JPWO2015159826A1 - パズル玩具、パズルゲームのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体、およびこのプログラムを実行するゲーム装置 - Google Patents

パズル玩具、パズルゲームのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体、およびこのプログラムを実行するゲーム装置 Download PDF

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Abstract

パズル玩具A1は、中心軸線Ox周りに回転可能であって、複数の円弧状外周部12、および複数の円弧状外周部12のうち隣接相互間に位置し、径方向内方に凹んだ複数の円弧状凹部13、を各々が有する複数の回転要素1と、円弧状凹部13に対応する一対の円弧状凸部21を各々が有する複数の移動要素2と、を備え、各円弧状凹部13に一方の円弧状凸部21が対向接触するように移動要素2が配置され、回転要素1の円弧状外周部12と、当該回転要素1に対応する移動要素2それぞれの他方の円弧状凸部21とにより円形の全体外周部120が構成され、回転要素1の回転によりこれに対応する移動要素2がともに移動し、各回転要素1は、隣接する他の回転要素1との間で対応する移動要素2を共通にもつ。

Description

本発明は、パズル玩具、パズルゲームのプログラム、このプログラムを記録した記録媒体、およびこのプログラムを実行するゲーム装置に関する。
従来、正六面体や球体などの立体からなるパズルとして種々なパズル玩具が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、球体からなる立体パズルが開示されている。特許文献1に開示されたパズルは、球面上に12個の回転主部材(1)がほぼ均等に配置されており、各回転主部材(1)を取り囲むように5個の補助部材(2)が隣接して配置されている。また、隣接する2個の補助部材(2)相互間には、隙間部材(3)が配置されている。同文献の図1に表れているように、立体パズルにおいて、1個の回転主部材(1)と、これを囲む5個の補助部材(2)および5個の隙間部材(3)とによって円形をなしている。そして、回転主部材(1)は、球面の重心を通る軸線周りに回転可能であり、回転主部材(1)を回転させると、これを取り囲む5個ずつの補助部材(2)および隙間部材(3)が回転主部材(1)とともに回動するように構成されている。
このような構成の立体パズルにおいて、回転主部材(1)を72度回転させると、各部材(1,2,3)の配置は元の配置と同様になる。一方、補助部材(2)および隙間部材(3)については、位置が入れ替わることとなる。別の回転主部材(1)についても適宜72度を単位として回転させることにより、補助部材(2)および隙間部材(3)の表面に施された色彩や模様の組み合わせによるパズルゲームを楽しむことができる。
しかしながら、上記従来の立体パズルにおいては、補助部材(2)および隙間部材(3)の数が多く、これらが独立して球面上をスムーズに動くようにするのは難しかった。即ち、特許文献1の図1や図8に示されるように、各回転主部材(1)の外周は5個の円弧状凹部によって構成されて、これら円弧状凹部に5個の補助部材(2)の外周が当接している。回転主部材(1)を回転させると、補助部材(2)は、回転主部材(1)の円弧状凹部から回転力を受ける。特許文献1の図面からも理解できるように、回転主部材(1)や補助部材(2)がこのような形状であれば、回転主部材(1)の回転によって、補助部材(2)に対して回転方向(周方向)についての移動のための推進力を十分に与えるのが困難であった。
また、上記従来技術のように、回転主部材(1)の周囲に5個ずつの補助部材(2)および隙間部材(3)を配置した構成によれば、これら補助部材(2)および隙間部材(3)の配置の組み合わせが極端に多くなる。その結果、パズルゲームとしていたずらに難しくなる傾向があり、また、球体パズルに限って実現できる構成でしかなかった。
特開2003−199968号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、ゲーム性を明瞭として興趣を高めつつ、平面パズルや立体パズルへの適用が可能で拡張性に優れたパズルを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供されるパズル玩具は、所定の中心軸線周りに回転可能であって、周方向において均等に配され、且つ同心円上にそれぞれが位置する複数の円弧状外周部、および、これら複数の円弧状外周部のうち隣り合うものどうしの間にそれぞれが位置し、上記円弧状外周部と対応する曲率形状で径方向内方に凹んだ複数の円弧状凹部、を各々が有する複数の回転要素と、上記回転要素の上記円弧状凹部に対応する凸状とされた一対の円弧状凸部、を各々が有する複数の移動要素と、を備え、上記各回転要素における上記各円弧状凹部に上記一対の円弧状凸部の一方が対向接触するように上記移動要素が配置されて、上記回転要素における上記複数の円弧状外周部と、当該回転要素に対応する複数の上記移動要素それぞれの上記一対の円弧状凸部の他方とによって略円形の全体外周部が構成されており、上記各回転要素の回転によって当該回転要素に対応する複数の上記移動要素が当該回転要素とともに移動するように構成されており、上記複数の回転要素は、各々、少なくとも1つの隣接する他の上記回転要素との間で対応する上記移動要素を共通にもち、当該移動要素が、対応する2以上の上記回転要素のいずれの回転動作によっても移動するように構成されることを特徴としている。
好ましい実施の形態においては、上記各回転要素に対応する上記移動要素の数は、2ないし4のいずれかである。
好ましい実施の形態においては、上記複数の回転要素におけるそれぞれの上記中心軸線は互いに平行であり、上記複数の回転要素および上記複数の移動要素は、所定の平面に沿うように配置されて平面パズルを構成する。
好ましい実施の形態においては、上記各回転要素に対応する上記移動要素の数が3であり、上記複数の回転要素および上記複数の移動要素が所定の球面に沿うように配置されるとともに、上記各回転要素における上記中心軸線は、上記球面の中心を通っており、上記各回転要素に対応する3つの上記移動要素は、当該回転要素に隣接する3つの上記回転要素との間で共通に移動させられる。
好ましい実施の形態においては、上記各回転要素を回転可能に支持し、且つ上記各移動要素を移動可能に支持する基材を備え、上記回転要素には、上記基材から上記移動要素が離脱するのを防止する離脱防止手段が設けられている。
好ましい実施の形態においては、上記回転要素は、上記基材に当接する側の面が相対的に硬質である材料によって構成され、上記当接する側の面と反対側の面が軟質である材料によって構成される。
好ましい実施の形態においては、上記回転要素は、上記基材に対して着脱可能に取り付けられる。
好ましい実施の形態においては、上記移動要素における上記一対の円弧状凸部は、互いに異なる属性を有する。
好ましい実施の形態においては、上記回転要素について対応する上記移動要素の数に応じた所定の回転角度ごとに、節度感をもって上記回転要素の回転動作を抑制する、回転抑制手段をさらに備える。
好ましい実施の形態においては、上記回転抑制手段は、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの一方に設けられた永久磁石、および、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの他方に設けられた磁性部材、を含む。
好ましい実施の形態においては、上記回転抑制手段は、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの一方に設けられた窪み部、および、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの他方に設けられ、上記窪み部に嵌合する突起、を含む。
本発明の第2の側面によって提供されるパズルゲームのプログラムは、コンピュータを、所定の中心軸線周りに回転可能であって、周方向において均等に配され、且つ同心円上にそれぞれが位置する複数の円弧状外周部、および、これら複数の円弧状外周部のうち隣り合うものどうしの間にそれぞれが位置し、上記円弧状外周部と対応する曲率形状で径方向内方に凹んだ複数の円弧状凹部、を各々が有する複数の回転要素と、上記回転要素の上記円弧状凹部に対応する凸状とされた一対の円弧状凸部、を各々が有する複数の移動要素とについて、上記各回転要素における上記各円弧状凹部に上記一対の円弧状凸部の一方が対向接触するように上記移動要素が配置されて、上記回転要素における上記複数の円弧状外周部と、当該回転要素に対応する複数の上記移動要素それぞれの上記一対の円弧状凸部の他方とによって略円形の全体外周部が構成され、上記複数の回転要素は、各々、少なくとも1つの隣接する他の上記回転要素との間で対応する上記移動要素を共通にもつように、上記複数の回転要素および上記複数の移動要素を表示手段に画像として描画する描画手段と、プレイヤによる入力操作情報に従い、上記回転要素について対応する上記移動要素の数に応じた所定の回転角度ごとに上記回転要素を上記中心軸線周りに回転させる回転処理手段と、して機能させる。
本発明の第3の側面によって提供される記録媒体は、本発明の第2の側面によって提供されるパズルゲームのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の第4の側面によって提供される記録媒体は、本発明の第2の側面によって提供されるパズルゲームのプログラムを実行するゲーム装置である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係るパズル玩具を平面パズルに適用した一例を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う要部断面図である。 図1に示すパズル玩具の変形例を示す平面図である。 図3のIVI−IV線に沿う要部断面図である。 本発明に係るパズル玩具を平面パズルに適用した他の例を示す平面図である。 本発明に係るパズル玩具を平面パズルに適用した他の例を示す平面図である。 本発明に係るパズル玩具を平面パズルに適用した他の例を示す平面図である。 本発明に係るパズル玩具を立体パズルに適用した一例を示す平面図である。 図8のIX−IX線に沿う要部断面図である。 回転部材の構成が異なる場合を示す、図9と同様の断面図である。 図8に示すパズル玩具の変形例を示す平面図である。 図11のXII−XII線に沿う要部断面図である。 回転部材の構成が異なる場合を示す、図12と同様の断面図である。 本発明に係るパズル玩具を立体パズルに適用した他の例を示す平面図である。 本発明に係るパズルゲームのプログラムにより実行されるゲームの画像の一例を表す。 図15に示すゲームの操作例を表す。 本発明に係るゲーム装置を示す構成図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明に係るパズル玩具の一実施形態を示している。図1に示すように、本実施形態のパズル玩具A1は、複数の回転部材1(回転要素)と、回転部材1の周囲に配置される複数の移動部材2(移動要素)と、を備え、平面パズルとして構成されたものである。
図2に示すように、回転部材1および移動部材2は、それぞれ平板状とされており、板状の基材3に支持されて当該基材3の上面3aに沿うように配置されている。
図1に示すように、回転部材1は、平面視において中心部10から放射状に延びる3つの延出部11と、これら延出部11の先端に位置する円弧状外周部12とを有する。円弧状外周部12は、3つの延出部11に対応して3箇所に分離している。3つの円弧状外周部12は、中心軸線Ox周りに同心円上に位置しており、中心軸線Ox周りの周方向において均等に配される。回転部材1において、3つの円弧状外周部12のうち隣り合うものどうしの間に円弧状凹部13が形成されている。円弧状凹部13は、複数の円弧状外周部12がなす同心円の径方向内方に凹んでおり、円弧状外周部12と対応する曲率半径を有している。本実施形態では、円弧状凹部13の曲率半径は、円弧状外周部12の曲率半径と同一である。
本実施形態において、図1に示したパズル玩具A1は、6個の回転部材1を備えている。これら6個の回転部材1は、各々、基材3の上面3aに対して垂直方向に延びる中心軸線Ox周りに回転可能とされている。6個の回転部材1におけるそれぞれの中心軸線Oxは、互いに平行である。本実施形態において、図1に示した平面図に表れているように、6個の回転部材1は、それぞれの中心軸線Oxが正六角形の頂点をなすように配置されている。ここで、各回転部材1については、他の2個の回転部材1が隣接している。
各回転部材1は、ビス4を用いて基材3に取り付けられている。回転部材1の中心部10には、厚さ方向に貫通するビス用孔10aが形成されている。ビス4は、ビス用孔10aに挿通され、且つ基材3にねじ込まれている。かかる構成により、回転部材1は、中心軸線Ox周りに回転可能である。また、ビス4を基材3から抜き取ることにより、回転部材1を基材3から取り外すことができる。即ち、回転部材1は、基材3に対して着脱可能に取付けられている。回転部材1は、例えば合成樹脂などの非磁性体からなる。
図1に示すように、移動部材2は、平面視において一対の円弧状凸部21を有する。各円弧状凸部21は、回転部材1の円弧状凹部13に対応する凸状とされている。移動部材2は、各回転部材1における各円弧状凹部13に円弧状凸部21の一方が対向接触するように配置されている。これにより、1つの回転部材1に着目すると、当該回転部材1の3つの円弧状凹部13に個々に対応する3個の移動部材2が配置されている。そして、回転部材1の3つの円弧状外周部12と、当該回転部材1に対応する3個の移動部材2それぞれの他方の円弧状凸部21とによって、略円形の全体外周部120が構成されている。なお、円弧状凸部21の曲率半径は、例えば回転部材1の円弧状凹部13の曲率半径よりも僅かに小さくされており、円弧状凸部21と円弧状凹部13との間には僅かな隙間が存在しうる。
移動部材2については、回転部材1と当該回転部材1に隣接する2個の他の回転部材1との間において、対応する移動部材2を共通にもつ。このような構成により、移動部材2は、隣接する回転部材1の間に位置するもの6個と、隣接する回転部材1の間に位置しないもの6個とで、合計12個配置されている。隣接する回転部材1の間に位置しない移動部材2については、その外周側の円弧状凸部21が枠部材5によって囲まれている。
回転部材1、移動部材2、および基材3の材質については特に限定されないが、例えば所定の強度を有する樹脂材料からなる。本実施形態では、図2に示されるように、回転部材1には、円弧状凹部13の上端から移動部材2側に延出する庇部14が設けられている。庇部14は、移動部材2の一部の上面2aを覆っており、基材3から移動部材2が離脱するのを防止する離脱防止手段として機能する。なお、図1においては、庇部14を省略している。
本実施形態では、基材3および各移動部材2には、永久磁石61および磁性部材62が設けられている。永久磁石61は、基材3の上面3aの適所に設けられた凹部に収容固定されており、磁性部材62は、移動部材2の下面2bの中央に設けられた凹部に収容固定されている。磁性部材62は、例えば鉄などの軟磁性材料からなる。図1および図2を参照すると理解できるように、図1に示した回転部材1を回転させることが可能な状態において、永久磁石61および磁性部材62は、平面視において重なっている。これら永久磁石61および磁性部材62は、本発明でいう回転抑制手段に相当するものである。
上記構成のパズル玩具A1においては、回転部材1および移動部材2に色彩や模様等を施して適宜区別可能とすることにより、色合わせや模様合わせのパズルゲームを楽しむことができる。
図1に示したパズル玩具A1では、例えば図中の3個の回転部材1(図中左斜め上方と右斜め上方と下方とに位置する回転部材1)について、当該各回転部材1に対応する3個の移動部材2には当該回転部材1と同じ色彩が施されている。上記3個の回転部材1の色彩は、互いに異なっている。このようなパズル玩具A1においては、図1に示す状態に色合わせを行うといったパズルゲームを楽しむことができる。
パズル玩具A1は、図1に示す状態において、各回転部材1を中心軸線Ox周りに回転させることができる。ここで、図1から理解できるように、回転対象である回転部材1とこれに対応する3個の移動部材2については、3つずつの円弧状外周部12および円弧状凸部21により構成される円形の全体外周部120がその形状を維持したまま回転する。そして、各回転部材1を120度回転させるごとに、回転部材1および移動部材2の配置は元の配置と同じになる一方、移動部材2については位置が入れ替わることになる。したがって、複数の回転部材1について120度を単位として回転させることにより、各移動部材2を、12個の移動部材2がとりうるすべての位置に移動させることができる。
本実施形態において、回転部材1は、中心部10から径方向外方に均等に延びる3つの延出部11を経て外周縁に至り、3つの円弧状外周部12を有する。このような構成によれば、図1からも理解できるように、回転部材1を回転させる際、回転部材1の周方向と交差して延びる延出部11の側面部分である円弧状凹部13によって、移動部材2に対して回転方向(周方向)について移動のための推進力を適度に与えることができ、回転部材1をスムーズに回転させることが可能となる。また、回転部材1が複数の円弧状外周部12を有する構成によれば、遊技者(プレイヤ)は、回転部材1および移動部材2のいずれを指で押さえても回転部材1をスムーズに回転させることができる。
回転部材1には、移動部材2側に延出する庇部14(離脱防止手段)が設けられている。このような構成によれば、移動部材2が基材3から離脱するといった不都合を防止することができる。
回転部材1は、基材3に対して着脱可能に構成されている。このような構成によれば、回転部材1や移動部材2について所望の色や模様に揃えることができない場合において、回転部材1を取り外すと、この回転部材1によって基材3からの離脱が防止されていた移動部材2を取り外すことができ、当該移動部材2を所望の位置に取り付け直すことができる。
基材3および各移動部材2の適所には、永久磁石61および磁性部材62が設けられている。これら永久磁石61および磁性部材62は、図1および図2に示した状態では、平面視において重なっており、永久磁石61によって磁性部材62に対する吸着力が作用している。これにより、図1および図2に示した状態から回転部材1を回転させるには、永久磁石61による磁性部材62の吸着力を越える回転力を回転部材1に作用させる必要がある。したがって、回転部材1については、これに対応する移動部材2の数(本実施形態では3個)に応じた所定の回転角度(本実施形態では120度)ごとに節度感をもって回転動作が抑制される。このような構成によれば、各回転部材1を回転させることが可能である120度ごとの回転動作を迅速に行うことができ、パズル玩具A1における移動部材2の入れ替え操作を素早く行うことが可能となる。
なお、図2では基材3および各移動部材2に永久磁石61および磁性部材62を設けた場合を例示したが、これに代えて、基材3および各回転部材1に永久磁石61および磁性部材62を設けてもよい。また、永久磁石61を移動部材2側や回転部材1側に設け、磁性部材62を基材3側に設けてもよい。さらに、磁性部材62に代えて他の永久磁石を用いてもよく、他の永久磁石を用いる場合、永久磁石61と対向し、且つ対向する面どうしの磁極の極性が互いに反対になるように他の永久磁石を配置すればよい。
図3および図4は、上記したパズル玩具A1の変形例を示している。図3、図4に示したパズル玩具A1'は、上記したパズル玩具A1と比べて、回転抑制手段の構成が大きく異なっており、他にも種々の変更が施されている。なお、図3、図4に示したパズル玩具A1’において、上記したパズル玩具A1と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
パズル玩具A1’においては、図4によく表れているように、基材3は、支持部32と、枠部33と、中央凸部34と、裏面蓋35と、を備えている。支持部32は、回転部材1および移動部材2を支持しており、板状である。枠部33は、支持部32の外周縁から起ち上がっており、隣接する回転部材1の間に位置しない移動部材2を囲んでいる。中央凸部34は、支持部32の内周縁から起ち上がっている。図3に表れているように、中央凸部34は、6個の回転部材1それぞれの中心軸線Oxがなす正六角形の中心に位置しており、各回転部材1の円弧状外周部12に対向する円弧状対向部341を有する。各円弧状対向部341には、上下に延びる凹溝342が形成されている。回転部材1の各円弧状外周部12には、凹溝342に嵌合しうる突起16が設けられている。なお、図3においては突起16を省略している。
図4に示すように、各回転部材1は、ビス4を用いて支持部32(基材3)に取り付けられている。各回転部材1の中心部10には、裏面側から所定深さのネジ穴10bが形成されている。支持部32の適所には貫通孔が形成されており、ビス4は、当該貫通孔に挿通され、且つネジ穴10bにねじ込まれている。裏面蓋35は、枠部33に対して着脱可能に嵌合している。かかる構成により、裏面蓋35を取り外し、ビス4を回転部材1から抜き取ると、回転部材1を支持部32(基材3)から取り外すことができる。即ち、回転部材1は、基材3に対して着脱可能に取付けられている。
パズル玩具A1’において、回転抑制手段は、中央凸部34(基材3)の凹溝342、および回転部材1の突起16を含んで構成される。即ち、パズル玩具A1’では、上記のパズル玩具A1に設けられた永久磁石61および磁性部材62を具備しておらず、その代わりに凹溝342および突起16を備えている。凹溝342および突起16は、図3および図4に示した状態では互いに嵌合しており、回転部材1を回転させるための回転力が相対的に大きい状態である。これにより、図3および図4に示した状態から回転部材1を回転させるには、比較的に大きな回転力を回転部材1に作用させる必要がある。そして、凹溝342および突起16嵌合した状態から回転部材1が所定角度回転すると、凹溝342および突起16が再び嵌合し、回転部材1を回転させる際の抵抗が大きくなる。したがって、回転部材1については、この回転部材1が有する円弧状外周部12の数(本実施形態では3個、回転部材1に対応する移動部材2の数と同じ)に応じた所定の回転角度(本実施形態では120度)ごとに節度感をもって回転動作が抑制される。このような構成によれば、各回転部材1を回転させることが可能である120度ごとの回転動作を迅速、且つ適確に行うことができ、パズル玩具A1’における移動部材2の入れ替え操作を素早く行うことが可能となる。
なお、パズル玩具A1'においては、基材3側に凹溝342(窪み部)を設け、各回転部材1に突起16を設けた場合を例示したが、これに代えて、基材3に窪み部を設けるとともに各移動部材2に突起を設けてもよい。また、窪み部を回転部材1側や移動部材2側に設け、突起を基材3側に設けてもよい。
パズル玩具A1’における他の効果については、パズル玩具A1に関して上述したのと同様である。
図5〜図12は、本発明に係るパズル玩具の他の実施形態を示している。図5以降の図においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図5に示したパズル玩具A2は、複数の回転部材1(回転要素)と、回転部材1の周囲に配置される複数の移動部材2(移動要素)と、を備え、平面パズルとして構成されたものである。一方、回転部材1に対応する移動部材2の数が上記実施形態と異なっている。
本実施形態のパズル玩具A2において、回転部材1は、中心部10、2つずつの延出部11、円弧状外周部12、および円弧状凹部13を有する。移動部材2は、各回転部材1における各円弧状凹部13に円弧状凸部21の一方が対向接触するように配置されている。各回転部材1について、当該回転部材1の2つの円弧状凹部13に個々に対応する2個の移動部材2が配置されている。そして、回転部材1の2つの円弧状外周部12と、当該回転部材1に対応する2個の移動部材2それぞれの他方の円弧状凸部21とによって、略円形の全体外周部120が構成されている。なお、図5に示したパズル玩具A2においては、基材3および枠部材5を省略している。
複数の回転部材1は、その中心軸線Oxが直線上に並ぶように配置される。このように並んだ複数(本実施形態では5個)の回転部材1のうち、両端に位置するものについては、当該回転部材1とこれに隣接する1個の他の回転部材1との間において、対応する移動部材2を共通にもつ。また、複数の回転部材1のうち両端以外に位置するものについては、当該回転部材1とこれに隣接する2個の他の回転部材1との間において、対応する移動部材2を共通にもつ。このような構成により、移動部材2は、隣接する回転部材1の間に位置するもの4個と、隣接する回転部材1の間に位置しないもの2個とで、合計6個配置されている。
上記構成のパズル玩具A2においては、回転部材1および移動部材2に色彩や模様等を施して適宜区別可能とすることにより、色合わせや模様合わせのパズルゲームを楽しむことができる。
図5に示したパズル玩具A2では、例えば図中の3個の回転部材1(図中上端と中央と下端とに位置する回転部材1)について、当該各回転部材1に対応する2個の移動部材2には当該回転部材1と同じ色彩が施されている。上記3個の回転部材1の色彩は、互いに異なっている。このようなパズル玩具A2においては、図5に示す状態に色合わせを行うといったパズルゲームを楽しむことができる。
パズル玩具A2は、図5に示す状態において、各回転部材1を中心軸線Ox周りに回転させることができる。ここで、図5から理解できるように、回転対象である回転部材1とこれに対応する2個の移動部材2については、2つずつの円弧状外周部12および円弧状凸部21により構成される円形の全体外周部120がその形状を維持したまま回転する。そして、各回転部材1を180度回転させるごとに、回転部材1および移動部材2の配置は元の配置と同じになる一方、移動部材2については位置が入れ替わることになる。したがって、複数の回転部材1について180度を単位として回転させることにより、各移動部材2を、6個の移動部材2がとりうるすべての位置に移動させることができる。
1個の回転部材1に対応する移動部材2の数、および移動部材2の総数を変えることにより、パズルゲームの難易度を異ならせることができる。図5に示した本実施形態のパズル玩具A2は、図1に示したパズル玩具A1に比べて、難易度としてはより易しい。
パズル玩具A2における他の効果については、パズル玩具A1に関して上述したのと同様である。
図6に示したパズル玩具A3は、複数の回転部材1(回転要素)と、回転部材1の周囲に配置される複数の移動部材2(移動要素)と、を備え、平面パズルとして構成されたものである。一方、回転部材1に対応する移動部材2の数が上記実施形態と異なっている。
本実施形態のパズル玩具A3において、回転部材1は、中心部10、4つずつの延出部11、円弧状外周部12、および円弧状凹部13を有する。移動部材2は、各回転部材1における各円弧状凹部13に円弧状凸部21の一方が対向接触するように配置されている。各回転部材1について、当該回転部材1の4つの円弧状凹部13に個々に対応する4個の移動部材2が配置されている。そして、回転部材1の4つの円弧状外周部12と、当該回転部材1に対応する4個の移動部材2それぞれの他方の円弧状凸部21とによって、略円形の全体外周部120が構成されている。なお、図6に示したパズル玩具A3においては、基材3および枠部材5を省略している。
複数の回転部材1は、その中心軸線Oxが縦横に均等な間隔を隔てて並ぶように配置される。このように並んだ複数(本実施形態では13個)の回転部材1のうち、外周側に位置するもの(本実施形態では8個)については、当該回転部材1とこれに隣接する2個の他の回転部材1との間において、対応する移動部材2を共通にもつ。また、複数の回転部材1のうち外周側のものに囲まれて内側に位置するもの(本実施形態では5個)については、当該回転部材1とこれに隣接する4個の他の回転部材1との間において、対応する移動部材2を共通にもつ。このような構成により、移動部材2は、隣接する回転部材1の間に位置するもの16個と、隣接する回転部材1の間に位置しないもの20個とで、合計36個配置されている。
上記構成のパズル玩具A3においては、回転部材1および移動部材2に色彩や模様等を施して適宜区別可能とすることにより、色合わせや模様合わせのパズルゲームを楽しむことができる。
図6に示したパズル玩具A3では、例えば図中の9個の回転部材1(外周側と中央とに位置する回転部材1)について、当該各回転部材1に対応する4個の移動部材2には当該回転部材1と同じ色彩が施されている。上記9個の回転部材1の色彩は、互いに異なっている。このようなパズル玩具A3においては、図6に示す状態に色合わせを行うといったパズルゲームを楽しむことができる。
パズル玩具A3は、図6に示す状態において、各回転部材1を中心軸線Ox周りに回転させることができる。ここで、図6から理解できるように、回転対象である回転部材1とこれに対応する4個の移動部材2については、4つずつの円弧状外周部12および円弧状凸部21により構成される円形の全体外周部120がその形状を維持したまま回転する。そして、各回転部材1を90度回転させるごとに、回転部材1および移動部材2の配置は元の配置と同じになる一方、移動部材2については位置が入れ替わることになる。したがって、複数の回転部材1について90度を単位として回転させることにより、各移動部材2を、36個の移動部材2がとりうるすべての位置に移動させることができる。
1個の回転部材1に対応する移動部材2の数、および移動部材2の総数を変えることにより、パズルゲームの難易度を異ならせることができる。図6に示した本実施形態のパズル玩具A3は、図1に示したパズル玩具A1に比べて、難易度としてはより難しい。
パズル玩具A3における他の効果については、パズル玩具A1に関して上述したのと同様である。
図7に示したパズル玩具A4は、複数(6個)の回転部材1と、回転部材1の周囲に配置される複数(12個)の移動部材2と、を備え、平面パズルとして構成されたものである。本実施形態のパズル玩具A4において、回転部材1および移動部材2それぞれの数と配置は、図1に示したパズル玩具A1と同様である。一方、移動部材2の具体的構成が上記実施形態と異なっており、それに伴う種々の変更が施されている。
図7に示したパズル玩具A4において、一対の円弧状凸部21が起立壁とされており、当該起立壁の内側に凹部22が形成されている。一方の円弧状凸部21(起立壁)の端部寄りには、切欠き21aが形成されている。詳細な図示は省略するが、凹部22は、切欠き21aが形成された部分付近が低くなるように傾斜している。このように、一方の円弧状凸部21の所定部位に切欠き21aが設けられた構成によって、移動部材2における一対の円弧状凸部21は、互いが異なる属性を有する。
各移動部材2において、凹部22には、切欠き21aを通過可能な球状の転動体23が置かれている。枠部材5において、図7における下方寄りの2つの回転部材1に対応する位置に切欠き51,52が形成されている。切欠き51,52は、各移動部材2を切欠き51,52の形成位置に移動させたとき、当該移動部材2の切欠き21aと連通しうる位置に形成されている。図7に示した左寄り下方に位置する移動部材2においては、切欠き51と移動部材2の切欠き21aとが連通する状態にある。切欠き21a,51が連通する状態になると、凹部22に置かれた転動体23は、切欠き21a,51を通じて枠部材5の外側に移動し、追加の枠部材55に囲まれた収容部56に収容されるようになっている。
各々に切欠き21aが形成された複数の移動部材2は、すべて同一の形状である。その一方、回転部材1に対する各移動部材2の取り付け姿勢については、回転対称となる2通りの姿勢がある。移動部材2の取り付け姿勢を選択することにより、当該移動部材2の切欠き21aが、切欠き51,52のうちのいずれと連通する状態となるかを分類することができる。図7においては、この分類について符号2A,2Bを用いて識別している。同図に示した移動部材2Aについては、切欠き21aが切欠き51のみと連通可能であり、移動部材2Bについては、切欠き21aが切欠き52のみと連通可能である。
上記構成のパズル玩具A4は、迷路パズルとして楽しむことができる。例えば、パズル玩具A4においては、回転部材1を適宜回転させて、移動部材2(凹部22)に置かれたすべての転動体23を切欠き51,52を通じて収容部56に移動させるまでの所要時間を競うなどといったゲームを楽しむことができる。
図8、図9に示したパズル玩具A5は、複数の回転部材1(回転要素)と、回転部材1の周囲に配置される複数の移動部材2(移動要素)と、を備え、球体を模した立体パズルとして構成されたものである。
図8、図9から明らかなように、基材3はほぼ球形とされており、基材3の表面は、複数の回転部材1および複数の移動部材2によってその殆どが覆われている。回転部材1および移動部材2は、基材3の表面に沿うように、ほぼ一定厚みの曲面板状とされている。
回転部材1は、中心部10、3つずつの延出部11、円弧状外周部12および円弧状凹部13を有する。各回転部材1について、3つの円弧状凹部13に個々に対応する3個の移動部材2が配置されている。本実施形態のパズル玩具A5は、20個の回転部材1と、30個の移動部材2とを備えている、これら20個の回転部材1は、各々、基材3(球体)の中心を通って延びる中心軸線Ox周りに回転可能とされている。各回転部材1については、他の3個の回転部材1が隣接している。
図9に示すように、移動部材2は、重なり合う2枚の曲面板25,26を備えている。曲面板25は、基材3に当接する内面25aを有し、例えばポリスチレン樹脂などの相対的に硬質な材料からなる。曲面板26は内面25aとは反対側にある外面26aを有し、例えばシリコーンゴムなどの相対的に軟質な材料からなる。曲面板25,26は、接着などの適宜手段によって一体とされている。なお、図9を参照すると理解できるように、移動部材2における円弧状凸部21の曲率半径は、例えば回転部材1の円弧状凹部13の曲率半径よりも小さくされており、円弧状凸部21と円弧状凹部13との間には隙間が存在しうる。このように隙間を設けることで、回転部材1や移動部材2を動かす際にスムーズな移動が可能となる。図8では、回転部材1と移動部材2との間の隙間を表していない。
図9に示すように、回転部材1には、押さえ板15が重ね合わされている。押さえ板15は、移動部材2側に延出し、移動部材2の一部の外面26aを覆っており、例えばアクリル樹脂などの透明性を有する材料からなる。押さえ板15は、基材3から移動部材2が離脱するのを防止する離脱防止手段として機能する。図8においては、中央に位置する回転部材1に対応する押さえ板15のみ仮想線で表し、他は省略している。なお、図10に示すように、回転部材1について、図9に示した回転部材1および押さえ板15を合体させた形状とし、押さえ板15を具備しない構成としてもよい。図10に示す構成の場合、回転部材1のうち移動部材2側に延出して移動部材2の一部の上面2aを覆う部分が、庇部14となる。
上記構成のパズル玩具A5においては、回転部材1および移動部材2に色彩や模様等を施して適宜区別可能とすることにより、色合わせや模様合わせのパズルゲームを楽しむことができる。
パズル玩具A5においては、隣接するものどうしからなる5個の移動部材2によって目印部材31を囲っている。図1に示した平面タイプのパズル玩具A1では、隣接するものどうしからなる6個の移動部材2によってそれらの中央部を囲っていた。これに対し、回転部材1および移動部材2そのものを曲面状にし、かつ球面上にほぼ均等に配置した結果、隣接する回転部材1や移動部材2どうしの重なりが大きくなり、5個の移動部材2によってそれらの中央部(目印部材31)を囲むように配置される。本実施形態のパズル玩具A5の場合、12個の目印部材31を配置することができる。
パズル玩具A5は、各回転部材1を中心軸線Ox周りに回転させることができる。ここで、図8から理解できるように、回転対象である回転部材1とこれに対応する3個の移動部材2については、3つずつの円弧状外周部12および円弧状凸部21により構成される円形の全体外周部120がその形状を維持したまま回転する。そして、各回転部材1を120度回転させるごとに、回転部材1および移動部材2の配置は元の配置と同じになる一方、移動部材2については位置が入れ替わることになる。したがって、複数の回転部材1について120度を単位として回転させることにより、各移動部材2を、30個の移動部材2がとりうるすべての位置に移動させることができる。
図8に示したパズル玩具A5では、例えば30個の移動部材2について、6個ずつ5色の色(第1色から第5色)を割り当てる。この場合、目印部材31を囲む5個の移動部材2について当該目印部材31と同じ色となるようにし、そのような目印部材31と同色の5個の移動部材2とからなる組を3組揃えるといった色合わせのパズルゲームを楽しむことができる。また、上記した3組に係る目印部材31とは異なる目印部材31について、当該目印部材31を囲む5個の移動部材2をすべて異なる色にするといった色合わせを楽しむことも可能である。さらに、別の遊び方としては、回転部材1に対応する3個の移動部材2を同色とする組をつくり、そのような組を最大7組まで揃えるといった色合わせのパズルゲームも楽しむことができる。このように、本実施形態のパズル玩具A5によれば、多様なパズルゲームを楽しむことが可能である。
本実施形態において、回転部材1は、中心部10から径方向外方に均等に延びる3つの延出部11を経て外周縁に至り、3つの円弧状外周部12を有する。このような構成によれば、図8からも理解できるように、回転部材1を回転させる際、回転部材1の周方向と交差して延びる延出部11の側面部分である円弧状凹部13によって、移動部材2に対して回転方向(周方向)について移動のための推進力を適度に与えることができ、回転部材1をスムーズに回転させることが可能となる。また、回転部材1が複数の円弧状外周部12を有する構成によれば、遊技者(プレイヤ)は、回転部材1および移動部材2のいずれを指で押さえても回転部材1をスムーズに回転させることができる。
移動部材2は、基材3と接触する内側部分が硬質な曲面板25からなる。このため、移動部材2が移動する際に基材3との間での摺動抵抗が低減し、移動部材2をスムーズに移動させることができる。その一方、移動部材2の外側部分が軟質な曲面板26からなる。このため、移動部材2(曲面板26)を指で押さえて操作する場合、指と移動部材2との摩擦抵抗が大きく滑りにくくなるので、操作性に優れる。
パズル玩具A5における他の効果については、パズル玩具A1に関して上述したのと同様である。
図11および図12は、上記したパズル玩具A5の変形例を示している。図11、図12に示したパズル玩具A5'は、上記したパズル玩具A5と比べて、主に回転抑制手段の構成と移動部材2の配色が異なっており、他にも種々の変更が施されている。
パズル玩具A5'においては、永久磁石および磁性部材の構成が上記のパネル玩具A5と異なっている。図12によく表れているように、永久磁石63は、目印部材31の内側に位置しており、永久磁石63上に目印部材31が重なっている。即ち、永久磁石63は、隣接するものどうしからなる5個の移動部材2によって囲まれた位置に設けられている。本実施形態では、永久磁石63は、ビス4を用いて基材3に取り付けられている。本実施形態では、基材3と永久磁石63との間にはスペーサ36が介在している。これにより、永久磁石63は、基材3から所定距離離れた位置にある。
図12によく表れているように、回転部材の延出部11の先端は、基材3と永久磁石63との隙間に進入している。磁性部材64は、延出部11の先端上面に設けられている。図11および図12に示した状態では、磁性部材64の一部は、基材3の径方向視において永久磁石63と重なっており、永久磁石63によって磁性部材64に対する吸着力が作用している。これにより、図11および図12に示した状態から回転部材1を回転させるには、永久磁石63による磁性部材64の吸着力を越える回転力を回転部材1に作用させる必要がある。そして、磁性部材64および永久磁石63が重なった状態から回転部材1が所定角度回転すると、磁性部材64および永久磁石63が再び重なり合い、回転部材1を回転させる際の操作力が大きくなる。したがって、回転部材1については、この回転部材1が有する円弧状外周部12の数(本実施形態では3個、回転部材1に対応する移動部材2の数と同じ)に応じた所定の回転角度(本実施形態では120度)ごとに節度感をもって回転動作が抑制される。このような構成によれば、各回転部材1を回転させることが可能である120度ごとの回転動作を迅速、且つ適確に行うことができ、パズル玩具A5’における移動部材2の入れ替え操作を素早く行うことが可能となる。
また、本実施形態においては、永久磁石63は、磁性部材64よりも基材3から離れた位置にある。磁性部材64は、回転部材1に設けられている。これにより、永久磁石63および磁性部材64が重なるとき、永久磁石63の吸着力によって回転部材1が基材3から僅かに浮遊する状態となる。したがって、基材3に対する回転部材1の摺動抵抗が低減され、回転部材1をよりスムーズに回転させることが可能である。なお、回転部材1について、図13に示すように、回転部材1全体を軟磁性材料により構成し、この回転部材1の延出部11の先端を、基材3と永久磁石63との隙間に進入させてもよい。図13に示す構成の場合、回転部材1のうち基材3と永久磁石63との隙間に進入する部分は、図12に示した磁性部材64と同様の役割を担う。
図11に示したパズル玩具A5’では、例えば30個の移動部材2について、5個ずつ6色の色(第1色から第6色)を割り当てる。この場合、30個の移動部材2について、次のような揃え方が可能である。
第1の揃え方としては、まず、隣接する2個の回転部材1によって移動させられる5個の移動部材2(共通に移動させられる1個の移動部材2を含む)の配置箇所に同色の移動部材2を揃える。そのような位置関係で揃う同色の5個の移動部材2からなる組を6組揃えるといった色合わせのパズルゲームを楽しむことができる。
第2の揃え方としては、まず、目印部材31を囲む5個の移動部材2について当該目印部材31と同じ色となるようにし、そのような目印部材31と同色の5個の移動部材2とからなる組を、2組揃える。その一方、他の10個の目印部材31については、当該目印部材31を囲む5個の移動部材2をすべて異なる色にするといった色合わせを楽しむことも可能である。このように、本実施形態のパズル玩具A5’によれば、多様なパズルゲームを楽しむことが可能である。
パズル玩具A5’における他の効果については、パズル玩具A5,A1に関して上述したのと同様である。
図14に示したパズル玩具A6は、複数の回転部材1(回転要素)と、回転部材1の周囲に配置される複数の移動部材2(移動要素)と、を備え、球体を模した立体パズルとして構成されたものである。一方、回転部材1および移動部材2の数が上記したパズル玩具A5と異なっている。
本実施形態のパズル玩具A6は、8個の回転部材1と、12個の移動部材2とを備えている、これら8個の回転部材1は、各々、基材3(球体)の中心を通って延びる中心軸線Ox周りに回転可能とされている。各回転部材1については、他の3個の回転部材1が隣接している。なお、詳細な図示説明は省略するが、パズル玩具A6において、球形の基材3を備える点、押さえ板15を備える点などの基本構成は上記のパズル玩具A5と同様である。
上記構成のパズル玩具A6においては、回転部材1および移動部材2に色彩や模様等を施して適宜区別可能とすることにより、色合わせや模様合わせのパズルゲームを楽しむことができる。
パズル玩具A6においては、隣接するものどうしからなる4個の移動部材2によって目印部材31を囲っている。図8に示したパズル玩具A5では、隣接するものどうしからなる5個の移動部材2によってそれらの中央部(目印部材31)を囲っていた。本実施形態のパズル玩具A6では、基材3に対する回転部材1および移動部材2の相対的なサイズが上記のパズル玩具A5よりも大きくなっている。その結果、隣接する回転部材1や移動部材2どうしの重なりがより大きくなり、4個の移動部材2によってそれらの中央部(目印部材31)を囲むように配置される。本実施形態のパズル玩具A6の場合、6個の目印部材31を配置することができる。
なお、基材3に対する回転部材1および移動部材2の相対的なサイズを本実施形態のパズル玩具A6よりもさらに大きくすると、隣接する回転部材1や移動部材2どうしの重なりがさらに大きくなり、3個の移動部材2によってそれらの中央部を囲むように配置することも可能である。
図14に示したパズル玩具A6では、例えば4個の回転部材1(それぞれ移動部材2を共通にもたない関係にある回転部材1)について、当該各回転部材1に対応する3個の移動部材2には当該回転部材1と同じ色彩が施されている。上記4個の回転部材1の色彩は、互いに異なっている。このようなパズル玩具A6においては、色分けされた回転部材1および移動部材2の色合わせを行うといったパズルゲームを楽しむことができる。
パズル玩具A6は、回転部材1および移動部材2の数が図8に示したパズル玩具A5よりも少ない。これにより、本実施形態のパズル玩具A6は、図8に示したパズル玩具A5に比べて、難易度としてはより易しい。
次に、本発明に係るパズルゲームのプログラムをゲームソフトに適用した場合について、図面を参照して説明する。以下の説明では、パズルゲームプログラムを記憶することにより、ゲーム装置として機能する多機能携帯電話(スマートフォン)においてパズルゲームを行う場合について説明する。
図15は、二次元の仮想ゲームフィールドでパズルゲームをプレイする場合において、モニタ71に表示されるゲーム画像の一例を示す。ゲーム画像は、6個の回転要素1’と、12個の移動要素2’とを含む。
回転要素1’は、中心部10から放射状に延びる3つの延出部11と、これら延出部11の先端に位置する円弧状外周部12とを有する。円弧状外周部12は、3つの延出部11に対応して3箇所に分離している。3つの円弧状外周部12は、中心軸線Ox周りに同心円上に位置しており、中心軸線Ox周りの周方向において均等に配される。回転要素1’において、3つの円弧状外周部12のうち隣り合うものどうしの間に円弧状凹部13を有する。円弧状凹部13は、複数の円弧状外周部12がなす同心円の径方向内方に凹んでおり、円弧状外周部12と対応する曲率半径を有している。本実施形態では、円弧状凹部13の曲率半径は、円弧状外周部12の曲率半径と同一である。
6個の回転要素1’は、各々、モニタ71の表示画面に対して垂直方向に延びる中心軸線Ox周りに回転可能に設定されている。6個の回転要素1’は、それぞれの中心軸線Oxが正六角形の頂点をなすように配置されている。ここで、各回転要素1’については、他の2個の回転要素1’が隣接している。
移動要素2’は、一対の円弧状凸部21を有する。各円弧状凸部21は、回転要素1’の円弧状凹部13に対応する凸状とされている。移動要素2’は、各回転要素1’における各円弧状凹部13に円弧状凸部21の一方が対向接触するように配置されている。これにより、1つの回転要素1’に着目すると、当該回転要素1’の3つの円弧状凹部13に個々に対応する3個の移動要素2’が配置されている。そして、回転要素1’の3つの円弧状外周部12と、当該回転要素1’に対応する3個の移動要素2’それぞれの他方の円弧状凸部21とによって、略円形の全体外周部120が構成されている。
移動要素2’については、回転要素1’と当該回転要素1’に隣接する2個の他の回転要素1’との間において、対応する移動要素2’を共通にもつ。このような構成により、移動要素2’は、隣接する回転要素1’の間に位置するもの6個と、隣接する回転要素1’の間に位置しないもの6個とで、合計12個配置されている。
次に、本実施形態のパズルゲームについて説明する。ゲーム画像が表示されるモニタ71上にはタッチパネル72(図17参照)が設けられており、プレイヤは、指等を用いてタッチパネル72上でスライド操作することにより、回転要素1’を中心軸線Ox周りに回転させることができる。ここで、回転要素1’を回転させることができる操作としては、例えば、図16において矢印N1で示すように、回転要素1’にタッチしつつ中心軸線Ox周りにスライドさせる操作や同図において矢印N2で示すように、移動要素2’にタッチしつつ中心軸線Ox周りに回転させる操作がある。
本実施形態のパズルゲームにおいては、回転要素1’および移動要素2’に色彩や模様等を施して適宜区別可能とすることにより、色合わせや模様合わせを楽しむことができる。
本実施形態のパズルゲームでは、例えば、クリア状態として、図15に示した図中の3個の回転要素1’(図中左斜め上方と右斜め上方と下方とに位置する回転要素1’)について、当該各回転要素1’に対応する3個の移動要素2’が同じ色彩に設定される。上記3個の回転要素1’の色彩は、互いに異なっている。このようなパズルゲームにおいては、図16に示すように回転要素1’および移動要素2’の色が揃っていない状態から図15に示す状態に色合わせを行うといったパズルゲームを楽しむことができる。
図15、図16から理解できるように、回転対象である回転要素1’とこれに対応する3個の移動要素2’については、3つずつの円弧状外周部12および円弧状凸部21により構成される円形の全体外周部120がその形状を維持したまま回転する。そして、各回転要素1’を120度回転させるごとに、回転要素1’および移動要素2’の配置は元の配置と同じになる一方、移動要素2’については位置が入れ替わることになる。複数の回転要素1’については、プレイヤのタッチパネル72の操作によって120度を単位として回転させられ、各移動要素2’を、12個の移動要素2’がとりうるすべての位置に移動させることができる。
図15では、回転要素1’の数が6個、移動要素2’の数が12個である場合を示したが、回転要素1’および移動要素2’の数は適宜増減させることができる。回転要素1’および移動要素2’の数が少ないと難易度が下がり、回転要素1’および移動要素2’の数が多いと難易度が上がるところ、回転要素1’および移動要素2’の数の多少により難易度が異ならせられた複数のステージのうち、プレイヤが任意に選択したステージについてパズルゲームを開始するようにしてもよい。また、難易度の低いステージからパズルゲームを開始し、ステージをクリアするごとに次のステージに進むようにしてもよい。さらに、1個の回転要素1’に対応する移動要素2’の数は3個に限定されず、2個あるいは4個の移動要素2’が各回転要素1’に対応するように構成してもよい。また、回転要素1’および移動要素2’の数が多くなる場合、複数ずつの回転要素1’および移動要素2’のうちモニタ71に表示されない部分を含んでもよく、当該表示されない部分については、タッチパネル72の操作によりゲーム画像をスクロールさせてモニタ71に表示させるようにしてもよい。
次に、本実施形態のハード構成について説明する。
図17は、本発明に係るゲーム装置を示す構成図である。本実施形態のゲーム装置B1は、ハードウエアとして、制御部710、描画処理部720、音声処理部730、およびインターフェース部740を備える。また、インターフェース部740には、モニタ71、タッチパネル72およびスピーカ73が接続されている。
制御部710は、ゲーム装置B1の全体動作を制御するように機能し、CPU711、ROM712、RAM713、および内部ストレージ714、等を含み、各部は、それぞれバスラインで接続されている。
ゲーム装置B1では、上記パズルゲームのアプリケーションソフトウェアが記録された内部ストレージ714内のゲームプログラムおよびゲームデータがRAM713に読み込まれる。読み込まれたゲームプログラムがCPU711によって実行されることにより、プレイヤはゲーム内容を楽しむことができる。プレイヤは、タッチパネル72を操作することにより回転要素1’もしくは移動要素2’を操作し、ゲームを進行させることができる。
タッチパネル72としては、例えば、抵抗膜方式、光学式(赤外線方式)および静電容量結合式のいずれかの種類のものを用いることができる。また、タッチパネル72は、指等で、押圧したり、撫でたり、触れたりすることによりタッチ操作すると、指等の操作位置の座標を検出して、検出した座標に対応する座標データを操作信号として出力する。
CPU711は、内部ストレージ714からRAM713に読み込まれるゲームプログラムを実行することより、ゲーム進行を統括的に制御する。より具体的には、タッチパネル72からプレイヤが操作することによる操作信号が入力されると、CPU711は、ゲームプログラムにしたがってその操作信号に対する所定のゲーム進行処理を行う。CPU711は、その処理結果をモニタ71に例えば二次元ゲームフィールドを表現するゲーム画像によって表示するとともに、スピーカ73から効果音などによって出力する。
ROM712には、ゲーム装置B1の基本的な機能や内部ストレージ714に記憶されたゲームプログラムおよびゲームデータを読み出す手順等を示す基本プログラムが記憶されている。CPU711は、タッチパネル72等を介してゲーム開始の入力操作がなされると、ROM712の基本プログラムにしたがって内部ストレージ714からゲームプログラムおよびゲームデータをRAM713に読み込み、ゲーム開始状態に設定する。
RAM713は、内部ストレージ714から読み込まれたゲームプログラムやゲームデータが格納されるエリアと、CPU711がゲームプログラムを実行するためのワークエリアとを提供するものである。
内部ストレージ714は、ユーザにより使用されるデータ保存領域であり、データの書き込み・消去を自由に行える不揮発性半導体メモリによって構成されている。内部ストレージ714には、通信ネットワーク回線からデータ通信手段(図示せず)を介してダウンロードしたゲームプログラムが記憶される。
上記ゲームプログラムは、複数のプログラムが組み合わされて構成されており、例えばモニタ71に表示されている回転要素1’および移動要素2’の動作をタッチパネル72からのプレイヤの操作信号に基づいて制御するゲーム進行プログラムやモニタ71に表示すべきゲーム画像を制御するグラフィック制御プログラム等によって構成されている。
CPU711は、タッチパネル72からのプレイヤの操作信号に基づき、必要に応じて内部ストレージ714からゲームプログラムや画像データ等をRAM713に読み込み、これらのデータを処理したりゲームプログラムを実行したりすることにより、モニタ71に表示すべきゲーム画像の内容を決定する。
描画処理部720は、描画処理に必要な各種の演算処理を行うものである。CPU711は、例えば、所定の時間間隔毎に、描画処理部720に描画指令を出力する。このとき、CPU711は、モニタ71に表示すべき画像を決定し、その画像の描画に必要な画像データ等をRAM713から読み出して描画処理部720に供給する。また、CPU711は、回転要素1’および移動要素2’の位置データや、タッチパネル72から入力される操作信号を描画処理部720に供給する。
描画処理部720は、CPU711から供給される画像データ等および操作信号に基づいて、描画に必要な各種データを演算し、その演算結果に基づいて描画処理部720内のVRAM(図示せず)に1コマ(1フレーム)の表示画面の画像データを作成する。作成された表示画面の画像データは、例えば、1/60秒毎に映像信号としてモニタ71に出力されて表示される。
音声処理部730は、効果音等の音声を発生させる処理に必要な各種の演算処理を行うものである。CPU711は、スピーカ73から出力すべき効果音若しくはBGMの音響内容を決定すると、音声処理部730に音声指令を出力する。音声処理部730は、CPU711からの音声指令に基づき、RAM713から効果音もしくはBGMの音声データ等を読み出し、所定の加工処理とD/A変換処理とを施した後、スピーカ73に出力する。
インターフェース部740は、タッチパネル72からの操作信号等を制御部710に伝送したり、制御部710、描画処理部720や音声処理部730からの映像信号や音声信号等をモニタ71やスピーカ73に伝送したりするものである。
モニタ71は、インターフェース部740から送られてきた映像信号に応じてゲーム進行状態を示す表示画面を映し出すための装置である。モニタ71は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)によって構成されている。
スピーカ73は、インターフェース部740から送られてきた音声信号に応じて効果音等の音声を出力させるための装置である。
本実施形態では、スマートフォンにゲームプログラムをアプリケーションソフトウェアとしてダウンロードし、当該スマートフォンをゲーム装置として機能させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。ゲーム装置としては、家庭用ゲーム機などを適用することができ、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、ゲーム装置に装備されたディスクドライブユニットにおいて読み込み可能とされた、パズルゲームのソフトウェアが記録されたディスクであってもよい。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。

Claims (14)

  1. 所定の中心軸線周りに回転可能であって、周方向において均等に配され、且つ同心円上にそれぞれが位置する複数の円弧状外周部、および、これら複数の円弧状外周部のうち隣り合うものどうしの間にそれぞれが位置し、上記円弧状外周部と対応する曲率形状で径方向内方に凹んだ複数の円弧状凹部、を各々が有する複数の回転要素と、
    上記回転要素の上記円弧状凹部に対応する凸状とされた一対の円弧状凸部、を各々が有する複数の移動要素と、を備え、
    上記各回転要素における上記各円弧状凹部に上記一対の円弧状凸部の一方が対向接触するように上記移動要素が配置されて、上記回転要素における上記複数の円弧状外周部と、当該回転要素に対応する複数の上記移動要素それぞれの上記一対の円弧状凸部の他方とによって略円形の全体外周部が構成されており、
    上記各回転要素の回転によって当該回転要素に対応する複数の上記移動要素が当該回転要素とともに移動するように構成されており、
    上記複数の回転要素は、各々、少なくとも1つの隣接する他の上記回転要素との間で対応する上記移動要素を共通にもつことを特徴とする、パズル玩具。
  2. 上記各回転要素に対応する上記移動要素の数は、2ないし4のいずれかである、請求項1に記載のパズル玩具。
  3. 上記複数の回転要素におけるそれぞれの上記中心軸線は互いに平行であり、
    上記複数の回転要素および上記複数の移動要素は、所定の平面に沿うように配置されて平面パズルを構成する、請求項1または2に記載のパズル玩具。
  4. 上記各回転要素に対応する上記移動要素の数が3であり、
    上記複数の回転要素および上記複数の移動要素が所定の球面に沿うように配置されるとともに、上記各回転要素における上記中心軸線は、上記球面の中心を通っており、
    上記各回転要素に対応する3つの上記移動要素は、当該回転要素に隣接する3つの上記回転要素との間で共通に移動させられる、請求項1に記載のパズル玩具。
  5. 上記各回転要素を回転可能に支持し、且つ上記各移動要素を移動可能に支持する基材を備え、
    上記回転要素には、上記基材から上記移動要素が離脱するのを防止する離脱防止手段が設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載のパズル玩具。
  6. 上記回転要素は、上記基材に当接する側の面が相対的に硬質である材料によって構成され、上記当接する側の面と反対側の面が軟質である材料によって構成される、請求項5に記載のパズル玩具。
  7. 上記回転要素は、上記基材に対して着脱可能に取り付けられる、請求項5または6に記載のパズル玩具。
  8. 上記移動要素における上記一対の円弧状凸部は、互いに異なる属性を有する、請求項1ないし7のいずれかに記載のパズル玩具
  9. 上記回転要素について対応する上記移動要素の数に応じた所定の回転角度ごとに、節度感をもって上記回転要素の回転動作を抑制する、回転抑制手段をさらに備える、請求項5ないし7のいずれかに記載のパズル玩具。
  10. 上記回転抑制手段は、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの一方に設けられた永久磁石、および、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの他方に設けられた磁性部材、を含む、請求項9に記載のパズル玩具。
  11. 上記回転抑制手段は、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの一方に設けられた窪み部、および、上記基材と上記回転要素または上記移動要素とのうちの他方に設けられ、上記窪み部に嵌合する突起、を含む、請求項9に記載のパズル玩具。
  12. コンピュータを、
    所定の中心軸線周りに回転可能であって、周方向において均等に配され、且つ同心円上にそれぞれが位置する複数の円弧状外周部、および、これら複数の円弧状外周部のうち隣り合うものどうしの間にそれぞれが位置し、上記円弧状外周部と対応する曲率形状で径方向内方に凹んだ複数の円弧状凹部、を各々が有する複数の回転要素と、上記回転要素の上記円弧状凹部に対応する凸状とされた一対の円弧状凸部、を各々が有する複数の移動要素とについて、
    上記各回転要素における上記各円弧状凹部に上記一対の円弧状凸部の一方が対向接触するように上記移動要素が配置されて、上記回転要素における上記複数の円弧状外周部と、当該回転要素に対応する複数の上記移動要素それぞれの上記一対の円弧状凸部の他方とによって略円形の全体外周部が構成され、上記複数の回転要素は、各々、少なくとも1つの隣接する他の上記回転要素との間で対応する上記移動要素を共通にもつように、上記複数の回転要素および上記複数の移動要素を表示手段に画像として描画する描画手段と、
    プレイヤによる入力操作に従い、上記回転要素について対応する上記移動要素の数に応じた所定の回転角度ごとに上記回転要素を上記中心軸線周りに回転させる回転処理手段と、
    して機能させるためのパズルゲームのプログラム。
  13. 請求項12に記載のパズルゲームのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項12に記載のパズルゲームのプログラムを実行するゲーム装置。
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