JPWO2015194276A1 - 装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルにおけるトラフィクのオフロードを柔軟に行うことを可能にする。【解決手段】移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得する取得部と、上記1つ以上の無線通信装置の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択する選択部と、を備える装置が提供される。【選択図】図5

Description

本開示は、装置及び方法に関する。
2002年より、日本で第3世代と呼ばれる3G方式の携帯電話サービスが開始された。当初は、音声通話及びメールの送信などのために小さいサイズのパケットが送受信されていた。しかし、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)の導入により、音楽ファイルのダウンロード及び動画のストリーミングなどのために、より大きいサイズのパケットが送受信されるようになった。このようなパケット容量の増加に伴い、無線ネットワーク側の拡張のために、ダウンリンクにOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を使用するLTE(Long Term Evolution)のサービスも開始された。さらに、2015年頃には、4Gサービスの開始が予定されている。これにより、準固定で最大1Gbps(bit per second)が実現され、移動環境でも最大100Mbpsが実現され得る。
上述したようなトラフィックの増加に伴い、安価で且つ設置が容易なスモール基地局を配置することにより、トラフィックの集中を回避することが期待されている。このようなスモールセルに関連する様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、1つ以上の端末装置から送信される無線信号について測定される品質に基づいて、移動局のためにアクセスポイントとして動作する装置を選択する技術が、開示されている。
国際公開第2014/034255号公報
しかし、上記特許文献1に開示されている技術では、移動局にとって望ましい端末装置を基地局(アクセスポイント)として動作させることが可能であるが、トラフィックのオフロードのために望ましい端末装置を基地局として動作させることが必ずしもできるわけではない。一例として、上記特許文献1に開示されている技術では、セル(例えば、マクロセル)のエッジに位置する端末装置を基地局として動作させることが必ずしもできるわけではない。そのため、例えば、セルにおけるトラフィックのオフロードを柔軟に行うことができない。
そこで、セルにおけるトラフィクのオフロードを柔軟に行うことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得する取得部と、上記1つ以上の無線通信装置の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択する選択部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得することと、プロセッサにより、上記1つ以上の無線通信装置の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択することと、を含む方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、セルにおけるトラフィクのオフロードを柔軟に行うことが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
第1の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係る制御エンティティの構成の一例を示すブロック図である。 報告の要求の対象である1つ以上の無線通信装置の例を説明するための説明図である。 基地局として動作する無線通信装置の例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る基地局の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて無線通信装置30A、30B及び30Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、無線通信装置30A、30B及び30Cを特に区別する必要が無い場合には、単に無線通信装置30と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.通信システムの構成
1.2.制御エンティティの構成
1.3.無線通信装置を基地局として動作させるための制御
1.4.処理の流れ
1.5.変形例
2.第2の実施形態
2.1.通信システムの構成
2.2.制御エンティティの構成
2.3.無線通信装置を基地局として動作させるための制御
2.4.処理の流れ
2.5.変形例
3.応用例
3.1.制御エンティティに関する応用例
3.2.基地局に関する応用例
4.まとめ
<<1.第1の実施形態>>
まず、本開示の第1の実施形態を説明する。
<1.1.通信システムの構成>
図1を参照して、第1の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図1は、第1の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、通信システム1は、基地局20、無線通信装置30及び制御エンティティ100を含む。
(基地局20)
基地局20は、無線通信装置30との無線通信を行う。例えば、基地局20は、基地局20の通信エリアであるセル21内に位置する無線通信装置30との無線通信を行う。具体的には、例えば、基地局20Aは、セル21A内に位置する無線通信装置30との無線通信を行い、基地局20Bは、セル21B内に位置する無線通信装置30との無線通信を行う。例えば、セル21は、マクロセルであり、基地局20は、マクロセルの基地局である。あるいは、セル21は、スモールセルであってもよく、基地局20は、スモールセルの基地局であってもよい。
(無線通信装置30)
無線通信装置30は、移動局及び基地局として動作可能である。
例えば、無線通信装置30は、移動局として動作する。例えば、無線通信装置30は、基地局20との無線通信を行う。より具体的には、例えば、無線通信装置30は、基地局20Aのセル21A内に位置する場合に基地局20Aとの無線通信を行い、基地局20Bのセル21B内に位置する場合に基地局20Bとの無線通信を行う。
例えば、無線通信装置30は、基地局として動作する。例えば、無線通信装置30は、他の無線通信装置(例えば、他の無線通信装置30)との無線通信を行う。より具体的には、例えば、無線通信装置30は、無線通信装置30の通信エリア内に位置する他の無線通信装置との無線通信を行う。
(制御エンティティ100)
制御エンティティ100は、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。とりわけ、制御エンティティ100は、1つ以上の無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は、1つ以上の無線通信装置30の位置に関する位置関連情報に基づいて、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
また、例えば、制御エンティティ100は、選択される無線通信装置30を基地局として動作させるための制御を行う。
一例として、制御エンティティ100は、コアネットワークノードである。当該コアネットワークノードは、既存のコアネットワークノード(例えば、MME(Mobility Management Entity)、S−GW(Serving Gateway)又はP−GW(PDN(Packet Data Network) Gateway))であってもよく、又は新規のコアネットワークノードであってもよい。あるいは、制御エンティティ100は、コアネットワークノード以外のノードであってもよい。
以上、第1の実施形態に係る通信システム1を説明した。なお、通信システム1は、2つの基地局20(即ち、基地局20A及び基地局20B)を含む代わりに、1つの基地局20のみを含んでもよく、又は、3つ以上の基地局20を含んでもよい。また、通信システム1は、移動局及び基地局として動作可能な無線通信装置30のみではなく、移動局としてのみ動作可能な無線通信装置をさらに含んでもよい。
<1.2.制御エンティティの構成>
図2〜図4を参照して、第1の実施形態に係る制御エンティティ100の構成の一例を説明する。図2は、第1の実施形態に係る制御エンティティ100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、制御エンティティ100は、通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
(通信部110)
通信部110は、情報を送受信する。例えば、通信部110は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、基地局20を含む。また、例えば、上記他のノードは、コアネットワークノードを含む。
(記憶部120)
記憶部120は、制御エンティティ100の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(処理部130)
処理部130は、制御エンティティ100の様々な機能を提供する。処理部130は、第1取得部131、第1選択部132、第1制御部133、第2取得部135、第2選択部136及び第2制御部137を含む。なお、処理部130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(第1取得部131)
第1取得部131は、基地局20に関する情報(以下、「基地局関連情報」と呼ぶ)を取得する。例えば、第1取得部131は、1つ以上の基地局20の各々の基地局関連情報(即ち、1つ以上の基地局20の各々に関する情報)を取得する。
(a)トラフィック情報
例えば、上記基地局関連情報は、基地局20のトラフィックに関する情報(以下、「トラフィック情報」と呼ぶ)である。例えば、第1取得部131は、1つ以上の基地局20の各々のトラフィック情報(即ち、1つ以上の基地局20の各々のトラフィックに関する情報)を取得する。
(a−1)トラフィック情報の例
例えば、上記トラフィックは、基地局20により既に処理されたトラフィックである。あるいは、上記トラフィックは、基地局20により今後処理されると想定されるトラフィックであってもよい。
一例として、上記トラフィック情報は、基地局20が既に処理したトラフィックの量(例えば、総量又は平均値など)を示す情報である。別の例として、基地局20により既に処理されたトラフィックの量の履歴を示す情報であってもよい。また、上記トラフィック情報は、基地局20により既に処理された、若しくは、今後処理されると想定される制御情報の数に係る情報であってもよい。
(a−2)取得の手法
−第1の例
第1の例として、上記トラフィック情報は、基地局20により制御エンティティ100に提供される。例えば、基地局20は、制御エンティティ100による要求に応じて、又は、自主的に、上記トラフィック情報を制御エンティティ100に提供する。
例えば、基地局20は、上記トラフィック情報を制御エンティティ100に提供し、当該トラフィック情報は、記憶部120に記憶される。その後のいずれかのタイミングで、第1取得部131は、記憶部120から、当該トラフィック情報を取得する。
−第2の例
第2の例として、上記トラフィック情報は、制御エンティティ100(処理部130)により生成されてもよい。
処理部130は、基地局20についての通信品質を示す情報(以下、「通信品質情報」と呼ぶ)に基づいて、上記トラフィック情報を生成してもよい。当該通信品質情報は、無線通信装置30(又は基地局20)により制御エンティティ100に提供されてもよい。当該無線通信装置30は、接続状態の無線通信装置30、及びアイドル状態の無線通信装置30の一方又は両方を含んでもよい。アイドル状態の無線通信装置30は、上記通信品質情報の提供のために、一時的に接続状態になってもよい。
上記通信品質情報は、RSRQ(Reference Signal Received Quality)を示す情報を含んでもよい。あるいは、上記通信品質情報は、Ec/No(Received Energy Per Chip divided by the Power Density in Band)を示す情報、又はEc/Io(Energy per Chip over Interference)を示す情報などを含んでもよい。
一例として、上記通信品質情報は、RSRQを示す情報を含み、処理部130は、RSRQに基づいて、上記トラフィック情報を生成してもよい。RSRQは、RSRP(Reference Signal Received Power)/(RSSI(Reference Signal Strength Indicator)/N)で表される。トラフィックの量が多くなると、周波数帯域にわたる送信電力が増加し、RSSIが大きくなる。即ち、RSRQが小さければ、RSRPに対するRSSIの比が大きく、よって、トラフィックの量が多いと推定され得る。また、RSRQが大きければ、RSRPに対するRSSIの比が小さく、よって、トラフィックの量が少ないと推定され得る。よって、例えば、処理部130は、RSRQが小さければ、トラフィックの量が多いことを示す情報を、トラフィック情報として生成してもよく、RSRQが大きければ、トラフィックの量が少ないことを示す情報を、トラフィック情報として生成してもよい。なお、複数の無線通信装置30により上記通信品質情報が提供される場合には、RSRQの平均値が算出され、当該平均値に基づいて上記トラフィック情報が生成されてもよい。
なお、上記通信品質情報は、RSSNR(Reference Signal Signal to Noise Ratio)、SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)及び/又はCQI(Channel Quality Indicator)などを示す情報をさらに含んでもよい。このような情報の活用により、より正確にトラフィックの量が推定され得る。
上記トラフィック情報から、負荷が大きい基地局20を知ることが可能になる。
(b)第2の例:接続装置情報
上記基地局関連情報は、基地局20に接続される無線通信装置に関する情報(以下、「接続装置情報」と呼ぶ)であってもよい。例えば、第1取得部131は、1つ以上の基地局20の各々の接続装置情報(即ち、1つ以上の基地局20の各々に接続される無線通信装置に関する情報)を取得してもよい。
(b−1)接続装置情報の例
例えば、上記接続装置情報は、基地局20に接続される無線通信装置の数(以下、「接続数」と呼ぶ)を示す情報である。当該無線通信装置は、移動局及び基地局として動作可能な無線通信装置30であってもよく、又は、無線通信装置30及び他の無線通信装置(移動局としてのみ動作可能な無線通信装置)を含んでもよい。
なお、上記接続数は、基地局20のセル21のエッジに位置する無線通信装置(例えば、基地局20により送信されるリファレンス信号(Reference Signal:RS)の受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))が閾値未満である無線通信装置)の数であってもよい。あるいは、上記接続装置情報は、基地局20に接続される無線通信装置の中の、基地局20のセル21のエッジに位置する無線通信装置(例えば、基地局20により送信されるRSの受信電力(例えば、RSRP)が閾値未満である無線通信装置)の割合(以下、「接続割合」と呼ぶ)を示す情報であってもよい。これにより、例えば、リンクアダプテーションの効果を得にくい基地局20を知ることが可能になる。なお、上記閾値は動的に更新されてもよい。
(b−2)取得の手法
−第1の例
第1の例として、上記接続装置情報は、基地局20により制御エンティティ100に提供される。例えば、基地局20は、制御エンティティ100による要求に応じて、又は、自主的に、上記接続装置情報を制御エンティティ100に提供する。
例えば、基地局20は、上記接続装置情報を制御エンティティ100に提供し、当該接続装置情報は、記憶部120に記憶される。その後のいずれかのタイミングで、第1取得部131は、記憶部120から、当該接続装置情報を取得する。
−第2の例
第2の例として、上記接続装置情報は、制御エンティティ100(処理部130)により生成されてもよい。例えば、処理部130は、基地局20により提供される情報に基づいて、上記接続装置情報を生成してもよい。
上記接続装置情報から、負荷が大きい基地局20を知ることが可能になる。
(第1選択部132)
第1選択部132は、1つ以上の基地局20の中から基地局20を選択する。例えば、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20の各々の基地局関連情報に基づいて、上記1つ以上の基地局20の中から基地局20を選択する。なお、第1選択部132は、1つの基地局20を選択してもよく、又は2つ以上の基地局20を選択してもよい。
(a)トラフィック情報に基づく選択
上述したように、上記基地局関連情報は、例えば、上記トラフィック情報である。即ち、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20の各々のトラフィック情報(即ち、上記1つ以上の基地局20の各々のトラフィックに関する情報)に基づいて、上記1つ以上の基地局20の中から基地局20を選択する。
一例として、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20のうちの、トラフィックの量が相対的に大きい基地局20を選択する。図1を再び参照すると、例えば、基地局20Aのトラフィックの量は、基地局20Bのトラフィックの量よりも多い。この場合に、例えば、第1選択部132は、基地局20A及び基地局20Bのうちの基地局20Aを選択し、基地局20Bを選択しない。
別の例として、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20のうちの、トラフィックの量が所定量よりも多い基地局20を選択してもよい。図1を再び参照すると、例えば、基地局20Aのトラフィックの量は、所定量よりも多く、基地局20Bのトラフィックの量は、所定量よりも少なくてもよい。この場合に、第1選択部132は、基地局20A及び基地局20Bのうちの基地局20Aを選択してもよく、基地局20Bを選択しなくてもよい。なお、上記所定量は動的に更新されてもよい。
これにより、例えば、トラフィック量が多い基地局20(即ち、負荷が大きい基地局20)を選択することが可能になる。
(b)接続装置情報に基づく選択
上述したように、上記基地局関連情報は、上記接続装置情報であってもよい。即ち、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20の各々の接続装置情報(即ち、上記1つ以上の基地局20の各々に接続される無線通信装置に関する情報)に基づいて、上記1つ以上の基地局20の中から基地局20を選択してもよい。
一例として、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20のうちの、上記接続数(又は接続割合)が相対的に大きい基地局20を選択する。図1を再び参照すると、例えば、基地局20Aの接続数は、基地局20Bの接続数よりも多い。この場合に、例えば、第1選択部132は、基地局20A及び基地局20Bのうちの基地局20Aを選択し、基地局20Bを選択しない。
別の例として、第1選択部132は、上記1つ以上の基地局20のうちの、接続数(又は接続割合)が所定数(又は所定割合)よりも大きい基地局20を選択してもよい。図1を再び参照すると、例えば、基地局20Aの接続数(又は接続割合)は、所定数(又は所定割合)よりも大きく、基地局20Bの接続数(又は接続割合)は、所定数(又は所定割合)よりも小さい。この場合に、第1選択部132は、基地局20A及び基地局20Bのうちの基地局20Aを選択してもよく、基地局20Bを選択しなくてもよい。なお、上記所定数は動的に更新されてもよい。
これにより、例えば、負荷が大きい基地局20を選択することが可能になる。
(第1制御部133)
第1制御部133は、1つ以上の無線通信装置30への要求であって、測定情報又は位置関連情報の報告の当該要求を制御する。
(a)測定情報/位置関連情報
(a−1)測定情報
上記測定情報は、無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す情報である。
例えば、上記測定情報は、RSRP及び/又はRSRQを示す情報である。なお、上記測定情報は、別の測定項目(例えば、RSCP(Recieved Signal Code Power)など)を示す情報であってもよい。
例えば、上記測定情報は、無線通信装置30が位置するセル(即ち、選択された上記基地局20のセル)についての測定の結果を示す情報を含む。なお、上記測定情報は、他のセル(例えば、選択された上記基地局20の周辺のセル)についての測定の結果を示す情報をさらに含んでもよい。
(a−2)位置関連情報
また、上記位置関連情報は、無線通信装置30の位置に関する情報である。
例えば、上記位置関連情報は、無線通信装置30の位置を示す位置情報である。より具体的には、例えば、上記位置関連情報は、GPS(Global Positioning System)受信機により測定される位置を示す情報、又は、周辺基地局により送信される信号に基づいて測定される位置を示す情報である。
なお、上記位置関連情報は、位置情報以外の、無線通信装置30の位置に関連する情報であってもよい。例えば、上記位置関連情報は、TA(Timing Advanced)値を示す情報、又は、複数の基地局からの受信電力を示す情報などを含んでもよい。
(b)1つ以上の無線通信装置
(b−1)選択された基地局の通信エリア内に位置する無線通信装置
例えば、上記1つ以上の無線通信装置30は、1つ以上の基地局20の中から選択された基地局20の通信エリア内に位置する無線通信装置30である。
例えば、上記1つ以上の基地局20の中から選択された基地局20は、第1選択部132により選択された基地局20である。具体的には、例えば、上記1つ以上の基地局20の中から選択された基地局20は、上記1つ以上の基地局の各々のトラフィックに関する情報(即ち、上記1つ以上の基地局20のトラフィック情報)に基づいて選択された基地局20である。あるいは、上記1つ以上の基地局20の中から選択された基地局20は、上記1つ以上の基地局20の各々に接続される無線通信装置に関する情報(即ち、上記1つ以上の基地局20の接続装置情報)に基づいて選択された基地局20である。これにより、例えば、負荷が大きい基地局20の通信エリア内に位置する無線通信装置30から、測定情報又は位置情報を収集することが可能になる。その結果、負荷が大きい基地局20の通信エリア内に位置する無線通信装置30が基地局として動作し得る。
(b−2)アイドル状態の無線通信装置
例えば、上記1つ以上の無線通信装置30は、アイドル状態の無線通信装置である。具体的には、例えば、上記1つ以上の無線通信装置30は、RRC(Radio Resource Control) Idleの状態の無線通信装置である。
これにより、例えば、データの送受信を行っていない無線通信装置30から、測定情報又は位置情報を収集することが可能になる。その結果、データの送受信を行っていない無線通信装置30が基地局として動作し得る。即ち、無線通信装置30のデータの送信を妨げることなく、トラフィックのオフロードが行われ得る。
(b−3)具体例
以下、図3を参照して、上記1つ以上の無線通信装置30(即ち、報告の要求の対象である無線通信装置30)の例を説明する。
図3は、報告の要求の対象である1つ以上の無線通信装置30の例を説明するための説明図である。例えば、選択された基地局20Aの通信エリアであるセル21A内に、13個の無線通信装置30A〜30Mが位置する。また、無線通信装置30A〜30Mのうちの、無線通信装置30B、30E、30I、30Lは、アイドル状態であり、無線通信装置30A〜30Mのうちの他の無線通信装置30は、接続状態である。この場合に、無線通信装置30B、30E、30I、30Lが、測定情報又は位置関連情報を報告するように要求される。
(b−4)モビリティが低い無線通信装置
上記1つ以上の無線通信装置30は、モビリティが低い無線通信装置30であってもよい。
一例として、複数の無線通信装置30のモビリティに関する情報が(例えば、基地局20又はコアネットワークノードにより)制御エンティティ100に提供されてもよい。そして、第1制御部133は、上記複数の無線通信装置30のうちのモビリティが低い1つ以上の無線通信装置30を要求の対象として選択してもよい。あるいは、制御エンティティ100は、(例えば、基地局20又はコアネットワークノードにより)モビリティが低い1つ以上の無線通信装置30を通知されてもよい。
これにより、例えば、ビームフォーミングにより適した無線通信装置30を基地局として動作させることが可能になる。その結果、ビームフォーミングにより適した無線通信装置30が基地局として動作し得る。そのため、ビームフォーミングにより無線バックホールが実現され得る。また、長い時間所望のエリアに位置する無線通信装置30が基地局として動作し得る。
(c)制御の例
(c−1)基地局による要求
第1の例として、基地局20(上記1つ以上の無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された基地局20))が、上記1つ以上の無線通信装置30に、上記測定情報又は上記位置関連情報を報告するように要求する。この場合に、例えば、第1制御部133は、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を上記1つ以上の無線通信装置30に要求するように、上記1つ以上の無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された基地局20)に要求する。より具体的には、例えば、第1制御部133は、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する制御情報を上記1つ以上の無線通信装置へ送信するように、上記1つ以上の無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された基地局20)に要求する。例えばこのように、第1制御部133は、基地局20による要求を制御してもよい。
例えば、上記制御情報は、RRCコネクションリコンフィギュレーション(RRC Connection Reconfiguration)メッセージであり、測定コンフィギュレーション(Measurement Configuration)を含む。当該測定コンフィギュレーションは、測定オブジェクト(Measurement objects)、報告コンフィギュレーション(Reporting Configurations)、測定ID(Measurement Identities)、及び測定ギャップ(Measurement Gap)などを含む。報告コンフィギュレーションは、測定項目(例えば、RSRP及び/若しくはRSRQ、又はRSCPなど)、及び、報告に関する指標(周期的報告(periodic reporting)、又は、イベントトリガ報告(event-triggered reporting))などを含む。なお、上記他のセルについての測定は測定ギャップで設定された期間に行われてもよい。
(c−2)制御エンティティによる要求
第2の例として、制御エンティティ100が、上記1つ以上の無線通信装置30に、上記測定情報又は上記位置関連情報を報告するように要求してもよい。この場合に、第1制御部133は、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する制御情報(例えば、報告要求メッセージ)を生成してもよい。そして、第1制御部133は、通信部110を介して、(上記1つ以上の無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された基地局20)を介して)上記制御情報(例えば、報告要求メッセージ)を上記1つ以上の無線通信装置30へ送信してもよい。一例として、第1制御部133は、上記1つ以上の無線通信装置30へのNAS(Non-Access Stratum)シグナリングを行ってもよい。例えばこのように、第1制御部133は、制御エンティティ100による要求を制御してもよい。
(d)マルチキャスト/ブロードキャスト
上記要求は、マルチキャスト又はブロードキャストによる要求であってもよい。
例えば、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する上記制御情報が、基地局20により、上記1つ以上の無線通信装置30(又は、上記1つ以上の無線通信装置を含む無線通信装置30)へマルチキャストされてもよい。あるいは、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する上記制御情報が、基地局20により、(例えば、システム情報の中で)ブロードキャストされてもよい。
これにより、例えば、上記1つ以上の無線通信装置への要求をより効率的に行うことが可能になる。
また、一般的に、コアネットワークノードは、接続状態(例えば、RRC Connectedの状態)の無線通信装置の位置を、セル単位(即ち、基地局単位)で知ることができる。一方、コアネットワークノードは、アイドル状態(例えば、RRC Idleの状態)の無線通信装置の位置を、トラッキングエリア(又はローカルエリア)の単位でしか知ることができない。そのため、基地局20がマルチキャストによって報告を要求することにより、当該基地局20の通信エリア(即ち、セル)内に位置する無線通信装置に報告を要求することが可能になる。
(e)条件付きの報告
第1制御部133は、上記1つ以上の無線通信装置30を含む無線通信装置30への要求であって、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告の上記要求を制御してもよい。また、上記報告は、報告条件を満たす無線通信装置30により行われる報告であってもよい。なお、上記1つ以上無線通信装置30は、上記報告条件を満たす無線通信装置30であってもよい。
(e−1)報告条件の通知
例えば、上記1つ以上の無線通信装置30を含む無線通信装置30への上記要求の際に、上記報告条件が、(基地局20又は制御エンティティ100により)当該無線通信装置30に通知されてもよい。そして、当該無線通信装置30の各々は、上記報告条件が満たされる場合に、上記測定情報又は上記位置関連情報を報告してもよい。
(e−2)報告条件の例
一例として、上記報告条件は、基地局20により送信されるリファレンス信号(RS)の無線通信装置30における受信電力(例えば、RSRP)が閾値未満であることを含む。これにより、例えば、セルエッジ付近に位置する無線通信装置30に報告を行わせることが可能になる。
別の例として、上記報告条件は、無線通信装置30のバッテリーの残量が閾値よりも大きいこと、及び/又は、無線通信装置30が充電中であること(若しくは、無線通信装置30が充電中ではないこと)を含んでもよい。これにより、例えば、バッテリーの観点で無線通信装置30の負担を軽減することが可能になる。
上記報告条件は、無線通信装置30のモビリティが低いこと(例えば、直近の所定期間内の移動距離が閾値未満であること)であってもよい。
このような報告条件により、例えば、報告を行う無線通信装置30が限定されるので、報告に要する無線リソースを減らすことが可能になる。
例えば以上のように、第1制御部133は、1つ以上の無線通信装置30への要求であって、測定情報又は位置関連情報の報告の当該要求を制御する。これにより、例えば、所望のエリア(例えば、セルエッジ)に存在する無線通信装置を特定するための情報を得ることが可能になる。
(第2取得部135)
第2取得部135は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々について、測定情報(無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す情報)又は位置関連情報(無線通信装置30の位置に関する情報)を取得する。
例えば、上述したように、基地局20が、上記1つ以上の無線通信装置30に、測定情報又は位置関連情報の報告を要求する。すると、上記1つ以上の無線通信装置30の各々は、測定情報又は位置関連情報を基地局20に報告する。そして、基地局20は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報を制御エンティティ100に提供する。そして、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報は、記憶部120に記憶される。その後のいずれかのタイミングで、第2取得部135は、上記測定情報又は上記位置関連情報を取得する。
図3を再び参照すると、上述したように、例えば、無線通信装置30A〜30Mのうちの、アイドル状態である無線通信装置30B、30E、30I、30Lが、測定情報を報告する。そして、第2取得部135は、無線通信装置30B、30E、30I、30Lの各々について、上記測定情報又は上記位置関連情報を取得する。
なお、上述したように、制御エンティティ100が、基地局20を介して、上記1つ以上の無線通信装置30に測定情報又は位置関連情報の報告を要求してもよい。この場合に、上記1つ以上の無線通信装置30の各々は、基地局20を介して、測定情報又は位置関連情報を制御エンティティ100に報告してもよい。
(第2選択部136)
第2選択部136は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
(a)測定情報に基づく選択
例えば、第2取得部135は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々について上記測定情報(無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す情報)を取得する。そして、第2選択部136は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
(a−1)第1の例
上述したように、例えば、上記測定情報は、無線通信装置30が位置するセル(即ち、選択された基地局20のセル)についての測定の結果を示す情報を含む。そして、第2選択部136は、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、上記セルについての測定の結果が悪い無線通信装置30を選択する。
より具体的には、例えば、上記測定情報は、無線通信装置30が位置するセル(即ち、選択された基地局20のセル)についてのRSRPを含む。そして、第2選択部136は、当該セルについてのRSRPが低い(例えば、RSRPが閾値未満である)無線通信装置30を選択する。
図3を再び参照すると、上述したように、例えば、無線通信装置30A〜30Mのうちの、アイドル状態である無線通信装置30B、30E、30I、30Lが、測定情報を報告する。そして、無線通信装置30E、30Iにより報告されるRSRPは高く、無線通信装置30B、30Lにより報告されるRSRPは低い。そのため、無線通信装置30B、30Lが、基地局として動作させる無線通信装置30として選択される。
これにより、例えば、セルのエッジに位置する無線通信装置30を基地局として動作させることが可能になる。
(a−2)第2の例
上述したように、上記測定情報は、無線通信装置30が位置するセル(即ち、選択された基地局20のセル)の測定の結果に加えて、他のセル(例えば、選択された基地局20の周辺のセル)についての測定の結果をさらに含んでもよい。そして、第2選択部136は、いずれのセルについての測定の結果も悪い無線通信装置30を選択してもよい。
これにより、例えば、いずれの基地局からも離れた無線通信装置30を、基地局として動作させることが可能になる。一例として、セル(例えば、マクロセル)のエッジに位置し、且つ、スモールセルの近くに位置しない無線通信装置30を、基地局として動作させることが可能になる。
(b)位置関連情報に基づく選択
例えば、第2取得部135は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々について上記位置関連情報(無線通信装置30の位置に関する情報)を取得する。そして、第2選択部136は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
例えば、第2選択部136は、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、所望のエリア内に位置する無線通信装置30を選択する。一例として、当該所望のエリアは、セル(例えば、選択された基地局20のセル)のエッジである。別の例として、当該所望のエリアは、いずれの基地局からも離れたエリアであってもよい。さらに別の例として、上記所望のエリアは、接続状態の無線通信装置30が密集しているエリアであってもよい。
これにより、例えば、所望のエリアに位置する無線通信装置30を基地局として動作させることが可能になる。
(c)モビリティ情報に基づく選択
なお、第2取得部135は、上記測定情報又は上記位置関連情報とともに、上記1つ以上の無線通信装置30のモビリティに関するモビリティ情報を取得してもよい。そして、選択される上記無線通信装置30は、モビリティが低い無線通信装置30であってもよい。これにより、例えば、ビームフォーミングにより適した無線通信装置30を基地局として動作させることが可能になる。その結果、ビームフォーミングにより適した無線通信装置30が基地局として動作し得る。そのため、ビームフォーミングにより無線バックホールが実現され得る。また、長い時間所望のエリアに位置する無線通信装置30が基地局として動作し得る。
(第2制御部137)
(a)基地局動作制御
第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30を基地局として動作させるための制御(以下、「基地局動作制御」と呼ぶ)を行う。これにより、例えば、選択された上記無線通信装置30が基地局として実際に動作することが可能になる。なお、上記基地局動作制御の例を後に詳細に説明する。
(b)基地局として動作する無線通信装置に関する情報の管理
例えば、第2制御部137は、基地局として動作する無線通信装置30に関する情報(無線通信装置関連情報)を管理する。
(b−1)無線通信装置関連情報の例
例えば、上記無線通信装置関連情報は、無線通信装置30の動作モード(例えば、基地局モード又は移動局モードなど)を示す情報を含む。
例えば、上記無線通信装置関連情報は、無線通信装置30が基地局として動作する場合に使用する周波数帯域に関する情報を含む。一例として、当該情報は、周波数帯域を示す情報、及び/又は最大送信電力を示す情報などを含む。
例えば、上記無線通信装置関連情報は、無線通信装置30と基地局との間の無線バックホールに関する情報を含む。一例として、当該情報は、上記無線バックホールを提供する基地局を示す情報、上記無線バックホールのために使用可能な周波数帯域を示す情報、及び/又は最大送信電力を示す情報などを含む。
上記無線通信装置関連情報は、無線通信装置30の位置に関する情報を含んでもよい。
(b−2)管理の例
例えば、第2制御部137は、上記無線通信装置関連情報の記録及び更新を行う。
具体的には、例えば、選択された上記無線通信装置30は、後述するように、基地局として動作するように要求されると、基地局としての動作を開始し、当該動作を開始したことを報告する。また、選択された上記無線通信装置30は、報告の際に、選択された上記無線通信装置30に関する情報(即ち、無線通信装置関連情報)を提供する。その後、制御エンティティ100(第2制御部137)は、当該情報を(例えば記憶部120に)記録する。なお、既に、選択された上記無線通信装置30に関する情報(即ち、無線通信装置関連情報)が記録されている場合には、制御エンティティ100(第2制御部137)は、当該情報を更新する。
なお、上記無線通信装置関連情報のうちの一部又は全部は、選択された上記無線通信装置30により提供されなくてもよい。例えば、上記無線通信装置関連情報のうちの一部又は全部は、他の装置により提供されてもよく、制御エンティティ100にとって既知であってもよい。
<1.3.無線通信装置を基地局として動作させるための制御>
選択される上記無線通信装置30を基地局として動作させるための制御(即ち、基地局動作制御)の例を説明する。
(制御の第1の例:基地局としての動作の要求)
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30に対する基地局としての動作の要求を制御することを含む。
(a)制御エンティティによる要求
第1の例として、制御エンティティ100が、選択された上記無線通信装置30に、基地局として動作するように要求する。この場合に、例えば、第2制御部137は、基地局としての動作を要求する制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を生成する。そして、第2制御部137は、通信部110を介して、(基地局20を介して)上記制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信する。一例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30へのNASシグナリングを行う。例えばこのように、第2制御部137は、制御エンティティ100による要求を制御する。
(b)基地局による要求
第2の例として、基地局20(選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された基地局20))が、選択された上記無線通信装置30に、基地局として動作するように要求してもよい。この場合に、第2制御部137は、基地局としての動作を要求する制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信するように、基地局20に要求してもよい。すると、基地局20は、例えばRRCシグナリングにより、選択された上記無線通信装置30に、基地局として動作するように要求してもよい。例えばこのように、第2制御部137は、基地局20による要求を制御してもよい。
なお、アイドル状態の無線通信装置30が、基地局として動作させる無線通信装置として選択される場合に、例えば、上記制御情報の送信前に、ページングなどにより、アイドル状態の無線通信装置30は接続状態になる。
(制御の第2の例:情報提供)
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30に情報を提供することを含む。
(a)提供される情報の例
(a−1)アクセス情報
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30と移動局との間の無線通信のための制御情報(以下、「アクセス情報」と呼ぶ)を提供することを含む。
例えば、上記アクセス情報は、上記無線通信に使用可能な周波数帯域を示す情報を含む。さらに、例えば、上記アクセス情報は、当該周波数帯域を使用可能な期間を示す情報を含む。また、例えば、上記アクセス情報は、上記無線通信のための最大送信電力を示す情報を含む。
例えば、上記周波数帯域及び/又は上記最大送信電力は、他の基地局への干渉が回避され又は抑制されるように決定される。一例として、周波数帯域(例えば、各コンポーネントキャリア)及び最大送信電力の各組合せについて、選択された上記無線通信装置30が周波数帯域を使用して最大送信電力で信号を送信した場合に、周辺の基地局に与える干渉の量が算出される。そして、許容レベル以下の干渉の量を伴う、周波数帯域及び最大送信電力の組み合せが、上記無線通信で使用可能な周波数帯域及び上記無線通信のための最大送信電力の組合せとして決定される。
これにより、例えば、基地局として動作する無線通信装置30から他の基地局への干渉を回避し又は抑制することが可能になる。
(a−2)無線バックホール情報
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30と基地局との間の無線バックホールのための制御情報(以下、「無線バックホール情報」と呼ぶ)を提供することを含む。
−基地局
例えば、上記無線バックホール情報は、上記基地局(即ち、無線バックホールを提供する基地局)を示す情報を含む。例えば、当該基地局は、無線バックホール機能を有する基地局である。一例として、当該情報は、セルIDである。
例えば、上記基地局(即ち、無線バックホールを提供する基地局)は、選択された基地局20(即ち、選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20)である。あるいは、後述するように、上記基地局は、選択された基地局が20とは異なる他の基地局であってもよい。
これにより、例えば、無線バックホール機能を有する基地局と無線バックホール機能を有しない基地局が混在する場合でも、選択された上記無線通信装置30が無線バックホールを確実に利用することが可能になる。
−周波数帯域
例えば、上記無線バックホール情報は、上記無線バックホールのために使用可能な周波数帯域を示す情報を含む。
第1の例として、上記周波数帯域は、無線バックホール用の周波数帯域である。一例として、上記周波数帯域は、ミリ波の帯域である。
第2の例として、上記周波数帯域は、複数の無線通紙システムの間で共用される共用帯域のうちの、使用を許可された周波数帯域であってもよい。当該共用帯域は、TVWS(TV White Spaces)の周波数帯域であってもよく、SAS(Spectrum Access System)の周波数帯域であってもよい。
第3の例として、上記周波数帯域は、選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20が使用可能な周波数帯域の一部又は全部であってもよい。即ち、上記周波数帯域は、セルラーシステムのライセンスバンドの周波数帯域であってもよい。一例として、上記周波数帯域は、セルラーシステムにおいて(一時的に又は恒久的に)使用されていない周波数帯域であってもよい。別の例として、上記周波数帯域は、干渉の回避又は抑制が可能な周波数帯域であってもよい。
これにより、例えば、無線バックホールを介して、基地局としてコアネットワークに接続することが可能になる。
(a−3)コアネットワークノード情報
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30が接続すべきコアネットワークノードに関する情報(以下、「コアネットワークノード情報」と呼ぶ)を提供することを含む。
例えば、上記コアネットワークノードは、コアネットワークのゲートウェイを含む。当該ゲートウェイは、例えば、S−GW及び/又はP−GWを含む。また、例えば、上記コアネットワークノードは、MMEを含む。
例えば、上記コアネットワークノード情報は、上記コアネットワークノードのアドレスを含む情報、及び/又は上記コアネットワークノードとの間のプロトコル又はインタフェースを示す情報などを含む。
これにより、例えば、基地局として動作する無線通信装置30が、基地局としてコアネットワークノードと通信することが可能になる。
(b)情報の提供
第1の例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30に上記制御情報を提供する。一例として、第2制御部137は、NASシグナリングにより、選択された上記無線通信装置30に上記制御情報を提供する。
第2の例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された基地局20)に上記制御情報を提供してもよい。そして、当該基地局20が、(例えば、RRCシグナリングにより)選択された上記無線通信装置30に上記制御情報を提供してもよい。
(制御の第3の例:ハンドオーバのための制御)
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30へのハンドオーバのための制御を含む。
(a)第1の例
第1の例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20(即ち、選択された上記基地局20)に、選択された上記無線通信装置30への(移動局として動作する近傍の無線通信装置の)ハンドオーバを要求する。
図3を再び参照すると、例えば、上述したように、無線通信装置30B、30Lが、基地局として動作させる無線通信装置30として選択される。第2制御部137は、基地局20Aに、選択された無線通信装置30B、30Lへのハンドオーバを要求する。そして、基地局20Aは、無線通信装置30Bの近傍に位置する無線通信装置30A、30Cの、(基地局として動作する)無線通信装置30Bへのハンドオーバを行う。これにより、無線通信装置30A、30Cは、基地局として動作する無線通信装置30Bとの無線通信を行うようになる。また、基地局20Aは、無線通信装置30Lの近傍に位置する無線通信装置30K、30Mの、(基地局として動作する)無線通信装置30Lへのハンドオーバを行う。これにより、無線通信装置30K、30Mは、基地局として動作する無線通信装置30Lとの無線通信を行うようになる。
これにより、例えば、選択された基地局20のトラフィックがオフロードされ得る。
(b)第2の例
第2の例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30のセルを近隣セルリスト(Neighbour Cell List)内に追加するように、選択された上記無線通信装置30の周辺の基地局に要求してもよい。当該基地局は、選択された上記基地局20を含んでもよい。その結果、当該基地局は、選択された上記無線通信装置30のセルを含む近隣セルリストを送信してもよい。これにより、例えば、選択された上記無線通信装置30についての測定報告が他の無線通信装置により行われる。そのため、選択された上記無線通信装置30へのハンドオーバが行われ得る。その結果、選択された基地局20のトラフィックがオフロードされ得る。
なお、選択された上記無線通信装置30が、基地局としての動作を停止する場合には、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30のセルを近隣セルリスト内で削除するように、選択された上記無線通信装置30の周辺の基地局に要求してもよい。その結果、当該基地局は、選択された上記無線通信装置30のセルを含まない近隣セルリストを送信してもよい。
(c)第3の例
第3の例として、第2制御部137は、測定(measurement)に関するパラメータを変更するように、選択された上記無線通信装置30の周辺の基地局に要求してもよい。上記パラメータは、選択された上記無線通信装置30のセルがより選択されやすくなるように決定されてもよい。
上記パラメータは、測定報告(measurement report)のイベントについての閾値及び/又はオフセットを含んでもよい。上記パラメータは、セル選択(cell selection)/セル再選択(cell reselection)のためのS−criterionに関する変数を含んでもよい。上記パラメータは、リファレンス信号の送信電力を含んでもよい。
(制御の第4の例:無線バックホールを提供する基地局の選択)
上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30(即ち、基地局として動作する装置)に無線バックホールを提供する基地局を選択することを含んでもよい。
第1のケースでは、第1選択部132により選択された基地局20(即ち、選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20)が、有線バックホールを介してコアネットワークに接続されていてもよい。この場合に、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30に無線バックホールを提供する基地局として、第1選択部132により選択された基地局20を選択してもよい。
第2のケースでは、第1選択部132により選択された基地局20(即ち、選択された上記無線通信装置30が位置するセル21の基地局20)が、無線バックホール(及び有線バックホール)を介してコアネットワークに接続されていてもよい。この場合に、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30に無線バックホールを提供する基地局として、有線ネットワークを介してコアネットワークに接続されている他の基地局を選択してもよい。一例として、当該他の基地局は、第1選択部132により選択された基地局20の近傍に位置する基地局(例えば、基地局20のセル21内に位置するスモールセル基地局、又は、基地局20に隣接する基地局など)であってもよい。別の例として、上記他の基地局は、選択された上記無線通信装置30の近傍に位置する基地局(例えば、基地局20のセル21内に位置するスモールセル基地局、又は、基地局20に隣接する基地局など)であってもよい。
これにより、キャパシティが改善され得る。
なお、上記第2のケースでは、第1選択部132により選択された基地局20(即ち、無線バックホールを介してコアネットワークに接続されている基地局)と、選択された上記無線通信装置30(即ち、基地局として動作する無線通信装置)との間で、無線バックホールの干渉が発生し得る。このような場合には、第1選択部132により選択された基地局20の無線バックホールの送信電力が下げられてもよい。さらに、第1選択部132により選択された基地局20に接続されている端末装置が、選択された上記無線通信装置30(即ち、基地局として動作する無線通信装置)へハンドオーバされてもよい。その結果、無線バックホールの干渉が抑えられ得る。
(基地局として動作する無線通信装置の例)
以下、図4を参照して、基地局として動作する無線通信装置30の例を説明する。
図4は、基地局として動作する無線通信装置30の例を説明するための説明図である。図4を参照すると、図3を再び参照して説明したように、基地局として動作させる無線通信装置30として、無線通信装置30B、30Lが選択される。そして、無線通信装置30B、30Lは、基地局としての動作を開始する。その後、移動局として動作する無線通信装置30A及び無線通信装置30Cの、無線通信装置30Bへのハンドオーバが行われ、無線通信装置30Bは、無線通信装置30A及び無線通信装置30Cとの無線通信を行う。また、移動局として動作する無線通信装置30K及び無線通信装置30Mの、無線通信装置30Lへのハンドオーバが行われ、無線通信装置30Lは、無線通信装置30K及び無線通信装置30Mとの無線通信を行う。
<1.4.処理の流れ>
次に、図5を参照して、第1の実施形態に係る処理の例を説明する。図5は、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
制御エンティティ100は、基地局20のトラフィックに関する情報を1つ以上の基地局20に要求し(S401)、1つ以上の基地局20の各々は、トラフィック情報を制御エンティティ100に提供する(S403)。
制御エンティティ100は、上記トラフィック情報に基づいて、上記1つ以上の基地局20の中から基地局20を選択する(S405)。
制御エンティティ100は、選択された上記基地局20の通信エリア内に位置する1つ以上の無線通信装置30に測定情報の報告を要求するように、選択された上記基地局20に要求する(S407)。
選択された上記基地局20は、自らの通信エリア内に位置する1つ以上の無線通信装置30に測定情報の報告を要求する(S409)。すると、上記1つ以上の無線通信装置30は、測定を実行し(S411)、測定の結果を示す測定情報を基地局20に報告する(S413)。
選択された上記基地局20は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報を制御エンティティ100に提供する(S415)。
制御エンティティ100は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する(S417)。
制御エンティティ100は、選択された上記無線通信装置30に、基地局として動作するように要求する(S419、S421)。例えば、制御エンティティ100は、選択された上記基地局20を介して、基地局としての動作を要求する制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信する。
選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を開始する(S423)。さらに、選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を開始したことを報告する(S425、S427)。選択された上記無線通信装置30は、報告の際に、選択された上記無線通信装置30に関する情報(即ち、無線通信装置関連情報)を提供する。
その後、制御エンティティ100は、上記無線通信関連情報を記録し、又は更新する(S429)。
以上、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れを説明した。なお、当然ながら、測定情報の代わりに位置関連情報が用いられてもよい。また、トラフィック情報の代わりに接続装置情報が用いられてもよい。
<1.5.変形例>
次に、第1の実施形態の変形例を説明する。制御エンティティ100は、選択された上記無線通信装置30に基地局としての動作を停止させるための制御(以下、「停止制御」と呼ぶ)を行う。
(第2制御部137)
(c)停止制御
第1の実施形態の変形例では、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30に基地局としての動作を停止させるための制御(以下、「停止制御」と呼ぶ)を行う。
(c−1)停止制御
例えば、上記停止制御は、選択された上記無線通信装置30に対する停止の要求を制御することを含む。
−制御エンティティによる要求
第1の例として、制御エンティティ100が、選択された上記無線通信装置30に、基地局としての動作を停止するように要求する。この場合に、例えば、第2制御部137は、基地局としての動作の停止を要求する制御情報(例えば、停止要求メッセージ)を生成する。そして、第2制御部137は、通信部110を介して、(基地局20を介して)上記制御情報(例えば、停止要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信する。一例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30へのNASシグナリングを行う。例えばこのように、第2制御部137は、制御エンティティ100による要求を制御する。
−基地局による要求
第2の例として、基地局20(選択された上記無線通信装置30が位置するセルの基地局20(即ち、選択された基地局20))が、選択された上記無線通信装置30に、基地局として動作を停止するように要求してもよい。この場合に、第2制御部137は、基地局としての動作の停止を要求する制御情報(例えば、停止要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信するように、基地局20に要求してもよい。すると、基地局20は、例えばRRCシグナリングにより、選択された上記無線通信装置30に、基地局としての動作を停止するように要求してもよい。例えばこのように、第2制御部137は、基地局20による要求を制御してもよい。
以上のように、選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を停止するように要求される。なお、選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を停止する前に、選択された上記無線通信装置30に接続される他の無線通信装置30のハンドオーバを行う。そして、選択された上記無線通信装置30は、上記ハンドオーバの完了後に、基地局としての動作を停止する。上記ハンドオーバは、制御エンティティ100からの停止の要求に応じて行われてもよく、制御エンティティ100からの別の要求(例えば、ハンドオーバの要求)に応じて行われてもよい。
(c−2)停止の条件
−選択された上記無線通信装置30からの要求がある場合
第1の例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30からの要求に応じて、上記停止制御を行う。
例えば、選択された上記無線通信装置30が、基地局としての動作の停止を要求するメッセージを制御エンティティ100に送信する。すると、第2制御部137は、上記停止制御を行う。
これにより、例えば、無線通信装置30のユーザの希望に沿うことが可能になる。
−選択された上記無線通信装置30が対象エリア外に位置する場合
第2の例として、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30が対象エリア外に位置する場合に、上記停止制御を行ってもよい。
一例として、上記対象エリアは、選択された上記無線通信装置30が位置するセル(即ち、選択された基地局20のセル)であってもよい。即ち、選択された上記無線通信装置30がセル外に移動すると、第2制御部137は、上記停止制御を行ってもよい。別の例として、選択された上記無線通信装置30が移動局との無線通信に使用可能な周波数帯域が、特定のエリア内での使用を条件に、選択された上記無線通信装置30に許可されている場合に、上記対象エリアは、当該特定のエリアであってもよい。なお、上記対象エリアはこれらの例に限定されない。
例えば、第2制御部137は、選択された上記無線通信装置30の位置を示す情報を取得し、当該位置に基づいて、選択された上記無線通信装置30が対象エリア外に位置するかを判定してもよい。
以上、第1の実施形態を説明した。第1の実施形態によれば、制御エンティティ100は、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置30の各々についての測定情報又は位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。これにより、例えば、セルにおけるトラフィクのオフロードを柔軟に行うことが可能になる。より具体的には、例えば、必要に応じて、1つ以上の無線通信装置30のうちの、セルエッジ又は所望のエリアに位置する無線通信装置30が、基地局として動作し得る。そして、セルエッジ又は所望のエリアに位置する他の無線通信装置30が、基地局として動作する上記無線通信装置30を介して通信し得る。その結果、セルエッジ又は所望のエリアに位置する他の無線通信装置30のトラフィックがオフロードされ得る。
<<2.第2の実施形態>>
続いて、本開示の第2の実施形態を説明する。
上述した第1の実施形態では、制御エンティティ100が、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置30の各々についての測定情報又は位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
一方、第2の実施形態では、基地局200が、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置30の各々についての測定情報又は位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
<2.1.通信システムの構成>
図6を参照して、第2の実施形態に係る通信システム2の概略的な構成を説明する。図6は、第2の実施形態に係る通信システム2の概略的な構成の一例を示す説明図である。図6を参照すると、通信システム2は、基地局200及び無線通信装置30を含む。
(無線通信装置30)
無線通信装置30は、移動局及び基地局として動作可能である。
例えば、無線通信装置30は、移動局として動作する。例えば、無線通信装置30は、基地局200との無線通信を行う。より具体的には、例えば、無線通信装置30は、基地局200のセル21内に位置する場合に基地局200との無線通信を行う。
例えば、無線通信装置30は、基地局として動作する。例えば、無線通信装置30は、他の無線通信装置(例えば、他の無線通信装置30)との無線通信を行う。より具体的には、例えば、無線通信装置30は、無線通信装置30の通信エリア内に位置する他の無線通信装置との無線通信を行う。
(基地局200)
基地局200は、無線通信装置30との無線通信を行う。例えば、基地局200は、基地局200の通信エリアであるセル21内に位置する無線通信装置30との無線通信を行う。例えば、セル21は、マクロセルであり、基地局200は、マクロセルの基地局である。あるいは、セル21は、スモールセルであってもよく、基地局200は、スモールセルの基地局であってもよい。
第2の実施形態では、基地局200は、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。とりわけ、基地局200は、1つ以上の無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は、1つ以上の無線通信装置30の位置に関する位置関連情報に基づいて、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
また、例えば、基地局200は、選択される無線通信装置30を基地局として動作させるための制御を行う。
以上、第2の実施形態に係る通信システム2を説明した。なお、通信システム2は、移動局及び基地局として動作可能な無線通信装置30のみではなく、移動局としてのみ動作可能な無線通信装置をさらに含んでもよい。
<2.2.基地局の構成>
図7を参照して、第2の実施形態に係る基地局200の構成の一例を説明する。図7は、第2の実施形態に係る基地局200の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、基地局200は、アンテナ部210、無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部250を備える。
(アンテナ部210)
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(無線通信部220)
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、セル21内に位置する無線通信装置30へのダウンリンク信号を送信し、セル21内に位置する無線通信装置30からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部230)
ネットワーク通信部230は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(記憶部240)
記憶部240は、基地局200の動作のためのプログラム及びデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(処理部250)
処理部250は、基地局200の様々な機能を提供する。処理部250は、第1制御部251、取得部253、選択部255及び第2制御部257を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(第1制御部251)
第1制御部251は、1つ以上の無線通信装置30への要求であって、測定情報又は位置関連情報の報告の当該要求を制御する。
(a)測定情報/位置関連情報
測定情報及び位置関連情報についての説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)1つ以上の無線通信装置
(b−1)基地局の通信エリア内に位置する無線通信装置
例えば、上記1つ以上の無線通信装置30は、基地局200の通信エリア内に位置する無線通信装置30である。
(b−2)アイドル状態の無線通信装置
例えば、上記1つ以上の無線通信装置30は、アイドル状態の無線通信装置である。具体的には、例えば、上記1つ以上の無線通信装置30は、RRC Idleの状態の無線通信装置である。
これにより、例えば、データの送受信を行っていない無線通信装置30から、測定情報又は位置情報を収集することが可能になる。その結果、データの送受信を行っていない無線通信装置30が基地局として動作し得る。即ち、無線通信装置30のデータの送信を妨げることなく、トラフィックのオフロードが行われ得る。
(b−3)モビリティが低い無線通信装置
上記1つ以上の無線通信装置30は、モビリティが低い無線通信装置30であってもよい。
一例として、第1制御部251は、複数の無線通信装置30のモビリティに関する情報を取得し、当該複数の無線通信装置30のうちのモビリティが低い1つ以上の無線通信装置30を要求の対象として選択してもよい。
これにより、例えば、ビームフォーミングにより適した無線通信装置30を基地局として動作させることが可能になる。その結果、ビームフォーミングにより適した無線通信装置30が基地局として動作し得る。そのため、ビームフォーミングにより無線バックホールが実現され得る。また、長い時間所望のエリアに位置する無線通信装置30が基地局として動作し得る。
(c)制御の例
例えば、第1制御部251は、上記測定情報又は上記位置関連情報を報告するように、上記1つ以上の無線通信装置30に要求する。より具体的には、例えば、第1制御部251は、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する制御情報(例えば、報告要求メッセージ)を生成する。そして、第1制御部251は、アンテナ部210及び無線通信部220を介して、上記制御情報を上記1つ以上の無線通信装置30へ送信する。
例えば、上記制御情報は、RRCコネクションリコンフィギュレーションメッセージであり、測定コンフィギュレーションを含む。
(d)マルチキャスト/ブロードキャスト
上記要求は、マルチキャスト又はブロードキャストによる要求であってもよい。
例えば、基地局200は、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する上記制御情報を、上記1つ以上の無線通信装置30(又は、上記1つ以上の無線通信装置を含む無線通信装置30)へマルチキャストしてもよい。あるいは、基地局200は、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告を要求する上記制御情報を(例えば、システム情報の中で)ブロードキャストしてもよい。
これにより、例えば、上記1つ以上の無線通信装置への要求をより効率的に行うことが可能になる。
また、一般的に、コアネットワークノードは、接続状態(例えば、RRC Connectedの状態)の無線通信装置の位置を、セル単位(即ち、基地局単位)で知ることができる。一方、コアネットワークノードは、アイドル状態(例えば、RRC Idleの状態)の無線通信装置の位置を、トラッキングエリア(又はローカルエリア)の単位でしか知ることができない。そのため、基地局200がマルチキャストによって報告を要求することにより、当該基地局200の通信エリア(即ち、セル21)内に位置する無線通信装置30に報告を要求することが可能になる。
(e)条件付きの報告
第1制御部251は、上記1つ以上の無線通信装置30を含む無線通信装置30への要求であって、上記測定情報又は上記位置関連情報の報告の上記要求を制御してもよい。また、上記報告は、報告条件を満たす無線通信装置30により行われる報告であってもよい。なお、上記1つ以上無線通信装置30は、上記報告条件を満たす無線通信装置30であってもよい。
(e−1)報告条件の通知
例えば、上記1つ以上の無線通信装置30を含む無線通信装置30への上記要求の際に、上記報告条件が、基地局200により当該無線通信装置30に通知されてもよい。そして、当該無線通信装置30の各々は、上記報告条件が満たされる場合に、上記測定情報又は上記位置関連情報を報告してもよい。
(e−2)報告条件の例
上記報告条件の例の説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(f)トリガ
例えば、処理部250(例えば、第1制御部251)は、基地局200に関する情報(以下、「基地局関連情報」と呼ぶ)に基づいて、無線通信装置30を基地局として動作させるかを判定する。そして、処理部250(例えば、第1制御部251)が、無線通信装置30を基地局として動作させると判定する場合に、第1制御部251は、測定情報又は位置関連情報を報告するように、上記1つ以上の無線通信装置30に要求する。
(f−1)第1の例:トラフィック情報
例えば、上記基地局関連情報は、基地局200のトラフィックに関する情報(以下、「トラフィック情報」と呼ぶ)である。即ち、処理部250(例えば、第1制御部251)は、上記トラフィック情報に基づいて、無線通信装置30を基地局として動作させるかを判定する。
例えば、上記トラフィックは、基地局200により既に処理されたトラフィックである。あるいは、上記トラフィックは、基地局200により今後処理されると想定されるトラフィックであってもよい。
一例として、上記トラフィック情報は、基地局200が既に処理したトラフィックの量(例えば、総量又は平均値など)を示す情報である。別の例として、基地局200により既に処理されたトラフィックの量の履歴を示す情報であってもよい。また、上記トラフィック情報は、基地局200により既に処理された、若しくは、今後処理されると想定される制御情報の数に係る情報であってもよい。
(f−2)第2の例:接続装置情報
例えば、上記基地局関連情報は、基地局200に接続される無線通信装置に関する情報(以下、「接続装置情報」と呼ぶ)であってもよい。即ち、処理部250(例えば、第1制御部251)は、上記接続装置情報に基づいて、無線通信装置30を基地局として動作させるかを判定する。
例えば、上記接続装置情報は、基地局200に接続される無線通信装置の数(以下、「接続数」と呼ぶ)を示す情報である。当該無線通信装置は、移動局及び基地局として動作可能な無線通信装置30であってもよく、又は、無線通信装置30及び他の無線通信装置(移動局としてのみ動作可能な無線通信装置)を含んでもよい。
なお、上記接続数は、基地局200のセル21のエッジに位置する無線通信装置(例えば、基地局200により送信されるRSの受信電力(例えば、RSRP)が閾値未満である無線通信装置)の数であってもよい。あるいは、上記接続装置情報は、基地局200に接続される無線通信装置の中の、基地局200のセル21のエッジに位置する無線通信装置(例えば、基地局200により送信されるRSの受信電力(例えば、RSRP)が閾値未満である無線通信装置)の割合(以下、「接続割合」と呼ぶ)を示す情報であってもよい。これにより、例えば、基地局200がリンクアダプテーションの効果を得にくいかを知ることが可能になる。なお、上記閾値は動的に更新されてもよい。
(取得部253)
取得部253は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々について、測定情報(無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す情報)又は位置関連情報(無線通信装置30の位置に関する情報)を取得する。
例えば、上述したように、基地局200が、上記1つ以上の無線通信装置30に、測定情報又は位置関連情報の報告を要求する。すると、上記1つ以上の無線通信装置30の各々は、測定情報又は位置関連情報を基地局200に報告する。そして、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報は、記憶部240に記憶される。その後のいずれかのタイミングで、取得部253は、上記測定情報又は上記位置関連情報を取得する。
(選択部255)
選択部255は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。
この点についての説明は、符号及び主体などの相違と、以下の特徴の追加とを除き、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(d)基地局200のバックホール回線の種別に基づく選択
選択部255は、基地局200のバックホール(即ち、基地局200とコアネットワークとの間のバックホール)の種別に基づいて、基地局として動作させる無線通信装置30を選択してもよい。
第1のケースでは、上記バックホールは、有線バックホールであってもよく、この場合に、選択部255は、基地局として動作させるより多数の無線通信装置30を選択してもよい。第2のケースでは、上記バックホールは、無線バックホールを含んでもよく、この場合に、選択部255は、基地局として動作させるより少数の無線通信装置30を選択してもよい。
(第2制御部257)
(a)基地局動作制御
第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30を基地局として動作させるための制御(以下、「基地局動作制御」と呼ぶ)を行う。これにより、例えば、選択された上記無線通信装置30が基地局として実際に動作することが可能になる。なお、上記基地局動作制御の例を後に詳細に説明する。
(b)基地局として動作する無線通信装置に関する情報の管理
例えば、第2制御部257は、基地局として動作する無線通信装置30に関する情報(無線通信装置関連情報)を管理する。
(b−1)無線通信装置関連情報の例
上記無線通信装置関連情報の例の説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b−2)管理の例
例えば、第2制御部257は、上記無線通信装置関連情報の記録及び更新を行う。
この点についての説明は、符号及び主体などの相違を除き、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
<2.3.無線通信装置を基地局として動作させるための制御>
選択される上記無線通信装置30を基地局として動作させるための制御(即ち、基地局動作制御)の例を説明する。
(制御の第1の例:基地局としての動作の要求)
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30に対する基地局としての動作の要求を制御することを含む。
例えば、第2制御部257は、基地局としての動作を要求する制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を生成する。そして、第2制御部257は、アンテナ部210及び無線通信部220を介して、上記制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信する。一例として、第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30へのRRCシグナリングにより、上記制御情報を送信する。
なお、アイドル状態の無線通信装置30が、基地局として動作させる無線通信装置として選択される場合に、例えば、上記制御情報の送信前に、ページングなどにより、アイドル状態の無線通信装置30は接続状態になる。
(制御の第2の例:情報提供)
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30に情報を提供することを含む。
(a)提供される情報の例
選択された上記無線通信装置30に提供される情報の説明は、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
(b)情報の提供
例えば、第2制御部257は、RRCシグナリングにより、選択された上記無線通信装置30に上記制御情報を提供する。
(制御の第3の例:ハンドオーバのための制御)
例えば、上記基地局動作制御は、選択された上記無線通信装置30へのハンドオーバのための制御を含む。
(a)第1の例
第1の例として、第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30への(移動局として動作する近傍の無線通信装置の)ハンドオーバを決定する。そして、第2制御部257は、当該ハンドオーバを行う。これにより、例えば、基地局200のトラフィックがオフロードされ得る。
(b)第2の例
第2の例として、第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30のセルを近隣セルリスト内に追加してもよい。さらに、第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30のセルを近隣セルリスト内に追加するように、選択された上記無線通信装置30の周辺の他の基地局に要求してもよい。これにより、例えば、選択された上記無線通信装置30についての測定報告が他の無線通信装置により行われる。そのため、選択された上記無線通信装置30へのハンドオーバが行われ得る。その結果、基地局200のトラフィックがオフロードされ得る。
なお、選択された上記無線通信装置30が、基地局としての動作を停止する場合には、選択された上記無線通信装置30のセルを近隣セルリスト内で削除してもよい。さらに、第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30のセルを近隣セルリスト内で削除するように、選択された上記無線通信装置30の周辺の基地局に要求してもよい。
(c)第3の例
第3の例として、第2制御部257は、測定(measurement)に関するパラメータを変更してもよい。さらに、第2制御部257は、測定に関するパラメータを変更するように、選択された上記無線通信装置30の周辺の基地局に要求してもよい。上記パラメータは、選択された上記無線通信装置30のセルがより選択されやすくなるように決定されてもよい。
上記パラメータは、測定報告のイベントについての閾値及び/又はオフセットを含んでもよい。上記パラメータは、セル選択/セル再選択のためのS−criterionに関する変数を含んでもよい。上記パラメータは、リファレンス信号の送信電力を含んでもよい。
<2.4.処理の流れ>
次に、図8を参照して、第2の実施形態に係る処理の例を説明する。図8は、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。
基地局200は、自らの通信エリア(セル21)内に位置する1つ以上の無線通信装置30に測定情報の報告を要求する(S501)。すると、上記1つ以上の無線通信装置30は、測定を実行し(S503)、測定の結果を示す測定情報を基地局200に報告する(S505)。
基地局200は、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する(S507)。
基地局200は、選択された上記無線通信装置30に、基地局として動作するように要求する(S509)。例えば、基地局200は、基地局としての動作を要求する制御情報(例えば、動作要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信する。
選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を開始する(S511)。さらに、選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を開始したことを報告する(S513)。選択された上記無線通信装置30は、報告の際に、選択された上記無線通信装置30に関する情報(即ち、無線通信装置関連情報)を提供する。
その後、基地局200は、上記無線通信関連情報を記録し、又は更新する(S515)。
以上、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れを説明した。なお、当然ながら、測定情報の代わりに位置関連情報が用いられてもよい。
<2.5.変形例>
次に、第2の実施形態の変形例を説明する。基地局200は、選択された上記無線通信装置30に基地局としての動作を停止させるための制御(以下、「停止制御」と呼ぶ)を行う。
(c−1)停止制御
例えば、上記停止制御は、選択された上記無線通信装置30に対する停止の要求を制御することを含む。
例えば、第2制御部257は、基地局としての動作の停止を要求する制御情報(例えば、停止要求メッセージ)を生成する。そして、第2制御部257は、アンテナ部210及び無線通信部220を介して、上記制御情報(例えば、停止要求メッセージ)を、選択された上記無線通信装置30へ送信する。一例として、第2制御部257は、選択された上記無線通信装置30へのRRCシグナリングにより、上記制御情報を送信する。
以上のように、選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を停止するように要求される。なお、選択された上記無線通信装置30は、基地局としての動作を停止する前に、選択された上記無線通信装置30に接続される他の無線通信装置30のハンドオーバを行う。そして、選択された上記無線通信装置30は、上記ハンドオーバの完了後に、基地局としての動作を停止する。上記ハンドオーバは、基地局200からの停止の要求に応じて行われてもよく、基地局200からの別の要求(例えば、ハンドオーバの要求)に応じて行われてもよい。
(c−2)停止の条件
上記停止制御の条件についての説明は、符号及び主体などの相違を除き、第1の実施形態と第2の実施形態との間に差異はない。よって、ここでは重複する記載を省略する。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、基地局200は、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置30の各々についての測定情報又は位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する。これにより、例えば、セルにおけるトラフィクのオフロードを柔軟に行うことが可能になる。
<<3.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、制御エンティティ100は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、制御エンティティ100の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)において実現されてもよい。
また、例えば、基地局200は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、基地局200は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。基地局200は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、基地局200として動作してもよい。さらに、基地局200の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
<3.1.制御エンティティに関する応用例>
図9は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図9に示したサーバ700において、図2を参照して説明した処理部130に含まれる1つ以上の構成要素(第1取得部131、第1選択部132、第1制御部133、第2取得部135、第2選択部136及び/又は第2制御部137)は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
<3.2.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図10は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図10に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図10にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図10に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図10に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図10には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図10に示したeNB800において、図7を参照して説明した処理部250に含まれる1つ以上の構成要素(第1制御部251、取得部253、選択部255及び/又は第2制御部257)は、コントローラ821において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。一例として、eNB800は、コントローラ821、及び/又は無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、コントローラ821及び/又は無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図10に示したeNB800において、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部230は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図11は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図11に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図11にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図10を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図10を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図11に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図11には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図11に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図11には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図11に示したeNB830において、図7を参照して説明した処理部250に含まれる1つ以上の構成要素(第1制御部251、取得部253、選択部255及び/又は第2制御部257)は、コントローラ851において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。一例として、eNB830は、コントローラ851及び/又は無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図11に示したeNB830において、例えば、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部230は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
<<4.まとめ>>
ここまで、図1〜図11を参照して、本開示の実施形態を説明した。本開示に係る実施形態によれば、制御エンティティ100又は基地局200は、移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置30の各々について、無線通信装置30によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置30の位置に関する位置関連情報を取得する取得部と、上記1つ以上の無線通信装置30の各々についての上記測定情報又は上記位置関連情報に基づいて、上記1つ以上の無線通信装置30のうちの、基地局として動作させる無線通信装置30を選択する選択部と、を備える。これにより、例えば、セルにおけるトラフィクのオフロードを柔軟に行うことが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、主として、基地局及び無線通信装置がLTE、LTE−Advanced、又はこれらに準ずる通信規格に準拠する例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、基地局及び無線通信装置は、他の通信規格に準拠してもよい。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、制御エンティティ、若しくは制御エンティティのモジュール、又は、基地局、基地局装置、若しくは基地局装置のためのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、処理部に含まれる1つ以上の構成要素)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得する取得部と、
前記1つ以上の無線通信装置の各々についての前記測定情報又は前記位置関連情報に基づいて、前記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択する選択部と、
を備える装置。
(2)
前記1つ以上の無線通信装置は、アイドル状態の無線通信装置である、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記1つ以上の無線通信装置への要求であって、前記測定情報又は前記位置関連情報の報告の前記要求を制御する第1制御部、をさらに備える、前記(1)又は(2)に記載の装置。
(4)
前記要求は、マルチキャスト又はブロードキャストによる要求である、前記(3)に記載の装置。
(5)
前記第1制御部は、前記1つ以上の無線通信装置を含む無線通信装置への要求であって、前記測定情報又は前記位置関連情報の報告の前記要求を制御し、
前記報告は、報告条件を満たす無線通信装置により行われる報告であり、
前記1つ以上無線通信装置は、前記報告条件を満たす無線通信装置である、
前記(3)又は(4)に記載の装置。
(6)
前記1つ以上の無線通信装置、又は、選択される前記無線通信装置は、モビリティが低い無線通信装置である、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の装置。
(7)
選択された前記無線通信装置を基地局として動作させるための制御を行う第2制御部、をさらに備える、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記制御は、選択された前記無線通信装置に対する基地局としての動作の要求を制御することを含む、前記(7)に記載の装置。
(9)
前記制御は、選択された前記無線通信装置と移動局との間の無線通信のための制御情報を提供することを含む、前記(7)又は(8)に記載の装置。
(10)
前記制御情報は、前記無線通信に使用可能な周波数帯域を示す情報を含む、前記(9)に記載の装置。
(11)
前記制御情報は、前記無線通信のための最大送信電力を示す情報を含む、前記(9)又は(10)に記載の装置。
(12)
前記制御は、選択された前記無線通信装置と基地局との間の無線バックホールのための制御情報を提供することを含む、前記(7)〜(11)のいずれか1項に記載の装置。
(13)
前記制御情報は、前記基地局を示す情報を含む、前記(12)に記載の装置。
(14)
前記制御情報は、前記無線バックホールのために使用可能な周波数帯域を示す情報を含む、前記(12)又は(13)に記載の装置。
(15)
前記制御は、選択された前記無線通信装置が接続すべきコアネットワークノードに関する情報を提供することを含む、前記(7)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(16)
前記第2制御部は、選択された前記無線通信装置に基地局としての動作を停止させるための制御を行う、前記(7)〜(15)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
選択された前記無線通信装置のセルを近隣セルリスト内に追加するように、選択された前記無線通信装置の周辺の基地局に要求する第2制御部、をさらに備える、前記(1)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
前記1つ以上の無線通信装置は、1つ以上の基地局の中から選択された基地局の通信エリア内に位置する無線通信装置であり、
前記セルは、選択された前記基地局のセルを含む、
前記(1)〜(17)のいずれか1項に記載の装置。
(19)
前記1つ以上の基地局の中から選択された前記基地局は、前記1つ以上の基地局の各々のトラフィックに関する情報に基づいて選択された基地局である、前記(18)に記載の装置。
(20)
移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得することと、
プロセッサにより、前記1つ以上の無線通信装置の各々についての前記測定情報又は前記位置関連情報に基づいて、前記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択することと、
を含む方法。
置。
(21)
移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得することと、
前記1つ以上の無線通信装置の各々についての前記測定情報又は前記位置関連情報に基づいて、前記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(22)
移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得することと、
前記1つ以上の無線通信装置の各々についての前記測定情報又は前記位置関連情報に基づいて、前記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1、2 通信システム
20 基地局
21 セル
30 無線通信装置
100 制御エンティティ
131 第1取得部
132 第1選択部
133 第1制御部
135 第2取得部
136 第2選択部
137 第2制御部
200 基地局
251 第1制御部
253 取得部
255 選択部
257 第2制御部

Claims (20)

  1. 移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得する取得部と、
    前記1つ以上の無線通信装置の各々についての前記測定情報又は前記位置関連情報に基づいて、前記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択する選択部と、
    を備える装置。
  2. 前記1つ以上の無線通信装置は、アイドル状態の無線通信装置である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記1つ以上の無線通信装置への要求であって、前記測定情報又は前記位置関連情報の報告の前記要求を制御する第1制御部、をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  4. 前記要求は、マルチキャスト又はブロードキャストによる要求である、請求項3に記載の装置。
  5. 前記第1制御部は、前記1つ以上の無線通信装置を含む無線通信装置への要求であって、前記測定情報又は前記位置関連情報の報告の前記要求を制御し、
    前記報告は、報告条件を満たす無線通信装置により行われる報告であり、
    前記1つ以上無線通信装置は、前記報告条件を満たす無線通信装置である、
    請求項3に記載の装置。
  6. 前記1つ以上の無線通信装置、又は、選択される前記無線通信装置は、モビリティが低い無線通信装置である、請求項1に記載の装置。
  7. 選択された前記無線通信装置を基地局として動作させるための制御を行う第2制御部、をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  8. 前記制御は、選択された前記無線通信装置に対する基地局としての動作の要求を制御することを含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記制御は、選択された前記無線通信装置と移動局との間の無線通信のための制御情報を提供することを含む、請求項7に記載の装置。
  10. 前記制御情報は、前記無線通信に使用可能な周波数帯域を示す情報を含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記制御情報は、前記無線通信のための最大送信電力を示す情報を含む、請求項9に記載の装置。
  12. 前記制御は、選択された前記無線通信装置と基地局との間の無線バックホールのための制御情報を提供することを含む、請求項7に記載の装置。
  13. 前記制御情報は、前記基地局を示す情報を含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記制御情報は、前記無線バックホールのために使用可能な周波数帯域を示す情報を含む、請求項12に記載の装置。
  15. 前記制御は、選択された前記無線通信装置が接続すべきコアネットワークノードに関する情報を提供することを含む、請求項7に記載の装置。
  16. 前記第2制御部は、選択された前記無線通信装置に基地局としての動作を停止させるための制御を行う、請求項7に記載の装置。
  17. 選択された前記無線通信装置のセルを近隣セルリスト内に追加するように、選択された前記無線通信装置の周辺の基地局に要求する第2制御部、をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  18. 前記1つ以上の無線通信装置は、1つ以上の基地局の中から選択された基地局の通信エリア内に位置する無線通信装置であり、
    前記セルは、選択された前記基地局のセルを含む、
    請求項1に記載の装置。
  19. 前記1つ以上の基地局の中から選択された前記基地局は、前記1つ以上の基地局の各々のトラフィックに関する情報に基づいて選択された基地局である、請求項18に記載の装置。
  20. 移動局及び基地局として動作可能な1つ以上の無線通信装置の各々について、無線通信装置によるセルについての測定の結果を示す測定情報、又は無線通信装置の位置に関する位置関連情報を取得することと、
    プロセッサにより、前記1つ以上の無線通信装置の各々についての前記測定情報又は前記位置関連情報に基づいて、前記1つ以上の無線通信装置のうちの、基地局として動作させる無線通信装置を選択することと、
    を含む方法。
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