JPWO2016002125A1 - 渦流ポンプ - Google Patents

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Abstract

渦流ポンプであって、放射状に並ぶ羽根溝(20)を両面外周縁に形成した円板状のインペラ(2)と、インペラ(2)の外周部を囲む渦流室(13)を有するケーシング(1)とを備える。また、インペラ(2)をケーシング(1)内で回転させる駆動部を備え、回転するインペラ(2)の羽根溝(20)が、ケーシング(1)の渦流室(13)から、液体を送り出す渦流ポンプである。また、ケーシング(1)は、渦流室(13)の内周側にインペラ(2)の両面に対向するライナー部(14)を備える。また、ライナー部(14)とインペラ(2)との対向面のいずれか一方に、緩衝材(4)を備える。

Description

本発明は、カスケードポンプと称される渦流ポンプに関する。
渦流ポンプは、両面外周縁に放射状に並ぶ多数の羽根溝を形成した円板状のインペラと、このインペラの外周部を囲む渦流室を有するケーシングとからなる。そして、インペラをケーシング内で軸回りに回転させた時、各羽根溝が渦流室内において液体に連続的な渦流を発生させることで、渦流ポンプは、液体を繰り返し加圧して、渦流ポンプ外に送り出す。
この渦流ポンプでは、そのケーシングにおける羽根溝を囲んでいる渦流室の内周側に、インペラの両面に微小間隔で対向するライナー部が設けられている。これにより、液体の効果的な加圧が得られる。しかし、この対向間隔は、例えば5〜60μmに設定されている。この対向間隔が狭いために、インペラの位置が軸方向に少しでもずれたならば、金属製インペラが同じく金属製のケーシングのライナー部に接触して、異音を発生させてしまう。
インペラを回転させて液体を送り出している時には、加圧された液体の圧力がインペラの両面にかかる。このため、インペラの軸方向位置は、液圧によって適切に保たれることが多い。しかし、停止している時には、液圧がかからないために、インペラの軸方向位置は、その軸方向遊びの範囲内で不定となる。このため、次に始動させる際に、インペラとライナー部とが接触した状態で、インペラが回転して異音が発生する虞がある。
特許文献1には、インペラの軸が鉛直方向となる立軸タイプであるために、インペラが回転していない時にはインペラが自重で下方に下がるものにおいて、昇降自在な耐摩耗性突起を、インペラの下方側のライナー部に、耐摩耗性環状体を配した渦流ポンプが示されている。
しかしながら、この渦流ポンプでは、耐摩耗性環状体に接触するように耐摩耗性突起の昇降調節を行うことで、インペラとライナー部とが停止時に固着することを防いでいる。このために、起動時には常に耐摩耗性突起が耐摩耗性環状体に接触した状態でインペラが回転する。したがって、異音の発生の抑止とはならない。
実開昭63−51191号公報
このように、従来の渦流ポンプは、起動時に異音が発生するという課題を有している。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、インペラとライナー部の接触による異音発生を簡便に防ぐことができる渦流ポンプを提供する。
本発明に係る渦流ポンプは、放射状に並ぶ羽根溝を両面外周縁に形成した円板状のインペラと、インペラの外周部を囲む渦流室を有するケーシングと、インペラをケーシング内で回転させる駆動部とを備える。また、渦流ポンプは、回転するインペラの羽根溝が、ケーシングの渦流室から、液体を送り出す。また、ケーシングは、渦流室の内周側にインペラの両面に対向するライナー部を備える。また、ライナー部とインペラとの対向面のいずれか一方に、緩衝材を備える。
本発明に係る渦流ポンプにおいては、ケーシングのライナー部とインペラとの対向面のいずれか一方に、緩衝材を配置するだけで、ライナー部とインペラとの接触による異音の発生を抑えることができる。
図1は、本発明の実施の形態の渦流ポンプを示す縦断面図である。 図2は、本発明の実施の形態の渦流ポンプのカバーを外した状態の斜視図である。 図3Aは、本発明の実施の形態の渦流ポンプの緩衝材の正面図である。 図3Bは、本発明の実施の形態の渦流ポンプの緩衝材の正面図である。 図4は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの他例を示す縦断面図である。 図5Aは、本発明の実施の形態の渦流ポンプのインペラを示す正面図である。 図5Bは、本発明の実施の形態の渦流ポンプのインペラを示す断面図である。 図6は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの別の例のインペラを示す断面図である。 図7は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの別の例の緩衝材を示す正面図である。 図8は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの別の例の緩衝材を示す側面図である。 図9は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの更に別の例の緩衝材を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて、詳述する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態の渦流ポンプを示す縦断面図である。図2は、同渦流ポンプのカバーを外した状態の斜視図である。
図1の渦流ポンプは、ケーシング1と、インペラ2とを備えている。インペラ2は、ケーシング1内において、図示しないモータに接続された駆動軸3によって回転される。図1において、メカニカルシール30は、過流室13内の流体が駆動軸3から漏れることを防いでいる。
インペラ2は、円板状で、且つ、外周縁の両面に放射状に並ぶ多数の羽根溝20を備えている。更に、インペラ2は、内周側の座ぐりした凹面部21に、軸方向に貫通する貫通孔22を備えている。凹面部21は、インペラ2と同心の円形もしくはリング状である。
ケーシング1は、モータ側のハウジング11と、ハウジング11の開口部に固定されるカバー12とからなる。インペラ2は、ハウジング11とカバー12との間に配置される。そして、インペラ2における羽根溝20を有する外周部は、ケーシング1に設けられた渦流室13内に位置する。インペラ2の軸方向から見て優円弧状をなす渦流室13は、その一端が吸入口15に連通し、他端が吐出口16に連通する。図2において、17は、吸入口15と吐出口16との間を仕切る隔壁である。
インペラ2における羽根溝20の内周側(凹面部21の外周側)の両面は、ケーシング1に設けたライナー部14に夫々対向している。なお、ライナー部14とインペラ2との間のクリアランスは、5〜60μmに設定されている。
そして、ここでは、ケーシング1におけるカバー12側のライナー部14と対向するインペラ2の両面に、インペラ2と同心で、リング状の緩衝材4を配している。インペラ2の凹面部21に嵌め込むことで装着された緩衝材4には、樹脂製のものが用いられている。特に、POM(polyoxymethylene)、PP(polyepropylene)あるいはPE(Poly Ethylene)といった可撓性の高い樹脂材料からなる緩衝材4が好適に用いられる。
ライナー部14と対向する位置に配された緩衝材4は、その厚みが凹面部21の深さよりもわずかに大きいため、インペラ2の表面から5〜50μmほど突出する。なお、この突出量は、ライナー部14とインペラ2との対向間隔より小さくしているのはもちろんである。
インペラ2の軸方向位置がずれても、金属製のインペラ2とケーシング1のライナー部14との接触は、樹脂製の緩衝材4によって抑制される。
また、緩衝材4は樹脂製であることから、インペラ2が緩衝材4に接触しつつ回転しても、異音は殆ど発生しない。なお、インペラ2の回転が定常回転数領域に達すれば、インペラ2の羽根溝20がケーシング1の渦流室13内で発生させる液圧がインペラ2の両面に加わって、インペラ2の軸方向位置を安定させる。このために、別途、インペラ2および緩衝材4に、衝撃が加わらない限り、インペラ2が緩衝材4と接触することは殆どない。また、送り出す液体がない状態での運転、いわゆる空運転がなされたとしても、緩衝材4は、インペラ2とライナー部14との接触による異音発生や、インペラ2とライナー部14の損傷を抑制することになる。
ここで、緩衝材4をインペラ2の凹面部21に嵌め込むように配しているのは、緩衝材4として、例えば1mm以上の厚みを持つものを使えるようにするためである。インペラ2の表面に5〜50μmほどの厚みの樹脂製フィルムを貼ることで、緩衝材4を設けた場合、耐久性に問題が生じるが、1mm以上の厚みを持つものを使うことにより、この問題を避けることができる。
図3Aおよび図3Bは、本発明の実施の形態の渦流ポンプの緩衝材の正面図である。凹面部21にリング状の緩衝材4を配置するにあたっては、緩衝材4として、図3Aあるいは図3Bに示すように、凹面部21の側壁に当たる小突起40を外周側に設けておくとよい。この場合、小突起40を含めたリング状緩衝材4の外接円の直径は、凹面部21の内径よりも10〜200μm大きい。緩衝材4の弾性が、凹面部21からの緩衝材4の脱落を防ぐ。したがって、組立時あるいは分解時の作業性が良くなる。小突起40は、複数個を周方向にほぼ均等に配置することが、同軸度を維持し、摩耗の偏りを無くす点で有利となる。この時、小突起40の数は3個であることが、偏りを無くすという点や装着作業の点で、望ましい。なお、小突起40の数は4個以上であってもよい。
以上は、インペラ2の両面に緩衝材4を配した例を示した。駆動軸3が鉛直方向を向いた立軸タイプのものであれば、インペラ2を回転させていない時、インペラ2は自重で下降する。そのため、インペラ2とライナー部14との接触は、インペラ2の下面側で発生する。この場合、インペラ2の下面側にのみ緩衝材4を配したものとすればよい。
また、駆動軸3が水平方向を向いた横軸タイプのものにおいても、種々の要因でインペラ2の軸方向の位置ずれが一方向に偏る場合がある。例えば、図1に示す形態においては、インペラ2がカバー12側のライナー部14に接触する事例が多数あるのに対して、ハウジング11側のライナー部14に接触する事例は、これまでのところ見受けられない。また、ケーシング1内面の形状、またはインペラ2の両面の形状等を、インペラ2の軸方向両面において異ならせたりすることで、インペラ2の軸方向の位置ずれを意図的に一方向に偏らせることも可能である。この場合、ライナー部14と接触する虞のある側のインペラ2の片面にのみ緩衝材4を配置すればよい。図4は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの他例を示す縦断面図である。図4の場合、カバー12側のライナー部14にインペラ2が接触する虞が高いものにおいて、カバー12側の面にのみ緩衝材4を配置する。これにより、異音発生を効果的に抑制している。カバー12側に緩衝材4を配置することは、緩衝材4の装着や交換等の作業の点でも有利である。
緩衝材4はインペラ2側にではなく、ケーシング1のライナー部14側に配してもよいのはもちろんである。この場合も、ケーシング1のライナー部14に環状の溝を設けて、この溝内にある程度の厚みを持つ緩衝材4を配置するのが好ましい。ライナー部14表面から緩衝材4が出る高さは前述のように5〜50μmが適当である。
緩衝材4はリング状であることに限定されるものではなく、複数個の突起状の緩衝材4をインペラ2の表面、もしくはライナー部14の表面に点在させてもよい。図5Aは、本発明の実施の形態の渦流ポンプのインペラを示す正面図である。図5Bは、本発明の実施の形態の渦流ポンプのインペラを示す断面図である。図5Aおよび図5Bに示すように、リベット形状の複数個の緩衝材4を、インペラ2に設けた穴に嵌め込み、インペラ2の表面に周方向において等間隔で配置している。これにより、突起状の緩衝材4を容易に設けることができると同時に、緩衝材4の突出高さの管理が容易である。
また、このような緩衝材4の配置は、緩衝材4とライナー部14、もしくはインペラ2との接触による回転摩擦を低減することができる。図6は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの別の例のインペラを示す断面図である。突起状の緩衝材4の先端を、図6に示すように丸めたリベット状のものとすれば、さらに回転摩擦を低減することができる。
図7は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの別の例の緩衝材を示す正面図である。リング状の緩衝材4においては、図7に示すように、インペラ2と接触する側の緩衝材4の表面に円柱形状の緩衝用突起50を配置することが好ましい。この構成によれば、前述と同様に、回転摩擦を低減することができる。
図8は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの別の例の緩衝材を示す側面図である。図8に示すように、緩衝用突起50の先端形状を球面にした緩衝用球面突起51にすることが好ましい。この構成によれば、インペラ2と緩衝材4の平坦面との隙間を確保することが可能となる。そのため、渦流室内の流体に異物が混入した場合に、インペラ2と緩衝材4の隙間に異物がはまり込み難く、インペラ2が停止することを低減することができる。
図9は、本発明の実施の形態の渦流ポンプの更に別の例の緩衝材を示す正面図である。図9に示すように、緩衝用突起50を複数の異なる大きさの同心円(第1同心円52a、第2同心円52b)上に配置することが好ましい。図9の構成によれば、それぞれの円周上に配置された隣り合う緩衝用突起50の間隔(例えば第1緩衝用突起50aと第2緩衝用突起50bとの間隔)が長くなる。このため、インペラ2の回転により、摩耗または切断された緩衝材4の緩衝用突起50の切断片が、インペラ2の回転方向で隣り合う緩衝用突起50までに軌道をはずれ、緩衝用突起50とインペラ2の隙間にはまり込み難くなる。この結果、異物混入によるインペラ2の停止を抑制することができる。
なお、図9の構成は、具体的には以下のように説明できる。複数の緩衝用突起50は、第1緩衝用突起50aおよび第2緩衝用突起50bからなる。第1緩衝用突起50aは第1同心円52a上に配置され、第2緩衝用突起50bは第2同心円52b上に配置される。第1同心円52aの中心53と、第2同心円52bの中心53とは同じである。第1同心円52aの大きさと、第2同心円52bの大きさとが異なる。
以上のように、本実施の形態の渦流ポンプは、放射状に並ぶ羽根溝20を両面外周縁に形成した円板状のインペラ2と、インペラ2の外周部を囲む渦流室13を有するケーシング1と、インペラ2をケーシング1内で回転させる駆動軸3に相当する駆動部とを備える。また、渦流ポンプは、回転するインペラ2の羽根溝20が、ケーシング1の渦流室13から、液体を送り出す。また、ケーシング1は、渦流室13の内周側にインペラ2の両面に対向するライナー部14を備える。また、ライナー部14とインペラ2との対向面のいずれか一方に、緩衝材4を備える。これにより、ライナー部14とインペラ2との接触による異音の発生を抑えることができる。
また、緩衝材4は、ライナー部14もしくはインペラ2に形成された凹面部21に相当する凹部に嵌め込まれたものであり、緩衝材の厚みは凹部の深さよりも大であればよい。また、緩衝材の厚みと凹部の深さとの差分が、ライナー部14とインペラ2との間の対向間隔より小であればよい。これにより、インペラ2の軸方向位置がずれても、インペラ2とケーシング1のライナー部14との接触は、緩衝材4によって抑制される。
また、凹部の深さに対して緩衝材の厚みが5〜50μm大きくてよい。これにより、インペラ2の軸方向位置がずれても、インペラ2とケーシング1のライナー部14との接触は、緩衝材4によって抑制される。
また、緩衝材4は、インペラ2と同心に配されたリング状であってよい。これにより、ライナー部14とインペラ2との接触による異音の発生を抑えることができる。
また、凹部はインペラ2と同心の円形もしくはリング状であり、緩衝材4はインペラ2と同心のリング状で、且つ、凹部の側壁に接する複数の突起を外周に備えていてよい。これにより、凹部21からの緩衝材4の脱落を防ぐことができる。
また、複数の突起は、リング状の緩衝材4の周方向において等間隔に設けられていてよい。これにより、同軸度を維持し、突起の摩耗の偏りを無くすことができる。
また、緩衝材4は、ライナー部14もしくはインペラ2の表面の複数箇所に配された突起状のものであってよい。これにより、緩衝材4を容易に設けることができると同時に、緩衝材4の突出高さの管理が容易である。
また、緩衝材4は、ライナー部14もしくはインペラ2に形成された凹部に嵌め込まれているリベット状のものであってよい。これにより、渦流ポンプの回転摩擦を低減することができる。
また、緩衝材4は、インペラ2と同心に配されたリング状であり、緩衝材4の表面に、複数の緩衝用突起50を設けたものであってよい。これにより、渦流ポンプの回転摩擦を低減することができる。
また、複数の緩衝用突起50は、球面形状を有してよい。これにより、インペラ2と緩衝材4の平坦面との隙間を確保することが可能となる。そのため、渦流室内の流体に異物が混入した場合に、インペラ2と緩衝材4の隙間に異物がはまり込み難く、インペラ2が停止することを低減することができる。
また、複数の緩衝用突起50は、複数の異なる大きさの同心円上に配置されたものであってよい。これにより、それぞれの円周上に配置された隣り合う緩衝用突起50の間隔が長くなる。このため、インペラ2の回転により摩耗または切断された緩衝材4の緩衝用突起50の切断片が、インペラ2の回転方向で隣り合う緩衝用突起50までに軌道をはずれ、緩衝用突起50とインペラ2の隙間にはまり込み難くなる。この結果、異物混入によるインペラ2の停止を抑制することができる。
また、複数の緩衝用突起50は、第1緩衝用突起50aおよび第2緩衝用突起50bからなってよい。第1緩衝用突起50aは、第1同心円52a上に配置され、第2緩衝用突起50bは、第2同心円52b上に配置される。第1同心円52aの中心と第2同心円52bの中心は同じで、第1同心円52aの大きさと第2同心円52bの大きさが異なる。これにより、それぞれの円周上に配置された隣り合う緩衝用突起50の間隔(例えば第1緩衝用突起50aと第2緩衝用突起50bとの間隔)が長くなる。このため、インペラ2の回転により摩耗または切断された緩衝材4の緩衝用突起50の切断片が、インペラ2の回転方向で隣り合う緩衝用突起50までに軌道をはずれ、緩衝用突起50とインペラ2の隙間にはまり込み難くなる。この結果、異物混入によるインペラ2の停止を抑制することができる。
本発明に係る渦流ポンプは、井戸等における地下水の汲み上げ等に使用される。本発明に係る渦流ポンプは、インペラとインペラの外周部を囲む渦流室を有するケーシングに、インペラと対向するように備えられたライナーが接触する際に、発生する異音を低減することができる。したがって、同様のインペラとライナーを有する渦流ポンプ等に有用である。
1 ケーシング
2 インペラ
3 駆動軸
4 緩衝材
11 ハウジング
12 カバー
13 渦流室
14 ライナー部
15 吸入口
16 吐出口
17 隔壁
20 羽根溝
21 凹面部
22 貫通孔
30 メカニカルシール
40 小突起
50 緩衝用突起
50a 第1緩衝用突起
50b 第2緩衝用突起
51 緩衝用球面突起
52a 第1同心円
52b 第2同心円
53 中心

Claims (12)

  1. 放射状に並ぶ羽根溝を両面外周縁に形成した円板状のインペラと、
    前記インペラの外周部を囲む渦流室を有するケーシングと、
    前記インペラを前記ケーシング内で回転させる駆動部とを備え、
    回転する前記インペラの前記羽根溝が、前記ケーシングの前記渦流室から、液体を送り出す渦流ポンプであって、
    前記ケーシングは、前記渦流室の内周側に前記インペラの両面に対向するライナー部を備え、
    前記ライナー部と前記インペラとの対向面のいずれか一方に、緩衝材を備える渦流ポンプ。
  2. 前記緩衝材は、前記ライナー部もしくは前記インペラに形成された凹部に嵌め込まれたものであり、
    前記緩衝材の厚みは前記凹部の深さよりも大であり、
    前記緩衝材の前記厚みと前記凹部の前記深さとの差分が、前記ライナー部と前記インペラとの間の対向間隔より小である請求項1に記載の渦流ポンプ。
  3. 前記凹部の前記深さに対して前記緩衝材の前記厚みが5〜50μm大きい請求項2に記載の渦流ポンプ。
  4. 前記緩衝材は、前記インペラと同心に配されたリング状である請求項1に記載の渦流ポンプ。
  5. 前記凹部は前記インペラと同心の円形もしくはリング状であり、
    前記緩衝材は前記インペラと同心のリング状で、且つ、前記凹部の側壁に接する複数の突起を外周に備えている請求項2に記載の渦流ポンプ。
  6. 前記複数の突起は、リング状の前記緩衝材の周方向において等間隔に設けられている請求項5に記載の渦流ポンプ。
  7. 前記緩衝材は、前記ライナー部もしくは前記インペラの表面の複数箇所に配された突起状のものである請求項1に記載の渦流ポンプ。
  8. 前記緩衝材は、前記ライナー部もしくは前記インペラに形成された凹部に嵌め込まれているリベット状のものである請求項7に記載の渦流ポンプ。
  9. 前記緩衝材は、前記インペラと同心に配されたリング状であり、
    前記緩衝材の表面に、複数の緩衝用突起を設けた請求項1に記載の渦流ポンプ。
  10. 前記複数の緩衝用突起は、球面形状を有する請求項9に記載の渦流ポンプ。
  11. 前記複数の緩衝用突起は、複数の異なる大きさの同心円上に配置された請求項9に記載の渦流ポンプ。
  12. 前記複数の緩衝用突起は、第1緩衝用突起および第2緩衝用突起からなり、
    上記第1緩衝用突起は、第1同心円上に配置され、
    上記第2緩衝用突起は、第2同心円上に配置され、
    上記第1同心円の中心と上記第2同心円の中心は同じで、上記第1同心円の大きさと上記第2同心円の大きさが異なる請求項9に記載の渦流ポンプ。
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