JPWO2015145646A1 - オイルセパレータ - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータにおいて、分離ディスクの軽量化を図りつつ処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることにある。本発明のオイルセパレータは、ローターを有している。このローターは、スピンドルの軸線方向に積層される複数枚の分離ディスク34(61,62)を有している。各分離ディスク34は、円錐台形状の板状部材で構成されると共に、円錐台における傾斜面に相当する外周側部分61b、62bに、回転中心から放射方向へ延びる凹凸リブ64,65が形成される。凹凸リブ64,65は、外周側部分61b、62bの表面側が凸とされ裏面側が凹とされた第1凸部66と、外周側部分61b、62bの裏面側が凸とされ表面側が凹とされた第2凸部67を有している。

Description

本発明は、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータに関する。
処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータが知られている。例えば、特許文献1に記載のオイルセパレータは、円筒状の固定ハウジング及び天井部を有する円筒状の固定ケーシングと、上面に開口を有する円錐台状の仕切りにより、下部チャンバ(下側収容室)と上部チャンバ(上側収容室)を区画している。下部チャンバにはオイルを浄化するための遠心分離ローターが配置され、上部チャンバにはガスを浄化するためのガス浄化装置が配置されている。また、固定ハウジングの下端は筒状基部に接合されており、下部チャンバが筒状基部の内部空間に連通されている。
ガス浄化装置には、分離ディスクが積層された状態で設けられている。この分離ディスクは、側方からの外観が円錐台形状とされている。そして、これらの分離ディスクを周方向に高速で回転させながら処理対象ガスを通過させることで、処理対象ガスからオイルミストが分離される。分離ディスクの傾斜面には、例えば特許文献2に記載されるような断面形状が波形(正弦曲線)とされた突条が、周方向に複数本形成されている。この突条により、重なり合う分離ディスク同士の間に、処理対象ガスが通る隙間が形成される。
特表2005−515065号公報 特表2012−504051号公報
ところで、前述の波形突条を形成した分離ディスクでは、波形突条によってトンネル状空間が形成され、このトンネル状空間をガスが円滑に流れてしまうことから、ミスト状オイルの分離効率が損なわれてしまうという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることにある。
前述の目的を達成するため、本発明は、スピンドルと共に回転可能に設けられ、回転によって処理対象ガスからミスト状オイルを分離するローターを有するオイルセパレータであって、前記ローターは、上部ホルダ、下部ホルダ、及び分離ディスクを有し、前記分離ディスクは、円錐台形状の板状部材で構成されると共に、円錐台における傾斜面に相当する外周側部分に、回転中心から放射方向へ延びるリブが形成され、かつ、前記スピンドルの軸線方向に積層され、前記リブは、前記外周側部分の表面側が凸とされ裏面側が凹とされた第1凸部と、前記外周側部分の裏面側が凸とされ表面側が凹とされた第2凸部を有することを特徴とする。
本発明によれば、分離ディスクに形成されるリブが、外周側部分の表面側が凸とされ裏面側が凹とされた第1凸部と、裏面側が凸とされ表面側が凹とされた第2凸部を有している。これらの第1凸部と第2凸部の組み合わせによって、トンネル状空間の途中にガスの流れ難い個所が形成される。その結果、処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることができる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記スピンドルに連結されると共に、前記スピンドルの軸線方向に設けられるディスク保持部を有し、前記分離ディスクは、前記ディスク保持部に係止される開口縁を形成する取付開口が中心側部分に設けられ、前記外周側部分の表面に回転中心から放射方向へ延びる第1凹凸リブを、周方向に等間隔で複数本形成した第1分離ディスクと、前記取付開口が中心側部分に設けられ、前記外周側部分の表面に回転中心から放射方向へ延び、前記取付開口に前記ディスク保持部が挿入された状態で、周方向において隣り合う前記第1凹凸リブ同士の間に配置される第2凹凸リブを、周方向に複数本形成した第2分離ディスクとを備えることが好ましい。この構成では、第1凹凸リブ同士の間の薄肉部分に第2凹凸リブが当接され、第2凹凸リブ同士の間の薄肉部分に第1凹凸リブが当接される。各凹凸リブが薄肉部分に当接することから薄肉部分が僅かに湾曲し、多数の分離ディスクを積層できる。その結果、処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることができる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記第1分離ディスク及び前記第2分離ディスクに設けられる前記取付開口は、平面視正多角形の形状に設けられ、前記第1凹凸リブは、前記正多角形における内角の1/n倍間隔で周方向に設けられ、前記第2凹凸リブは、前記第1凹凸リブに対して前記内角の1/2n倍だけ周方向にずれた位置に、前記内角の1/n倍間隔で周方向に設けられていることが好ましい。この構成では、ディスク保持部を第1分離ディスクと第2分離ディスクの取付開口に挿入し、開口縁をディスク保持部に係止させることで、各凹凸リブにおける周方向の位置が定まる。これにより、各分離ディスクをディスク保持部に積層する際の作業性を向上させることができる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記スピンドルに連結されると共に、前記スピンドルの軸線方向に設けられるディスク保持部を有し、前記分離ディスクは、前記ディスク保持部に係止される開口縁を形成する取付開口が中心側部分に設けられ、前記第1凸部と前記第2凸部とが交互に形成された第1凹凸リブを、周方向に等間隔で複数本形成した第1分離ディスクと、前記取付開口が中心側部分に設けられ、前記第2凸部と前記第1凸部とが交互に形成された第2凹凸リブを、周方向に前記第1凹凸リブと同じ間隔で複数本形成した第2分離ディスクとを備え、前記第1分離ディスクと前記第2分離ディスクは、前記第1凹凸リブの前記第1凸部と前記第2凹凸リブの前記第2凸部とが当接すると共に、前記第1凹凸リブの前記第2凸部と前記第2凹凸リブの前記第1凸部とが当接するように、前記ディスク保持部に対して交互に積層されていることが好ましい。この構成では、第1凹凸リブと第2凹凸リブの凸部同士が当接するので、トンネル状空間の途中にガスの流れ難い個所が形成される。これにより、処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることができる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記スピンドルにおける前記分離ディスクよりも下側の周面から突設され、噴射孔からオイルを噴射させることで軸線を中心に前記スピンドルを回転させるノズルと、前記スピンドル、前記ローター、及び前記ノズルが収容される収容室を区画するハウジングと、前記ハウジングの外部から供給される前記処理対象ガスを、前記ノズルの軌跡よりも前記スピンドル側の位置で前記取付開口に向けて導入するガス導入部を有することが好ましい。この構成では、処理対象ガスを積極的に取付開口へ導入することができ、処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることができる。
本発明によれば、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータにおいて、分離ディスクの軽量化を図りつつ処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることができる。
閉鎖型クランクケース換気システムを示す概略図である。 オイルセパレータを斜め上方から見た図である。 オイルセパレータの分解斜視図である。 オイルセパレータにおける上側半部の断面図である。 下側ケースを斜め上方から見た図である。 ブローバイバス及びオイルの流れを説明する図である。 (a)は、第1分離ディスクの平面図である。(b)は、第2分離ディスクの平面図である。 (a)は、第1分離ディスク及び第2分離ディスクの側面図である。(b)は、第1凸部と第2凸部を説明する部分拡大断面図である。 (a)は、分離ディスクのディスク保持部への取り付けを説明する断面図である。(b)は、同じく斜視図である。 (a)は、ローターの正面図である。(b)は分離ディスクの部分拡大図である。 (a)は、本実施形態に係る分離ディスクの積層状態を説明する図である。(b)は、参考例に係る分離ディスクの積層状態を説明する図である。 (a)は、第2実施形態における第1分離ディスクの平面図である。(b)は第2実施形態における第2分離ディスクの平面図である。 (a)は、第2実施形態における各分離ディスクのディスク保持部への取り付けを説明する図である。(b)は、第1分離ディスクの第1凹凸リブと第2分離ディスクの第2凹凸リブの当接状態を説明する部分拡大断面図である。 (a)は、第2実施形態におけるローターの正面図である。(b)は、第2実施形態における分離ディスクの部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、図1に示す閉鎖型クランクケース換気システム1(以下、換気システム1という。)を例に挙げて説明する。
同図に示すように、換気システム1は、オイルセパレータ2とブリーザーパイプ3とを有する。オイルセパレータ2は、エンジン4から排出されたブローバイガス(ミスト状オイルを含有する処理対象ガスに相当する。)を処理し、ミスト状オイルを分離する。本実施形態において、オイルセパレータ2はエンジン4の側面に取り付けられている。ブリーザーパイプ3は、オイルセパレータ2から排出された処理後のブローバイガスを、エンジン4の吸気側流路5に還元するための還元流路を区画する。
この換気システム1において、エンジン4から排出されたブローバイガスは、エンジン4の側面に設けられたオイルセパレータ2に導入される。そして、オイルセパレータ2で分離されたオイルはエンジン4へと戻される。一方、処理後のブローバイガスは、オイルセパレータ2の上端部から排出された後、ブリーザーパイプ3を通じて吸気側流路5に還元される。具体的には、吸気側流路5におけるエアフィルタ6とターボチャージャー7とを接続する部分に還元される。還元されたブローバイガスは、エアフィルタ6からの新鮮な空気と混合され、ターボチャージャー7で圧縮される。その後、チャージクーラー8で冷却されて、エンジン4に供給される。
次に、オイルセパレータ2について説明する。図2に示すように、このオイルセパレータ2は、下側ケース12と上側ケース13を有するハウジング11を有している。そして、ハウジング11の内部空間(収容室)に、ローターユニットやPCVバルブといった各種の部品が収容されている(後述する)。
下側ケース12は、ハウジング11の下側部分を区画する部分であり、上面が開放された有底の箱状部材によって構成されている。下側ケース12の上側半部は、円筒形状に構成されており、上端部には円形の嵌合部14が設けられており、上側ケース13の下端部15と嵌め合わされる。下側ケース12の背面には、エンジン4と連通する連通筒部16が後方に向けて設けられている。この連通筒部16の近傍には、後述する筒状部材17(図5を参照)が設けられている。連通筒部16の先端部には、エンジン4の側面に結合されるフランジ18が設けられている。なお、本実施形態における下側ケース12は鋳物で作製されているが、樹脂を成型することで作製してもよい。
上側ケース13は、下側ケース12に上方から取り付けられる部材であり、ローターユニット21(図3を参照)などが収容される収容室を下側ケース12と共に区画する。この上側ケース13は、円筒状の本体カバー22と円盤状の上面カバー23とを有している。上面カバー23は、本体カバー22の上端部に気密状態で取り付けられている。また、上面カバー23の中心部には、筒状のガス排出部24が上方に向けて設けられている。このガス排出部24は、処理後のブローバイガスを排出する部分であり、出口パイプ25を介してブリーザーパイプ3が接続される。
次に、オイルセパレータ2の内部構造について説明する。図3に示すように、オイルセパレータ2の内部には、ローターユニット21や区画部材26が配設されている。また、図4の断面図に示すように、上面カバー23の内部には、PCVバルブ27が取り付けられている。
まず、ローターユニット21について説明する。このローターユニット21は、ブローバイガスに含まれるミスト状オイルを分離するための機構であり、図4に示すように、ローター31、スピンドル32、及びスピンドルシャフト33を有している。
ローター31は、回転によってミスト状オイルを凝集させ、ブローバイガスから分離する部分であり、複数枚の分離ディスク34、上部ホルダ35、及び下部ホルダ36を有している。分離ディスク34は、円錐台形の板状部材で構成されている。なお、この分離ディスク34については後で詳しく説明する。また、説明の都合上、図4では、分離ディスク34同士の間隔を空けて描いているが、実際の間隔は極めて狭く定められている。
上部ホルダ35は、積層された複数枚の分離ディスク34を上側から保持する部材であり、下部ホルダ36は、同じく下側から保持する部材である。そして、図3に示すように、下部ホルダ36の外周縁には、上部ホルダ35と連結するための連結アーム36aが複数本設けられている。本実施形態では、4本の連結アーム36aが周方向に90度間隔で設けられている。連結アーム36aの上端を上部ホルダ35に接合することで、複数枚の分離ディスク34、上部ホルダ35、及び下部ホルダ36が一体化されてローター31が構成される。
このローター31は、円筒状の外観をしており、内周側が中空部分とされて上下方向に貫通している。そして、図4に示すように、中空部分の上端、すなわち上部ホルダ35の上面中央部は、キャップ部材35aによって気密に塞がれている。ローター31の中空部分にはスピンドル32が挿入されており、スピンドル32とローター31とは互いに連結されている。このためローター31は、スピンドル32と共にスピンドル32の軸線を中心に回転する。
スピンドル32におけるローター31よりも下側の周面からはノズル37が突設されている。このノズル37は、スピンドルシャフト33を通じて供給されたオイルを噴射する部分であり、スピンドル32やローター31を回転させるための駆動力を発生させる。
本実施形態のノズル37は、基端がスピンドル32に接合され、先端が塞がれた円筒状のノズル本体38と、ノズル本体38の先端部に設けられた噴射孔39とを有している。ノズル本体38は、符号NLで示すように、スピンドル32の軸線方向ALに対して下向き斜め度の角度で取り付けられている。そして、3本のノズル本体38が周方向に120度間隔で設けられている。また、噴射孔39は、ノズル本体38における先端部の側面に設けられている。詳しくは、噴射孔39は、ノズル本体38の軸線方向NLと直交する向きであって、オイルが水平方向に噴射される向きに設けられている。
スピンドルシャフト33は、スピンドル32の軸受けとなる円柱状部材であり、スピンドル32を回転可能な状態で支持する。スピンドルシャフト33の内側には、オイルを供給するためのオイル供給路33aが形成されている。また、スピンドルシャフト33の下端部は、下側ケース12に設けられたジョイント部19の上端部と接合されている。このジョイント部19には、オイル供給パイプ9(図1を参照)が接続される。このため、オイル供給パイプ9を通じて供給されたオイルは、ジョイント部19を通った後にスピンドルシャフト33へ流入する。さらに、オイルは、ノズル本体38に流入した後、噴射孔39から噴射される。
前述したように噴射孔39は、ノズル本体38の先端部において、オイルが水平方向に噴射される向きに設けられている。そして、120度間隔で設けられた3本のノズル37において、噴射孔39の形成位置は揃えられている。このため、各噴射孔39からオイルが噴射されると、ローター31及びスピンドル32は、スピンドルシャフト33を軸にして回転する。
次に、区画部材26について説明する。図4に示すように、区画部材26は、ハウジング11の内部空間(収容室)を下側収容室41(一次分離室)と上側収容室42(二次分離室)とに区画すると共に、下側収容室41のブローバイガスを上側収容室42へ案内する連通口43を形成する部材である。この区画部材26は、外周部44とテーパー部45とを有している。外周部44は、短尺な円筒状をした部分であり、高さ方向の中間には鍔部46が側方に張り出している。テーパー部45は、外周部44よりも内周側に設けられており、外周部44の下端から上方に向けて次第に縮径されたテーパー形状をしている。本実施形態のテーパー部45は、スピンドル32の軸線に対して約45度の角度で傾斜する傾斜面45aを有している。そして、テーパー部45の上端開口が連通口43を形成している。
区画部材26は、下側ケース12の嵌合部14に対して内周側から嵌め込まれる。そして、鍔部46が嵌合部14の上端に上方から当接して位置決めされる。その結果、テーパー部45は、ローター31が有する下部ホルダ36の直下に配置される。そして、区画部材26を境にして、収容室は下側収容室41と上側収容室42とに区画され、これらの下側収容室41と上側収容室42とが連通口43を通じて連通される。
また、ローター31の高速回転時において、噴射孔39の旋回軌道から外周側には、高速で旋回するオイルの膜が形成される。このオイルの膜にブローバイガスが接触すると、ブローバイガスに含まれるミスト状オイルは、オイルの膜に取り込まれ、遠心分離される。これにより、ブローバイガスにおけるミスト状オイルの含有量を低減できる。このように、下側収容室41では、スピンドル32やローター31の駆動源となるオイルを噴射させることで、ブローバイガスにおけるミスト状オイルの含有量を低減できる。従って、下側収容室41は、ミスト状オイルの一次分離室として機能している。
次に、PCVバルブ27について説明する。図4に示すように、PCVバルブ27は、ダイヤフラム47と、上側スプリング48と、下側スプリング49を備えている。
ダイヤフラム47は弁体であり、ゴムと樹脂を成形することで作製された円盤状部材によって構成されている。上側スプリング48及び下側スプリング49は、ダイヤフラム47を上下方向に移動可能な状態で支持するための部材である。このPCVバルブ27は、上面カバー23の直下の位置に、台座部51に載せられた状態で配置されている。この台座部51は、ダイヤフラム47によって気密に覆われている。そして、台座部51とダイヤフラム47とで区画される空間は、大気連通部52を通じて大気開放されている。
ダイヤフラム47は、エンジン4の吸気側圧力やクランクケースの内圧に応じて上下方向に移動し、ブローバイガスの流れを調整する。すなわち、ダイヤフラム47は、エンジン4の吸気圧力(負圧)が過度に大きい場合にはガス排出部24側(上方)に移動し、クランクケース側の圧力が高い場合には反対側(下方)に移動する。
これにより、上側収容室42の圧力がPCV設定圧力よりも高くなれば、ダイヤフラム47が下方に移動してブローバイガスの流量を増やす。反対に、上側収容室42の圧力がPCV設定圧力よりも低くなれば、ダイヤフラム47が上方に移動してブローバイガスの流量を少なくする。このように、ブローバイガスの流量が適切に調整されることで、エンジン4のクランクケース側圧力が一定の範囲に保たれる。
PCVバルブ27が載置される台座部51は、その外周が平面視円形の側壁部で区画され、この側壁部には連通窓部53が設けられている。この連通窓部53によって、上側収容室42におけるダイヤフラム47よりも上方側の部分とローター31側の部分とが連通されている。
側壁部の下側には円筒リブ54が設けられている。この円筒リブ54は、ローター31ユニット21よりも上方であってダイヤフラム47よりも下方の高さに、本体カバー22と一体に設けられたリング状突起である。この円筒リブ54は、本体カバー22の上端部で、本体カバー22の内表面に沿って外周側から内周側へ流れる流体(オイルやブローバイガス)を下向きに案内する。この円筒リブ54により、連通窓部53を通過するオイルの量を低減できるので、PCVバルブ27へのオイルの付着を高いレベルで抑制できる。
次に、下側ケース12に設けられた連通筒部16及び筒状部材17について説明する。図5に示すように、下側ケース12の内部空間には、円筒状のジョイント部19が上方に向けて突設されている。そして、筒状部材17の一部分がジョイント部19に沿って設けられている。筒状部材17は途中でL字状に屈曲されており、残りの部分が連通筒部16と並行に設けられている。この筒状部材17は、連通筒部16の直上に設けられており、その端部はフランジ18から突出されている。
図6に示すように、ジョイント部19の上端部は、固定フレーム55に嵌合されている。この固定フレーム55は、下側ケース12の嵌合部14に取り付けられる金属製の枠体である(図3を参照)。そして、筒状部材17は、ブローバイガスの導入口17aが、フランジ18よりも突設され、導入出口17bがジョイント部19の近傍であって、固定フレーム55の直下に配置されている。この筒状部材17から排出されたブローバイガスは、固定フレーム55を通過して上方に流れ込み、噴射孔39の軌跡よりも回転中心側からローター31の中空部分に流入する。
次に、オイルセパレータ2におけるブローバイガスからのミスト状オイルの分離について、図6を参照して説明する。
エンジン4からオイル供給パイプ9を通じてジョイント部19に供給されたオイルは、符号F1の矢印で示すように、スピンドルシャフト33へ流入する。その後、オイルは、スピンドルシャフト33からノズル本体38に流入し、符号F2の矢印で示すように、噴射孔39から噴射される。各噴射孔39からオイルが噴射されると、ローター31及びスピンドル32はスピンドルシャフト33を中心に回転する。
噴射されたオイルは、区画部材26のテーパー部45に吹き付けられ、符号F3の矢印で示すように、テーパー部45の傾斜面45aに沿って外周側の斜め下方向とへ案内される。これにより、オイル飛沫のブローバイガスへの混入を抑制できる。その後、オイルは、符号F4の矢印で示すように、下側ケース12の内表面を下側収容室41の底部に向けて流下する。さらに、オイルは、符号F5の矢印で示すように、連通筒部16に流入され、エンジン4の側面からクランクケースへ戻される。
一方、エンジン4からのブローバイガスは、符号F11の矢印で示すように、筒状部材17によって案内される。その後、符号F12の矢印で示すように、導入出口17bから排出されたブローバイガスは、噴射孔39の移動軌跡の内側を通ってローター31の中空部分に流入する。ローター31の中空部分に流入したブローバイガスは、ローター31の回転に伴って生じる遠心力により、符号F13の矢印で示すように、分離ディスク34同士の隙間をローター31の外周方向へ移動する。このように、遠心力によってブローバイガスがローター31の外周方向へ移動すると、ローター31における内周側の圧力が外周側の圧力よりも低くなる。この圧力差により、下側収容室41のブローバイガスがローター31の中空部分に流入し易くなるので、ブローバイガスの流入効率を高めることができる。
ブローバイガスが分離ディスク34に接触すると、このブローバイガスに含まれるミスト状オイルが分離ディスク34の表面に付着する。そして、付着したミスト状オイルに別のミスト状オイルが合体し、分離ディスク34の表面でオイルが凝集される。すなわち、オイルが二次分離される。前述したように、ブローバイガスは、下側収容室41でミスト状オイルが一次分離されている。このため、分離ディスク34での二次分離により、ミスト状オイルは高いレベルでブローバイガスから分離される。このように、上側収容室42は、ミスト状オイルが一次分離された後のブローバイガスについて、残存するミスト状オイルを二次分離する二次分離室に相当する。
また、スピンドル32とスピンドルシャフト33の間には隙間SPが形成されている。この隙間SPは、オイル案内路として機能し、ノズル37から噴射させるために供給されたオイルで満たされる。ここで、オイルの供給圧力が十分に高いことから、隙間SPに充填されたオイルの一部は、隙間SPの上端を通ってスピンドル32の上端部からローター31の中空部分に放出される。そして、ローター31の中空部分に放出されたオイルはブローバイガスと同じく、ローター31の遠心力によって分離ディスク34同士の隙間をローター31の外周方向へ移動する。
分離ディスク34の表面で凝集されたオイルは、ローター31の中空部分に放出されたオイルと合体する。これにより、分離ディスク34の表面が洗浄され、分離ディスク34に対するメンテナンスを簡略化できる。分離ディスク34の表面で凝集されたオイルや合体されたオイルは、分離ディスク34の外周縁から放出され、本体カバー22の内表面に衝突した後、この内表面を流下する。さらに、オイルは、下側収容室41でノズル37から噴射されたオイルと合流し、エンジン4へと戻される。
ローター31を通過して、ミスト状オイルが分離されたブローバイガスは、旋回しながら上昇する。そして、符号F14,F15の矢印で示すように、ブローバイガスは、PCVバルブ27の上面側空間に導かれる。その後、符号F16の矢印で示すように、出口パイプ25を通ってブリーザーパイプ3へと導かれる。
次に、分離ディスク34について詳細に説明する。この第1実施形態では、図7(a)に示す第1分離ディスク61と、図7(b)に示す第2分離ディスク62とを用いており、図8に示すように、これらの第1分離ディスク61と第2分離ディスク62を交互に積層している。これらの分離ディスク61,62は、円錐台形の板状部材によって構成されている。このため、分離ディスク61,62は、平面方向から見て円形状をしているともに、側面方向から見て台形状をしている。本実施形態において、各分離ディスク61,62の直径は80〜120mm、厚みは0.3〜0.4mmである。
各分離ディスク61,62において、円錐台の上面となる円形の中心側部分61a,62aには、中心側部分のほぼ全体を使って正八角形状の取付開口63が形成されている。また、円錐台の側面(傾斜面)となる外周側部分61b,62bの表面には、回転中心から放射方向へ延びる24本のリブ64,65が周方向に等間隔で形成されている。言い換えれば各リブ64,65が15度間隔で形成されている。本実施形態において、中心側部分61a,62aの直径は40〜60mm、取付開口63の回転中心を通る対角線の長さは36〜54mmである。
便宜上、以下の説明では、第1分離ディスク61に形成されるリブを第1凹凸リブ64といい、第2分離ディスク62に形成されるリブを第2凹凸リブ65という。本実施形態において、第1凹凸リブ64及び第2凹凸リブ65は、外周側部分の表面側が凸とされ裏面側が凹とされた第1凸部66と裏面側が凸とされ表面側が凹とされた第2凸部67を有している。なお、取付開口63については、第1分離ディスク61と第2分離ディスク62の間で違いはない。このため、単に取付開口63という。
図7(a),(b)の比較から明らかなように、第1分離ディスク61と第2分離ディスク62の違いは、取付開口63を基準とする各第1凹凸リブ64の形成位置と各第2凹凸リブ65の形成位置にある。ここで、取付開口63における或る辺の中心と回転中心CPを通り、直交する2本の補助線AXを基準にする。第1分離ディスク61では4つの第1凹凸リブ64が補助線AX上に位置するのに対し、第2分離ディスク62では隣り合う第2凹凸リブ65同士の中間に補助線AXが位置する。
図8(a),(b)に示すように、第1凹凸リブ64及び第2凹凸リブ65を形成する第1凸部66は放射方向に延びる四角錐台形状であり、第2凸部67はすり鉢形状である。そして、1本の凹凸リブ64,65は、4つの第1凸部66と3つの第2凸部67とが放射方向に沿って交互に形成されている。これらの第1凸部66と第2凸部67により、第1凹凸リブ64と第2凹凸リブ65を薄肉に形成でき、分離ディスク34(61,62)の軽量化が図れる。
また、第1凸部66と第2凸部67の組み合わせによって、複数の第1凸部66によって形成されるトンネル状空間の途中に、第2凸部67によるガスの流れ難い個所が形成される。これにより、ブローバイガスが各外周側部分61b,62bに留まる時間が長くなり、オイルミストの分離効率を高めることができる。
また、本実施形態では、第1凹凸リブ64と第2凹凸リブ65の周方向における位置関係は、第1分離ディスク61の取付開口63と第2分離ディスク62の取付開口63の各辺を揃えることで定められる。これは、取付開口63が平面視正八角形の形状に設けられ、第1凹凸リブ64が正八角形における内角α(45度)の1/3倍間隔(15度間隔)で周方向に設けられており、かつ、第2凹凸リブ65が第1リブ64に対して内角αの1/6倍(7.5度)だけ周方向にずれた位置に、内角αの1/3倍間隔(15度間隔)で周方向に設けられているためである。
図9(a)に示すように、上部ホルダ35の中心側部分にはディスク保持部35bが設けられている。このディスク保持部35bは、図9(b)に示すように、各分離ディスク61,62の取付開口63に挿入される部分である。このディスク保持部35bは、上部ホルダ35の一部であるため、スピンドル32と共に回転する。そして、ディスク保持部35bは、取付開口63の開口縁(頂点部分)に係止することで各分離ディスク61,62の回転方向への移動を規制する。本実施形態のディスク保持部35bは、スピンドル32の軸線方向に延びる8本の細長い板状部材35cで構成されている。
各板状部材35cは、回転中心から放射方向に向けられており、45度間隔で周方向に配置されている。ディスクの取り付けに際しては、取付開口63の各頂点を各板状部材35cの縁部に沿わせ、各分離ディスク61,62を挿入する。第1分離ディスク61と第2分離ディスク62をディスク保持部35bへ交互に取り付けることで、各分離ディスク61,62がスピンドル32の軸線方向に積層される。また、周方向において隣り合う第1リブ64同士の間に第2リブ65が配置されることになる。
本実施形態では、第1分離ディスク61及び第2分離ディスク62の取付開口63を正八角形とし、24本の第1凹凸リブ64及び第2凹凸リブ65をそれぞれ周方向に15度間隔で形成し、さらに取付開口63を基準とする第1凹凸リブ64と第2凹凸リブ65の周方向へのずれ量を7.5度としている。これにより、第1分離ディスク61と第2分離ディスク62を交互にディスク保持部35bへ取り付けるだけで、各凹凸リブ64,65の周方向への位置を定めることができ、隣り合う第1凹凸リブ64同士の間に第2凹凸リブ65を配置できる。その結果、各分離ディスク61,62をディスク保持部35bに積層する際の作業性を向上させることができる。
図10(a)に示すように、ローター31には、多数の分離ディスク34(第1分離ディスク61,第2分離ディスク62)が積層された状態で保持される。そして、図10(b)に示すように、各第1凹凸リブ64と各第2凹凸リブ65は、側面方向から見て千鳥状に配置される。このように、各凹凸リブ64,65が千鳥配置となっていることから、図11(a)に示すように、第1分離ディスク61の薄肉部分に第2凹凸リブ65が当接され、第2分離ディスク62の薄肉部分に第1凹凸リブ64が当接され、各分離ディスク61,62の薄肉部分が僅かに湾曲する。
図11(b)に、比較例の分離ディスク81を複数枚積層した状態を示す。比較例の分離ディスク81では、矩形断面のリブ83を外周側部分82に設けている。すなわち、分離ディスク81もまた、円錐台形の板状部材で構成されており、複数のリブ83が回転中心から放射方向に設けられている。また、比較例では、リブ83同士が重なるように複数の分離ディスク81が積層されている。
そして、図11(a)と図11(b)の比較から明らかなように、本実施形態では、第1凹凸リブ64と第2凹凸リブ65の位置を周方向へずらしているので、各分離ディスク61,62の薄肉部分が僅かに湾曲し、4枚の分離ディスク61,62を積層した状態の厚さがd1になっている。これに対し、比較例では、4枚の分離ディスク81を積層した状態の厚さがd2と、本実施形態よりも厚くなっている。
分離ディスク34(61,62)を積層するタイプのローター31では、分離ディスク34の積層枚数が多いほどオイルミストの分離効率を高めることができる。そして、同じ高さ範囲であれば、比較例よりも多数の分離ディスク34を積層できることから、本実施形態のローター31では、処理対象ガスに含まれるオイルミストの分離効率を高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、第1分離ディスク及び第2分離ディスクに設けられた各リブの形状が、第1実施形態のものと相違している。ここで、図12(a)は、第2実施形態における第1分離ディスク71の平面図である。図12(b)は、第2実施形態における第2分離ディスク72の平面図である。
これらの図に示すように、第2実施形態の第1分離ディスク71は、外周側部分の表面側が凸とされ裏面側が凹とされた第1凸部76と裏面側が凸とされ表面側が凹とされた第2凸部77とが交互に形成された第1凹凸リブ74を備えている。この第1凹凸リブ74は、第1分離ディスク71の外周側部分において、第1分離ディスク71の回転中心CPから放射方向へ延びている。そして、第1分離ディスク71には、24本の第1凹凸リブ74が周方向に等間隔で形成されている。また、第2分離ディスク72も同様に構成されている。すなわち、第2分離ディスク72には、第2凸部77と第1凸部76とが交互に形成された24本の第2凹凸リブ75が、周方向に等間隔で形成されている。
第2実施形態でも、各分離ディスク71,72の中心側部分には、正八角形状の取付開口73が形成されている。図12(a),(b)の比較から明らかなように、取付開口73を基準とする各第1凹凸リブ74の周方向における形成位置と各第2凹凸リブ75の周方向における形成位置は同じである。このため、図13(a)に示すように、取付開口73の各頂点を各板状部材35cの縁部に沿わせ、第1分離ディスク71と第2分離ディスク72をディスク保持部35bへ交互に取り付けると、第1凹凸リブ74と第2凹凸リブ75とが当接される。すなわち、図13(b)に示すように、第1凹凸リブ74の第2凸部77と第2凹凸リブ75の前記第1凸部76とが当接する。同様に、第1凹凸リブ74の第1凸部76と第2凹凸リブ75の第2凸部77も当接する。
第2実施形態の各分離ディスク71,72もまた、第1凹凸リブ74及び第2凹凸リブ75が有する第1凸部76及び第2凸部77が薄肉に構成されている。このため、各分離ディスク71,72を軽量化できる。また、第2実施形態では、第1凹凸リブ74と第2凹凸リブ75とが当接することで、周方向を貫通する複数の孔が形成される。
前述したように、オイルは、各分離ディスク71,72の表面を移動する。その際、オイルは、新たに形成された複数の孔によって複雑な経路で移動する。例えば、第1凹凸リブ74と第2凹凸リブ75によって周方向への移動が規制されることで、オイル同士が合体される。その後、オイルは、新たに形成された孔を通過し、別の第1凹凸リブ74と第2凹凸リブ75によって周方向への移動が規制される。このような動作が行われることで、オイル同士が合体し易くなり、オイルミストの分離効率を高めることができる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
分離ディスク34(61,62,71,72)の取付開口63,73に関し、前述の各実施形態では正八角形であったが、他の正多角形であってもよい。
例えば、分離ディスク34の取付開口を正六角形とした場合について考える。この場合、第1凹凸リブを正六角形における内角α(60度)の1/3倍間隔(20度間隔)で周方向に設け、第2リブ凹凸を第1凹凸リブに対して内角αの1/6倍(10度)だけ周方向にずれた位置に、内角αの1/3倍間隔(20度間隔)で周方向に設ければよい。また、取付開口を正十角形とした場合、第1凹凸リブを正十角形における内角α(36度)の1/3倍間隔(12度間隔)で周方向に設け、第2凹凸リブを第1凹凸リブに対して内角αの1/6倍(6度)だけ周方向にずれた位置に、内角αの1/3倍間隔(12度間隔)で周方向に設ければよい。
要するに、取付開口の或る頂点から隣の頂点までの間に配置されるリブの本数をnとするとき、第1凹凸リブは、正多角形における内角の1/n倍間隔で周方向に設けられていればよい。また、第2凹凸リブは、第1凹凸リブに対して内角αの1/2n倍だけ周方向にずれた位置に、内角αの1/n倍間隔で周方向に設けられていればよい。
また、ディスク保持部35bに関し、前述の実施形態では、細長い板状部材35cを複数本用いたものを例示したが、この構成に限定されるものではない。例えば、多数の通気孔が壁部に開けられた正多角形断面の筒状部材でディスク保持部を構成してもよい。
また、前述の第1実施形態では、第1分離ディスク61と第2分離ディスク62からなる2種類の分離ディスクが交互に積層されていた。しかしながら、本発明は、2種類の分離ディスクを交互に積層する構成に限定されるものではない。すなわち、3種類以上の分離ディスクを順番に積層する構成としてもよい。
ここで、分離ディスクの種類をNとした場合、各分離ディスクが備えるリブの周方向へのずれ量については、内角αの1/n倍の1/N倍に定めればよい。仮に、第1〜第3分離ディスクからなる3種類(N=3)である場合、第2分離ディスクのずれ量は、第1分離ディスクに対して内角αの1/3n倍に定めればよい。同様に、第3分離ディスクのずれ量は、第2分離ディスクに対して内角αの1/3n倍に定めればよい。
1…閉鎖型クランクケース換気システム,2…オイルセパレータ,3…ブリーザーパイプ,4…エンジン,5…吸気側流路,6…エアフィルタ,7…ターボチャージャー,8…チャージクーラー,9…オイル供給パイプ,11…ハウジング,12…下側ケース,13…上側ケース,14…下側ケースの嵌合部,15…上側ケースの下端部,16…連通筒部,17…筒状部材,18…フランジ,19…ジョイント部,21…ローターユニット,22…本体カバー,23…円盤状の上面カバー,24…ガス排出部,25…出口パイプ,26…区画部材,27…PCVバルブ,31…ローター,32…スピンドル,33…スピンドルシャフト,33a…オイル供給路,34…分離ディスク,35…上部ホルダ,35a…キャップ部材,35b…ディスク保持部,35c…板状部材,36…下部ホルダ,36a…連結アーム,37…ノズル,38…ノズル本体,39…噴射孔,41…下側収容室,42…上側収容室,43…連通口,44…外周部,45…テーパー部,45a…傾斜面,46…鍔部,47…ダイヤフラム,48…上側スプリング,49…下側スプリング,51…台座部,52…大気連通部,53…連通窓部,54…円筒リブ,55…固定フレーム,61…第1分離ディスク,61a…第1分離ディスクの中心側部分,61b…第1分離ディスクの外周側部分,62…第2分離ディスク,62a…第2分離ディスクの中心側部分,62b…第2分離ディスクの外周側部分,63…取付開口,64…第1凹凸リブ,65…第2凹凸リブ,66…第1凸部,67…第2凸部,71…第1分離ディスク,72…第2分離ディスク,73…取付開口,74…第1凹凸リブ,75…第2凹凸リブ,76…第1凸部,77…第2凸部,81…参考例の分離ディスク,82…参考例の分離ディスクの外周側部分,83…参考例の分離ディスクのリブ,SP…スピンドルとスピンドルシャフトの間の隙間,AX…分離ディスクの補助線,α…取付開口の中心角

Claims (5)

  1. スピンドルと共に回転可能に設けられ、回転によって処理対象ガスからミスト状オイルを分離するローターを有するオイルセパレータであって、
    前記ローターは、
    上部ホルダ、下部ホルダ、及び分離ディスクを有し、
    前記分離ディスクは、
    円錐台形状の板状部材で構成されると共に、円錐台における傾斜面に相当する外周側部分に、回転中心から放射方向へ延びるリブが形成され、かつ、前記スピンドルの軸線方向に積層され、
    前記リブは、
    前記外周側部分の表面側が凸とされ裏面側が凹とされた第1凸部と、
    前記外周側部分の裏面側が凸とされ表面側が凹とされた第2凸部を有することを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 前記スピンドルに連結されると共に、前記スピンドルの軸線方向に設けられるディスク保持部を有し、
    前記分離ディスクは、
    前記ディスク保持部に係止される開口縁を形成する取付開口が中心側部分に設けられ、前記外周側部分の表面に回転中心から放射方向へ延びる第1凹凸リブを、周方向に等間隔で複数本形成した第1分離ディスクと、
    前記取付開口が中心側部分に設けられ、前記外周側部分の表面に回転中心から放射方向へ延び、前記取付開口に前記ディスク保持部が挿入された状態で、周方向において隣り合う前記第1凹凸リブ同士の間に配置される第2凹凸リブを、周方向に複数本形成した第2分離ディスクとを備えることを特徴とする請求項1に記載のオイルセパレータ。
  3. 前記第1分離ディスク及び前記第2分離ディスクに設けられる前記取付開口は、平面視正多角形の形状に設けられ、
    前記第1凹凸リブは、前記正多角形における内角の1/n倍間隔で周方向に設けられ、
    前記第2凹凸リブは、前記第1凹凸リブに対して前記内角の1/2n倍だけ周方向にずれた位置に、前記内角の1/n倍間隔で周方向に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のオイルセパレータ。
  4. 前記スピンドルに連結されると共に、前記スピンドルの軸線方向に設けられるディスク保持部を有し、
    前記分離ディスクは、
    前記ディスク保持部に係止される開口縁を形成する取付開口が中心側部分に設けられ、前記第1凸部と前記第2凸部とが交互に形成された第1凹凸リブを、周方向に等間隔で複数本形成した第1分離ディスクと、
    前記取付開口が中心側部分に設けられ、前記第2凸部と前記第1凸部とが交互に形成された第2凹凸リブを、周方向に前記第1凹凸リブと同じ間隔で複数本形成した第2分離ディスクとを備え、
    前記第1分離ディスクと前記第2分離ディスクは、前記第1凹凸リブの前記第1凸部と前記第2凹凸リブの前記第2凸部とが当接すると共に、前記第1凹凸リブの前記第2凸部と前記第2凹凸リブの前記第1凸部とが当接するように、前記ディスク保持部に対して交互に積層されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルセパレータ。
  5. 前記スピンドルにおける前記分離ディスクよりも下側の周面から突設され、噴射孔からオイルを噴射させることで軸線を中心に前記スピンドルを回転させるノズルと、
    前記スピンドル、前記ローター、及び前記ノズルが収容される収容室を区画するハウジングと、
    前記ハウジングの外部から供給される前記処理対象ガスを、前記ノズルの軌跡よりも前記スピンドル側の位置で前記取付開口に向けて導入するガス導入部を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のオイルセパレータ。
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