JPWO2015159628A1 - 押圧センサ - Google Patents

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Abstract

全体としての厚みを抑制しながら良好な検出感度が得られる押圧センサを提供する。押圧を受ける第1主面(13)と、前記第1主面(13)とは反対側の第2主面(14)と、を有し、前記第1主面(13)に沿って拡がる第1基板(24)と、前記第2主面(14)に沿って拡がる第2基板(25)と、前記第1基板(24)と前記第2基板(25)との間に積層した圧電フィルム(21)と、を備え、前記第1基板(24)の厚みは、前記第2基板(25)の厚みよりも厚い、押圧センサ(10)。

Description

本発明は、タッチパネル等の操作面が押し込まれることを検出する押圧センサに関する。
タッチパネルを備える電子機器では、操作面でのタッチ位置を検出するだけでなく、操作面の押圧を検出する場合がある。そこで、操作面の押圧を検出することができる押圧センサがタッチパネルに付設されることがあった。押圧センサには種々の構成があるが、透光性と可撓性に優れる平膜状の圧電フィルムの両面それぞれに平膜状の検出電極を配した押圧センサが開発されている(例えば特許文献1参照。)。
圧電フィルムは、代表的には、ポリフッ化ビニリデン(PVDF:PolyVinylideneDiFluoride)を主材料とするものが知られている。また、L型ポリ乳酸(PLLA:Poly-L-Lactic Acid)やD型ポリ乳酸(PDLA:Poly-D-Lactic Acid)などのキラル高分子を主材料とする圧電フィルムも知られている。
国際公開2012/137897号
上記のような材質の圧電フィルムに対して検出電極を直接接合しようとすると、検出電極の材質によっては加熱などの処理が必要となり、圧電フィルムの圧電性などが損なわれることがあった。そこで、検出電極をフレキシブル基板に設け、フレキシブル基板を折り曲げて圧電フィルムを挟み込む構成の押圧センサを出願人は開発している。該押圧センサは、フレキシブル基板、圧電フィルム、フレキシブル基板が順に積層された積層構造となり、一方のフレキシブル基板が押圧されることによって、圧電フィルムが撓んで伸びが生じ、これにより圧電フィルムの表面に電荷が発生して検出電極に電気信号が発生する。押圧センサをこのような積層構造とすることによって、圧電フィルムと検出電極との材質の組み合わせを自由に設定できる。
ただし、押圧センサは、積層構造とすることで厚みが厚くなってしまい、電子機器等に内蔵する際の配置制約が大きくなってしまう。そこで、フレキシブル基板として薄いものを用いることで押圧センサの厚みを薄くすることが考えられる。しかしながら、その場合には、押圧センサにおいて押圧検出の感度が劣化する傾向があり、全体としての厚みを抑制しながら良好な検出感度を得ることが難しかった。
そこで、本発明の目的は、全体としての厚みを抑制しながら良好な検出感度が得られる押圧センサを提供することにある。
この発明は、押圧を受ける第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面と、を有する押圧センサであって、前記第1主面に沿って拡がる第1基板と、前記第2主面に沿って拡がる第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に積層した圧電フィルムと、を備え、前記第1基板の厚みは、前記第2基板の厚みよりも厚い。
押圧を受けることで押圧センサが撓むと、第1基板と圧電フィルムと第2基板とのそれぞれに、第1主面や第2主面の面内方向に伸びが生じる。この際、第1基板の厚みを厚くし第2基板の厚みを薄くしておくことで、押圧センサの厚みを抑制しながら圧電フィルムに生じる伸びを大きくできる。
前記第1基板は第1検出電極を備え、前記第2基板は第2検出電極を備えることが好ましい。これにより、圧電フィルムの圧電性を損なうことなく、圧電フィルムと検出電極との材質の組み合わせを任意に設定できる。
前記押圧センサは、前記圧電フィルムと前記第1基板とを貼り付ける第1貼付材と、前記圧電フィルムと前記第2基板とを貼り付ける第2貼付材と、を更に備えることが好ましい。このようにすると、第1基板や第2基板を圧電フィルムに強固に貼り付けることができる。また、押圧に伴って生じる応力を、第1基板から圧電フィルムに対して効果的に伝えられる。
前記第1貼付材は、化学反応により硬化する接着剤からなることが好ましい。これにより、押圧に伴って生じる応力を、第1基板から圧電フィルムに対して効果的に伝えられる。
または、前記第1貼付材および前記第2貼付材は、粘性を有する粘着材であってもよい。この場合、第1貼付材の厚みが第2貼付材の厚みよりも薄いことが好ましい。このようにしても、第1基板から圧電フィルムに対して押圧により生じる応力を効果的に伝えられる。
前記第1基板は、リジッド基板であり、前記第2基板は、フレキシブル基板であることが好ましい。リジッド基板には、紙フェノール基板、アルミナ基板、エポキシ基板、低温同時焼成セラミック基板などがあり、これらは一般的にフレキシブル基板に比べて低廉である。また、フレキシブル基板は折り曲げることが容易であり、リジッド基板をフレキシブル基板と組み合わせることにより、第1検出電極や第2検出電極の配線接続を容易化できる。
圧電フィルムは、互いに直交する四辺を有する主面形状であり、前記四辺に対して交差する方向に沿って配向するキラル高分子を主材料とすることが好ましい。特には、前記キラル高分子は、前記四辺に対して略45°の方向に配向することが好ましい。
この構成のように、キラル高分子を主材料とする圧電フィルムは、フィルムの厚み方向からの押圧を検出する圧電テンソル成分(フィルムの厚み方向を第1軸とし、フィルムの延伸方向を第3軸としてd14で表わされる)を有しているが、焦電性を有しておらず、検出位置での温度変化の影響を受けずに出力を得ることができる。
この発明によれば、圧電フィルムの伸びを大きくできるので、押圧センサ全体としての厚みを抑制しながら良好な検出感度が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る押圧センサを備える電子機器の平面図および側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る押圧センサの平面図および側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る押圧センサの押圧時に生じる撓みと伸びを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る押圧センサの側面断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る押圧センサの側面断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る押圧センサについて説明する。
図1(A)は、本発明の第1の実施形態に係る押圧センサ10を内蔵する電子機器1の平面図である。図1(B)は、電子機器1の側面図である。
ここでの電子機器1は、スマートフォン端末であり、音楽再生や音声通信などの機能を備えている。電子機器1は、外装体2とカバーガラス3とタッチパネル4とを備えている。なお、ここでは図示していないが、電子機器1は、CPUや、記憶部、無線通信回路、画像処理回路、音声処理回路、回路基板等の、スマートフォン端末を構成するその他のハードウェアも備えている。
外装体2は、長さおよび幅が厚さよりも大きく、正面が開口する箱状であり、内部空間を有している。外装体2は、ABSやPC等の一般的なハード系の有機素材等からなり、適宜の位置で分割可能に構成されている。カバーガラス3は、透光性を有しており、外装体2の開口部に嵌め込まれて外装体2の内部空間を閉塞している。
タッチパネル4は、カバーガラス3の背面側に密着した状態で貼り付けられており、外装体2の内部空間に納められている。タッチパネル4は、カバーガラス3が指等により任意の位置で押圧されると、カバーガラス3と一体的に変形する。タッチパネル4は、静電センサ5と表示部6と押圧センサ10とを備えている。静電センサ5、表示部6、押圧センサ10は、この記載順にカバーガラス3側から並べて配置されている。静電センサ5は、誘電体基板の両主面に静電容量検出用電極が形成された構造であり、カバーガラス3に対向し、カバーガラス3へのユーザのタッチ操作によって局所的な静電容量の変化が生じる。表示部6は、液晶ディスプレイパネル、または、有機ELディスプレイパネルを備え、カバーガラス3を表示面として画像を描画する。押圧センサ10は、ユーザの指がカバーガラス3を押圧することによりカバーガラス3と一体的に変形する。押圧センサ10は、正面視して短冊状であり、外装体2の幅方向に延びるように配置している。なお、押圧センサ10は、外装体2の長さ方向に延びるように配置してもよい。
この電子機器1は、カバーガラス3に対するユーザからのタッチ操作を静電センサ5で検出するとともに、カバーガラス3に対するユーザからの押圧操作を押圧センサ10で検出し、各操作に対応する応答動作を行う。
図2(A)は、押圧センサ10の側面断面図であり、図2(B)でA−A’として示す位置を通る断面を示している。図2(B)は、押圧センサ10の平面図である。図2(C)は、押圧センサ10の側面断面図であり、図2(B)でC−C’として示す位置を通る断面を示している。図2(D)は、押圧センサ10の側面断面図であり、図2(B)でD−D’として示す位置を通る断面を示している。
押圧センサ10は、配線部11とセンサ部12とを有している。センサ部12は、押圧を検出するための部位であり、図2(B)中の横方向を長手方向とし縦方向を短手方向とする短冊状である。配線部11は、センサ部12を配線接続するための部位であり、センサ部12の長手方向に延びる側面から図2(B)中の縦方向、即ちセンサ部12の短手方向に延びている。
センサ部12は、図2(A)中の上側を向く第1主面13と、図2(A)中の下側を向く第2主面14とを有している。該センサ部12は、第1基板24、第1貼付材22、圧電フィルム21、第2貼付材23、および、第2基板25を備える積層構造である。第1基板24、第1貼付材22、圧電フィルム21、第2貼付材23、および、第2基板25は、それぞれ平膜状であり、この記載順に押圧センサ10の厚み方向に並べて、第1主面13から第2主面14にかけて積層されている。
第1基板24は、第1主面13に面して設けられ、第1主面13に沿って拡がっている。第1基板24は、紙フェノール基板、アルミナ基板、エポキシ基板、低温同時焼成セラミック基板などのリジッド基板であり、第1検出電極26と第1シールド電極28とを備えている。第1シールド電極28は、銅箔等の一般的な電極材料からなり、第1基板24の第1主面13側の全面を覆うように設けられている。第1シールド電極28は、グランド電位に接続されて押圧センサ10を電磁波からシールドする。第1検出電極26は、銅箔等の一般的な電極材料からなり、第1基板24の第2主面14側の全面を覆うように設けられている。
第2基板25は、第2主面14に面して設けられ、第2主面14に沿って拡がっている。第2基板25は、ポリエチレンテレフタラート(PET)樹脂などからなるフレキシブル基板であり、第2検出電極27と第2シールド電極29とを備えている。第2シールド電極29は、銅箔等の一般的な電極材料からなり、第2基板25の第2主面14側の全面を覆うように設けられている。第2シールド電極29は、グランド電位に接続されて押圧センサ10を電磁波からシールドする。第2検出電極27は、銅箔等の一般的な電極材料からなり、第2基板25の第1主面13側の全面を覆うように設けられている。
第1貼付材22は、第1基板24の第2主面14側の面と、圧電フィルム21の第1主面13側の面とのそれぞれに貼り付いており、第1基板24と圧電フィルム21とを貼り合わせている。第1貼付材22は、化学反応によって液体から固体に硬化(相変化)することで貼り付く力が生じる接着剤からなる。この硬化した接着剤は、貼付材として利用できる材質のなかでは、貼り付く力が比較的強く、また、比較的硬い材質である。このように第1貼付材22は、比較的硬い材質からなるため、押圧により生じる応力を第1基板24から圧電フィルム21に効果的に伝えることができる。
第2貼付材23は、第2基板25の第1主面13側の面と、圧電フィルム21の第2主面14側の面とのそれぞれに貼り付いており、第2基板25と圧電フィルム21とを貼り合わせている。第2貼付材23は、ここでは第1貼付材22と同様の接着剤からなる。
第1貼付材22や第2貼付材23は、貼り付く力が比較的強い材質からなるため、第1貼付材22や第2貼付材23の厚みが薄くても十分な強度が得られ、第1貼付材22や第2貼付材23を薄くしてセンサ部12を全体として薄く構成することができる。
なお、第1貼付材22や第2貼付材23は、化学反応によって硬化する接着剤とは別の材質であってもよい。
圧電フィルム21は、ここでは圧電性を有するPLLA(L型ポリ乳酸)からなる。圧電フィルム21は、第1基板24と第2基板25との間に積層されており、第1貼付材22または第2貼付材23を介して、第1基板24と第2基板25とに貼り付けられている。PLLAは、延伸方向を3軸方向とし、3軸方向に垂直な方向を1軸方向および2軸方向として、d14で表わされる圧電定数(ずり圧電定数)を有している。そして、圧電フィルム21は、PLLAの1軸方向が厚み方向となり、3軸方向(延伸方向)に対して45°の角度をなす方向が長手方向および短手方向となるように、短冊状に切り出されている。
センサ部12は、このように構成されており、第1主面13側から厚み方向の押圧を受けて厚み方向に撓むと、その撓みによって生じた応力が、第1基板24から第1貼付材22を介して圧電フィルム21に伝わり、圧電フィルム21に長手方向の伸びが生じる。すると、圧電フィルム21が厚み方向に分極し、圧電フィルム21の第1主面13側の面と第2主面14側の面とに電荷が発生する。この電荷に対する静電誘導によって、圧電フィルム21の長手方向の伸び量に応じた電位差が第1検出電極26と第2検出電極27とに発生する。
配線部11は、第1基板突出部34と、第2基板延長部35と、接着部36とを備えている。第1基板突出部34は、配線電極37を備えている。第2基板延長部35は、配線電極38と、配線電極39と、を備えている。
図2(B)に示すように、第1基板突出部34は、第1基板24からセンサ部12の短手方向に所定の長さだけ突出している。第2基板延長部35は、第1基板突出部34と対向しており、第2基板25からセンサ部12の短手方向に第1基板突出部34よりも長く延びている。第2基板延長部35の図示していない端部には、IC等の電子部品や外部接続用のコネクタを搭載している。
図2(C)および図2(D)に示すように、第1基板突出部34は、第1基板24と同様にリジッド基板から構成している。第2基板延長部35は、第2基板25と同様にフレキシブル基板から構成しており、センサ部12と配線部11との接続部の近傍で、第1基板突出部34に接触するように第1主面13側に屈曲させている。接着部36は、屈曲させた状態の第2基板延長部35を、第1基板突出部34に接着させている。
第1基板突出部34の配線電極37は、センサ部12の第1検出電極26に一端で接続されており、第1基板突出部34の第2主面14側の面に他端が露出している。第2基板延長部35の配線電極38は、第1基板突出部34の配線電極37に一端が接触して、配線電極37を介して第1検出電極26に接続されており、第2基板延長部35に搭載される図示していないIC等の電子部品や外部接続用のコネクタに他端が接続されている。第2基板延長部35の配線電極39は、センサ部12の第2検出電極27に一端で接続されており、第2基板延長部35に搭載される図示していない電子部品や外部接続用のコネクタに他端が接続されている。
配線部11は、このように構成されており、図示していないIC等の電子部品によって第1検出電極26と第2検出電極27との電位差を電圧に変換し、図示していない外部接続用のコネクタを介して検出信号を出力する。第2基板延長部35を、屈曲させることが容易なフレキシブル基板で構成しているので、リジッド基板で構成される第1基板24の第1検出電極26への配線接続を容易に行うことができる。
このような構成の押圧センサ10では、PLLAからなる圧電フィルム21の表面に対して、圧電性を損なわずに、銅箔からなる第1検出電極26および第2検出電極27を成膜することが困難である。そこで、銅箔の成膜性が良好な材質からなる第1基板24や第2基板25に、第1検出電極26および第2検出電極27となる銅箔を成膜し、第1貼付材22または第2貼付材23を介して圧電フィルム21に間接的に貼り付けている。このため、銅箔とPLLAとのような組み合わせでも、圧電性を損なわずに圧電フィルム21に第1検出電極26や第2検出電極27を貼り付けることができる。すなわち、第1検出電極26および第2検出電極27と圧電フィルム21との材料の組み合わせを任意に設定することができる。なお、圧電フィルム21の材質はPLLAに限られずに設定することができ、第1検出電極26や第2検出電極27の材質も銅箔に限られずに設定することができる。
また、PLLAを主材料とする圧電フィルム21は、PLLAが柔軟性を有するキラル高分子ポリマーであるので、大きな変位が生じても圧電セラミックスのように破損することがなく、確実に変位量を検出することができる。また、PLLAは、主鎖が螺旋構造を有しており、分子が配向することで圧電性を有し、高分子の中でも圧電定数が非常に高い部類に属する。PLLAは、一軸延伸等による分子の配向処理で圧電性を生じ、PVDF等の他のポリマーや圧電セラミックスのように、ポーリング処理を行う必要がない。すなわち、強誘電体に属さないPLLAの圧電性は、強誘電体に属するPVDFやPZT等のようにイオンの分極によって発現するものではなく、分子の特徴的な構造である螺旋構造に由来するものである。このため、PLLAには、他の強誘電性の圧電体で生じる焦電性が生じない。さらに、PVDF等は経時的に圧電定数の変動が見られ、場合によっては圧電定数が著しく低下する場合があるが、PLLAの圧電定数は経時的に極めて安定している。
図3は、押圧によってセンサ部12に生じる撓みと伸びについて説明する模式的な側面断面図である。図3(A)には、本実施形態の押圧センサ10における、第1基板24を第2基板25よりも厚くしたセンサ部12の模式構成を示している。図3(B)には、全体の厚みや圧電フィルム21の厚みがセンサ部12と同じであり、第1基板24と第2基板25とを同じ厚みにした比較対象となるセンサ部12’の模式構成を示している。
センサ部12およびセンサ部12’は、図1に示した電子機器1等に、第1主面13側から厚み方向の押圧を受けるように組み込まれる。したがって、センサ部12およびセンサ部12’は、押圧を受けて第1主面13が厚み方向に押し込まれる。これにより、第1基板24と第1貼付材22と圧電フィルム21と第2貼付材23と第2基板25とが撓んで長手方向に伸びが生じる。そして圧電フィルム21には、長手方向の伸び量に応じた電荷が生じる。
ここで、押圧による第1主面13の押込み量がセンサ部12とセンサ部12’とで同じであり、センサ部12の第1主面13に生じる撓みの曲率半径R1と、センサ部12’における第1主面13に生じる撓みの曲率半径R1’とが同じ大きさになると仮定する。また、第1基板24と第1貼付材22と圧電フィルム21と第2貼付材23と第2基板25とには、押込みに伴う厚みの変動が生じないものと仮定する。
すると、センサ部12においては、第1基板24を第2基板25よりも厚くしているために、圧電フィルム21(圧電フィルム21における厚み方向の中心)に生じる撓みの曲率半径R2が、センサ部12’において圧電フィルム21(圧電フィルム21における厚み方向の中心)に生じる撓みの曲率半径R2’よりも大きくなる。具体的には、センサ部12における第1基板24の厚みD1と、センサ部12’における第1基板24の厚みD1’との差分の大きさだけ、曲率半径R2が曲率半径R2’よりも大きくなる。圧電フィルム21に生じる長手方向の伸びの大きさは曲率半径R2,R2’に応じたものになる。すなわち、曲率半径R2,R2’が大きいほど、圧電フィルム21に生じる長手方向の伸びも大きくなり、曲率半径R2,R2’が小さいほど、圧電フィルム21に生じる長手方向の伸びも小さくなる。
したがって、本発明の実施形態に係る押圧センサ10によれば、第1基板24の厚みを第2基板25の厚みよりも厚くしたセンサ部12を備えているので、第1基板24と第2基板25とで厚みが同じである比較構成よりも、押圧に伴って生じる圧電フィルム21の撓みの曲率半径や長手方向の伸びを大きなものにできる。したがって、押圧センサ10として良好な検出感度が得られる。また、第2基板25の厚みが第1基板24の厚みよりも薄いので、センサ部12の全体としての厚みを抑制できる。
また、本発明の実施形態に係る押圧センサ10によれば、センサ部12において第2基板25が薄くなることによって、第2基板25が長手方向に伸びやすくなる。すると、第2基板25が圧電フィルム21の形状変形を拘束することが抑制(緩和)される。したがって、このことによっても圧電フィルム21の長手方向の伸びを大きくすることができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る押圧センサ10Aにおけるセンサ部12の側面断面図である。
押圧センサ10Aは、第1主面13と第2主面14とを有している。また、押圧センサ10Aは、第1基板24、第1貼付材22A、圧電フィルム21、第2貼付材23A、および、第2基板25を備える積層構造である。第1基板24、圧電フィルム21、および、第2基板25は、第1の実施形態と同様な構成である。
第1貼付材22Aおよび第2貼付材23Aは、ここでは厚みの異なる粘着シートとしていて、第1貼付材22Aの厚みは第2貼付材23Aの厚みよりも薄くしている。粘着シートからなる第1貼付材22Aおよび第2貼付材23Aは、濡れたままの状態で粘性による貼り付け力を有するものであり、接着剤に比べて厚み調整を精緻に行うことができるという利点を有している。
本実施形態の押圧センサ10Aは、このように粘着シートからなる第1貼付材22Aおよび第2貼付材23Aを備えており、これによって、全体としての厚みを均一にするとともに、厚みの製品バラツキを抑制している。第1貼付材22Aおよび第2貼付材23Aの厚みは、第1検出電極26と第2検出電極27とに生じる電位差に影響を与える因子であるため、この押圧センサ10Aでは、第1貼付材22Aおよび第2貼付材23Aの厚みを所定のものにして、押圧検出の特性ばらつきを抑制することができる。
また、粘着シートは、先の実施形態で示したような接着剤よりも柔らかい材質であるため、第2貼付材23Aとして粘着シートを用いることで、接着剤を用いる場合よりも、第2貼付材23Aが圧電フィルム21の形状変形を拘束することが抑制される。このことによっても、圧電フィルム21が更に長手方向に伸びやすくなる。
ただし、第1貼付材22Aも比較的柔らかい材質である粘着シートを用いているので、押圧に伴って第1基板24から圧電フィルム21に伝わる応力が、第1貼付材22Aの変形によって抑制される恐れがある。そこで、この押圧センサ10Aにおいては、第1貼付材22Aの厚みを第2貼付材23Aの厚みよりも薄くすることにより、第1貼付材22Aを介して第1基板24から圧電フィルム21に伝わる応力が低減されることを抑制している。これにより、本実施形態の押圧センサ10Aにおいては、圧電フィルム21に生じる長手方向の伸びを大きくすることができ、押込み量の検出感度を高いものにできる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る押圧センサ10Bにおけるセンサ部12の側面断面図である。
押圧センサ10Bは、第1主面13と第2主面14とを有している。また、押圧センサ10Aは、第1基板24、第1貼付材22、圧電フィルム21、第2貼付材23A、および、第2基板25を備える積層構造である。第1基板24、圧電フィルム21、および、第2基板25は、第1の実施形態と同様な構成である。
第1貼付材22は、第1の実施形態と同様の接着剤からなる。第2貼付材23Aは、第2の実施形態と同様の粘着シートである。この構成でも、第2貼付材23Aに粘着シートを用いているので厚みのばらつきや特性ばらつきを抑制することができる。また、粘着シートは接着剤よりも柔らかい材質であるため、第2貼付材23Aが圧電フィルム21の形状変形を拘束することが抑制される。また、接着剤は粘着シートよりも硬い材質であるため、第1貼付材22を介して第1基板24から圧電フィルム21に伝わる応力が低減されることが抑制される。したがって、本実施形態の押圧センサ10Bにおいても、やはり、押込み量の検出感度を高いものにできる。
以上の各実施形態に示したように本発明は実施できるが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に該当するならば、どのような構成であっても実施することができる。
例えば、図1に示した第1の実施形態において、押圧センサ10は、平面視して電子機器1(およびカバーガラス3や、静電センサ5、表示部6等)の長手方向の中心位置に配置されている。このような位置に押圧センサ10を配置することで、長手方向の外側の位置よりも撓みが生じやすく、より軽い押圧力に対しても押圧センサ10による押圧検知が容易に行えるという利点がある。しかしながら、本発明の押圧センサは、この位置に配置が限定されるものではなく、異なる配置位置であっても第1の実施形態と同様に機能させることができる。
また、図1に示した第1の実施形態において、押圧センサ10は1つのみ電子機器に配置されているが、本発明の押圧センサは、操作面上の異なる位置に対向させて複数配置されていてもよい。このような場合には、複数の押圧センサによる検出信号を組み合わせて利用することで、操作面上での押圧位置による押圧検知のばらつきを軽減することができる。
また、図1に示した第1の実施形態において、押圧センサ10はカバーガラス3や、静電センサ5、表示部6等の長手方向と直交する方向に延びる短冊状に構成しているが、本発明の押圧センサは、このような形状に限定されるものではなく、任意の形状とすることができる。例えば、押圧センサの平面視した面積が表示部6等の平面視した面積と同じであり、表示部6等と外形が重なるように配置されるようにしてもよい。このような場合にも、操作面上での押圧位置による押圧検知のばらつきを軽減することができる。
1…電子機器
2…外装体
3…カバーガラス
4…タッチパネル
5…静電センサ
6…表示部
10,10A,10B…押圧センサ
11…配線部
12…センサ部
13…第1主面
14…第2主面
21…圧電フィルム
22,22A,22B…第1貼付材
23,23A,23B…第2貼付材
24…第1基板
25…第2基板
26…第1検出電極
27…第2検出電極
28…第1シールド電極
29…第2シールド電極
34…第1基板突出部
35…第2基板延長部
36…接着部
37,38,39…配線電極

Claims (9)

  1. 押圧を受ける第1主面と、前記第1主面とは反対側の第2主面と、を有する押圧センサであって、
    前記第1主面に沿って拡がる第1基板と、
    前記第2主面に沿って拡がる第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に積層した圧電フィルムと、
    を備え、
    前記第1基板の厚みは、前記第2基板の厚みよりも厚い、
    押圧センサ。
  2. 前記第1基板は第1検出電極を備え、
    前記第2基板は第2検出電極を備える、
    請求項1に記載の押圧センサ。
  3. 前記圧電フィルムと前記第1基板とを貼り付ける第1貼付材と、
    前記圧電フィルムと前記第2基板とを貼り付ける第2貼付材と、
    を更に備える請求項1または請求項2に記載の押圧センサ。
  4. 前記第1貼付材は、化学反応により硬化する接着剤からなる、
    請求項3に記載の押圧センサ。
  5. 前記第2貼付材は、粘性を有する粘着材である、
    請求項4に記載の押圧センサ。
  6. 前記第1貼付材および前記第2貼付材は、粘性を有する粘着材であり、前記第1貼付材の厚みが前記第2貼付材の厚みよりも薄い、請求項3に記載の押圧センサ。
  7. 前記第1基板は、リジッド基板であり、
    前記第2基板は、フレキシブル基板である、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の押圧センサ。
  8. 前記圧電フィルムは、互いに直交する四辺を有する平面形状であり、前記四辺に対して交差する方向に沿って配向するキラル高分子を主材料とする、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の押圧センサ。
  9. 前記キラル高分子は、前記四辺に対して略45°の方向に配向する、
    請求項8に記載の押圧センサ。
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