JPWO2016038737A1 - 共振型電力伝送装置 - Google Patents

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Abstract

2MHz以上の高周波数でスイッチング動作を行うパワー素子、パワー素子のスイッチング動作を共振スイッチングさせる共振回路素子を備えた2系統以上の共振型電源回路11と、系統毎に設けられ、共振型電源回路11間の出力電流の位相差を制御する機能、及び共振型電源回路11と負荷との間で共振条件を合わせる機能を有する位相制御型整合回路12と、各系統の位相制御型整合回路12により処理された出力電流を合成する合成部13とを備えた。

Description

この発明は、2MHz以上の高周波数で電力伝送を行う共振型電力伝送装置に関するものである。
図8に従来技術による共振型電力伝送装置を示す。この共振型電力伝送装置では、E級型の共振型電源回路101の出力に共振型送信アンテナ102が接続されている(例えば非特許文献1参照)。
2013年電子情報通信学会総合大会BCS−1−16
しかしながら、従来技術ではE級型の共振型電源回路101により共振型電力伝送装置を構成しているため、送信電力を可変するためには、入力電圧Vinのレベルを可変する必要がある。これは、E級型電源方式の特性によるもので、パワー素子Q1のスイッチング時間の時比率(Duty)では出力電圧を可変することができないためである。
よって、従来技術では入力電圧Vinのレベルを可変するため、入力部にDC/DCコンバータ(電源装置)が必要である。更に、送信電力を大電力化させるためには、共振型電源回路101のパワー素子Q1に高耐圧で大電力の素子を使用する必要がある。
その結果、共振型電源回路101は大電力と高周波化の両立が困難で、高効率な電力変換ができないという課題がある。また、装置全体の電力変換効率は入力部のDC/DCコンバータ分更に下がってしまうため放熱対策部品が必要になり、装置の小型、軽量化が難しいという課題がある。
また、従来技術では、DC/DCコンバータのスイッチング周波数と、共振型電源回路101のスイッチング周波数とが混載する。そのため、EMC等のノイズ対策部品が多数必要となり、部品点数が多くなり、コストを下げられないという課題がある。
その他、入力電圧Vinのレベルを可変しないで送信電力を大電力化させる方法として、RF増幅器の出力を合成するコンバイナによる手法が従来から知られている。コンバイナは、主に抵抗50Ωを全ての入力系統と合成出力系統のそれぞれに配置して、インピーダンス整合を図り電力合成するものと、トランスによる各巻き線を使用して入出力インピーダンス整合を図り電力合成するものがある。しかしながら、何れも電力変換効率が低く(効率50%)、電力伝送装置用としては適していない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、DC/DCコンバータを用いることなく、送信電力の大電力化と可変制御をすることができ、2MHz以上の高周波数で高効率な電力伝送を行うことができる共振型電力伝送装置を提供することを目的としている。
この発明に係る共振型電力伝送装置は、2MHz以上の高周波数でスイッチング動作を行うパワー素子、パワー素子のスイッチング動作を共振スイッチングさせる共振回路素子を備えた2系統以上の共振型電源回路と、系統毎に設けられ、共振型電源回路間の出力電流の位相差を制御する機能、及び共振型電源回路と負荷との間で共振条件を合わせる機能を有する位相制御型整合回路と、各系統の位相制御型整合回路により処理された出力電流を合成する合成部とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、DC/DCコンバータを用いることなく、送信電力の大電力化と可変制御をすることができ、2MHz以上の高周波数で高効率な電力伝送を行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置を備えた共振型電力伝送システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置の回路構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置において、共振型電源回路が1系統の場合を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置の動作を示す図であり、(a)3系統の共振型電源回路からの出力電流の波形を示す図であり、(b)総合出力電流の波形を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置の別の回路構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る共振型電力伝送装置を備えた共振型電力伝送システムの構成を示す図である。 従来の共振型電力伝送装置の構成を示す回路図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送装置1を備えた共振型電力伝送システムの構成を示す図である。
共振型電力伝送システムは、図1に示すように、共振型電力伝送装置1、共振型送信アンテナ2、共振型受信アンテナ3及び受信回路4から構成されている。共振型電力伝送装置1は、2系統以上の共振型電源回路11(例えばE級型電源回路等)及び位相制御型整合回路12と、合成部13から構成されている。この共振型電力伝送装置1の負荷インピーダンスZ(RL)は、共振型送信アンテナ2、共振型受信アンテナ3、受信回路4及び受信回路4に接続される負荷機器等(不図示)による合成インピーダンスとなる。よって、抵抗負荷等でシステムを構成してもよい。なお図では、3系統の共振型電源回路11及び位相制御型整合回路12を示し、各回路の符号に接尾記号(1〜3)を付して区別している。
共振型電力伝送装置1を構成する共振型電源回路11は、位相制御型整合回路12の前段に配置され、負荷インピーダンスを構成する共振型送信アンテナ2への電力の供給を制御するものである。この共振型電源回路11は、直流又は交流を入力して、交流を出力するインバータ電源回路である。共振型電源回路11としては、E級方式の電源回路等、MHz帯の周波数で動作可能な共振型の電源回路であればよい。
共振型電力伝送装置1を構成する位相制御型整合回路12は、共振型電源回路11間の出力電流の位相差を制御する機能と、共振型電源回路11と負荷インピーダンスを構成する共振型送信アンテナ2(負荷)との間で共振条件を合わせる整合機能を有するものである。
共振型電力伝送装置1を構成する合成部13は、各系統の位相制御型整合回路12により処理された出力電流を合成して総合出力電流とするものである。
共振型送信アンテナ2は、共振型電源回路11からの電力を共振型受信アンテナ3に伝送する共振型の電力送信アンテナである(非接触に限定されない)。この共振型送信アンテナ2は、各系統の共振型電源回路11の出力電流を合成部13で合成した交流の総合出力電流を入力して、共振動作を行うことで送信電力を発生し、共振型受信アンテナ3への電力伝送を実施している。この共振型送信アンテナ2は、ヘリカル状、スパイラル状等任意のコイル形状で構成される。また、励振コイルと非励振コイルで構成してもよい。
共振型受信アンテナ3は、共振型送信アンテナ2からの電力を受信する共振型の電力受信アンテナである(非接触に限定されない)。この共振型受信アンテナ3により受信された電力は受信回路4を介して負荷機器等(不図示)に供給される。この共振型受信アンテナ3は、ヘリカル状、スパイラル状等任意のコイル形状で構成される。また、励振コイルと非励振コイルで構成してもよい。なお、共振型受信アンテナ3の共振周波数は、共振型送信アンテナ2と共振結合するように設定される。
受信回路4は、共振型受信アンテナ3と負荷機器間に配置され、共振型受信アンテナ3により受信された電力(交流出力)を整流するものである。この受信回路4は、AC入力−DC出力型の電源回路である。
なお、無線電力伝送の場合における共振型電力伝送システムの伝送方式は特に限定されるものではなく、磁界共鳴による方式、電界共鳴による方式、電磁誘導による方式の何れであってもよい。
次に、図1に示す共振型電力伝送装置1の具体的な回路構成例について、図2を参照しながら説明する。図2に示す共振型電力伝送装置1では、3系統の共振型電源回路11及び位相制御型整合回路12を示している。
ここで、共振型電源回路11−1は、パワー素子Q1、共振回路素子(コンデンサC1、インダクタL2及びコンデンサC2)、インダクタL1、高周波パルスドライブ回路(不図示)により構成される。また、位相制御型整合回路12−1は、整合素子(コンデンサC3,C4及びインダクタL3)により構成される。なお、他系統の共振型電源回路11−2,11−3及び位相制御型整合回路12−2,12−3についても、共振型電源回路11−1及び位相制御型整合回路12−1と同様の構成となる。また、図1,2では、共振型電源回路11及び位相制御型整合回路12を3系統設けて並列配置した構成を示しているが、これに限るものではなく、電力伝送する電力量に応じて並列数は決められる。
パワー素子Q1は、入力電圧(直流電圧)Vinを交流に変換するために2MHz以上の高周波数でスイッチング動作を行うスイッチング素子である。このパワー素子Q1としては、高周波(RF;Radio Frequency)用の電界効果トランジスタ(FET;Field effect transistor)に限らず、例えばSi−MOSFETやSiC−MOSFET、GaN−FET等の素子を用いることが可能である。
共振回路素子(コンデンサC1、インダクタL2及びコンデンサC2)は、対応するパワー素子Q1のスイッチング動作を共振スイッチングさせるための素子である。このコンデンサC1,C2としては、セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ等を用いることが可能である。また、インダクタL2としては、空芯コイルや磁性体インダクタ等を用いることが可能である。
インダクタL1は、対応するパワー素子Q1のスイッチング動作ごとに、直流電圧Vinのエネルギーを一時的に保持する働きをするものである。このインダクタL1としては、磁性体インダクタ等を用いることが可能である。
高周波パルスドライブ回路は、パワー素子Q1のG端子に2MHz以上の高周波数のパルス状の電圧信号を送り、パワー素子Q1を駆動させる回路である。この高周波パルスドライブ回路は、出力部をFET素子等でトーテンポール回路構成にして高速のON/OFF出力ができるように構成した回路である。
位相制御型整合回路12−1(コンデンサC3,C4及びインダクタL3)は、共振型電源回路11−1の出力電流の位相を制御する機能により、他の系統の共振型電源回路11−2,11−3の出力電流との位相関係を調整制御する働きをする。また、共振型電源回路11−1と負荷インピーダンスZ(RL)を構成する共振型送信アンテナ2との間の共振条件を合わせる整合機能の働きをする。なお、各系統の位相制御型整合回路12−1〜12−3による合成通過特性は、図3に示す共振型電源回路11を1系統で構成した場合での位相制御型整合回路12の通過特性と、使用周波数において等しくなるように設定されている。
このコンデンサC3,C4としては、セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ等を用いることが可能である。また、インダクタL3は空芯コイルや磁性体インダクタ等を用いることが可能である。
なお、共振型送信アンテナ2のコンデンサC5は、共振型送信アンテナ2の共振条件を設定するものである。このコンデンサC5としては、セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ等を用いることが可能である。
次に、上記のように構成された共振型電力伝送システムの動作について説明する。以下では、図2に示す上段の回路での動作について説明する。また、共振型電源回路11−1には直流電圧Vinが入力されるものとする。
まず、一次電源(不図示)の直流電圧Vinが共振型電源回路11−1へ入力され、MHz帯の高周波交流に変換されて、位相制御型整合回路12−1へ出力される。その出力は、位相制御型整合回路12−1により電流の位相制御が行われ、また、共振型電源回路11−1と共振型送信アンテナ2との間の共振条件が合わせられる。そして、合成部13により他系統の出力と電流合成された後、共振型送信アンテナ2へ入力される。
この共振型電源回路11−1の具体的な動作では、まず、直流電圧VinはインダクタL1を通してパワー素子Q1のD端子に印加される。そして、パワー素子Q1は、その電圧をON/OFFのスイッチング動作により正電圧の交流電圧へ変換する。この変換動作のときに、インダクタL1は一時的にエネルギーを保持する働きをして、直流を交流へ電力変換する手助けを行う。
ここで、パワー素子Q1のスイッチング動作は、Ids電流とVds電圧積によるスイッチング損失が最も小さくなるように、ZVS(ゼロボルテージスイッチング)が成立するようコンデンサC1、インダクタL2及びコンデンサC2からなる共振回路素子で共振スイッチング条件が設定されている。この共振スイッチング動作により、出力にはRTN電位を軸にした正弦波状の交流電圧が出力される。
パワー素子Q1の駆動は、高周波パルスドライブ回路が出力するパルス状の電圧信号をパワー素子Q1のG端子へ入力することで実行している。このとき、パワー素子Q1の駆動周波数は共振型電力伝送装置1としての動作周波数となり、高周波パルスドライブ回路の基準信号を生成するオシレータ回路(不図示)の設定により決まる。
図2に示す他系統の回路についても上記と同様の動作となる。なお、各系統のパワー素子のドライブタイミングは、同一の周波数及び位相、又は、周波数のみ同一で位相が異なる構成のどちらでもよい。
その後、電力伝送する電力量に応じて位相制御型整合回路12−1〜12−3により、出力電流の位相制御が実行される。ここで、図4(a)に示すように、共振型電源回路11−1〜11−3からの出力電流I1,I2,I3の和が総合出力電流Ioutとなる。そのため、所望の伝送電力量が得られるように出力電流I1,I2,I3の間の位相差の可変制御が実施される。
その後、合成部13により出力電流が合成され総合出力電流とされる。
そして、共振型送信アンテナ2は、総合出力電流により共振動作を行い、共振型受信アンテナ3へ電力伝送を行う。
その後、共振型受信アンテナ3は、共振型送信アンテナ2からの電力伝送により共振型送信アンテナ2と同様に共振動作を行う。この際、共振型受信アンテナ3により受信される電力は、送信電力量の制御により電圧の振幅が制御される。そして、共振型受信アンテナ3は、受信回路4へ交流電力を出力する。その後、受信回路4は、その交流電力を整流して直流出力を行う。
以上のように、この実施の形態1によれば、共振型電力伝送装置1を2系統以上の共振型電源回路11及び位相制御型整合回路12と、合成部13から構成し、伝送電力量に応じて、各系統の出力電流の位相制御を行ったうえで合成することで、入力部にDC/DCコンバータを用いることなく送信電力の大電力化と可変制御をすることができ、2MHz以上の高周波数で電力伝送を行うことができる。
また、従来構成に対して部品点数を削減することができるため、コストを下げることができる。また、従来構成に対して、装置全体の電力変換効率を向上することができるため、放熱対策を簡易化でき、装置を小型、軽量化できる。また、従来構成に対して、内部回路は共振型電源回路11のスイッチング周波数のみとなるため、EMC等のノイズ対策部品を大幅に削減することができる。
なお上記では、共振型電力伝送装置1の構成例として、図2に示すような回路構成を示した。しかしながら、これに限るものではなく、例えば図5に示すような回路構成としてもよい。この図5では、図2に示す位相制御型整合回路12の部分を、共振型電源回路11の内部回路の一部として構成した整合機能内蔵型共振電源回路11bを示している。
また図6に示すように、合成部13にインピーダンス整合回路を設け、このインピーダンス整合回路単位で共振型電源回路11及び位相制御型整合回路12の並列数を増やすようにしてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、位相制御型整合回路12の調整制御を自動で行う構成について示す。
図7はこの発明の実施の形態2に係る共振型電力伝送装置1を備えた共振型電力伝送システムの構成を示す図である。この図7に示す実施の形態2に係る共振型電力伝送装置1は、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送装置1に検出回路14及び自動整合制御回路15を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
検出回路14は、合成部13により合成された総合出力電流のレベル(振幅、平均値、歪等)を検出する機能を備えるものである。この検出回路14は、カレントトランスによる非接触検出、又は、抵抗による検出等で実施される。なお、この検出回路14の機能は他の回路部からの検出でもよく、各系統の共振型電源回路11の入力電流のレベル(不図示)、各系統の共振型電源回路11の出力電流又は出力電圧のレベル(不図示)、各系統の位相制御型整合回路12の出力電流のレベル(不図示)等を検出する機能を備えるものでもよい。つまり、各系統の通過電力状態を検出する機能を有すればどのような手法でもよい。
自動整合制御回路15は、検出回路14による検出結果をもとに、位相制御型整合回路12の通過特性を可変制御するものである。これにより、各系統の出力電流の位相制御と、共振型電源回路11と負荷インピーダンスZ(RL)との間の共振条件を合わせる整合機能の自動化を行うことができる。自動整合制御回路15は、アナログ制御回路で構成したもの、又は、マイコン制御回路で構成したもの等、制御範囲及び精度に適した回路構成で実施される。
以上のように、この実施の形態2によれば、検出回路14により総合出力電流のレベルを検出し、その検出結果から自動整合制御回路15にて位相制御型整合回路12の制御を行うように構成したので、実施の形態1における効果に加え、位相制御型整合回路12の調整制御を自動で実施できる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る共振型電力伝送装置は、DC/DCコンバータを用いることなく、出力電力の大電力化と可変制御をすることができ、2MHz以上の高周波数で高効率な電力伝送を行う共振型電力伝送装置等に用いるのに適している。
1 共振型電力伝送装置、2 共振型送信アンテナ、3 共振型受信アンテナ、4 受信回路、11 共振型電源回路、11b 整合機能内蔵型共振電源回路、12 位相制御型整合回路、13 合成部、14 検出回路、15 自動整合制御回路。
この発明に係る共振型電力伝送装置は、2MHz以上の交流を出力する2系統以上の共振型電源回路と、共振型電源回路の各々に接続された位相制御型整合回路と、位相制御型整合回路の各出力を並列に接続して、当該位相制御型整合回路からの各出力を合成する合成部とを備え、位相制御型整合回路は、一端が共振型電源回路の一方の信号線に接続されたインダクタと、一端がインダクタの一端又は両端に接続され、他端が共振型電源回路の他方の信号線に接続されたコンデンサとを有し、合成部は、位相制御型整合回路が有するインダクタの各々の他端を並列接続して構成されたものである。
位相制御型整合回路12−1(コンデンサC3,C4及びインダクタL3)は、共振型電源回路11−1の出力電流の位相を制御する機能により、他の系統の共振型電源回路11−2,11−3の出力電流との位相関係を調整制御する働きをする。また、共振型電源回路11−1と負荷インピーダンスZ(RL)を構成する共振型送信アンテナ2との間の共振条件を合わせる整合機能の働きをする。なお、位相制御型整合回路12−1が有するインダクタは、一端が共振型電源回路11−1の一方の信号線に接続されている。また、位相制御型整合回路12−1が有するコンデンサは、一端が上記インダクタの上記一端又は両端に接続され、他端が共振型電源回路11−1の他方の信号線に接続されている。
お、各系統の位相制御型整合回路12−1〜12−3の通過特性を合成した合成通過特性は、図3に示す共振型電源回路11を1系統で構成した場合(1つの共振型電源回路11と当該共振型電源回路11に接続された位相制御型整合回路12とから共振型電力伝送装置1を構成した場合)での位相制御型整合回路12の通過特性と、使用周波数において等しくなるように設定されている。
このコンデンサC3,C4としては、セラミックコンデンサ、フィルムコンデンサ等を用いることが可能である。また、インダクタL3は空芯コイルや磁性体インダクタ等を用いることが可能である。

Claims (13)

  1. 2MHz以上の高周波数でスイッチング動作を行うパワー素子、前記パワー素子のスイッチング動作を共振スイッチングさせる共振回路素子を備えた2系統以上の共振型電源回路と、
    系統毎に設けられ、前記共振型電源回路間の出力電流の位相差を制御する機能、及び前記共振型電源回路と負荷との間で共振条件を合わせる機能を有する位相制御型整合回路と、
    各系統の前記位相制御型整合回路により処理された出力電流を合成する合成部と
    を備えた共振型電力伝送装置。
  2. 前記負荷は、前記合成部により合成された出力電流により共振動作を行うことで送信電力を発生する共振型送信アンテナである
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  3. 各系統の前記位相制御型整合回路による合成通過特性は、前記共振型電源回路を1系統で構成した場合での通過特性と等しくなる
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  4. 各系統の前記位相制御型整合回路による合成通過特性は、前記共振型電源回路を1系統で構成した場合での通過特性と等しくなる
    ことを特徴とする請求項2記載の共振型電力伝送装置。
  5. 前記パワー素子は、高周波用の電界効果トランジスタ以外の電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  6. 前記共振型送信アンテナは磁界共鳴により電力伝送を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の共振型電力伝送装置。
  7. 前記共振型送信アンテナは電界共鳴により電力伝送を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の共振型電力伝送装置。
  8. 前記共振型送信アンテナは電磁誘導により電力伝送を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の共振型電力伝送装置。
  9. 前記合成部により合成された出力電流のレベルを検出する検出回路と、
    前記検出回路による検出結果をもとに、各系統の前記位相制御型整合回路の通過特性を可変制御する自動整合制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  10. 各系統の前記共振型電源回路の入力電流のレベルを検出する検出回路と、
    前記検出回路による検出結果をもとに、各系統の前記位相制御型整合回路の通過特性を可変制御する自動整合制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  11. 各系統の前記共振型電源回路の出力電流のレベルを検出する検出回路と、
    前記検出回路による検出結果をもとに、各系統の前記位相制御型整合回路の通過特性を可変制御する自動整合制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  12. 各系統の前記共振型電源回路の出力電圧のレベルを検出する検出回路と、
    前記検出回路による検出結果をもとに、各系統の前記位相制御型整合回路の通過特性を可変制御する自動整合制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
  13. 各系統の前記位相制御型整合回路の出力電流のレベルを検出する検出回路と、
    前記検出回路による検出結果をもとに、各系統の前記位相制御型整合回路の通過特性を可変制御する自動整合制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の共振型電力伝送装置。
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