JPWO2016021204A1 - 植物生育促進剤及び植物生育促進方法 - Google Patents

植物生育促進剤及び植物生育促進方法 Download PDF

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Abstract

新規な植物生育促進剤、及びそれを用いた植物生育促進方法を提供する。植物生育促進作用を有する乳酸菌を含む植物生育促進剤である。また、植物生育促進作用を有する乳酸菌を、種子、植物体及び/又は土壌に処理する植物生育促進方法である。植物生育促進作用を有する乳酸菌としては、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM BP−21501菌株が好適である。

Description

本発明は、植物の生育を促進することができる植物生育促進剤及び植物生育促進方法に関する。
植物の生育を促進させ、野菜や穀類、果物等の収量を増加させることは、食料増産及び効率的な農業経営の点から好ましい。そのため、従来より様々な植物生育促進剤が開発されており、微生物を利用した植物生育促進剤も提案されている。
例えば、特許文献1には、肥料粒子と乳酸菌とバチルス科バクテリアを含む改良肥料が、植物の生長、発育又は収穫高の増強効果を有することが開示されている。特許文献2には、草炭にアクリロニトリルをグラフト重合してなる吸水性材料と、乳酸菌などの菌を基材に添加してなる微生物資材とを、草炭に混合して得られた土壌改良材が、植物に対する生長促進効果を有することが開示されている。特許文献3には、トウモロコシ残幹と米ぬかとおからを混合して発酵させた発酵物と、粉粒状の炭と、乳酸菌と酵母菌等を含む有用微生物群とを含む植物系堆肥が開示されている。しかしながら、これらの文献には、乳酸菌自体に植物生育促進作用があることは開示されていない。
特許文献4には、堆肥を作る際に排出される排汁を酵母及び植物性乳酸菌により発酵させた肥料が開示されている。この文献では、肥料が三大要素及びミネラルを含み、更に植物性乳酸菌を含むので、植物性乳酸菌の働きによって土壌に好影響を及ぼす善玉の微生物を活性化させる一方、病気や害虫の増殖を抑えるので、化学肥料や農薬に頼ることなく植物を生育させることが記載されている。しかしながら、この文献にも、乳酸菌自体に植物の生育を促進する作用があることは開示されていない。
一方、特許文献5には、植物生長促進活性を有するシュードモナス属細菌を乳酸菌とともに混合培養することで、乳酸菌に植物生長促進活性を付与することが開示されている。しかしながら、この文献では、元々の乳酸菌自体には植物生育促進作用がないと記載されており(段落0005)、本発明を示唆するものではない。
また、特許文献6には、種子の周りに乳酸菌などの有用菌とその基質をコートし、その周りに過酸化カルシウム及び砂をコートしてなる種子含有錠剤が、種子の健全な生育と十分な収穫を保証することが開示されている。しかしながら、この文献では、有用菌の他に、キチン類などの基質と過酸化カルシウムを必須としており、乳酸菌単独で処理することについては開示されていない。また、この文献は、種子に対して有用菌を処理するものであり、生育中の植物体や土壌に乳酸菌を処理することについても、それにより植物生育促進効果が得られることについても開示されていない。
日本国特表2008−537531号公報 日本国特開2007−138123号公報 日本国特開2007−169096号公報 日本国特開2009−007229号公報 日本国特開2009−249301号公報 日本国特公平1−42641号公報 日本国特開2009−201459号公報
本発明者らは先に、日本国特開2009−201459号公報において、植物病害防除能を有する微生物として、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM P−21501菌株(SOK04BY株)を開示している。このSOK04BY株を用いて更に検討していたところ、植物の生育を促進し、収量を増加させる作用があることを見出した。
本実施形態は、かかる知見に基づいてなされたものであり、新規な植物生育促進剤、及びそれを用いた植物生育促進方法を提供することを目的とする。
本実施形態としては、以下の各実施形態が挙げられる。
[1]植物生育促進作用を有する乳酸菌を含む植物生育促進剤。
[2]植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス属に属する微生物である[1]に記載の植物生育促進剤。
[3]植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)に属する微生物である[2]に記載の植物生育促進剤。
[4]植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM BP−21501菌株である[3]に記載の植物生育促進剤。
[5]種子、植物体及び土壌からなる群から選択される少なくとも1つに処理するために用いられる[1]〜[4]のいずれか1項に記載の植物生育促進剤。
[6]幼植物体に処理するために用いられる[1]〜[4]のいずれか1項に記載の植物生育促進剤。
[7]植物生育促進作用を有する乳酸菌を、種子、植物体及び土壌からなる群から選択される少なくとも1つに処理することを特徴とする植物生育促進方法。
[8]前記植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM BP−21501菌株である[7]に記載の植物生育促進方法。
[9]処理する植物体が幼植物体である[7]又は[8]に記載の植物生育促進方法。
本実施形態に係る植物生育促進剤によれば、種子、植物体や土壌に処理することにより、植物体の生育を促進し、収量を増やすことができる。
本実施形態に係る植物生育促進剤は、植物生育促進作用を有する乳酸菌を含有するものである。
本実施形態において用いる乳酸菌は、植物体の生育を促進する能力、即ち植物生育促進活性を有するものである。ここで、乳酸菌とは、(1)グラム陽性、(2)細胞形態が桿菌または球菌、(3)カタラーゼ陰性、(4)消費したブドウ糖に対して50%以上の乳酸を産生する、(5)内性胞子形成しない、及び、(6)非運動性または稀に運動性を示すものがある、という条件を満たすものをいう。
具体的には、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus mali、Lactobacillus suebicus、Lactobacillus alimentarius、Lactobacillus sakei、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus brevis、Lactobacillus malefermentans、Lactobacillus lactis、Lactobacillus gasseri、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus caseiなどのラクトバチルス属(Lactobacillus)、Pediococcus pentosaceus、Pediococcus acidilactici、Pediococcus parvulus、Pediococcus damnosus、Pediococcus halophilusなどのペディオコッカス属(Pediococcus)、Lactococcus lactis、Lactococcus raffinolactis、Lactococcus plantarumなどのラクトコッカス属(Lactococcus)、Carnobacterium divergensなどのカルノバクテリウム属(Carnobacterium)、Weissella minorなどのウェイセラ属(Weissella)、Atopobium parvulusなどのアトポビウム属(Atopobium)、Streptococcus bovisなどのストレプトコッカス属(Streptococcus)、Enterococcus aviumなどのエンテロコッカス属(Enterococcus)、Vagococcus fluvialisなどのベガコッカス属(Vagococcus)、Leuconostoc mesenteroides、Leuconostoc lactisなどのロイコノストック属(Leuconostoc)、Oenococcus oeniなどのエノコッカス属(Oenococcus)、Tetragenococcus halophilusなどのテトラジェノコッカス属(Tetragenococcus)などに属する微生物が挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよく、同じ属または異なる属に属する微生物を複数組み合わせて用いてもよい。
好ましくは、ラクトバチルス属に属する微生物であり、より好ましくは、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)である。特には、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM BP−21501菌株(以下、SOK04BY株という。)を用いることが好ましい。
寄託された生物材料への言及:
SOK04BY株については、日本国特開2009−201459号公報に記載されている通りであり、イカの塩辛を分離源とし、その形態的、培養的及び生理学的性質は下記表1の通りであって、次の通り寄託されている。
・寄託者:京都府農林水産技術センター(京都府の一機関である。国内寄託日での名称は京都府農業資源研究センターであった。センター長:北山重敏。あて名:郵便番号621−0806 日本国京都府亀岡市余部町和久成9)
・寄託機関の名称:独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許生物寄託センター(国内寄託日での名称:独立行政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センター)
・寄託機関の住所:郵便番号292−0818 日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8 120号室
・寄託日:2008年2月5日(国内寄託日)
・受託番号:FERM BP−21501(2008年2月5日に国内寄託されたFERM P−21501について、ブダペスト条約に基づく国際寄託への移管請求が2015年4月30日に受領された。)
Figure 2016021204
後記実施例に示されているように、SOK04BY株は優れた植物生育促進作用を有している。従って、好ましい実施形態に係る植物生育促進剤はSOK04BY株を含有することにより、植物体の生育を顕著に促進することができる。かかる好ましい実施形態の植物生育促進剤は、SOK04BY株を含有するものであれば、SOK04BY株のみからなるものであってもよく、SOK04BY株とともに他の成分を含有するものであってもよい。SOK04BY株としては、死菌体でもよいが、優れた植物生育促進作用を発揮するために生菌が好ましく用いられる。
植物生育促進剤の形態は、特に限定されず、通常の微生物資材がとりうる形態、例えば粒剤、粉剤、水和剤、パック剤、顆粒水和剤、マイクロカプセル剤、乳剤などが挙げられ、任意の剤型に調製でき、目的に応じて使用することが可能である。例として、上記乳酸菌を製剤学的に許容される担体に吸着させて、水和剤、粉剤または粒剤として提供することができる。その場合、担体としては、珪藻土、クレー、タルク、パーライト、もみ殻、骨粉、ホワイトカーボンなどを用いることができる。また、製剤学的に許容される添加物として、界面活性剤、分散剤、補助剤などを用いることができる。
本実施形態に係る植物生育促進剤に含まれる上記乳酸菌(例えば、SOK04BY株)の濃度は、特に限定されず、1×103〜1×1011cfu(コロニー形成単位)/gであってもよく、また1×104〜1×1011cfu/gであってもよく、更には1×106〜1×1010cfu(コロニー形成単位)/gであってもよい。当該乳酸菌は培養液そのものであってもよい。例えば、種子、植物体や土壌に処理する際に希釈して使用する製剤の場合、希釈前の製剤における乳酸菌の濃度は、1×108〜1×1011cfu/gであることが好ましい。また、菌株の分散液(例えば、上記製剤を希釈して得られた分散液)の場合、種子、植物体や土壌に処理する際の乳酸菌の濃度は1×103〜1×1010cfu/mlであることが好ましく、より好ましくは1×106〜1×108cfu/mlである。
本実施形態に係る植物生育促進方法は、上記乳酸菌を種子、植物体及び土壌からなる群から選択される少なくとも1つに処理するものである。ここで、植物体とは、発芽後のものをいい、発芽前の種子は含まれない。好ましくは、茎、葉及び根を有する生育中の植物体であり、更に好ましくは幼植物体である。幼植物体とは、種子から発芽して間がない幼い植物体のことであり、移植時を含むそれ以前の植物体であり、例えば、苗が挙げられる。また、土壌としては、植物が生育するための土壌であればよく、これには、圃場の土、培養土、育苗土、播種用土などが含まれる。
このような種子、植物体や土壌に対する処理方法としては、例えば、次の方法が挙げられる。
(1)上記乳酸菌が分散した液体からなる植物生育促進剤(例えば、菌株の培養液)を、種子、植物体及び/又は土壌に処理する方法。当該方法には、乳酸菌の分散液に定植(移植)前の苗の根部を浸漬すること、乳酸菌の分散液を葉や茎などに噴霧処理すること、生育中の植物体及びその根圏に乳酸菌の分散液を灌注すること(例えば、移植前の幼植物体及び該幼植物体が生育している土壌に灌注、又は、定植後の植物体及び該植物体が生育している土壌に灌注など)、定植前の土壌(例えば圃場の土壌や培養土)に乳酸菌の分散液を噴霧したり灌注したりすること、及び、播種前の播種用土や育苗土に乳酸菌の分散液を噴霧したり灌注したりすることが含まれる。
(2)上記乳酸菌をそれ自体粉末化し又は担体に付着させて調製した粉末又は粒状の植物生育促進剤を、種子、植物体及び/又は土壌に処理する方法。当該方法には、かかる粉末又は粒状の生育促進剤を、育苗中の土の上にふりかけること、定植後の圃場の土の上にふりかけること、培養土や圃場の土などに混ぜ込むこと(混和)、及び、播種前の播種用土や育苗土などに混ぜ込むこと(混和)が含まれる。
本実施形態において、植物生育促進剤の適用対象となる植物としては、例えば、トマト、トウガラシ、ナス、ジャガイモ、ペチュニアなどのナス科作物、イネ、トウモロコシなどのイネ科作物、ネギ、タマネギ、チューリップ、ユリなどのユリ科作物、キュウリ、スイカ、カボチャなどのウリ科作物、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ストック、ハボタン、ミズナなどのアブラナ科作物、ホウレンソウなどのアカザ科作物、サトイモ、カラー、ポトスなどのサトイモ科作物、イチゴ、ウメ、モモ、リンゴなどのバラ科作物、ダイズ、アズキなどのマメ科作物、ニンジン、パセリなどのセリ科作物、ゴボウ、レタス、キク、コスモス、ヒマワリなどのキク科作物、グラジオラスなどのアヤメ科作物、スターチスなどのイソマツ科作物、セントポーリアなどのイワタバコ科作物、キンギョソウ、トレニアなどのゴマノハグサ科作物、カーネーション、カスミソウなどのナデシコ科作物、アサガオなどのヒルガオ科作物、スイセンなどのヒガンバナ科作物、カトレア、シンビジウムなどのラン科作物、カキなどのカキノキ科作物、イチジクなどのクワ科作物、ブドウなどのブドウ科作物、クリなどのブナ科作物、温州ミカン、レモンなどのミカン科作物、キウイフルーツなどのマタタビ科作物などが挙げられ、これら植物のいずれか少なくとも1種を適用対象とすることができる。一実施形態として、適用対象となる植物としては、ナス科作物、イネ科作物、ユリ科作物、及びウリ科作物からなる群から選択される少なくとも1種でもよい。
本実施形態によれば、乳酸菌のうち、植物生育促進作用を持つ菌株を用いて、種子、植物体及び/又は植物体が生育する土壌に処理することにより、植物体の生育を促進し、野菜や穀物、果物等の収量を増やすことができる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
(実施例1:トマトの生育・収量に及ぼす影響、圃場試験(1))
市販の培養土(ニッピ園芸培土1号、日本肥糧株式会社製)を詰めたビニルポット(直径6cm)にトマト種子(品種:ハウス桃太郎)を播種(1ポット当たり1粒)した。播種してから32日後に、SOK04BY株を含む乳酸菌製剤の200倍液(乳酸菌製剤1gを200mLの蒸留水に希釈した液)を、1ポット当たり20mL灌注し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、蒸留水を1ポット当たり20mL灌注し、これを無処理区とした。灌注した翌日に、トマトの苗を、ビニルハウスに定植した。詳細には、畝幅1.5m、株間0.5mとし、各区ともに4株×3反復にて定植した。すなわち、各区、4株をひとまとまりとし、それをハウス内に分散して3ヶ所に、計12株を定植した。定植時期は4月下旬である。
乳酸菌製剤としては、SOK04BY株10質量%、ラウリル硫酸ナトリウム0.5質量%、リグニンスルホン酸ナトリウム4.5質量%、ホワイトカーボン2.5質量%、及び、クレー82.5質量%を均一に混合粉砕することにより調製したものを用いた。乳酸菌製剤に含まれるSOK04BY株の濃度は1×1010cfu/gである。
ビニルハウスに定植してから2週間後と4週間後に、無処理区と菌処理区のそれぞれについて、トマトの生育状態を調査した。調査は、定植2週間後では草丈と茎幅と葉位(本葉の数)について、定植4週間後では草丈と茎幅と葉位と最大葉長について行い、それぞれ各区の平均値を算出して、結果を下記表2に示した。なお、トマトは複葉であるため、最大葉長は、茎から葉の先端までの長さとした。
表2に示すように、移植前のトマトの苗(幼植物体)をSOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、定植後の生育が顕著に促進されていた。
Figure 2016021204
また、定植してから75日後、78日後、83日後、86日後、89日後にトマトを収穫して、トマトの収量に及ぼすSOK04BY株の影響を調べた。結果は表3に示す通りである。表3中の収穫果実数は第3果房までの収量であり、また合計の括弧書きは無処理区の合計収量を100としたときの菌処理区の合計収量の比である。表3に示すように、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、トマトの収量が37%増加していた。
Figure 2016021204
(実施例2:トマトの生育に及ぼす影響、ポット試験)
播種後約40日のトマト苗(品種:ハウス桃太郎)に、SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤の200倍液を、1株当たり10mL灌注処理し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、蒸留水を同量灌注処理し、これを無処理区とした。灌注した翌日に、トマト苗を大型ポット(直径20cm)に移植して、無加温のビニルハウスで栽培した。各区20ポットとした。試験は、5月から6月にかけての31日間ビニルハウスで栽培した試験例1と、11月から12月にかけての28日間ビニルハウスで栽培した試験例2について行った。試験例1では、栽培終了後に株重を測定し、試験例2では、栽培終了後に株重と草丈を測定した。株重と草丈は各区の平均値であり、結果を下記表4に示した。
表4に示すように、ポット試験でも、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、トマトの生育が促進されていた。
Figure 2016021204
(実施例3:トマトの収量に及ぼす影響、圃場試験(2))
実施例1の圃場試験の翌年に実施した。ビニルポット(直径6cm)で生育したトマト苗(品種:ハウス桃太郎)に対し、定植前日に、SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤の200倍液を、1ポット当たり20mL灌注し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、蒸留水を1ポット当たり20mL灌注し、これを無処理区とした。各区ともに10株×3反復(計30株)としてビニルハウスに定植(畝幅1.5m、株間0.5m)し、トマトを栽培した。定植時期は4月中旬である。
トマトの収穫を開始してから1週間(0〜1週間)、次の1週間(1〜2週間)、更に次の2週間(2〜4週間)における期間別のトマトの収量を調査し、結果を下記表5に示した。表5中のトマト収量は、第5果房まで収穫したトマトの質量であり、「対無処理区比」は、無処理区を100とした比である。
表5に示すように、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、初期収量において顕著な増加効果が得られ、総収量についても増加していた。
Figure 2016021204
(実施例4:イネの収量に及ぼす影響、圃場試験)
育苗箱(内寸580×280×28mm)にて播種後約20日間育成したイネ(品種:コシヒカリ)の苗に対し、移植前日に、SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤の200倍液を、育苗箱1箱当たり1L灌注し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、蒸留水を1箱当たり1L灌注し、これを無処理区とした。灌注した翌日に、イネの苗を水田に移植して、イネを栽培した。移植時期は6月中旬である。10月中旬に坪刈調査を行って、精玄米重を測定し、水田面積10a(即ち、1000m2)当たりの精玄米重の結果を下記表6に示した。
表6に示すように、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、イネの生育が促進されたことにより、約8%の収量増加が認められた。
Figure 2016021204
(実施例5:イネの生育に及ぼす影響、ポット試験)
試験例1では、播種後約20日のイネ(品種:ヒノヒカリ)の苗に対し、SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤の100倍液を、育苗箱1箱当たり1L灌注処理し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、蒸留水を同量灌注処理し、これを無処理区とした。灌注した翌日に、イネの苗を500mLのカップに3株ずつ移植し、1ヶ月栽培した。各区ともに6カップ×4反復(計24カップ)とした。
試験例2では、播種後約20日のイネ(品種:コシヒカリ)の苗を用いた。移植時に、SOK04BY株の菌体懸濁液(1×108cfu/g)に該イネの苗を浸漬処理し、その後、500mLのカップに3株ずつ移植して1ヶ月栽培し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、菌体懸濁液の代わりに蒸留水で浸漬処理したものを無処理区とした。各区ともに6カップ×4反復(計24カップ)とした。
1ヶ月栽培後のイネの草丈、分けつ数、地上部重及び根重を調査した。これらの値は各区の平均値であり、結果を下記表7に示した。表7に示すように、試験例1及び試験例2ともに、菌処理区では、無処理区に比べて、分けつ数が増えていた。分けつ毎に稲穂がつくことに鑑みると、分けつ数が増えたことで、収量の増加が期待できる。また、試験例2では、菌処理区の地上部重が、無処理区よりも大きく、この点からも生育が促進されていた。なお、試験例1では、地上部重は、菌処理区と無処理区で差はなかったものの、菌処理区では根重が無処理区よりも大きく、そのため、更なる生長が見込めるものであった。
Figure 2016021204
(実施例6:ネギの生育に及ぼす影響、ポット試験)
市販の培養土(ニッピ園芸培土1号、日本肥糧株式会社製)を詰めた200穴セルトレイ(1セル当たりの容積:14mL)にネギ種子(品種:黒千本)を播種(1セル当たり3粒)した。播種してから50日後に、SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤の100倍液を、1セル当たり5mL灌注し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、蒸留水を1セル当たり5mL灌注し、これを無処理区とした。灌注した翌日に、ネギの苗を、直径10.5cmのビニルポットに3本ずつ移植した。移植は、各区ともに、6ポット×3反復(計18ポット)とし、移植してから90日後に生育状態を調査した。調査は、1株ごとの本数、草丈及び地上部重について行い、それぞれ各区の平均値を算出して、結果を下記表8に示した。
表8に示すように、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、ネギの生育が促進されていた。
Figure 2016021204
(実施例7:トウガラシの生育に及ぼす影響)
SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤10gを市販の育苗土(メトロミックス、株式会社ハイポネックスジャパン製)2Lに混和し、200穴セルトレイ(1セル当たりの容積:14mL)の100穴に充填し、トウガラシ種子(品種:伏見とうがらし)を播種(1セル当たり1粒)して、1セル当たり5mL灌水し、これを菌処理区とした。また、コントロールとして、乳酸菌製剤を混和せず、その他は菌処理区と同様に播種し灌水したものを無処理区とした。灌水後、25℃の温室で栽培し、播種10日後に液肥を施用し、播種22日後に生育状態として草丈と地上部重を調査した。草丈と地上部重は各区の平均値である。試験は2回行い、それぞれの結果を下記表9に示した。
また、1回目の試験では、播種22日後に直径10.5cmのビニルポットに鉢上げした。鉢上げは、各区ともに12ポット×5反復(計60ポット)とし、鉢上げから19日後に生育状態として草丈と葉数と地上部重を調査した。2回目の試験でも、同様に播種22日後に鉢上げ、鉢上げから15日後に草丈、葉数と地上部重を調査した。結果を下記表10に示した。
表9及び10に示すように、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、トウガラシの生育が促進されていた。
Figure 2016021204
Figure 2016021204
(実施例8:キュウリの生育に及ぼす影響)
SOK04BY株を含む上記乳酸菌製剤1g当たり、市販の育苗土(メトロミックス、株式会社ハイポネックスジャパン製)0.1Lを混和した100倍混和土と、1Lを混和した1000倍混和土を、それぞれ調製した。これらの混和土を、128穴セルトレイ(1セル当たりの容積:22mL)の16穴にそれぞれ充填し(各3反復)、キュウリ種子(品種:ズバリ163)を播種(1セル当たり1粒)して、1セル当たり7mL灌水し、これを菌処理区(100倍混和区、1000倍混和区)とした。また、コントロールとして、乳酸菌製剤を混和せず、その他は菌処理区と同様に播種し灌水したものを無処理区とした。灌水後、最低温度を20℃に保った温室で栽培した。試験は2回行い、1回目は播種11日後、2回目は播種10日後に、それぞれ生育状態として草丈と地上部重を調査した。草丈と地上部重は各区の平均値である。それぞれの結果を下記表11に示した。
また、1回目の試験では、播種11日後に無処理区と100倍混和区を直径10.5cmのビニルポットに鉢上げした。鉢上げは、各区ともに6ポット×3反復(計18ポット)とし、鉢上げから13日後に生育状態として草丈と地上部重を調査した。2回目の試験でも、同様に、播種10日後に鉢上げし、鉢上げから9日後に草丈と地上部重を調査した。結果を下記表12に示した。
表11及び12に示すように、SOK04BY株で処理した菌処理区では、無処理区に比べて、キュウリの生育が促進されていた。
Figure 2016021204
Figure 2016021204
本実施形態によれば、植物体の生育を促進し、野菜や穀物、果物等の収量を増やすことができるので、効率的な農業経営に寄与することができる。

Claims (9)

  1. 植物生育促進作用を有する乳酸菌を含む植物生育促進剤。
  2. 植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス属に属する微生物である請求項1記載の植物生育促進剤。
  3. 植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)に属する微生物である請求項2記載の植物生育促進剤。
  4. 植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM BP−21501菌株である請求項3記載の植物生育促進剤。
  5. 種子、植物体及び土壌からなる群から選択される少なくとも1つに処理するために用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物生育促進剤。
  6. 幼植物体に処理するために用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物生育促進剤。
  7. 植物生育促進作用を有する乳酸菌を、種子、植物体及び土壌からなる群から選択される少なくとも1つに処理することを特徴とする植物生育促進方法。
  8. 前記植物生育促進作用を有する乳酸菌がラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)FERM BP−21501菌株である請求項7記載の植物生育促進方法。
  9. 処理する植物体が幼植物体である請求項7又は8記載の植物生育促進方法。
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