JPWO2015198810A1 - 無線通信装置、無線通信システムおよび通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は無線通信装置に関し、配下の無線通信装置との間で通信を行う無線通信装置であって、配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節して配下の無線通信装置に通知する制御部を備え、制御部は、推定したチャネル品質が高くなれば量子化ビット数を大きくするように調節する。
Description
本発明は無線通信装置に関し、特に、デジタル伝送方式でチャネル情報を基地局にフィードバックする無線通信装置に関する。
近年、無線通信においてはデジタル伝送方式が主流になっている。デジタル伝送方式を採用する無線通信装置は、アナログの送信対象データに対して、アナログ値から送信信号を生成する場合に、量子化、二進符号化、およびシンボルマッピングの各信号処理を行う。このような処理については非特許文献1に開示がある。
ここで量子化とは、連続量であるアナログ値を整数等の離散値に近似的に置換する処理である。二進符号化とは、量子化により得られた離散値を二進数(すなわち、ビット列)に変換する処理である。シンボルマッピングとは、二進符号化により得られたビット列を送信シンボルに変換(すなわち、デジタル変調)する処理である。
上述したデジタル伝送方式は、誤り訂正符号等が適用できるので、伝送チャネルの雑音や干渉に対する耐性が高いものの、送信対象データの分解能を上げるためには送信ビット長を長くする必要があるため、チャネル容量が逼迫するという問題がある。逆に、チャネル容量を遠慮して、短いビット長に設定すると、チャネル品質が良くなってチャネル容量が十分ある場合にも、チャネル容量を十分に利用できず、分解能を低下させるという問題がある。
3GPP技術仕様「TS36.211 V11.1.0」2012年12月
上述したデジタル伝送方式では、ユーザ端末で測定したチャネル情報(CSI)を基地局にフィードバックするが、その際には、予め定めた固定のビット数でCSIを量子化するので、量子化誤差も固定され、CSIの精度が一定に維持されるという利点がある。しかし、チャネル状況が良い場合にもCSIの精度が変わらないので、伝送性能の向上が期待できないという問題がある。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、デジタル伝送方式でチャネル情報を基地局にフィードバックする場合であっても、チャネル状況に応じて伝送性能を向上できる無線通信装置を提供する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、配下の無線通信装置との間で通信を行う無線通信装置であって、前記配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、前記配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節して前記配下の無線通信装置に通知する制御部を備え、前記制御部は、推定したチャネル品質が高くなれば前記量子化ビット数を大きくするように調節する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、前記制御部が、前記量子化ビット数の動的な調節に合わせて、前記配下の無線通信装置で量子化後のチャネル情報を送信する際の変調方式およびコーディングレートを動的に調節する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、前記制御部が、チャネル品質の数値範囲を段階的に設定し、該数値範囲ごとに前記量子化ビット数を対応付け、推定したチャネル品質が、いずれかの数値範囲内にある場合には、その数値範囲に対応付けられた前記量子化ビット数を、推定したチャネル品質に対応する量子化ビット数として決定し、決定した量子化ビット数の情報を前記配下の無線通信装置に通知する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、前記制御部が、チャネル品質の数値範囲を段階的に設定し、該数値範囲ごとに前記変調方式およびコーディングレートを対応付け、推定したチャネル品質が、いずれかの数値範囲内にある場合には、その数値範囲に対応付けられた前記変調方式および前記コーディングレートを、推定したチャネル品質に対応する変調方式およびコーディングレートとして決定し、決定した変調方式およびコーディングレートの情報を前記配下の無線通信装置に通知する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、前記制御部が、チャネル品質の数値範囲を段階的に設定し、該数値範囲ごとに前記量子化ビット数、前記変調方式および前記コーディングレートを対応付けると共に、チャネル品質の数値範囲ごとにインデックスを割り付け、推定したチャネル品質が、いずれかの数値範囲内にある場合には、その数値範囲に対応付けられた前記量子化ビット数、前記変調方式および前記コーディングレートを、推定したチャネル品質に対応する量子化ビット数、変調方式およびコーディングレートとして決定し、割り付けられたインデックスの情報を前記配下の無線通信装置に通知する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、前記制御部が、動的に調節した前記量子化ビット数を前記配下の無線通信装置に通知した後、一定の期間内に前記配下の無線通信装置からの肯定応答信号を受信しない場合は、再び同じ量子化ビット数を前記配下の無線通信装置に通知する動作を繰り返し、繰り返しの回数が、予め定めた回数を超えた場合は、動的に調節した前記量子化ビット数を前記配下の無線通信装置に通知する動作を中止する。
本発明に係る無線通信装置の一態様は、前記制御部が、前記チャネル品質の推定間隔を前記チャネル品質の変化の速さに従って動的に調整する。
本発明に係る無線通信システムの一態様は、無線通信装置と、前記無線通信装置の配下の無線通信装置と、を備えた無線通信システムであって、前記無線通信装置は、前記配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、前記配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節して前記配下の無線通信装置に通知する制御部を備え、前記制御部は、推定したチャネル品質が高くなれば前記量子化ビット数を大きくするように調節する。
本発明に係る無線通信システムの一態様は、前記配下の無線通信装置が、前記無線通信装置から前記量子化ビット数の情報が与えられない場合は、前回与えられた量子化ビット数の情報またはデフォルトで定めた量子化ビット数の情報を用いてチャネル情報を量子化する。
本発明に係る無線通信システムの一態様は、前記制御部が、前記量子化ビット数の動的な調節に合わせて、前記配下の無線通信装置で量子化後のチャネル情報を送信する際の変調方式およびコーディングレートを動的に調節して前記配下の無線通信装置に通知し、前記配下の無線通信装置は、前記無線通信装置から前記変調方式および前記コーディングレートの情報が与えられない場合は、前回与えられた変調方式およびコーディングレートの情報またはデフォルトで定めた変調方式およびコーディングレートの情報を用いて前記量子化後のチャネル情報を送信する。
本発明に係る通信制御方法の一態様は、配下の無線通信装置との間で通信を行う無線通信装置での通信制御方法であって、前記配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定するステップ(a)と、推定した前記チャネル品質に基づいて、前記配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節するステップ(b)と、を備え、前記ステップ(b)は、推定したチャネル品質が高くなれば前記量子化ビット数を大きくするように調節するステップを含んでいる。
本発明によれば、チャネル状況に応じて伝送性能を向上できる無線通信装置を得ることができる。
<はじめに>
発明の実施の形態の説明に先だって、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化されているLTE(Long Term Evolution)について説明する。
発明の実施の形態の説明に先だって、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化されているLTE(Long Term Evolution)について説明する。
図1は、LTEシステムの構成図である。図1に示すように、LTEシステムは、複数のUE(User Equipment)100と、E-UTRAN(Evolved-UMTS Terrestria1 Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含んでいる。E−UTRAN10は無線アクセスネットワークに相当し、EPC20はコアネットワークに相当する。E−UTRAN10およびEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
UE100は、移動型の通信装置であり、接続先のセル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node-B)を含んでいる。eNB200は基地局に相当する。eNB200は、1または複数のセルを管理しており、自らが管理するセルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他にUE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御およびスケジューリングのための測定制御機能と、を有している。
EPC20は、複数のMME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving―Gateway)300を含んでいる。
MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノートであり、交換局に相当する。MME/S−GW300により構成されるEPC20は、eNB200を収容する。
eNB200は、インターフェイスX2を介して相互に接続される。また、eNB200は、インターフェイスSIを介してMME/S−GW300と接続される。
図2は、UE100の構成を示すブロック図である。図2に示すようにUE100は、複数のアンテナ101と、無線送受信機110と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160とを有している。なお、UE100は、GNSS受信機130を有していなくても良い。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160'としても良い。
複数のアンテナ101および無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ101から送信する送信部111を含んでいる。また、無線送受信機110は、複数のアンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する受信部112を含んでいる。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、および各種ボタンなどを含んでいる。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。
GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調および符号化・復号などの信号処理を行う信号処理部161と、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の制御を行う制御部162と、を含んでいる。
ここで、後に説明するように、UE100が測定したチャネル情報(CSI)を、デジタルフィードバックによりeNB200に伝送するので、信号処理部161にはデジタル伝送処理部を有している。
デジタル伝送処理部は、現行の3GPP規格に従ったデジタル伝送方式により送信信号を生成する。
プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでも良い。プロセッサ160は、後述する各種の制御を実行する。
図3は、eNB200の構成を示すブロック図である。図3に示すようにeNB200は、複数のアンテナ201と、無線送受信機210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有している。メモリ230およびプロセッサ240は、基地局側制御部を構成する。
複数のアンテナ201および無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ201から送信する送信部211を含んでいる。また、無線送受信機210は、複数のアンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する受信部212を含んでいる。
ネットワークインターフェイス220は、インターフェイスX2(図1)を介して隣接するeNB200と接続され、インターフェイスSI(図1)を介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、インターフェイスX2上で行う通信およびインターフェイスSI上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調および符号化・復号などの信号処理を行う信号処理部241と、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の制御を行う制御部242と、を含んでいる。プロセッサ240は、後述する各種の制御を実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックを示す図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1〜レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Media Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含んでいる。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含んでいる。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、およびリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、およびハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))、および割当てリソースブロックを決定するスケジューラを含んでいる。
RLCレイヤは、MACレイヤおよび物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、および暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立および解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100は接続状態(RRC connected state)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRC idle state)である。
RRCレイヤの上位に位置するNAS(Non-Access Stratum)レイヤは、セッション管理およびモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成され、各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さはlmsecであり、各スロットの長さは0.5msecである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリアおよび1つのシンボルによって構成される無線リソース単位は、リソースエレメント(RE)と称される。
UE100に割当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(またはスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームの残りの区間は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。
PDCCHは、制御信号を搬送する。制御信号は、例えば、上りリンクSI(Scheduling Information)、下りリンクSI、TPCビットを含む。上りリンクSIは上りリンク無線リソースの割当てを示す情報であり、下りリンクSIは、下りリンク無線リソースの割当てを示す情報である。TPCビットは、上りリンクの送信電力の増減を指示する情報である。これらの情報は、下りリンク制御情報(DCI)と称される。
PDSCHは、制御信号および/またはユーザデータを搬送する。例えば、下りリンクのデータ領域は、ユーザデータにのみ割当てられても良く、ユーザデータおよび制御信号が多重されるように割当てられても良い。
また、下りリンクにおいて、各サブフレームには、セル固有参照信号(CRS)およびチャネル情報参照信号(CSI−RS)が分散して設けられる。CRSおよびCSI−RSのそれぞれは、所定の直交信号系列により構成される。eNB200は、複数のアンテナ201のそれぞれからCRSおよびCSI−RSを送信する。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される制御領域である。また、各サブフレームにおける周波数方向の中央部は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
PUCCHは、制御信号を搬送する。制御信号は、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、SR(Scheduling Request)、ACK/NACKなどである。
CQIは、下りリンクのチャネル品質を示すインデックスであり、下りリンク伝送に使用すべき推奨変調方式および符号化率の決定等に使用される。PMIは、下りリンクの伝送のために使用することが望ましいプレコーダマトリックスを示すインデックスである。RIは、下りリンクの伝送に使用可能なレイヤ数(ストリーム数)を示すインデックスである。SRは、上りリンク無線リソース(リソースブロック)の割当てを要求する情報である。ACK/NACKは、下りリンクの物理チャネル(例えばPDSCH)を介して送信される信号の復号に成功したか否かを示す情報である。
CQI、PMIおよびRIは、UE100が下り参照信号(CRSおよび/またはCSI−RS)を利用してチャネル推定を行い、得られたチャネル情報(CSI:Channel State Information)に相当する。
PUSCHは、制御信号および/またはユーザデータを搬送する。例えば、上りリンクのデータ領域は、ユーザデータにのみ割当てられても良く、ユーザデータおよび制御信号が多重されるように割当てられても良い。
また、上りリンクにおいて、各サブフレームの所定のシンボルには、サウンディング参照信号(SRS)および復調参照信号(DMRS)が設けられる。SRSおよびDMRSのそれぞれは、所定の直交信号系列により構成される。
以上、図1〜図5を用いて説明したLTEへの適用を例として、以下、実施の形態について説明する。
<実施の形態>
UE100は、測定したチャネル情報(CSI)を、デジタル伝送方式によりeNB200にフィードバックする。本実施の形態においては、eNB200が、UE100からのCSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、UE100においてCSIを量子化する際に使われる量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCSを動的に調節してUE100に通知する。
UE100は、測定したチャネル情報(CSI)を、デジタル伝送方式によりeNB200にフィードバックする。本実施の形態においては、eNB200が、UE100からのCSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、UE100においてCSIを量子化する際に使われる量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCSを動的に調節してUE100に通知する。
UE100からのCSIのフィードバックは、通常、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)または物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)を用いて行われるが、これらのチャネル品質を推定する。
図6は、本実施の形態におけるチャネル品質の推定値に基づく量子化ビット数およびMCSの動的処理の制御動作を説明するフローチャートである。
図6に示されるように、eNB200は、CSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定する(ステップS1)。
チャネル品質は、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)またはSNR(signal to noise ratio)で定義され、PUCCHおよびPUSCHのチャネル品質は、サウンディング参照信号(SRS)および/または復調参照信号(DMRS)を用いて推定できる。なお、PUCCHに関しては、eNB200が自ら管理しているセルの混みあい状況からチャネル品質を補助的に推定することも考えられる。
ここで、本発明におけるCSIとしては、チャネル行列、チャネル共分散行列等の「原始」の情報が考えられるが、本発明の効果を奏するのであれば、これらに限定されるものではない。図7には3行3列のチャネル行列の一例を示す。なお、チャネル行列中の各要素a11〜a33は複素数で表される。
次に、推定したチャネル品質に基づいて、UE100においてCSIを量子化する際に使われる量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCS(Modulation and Coding Scheme)を決定し、所定の記憶部、例えば図3に示したメモリ230に記憶する(ステップS2)。
ここで、量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCSは、チャネル品質と量子化ビット数、チャネル品質とMCSとの対応表を予め準備しておくことで、容易に決定することができる。
図8には、チャネル品質と量子化ビット数の対応表の一例を示しており、ここでは、チャネル品質をSINRで定義した場合を示している。図8において、例えば、SINRが−10dB未満の場合は量子化ビット数が2ビットに決定され、SINRが−10dB以上、−5dB未満の場合は量子化ビット数が3ビットに決定されるように、チャネル品質の値(ここではSINRの値)が大きくなり、チャネル状況が良くなると、量子化ビット数を大きくするように対応表が作成されている。
これは、チャネル品質が低い場合、すなわちノイズや干渉が多い場合には少ないビット数でCSIを量子化し、フィードバック情報量を減らし、逆に、チャネル品質が高い場合には、高いビット数でCSIを量子化することでCSIの精度を高め、量子化誤差を低減することで、結果的に伝送性能を高めるためである。
図9には、チャネル品質とMCSとの対応表の一例を示しており、ここでは、チャネル品質をSINRで定義した場合を示している。図9において、例えば、SINRが−10dB未満の場合は、変調方式がBPSK(Binary Phase Shift Keying)で、コーディングレートが1/3に決定され、SINRが−10dB以上、−5dB未満の場合は、変調方式がBPSKで、コーディングレートが2/3に決定される。このように、チャネル品質の値(ここではSINRの値)が大きくなり、チャネル状況が良くなると、一度により多くの情報を送信できる変調方式およびコーディングレートが決定されるように対応表が作成されている。ここで言うコーディングレートとはターボ符号のコーディングレートを指すが、以下においてもターボ符号のコーディングレートを単にコーディングレートと呼称する。なお、ターボ符号以外のチャネルコーディング方法が用いられる場合では、利用されるコーディング方法の誤り訂正能力を動的に調整すれば良い。例えば、SINRが−10dB未満の場合は、コーディングレートが1/3のターボ符号と同等の誤り訂正能力に調整し、SINRが−10dB以上、−5dB未満の場合は、コーディングレートが2/3のターボ符号と同等の誤り訂正能力に調整すれば良い。
これは、チャネル品質が低い場合には少ないビット数でCSIを量子化するので、オーバーヘッドは少なく、この場合の変調方式およびコーディングレートには、一度に多くの情報を送る能力は要求されないが、チャネル品質が高い場合には、高いビット数でCSIを量子化するので、オーバーヘッドが多くなり、この場合の変調方式およびコーディングレートには、一度により多くの情報を送る能力が要求されるためである。
なお、図9においては、チャネル品質が高くなるにつれて、変調方式がBPSKからQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)に、QPSKからQAM(Quadrature Amplitude Modulation)に変わり、QAMにおいても、チャネル品質が高くなるにつれて、16QAM、64QAM、256QAMのように変わる例を示している。なお、図8および図9に示した対応表は一例であり、これに限定されるものではない。
ここで、図6の説明に戻る。量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCSを決定した後は、決定した量子化ビット数およびMCSを所定の記憶部から読み出して、UE100に通知する(ステップS3)。
この場合、決定した量子化ビット数およびMCSをそれぞれUE100に通知しても良いが、例えば、図8、9に示したようなチャネル品質と量子化ビット数の対応表、およびチャネル品質とMCSとの対応表である場合、量子化ビット数を通知するには4ビットのデータが必要であり、MCSを通知するには4ビットのデータが必要であり、合計8ビットのデータを送る必要があり、オーバーヘッドが増えることとなる。
そこで、量子化ビット数とMCSとの組み合わせのパターンを予め設定し、当該組み合わせにごとにインデックス(「ジョイントインデックス」と呼称)を割り付け、量子化ビット数とMCSとの組み合わせに対するインデックスの対応表(「ジョイントテーブル」と呼称)を予めUE100に記憶させておく。そして、eNB200で量子化ビット数およびMCSを決定した後は、両者の組み合わせに対応するジョイントインデックスの情報をUE100に通知することで、オーバーヘッドを低減することができる。
図10にはジョイントテーブルの一例を示しており、例えば、ジョイントインデックス0には、量子化ビット数が2ビット、変調方式がBPSKで、コーディングレートが1/3の組み合わせが対応している。
UE100では、通知されたインデックス番号に基づいてジョイントテーブルを参照し、対応する量子化ビット数およびMCSを取得する。
なお、1つの通信セッションの期間中に、最初に上記インデックスをUE100に通知した後は、次に通知する場合は、先のインデックスとの差分の情報だけを通知するようにしても良い。
例えば、1ビットの情報で、「0」の場合は先のインデックスよりも1段下げ、「1」の場合は先のインデックスよりも1段上げるなどの通知の仕方をしても良い。この情報量を2ビットにすれば、先のインデックスよりも2段下げる、2段上げるなどの通知も可能となる。
なお、量子化ビット数およびMCS(またはジョイントインデックス)の情報をUE100に送信するには、DCI(Downlink Control Information)、MCE(MAC Control Element)またはRRC(Radio Resource Control)シグナリング等を利用する。
ここで再び図6の説明に戻る。量子化ビット数およびMCS(またはジョイントインデックス)の情報を受信したUE100は、eNB200にACK(肯定応答)信号を送信する(ステップS4)。
eNB200では、UE100に量子化ビット数およびMCS(またはジョイントインデックス)の情報を通知した後は、ACK信号の受信を所定期間待ち(ステップS5)、所定期間内にACK信号を受信した場合はステップS8に進み、所定期間内にACK信号を受信できなかった場合はタイムアウトして、再び、UE100にステップS3の通知を行う。
一方、ACK信号を送信したUE100は、eNB200から通知された量子化ビット数の情報に基づいてCSI情報を量子化し(ステップS6)、また、MCSの変調方式およびコーディングレートを用いて、量子化後のCSI情報をeNB200にフィードバックする(ステップS7)。
量子化後のCSI情報を受けたeNB200では、ステップS8において、所定の記憶部に記憶された量子化ビット数およびMCS(UE100に通知したもの)に従ってCSIを復調し、デコーディングする。なお、eNB200が記憶された量子化ビット数、MCS、およびUE100が受信した量子化ビット数やMCSは通信セッションが終了すると全てリセット(クリア)される。
そして、フィードバックされたCSIに基づいてダウンリンク送信用のプリコーダを生成する(ステップS9)。
以上説明したように、eNB200が、UE100からのCSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、UE100においてCSIを量子化する際に使われる量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCSを動的に調節してUE100に通知するので、チャネル状況が良い場合にはUE100からフィードバックされるCSIの精度が高くなり、伝送性能の向上が期待できる。
なお、以上の説明においては、eNB200が、UE100からのCSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、UE100においてCSIを量子化する際に使われる量子化ビット数および量子化後のCSIを送信する際のMCSを動的に調節するものとして説明したが、量子化ビット数のみを動的に調節する構成とし、MCSはデフォルトで定めた変調方式-コーディングレート(例えば、QPSK−1/3)や、既存のMCSの仕組み(PUSCHを利用してCSIをフィードバックする場合)を利用しても良い。
なお、図6を用いて説明したチャネル品質の推定値に基づく量子化ビット数およびMCSの動的処理の制御動作は、eNB200のプロセッサ240の制御部242による動作である。
<変形例1>
図6を用いて説明した量子化ビット数およびMCSの動的処理では、ステップS5でACK信号を受信できなかった場合は、タイムアウトを繰り返し、その回数に制限は設けられていない例を示したが、タイムアウトの回数に閾値を設け、閾値を超えると、量子化ビット数およびMCS(またはジョイントインデックス)の通知を中止する構成としても良い。
図6を用いて説明した量子化ビット数およびMCSの動的処理では、ステップS5でACK信号を受信できなかった場合は、タイムアウトを繰り返し、その回数に制限は設けられていない例を示したが、タイムアウトの回数に閾値を設け、閾値を超えると、量子化ビット数およびMCS(またはジョイントインデックス)の通知を中止する構成としても良い。
より具体的には、図6に示したフローチャートのステップS3とステップS5との間に、図11に示すステップS11、S12およびS13のステップを加えた構成としても良い。
図11に示すように、ステップS3で量子化ビット数およびMCSをUE100に通知した後、タイムアウトの回数が閾値を超えているか否かを判定する(ステップS11)。
そして、タイムアウトの回数が閾値未満である場合は、UE100からのACK信号の受信を所定期間待ち(ステップS5)、所定期間内にACK信号を受信できなかった場合はタイムアウトして、再び、UE100にステップS3の通知を行うと共に、タイムアウトのカウントを1つ増やし、ステップS11の判定を待つ(ステップS12)。
一方、ステップS11でタイムアウトの回数が閾値を超えていると判定された場合は、量子化ビット数およびMCSの通知を中止する(ステップS13)。
このような構成を採ることで、UE100からのACK信号を受信できない場合に、量子化ビット数およびMCSの通知動作が無制限に繰り返されることを防止できる。なお、カウントされるタイムアウトの回数は通信セッションが終了するとリセットされる。
また、eNB200が上記構成を採る場合、UE100では量子化ビット数およびMCSの情報が受信できない場合が生じるが、その場合は、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報があれば、それを利用し、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報がない(現在のセッション中に1回も受信していない)場合は、デフォルトで定めた量子化ビット数(例えば、4ビット)を用いてCSI情報を量子化し、量子化後のCSI情報をデフォルトで定めた変調方式-コーディングレート(例えば、QPSK−1/3)でeNBにフィードバックする構成とすれば良い。
より具体的には、図6に示したフローチャートのステップS6とステップS7に、図12に示すステップS16〜S17を加えた構成とすれば良い。
図12に示すように、UE100では、量子化ビット数およびMCSの情報を受信したか否かの判定を行い(ステップS16)、量子化ビット数およびMCSの情報を受信した場合には、量子化ビット数の情報に基づいてCSI情報を量子化し(ステップS6)、また、MCSの変調方式およびコーディングレートを用いて、量子化後のCSI情報をeNB200にフィードバックする(ステップS7)。
一方、ステップS16で量子化ビット数およびMCSの情報を受信できていないと判定される場合は、ステップS17において、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報があるか否かを判定する。
そして、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報がある場合は、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報を読み出して利用する(ステップS18)。一方、ステップS17において、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報がない(現在のセッション中に1回も受信していない)と判定される場合は、デフォルトで定めた量子化ビット数およびMCSの情報を読み出して利用する(ステップS19)。
その後は、ステップS6では、前回受信した量子化ビット数またはデフォルトで定めた量子化ビット数を用いてCSI情報を量子化し、ステップS7では、前回受信した変調方式およびコーディングレートまたはデフォルトで定めた変調方式およびコーディングレートを用いて、量子化後のCSI情報をeNB200にフィードバックする。
上記のように、UE100が、前回受信した値やデフォルト値を用いた場合は、eNB200では、量子化後のCSIの復調やデコーディングができない場合がある。これは、自らが送った量子化ビット数およびMCSとは異なる、量子化ビット数およびMCSでCSIが処理されているためである。
この場合、eNB200では、前回送った量子化ビット数およびMCSで復調、デコーディングを試み、できなければ、デフォルトで定めた量子化ビット数およびMCSでCSIを復調しデコーディングする。
なお、UE100は、上記のようにデフォルト値や前回使用した値を用いた場合には、その旨をeNB200に通知する構成としても良い。この場合は、eNB200でのCSIの復調およびデコーディングの試行に費やす時間を短縮できる。
<変形例2>
LTEの規格においては、UE100からのCSIのフィードバックを周期的に行う場合と、非周期的に行う場合とが規定されている。図6を用いて説明した量子化ビット数およびMCSの動的処理は、CSIのフィードバックのタイミングになる度に実行すれば、周期および非周期の両方のCSIのフィードバックに対応できるが、明確にするために、CSIのフィードバックが非周期的な場合について図13を用いて説明する。
LTEの規格においては、UE100からのCSIのフィードバックを周期的に行う場合と、非周期的に行う場合とが規定されている。図6を用いて説明した量子化ビット数およびMCSの動的処理は、CSIのフィードバックのタイミングになる度に実行すれば、周期および非周期の両方のCSIのフィードバックに対応できるが、明確にするために、CSIのフィードバックが非周期的な場合について図13を用いて説明する。
すなわち、図13に示すように、eNB200は、ステップS1で、CSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定する前に、UE100に対してCSIのフィードバックを要求する(ステップS0)。なお、チャネルの品質を推定した後にCSIのIフィードバックを要求しても良い。また、ステップS1〜S9の処理は、図6と同じであるので説明は省略する。
<変形例3>
チャネル品質の推定は、CSIのフィードバックの周期より長い周期で行っても良い。その場合はチャネル品質の推定が実行されるたびに、適当な周期または必要に応じて(チャネル品質に変化があったような場合)、量子化ビット数およびMCSを動的に調整するようにしても良い。
チャネル品質の推定は、CSIのフィードバックの周期より長い周期で行っても良い。その場合はチャネル品質の推定が実行されるたびに、適当な周期または必要に応じて(チャネル品質に変化があったような場合)、量子化ビット数およびMCSを動的に調整するようにしても良い。
チャネル品質の変動の速さ(一定期間内の変化量)がCSIのフィードバックの周期と比べて十分遅い環境下においては上記のような構成を採ることで、チャネル品質の推定に伴う処理負荷や、量子化ビット数およびMCSの通知に伴うオーバーヘッドを削減できる。
<変形例4>
チャネル品質の推定と、量子化ビット数およびMCSの通知は、CSIのフィードバックの周期とは無関係に、一定の間隔で周期的に行っても良い。
チャネル品質の推定と、量子化ビット数およびMCSの通知は、CSIのフィードバックの周期とは無関係に、一定の間隔で周期的に行っても良い。
より具体的には、図6に示したフローチャートのステップS1〜S3の部分に、図14に示すステップS21およびS22のステップを加えた構成とすれば良い。
すなわち、図14に示すように、eNB200は、ステップS1に先だって、CSIのフィードバックに使用されるアップリンクのチャネルのチャネル品質を推定する時間になったか否かを確認する(ステップS21)。
そして、当該時間に達した場合はステップS1の処理を実行し、当該時間に達していない場合は待機する。
ステップS1でチャネル品質を推定した後は、当該推定値が、前回の推定値と同じか否かを判定する(ステップS22)。
そして、ステップS22で前回の推定値と同じではないと判定された場合は、ステップS2の処理を行い、量子化ビット数およびMCSをUE100に通知する(ステップS3)。また、この場合では、今回の推定値を記憶し、次回推定する際の比較対象とする。
一方、ステップS22で前回の推定値と同じと判定された場合は、量子化ビット数およびMCSの通知は行わず、今回の推定値は記憶しない。すなわち、比較対象の前回推定値を更新しない。なお、UE100は量子化ビット数およびMCSの通知を受けることができないが、UE100においては、図12を用いて説明した構成を採用することで、前回のCSI情報の量子化で使用した量子化ビット数、または、1回も量子化ビット数等の情報を受信していない場合はデフォルトで定めた量子化ビット数を用いてCSI情報を量子化し、量子化後のCSI情報をeNB200にフィードバックすることができる。
ここで、ステップS22における前回の推定値と同じか否かの判定は、例えば、前回の推定値との差が5%の範囲内にあれば同じと判定するなど、閾値を設けることで判定することができる。なお、当該閾値は、5%に限定されるものではなく、例えば、3%、10%等としても良い。
また、チャネル品質の推定間隔は、例えば、デフォルト値として、20msecを設定するが、この値に限定されるものではなく、変化の速いUEに対しては、10msec、5msecまたは2msecに設定しても良い。
このような構成を採ることで、時間と共に変動するチャネル状況に対応することができる。なお、記憶されたチャネル品質の推定値は通信セッションが終了するとリセットされる。
なお、eNB200が、量子化ビット数およびMCSの通知を一定の間隔で周期的に行う場合、ステップS22で前回の推定値と同じと判定された場合は、量子化ビット数およびMCSの通知は行わないので、UE100では量子化ビット数およびMCSの情報が受信できない場合が生じるが、その場合は、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報があれば、それを利用し、前回受信した量子化ビット数およびMCSの情報がない場合は、デフォルトで定めた量子化ビット数(例えば、4ビット)を用いてCSI情報を量子化し、量子化後のCSI情報をデフォルトで定めた変調方式-コーディングレート(例えば、QPSK−1/3)でeNBにフィードバックする構成とすれば良い。その具体的な構成は図12と同じであるので説明は省略する。
また、以下に説明するように、チャネル品質の推定間隔をチャネル品質の変化の速さに従って動的に調整するようにしても良い。
図15はチャネル推定の間隔を動的に調整する方法を説明するフローチャートである。図15に示すように、eNB200とUE100との間で通信セッションが開始されると、初期推定間隔として例えば20msecが設定される(ステップS41)。
そして、20msec間隔でチャネル推定を繰り返し、その都度、新しい推定値とその前(前回)の推定値との差を算出し、両者の差が20%を超えるか否かを判断する(ステップS42)。そして、所定の期間内に20%を超える場合が3回以上ある場合にはステップS46に進み、そうでない場合にはステップS43に進む。
ここで、所定の期間内に20%を超える場合が3回以上ある場合とは、現在設定されている推定間隔の例えば5倍時間内(5回の推定を行う時間内)に20%を超えることが累積で3回以上ある場合を意味し、推定間隔が、例えば初期設定の20msec間隔である場合は、その5倍の時間(100msec)内で20%を超えることが3回以上あったと言うことになる。
ステップS46に進んだ場合、すなわち、所定の期間内に20%を超える場合が3回以上あった場合は、チャネル品質の大きな変化が頻繁に起きていると言うことができ、チャネル品質の変化の早さを確認するため、推定間隔を半分に変更する。
続いて、ステップS47に進んで、変更後の推定間隔が最短間隔より小さいか否かを判断し、変更後の推定間隔が最短間隔よりも小さいと判断される場合は、推定間隔を最短間隔に設定し(ステップS48)、ステップS45に進む。ここで、最短間隔とは、LTE仕様で規定されるCSIフィードバックの最短間隔時間のことであり、例えばCSIフィードバックの最短期間が1サブフレームの場合は最短の推定間隔が1msecとなる。
一方、変更後の推定間隔が最短間隔以上と判断される場合は、変更後の推定間隔のままステップS45に進む。
ステップS42からステップS43に進んだ場合、すなわち、所定の期間内に20%を超える場合が3回に満たない場合は、ステップS43において、所定の期間内に新しい推定値と前回の推定値との差が5%未満となる場合が3回以上あるか否かを判断する。これは、新しい推定値と前回の推定値との差が20%を超えるような大きな変化ではなく、チャネル品質があまり変化していないことを確認するための動作である。
ここでの所定の期間は20%を超えるか否かを判定する場合の所定期間と同じである。すなわち、同じ所定期間内に、新しい推定値と前回の推定値との差が20%を超える場合と5%未満となる場合の両方について判断を行うことになる。
そして、所定の期間内に5%未満となる場合が3回以上ある場合にはステップS44に進み、そうでない場合にはステップS45に進む。
ステップS44に進んだ場合、すなわち、所定の期間内に5%未満となる場合が3回以上あった場合は、チャネル品質の変化が頻繁に起きていないと言うことができ、チャネル品質の変化を頻繁に確認する必要がなく、推定間隔を2倍に変更し、ステップS45に進む。
ステップS45では、現在進行中の通信セッションが終了したかを判断する。通信セッションが終了した場合はチャネル推定間隔の動的調整の制御も終了する。一方、通信セッションが終了していない場合はステップS42以下の動作を繰り返すことになる。通信セッション終了すると、チャネル品質の推定値、及びカウントした回数をリセットする。
なお、ステップS42からステップS43に進み、ステップS43からステップS45に進んだ場合、すなわち、推定間隔が所定期間内で変更がない場合は、記録した回数のカウント値の一番古い推定値に対応するものを捨てて、推定間隔の時間経過で得た新たな推定値に対応する回数を累積する。また、記録した回数のカウント値の全て、例えば5回分の全てを捨てて、記録をリセットし、再度、所定期間内で回数を記録するようにしても良い。
なお、ステップS44、ステップS46が実行された場合、すなわち、推定間隔が所定期間内で変更された場合は(ステップS47の判断によって、ステップS48が実行される場合も含む)、回数のカウント値をリセットし、再度、所定期間内で回数を記録する。
なお、上述した新しい推定値と前回の推定値との差(20%、5%)は一例であり、20%を15%とし、5%を3%としても良いことは言うまでもない。
また、所定の期間内に新しい推定値と前回の推定値との差が所定値を超える、または所定値未満となる回数(3回)についても一例であり、2回や5回に設定しても良いことは言うまでもない。
なお、図15を用いて説明したチャネル推定の間隔を動的に調整する動作は、eNB200のプロセッサ240の制御部242による動作である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
Claims (11)
- 配下の無線通信装置との間で通信を行う無線通信装置であって、
前記配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、前記配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節して前記配下の無線通信装置に通知する制御部を備え、
前記制御部は、
推定したチャネル品質が高くなれば前記量子化ビット数を大きくするように調節する、無線通信装置。 - 前記制御部は、
前記量子化ビット数の動的な調節に合わせて、前記配下の無線通信装置で量子化後のチャネル情報を送信する際の変調方式およびコーディングレートを動的に調節する、請求項1記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
チャネル品質の数値範囲を段階的に設定し、該数値範囲ごとに前記量子化ビット数を対応付け、
推定したチャネル品質が、いずれかの数値範囲内にある場合には、その数値範囲に対応付けられた前記量子化ビット数を、推定したチャネル品質に対応する量子化ビット数として決定し、決定した量子化ビット数の情報を前記配下の無線通信装置に通知する、請求項1記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
チャネル品質の数値範囲を段階的に設定し、該数値範囲ごとに前記変調方式および前記コーディングレートを対応付け、
推定したチャネル品質が、いずれかの数値範囲内にある場合には、その数値範囲に対応付けられた前記変調方式および前記コーディングレートを、推定したチャネル品質に対応する変調方式およびコーディングレートとして決定し、決定した変調方式およびコーディングレートの情報を前記配下の無線通信装置に通知する、請求項2記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
チャネル品質の数値範囲を段階的に設定し、該数値範囲ごとに前記量子化ビット数、前記変調方式および前記コーディングレートを対応付けると共に、チャネル品質の数値範囲ごとにインデックスを割り付け、
推定したチャネル品質が、いずれかの数値範囲内にある場合には、その数値範囲に対応付けられた前記量子化ビット数、前記変調方式および前記コーディングレートを、推定したチャネル品質に対応する量子化ビット数、変調方式およびコーディングレートとして決定し、割り付けられたインデックスの情報を前記配下の無線通信装置に通知する、請求項2記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
動的に調節した前記量子化ビット数を前記配下の無線通信装置に通知した後、
一定の期間内に前記配下の無線通信装置からの肯定応答信号を受信しない場合は、再び同じ量子化ビット数を前記配下の無線通信装置に通知する動作を繰り返し、繰り返しの回数が、予め定めた回数を超えた場合は、動的に調節した前記量子化ビット数を前記配下の無線通信装置に通知する動作を中止する、請求項1記載の無線通信装置。 - 前記制御部は、
前記チャネル品質の推定間隔を前記チャネル品質の変化の速さに従って動的に調整する請求項1記載の無線通信装置。 - 無線通信装置と、
前記無線通信装置の配下の無線通信装置と、を備えた無線通信システムであって、
前記無線通信装置は、
前記配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定し、推定したチャネル品質に基づいて、前記配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節して前記配下の無線通信装置に通知する制御部を備え、
前記制御部は、
推定したチャネル品質が高くなれば前記量子化ビット数を大きくするように調節する、無線通信システム。 - 前記配下の無線通信装置は、
前記無線通信装置から前記量子化ビット数の情報が与えられない場合は、
前回与えられた量子化ビット数の情報またはデフォルトで定めた量子化ビット数の情報を用いてチャネル情報を量子化する、請求項8記載の無線通信システム。 - 前記制御部は、
前記量子化ビット数の動的な調節に合わせて、前記配下の無線通信装置で量子化後のチャネル情報を送信する際の変調方式およびコーディングレートを動的に調節して前記配下の無線通信装置に通知し、
前記配下の無線通信装置は、
前記無線通信装置から前記変調方式および前記コーディングレートの情報が与えられない場合は、
前回与えられた変調方式およびコーディングレートの情報またはデフォルトで定めた変調方式およびコーディングレートの情報を用いて前記量子化後のチャネル情報を送信する、請求項9記載の無線通信システム。 - 配下の無線通信装置との間で通信を行う無線通信装置での通信制御方法であって、
(a)前記配下の無線通信装置からの信号のフィードバックに使用されるチャネルのチャネル品質を推定するステップと、
(b)推定した前記チャネル品質に基づいて、前記配下の無線通信装置でチャネル情報を量子化する際に使われる量子化ビット数を動的に調節するステップと、を備え、
前記ステップ(b)は、
推定したチャネル品質が高くなれば前記量子化ビット数を大きくするように調節するステップを含む、通信制御方法。
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