理を行うことにより、各サブキャリアに重畳されているシンボルを取り出し、シンボル列を一次復調部316−1〜316−nに出力する。
一次復調部316−1〜316−nは、それぞれ、FFT部315から出力されたシンボルに対して復調処理を行ってデータを取り出し、P/S部317に出力する。
P/S部317は、一次復調部316−1〜316−nから出力されたn個又は(n−m)個のデータを直列に変換し(並列/直列変換処理)、復号部318に出力する。
復号部318は、P/S部317から出力されたデータに対して誤り訂正復号処理及び誤り検出処理を行い、最終的なデータを出力する。
1.4 中継局装置の構成
次に、中継局装置103の構成について、図4のブロック図を用いて説明する。中継局装置103は、受信アンテナ401と、受信RF部402と、同期検波部403と、GI(ガードインターバル)除去部404と、S/P(シリアル/パラレル変換)部405と、FFT部406と、一次復調部407−1〜407−nと、P/S(パラレル/シリアル変換)部408と、復号部409と、BPF(バンドパスフィルタ)410と、シンボル検出部411と、送信制御部412と、スイッチ413と、送信RF部414と、送信アンテナ415と、受信レベル検出部416と、可変利得増幅部417を備える。
受信RF部402は、受信アンテナ401に受信された無線周波数の信号に対してダウンコンバート等の所定の無線処理を行い、ベースバンドの信号であるOFDMシンボルを同期検波部403、BPF410および可変利得増幅部417に出力する。
同期検波部403は、既知シンボルを使って受信RF部402から出力されたOFDMシンボルの先頭部分を検出し(同期検波処理)、所定のタイミングでOFDMシンボルをGI除去部404に出力する。
GI除去部404は、同期検波部403から出力されたOFDMシンボルからガードインターバルを取り除き(GI除去処理)、S/P部405に出力する。
S/P部405は、GI除去部404から出力されたOFDMシンボルをサブキャリア毎に分岐し(直列/並列変換処理)、FFT部406に出力する。
FFT部406は、S/P部405から出力された各サブキャリアのOFDMシンボルに対してFFT(フーリエ変換)処理を行うことにより、各サブキャリアに重畳されているシンボルを取り出し、シンボル列を一次復調部407−1〜407−nに出力する。
一次復調部407−1〜407−nは、それぞれ、FFT部406から出力されたシンボルに対して復調処理を行ってデータを取り出し、P/S部408に出力する。
P/S部408は、一次復調部407−1〜407−nから出力されたn個又は(n−m)個のデータを直列に変換し(並列/直列変換処理)、復号部409に出力する。
復号部409は、P/S部408から出力されたデータに対して誤り訂正復号処理及び誤り検出処理を行い、最終的なデータを送信制御部412に出力する。
BPF410は、受信RF部402から出力された受信信号のうち、端末装置102が他の端末装置との通信を行う場合に使用しないサブキャリアの周波数帯域部分だけを通過させ、シンボル検出部411に出力する。
シンボル検出部411は、BPF410を通過したOFDMシンボルの電力を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かにより、シンボルの有無を検出し、検出結果を送信制御部412に出力する。なお、シンボル検出部411は、測定値が閾値を超えている場合にはシンボルが存在すると判定し、逆に、測定値が閾値以下の場合にはシンボルが存在しないと判定する。
送信制御部412は、復号部409から出力されたデータに基づいて基地局装置の送信タイミングを検知し、DLスロット/ULスロットを特定する。そして、送信制御部412は、DLスロットの間、スイッチ413を開放するように制御する。これにより、下り回線の信号が中継されることを防ぐことができる。
また、送信制御部412は、シンボル検出部411がシンボルを検出した場合、ULスロットのパケットは基地局装置に向けたものであると判断して、スイッチ413を接続するように制御する。一方、送信制御部412は、シンボル検出部411がシンボルを検出しなかった場合、ULスロットのパケットは他の端末装置に向けたものであると判断して、スイッチ413を開放するように制御する。
また、送信制御部412は、基地局装置から送信された信号の周波数を検知し、基地局装置の周波数に追従することができる。これにより、中継による周波数偏差を積算的に増大させることを防ぐことができる。
スイッチ413は、送信制御部412の指示に従って開放または接続し、接続時には可変利得増幅部417から出力された信号を通過させる。
送信RF部414は、スイッチ413を通過した信号に対してアップコンバート等の所定の無線処理を行い、予め定めた所要のレベルまで信号を増幅し、送信アンテナ415から基地局装置101に向けて送信する。
受信レベル検出部416は、可変利得増幅部417から出力された信号の受信レベルを包絡線検波等により検出し、受信利得制御用の制御信号を生成する。
可変利得増幅部417は、受信レベル検出部416からの制御信号に従って増幅率を変化させ、受信RF部402から出力された信号に対して所定のレベルとなるように利得制御を行う。
なお、中継局装置の送信波が中継局装置の受信回路に回り込まないようにするため、受信アンテナ401と送信アンテナ415は、中継局装置の利得以上のアイソレーションが保たれるように設置される。
図5は、本実施の形態に係る端末装置102から送信されるOFDMシンボルのスペクトラムを示す図である。図5Aは、基地局装置101に向けて信号を送信する場合のOFDMシンボルのスペクトラムを示し、図5B及び図5Cは、他の端末装置に向けて信号を送信する場合のOFDMシンボルのスペクトラムを示す。なお、図5の横軸は周波数、縦軸は電力である。
図5Aに示すように、端末装置102−1は、基地局装置101に向けて信号を送信する場合、全てのサブキャリアにシンボルを重畳させる。一方、図5B、図5Cに示すように、端末装置102−1は、他の端末装置102−2に向けて信号を送信する場合、一部のサブキャリアにシンボルを重畳させる。なお、この場合のスペクトラムの帯域(図5B、図5Cの実線)は、全てのサブキャリアにシンボルを重畳させる場合の帯域(図5Aの実線、図5B、図5Cの破線)に比べて狭くなる。
端末装置102−1が他の端末装置102−2に向けて信号を送信する場合にシンボルを重畳させないサブキャリアは、中継局装置103において既知である。中継局装置103は、このサブキャリア(例えば、図5BのF501、図5CのF502)についてシンボルの有無を検出し、端末装置102−1から受信した信号が基地局装置101と他の端末装置102−2のどちらに向けたものであるのかを判断する。
1.5 本実施の形態の効果
このように、本実施の形態によれば、端末装置−基地局装置の無線通信と端末装置間の直接通信とで帯域を共有させる移動無線システムにおいて、中継局装置は、端末装置が他の端末装置に向けて信号を送信する場合にシンボルを重畳させないサブキャリアにおける受信電力を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かに基づいて端末装置から送信された信号を基地局装置に送信するか否かを制御する。これにより、中継局装置は、上り回線の受信信号を復調、復号しなくても、当該受信信号の送信先を判断することができるので、伝送速度を劣化させずに多段中継を行うことができる。
本発明は、OFDM伝送方式の移動体通信に用いられる基地局装置、端末装置及び中継局装置に用いるのに好適である。
101 基地局装置
102 端末装置
103 中継局装置
301 符号化部
302 送信先制御部
303、314、405 S/P(シリアル/パラレル変換)部
304 一次変調部
305 IFFT部
306、317、408 P/S(パラレル/シリアル変換)部
307 GI(ガードインターバル)付加部
308 送信RF部
309 アンテナ
311、402 受信RF部
312、403 同期検波部
313、404 GI(ガードインターバル)除去部
315、406 FFT部
316、407 一次復調部
318、409 復号部
401 受信アンテナ
410 BPF(バンドパスフィルタ)
411 シンボル検出部
412 送信制御部
413 スイッチ
414 送信RF部
415 送信アンテナ
416 受信レベル検出部
417 可変利得増幅部

Claims (7)

  1. 基地局装置と、前記基地局装置とOFDM(直交周波数分割多重)伝送方式で無線通信を行う端末装置とを有し、前記端末装置が、前記基地局装置との無線通信で使用する帯域と共通の帯域を使用して他の端末装置と直接無線通信を行い、前記基地局装置向けの信号と前記他の端末装置向けの信号とを、シンボルを重畳するサブキャリアを互いに異ならせて送信する、移動無線システムの中継局装置であって、
    前記端末装置から送信された信号の所定のサブキャリアにおける受信電力または無通信区間の信号電力比を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かにより、シンボルの有無を検出するシンボル検出手段と、
    前記シンボル検出手段の検出結果に基づいて前記端末装置から送信された信号を前記基地局装置に送信するか否かを制御する送信制御手段と、
    前記基地局装置に送信する信号を増幅する増幅手段と、
    を具備する中継局装置。
  2. 前記端末装置が、前記基地局装置に向けて信号を送信する場合には全てのサブキャリアにシンボルを重畳させ、前記他の端末装置に向けて信号を送信する場合には一部のサブキャリアにシンボルを重畳させる場合において、
    前記シンボル検出手段は、前記端末装置が前記他の端末装置に向けて信号を送信する場合にシンボルを重畳させないサブキャリアにおける受信電力を測定する、
    請求項1に記載の中継局装置。
  3. 前記送信制御手段は、前記基地局装置から送信された信号を復号したデータに基づいて前記基地局装置の送信タイミング及び該信号のフレーム長を検知し、前記基地局装置が信号を送信する時間において信号を送信しないように制御する、請求項1又は請求項2に記載の中継局装置。
  4. 基地局装置と、前記基地局装置とOFDM(直交周波数分割多重)伝送方式で無線通信を行う端末装置と、前記端末装置から送信された信号を増幅して前記基地局装置に送信する中継局装置とを有し、
    前記端末装置が、前記基地局装置との無線通信で使用する帯域と共通の帯域を使用して他の端末装置と直接無線通信を行う、移動無線システムであって、
    前記端末装置は、前記基地局装置向けの信号と前記他の端末装置向けの信号とを、シンボルを重畳するサブキャリアを互いに異ならせて送信し、
    前記中継局装置は、前記端末装置から送信された信号の所定のサブキャリアにおける受信電力を測定し、測定値が所定の閾値を超えているか否かに基づいて前記端末装置から送信された信号を前記基地局装置に送信するか否かを制御する、
    移動無線システム。
  5. 前記端末装置は、前記基地局装置に向けて信号を送信する場合には全てのサブキャリアにシンボルを重畳させ、前記他の端末装置に向けて信号を送信する場合には一部のサブキャリアにシンボルを重畳させ、
    前記中継局装置は、前記端末装置が前記他の端末装置に向けて信号を送信する場合にシンボルを重畳させないサブキャリアにおける受信電力を測定する、
    請求項3に記載の移動無線システム。
  6. 前記中継局装置は、前記基地局装置から送信された信号を復号したデータに基づいて前記基地局装置の送信タイミングを検知し、前記基地局装置が信号を送信する時間において信号を送信しないように制御する、請求項3又は請求項4に記載の移動無線システム。
  7. 基地局装置と、前記基地局装置とOFDM(直交周波数分割多重)伝送方式で無線通信を行う端末装置と、を有し、前記端末装置が、前記基地局装置との無線通信で使用する帯域と共通の帯域を使用して他の端末装置と直接無線通信を行い、前記基地局装置向けの信号と前記他の端末装置向けの信号とを、シンボルを重畳するサブキャリアを互いに異ならせて送信する、移動無線システムの中継局装置の通信方法であって、
    前記端末装置から送信された信号の所定のサブキャリアにおける受信電力を測定する工程と、
    測定値が所定の閾値を超えているか否かにより、シンボルの有無を検出する工程と、
    前記検出結果に基づいて前記端末装置から送信された信号を前記基地局装置に送信するか否かを制御する工程と、
    前記基地局装置に送信する信号を増幅する工程と、
    を具備する通信方法。
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