JPWO2016002802A1 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
1.はじめに
2.第1の実施形態
2−1.通信システムの概要
2−2.基地局の構成例
2−3.HE端末の構成例
2−4.レガシー端末の構成例
2−5.DSC使用許可処理
2−6.データ送信処理
2−7.DSC使用決定処理
2−8.DSC用閾値及びDSC用送信パラメータの設定処理
3.第2の実施形態
3−1.HE端末の構成例
3−2.動作処理
4.第3の実施形態
4−1.基地局の構成例
4−2.HE端末の構成例
4−3.DSC使用許可処理
4−4.データ送信処理
5.第4の実施形態
6.第5の実施形態
6−1.基地局の構成例
6−2.HE端末の構成例
6−3.技術的特徴
6−4.変形例
7.第6の実施形態
7−1.基地局の構成例
7−2.無線端末の構成例
7−3.技術的特徴
8.第7の実施形態
9.第8の実施形態
10.応用例
11.まとめ
まず、キャリアセンスに関する技術及び考察を説明する。
キャリアセンスを用いて衝突を回避する技術は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)と呼ばれる。本技術では、例えば無線端末が自律的にデータの送信権を獲得し合う。
CSMA/CAに関する仕様では、チャネルがアイドルであると判定する受信電力(キャリアセンスレベル)の閾値が固定値である場合がある。この受信電力の閾値を、以下ではCCA閾値とも称する。
DSCによりCCA閾値を上げた無線端末は、より多くの送信機会を得ることができる。これは、DSCを使わない場合であれば、チャネルがビジーであると判定するべき受信電力であっても、CCA閾値を上げることでアイドルであると強制的にみなして送信することが可能となるためである。しかしながら、その一方で、DSC機能を有さない無線端末は、CCA閾値を動的に上げることが困難であるため、DSCを使用してCCA閾値を上げた無線端末と比較して、チャネルがビジーであると判断して送信を抑制する可能性が高くなる。従って、DSCを使用している無線端末と、DSCを使用していない無線端末との間には、送信機会に不平等が生じ得る。
[2−1.通信システムの概要]
図2は、一実施形態に係る通信システム1の概要を説明するための図である。図2に示すように、通信システム1は、基地局100、無線端末200、及び無線端末300を含む。通信システム1は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、又はこれに準ずる通信方式に従ったシステムである。
図3は、本実施形態に係る基地局100の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、基地局100は、無線通信部110、記憶部120、及び制御部130を有する。
無線通信部110は、基地局100による他の装置との無線通信を仲介する無線通信インタフェースである。本実施形態では、無線通信部110は、HE端末200又はレガシー端末300との間で無線通信を行う。例えば、無線通信部110は、HE端末200又はレガシー端末300から送信された無線信号を受信する。無線通信部110は、例えば増幅器、周波数変換器、及び復調器等としての機能を有していてもよく、受信したデータを制御部130へ出力し得る。また、無線通信部110は、アンテナを介してHE端末200又はレガシー端末300へ無線信号を送信する。無線通信部110は、例えば変調器、及び増幅器等としての機能を有していてもよく、制御部130から出力されたデータを、変調及び電力増幅等して送信してもよい。
記憶部120は、所定の記録媒体に対してデータの記録再生を行う部位である。記憶部120は、例えばHDD(Hard Disc Drive)として実現される。もちろん記録媒体としては、フラッシュメモリ等の固体メモリ、固定メモリを内蔵したメモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、ホログラムメモリなど各種考えられ、記憶部120としては採用する記録媒体に応じて記録再生を実行できる構成とされればよい。
制御部130は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って基地局100内の動作全般を制御する。制御部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部130は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
DSC制御部131は、HE端末200の動作モードを制御する機能を有する。例えば、DSC制御部131は、DSC要求メッセージの送信元のHE端末200が、DSCモードで動作することを許可するか否かを判定する。この判定基準は多様に考えられる。例えば、DSC制御部131は、無線通信部110に接続している他の装置に関する数の情報に基づいて、この判定を行ってもよい。例えば、DSC制御部131は、無線通信部110に接続している他の装置のうちレガシー端末300の数に基づいて判定してもよい。詳しくは、DSC制御部131は、レガシー端末300の数が閾値を超えていれば許可し、閾値以下であれば却下してもよい。他にも、DSC制御部131は、上記数の情報として、無線通信部110に接続しているHE端末200の数、無線通信部110に接続している他の装置全体におけるレガシー端末300の割合又はHE端末200の割合等に基づいて判定してもよい。また、DSC制御部131は、上記数の情報として、例えばHE端末200の送信成功率、レガシー端末300の送信成功率、HE端末200が送信したフレーム数、又はレガシー端末300が送信したフレーム数等に基づいて判定してもよい。なお、DSC制御部131は、上述した無線通信部110に接続している他の装置に関する数の情報のうちいずれかひとつを用いて判定してもよいし、任意の複数の情報を組み合わせて判定してもよい。
パラメータ制御部133は、DSC用閾値、及びDSC用送信パラメータを決定する機能を有する。
例えば、パラメータ制御部133は、DSC用閾値をデフォルト閾値よりも低い値に決定してもよい。この場合、HE端末200は、レガシー端末300と比較してチャネルがビジーであると判断することが多くなる。同様に、パラメータ制御部133は、DSC用閾値をデフォルト閾値よりも高い値に決定してもよい。この場合、HE端末200は、レガシー端末300と比較してチャネルがビジーであると判断することが少なくなる。なお、パラメータ制御部133は、DSC用閾値として、予め定められた値を用いてもよいし、レガシー端末300の数や割合、HE端末200の送信成功率等に基づいて算出した値を用いてもよい。
IFSは、データ送信前の待機時間のうち固定長部分である。詳しくは、IFSとは、IEEE 802.11で定義される固定長時間であり、HE端末200がフレームを送信する際、チャネルがアイドルになってから待機する固定長時間のことである。このIFSは、送信するフレームの種類によって長さが異なり得る。パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、IFSをデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、IFSをデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
スロットタイムは、上述したIFSの決定に要する値であり、データ送信前の待機時間を決定するパラメータである。IEEE 802.11の仕様では、最小のIFSであるSIFS(Short IFS)に、可変のスロットタイムを付加することにより、異なるIFSを実現している。例えば、PIFS(point coordination function IFS)は、SIFS+スロットタイム×2である。なお、PIFSとは、基地局100が、帯域予約を行ったことを配下の無線端末に知らせるフレーム(PS−POLLとも称する)を送信する際に、チャネルチャネルがアイドルになってから待機する際のIFSである。例えば、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、スロットタイムをデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、スロットタイムをデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。これにより、HE端末200とレガシー端末300とは、IFSが同一であっても、データ送信前に待機する実時間長が異なることとなる。このようにして、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。上記説明したように、スロットタイムは、データ送信前の待機時間のうち固定長部分に相当する。また、以下に説明するように、スロットタイムは、データ送信前の待機時間のうちランダムに選択される時間長の取り得る値の分布のパラメータにも相当する。
CW minとは、CW(Contention Window)の取り得る値の分布を変化させるパラメータのひとつである。CWとは、データ送信前の待機時間のうちランダムに選択される時間長である。無線端末は、チャネルがアイドルになった後、IFSだけ待機し、さらにランダムなスロットタイムだけ待機する。このランダムなスロットタイムの分散の最小値は、CW minにより与えられる。一般的に、ランダム値の分散は、小さければ小さいほど、小さな値が出る確率が高くなり、大きければ大きいほど、大きい値が出る確率が高くなる。そこで、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、CW minをデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、CW minをデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
CW maxとは、CWの取り得る値の分布を変化させるパラメータのひとつである。無線端末は、フレーム送信後にそのフレームが衝突したことを認識した場合、CWの分散を大きくする。フレームの衝突回数が増えれば増えるほど、分散の値も大きくなっていく。CW maxは、この分散値の最大値である。そこで、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、CW maxをデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、CW maxをデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
CWの確率分布の形状は、CWの取り得る値の分布を変化させるパラメータのひとつである。例えば、現状の無線LANにおいては、CWの確率分布は一様分布である。パラメータ制御部133は、この分布を、例えば正規分布に変更したり、多項分布に変更したりすることで、CWの確立分布の平均値を変更する。例えば、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、CWの確率分布の平均値がデフォルト送信パラメータに係る平均値に比べて大きくなるよう、CWの確率分布の形状を決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、CWの確率分布の平均値がデフォルト送信パラメータに係る平均値に比べて小さくなるよう、CWの確率分布の形状を決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
MSDU(medium access control (MAC) service data unit)の最大バイト長とは、送信可能なデータ量の最大値である。MSDUとは、フレームの単位であり、最大で送信可能なバイト長が決まっている。あるバイト数のデータを送信する際、この送信可能な最大バイト長が短いと、最大バイト長が長い場合と比べて多くのMSDUが必要になり、送信権を獲得しなければならない回数が増大する。例えば、無線端末が、1回で送ることが可能なデータを、最大バイト長が小さいために2回に分けて送ることとなった場合を考える。送信権を獲得できる確率を簡単のためα(α<1)とすると、1回で送ることが可能な場合は、無線端末はαの確率で全てのデータを送信できる。それに対し、無線端末が2回連続で送ることができる確率は、α×α=α2であり、1−α2の確率で、2回のうち少なくとも1回の送信権を他の無線端末に取られる。このため、最大バイト長が短いと、同じバイト数のデータを送る上で送信機会が減少することとなる。従って、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、MSDUの最大バイト長をデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、MSDUの最大バイト長をデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
例えば、無線LANにおいては、複数のフレームを束ねて送信することが可能である。これは、アグリゲーションとも称される。このアグリゲーションによって送信可能な最大バイト長(最大値)は、仕様で定義され得る。このパラメータも、MSDUの最大バイト長と同様に、最大バイト長が短いと、同じバイト数のデータを送る上で送信機会が減少することとなる。そこで、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、フレームを束ねて送信可能なデータ量の最大バイト長をデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、フレームを束ねて送信可能なデータ量の最大バイト長をデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
例えば、無線LANにおいては、無線端末は、所定の時間の間、疑似的に送信を予約することができる。この予約できる最大時間が、TXOP(Transmission Opportunity) limitであり、送信可能な時間幅の最大値に相当する。無線端末は、TXOP limitの範囲内で、ひとつの長い無線パケットを送信してもよいし、複数の無線パケットを無送信区間を設けながら連続的に送信してもよい。このTXOP limitは、各アクセスカテゴリによって異なる。また、TXOP limitが小さければ、その分送信権を獲得しなければならない回数が増えるため、同じバイト数のデータを送る上で送信機会が減少する。そこで、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、TXOP limitをデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、TXOP limitをデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
最大再送回数とは、同じフレームを再送する上限値である。最大送信回数を少なくすると、同じフレームを送信する回数が減少するため、データを送信する回数が減少する。そこで、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、最大再送回数をデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、最大再送回数をデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
最大同時使用可能チャネル数とは、無線端末が束ねて使用可能な単位チャネル数の最大値である。単位チャネルとは、無線端末がフレームを送信するために必要な最小の帯域幅を指す。無線端末は、単位チャネルを複数束ねて送信することにより、スループットを向上させることができる。また、束ねるチャネル数が多いほどその効果は増加する。ここで、束ねるチャネル数が多ければ多いほど、複数チャネルで送信機会を多く獲得することとなる。そこで、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、最大同時使用可能チャネル数をデフォルト送信パラメータに比べて小さく決定する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、最大同時使用可能チャネル数をデフォルト送信パラメータに比べて大きく決定する。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
例えば、HE端末200が多く使用するチャネルと、レガシー端末300が多く使用するチャネルとが混在する場合が考えられる。このような場合、基地局100は、HE端末200が支配的になっているチャネルを用いたデータ送信に関してのみ、DSCモードでの動作を制限することで、HE端末200が過度に送信機会を獲得することを防止することができる。例えば、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも高い場合、使用可能なチャネルをHE端末200が支配的になっているチャネルに制限する。また、パラメータ制御部133は、DSC用閾値がデフォルト閾値よりも低い場合、HE端末200が支配的になっていないチャネルも使用可能とする。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。なお、基地局100は、HE端末200専用のチャネルを設け、DSCモードでのデータ送信をそのチャネルのみに制限してもよい。
DSCを使用可能な時間として事前に予約されている期間とは、例えば、IEEE 802.11ahのRAW(Restricted Access Window)を使用して確保された期間であり、送信可能な時間帯として予約された期間を指す。RAWとは、基地局100が事前に行うスケジューリングの仕組みであり、本仕組みによれば、基地局100は、自身に接続している無線端末の中から何台かを選択し、選択した無線端末同士のみがCSMA/CAを用いて送信権を獲得できる期間を設定できる。例えば、パラメータ制御部133は、DSCを使用可能な時間帯を制限し、HE端末200のみが送信可能な期間と、レガシー端末300のみが送信可能な期間とを決定する。これにより、パラメータ制御部133は、レガシー端末300が疑似的に存在しない環境又はHE端末200が疑似的に存在しない環境を作ることが可能となり、この期間の長短によって送信機会の不平等を是正することができる。
パラメータ制御部133は、DSCを使用して送信可能なフレームを制限する。DSCを使用して送信可能なフレームの種類は多様に考えられる。例えば、DSCを使用して送信可能なフレームの種類は、IEEE 802.11のManagementフレームであってもよい。Managementフレームは、IEEE 802.11のフレームの中で、Beaconのように、無線ネットワークを形成したり、管理したりするために使用されるフレームである。他にも、DSCを使用して送信可能なフレームの種類は、例えば、IEEE 802.11のアクセスカテゴリが、AC_VOであるフレームであってもよい。AC_VOとは、QoS(Quality of Service)が最優先であるフレームである。他にも、DSCを使用して送信可能なフレームの種類は、例えば、IEEE 802.11のアクセスカテゴリの中が、AC_VIであるフレームであってもよい。AC_VIとは、QoSが2番目の優先度であるフレームである。他にも、DSCを使用して送信可能なフレームの種類は、例えば、IEEE 802.11のアクセスカテゴリの中が、AC_BEであるフレームであってもよい。AC_BEとは、QoSが3番目の優先度であるフレームである。他にも、DSCを使用して送信可能なフレームの種類は、例えば、IEEE 802.11のアクセスカテゴリの中が、AC_BKであるフレームであってもよい。AC_BKとは、QoSが4番目の優先度であるフレームである。このように、パラメータ制御部133は、DSCを使用して送信可能なフレームの種類を制限することで、DSCを用いて送信されるフレームの数を減らすことができる。これにより、DSCによる送信機会の増減の逆向きの増減が実現されるので、システム全体のスループットの向上を損なうことなく、HE端末200とレガシー端末300との間で生じる送信機会の不公平が軽減される。
なお、制御部130は、DSCモードで動作することを許可するか否かを示す情報、並びにDSC用閾値及びDSC用送信パラメータを示す情報を、ひとつのメッセージでHE端末200へ返信してもよいし、別々にHE端末200へ返信してもよい。また、制御部130は、DSCモードで動作することを許可するか否かを示す情報を含むメッセージをHE端末200へ返信後に、パラメータ制御部133によるDSC用送信パラメータの決定を行ってもよい。
図4は、本実施形態に係るHE端末200の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、HE端末200は、無線通信部210、記憶部220、及び制御部230を有する。
無線通信部210は、HE端末200による他の装置との無線通信を仲介する無線通信インタフェースである。本実施形態では、無線通信部210は、基地局100との間で無線通信を行う。例えば、無線通信部210は、基地局100から送信された無線信号を受信する。無線通信部210は、例えば増幅器、周波数変換器、及び復調器等としての機能を有していてもよく、受信したデータを制御部230へ出力し得る。また、無線通信部210は、アンテナを介して基地局100へ無線信号を送信する。無線通信部210は、例えば変調器、及び増幅器等としての機能を有していてもよく、制御部230から出力されたデータを、変調及び電力増幅等して送信してもよい。
記憶部220は、所定の記録媒体に対してデータの記録再生を行う部位である。記憶部220は、例えばHDDとして実現される。もちろん記録媒体としては、フラッシュメモリ等の固体メモリ、固定メモリを内蔵したメモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、ホログラムメモリなど各種考えられ、記憶部220としては採用する記録媒体に応じて記録再生を実行できる構成とされればよい。
制御部230は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってHE端末200内の動作全般を制御する。制御部230は、例えばCPU、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部230は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいてもよい。
取得部231は、設定すべきCCA閾値を示す情報及び送信パラメータを示す情報を取得する機能を有する。例えば、取得部231は、DSC用閾値を示す情報、及びDSC用送信パラメータを取得してもよい。また、取得部231は、デフォルト閾値を示す情報、及びデフォルト送信パラメータを取得してもよい。取得部231は、これらの情報を基地局100から取得してもよいし、記憶部220から取得してもよい。取得部231は、例えば、データ送信要求の発生、送信成功確率の低下、キャリアセンスによる送信抑制確立の上昇などに応じて、動作モードをDSCモードに変更するためにDSC用閾値を示す情報及びDSC用送信パラメータを取得してもよい。
決定部233は、デフォルト閾値からDSC用閾値への変更、及びDSC用送信パラメータを用いたデータ送信の実行可否を判定して、動作モードを決定する機能を有する。決定部233は、複数の条件を満たすか否かについて判定し、全て満たす場合に動作モードをDSCモードに決定し、満たさない場合に通常モードに決定する。他にも、決定部233は、複数の条件の少なくともいずれかを満たす場合に、動作モードをDSCモードに決定してもよい。
設定部235は、CCA閾値及び送信パラメータの設定を行う機能を有する。設定部235は、動作モードをDSCモードとするよう決定部233により決定された場合、DSC用閾値及びDSC用送信パラメータを設定する。一方で、設定部235は、動作モードを通常モードとするよう決定部233により決定された場合、デフォルト閾値及びデフォルト送信パラメータを設定する。
レガシー端末300の構成は、一般的な無線端末と同様である。例えば、レガシー端末300の構成は、HE端末200の構成から取得部231及び決定部233を省略したものであってもよい。レガシー端末300は、デフォルト閾値及びデフォルト送信パラメータを用いてデータを送信する。
図5は、本実施形態に係る通信システム1において実行されるDSC使用許可処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図5に示すように、本シーケンスには、基地局100及びHE端末200が関与する。
図6は、本実施形態に係るHE端末200によるデータ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7は、本実施形態に係るHE端末200によるDSC使用決定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8は、本実施形態に係るHE端末200によるDSC用閾値及びDSC用送信パラメータの設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態は、HE端末200が、基地局100による制御を経ずに、自律的にDSCモードで動作可能な形態である。本実施形態に係る通信システム1が含む各装置の構成は、第1の実施形態において説明したものと同様である。以下、本実施形態に係るHE端末200に特徴的な構成について説明する。
(1)記憶部220
本実施形態に係る記憶部220は、デフォルト閾値及びデフォルト送信パラメータに加え、DSC用閾値及びDSC用送信パラメータを記憶する。DSC用送信パラメータは、事前に記憶されていても良いし、基地局100からの信号に基づいて記憶又は更新されてもよい。基地局100からの信号としては例えば、Beaconや、Probe Responseが挙げられる。
本実施形態に係る取得部231は、通常モードにおいても、DSCモードにおいても、記憶部220を参照してCCA閾値及び送信パラメータを取得する。なお、取得部231は、データ送信要求の発生、送信成功確率の低下、キャリアセンスによる送信抑制確立の上昇などに応じて、複数あるDSC用閾値及び送信パラメータの候補の中から使用するものを自律的に取得してもよい。
本実施形態に係る決定部233は、動作モードを決定する。例えば、決定部233は、データ送信要求の発生、送信成功確率の低下、キャリアセンスによる送信抑制確立の上昇などに応じて、自律的にDSCモードで動作するか否かを決定する。
本実施形態では、図6を参照して上記説明した第1の実施形態と同様の動作処理を行う。ただし、ステップS202におけるDSC使用決定処理が異なる。そこで、図9を参照して、本実施形態に係るDSC使用決定処理の詳細な動作を説明する。
本実施形態は、HE端末200がチャネルごとにDSCを行う形態である。まず、図10を参照して、本実施形態に係る通信システム1の概要を説明する。
(1)DSC制御部131
本実施形態に係るDSC制御部131は、HE端末200の動作モードをチャネルごとに制御する機能を有する。例えば、DSC制御部131は、あるチャネルについてのDSC要求メッセージの送信元のHE端末200が、そのチャネルにおいてDSCモードで動作することを許可するか否かを判定する。判定基準については、第1の実施形態と同様である。なお、DSC制御部131は、使用を許可するチャネルと許可しないチャネルとを混在させてもよい。
パラメータ制御部133は、DSC用閾値、及びDSC用送信パラメータを、HE端末200がデータ送信に使用する周波数(チャネル)ごとに決定する機能を有する。決定基準及び具体的なパラメータの決定内容については、第1の実施形態と同様である。
(1)無線通信部210
本実施形態に係る無線通信部210は、チャネルごとに異なるCCA閾値及び送信パラメータを用いてデータ送信を行い得る。無線通信部210は、基地局100によりDSCの使用が許可されているチャネルについては、DSC用閾値及びDSC用送信パラメータを用いてデータ送信を行う。一方で、無線通信部210は、基地局100によりDSCの使用が許可されていないチャネルについては、デフォルト閾値及びデフォルト送信パラメータを用いてデータ送信を行う。
本実施形態に係る取得部231は、チャネルごとに設定すべきCCA閾値を示す情報及び送信パラメータを示す情報を取得する機能を有する。取得部231は、チャネルごとにDSC要求メッセージ及びDSC応答メッセージの送受信を行ってもよいし、すべてのチャネルに関して一括でメッセージの送受信を行ってもよい。
本実施形態に係る決定部233は、デフォルト閾値からDSC用閾値への変更、及びDSCモードでの送信パラメータを用いたデータ送信の実行可否をチャネルごとに判定して、チャネルごとに動作モードを決定する機能を有する。
本実施形態に係る設定部235は、チャネルごとにCCA閾値及び送信パラメータの設定を行う機能を有する。設定部235は、DSC用閾値及びDSC用送信パラメータを設定するチャネルと、デフォルト閾値及びデフォルト送信パラメータを設定するチャネルとを混在させてもよい。
図11及び図12は、本実施形態に係る通信システム1において実行されるDSC使用許可処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図11及び図12に示すように、本シーケンスには、基地局100及びHE端末200が関与する。
図13及び図14は、本実施形態に係るHE端末200によるデータ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態は、HE端末200が、基地局100による制御を経ずに、自律的にチャネルごとにDSCモードで動作可能な形態である。本実施形態に係る通信システム1が含む各装置の構成は、第2の実施形態及び第3の実施形態において説明したものと同様である。以下、本実施形態に係るHE端末200に特徴的な構成について説明する。
本実施形態に係る記憶部220は、デフォルト閾値及びデフォルト送信パラメータに加え、チャネルごとのDSC用閾値及びDSC用送信パラメータを記憶する。
本実施形態に係る取得部231は、通常モードにおいても、DSCモードにおいても、記憶部220を参照してチャネルごとのCCA閾値及び送信パラメータを取得する。
本実施形態に係る決定部233は、チャネルごとに動作モードを決定する。DSC使用決定処理については、第3の実施形態において上記説明した通りである。
本実施形態に係る設定部235は、チャネルごとにCCA閾値及び送信パラメータの設定を行う。
本実施形態は、HE端末200自身が、DSC用閾値、及びDSC用送信パラメータを決定する形態である。まず、図15を参照して、本実施形態に係る基地局100の構成例を説明する。
図15は、第5の実施形態に係る基地局100の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図15に示すように、本実施形態に係る基地局100は、図3に示した構成例と、制御部130の構成が相違する。図15に示すように、本実施形態に係る制御部130は、変更規則生成部135として機能する。
図16は、第5の実施形態に係るHE端末200の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図16に示すように、本実施形態に係るHE端末200は、図4に示した構成例と、制御部230の構成が相違する。図16に示すように、本実施形態に係る制御部230は、パラメータ制御部234及び設定部235として機能する。
図17は、本実施形態に係る通信システム1において実行される処理全体の流れの一例を示すシーケンス図である。図17に示すように、本シーケンスには、基地局100及びHE端末200が関与する。図17に示すように、基地局100は、キャリアセンスマージン決定処理(ステップS802)、変更用パラメータ決定処理(ステップS804)を行い、及びHE端末200への通知処理(ステップS806)を行う。次いで、HE端末200は、DSC用閾値設定処理(ステップS808)、DSC用送信パラメータ設定処理(ステップS810)、及び基地局100への送信処理(ステップS812)を行う。そして、基地局100は、送信電力制御処理(ステップS814)を行う。また、図17に示したシーケンスにおけるより詳細な処理内容を、図18に示した。図18は、本実施形態に係る通信システム1において実行される処理全体の流れの一例を示すシーケンス図である。
基地局100(例えば、変更規則生成部135)は、変更規則のひとつとして、接続中の配下のHE端末200が、DSC用閾値を決定する際に用いるマージン値を決定する。本実施例では、HE端末200が決定したキャリアセンスレベル(キャリアセンス検出用閾値)をDSC用閾値として扱う。なお、キャリアセンスレベルを、以下ではCCASD(Clear Channel Assessment Signal Detection level)とも称する場合がある。
基地局100(例えば、変更規則生成部135)は、変更規則のひとつとして、接続中の配下のHE端末200が、DSC用送信パラメータを決定する(即ち、送信パラメータをデフォルトから変更する)際に用いる変更用パラメータを決定する。
基地局100(例えば、変更規則生成部135及び無線通信部110)は、生成した変更規則を示す情報をHE端末200へ通知する。
HE端末200(例えば、パラメータ制御部234及び設定部235)は、基地局100からの通知に基づいて、DSC用閾値を決定及び設定する。
HE端末200(例えば、パラメータ制御部234及び設定部235)はDSC用送信パラメータを決定及び設定する。
HE端末200は、DCCASDに応じて送信電力を変更する。変更係数α、βを用いた送信電力変更の一例を、次式に示す。なお、変更後の送信電力をPupdated、基準となる送信電力をPdefaultとし、これらはdB値であるとする。なお、基準送信電力Pdefaultは予め何らかの方法でシステム内の各基地局ならびに各無線端末において共有されているものとする。
HE端末200は、DCCASDに応じて送信用固定待ち時間を変更する。
キャリアセンス用ランダム待ち時間とは、例えば802.11規格におけるランダムバックオフの範囲を示すCW(Contention Window)に相当するものである。CWにはCWminとCWmaxとがある。以下では、一例として、HE端末200がCWminをDCCASDに応じて変更する例を説明する。
HE端末200は、DCCASDに応じて最大フレーム時間長を変更する。最大フレーム時間長は、例えばPPDU時間長に相当する。HE端末200は、例えばPPDU時間長に上限を設け、上限をDCCASDに応じて決定する。
HE端末200は、送信に使用可能なチャネル帯域幅を、DCCASDに応じて変更する。変更係数λを用いた使用可能チャネル帯域幅の変更の例を、次式に示す。変更後の使用可能チャネル帯域幅をBWupdated、デフォルトの使用可能チャネル帯域幅をBWdefault、チャネル帯域幅の最小粒度をBWunitとし、これらは真値であるとする。
HE端末200は、送信に使用可能なチャネル周波数を、DCCASDに応じて変更する。例えば、HE端末200は、DCCASDがチャネル限定動作判定係数ωよりも大きい場合、基地局100から指定されたチャネルを使用する。
HE端末200は、上記説明した処理により決定及び設定したDSC用閾値及びDSC用送信パラメータを用いて、信号を送信する。
基地局100(例えば、パラメータ制御部133及び無線通信部110)は、HE端末200から通知された情報に基づいて、送信電力制御を行う。
基地局100も、自身で決定したマージン値及び変更用パラメータを用いて、CCASD及び送信パラメータの動的な変更を行ってもよい。
上記表1に示したような、マージン値と変更用パラメータとの組み合わせは、HE端末200にも共有されていてもよい。その場合、「(ステップS806)通知処理」において基地局100からHE端末200へ通知される情報量は削減可能であるし、通知のためのフレームフォーマットは簡素化可能である。
上記第5の実施形態では、HE端末200において、DSCの実行を前提として送信電力制御(TPC:Transmit Power Control)が行われていた。これに対し、本実施形態は、HE端末200において、送信電力制御の実行を前提にDSCが行われる形態である。なお、本実施形態では、HE端末200において、CCASDが変更されない(即ち、DSCを実施しない)場合も許容する。以下では、送信電力制御により変更される送信電力を、TPC用送信電力とも称する。また、送信電力制御による補正量算出のための基準となる送信電力を基準送信電力とも称する。また、送信電力制御に連動して変更される送信パラメータを、TPC用送信パラメータとも称する。
本実施形態に係る基地局100は、図15に示した構成例と同様の構成例を有し得る。以下、本実施形態に特徴的な制御部130の構成について説明する。
本実施形態に係るHE端末200は、図16に示した構成例と同様の構成例を有し得る。以下、本実施形態に特徴的な制御部230の構成について説明する。
図23は、本実施形態に係る通信システム1において実行される処理全体の流れの一例を示すシーケンス図である。図23に示すように、本シーケンスには、基地局100及びHE端末200が関与する。図23に示すように、基地局100は、送信電力マージン決定処理(ステップS902)、変更用パラメータ決定処理(ステップS904)、及びHE端末200への通知処理(ステップS906)を行う。次いで、HE端末200は、TPC用送信電力設定処理(ステップS908)、TPC用送信パラメータ設定処理(ステップS910)、及び基地局100への送信処理(ステップS912)を行う。そして、基地局100は、送信電力制御処理(ステップS914)を行う。
基地局100(例えば、変更規則生成部135)は、変更規則のひとつとして、接続中の配下のHE端末200が、TPC用送信電力を決定する際に用いるマージン値を決定する。
基地局100(例えば、変更規則生成部135)は、変更規則のひとつとして、接続中の配下のHE端末200が、TPC用送信パラメータを決定する(即ち、送信パラメータをデフォルトから変更する)際に用いる変更用パラメータを決定する。
基地局100(例えば、変更規則生成部135及び無線通信部110)は、生成した変更規則を示す情報をHE端末200へ通知する。
HE端末200(例えば、パラメータ制御部234及び設定部235)は、基地局100からの通知に基づいて、TPC用送信電力を決定及び設定する。
HE端末200(例えば、パラメータ制御部234及び設定部235)はTPC用送信パラメータを決定及び設定する。
HE端末200は、DTXPOWERに応じて自らのCCASDを変更する。変更係数α、βを用いたCCASD変更の一例を、次式に示す。なお、変更後のCCASDをCCASDupdated、デフォルトのCCASDをCCASDdefaultとし、これらはdB値であるとする。
HE端末200は、DTXPOWERに応じて送信用固定待ち時間を変更する。例えば、HE端末200は、DTXPOWERに応じてAIFSNを変更してもよい。
HE端末200は、DTXPOWERに応じてキャリアセンス用ランダム待ち時間を変更する。例えば、HE端末200は、CWminをDTXPOWERに応じて変更する。
HE端末200は、DTXPOWERに応じて最大フレーム時間長を変更する。HE端末200は、例えばPPDU時間長に上限を設け、上限をDTXPOWERに応じて決定する。
HE端末200は、送信に使用可能なチャネル帯域幅を、DTXPOWERに応じて変更する。変更係数λを用いた使用可能チャネル帯域幅の変更の例を、次式に示す。変更後の使用可能チャネル帯域幅をBWupdated、デフォルトの使用可能チャネル帯域幅をBWdefault、チャネル帯域幅の最小粒度をBWunitとし、これらは真値であるとする。
HE端末200は、送信に使用可能なチャネル周波数を、DTXPOWERに応じて変更する。例えば、HE端末200は、使用可能なチャネルが基地局100により限定されている場合、DTXPOWERがチャネル限定動作判定係数ωよりも大きい場合はその限定を外す。これにより、基地局100は、対応するチャネルで送信を行うことが可能となる。
ここでの処理は、第5の実施形態において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、HE端末200は、設定した送信電力を示す情報を接続先の基地局100へ通知する。
ここでの処理は、第5の実施形態において説明した通りであるので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、基地局100は、HE端末200において設定された送信電力を示す情報に基づいて、当該HE端末200へ送信するフレームの送信電力を設定する。ただし、基地局100は、参照フレームの送信電力を所定値(デフォルトの送信電力)に維持する。
基地局100も、自身で決定したマージン値及び変更用パラメータを用いて、送信電力及び送信パラメータの動的な変更を行ってもよい。
本実施形態は、第6の実施形態をベースとして、状況に応じて送信電力の下げ過ぎを抑制する処理をルールとして追加することで、システム全体の効率をさらに向上させる仕組みを提供する形態である。具体的には、本実施形態は、第6の実施形態において図25を参照して説明したTXPOWERcapableへの下限値による制限を具体化するものである。また本実施形態では、HE端末200とレガシー端末300の台数を加味することにより、効率を向上させるための仕組みを提供する。
本実施形態では、基地局100は、送信電力マージンの決定に、HE端末200ならびにレガシー端末300のそれぞれの台数の情報を利用する。
第6の実施形態と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
マージン値及び変更用パラメータを第6の実施形態と同様にビーコンフレームに格納するとしたときの、ビーコンフレームのフォーマットを図26に示す。
図26に示すように、本実施形態に係るビーコンフレームのフォーマットには、第6の実施形態の内容に加えて、「Associated STAs Info」エレメントが追加され、「Dynamic TPC Parameters」エレメント内に「Lower Limitation Level List」フィールドが追加されている。
まず、HE端末200は、第6の実施形態と同様に、数式8によりTXPOWERcapableを得る。次に、HE端末200は、通知処理で基地局から伝えられた下限レベル情報LL(m)を基に、下限受信レベルRLLを得る。なお、TXPOWERcapable自体もTXPOWERupdatedの設定の下限値であるが、この演算はTXPOWERcapableの値の下限を指定するものである。ここで、LL(m)の中で、Rref(図25のBeacon RSSI)を超えない最大のものをRLLとする。RrefがLL(m)のいずれよりも低い場合には、LL(m)のうち最小のものをRLLとする。ここで、HE端末200は、予め基地局100と共有されている所定のオフセットをLL(m)に加算してからRLLを決定することとしても良い。
=max(TXPOWERcapable,TXPOWERref−Rref+RLL)
(数式16)
(送信処理)
(送信電力制御処理)
以降の処理は第6の実施形態と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
上記説明した第7の実施形態における、送信電力の下限機構、ならびに端末台数を加味した補正機構は、第5の実施形態において、DSCに連動する変更用パラメータとして送信電力が使用される場合にも適用することができる。本実施形態は、第5の実施形態の発展させた形態である。
本実施形態では、基地局100は、キャリアセンスマージンの決定に、HE端末200ならびにレガシー端末300のそれぞれの台数の情報を利用する。
基本的に第5の実施形態と同様であるが、本実施形態では変更用パラメータとして、少なくとも送信電力は含まれるものとする。
マージン値及び変更用パラメータを第6の実施形態と同様にビーコンフレームに格納するとしたときの、ビーコンフレームのフォーマットを図27に示す。図27に示すように、本実施形態に係るビーコンフレームのフォーマットには、第5の実施形態の内容に加えて、第6の実施形態で使用された「Tx Power Info」エレメント、及び第7の実施形態で使用された「Associated STAs Info」エレメントが追加され、「Dynamic CCA Parameters」エレメント内に「Lower Limitation Level List」フィールドが追加されている。各情報の生成方法、格納方法については第6ならびに第7の実施形態と同様である。
本実施形態では、HE端末200は、第5の実施形態の数式1と同様の手順でCCASDcapableを算出するが、これにさらに上限を設ける演算を加える。なお、CCASDcapable自体もCCASDupdatedの設定の上限値であるが、この演算はCCASDcapableの値の上限を指定するものである。
=α(Pdefault−TXPOWERupdated+β)+CCASDdefault
(数式17)
(数式18)
基本的に第5の実施形態と同様であり、HE端末200は、DCCASDの値を基にDSC用送信パラメータを決定する。送信電力の変更値に関しては、HE端末200は、上記のDSC用閾値設定処理の過程で既に算出されているTXPOWERupdatedを適用する。
(送信電力制御処理)
以降の処理は第5の実施形態と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、HE端末200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、テレビジョン受像機、プリンタ、デジタルスキャナ若しくはネットワークストレージなどの固定端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、HE端末200は、スマートメータ、自動販売機、遠隔監視装置又はPOS(Point Of Sale)端末などの、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、HE端末200は、これら端末に搭載される無線通信モジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)であってもよい。
図28は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース913、アンテナスイッチ914、アンテナ915、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
図29は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、アンテナスイッチ934、アンテナ935及びバッテリー938を備える。
図30は、本開示に係る技術が適用され得る無線アクセスポイント950の概略的な構成の一例を示すブロック図である。無線アクセスポイント950は、コントローラ951、メモリ952、入力デバイス954、表示デバイス955、ネットワークインタフェース957、無線通信インタフェース963、アンテナスイッチ964及びアンテナ965を備える。
これまで、図1〜図30を参照して、本開示の各実施形態について詳細に説明してきた。上記説明したように、HE端末200は、DSC用閾値を用いて他の装置との間で無線通信を行う場合、DSC用閾値とデフォルト閾値との比較結果に基づいて、データ送信に用いるパラメータを制御する。ここで、HE端末200は、DSCによる送信機会の増減の、逆向きの増減を加えるよう送信パラメータを制御する。これにより、HE端末200は、DSCを使用した場合にレガシー端末300との間で発生する送信機会の不公平を低減することが可能である。
(1)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
第1のキャリアセンスレベルを設定し、設定した第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて、前記無線通信部がデータ送信に用いるパラメータを制御する制御部と、
を備える無線通信装置。
(2)
前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベルが前記第2のキャリアセンスレベルよりも高い場合にデフォルトの前記パラメータを用いるよりも送信機会が減少し、前記第1のキャリアセンスレベルが前記第2のキャリアセンスレベルよりも低い場合にデフォルトの前記パラメータを用いるよりも送信機会が増加するよう前記パラメータを制御する、前記(1)に記載の無線通信装置。
(3)
前記パラメータは、データ送信前の待機時間のうち固定長部分を含む、前記(1)又は(2)に記載の無線通信装置。
(4)
前記パラメータは、データ送信前の待機時間のうちランダムに選択される時間長の取り得る値の分布のパラメータを含む、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(5)
前記パラメータは、送信可能なデータ量の最大値を含む、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(6)
前記パラメータは、送信可能な時間幅の最大値を含む、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(7)
前記パラメータは、最大再送回数を含む、前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(8)
前記パラメータは、束ねて使用可能な単位チャネル数の最大値を含む、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(9)
前記パラメータは、使用可能なチャネルを含む、前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(10)
前記制御部は、前記第2のキャリアセンスレベルから前記第1のキャリアセンスレベルへの変更、及び前記パラメータを用いたデータ送信の実行可否を判定する、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(11)
前記制御部は、送信時刻が送信可能な時間帯として予約された期間に含まれるか否かに基づいて前記実行可否を判定する、前記(10)に記載の無線通信装置。
(12)
前記制御部は、送信するフレームの種類に基づいて前記実行可否を判定する、前記(10)又は(11)に記載の無線通信装置。
(13)
前記無線通信装置は、前記第1のキャリアセンスレベルを示す情報、及び前記パラメータを示す情報を取得する取得部をさらに備える、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(14)
前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベルと前記第2のキャリアセンスレベルとの差分に応じて前記パラメータを制御する、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(15)
前記パラメータは、送信電力を含む、前記(14)に記載の無線通信装置。
(16)
前記制御部は、設定した送信電力を示す情報を前記他の装置へ通知する、前記(15)に記載の無線通信装置。
(17)
前記制御部は、参照フレームの受信強度及びマージン値に基づいて前記第1のキャリアセンスレベルを設定する、前記(14)〜(16)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(18)
前記制御部は、前記参照フレームの受信強度から前記マージン値を減算した値を超えない範囲で前記第1のキャリアセンスレベルを設定する、前記(17)に記載の無線通信装置。
(19)
前記制御部は、前記マージン値に対応する第2のパラメータを用いて前記パラメータを設定する、前記(17)又は(18)に記載の無線通信装置。
(20)
前記マージン値及び前記第2のパラメータの組み合わせを示す情報は前記他の装置から通知される、前記(19)に記載の無線通信装置。
(21)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
キャリアセンスレベルを変更可能な前記他の装置において、設定される第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を生成する制御部と、
を備え、
前記無線通信部は、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を前記他の装置に送信する、無線通信装置。
(22)
前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベル及び前記パラメータを、前記無線通信部に接続している前記他の装置に関する数の情報に基づいて決定し、
前記数の情報は、キャリアセンスレベルを変更する機能を有さない前記他の装置の数、キャリアセンスレベルを変更する機能を有する前記他の装置の数、キャリアセンスレベルを変更する機能を有さない前記他の装置が送信したフレーム数、又はキャリアセンスレベルを変更する機能を有する前記他の装置が送信したフレーム数を示す情報の少なくともいずれかを含む、前記(21)に記載の無線通信装置。
(23)
前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベル及び前記パラメータを、前記他の装置がデータ送信に用いる周波数ごとに決定する、前記(21)又は(22)に記載の無線通信装置。
(24)
前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベル及び前記パラメータの設定のために前記他の装置において用いられるマージン値及び第2のパラメータの組み合わせを選択する、前記(21)〜(23)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(25)
前記制御部は、干渉の平均強度に基づいて前記組み合わせを選択する、前記(24)に記載の無線通信装置、前記(24)に記載の無線通信装置。
(26)
前記組み合わせは、他の無線通信装置との間で共通である、前記(24)又は(25)に記載の無線通信装置。
(27)
前記マージン値に前記第2のパラメータが一意に対応する、前記(24)〜(26)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(28)
前記制御部は、前記他の装置において設定された送信電力を示す情報に基づいて、前記他の装置へ送信するフレームの送信電力を設定する、前記(24)〜(27)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(29)
前記制御部は、参照フレームの送信電力を所定値に維持する、前記(28)に記載の無線通信装置。
(30)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
第1の送信電力を設定し、設定した第1の送信電力と基準となる第2の送信電力との比較結果に基づいて、前記無線通信部がデータ送信に用いるパラメータを制御する制御部と、
を備える無線通信装置。
(31)
前記制御部は、前記第1の送信電力と前記第2の送信電力との差分に応じて前記パラメータを制御する、前記(30)に記載の無線通信装置。
(32)
前記パラメータは、キャリアセンスレベルを含む、前記(30)又は(31)に記載の無線通信装置。
(33)
前記制御部は、設定した送信電力を示す情報を前記他の装置へ通知する、前記(30)〜(32)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(34)
前記制御部は、参照フレームの受信強度及びマージン値に基づいて前記第1の送信電力を設定する、前記(30)〜(33)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(35)
前記制御部は、前記参照フレームの送信電力から受信強度を減算した値に前記他の装置のデフォルトのキャリアセンスレベル及び前記マージン値を加算した値を下回らない範囲で前記第1の送信電力を設定する、前記(34)に記載の無線通信装置。
(36)
前記制御部は、前記マージン値に対応する第3のパラメータを用いて前記パラメータを設定する、前記(34)又は(35)に記載の無線通信装置。
(37)
前記マージン値及び前記第3のパラメータの組み合わせを示す情報は前記他の装置から通知される、前記(36)に記載の無線通信装置。
(38)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
送信電力を変更可能な前記他の装置がデータ送信において、設定される第1の送信電力と基準となる第2の送信電力との比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を、前記無線通信部を介して制御する制御部と、
を備える無線通信装置。
(39)
前記制御部は、前記第1の送信電力及び前記パラメータの設定のために前記他の装置において用いられるマージン値及び第3のパラメータの組み合わせを選択する、前記(38)に記載の無線通信装置。
(40)
前記制御部は、干渉の平均強度に基づいて前記組み合わせを選択する、前記(39)に記載の無線通信装置。
(41)
前記組み合わせは、他の無線通信装置との間で共通である、前記(39)又は(40)に記載の無線通信装置。
(42)
前記マージン値に前記第3のパラメータが一意に対応する、前記(39)〜(41)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(43)
前記制御部は、前記他の装置において設定された送信電力を示す情報に基づいて、前記他の装置へ送信するフレームの送信電力を設定する、前記(38)〜(42)のいずれか一項に記載の無線通信装置。
(44)
前記制御部は、参照フレームの送信電力を所定値に維持する、前記(43)に記載の無線通信装置。
(45)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
第1のキャリアセンスレベルを設定し、設定した第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて、データ送信に用いるパラメータを制御すること、
を含む無線通信方法。
(46)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
キャリアセンスレベルを変更可能な前記他の装置において、設定される第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を生成することと、
前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を前記他の装置に送信することと、
を含む無線通信方法。
(47)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
第1の送信電力を設定し、設定した第1の送信電力と基準となる第2の送信電力との比較結果に基づいて、データ送信に用いるパラメータを制御すること、
を含む無線通信方法。
(48)
他の装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
送信電力を変更可能な前記他の装置がデータ送信において、設定される第1の送信電力と基準となる第2の送信電力との比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を、無線通信により制御すること、
を含む無線通信方法。
(49)
コンピュータを、
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
第1のキャリアセンスレベルを設定し、設定した第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて、前記無線通信部がデータ送信に用いるパラメータを制御する制御部と、
として機能させるためのプログラム。
(50)
コンピュータを、
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
キャリアセンスレベルを変更可能な前記他の装置において、設定される第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を生成する制御部と、
として機能させ、
前記無線通信部は、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を前記他の装置に送信する、プログラム。
(51)
コンピュータを、
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
第1の送信電力を設定し、設定した第1の送信電力と基準となる第2の送信電力との比較結果に基づいて、前記無線通信部がデータ送信に用いるパラメータを制御する制御部と、
として機能させるためのプログラム。
(52)
コンピュータを、
他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
送信電力を変更可能な前記他の装置がデータ送信において、設定される第1の送信電力と基準となる第2の送信電力との比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を、前記無線通信部を介して制御する制御部と、
として機能させるためのプログラム。
110 無線通信部
120 記憶部
130 制御部
131 DSC制御部
133 パラメータ制御部
200 HE端末
210 無線通信部
220 記憶部
230 制御部
231 取得部
233 決定部
235 設定部
300 レガシー端末
Claims (20)
- 他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
第1のキャリアセンスレベルを設定し、設定した第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて、前記無線通信部がデータ送信に用いるパラメータを制御する制御部と、
を備える無線通信装置。 - 前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベルが前記第2のキャリアセンスレベルよりも高い場合にデフォルトの前記パラメータを用いるよりも送信機会が減少し、前記第1のキャリアセンスレベルが前記第2のキャリアセンスレベルよりも低い場合にデフォルトの前記パラメータを用いるよりも送信機会が増加するよう前記パラメータを制御する、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、データ送信前の待機時間のうち固定長部分を含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、データ送信前の待機時間のうちランダムに選択される時間長の取り得る値の分布のパラメータを含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、送信可能なデータ量の最大値を含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、送信可能な時間幅の最大値を含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、最大再送回数を含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、束ねて使用可能な単位チャネル数の最大値を含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記パラメータは、使用可能なチャネルを含む、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記制御部は、前記第2のキャリアセンスレベルから前記第1のキャリアセンスレベルへの変更、及び前記パラメータを用いたデータ送信の実行可否を判定する、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記制御部は、送信時刻が送信可能な時間帯として予約された期間に含まれるか否かに基づいて前記実行可否を判定する、請求項10に記載の無線通信装置。
- 前記制御部は、送信するフレームの種類に基づいて前記実行可否を判定する、請求項10に記載の無線通信装置。
- 前記無線通信装置は、前記第1のキャリアセンスレベルを示す情報、及び前記パラメータを示す情報を取得する取得部をさらに備える、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベルと前記第2のキャリアセンスレベルとの差分に応じて前記パラメータを制御する、請求項1に記載の無線通信装置。
- 他の装置との間で無線通信を行う無線通信部と、
キャリアセンスレベルを変更可能な前記他の装置において、設定される第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を生成する制御部と、
を備え、
前記無線通信部は、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を前記他の装置に送信する、無線通信装置。 - 前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベル及び前記パラメータを、前記無線通信部に接続している前記他の装置に関する数の情報に基づいて決定し、
前記数の情報は、キャリアセンスレベルを変更する機能を有さない前記他の装置の数、キャリアセンスレベルを変更する機能を有する前記他の装置の数、キャリアセンスレベルを変更する機能を有さない前記他の装置が送信したフレーム数、又はキャリアセンスレベルを変更する機能を有する前記他の装置が送信したフレーム数を示す情報の少なくともいずれかを含む、請求項15に記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベル及び前記パラメータを、前記他の装置がデータ送信に用いる周波数ごとに決定する、請求項15に記載の無線通信装置。
- 前記制御部は、前記第1のキャリアセンスレベル及び前記パラメータの設定のために前記他の装置において用いられるマージン値及び第2のパラメータの組み合わせを選択する、請求項15に記載の無線通信装置。
- 他の装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
第1のキャリアセンスレベルを設定し、設定した第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて、データ送信に用いるパラメータを制御すること、
を含む無線通信方法。 - 他の装置との間で無線通信を行う無線通信装置において、
キャリアセンスレベルを変更可能な前記他の装置において、設定される第1のキャリアセンスレベルとデフォルトの第2のキャリアセンスレベルとの比較結果に基づいて設定される、前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を生成することと、
前記他の装置がデータ送信に用いるパラメータを設定するための情報を前記他の装置に送信することと、
を含む無線通信方法。
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