JP6255476B2 - オイルセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータに関する。
処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータが知られている。例えば、特許文献1に記載のオイルセパレータは、円筒状の固定ハウジング及び天井部を有する円筒状の固定ケーシングと、上面に開口を有する円錐台状の仕切りにより、下部チャンバ(下側収容室)と上部チャンバ(上側収容室)を区画している。下部チャンバにはオイルを浄化するための遠心分離ローターが配置され、上部チャンバにはガスを浄化するためのガス浄化装置が配置されている。また、固定ハウジングの下端は基部に接合されており、下部チャンバが筒状基部の内部空間に連通されている。この筒状基部は、燃焼機関に連通されており、浄化後のオイルが戻されると共にクランクケースからのガスが導入される。
遠心分離ローター及びガス浄化装置は、管状の支持部材によって連結されており、支持部材に挿通された固定シャフトを中心に回転可能に構成されている。遠心分離ローターの内部には分離チャンバが設けられている。この分離チャンバには、支持部材と固定シャフトの隙間及び支持部材に開口された穴を通じてオイルが供給される。供給されたオイルは、分離チャンバで浄化された後、遠心分離ローターの底面に設けられた排出口を通じて側方に排出される。オイルの排出によって、遠心分離ローター及びガス浄化装置を回転させるための駆動力が発生される。
クランクケースからのガスは、下部チャンバにおける固定ハウジングと遠心分離ローターとの隙間に下方から流入して上昇し、仕切りの上面に設けられた開口を通じて上部チャンバに流入する。そして、ガス浄化装置で浄化された後、固定ケーシングの天井部に上方へ突設された排出口を通じて排出される。
特表2005−515065号公報
前述のオイルセパレータでは、下部チャンバに遠心分離ローターが配置され、かつ、遠心分離ローターの下端にオイルの排出口が設けられているので、縦長構造を採っている。このため、従来のオイルセパレータをトラック等の車両に搭載しても、オイルの排出口から仕切りの開口までの高さを十分に確保できる。従って、オイルセパレータが傾斜されても不具合は生じ難いと考えられる。
ここで、オイルセパレータを小型化するため、下部チャンバの遠心分離ローターをなくすことが考えられる。遠心分離ローターをなくすと、燃焼機関との連通部、すなわちオイルの排出路及びガスの導入路が仕切りの直下に配置される。さらに、オイルの排出口も仕切りの直下に配置される。この構成においてオイルセパレータが傾斜されると、エンジンから導入されたガスによってオイルが波打ち、仕切りを超えて上部チャンバ内に流入する可能性がある。そして、オイルの流入により、上部チャンバ内に配置されたガス浄化装置の回転数が低下し、ガスの浄化性能が損なわれてしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイルセパレータが傾斜されても、導入されたガスによるオイルの波打ちを抑制し、ガスの浄化性能を高いレベルで維持することにある。
前述の目的を達成するため、本発明は、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルを分離するオイルセパレータであって、スピンドルと共に回転可能に設けられ、前記スピンドルの軸線方向に積層された複数枚の分離ディスクと、前記スピンドルにおける前記分離ディスクよりも下側の周面から突設され、噴射孔からオイルを噴射させることで軸線を中心に前記スピンドルを回転させるノズルと、前記処理対象ガスを導入するガス導入部、及び、オイルを排出させるオイル排出部が設けられた下側ケースと、前記下側ケースに上方から取り付けられ、前記スピンドル、前記分離ディスク、及び前記ノズルが収容される収容室を、前記下側ケースと共に区画する上側ケースと、前記収容室を、下側収容室と上側収容室とに区画し、かつ、前記下側収容室の前記処理対象ガスを前記上側収容室に案内する連通口を、前記ノズルと前記分離ディスクの間の高さにおける前記スピンドルの周囲に形成する区画部材とを有し、前記ガス導入部は、前記処理対象ガスの導入入口端部が、前記下側ケースの外に臨み、前記処理対象ガスの導入出口端部が、前記ノズルの下側近傍に臨む筒状部材によって構成され、前記スピンドルは、スピンドルシャフトによって回転可能に支持され、前記下側ケースには、前記スピンドルシャフトの下端部が嵌合されるジョイント部が設けられ、前記ガス導入部の導入出口側部分は、前記ジョイント部に沿って設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、下側ケースに設けられるガス導入部が筒状部材によって構成され、導入入口端部が下側ケースの外に臨み、導入出口端部がノズルの下側近傍に臨んでいるので、処理対象ガスをガス導入部によって導入することで、オイル排出部を流れるオイルの波打ちを抑制できる。これにより、オイルセパレータが傾斜されても、上側収容室へのオイルの流入を防止でき、ガスの浄化性能を高いレベルで維持することができる。
また、前記スピンドルを、スピンドルシャフトによって回転可能に支持し、前記下側ケースには、前記スピンドルシャフトの下端部が嵌合されるジョイント部を設け、前記ガス導入部の導入出口側部分を、前記ジョイント部に沿って設けているので、処理対象ガスを、噴射孔の軌跡よりも回転中心側から上側収容室へ導入できる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記スピンドルシャフトを、前記スピンドルの動力となるオイルを供給する円筒状部材によって構成し、前記ジョイント部を、前記スピンドルシャフトに前記オイルを供給する筒状部材によって構成することが好ましい。この構成では、オイルの供給流路を区画するジョイント部の剛性を、導入出口側部分によって高めることができる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記処理対象ガスの導入出口端部を、前記噴射孔の高さから当該噴射孔の回転直径dだけ下方の高さ範囲内であって、1.5dの回転直径範囲内に臨ませることが好ましい。この構成では、導入出口端部がノズルを基準とする所定範囲内に臨んでいるので、オイルセパレータが傾斜されても、上側収容室へのオイルの流入を確実に防止できる。
また、本発明は、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルを分離するオイルセパレータであって、スピンドルと共に回転可能に設けられ、前記スピンドルの軸線方向に積層された複数枚の分離ディスクと、前記スピンドルにおける前記分離ディスクよりも下側の周面から突設され、噴射孔からオイルを噴射させることで軸線を中心に前記スピンドルを回転させるノズルと、前記処理対象ガスを導入するガス導入部、及び、オイルを排出させるオイル排出部が設けられた下側ケースと、前記下側ケースに上方から取り付けられ、前記スピンドル、前記分離ディスク、及び前記ノズルが収容される収容室を、前記下側ケースと共に区画する上側ケースと、前記収容室を、下側収容室と上側収容室とに区画し、かつ、前記下側収容室の前記処理対象ガスを前記上側収容室に案内する連通口を、前記ノズルと前記分離ディスクの間の高さにおける前記スピンドルの周囲に形成する区画部材とを有し、前記ガス導入部は、前記処理対象ガスの導入入口端部が、前記下側ケースの外に臨み、前記処理対象ガスの導入出口端部が、前記ノズルの下側近傍に臨む筒状部材によって構成され、前記区画部材、外周側に向けて下り傾斜されたリング状の板材であって、下り傾斜面に前記噴射孔から噴射された前記オイルが吹き付けられることを特徴とする。この構成では、噴射されたオイルが下向きに流れることとなり、処理後ガスへのオイルの混入を抑制できる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記ガス導入部の導入入口側部分が、前記オイル排出部と並行に設けられている場合には、装置の小型化が図れる。
前述のオイルセパレータにおいて、前記ガス導入部の導入入口側部分が、前記下側ケースにおける前記オイル排出部とは異なる位置から、前記下側ケースよりも外側に突設されている場合には、処理対象ガスの導入経路に対する自由度が向上する。
本発明によれば、処理対象ガスに含まれるミスト状オイルをガスから分離するオイルセパレータにおいて、オイルセパレータが傾斜されても、導入されたガスによるオイルの波打ちを抑制し、ガスの浄化性能を高いレベルで維持することができる。
閉鎖型クランクケース換気システムを示す概略図である。 オイルセパレータを前方斜め上方から見た斜視図である。 オイルセパレータを後方斜め下方から見た斜視図である。 オイルセパレータの分解斜視図である。 オイルセパレータにおける上側半部の断面図である。 下側ケースを前方斜め上方から見た斜視図である。 下側ケースを後方斜め上方から見た斜視図である。 下側ケースに設けられたフランジ、連通筒部(オイル排出部)、及び筒状部材(ガス導入部)を説明する図である。 下側ケースの断面図である。 ブローバイバス及びオイルの流れを説明する図である。 オイルセパレータが前方に傾倒した状態におけるブローバイバス及びオイルの流れを説明する図である。 固定フレームを省略した第1変形例を説明する要部断面図である。 筒状部材の導入入口側部分を、下側ケースの前面から前方に突出させた第2変形例を説明する図であり、下側ケースを前方斜め下方から見た斜視図である。 第2変形例を説明する図であり、下側ケースを前方斜め上方から見た斜視図である。 第2変形例を説明する要部断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、図1に示す閉鎖型クランクケース換気システム1(以下、換気システム1という。)を例に挙げて説明する。
同図に示すように、換気システム1は、オイルセパレータ2とブリーザーパイプ3とを有する。オイルセパレータ2は、エンジンから排出されたブローバイガス(ミスト状オイルを含有する処理対象ガスに相当する。)を処理し、ミスト状オイルを分離する。本実施形態において、オイルセパレータ2はエンジン4の側面に取り付けられている。ブリーザーパイプ3は、オイルセパレータ2から排出された処理後のブローバイガスを、エンジン4の吸気側流路5に還元するための還元流路を区画する。
この換気システム1において、エンジン4から排出されたブローバイガスは、エンジン4の側面に設けられたオイルセパレータ2に導入される。そして、オイルセパレータ2で分離されたオイルはエンジン4へと戻される。一方、処理後のブローバイガスは、オイルセパレータ2の上端部から排出された後、ブリーザーパイプ3を通じて吸気側流路5に還元される。具体的には、吸気側流路5におけるエアフィルタ6とターボチャージャー7とを接続する部分に還元される。還元されたブローバイガスは、エアフィルタ6からの新鮮な空気と混合され、ターボチャージャー7で圧縮される。その後、チャージクーラー8で冷却されて、エンジン4に供給される。
次に、オイルセパレータ2について説明する。図2及び図3に示すように、このオイルセパレータ2では、下側ケース12と上側ケース13を有するハウジング11を有している。ハウジング11の内部空間(収容室)に、ローターユニットやPCVバルブといった各種の部品が収容されている(後述する)。
下側ケース12は、ハウジング11の下側部分を区画する部分であり、上面が開放された有底の箱状部材によって構成されている。本実施形態において、下側ケース12や連通筒部等は鋳物で作製されているが、樹脂を成型することで作製してもよい。
図4に示すように、下側ケース12の上端部には円形の嵌合部14が設けられており、上側ケース13の下端部15と嵌め合わされる。下側ケース12の背面には、エンジン4と連通する連通筒部16が後方に向けて設けられている。この連通筒部16の近傍には、後述する筒状部材17(図3を参照)が設けられている。この筒状部材17は、ブローバイガスが導入されるガス導入部として機能する。一方、連通筒部16は、分離後のオイルが排出されるオイル排出部として機能する。そして、連通筒部16の先端部には、エンジン4の側面に結合されるフランジ18が設けられている。
下側ケース12の底面には、ジョイント部19の下端部が下向きに突設されている。このジョイント部19は円筒状をしており、図1に示すオイル供給パイプ9の一端に接続されている。後述するように、ジョイント部19の一部は、下側ケース12の内部で上方に突設されている。オイル供給パイプ9の他端はエンジン4の側面に接続されており、オイル供給パイプ9には、エンジン4の内部に設けられた油路(図示せず)からオイルが供給される。このオイルは、図4に示すローターユニット21を回転させるための動力として用いられる。
図2〜図4に示すように、上側ケース13は、下側ケース12に上方から取り付けられる部材であり、ローターユニット21などが収容される収容室を下側ケース12と共に区画する。この上側ケース13は、円筒状の本体カバー22と円盤状の上面カバー23とを有している。本体カバー22の内表面には複数本の縦リブ24が円周方向に等間隔で形成されている。これらの縦リブ24は、本体カバー22の内表面に沿って周方向に流れる分離後のオイルを捕捉及び合体させて、下方へ流下させるためのものである。
図2に示すように、上面カバー23は、本体カバー22の上端部に気密状態で取り付けられている。また、上面カバー23の中心部には、筒状のガス排出部25が上方に向けて設けられている。このガス排出部25は、処理後のブローバイガスを排出する部分であり、出口パイプ26を介してブリーザーパイプ3が接続される。
次に、オイルセパレータ2の内部構造について説明する。図4に示すように、オイルセパレータ2の内部には、ローターユニット21や区画部材27が配設されている。また、図5の断面図に示すように、上面カバー23の内部には、PCVバルブ28が取り付けられている。
まず、ローターユニット21について説明する。このローターユニット21は、ブローバイガスに含まれるミスト状オイルを分離するための機構であり、図5に示すように、ローター31、スピンドル32、及びスピンドルシャフト33を有している。
ローター31は、回転によってミスト状オイルを凝集させ、ブローバイガスから分離する部分であり、複数枚の分離ディスク34、上部ホルダ35、及び下部ホルダ36を有している。分離ディスク34は、外周側に向けて下り傾斜されたリング状の板材、言い換えれば円錐台の側面形状に加工された板材である。本実施形態の分離ディスク34は、厚さが1mm以下とされ、樹脂の成型により作製されている。これらの分離ディスク34は、スピンドル32の軸線方向に積層されている。なお、説明の都合上、分離ディスク34同士の間隔を空けて描いているが、実際の間隔は極めて狭く(例えば1mm未満)に定められている。
上部ホルダ35は、積層された複数枚の分離ディスク34を上側から保持する部材であり、下部ホルダ36は、同じく下側から保持する部材である。そして、下部ホルダ36の外周縁には、上部ホルダ35と連結するための連結アーム36aが複数本設けられている(図4を参照)。本実施形態では、4本の連結アーム36aが周方向に90度間隔で設けられている。連結アーム36aの上端を上部ホルダ35に接合することで、複数枚の分離ディスク34、上部ホルダ35、及び下部ホルダ36が一体化されてローター31が構成される。
このローター31は、円筒状の外観をしており、図5に示すように、内周側が中空部分とされて上下方向に貫通している。この中空部分にはスピンドル32が挿入されており、スピンドル32とローター31とは互いに結合されている。このためローター31は、スピンドル32と共にスピンドル32の軸線を中心に回転する。
スピンドル32におけるローター31よりも下側の周面からはノズル37が突設されている。このノズル37は、スピンドルシャフト33を通じて供給されたオイルを噴射する部分であり、スピンドル32やローター31を回転させるための駆動力を発生させる。
本実施形態のノズル37は、基端がスピンドル32に接合され、先端が塞がれた円筒状のノズル本体38と、ノズル本体38の先端部に設けられた噴射孔39とを有している。ノズル本体38は、符号ALで示すスピンドル32の軸線方向に対して下向き斜め45度の角度で取り付けられている。そして、3本のノズル本体38が周方向に120度間隔で設けられている。また、噴射孔39は、ノズル本体38における先端部の側面に設けられている。詳しくは、噴射孔39は、符号NLで示すノズル本体38の軸線方向と直交する向きであって、オイルが水平方向に噴射される向きに設けられている。
スピンドルシャフト33は、スピンドル32の軸受けとなる円柱状部材であり、スピンドル32を回転可能な状態で支持する。図5に示すように、スピンドルシャフト33の内側には、オイルを供給するためのオイル供給路33aが形成されている。また、スピンドルシャフト33の下端部は、下側ケース12に設けられたジョイント部19の上端部と接合されている。前述したように、ジョイント部19には、オイル供給パイプ9が接続されている。このため、オイル供給パイプ9を通じて供給されたオイルは、ジョイント部19を通った後にスピンドルシャフト33へ流入する。さらに、ノズル本体38に流入した後に噴射孔39から噴射される。
前述したように噴射孔39は、ノズル本体38の先端部において、オイルが水平方向に噴射される向きに設けられている。そして、120度間隔で設けられた3本のノズル37において、噴射孔39の形成位置は揃えられている。このため、各噴射孔39からオイルが噴射されると、ローター31及びスピンドル32は、スピンドルシャフト33を軸にして回転する。
次に、区画部材27について説明する。図5に示すように、区画部材27は、ハウジング11の内部空間(収容室)を下側収容室41(一次分離室)と上側収容室42(二次分離室)とに区画すると共に、下側収容室41のブローバイガスを上側収容室42へ案内する連通口43を形成する部材である。図4及び図5に示すように、区画部材27は、外周部44とテーパー部45とを有している。外周部44は、短尺な円筒状をした部分であり、高さ方向の中間には鍔部46が側方に張り出している。テーパー部45は、外周部44よりも内周側に設けられており、外周部44の下端から上方に向けて次第に縮径されたテーパー形状をしている。本実施形態のテーパー部45は、スピンドル32の軸線に対して約45度の角度で傾斜する傾斜面45aを有している。そして、テーパー部45の上端開口が連通口43を形成している。
区画部材27は、下側ケース12の嵌合部14に対して内周側から嵌め込まれる。そして、鍔部46が嵌合部14の上端に上方から当接して位置決めされる。その結果、テーパー部45は、ローター31が有する下部ホルダ36の直下に配置される。そして、区画部材27を境にして、収容室は下側収容室41と上側収容室42とに区画され、これらの下側収容室41と上側収容室42とが連通口43を通じて連通される。すなわち、この区画部材27によって、下側収容室41のブローバイガスを上側収容室42に案内する連通口43が、ノズル37と分離ディスク34の間の高さにおけるスピンドル32の周囲に形成される。
また、ローター31の高速回転時において、噴射孔39の旋回軌道から外周側には、高速で旋回するオイルの膜が形成される。このオイルの膜にブローバイガスが接触すると、ブローバイガスに含まれるミスト状オイルは、オイルの膜に取り込まれ、遠心分離される。これにより、ブローバイガスにおけるミスト状オイルの含有量を低減できる。このように、下側収容室41では、スピンドル32やローター31の駆動源となるオイルを噴射させることで、ブローバイガスにおけるミスト状オイルの含有量を低減できる。従って、下側収容室41は、ミスト状オイルの一次分離室として機能している。
次に、PCVバルブ28について説明する。図5に示すように、PCVバルブ28は、ダイヤフラム47と、上側スプリング48と、下側スプリング49を備えている。
ダイヤフラム47は弁体であり、ゴムと樹脂を成形することで作製され、中心部から周縁部に向けて僅かに下り傾斜された円盤状部材によって構成されている。上側スプリング48及び下側スプリング49は、ダイヤフラム47を上下方向に移動可能な状態で支持するための部材である。すなわち、上側スプリング48はダイヤフラム47の中心に上方から配置され、下側スプリング49はダイヤフラム47の中心に下方から配置されている。そして、これらの上側スプリング48と下側スプリング49によってダイヤフラム47を挟むことで、上下方向に移動可能な状態で支持している。
このPCVバルブ28は、上側ケース13の上部に配置されている。詳しくは、上面カバー23の直下の位置に、台座部51に載せられた状態で配置されている。この台座部51は、ダイヤフラム47で気密に覆われている。そして、台座部51とダイヤフラム47の間には、下側スプリング49が取り付けられている。また、台座部51とダイヤフラム47とで区画される空間は、大気連通部52を通じて大気開放されている。一方、上面カバー23とダイヤフラム47との間には上側スプリング48が取り付けられている。
ダイヤフラム47は、エンジン4の吸気側圧力やクランクケースの内圧に応じて上下方向に移動し、ブローバイガスの流れを調整する。すなわち、ダイヤフラム47は、エンジン4の吸気圧力(負圧)が過度に大きい場合にはガス排出部25側(上方)に移動し、クランクケース側の圧力が高い場合には反対側(下方)に移動する。
これにより、上側収容室42の圧力がPCV設定圧力よりも高くなれば、ダイヤフラム47が下方に移動してブローバイガスの流量を増やす。反対に、上側収容室42の圧力がPCV設定圧力よりも低くなれば、ダイヤフラム47が上方に移動してブローバイガスの流量を少なくする。このように、ブローバイガスの流量が適切に調整されることで、エンジン4のクランクケース側圧力が一定の範囲に保たれる。
PCVバルブ28が載置される台座部51は、その外周が平面視円形の側壁部で区画され、この側壁部には連通窓部53が設けられている。この連通窓部53によって、上側収容室42におけるダイヤフラム47よりも上方側の部分とローター31側の部分とが連通されている。そして、側壁部の下側には円筒リブ54が設けられている。この円筒リブ54は、ローターユニット21よりも上方であってダイヤフラム47よりも下方の高さに、本体カバー22と一体に設けられたリング状突起である。
この円筒リブ54は、本体カバー22の上端部で、本体カバー22の内表面に沿って外周側から内周側へ流れる流体(オイルやブローバイガス)を下向きに案内する。この円筒リブ54によってもオイルの量を低減できるので、PCVバルブ28へのオイルの付着を高いレベルで抑制できる。
次に、下側ケース12に設けられた連通筒部16及び筒状部材17について詳細に説明する。図6及び図7に示すように、下側ケース12の内部空間には、円筒状のジョイント部19が上方に向けて突設されている。そして、筒状部材17の一部分がジョイント部19に沿って設けられている。この筒状部材17は途中でL字状に屈曲されており、残りの部分が連通筒部16と並行に設けられている。図8にも示すように、筒状部材17は、連通筒部16の直上に設けられており、その端部はフランジ18から突出されている。
図9に示すように、ジョイント部19の上端部は、固定フレーム55に嵌合されている。この固定フレーム55は、下側ケース12の嵌合部14に取り付けられる金属製の枠体である(図4を参照)。そして、筒状部材17は、ブローバイガスの導入入口側部分17aが、フランジ18よりも後方(図9における右側)に突設され、導入出口側部分17bがジョイント部19の近傍であって、固定フレーム55の直下に配置されている。
ここで、導入出口側部分17bの開口幅は、固定フレーム55を構成する枠体の幅よりも十分に広く設けられている。なお、本実施形態では、導入出口側部分17bの開口面積と出口パイプ26(図2参照)の開口面積とを揃えており、ブローバイガスを円滑に流している。そして、筒状部材17から排出されたブローバイガスは、固定フレーム55を通過して上方に流れ込み、噴射孔39の軌跡よりも回転中心側からローター31の中空部分に流入する。
そして、筒状部材17(ガス導入部)の導入出口側部分17bに関し、その開口がノズル37の下側近傍に臨んでいれば、具体的には、図9に符号Xの点線で示すように、噴射孔39からスピンドル32の軸線に対して45度斜め下方に拡開された範囲内であって、噴射孔39の高さから噴射孔39の回転直径dの2/3だけ下方の範囲内に臨んでいれば、ブローバイガスを効率よくローター31の中空部分へと流入させることができる。これにより、噴射孔39から噴射されたオイルの巻き込みを抑制しつつ、筒状部材17から排出されたブローバイガスを、噴射孔39の軌跡よりも回転中心側から上側収容室42へ導入できる。
そして、ノズル37(噴射孔39)から噴射されたオイルは、ブローバイガスから分離されたオイルと共に下側収容室41の底部に集められ、連通筒部16を通じてエンジン4に戻される。本実施形態では、ブローバイガスの流路が筒状部材17によって区画されているので、オイルの流れは、ブローバイガスの流れによる影響を受け難くなっている。
次に、図10を参照し、上記のように構成されたオイルセパレータ2におけるブローバイガスからのミスト状オイルの分離について説明する。
エンジン4からオイル供給パイプ9を通じてジョイント部19に供給されたオイルは、符号F1の矢印で示すように、スピンドルシャフト33へ流入する。その後、オイルは、スピンドルシャフト33からノズル本体38に流入し、符号F2の矢印で示すように、噴射孔39から噴射される。各噴射孔39からオイルが噴射されると、ローター31及びスピンドル32はスピンドルシャフト33を中心に回転する。
噴射されたオイルは、区画部材27のテーパー部45に吹き付けられ、符号F3の矢印で示すように、テーパー部45の傾斜面45aに沿って外周側の斜め下方向とへ案内される。これにより、オイル飛沫のブローバイガスへの混入を抑制できる。その後、オイルは、符号F4の矢印で示すように、下側ケース12の内表面を下側収容室41の底部に向けて流下する。さらに、オイルは、符号F5の矢印で示すように、連通筒部16に流入され、エンジン4の側面からクランクケースへ戻される。
一方、エンジン4からのブローバイガスは、符号F11の矢印で示すように、筒状部材17によって案内される。その後、符号F12の矢印で示すように、導入出口側部分17bから排出されたブローバイガスは、噴射孔39の移動軌跡の内側を通ってローター31の中空部分に流入する。筒状部材17が独立した流路を形成していることから、オイルの流れは、ブローバイガスの流れによる影響を受け難い。
ローター31の中空部分に流入したブローバイガスは、ローター31の回転に伴って生じる遠心力により、符号F13の矢印で示すように、分離ディスク34同士の隙間をローター31の外周方向へ移動する。このように、遠心力によってブローバイガスがローター31の外周方向へ移動すると、ローター31における内周側の圧力が外周側の圧力よりも低くなる。この圧力差により、下側収容室41のブローバイガスがローター31の中空部分に流入し易くなるので、ブローバイガスの流入効率を高めることができる。
ブローバイガスが分離ディスク34に接触すると、このブローバイガスに含まれるミスト状オイルが分離ディスク34の表面に付着する。そして、付着したミスト状オイルに別のミスト状オイルが合体し、分離ディスク34の表面でオイルが凝集される。すなわち、オイルが二次分離される。前述したように、ブローバイガスは、下側収容室41でミスト状オイルが一次分離されている。このため、分離ディスク34での二次分離により、ミスト状オイルは高いレベルでブローバイガスから分離される。このように、上側収容室42は、ミスト状オイルが一次分離された後のブローバイガスについて、残存するミスト状オイルを二次分離する二次分離室に相当する。
また、スピンドル32とスピンドルシャフト33の間には隙間SPが形成されている。この隙間は、オイル案内路として機能し、ノズル37から噴射させるべく供給されたオイルで満たされる。ここで、オイルの供給圧力が十分に高いことから、隙間に充填されたオイルの一部は、隙間の上端を通ってスピンドル32の上端部からローター31の中空部分に放出される。そして、ローター31の中空部分に放出されたオイルはブローバイガスと同じく、ローター31の遠心力によって分離ディスク34同士の隙間をローター31の外周方向へ移動する。
分離ディスク34の表面で凝集されたオイルは、ローター31の中空部分に放出されたオイルと合体する。これにより、分離ディスク34の表面が洗浄され、分離ディスク34に対するメンテナンスを簡略化できる。分離ディスク34の表面で凝集されたオイルや合体されたオイルは、分離ディスク34の外周縁から放出され、本体カバー22の内表面に衝突した後、この内表面を流下する。さらに、オイルは、下側収容室41でノズル37から噴射されたオイルと合流し、エンジン4へと戻される。
ローター31を通過して、ミスト状オイルが分離されたブローバイガスは、上側収容室42における上側ケース13の内表面とローター31との隙間を、旋回しながら上昇する。ここで、分離されたオイルがブローバイガスの旋回流に乗って上昇することが考えられるが、本体カバー22の内表面に設けられた縦リブ24(図4参照)によって移動を阻まれて合体し、この縦リブ24に沿って流下する。また、本体カバー22の内表面に沿って外周側から内周側へとオイルが流れても、円筒リブ54によってオイルを滴状にして落下させることができる。
このようにして、ミスト状オイルが分離されたブローバイガスは、符号F14,F15の矢印で示すように、PCVバルブ28の上面側空間に導かれる。その後、符号F16の矢印で示すように、出口パイプ26を通ってブリーザーパイプ3へと導かれる。そして、本実施形態のオイルセパレータ2では、筒状部材17によってブローバイガス用の独立した流路が形成されているので、例えば図11に示すように前方へ傾斜しても、下側収容室41に溜まったオイルOLがブローバイガスの流れによって波打つことはない。これにより、オイルがローター31側へ浸入することを防止でき、ガスの浄化性能を高いレベルで維持できる。
また、本実施形態のオイルセパレータ2では、分離ディスク34を、外周側に向けて下り傾斜されたリング状の板材で構成しているので、分離ディスク34で分離されたオイルが下向きに流れることとなり、処理後ガスへのオイルの混入を抑制できる。加えて、図9等に示すように、筒状部材17(ガス流入部)における流入側部分が、連通筒部16(オイル排出部)と並行に設けられているので、装置の小型化が図れる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
前述の実施形態では、固定フレーム55によってジョイント部19の上端部、及び、スピンドルシャフト33の下端部を支持する構成であった。この点に関し、例えば図12に示すように、固定フレーム55を省略してもよい。これは、筒状部材17(ガス流入部)における排出側部分が、ジョイント部19と一体に設けられていることから、ジョイント部19の剛性が向上しているためである。
また、図13〜15に示すように、筒状部材17´(ガス流入部)における導入入口側部分17aを、下側ケース12における連通筒部16(オイル排出部)とは異なる位置、具体的には下側ケース12の前面から前方に突設させてもよい。このように構成することで、ブローバイガスをホース等で案内する車種にも容易に適用できる。なお、導入入口側部分17aの突設位置は、下側ケース12の前面に限らず、左右何れかの側面であってもよい。
1…閉鎖型クランクケース換気システム,2…オイルセパレータ,3…ブリーザーパイプ,4…エンジン,5…吸気側流路,6…エアフィルタ,7…ターボチャージャー,8…チャージクーラー,9…オイル供給パイプ,11…ハウジング,12…下側ケース,13…上側ケース,14…下側ケースの嵌合部,15…上側ケースの下端部,16…連通筒部,17,17´…筒状部材,17a…筒状部材の導入入口側部分,17b…筒状部材の導入出口側部分,18…フランジ,19…ジョイント部,21…ローターユニット,22…本体カバー,23…円盤状の上面カバー,24…縦リブ,25…ガス排出部,26…出口パイプ,27…区画部材,28…PCVバルブ,31…ローター,32…スピンドル,33…スピンドルシャフト,33a…オイル供給路,34…分離ディスク,35…上部ホルダ,36…下部ホルダ,36a…連結アーム,37…ノズル,38…ノズル本体,39…噴射孔,41…下側収容室,42…上側収容室,43…連通口,44…区画部材の外周部,45…区画部材のテーパー部,45a…テーパー部の傾斜面,46…区画部材の鍔部,47…PCVバルブのダイヤフラム,48…PCVバルブの上側スプリング,49…PCVバルブの下側スプリング,51…台座部,52…大気連通部,53…連通窓部,54…円筒リブ,55…固定フレーム,AL…スピンドルの軸線方向,NL…ノズル本体の軸線方向,SP…スピンドルとスピンドルシャフトの隙間,OL…下側収容室に溜まったオイル

Claims (6)

  1. 処理対象ガスに含まれるミスト状オイルを分離するオイルセパレータであって、
    スピンドルと共に回転可能に設けられ、前記スピンドルの軸線方向に積層された複数枚の分離ディスクと、
    前記スピンドルにおける前記分離ディスクよりも下側の周面から突設され、噴射孔からオイルを噴射させることで軸線を中心に前記スピンドルを回転させるノズルと、
    前記処理対象ガスを導入するガス導入部、及び、オイルを排出させるオイル排出部が設けられた下側ケースと、
    前記下側ケースに上方から取り付けられ、前記スピンドル、前記分離ディスク、及び前記ノズルが収容される収容室を、前記下側ケースと共に区画する上側ケースと、
    前記収容室を、下側収容室と上側収容室とに区画し、かつ、前記下側収容室の前記処理対象ガスを前記上側収容室に案内する連通口を、前記ノズルと前記分離ディスクの間の高さにおける前記スピンドルの周囲に形成する区画部材とを有し、
    前記ガス導入部は、
    前記処理対象ガスの導入入口端部が、前記下側ケースの外に臨み、
    前記処理対象ガスの導入出口端部が、前記ノズルの下側近傍に臨む筒状部材によって構成され
    前記スピンドルは、スピンドルシャフトによって回転可能に支持され、
    前記下側ケースには、前記スピンドルシャフトの下端部が嵌合されるジョイント部が設けられ、
    前記ガス導入部の導入出口側部分は、前記ジョイント部に沿って設けられていることを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 前記スピンドルシャフトは、前記スピンドルの動力となるオイルを供給する円筒状部材によって構成され、
    前記ジョイント部は、前記スピンドルシャフトに前記オイルを供給する筒状部材によって構成されていることを特徴とする請求項に記載のオイルセパレータ。
  3. 前記処理対象ガスの導入出口端部は、前記噴射孔の高さから当該噴射孔の回転直径dだけ下方の高さ範囲内であって、1.5dの回転直径範囲内に臨んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。
  4. 処理対象ガスに含まれるミスト状オイルを分離するオイルセパレータであって、
    スピンドルと共に回転可能に設けられ、前記スピンドルの軸線方向に積層された複数枚の分離ディスクと、
    前記スピンドルにおける前記分離ディスクよりも下側の周面から突設され、噴射孔からオイルを噴射させることで軸線を中心に前記スピンドルを回転させるノズルと、
    前記処理対象ガスを導入するガス導入部、及び、オイルを排出させるオイル排出部が設けられた下側ケースと、
    前記下側ケースに上方から取り付けられ、前記スピンドル、前記分離ディスク、及び前記ノズルが収容される収容室を、前記下側ケースと共に区画する上側ケースと、
    前記収容室を、下側収容室と上側収容室とに区画し、かつ、前記下側収容室の前記処理対象ガスを前記上側収容室に案内する連通口を、前記ノズルと前記分離ディスクの間の高さにおける前記スピンドルの周囲に形成する区画部材とを有し、
    前記ガス導入部は、
    前記処理対象ガスの導入入口端部が、前記下側ケースの外に臨み、
    前記処理対象ガスの導入出口端部が、前記ノズルの下側近傍に臨む筒状部材によって構成され、
    前記区画部材は、外周側に向けて下り傾斜されたリング状の板材であって、下り傾斜面に前記噴射孔から噴射された前記オイルが吹き付けられることを特徴とするオイルセパレータ。
  5. 前記ガス導入部の導入入口側部分は、前記オイル排出部と並行に設けられていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のオイルセパレータ。
  6. 前記ガス導入部の導入入口側部分は、前記下側ケースにおける前記オイル排出部とは異なる位置から、前記下側ケースよりも外側に突設されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のオイルセパレータ。
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