JP2020110194A - クッション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストでかつ褥瘡を効果的に予防するのに十分な角度の体位変換を可能にする技術を提供する。【解決手段】本発明の一側面に係るクッション装置は、利用者の所定の身体部位をそれぞれ支持するための複数のクッションモジュールであって、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ左右に配置される一対のバッグ部をそれぞれ有する複数のクッションモジュールと、前記各クッションモジュールに対して、前記一対のバッグ部のいずれか一方に統一して流体の注入を実施可能に構成される流体供給装置と、前記利用者の各身体部位に対応する位置に前記各クッションモジュールを固定する固定機構を有する固定具と、を備える。【選択図】図1A
Description
本発明は、クッション装置の技術に関する。
寝たきりの患者等の自身で体位変換を行うことのできない人は、体重により長い時間圧迫されている場所で、血行が不全となることにより、褥瘡を起こしてしまう可能性がある。この褥瘡の発生を避けるために、従来、就床者の体位変換を行う様々な方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、体位変換用のマットレスが提案されている。このマットレスは、エアマットレス又はウレタンマットレスからなる主マットレス、並びに主マットレスの下側に配置される左膝用エアセル、右膝用エアセル、左肩用エアセル、及び右肩用エアセルを備えている。各エアセルにはエアポンプにより給気が行えるようになっており、左膝用エアセル及び左肩用エアセル又は右膝用エアセル及び右肩用エアセルに給気を行うことにより、就床者の身体を右側又は左側に倒すことができ、これによって、就床者の体位変換を実現することができる。
また、特許文献2では、就床者の自動的な寝返りを保護するためのエアベットが提案されている。このエアベットでは、長軸方向に沿って頭部領域、頚部領域、背部領域、腿部領域、膝部領域、及び脚部領域がパッド上に設けられており、頭部領域及び脚部領域にそれぞれ支持エアクッションが取り付けられ、頭部領域、頚部領域、背部領域、腿部領域、及び膝部領域にそれぞれ寝返りエアクッションが取り付けられている。支持エアクッション及び寝返りエアクッションはエアポンプユニットにより給気可能に構成されている。このエアベッドによれば、右半分又は左半分の各領域に配置された寝返りエアクッションにその他の領域より多く給気することで、就床者の身体を右側又は左側に倒すことができ、これによって、就床者の体位変換を実現することができる。
上記特許文献1及び2で提案されている方法によれば、就床者の体位変換を実現することができる。しかしながら、上記特許文献1及び2で提案されている方法では、専用のマットレス又はベッドを用意することになり、製造コストが高いという問題点があった。また、これらの従来の装置では、身体部位の適した位置に可動部分を配置できない、使用時に可動部分から身体部位がずれてしまう等の理由により、利用者の身体部位を適切に押し上げることができず、褥瘡を効果的に予防するのに十分な角度の体位変換を実現できないという問題点があった。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、低コストでかつ褥瘡を効果的に予防するのに十分な角度の体位変換を可能にする技術を提供することである。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係るクッション装置は、利用者の所定の身体部位をそれぞれ支持するための複数のクッションモジュールであって、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ左右に配置される一対のバッグ部をそれぞれ有する複数のクッションモジュールと、前記各クッションモジュールに対して、前記一対のバッグ部のいずれか一方に統一して流体の注入(供給)を実施可能に構成される流体供給装置と、前記利用者の各身体部位に対応する位置に前記各クッションモジュールを固定する固定機構を有する固定具と、を備える。
当該構成に係るクッション装置は、利用者(就床者)の各身体部位に対応して配置される各クッションモジュールの一対のバッグ部のいずれか一方に統一して流体を注入することで、利用者の身体を左右方向のいずれかに傾けることができる。これによって、当該構成に係るクッション装置によれば、就床者の体位変換を実施することができる。
このクッション装置は、従来のベッドに適用可能である。すなわち、各クッションモジュールを従来のベッド上に配置することで、従来のベッドに体位変換の機能を付与することができる。加えて、各クッションモジュールを固定具で固定するようにすることで、利用者の身体に応じて、各クッションモジュールの固定位置を調節可能である。
したがって、当該構成によれば、専用のマットレス又はベッドを用意しなくてもよく、かつ各クッションモジュールを利用者の各身体部位に適した位置に固定可能である。そのため、低コストでかつ褥瘡を効果的に予防するのに十分な角度の体位変換を行うことができるクッション装置を提供することができる。また、当該構成に係るクッション装置によれば、各クッションモジュールの各バッグ部の圧を適宜調節することで、就床者の肢位変換を実施することも可能である。なお、流体供給装置は、流体を供給可能なあらゆる装置を含んでよく、例えば、エアコンプレッサ、エアポンプ、ウォーターポンプ等であってよい。また、利用される流体は、空気などの気体、又は水などの液体であってよい。
上記一側面に係るクッション装置において、前記複数のクッションモジュールは、前記利用者の背部を支持するための背部用クッションモジュール、前記利用者の腰臀部を支持するための腰臀部用クッションモジュール、及び前記利用者の両脚を支持するための脚部用クッションモジュールの3つのクッションモジュールを含んでよい。当該構成によれば、利用者の体位変換を適切に行うことのできるクッション装置を提供することができる。
上記一側面に係るクッション装置において、前記流体供給装置は、前記腰臀部用クッションモジュールの一対のバッグ部には流体の注入を実施せず又は流体の排出を実施し、前記腰臀部用クッションモジュール以外のクッションモジュールに対して、前記一対のバッグ部のいずれか一方に統一して流体の注入を実施可能に構成されてよい。当該構成に係るクッション装置は、利用者の腰臀部以外の身体部位を各クッションモジュールの一方のバッグ部で持ち上げつつ、腰臀部用クッションモジュールの両バッグ部に流体を注入しない、又は両バッグ部から流体を排出することで、利用者の腰臀部を開放した状態にすることができる。看護師等の介護者は、この状態で開放された腰臀部に対して、オムツ交換を実施することができる。そのため、当該構成によれば、オムツ交換をサポート可能なクッション装置を提供することができる。
上記一側面に係るクッション装置において、前記脚部用クッションモジュールの前記一対のバッグ部は、前記利用者の左右の脚に対応して設けられてよく、前記各バッグ部は、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ前記各脚を挟むように配置された一対の脚用マッサージ部を有してよく、前記流体供給装置は、前記各脚用マッサージ部に流体の注入を実施可能に構成されてよい。当該構成によれば、利用者の脚のマッサージを行うことのできるクッション装置を提供することができる。更に、脚のマッサージを適切に実施することで、利用者に心地良さを提供し、併せて、深部静脈血栓症予防効果を期待することができる。
上記一側面に係るクッション装置は、左右の腕部をそれぞれ支持する一対の腕用モジュールを更に備えてよい。そして、前記各腕用モジュールは、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ前記各腕部を挟むように配置された一対の腕用マッサージ部を有してよく、前記流体供給装置は、前記各腕用マッサージ部に流体の注入を実施可能に構成されてよい。当該構成によれば、利用者の腕のマッサージを行うことのできるクッション装置を提供することができる。更に、腕のマッサージを適切に実施することで、利用者に心地良さを提供し、併せて、深部静脈血栓症予防効果を期待することができる。
上記一側面に係るクッション装置において、前記各クッションモジュールの背面には面ファスナーが設けられていてもよく、前記固定具は、シート状に形成されてよく、シート状に形成された前記固定具の上面には、前記固定機構として面ファスナーが設けられていてもよい。当該構成によれば、各クッションモジュールを所望の位置に容易に脱着することができる。
上記一側面に係るクッション装置において、前記固定具の一端部には、ベッドに引っ掛けるための帯体が設けられていてもよい。当該構成によれば、クッション装置の位置ずれを抑制することができる。
上記一側面に係るクッション装置は、前記流体供給装置により前記各バッグ部に注入する流体の量を操作する操作装置を更に備えてよい。当該構成によれば、各クッションモジュールの各バッグ部を利用者の所望する圧に操作可能なクッション装置を提供することができる。なお、操作装置は、前記各バッグ部に対する流体の注入若しくは排出をボタン操作により指示するスイッチ装置、又は前記利用者の生体信号を利用して前記各バッグ部に対する流体の注入若しくは排出を指示するマンマシンインタフェースであってよい。このマンマシンインタフェースは、脳波を利用するブレインマシンインタフェースを含む。
上記一側面に係るクッション装置は、前記複数のクッションモジュールを覆うシート体を更に備えてよい。当該構成によれば、シート体によって、各クッションモジュールが汚れるのを防止することができ、かつ各クッションモジュールの位置ずれを抑制することができる。
本発明によれば、低コストでかつ褥瘡を効果的に予防するのに十分な角度の体位変換を可能にする技術を提供することができる。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良又は変形が行われてもよい。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
§1 構成例
まず、図1A、図1B、及び図2を用いて、本実施形態に係るクッション装置1の構成について説明する。図1Aは、本実施形態に係るクッション装置1の構成を模式的に例示する。図1Bは、本実施形態に係るクッション装置1を利用者(就床者)が利用する場面を模式的に例示する。図2は、本実施形態に係るクッション装置1のシステム構成を模式的に例示する。
まず、図1A、図1B、及び図2を用いて、本実施形態に係るクッション装置1の構成について説明する。図1Aは、本実施形態に係るクッション装置1の構成を模式的に例示する。図1Bは、本実施形態に係るクッション装置1を利用者(就床者)が利用する場面を模式的に例示する。図2は、本実施形態に係るクッション装置1のシステム構成を模式的に例示する。
図1A及び図1Bに示されるとおり、本実施形態に係るクッション装置1は、3つのクッションモジュール11〜13と、エアコンプレッサ20と、固定具30と、を備えている。3つのクッションモジュール11〜13は、利用者の所定の身体部位をそれぞれ支持するために利用される。
本実施形態では、3つのクッションモジュール11〜13のうち、背部用クッションモジュール11は、利用者の背部を支持する。腰臀部用クッションモジュール12は、利用者の腰臀部を支持する。脚部用クッションモジュール13は、利用者の脚部を支持する。各クッションモジュール11〜13は、ベッド4上において、固定具30により、利用者の各身体部位に対応する位置に固定される。また、背部用クッションモジュール11の上側には、頭部用クッション14が配置されている。そのため、図1Bに例示されるように、本実施形態では、利用者は、頭部用クッション14及び各クッションモジュール11〜13によって、頭部、背部、腰臀部、及び脚部を支持されて、ベッド4上に就床することになる。
各クッションモジュール11〜13は、左右に一対のエアバッグ部(111、121、131)を備えており、各エアバッグ部(111、121、131)は、エアコンプレッサ20による空気の出し入れによって膨張及び収縮可能に構成されている。そのため、各クッションモジュール11〜13は、各エアバッグ部(111、121、131)を適宜膨張又は収縮させることで、利用者の身体全体又は一部を左側又は右側に傾けることができる。したがって、本実施形態に係るクッション装置1によれば、利用者の体位変換及び肢位変換を適切に行うことができる。以下、各構成要素について説明する。
[クッションモジュール]
まず、各クッションモジュール11〜13について説明する。各クッションモジュール11〜13は、一対のエアバッグ部(111、121、131)と、一対のサイドバルーン部(112、122、132)とを備えている。一対のエアバッグ部(111、121、131)は、左右方向に並んで配置される。これに対して、一対のサイドバルーン部(112、122、132)は、一対のエアバッグ部(111、121、131)を左右方向に挟むように配置される。各エアバッグ部(111、121、131)は、本発明の「バッグ部」に相当する。
まず、各クッションモジュール11〜13について説明する。各クッションモジュール11〜13は、一対のエアバッグ部(111、121、131)と、一対のサイドバルーン部(112、122、132)とを備えている。一対のエアバッグ部(111、121、131)は、左右方向に並んで配置される。これに対して、一対のサイドバルーン部(112、122、132)は、一対のエアバッグ部(111、121、131)を左右方向に挟むように配置される。各エアバッグ部(111、121、131)は、本発明の「バッグ部」に相当する。
なお、「左右方向」とは、各クッションモジュール11〜13を利用する利用者がベッド上で正しく仰向けに就床した際の基準とする。つまり、各クッションモジュール11〜13の右側に配置されたエアバッグ部(111、121、131)は、利用者の右半身の各部位を支持する。一方、左側に配置されたエアバッグ部(111、121、131)は、利用者の左半身の各部位を支持する。
各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)は、袋状に形成されており、エアコンプレッサ20による内部空間への空気の出し入れによって膨張及び収縮可能に構成されている。つまり、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)は、エアコンプレッサ20により給気又は脱気されることで、大きさを変更することができるようになっている。
このような各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)の材料は、このように構成可能であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)の材料には、ビニール、ナイロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維材料が用いられてよい。
(エアバッグ部)
次に、図3A〜図3Cを更に用いて、各エアバッグ部(111、121、131)について詳細に説明する。図3Aは、上下方向から見た各エアバッグ部(111、121、131)の膨張状態を模式的に例示する。図3Cは、上下方向から見た各エアバッグ部(111、121、131)の収縮状態を模式的に例示する。図3Cは、各エアバッグ部(111、121、131)の背面、換言すると、固定具30側に向く面を模式的に例示する。
次に、図3A〜図3Cを更に用いて、各エアバッグ部(111、121、131)について詳細に説明する。図3Aは、上下方向から見た各エアバッグ部(111、121、131)の膨張状態を模式的に例示する。図3Cは、上下方向から見た各エアバッグ部(111、121、131)の収縮状態を模式的に例示する。図3Cは、各エアバッグ部(111、121、131)の背面、換言すると、固定具30側に向く面を模式的に例示する。
図3A及び図3Bに示されるとおり、本実施形態に係る各エアバッグ部(111、121、131)は、エアコンプレッサ20と連結する連結部16を有している。これにより、各エアバッグ部(111、121、131)は、連結部16を介して内部空間に空気を注入されることで、一端部(中央を向く端部)側を起点に円弧状に膨張可能に構成されている。このような各エアバッグ部(111、121、131)は、例えば、3つの袋体を蛇腹状に連結し、各袋体の間に空気の流路を設けることで、作製することができる。
また、図3Cに示されるとおり、各エアバッグ部(111、121、131)の背面には、固定具30に脱着可能に固定するための2本の面ファスナー15が取り付けられている。本実施形態では、上下方向に延びる2本の面ファスナー15が、左右方向に並んで配置されている。しかしながら、面ファスナー15の数及び配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
(サイドバルーン部)
次に、図4A〜図4Cを更に用いて、各サイドバルーン部(112、122、132)について詳細に説明する。図4Aは、上下方向から見た各サイドバルーン部(112、122、132)の膨張状態を模式的に例示する。図4Bは、上下方向から見た各サイドバルーン部(112、122、132)の収縮状態を模式的に例示する。図4Cは、各サイドバルーン部(112、122、132)の背面を模式的に例示する。
次に、図4A〜図4Cを更に用いて、各サイドバルーン部(112、122、132)について詳細に説明する。図4Aは、上下方向から見た各サイドバルーン部(112、122、132)の膨張状態を模式的に例示する。図4Bは、上下方向から見た各サイドバルーン部(112、122、132)の収縮状態を模式的に例示する。図4Cは、各サイドバルーン部(112、122、132)の背面を模式的に例示する。
図4A及び図4Bに示されるとおり、本実施形態に係る各サイドバルーン部(112、122、132)は、エアコンプレッサ20と連結する連結部18を有している。これにより、各サイドバルーン部(112、122、132)は、連結部18を介して内部空間に空気を注入されることで、円柱状に膨張可能に構成されている。このような各サイドバルーン部(112、122、132)は、円柱状の袋体を利用することで作製することができる。
また、図4Cに示されるとおり、各サイドバルーン部(112、122、132)の背面には、固定具30に脱着可能に固定するための面ファスナー17が取り付けられている。本実施形態では、上下方向に延びる1本の面ファスナー17が左右方向の中央に配置されている。しかしながら、面ファスナー17の数及び配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
各エアバッグ部(111、121、131)が利用者の各身体部位を支持するものであるのに対して、各サイドバルーン部(112、122、132)は、身体を傾けられた利用者がベッドから落ちないように、当該利用者を外側から支えるものである(後述する図6B)。そのため、各サイドバルーン部(112、122、132)は、利用者の身体のやや外側に位置するように、各エアバッグ部(111、121、131)の外側に配置されている。
[エアコンプレッサ]
次に、エアコンプレッサ20について説明する。エアコンプレッサ20は、本発明の「流体供給装置」に相当する。エアコンプレッサ20には、オイルレスエアコンプレッサ、オイル式エアコンプレッサ等の公知のエアコンプレッサが用いられてよい。本実施形態では、エアコンプレッサ20は、制御装置21に接続されている。この制御装置21によって、エアコンプレッサ20の動作が制御される。
次に、エアコンプレッサ20について説明する。エアコンプレッサ20は、本発明の「流体供給装置」に相当する。エアコンプレッサ20には、オイルレスエアコンプレッサ、オイル式エアコンプレッサ等の公知のエアコンプレッサが用いられてよい。本実施形態では、エアコンプレッサ20は、制御装置21に接続されている。この制御装置21によって、エアコンプレッサ20の動作が制御される。
制御装置21には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、周辺回路等で構成されるマイクロコンピュータが用いられてよい。制御装置21は、各クッションモジュール11〜13の各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)に対するエアコンプレッサ20による空気の供給及び排出を制御する。
例えば、利用者の右半身を持ち上げて、当該利用者を左回りに傾ける場合、制御装置21は、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)に統一して空気を注入(給気)するようにエアコンプレッサ20を制御する。このとき、制御装置21は、更に、左側に配置された各サイドバルーン部(112、122、132)に統一して空気を注入するようにエアコンプレッサ20を制御する。
また、利用者の左半身を持ち上げて、当該利用者を右回りに傾ける場合、制御装置21は、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)に統一して空気を注入(給気)するようにエアコンプレッサ20を制御する。このとき、制御装置21は、更に、右側に配置された各サイドバルーン部(112、122、132)に統一して空気を注入するようにエアコンプレッサ20を制御する。
これにより、エアコンプレッサ20は、各クッションモジュール11〜13に対して、一対のエアバッグ部(111、121、131)のいずれか一方に統一して空気の注入を実施可能に構成される。ただし、制御装置21によりエアコンプレッサ20の制御は、このような例に限られなくてもよく、実施の形態に応じて適宜設定されてよい。
例えば、エアコンプレッサ20は、制御装置21により、腰臀部用クッションモジュール12の一対のエアバッグ部121には空気の注入を実施せず又は空気の排出を実施し、かつ腰臀部用クッションモジュール12以外の他のクッションモジュール(11、13)に対して、一対のエアバッグ部(111、131)のいずれか一方に統一して空気の注入を実施するように制御されてよい。このとき、制御装置21は、腰臀部用クッションモジュール12の両サイドバルーン部122には空気の注入を実施せず、その他のクッションモジュール(11、13)に対して、エアバッグ部(111、131)の空気を注入した側と反対側のサイドバルーン部(112、132)に空気を注入するようにエアコンプレッサ20を更に制御する。
また、例えば、エアコンプレッサ20は、制御装置21により、全てのエアバッグ部(111、121、131)に適度に空気を注入するように制御されてもよい。その後、制御装置21は、右側及び左側の一方に配置されたエアバッグ部(111、121、131)に更に空気を注入し、他方に配置されたエアバッグ部(111、121、131)から空気を排出するように制御されてもよい。これにより、利用者の身体の向きを右回り又は左回りに大きく傾けることができる。
本実施形態では、この制御装置21には、操作装置22が接続している。操作装置22は、例えば、利用者等からの入力を受け付け、受け付けた入力内容を制御装置21に伝達する。制御装置21は、この操作装置22から受信した入力内容に基づいて、エアコンプレッサ20の動作を決定する。このように、本実施形態に係る操作装置22は、エアコンプレッサ20により各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)に注入する空気の量を操作可能に構成される。
このような操作装置22の具体例として、各エアバッグ部(111、121、131)に対する空気の注入又は排出をボタン操作により指示するスイッチ装置、及び利用者の生体信号を利用して各エアバッグ部(111、121、131)に対する空気の注入又は排出を指示するマンマシンインタフェース等を上げることができる。マンマシンインタフェースは、利用者の脳波を利用するブレインマシンインタフェースを含む。操作装置22としてスイッチ装置を利用することで、クッション装置1の各エアバッグ部(111、121、131)の操作を容易にすることができる。また、操作装置22としてマンマシンインタフェース(特に、ブレインマシンインタフェース)を利用することで、四肢が完全に麻痺している利用者であっても、クッション装置1の操作を行うことができるようになる。
ただし、操作装置22の種類は、このような例に限られなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、操作装置22は、マイク等を備えることで、音声操作が可能に構成されてもよい。また、制御装置21は、温度等の環境情報に基づいてエアコンプレッサ20の動作を制御してもよい。この場合、操作装置22は、外部センサ、ネットワーク等を介して環境情報を取得し、取得した環境情報を制御装置21に通知するように構成される。
なお、操作装置22は、各エアバッグ部(111、121、131)を完全に膨張した状態、収縮した状態等の所定の状態に一度の操作で移行させるように構成されてもよいし、各エアバッグ部(111、121、131)の空気の量を微調整可能に構成されてもよい。操作装置22を、一度の操作で各エアバッグ部(111、121、131)を所定の状態に移行させるように構成することで、当該操作装置22の操作性を高めることができる。また、操作装置22を、各エアバッグ部(111、121、131)の空気の量を微調整可能に構成することで、利用者は、体位及び肢位を微調整することができるようになる。
[固定具]
次に、図5を更に用いて、固定具30について説明する。図5は、本実施形態に係る固定具30の構成を模式的に例示する。図5に示されるとおり、本実施形態に係る固定具30は、本体部31と、2本の帯体32と、を備えている。
次に、図5を更に用いて、固定具30について説明する。図5は、本実施形態に係る固定具30の構成を模式的に例示する。図5に示されるとおり、本実施形態に係る固定具30は、本体部31と、2本の帯体32と、を備えている。
本体部31は、略矩形状のシート状に形成されており、上部側(利用者が就床した際の頭部側)は台形状になっている。2本の帯体32は、本体部31の上端部に左右方向に並んで連結されており、ベッド4のヘッドボード等に引っ掛けることができるようになっている。これにより、固定具30をベッド4上に載置したときに、当該固定具30の位置ずれを抑制することができる。
また、本実施形態に係るクッション装置1を利用する際には、上記各クッションモジュール11〜13は、この固定具30の本体部31上に載置される。そのため、シート状に形成された本体部31の上面には、各クッションモジュール11〜13を固定する位置に面ファスナー33が取り付けられている。これにより、各クッションモジュール11〜13の各面ファスナー(15、17)を対応する各面ファスナー33に適宜位置を調節しながら貼り付けることにより、当該各クッションモジュール11〜13を、利用者の各身体部位に適した位置に固定することができる。
§2 使用例
次に、図6A、図6B、図7及び図8を用いて、本実施形態に係るクッション装置1の使用例について説明する。図6A、図6B、図7及び図8は、本実施形態に係るクッション装置1の使用場面を模式的に例示する。
次に、図6A、図6B、図7及び図8を用いて、本実施形態に係るクッション装置1の使用例について説明する。図6A、図6B、図7及び図8は、本実施形態に係るクッション装置1の使用場面を模式的に例示する。
(利用準備)
まず、利用準備として、利用するベッド4の上に固定具30を敷く。帯体32をヘッドボードに引っ掛ける等して、固定具30の適宜固定する。次に、各クッションモジュール11〜13の各面ファスナー(15、17)を固定具30の対応する各面ファスナー33に貼り付けることで、当該各クッションモジュール11〜13を固定具30上に固定する。そして、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)にエアコンプレッサ20を接続する。これにより、クッション装置1は、利用可能な状態になる。すなわち、クッション装置1は、各クッションモジュール11〜13の上に就床した利用者(就床者)の体位変換及び肢位変換を実施可能な状態になる。
まず、利用準備として、利用するベッド4の上に固定具30を敷く。帯体32をヘッドボードに引っ掛ける等して、固定具30の適宜固定する。次に、各クッションモジュール11〜13の各面ファスナー(15、17)を固定具30の対応する各面ファスナー33に貼り付けることで、当該各クッションモジュール11〜13を固定具30上に固定する。そして、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)にエアコンプレッサ20を接続する。これにより、クッション装置1は、利用可能な状態になる。すなわち、クッション装置1は、各クッションモジュール11〜13の上に就床した利用者(就床者)の体位変換及び肢位変換を実施可能な状態になる。
(体位変換及び肢位変換)
図6A及び図6Bに示されるとおり、利用者(就床者)の左半身を持ち上げて、当該利用者を右回りに傾ける体位変換を行う場合、制御装置21は、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)及び右側に配置された各サイドバルーン部(112、122、132)に統一して空気を注入(給気)するようにエアコンプレッサ20を制御する。この前に、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)を膨張させているときには、制御装置21は、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)から空気を排出(脱気)するようにエアコンプレッサ20を適宜制御する。その結果、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)が収縮した状態であるのに対して、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)は膨張した状態になる。
図6A及び図6Bに示されるとおり、利用者(就床者)の左半身を持ち上げて、当該利用者を右回りに傾ける体位変換を行う場合、制御装置21は、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)及び右側に配置された各サイドバルーン部(112、122、132)に統一して空気を注入(給気)するようにエアコンプレッサ20を制御する。この前に、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)を膨張させているときには、制御装置21は、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)から空気を排出(脱気)するようにエアコンプレッサ20を適宜制御する。その結果、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)が収縮した状態であるのに対して、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)は膨張した状態になる。
これにより、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)により利用者の左半身を持ち上げて、右回りに傾けるように当該利用者の体位変換を行うことができる。また、各エアバッグ部(111、121、131)に注入する空気の量を適宜調節することで、利用者の身体部位の肢位変換を実施することができる。更に、図6Bに示されるとおり、膨張させた右側の各サイドバルーン部(112、122、132)により、右回りに傾けた利用者の右端を支えて、当該利用者の体位変換を確実にしつつ、当該利用者がベッド4上から落ちないようにすることができる。
一方、図7に示されるとおり、利用者の右半身を持ち上げて、当該利用者を左回りに傾ける体位変換を行う場合、制御装置21は、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)及び左側に配置された各サイドバルーン部(112、122、132)に統一して空気を注入するようにエアコンプレッサ20を制御する。この前に、上記のように左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)を膨張させているときには、制御装置21は、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)から空気を排出するようにエアコンプレッサ20を適宜制御する。その結果、左側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)が収縮した状態であるのに対して、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)は膨張した状態になる。
これにより、右側に配置された各エアバッグ部(111、121、131)により利用者の右半身を持ち上げて、左回りに傾けるように当該利用者の体位変換を行うことができる。また、各エアバッグ部(111、121、131)に注入する空気の量を適宜調節することで、利用者の身体部位の肢位変換を実施することができる。更に、膨張させた左側の各サイドバルーン部(112、122、132)により、左回りに傾けた利用者の左端を支えて、当該利用者の体位変換を確実にしつつ、当該利用者がベッド4上から落ちないようにすることができる。
(オムツ交換)
また、図8に示されるとおり、制御装置21は、腰臀部用クッションモジュール12の一対のエアバッグ部121及び一対のサイドバルーン部122には空気の注入を実施せず、収縮した状態になるようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。腰臀部用クッションモジュール12の一対のエアバッグ部121及び一対のサイドバルーン部122に空気が入っている場合には、制御装置21は、各エアバッグ部121及び各サイドバルーン部122の空気の排出を実施するようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。加えて、制御装置21は、腰臀部用クッションモジュール12以外のその他のクッションモジュール(11、13)に対して、一対のエアバッグ部(111、131)のいずれか一方に統一して空気の注入を実施するようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。そして、制御装置21は、その他のクッションモジュール(11、13)に対して、エアバッグ部(111、131)の空気を注入した側と反対側のサイドバルーン部(112、132)に空気を注入するようにエアコンプレッサ20を更に制御してもよい。図8の例では、そのほかのクッションモジュール(11、13)の右側に配置されたエアバッグ部(111、131)及び左側に配置されたサイドバルーン部(112、132)を膨張させる制御が示されている。
また、図8に示されるとおり、制御装置21は、腰臀部用クッションモジュール12の一対のエアバッグ部121及び一対のサイドバルーン部122には空気の注入を実施せず、収縮した状態になるようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。腰臀部用クッションモジュール12の一対のエアバッグ部121及び一対のサイドバルーン部122に空気が入っている場合には、制御装置21は、各エアバッグ部121及び各サイドバルーン部122の空気の排出を実施するようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。加えて、制御装置21は、腰臀部用クッションモジュール12以外のその他のクッションモジュール(11、13)に対して、一対のエアバッグ部(111、131)のいずれか一方に統一して空気の注入を実施するようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。そして、制御装置21は、その他のクッションモジュール(11、13)に対して、エアバッグ部(111、131)の空気を注入した側と反対側のサイドバルーン部(112、132)に空気を注入するようにエアコンプレッサ20を更に制御してもよい。図8の例では、そのほかのクッションモジュール(11、13)の右側に配置されたエアバッグ部(111、131)及び左側に配置されたサイドバルーン部(112、132)を膨張させる制御が示されている。
これにより、利用者(就床者)は、腰臀部以外の身体部位を各クッションモジュール(11、13)の一方のエアバッグ部(111、131)で持ち上げられつつ、腰臀部が開放された状態になる。看護師等の介護者は、この状態で開放された腰臀部に対して、オムツ交換を実施することができる。したがって、本実施形態に係るクッション装置1は、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)を上記のように制御することで、就床者のオムツ交換をサポートすることができる。
なお、各エアバッグ部(111、121、131)を上記のような状態にする制御は、上記のような例に限定されなくてもよい。例えば、制御装置21は、各クッションモジュール11〜13に対して、一対のエアバッグ部(111、121、131)のいずれか一方に統一して空気の注入を実施するようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。そして、制御装置21は、空気の注入を実施した腰臀部用クッションモジュール12のエアバッグ部121から空気を排出するようにエアコンプレッサ20を制御してもよい。これにより、各エアバッグ部(111、121、131)を上記と同じ状態にすることができる。
(その他)
上記制御は、操作装置22により入力を受け付けた結果として実施されてもよい。また、操作装置22による入力により、制御装置21は、各エアバッグ部(111、121、131)に注入及び排出する空気の量及び速度を微調整する制御を行ってもよい。これにより、利用者は、各身体部位を所望の角度に傾けることができる。
上記制御は、操作装置22により入力を受け付けた結果として実施されてもよい。また、操作装置22による入力により、制御装置21は、各エアバッグ部(111、121、131)に注入及び排出する空気の量及び速度を微調整する制御を行ってもよい。これにより、利用者は、各身体部位を所望の角度に傾けることができる。
[特徴]
以上のとおり、本実施形態に係るクッション装置1は、利用者(就床者)の各身体部位に対応して配置された各クッションモジュール11〜13の一対のエアバッグ部(111、121、131)のいずれか一方に統一して空気を注入することで、就床者の身体を左右方向のいずれかに傾けることができる(図6A、図6B、及び図7)。そのため、本実施形態に係るクッション装置1によれば、就床者の体位変換を実施することができる。
以上のとおり、本実施形態に係るクッション装置1は、利用者(就床者)の各身体部位に対応して配置された各クッションモジュール11〜13の一対のエアバッグ部(111、121、131)のいずれか一方に統一して空気を注入することで、就床者の身体を左右方向のいずれかに傾けることができる(図6A、図6B、及び図7)。そのため、本実施形態に係るクッション装置1によれば、就床者の体位変換を実施することができる。
また、クッション装置1は、上記のとおり、各クッションモジュール11〜13をベッド4上に載置することで利用可能であるため、ベッド4に特段の変更を加えなくてもよい。すなわち、クッション装置1は、従来のベッドに適用可能である。そのため、本実施形態に係るクッション装置1によれば、従来のベッドに体位変換の機能を付与することができる。
加えて、各クッションモジュール11〜13を固定具30で固定するようにすることで、利用者の身体に応じて、各クッションモジュール11〜13の固定位置を適宜調節可能である。そのため、利用者の各身体部位に適切に配置した各クッションモジュール11〜13の各エアバッグ部(111、121、131)によって、利用者の各身体部位を効果的に押し上げることができる。
したがって、本実施形態に係るクッション装置1によれば、専用のマットレス又はベッドを用意しなくても就床者の体位変換を実施することができ、かつ各クッションモジュール11〜13の位置は、利用者の身体に応じて適宜調節可能である。そのため、低コストでかつ褥瘡を効果的に予防するのに十分な角度の体位変換を実施することができる。また、各エアバッグ部(111、121、131)の空気の量(すなわち、空気圧)を適宜調節することで、就床者の肢位変換を実施することも可能である。
§3 変形例
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。また、上記クッション装置1の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記クッション装置1の各構成要素の形状及び大きさは、実施の形態に応じて、適宜設定されてもよい。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。また、上記クッション装置1の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記クッション装置1の各構成要素の形状及び大きさは、実施の形態に応じて、適宜設定されてもよい。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は、適宜組み合わせ可能である。
<3.1>
上記実施形態では、クッション装置1は、それぞれ背部、腰臀部及び脚部に対応した3つのクッションモジュール11〜13を備えている。しかしながら、クッションモジュールの数及び配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。クッションモジュールの数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、各クッションモジュールの構成は、上記実施形態の例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
上記実施形態では、クッション装置1は、それぞれ背部、腰臀部及び脚部に対応した3つのクッションモジュール11〜13を備えている。しかしながら、クッションモジュールの数及び配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。クッションモジュールの数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、各クッションモジュールの構成は、上記実施形態の例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。
図9及び図10は、変形例に係るクッションモジュールの構成を模式的に例示する。本変形例に係るクッション装置は、4つのクッションモジュール11A〜14Aを備える。背部用クッションモジュール11Aは、上記背部用クッションモジュール11と同様に、一対のエアバッグ部111Aを備える。腰臀部用クッションモジュール12Aは、上記腰臀部用クッションモジュール12と同様に、一対のエアバッグ部121Aを備える。
脚部用クッションモジュール13Aは、利用者の左右の脚に対応して設けられる一対のエアバッグ部131Aを備える。そして、各エアバッグ部131Aは、利用者の各脚を包み込んで挟むように配置された一対の脚用エアマッサージ部51を備える。各脚用エアマッサージ部51は、例えば、上下方向に延びる袋状に形成され、エアコンプレッサ20による空気の出し入れによって、膨張及び収縮可能に構成される。
具体例として、図10に示されるとおり、各脚用エアマッサージ部51は、給気及び脱気による空気圧の変動によって、左右方向に膨張及び収縮するように構成される。これにより、各脚用エアマッサージ部51は、利用者の各脚を挟み込んで、圧迫と開放とを繰り返すことで、当該利用者の各脚をマッサージすることができる。各脚用エアマッサージ部51は、本発明の「脚用マッサージ部」に相当する。
また、本変形例に係るクッション装置は、利用者の頭部に対応して配置される頭部用クッションモジュール14Aを備える。頭部用クッションモジュール14Aは、その他のクッションモジュールと同様に、一対のエアバッグ部141Aを備える。各エアバッグ部141Aは、上記エアバッグ部111等と同様に構成される。
更に、本変形例に係るクッション装置は、左右の腕部をそれぞれ支持する一対の腕用モジュール19を備える。各腕用モジュール19は、各腕部を挟むように配置された一対の腕用エアマッサージ部52を備える。各腕用エアマッサージ部52は、例えば、上下方向に延びる袋状に形成され、エアコンプレッサ20による空気の出し入れによって、膨張及び収縮可能に構成される。各腕用エアマッサージ部52は、上記各脚用エアマッサージ部51と同様に動作して、利用者の腕をマッサージする。各腕用エアマッサージ部52は、本発明の「腕用マッサージ部」に相当する。
エアコンプレッサ20は、各クッションモジュール11A〜13Aと共に、頭部用クッションモジュール14Aの各エアバッグ部141Aに対して空気の注入及び排出を実施可能に構成される。また、エアコンプレッサ20は、各脚用エアマッサージ部51及び各腕用エアマッサージ部52に対して空気の注入及び排出を実施可能に構成される。以上の点を除き、本変形例に係るクッション装置は、上記実施形態に係るクッション装置1と同様に構成される。
本変形例によれば、エアコンプレッサ20により各脚用エアマッサージ部51の空気圧を変動させることで、利用者の各脚に対してマッサージを行うことができる。同様に、エアコンプレッサ20により各腕用エアマッサージ部52の空気圧を変動させることで、利用者の各腕に対してマッサージを行うことができる。各脚用エアマッサージ部51及び各腕用エアマッサージ部52の空気圧を適宜調節することで、マッサージの気持ちよさを高めつつ、深部静脈血栓防止を図ることができる。
更に、各脚用エアマッサージ部51により利用者の各脚をホールドすることで、各エアバッグ部131Aが膨張及び収縮する際に、利用者の各脚が各エアバッグ部131Aからずれてしまうのを防止することができる。これにより、利用者の体位変換及び肢位変換を適切に実施することができる。なお、このような使用時の身体部位のずれを防止する方法は、上記のような各脚用エアマッサージ部51を利用した方法に限られなくてもよい。各エアバッグ部は、各身体部位を適宜ホールド可能に構成されてよい。例えば、利用者の各身体部位をホールドするホルダ等の構成を各エアバッグ部に追加してもよいし、各身体部位をホールドする形状を有するように各エアバッグ部を作製してもよい。
なお、図9の例では、各脚用エアマッサージ部51及び各腕用エアマッサージ部52は、上下方向に一体的に延びている。しかしながら、各脚用エアマッサージ部51及び各腕用エアマッサージ部52の構成はこのような例に限られなくてもよく、各脚用エアマッサージ部51及び各腕用エアマッサージ部52は、上下方向に分割されていてもよい。
また、上記実施形態に係るクッション装置1は、各脚及び/又は各腕の両側に上下方向に分割して配置される、各エアマッサージ部と同様の空気により膨張及び収縮する複数の袋体を備えてもよい。この場合、各袋体を、膨張及び収縮によって、肩関節及び/又は股関節の外転及び内転を実施可能な形状を有するように構成する。これによって、各脚及び/又は各腕の関節可動域の訓練を実施することができ、かつ拘縮の予防を期待できるクッション装置を提供することができる。なお、各袋体を、膨張及び収縮によって、肩関節及び/又は股関節の外旋及び内旋を実施可能な形状を有するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)は、連結部(16、18)を介してエアコンプレッサ20に連結することで、膨張及び収縮可能に構成されている。しかしながら、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)の構成は、このような例に限定されなくてもよい。例えば、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)は、エアコンプレッサ20と連結する連結部(16、18)の他に空気の排出口を有し、利用者の体重により内部の空気を自然に排出するようになっていてもよい。
<3.2>
また、上記実施形態では、各クッションモジュール11〜13は、一対のエアバッグ部(111、121、131)の左右方向の外側に一対のサイドバルーン部(112、122、132)を備えている。しかしながら、各サイドバルーン部(112、122、132)は省略されてもよい。また、各サイドバルーン部(112、122、132)に代えて、ウレタン等のクッションが配置されてもよい。
また、上記実施形態では、各クッションモジュール11〜13は、一対のエアバッグ部(111、121、131)の左右方向の外側に一対のサイドバルーン部(112、122、132)を備えている。しかしながら、各サイドバルーン部(112、122、132)は省略されてもよい。また、各サイドバルーン部(112、122、132)に代えて、ウレタン等のクッションが配置されてもよい。
<3.3>
また、上記実施形態では、固定具30は、各クッションモジュール11〜13を固定する固定機構として、面ファスナー33を備えている。しかしながら、固定機構は、このような例に限定されなくてもよく、各クッションモジュール11〜13を固定可能であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、面ファスナーに代えて、ボタン、一般のファスナー等が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、固定具30は、各クッションモジュール11〜13を固定する固定機構として、面ファスナー33を備えている。しかしながら、固定機構は、このような例に限定されなくてもよく、各クッションモジュール11〜13を固定可能であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、面ファスナーに代えて、ボタン、一般のファスナー等が用いられてもよい。
<3.4>
また、図11に例示するとおり、上記クッション装置1は、各クッションモジュール11〜13を覆うシート体60を備えてもよい。シート体60は、例えば、ベッド用のシーツ等であってよい。このようなシート体60の材料には、布材、繊維材等を利用することができる。なお、図11の例では、シート体60は、ベッド4の上面共に3つのクッションモジュール11〜13を一体的に覆っている。しかしながら、シート体60の構成は、このような例に限定されなくてもよい。例えば、シート体60は、クッションモジュール毎に別体に設けられてもよい。
また、図11に例示するとおり、上記クッション装置1は、各クッションモジュール11〜13を覆うシート体60を備えてもよい。シート体60は、例えば、ベッド用のシーツ等であってよい。このようなシート体60の材料には、布材、繊維材等を利用することができる。なお、図11の例では、シート体60は、ベッド4の上面共に3つのクッションモジュール11〜13を一体的に覆っている。しかしながら、シート体60の構成は、このような例に限定されなくてもよい。例えば、シート体60は、クッションモジュール毎に別体に設けられてもよい。
<3.5>
また、上記実施形態では、固定具30は、本体部31の上端部に左右方向に並んで連結される2本の帯体32を備えている。しかしながら、帯体32の数及び配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。帯体32は、固定具30(本体部31)のいずれかの端部に連結していればよく、また、ベッド4の柵等の部分に取り付け可能であればよい。
また、上記実施形態では、固定具30は、本体部31の上端部に左右方向に並んで連結される2本の帯体32を備えている。しかしながら、帯体32の数及び配置は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜決定されてよい。帯体32は、固定具30(本体部31)のいずれかの端部に連結していればよく、また、ベッド4の柵等の部分に取り付け可能であればよい。
<3.6>
また、上記実施形態では、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)を膨張及び収縮させる流体供給装置としてエアコンプレッサ20を利用している。しかしながら、流体供給装置は、エアコンプレッサに限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、上記実施形態において、エアコンプレッサ20に代えて、エアポンプ、ウォーターポンプ等を利用してもよい。また、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)に注入する流体は、空気に限られなくてもよく、実施形態に応じて適宜選択されてよい。利用する流体は、例えば、空気以外の気体であってもよいし、水などの液体であってもよい。
また、上記実施形態では、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)を膨張及び収縮させる流体供給装置としてエアコンプレッサ20を利用している。しかしながら、流体供給装置は、エアコンプレッサに限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、上記実施形態において、エアコンプレッサ20に代えて、エアポンプ、ウォーターポンプ等を利用してもよい。また、各エアバッグ部(111、121、131)及び各サイドバルーン部(112、122、132)に注入する流体は、空気に限られなくてもよく、実施形態に応じて適宜選択されてよい。利用する流体は、例えば、空気以外の気体であってもよいし、水などの液体であってもよい。
1…クッション装置、
11…背部用クッションモジュール、
111…エアバッグ部(バッグ部)、112…サイドバルーン部、
12…腰臀部用クッションモジュール、
121…エアバッグ部(バッグ部)、122…サイドバルーン部、
13…脚部用クッションモジュール、
131…エアバッグ部(バッグ部)、132…サイドバルーン部、
14…頭部用クッション、
15…面ファスナー、16…連結部、
17…面ファスナー、18…連結部、
20…エアコンプレッサ、
21…制御装置、22…操作装置、
30…固定具、31…本体部、32…帯体、33…面ファスナー、
4…ベッド
11…背部用クッションモジュール、
111…エアバッグ部(バッグ部)、112…サイドバルーン部、
12…腰臀部用クッションモジュール、
121…エアバッグ部(バッグ部)、122…サイドバルーン部、
13…脚部用クッションモジュール、
131…エアバッグ部(バッグ部)、132…サイドバルーン部、
14…頭部用クッション、
15…面ファスナー、16…連結部、
17…面ファスナー、18…連結部、
20…エアコンプレッサ、
21…制御装置、22…操作装置、
30…固定具、31…本体部、32…帯体、33…面ファスナー、
4…ベッド
Claims (11)
- 利用者の所定の身体部位をそれぞれ支持するための複数のクッションモジュールであって、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ左右に配置される一対のバッグ部をそれぞれ有する複数のクッションモジュールと、
前記各クッションモジュールに対して、前記一対のバッグ部のいずれか一方に統一して流体の注入を実施可能に構成される流体供給装置と、
前記利用者の各身体部位に対応する位置に前記各クッションモジュールを固定する固定機構を有する固定具と、
を備える、
クッション装置。 - 前記複数のクッションモジュールは、前記利用者の背部を支持するための背部用クッションモジュール、前記利用者の腰臀部を支持するための腰臀部用クッションモジュール、及び前記利用者の両脚を支持するための脚部用クッションモジュールの3つのクッションモジュールを含む、
請求項1に記載のクッション装置。 - 前記流体供給装置は、前記腰臀部用クッションモジュールの一対のバッグ部には流体の注入を実施せず又は流体の排出を実施し、前記腰臀部用クッションモジュール以外のクッションモジュールに対して、前記一対のバッグ部のいずれか一方に統一して流体の注入を実施可能に構成される、
請求項2に記載のクッション装置。 - 前記脚部用クッションモジュールの前記一対のバッグ部は、前記利用者の左右の脚に対応して設けられ、
前記各バッグ部は、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ前記各脚を挟むように配置された一対の脚用マッサージ部を有し、
前記流体供給装置は、前記各脚用マッサージ部に流体の注入を実施可能に構成される、
請求項2又は3に記載のクッション装置。 - 左右の腕部をそれぞれ支持する一対の腕用モジュールを更に備え、
前記各腕用モジュールは、流体の出し入れにより膨張及び収縮可能にそれぞれ構成され、かつ前記各腕部を挟むように配置された一対の腕用マッサージ部を有し、
前記流体供給装置は、前記各腕用マッサージ部に流体の注入を実施可能に構成される、
請求項1から4のいずれか1項に記載のクッション装置。 - 前記各クッションモジュールの背面には面ファスナーが設けられており、
前記固定具は、シート状に形成され、
シート状に形成された前記固定具の上面には、前記固定機構として面ファスナーが設けられている、
請求項1から5のいずれか1項に記載のクッション装置。 - 前記固定具の一端部には、ベッドに引っ掛けるための帯体が設けられている、
請求項6に記載のクッション装置。 - 前記流体供給装置により前記各バッグ部に注入する流体の量を操作する操作装置を更に備える、
請求項1から7のいずれか1項に記載のクッション装置。 - 前記操作装置は、前記各バッグ部に対する流体の注入若しくは排出をボタン操作により指示するスイッチ装置、又は前記利用者の生体信号を利用して前記各バッグ部に対する流体の注入若しくは排出を指示するマンマシンインタフェースである、
請求項8に記載のクッション装置。 - 前記複数のクッションモジュールを覆うシート体を更に備える、
請求項1から9のいずれか1項に記載のクッション装置。 - 前記流体供給装置は、エアコンプレッサであり、
前記流体は、空気である、
請求項1から10のいずれか1項に記載のクッション装置。
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