JP2012005207A - 給電装置及び給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の給電装置によって空間へ放射される電磁波の不要輻射を低減する。
【解決手段】給電装置は、非接触で受電装置に給電を行う給電装置であって、外部の給電装置が非接触で受電装置に給電を行う場合、前記外部の給電装置が給電を行うための第1の電力信号の位相を示す第1のデータを前記外部の給電装置から受信する第1の通信手段と、前記第1のデータと、前記給電装置が非接触で受電装置に給電を行うための第2の電力信号の位相を示す第2のデータとを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて、前記第2の電力信号の位相を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、受電機器に対して非接触で給電を行う給電装置に関する。
給電機器と受電機器とを物理的に接触させずに、給電機器が受電機器に給電を行い、受電機器が二次電池への充電を行うという非接触給電システムが実用化されている。このような非接触給電システムにおいて、給電装置と受電装置との間に電磁誘導現象あるいは磁界共鳴現象を発生させるために給電装置は一次コイルを有し、受電装置は、二次コイルを有する。これによって、受電装置の二次コイルに誘導起電力を発生させ、受電装置は、二次コイルに発生した誘導起電力によって二次電池の充電を行う。
非接触給電システムにおいて、給電装置は、受電装置の二次コイルに誘導起電力を発生させるために用いる使用周波数を制御する。給電装置によって用いられる使用周波数が高い場合、全てが受電装置の二次コイル側に伝達されず、二次コイル側に伝達されなかった周波数の一部は熱エネルギー、また一方は漏れ電磁波となって不要に空間に輻射される。
このような非接触給電システムにおいて、複数の給電装置が受電装置に給電している場合、複数の給電装置によって用いられる使用周波数が同一、かつ、同位相になったとき、各給電装置により空間に不要に輻射される漏れ電磁波は重畳されて増大する。そのため、複数の給電装置が受電装置に給電している場合、1つの給電装置が受電装置に給電している場合に比べて、複数倍の漏れ電磁波が発生し、他の電子機器等への通信の影響も大きくなる。
特許文献1には、電磁波によるデータ伝送システムにおいて同種装置が近接して置かれたとき、相互間の搬送周波数の位相を逆にすることにより、相互干渉による通信妨害を軽減する技術が開示されている。
特開平11−345294号公報
しかしながら、給電装置の相互間の使用周波数の位相を逆にしたとしても、各給電装置が受電装置に供給する電力が打ち消し合ってしまい、電力の伝送効率が著しく低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、複数の給電装置が給電を行う場合において、電力の伝送効率を低下させないようにし、複数の給電装置によって空間へ放射される電磁波の不要輻射を低減できるようにすることを目的とする。
本発明に係る給電装置は、非接触で受電装置に給電を行う給電装置であって、外部の給電装置が非接触で受電装置に給電を行う場合、前記外部の給電装置が給電を行うための第1の電力信号の位相を示す第1のデータを前記外部の給電装置から受信する第1の通信手段と、前記第1のデータと、前記給電装置が非接触で受電装置に給電を行うための第2の電力信号の位相を示す第2のデータとを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて、前記第2の電力信号の位相を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る給電システムは、非接触で受電装置に給電を行う給電システムであって、前記受電装置に給電を行うための第1の電力信号の位相を示す第1のデータを送信する第1の給電装置と、前記第1の給電装置から前記第1のデータを受信する第1の通信手段と、前記第1のデータと、受電装置に給電を行うための第2の電力信号の位相を示す第2のデータとを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて、前記第2の電力信号の位相を制御する制御手段とを有する第2の給電装置とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の給電装置が給電を行う場合において、電力の伝送効率を低下させないようにし、複数の給電装置によって空間へ放射される電磁波の不要輻射を低減することができる。
本発明に係る給電システムを示す図である。 第1の実施形態に係る給電システムを示すブロック図である。 VCXOの動作説明図である。 VCXOの基本回路の一例を示す回路図である。 第1及び第2の実施形態の電磁波輻射を説明する図である。 第1の実施形態における位相制御処理を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る給電システムの構成を説明するブロック図である。 第2の実施形態における位相制御処理を説明するフローチャートである。 第3の実施形態に係る給電システムの構成を説明するブロック図である。 第3の実施形態の電磁波の不要輻射を説明する図である。 第3の実施形態における位相制御処理を説明するフローチャートである。 第4の実施形態に係る給電システムの構成を説明するブロック図である。 第4の実施形態の電磁波の不要輻射を説明する図である。 第4の実施形態のマスター側での位相制御指示処理を説明するフローチャートである。 第4の実施形態のスレーブ側での位相制御処理を説明するフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一例である第1の実施形態から第4の実施形態に係る給電システムを示す図である。
図1において、第1の給電装置101及び第2の給電装置108は、その上面にループ状のアンテナが埋め込まれており、高周波により、その上に置かれた受電装置501、502、503に電力を供給する。受電装置501、502、503は、例えば、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、レコーダ、PC、または携帯電話などの小型電子機器が想定される。このような受電装置501〜503には、同様にループ状のアンテナが埋め込まれており、給電装置101からの高周波電力を受信し、それを直流に変換して自らの動作電力として用いたり、あるいは内蔵された二次電池を充電したりする。
この非接触給電の方式の一例として、磁気共鳴方式を挙げるものとする。磁気共鳴方式は共振現象による磁気結合を利用しているので、電力送信側と受信側の空間的な位置関係に制約が少ない利点がある。なお、非接触給電の方式としては、電磁誘導方式であってもよいものとする。
以下、図2を参照して、第1の実施形態における給電システムについて説明する。
第1の給電装置101は、第1の実施形態ではマスター(基準側)として動作する。第1の給電装置101は、水晶発振器102により発生させた高周波の電気信号を、PA(電力増幅器)103により増幅し、アンテナ104から出力電力116を受電装置501〜503に非接触で供給する。
周波数と位相検出IF(インターフェース)105は、水晶発振器102により発生された高周波の電気信号の周波数を示す周波数情報及び水晶発振器102により発生された高周波の電気信号の位相を示す位相情報を検出する。ここでは、この高周波(キヤリアー)そのものの交流波形とするが、他の手段としてこの高周波に一定周期でマーカーパルスを含ませてそれを検出してもいい。微弱無線通信部106は、周波数と位相検出IF105で検出された電力信号の位相情報を微弱無線通信107によって第2の給電装置108に送信する。微弱無線通信部106は、第1の給電装置101及び第2の給電装置108が放射する電力量と、周波数情報と、位相情報を第1の給電装置101と第2の給電装置108との間で送受信するための通信手段である。
微弱無線通信とは、最大数メートル程度を、情報の伝達のために使用する微弱電波であり、その電界強度は低く、数メートル以上第1の給電装置101と第2の給電装置108とが離れると微弱無線通信ができなくなる。具体的な数値を一例として上げておくと、電力送信に使用される、周波数はISMと呼ばれる14.36MHz、微弱無線通信107の周波数は、同様なISMバンドである、2.4GHzや、あるいは300MHz帯などが一般的に使用される。
第1の給電装置101は、他の給電装置と並行して給電を行う場合の基準となるものであるため、第1の実施形態では、第1の給電装置自体の周波数、位相を他の給電装置に合わせる手段は持たないものとする。
第2の給電装置108は、第1の実施形態ではスレーブ(従動側)として動作する。給電システムにおいて、スレーブとして動作する給電装置は、少なくとも1つ存在するものとする。微弱無線通信部109は、微弱無線通信部106から送信された電力信号の位相情報と、微弱無線信号の強度を示す無線強度情報とを受信する(第1の通信手段)。微弱無線通信部109によって受信された微弱無線通信部106から送信された電力信号の位相情報と、無線強度情報とは、マイクロプロセッサ110内のメモリに記録される。位相比較器118は、微弱無線通信部109で受信された電力信号の位相情報と、第2の給電装置108が電圧制御水晶発振器(以下、VCXOと呼ぶ)120に発生させた高周波の電力信号の位相を示す位相情報とを比較する。周波数と位相検出IF114は、VCXO120により発生させた電気信号の周波数を示す周波数情報及び電気信号の位相を示す位相情報を検出する。
なお、周波数と位相検出IF114で検出された電力信号の位相情報は、マイクロプロセッサ110内のメモリに記録される。位相比較器118は、比較結果をループフィルタ119を通してVCXO120に供給し、発振周波数を制御する。
ここで、図3はVCXO120の動作説明図であって、ループフィルタ119からの制御電圧により発振周波数が制御される。また、図4はこの基本回路の一例であってインバータ1307の入出力端には水晶発振子1305が接続され、C1(1304)、C2(1308)の2つのコンデンサにより、コルピッツ発振回路が形成されている。また抵抗器R2(1306)は、このインバータ1307の入出力特性をリニアにして発振を安定化するものである。
一方で、制御電圧入力1301より、電圧が抵抗器R1(1302)を介してバリキャップダイオード(VC)1303に接続され、図3の電圧変化により、VC1303の容量が変化し、この発振回路の周波数の微調整が行われる。位相比較器118、ループフィルタ119及びVCXO120の回路構成は総称してPLL(位相ロックループ)111と呼ばれているもので、以下PLL111と呼称する。
VCXO120によって第2の給電装置108から出力される電力信号の発振周波数が制御されることにより、第1の給電装置101によって出力される電力信号の発振周波数と、第2の給電装置108によって使用される給電のための発振周波数は一致する。しかし、微弱無線通信部106と微弱無線通信部109とが互いに微弱無線通信107を行えるものとする。例えば、第1の給電装置101と第2の給電装置108とが既定の距離より離れた場合、微弱無線通信部106と微弱無線通信部109とが互いに微弱無線通信107を行えなくなる。この場合、第1の給電装置101の電力信号と第2の給電装置108の電力信号とは、各々の独立した発振周波数で出力されることになる。第2の給電装置108は、水晶発振器102により発生させた高周波の電気信号を、PA(電力増幅器)103により増幅し、アンテナ115から出力電力117を受電装置501〜503に非接触で供給する。
前述の動作によれば、第1の給電装置101と第2の給電装置108との発振周波数は一致するが、第1の給電装置101と第2の給電装置108との位相については位相調整部112によって調整を行う必要がある。位相調整部112は、遅延時間をマイクロプロセッサ110からの制御信号によって変更できる、遅延時間可変素子で構成される。遅延時間可変素子とは、ディレイラインや抵抗及びバリキャップで構成された一次ローパス回路などである。マイクロプロセッサ110は、第1の給電装置101と、第2の給電装置108との電力信号の相対的な位相を変化させるための制御信号を位相調整部112に出力し、位相調整部112を制御する。
ここで、図5は、第1の実施形態の不要な電磁波輻射901を説明する図であって、(a)に示す第1の給電装置101の出力電力116の波形と、それに対応した第2の給電装置108の出力電力117の波形(b)を示している。第1の給電装置101の出力電力116の位相と、第2の給電装置108の出力電力117の位相とを180度ずらした場合、第1の給電装置101及び第2の給電装置108によって空間へ放射される電磁波輻射901は、打ち消し合って最小になる。この場合、図5の(c)のようになる。
以下、第1の給電装置101の出力電力116に対応する電力信号を電力信号1(第1の電力信号)と呼び、第2の給電装置108の出力電力117に対応する電力信号を電力信号2(第2の電力信号)と呼ぶ。すなわち、第1の給電装置101の電力信号1の位相と第2の給電装置108の電力信号2の位相との位相差が180度である場合、電磁波輻射901が最小になるため、マイクロプロセッサ110は、電力信号1の位相に応じて電力信号2の位相を制御する。
第2の給電装置108のマイクロプロセッサ110は、図6のフローチャートで示すような位相制御処理を行うことによって第1の給電装置101及び第2の給電装置108によって空間へ放射される電磁波輻射901を打ち消すようにする。
S601で電源がON状態となると、本フローチャートは、S601からS602に進む。S602において、マイクロプロセッサ110は、マイクロプロセッサ110内のメモリからデータの読み込み処理を実行する。データの読込み処理で読み込むデータは、電力信号1の位相情報(第1のデータ)及び電力信号2の位相情報(第2のデータ)と、無線強度情報と及び微弱無線信号の強度の基準値である。S602で、データの読み込み処理が完了した場合、本フローチャートは、S602からS603に進む。なお、電力信号1の位相情報及び無線強度情報は、微弱無線通信部109が第1の給電装置101の微弱無線通信部106から受信した情報である。電力信号2の位相情報は、周波数と位相検出IF114で検出された電力信号の位相情報である。
S603において、マイクロプロセッサ110は、無線強度情報と、微弱無線信号の強度の基準値とに応じて、微弱無線信号の強度と基準値とを比較する。S603における比較の結果、微弱無線信号の強度が基準値以下である場合、本フローチャートはS603からS604に進む。S603における比較の結果、微弱無線信号の強度が基準値より大きい場合、本フローチャートはS603からS607に進む。微弱無線信号の強度が基準値以下である場合は、第1の給電装置101と第2の給電装置108との装置間の距離は遠いとマイクロプロセッサ110は判定する。微弱無線信号の強度が基準値よりも大きい場合は、第1の給電装置101と第2の給電装置108との装置間の距離は非常に近いとマイクロプロセッサ110は判定する。
S604において、マイクロプロセッサ110は、電力信号1の位相情報及び電力信号2の位相情報に応じて、電力信号1の位相と電力信号2の位相とを比較する。S604における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて180度より大きく進んでいる場合、本フローチャートはS604からS605に進む。S604における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて180度±許容範囲内でずれている場合、本フローチャートはS604から602に戻る。また、S604における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて180度より大きく遅れている場合、本フローチャートはS604からS606に進む。
S605において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ遅らせるように位相調整部112を制御する。電力信号2の位相が1ステップ遅らせるように位相調整部112を制御された場合、本フローチャートは、S605からS602に戻る。
S606において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ進めるように位相調整部112を制御する。電力信号2の位相を1ステップ進めるように位相調整部112を制御された場合、本フローチャートは、S606からS602に戻る。このように、電磁波輻射901を最小にするためにS605及びS606の処理により位相調整部112は、電力信号2の位相を制御する。位相調整部112が制御する、第1の実施形態における1ステップとは、電力信号2の位相を位相調整部112によって進めたり、遅らせたりするために予め定めた一定の位相角である。なお、この1ステップとは、例えば5度や10度であってもよく、この位相角が小さいほど位相調整部112によって電力信号2の位相を細かく制御することができる。また、マイクロプロセッサ110が1ステップの一定の位相角を予め定めるようにしてもよい。マイクロプロセッサ110が位相制御処理を実行しつづけることにより、電力信号1の位相と電力信号2の位相との位相差は、180度に保たれるようになる。
S607において、マイクロプロセッサ110は、第1の給電装置101の電力信号1の位相と、第2の給電装置108の電力信号2の位相とを比較する。S607における電力信号1の位相と電力信号2の位相との比較は、S604とは異なり、電力信号1の位相と電力信号2の位相とを同位相にするために行われる。S607における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて進んでいる場合、本フローチャートは、S607からS605に進み、電力信号2の位相を1ステップ遅らせる。その後、本フローチャートは、S605からS602に戻る。
S607における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて0度±許容範囲内である場合、本フローチャートは、S607からS602に戻る。S607における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて遅れている場合、本フローチャートは、S607からS606に進み、電力信号2の位相を1ステップ進める。その後、本フローチャートは、S606からS602に戻る。
第1の給電装置101と第2の給電装置108との装置間の距離が近い場合、電力信号1と電力信号2とが相互干渉する。このことによって、第1の給電装置101と第2の給電装置108との受電装置501〜503への給電の伝達効率の低下を防止する。そのため、S603における比較の結果、微弱無線信号の強度が基準値より大きいと判定された場合、S605からS607までの処理を行う。
このように、第1の実施形態において、2つの給電装置の装置間の距離が遠い場合、1つ目の給電装置による給電のための電力信号の位相と、2つ目の給電装置による給電のための電力信号の位相とを180度ずらすようにした。このことにより、2つの給電装置による空間へ放射される電力波の不要輻射を打ち消しあうようにすることができるので、不要な電力波の放射を低減させることができる。また、2つの給電装置の装置間の距離が近い場合、1つ目の給電装置による給電のための電力信号の位相と、2つ目の給電装置による給電のための電力信号の位相とが同位相になるようにした。このことにより、2つの給電装置による相互干渉を防止することができるので、各給電装置による受電装置への給電のための電力の伝達効率を低下させないようにすることができる。
(第2の実施形態)
以下、図7を参照して、第2の実施形態における給電システムについて説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と共通する構成、動作及び処理については、説明を省略する。
図7において、第2の実施形態における給電システムは、第1の実施形態における第1の給電装置101及び第2の給電装置108の他に、輻射検出装置202と、輻射検出用アンテナ203をさらに有する。第2の実施形態における第2の給電装置108は、さらにネットワーク受信部207及びGCA220を有するものとする。GCA220とは、利得制御増幅器で、マイクロプロセッサ110は、GCA220によって電力信号2の増幅率、つまり、電力信号2の電力レベルを制御することができる。電力信号2の電力レベルとは、電力信号2の電力値を示す。
輻射検出用アンテナ203は、空間への電力波を受信し、輻射レベル検出部201において電力信号の輻射レベルの検出を行う。ネットワーク送信部205は、輻射レベル検出部201によって検出された輻射レベルの検出結果を示す電力強度データをネットワーク受信部207(第2の通信手段)に送信する。ネットワーク受信部207によって受信された電力強度データは、マイクロプロセッサ110内のメモリに記録される。輻射レベル検出部201によって検出される電力信号の輻射レベルとは、第1の給電装置101の電力信号1及び第2の給電装置108の電力信号2による輻射の電力レベルを示す。
ネットワーク送信部205とネットワーク受信部207との間で行われるネットワークとは、LANでも、無線LANでも、インターネットであってもよく、これらの組合せ、また微弱無線通信107を使用するものでもよい。
輻射検出装置202及び輻射検出用アンテナ203は、空間への電力波の放射レベルを検出することができる装置である。輻射検出装置202及び輻射検出用アンテナ203によって検出された輻射レベルの検出結果を示す電力強度データは、第2の給電装置108(スレーブ側)のネットワーク受信部207によって受信され、マイクロプロセッサ110に供給される。
図8は、第2の実施形態において、マイクロプロセッサ110によって行われる位相制御処理の一例を説明するフローチャートである。
S801で電源がONすると、本フローチャートは、S801からS802に進む。S802において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の電力レベルが規定値になるように初期化する。さらに、マイクロプロセッサ110は、マイクロプロセッサ110内のメモリに記録されている電力強度データも規定値になるように初期化する。この場合、本フローチャートは、S802からS803に進む。S803において、マイクロプロセッサ110は、ネットワーク送信部205から送信された電力強度データ(第3のデータ)をネットワーク受信部207によって受信し、電力強度データを読み取る。電力強度データが読み取られた場合、本フローチャートはS803からS804に進む。
S804において、マイクロプロセッサ110は、S802で初期化された後にメモリに記録されている規定値の電力強度データと、S803でネットワーク受信部207により受信した電力強度のデータとを比較する。マイクロプロセッサ110は、メモリに記録されている規定値である電力強度データと、ネットワーク受信部207により受信した電力強度データとを比較することで、輻射レベルの変化を検出する。S804における比較の結果、輻射レベルの差が増加している場合、本フローチャートは、S804からS805に進む。
S804における比較の結果、輻射レベルの差が所定値以下の変化である場合、本フローチャートはS804からS808に進む。
S804における比較の結果、輻射レベルの差が減少している場合、本フローチャートは、S804からS806に進む。
S805において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ進めるように位相調整部112を制御する。マイクロプロセッサ110が、電力信号2の位相を1ステップ進めるように制御した場合、本フローチャートは、S805からS807に進む。
S806において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ遅らせるように位相調整部112を制御する。マイクロプロセッサ110が、電力信号2の位相を1ステップ遅らせるように制御した場合、本フローチャートは、S806からS807に進む。
S807において、マイクロプロセッサ110は、S803でネットワーク受信部207により受信した電力強度データをメモリに上書きする。マイクロプロセッサ110が電力強度データをメモリに書き換えた場合、本フローチャートはS807からS803に進む。
S804において、マイクロプロセッサ110によって、輻射レベルの差が増加していると検出された場合、S803〜S807の処理を繰り返し行うことで電力信号2の位相の調整を行う。また、S804において、マイクロプロセッサ110によって、輻射強度のレベルの差が減少していると検出された場合も同様に、S803〜S807の処理を繰り返し行うことで電力信号2の位相の調整を行う。このように電力信号2の位相の調整を行うことにより、第1の給電装置101と第2の給電装置108とによる空間への輻射強度を最小にすることができる。
S808において、マイクロプロセッサ110は再びS803の処理と同様にマイクロプロセッサ110は、ネットワーク送信部205から送信された電力強度データをネットワーク受信部207によって受信し、再び電力強度のデータを読み取る。マイクロプロセッサ110によって、電力強度のデータが読み取られた場合、本フローチャートは、S808からS809に進む。
S809において、マイクロプロセッサ110は、メモリに記録されている電力強度データと、S808でネットワーク受信部207により受信した電力強度データとを精度を上げて比較する。
なお、S809におけるメモリに記録されている電力強度データとは、S802において初期化した後にメモリに記録されている規定値である電力強度を示すデータ、またはS807においてメモリに上書きされた電力強度データである。S809における比較の結果、輻射レベルの差が増加している場合、本フローチャートはS809からS810に進む。S809における比較の結果、輻射レベルの差が所定値以下の変化である場合、本フローチャートはS809からS803に戻る。この場合、マイクロプロセッサ110は、S810〜S812の処理を行わず、S803に戻る。S809における比較の結果、輻射レベルの差が減少している場合、本フローチャートはS809からS811に進む。
S810において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2のレベルを1ステップ下げるようにGCA220を制御する。マイクロプロセッサ110が電力信号2の電力レベルを1ステップ下げるように制御した後、本フローチャートは、S810からS812に進む。
S811において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の電力レベルを1ステップ上げるようにGCA220を制御する。マイクロプロセッサ110が電力信号2の電力レベルを1ステップ上げるように制御した後、本フローチャートは、S811からS812に進む。
GCA220が制御する、第2の実施形態における1ステップとは、電力信号2の電力レベルをGCA220によって上げたり、下げたりするために予め定めた一定の電力値である。マイクロプロセッサ110が1ステップの一定の電力値を予め定めるようにしてもよい。
S812において、マイクロプロセッサ110は、S808でネットワーク受信部207により受信した電力強度データをメモリに上書きする。マイクロプロセッサ110が電力強度データをメモリに書き換えた場合、本フローチャートはS812からS808に戻る。
S809において、マイクロプロセッサ110によって、輻射レベルの変化の差が増加していると検出された場合、S808〜S812の処理を繰り返し行うことで電力信号2の電力レベルの調整を行う。また、S809において、マイクロプロセッサ110によって、輻射レベルの変化の差が減少していると検出された場合も同様に、S808〜S812の処理を繰り返し行うことで電力信号2の電力レベルの調整を行う。このように、電力信号2の電力レベルの調整を行うことにより、電力の伝達効率とのバランスをとりながら、第1の給電装置101と第2の給電装置108とによる空間への輻射強度を最小にすることができる。
輻射レベルの変化の差がほとんどない場合、S803〜S806の処理を繰り返し行うことで電力信号2の位相の調整を繰り返し、電力の伝達効率とのバランスをとりながら、空間への輻射強度を最小にすることができる。
第2の実施形態において、第1の給電装置101及び第2の給電装置108から離れたところに輻射検出装置202を配置して、第1の給電装置101及び第2の給電装置108から放射される電力信号の輻射の強度を検出した。これにより、輻射検出装置202によって検出された電力信号の輻射の強度によって第2の給電装置108から放射される電力信号の伝達効率と不要輻射とのバランスを最適に制御するようにした。このため、第2の給電装置108から放射される電力信号のバランスを最適に制御することによって第1の給電装置101及び第2の給電装置108から放出される不要輻射を低減させることができる。また、第2の実施形態における給電システムは、輸送機器、建設機械などに対しての応用が可能である。また、第2の実施形態は、受電装置501〜503の数の増減によって受電側の負荷が変動したとしても有効である。
(第3の実施形態)
以下、図9を参照して、第3の実施形態における給電システムについて説明する。第3の実施形態において、第1の実施形態、または第2の実施形態と共通する構成、動作及び処理については、説明を省略する。
図9においては、第3の実施形態における給電システムは、第1の実施形態における第1の給電装置101及び第2の給電装置108の他に、不要輻射検出装置301をさらに有する。第3の実施形態における第2の給電装置は、第1の実施形態における第2の給電装置108の構成のほかに第2の実施形態で説明したネットワーク受信部207を有するものとする。不要輻射検出用のアンテナ302は、不要輻射304を受信し、不要輻射レベル検出部303で電力信号の不要輻射レベルの検出を行う。ネットワーク送信部305は、不要輻射レベル検出部303で検出された不要輻射レベルの検出結果を示す不要電力強度データをネットワーク受信部207(第3の通信手段)に送信する。不要輻射検出装置301によって検出された不要電力強度データは、第2の給電装置108(スレーブ側)のネットワーク受信部207によって受信され、マイクロプロセッサ110に供給される。不要輻射レベル検出部303によって検出される電力信号の不要輻射レベルとは、電力信号1及び第2の給電装置108の電力信号2による不要輻射の電力レベルを示す。なお、不要輻射304は、空間への不要な電力波である。
図10は、第3の実施形態の不要輻射304を説明する図で、(a)に示す第1の給電装置(マスター)101の出力波形1002、及び(b)に示す第2の給電装置108(スレーブ)108の出力波形1003にも、不要輻射成分1001が重畳されている。これは主としてこの電力波の高調波成分であり、法規上は、給電電力そのものの許容輻射強度は大きいが、その高調波成分については、一般の電子機器と同様の扱いである。第1の給電装置101及び第2の給電装置108に離れたところに存在するほかの電子機器への通信妨害を防ぐため、出力波形1002と出力波形1003とが重畳された輻射波エネルギー1004は、図10(c)に示すように、低減することが必要である。
第1の給電装置101と第2の給電装置108とが同種の給電装置である場合、図10に示すように、第1の給電装置101の出力波形1002と、第2の給電装置108の出力波形1003とは、類似した波形を持ち、不要輻射成分も類似していると考えられる。しかし、第1の給電装置101による電力信号1の不要輻射のレベルと第2の給電装置108による電力信号2の不要輻射のレベルとでは、ばらつきがある。そのため、第3の実施形態において、不要輻射検出装置301によって検出された不要輻射のレベルに応じて、輻射波エネルギー1004が小さくなるように第2の給電装置108の電力信号2の位相を制御する。なお、第3の実施形態において、電力信号1は、第1の給電装置101の出力電力の出力波形1002に対応する電力信号であり、電力信号2は、第2の給電装置108の出力電力の出力波形1003に対応する電力信号である。
なお、不要輻射成分として最も強力なのは2倍の高調波であって、アンテナ302はその周波数に共振させる。また、複数の周波数、あるいはその機器個有の周波数を不要輻射低減周波数として設定してもよい。
図11は、第3の実施形態において、マイクロプロセッサ110によって行われる位相制御処理の一例を説明するフローチャートである。
S1101で電源がONすると、本フローチャートは、S1101からS1102に進む。S1102において、マイクロプロセッサ110は、不要輻射レベル検出部303により検出され、ネットワーク送信部305から送信された不要電力強度データ(第4のデータ)をネットワーク受信部207によって受信する。さらに、マイクロプロセッサ110は、ネットワーク受信部207によって受信された不要電力強度データを読み取る。S1102において、マイクロプロセッサ110によって不要輻射強度を示すデータが読み取られた場合、本フローチャートは、S1102からS1103に進む。
S1103において、マイクロプロセッサ110は、メモリに記録されている不要電力強度データと、S1102でネットワーク受信部207により受信した不要電力強度データとを比較する。S1103において、マイクロプロセッサ110は、メモリに記録されている不要電力強度データと、ネットワーク受信部207により受信した不要電力強度データとを比較することで、不要輻射レベルの変化量を検出する。S1103における比較の結果、不要輻射レベルの差が増加している場合、本フローチャートは、S1103からS1104に進む。
S1103における比較の結果、不要輻射レベルの差が減少している場合、本フローチャートは、S1103からS1105に進む。
S1103における比較の結果、不要輻射レベルの差が所定値以下の変化量である場合、本フローチャートは、S1103からS1106に進む。
S1104において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ進めるように位相調整部112を制御する。マイクロプロセッサ110が電力信号2の位相を1ステップ進めるように制御した後、本フローチャートは、S1104からS1106に進む。
S1105において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ遅らせるように位相調整部112を制御する。マイクロプロセッサ110が電力信号2の位相を1ステップ遅らせるように制御した後、本フローチャートは、S1105からS1106に進む。また、第3の実施形態において位相調整部112が制御する1ステップとは、電力信号2の位相を位相調整部112によって進めたり、遅らせたりするために予め定めた一定の位相角である。S1106において、マイクロプロセッサ110は、S1102でネットワーク受信部207により受信した不要電力強度データをメモリに上書きする。マイクロプロセッサ110が不要電力強度データをメモリに書き換えた場合、本フローチャートはS1106からS1102に戻る。
第3の実施形態において、第1の給電装置101及び第2の給電装置108から離れたところに不要輻射検出装置301を配置して、第1の給電装置101及び第2の給電装置108から放射される電力信号の不要輻射の強度を検出した。これにより、不要輻射検出装置301によって検出された電力信号の不要輻射の強度によって第2の給電装置108から放射される電力信号の位相を調整するように制御した。このため、第2の給電装置108から放射される電力信号の位相を最適に制御することによって第1の給電装置101及び第2の給電装置108から放出される不要輻射を低減させることができる。したがって、他の電子機器への妨害となる不要輻射を低減させることができる。
(第4の実施形態)
以下、図12を参照して、本発明の第4の実施形態における給電システムについて説明する。第4の実施形態において、第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態と共通する構成、動作及び処理については、説明を省略する。
図12において、第4の実施形態における給電システムは、第1の実施形態における第1の給電装置101及び第2の給電装置108の他に、第2の給電装置108と同様の構成を持つ第3の給電装置403をさらに有する。第4の実施形態における、給電システムは、第1の給電装置101をマスターとし、第2の給電装置108及び第3の給電装置403をスレーブとする。第1の給電装置101、第2の給電装置108及び第3の給電装置403は、それぞれ微弱無線通信107によって通信が可能である。また、マスターである第1の給電装置101からの指示により、スレーブである第2の給電装置108及び第3の給電装置403の電力信号の位相は制御される。また、第4の実施形態における第1の給電装置101は、第1の実施形態において説明された構成の他にマイクロプロセッサ515をさらに有する。
なお、第3の給電装置403の微弱無線通信部509、PA513、周波数と位相検出IF514は、第2の給電装置108の微弱無線通信部109、PA113、周波数と位相検出IF114と同様のものであるとする。また、第3の給電装置403の位相調整部512、マイクロプロセッサ510は、第2の給電装置108の位相調整部112、マイクロプロセッサ110と同様であるものとする。また、第3の給電装置403のPLL511、アンテナ402は、第2の給電装置108のPLL111、アンテナ115と同様であるものとする。
図13は、第4の実施形態の不要輻射304を説明するための図である。給電システムに給電装置がN台ある場合、不要輻射を低減させるためには、「360/N(度)」ずつ各々の給電装置によって放射される電力信号の位相をずらせばよい。第4の実施形態では、給電システムに給電装置が3台ある(N=3)の場合を一例として以下説明を行う。360/N(度)によって求められる値は、位相シフト量Sと呼ばれる。
図13(a)に示す、第1の給電装置101から放射される出力電力116の波形に対し、図13(b)に示す第2の給電装置108から放射される出力電力117の波形は、出力電力116に対して120度位相がずれている。また、図13(c)に示すように、第3の給電装置403から放射される出力電力404の波形は、出力電力117に対して位相が120度ずれている。第1の給電装置101、第2の給電装置108、第3の給電装置403から放出される電力信号の位相を制御することで、第1の給電装置101、第2の給電装置108及び第3の給電装置403に離れた場所に存在する他の電子機器への通信妨害を防ぐようにする。そのため、出力電力116と出力電力117と出力電力404とが重畳された輻射波エネルギー1101を図13(d)に示すように低減することが必要である。なお、第4の実施形態において、電力信号1は、第1の給電装置101の出力電力116に対応する電力信号であり、電力信号2は、第2の給電装置108の出力電力117に対応する電力信号である。なお、第3の給電装置403の出力電力404に対応する電力信号を電力信号3(第3の電力信号)と呼ぶ。
図14は、第4の実施形態におけるマイクロプロセッサ515によって行われる位相制御指示処理の一例を説明するフローチャートである。
S1401で電源がONすると、本フローチャートは、S1401からS1402に進む。S1402において、マイクロプロセッサ515は、微弱無線通信107を行える給電装置の台数を検出するために微弱無線通信部106を制御する。マイクロプロセッサ515は、微弱無線通信部106によって微弱無線通信107を行えることが確認できた給電装置の台数に第1の給電装置101の台数を加え、給電システム内に存在する給電装置の台数Nを検出する。給電システム内に存在する給電装置の台数Nを検出した場合、本フローチャートは、S1402からS1403に進む。S1403において、マイクロプロセッサ515は、第2の給電装置108の電力信号2の位相及び第3の給電装置403の電力信号3の位相を制御するための位相シフト量Sを算出する。マイクロプロセッサ515は、この位相シフト量Sを「360/N(度)」の式によって算出する。位相シフト量Sが算出された場合、本フローチャートは、S1403からS1404に進む。
S1404において、マイクロプロセッサ515は、カウンタKの値を、「K=1」にセットする処理を行う。カウンタKの値は、第1の給電装置101が他の給電装置の電力信号の位相を位相シフト量Sに応じて制御するための指示をスレーブである給電装置に送信する回数を示す。カウンタKの値が「K=1」にセットされた場合、本フローチャートはS1404からS1405に進む。S1405において、マイクロプロセッサ515は、N−1台のスレーブである給電装置に対して、電力信号の位相を位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示を順次微弱無線通信107を通して送信する。電力信号の位相を位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示が一つのスレーブ側の受電装置に対して送信された場合、本フローチャートは、S1405からS1406に進む。なお、電力信号の位相を位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示には、位相シフト量S*Kの値も含まれる。S1406において、マイクロプロセッサ515は、「N−1=K」であるか否かを判定する。つまり、マイクロプロセッサ515は、S1406において、給電システム内にN−1台存在するスレーブである給電装置全てに、電力信号の位相を位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示を送信したか否かを判定する。マイクロプロセッサ515によって「N-1=K」であると判定された場合、給電システム内に存在するスレーブである受電装置全てに電力信号の位相を位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示を送信したとマイクロプロセッサ515は判定する。この場合、本フローチャートは、S1406からS1402に戻る。マイクロプロセッサ515によって「N-1=K」でないと判定された場合、給電システム内に存在するスレーブである受電装置全てに電力信号の位相を位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示を送信していないとマイクロプロセッサ515は判定する。この場合、本フローチャートは、S1406からS1407に進む。
S1407において、マイクロプロセッサ515は、カウンタKの値を1つ加算させる。カウンタKの値を1つ加算された場合、本フローチャートは、S1407からS1405に戻る。この場合、S1405〜S1407の処理を繰り返し行う。そして、S1406における判定の結果、「N-1=K」となった場合には、本フローチャートは、S1406からS1402に戻る。
なお、第4の実施形態において、マイクロプロセッサ515は、K=1の場合、位相シフト量S=120のときに、位相シフト量120*1に応じて制御するための指示を第2の給電装置108に送信するものとする。また、マイクロプロセッサ515は、K=2の場合、位相シフト量S=120のときに、位相シフト量120*2に応じて制御するための指示を第3の給電装置403に送信するものとする。このように、マイクロプロセッサ515は、第2の給電装置108と第3の給電装置403とに順番に位相シフト量S*Kに応じて制御するための指示を送信するようにする。また、マイクロプロセッサ515は、第2の給電装置108と第3の給電装置403とに同じ位相シフト量S*Kを送信しないようにする。これは、第1の給電装置101による電力信号1の位相と、第2の給電装置108による電力信号2の位相と、第3の給電装置403の電力信号3の位相とがそれぞれ位相シフト量S分だけずれるようにすることで、不要輻射を低減させることができるからである。
図15は、第4の実施形態におけるマイクロプロセッサ110及び510によって行われる位相制御処理の一例を説明するフローチャートである。
スレーブ側のマイクロプロセッサ110及び510は、近傍に他の給電装置を検出した場合、以下に説明する位相制御処理を行う。また、スレーブ側のマイクロプロセッサ110及び510は、近傍に他の給電装置を検出しなかった場合、以下の位相制御処理は行わず、単体で電力信号を受電装置501〜503に出力する。
なお、以下マイクロプロセッサ110が位相制御処理を行う場合を例に挙げて説明を行う。
S1501で電源がON状態となると、本フローチャートは、S1501からS1502に進む。S1502において、マイクロプロセッサ110は、データの読み込み処理を実行する。ここで読み込む内容は、微弱無線通信部109によって受信した電力信号1、2及び3の位相情報と、微弱無線通信部109が第1の給電装置101から受信した位相シフト量Sを示す情報である。S1502において、データの読み込み処理が完了した場合、本フローチャートは、S1502からS1503に進む。
S1503において、マイクロプロセッサ110は、電力信号1の位相と電力信号2の位相とを比較する。S1503における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて位相シフト量S*K度より進んでいる場合、本フローチャートは、S1503からS1504に進む。S1503における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて位相シフト量S*K度±許容範囲内である場合、本フローチャートはS1503からS1502に戻る。S1503における比較の結果、電力信号2の位相が電力信号1の位相に比べて位相シフト量S*Kの値度より遅れている場合、本フローチャートはS1503からS1505に進む。
S1504において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ遅らせるように位相調整部112を制御する。電力信号2の位相が1ステップ遅らせるように制御された場合、本フローチャートはS1504からS1502に戻る。S1505において、マイクロプロセッサ110は、電力信号2の位相を1ステップ進めるように位相調整部112を制御する。電力信号2の位相が1ステップ進めるように制御された場合、本フローチャートはS1505からS1502に戻る。
なお、図15に示した位相制御処理は、マイクロプロセッサ510で実行されてもよい。この場合、S1503において、マイクロプロセッサ510は、電力信号2の位相と電力信号3の位相とを比較する。S1503における比較の結果、電力信号3の位相が電力信号2の位相に比べて位相シフト量S*K度±許容範囲内である場合、本フローチャートはS1503からS1502に戻る。S1503における比較の結果、電力信号3の位相が電力信号2の位相に比べて位相シフト量S*K度より進んでいる場合、本フローチャートはS1503からS1504に進む。その後、マイクロプロセッサ510は、S1504で電力信号3の位相を1ステップ遅らせるように位相調整部512を制御する。S1503における比較の結果、電力信号3の位相が電力信号2の位相に比べて位相シフト量S*K度より送れている場合、本フローチャートはS1503からS1505に進む。その後、マイクロプロセッサ510は、S1505で電力信号3の位相を1ステップ進めるように位相調整部512を制御する。
また、第1の給電装置101と第2の給電装置108との装置間の距離があらかじめ設定した距離より短いときは、電力信号2の位相が電力信号1の位相と同位相になるように電力信号2の位相を制御してもよい。また、第1の給電装置101と第2の給電装置108との装置間の距離が遠いとき、電力信号2の位相と電力信号1の位相とが位相シフト量S分だけずれるように電力信号2の位相を制御してもよい。また、第1の給電装置101と第3の給電装置403との装置間の距離があらかじめ設定した距離より短いときは、電力信号3の位相が電力信号1の位相と同位相になるように電力信号3の位相を制御してもよい。また、第1の給電装置101と第3の給電装置403との装置間の距離が遠いとき、電力信号3の位相と電力信号1の位相とが位相シフト量S分だけずれるように電力信号3の位相を制御してもよい。
このように、第4の実施形態において、複数の給電装置において、複数の給電装置による給電のための電力信号の位相を給電装置の台数に応じて制御するようにした。このことにより、複数の給電装置による空間へ放射される電力波の不要輻射を打ち消しあうようにすることができるので、不要な電力波の放射を低減させることができる。このことにより、複数の給電装置による相互干渉を防止することができるので、各給電装置による受電装置への給電の伝達効率を低下させないようにすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば第1の実施形態から第4の実施形態では、複数の給電装置間での通信に微弱電波による無線通信部を用いたが、これを電力信号自体に変調重畳するようにしてもよい。また、各実施形態における個々の要素を他の実施形態に適用してもよい。たとえば第2の実施形態の輻射検出部を第4の実施形態の3台以上の給電装置を持つ給電システムへ適用したり、あるいは第2の実施形態の位相のみならず電力も制御する機能を他の実施形態に適用したりしてもよい。
[他の実施形態]
本発明に係る給電装置は、第1の実施形態から第4の実施形態で説明した第1の給電装置101、第2の給電装置108及び第3の給電装置403に限定されるものではない。本発明に係る通信装置は、例えば、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、第1の実施形態から第4の実施形態において説明した構成及び機能は、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムによって実現することもできる。この場合、当該コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から当該コンピュータによって読み出され、当該コンピュータで実行される。またこの場合、当該コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。なお、当該コンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置から当該コンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。
101 第1の給電装置
102 水晶発振器
103 PA
105 周波数と位相検出IF
106 微弱無線通信部
108 第2の給電装置
109 微弱無線通信部
110 マイクロプロセッサ
111 PLL
112 位相調整部
113 PA
114 周波数と位相検出IF
118 位相比較器
119 ループフィルタ
120 VCXO
207 ネットワーク受信部
220 GCA
515 マイクロプロセッサ

Claims (16)

  1. 非接触で受電装置に給電を行う給電装置であって、
    外部の給電装置が非接触で受電装置に給電を行う場合、前記外部の給電装置が給電を行うための第1の電力信号の位相を示す第1のデータを前記外部の給電装置から受信する第1の通信手段と、
    前記第1のデータと、前記給電装置が非接触で受電装置に給電を行うための第2の電力信号の位相を示す第2のデータとを比較し、所定値よりも遅れているか進んでいるか判定する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に応じて、前記第2の電力信号の位相を制御する制御手段とを有することを特徴とする給電装置。
  2. 前記比較手段によって前記第2の電力信号の位相が前記第1の電力信号の位相に比べて所定値よりも遅れていると判定された場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を進めるように制御することを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記比較手段によって前記第2の電力信号の位相が前記第1の電力信号の位相に比べて所定値よりも進んでいると判定された場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を遅らせるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の給電装置。
  4. 前記比較手段によって前記第2の電力信号の位相と前記第1の電力信号の位相との位相差が前記所定値であると判定された場合、前記制御手段は、前記第1のデータと、前記第2のデータとの比較を再び行うように前記比較手段を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の給電装置。
  5. 前記給電装置と前記外部の給電装置との距離が所定の範囲に存在するか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記給電装置と前記外部の給電装置との距離が前記所定の範囲に存在する場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を前記第1の電力信号の位相と同位相にさせるように制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の給電装置。
  6. 前記給電装置と前記外部の給電装置との距離が前記所定の範囲に存在しない場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を前記第1の電力信号の位相と同位相にさせないように制御することを特徴とする請求項5に記載の給電装置。
  7. 外部装置から電磁波の輻射強度を示す第3のデータを受信する第2の通信手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第3のデータに応じて、前記第2の電力信号の位相及び前記第2の電力信号の電力量のいずれか一つを制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の給電装置。
  8. 前記第3のデータに応じて、前記電磁波の輻射強度の変化量を検出する検出手段とを有し、
    前記電磁波の輻射強度の変化量が増加している場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を進めるように制御することを特徴とする請求項7に記載の給電装置。
  9. 前記電磁波の輻射強度の変化量が減少している場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を遅らせるように制御することを特徴とする請求項8に記載の給電装置。
  10. 前記電磁波の輻射強度の変化量が検出できない場合、前記制御手段は、第3のデータに応じて、前記電磁波の輻射強度の変化量を検出するように前記検出手段を制御するとともに、前記電磁波の輻射強度の変化量に応じて、前記第2の電力信号の電力量を制御すること特徴とする請求項8または9に記載の給電装置。
  11. 前記電磁波の輻射強度の変化量が増加した場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の電力量を下げるように制御し、前記電磁波の輻射強度の変化量が減少した場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の電力量を上げるように制御すること特徴とする請求項10に記載の給電装置。
  12. 外部装置から電磁波の不要輻射強度を示す第4のデータを受信する第3の通信手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記第4のデータに応じて、前記第2の電力信号の位相を制御することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の給電装置。
  13. 前記第4のデータに応じて、前記電磁波の不要輻射強度の変化量を検出する検出手段とを有し、
    前記電磁波の不要輻射強度の変化量が増加している場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を進めるように制御することを特徴とする請求項12に記載の給電装置。
  14. 前記電磁波の不要輻射強度の変化量が減少している場合、前記制御手段は、前記第2の電力信号の位相を遅らせるように制御することを特徴とする請求項13に記載の給電装置。
  15. 前記所定値は、給電装置の数に応じて変化するものであることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の給電装置。
  16. 非接触で受電装置に給電を行う給電システムであって、
    前記受電装置に給電を行うための第1の電力信号の位相を示す第1のデータを送信する第1の給電装置と、
    前記第1の給電装置から前記第1のデータを受信する第1の通信手段と、
    前記第1のデータと、前記受電装置に給電を行うための第2の電力信号の位相を示す第2のデータとを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に応じて、前記第2の電力信号の位相を制御する制御手段とを有する第2の給電装置と
    を有することを特徴とする給電システム。
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