JPWO2016031354A1 - プログラム、情報処理システム、および情報処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理システム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

ユーザにより配置された植物の配置がより適切になるようにユーザを支援するプログラムを提供する。コンピュータをユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、として機能させるプログラム。

Description

本開示は、プログラム、情報処理システム、および情報処理方法に関する。
近年、屋上等を利用することで、都市部でも庭園等の自然環境を構築することが盛んに行われている。このような庭園等を構築する場合、植物は、苗木または種子の状態で植え込まれることが多い。
ここで、植物の花、枝、葉、および根などの生育状態は、時間経過によって変化するため、植物を植え込んだ時点での庭園の景観と、庭園の設計者が想定した完成時の庭園の景観とは異なることになる。したがって、庭園等の設計者は、植物が生育した後の完成時の状態を予想しながら、植物を植えこむ必要があった。
例えば、非特許文献1には、植物の生育による形状の変化を予想する技術として、確率論的な解析によって植物の枝の分岐位置および伸長方向を予想する技術が開示されている。
Journal of Biosciences, vol.17, no.3. 1992.pp275−291.
しかし、非特許文献1に開示された技術は、1本の植物の生育について予想する技術であるため、植物の各々が相互に与える影響を考慮して、複数の植物の生育状態を予測することは困難であった。
そのため、庭園等の自然環境を設計する場合に、植物の各々が相互に与える影響を考慮して、植え込まれる植物の配置がより適切な配置となるようにユーザを支援する技術が求められていた。
そこで、本開示では、ユーザに対して、ユーザが入力した植物の配置がより適切になるよう支援することが可能な、新規かつ改良されたプログラム、情報処理システム、および情報処理方法を提案する。
本開示によれば、コンピュータをユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、として機能させるプログラムが提供される。
また、本開示によれば、ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、前記植生情報に基づいて、入力された前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、を備える情報処理システムが提供される。
また、本開示によれば、ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得することと、前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得することと、演算処理装置により、前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価することと、を含む情報処理方法が提供される。
本開示によれば、植物の各々が相互に与える影響を考慮することで、植物の配置の妥当性を評価することが可能である。
以上説明したように本開示によれば、ユーザに対して、ユーザが入力した植物の配置がより適切になるよう支援することが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 オブジェクトが入力された入力画面の一例を示す説明図である。 オブジェクトが入力された入力画面の一例を示す説明図である。 オブジェクトが入力された入力画面の一例を示す説明図である。 オブジェクトが入力された入力画面の一例を示す説明図である。 図2Cで示したオブジェクトに対して植物を配置する入力画面の一例を示す説明図である。 図3で示すオブジェクトにおいて、配置された植物の生育後の画像が重畳された画面表示の一例である。 図3で示すオブジェクトにおいて、配置された植物の妥当性評価結果を示す画面表示の一例である。 図5で示すオブジェクトの植物の配置の修正案を示す画面表示の一例である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するフローチャート図である。 本開示の第2の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 図3で示すオブジェクトにおいて、配置された植物の種子の植え込み位置を示した画像を含む画面表示の一例である。 オブジェクトを構築する3Dプリンタヘッドの一例を模式的に示した説明図である。 構築したオブジェクトに植物の種子を植え込む3Dプリンタヘッドの一例を模式的に示した説明図である。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 図3で示すオブジェクトにおいて、設計したパイプラインの配置を示した画像を含む画面表示の一例である。 図2Dで示すオブジェクト上に配置された植物の配置に基づいて、パイプラインの配置の設計を説明する説明図である。 パイプラインをオブジェクト中に形成する方法を模式的に示す説明図である。 本開示の第4の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 本実施形態に係る入力画面の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するフローチャート図である。 本開示の第5の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を説明するブロック図である。 環境評価部の評価結果を示す画像を含む画面表示の一例である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を説明するフローチャート図である。 本開示の第1〜第5の実施形態に係るプログラムが制御する情報処理装置のハードウェア構成を説明した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.情報処理装置の機能構成
1.2.情報処理装置の動作
2.第2の実施形態
2.1.情報処理装置の機能構成
2.2.情報処理装置にて設計した庭園の形成
3.第3実施形態
3.1.情報処理装置の機能構成
4.第4実施形態
4.1.情報処理装置の機能構成
4.2.情報処理装置の動作
5.第5実施形態
5.1.情報処理装置の機能構成
5.2.情報処理装置の動作
6.ハードウェア構成
7.まとめ
<1.第1の実施形態>
まず、図1〜図7を参照して、本開示の第1の実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置について説明する。本実施形態に係るプログラムは、配置された植物の各々が相互に与える影響に基づいて、ユーザが入力した庭園等における植物の配置の妥当性を評価するプログラムである。
[1.1.情報処理装置の機能構成]
図1を参照して、本実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置の機能構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置が備える機能構成を説明するブロック図である。
図1に示すように、情報処理装置1Aは、入力部100と、レイアウト取得部102と、植生情報取得部104と、植生情報記憶部106と、妥当性評価部108と、修正案生成部110と、生育画像生成部112とを備える。
入力部100は、ユーザが庭園等の自然環境を設計するためのインターフェースである。例えば、入力部100は、入力画面であり、ユーザによって庭園等の地形の形状、および該地形上に配置される植物の配置が入力される。ユーザは、入力部100に任意の形状のオブジェクトを入力し、該オブジェクトを庭園の地形としてオブジェクト上に植物を配置することで、任意の形状を有する庭園等を設計することができる。
また、入力部100は、ユーザによるオブジェクトの入力を支援する各種ツールを含む。例えば、入力部100には、図2A〜図2Dで示すようなオブジェクトの入力を支援する各種ツールが備えられてもよい。図2A〜図2Dは、オブジェクトが入力された入力画面の一例を示す説明図である。
例えば、図2Aに示すように、入力画面200Aには、円柱形状を有するオブジェクト202Aを入力することが可能である。このような円柱、四角柱および球などの基本的な三次元形状または二次元形状を有するオブジェクトを生成するツールは、例えば、アイコン群204などに備えられる。
また、図2Bに示すように、入力画面200Bには、円錐状に先細りの(すなわち、テーパーがかかった)円柱形状を有するオブジェクト202Bを入力することも可能である。また、図2Cに示すように、入力画面200Cには、一面が波打った曲面となった直方体形状を有するオブジェクト202Cを入力することも可能である。このような入力されたオブジェクトの一部を変形、引き延ばし、拡大、縮小を行うツールは、例えば、アイコン群204などに備えられる。
さらに、図2Dに示すように、入力画面200Dには、任意の平面形状のオブジェクトを入力することも可能である。このような任意の平面形状を有するオブジェクトを描くためのペンに相当するツールは、例えば、アイコン群204などに備えられる。また、入力画面200Dには、描かれた平面形状を押し出すことで、該平面形状に対して垂直な方向に体積を備える三次元形状のオブジェクトを生成する押し出し(エクストルード)ツールが備えられていてもよい。
以上のアイコン群204などに備えられたツールを使用することにより、ユーザは、複雑な三次元または二次元形状を有するオブジェクトを入力し、設計する庭園の地形形状として用いることができる。なお、ユーザが入力画面において使用可能な三次元または二次元形状を有するオブジェクトを描画するためのツールは、上記に限定されず、公知の3Dモデリングソフトウェア等で使用されるツールのいずれも使用可能である。
さらに、入力されたオブジェクト上には、ユーザによって植物の配置が入力される。配置された植物の種類および配置された領域は、例えば、オブジェクトの表面の色を植物ごとに塗り分けて表示することで示してもよい。
例えば、図3に示すように、入力されたオブジェクト上に複数種の植物の配置がユーザによって入力される。図3は、図2Cで示したオブジェクトに対して植物を配置した入力画面の一例を示す説明図である。
図3に示すように、入力画面210には、庭園の地形形状に相当するオブジェクト212が入力されている。また、オブジェクト212上には、それぞれ異なる植物が配置されたことを色別で示す領域212A、212B、212C、212D、212Eが表示されている。
例えば、ユーザは、オブジェクト212上の所望の領域を指定し、それぞれの領域に対して配置する植物を指定することで、植物の配置を入力してもよい。なお、配置される植物は、例えば、アイコン群214に列挙されて表示される。ユーザは、例えば、アイコン群214から配置したい植物を選択し、オブジェクト212の任意の領域212A、212B、212C、212D、212Eを指定することで、選択した植物をオブジェクト212上に配置することができる。
この構成によれば、ユーザは、ペイントツールでオブジェクト212の表面を彩色する場合と同様にして、オブジェクト212上に植物の配置を入力することができる。
レイアウト取得部102は、ユーザが入力した植物の配置情報を取得する。具体的には、レイアウト取得部102は、オブジェクト上に配置された植物の種類および配置領域を示す情報を取得する。例えば、図3で示したオブジェクト212において、レイアウト取得部102は、オブジェクト212上の各領域212A、212B、212C、212D、212Eに配置された植物の種類を示す情報と、各領域212A、212B、212C、212D、212Eの位置および形状を示す情報とを取得する。
生育画像生成部112は、ユーザが入力部100に入力した植物の配置情報に基づいて、植物の生育後の状態を示す画像を生成する。具体的には、生育画像生成部112は、オブジェクトに配置された植物のそれぞれについて、該植物が所定の期間生育した後の状態を予測し、オブジェクトに予測した生育後の植物の画像を重畳させた画像を生成する。したがって、生育画像生成部112は、植物が生育した後の庭園(すなわち、完成時の庭園)の予想画像をユーザに示すことで、よりユーザが自身の意図に沿った庭園の設計を行うことを可能にする。なお、植物の生育後の状態の画像をオブジェクトの画像に重畳させるか否かは、ユーザの指示等によって任意に切り替えられることが好ましい。
例えば、生育画像生成部112は、図4に示すような画面表示220を生成してもよい。図4は、図3で示すオブジェクトにおいて、配置された植物の生育後の画像が重畳された画面表示の一例である。
図4に示すように、画面表示220には、植物が配置されたオブジェクト222が表示されている。また、画面表示220では、各領域における植物の生育後の状態が生育後画像222A〜222Eとして表示されている。すなわち、画面表示220では、植物の生育後画像222A〜222Eが、該植物が配置された領域212A〜212Eに重畳されて表示されている。
なお、植物の生育後の状態を予測する方法としては、公知の植物生育に関するシミュレーション技術を用いることができる。また、各植物の一般的な画像を生育期間ごとに記憶しておき、予測する生育期間に対応する各植物の一般的な画像を生育後の状態として用いてもよい。また、植物の生育期間は、例えば、1ヶ月後、3ヶ月後、1年後などのように、ユーザが任意に指定可能であってもよい。
植生情報取得部104は、植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を植生情報記憶部106から取得する。例えば、いくつかの植物は、化学物質を周囲の環境に放出することにより、他の植物または微生物に対して、生育を阻害または促進する他感作用(いわゆる、アレロパシー)を有することが知られている。植生情報取得部104は、このような植物が他の植物に対して与える影響に関する情報を植生情報として取得する。
また、植生情報取得部104は、各植物の生育条件に関する情報を植生情報記憶部106から取得してもよい。具体的には、植生情報取得部104は、各植物が生育する際に適した日光量、水の量、気候および気温などの生育条件に関する情報を取得してもよい。
植生情報記憶部106は、例えば、園芸学および植物学に関する情報を記憶する。具体的には、植生情報記憶部106は、植物の各々が相互に与える影響(例えば、アレロパシーなど)に関する情報を記憶する。また、植生情報記憶部106は、植物が生育する際に適した日光量、水の量、気候および気温などの生育条件に関する情報を記憶していてもよい。
なお、図1では、植生情報記憶部106は、情報処理装置1Aの内部に備えられるとしたが、本開示に係る技術は、かかる例示に限定されない。例えば、植生情報記憶部106は、情報処理装置1Aとネットワーク等を介して接続した外部の記憶装置内に設けられていてもよい。
妥当性評価部108は、植生情報取得部104が取得した植生情報に基づいて、オブジェクト上に配置された植物の配置の妥当性を評価する。具体的には、妥当性評価部108は、配置された植物の各々が相互に与える影響を評価し、ユーザが入力した植物の配置が植物の生育を阻害する可能性がある場合、妥当性が低いと評価する。
また、妥当性評価部108は、植生情報取得部104が取得した植物の生育条件に関する情報に基づいて、オブジェクト上に配置された植物の配置の妥当性を評価してもよい。具体的には、ユーザが庭園を設計しようとする地域の環境が、配置された植物が生育するために適した日光量、水の量、気候および気温などの生育条件を満たすことができない場合、妥当性評価部108は、該植物の配置の妥当性が低いと評価してもよい。
ここで、情報処理装置1Aには、ユーザが庭園を設置しようとする地域の環境に関する情報があらかじめ入力されていることが好ましい。例えば、情報処理装置1Aには、ユーザが庭園を設置しようとする地域の気候情報が入力されていてもよい。
また、情報処理装置1Aには、ユーザが庭園を設置しようとする地域の緯度情報および経度情報が入力されていてもよい。このような場合、情報処理装置1Aは、入力された緯度情報および経度情報から該当する地域の気候を判断する。なお、ユーザが庭園を設置しようとする地域の環境に関する情報が不明である場合、妥当性評価部108は、植物の生育条件に関する妥当性の評価を省略してもよい。
さらに、妥当性評価部108は、オブジェクト上に配置された植物の配置がオブジェクトの構造上、植物の生育に困難な配置である場合、該植物の配置の妥当性が低いと評価してもよい。例えば、急傾斜を有する斜面や植物が根を張るために十分な土壌の厚みがない地形では、植物を植え込むことはできても植物が枯れずに生育する可能性は低い。そのため、妥当性評価部108は、植物の生育に困難な地形に植物が配置されている場合、該植物の配置の妥当性が低いと評価してもよい。
ここで、妥当性評価部108は、ユーザがオブジェクト上に配置した植物の配置の妥当性を、例えば、「○」、「△」、「×」などの複数の段階でランク付けして評価してもよい。また、妥当性評価部108は、ユーザがオブジェクト上に配置した植物の配置の妥当性を、百点を満点とする点数にて評価してもよい。
例えば、図5に示すように、妥当性評価部108は、オブジェクト上に配置された植物の配置の妥当性の評価結果、および妥当性が低い箇所を示す画面表示を生成してもよい。図5は、図3で示すオブジェクトにおいて、配置された植物の妥当性評価結果を示す画面表示の一例である。
図5に示すように、画面表示230には、植物の配置が入力されたオブジェクト232が表示され、妥当性の評価結果として「×」マーク234が表示されている。ここで、例えば、オブジェクト232に配置された植物のうち、領域232Eに配置された植物の妥当性が低いと妥当性評価部108が評価した場合、「×」マーク234は、領域232Eの近傍に表示される。この構成によれば、ユーザは、妥当性評価部108により妥当性が低いと評価された箇所を把握することができるため、より妥当性が高くなるように植物の配置を修正することが可能になる。
修正案生成部110は、妥当性評価部108によって妥当性が低いと評価されたオブジェクト上の植物の配置を修正し、より妥当性が高い配置で植物が配置された修正案を生成する。また、修正案生成部110は、より妥当性が高い修正案を複数生成し、ユーザにいずれの修正案を採用するか選択させてもよい。
具体的には、修正案生成部110は、配置された植物が他の植物の生育を抑制する(アレロパシーを有する)ために妥当性が低いと評価された場合、アレロパシーを有する植物と、他の植物との距離を離すことで、妥当性を向上させた修正案を生成してもよい。また、アレロパシーを有する植物を、アレロパシーを有さない植物に交換することで、妥当性を向上させた修正案を生成してもよい。このような場合、交換後の植物は、交換前の植物に対して、植物の大きさ、色、および品種などが類似したものが選択されることが好ましい。
また、修正案生成部110は、生育条件が適さない植物が含まれるために妥当性が低いと評価された場合、生育条件が適さない植物を生育条件が適した植物に交換することで、妥当性を向上させた修正案を生成してもよい。このような場合、交換後の植物は、交換前の植物に対して、植物の大きさ、色、および品種などが類似したものが選択されることが好ましい。
また、修正案生成部110は、オブジェクトの構造上、生育が困難な植物の配置があるために妥当性が低いと評価された場合、オブジェクトの形状を該植物が生育可能な形状に変更することで、妥当性を向上させた修正案を生成してもよい。例えば、修正案生成部110は、植物が根を張るために十分な厚みを備えるようにオブジェクトの厚みを増加させたり、植物が根を張りやすくなるようにオブジェクトの斜面の傾斜を緩やかにさせたりしてもよい。
例えば、図6で示すように、修正案生成部110は、ユーザがオブジェクト上に配置した植物の配置を変更した修正案を複数含む画面表示を生成してもよい。図6は、図5で示すオブジェクトの植物の配置の修正案を示す画面表示の一例である。
図6に示すように、画面表示240には、オブジェクトにおける植物配置の修正案242A、242B、242C、242Dが表示されている。例えば、図5で示したオブジェクト232の植物配置は、領域232Eに配置された植物の妥当性が低いと評価されていたため、画面表示240では、図5の領域232Eに相当する領域の植物の変更、または、領域232Eに隣接する領域の植物の変更をした修正案が4つ表示されている。ここで、ユーザは、表示された修正案242A、242B、242C、242Dのいずれかを選択することにより、園芸学および植物学の情報を有していなくとも、庭園の植物の配置をより妥当性が高い配置に修正することが可能である。
出力部114は、情報処理装置1Aから外部へ情報を出力するためのインターフェースである。例えば、出力部114は、表示装置であってもよい。このような場合、出力部114は、ユーザが入力部100に入力したオブジェクトおよび植物配置を示す画像、生育画像生成部112が生成した植物が生育した後の予測画像、妥当性評価部108による植物配置の妥当性の評価結果、および修正案生成部110が生成した植物配置の修正案画像などをユーザに対して表示する。
また、情報処理装置1Aは、ユーザが設計したオブジェクトおよびオブジェクト上の植物配置からなる庭園の設計情報を自動的に3Dプリンタ等に出力してもよい。この構成によれば、情報処理装置1Aは、ユーザが設計した庭園を3Dプリンタによって自動的に構築することができる。
[1.2.情報処理装置の動作]
次に、図7を参照して、本実施形態に係る情報処理装置1Aの動作を説明する。図7は、本実施形態に係る情報処理装置1Aの動作の一例を説明するフローチャート図である。
図7に示すように、まず、レイアウト取得部102は、ユーザが入力部100に入力した植物の配置情報を取得する(S100)。次に、植生情報取得部104は、配置された植物の各々の生育条件に関する情報を植生情報記憶部106から取得する(S102)。また、植生情報取得部104は、配置された植物の各々が相互に与える影響(例えば、アレロパシー)に関する情報を植生情報記憶部106から取得する(S104)。
続いて、妥当性評価部108は、配置された植物が各々の生育条件を満たしているか否かを評価する(S106)。ここで、配置された植物が各々の生育条件を満たしていると評価された場合(S106/Yes)、妥当性評価部108は、さらに配置された植物同士で生育の抑制等が生じておらず、植物同士が適切に配置されているか否かを評価する(S108)。植物同士の配置が適切であると評価された場合(S108/Yes)、妥当性評価部108は、ユーザに対して入力された植物の配置の妥当性が高い旨を通知する画像を生成する(S112)。
一方、配置された植物のうち少なくとも一つ以上の生育条件が満たされていないと評価された場合(S106/No)、または植物同士で生育の抑制等が生じており、植物同士の配置が適切ではないと評価された場合(S108/No)、修正案生成部110は、植物配置の修正案を生成する(S110)。
具体的には、修正案生成部110は、植物が各々の生育条件を満たすように、植物を他の植物に交換した修正案を生成する。また、修正案生成部110は、植物同士の相互の配置が適切になるように植物同士の距離を離した、または植物を他の植物に交換した修正案を生成する。修正案生成部110は、生成した修正案をユーザに提示することで、ユーザによってオブジェクト上に配置された植物の配置がより適切な配置になるように、ユーザを支援することができる。また、提示された修正案が複数存在する場合、ユーザは、より好ましいと判断した修正案を選択し、設計している庭園の植物配置として採用してもよい。
以上にて説明したように、本実施形態に係るプログラムによって制御される情報処理装置1Aによれば、ユーザは、任意の形状を有するオブジェクトを設計し、該オブジェクト上に植物を配置することで、庭園を設計することができる。また、情報処理装置1Aは、植物の各々が相互に与える影響に基づいて、ユーザが入力した植物の配置の妥当性を評価することにより、より妥当性の高い植物配置を有する庭園を設計できるようにユーザを支援することが可能である。
<2.第2の実施形態>
次に、図8〜図11を参照して、本開示の第2の実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置について説明する。本実施形態に係るプログラムは、第1の実施形態の機能に加えて、ユーザがオブジェクト上に配置した植物の配置情報に基づいて、該植物の種子の播種位置を示す播種情報を生成する機能を有するプログラムである。
[2.1.情報処理装置の機能構成]
図8を参照して、本実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置の機能構成について説明する。図8は、本実施形態に係る情報処理装置が備える機能構成を説明するブロック図である。
図8に示すように、情報処理装置1Bは、入力部100と、レイアウト取得部102と、植生情報取得部104と、植生情報記憶部106と、妥当性評価部108と、修正案生成部110と、生育画像生成部112と、出力部114と、播種情報生成部116とを備える。
ここで、入力部100、レイアウト取得部102、植生情報取得部104、植生情報記憶部106、妥当性評価部108、修正案生成部110、生育画像生成部112、および出力部114については、第1の実施形態で説明した構成と実質的に同様であるため、ここでの説明は省略する。
播種情報生成部116は、ユーザが入力部100に入力した植物の配置情報に基づいて、該植物の種子の播種位置を示す播種情報を生成する。具体的には、播種情報生成部116は、オブジェクトに配置された植物のそれぞれについて、オブジェクトのいずれの位置に当該植物の種子を植え込めばよいのかを示す情報を生成する。
例えば、ユーザは、入力部100に入力した植物の配置からなる庭園を構築する場合、植物の配置に基づいて苗または種子を植え込む必要がある。しかしながら、特に、植物を種子にて植え込む場合、種子を適切な間隔および密度で植え込むことは、園芸の知識及び経験がないユーザにとっては、困難である。そこで、本実施形態に係る情報処理装置1Bは、播種情報生成部116によって自動的に植物の配置情報から、該植物の播種情報を生成することによって、ユーザによる庭園の構築を支援するものである。
具体的には、播種情報生成部116は、植物ごとの種子の発芽率、および該植物の生育に適した密集性を考慮して、配置される植物ごとに植物の種子を植え込む位置を決定し、播種情報を生成する。また、播種情報生成部116は、庭園が設置される地域の気候情報が入力されている場合、気候情報に基づいて種子の発芽率を補正してもよい。種子の発芽率は、例えば、気温、湿度等により変動するため、播種情報生成部116は、気候情報により種子の発芽率を補正し、より実情に近い発芽率を種子の植え込み位置の決定に用いることが好ましい。
例えば、播種情報生成部116は、図9に示すような画面表示250を生成してもよい。図9は、図3で示すオブジェクトにおいて、配置された植物の種子の植え込み位置を示した画像を含む画面表示の一例である。
図9に示すように、画面表示250には、植物の種子の植え込み位置が表示されたオブジェクト252が表示されている。また、画面表示250では、各領域212A〜212Eに配置された植物の種子の植え込み位置が、播種位置252A〜252Eとして表示されている。ここで、播種位置252A〜252Eの密度および間隔は、播種情報生成部116により各領域212A〜212Eに配置された植物の発芽率および最適な密集性等を考慮して決定されている。
なお、本実施形態において、ユーザは、入力部100に入力したオブジェクトの形状に相当する地形を手作業等で構築してもよく、また、播種情報生成部116が決定した種子の播種位置に相当する位置に手作業等で種子を植え込んでもよい。また、播種情報生成部116が決定した種子の播種位置に相当する位置への種子の植え込みは、例えば、無線操縦された無人飛行機等により行われてもよい。
[2.2.情報処理装置にて設計した庭園の形成]
また、本実施形態では、出力部114から出力される情報を3Dプリンタ等に入力することにより、自動的に入力部100に入力したオブジェクトの形状に相当する地形を構築し、自動的に播種情報生成部116が決定した種子の播種位置に相当する位置に種子を植え込んでもよい。
このような自動的な庭園の構築は、例えば、図10および図11を参照して説明する以下の3Dプリンタ等を用いることで実現することができる。
具体的には、3Dプリンタのヘッドとして、図10および図11にて示す3Dプリンタヘッドを用いることで、任意の形状を有するフェルト状のオブジェクトを形成し、種子を所定の位置に植え込むことができる。図10および図11にて示す3Dプリンタヘッドを装着された3Dプリンタは、該3Dプリンタヘッドを任意の位置に移動させ、オブジェクトの形成または種子の配置を行う。この構成によれば、ユーザは、自動的に任意の形状を有するオブジェクト上に植物が配置された庭園を構築することができる。
ここで、図10は、植物が配置されるオブジェクトを構築する3Dプリンタヘッドの一例を模式的に示した説明図である。また、図11は、構築したオブジェクトに植物の種子を植え込む3Dプリンタヘッドの一例を模式的に示した説明図である。
まず、植物が配置されるオブジェクトを構築するオブジェクト形成ヘッド300について説明する。図10に示すように、オブジェクト形成ヘッド300は、ヘッド部材302と、ピニオンギア304と、ラック306と、毛糸供給部308と、フェルト針310と、毛糸312とを備える。
ヘッド部材302は、ピニオンギア304、ラック306、および毛糸供給部308等を保持する構造部材である。また、ラック306は、ピニオンギア304の回転により上下に移動可能に保持されている。
ピニオンギア304は、ラック306と嵌合する円形歯車である。ピニオンギア304は、図示しないステッピングモータにより回転する。ピニオンギア304の回転によりピニオンギア304と嵌合されたラック306は上下動することができる。
ラック306は、ピニオンギア304と嵌合する歯が切られた平板の棒状部材である。ラック306の一端には、フェルト針310が取り付けられており、ラック306の上下動に伴い、フェルト針310も上下動することができる。
毛糸供給部308は、毛糸312およびフェルト針310が通過するY字型の穴が開いた部材である。フェルト針310および毛糸312は、毛糸供給部308のY字型の別々の穴を通って毛糸供給部308内にて合流している。これにより、フェルト針310が上下動するたびに、毛糸312がフェルト針310に引き込まれ、オブジェクト形成ヘッド300の直下にオブジェクトとして編み込まれる。
フェルト針310は、複数の返しを有する針である。フェルト針310は、毛糸312を引き込み、引き込んだ毛糸312を既に編み込まれた下部の毛糸層(オブジェクト)に打ち込むことで絡ませ、フェルト状にする。これにより、毛糸312同士が絡み合いフェルト状になって堆積するため、絡み合った毛糸312からなるフェルト状のオブジェクトを形成することができる。
毛糸312は、絡み合うことでフェルト状になる繊維の長い糸であれば、いかなるものも使用することができる。毛糸312は、例えば、羊毛等の動物の毛を原料として紡いだ糸であることが好ましい。
図10で示すオブジェクト形成ヘッド300により、毛糸312を絡み合わせフェルト状の構造体であるオブジェクトを形成することができる。フェルト状の構造体は、柔らかく多孔質であり、水分を含みやすいため、植物の種子を植え込む培地として好適に用いることができる。
なお、本実施形態に係るオブジェクトの形成方法および形成材料は、上記に限定されない。例えば、本実施形態に係るオブジェクトの形成材料は、多孔質で柔らかい物質であればどのようなものでも使用可能であり、例えば、毛糸、フェルト、スポンジ、ゲル、ゼリー、寒天等の多様な材料をもちいることも可能である。また、オブジェクトの形成材料に応じて、オブジェクトの形成方法も上記に限定されず、多様な変形が可能である。
次に、植物の種子をオブジェクトに対して植え込む種子配置ヘッド400について説明する。図11に示すように、種子配置ヘッド400は、回転機構402と、スポーク404と、種子格納部406と、種子408と、種子供給部410とを備える。
回転機構402は、鉛直方向を回転軸として回転可能な駆動装置である。回転機構402は、回転することで種子格納部406を回転させることができる。
スポーク404は、回転機構402と、円環状の種子格納部406とを結合させる構造部材である。図11では、スポーク404の数は6本であるが、回転機構402と、円形の種子格納部406とを結合させることができれば、スポーク404の数は特に限定されない。
種子格納部406は、種子408を格納する。種子格納部406は、円環状の構造体内に所定の間隔を置いてそれぞれ別個の植物の種子408を格納する小部屋を備える。種子格納部406は、オブジェクト上に配置する種子408の小部屋が種子供給部410の上部に位置するように、回転機構402によって回転される。
種子408は、オブジェクト上に配置される植物の種子である。なお、種子408は、発芽しやすいように化学的または物理的な前処理が施されてもよい。
種子供給部410は、上部の種子格納部406に格納された種子408を落下させることで、オブジェクト上に種子408を配置する。例えば、種子供給部410は、開閉可能な下蓋を備え、下蓋を開くことにより、種子408を重力によってオブジェクト上に落下させてもよい。
また、種子配置ヘッド400は、オブジェクト上に配置した種子408が所望の位置に配置されるように、オブジェクトに対して、種子408の配置前または配置後にでんぷん質を溶解した溶液をスプレーするスプレー部をさらに備えてもよい。
したがって、オブジェクト形成ヘッド300および種子配置ヘッド400を備えた3Dプリンタを用いることで、ユーザは、情報処理装置1Bにて設計した庭園を形成することが可能である。
以上にて説明した本実施形態に係るプログラムによって制御される情報処理装置1Bによれば、オブジェクトに配置された植物の配置情報に基づいて、当該植物の種子を播種する位置に関する情報が生成される。これにより、ユーザは、園芸学または植物学の知識がなくとも、オブジェクトに配置した植物の種子を植え込む場所を把握することができる。
また、本実施形態では、情報処理装置1Bからの情報を3Dプリンタ等に入力することにより、オブジェクトの形成およびオブジェクトへの種子の配置を自動的に行い、ユーザが設計した庭園を自動的に形成することも可能である。
<3.第3の実施形態>
続いて、図12〜図15を参照して、本開示の第3の実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置について説明する。本実施形態に係るプログラムは、第1の実施形態の機能に加えて、ユーザがオブジェクト上に配置した植物の配置情報に基づいて、該植物の生育に必要な水分及び栄養分を供給するパイプラインの配置を設計する機能を有するプログラムである。
[3.1.情報処理装置の機能構成]
図12を参照して、本実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置の機能構成について説明する。図12は、本実施形態に係る情報処理装置が備える機能構成を説明するブロック図である。
図12に示すように、情報処理装置1Cは、入力部100と、レイアウト取得部102と、植生情報取得部104と、植生情報記憶部106と、妥当性評価部108と、修正案生成部110と、生育画像生成部112と、出力部114と、パイプライン設計部118と、養液算出部120とを備える。
ここで、入力部100、レイアウト取得部102、植生情報取得部104、植生情報記憶部106、妥当性評価部108、修正案生成部110、生育画像生成部112、および出力部114については、第1の実施形態で説明した構成と実質的に同様であるため、ここでの説明は省略する。
パイプライン設計部118は、ユーザが入力部100に入力した植物の配置情報に基づいて、オブジェクト上の植物が生育するために必要な水分および栄養分を供給するパイプラインの配置を設計する。
例えば、複雑な三次元形状のオブジェクト上に植物を配置した庭園を設計した場合、庭園の上部から水をかけただけでは庭園全体に水がいきわたらない可能性がある。そこで、本実施形態に係る情報処理装置1Cは、パイプライン設計部118によって植物の配置情報に基づいて、水分等の供給に最適化されたパイプラインの配置を設計する。これにより、本実施形態に係る情報処理装置1Cは、ユーザに対して、オブジェクトに配置した植物の適切な生育を支援することができる。
具体的には、パイプライン設計部118は、配置された植物の各々が必要とする水分量および栄養分量に基づいて、パイプラインに供給された水分が植物の各々に最適に分配されるようにパイプラインの配置、分岐、および管径等を設計する。また、パイプライン設計部118は、パイプラインに供給された水分を培地であるオブジェクトに均一に供給するための供給口をパイプラインの末端または途中に設計し、最上部にユーザによって水分が注入される水分注入口を少なくとも一つ以上設計する。
また、パイプライン設計部118は、パイプラインに供給された水分を溜めておく受け皿(プール)を開口部の直下に設計してもよい。受け皿(プール)に溜められた水分は、毛細管現象等によって周囲の培地または植物に吸収されるため、受け皿を設計することでオブジェクト中の乾燥しやすい領域であっても均一に水分を供給することができる。
さらに、パイプライン設計部118は、オブジェクトが構造的に強固ではない場合、パイプラインが庭園の培地であるオブジェクトの構造を支える骨組みとなるようパイプラインを設計してもよい。
養液算出部120は、オブジェクトに配置された植物の配置情報に基づいて、パイプライン設計部118が設計したパイプラインに注入される水分量および栄養分量を算出する。この構成によれば、ユーザは、養液算出部120から指示された水分および栄養分を指定された量および頻度にてパイプラインに注入することで植物を適切に生育することができる。
例えば、パイプライン設計部118は、図13に示すような画面表示260を生成してもよい。図13は、図3で示すオブジェクトにおいて、設計したパイプラインの配置を示した画像を含む画面表示の一例である。
図13に示すように、画面表示260には、オブジェクト262内に配置されるパイプライン264が表示されている。また、画面表示260では、パイプライン264は、一つの水分注入口266を有し、両側に櫛歯状に枝分かれした形状を有する。このようなパイプライン264は、水分注入口266より水分および栄養分が注入されることでオブジェクト262全体に水分および栄養分を供給する。
また、パイプライン設計部118は、図14に示すような画面表示260Cを生成してもよい。図14は、図2Dで示すオブジェクト上に配置された植物の配置に基づいて、パイプラインの配置の設計を説明する説明図である。
図14に示すように、画面表示210Cには、複雑な形状を有するオブジェクト212C上に配置された植物の配置が表示されている。このような複雑な形状を有するオブジェクト212C上の植物の配置に基づいてパイプライン264を設計する場合、画面表示260Cに示すように、パイプライン264には、注入された水分を溜めるプール268が形成されることが好ましい。これにより、水分注入口266から注入された水分および養分がパイプライン264の各末端のプール268に溜まるため、オブジェクト212Cは、プール268から徐々に水分および栄養分を吸収することができる。
また、図14で示したように、複雑なオブジェクト中にパイプライン264を形成する方法としては、例えば、図15に示すように、パイプラインとオブジェクトとを別個に作成した後に、それぞれを組み合わせる方法を用いることができる。図15は、パイプラインをオブジェクト中に形成する方法を模式的に示す説明図である。
図15に示すように、まず、情報処理装置1Cにより設計されたオブジェクトを厚み方向等に切断したオブジェクト片502、504をそれぞれ形成する。次に、情報処理装置1Cにより設計されたパイプライン506を形成する。続いて、オブジェクト片502、504にてパイプライン506を挟み込み、貼り合せることで、パイプライン506を内部に含むオブジェクトを形成することができる。
なお、上述したパイプラインは、プラスチックなどの水分を透過させない材料で形成されることが好ましい。また、パイプラインをオブジェクトの骨組みとして利用する場合、パイプラインは、強度の高い金属等の材料で形成されることがより好ましい。
以上にて説明した本実施形態に係るプログラムによって制御される情報処理装置1Cによれば、オブジェクトに配置された植物の配置情報に基づいて、植物の生育に必要な水分および栄養分を供給するパイプラインの配置を設計することができる。これにより、ユーザは、園芸学または植物学の知識がなくとも、オブジェクトに配置した植物を適切に生育することができる。
<4.第4の実施形態>
次に、図16〜図18を参照して、本開示の第4の実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置について説明する。本実施形態に係るプログラムは、第1の実施形態の機能に加えて、ユーザによりオブジェクト上に配置された景観構成物の配置を最適化するように、ユーザを支援する機能を有するプログラムである。
[4.1.情報処理装置の機能構成]
図16を参照して、本実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置の機能構成について説明する。図16は、本実施形態に係る情報処理装置が備える機能構成を説明するブロック図である。
図16に示すように、情報処理装置1Dは、入力部100Dと、レイアウト取得部102Dと、植生情報取得部104と、植生情報記憶部106と、妥当性評価部108と、修正案生成部110と、生育画像生成部112と、出力部114と、景観最適化部122と、景観情報記憶部124とを備える。
ここで、植生情報取得部104、植生情報記憶部106、妥当性評価部108、修正案生成部110、生育画像生成部112、および出力部114については、第1の実施形態で説明した構成と実質的に同様であるため、ここでの説明は省略する。
入力部100Dは、第1の実施形態にて説明したように、ユーザが庭園等の自然環境を設計するためのインターフェースである。第4の実施形態では、入力部100Dは、庭園等の地形の形状、および該地形上に配置される植物の配置に加えて、庭園の景観を構成する景観構成物の配置についても入力される。
景観構成物は、植物以外の景観を構成する無機物、水源、人工物などである。例えば、景観構成物は、石、岩および山などの無機物、川および池などの水源、橋、小屋、ベンチおよび柵などの人工物である。
このような入力部100Dによれば、ユーザは、より複雑な景観を有する庭園を設計することができる。例えば、入力部100Dは、図17で示すような入力画面により、オブジェクトの形状、該オブジェクト上に配置される植物の配置、および該オブジェクト上に配置される景観構成物の配置が入力されてもよい。図17は、本実施形態に係る入力画面の一例を示す説明図である。
図17に示すように、入力画面270には、植物及び景観構成物が配置されたオブジェクト272が表示されている。具体的には、オブジェクト272上の領域272A,272B、272C、272Dには、植物の配置が入力され、配置される植物の種類は、色にて区別されている。また、オブジェクト272上には、岩276、および池278などの景観構成物の配置が入力されている。なお、これらのオブジェクト272上に配置される景観構成物は、例えば、アイコン群274に列挙されて表示されてもよい。ユーザは、アイコン群274から配置したい景観構成物を選択し、オブジェクト272の任意の位置を指定することで、選択した景観構成物をオブジェクト272上に配置することができる。
レイアウト取得部102Dは、第1の実施形態にて説明したように、ユーザが入力した植物の配置情報を取得する。また、第4の実施形態では、レイアウト取得部102Dは、オブジェクト上に配置された植物の種類および配置領域を示す情報に加えて、オブジェクト上に配置された景観構成物の種類および配置場所を示す情報を取得する。
景観情報記憶部124は、景観に優れたと評価されている庭園における景観構成物の配置情報を記憶してもよい。また、景観情報記憶部124は、代表的な庭園の形式(例えば、サラセン式庭園、イギリス式庭園、日本式庭園など)が有する特徴的な景観構成物の配置情報を庭園サンプルとして記憶してもよい。
なお、図16では、景観情報記憶部124は、情報処理装置1Dの内部に備えられるとしたが、本開示に係る技術は、かかる例示に限定されない。例えば、景観情報記憶部124は、情報処理装置1Dとネットワーク等を介して接続した外部の記憶装置内に設けられていてもよい。
景観最適化部122は、景観情報記憶部124に記憶された情報に基づいて、景観構成物の配置を最適化するためにユーザを支援する処理を行う。具体的には、景観最適化部122は、景観に優れた庭園における景観構成物の配置に基づいて、ユーザが配置した景観構成物の配置を評価してもよい。また、景観最適化部122は、景観に優れた庭園における景観構成物の配置に近くなるように、ユーザが配置した景観構成物の配置を自動的に変更してもよく、ユーザに対して景観構成物の配置を変更することを示唆してもよい。また、景観最適化部122は、景観に優れた庭園における景観構成物の配置に近くなるように景観構成物の配置を変更した修正案を提示してもよい。さらに、景観最適化部122は、景観情報記憶部124に記憶された庭園サンプルをユーザに対して提示してもよい。
[4.2.情報処理装置の動作]
次に、図18を参照して、本実施形態に係る情報処理装置1Dの動作を説明する。図18は、本実施形態に係る情報処理装置1Dの動作の一例を説明するフローチャート図である。
図18に示すように、まず、レイアウト取得部102Dは、ユーザが入力部100Dに入力した植物の配置情報を取得する(S200)。また、レイアウト取得部102Dは、ユーザが入力部100Dに入力した景観構成物の配置情報を取得する(S202)。次に、景観最適化部122は、景観構成物の最適な配置に関する情報を景観情報記憶部124から取得する(S204)。
ここで、景観最適化部122は、ユーザにより配置された景観構成物の配置が適切か否かを評価する(S206)。景観構成物の配置が適切である場合(S206/Yes)、景観最適化部122は、評価結果をユーザに示し、動作を終了する。一方、景観構成物の配置が適切ではない場合(S206/No)、景観最適化部122は、景観構成物の配置が最適化されるように、ユーザに対して、景観構成物の配置の変更の示唆、景観構成物の配置の最適化、または景観構成物の配置の修正案の提示等の支援処理を行う(S208)。
以上説明した本実施形態に係るプログラムによって制御される情報処理装置1Dによれば、ユーザは、任意の形状を有するオブジェクト上に植物および景観構成物が配置された総合的な庭園を設計することができる。例えば、情報処理装置1Dによれば、ユーザは、日本庭園全体を池、岩、橋なども含めて設計することが可能になる。また、3Dプリント技術を用いることにより、ユーザが情報処理装置1Dによって設計した植物および景観構成物が配置された庭園を形成することも可能である。
<5.第5の実施形態>
続いて、図19〜図21を参照して、本開示の第5の実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置について説明する。本実施形態に係るプログラムは、第1の実施形態の機能に加えて、オブジェクト上に配置された植物の配置情報に基づいて、植物が配置されたオブジェクトの環境が所定の生物の生存に適した環境となるように、ユーザを支援する機能を有するプログラムである。
[5.1.情報処理装置の機能構成]
まず、図19を参照して、本実施形態に係るプログラムにより制御される情報処理装置の機能構成について説明する。図19は、本実施形態に係る情報処理装置が備える機能構成を説明するブロック図である。
図19に示すように、情報処理装置1Eは、入力部100と、レイアウト取得部102と、植生情報取得部104と、植生情報記憶部106と、妥当性評価部108と、修正案生成部110と、生育画像生成部112と、出力部114と、環境評価部126と、環境最適化部128と、生物情報記憶部130とを備える。
ここで、入力部100、レイアウト取得部102、植生情報取得部104、植生情報記憶部106、妥当性評価部108、修正案生成部110、生育画像生成部112、および出力部114については、第1の実施形態で説明した構成と実質的に同様であるため、ここでの説明は省略する。
生物情報記憶部130は、所定の生物の生存に適した環境の必要条件を記憶する。例えば、所定の生物が「ホタル」である場合、生物情報記憶部130は、ホタルの孵化場所に必要な条件、ホタルの生存に適した水草、珪藻、または苔等が繁殖する環境を形成に必要な条件、幼虫のエサとなる生物の繁殖に必要な条件などを記憶する。
なお、所定の生物は、上記で例示した「ホタル」に限定されない。例えば、所定の生物は、シカ、リス等の動物、渡り鳥等の鳥類、チョウ、トンボ等の昆虫類、メダカ、アユ等の魚類などであってもよい。また、生物情報記憶部130は、複数の生物のそれぞれについて、生存に適した環境の必要条件を記憶していてもよい。
なお、図19では、生物情報記憶部130は、情報処理装置1Eの内部に備えられるとしたが、本開示に係る技術は、かかる例示に限定されない。例えば、生物情報記憶部130は、情報処理装置1Eとネットワーク等を介して接続した外部の記憶装置内に設けられていてもよい。
環境評価部126は、生物情報記憶部130に記憶された情報に基づいて、オブジェクト上の環境が所定の生物の生存に適した環境か否かを評価する。例えば、環境評価部126は、オブジェクト上の環境が生物情報記憶部130に記憶された所定の生物の生存に好適な環境の必要条件を満たしているか否かを判断する。また、環境評価部126は、オブジェクト上の環境が満たしている所定の生物に好適な環境の必要条件の数および程度に基づいて、オブジェクト上の環境が所定の生物の生存に適している度合(適合度合)を評価してもよい。なお、生存に適した環境か否かを判断する所定の生物は、ユーザの選択により変更されてもよい。
例えば、環境評価部126は、図20に示すような画面表示280を生成してもよい。図20は、環境評価部126の評価結果を示す画像を含む画面表示の一例である。
図20に示すように、画面表示280には、オブジェクト282が表示されており、オブジェクト282上の環境の所定の生物の生存への適合度合が評価結果284に表示されている。具体的には、画面表示280において、所定の生物は、ホタル(firefly)である。また、評価結果284には、オブジェクト282上の環境は、ホタルの生存に対して、(例えば、ABCの3段階評価において)「C」であると表示されている。
評価結果284に表示されるオブジェクト282上の環境の所定の生物の生存への適合度合は、「A」「B」「C」、または「○」「△」「×」等のランク付けにて評価されてもよいし、100点等を満点とする点数付けにて評価されてもよい。
環境最適化部128は、生物情報記憶部130に記憶された情報に基づいて、オブジェクト上の環境が所定の生物の生存により適した環境になるようにユーザを支援する処理を行う。具体的には、環境最適化部128は、生物情報記憶部130に記憶された所定の生物に好適な環境の必要条件をユーザに提示することで、オブジェクト上に配置した植物の配置の変更を促してもよい。また、環境最適化部128は、生物情報記憶部130に記憶された所定の生物に好適な環境の必要条件に基づいて、オブジェクト上に配置された植物の配置を所定の生物の生存に好適なように最適化してもよい。
ここで、情報処理装置1Eが、第4の実施形態に係る景観設計機能を備える場合(すなわち、第4の実施形態と第5の実施形態が組み合わされている場合)、環境最適化部128は、所定の生物に好適な環境となるように景観構成物の配置を最適化したり、景観構成物の配置の変更をユーザに対して促したりしてもよい。
[5.2.情報処理装置の動作]
次に、図21を参照して、本実施形態に係る情報処理装置1Eの動作を説明する。図21は、本実施形態に係る情報処理装置1Eの動作の一例を説明するフローチャート図である。
図21に示すように、まず、レイアウト取得部102は、ユーザが入力部100に入力した植物の配置情報を取得する(S300)。次に、環境評価部126は、所定の生物の生育に適した環境に関する情報を生物情報記憶部130から取得する(S302)。
ここで、環境評価部126は、オブジェクト上に配置された植物の配置が所定の生物の生存に十分適した配置か否かを評価する(S304)。オブジェクト上に配置された植物の配置が所定の生物の生存に十分適した配置である場合(S304/Yes)、環境評価部126は、評価結果をユーザに対して示し、動作を終了する。
一方、オブジェクト上に配置された植物の配置が所定の生物の生存に十分適した配置ではない場合(S304/No)、環境最適化部128は、オブジェクト上に配置された植物の配置が所定の生物の生存に十分適した配置になるように、ユーザに対して、配置された植物の配置変更の示唆、植物の配置の最適化、または所定の生物の生存に適した環境の必要条件の提示等の支援処理を行う(S306)。
なお、上述したように、情報処理装置1Eが、第4の実施形態に係る景観設計機能を備える場合(すなわち、第4の実施形態と第5の実施形態が組み合わされている場合)、環境最適化部128は、景観構成物の配置についても植物の配置と同様の支援処理を行ってもよいことは言うまでもない。
以上説明した本実施形態に係るプログラムによって制御される情報処理装置1Eによれば、ユーザは、オブジェクト上に設計した環境が所定の生物の生存に適した環境となるように庭園を設計することができる。これにより、ユーザは、より自然環境に近く、様々な生物を呼び込むことが可能な庭園を設計することができる。
<6.ハードウェア構成>
次に、図22を参照して、本開示の各実施形態に係るプログラムが制御する情報処理装置1のハードウェア構成について説明する。図22は、各実施形態に係るプログラムが制御する情報処理装置1のハードウェア構成を説明した説明図である。すなわち、本開示の各実施形態に係る情報処理は、ソフトウェアと、情報処理装置1が備えるハードウェアとの協働によって実現される。
図22に示すように、情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)160と、ROM(Read Only Memory)162と、RAM(Random Access Memory)164と、ブリッジ168と、内部バス166および170と、インターフェース172と、入力装置174と、出力装置176と、ストレージ装置178と、ドライブ180と、接続ポート182と、通信装置184と、を備える。
CPU160は、演算処理装置および制御装置として機能し、本実施形態に係るプログラムに従って、情報処理装置1内の動作全般を制御する。ROM162は、CPU160が使用するプログラム、演算パラメータを記憶し、RAM164は、CPU160の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU160は、例えば、レイアウト取得部102、植生情報取得部104、妥当性評価部108、修正案生成部110、生育画像生成部112、播種情報生成部116、パイプライン設計部118、養液算出部120、景観最適化部122、環境評価部126、環境最適化部128などの機能を実行する。
これらCPU160、ROM162およびRAM164は、ブリッジ168、内部バス166および170等により相互に接続されている。また、CPU160、ROM162およびRAM164は、インターフェース172を介して入力装置174、出力装置176、ストレージ装置178、ドライブ180、接続ポート182、および通信装置184とも接続されている。
入力装置174は、マウス、キーボード、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバーなどのユーザが情報を入力するための入力装置と、ユーザの入力に基づいて入力信号を生成し、CPU160に出力するための入力制御回路などから構成されている。入力装置174は、例えば、入力部100の機能を実行する。
出力装置176は、例えば、LCD(liquid crystal display)装置、OLED(organic electroluminescence display)装置、プラズマディスプレイ装置、CRT(cathode ray tube)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置176は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含んでもよい。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像を表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。出力装置176は、例えば、出力部114の機能を実行する。
ストレージ装置178は、情報処理装置1の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置178は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記憶する記憶装置、記憶媒体からデータを読み出す読み出し装置、および記憶されたデータを削除する削除装置を含んでもよい。ストレージ装置178は、例えば、植生情報記憶部106、景観情報記憶部124、生物情報記憶部130などの機能を実行する。
ドライブ180は、記憶媒体用リードライタであり、情報処理装置1に内蔵、または外付けされる。ドライブ180は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記憶されている情報を読み出して、RAM164に出力する。また、ドライブ180は、リムーバブル記憶媒体に情報を書き込むこともできる。
接続ポート182は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、光オーディオ端子等のような外部接続機器を接続するための接続ポートで構成された接続インターフェースである。
通信装置184は、例えば、ネットワーク3に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。また、通信装置184は、無線LAN対応通信装置であっても、有線によるケーブル通信を行うケーブル通信装置であってもよい。
なお、上述した本開示の各実施形態に係るコンピュータプログラムにより制御された情報処理装置1または情報処理システムも提供可能である。また、本開示の各実施形態に係るコンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供することが可能であり、これらも本開示の技術範囲に含まれる。
<7.まとめ>
以上にて詳細に説明したように、本開示の一実施形態に係るプログラムにより制御された情報処理装置によれば、ユーザは、任意の形状を有するオブジェクトを設計し、該オブジェクト上に植物を配置することで、庭園を設計することが可能である。また、情報処理装置は、植物の各々が相互に与える影響に基づいて、ユーザが入力した植物の配置の妥当性を評価することにより、より妥当性の高い植物配置を有する庭園を設計できるようにユーザを支援することが可能である。
また、情報処理装置は、オブジェクトに配置された植物の配置情報に基づいて、当該植物の種子を播種する位置情報が生成することで、ユーザに対してオブジェクトに配置した植物の種子の植え込みを支援することができる。
また、情報処理装置は、オブジェクトに配置された植物の配置情報に基づいて、植物の生育に必要な水分および栄養分を供給するパイプラインの配置を設計することで、ユーザに対して、オブジェクトに配置した植物の生育を支援することができる。
また、情報処理装置は、オブジェクトに配置された景観構成物の配置を最適化することで、ユーザに対して、任意の形状を有するオブジェクト上に植物および景観構成物を配置した総合的な庭園の設計を支援することができる。
さらに、情報処理装置は、オブジェクト上の環境を所定の生物の生存に適した環境に最適化することで、ユーザに対して、より自然環境に近く、様々な生物を呼び込むことが可能な庭園の設計を支援することができる。
なお、上述した本開示の第2〜第5の実施形態は、それぞれ互いに組み合わせることも可能であり、これらも本開示の技術範囲に含まれる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
コンピュータを
ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、
前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、
前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、
として機能させるプログラム。
(2)
前記妥当性評価部は、前記植物の生育条件にさらに基づいて、前記植物の配置の妥当性を評価する、前記(1)に記載のプログラム。
(3)
前記コンピュータを
前記妥当性評価部による妥当性の評価が高くなるように、前記ユーザが配置した前記植物の配置を修正し、修正後の前記植物の配置情報を生成する修正案生成部としてさらに機能させる、前記(1)または(2)に記載のプログラム。
(4)
前記地形は、ユーザが入力した培地の形状である、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載のプログラム。
(5)
前記コンピュータを
前記植物の配置情報に基づいて、前記植物が生育した状態を表す画像を生成する生育画像生成部としてさらに機能させる、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載のプログラム。
(6)
前記コンピュータを
前記植物の配置情報に基づいて、当該植物の種子の播種位置を示す播種情報を生成する播種情報生成部としてさらに機能させる、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載のプログラム。
(7)
前記播種情報生成部は、前記植物の種子の発芽率にさらに基づいて、前記播種情報を生成する、前記(6)に記載のプログラム。
(8)
前記コンピュータを
前記植物の配置情報に基づいて、前記植物の生育に必要な水分および栄養分を前記植物の各々に供給するパイプラインの配置を設計するパイプライン設計部としてさらに機能させる、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載のプログラム。
(9)
前記パイプライン設計部は、前記パイプラインが前記地形の形状を支える構造体となるように、前記パイプラインの配置を設計する、前記(8)に記載のプログラム。
(10)
前記コンピュータを
前記植物の配置情報に基づいて、前記パイプラインに注入される水分および栄養分の量および頻度を算出する養液算出部としてさらに機能させる、前記(8)または(9)に記載のプログラム。
(11)
前記レイアウト取得部は、前記ユーザによって前記地形上に配置された景観構成物の配置情報をさらに取得する、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載のプログラム。
(12)
前記コンピュータを
前記景観構成物の配置を最適化するように、前記ユーザを支援する景観最適化部としてさらに機能させる、前記(11)に記載のプログラム。
(13)
前記コンピュータを
前記植物が配置された前記地形が所定の生物に生存に適した環境であるか否かの程度を評価する環境評価部としてさらに機能させる、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載のプログラム。
(14)
前記コンピュータを
前記植物が配置された前記地形が前記所定の生物の生存により適した環境になるように、前記ユーザを支援する環境最適化部としてさらに機能させる、前記(13)に記載のプログラム。
(15)
ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、
前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、
前記植生情報に基づいて、入力された前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、
を備える情報処理システム。
(16)
ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得することと、
前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得することと、
演算処理装置により、前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価することと、
を含む情報処理方法。
1A、1B、1C、1D、1E 情報処理装置
100 入力部100
102 レイアウト取得部
104 植生情報取得部
106 植生情報記憶部
108 妥当性評価部
110 修正案生成部
112 生育画像生成部
114 出力部
116 播種情報生成部
118 パイプライン設計部
120 養液算出部
122 景観最適化部
124 景観情報記憶部
126 環境評価部
128 環境最適化部
130 生物情報記憶部

Claims (16)

  1. コンピュータを
    ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、
    前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、
    前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、
    として機能させるプログラム。
  2. 前記妥当性評価部は、前記植物の生育条件にさらに基づいて、前記植物の配置の妥当性を評価する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記コンピュータを
    前記妥当性評価部による妥当性の評価が高くなるように、前記ユーザが配置した前記植物の配置を修正し、修正後の前記植物の配置情報を生成する修正案生成部としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記地形は、ユーザが入力した培地の形状である、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータを
    前記植物の配置情報に基づいて、前記植物が生育した状態を表す画像を生成する生育画像生成部としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
  6. 前記コンピュータを
    前記植物の配置情報に基づいて、当該植物の種子の播種位置を示す播種情報を生成する播種情報生成部としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記播種情報生成部は、前記植物の種子の発芽率にさらに基づいて、前記播種情報を生成する、請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記コンピュータを
    前記植物の配置情報に基づいて、前記植物の生育に必要な水分および栄養分を前記植物の各々に供給するパイプラインの配置を設計するパイプライン設計部としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
  9. 前記パイプライン設計部は、前記パイプラインが前記地形の形状を支える構造体となるように、前記パイプラインの配置を設計する、請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記コンピュータを
    前記植物の配置情報に基づいて、前記パイプラインに注入される水分および栄養分の量および頻度を算出する養液算出部としてさらに機能させる、請求項8に記載のプログラム。
  11. 前記レイアウト取得部は、前記ユーザによって前記地形上に配置された景観構成物の配置情報をさらに取得する、請求項1に記載のプログラム。
  12. 前記コンピュータを
    前記景観構成物の配置を最適化するように、前記ユーザを支援する景観最適化部としてさらに機能させる、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記コンピュータを
    前記植物が配置された前記地形が所定の生物に生存に適した環境であるか否かの程度を評価する環境評価部としてさらに機能させる、請求項1に記載のプログラム。
  14. 前記コンピュータを
    前記植物が配置された前記地形が前記所定の生物の生存により適した環境になるように、前記ユーザを支援する環境最適化部としてさらに機能させる、請求項13に記載のプログラム。
  15. ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得するレイアウト取得部と、
    前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得する植生情報取得部と、
    前記植生情報に基づいて、入力された前記植物の配置の妥当性を評価する妥当性評価部と、
    を備える情報処理システム。
  16. ユーザが地形上に配置した植物の配置情報を取得することと、
    前記植物の各々が相互に与える影響に関する植生情報を取得することと、
    演算処理装置により、前記植生情報に基づいて、前記配置情報が示す前記植物の配置の妥当性を評価することと、
    を含む情報処理方法。
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