JPWO2016009818A1 - ギャッチベッド用エアマットレス - Google Patents

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Abstract

各エアセルは、2個おきに同一の系統の3個の系統で、各系統が相互に独立した態様で空気を供給され排出される。制御部は、エアセルに対し、第1系統のエアセルの空気の圧力を上昇及び下降させた後、次順の第2系統のエアセルの空気の圧力を上昇及び下降させ、その後、第3系統のエアセルの空気の圧力を上昇及び下降させるというように、順次、各エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる。そして、背ボトムの背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、その後、背ボトムが上昇する間、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返す。これにより、エアマットレスのベッド長手方向の縮みを防止し、ベッド利用者のベッド上のずれを防止し、更に、ベッド利用者の褥瘡を防止することができる。

Description

本発明は、背ボトム、腰ボトム、脚ボトム等のベッド長手方向に設置された複数個のボトム上に載置され、背上げ動作等が行われるギャッチベッド用エアマットレスに関し、特に、複数個のエアセルを、ベッド長手方向に並置したギャッチベッド用エアマットレスに関する。
エアマットレスを備えたギャッチベッドは、図1に示すように、背ボトム1a、腰ボトム1b、臀部ボトム1c、大腿部ボトム1d、膝ボトム1e、脚ボトム1fが、ベッドの長手方向に配置されている。そして、これらのボトムのうち、例えば、背ボトム1a、大腿部ボトム1d、及び脚ボトム1fを、上げ・下げ動作することにより、ベッド利用者(ベッド上に横たわる人)の背を持ち上げて、読書等を容易にしたり、背を下げてベッドを平らにすることにより、就寝又は診断等を容易にすることができるようにする。
これらのボトム1a〜1f上には、エアマットレス2が載置されている。このエアマットレス2は、図2に示すように、ベッド幅方向に延びる複数個のエアセル3を、ベッド長手方向に並置したものである。特許文献1には、このエアマットレスを使用したギャッチベッドが開示されており、特許文献2には、不織布を芯材とするマットレスを使用したギャッチベッドが開示されている。
これらのギャッチベッドにおいて、背ボトム1aが上昇する背上げ過程において、背ボトム1a等と接触するエアマットレス2の下面と、ベッド利用者が接触するエアマットレス2の上面とは、そのベッド長手方向の長さの差が大きくなる。このため、背ボトム1aが水平状態から上昇する(上傾する)過程で、エアマットレス2の下面は背ボトム1a等と接触しているのでその長さは変化しないのに対し、ベッド利用者と接触するエアマットレス2の上面は縮んでいく。
特に、エアマットレス2の場合は、複数個のエアセル3が、順次、膨張及び収縮を繰り返すことにより、ベッド利用者の皮膚に褥瘡が発生することを防止するモードがある。このモードを実施している際に、背上げ操作を行うと、エアセルが、順次、圧力の上昇及び減少を繰り返しているので、圧力が小さいエアセル3が生じる。この圧力が小さいエアセル3において、ベッド利用者の体重によりエアセル3が縮小しやすくなる。また、圧力が高いエアセルにおいても、隣接するエアセルの圧力が小さいと、ベッド利用者の体重により、高圧力のエアセル3が下方に倒れるようになる。このようにして、背上げ動作のために、エアマットレス2の背部を持ち上げると、エアマットレス2の上面がベッド長手方向に縮み、このため、エアマットレス2の全体の長さが短くなる。
特開2014−46043号公報 特許第3562940号公報
上述のように、従来のギャッチベッドに使用されるエアマットレスにおいては、背上げ動作時に、エアマットレスがベッド長手方向に縮んでしまう。そうすると、ベッド利用者の身体が、足側にずれたり、エアマットレス2に身体が沈みこんだりしやすくなる。このため、マットレス利用者の皮膚に大きな剪断力が作用し、この剪断力の作用が褥瘡の発生原因となる。また、ベッド利用者の身体が足側にずれると、介護者がベッド利用者を頭側に引き上げることが必要になり、介護者の負担が増大してしまう。更に、このベッド利用者の身体を引き上げるときに、ベッド利用者の皮膚に剪断力を付与してしまうという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、ギャッチベッドの背上げ動作に際し、エアマットレスのベッド長手方向の縮みを防止し、ベッド利用者のベッド上のずれを防止し、更に、ベッド利用者の褥瘡を防止することができるギャッチベッド用エアマットレスを提供することを目的とする。
本発明に係るギャッチベッド用エアマットレスは、
背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
前記背ボトムの上昇が停止した後は、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とする。
本発明に係る他のギャッチベッド用エアマットレスは、
背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
を有し、
前記制御部は、
膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とする。
本発明に係る更に他のギャッチベッド用エアマットレスは、
背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
その後、前記背ボトムが上昇する間、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
前記背ボトムの上昇が停止した後に、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とする。
本発明に係る更に他のギャッチベッド用エアマットレスは、
背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
を有し、
前記制御部は、
膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
その後、前記背ボトムが上昇する間、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とする。
本発明に係る更に他のギャッチベッド用エアマットレスは、
背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
前記各エアセルに対し、(n−1)個(nは2以上の自然数)おきに同一となるn個の相互に独立した系統で空気を供給し排出する空気供給部と、
前記エアセルに対し、一の系統の空気の圧力を上昇及び下降させた後、次順の系統の空気の圧力を上昇及び下降させるというように、順次、n個の系統に対する空気の圧力の上昇及び下降を行い、各エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
その後、前記背ボトムが上昇する間、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
前記背ボトムの上昇が停止した後に、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とする。
本発明に係る更に他のギャッチベッド用エアマットレスは、
背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
前記各エアセルに対し、(n−1)個(nは2以上の自然数)おきに同一となるn個の相互に独立した系統で空気を供給し排出する空気供給部と、
前記エアセルに対し、一の系統の空気の圧力を上昇及び下降させた後、次順の系統の空気の圧力を上昇及び下降させるというように、順次、n個の系統に対する空気の圧力の上昇及び下降を行い、各エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
を有し、
前記制御部は、
膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
その後、前記背ボトムが上昇する間、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とする。
なお、交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返す工程においては、前記通常制御時の風量よりも大きな風量で、エアセルの空気を排出するようにしてもよい。
本発明によれば、ギャッチベッドの背上げ動作時に、背上げ動作の開始(背角度が所定角度以上)後、直ちに、その時点で収縮しているエアセルの圧力を、膨縮時の最大圧力にして、全てのエアセルを膨張状態にする。このため、背上げ動作の開始時に、ベッド利用者の背中からの反力により、収縮しているエアセルに隣接する膨張モードのエアセルに過剰な応力が印加され、この膨張モードのエアセルが縮み、また下方に倒れこもうとしても、背上げ動作の開始後直ちに全てのエアセルが膨張モードになるので、上述のようなエアセルの縮み及び倒れ込み並びにそれに伴うエアマットレスのベッド長手方向への縮小が生じない。従って、ベッド利用者の身体がベッド長手方向にずれてしまうことも防止される。また、ベッド利用者に対する身体のズレを生じさせる応力が低減される結果、褥瘡の発生の危険性が低減され、また褥瘡の早期回復が期待できるようになる。
また、背上げがなされている間に、エアセルの交互膨縮を、通常制御時のピッチよりも短いピッチで繰り返すことにより、ベッド利用者の身体のズレを更に確実に防止することができる。即ち、背上げ開始後の全エアセルの膨張により、エアマットレスは全体的に縮みにくい構造になるが、背上げ時のベッドの幾何学的な関係により、寸法に変化がないボトムに接触しているエアマットレス2の下面はベッド長手方向の長さが変化しないものの、エアマットレス2の上面はベッド長さ方向の長さが短くなり、背ボトム上のベッド利用者には、足側にずれる応力が作用する。そこで、一つの系統のエアセルの空気圧を減少させ、その部分だけ、エアマットレスに対する身体の接触圧を一旦低下させる。これにより、エアマットレス上面の縮小に起因してエアマットレスからベッド利用者に印加される下方向への応力が開放される。よって、身体のズレを防止することができる。
本発明の実施形態のエアマットレスを使用したギャッチベッドを示す図である。 本発明の実施形態のエアマットレスを示す平面図である。 本発明の実施形態の制御態様を示す模式図である。 (a)はエアマットレスのエアセルの配置例を示す平面図、(b)は側面図である。 (a)はエアマットレスのエアセルの配置例を示す平面図、(b)は側面図である。 (a)はエアマットレスのエアセルの配置例を示す平面図、(b)は側面図である。 (a)はエアマットレスのエアセルの配置例を示す平面図、(b)は側面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。本実施形態は、図1及び図2に示すように、ギャッチベッドに使用されるエアマットレス2である。このギャッチベッドにおいて、背ボトム1a、腰ボトム1b、臀部ボトム1c、大腿部ボトム1d、膝ボトム1e、脚ボトム1fが、ベッドの長手方向に配置されている。そして、これらのボトムのうち、背ボトム1a、大腿部ボトム1d、及び脚ボトム1fが、リンク機構及び駆動シリンダにより、回転及び移動することにより、背ボトム1aが背上げ及び背下げ動作を行うことができる。大腿部ボトム1d及び脚ボトム1fは背ボトム1aの上昇及び下降に伴い、従属的に動作する。
これらのボトム1a〜1f上には、エアマットレス2が載置されている。このエアマットレス2は、図2に示すように、ベッド幅方向に延びる複数個のエアセル3を、ベッド長手方向に並置したものである。そして、ベッドの頭側から脚側に向けて、ベッド利用者の頭部10a、肩部10b、背部10c、臀部10d、大腿部10e、膝部10f、脚部10gに対応して、夫々、複数個のエアセル3が並置されている。
各エアセル3は、図3に示すように、脚側から順に、第1系統、第2系統,第3系統、第1系統、第2系統、第3系統、・・・のパイプに接続されていて、制御部(図示せず)は、各系統毎に、独立して、空気圧の上昇及び下降を制御するようになっている。図3に示す数字は、系統の番号である。そして、制御部は、通常の圧力制御時には、例えば、第1系統に接続されたエアセルについて、空気の供給による圧力上昇と、それに続く空気の排出による圧力低下とを行い、その後、第2系統に接続されたエアセルについて、空気の供給による圧力上昇と、それに続く空気の排出による圧力低下とを行う。このようにして、順次、系統毎に、圧力の上昇及び低下を行う。この通常制御時の第1系統の空気圧の上昇及び下降、第2系統の空気圧の上昇及び下降、第3系統の空気圧の上昇及び下降からなる一周期の制御は、例えば,各系統につき5分間、3系統全ての一周期につき15分間である。このように、通常制御時に、エアセルの膨縮を、15分間周期で実施することにより、ベッド利用者の褥瘡が抑制される。
そして、背上げ操作を行うときには、制御部は、先ず、例えば、背角度が20°に達したことを認識する。この背角度は、背ボトム1aの水平からなす角度をセンサにより検出しても良いし、又はアクチュエータの進出量(ピストンの移動長さ)等から、演算により求めても良い。制御部が、この背ボトム1aの背角度が所定角度(例えば,20°)であることを認識した場合は、その時点で、図3(a)に示すように、第1系統に接続されたエアセル群が、圧力降下時(縮小時)であったときは、図3(b)に示すように、直ちに、この第1系統のエアセル群に対し、空気を供給して、この第1系統のエアセル群を膨張させる。即ち、この第1系統のエアセル群の圧力を、膨縮動作の最大圧力にし、他の第2系統のエアセル群及び第3系統のエアセル群の圧力と一致させる。これにより、図3(b)に示すように、全てのエアセルが膨張状態となり、背上げにおけるエアセルの倒れ及びエアマットレスのベッド長手方向への縮みが防止され、ベッド利用者の身体がエアマットレス内に沈み込むことがない。よって、ベッド利用者のネッド長手方向へのズレが防止され、褥瘡の発生又は悪化が防止される。
次いで、制御部は、通常制御時に比して、短いピッチで、各エアセルの膨縮を制御する。例えば、第1系統、第2系統,第3系統の膨縮制御の一周期を、各系統につき1分間、全3系統の一周期で3分間に短縮し、各系統のエアセルの膨縮を、極めて短い周期で制御する。即ち、図3(c)に示すように、第2系統のエアセルから空気を排出する。その後、図3(d)に示すように、この第2系統のエアセルに対して空気を供給する。この第2系統のエアセルに対する空気の供給及び排出を短時間で実施する。このように、第2系統のエアセルの空気を短時間で抜くことにより、身体の接触圧を一旦低下させ、エアマットレス2からベッド利用者の身体に及ぼす下方への応力を開放する。その後、短時間で、第2系統のエアマットレスの圧力を上昇させることにより、ベッド利用者の体重により、縮小したエアマットレスに隣接するエアマットレスが倒れ込むことが防止され、エアマットレスの縮小が防止される。この背上げ時のエアセルの膨張及び縮小は、例えば、第2系統、第3系統、第1系統の一連の膨縮制御を3分間で実施する程度の速度である。
このとき、背ボトム1aが上昇する背上げ期間は、例えば,60秒等の数十秒である。従って、この背上げ操作時に、背角度が20°に達したときに全てのエアセルが膨張状態になり(図3(b))、背角度の上昇動作が終了するまでに、ほぼ、一つの系統のエアセルの膨縮が行われる(図3(c)、図3(d))。即ち、三系統の全ての膨縮ではなく、高々、一系統の膨縮である。この速やかな膨縮により、エアマットレスから、ベッド利用者の背中に及ぼす接触圧が開放され、背上げ時のベッド利用者の背中に対する下方向(足方向)の応力が緩和され、ベッド利用者のズレが防止される。
その後、背ボトム1aの上昇動作が終了し、背ボトム1aが設定された角度まで起き上がった後、制御部は、エアセルに対し、通常の膨縮制御を行う。即ち、制御部は、図3(e)及び図3(f)に示すように、第3系統の膨縮を行い、通常の周期で、第1系統〜第3系統の膨縮制御を行う。これにより、ベッド利用者の褥瘡が防止される。
以上のようにして、本実施形態においては、背上げ時に、一旦、全てのエアセルを膨張状態して、膨縮を繰り返していたエアセルの倒れ込み及び収縮が防止され、エアマットレスが全体として縮まない状態で背上げが行われる。これにより、ベッド利用者のズレが防止され、褥瘡が防止される。また、背上げ時に、一旦、一部のエアセルの空気を抜くので、ベッド利用者に対するエアマットレスの接触圧に基づく下向きの力が開放され、ベッド利用者の身体を伸ばすことができ、ベッド利用者のズレ及び褥瘡を更に一層防止することができる。
上記実施形態においては、前記背ボトムの上昇が停止した後は、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻る。しかし、本発明は、これに限らず、前記背ボトムの上昇が停止した後は、交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行してもよい。
また、上記実施形態においては、前記制御部は、前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにするように制御するものである。しかし、本発明においては、これに限らず、前記制御部は、膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにしてもよい。また、上記実施形態においては、前記背ボトムの上昇が停止した後に、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るものである。しかし、本発明においては、これに限らず、前記制御部は、前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るように構成してもよい。上述のように、背上げ動作時以外の期間において、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにする制御態様においては、例えば背上げ動作していないのに、身体にズレ力がたまっているような場合に,背抜き動作の開始指示をだすことができると、ベッドの移動時、体位交換時、おむつ交換時等、適宜の時点で、動作させることができる。
また、交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御時よりも、短いピッチで繰り返す工程においては、前記通常制御時の風量よりも大きな風量で、エアセルの空気を排出することとしてもよい。交互膨縮時には、給気、待機、排気の期間がある。背抜きは、一刻も早く動作した方が、ベッド上の患者は早く楽になることができる。排気は、通常、圧力調整する際に使用される機能であるが、大風量であると、設定値を狙うのが難しくなるので、ゆっくりと排気する。具体的には、排出される空気の流路の径を小さくする。しかし、交互膨縮時には、単に圧力を下げるだけなので、大風量(径が太い経路に切り替えて排出する)で抜くことで、素早く背抜きすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。エアマットレスのエアセルは、上記実施形態のように、三系統のホースにより空気供給部に接続されている場合に限らず、二系統、四系統等、種々の態様がある。また、背上げ過程において、エアセルは上記実施形態では、通常制御時よりも短い周期で膨縮制御されるが、これに限らず、必ずしも、背上げ過程でエアセルを収縮させなくても良い。また、背上げ過程で、高速でエアセルを膨縮させる場合も、エアセルの収縮は1回に限らず、数回でも良い。上記実施形態では、褥瘡防止のための膨縮の周期は、例えば、5分×3系統=15分間であるが、背上げ時の膨縮の周期は、例えば、1分×3系統=3分間である。この周期もこれに限らず、種々の態様が可能である。
また、エアマットレスのエアセルの配置態様としては、図2に示すものに限らない。例えば、図4に示すように、複数個のエアセル20は、各エアセルがベッド幅方向に延びる長寸の袋状をなし、そのエアセルがベッド長手方向に併置されているが、膨縮するエアセル21は、少なくとも、ベッド使用者の肩から臀部までの領域に設けることが必要であるが、その他の領域は、膨縮可能のエアセルでなくても良い。また、図5に示すように、エアセル20のベッド幅方向の両側部に、ベッド長手方向に延びるクッション材22を配置しても良い。このクッション材22は、エアセルであっても良いし、ウレタン等の素材で構成しても良い。このように、ベッドの両側部を、ベッド中央部に対して独立にエア制御することにより、例えば、両側部のクッション材22を高圧にすることによって、端部からの患者の転落防止及び患者が端部に座る端座位時の安定性の向上を図ることができる。更に、図6に示すように、エアセル20の下方に、シート状のクッション材23を敷いてもよい。このクッション材23も、エアセル又はウレタン等を使用することができる。このように、下層のクッション材23を高圧にしたり、クッション材23としてウレタン層を設けることにより、底付きをより一層確実に防止することができる。また、エアマットレス全体の空気量を少なくすることができるので、設置時間を短縮化することができる。更に、図7に示すように、ベッド長手方向の一方又は双方の端部に、断面積が大きな大型のエアセル又はウレタン等のクッション材24を配置することもできる。このように、頭部又は脚部の複数個のエアセルを1個のエアセル24にまとめることにより、部品点数を削減することができる。
本発明のギャッチベッド用エアマットレスは、ギャッチベッドの背上げ動作に際し、エアマットレスのベッド長手方向の縮みを防止し、ベッド利用者のベッド上のずれを防止し、更に、ベッド利用者の褥瘡を防止することができる。
1a〜1f:ボトム
2:エアマットレス
3:エアセル
20,21:エアセル
22,23:クッション材

Claims (10)

  1. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
    前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記背ボトムの上昇過程の少なくとも一部の期間においては、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させて、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    前記背ボトムの上昇が停止した後は、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  2. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
    前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    前記背ボトムの上昇が停止した後は、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  3. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
    前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  4. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
    前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記背ボトムの上昇過程の前半の期間においては、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させて、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    前記背ボトムの上昇過程の後半の期間においては、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨縮制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
    前記背ボトムの上昇が停止した後は、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  5. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
    前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    その後、前記背ボトムが上昇する間、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨縮制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
    前記背ボトムの上昇が停止した後に、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  6. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対する空気の供給及び排出を行う空気供給部と、
    前記各エアセルに対し、順次、供給する空気の圧力を上昇及び下降させて、エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    その後、前記背ボトムが上昇する間、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨縮制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
    前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  7. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対し、(n−1)個(nは2以上の自然数)おきに同一となるn個の相互に独立した系統で空気を供給し排出する空気供給部と、
    前記エアセルに対し、一の系統の空気の圧力を上昇及び下降させた後、次順の系統の空気の圧力を上昇及び下降させるというように、順次、n個の系統に対する空気の圧力の上昇及び下降を行い、各エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記背ボトムの上昇過程の前半の期間においては、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させて、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    前記背ボトムの上昇過程の後半の期間においては、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨縮制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
    前記背ボトムの上昇が停止した後は、各エアセルの交互的な膨張及び収縮の制御を繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  8. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対し、(n−1)個(nは2以上の自然数)おきに同一となるn個の相互に独立した系統で空気を供給し排出する空気供給部と、
    前記エアセルに対し、一の系統の空気の圧力を上昇及び下降させた後、次順の系統の空気の圧力を上昇及び下降させるというように、順次、n個の系統に対する空気の圧力の上昇及び下降を行い、各エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記背ボトムの背上げ角度を認識し、前記背上げ角度が所定角度以上になったときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    その後、前記背ボトムが上昇する間、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨張制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
    前記背ボトムの上昇が停止した後に、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  9. 背ボトムを含む複数個のボトム上に載置され、前記背ボトムを上昇させる背上げ動作を行うギャッチベッドに使用されるギャッチベッド用エアマットレスにおいて、
    ベッド幅方向に延びると共に、ベッド長手方向に並置された複数個のエアセルと、
    前記各エアセルに対し、(n−1)個(nは2以上の自然数)おきに同一となるn個の相互に独立した系統で空気を供給し排出する空気供給部と、
    前記エアセルに対し、一の系統の空気の圧力を上昇及び下降させた後、次順の系統の空気の圧力を上昇及び下降させるというように、順次、n個の系統に対する空気の圧力の上昇及び下降を行い、各エアセルの膨張及び収縮を交互に行わせる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    膨張モードの開始指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて予め設定された圧力制御モードになったとき、予め設定された開始指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、その時点で、圧力が低下しているエアセルの圧力を上昇させ、他のエアセルと同様に膨張モードにし、
    その後、前記背ボトムが上昇する間、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨縮制御時よりも、短いピッチで繰り返し、
    前記膨張モードの終了指示信号が入力されたとき、ベッドの姿勢に応じて前記圧力制御モードが終了したとき、予め設定された終了指定時刻になったとき、又は基準時から予め設定された時間間隔が経過したときに、各系統の交互的な膨張及び収縮の制御を、通常制御のピッチで繰り返す通常膨縮制御に戻るか、又は交互的な膨縮をしない一定圧力制御に移行することを特徴とするギャッチベッド用エアマットレス。
  10. 交互的な膨張及び収縮の制御を、通常膨縮制御時よりも、短いピッチで繰り返す工程においては、前記通常膨縮制御時の風量よりも大きな風量で、エアセルの空気を排出することを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載のギャッチベッド用エアマットレス。
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