JP6370484B1 - 共振型電力送信装置及び共振型電力伝送システム - Google Patents

共振型電力送信装置及び共振型電力伝送システム Download PDF

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Abstract

インダクタ及びコンデンサを有する共振回路を有し、電力を出力するインバータ回路(7)と、インバータ回路により出力された電力を伝送する送信アンテナ(2)とを備え、インバータ回路は、送信アンテナの入力インピーダンスに応じ、インダクタのインダクタンス及びコンデンサのキャパシタンスのうちの少なくとも一方を可変する。

Description

この発明は、高周波数の電力を伝送する共振型電力送信装置及び共振型電力伝送システムに関する。
従来の共振型電力伝送システムでは、漏洩電磁界の放射による妨害波と電力伝送効率の低下を抑制するため、送信アンテナ及び受信アンテナをそれぞれ磁気シールド部材で覆っている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−248747号公報
従来構成では、磁気シールド部材を用いて漏洩電磁界の放射を抑制している。この際、磁気シールド部材は、送信アンテナと受信アンテナとの間の磁界を遮ることがないように、アンテナとの間隙を確保してアンテナ全体を覆う必要がある。そのため、送信装置及び受信装置を構造的に小さくできないという課題がある。
また、従来構成では、送受信アンテナから発生した漏洩電磁界の放射を抑制しており、漏洩電磁界の発生を抑制するものではない。また、送信アンテナと受信アンテナとの間の空隙に対しては磁気シールド部材を設けることができない。そのため、この空隙部分から漏洩電磁界が放射されるという課題がある。この漏洩電磁界は、電力伝送を行う際の基本波の高調波であり、約1GHzまでの広帯域に渡って妨害波としても作用し、ラジオ、無線機又は携帯電話等における通信周波数帯へ悪影響を及ぼす。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、磁気シールド部材を用いずに妨害波の発生を抑制できる共振型電力送信装置を提供することを目的としている。
この発明に係る共振型電力送信装置は、力を出力するインバータ回路と、インバータ回路により出力された電力を伝送する送信アンテナとインバータ回路の入力電圧を送信アンテナの入力インピーダンスの平方根に比例した値に制御するインタフェース電源を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、磁気シールド部材を用いずに妨害波の発生を抑制できる。
この発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるインバータ回路の等価回路図である。 図3A、図3Bは、この発明の実施の形態1におけるインバータ回路の動作例を説明する図であって、図3Aはスイッチング電圧Vdsの変化例を示す図であり、図3Bは出力電圧Voの変化例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。 図5A〜図5Cは、この発明の実施の形態2におけるインタフェース電源の動作例を説明する図であって、図5Aはスイッチング電圧Vdsの変化例を示す図であり、図5Bは出力電圧Voの変化例を示す図であり、図5Cは入力電圧Vの制御例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。
共振型電力伝送システムは、図1に示すように、共振型送信電源装置1、送信アンテナ(TX−ANT)2、受信アンテナ(RX−ANT)3、受信回路4及び負荷5を備えている。共振型送信電源装置1は、インタフェース電源(V−I/F)6及びインバータ回路7を有している。また、受信回路4は、整流回路(REC)8及びインタフェース電源(V−I/F)9を有している。また、共振型送信電源装置1及び送信アンテナ2は共振型電力送信装置を構成し、受信アンテナ3及び受信回路4は共振型電力受信装置を構成する。
インタフェース電源6は、共振型送信電源装置1に入力された電圧を増減して直流出力するコンバータの機能を有する。インタフェース電源6は、共振型送信電源装置1に直流電力が入力される場合にはDC/DCコンバータの機能を有し、共振型送信電源装置1に交流電力が入力される場合にはAC/DCコンバータの機能を有する。このインタフェース電源6により得られた電力は、インバータ回路7へ出力される。
インバータ回路7は、インタフェース電源6から出力された電力を送信アンテナ2が有する共振周波数と同一(略同一の意味を含む)の周波数を有する高周波電力に変換して出力する。このインバータ回路7は、図2に示すような、インダクタL2及びコンデンサC2を有する共振回路を有するE級インバータ回路である。
また、インバータ回路7は、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インバータ回路7(共振型送信電源装置1)の出力インピーダンスZoを制御する機能を有している。具体的には、インバータ回路7は、上記入力インピーダンスZinに応じ、インダクタL2のインダクタンス及びコンデンサC2のキャパシタンスのうちの少なくとも一方を可変する。ここで、インバータ回路7は、インダクタL2のインダクタンスを可変する場合には、当該インダクタンスを上記入力インピーダンスZinに比例した値に制御する。また、インバータ回路7は、コンデンサC2のキャパシタンスを可変する場合には、当該キャパシタンスを上記入力インピーダンスZinに反比例した値に制御する。また、インバータ回路7は、自身(インバータ回路7)の動作状態の変化を検出することで、上記入力インピーダンスZinの変化を間接的に検出する。
送信アンテナ2は、インバータ回路7から出力された高周波電力が有する周波数と同一(略同一の意味を含む)の周波数で共振することで、電力伝送を行う。
受信アンテナ3は、送信アンテナ2が有する共振周波数と同一(略同一の意味を含む)の周波数で共振することで、送信アンテナ2から伝送された高周波電力を受信する。この受信アンテナ3により受信された高周波電力(交流電力)は、整流回路8へ出力される。
なお、送信アンテナ2と受信アンテナ3との間の電力伝送方式は特に限定されず、磁界共鳴による方式、電界共鳴による方式、又は、電磁誘導による方式の何れでもよい。また、送信アンテナ2と受信アンテナ3は、図1に示すような非接触に限らない。
整流回路8は、受信アンテナ3から出力された交流電力を直流電力に変換する。この整流回路8により得られた直流電力は、インタフェース電源9へ出力される。
インタフェース電源9は、整流回路8から出力された直流電圧を増減するDC/DCコンバータの機能を有する。このインタフェース電源9により得られた直流電力は、負荷5へ出力される。
負荷5は、インタフェース電源9から出力された直流電力により機能する回路又は機器である。
次に、実施の形態1におけるインバータ回路7の機能について説明する。
ここで、インバータ回路7の出力インピーダンスをZoとする。また、送信アンテナ2の入力インピーダンスをZinとする。また、整流回路8の入力インピーダンスをRoとする。また、送信アンテナ2のインダクタンスをLTXとする。また、受信アンテナ3のインダクタンスをLRXとする。また、送信アンテナ2と受信アンテナ3との相互インダクタンスをMとする。また、送信アンテナ2と受信アンテナ3との間の距離をdとする。また、インタフェース電源9の入力電圧をVinとする。また、インタフェース電源9の入力電流をIinとする。負荷5における抵抗(負荷抵抗)をRLとする。
ここで、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinは下式(1)で表される。式(1)において、ω=2πfであり、fは伝送周波数である。
Zin=(ωM)/Ro (1)
また、整流回路8の入力インピーダンスRoは下式(2)で表される。式(2)では、整流回路8での損失がほぼ無いと仮定している。
Ro≒Vin/Iin (2)
式(1),(2)から、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinは下式(3)となる。
Zin≒(ωM)/(Vin/Iin) (3)
また、負荷抵抗RLが変化するとVin/Iinが比例して変化する。よって、送信アンテナ2の入力インピーダンスZin≒(ωM)/(Vin/Iin)は負荷抵抗RLに反比例して変化する。
また、図2に示すインバータ回路7の出力インピーダンスZoは下式(4)で表される。なお式(4)において、ω=2πfであり、fはスイッチング周波数(=伝送周波数)である。また、Qは、共振回路(L2,C2,Zo)におけるQ値である。また、aは、ZVS(ゼロボルテージスイッチング)が成立するスイッチング条件における係数である。
Zo=ωL2/Q=1/(ωC2(Q−a)) (4)
式(4)から、インバータ回路7の出力インピーダンスZoは、インダクタL2のインダクタンスに比例して変化する。また、インバータ回路7の出力インピーダンスZoは、コンデンサC2のキャパシタンスに反比例して変化する。
そこで、インバータ回路7が、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インダクタL2のインダクタンス及びコンデンサC2のキャパシタンスのうちの少なくとも一方を制御することで、出力インピーダンスZoの制御を行う。ここで、インバータ回路7は、インダクタL2のインダクタンスを可変する場合には、当該インダクタンスを上記入力インピーダンスZinに比例した値に制御する。また、インバータ回路7は、コンデンサC2のキャパシタンスを可変する場合には、当該キャパシタンスを上記入力インピーダンスZinに反比例した値に制御する。
なお、インバータ回路7では、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinを直接は検出できない。一方、インバータ回路7の出力インピーダンスZoと送信アンテナ2の入力インピーダンスZinとがずれることで、インバータ回路7の動作状態が変化する。例えば図3に示すように、スイッチング電圧(スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間電圧)Vds及び出力電圧Voが変化する。図3において、実線がZo≒Zin(インピーダンス整合)の場合を示し、破線がZo≠Zin(インピーダンス不整合)の場合を示している。
そこで、インバータ回路7では、自身の動作状態の変化を検出することで、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinの変化を間接的に検出する。そして、インバータ回路7は、インピーダンス不整合の状態からインピーダンス整合の状態となるように、インダクタL2のインダクタンス及びコンデンサC2のキャパシタンスのうちの少なくとも一方を制御する。
これにより、Zo≒Zinの関係を維持でき、共振型電力送信装置と共振型電力受信装置との間のインピーダンス整合が図られるため、妨害波の発生を抑制できる。
以上のように、この実施の形態1によれば、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インダクタL2のインダクタンス及びコンデンサC2のキャパシタンスのうちの少なくとも一方を可変することで出力インピーダンスZoを制御するインバータ回路7を備えたので、磁気シールド部材を用いずに妨害波を抑制できる。
具体的には、共振型電力伝送システムでは、共振型送信電源装置1からの高調波によって、妨害波が発生する。
それに対して、インバータ回路7で入力インピーダンスZinに応じて出力インピーダンスZoを制御することで、共振型送信電源装置1からの高調波を抑制でき、妨害波の発生を抑制できる。
また、共振型電力伝送システムでは、共振型電力送信装置及び共振型電力受信装置を構成する各回路間の入出力インピーダンスの不整合によっても、妨害波が発生する。
それに対して、インバータ回路7で入力インピーダンスZinに応じて出力インピーダンスZoを制御することで、上記各回路間の入出力インピーダンスの不整合を解消できるため、妨害波の発生を抑制できる。
また、共振型電力伝送システムでは、共振型電力送信装置及び共振型電力受信装置を構成する各回路上の寄生インピーダンスによる共振によっても、妨害波が発生する。
それに対して、インバータ回路7で入力インピーダンスZinに応じて出力インピーダンスZoを制御することで、上記各回路間の入出力インピーダンスの不整合を解消できるため、各回路に入る高調波のレベルを限りなく低くできる。その結果、回路上に寄生インピーダンスが存在しても、高調波を増幅してしまう共振現象は少なくなる。よって、妨害波の発生を抑制できる。
また、共振型電力伝送システムでは、共振型電力受信装置の位置が変化して送受信アンテナ2,3に位置ずれが生じた場合、共振型電力送信装置と共振型電力受信装置との間のインピーダンスが不整合となるため、妨害波が発生する。
それに対して、送受信アンテナ2,3の位置がずれると、相互インダクタンスMが変化し、式(3)から、入力インピーダンスZinも変化する。そして、インバータ回路7では、入力インピーダンスZinに応じて出力インピーダンスZoを制御する。そのため、共振型電力受信装置の位置が変化して送受信アンテナ2,3に位置ずれが生じたとしても、共振型電力送信装置と共振型電力受信装置との間のインピーダンス整合を維持でき、妨害波の発生を抑制できる。
なお、インバータ回路7で出力インピーダンスZoを制御することで、入力電圧Vinを変化させることができ、入力インピーダンスZinを変化させることができる。これは、インバータ回路7で出力インピーダンスZoを変えることで、送信アンテナ2の入力電圧及び入力電流の振幅が変化し、これに伴って受信アンテナ3の入力電圧及び入力電流の振幅も変化するためである。
また、共振型電力伝送システムでは、負荷抵抗RLが変化すると、共振型電力送信装置と共振型電力受信装置との間のインピーダンスが不整合となるため、妨害波が発生する。
それに対して、負荷抵抗RLが変化すると入力インピーダンスZinも変化する。そして、インバータ回路7では、入力インピーダンスZinに応じて出力インピーダンスZoを制御する。そのため、負荷抵抗RLが変化しても、共振型電力送信装置と共振型電力受信装置との間のインピーダンス整合を維持でき、妨害波の発生を抑制できる。
また、実施の形態1に係る共振型電力受信装置では、回路設計により妨害波の発生を抑制している。そのため、電力損失が少なく電力伝送効率の高いシステムを構成できる。また、磁気シールド部材を使用せずに装置を構成できるため、低コスト化、小型化及び軽量化を図れる。
実施の形態2.
実施の形態1では、インバータ回路7が、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インダクタL2のインダクタンス及びコンデンサC2のキャパシタンスのうちの少なくとも一方を可変することで出力インピーダンスZoを制御する場合を示した。これに対し、実施の形態2では、インタフェース電源6bが、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インバータ回路7bの入力電圧Vを制御することで出力インピーダンスZoを制御する場合を示す。
図4はこの発明の実施の形態2に係る共振型電力伝送システムの構成例を示す図である。この図4に示す実施の形態2に係る共振型電力伝送システムでは、図1に示す実施の形態1に係る共振型電力伝送システムに対し、インタフェース電源6及びインバータ回路7をインタフェース電源6b及びインバータ回路7bに変更している。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
インタフェース電源6bは、共振型送信電源装置1に入力された電圧を増減して直流出力するコンバータの機能を有する。インタフェース電源6bは、共振型送信電源装置1に直流電力が入力される場合にはDC/DCコンバータの機能を有し、共振型送信電源装置1に交流電力が入力される場合にはAC/DCコンバータの機能を有する。このインタフェース電源6bにより得られた電力は、インバータ回路7bへ出力される。
また、インタフェース電源6bは、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インバータ回路7b(共振型送信電源装置1)の出力インピーダンスZoを制御する機能を有している。具体的には、インタフェース電源6bは、インバータ回路7bの入力電圧Vを上記入力インピーダンスZinの平方根に比例した値に制御する。また、インタフェース電源6bは、インバータ回路7bにより検出された動作状態の変化から、上記入力インピーダンスZinの変化を間接的に検出する。
インバータ回路7bは、インタフェース電源6bから出力された電力を送信アンテナ2が有する共振周波数と同一(略同一の意味を含む)の周波数を有する高周波電力に変換して出力する。このインバータ回路7bは、図2に示すような、インダクタL2及びコンデンサC2を有する共振回路を有するE級インバータ回路である。
また、インバータ回路7bは、自身(インバータ回路7b)の動作状態の変化を検出し、インタフェース電源6bに通知する機能も有している。
次に、実施の形態2におけるインタフェース電源6bの機能について説明する。
ここで、インバータ回路7bの入力電圧をVとし、インバータ回路7bの出力電力をPoとする。
この場合、インバータ回路7bの出力インピーダンスZoは下式(5)で表される。式(5)から、インバータ回路7bの出力インピーダンスZoは、V に比例して変化する。
Zo=8V /((π+4)Po) (5)
また、負荷抵抗RL=(Vin/Iin)とおいた場合、下式(6)が成立する。
Zo=Zin=(ωM)/RL=8V /((π+4)Po) (6)
そこで、インタフェース電源6bが、インバータ回路7bの入力電圧Vを入力インピーダンスZinの平方根に比例した値に制御する。
なお、インタフェース電源6b及びインバータ回路7bでは、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinを直接は検出できない。一方、インバータ回路7bの出力インピーダンスZoと送信アンテナ2の入力インピーダンスZinとがずれることで、インバータ回路7bの動作状態が変化する。例えば図5A、図5Bに示すように、スイッチング電圧Vds及び出力電圧Voが変化する。図5において、実線がZo≒Zin(インピーダンス整合)の場合を示し、破線がZo≠Zin(インピーダンス不整合)の場合を示している。
そこで、インバータ回路7bでは、自身の動作状態の変化を検出し、インタフェース電源6bに通知する。そして、インタフェース電源6bは、上記動作状態の変化から、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinの変化を間接的に検出する。そして、図5Cに示すように、インタフェース電源6bは、インピーダンス不整合の状態からインピーダンス整合の状態となるように、インバータ回路7bの入力電圧Vを入力インピーダンスZinの平方根に比例した値に制御する。
これにより、Zo≒Zinの関係を維持でき、共振型電力送信装置と共振型電力受信装置との間のインピーダンス整合が図られるため、妨害波の発生を抑制できる。
以上のように、この実施の形態2によれば、送信アンテナ2の入力インピーダンスZinに応じ、インバータ回路7bの入力電圧Vを制御することで出力インピーダンスZoを制御するインタフェース電源6bを備えても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお上記では、インバータ回路7bが自身の動作状態の変化を検出し、インタフェース電源6bが当該動作状態の変化から送信アンテナ2の入力インピーダンスZinの変化を間接的に検出する場合を示した。しかしながら、上記入力インピーダンスZinの変化の間接的な検出方法はこれに限らない。
例えば、インバータ回路7bの出力インピーダンスZoと送信アンテナ2の入力インピーダンスZinがずれることで、インタフェース電源(第2インタフェース電源)9の動作状態も変化する。具体的には、インタフェース電源9の入力電圧Vinが変化する。そこで、インバータ回路7bに代えてインタフェース電源9が自身(インタフェース電源9)の動作状態の変化を検出し、インタフェース電源6bが当該動作状態の変化から送信アンテナ2の入力インピーダンスZinの変化を間接的に検出してもよい。
なおこの方法では、インタフェース電源6bが、相互インダクタンスMの変化を容易に検出可能となる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る共振型電力送信装置は、磁気シールド部材を用いずに妨害波の発生を抑制でき、高周波数の電力を伝送する共振型電力送信装置等に用いるのに適している。
1 共振型送信電源装置、2 送信アンテナ(TX−ANT)、3 受信アンテナ(RX−ANT)、4 受信回路、5 負荷、6,6b インタフェース電源(V−I/F)、7,7b インバータ回路、8 整流回路(REC)、9 インタフェース電源(V−I/F)。

Claims (3)

  1. 電力を出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路により出力された電力を伝送する送信アンテナと、
    前記送信アンテナの入力インピーダンスに応じ、前記インバータ回路の入力電圧を前記送信アンテナの入力インピーダンスの平方根に比例した値に制御するインタフェース電源と
    を備えた共振型電力送信装置。
  2. 電力を出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路により出力された電力を伝送する送信アンテナと、
    前記送信アンテナの入力インピーダンスに応じ、前記インバータ回路の入力電圧を前記送信アンテナの入力インピーダンスの平方根に比例した値に制御するインタフェース電源と
    を備えた共振型電力伝送システム。
  3. 前記送信アンテナにより伝送された電力を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナにより受信された電力を直流電力に変換する整流回路と、
    前記整流回路により得られた直流電圧を増減する第2インタフェース電源とを備え、
    前記第2インタフェース電源は、自身の動作状態の変化を検出し、
    前記インタフェース電源は、前記第2インタフェース電源により検出された動作状態の変化から前記送信アンテナの入力インピーダンスの変化を間接的に検出する
    ことを特徴とする請求項記載の共振型電力伝送システム。
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