JPWO2015128931A1 - エレベータ、エレベータの追加連結装置、及びエレベータの改修方法 - Google Patents

エレベータ、エレベータの追加連結装置、及びエレベータの改修方法 Download PDF

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Abstract

エレベータにおいて、かご(1)には、引上レバー軸(9)と調速機ロープ(12)とを連結する追加連結装置(14)が搭載されている。追加連結装置(14)は、引上レバー軸(9)よりも下方で、かごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸(23)と、調速機ロープ(12)に連結されており、ロープ連結レバー軸(23)を中心として回転するロープ連結レバー(21)と、引上レバー軸(9)の中間部に固定されており、引上レバー軸(9)と一体に回転する固定具(26)と、ロープ連結レバー(21)と固定具(26)との間に連結されている連結部材(25等)とを有している。

Description

この発明は、かごに非常止め装置が搭載されているエレベータ、非常止め装置を作動させる引上レバー軸又は引上レバーと調速機ロープとを連結する追加連結装置、及び既設の非常止め装置を流用して新たな調速機を設置するエレベータの改修方法に関するものである。
従来のエレベータの安全装置では、水平なレバー軸がかごの下部に設けられている。レバー軸には、非常止め装置を作動させる作動レバーがレバー軸を中心として回転可能に取り付けられている。作動レバーは、引上機構部を介して調速機ロープに接続されている。引上機構部は、かごの下部に回転可能に取り付けられた三角レバーを有している。三角レバーは、棒状の接続部材を介して作動レバーに接続されている。接続部材の長さは、引上機構部のかご床に対する取付位置に応じて設定されている。これにより、引上機構部のかご床に対する取付位置が、かごの奥行方向に調整可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−89930号公報
例えば、調速機を持たない油圧エレベータを、既設機器(かご及びガイドレール等)を残して調速機付きの機械室レスエレベータに改修する場合、レイアウト及びかご構造等の問題から既設の非常止め装置を流用できず、新たな非常止め装置に取り替える必要が生じることがある。このような場合、非常止め装置を新たに設計、製作する必要があり、コストが高くなる。また、改修工事の際、既設の非常止め装置を撤去するためにかご室周りの種々の機器を一旦撤去した上で、新たな非常止め装置を取り付けた後に、撤去した機器を再度据え付けて調整し直す必要があり、改修工期が大幅に長くなる。
これに対して、従来のエレベータの安全装置では、引上機構部及び接続部材がレバー軸よりも上方に配置されている。このため、改修工事において、引上機構部又は接続部材が、既設のかごの下部に配置された枠等の部材と干渉し、既設の非常止め装置を流用することが困難な場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、既設の非常止め装置を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機の設置位置の自由度を向上させることができるエレベータ、エレベータの追加連結装置、及びエレベータの改修方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータは、かご、かごの昇降を案内するかごガイドレール、かごに搭載されており、かつ引上レバーと、引上レバーの回転軸である引上レバー軸とを有しており、かごガイドレールを把持してかごを非常停止させる非常止め装置、かごの昇降に伴って循環移動する調速機ロープ、及び調速機ロープが巻き掛けられた調速機シーブを有しており、かごの過大速度を検出して非常止め装置を作動させる調速機を備え、かごには、引上レバー軸と調速機ロープとを連結する追加連結装置が搭載されており、追加連結装置は、引上レバー軸よりも下方で、かごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸と、調速機ロープに連結されており、ロープ連結レバー軸を中心として回転するロープ連結レバーと、引上レバー軸の中間部に固定されており、引上レバー軸と一体に回転する固定具と、ロープ連結レバーと固定具との間に連結されている連結部材とを有している。
また、この発明に係るエレベータは、かご、かごの昇降を案内するかごガイドレール、かごに搭載されており、かつ引上レバーと、引上レバーの回転軸である引上レバー軸とを有しており、かごガイドレールを把持してかごを非常停止させる非常止め装置、かごの昇降に伴って循環移動する調速機ロープ、及び調速機ロープが巻き掛けられた調速機シーブを有しており、かごの過大速度を検出して非常止め装置を作動させる調速機を備え、かごには、引上レバーと調速機ロープとを連結する追加連結装置が搭載されており、追加連結装置は、引上レバー軸よりも下方で、引上レバー軸と平行に前記かごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸と、調速機ロープに連結されており、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転するロープ連結レバーと、引上レバーの真下に配置されており、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転する中間連結レバーと、引上レバーと中間連結レバーとの間に連結されているリンク部材とを有している。
さらに、この発明に係るエレベータは、かご、かごの昇降を案内するかごガイドレール、かごに搭載されており、かつ引上レバーと、引上レバーの回転軸である引上レバー軸とを有しており、かごガイドレールを把持してかごを非常停止させる非常止め装置、かごの昇降に伴って循環移動する調速機ロープ、及び調速機ロープが巻き掛けられた調速機シーブを有しており、かごの過大速度を検出して非常止め装置を作動させる調速機を備え、かごには、引上レバー軸と調速機ロープとを連結する追加連結装置が搭載されており、追加連結装置は、引上レバー軸の軸方向に直角な方向に沿ってかごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸と、調速機ロープに連結されており、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転するロープ連結レバーと、ロープ連結レバー軸に固定されており、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転する第1の傘歯車と、引上レバー軸の中間部に固定されており、かつ第1の傘歯車と噛み合っており、引上レバー軸と一体に回転する第2の傘歯車とを有している。
この発明に係るエレベータの追加連結装置は、かごの下部に搭載され、非常止め装置を作動させる引上レバー軸と調速機ロープとを連結するものであって、引上レバー軸よりも下方でかごの下部に取り付けられるロープ連結レバー軸、調速機ロープに連結され、ロープ連結レバー軸を中心として回転されるロープ連結レバー、引上レバー軸の中間部に固定されて引上レバー軸と一体に回転する固定具、ロープ連結レバーと固定具との間に連結される連結部材を備えている。
また、この発明に係るエレベータの追加連結装置は、かごの下部に搭載され、非常止め装置を作動させる引上レバーと調速機ロープとを連結するものであって、引上レバーの回転軸である引上レバー軸よりも下方で、引上レバー軸と平行にかごの下部に取り付けられるロープ連結レバー軸、調速機ロープに連結され、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転されるロープ連結レバー、引上レバーの真下に配置され、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転される中間連結レバー、及び引上レバーと中間連結レバーとの間に連結されるリンク部材を備えている。
さらに、この発明に係るエレベータの追加連結装置は、かごの下部に搭載され、非常止め装置を作動させる引上レバー軸と調速機ロープとを連結するものであって、引上レバー軸の軸方向に直角な方向に沿ってかごの下部に取り付けられるロープ連結レバー軸、調速機ロープに連結され、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転するロープ連結レバー、ロープ連結レバー軸に固定され、ロープ連結レバー軸を中心としてロープ連結レバー軸と一体に回転する第1の傘歯車、及び引上レバー軸の中間部に固定され、かつ第1の傘歯車と噛み合い、引上レバー軸と一体に回転する第2の傘歯車を備えている。
この発明に係るエレベータの改修方法は、既設のかごの下部であって、既設の非常止め装置を作動させる引上レバー軸よりも低い位置に、ロープ連結レバー軸と、ロープ連結レバー軸を中心としてし回転するロープ連結レバーとを取り付ける工程、引上レバー軸の中間部に固定具を固定する工程、ロープ連結レバーと固定具との間に連結部材を連結する工程、昇降路内に調速機を設置するとともに、調速機の調速機シーブに調速機ロープを巻き掛ける工程、及びロープ連結レバーを調速機ロープに連結する工程を含む。
また、この発明に係るエレベータの改修方法は、ロープ連結レバー及び中間連結レバーが固定されているロープ連結レバー軸を、既設のかごの下部であって既設の非常止め装置を作動させる引上レバー軸よりも低い位置に、引上レバー軸と平行に取り付けるとともに、引上レバー軸に固定された引上レバーの真下に中間連結レバーを配置する工程、昇降路内に調速機を設置するとともに、調速機の調速機シーブに調速機ロープを巻き掛ける工程、ロープ連結レバーを調速機ロープに連結する工程、及びリンク部材を介して中間連結レバーを引上レバーに連結する工程を含む。
さらに、この発明に係るエレベータの改修方法は、既設の非常止め装置を作動させる引上レバー軸に、第2の傘歯車を固定する工程、ロープ連結レバー及び第1の傘歯車が固定されているロープ連結レバー軸を、既設のかごの下部に、引上レバー軸の軸方向に直角な方向に沿うように取り付けるとともに、第1の傘歯車を第2の傘歯車と噛み合わせる工程、昇降路内に調速機を設置するとともに、調速機の調速機シーブに調速機ロープを巻き掛ける工程、及びロープ連結レバーを調速機ロープに連結する工程を含む。
この発明のエレベータ、エレベータの追加連結装置、及びエレベータの改修方法によれば、既設の非常止め装置を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機の設置位置の自由度を向上させることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータを示す概略の平面図である。 図1のエレベータを示す背面図である。 図1の追加連結装置を示す平面図である。 図3の追加連結装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの追加連結装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータの追加連結装置を示す側面図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータの追加連結装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5によるエレベータの追加連結装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6に係るエレベータの追加連結装置を示す平面図である。 図9の追加連結装置を示す側面図である。 図10の追加連結装置を矢印XI方向に沿って見た正面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ(機械室レスエレベータ)を示す概略の平面図、図2は図1のエレベータを示す背面図である。かご1及び釣合おもり(図示せず)は、懸架体(図示せず)により昇降路2内に吊り下げられている。懸架体としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体は、昇降路内に設置された巻上機(図示せず)の駆動シーブに巻き掛けられている。かご1及び釣合おもりは、巻上機の駆動力により昇降路2内を昇降する。
昇降路2内には、かご1の昇降を案内する一対のかごガイドレール3a,3bと、釣合おもりの昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。この例では、かごガイドレール3a,3bは、真上から見て、かご1の幅方向の一側に配置されている(サイドフォーク式)。
かご1は、かご室4と、かご室4の下部に設けられているかご床5と、かご床5の下部に固定されている非常止め梁6とを有している。かご1の下部には、かごガイドレール3a,3bを把持してかご1を非常停止させる非常止め装置7(図1では省略)が搭載されている。非常止め装置7は、非常止め梁6に保持されている。
また、非常止め装置7は、第1及び第2の非常止め本体7a,7bと、一対の引上レバー8a,8bと、これらの引上レバー8a,8bを連結する引上レバー軸9とを有している。引上レバー軸9は、かご1の奥行き方向(図1の上下方向)に平行、かつ水平に配置されている。
引上レバー8a,8bは、引上レバー軸9を中心として引上レバー軸9と一体に回転する。即ち、引上レバー軸9は、引上レバー8a,8bの回転軸である。第1及び第2の非常止め本体7a,7bは、引上レバー8a,8bを図2の反時計方向へ回転させる(引き上げる)ことにより作動する。
昇降路2内の頂部には、調速機10が設置されている。調速機10は、かご1の過大速度を検出して非常止め装置7を作動させる。また、調速機10は、真上から見て、かご1の幅方向の他側(かごガイドレール3a,3bとは反対側)に配置されている。さらに、調速機10は、調速機シーブ11、過大速度検出スイッチ(図示せず)、及びロープキャッチ(図示せず)等を有している。
調速機シーブ11には、調速機ロープ12が巻き掛けられている。調速機ロープ12は、昇降路2内に無端状に張られている。調速機ロープ12の下端部は、昇降路2内の下部に配置された張り車13に巻き掛けられている。
かご1には、引上レバー軸9と調速機ロープ12とを連結する追加連結装置14が搭載されている。調速機ロープ12は、追加連結装置14及び引上レバー軸9を介してかご1に接続されている。これにより、調速機ロープ12はかご1の昇降に伴って循環移動し、調速機シーブ11はかご1の走行速度に応じた速度で回転する。
図3は図1の追加連結装置14を示す平面図、図4は図3の追加連結装置14を示す側面図である。非常止め梁6の下部には、V字形のロープ連結レバー21と、L字形の中間連結レバー22とが、かご1の幅方向(図4の左右方向)に互いに間隔をおいて設けられている。
ロープ連結レバー21は、ロープ連結レバー軸23を介して非常止め梁6に連結されており、ロープ連結レバー軸23を中心として回転する。ロープ連結レバー軸23は、引上レバー軸9よりも下方で、引上レバー軸9と平行に非常止め梁6に取り付けられている。
ロープ連結レバー21は、ロープ連結レバー軸23に連結されているかご連結部(ロープ連結レバーかご連結部)21aと、かご連結部21aの斜め下方に位置し調速機ロープ12に連結されているロープ連結部21bと、かご連結部21aの真下に位置しているロッド連結部(ロープ連結レバーロッド連結部)21cとを有している。
かご連結部21aは、ロープ連結レバー21の中間部に設けられている。ロープ連結部21bは、ロープ連結レバー21の一端部に設けられている。ロッド連結部21cは、ロープ連結レバー21の他端部に設けられている。
中間連結レバー22は、中間連結レバー軸24を介して非常止め梁6に連結されており、中間連結レバー軸24を中心として回転する。中間連結レバー軸24は、引上レバー軸9よりも下方で、引上レバー軸9と平行に非常止め梁6に取り付けられている。
中間連結レバー22は、中間連結レバー軸24に連結されているかご連結部(中間連結レバーかご連結部)22aと、かご連結部22aの真下に位置しているロッド連結部(中間連結レバーロッド連結部)22bと、かご連結部22aの真横であって調速機ロープ12とは反対側に位置している固定具側連結部22cとを有している。
かご連結部22aは、中間連結レバー22の中間部に設けられている。ロッド連結部22bは、中間連結レバー22の一端部に設けられている。固定具側連結部22cは、中間連結レバー22の他端部に設けられている。
ロープ連結レバー21のロッド連結部21cと中間連結レバー22のロッド連結部22bとの間には、連結部材としての連結ロッド25が連結されている。連結ロッド25の軸方向の長さは、調整可能になっている。
連結ロッド25は、ロープ連結レバー21のロッド連結部21cに回転可能に連結された第1のロッド端部25aと、中間連結レバー22のロッド連結部22bに回転可能に連結された第2のロッド端部25bとを有している。連結ロッド25は、真上から見て、引上レバー軸9の軸方向に対して直角な方向に沿って配置されている。
引上レバー軸9の中間部には、固定具26が固定されている。固定具26は、引上レバー軸9を把持するクランプ部26aと、クランプ部26aから調速機ロープ12側へ突出した突出部26bとを有している。また、固定具26は、引上レバー軸9と一体に回転する。さらに、引上レバー軸9の軸方向への固定具26の固定位置は、クランプ部26aを緩めることにより調整可能になっている。
突出部26bは、中間連結レバー22の固定具側連結部22cの真上に位置している。中間連結レバー22の固定具側連結部22cと突出部26bとの間には、リンク部材27が連結されている。リンク部材27の上端部は、突出部26bに回転可能に連結されている。リンク部材27の下端部は、中間連結レバー22の固定具側連結部22cに回転可能に連結されている。
実施の形態1の追加連結装置14は、ロープ連結レバー21、中間連結レバー22、ロープ連結レバー軸23、中間連結レバー軸24、連結ロッド25、固定具26及びリンク部材27を有している。なお、図4では、かご1に対して位置が変化しない固定軸(ここでは、引上レバー軸9、ロープ連結レバー軸23及び中間連結レバー軸24)を黒丸で示している。
次に、動作について説明する。例えば懸架体の破断等により、かご1の下降速度が調速機10に設定された過大速度に達すると、調速機10により調速機ロープ12の移動が停止される。これにより、下降するかご1に対してロープ連結レバー21が図4の時計方向へ回転し、連結ロッド25が調速機ロープ12側へ引っ張られ、中間連結レバー22も図4の時計方向へ回転する。
中間連結レバー22が回転すると、リンク部材27が引き下げられ、固定具26を介して引上レバー軸9が図4の反時計方向へ回転する。これにより、引上レバー8a,8bが引き上げられ、非常止め本体7a,7bが作動する。
このようなエレベータ及び追加連結装置14では、ロープ連結レバー軸23が、引上レバー軸9よりも下方で、かご1の下部に取り付けられており、固定具26が引上レバー軸9の中間部に固定されており、ロープ連結レバー21と固定具26との間に連結ロッド25が連結されているので、かご1の下部に設けられている枠等の部材と干渉を避け、調速機ロープ12を既設の非常止め装置7の引上レバー軸9に連結することができる。また、固定具26の引上レバー軸9への固定位置を調整することにより、調速機10の設置位置を調整することができる。従って、既設の非常止め装置7を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
また、固定具26にクランプ部26aが設けられているので、固定具26の引上レバー軸9への固定位置の調整が容易であり、これにより調速機10の設置位置も容易に調整することができる。
さらに、ロープ連結レバー21は、その回転中心よりも下方で調速機ロープ12及び連結ロッド25に連結されているので、かご1の下部に設けられている枠等の部材との干渉をより確実に避けることができる。
さらにまた、中間連結レバー22は、その回転中心よりも下方で連結ロッド25に連結されているので、かご1の下部に設けられている枠等の部材との干渉をより確実に避けることができる。
また、中間連結レバー22は、リンク部材27を介して固定具26の突出部26bに連結されているので、機械的な伝達ロスを低減し、応答性を向上させることができる。
さらに、連結ロッド25の軸方向長さが調整可能であるため、据付調整作業を容易に行うことができる。また、共通の部品を用いて、異なるサイズのエレベータの改修を行うことができる。
さらにまた、真上から見て、かごガイドレール3a,3bを結ぶレール中心線に対して、引上レバー軸9と同じ側に調速機10を配置することができる。
また、真上から見て、調速機シーブ11の回転軸が引上レバー軸9の軸線に直交する向きに調速機10を配置することができる。
次に、エレベータの改修方法について説明する。例えば、調速機を持たない油圧エレベータを実施の形態1のエレベータに改修する場合、既設のかご1の下部に追加連結装置14を取り付ける。また、昇降路2内に調速機10及び張り車13を設置するとともに、調速機シーブ11及び張り車13に調速機ロープ12を巻き掛ける。そして、ロープ連結レバー21を調速機ロープ12に連結する。
このような改修方法によれば、既設の引上レバー8a,8bの真上に調速機10を設置できない場合でも、既設の非常止め装置7を流用しつつ新たな調速機10を容易に設置することができる。また、調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2によるエレベータの追加連結装置31を示す側面図である。実施の形態2の追加連結装置31は、ロープ連結レバー21、中間連結レバー22、ロープ連結レバー軸23、中間連結レバー軸24、連結ロッド25、及び固定具26を有している。即ち、実施の形態1の追加連結装置14との相違点は、中間連結レバー22が、リンク部材27を介さずに、固定具26の突出部26bに連結されている点である。
突出部26bには、ピン26cが固定されている。中間連結レバー22の固定具側連結部22cには、長孔22dが設けられている。ピン26cは、長孔22dに挿入されている。中間連結レバー22が図5の時計方向へ回転すると、固定具26を介して引上レバー軸9が図5の反時計方向へ回転し、非常止め本体7a,7bが作動する。このとき、ピン26cは、長孔22d内を移動する。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このような追加連結装置31を用いても、既設の非常止め装置7を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。また、実施の形態1に比べて、部品点数を少なくすることができる。
なお、実施の形態2では、中間連結レバー22に長孔22dを設け、固定具26にピン26cを設けたが、逆であってもよい。
また、長孔及びピンは、例えば、連結ロッド25と中間連結レバー22との間、又は連結ロッド25とロープ連結レバー21との間など、他の連結軸部に設けてもよい。
実施の形態3.
次に、図6はこの発明の実施の形態3によるエレベータの追加連結装置32を示す側面図である。実施の形態3の追加連結装置32は、ロープ連結レバー21、ロープ連結レバー軸23、連結ロッド25、及び固定具26を有している。即ち、実施の形態2の追加連結装置31との相違点は、連結ロッド25が、中間連結レバー22を介さずに、固定具26の突出部26bに回転可能に連結されている点である。
連結ロッド25は、引上レバー軸9とロープ連結レバー軸23とを結ぶ直線と交差するように配置されている。ロープ連結レバー21が図6の時計方向へ回転し、連結ロッド25が調速機ロープ12側へ引っ張られると、固定具26を介して引上レバー軸9が図6の反時計方向へ回転し、非常止め本体7a,7bが作動する。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このような追加連結装置32を用いても、既設の非常止め装置7を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。また、部品点数をさらに少なくすることができる。さらに、機械的な伝達ロスを低減し、応答性を向上させることができる。
実施の形態4.
次に、図7はこの発明の実施の形態4によるエレベータの追加連結装置33を示す斜視図である。実施の形態4の追加連結装置33は、ロープ連結レバー軸34、ロープ連結レバー35、実施の形態1と同様の固定具26、連結部材である細長い平板状の連結板36、及びリンク部材37を有している。
ロープ連結レバー軸34は、引上レバー軸9よりも下方で、引上レバー軸9と平行に非常止め梁6に取り付けられている。また、ロープ連結レバー軸34は、かご1に対して位置が変化しない固定軸である。
ロープ連結レバー35は、ロープ連結レバー軸34の第1の軸方向端部に固定されている。これにより、ロープ連結レバー35は、ロープ連結レバー軸34を中心としてロープ連結レバー軸34と一体に回転する。また、ロープ連結レバー35は、その回転中心よりも下方(回転中心の斜め下方)で調速機ロープ12に連結されている。
連結板36は、ロープ連結レバー35と固定具26との間に連結されている。具体的には、連結板36の第1の端部は、ロープ連結レバー軸34の第2の軸方向端部に固定されており、ロープ連結レバー軸34を介してロープ連結レバー35に連結されている。これにより、連結板36は、ロープ連結レバー軸34を中心としてロープ連結レバー軸34と一体に回転する。
また、連結板36は、真上から見て、引上レバー軸9の軸方向に直角な方向に沿って配置されている。さらに、連結板36の第2の端部は、リンク部材37を介して固定具26の突出部26bに連結されている。リンク部材37の上端部は、突出部26bに対して回転可能に連結されている。リンク部材37の下端部は、連結板36の第2の端部に回転可能に連結されている。
調速機10は、図1と同様の向きで昇降路2を真上から見たとき、昇降路2の右下の隅部に、調速機シーブ11の回転軸が引上レバー軸9と平行になるように配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。例えば懸架体の破断等により、かご1の下降速度が調速機10に設定された過大速度に達すると、調速機10により調速機ロープ12の移動が停止される。これにより、下降するかご1に対してロープ連結レバー35がロープ連結レバー軸34と一体に図7の矢印方向へ回転し、連結板36もロープ連結レバー軸34と一体に回転する。
連結板36が回転すると、リンク部材37が引き下げられ、固定具26を介して引上レバー軸9が図7の矢印方向へ回転する。これにより、引上レバー8a,8bが引き上げられ、非常止め本体7a,7bが作動する。
このような追加連結装置33を用いても、既設の非常止め装置7を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
また、真上から見て、レール中心線に対して引上レバー軸9とは反対側に調速機10を配置することができる。さらに、真上から見て、調速機シーブ11の回転軸が引上レバー軸9と平行となる向きに調速機10を配置することができる。
次に、エレベータの改修方法について説明する。例えば、調速機を持たない油圧エレベータを実施の形態4のエレベータに改修する場合、既設のかご1の下部に追加連結装置33を取り付ける。また、昇降路2内に調速機10及び張り車13を設置するとともに、調速機シーブ11及び張り車13に調速機ロープ12を巻き掛ける。そして、ロープ連結レバー35を調速機ロープ12に連結する。
このような改修方法によれば、既設の引上レバー8a,8bの真上に調速機10を設置できない場合でも、既設の非常止め装置7を流用しつつ新たな調速機10を容易に設置することができる。また、調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
実施の形態5.
次に、図8はこの発明の実施の形態5によるエレベータの追加連結装置38を示す斜視図である。実施の形態5の追加連結装置38は、ロープ連結レバー軸39、実施の形態4と同様のロープ連結レバー35、中間連結レバー40、及びリンク部材41を有している。
ロープ連結レバー軸39は、引上レバー軸9よりも下方で、引上レバー軸9と平行に非常止め梁6に取り付けられている。また、ロープ連結レバー軸39は、かご1に対して位置が変化しない固定軸である。
ロープ連結レバー35は、ロープ連結レバー軸39の第1の軸方向端部に固定されている。これにより、ロープ連結レバー35は、ロープ連結レバー軸39を中心としてロープ連結レバー軸39と一体に回転する。また、ロープ連結レバー35は、その回転中心よりも下方(回転中心の斜め下方)で調速機ロープ12に連結されている。
中間連結レバー40は、引上レバー8aの真下に配置されており、かつロープ連結レバー軸39の第2の軸方向端部に固定されている。これにより、中間連結レバー40は、ロープ連結レバー軸39を中心としてロープ連結レバー軸39と一体に回転する。
リンク部材41の上端部は、引上レバー8aに対して回転可能に連結されている。リンク部材41の下端部は、中間連結レバー40に回転可能に連結されている。他の構成は、実施の形態4と同様である。
次に、動作について説明する。例えば懸架体の破断等により、かご1の下降速度が調速機10に設定された過大速度に達すると、調速機10により調速機ロープ12の移動が停止される。これにより、下降するかご1に対してロープ連結レバー35がロープ連結レバー軸39と一体に図8の矢印方向へ回転し、中間連結レバー40もロープ連結レバー軸39と一体に回転する。
中間連結レバー40が回転すると、リンク部材41が押し上げられ、引上レバー8aが引上レバー軸9を中心として回転する。これにより、引上レバー8bも同方向へ回転し、非常止め本体7a,7bが作動する。
このような追加連結装置38を用いても、既設の非常止め装置7を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
また、真上から見て、引上レバー軸9の延長上の付近に調速機10を配置することができる。さらに、真上から見て、調速機シーブ11の回転軸が引上レバー軸9と平行となる向きに調速機10を配置することができる。
次に、エレベータの改修方法について説明する。例えば、調速機を持たない油圧エレベータを実施の形態5のエレベータに改修する場合、既設のかご1の下部に追加連結装置38を取り付ける。また、昇降路2内に調速機10及び張り車13を設置するとともに、調速機シーブ11及び張り車13に調速機ロープ12を巻き掛ける。そして、ロープ連結レバー35を調速機ロープ12に連結する。
このような改修方法によれば、既設の引上レバー8a,8bの真上に調速機10を設置できない場合でも、既設の非常止め装置7を流用しつつ新たな調速機10を容易に設置することができる。また、調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
実施の形態6.
次に、図9はこの発明の実施の形態6に係るエレベータの追加連結装置42を示す平面図、図10は図9の追加連結装置42を示す側面図、図11は図10の追加連結装置42を矢印XI方向に沿って見た正面図である。実施の形態6の追加連結装置42は、ロープ連結レバー軸43、ロープ連結レバー44、第1の傘歯車45及び第2の傘歯車46を有している。
ロープ連結レバー軸43は、引上レバー軸9と同じ高さで非常止め梁6に取り付けられている。また、ロープ連結レバー軸43は、かご1に対して位置が変化しない固定軸である。さらに、ロープ連結レバー軸43は、真上から見て、引上レバー軸9の軸方向に直角な方向に沿って配置されている。
ロープ連結レバー44は、ロープ連結レバー軸43の第1の軸方向端部に固定されている。これにより、ロープ連結レバー44は、ロープ連結レバー軸43を中心としてロープ連結レバー軸43と一体に回転する。また、ロープ連結レバー44は、調速機ロープ12に連結されている。
第1の傘歯車45は、ロープ連結レバー軸43の第2の軸方向端部に固定されている。これにより、第1の傘歯車45は、ロープ連結レバー軸43を中心としてロープ連結レバー軸43と一体に回転する。
第2の傘歯車46は、引上レバー軸9の中間部に固定されている。これにより、第2の傘歯車46は、引上レバー軸9を中心として引上レバー軸9と一体に回転する。また、第2の傘歯車46は、第1の傘歯車45と噛み合っている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。例えば懸架体の破断等により、かご1の下降速度が調速機10に設定された過大速度に達すると、調速機10により調速機ロープ12の移動が停止される。これにより、下降するかご1に対してロープ連結レバー44がロープ連結レバー軸43と一体に図11の矢印方向へ回転し、第1の傘歯車45もロープ連結レバー軸43と一体に回転する。
第1の傘歯車45が回転すると、これと噛み合う第2の傘歯車46が図10の矢印方向へ回転し、引上レバー軸9も同方向へ回転する。これにより、引上レバー8a,8bが引き上げられ、非常止め本体7a,7bが作動する。
このような追加連結装置42を用いても、既設の非常止め装置7を流用して容易に改修を行うことができ、かつ調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。また、追加連結装置42の部品点数を削減することができる。
さらに、真上から見て、かごガイドレール3a,3bを結ぶレール中心線に対して、引上レバー軸9と同じ側に調速機10を配置することができる。
さらにまた、真上から見て、調速機シーブ11の回転軸が引上レバー軸9の軸線に直交する向きに調速機10を配置することができる。
次に、エレベータの改修方法について説明する。例えば、調速機を持たない油圧エレベータを実施の形態6のエレベータに改修する場合、既設のかご1の下部に追加連結装置42を取り付ける。また、昇降路2内に調速機10及び張り車13を設置するとともに、調速機シーブ11及び張り車13に調速機ロープ12を巻き掛ける。そして、ロープ連結レバー44を調速機ロープ12に連結する。
このような改修方法によれば、既設の引上レバー8a,8bの真上に調速機10を設置できない場合でも、既設の非常止め装置7を流用しつつ新たな調速機10を容易に設置することができる。また、調速機10の設置位置の自由度を向上させることができる。
なお、上記の改修方法において、各工程の順番は適宜入れ替えることができる。例えば、追加連結装置14,31,32,33,38,42をかご1に取り付ける前に調速機10を設置してもよい。また、追加連結装置14,31,32,33,38,42は、工場で組み立てて現場に搬入しても、現場でかご1に取り付けながら組み立ててもよい。
また、上記の例では、調速機10を持たない油圧エレベータを改修したが、既設のエレベータのタイプはこれに限定されるものではない。例えば、図1とは異なる位置に調速機が設置されているエレベータを実施の形態1〜6のエレベータに改修する場合にも、この発明は適用できる。
さらに、上記の例では、サイドフォーク式のエレベータを示したが、かごガイドレールがかごの幅方向の両側に配置されている通常のタイプのエレベータにもこの発明は適用できる。

Claims (12)

  1. かご、
    前記かごの昇降を案内するかごガイドレール、
    前記かごに搭載されており、かつ引上レバーと、前記引上レバーの回転軸である引上レバー軸とを有しており、前記かごガイドレールを把持して前記かごを非常停止させる非常止め装置、
    前記かごの昇降に伴って循環移動する調速機ロープ、及び
    前記調速機ロープが巻き掛けられた調速機シーブを有しており、前記かごの過大速度を検出して前記非常止め装置を作動させる調速機
    を備え、
    前記かごには、前記引上レバー軸と前記調速機ロープとを連結する追加連結装置が搭載されており、
    前記追加連結装置は、
    前記引上レバー軸よりも下方で、前記かごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸と、
    前記調速機ロープに連結されており、前記ロープ連結レバー軸を中心として回転するロープ連結レバーと、
    前記引上レバー軸の中間部に固定されており、前記引上レバー軸と一体に回転する固定具と、
    前記ロープ連結レバーと前記固定具との間に連結されている連結部材と
    を有しているエレベータ。
  2. 前記固定具は、前記引上レバー軸を把持するクランプ部を有しており、前記引上レバー軸の軸方向への固定位置が調整可能になっている請求項1記載のエレベータ。
  3. 前記ロープ連結レバー軸は、前記引上レバー軸と平行に配置されており、
    前記ロープ連結レバーは、その回転中心よりも下方で前記調速機ロープ及び前記連結部材に連結されている請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。
  4. 前記追加連結装置は、
    前記引上レバー軸よりも下方で、前記引上レバー軸と平行に前記かごの下部に取り付けられている中間連結レバー軸と、
    前記連結部材と前記固定具との間に連結されており、前記中間連結レバー軸を中心として回転する中間連結レバーと
    をさらに有しており、
    前記中間連結レバーは、その回転中心よりも下方で前記連結部材に連結されている請求項3記載のエレベータ。
  5. かご、
    前記かごの昇降を案内するかごガイドレール、
    前記かごに搭載されており、かつ引上レバーと、前記引上レバーの回転軸である引上レバー軸とを有しており、前記かごガイドレールを把持して前記かごを非常停止させる非常止め装置、
    前記かごの昇降に伴って循環移動する調速機ロープ、及び
    前記調速機ロープが巻き掛けられた調速機シーブを有しており、前記かごの過大速度を検出して前記非常止め装置を作動させる調速機
    を備え、
    前記かごには、前記引上レバーと前記調速機ロープとを連結する追加連結装置が搭載されており、
    前記追加連結装置は、
    前記引上レバー軸よりも下方で、前記引上レバー軸と平行に前記かごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸と、
    前記調速機ロープに連結されており、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転するロープ連結レバーと、
    前記引上レバーの真下に配置されており、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転する中間連結レバーと、
    前記引上レバーと前記中間連結レバーとの間に連結されているリンク部材と
    を有しているエレベータ。
  6. かご、
    前記かごの昇降を案内するかごガイドレール、
    前記かごに搭載されており、かつ引上レバーと、前記引上レバーの回転軸である引上レバー軸とを有しており、前記かごガイドレールを把持して前記かごを非常停止させる非常止め装置、
    前記かごの昇降に伴って循環移動する調速機ロープ、及び
    前記調速機ロープが巻き掛けられた調速機シーブを有しており、前記かごの過大速度を検出して前記非常止め装置を作動させる調速機
    を備え、
    前記かごには、前記引上レバー軸と前記調速機ロープとを連結する追加連結装置が搭載されており、
    前記追加連結装置は、
    前記引上レバー軸の軸方向に直角な方向に沿って前記かごの下部に取り付けられているロープ連結レバー軸と、
    前記調速機ロープに連結されており、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転するロープ連結レバーと、
    前記ロープ連結レバー軸に固定されており、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転する第1の傘歯車と、
    前記引上レバー軸の中間部に固定されており、かつ前記第1の傘歯車と噛み合っており、前記引上レバー軸と一体に回転する第2の傘歯車と
    を有しているエレベータ。
  7. かごの下部に搭載され、非常止め装置を作動させる引上レバー軸と調速機ロープとを連結するエレベータの追加連結装置であって、
    前記引上レバー軸よりも下方で前記かごの下部に取り付けられるロープ連結レバー軸、
    前記調速機ロープに連結され、前記ロープ連結レバー軸を中心として回転されるロープ連結レバー、
    前記引上レバー軸の中間部に固定されて前記引上レバー軸と一体に回転する固定具、
    前記ロープ連結レバーと前記固定具との間に連結される連結部材
    を備えているエレベータの追加連結装置。
  8. かごの下部に搭載され、非常止め装置を作動させる引上レバーと調速機ロープとを連結するエレベータの追加連結装置であって、
    前記引上レバーの回転軸である引上レバー軸よりも下方で、前記引上レバー軸と平行に前記かごの下部に取り付けられるロープ連結レバー軸、
    前記調速機ロープに連結され、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転されるロープ連結レバー、
    前記引上レバーの真下に配置され、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転される中間連結レバー、及び
    前記引上レバーと前記中間連結レバーとの間に連結されるリンク部材
    を備えているエレベータの追加連結装置。
  9. かごの下部に搭載され、非常止め装置を作動させる引上レバー軸と調速機ロープとを連結するエレベータの追加連結装置であって、
    前記引上レバー軸の軸方向に直角な方向に沿って前記かごの下部に取り付けられるロープ連結レバー軸、
    前記調速機ロープに連結され、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転するロープ連結レバー、
    前記ロープ連結レバー軸に固定され、前記ロープ連結レバー軸を中心として前記ロープ連結レバー軸と一体に回転する第1の傘歯車、及び
    前記引上レバー軸の中間部に固定され、かつ前記第1の傘歯車と噛み合い、前記引上レバー軸と一体に回転する第2の傘歯車
    を備えているエレベータの追加連結装置。
  10. 既設のかごの下部であって、既設の非常止め装置を作動させる引上レバー軸よりも低い位置に、ロープ連結レバー軸と、前記ロープ連結レバー軸を中心としてし回転するロープ連結レバーとを取り付ける工程、
    前記引上レバー軸の中間部に固定具を固定する工程、
    前記ロープ連結レバーと前記固定具との間に連結部材を連結する工程、
    昇降路内に調速機を設置するとともに、前記調速機の調速機シーブに調速機ロープを巻き掛ける工程、及び
    前記ロープ連結レバーを前記調速機ロープに連結する工程
    を含むエレベータの改修方法。
  11. ロープ連結レバー及び中間連結レバーが固定されているロープ連結レバー軸を、既設のかごの下部であって既設の非常止め装置を作動させる引上レバー軸よりも低い位置に、前記引上レバー軸と平行に取り付けるとともに、前記引上レバー軸に固定された引上レバーの真下に前記中間連結レバーを配置する工程、
    昇降路内に調速機を設置するとともに、前記調速機の調速機シーブに調速機ロープを巻き掛ける工程、
    前記ロープ連結レバーを前記調速機ロープに連結する工程、及び
    リンク部材を介して前記中間連結レバーを前記引上レバーに連結する工程
    を含むエレベータの改修方法。
  12. 既設の非常止め装置を作動させる引上レバー軸に、第2の傘歯車を固定する工程、
    ロープ連結レバー及び第1の傘歯車が固定されているロープ連結レバー軸を、既設のかごの下部に、前記引上レバー軸の軸方向に直角な方向に沿うように取り付けるとともに、前記第1の傘歯車を前記第2の傘歯車と噛み合わせる工程、
    昇降路内に調速機を設置するとともに、前記調速機の調速機シーブに調速機ロープを巻き掛ける工程、及び
    前記ロープ連結レバーを前記調速機ロープに連結する工程
    を含むエレベータの改修方法。
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