JP6246384B2 - 協調通信においてリンクを制御するための方法、装置、およびシステム - Google Patents

協調通信においてリンクを制御するための方法、装置、およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、協調通信においてリンクを制御するための方法、装置、およびシステムに関する。
移動体通信技術の急速な発展と共に、複数の規格の移動体通信システムが出現しており、例えば、モバイル通信グローバルシステム(GSM(登録商標)、Global System of Mobile communication)ネットワーク、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)ネットワーク、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標)、Wideband Code Division Multiple Access)ネットワーク、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA、Time Division−Synchronous Code Division Multiple Access)ネットワーク、およびマイクロ波アクセスのための世界規模の相互運用(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access)ネットワークがある。音声通信サービスに加えて、一般に、これらの移動体通信システムはデータ通信サービスも提供する。したがって、ユーザは、これらの移動体通信システムによって提供されるデータ通信サービスを使用し様々なデータをアップロードし、ダウンロードすることができる。
複数ユーザ協調通信においては、ワイヤレスフィデリティ(WiFiベースのWiFiダイレクトに基づくものなど、デバイス間(D2D、Device to Device)技術を用いて、ある端末と別の端末との間で相互支援が行われうる。例えば、進化型基地局(eNBによってある端末へ送信されるデータは、まず、当該端末の近くの別の端末へ送信し、次いで、端末間の短距離通信の技術を用いて最終宛先端末へ転送することができ、このようにして、データを配信するためにいくつかの端末の中から最善のチャネル条件を有する端末を選択することができ、このため、マルチユーザダイバーシチ利得を用いてセルエッジユーザのデータレートが改善され、スペクトル利用効率がさらに改善される。説明を容易にするために、最終宛先端末を受益ユーザ機器(B−UE、Beneficial User Equipment)と呼ぶことができ、受益ユーザ機器の近くの別の端末を支援ユーザ機器(S−UE、Supportive User Equipment)と呼ぶ。
先行技術を研究、実施する過程で、本発明の発明者は、先行技術では、ネットワーク側で協調通信リンクを制御するための関連技術が存在せず、その結果として協調通信時の低伝送効率および低通信品質がもたらされることを見出した。
本発明の実施形態は、協調通信の伝送効率および通信品質を改善するために、ネットワーク側によって協調通信リンクを制御することができる、協調通信においてリンクを制御するための方法、装置、およびシステムを提供する。
第1の態様によれば、本発明の一実施形態は協調通信においてリンクを制御するための方法を提供し、本方法は、
受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認するステップと、
受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップと、
事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信するステップであって、初期測定情報は、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われた後で送信される、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信するステップと、
1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するステップ、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するステップと、
受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するステップと、
受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告された支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップであって、リンク測定情報は、支援リンクで測定を行うことにより受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得される、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告された支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップと、
リンク測定情報に従って支援リンクを制御するステップと
を含む。
第1の態様に関連して、第1の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するステップは、
支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うステップ
を含む。
第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップの前に、本方法は、
1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップであって、事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップ、または
少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するステップであって、受益ユーザセットは少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む、事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するステップ
をさらに含む。
第1の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第3の可能な実施態様において、
受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップは、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップと、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップと、端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するステップと、を含み、
事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するステップは、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップと、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップと、端末を、事前支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するステップと、を含む。
第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップは、
受益ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクト(WiFi Direct)リンク/アクセスポイント(AP、Access Point)を使用可能にするように、受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに受益ユーザ機器のインターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)アドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと、
事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、事前支援ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、事前支援ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号(RSSI、Received Signal Strength Indication)を搬送する、事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと
を含む。
第1の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第5の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うステップは、
受益ユーザ機器へ第1のリンク構成要求を送信するステップであって、第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンク(Down Link)のIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンク(Up Link)のIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、受益ユーザ機器へ第1のリンク構成要求を送信するステップと、
受益ユーザ機器が、第1のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返される第1のリンク構成応答を受信するステップと、
支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信するステップであって、第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含む、支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信するステップと、
支援ユーザ機器が、第2のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返される第2のリンク構成応答を受信するステップと
を含む。
第1の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第6の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うステップは、
受益ユーザ機器へ第3のリンク構成要求を送信するステップであって、第3のリンク構成要求は、受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、受益ユーザ機器へ第3のリンク構成要求を送信するステップと、
受益ユーザ機器が、第3のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返される第3のリンク構成応答を受信するステップと、
支援ユーザ機器へ第4のリンク構成要求を送信するステップであって、第4のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む、支援ユーザ機器へ第4のリンク構成要求を送信するステップと、
支援ユーザ機器が、第4のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返される第4のリンク構成応答を受信するステップと
を含む。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップは、
事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、事前支援ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと
を含む。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第8の可能な実施態様において、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップは、
事前支援ユーザ機器へWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信するステップと、
事前支援ユーザ機器によって返された問い合わせ応答を受信するステップであって、問い合わせ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、事前支援ユーザ機器によって返された問い合わせ応答を受信するステップと、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと
を含む。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第9の可能な実施態様において、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信するステップは、
事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告されたファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に受信するステップであって、リンク情報は伝送レートおよび/またはチャネル品質を含む、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告されたファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に受信するステップ
を含み、
初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するステップは、リンク情報に従って事前支援ユーザ機器の中から、受益ユーザ機器の支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、を含み、
初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するステップは、リンク情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するステップ、を含む。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第10の可能な実施態様において、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告された支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップは、
受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって周期的に報告される協調リンクの測定レート情報および/もしくは受信信号強度表示信号情報を別々に受信するステップ、ならびに/または
イベントベースで受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって報告されるWiFi信号品質情報を別々に受信するステップ
を含む。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第11の可能な実施態様において、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告された支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップの前に、本方法は、
支援リンクのリンク測定方式に関する独立した構成を行うステップ、または、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器がリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うように、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われるときにリンク測定方式に関する構成を行うステップ
をさらに含む。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第12の可能な実施態様において、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うステップの後に、本方法は、
支援リンクを使用してデータパケットを転送するステップ、をさらに含み、データパケットは、受益ユーザ機器もしくは支援ユーザ機器によって支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施され、または、ダウンリンク・データ・パケットが、オフロード時に基地局によって支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施される。
第1の態様および第1の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第13の可能な実施態様において、リンク測定情報に従って支援リンクを制御するステップは、
リンク測定情報が、支援ユーザ機器が退出することを指示する場合、支援ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除するステップと、
リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除するステップと
を含む。
第2の態様によれば、本発明の一実施形態は、協調通信においてリンクを制御するための方法をさらに提供し、本方法は、
端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップと、
端末が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するステップと、
端末が、ファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局へ初期測定情報を送信するステップであって、初期測定情報は、端末が1台の受益ユーザ機器と少なくとも1台の事前支援ユーザ機器とを含む場合に、基地局によって、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するのに使用され、または、初期測定情報は、端末が少なくとも1台の受益ユーザ機器と1台の事前支援ユーザ機器とを含む場合に、基地局によって、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される必要のある受益ユーザ機器を選択するのに使用される、端末が、ファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局へ初期測定情報を送信するステップと、
端末が、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立するステップと、
端末が、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行うステップと、
端末が、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信するステップと
を含む。
第2の態様に関連して、第1の可能な実施態様において、端末が、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立するステップは、
端末が、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するステップ
を含む。
第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様において、端末が受益ユーザ機器である場合、端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップは、
受益ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含み、
端末が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するステップは、具体的には、受益ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すステップであり、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する。
第2の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第3の可能な実施態様において、端末が、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するステップは、
受益ユーザ機器が、基地局によって送信された第1のリンク構成要求を受信するステップであって、第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、受益ユーザ機器が、基地局によって送信された第1のリンク構成要求を受信するステップと、
受益ユーザ機器が、支援リンクを確立するように、第1のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第1のリンク構成応答を返すステップと
を含む。
第2の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第4の可能な実施態様において、端末が、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するステップは、
受益ユーザ機器が、基地局によって送信された第3のリンク構成要求を受信するステップであって、第3のリンク構成要求は、受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、受益ユーザ機器が、基地局によって送信された第3のリンク構成要求を受信するステップと、
受益ユーザ機器が、支援リンクを確立するように、第3のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第3のリンク構成応答を返すステップと
を含む。
第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第5の可能な実施態様において、端末が支援ユーザ機器である場合、端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップは、
支援ユーザ機器が、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含み、
端末が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するステップは、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って支援ユーザ機器が、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すステップであり、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する。
第2の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第6の可能な実施態様において、端末が、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するステップは、
支援ユーザ機器が、基地局によって送信された第2のリンク構成要求を受信するステップであって、第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含む、支援ユーザ機器が、基地局によって送信された第2のリンク構成要求を受信するステップと、
支援ユーザ機器が、支援リンクを確立するように、第2のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第2のリンク構成応答を返すステップと
を含む。
第2の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第7の可能な実施態様において、端末が、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するステップは、
支援ユーザ機器が、基地局によって送信された第4のリンク構成要求を受信するステップであって、第4のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む、支援ユーザ機器が、基地局によって送信された第4のリンク構成要求を受信するステップと、
支援ユーザ機器が、支援リンクを確立するように、第4のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第4のリンク構成応答を返すステップと
を含む。
第2の態様に関連して、第8の可能な実施態様において、端末が支援ユーザ機器である場合、端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップは、
支援ユーザ機器が、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関するものである、基地局によって送信された問い合わせメッセージを受信するステップ
を含み、
端末が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するステップは、支援ユーザ機器が、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へ問い合わせ応答を返すステップであって、問い合わせ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、支援ユーザ機器が、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へ問い合わせ応答を返すステップ、を含む。
第2の態様に関連して、第9の可能な実施態様において、端末が受益ユーザ機器である場合、端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップは、
受益ユーザ機器が、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含み、
端末が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するステップは、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って受益ユーザ機器が、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すステップ、を含み、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する。
第2の態様および第2の態様の第1の可能な実施態様から第9の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第10の可能な実施態様において、端末が、基地局へリンク測定情報を送信するステップは、
端末が、基地局へ協調リンクの測定レート情報および受信信号強度表示信号情報を周期的に報告するステップ、ならびに/または
端末が、イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告するステップ
を含む。
第2の態様および第2の態様の第1の可能な実施態様から第9の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第11の可能な実施態様において、端末が、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行うステップは、
基地局により支援リンクのリンク測定方式に関して行われる独立した構成を受信するステップ、または、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われるときに基地局によってリンク測定方式に関して行われる構成を受信するステップと、リンク測定情報を獲得するように、リンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うステップと
を含む。
第2の態様および第2の態様の第1の可能な実施態様から第9の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第12の可能な実施態様において、端末が、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するステップの後に、本方法は、
端末が、支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従ってデータパケットに対してインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を行い、支援を使用してカプセル化されたデータパケットを転送するステップ、または
端末が、支援リンクを使用して、支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従ってインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を行うことにより基地局によって獲得され、基地局によって配信されるデータパケットを受信するステップ
をさらに含む。
第3の態様によれば、本発明の一実施形態は基地局をさらに提供し、本基地局は、確認部と、送受信部と、選択部と、確立部と、制御部と、を含み、
確認部は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認するように構成されており、
送受信部は、確認部が受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認した後で、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報を別々に受信するように構成されており、初期測定情報は、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われた後で送信され、
選択部は、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するように構成されており、
確立部は、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するように構成されており、
送受信部は、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するようにさらに構成されており、リンク測定情報は、支援リンクで測定を行うことにより受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得され、
制御部は、リンク測定情報に従って支援リンクを制御するように構成されている。
第3の態様に関連して、第1の可能な実施態様において、
確立部は、具体的には、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うように構成されている。
第3の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様において、基地局は、ユーザセット選択部をさらに含み、
ユーザセット選択部は、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するように構成されており、事前支援ユーザセットは、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含み、または、
ユーザセット選択部は、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するように構成されており、受益ユーザセットは、少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む。
第3の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第3の可能な実施態様において、
ユーザセット選択部は、具体的には、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するように構成されており、または、
ユーザセット選択部は、具体的には、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、端末を、事前支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するように構成されている。
第3の態様の第1の可能な実施態様から第4の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の可能な実施態様において、送受信部は、具体的には、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
受益ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、事前支援ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
事前支援ユーザ機器によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
ように構成されている。
第3の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第5の可能な実施態様において、
確立部は、具体的には、受益ユーザ機器へ、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含む第1のリンク構成要求を送信し、受益ユーザ機器が、第1のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返される第1のリンク構成応答を受信し、支援ユーザ機器へ、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含む第2のリンク構成要求を送信し、支援ユーザ機器が、第2のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返される第2のリンク構成応答を受信するように構成されている。
第3の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第6の可能な実施態様において、
確立部は、受益ユーザ機器へ、受益ユーザ機器の経路制御規則を含む第3のリンク構成要求を送信し、受益ユーザ機器が、第3のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返される第3のリンク構成応答を受信し、支援ユーザ機器へ、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む第4のリンク構成要求を送信し、支援ユーザ機器が、第4のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返される第4のリンク構成応答を受信するように構成されている。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の可能な実施態様において、送受信部は、具体的には、
事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
受益ユーザ機器によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
ように構成されている。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第8の可能な実施態様において、送受信部は、具体的には、
事前支援ユーザ機器へWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信し、
事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、問い合わせ応答を受信し、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
受益ユーザ機器によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
ように構成されている。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第9の可能な実施態様において、
選択部は、具体的には、伝送レートおよび/またはチャネル品質を含む、ファーストホップ物理リンクのリンク情報を獲得し、リンク情報に従って事前支援ユーザ機器の中から、受益ユーザ機器の支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択し、または、リンク情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するように構成されている。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第10の可能な実施態様において、
送受信部は、具体的には、受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって周期的に報告される協調リンクの測定レート情報および/もしくは受信信号強度表示信号情報を別々に受信するように構成されており、かつ/または、
送受信部は、具体的には、イベントベースで受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって報告されるWiFi信号品質情報を別々に受信するように構成されている。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第11の可能な実施態様において、基地局は、構成部をさらに含み、
構成部は、支援リンクのリンク測定方式に関する独立した構成を行い、または、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器がリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うように、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われるときにリンク測定方式に関する構成を行うように構成されている。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第9の可能な実施態様において、基地局は、伝送部をさらに含み、
伝送部は、支援リンクを使用してデータパケットを転送するように構成されており、データパケットは、受益ユーザ機器もしくは支援ユーザ機器によって支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施され、または、ダウンリンク・データ・パケットが、オフロード時に基地局によって支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施される。
第3の態様および第3の態様の第1の可能な実施態様から第3の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第12の可能な実施態様において、
制御部は、具体的には、リンク測定情報が、支援ユーザ機器が退出することを指示する場合、支援ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除し、リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除するように構成されている。
第4の態様によれば、本発明の一実施形態は端末をさらに提供し、本端末は、受信部と、物理リンク確立部と、物理リンク測定部と、支援リンク確立部と、支援リンク測定部と、送信部と、を含み、
受信部は、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成されており、
物理リンク確立部は、受信部によって受信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、ファーストホップ物理リンクを確立するように構成されており、
物理リンク測定部は、物理リンク確立部によって確立されるファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局へ初期測定情報を送信するように構成されており、初期測定情報は、端末が1台の受益ユーザ機器と少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む場合に、基地局によって、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するのに使用され、または、初期測定情報は、端末が少なくとも1台の受益ユーザ機器と1台の事前支援ユーザ機器とを含む場合に、基地局によって、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される必要のある受益ユーザ機器を選択するのに使用され、
支援リンク確立部は、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立するように構成されており、
測定部は、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行うように構成されており、
送信部は、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信するように構成されている。
第4の態様に関連して、第1の可能な実施態様において、
支援リンク確立部は、具体的には、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するように構成されている。
第4の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の可能な実施態様において、
受信部は、具体的には、端末が受益ユーザ機器である場合に、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成されており、
物理リンク確立部は、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されており、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する。
第4の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第3の可能な実施態様において、
支援リンク確立部は、具体的には、基地局によって送信される、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、第1のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第1のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第1のリンク構成応答を返すように構成されている。
第4の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第4の可能な実施態様において、
支援リンク確立部は、具体的には、基地局によって送信される、受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、第3のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第3のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第3のリンク構成応答を返すように構成されている。
第4の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第5の可能な実施態様において、
受信部は、具体的には、端末が支援ユーザ機器である場合に、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成されており、
物理リンク確立部は、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されており、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する。
第4の態様の第5の可能な実施態様に関連して、第6の可能な実施態様において、
支援リンク確立部は、具体的には、基地局によって送信される、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含む、第2のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第2のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第2のリンク構成応答を返すように構成されている。
第4の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第7の可能な実施態様において、
支援リンク確立部は、具体的には、基地局によって送信される、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む、第4のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第4のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第4のリンク構成応答を返すように構成されている。
第4の態様に関連して、第8の可能な実施態様において、
受信部は、具体的には、端末が支援ユーザ機器である場合に、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関するものである、基地局によって送信される問い合わせメッセージを受信するように構成されており、
物理リンク確立部は、具体的には、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へ問い合わせ応答を返すように構成されており、問い合わせ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する。
第4の態様に関連して、第9の可能な実施態様において、
受信部は、具体的には、端末が支援ユーザ機器である場合に、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成されており、
物理リンク確立部は、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されており、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する。
第4の態様および第4の態様の第1の可能な実施態様から第9の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第10の可能な実施態様において、
送信部は、具体的には、基地局へ、協調リンクの測定レート情報および受信信号強度表示信号情報を周期的に報告し、かつ/または、イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告するように構成されている。
第4の態様および第4の態様の第1の可能な実施態様から第9の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第11の可能な実施態様において、端末は、伝送部をさらに含むことができ、
伝送部は、支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従ってデータパケットに対してインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を行い、支援を使用してカプセル化されたデータパケットを転送するように構成されており、または
伝送部は、支援リンクを使用して、支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従ってインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を行うことにより基地局によって獲得され、基地局によって配信されるデータパケットを受信するように構成されている。
第5の態様によれば、本発明の一実施形態は通信システムをさらに提供し、本通信システムは、本発明の各実施形態で提供される任意の基地局と、本発明の各実施形態で提供される任意の端末とを含む。
第6の態様によれば、本発明の一実施形態は基地局をさらに提供し、本基地局は、プロセッサと、送受信機と、データを記憶するように構成されたメモリとを含み、
送受信機は、プロセッサの制御下で、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するように構成されており、リンク測定情報は、支援リンクで測定を行うことにより受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得され、
プロセッサは、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認し、送受信機を、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報を別々に受信するように制御し、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択し、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、送受信機によって受信されるリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように構成されている。
第7の態様によれば、本発明の一実施形態は端末をさらに提供し、本端末は、プロセッサと、送受信機と、データを記憶するように構成されたメモリとを含み、
送受信機は、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、プロセッサの制御下で、基地局へ初期測定情報を送信し、基地局へリンク測定情報を送信するように構成されており、初期測定情報は、端末が1台の受益ユーザ機器と少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む場合に、基地局によって、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するのに使用され、または、初期測定情報は、端末が少なくとも1台の受益ユーザ機器と1台の事前支援ユーザ機器とを含む場合に、基地局によって、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される必要のある受益ユーザ機器を選択するのに使用され、
プロセッサは、送受信機によって受信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、ファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局へ初期測定情報を送信するよう送受信機を制御し、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信するよう送受信機を制御するように構成されている。
本発明の実施形態においては、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することが確認され、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求が別々に送信され、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報が別々に受信され、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器が選択され、または、
少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器は支援ユーザ機器として使用され、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器が選択され、次いで、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクが確立され、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報が受信され、支援リンクはリンク測定情報に従って制御され、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善される。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、これらの実施形態を説明するのに必要な添付の図面について簡単に述べる。明らかに、以下の説明における添付の図面は単に本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎず、当業者は、これら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法の流れ図である。 本発明の一実施形態による、協調通信のシナリオの概略図である。 本発明の一実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法の別の流れ図である。 本発明の一実施形態による、協調通信プロトコルスタックの概略図である。 本発明の一実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法の別の流れ図である。 ダウンリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図である。 アップリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図である。 本発明の一実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法の別の流れ図である。 ダウンリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図である。 本発明の一実施形態による、協調通信の別のシナリオの概略図である。 本発明の一実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法の別の流れ図である。 本発明の一実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法の別の流れ図である。 本発明の一実施形態による基地局の概略的構造図である。 本発明の一実施形態による端末の概略的構造図である。 本発明の一実施形態による通信システムの概略的構造図である。 本発明の一実施形態による基地局の別の概略的構造図である。 本発明の一実施形態による端末の別の概略的構造図である。
以下で、本発明の実施形態における添付の図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決策を明確説明する。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の全部ではなく一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて当業者によって難なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
本発明の各実施形態は、協調通信においてリンクを制御するための方法、装置、およびシステムを提供する。以下で、これらを個別に詳細に説明する。
実施形態1
本実施形態は基地局の観点から説明する。基地局は、具体的には、進化型基地局(eNBまたは別の伝送局といったデバイスとすることができる。
協調通信においてリンクを制御するための方法は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認するステップと、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップと、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報を別々に受信するステップと、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するステップ、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するステップと、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するステップと、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップであって、リンク測定情報は、支援リンクで測定を行うことにより受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得される、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップと、リンク測定情報に従って支援リンクを制御するステップと、を含む。
図1aに示すように、具体的なプロセスは以下のとおりとすることができる。
101.受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認する。
受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行うことができるかどうかを指す。すなわち、事前支援ユーザ機器は受益ユーザ機器が通信を行うのを支援することができる。
受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信能力を有するかどうかは、近隣関係情報に従って判定することができる。近隣関係情報は、1台の受益ユーザ機器が複数の事前支援ユーザ機器に対応すること、または、複数の受益ユーザ機器が1台の事前支援ユーザ機器に対応することを含みうる。
102.受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求(例えば、MUCC Pairing Second Hop Setup Request)を別々に送信する。
協調通信においては、最初に確立される基地局と端末との間のセルラリンクに加えて、端末間のダイレクトリンク、例えば、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のダイレクトリンクや、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器との間のダイレクトリンクなども確立される必要がある。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、端末間のダイレクトリンクをファーストホップと呼ぶ。したがって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、「端末間のダイレクトリンクを確立すること」を指示するのに使用されるリンクセットアップ要求を指す。ダイレクトリンクは、WiFiダイレクトリンクとすることもでき、別の無線ダイレクトリンクとすることもできる。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、WiFiダイレクトリンクを説明のための例として主に使用する。例えば、図1bを参照すると、基地局と支援ユーザ機器1との間のリンク、基地局と支援ユーザ機器2との間のリンク、および基地局と受益ユーザ機器との間のリンクを、セルラ通信リンクと呼ぶ。支援ユーザ機器1と受益ユーザ機器との間のリンク、および支援ユーザ機器2と受益ユーザ機器との間のリンクを、WiFiダイレクトリンクと呼ぶ。基地局が支援ユーザ機器1または支援ユーザ機器2を用いて受益ユーザ機器に到達するためのリンクを、支援リンクと呼ぶ。すなわち、支援リンクは、セルラ通信リンクおよびWiFiダイレクトリンクを含むことができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができ、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、ターゲット端末によって異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される必要がある場合、受益ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。逆に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される必要がある場合、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、受益ユーザ機器に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。以下同様である。すなわち、「受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する(すなわちステップ102)」ステップは、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。
受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答(例えば、MUCC Pairing Second Hop Setup Response)を受信する。受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報(例えば、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報)や、受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる。
事前支援ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、事前支援ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。
事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する。事前支援ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号(RSSI、Received Signal Strength Indication)といった情報を搬送することができる。
(2)支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
このシナリオは、主に2つの場合に分類することができる。一方は、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされない場合であり、他方は、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされる場合であり、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされない場合には、
事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にすることができるように、事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報(例えば、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報)や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる、事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
受益ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスすることができるように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する。
B.事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされる場合には、
事前支援ユーザ機器へWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信し、
使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報(例えば、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報)や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる、事前支援ユーザ機器によって返された問い合わせ応答を受信し、
受益ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスすることができるように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報などを搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる、受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する。
事前支援ユーザ機器は、おそらくは受益ユーザ機器の支援ユーザ機器になる端末、すなわち、支援ユーザ機器の候補端末を指す。したがって、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、「受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する」ステップの前に、後で事前支援ユーザセットの中から支援ユーザ機器として適切な端末をさらに選択することができるように、受益ユーザ機器のために事前支援ユーザセットをさらに選択することができる。すなわち、「受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する」ステップの前に、協調通信においてリンクを制御するための方法は、
受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップであって、事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含むことができる、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップ、をさらに含むことができ、これは、例えば具体的には、
各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップ、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、および事前設定条件を満たすこれらの端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するステップ
とすることができる。
同様に、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器のために受益ユーザセットを選択することもでき、受益ユーザセットは少なくとも1台の受益ユーザ機器を含み、これは、例えば具体的には、
各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップ、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、および、端末を、事前支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するステップ
とすることができる。
「事前設定条件」は、実際の適用要件に従って設定することができ、ここで説明される
103.事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信する。初期測定情報は、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される。
例えば、103は、具体的には、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告されたファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に受信するステップ、とすることができる。
104.1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択する。これは、例えば、具体的には、
ステップ103で受信されたリンク情報に従って事前支援ユーザ機器の中から、受益ユーザ機器の支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、または、リンク情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するステップ
とすることができる。
例えば、ステップ102で事前支援ユーザセットが受益ユーザ機器のために選択されている場合事前設定条件を満たす端末を、リンク情報に従って事前支援ユーザセットの中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器として選択することができる。
別の例として、ステップ102で受益ユーザセットが受益ユーザ機器のために選択されている場合リンク情報に従って受益ユーザセットの中から、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器として、事前設定条件を満たす端末を選択することができる。
物理リンクのリンク情報は、伝送レートおよび/またはチャネル品質といった情報を含むことができる。
105.受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立する。
例えば、支援リンクを確立するように、具体的には、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うことができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成が行われない場合があり、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器/支援ユーザ機器によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができ、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)第1のシナリオ:トンネルおよび経路構成が行われる。
このシナリオでは、構成を2つの局面、すなわち、受益ユーザ機器に関する構成と支援ユーザ機器に関する構成とに分けることができ、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.受益ユーザ機器に関する構成:
リンク構成要求が受益ユーザ機器へ送信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、受益ユーザ機器へ送信されるリンク構成要求を第1のリンク構成要求と呼び、第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンク(Down Link)のIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンク(Up Link)のIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含むことができる。
受益ユーザ機器が、第1のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返されるリンク構成応答が受信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、受益ユーザ機器によって返されるリンク構成応答を第1のリンク構成応答と呼ぶ。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができること、例えば、複数の支援ユーザ機器のWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器に関する構成:
リンク構成要求が支援ユーザ機器へ送信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、支援ユーザ機器へ送信されるリンク構成要求を第2のリンク構成要求と呼び、第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含むことができる。
支援ユーザ機器が、第2のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返されるリンク構成応答が受信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、支援ユーザ機器によって返されるリンク構成応答を第2のリンク構成応答と呼ぶ。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
d.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
(2)第2のシナリオ:経路構成だけが行われ、トンネル構成は行われない。
このシナリオでは、構成を2つの局面、すなわち、受益ユーザ機器に関する構成と支援ユーザ機器に関する構成とに分けることができ、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.受益ユーザ機器に関する構成:
リンク構成要求が受益ユーザ機器へ送信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、受益ユーザ機器へ送信されるリンク構成要求を第3のリンク構成要求と呼び、第3のリンク構成要求は、受益ユーザ機器の経路制御規則を含むことができる。
受益ユーザ機器が、第3のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返されるリンク構成応答が受信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、受益ユーザ機器によって返されるリンク構成応答を第3のリンク構成応答と呼ぶ。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器に関する構成:
リンク構成要求が支援ユーザ機器へ送信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、支援ユーザ機器へ送信されるリンク構成要求を第4のリンク構成要求と呼び、第4のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則や、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則といった情報を含むことができる。
支援ユーザ機器が、第4のリンク構成要求に従って、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返されるリンク構成応答が受信される。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、支援ユーザ機器によって返されるリンク構成応答を第4のリンク構成応答と呼ぶ。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
加えて、「受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立する(すなわちステップ103)」ステップの後で、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもできる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器もしくは支援ユーザ機器が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、オフロード時に、支援リンクのファーストホップIP情報に従って、基地局が、ダウンリンク・データ・パケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、ここで説明される
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
106.受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告された支援リンクのリンク測定情報を別々に受信する。
支援リンクのリンク測定情報(以後、リンク測定情報と呼ぶ)は、支援リンクで測定を別々に行うことにより、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得され、リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、これは、例えば具体的には、
受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって周期的に報告される協調リンクの測定レート情報および/もしくは受信信号強度表示信号情報を別々に受信するステップ、ならびに/または
イベントベースで受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって報告されるWiFi信号品質情報を別々に受信するステップ
とすることができる。
リンク測定方式は、初期測定時に構成することもでき、初期測定後に独立に構成することもできる。すなわち、「受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告された支援リンクのリンク測定情報を別々に受信する」ステップの前に、協調通信においてリンクを制御するための方法は、
支援リンクのリンク測定方式に関する独立した構成を行ステップ、または、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器がリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うように、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われるときにリンク測定方式に関する構成を行うステップ
をさらに含むことができる。
107.リンク測定情報に従って支援リンクを制御する。例えば、107は、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)リンク測定情報が、支援ユーザ機器がユーザセットから退出することを指示する場合、ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiを使用不可にすることなどを含む。
(2)リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にすることなどを含む。
以上より、本実施形態においては、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することが確認されると、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求が別々に送信され、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報が別々に受信され、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器が選択され、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器は支援ユーザ機器として使用され、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器が選択され、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクが確立され、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報が受信され、支援リンクはリンク測定情報に従って制御され、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、1台の支援ユーザ機器が複数の受益ユーザ機器を同時に支援することができるため、ネットワークリソースの利用率をさらに改善することができ、ネットワーク容量が大幅に改善される。
実施形態2
本実施形態は端末の観点から説明する。端末は、支援ユーザ機器として使用される場合もあり、受益ユーザ機器として使用される場合もある。本端末は、具体的には、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)といったデバイスとすることができ、支援ユーザ機器として使用される場合には、E5(Equipment 5、機器)といった既存のデバイス、例えば、WiFiを受信するための無線アクセスデバイス(CPE、Customer Premise Equipment)、E5、携帯型広帯域無線アクセスデバイス(MIFI、mobile Wi−Fi hotspot)や、より強力なスーパーE5(Super E5)とすることもできる。
協調通信においてリンクを制御するための方法は、端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップと、端末が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するステップと、端末が、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立するステップと、端末が、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行うステップと、端末が、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信するステップと、を含む。
図2に示すように、具体的なプロセスは以下のとおりとすることができる。
201.端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する。
協調通信においては、最初に確立される基地局と端末との間のセルラリンクに加えて、端末間のダイレクトリンク、例えば、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のダイレクトリンクや、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器との間のダイレクトリンクなども確立される必要がある。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、端末間のダイレクトリンクをファーストホップと呼ぶ。したがって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、「端末間のダイレクトリンクを確立すること」を指示するのに使用されるリンクセットアップ要求を指す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができ、例えば、問い合わせメッセージとすることができる。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、端末が果たす異なる役割に従って異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、端末が支援ユーザ機器として使用される場合、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができる。逆に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、端末が支援ユーザ機器として使用される場合、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができる。すなわち、異なる特定のシナリオに従って、「端末が基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する(すなわちステップ201)」ステップは、具体的には、以下の方式のうちの任意の1つとして実行することができる。
(1)受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
A.端末が受益ユーザ機器として使用される場合、「端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する」ステップは、
受益ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップであって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、受益ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報などを搬送する、受益ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含むことができる。
B.端末が支援ユーザ機器として使用される場合、「端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する」ステップは、
支援ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップであって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する、支援ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含むことができる。
(2)支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
A.端末が支援ユーザ機器として使用される場合、「端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する」ステップは、
支援ユーザ機器が、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関するものである、基地局によって送信された問い合わせメッセージを受信するステップ、または、
支援ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップであって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報などを搬送する、支援ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含むことができる。
B.端末が受益ユーザ機器として使用される場合、「端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する」ステップは、
受益ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップであって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報といった情報を搬送する、受益ユーザ機器が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するステップ
を含むことができる。
202.端末は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立する。これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
(1)受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
A.端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送する。
B.端末が支援ユーザ機器として使用される場合、支援ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送する。
(2)支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
A.端末が支援ユーザ機器として使用される場合であり、支援ユーザ機器がWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを受信する場合、
支援ユーザ機器は、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へ問い合わせ応答を返し、問い合わせ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送し、または、
支援ユーザ機器が、支援ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報などを搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信する場合、
支援ユーザ機器は、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返し、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送する。
B.端末が受益ユーザ機器として使用される場合、
受益ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
受益ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送する。
203.端末は、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立する。
例えば、端末は、具体的には、支援リンクを確立するように、ファーストホップ物理リンクに関して基地局によって行われる伝送構成を受信することができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成が行われない場合があり、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器/支援ユーザ機器によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができ、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)第1のシナリオ:トンネルおよび経路構成が行われる。
このシナリオでは、伝送構成は、端末が果たす異なる役割に従って異なる場合があり、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.受益ユーザ機器に関する構成:
受益ユーザ機器は、基地局によって送信された第1のリンク構成要求を受信する。第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器の経路制御規則といった情報を含むことができる。
受益ユーザ機器は、支援リンクを確立するように、第1のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第1のリンク構成応答を返す。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができること、例えば、複数の支援ユーザ機器のWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器に関する構成:
支援ユーザ機器は、基地局によって送信された第2のリンク構成要求を受信する。第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含む。
支援ユーザ機器は、支援リンクを確立するように、第2のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第2のリンク構成応答を返す。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
d.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
(2)第2のシナリオ:経路構成だけが行われ、トンネル構成は行われない。
A.受益ユーザ機器に関する構成:
受益ユーザ機器は、基地局によって送信された第3のリンク構成要求を受信する。第3のリンク構成要求は、受益ユーザ機器の経路制御規則といった情報を含むことができる。
受益ユーザ機器は、支援リンクを確立するように、第3のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第3のリンク構成応答を返す。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器に関する構成:
支援ユーザ機器は、基地局によって送信された第4のリンク構成要求を受信する。第4のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則や支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則といった情報を含むことができる。
支援ユーザ機器は、支援リンクを確立するように、第4のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第4のリンク構成応答を返す。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
前述の伝送構成において、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器に関する伝送構成は、伝送構成時にNAT方式が使用されるのでない限り、特定の順序で実行されない場合もあることに留意すべきである。NAT方式では、支援ユーザ機器に関する伝送構成が行われる前に、受益ユーザ機器に関する伝送構成がまず行われる必要がある。
加えて、「端末が、支援リンクを確立するように、ファーストホップ物理リンクに関して基地局によって行われる伝送構成を受信する」ステップの後で、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもでき、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
端末は、支援リンクのファーストホップIP情報に従ってデータパケットに対してIPトンネルカプセル化を行い、支援を使用してカプセル化されたデータパケットを転送し、または
端末は、支援リンクを使用して、支援リンクのファーストホップ・IP情報に従ってIPトンネルカプセル化を行うことにより基地局によって獲得され、基地局によって配信されるデータパケットを受信する。
その前に、(支援ユーザ機器および受益ユーザ機器を含む)各端末は、初期測定情報を獲得するためにファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、次いで、基地局へ初期測定情報を報告する必要があることに留意すべきである。このようにして、基地局は、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択することができる。すなわち、ステップ203の前に、本方法は、
初期測定情報を獲得するためにファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局へ初期測定情報を報告するステップ、をさらに含み、初期測定情報は、端末が1台の受益ユーザ機器と少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む場合に、基地局によって、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するのに使用され、または、初期測定情報は、端末が少なくとも1台の受益ユーザ機器と1台の事前支援ユーザ機器とを含む場合に、基地局によって、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される必要のある受益ユーザ機器を選択するのに使用される。
支援ユーザ機器の選択については、実施形態1の説明を特に参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることにさらに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
204.端末は、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行う。
リンク測定方式は、初期測定時に構成することもでき、初期測定後に独立に構成することもできる。すなわち、ステップ204は、具体的には、
基地局により支援リンクのリンク測定方式に関して行われる独立した構成を受信するステップ、または、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われるときに基地局によってリンク測定方式に関して行われる構成を受信するステップ、およびリンク測定情報を獲得するように、リンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うステップ
とすることができる。
205.端末は、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信する。
リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、例えば、具体的には、
端末が基地局へ、協調リンクの測定レート情報および受信信号強度表示信号情報といった情報を周期的に報告するステップ、ならびに/または
端末が、イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報といった情報を報告するステップ
とすることができる。
以上より、本実施形態においては、端末が、基地局によって送信されたファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、次いで、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信し、それによって、協調通信リンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態1および実施形態2に記載されている方法に従い、以下で、例を使用して、実施形態3、実施形態4、実施形態5、および実施形態6において詳細な説明をさらに行う。
実施形態3
本実施形態では、基地局が具体的には進化型基地局であり、端末Aが受益ユーザ機器であり、端末Bおよび端末Cが支援ユーザ機器である例を用いて説明する。
図3aに示すように、進化型基地局のプロトコルスタックはLTEプロトコルスタック(Protocol Stack)を含み、(受益ユーザ機器および支援ユーザ機器を含む)端末は、LTEプロトコルスタックおよびWiFiプロトコルスタックを含む。制御プレーン上で、具体的には、端末無線アクセスモード制御層(RAMC、Radio Access Mode Control)を、セルラネットワークのプロトコルスタックの上位層において確立し、進化型基地局と各端末とで別々に配備することができる。例えば、RAMCは、具体的には、端末のオペレーティングシステム(OS、Operating System)層、通信プロトコルスタック、または上位層アプリケーションソフトウェアにおいて配備し、進化型基地局の主制御モジュール、独立アプリケーション制御部、アプリケーションサーバなどにおいて配備することもでき、または、RAMCは、例えば、セルラネットワーク内のRRC層で、モバイルセルラ技術および無線広帯域技術の収束後に獲得されるプロトコルスタックにおいて配備することもできる。
RAMCの情報は、伝送のためにセルラネットワーク上で運ばれてもよく、ユーザのデフォルトベアラを用いて特に伝送されてもよく、専用の無線データ伝送を確立することによって伝送されてもよく、あるいは、無線アクセスネットワーク(RAN, Radio Access Network)によって、アプリケーションサービスとして運ばれてもよく、伝送のために、モバイルセルラ技術および無線広帯域技術によって収束される技術において新しいシグナリング無線ベアラ(SRB、Signaling Radio Bearer)を追加することによって運ばれてもよく、以下同様である。
RAMCの主機能は以下のとおりとすることができる。
(1)WiFiに基づいて、ファーストホップ通信のための支援リンクを確立し、解除することを含めて、LTEリンクを用いて支援リンクの制御および管理を実施する。
(2)WiFiに基づいて、ファーストホップ通信に関する測定構成管理および測定報告を行う。
(3)受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との支援リンクに関する経路転送構成管理を行う。
対応して、進化型基地局と端末との主機能も以下のとおりとすることができる。
1.進化型基地局
(1)受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認し、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する。
(2)事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告された初期測定情報を別々に受信する。初期測定情報は、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される。
(3)1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択する。
(4)受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立する。
(5)端末によって報告された支援リンクのリンク測定情報を受信した後で、リンク測定情報に従って支援リンクを制御する。
(6)協調通信が完了した後で支援リンクの解除プロセスを開始する。
2.端末
(1)進化型基地局によって送信されたファーストホップリンク構成要求を受信すると、構成情報に基づいて、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、または指定されたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
(2)ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立する。
(3)構成されたリンク測定方式に従って支援リンクでリンク測定を行い、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へ、リンク測定情報、例えば、ファーストホップリンク品質といった情報を報告する。受益ユーザ機器は、受益ユーザ機器のリンク測定情報を報告することができるのみならず、すべての支援ユーザ機器のリンク測定情報も報告することができる。
(4)進化型基地局が支援リンクの解除プロセスを開始すると、対応する支援リンクを解除する。
前述のプロトコルスタックの構造に基づいて、以上ではその制御プロセスを詳細に説明している。
図3bに協調通信においてリンクを制御するための方法が示されており、具体的なプロセスは以下のとおりとすることができる。
301.進化型基地局が、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択する。事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む。例えば、301は、具体的には
各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップ、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、および事前設定条件を満たすこれらの端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するステップ
とすることができる。
302.進化型基地局は、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認すると、受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、受益ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報を搬送する。
加えて、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、受益ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
303.受益ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報は、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報を含むことができる。
304.進化型基地局は事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送し、事前支援ユーザ機器に、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするよう命令する。
加えて、ファーストホップリンク構成要求は、支援ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
305.事前支援ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、次いで、事前支援ユーザ機器は、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答をさらに返すことができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる。
この場合には、ファーストホップ物理リンクの確立が完了する。
306.進化型基地局は、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択する。
例えば具体的には、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とは、伝送レートおよび/またはチャネル品質に関する情報といった、ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に獲得し、次いで、進化型基地局へリンク情報を別々に報告することができ、進化型基地局は、リンク情報に従って事前支援ユーザセットの中から、受益ユーザ機器の支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択する。
307.進化型基地局は、受益ユーザ機器へ、第1のリンク構成要求(例えば、MUCC Link Setup Request)を送信する。
第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含むことができる。
308.受益ユーザ機器は、第1のリンク構成要求に従って、支援リンクに関するトンネルおよび経路構成といった伝送構成を行い、進化型基地局へ第1のリンク構成応答(MUCC Link Setup Response)を返す。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができること、例えば、複数の支援ユーザ機器のWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができることに留意すべきである。
309.進化型基地局は、支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信する。
第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報といった情報を含むことができる。
310.支援ユーザ機器は、第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行い、進化型基地局へ第2のリンク構成応答を返す。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
d.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
ここまでで、支援リンクの確立が完了する。
次いで、支援リンクを使用してデータパケットを転送することができる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器または支援ユーザ機器が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うことができる。例えば、図3cおよび図3dに示すように、図3cは、ダウンリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図であり、図3dは、アップリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図であり、IP3およびIP4のカプセル化がIPトンネルカプセル化である。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
311.受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信する。
例えば、ステップ302からステップ305でリンク測定方式に関する構成が行われている場合受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために、構成されたリンク測定方式に従って支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信すること、例えば、進化型基地局へリンク測定情報報告(MUCC Link Measurement Report)を送信することができ、リンク測定情報報告は、支援リンクの測定レートおよび信号強度表示信号、ならびに/またはWiFi信号品質情報などを含むことができる。
リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、例えば、具体的には、
基地局へ、支援リンクの測定レート情報および/もしくは信号強度表示信号情報を周期的に報告すること、ならびに/または、
イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告すること、例えば、WiFiが閾値より低い場合にWiFi信号品質情報を報告すること、または近隣のWiFiが閾値より高い場合にWiFi信号品質情報を報告することなど
とすることができる。
312.進化型基地局は、リンク測定情報に従って支援リンクを制御する。例えば、312は、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)リンク測定情報が、支援ユーザ機器がユーザセットから退出することを指示する場合、ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、支援ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiを使用不可にするように、支援ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求(MUCC Pairing Second Hop Release Request)を送信することができ、次いで、進化型基地局は、支援ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答(MUCC Pairing Second Hop Release Response)を受信することができる。
(2)リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、受益ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするように、受益ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
進化型基地局による受益ユーザ機器および支援ユーザ機器のファーストホップリンクを確立するプロセスに順序制約関係が存在する場合、リンクが解除されるときにもこの規則に従うべきであることに留意すべきである。例えば、進化型基地局がリンクを確立するときにまず受益ユーザ機器を使用可能する場合、解除時に、進化型基地局は、B−UEに、支援ユーザ機器が退出を許された後で初めてWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするよう命令する必要もあり、ここで説明する
以上より、本実施形態においては、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することが確認されると、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求が別々に送信され、次いで、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報が別々に受信され、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器が選択され、次いで、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関するトンネルおよび経路構成が行われ、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報が受信され、支援リンクはリンク測定情報に従って制御され、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
実施形態4
実施形態3と同じように、本実施形態では、やはり図3aに示されているプロトコルスタックの構造を説明のための例として使用する。実施形態3との違いは、実施形態3では、進化型基地局は、支援リンクに関する伝送構成を行うときに、トンネル、経路などに関する構成を行う必要があるが、本実施形態では、経路に関する構成が行われさえすればよく、トンネルに関する構成は不要であるという点に存する。以下で詳細な説明を行う。
図4aに協調通信においてリンクを制御するための方法が示されており、具体的なプロセスは以下のとおりとすることができる。
401.進化型基地局が、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択する。事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む。例えば、401は、具体的には、
各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップ、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、および事前設定条件を満たすこれらの端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するステップ
とすることができる。
402.進化型基地局は、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認すると、受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、受益ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報を搬送する。
加えて、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、受益ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って構成された支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
403.受益ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報は、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報を含むことができる。
404.進化型基地局は事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送し、事前支援ユーザ機器に、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするよう命令する。
加えて、ファーストホップリンク構成要求は、支援ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
405.事前支援ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、次いで、事前支援ユーザ機器は、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答をさらに返すことができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる。
この場合には、ファーストホップ物理リンクの確立が完了する。
406.進化型基地局は、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択する。
例えば具体的には、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とは、伝送レートおよび/またはチャネル品質に関する情報といった、ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に獲得し、次いで、進化型基地局へリンク情報を別々に報告することができ、進化型基地局は、リンク情報に従って事前支援ユーザセットの中から、受益ユーザ機器の支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択する。
407.進化型基地局は、受益ユーザ機器へ第3のリンク構成要求を送信する。
第3のリンク構成要求は、受益ユーザ機器の経路制御規則といった情報を含むことができる。
408.受益ユーザ機器は、第3のリンク構成要求に従って支援リンクに関する経路構成といった伝送構成を行い、進化型基地局へ第3のリンク構成応答を返す。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて、第3のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
受益ユーザ機器の経路制御規則に従って、上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第3のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
409.進化型基地局は、支援ユーザ機器へ第4のリンク構成要求を送信する。
第4のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則や、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則といった情報を含むことができる。
410.支援ユーザ機器は、第4のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行い、進化型基地局へ第4のリンク構成応答を返す。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第4のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
ここまでで、支援リンクの確立が完了する。
次いで、支援リンクを使用してデータパケットを転送することができる。ダウンリンクのトンネルのカプセル化が進化型基地局側で行われ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
進化型基地局のRAMCが、支援リンクのファーストホップIP情報を獲得する。オフロード時に、支援リンクのファーストホップIP情報に従ってダウンリンク・データ・パケットに対してIPトンネルカプセル化が行われる。例えば、図4bに示すように、図4bは、ダウンリンクにおけるデータパケットの送信の概略図であり、IP3およびIP4のカプセル化がIPトンネルカプセル化である。IPトンネルカプセル化は進化型基地局において行われることが分かる。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
411.受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために、支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信する。
例えば、ステップ402からステップ405でリンク測定方式に関する構成が行われている場合受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために、構成されたリンク測定方式に従って支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信すること、例えば、進化型基地局へリンク測定情報報告を送信することができ、リンク測定情報報告は、支援リンクの測定レートおよび信号強度表示信号、および/またはWiFi信号品質情報などを含むことができる。
リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、例えば、具体的には、
基地局へ、支援リンクの測定レート情報および/もしくは信号強度表示信号情報を周期的に報告すること、ならびに/または、
イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告すること、例えば、WiFiが閾値より低い場合にWiFi信号品質情報を報告すること、または近隣のWiFiが閾値より高い場合にWiFi信号品質情報を報告すること
とすることができる。
412.進化型基地局は、リンク測定情報に従って支援リンクを制御する。例えば、412は、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)リンク測定情報が、支援ユーザ機器がユーザセットから退出することを指示する場合、ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、支援ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiを使用不可にするように、支援ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、支援ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
(2)リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、受益ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするように、受益ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
進化型基地局による受益ユーザ機器および支援ユーザ機器のファーストホップリンクを確立するプロセスに順序制約関係が存在する場合、リンクが解除されるときにもこの規則に従うべきであることに留意すべきである。例えば、進化型基地局がリンクを確立するときにまず受益ユーザ機器を使用可能する場合、解除時に、進化型基地局は、B−UEに、支援ユーザ機器が退出を許された後で初めてWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするよう命令する必要もあり、これについてはここでは繰り返さない。
以上より、本実施形態においては、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することが確認されると、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求が別々に送信され、次いで、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報が別々に受信され、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器が選択され、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する経路構成が行われ、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報が受信され、支援リンクはリンク測定情報に従って制御され、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
実施形態5
実施形態3および実施形態4と同じように、本実施形態では、やはり図3aに示されているプロトコルスタックの構造を説明のための例として使用する。実施形態3および実施形態4との違いは、実施形態3および実施形態4では、説明が主に、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される例を用いて行われているが、本実施形態では、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用され、複数の受益ユーザ機器が含まれうる例を用いて説明が行われるという点に存する。支援ユーザ機器は、具体的には、E5といったデバイスとすることができる。E5といったデバイスは無線データカードまたはルータであるため、このデバイスは、ネットワークアドレス変換(NAT、Network Address Translation)の変換機能をサポートすることができることに留意すべきである。すなわち、本実施形態では、支援ユーザ機器は、具体的には、NAT機構を伝送構成方式として使用するアクセス・ポイント・デバイスとすることができる。例えば、図5aを参照すると、図5aでは、専用支援デバイスとして、支援ユーザ機器を、CPE、E5、MIFI、あるいはより強力なスーパーE5(Super E5)といった既存のデバイスとすることができる。このシナリオでは、1台の支援ユーザ機器が複数の受益ユーザ機器、例えば、携帯電話やタブレットコンピュータといった複数のハンドヘルドデバイスを支援することができる。
図5bに協調通信においてリンクを制御するための方法が示されており、具体的なプロセスは以下のとおりとすることができる。
501.進化型基地局が事前支援ユーザセットのための受益ユーザセットを選択する。この場合には、ただ1台の事前支援ユーザ機器しかないため、事前支援ユーザ機器は支援ユーザ機器として直接使用され、受益ユーザセットは少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む。例えば、501は、具体的には、
各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たすこれらの端末を、支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するステップ
とすることができる。
502.進化型基地局は、支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認すると、支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、事前支援ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報を搬送する。
加えて、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、支援ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
503.支援ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、および事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスを搬送する。加えて、WiFi IPアドレスといった情報がさらに含まれていてもよく、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報は、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報を含むことができる。
504.進化型基地局は受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送し、受益ユーザ機器に、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするよう命令する。
加えて、ファーストホップリンク構成要求は、受益ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
505.受益ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、次いで、受益ユーザ機器は、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答をさらに返すことができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる。
この場合には、ファーストホップ物理リンクの確立が完了する。
506.進化型基地局は、支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択する。
例えば、具体的には、支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とは、伝送レートおよび/またはチャネル品質に関する情報といった、ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に獲得し、次いで、進化型基地局へリンク情報を別々に報告することができ、次いで進化型基地局は、リンク情報に従って受益ユーザセットの中から、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択する。
507.進化型基地局は、受益ユーザ機器へ、第1のリンク構成要求(MUCC Link Setup Request)を送信する。
第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含むことができる。
508.受益ユーザ機器は、第1のリンク構成要求に従って、支援リンクに関するトンネルおよび経路構成といった伝送構成を行い、進化型基地局へ第1のリンク構成応答(MUCC Link Setup Response)を返す。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って経路転送方式に関する構成を行う。これは、受益ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行うこと、および受益ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行うこと、を含む。
複数の受益ユーザ機器が存在する場合、これらの受益ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの受益ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
509.受益ユーザ機器は、支援ユーザ機器をトリガして、NATテーブルと略称されるNAT変換テーブルを設けさせるために、支援ユーザ機器へアプリケーションサービスの支援リンク要求を送信する。
この場合には、支援ユーザ機器は、進化型基地局へNAT情報を送信すること、例えば、独立したメッセージを用いて進化型基地局へNAT情報を送信することもでき、また支援ユーザ機器は、後で第2のリンク構成応答を返すときに進化型基地局へNAT情報を搬送することもでき、NAT情報はNAT変換テーブルといった情報を含む。
このようにして、進化型基地局が後でデータパケットを配信するときに、NAT変換テーブルに従って、受益ユーザ機器のデータの宛先IPおよびポート(port)を、「NAT変換テーブル内の、支援ユーザ機器のNATによる変換によって受益ユーザ機器のために生成されたIP」で置き換えることができ、これにより、支援ユーザ機器を用いて受益ユーザ機器へデータパケットを送信するという目的が達成される。すなわち、データパケットが支援ユーザ機器に到達した後で、データパケットに対してNAT変換が行われ、次いで、変換によって得られたデータパケットが受益ユーザ機器へ送信される。
ステップ509は、ステップ507とステップ510との間の任意の期間に実行されうることに留意すべきである。本実施形態では、ステップ509がステップ508の後に実行されることは、単に、説明のための例として使用されているにすぎず、それだけに限定されないことを理解すべきである。
510.進化型基地局は、支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信する。
第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報といった情報を含むことができる。
511.支援ユーザ機器は、第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行い、進化型基地局へ第2のリンク構成応答を返す。
その前に、支援ユーザ機器が基地局へNAT情報を報告しない場合支援ユーザ機器は、NAT情報、例えば、NAT変換テーブルの情報を第2のリンク構成応答に追加することができる。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器の経路制御規則に従って、上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の受益ユーザ機器が存在する場合第2のリンク構成要求は、複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
ここまでで、支援リンクの確立が完了する。
次いで、支援リンクを使用してデータパケットを転送することができる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器または支援ユーザ機器が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うことができる。例えば、図3cおよび図3dに示すように、図3cは、ダウンリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図であり、図3dは、アップリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図であり、IP3およびIP4のカプセル化がIPトンネルカプセル化である。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によってデータパケットに対してトンネルカプセル化が行われる本実施形態の例に加えて、オフロード時に支援リンクのファーストホップIP情報に従って、進化型基地局によってもデータパケットに対してIPトンネルカプセル化が行われうることにさらに留意すべきである。進化型基地局がデータパケットに対してトンネルカプセル化を行う場合、経路構成が行われさえすればよく、支援ユーザ機器および受益ユーザ機器のトンネル構成は不要である。経路構成の方式については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
512.受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信する。
例えば、ステップ502からステップ505でリンク測定方式に関する構成が行われている場合受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために、構成されたリンク測定方式に従って支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信すること、例えば、進化型基地局へリンク測定情報報告を送信することができ、リンク測定情報報告は、支援リンクの測定レートおよび信号強度表示信号、ならびに/またはWiFi信号品質情報などを含むことができる。
リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、例えば、具体的には、
基地局へ、支援リンクの測定レート情報および/もしくは信号強度表示信号情報を周期的に報告すること、ならびに/または、
イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告すること、例えば、WiFiが閾値より低い場合にWiFi信号品質情報を報告すること、または近隣のWiFiが閾値より高い場合にWiFi信号品質情報を報告すること
とすることができる。
513.進化型基地局は、リンク測定情報に従って支援リンクを制御する。例えば、513は、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)リンク測定情報が、支援ユーザ機器がユーザセットから退出することを指示する場合、ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、支援ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiを使用不可にするように、支援ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、支援ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
(2)リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、受益ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするように、受益ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
進化型基地局による受益ユーザ機器および支援ユーザ機器のファーストホップリンクを確立するプロセスに順序制約関係が存在する場合、リンクが解除されるときにもこの規則に従うべきであることに留意すべきである。例えば、進化型基地局がリンクを確立するときにまず受益ユーザ機器を使用可能する場合、解除時に、進化型基地局は、B−UEに、支援ユーザ機器が退出を許された後で初めてWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするよう命令する必要もあり、これについてはここでは繰り返さない。
以上より、本実施形態においては、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することが確認されると、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求が別々に送信され、次いで、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって返される初期測定情報が別々に受信され、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器のために、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器が選択され、次いで、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関するトンネルおよび経路構成が行われ、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報が受信され、支援リンクはリンク測定情報に従って制御され、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態6
実施形態5と同じように、本実施形態では、同様に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される例を用いて説明が行われる。実施形態5との違いは、実施形態5では、支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報が使用可能にされないが、本実施形態では、支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報が使用可能にされる例を用いて説明が行われるという点に存する。
基地局と支援ユーザ機器との間のリンク、基地局と受益ユーザ機器1との間のリンク、および基地局と受益ユーザ機器2との間のリンクをセルラ通信リンクと呼ぶ。支援ユーザ機器と受益ユーザ機器1との間のリンク、および支援ユーザ機器と受益ユーザ機器2との間のリンクをWiFiダイレクトリンクと呼ぶ。基地局が支援ユーザ機器を用いて受益ユーザ機器1に到達するためのリンクおよび基地局が支援ユーザ機器を用いて受益ユーザ機器2に到達するためのリンクを支援リンクと呼ぶ。すなわち、支援リンクは、セルラ通信リンクおよびWiFiダイレクトリンクを含むことができる。以下で詳細な説明を行う。
図6に協調通信においてリンクを制御するための方法が示されており、具体的なプロセスは以下のとおりとすることができる。
601.進化型基地局が事前支援ユーザセットのための受益ユーザセットを選択する。この場合には、ただ1台の事前支援ユーザ機器しかないため、事前支援ユーザ機器は支援ユーザ機器として直接使用され、受益ユーザセットは少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む。例えば、601は、具体的には、
各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たすこれらの端末を、支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するステップ
とすることができる。
602.進化型基地局は、支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認すると、支援ユーザ機器へWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信する。
加えて、問い合わせメッセージは、事前支援ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
603.事前支援ユーザ機器は、問い合わせメッセージに従って進化型基地局へ問い合わせ応答を返す。
問い合わせ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報は、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報を含むことができる。
604.進化型基地局は受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信する。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送し、受益ユーザ機器に、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするよう命令する。
加えて、ファーストホップリンク構成要求は、受益ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報もさらに搬送することができる。
605.受益ユーザ機器は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、次いで、受益ユーザ機器は、進化型基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答をさらに返すことができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる。
この場合には、ファーストホップ物理リンクの確立が完了する。
606.進化型基地局は、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって返される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器のための受益ユーザ機器を選択する。
例えば、具体的には、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器とは、伝送レートおよび/またはチャネル品質に関する情報といった、ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に獲得することができ、次いで、事前支援ユーザ機器と受益ユーザ機器は、進化型基地局へリンク情報を別々に報告し、次いで進化型基地局は、リンク情報に従って受益ユーザセットの中から、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択する。
607.進化型基地局は、受益ユーザ機器へ、第1のリンク構成要求(MUCC Link Setup Request)を送信する。
第1のリンク構成要求は、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含むことができる。
608.受益ユーザ機器は、第1のリンク構成要求に従って、支援リンクに関するトンネルおよび経路構成といった伝送構成を行い、進化型基地局へ第1のリンク構成応答(MUCC Link Setup Response)を返す。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って経路転送方式に関する構成を行う。これは、受益ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行うこと、および受益ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行うこと、を含む。
複数の受益ユーザ機器が存在する場合、これらの受益ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの受益ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
609.受益ユーザ機器は、支援ユーザ機器をトリガして、NATテーブルと略称されるNAT変換テーブルを設けさせるために、支援ユーザ機器へアプリケーションサービスの支援リンク要求を送信する。
この場合には、支援ユーザ機器は、進化型基地局へNAT情報を送信すること、例えば、独立したメッセージを用いて進化型基地局へNAT情報を送信することもでき、また支援ユーザ機器は、後で第2のリンク構成応答を返すときに進化型基地局へNAT情報を搬送することもでき、NAT情報はNAT変換テーブルといった情報を含む。
このようにして、進化型基地局が後でデータパケットを配信するときに、NAT変換テーブルに従って、受益ユーザ機器のデータの宛先IPおよびポートを、「NAT変換テーブル内の、支援ユーザ機器のNATによる変換によって受益ユーザ機器のために生成されたIP」で置き換えることができ、これにより、支援ユーザ機器を用いて受益ユーザ機器へデータパケットを送信するという目的が達成される。すなわち、データパケットが支援ユーザ機器に到達した後で、データパケットに対してNAT変換が行われ、次いで、変換によって得られたデータパケットが受益ユーザ機器へ送信される。
ステップ609は、ステップ607とステップ610との間の任意の期間に実行されうることに留意すべきである。本実施形態では、ステップ609がステップ608の後に実行されることは、単に、説明のための例として使用されているにすぎず、それだけに限定されないことを理解すべきである。
610.進化型基地局は、支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信する。
第2のリンク構成要求は、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報といった情報を含むことができる。
611.支援ユーザ機器は、第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行い、進化型基地局へ第2のリンク構成応答を返す。
その前に、支援ユーザ機器が基地局へNAT情報を報告しない場合支援ユーザ機器は、NAT情報、例えば、NAT変換テーブルの情報を第2のリンク構成応答に追加することができる。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器の経路制御規則に従って、上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の受益ユーザ機器が存在する場合第2のリンク構成要求は、複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
ここまでで、支援リンクの確立が完了する。
次いで、支援リンクを使用してデータパケットを転送することができる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器または支援ユーザ機器が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うことができる。例えば、図3cおよび図3dに示すように、図3cは、ダウンリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図であり、図3dは、アップリンクにおけるデータパケットの伝送の概略図であり、IP3およびIP4のカプセル化がIPトンネルカプセル化である。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によってデータパケットに対してトンネルカプセル化が行われる本実施形態の例に加えて、オフロード時に支援リンクのファーストホップIP情報に従って、進化型基地局によってもデータパケットに対してIPトンネルカプセル化が行われうることにさらに留意すべきである。進化型基地局がデータパケットに対してトンネルカプセル化を行う場合、経路構成が行われさえすればよく、支援ユーザ機器および受益ユーザ機器のトンネル構成は不要である。経路構成の方式については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
612.受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信する。
例えば、ステップ602からステップ605でリンク測定方式に関する構成が行われている場合受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とは、リンク測定情報を獲得するために、構成されたリンク測定方式に従って支援リンクで測定を別々に行い、進化型基地局へリンク測定情報を送信すること、例えば、進化型基地局へリンク測定情報報告を送信することができ、リンク測定情報報告は、支援リンクの測定レートおよび信号強度表示信号、ならびに/またはWiFi信号品質情報などを含むことができる。
リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、例えば、具体的には、
基地局へ、支援リンクの測定レート情報および/もしくは信号強度表示信号情報を周期的に報告すること、ならびに/または、
イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告すること、例えば、WiFiが閾値より低い場合にWiFi信号品質情報を報告すること、または近隣のWiFiが閾値より高い場合にWiFi信号品質情報を報告すること
とすることができる。
613.進化型基地局は、リンク測定情報に従って支援リンクを制御する。例えば、613は、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)リンク測定情報が、支援ユーザ機器がユーザセットから退出することを指示する場合、ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、支援ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiを使用不可にするように、支援ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、支援ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
(2)リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にすることなどを含む。
例えば、進化型基地局は、具体的には、受益ユーザ機器がファーストホップリンク解除要求に従って対応する経路およびトンネルを削除し、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするように、受益ユーザ機器へファーストホップリンク解除要求を送信することができ、次いで、進化型基地局は、受益ユーザ機器によって返されるファーストホップリンク解除応答を受信することができる。
進化型基地局による受益ユーザ機器および支援ユーザ機器のファーストホップリンクを確立するプロセスに順序制約関係が存在する場合、リンクが解除されるときにもこの規則に従うべきであることに留意すべきである。例えば、進化型基地局がリンクを確立するときにまず受益ユーザ機器を使用可能する場合、解除時に、進化型基地局は、B−UEに、支援ユーザ機器が退出を許された後で初めてWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にするよう命令する必要もあり、これについてはここでは繰り返さない。
以上より、本実施形態においては、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することが確認されると、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求が別々に送信され、次いで、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報が別々に受信され、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器のために、事前支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器が選択され、次いで、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関するトンネルおよび経路構成が行われ、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報が受信され、支援リンクはリンク測定情報に従って制御され、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態7
実施形態3、実施形態4、実施形態5、および実施形態6では、支援リンクのリンク測定方式が主に初期測定時に行われる。すなわち、ファーストホップリンク構成要求は、支援ユーザ機器および受益ユーザ機器が後でリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うことができるように、リンク測定方式を指示する情報を搬送する。加えて、リンク測定方式は別々に構成することもできる。すなわち、ステップ310、ステップ410、ステップ510、またはステップ610の前に、本方法は、
進化型基地局が、支援リンクのリンク測定方式に関する独立した構成を行うステップ
をさらに含むことができる。
加えて、測定されるリンク測定情報が報告されるときに、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器とがリンク測定情報を別々に報告することができることに加えて、受益ユーザ機器または支援ユーザ機器は、別の端末で測定を行い、基地局へリンク測定情報を送信することもでき、ここで説明される
本実施形態では、前述の2点に加えて、他のステップの実施は、実施形態3、実施形態4、実施形態5、および実施形態6の実施と同じである。詳細については、実施形態3、実施形態4、実施形態5、および実施形態6を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
本実施形態は、実施形態3、実施形態4、実施形態5、および実施形態6と同じ有益な効果を実現することができる。
実施形態8
前述の方法をより適切に実施するために、本発明の一実施形態は基地局をさらに提供する。図7に示すように、本基地局は、確認部701と、送受信部702と、選択部703と、確立部704と、制御部705と、を含む。
確認部701は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認するように構成されている。
受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行うことができるかどうかを指す。すなわち、事前支援ユーザ機器は受益ユーザ機器が通信を行うのを支援することができる。
受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信能力を有するかどうかは、近隣関係情報に従って判定することができる。近隣関係情報は、1台の受益ユーザ機器が複数の事前支援ユーザ機器に対応すること、または、複数の受益ユーザ機器が1台の事前支援ユーザ機器に対応することを含みうる。
送受信部702は、受益ユーザ機器もしくは事前支援ユーザ機器の近隣関係情報が獲得されるときに、または、受益ユーザ機器が協調通信を行う能力を有することが感知されるときに、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報を別々に受信するように構成されており、初期測定情報は、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われた後で送信される。
選択部703は、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、送受信部702によって受信される初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するように構成されている。
例えば、選択部703は、具体的には、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される、伝送レートおよび/またはチャネル品質といった情報を含むことができる、ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に受信し、リンク情報に従って事前支援ユーザ機器の中から、受益ユーザ機器の支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択し、または、リンク情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択するように構成されている。
確立部704は、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するように構成されている。
送受信部702は、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告される、確立部704によって確立される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するようにさらに構成されており、リンク測定情報は、支援リンクで測定を行うことにより受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得される。
制御部705は、送受信部702によって受信されるリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように構成されている。
協調通信においては、最初に確立される基地局と端末との間のセルラリンクに加えて、端末間のダイレクトリンク、例えば、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のダイレクトリンクや、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器との間のダイレクトリンクなども確立される必要がある。説明を容易にするために、本発明の本実施形態では、端末間のダイレクトリンクをファーストホップと呼ぶ。したがって、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、「端末間のダイレクトリンクを確立すること」を指示するのに使用されるリンクセットアップ要求を指す。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができ、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、ターゲット端末によって異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される必要がある場合、受益ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。逆に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される必要がある場合、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、受益ユーザ機器に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。すなわち、異なる適用シナリオに従って、送受信部702は、具体的には、以下の方式のいずれか1つとすることができる。
(1)受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
送受信部702は、具体的には、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
受益ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
事前支援ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、事前支援ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
事前支援ユーザ機器によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
ように構成することができる。
(2)支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
このシナリオは、主に2つの場合に分類することができる。一方は、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされない場合であり、他方は、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされる場合であり、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされない場合には以下のとおりである。
送受信部702は、具体的には、
事前支援ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
受益ユーザ機器によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
ように構成することができる。
B.事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされる場合には、
事前支援ユーザ機器へWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信し、
事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスを搬送する、問い合わせ応答を受信し、
受益ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
受益ユーザ機器によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する。
事前支援ユーザ機器は、おそらくは受益ユーザ機器の支援ユーザ機器になる端末、すなわち、支援ユーザ機器の候補端末を指す。したがって、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前に、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、後で事前支援ユーザセットの中から支援ユーザ機器として適切な端末をさらに選択することができるように、事前支援ユーザセットを受益ユーザ機器のためにさらに選択することができ、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器および1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、(この場合には、1台の事前支援ユーザ機器しかなく、事前支援ユーザ機器は支援ユーザ機器でもあるため)受益ユーザセットを事前支援ユーザ機器のために選択することができる。すなわち、基地局はユーザセット選択部をさらに含むことができる。
ユーザセット選択部は、受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するように構成することができ、事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む。
例えば、ユーザセット選択部は、具体的には、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たす端末を受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するように構成することができる。
あるいは、ユーザセット選択部は、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するように構成され、受益ユーザセットは、少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む。
例えば、ユーザセット選択部は、具体的には、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、端末を、事前支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するように構成されている。
「事前設定条件」は、実際の適用要件に従って設定することができ、これについてはここでは繰り返さない。
確立部は、具体的には、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うように構成することができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成が行われない場合があり、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器/支援ユーザ機器によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができ、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)第1のシナリオ:トンネルおよび経路構成が行われる。
確立部704は、具体的には、受益ユーザ機器へ、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、第1のリンク構成要求を送信し、受益ユーザ機器が第1のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返される第1のリンク構成応答を受信し、支援ユーザ機器へ、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報を含む、第2のリンク構成要求を送信し、支援ユーザ機器が第2のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返される第2のリンク構成応答を受信するように構成することができる。
受益ユーザ機器は、複数の方法を用いて第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができること、例えば、複数の支援ユーザ機器のWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができることに留意すべきである。
支援ユーザ機器は、複数の方法を用いて第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
d.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
(2)第2のシナリオ:経路構成だけが行われ、トンネル構成は行われない。
確立部704は、具体的には、受益ユーザ機器へ、受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、第3のリンク構成要求を送信し、受益ユーザ機器が第3のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器によって返される第3のリンク構成応答を受信し、支援ユーザ機器へ、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む、第4のリンク構成要求を送信し、支援ユーザ機器が第4のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器によって返される第4のリンク構成応答を受信するように構成することができる。
受益ユーザ機器が、第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うための方法は、具体的には以下のとおりとすることができる。
受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
支援ユーザ機器が、第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うための方法は、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
前述の伝送構成において、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器に関する伝送構成は、伝送構成時にNAT方式が使用されるのでない限り、特定の順序で実行されない場合もあることに留意すべきである。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
加えて、確立部704が、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立した後で、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもできる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器もしくは支援ユーザ機器が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、オフロード時に、支援リンクのファーストホップIP情報に従って、基地局が、ダウンリンク・データ・パケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともできる。すなわち、基地局は伝送部をさらに含むことができる。
伝送部は、支援リンクを使用してデータパケットを転送するように構成されており、データパケットは、受益ユーザ機器もしくは支援ユーザ機器によって支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施され、または、ダウンリンク・データ・パケットが、オフロード時に基地局によって支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施される。
任意選択で、リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、すなわち、以下のとおりである。
送受信部702は、具体的には、受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって周期的に報告される協調リンクの測定レート情報および/もしくは受信信号強度表示信号情報を別々に受信するように構成することもでき、かつ/または、
送受信部702は、具体的には、イベントベースで受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって報告されるWiFi信号品質情報を別々に受信するように構成することもできる。
リンク測定方式は、初期測定時に構成することもでき、初期測定後に独立に構成することもできる。すなわち、基地局は構成部をさらに含むことができる。
構成部は、支援リンクのリンク測定方式に関する独立した構成を行い、または、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器がリンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うように、ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われるときにリンク測定方式に関する構成を行うように構成されている。
制御部705による支援リンクの制御は複数の形式とすることができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
(1)リンク測定情報が、支援ユーザ機器がユーザセットから退出することを指示する場合、ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiを使用不可にすることなどを含む。
(2)リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除する。解除することは、経路を削除すること、トンネルを削除すること、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用不可にすることなどを含む。
すなわち、制御部705は、具体的には、リンク測定情報が、支援ユーザ機器が退出することを指示する場合に、支援ユーザセットから退出する支援ユーザ機器に対応する支援リンクを解除し、リンク測定情報が、協調通信が完了しており、すべての支援ユーザ機器が対応する支援リンクを解除していることを指示する場合に、受益ユーザ機器に対応する支援リンクを解除するように構成することができる。
基地局は、具体的には、進化型基地局や別の伝送局といったデバイスとすることができる。
具体的実装に際して、上述の各部は、独立したエンティティとして実装することもでき、ランダムに組み合わせ、1つまたは複数のエンティティとして実装することもできる。上述の各部の具体的実装については、前述の方法実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
以上より、本実施形態の基地局の確認部701が、受益ユーザ機器または事前支援ユーザ機器が協調通信を行う能力を有することを確認すると、送受信部702は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報を別々に受信することができ、選択部703は、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、支援ユーザ機器のために、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択し、確立部704は、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立し、送受信部702は、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報を受信し、次いで、制御部705は、リンク測定情報に従って支援リンクを制御し、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態9
対応して、本発明の一実施形態は端末をさらに提供する。図8に示すように、本端末は、受信部801と、物理リンク確立部802と、物理リンク測定部803と、支援リンク確立部804と、支援リンク測定部805と、送信部806と、を含む。
受信部801は、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成されている。
物理リンク確立部802は、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、ファーストホップ物理リンクを確立するように構成されている。
物理リンク測定部803は、物理リンク確立部802によって確立されるファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局へ初期測定情報を送信するように構成されている。
このようにして、初期測定情報を受信した後で、基地局は、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から、受益ユーザ機器のための支援ユーザ機器を選択し、または、支援ユーザ機器のために、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択することができる。例えば、初期測定情報は、1台の受益ユーザ機器と少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、基地局によって、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するのに使用することができ、または、初期測定情報は、少なくとも1台の受益ユーザ機器と1台の事前支援ユーザ機器とがある場合に、基地局によって、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される必要のある受益ユーザ機器を選択するのに使用される。詳細については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
支援リンク確立部804は、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立するように構成されている。
支援リンク測定部805は、リンク測定情報を獲得するように、支援リンク確立部804によって確立された支援リンクで測定を行うように構成されている。
送信部806は、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へ、支援リンク測定部805によって測定されたリンク測定情報を送信するように構成されている。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができ、例えば、問い合わせメッセージとすることができる。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、端末が果たす異なる役割に従って異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、端末が支援ユーザ機器として使用される場合、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができる。逆に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、端末が支援ユーザ機器として使用される場合、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができる。すなわち、異なるシナリオに従って、受信部801の実施は、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
A.端末が受益ユーザ機器として使用される場合、
受信部801は、具体的には、端末が受益ユーザ機器である場合に、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成することができ、
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、受益ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報などを搬送する。
この場合には、物理リンク確立部802は、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成することができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、受益ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる。
B.端末が支援ユーザ機器として使用される場合、
受信部801は、具体的には、端末が支援ユーザ機器として使用される場合に、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成することができ、
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する。
この場合には、物理リンク確立部802は、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成することができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる。
(2)支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
A.端末が支援ユーザ機器として使用される場合、
受信部801は、具体的には、端末が支援ユーザ機器として使用される場合に、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関するものである、基地局によって送信される問い合わせメッセージを受信するように構成することができる。
この場合には、物理リンク確立部802は、具体的には、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へ問い合わせ応答を返すように構成されている。
問い合わせ応答は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる。
B.端末が受益ユーザ機器として使用される場合、
受信部801は、具体的には、端末が受益ユーザ機器として使用される場合に、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信するように構成することができ、
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報といった情報を搬送する。
この場合には、物理リンク確立部802は、具体的には、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成することができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる。
支援リンク確立部804は、具体的には、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するように構成することができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成が行われない場合があり、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器/支援ユーザ機器によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができ、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)第1のシナリオ:トンネルおよび経路構成が行われる。
このシナリオでは、伝送構成は、端末が果たす異なる役割に従って異なる場合があり、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.受益ユーザ機器に関する構成:
支援リンク確立部804は、具体的には、基地局によって送信される、受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器の経路制御規則といった情報を含む、第1のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第1のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第1のリンク構成応答を返すように構成することができる。
受益ユーザ機器が、第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うための方式は、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができること、例えば、複数の支援ユーザ機器のWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器に関する構成:
支援リンク確立部804は、具体的には、基地局によって送信される、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報といった情報を含むことができる、第2のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第2のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第2のリンク構成応答を返すように構成することができる。
支援ユーザ機器が、第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うための方式は、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
d.支援ユーザ機器のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
(2)第2のシナリオ:経路構成だけが行われ、トンネル構成は行われない。
A.受益ユーザ機器に関する構成:
支援リンク確立部804は、具体的には、基地局によって送信される、受益ユーザ機器の経路制御規則といった情報を含むことができる、第3のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第3のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第3のリンク構成応答を返すように構成することができる。
受益ユーザ機器が、第3のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うための方式は、具体的には以下のとおりとすることができる。
受益ユーザ機器の経路制御規則に従って上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器の複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器に関する構成:
支援リンク確立部804は、具体的には、基地局によって送信される、支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則や支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則といった情報を含むことができる、第4のリンク構成要求を受信し、支援リンクを確立するように、第4のリンク構成要求に従ってファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で基地局へ第4のリンク構成応答を返すように構成することができる。
支援ユーザ機器が、第4のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うための方式は、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器を同時に構成することもできることに留意すべきである。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることにさらに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
加えて、支援リンクを確立するためにファーストホップ物理リンクに関して基地局によって行われる伝送構成が受信された後で、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもできる。すなわち、端末は伝送部をさらに含むことができ、これは以下のとおりである。
伝送部は、支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従ってデータパケットに対してインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を行い、支援を使用してカプセル化されたデータパケットを転送するように構成することもでき、
伝送部は、支援リンクを使用して、基地局によって配信されるデータパケットを受信するように構成することもでき、インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化は、支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って基地局によってデータパケットに対して行われる。
リンク測定情報を報告する方式は、周期的報告とすることもでき、イベントベースの報告とすることもでき、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
送信部806は、具体的には、基地局へ、協調リンクの測定レート情報および受信信号強度表示信号情報を周期的に報告し、かつ/または、イベントベースで基地局へWiFi信号品質情報を報告するように構成することができる。
任意選択で、リンク測定方式は、初期測定時に構成することもでき、初期測定後に独立に構成することもできる。これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
支援リンク測定部805は、具体的には、基地局により支援リンクのリンク測定方式に関して行われる独立した構成を受信し、または、初期測定がファーストホップ物理リンクで行われるときに基地局によってリンク測定方式に関して行われる構成を受信し、リンク測定情報を獲得するように、リンク測定方式に従って支援リンクで測定を行うように構成することができる。
端末は、支援ユーザ機器として使用される場合もあり、受益ユーザ機器として使用される場合もある。端末は、具体的には、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータといったデバイスとすることができる。支援ユーザ機器として使用される場合に、端末は、E5といった既存のデバイス、例えば、CPE、E5、MIFI、あるいはより強力なスーパーE5(Super E5)といったデバイスとすることができる。
具体的実装に際して、上述の各部は、独立したエンティティとして実装することもでき、ランダムに組み合わせ、1つまたは複数のエンティティとして実装することもできる。上述の各部の具体的実装については、前述の方法実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
以上より、本実施形態においては、端末の受信部801が基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、物理リンク確立部802がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、支援リンク確立部804がファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、次いで、支援リンク測定部805がリンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、送信部806が、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信し、それによって、協調通信リンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態10
対応して、本発明の一実施形態は通信システムをさらに提供し、本システムは、本発明の各実施形態で提供される任意の基地局と、本発明の各実施形態で提供される任意の端末とを含み、端末は、1台の受益ユーザ機器と少なくとも1台の支援ユーザ機器とを含むことができ、例えば、図9に示すように、通信システムは、基地局901と、支援ユーザ機器902と、受益ユーザ機器903とを含むことができ、これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
基地局901は、受益ユーザ機器903または事前支援ユーザ機器が協調通信を行う能力を有することを確認し、受益ユーザ機器903と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器903と事前支援ユーザ機器とへ、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器903がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器903によって報告される初期測定情報を別々に受信し、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器903の支援ユーザ機器902を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器902として使用し、初期測定情報に従って支援ユーザ機器902によって支援される受益ユーザ機器903を選択し、受益ユーザ機器903と支援ユーザ機器902との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、受益ユーザ機器903および/または事前支援ユーザ機器902によって報告される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するように構成されている。
支援ユーザ機器902は、基地局901によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、初期測定情報を獲得するためにファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局が初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器903の支援ユーザ機器902を選択するように、基地局へ初期測定情報を報告し、または、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器902によって支援される受益ユーザ機器903を選択し、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、基地局901へリンク測定情報を送信するように構成されている。
受益ユーザ機器903は、基地局901によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、初期測定情報を獲得するためにファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、基地局が初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器903の支援ユーザ機器902を選択するように、基地局へ初期測定情報を報告し、または、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器902によって支援される受益ユーザ機器903を選択し、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、基地局901へリンク測定情報を送信するように構成されている。
例えば、基地局901は、具体的には、受益ユーザ機器903および/もしくは支援ユーザ機器902によって周期的に報告される協調リンクの測定レート情報および/もしくは受信信号強度表示信号情報を別々に受信し、かつ/または、イベントベースで受益ユーザ機器903および/もしくは支援ユーザ機器902によって報告されるWiFi信号品質情報を別々に受信するように構成することができる。
リンク測定方式は、初期測定時に構成することもでき、初期測定後に独立に構成することもできる。詳細については、前述の実施形態を参照することができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができ、例えば、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、ターゲット端末によって異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器903がアクセスポイントとして使用される必要がある場合には、受益ユーザ機器903に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、受益ユーザ機器903へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器903によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。逆に、支援ユーザ機器902がアクセスポイントとして使用される必要がある場合には、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、受益ユーザ機器903に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。これは、具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)受益ユーザ機器903がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
基地局901は、具体的には、受益ユーザ機器903もしくは事前支援ユーザ機器の近隣関係情報を獲得すると、または、受益ユーザ機器903が協調通信を行う能力を有することを感知すると、受益ユーザ機器903がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするように、受益ユーザ機器903へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、受益ユーザ機器903によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報(例えば、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報)や、受益ユーザ機器903のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
事前支援ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、事前支援ユーザ機器へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、ファーストホップ物理リンクの確立を完了するように、事前支援ユーザ機器によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器903がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器903によって報告される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器903の支援ユーザ機器902を選択し、受益ユーザ機器903と支援ユーザ機器902との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、受益ユーザ機器903および/または支援ユーザ機器902によって報告される支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するように構成されている。
受益ユーザ機器903は、具体的には、基地局901によって送信される、受益ユーザ機器903にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報などを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局901へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、受益ユーザ機器903のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されている。
支援ユーザ機器902は、具体的には、基地局901によって送信される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、受益ユーザ機器903によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局901へ、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されている。
(2)支援ユーザ機器902がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは以下のとおりである。
このシナリオは、主に2つの場合に分類することができる。一方は、事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされない場合であり、他方は、事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされる場合であり、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされない場合には以下のとおりである。
基地局901は、具体的には、事前支援ユーザ機器がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にすることができるように、事前支援ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報(例えば、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報)や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、受益ユーザ機器903がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器903へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、受益ユーザ機器903によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するように構成されている。
支援ユーザ機器902は、具体的には、基地局901によって送信される、支援ユーザ機器にWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にするよう命令する情報などを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局901へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されている。
受益ユーザ機器903は、具体的には、基地局901によって送信される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報といった情報を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局901へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されている。
B.事前支援ユーザ機器のWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントが使用可能にされる場合には、以下のとおりである。
基地局901は、具体的には、事前支援ユーザ機器へWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信し、事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報(例えば、使用可能にされたWiFiの識別子や認証鍵といった情報)や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができる、問い合わせ応答を受信し、受益ユーザ機器903がファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスするように、受益ユーザ機器903へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報などを搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、受益ユーザ機器903によって返される、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送することができる、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するように構成されている。
支援ユーザ機器902は、具体的には、WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関するものである、基地局901によって送信される問い合わせメッセージを受信し、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局901へ、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報や、事前支援ユーザ機器のセルラIPアドレスおよびWiFi IPアドレスといった情報を搬送する、問い合わせ応答を返すように構成されている。
受益ユーザ機器903は、具体的には、基地局901によって送信される、使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントに関する情報といった情報を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスし、ファーストホップ物理リンクを確立するように、基地局901へファーストホップ・リンク・セットアップ応答を返すように構成されており、受益ユーザ機器903によって返されるファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、アクセスされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号といった情報を搬送する。
基地局901は、具体的には、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器903と支援ユーザ機器902との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うように構成することができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局901といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成が行われない場合があり、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器903/支援ユーザ機器902によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができ、これは具体的には以下のとおりとすることができる。
(1)第1のシナリオ:トンネルおよび経路構成が行われる。
このシナリオでは、構成を2つの局面、すなわち、受益ユーザ機器903に関する構成と支援ユーザ機器902に関する構成とに分けることができ、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.受益ユーザ機器903に関する構成:
基地局901は、具体的には、受益ユーザ機器903へ、受益ユーザ機器903のダウンリンクのIPトンネル情報、受益ユーザ機器903のアップリンクのIPトンネル情報、および受益ユーザ機器903の経路制御規則を含むことができる、第1のリンク構成要求を送信し、受益ユーザ機器903が第1のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器903と支援ユーザ機器902との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器903によって返される第1のリンク構成応答を受信するように構成されている。
受益ユーザ機器903が第1のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことは、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.受益ユーザ機器903のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
b.受益ユーザ機器903のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.受益ユーザ機器903の経路制御規則に従って、上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器902が存在する場合、この場合には、第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器902の複数の構成情報セットを同時に搬送することができること、例えば、複数の支援ユーザ機器902のWiFi IPアドレスといった情報を搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器902に関する構成:
基地局901は、具体的には、支援ユーザ機器902へ、支援ユーザ機器902のダウンリンクの経路制御規則、支援ユーザ機器902のダウンリンクのIPトンネル情報、支援ユーザ機器902のアップリンクの経路制御規則、および支援ユーザ機器902のアップリンクのIPトンネル情報などを含むことができる、第2のリンク構成要求を送信し、支援ユーザ機器902が第2のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器902によって返される第2のリンク構成応答を受信するように構成されている。
支援ユーザ機器902が第2のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことは、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器902のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器902のダウンリンクのIPトンネル情報に従ってダウンリンクのIPトンネルカプセル化方式に関する構成を行う。
c.支援ユーザ機器902のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
d.支援ユーザ機器902のアップリンクのIPトンネル情報に従ってアップリンクのIPトンネル構文解析方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器902が存在する場合、これらの支援ユーザ機器902を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器902を同時に構成することもできることに留意すべきである。
(2)第2のシナリオ:経路構成だけが行われ、トンネル構成は行われない。
このシナリオでは、構成を2つの局面、すなわち、受益ユーザ機器903に関する構成と支援ユーザ機器902に関する構成とに分けることができ、これらは、具体的には以下のとおりとすることができる。
A.受益ユーザ機器903に関する構成:
基地局901は、具体的には、受益ユーザ機器903へ、受益ユーザ機器903の経路制御規則を含むことができる、第3のリンク構成要求を送信し、受益ユーザ機器903が第3のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器903と支援ユーザ機器902との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で受益ユーザ機器903によって返される第3のリンク構成応答を受信するように構成されている。
受益ユーザ機器903が第3のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことは、具体的には以下のとおりとすることができる。
受益ユーザ機器903の経路制御規則に従って、上位層アプリケーションのためのWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントの経路提示方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器902が存在する場合、この場合には、第1のリンク構成要求は、それら複数の支援ユーザ機器902の複数の構成情報セットを同時に搬送することができることに留意すべきである。
B.支援ユーザ機器902に関する構成:
基地局901は、具体的には、支援ユーザ機器902へ、支援ユーザ機器902のダウンリンクの経路制御規則や支援ユーザ機器902のアップリンクの経路制御規則といった情報を含むことができる、第4のリンク構成要求を送信し、支援ユーザ機器902が第4のリンク構成要求に従って受益ユーザ機器902と支援ユーザ機器903との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で支援ユーザ機器902によって返される第4のリンク構成応答を受信するように構成されている。
支援ユーザ機器902が第4のリンク構成要求に従って支援リンクに関する伝送構成を行うことは、具体的には以下のとおりとすることができる。
a.支援ユーザ機器902のダウンリンクの経路制御規則に従ってダウンリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
b.支援ユーザ機器902のアップリンクの経路制御規則に従ってアップリンクの経路転送方式に関する構成を行う。
複数の支援ユーザ機器902が存在する場合、これらの支援ユーザ機器を1台ずつ構成することもでき、これらの支援ユーザ機器902を同時に構成することもできることに留意すべきである。
本発明の本実施形態では、IPトンネルが説明のための例として主に使用されていることにさらに留意すべきである。IPトンネルだけに限定されず、別のトンネリング技術も使用することができることに留意すべきであり、別のトンネリング技術の実装方法はIPトンネルの実装方法と同様であり、これについてはここでは繰り返さない。
任意選択で、受益ユーザ機器903と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前に、基地局901は、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含むことができる、受益ユーザ機器903のための事前支援ユーザセットをさらに選択することができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
基地局901は、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たすこれらの端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するようにさらに構成されている。
あるいは、基地局901は、少なくとも1台の受益ユーザ機器を含むことができる、支援ユーザ機器902のための受益ユーザセットをさらに選択することができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
基地局901は、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たすこれらの端末を、(この場合には支援ユーザ機器902でもある)事前支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するようにさらに構成されている。
「事前設定条件」は、実際の適用要件に従って設定することができ、これについてはここでは繰り返さない。
任意選択で、支援リンクが確立された後で、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもできる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器903もしくは支援ユーザ機器902が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、オフロード時に、支援リンクのファーストホップIP情報に従って、基地局901が、ダウンリンク・データ・パケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、これについてはここでは繰り返さない。
上述の各デバイスの具体的実装については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
以上より、受益ユーザ機器903もしくは支援ユーザ機器が協調通信を行う能力を有することを確認すると、本実施形態の通信システムの基地局901は、受益ユーザ機器903と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器903と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/もしくは受益ユーザ機器903がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/もしくは受益ユーザ機器903によって報告される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器903の支援ユーザ機器902を選択し、または、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器902によって支援される受益ユーザ機器903を選択し、次いで、受益ユーザ機器903と支援ユーザ機器902との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、受益ユーザ機器903および支援ユーザ機器902が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器903および支援ユーザ機器902によって報告される支援リンクのリンク測定情報を受信し、リンク測定情報に従って支援リンクを制御することができ、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態11
加えて、本発明の一実施形態は基地局をさらに提供し、本基地局は、プロセッサ1001と、送受信機1002と、データを記憶するように構成されているメモリ1003と、を含み、
送受信機1002は、プロセッサ1001の制御下で、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって報告される、支援リンクで測定を行うことにより受益ユーザ機器および/または支援ユーザ機器によって獲得される、支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するように構成されており、
プロセッサ1001は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認し、送受信機1002を、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報を別々に受信するように制御し、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択し、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、送受信機1002によって受信されるリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように構成されている。
送受信機1002は、具体的には、受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって周期的に報告される協調リンクの測定レート情報および/もしくは受信信号強度表示信号情報を別々に受信し、かつ/または、イベントベースで受益ユーザ機器および/もしくは支援ユーザ機器によって報告されるWiFi信号品質情報を別々に受信するように構成することができる。
リンク測定方式は、初期測定時に構成することもでき、初期測定後に独立に構成することもできる。詳細については、前述の実施形態を参照することができる。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができる。例えば、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、ターゲット端末によって異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される必要がある場合には、受益ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送され、逆に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用される必要がある場合には、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報を、事前支援ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、受益ユーザ機器に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報が、受益ユーザ機器へ送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送される。
加えて、プロセッサ1001は、具体的には、支援リンクを確立するように、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うことができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成を行うことができず、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器/支援ユーザ機器によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができる。詳細については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
任意選択で、送受信機1002が、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前に、プロセッサ1001は、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含むことができる、受益ユーザ機器903のための事前支援ユーザセットをさらに選択することができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
プロセッサ1001は、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たすこれらの端末を、受益ユーザ機器の事前支援ユーザセットに追加するようにさらに構成されている。
あるいは、プロセッサ1001は、少なくとも1台の受益ユーザ機器を含みうる支援ユーザ機器のための受益ユーザセットをさらに選択することができ、これは、例えば具体的には、以下のとおりとすることができる。
基地局は、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、モバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、事前設定条件を満たすこれらの端末を、(この場合には支援ユーザ機器でもある)事前支援ユーザ機器の受益ユーザセットに追加するようにさらに構成されている。
「事前設定条件」は、実際の適用要件に従って設定することができ、これについてはここでは繰り返さない。
任意選択で、支援リンクが確立された後で、プロセッサ1001は、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもできる。支援リンクのファーストホップIP情報に従って、受益ユーザ機器もしくは支援ユーザ機器が(アップリンク・データ・パケットおよびダウンリンク・データ・パケットを含む)データパケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、オフロード時に、支援リンクのファーストホップIP情報に従って、基地局が、ダウンリンク・データ・パケットに対してIPトンネルカプセル化を行うこともでき、これについてはここでは繰り返さない。
基地局は、具体的には、進化型基地局や別の伝送局といったデバイスとすることができる。
上述の各部の具体的実装については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
以上より、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認すると、本実施形態の基地局は、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器がファーストホップ物理リンクで初期測定を行った後で事前支援ユーザ機器および/または受益ユーザ機器によって報告される初期測定情報を別々に受信し、初期測定情報に従って、事前支援ユーザ機器の中から受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、
初期測定情報に従って、支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択し、次いで、受益ユーザ機器と支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立し、受益ユーザ機器および支援ユーザ機器が支援リンクで測定を行った後で受益ユーザ機器および支援ユーザ機器によって報告される支援リンクのリンク測定情報を受信し、リンク測定情報に従って支援リンクを制御し、それによって、協調通信におけるリンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
実施形態12
対応して、本発明の一実施形態は端末をさらに提供し、本端末は、プロセッサ1101と、送受信機1102と、データを記憶するように構成されたメモリ1103と、を含み、
送受信機1102は、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、プロセッサ1101の制御下で基地局へリンク測定情報を送信するように構成されており、
プロセッサ1101は、送受信機1102によって受信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信するよう送受信機1102を制御するように構成されている。
ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、具体的には、複数のメッセージ形式とすることができ、例えば、問い合わせメッセージとすることができる。ファーストホップ・リンク・セットアップ要求は、端末が果たす異なる役割に従って異なる指示メッセージを搬送することができる。例えば、受益ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、端末が支援ユーザ機器として使用される場合、事前支援ユーザ機器に「受益ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができる。逆に、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、端末が支援ユーザ機器として使用される場合、事前支援ユーザ機器に「WiFiダイレクトリンク/アクセスポイントを使用可能にする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができ、端末が受益ユーザ機器として使用される場合、受益ユーザ機器に「事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたWiFiダイレクトリンク/アクセスポイントにアクセスする」よう命令する情報をファーストホップ・リンク・セットアップ要求で搬送することができる。詳細については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
プロセッサ1101は、具体的には、支援リンクを確立するように、基地局によってファーストホップ物理リンクに関して行われる伝送構成を受信するように構成することができる。
伝送構成は、トンネル、経路などに関して行われる構成を含むことができ、トンネル構成は任意選択であり、トンネル構成が行われるかどうかは、具体的には、実際の適用要件に従って決定することができる。例えば、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が基地局といったネットワーク側によってデータパケットに対して主に行われる場合、トンネル構成を行うことができず、ファーストホップ・インターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化が受益ユーザ機器/支援ユーザ機器によってデータパケットに対して行われる場合、トンネル構成を行うことができる。詳細については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
加えて、「端末が、支援リンクを確立するように、ファーストホップ物理リンクに関して基地局によって行われる伝送構成を受信した」後で、構成された支援リンクをさらに使用してデータパケットを転送することもできる。すなわち、以下のとおりである。
プロセッサ1101は、支援リンクのファーストホップIP情報に従ってデータパケットに対してIPトンネルカプセル化を行い、支援を使用してカプセル化されたデータパケットを転送し、または、支援リンクを使用して、支援リンクのファーストホップIP情報に従ってIPトンネルカプセル化を行うことにより基地局によって獲得され、基地局によって配信されるデータパケットを受信するようにさらに構成されている。
加えて、プロセッサ1101は、初期測定情報を獲得するためにファーストホップ物理リンクで初期測定を行い、送受信機1102を、基地局へ初期測定情報を報告するよう制御するようにさらに構成されている。
端末は、支援ユーザ機器として使用される場合もあり、受益ユーザ機器として使用される場合もある。端末は、具体的には、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータといったデバイスとすることもでき、支援ユーザ機器として使用される場合には、E5といった既存のデバイス、例えば、CPE、E5、MIFIといったデバイス、あるいは、より強力なスーパーE5とすることもできる。
上述の各部の具体的実装については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
以上より、本実施形態の端末は、基地局によって送信されるファーストホップ・リンク・セットアップ要求を受信し、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立し、ファーストホップ物理リンクに基づいて支援リンクを確立し、リンク測定情報を獲得するために支援リンクで測定を行い、次いで、基地局がリンク測定情報に従って支援リンクを制御するように、基地局へリンク測定情報を送信し、それによって、協調通信リンクの制御および管理を行うという目的が達成され、協調通信の伝送効率および通信品質が改善されることが分かる。
加えて、支援ユーザ機器がアクセスポイントとして使用されるシナリオでは、支援ユーザ機器は、普通、ある特定の技術(指向性アンテナなど)を使用して、支援リンクのチャネル品質を改善する。したがって、ネットワークアルゴリズムについては、ネットワークリソースの利用率を改善し、ネットワーク容量を大幅に改善するように、1台の支援ユーザ機器によって支援されうる複数の受益ユーザ機器が支援ユーザ機器のために選択されることも考慮することができる。
当業者は、各実施形態における方法の各ステップの全部または一部を関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現することができることを理解するであろう。プログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。記憶媒体は、読取り専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクを含むことができる。
本発明の各実施形態による、協調通信においてリンクを制御するための方法、装置、およびシステムが、以上で詳細に説明されている。本発明の原理および実施態様は、本明細書では具体例を用いて説明されており、以上の各実施形態の説明は、単に、本発明の方法および核となる概念の理解を助けるためのものにすぎない。加えて、当業者は、本発明の実施形態の概念に従って、具体的な実施態様および適用範囲に変更を加えることもできる。したがって、本明細書の内容を本発明に対する限定として解釈してはならない。
701 確認部
702 送受信部
703 選択部
704 確立部
705 制御部
801 受信部
802 物理リンク確立部
803 物理リンク測定部
804 支援リンク確立部
805 支援リンク測定部
806 送信部
901 基地局
902 支援ユーザ機器
903 受益ユーザ機器
1001 プロセッサ
1002 送受信機
1003 メモリ
1101 プロセッサ
1102 送受信機
1103 メモリ

Claims (20)

  1. 協調通信においてリンクを制御するための方法であって、
    受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認するステップと、
    前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とへ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信するステップと、
    前記事前支援ユーザ機器および前記受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信するステップであって、前記初期測定情報は、前記ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われた後で送信される、前記事前支援ユーザ機器および前記受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信するステップと、
    1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記初期測定情報に従って前記事前支援ユーザ機器の中から前記受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択するステップ、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、前記初期測定情報に従って、前記支援ユーザ機器によって支援される必要がある受益ユーザ機器を選択するステップと、
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するステップと、
    前記受益ユーザ機器および前記支援ユーザ機器によって報告される前記支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップであって、前記リンク測定情報は、前記支援リンクで測定を行うことにより前記受益ユーザ機器および前記支援ユーザ機器によって獲得される、前記受益ユーザ機器および前記支援ユーザ機器によって報告される前記支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するステップと、
    前記リンク測定情報に従って前記支援リンクを制御するステップと
    を含む、方法であって、
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立する前記ステップは、
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行うステップであって、
    前記受益ユーザ機器へ第1のリンク構成要求を送信するステップと、
    前記支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信するステップと、を含む、伝送構成を行うステップと、
    前記伝送構成に従って前記支援リンクを確立するステップと
    を含む、
    方法
  2. 前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とへファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前記ステップの前に、
    1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップであって、前記事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含む、前記受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するステップ、または
    少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記
    事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するステップであって、前記受益ユーザセットは少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む、前記事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択する前記ステップは、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップと、前記モバイル・セルラ・ネットワークの前記エアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップと、前記端末を、受益ユーザ機器の前記事前支援ユーザセットに追加するステップと、を含み、
    前記事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択する前記ステップは、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得するステップと、前記モバイル・セルラ・ネットワークの前記エアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択するステップと、前記端末を、前記事前支援ユーザ機器の前記受益ユーザセットに追加するステップと、を含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とへ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前記ステップは、
    前記受益ユーザ機器が前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントを使用可能にするように、前記受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
    前記受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、前記受益ユーザ機器によって返される前記ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに前記受益ユーザ機器のセルラ・インターネット・プロトコル・アドレスおよびワイヤレス・フィデリティ・インターネット・プロトコル・アドレスを搬送する、前記受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと、
    前記事前支援ユーザ機器が、前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、前記受益ユーザ機器によって使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントにアクセスするように、前記事前支援ユーザ機器へ、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する前記情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
    前記アクセスされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、前記事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと
    を含む、請求項2または3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行う前記ステップに含まれる前記受益ユーザ機器へ第1のリンク構成要求を送信するステップにおいて、前記第1のリンク構成要求、前記受益ユーザ機器のダウンリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報、前記受益ユーザ機器のアップリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報、および前記受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、前記受益ユーザ機器へ第1のリンク構成要求を送信するステップであって
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行う前記ステップは、前記受益ユーザ機器が、前記第1のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記受益ユーザ機器によって返される第1のリンク構成応答を受信するステップを含み
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行う前記ステップに含まれる前記支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信するステップにおいて、前記第2のリンク構成要求は、前記支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、前記支援ユーザ機器の前記ダウンリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報、前記支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および前記支援ユーザ機器の前記アップリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報を含む、前記支援ユーザ機器へ第2のリンク構成要求を送信するステップであって
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行う前記ステップは、前記支援ユーザ機器が、前記第2のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記支援ユーザ機器によって返される第2のリンク構成応答を受信するステップを含む、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行う前記ステップは、
    前記受益ユーザ機器へ第3のリンク構成要求を送信するステップであって、前記第3のリンク構成要求は、前記受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、前記受益ユーザ機器へ第3のリンク構成要求を送信するステップと、
    前記受益ユーザ機器が、前記第3のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記受益ユーザ機器によって返される第3のリンク構成応答を受信するステップと、
    前記支援ユーザ機器へ第4のリンク構成要求を送信するステップであって、前記第4のリンク構成要求は、前記支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および前記支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む、前記支援ユーザ機器へ第4のリンク構成要求を送信するステップと、
    前記支援ユーザ機器が、前記第4のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記支援ユーザ機器によって返される第4のリンク構成応答を受信するステップと
    を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とへ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前記ステップは、
    前記事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントを使用可能にするように、前記事前支援ユーザ機器へ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
    前記事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、前記事前支援ユーザ機器によって返される前記ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに前記事前支援ユーザ機器のセルラ・インターネット・プロトコル・アドレスおよびワイヤレス・フィデリティ・インターネット・プロトコル・アドレスを搬送する、前記事前支援ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと、
    前記受益ユーザ機器が、前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、前記事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントにアクセスするように、前記受益ユーザ機器へ、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関す
    る前記情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
    前記受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、前記受益ユーザ機器によって返される前記ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、前記アクセスされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、前記受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと
    を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とへ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信する前記ステップは、
    前記事前支援ユーザ機器へワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信するステップと、
    前記事前支援ユーザ機器によって返された問い合わせ応答を受信するステップであって、前記問い合わせ応答は、使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに前記事前支援ユーザ機器のセルラ・インターネット・プロトコル・アドレスおよびワイヤレス・フィデリティ・インターネット・プロトコル・アドレスを搬送する、前記事前支援ユーザ機器によって返された問い合わせ応答を受信するステップと、
    前記受益ユーザ機器が、前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、前記事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントにアクセスするように、前記受益ユーザ機器へ、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する前記情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信するステップと、
    前記受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップであって、前記受益ユーザ機器によって返される前記ファーストホップ・リンク・セットアップ応答は、前記アクセスされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、前記受益ユーザ機器によって返されたファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信するステップと
    を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記事前支援ユーザ機器および/または前記受益ユーザ機器によって送信された初期測定情報を別々に受信する前記ステップは、
    前記事前支援ユーザ機器および/または前記受益ユーザ機器によって報告された前記ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に受信するステップであって、前記リンク情報は伝送レートおよび/またはチャネル品質を含む、前記事前支援ユーザ機器および/または前記受益ユーザ機器によって報告された前記ファーストホップ物理リンクのリンク情報を別々に受信するステップ
    を含み、
    前記初期測定情報に従って、前記事前支援ユーザ機器の中から前記受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択する前記ステップは、前記リンク情報に従って前記事前支援ユーザ機器の中から、前記受益ユーザ機器の前記支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択するステップ、を含み、
    前記初期測定情報に従って、前記支援ユーザ機器によって支援される受益ユーザ機器を選択する前記ステップは、前記リンク情報に従って、前記支援ユーザ機器によって支援さ
    れる前記受益ユーザ機器を選択するステップ、を含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記支援リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行う前記ステップの後に、
    前記支援リンクを使用してデータパケットを転送するステップ、をさらに含み、前記データパケットは、前記受益ユーザ機器もしくは前記支援ユーザ機器によって前記支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施され、または、ダウンリンク・データ・パケットが、オフロード時に基地局によって前記支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  11. 基地局であって、
    受益ユーザ機器と事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認するように構成された、確認部と、
    前記確認部が前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とが協調通信を行う能力を有することを確認した後で、前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とがファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってファーストホップ物理リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記事前支援ユーザ機器とへ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を別々に送信し、前記事前支援ユーザ機器および記受益ユーザ機器によって送信される初期測定情報を別々に受信するように構成された送受信部であって、前記初期測定情報は、前記ファーストホップ物理リンクで初期測定が行われた後で送信される、送受信部と、
    1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記送受信部によって受信される前記初期測定情報に従って事前支援ユーザ機器の中から前記受益ユーザ機器の支援ユーザ機器を選択し、または、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記事前支援ユーザ機器を支援ユーザ機器として使用し、前記送受信部によって受信される前記初期測定情報に従って、前記支援ユーザ機器によって支援される必要がある受益ユーザ機器を選択するように構成された、選択部と、
    前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間のファーストホップ物理リンクに基づいて、支援リンクを確立するように構成された、確立部と
    を含み、
    前記送受信部は、前記受益ユーザ機器および記支援ユーザ機器によって報告される、前記確立部によって確立される前記支援リンクのリンク測定情報を別々に受信するようにさらに構成されており、前記リンク測定情報は、前記支援リンクで測定を行うことにより前記受益ユーザ機器および記支援ユーザ機器によって獲得され、
    前記基地局は、
    前記送受信部によって受信される前記リンク測定情報に従って前記支援リンクを制御するように構成された、制御部
    を含む、基地局であって、
    前記確立部は、具体的には、
    前記支援リンクを確立するように、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行い、
    前記受益ユーザ機器へ、第1のリンク構成要求を送信し、
    前記支援ユーザ機器へ、第2のリンク構成要求を送信するように構成された、
    基地局
  12. ユーザセット選択部をさらに含み、
    前記ユーザセット選択部は、1台の受益ユーザ機器があり、少なくとも1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記受益ユーザ機器のための事前支援ユーザセットを選択するように構成されており、前記事前支援ユーザセットは少なくとも1台の事前支援ユーザ機器を含み、または、
    前記ユーザセット選択部は、少なくとも1台の受益ユーザ機器があり、1台の事前支援ユーザ機器がある場合に、前記事前支援ユーザ機器のための受益ユーザセットを選択するように構成されており、前記受益ユーザセットは少なくとも1台の受益ユーザ機器を含む、
    請求項11に記載の基地局。
  13. 前記ユーザセット選択部は、具体的には、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、前記モバイル・セルラ・ネットワークの前記エアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、前記端末を、前記受益ユーザ機器の前記事前支援ユーザセットに追加するように構成されており、または、
    前記ユーザセット選択部は、具体的には、各ユーザのモバイル・セルラ・ネットワークのエアインターフェース情報を獲得し、前記モバイル・セルラ・ネットワークの前記エアインターフェース情報に従って、事前設定条件を満たす端末を選択し、前記端末を、前記事前支援ユーザ機器の前記受益ユーザセットに追加するように構成されている、
    請求項12に記載の基地局。
  14. 前記送受信部は、具体的には、
    前記受益ユーザ機器が前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントを使用可能にするように、前記受益ユーザ機器へファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
    前記送信部が前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信した後で前記受益ユーザ機器によって返される、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに前記受益ユーザ機器のセルラ・インターネット・プロトコル・アドレスおよびワイヤレス・フィデリティ・インターネット・プロトコル・アドレスを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
    前記事前支援ユーザ機器が、前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、前記受益ユーザ機器によって使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントにアクセスするように、前記事前支援ユーザ機器へ、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する前記情報を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
    前記送信部が前記リンク・セットアップ要求を送信した後で前記事前支援ユーザ機器によって返される、前記アクセスされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
    ように構成されている、請求項12または13のいずれか一項に記載の基地局。
  15. 前記確立部は、具体的には、
    前記受益ユーザ機器へ、前記受益ユーザ機器のダウンリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報、前記受益ユーザ機器のアップリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報、および前記受益ユーザ機器の経路制御規則を含む、第1のリンク構成要求を送信し、
    前記受益ユーザ機器が、前記第1のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記受益ユーザ機器によって返される第1のリンク構成応答を受信し、
    前記支援ユーザ機器へ、前記支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、前記支援ユーザ機器の前記ダウンリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報、前記支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則、および前記支援ユーザ機器の前記アップリンクのインターネット・プロトコル・トンネル情報を含む、第2のリンク構成要求を送信し、
    前記支援ユーザ機器が、前記第2のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記支援ユーザ機器によって返される第2のリンク構成応答を受信する
    ように構成されている、請求項14に記載の基地局。
  16. 前記確立部は、具体的には、
    前記受益ユーザ機器へ、前記受益ユーザ機器の経路制御規則を含む第3のリンク構成要求を送信し、
    前記受益ユーザ機器が、前記第3のリンク構成要求に従って、前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記受益ユーザ機器によって返される第3のリンク構成応答を受信し、
    前記支援ユーザ機器へ、前記支援ユーザ機器のダウンリンクの経路制御規則、および前記支援ユーザ機器のアップリンクの経路制御規則を含む、第4のリンク構成要求を送信し、
    前記支援ユーザ機器が前記第4のリンク構成要求に従って前記受益ユーザ機器と前記支援ユーザ機器との間の前記ファーストホップ物理リンクに関する伝送構成を行った後で前記支援ユーザ機器によって返される第4のリンク構成応答を受信する
    ように構成されている、請求項14に記載の基地局。
  17. 前記送受信部は、具体的には、
    前記事前支援ユーザ機器が、ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従ってワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントを使用可能にするように、前記事前支援ユーザ機器へ前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
    前記受益ユーザ機器によって返される、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに前記受益ユーザ機器のセルラ・インターネット・プロトコル・アドレスおよびワイヤレス・フィデリティ・インターネット・プロトコル・アドレスを搬送する、ファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信し、
    前記受益ユーザ機器が、前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、前記事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントにアクセスするように、前記受益ユーザ機器へ、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する前記情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
    前記受益ユーザ機器によって返される、前記アクセスされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
    ように構成されている、請求項11または12のいずれか一項に記載の基地局。
  18. 前記送受信部は、具体的には、
    前記事前支援ユーザ機器へワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する問い合わせメッセージを送信し、
    前記事前支援ユーザ機器によって返される、使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する情報、ならびに前記事前支援ユーザ機器のセルラ・インターネット・プロトコル・アドレスおよびワイヤレス・フィデリティ・インターネット・プロトコル・アドレスを搬送する問い合わせ応答を受信し、
    前記受益ユーザ機器が、前記ファーストホップ・リンク・セットアップ要求に従って、前記事前支援ユーザ機器によって使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレク
    ト・リンク/アクセスポイントにアクセスするように、前記受益ユーザ機器へ、前記使用可能にされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントに関する前記情報を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ要求を送信し、
    前記受益ユーザ機器によって返される、前記アクセスされたワイヤレス・フィデリティ・ダイレクト・リンク/アクセスポイントのレートおよび受信信号強度表示信号を搬送するファーストホップ・リンク・セットアップ応答を受信する
    ように構成されている、請求項11または12のいずれか一項に記載の基地局。
  19. 前記選択部は、具体的には、伝送レートおよび/またはチャネル品質を含む、前記ファーストホップ物理リンクのリンク情報を獲得し、前記リンク情報に従って前記事前支援ユーザ機器の中から、前記受益ユーザ機器の前記支援ユーザ機器としての事前設定条件を満たす端末を選択し、または、前記リンク情報に従って、前記支援ユーザ機器によって支援される前記受益ユーザ機器を選択するように構成されている、
    請求項11または12のいずれか一項に記載の基地局。
  20. 前記受信部は、伝送部をさらに含み、
    前記伝送部は、前記支援リンクを使用してデータパケットを転送するように構成されており、前記データパケットは、前記受益ユーザ機器もしくは前記支援ユーザ機器によって前記支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施され、または、ダウンリンク・データ・パケットが、オフロード時に前記基地局によって前記支援リンクのファーストホップ・インターネット・プロトコル情報に従って行われるインターネット・プロトコル・トンネル・カプセル化を施される、
    請求項11または12のいずれか一項に記載の基地局。
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