JPWO2015114851A1 - スクリュー圧縮機 - Google Patents
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Abstract
ケーシング1に収納された、複数の螺旋状のスクリュー溝5が形成されたスクリューロータ2と、スクリューロータ2のスクリュー溝5と噛み合い係合し、圧縮室を形成するゲートロータ3と、スクリュー軸7を介して連結されたスクリューロータ2を回転駆動するモータ20と、スクリューロータ2の吐出側に配置された軸受6を介してスクリュー軸7を支持する軸受サポート4と、を備え、ケーシング1内および軸受サポート4内に形成された流路からスクリューロータ2に向けて油および冷媒液のうち少なくとも一方が噴射されるものである。
Description
本発明は、例えば冷凍機の冷媒圧縮に用いられるスクリュー圧縮機に関するものである。
一般にスクリュー圧縮機には、1つのスクリューロータと2つのゲートロータとを備えたシングルスクリュー圧縮機がある。
図5は、従来のシングルスクリュー圧縮機の概略構成図である。
図5に示すように、従来のシングルスクリュー圧縮機は、1つのスクリューロータ2と2つのゲートロータ3がケーシング1内に収容されている。スクリューロータ2には複数の螺旋状のスクリュー溝5が形成されており、このスクリュー溝5はスクリューロータ2の径方向に配置された一対のゲートロータ3と噛み合い係合することにより、圧縮室が形成される。
図5は、従来のシングルスクリュー圧縮機の概略構成図である。
図5に示すように、従来のシングルスクリュー圧縮機は、1つのスクリューロータ2と2つのゲートロータ3がケーシング1内に収容されている。スクリューロータ2には複数の螺旋状のスクリュー溝5が形成されており、このスクリュー溝5はスクリューロータ2の径方向に配置された一対のゲートロータ3と噛み合い係合することにより、圧縮室が形成される。
ケーシング1内には、低圧空間と高圧空間とが形成される。また、スクリューロータ2はスクリュー軸7に固定されており、スクリュー軸7の一端側はスクリューロータ2の吐出側(図5の左側)に配置されている軸受6を介して軸受サポート4に支持されているとともに、吸込側(図5の右側)はモータロータ10に連結されている。そして、スクリューロータ10が回転駆動されると、低圧空間内の流体が圧縮室へ吸入されて圧縮され、圧縮室内で圧縮された流体が高圧空間の吐出室15へ吐出される。
上記従来のシングルスクリュー圧縮機では、スクリューロータ2において、運転時にスクリュー溝5が吐出室15と連通する吐出側が高圧空間であり、スクリューロータ2の吐出側と軸受6との間に形成された軸受室21は低圧空間となっている。この軸受室21は、軸受サポート4の端面のシール部によりスクリューロータ2の高圧空間から区画されるとともに、スクリュー軸7内に形成された均圧穴22により低圧側へ連通させられている。
そして、この高圧空間(スクリューロータ2のスクリュー溝5が開口される吐出側)と低圧空間(軸受室21)とが近傍にあり、それらの間に差圧が発生するため、スクリューロータ2と軸受サポート4との隙間から軸受6側へ高圧流体の漏れが生じる。
そして、この高圧空間(スクリューロータ2のスクリュー溝5が開口される吐出側)と低圧空間(軸受室21)とが近傍にあり、それらの間に差圧が発生するため、スクリューロータ2と軸受サポート4との隙間から軸受6側へ高圧流体の漏れが生じる。
また、スクリューロータ2外周面とケーシング1との間にはスクリューロータ2が回転駆動するための隙間が必要であり、この隙間からも高圧流体の漏れが生じる。上記のような高圧流体の漏れが生じると、シングルスクリュー圧縮機の運転効率は低下する。そのシングルスクリュー圧縮機の運転効率の低下を抑制するためには、スクリューロータ2と軸受サポート4との隙間、およびスクリューロータ2とケーシング1との隙間をそれぞれ小さくし、高圧流体の漏れを少なくすることが有効である。
しかし、シングルスクリュー圧縮機の性能低下を抑制するためにこれらの隙間を過度に小さくすると、例えば流体が冷媒である場合は、高差圧での運転条件やインバータによるモータ回転数増速時などに、圧縮室内で圧縮されたガス冷媒の温度がより高くなる。その結果、スクリューロータ2が熱膨張し、スクリューロータ2が軸受サポート4およびケーシング1のうち少なくとも一方と接触して焼付いてしまう可能性が高くなるため、シングルスクリュー圧縮機の信頼性は低下してしまうという課題があった。
そこで、上記の課題を解決するため、冷却された油や液冷媒を圧縮室となるスクリュー溝へ注入して圧縮室内で圧縮されたガス冷媒の温度上昇を抑制し、スクリューロータの熱膨張を抑制したスクリュー圧縮機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載のスクリュー圧縮機では、運転効率を向上させるためにスクリューロータと軸受サポートとの隙間、およびスクリューロータとケーシングとの隙間をそれぞれ小さくした場合、運転条件の急変時にスクリューロータの熱膨張を抑えきれず、スクリューロータが軸受サポートおよびケーシングのうち少なくとも一方と接触して焼付いてしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、運転効率を向上させるためにスクリューロータと軸受サポートとの隙間、およびスクリューロータとケーシングとの隙間をそれぞれ小さくした場合でも、それらの接触および焼付きを抑制し、信頼性の高いスクリュー圧縮機を提供することを目的としている。
本発明に係るスクリュー圧縮機は、ケーシングに収納された、複数の螺旋状のスクリュー溝が形成されたスクリューロータと、前記スクリューロータのスクリュー溝と噛み合い係合し、圧縮室を形成するゲートロータと、スクリュー軸を介して連結された前記スクリューロータを回転駆動するモータと、前記スクリューロータの吐出側に配置された軸受を介して前記スクリュー軸を支持する軸受サポートと、を備え、前記ケーシング内および前記軸受サポート内に形成された流路から前記スクリューロータに向けて油および冷媒液のうち少なくとも一方が噴射されるものである。
本発明に係るスクリュー圧縮機によれば、軸受サポートに設けた第2流路から油や液冷媒をスクリューロータへ噴射して冷却することで、スクリューロータの熱膨張を抑制し、運転効率を向上させるためにスクリューロータと軸受サポートとの隙間、およびスクリューロータとケーシングとの隙間をそれぞれ小さくした場合でも、それらの接触および焼付きを抑制できるため、高い信頼性を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機の構成について説明する。
本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機は、シングルスクリュー圧縮機であり、図1に示すように、筒状のケーシング1と、このケーシング1内に収容されたスクリューロータ2と、ゲートロータ3と、モータ20と、軸受サポート4と、を備えている。
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機の構成について説明する。
本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機は、シングルスクリュー圧縮機であり、図1に示すように、筒状のケーシング1と、このケーシング1内に収容されたスクリューロータ2と、ゲートロータ3と、モータ20と、軸受サポート4と、を備えている。
スクリューロータ2は、その外周部に複数の螺旋状のスクリュー溝5が形成されており、ケーシング1の吐出側(図1の左側)に設けられている。
モータ20は、ケーシング1に内接して固定されたステータ9と、ステータ9の内側に配置されたモータロータ10とから構成され、スクリュー軸7を介して連結されたスクリューロータ2を回転駆動し、インバータ方式の場合はこのモータ20の回転数が制御されるようになっている。また、このモータ20はケーシング1の吸入側(図1の右側)に設けられている。
ゲートロータ3は、2つ設けられ、スクリューロータ2の径方向にそれを挟むようにそれぞれ配置されている。また、ゲートロータ3の外周部には複数の歯部が形成されており、これらの歯部はスクリューロータ2のスクリュー溝5と噛み合い係合し、圧縮室を形成する。また、その圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出室15がケーシング1内に形成されている。
スクリューロータ2とモータロータ10とは互いに同一軸線上に配置されており、いずれもスクリュー軸7に固定されている。また、このスクリュー軸7の一方の端部8は、スクリューロータ2の吐出側(図1の左側)に配置されている軸受6を介して軸受サポート4に支持されている。
ケーシング1内には、低圧空間と高圧空間とが形成され、スクリューロータ2において、運転時にスクリュー溝5が吐出室15と連通する吐出側が高圧空間であり、スクリューロータ2の吐出側と軸受6との間に形成された軸受室21は低圧空間となっている。この軸受室21は、軸受サポート4の端面のシール部によりスクリューロータ2の高圧空間から区画されるとともに、スクリュー軸7内に形成された均圧穴22により低圧側へ連通させられている。
また、ケーシング1内には、圧縮室へ油や液冷媒が注入可能な第1流路11が形成されている。ここで、圧縮室へ油や液冷媒を注入するのは、モータ回転数増速時などによって温度上昇した圧縮室内で圧縮されたガス冷媒を冷却し、そのガス冷媒の温度上昇を抑制するためである。
さらに、ケーシング1内および軸受サポート4内にはそれぞれ流路が形成され、それらを連通してスクリューロータ2に向けて油や液冷媒を常時噴射可能な第2流路12が形成されている。ここで、スクリューロータ2に向けて油や液冷媒を噴射するのは、スクリューロータ2を冷却し、スクリューロータ2の熱膨張を抑制するためである。
次に、本実施の形態1に係るシングルスクリュー圧縮機の動作について説明する。
電力供給源(図示せず)からステータ9へ電力供給されることにより、モータロータ10、スクリュー軸7およびスクリューロータ2が回転する。また、スクリューロータ2に係合されたゲートロータ3も回転する。これにより、ガス冷媒は、吸込口(図示せず)を通り、シングルスクリュー圧縮機へ吸入される。このガス冷媒は、ステータ9とモータロータ10とのエアギャップと呼ばれる隙間やステータ9の外周部とケーシング1との間に形成された通路(図示せず)を通り、圧縮室に吸入される。
電力供給源(図示せず)からステータ9へ電力供給されることにより、モータロータ10、スクリュー軸7およびスクリューロータ2が回転する。また、スクリューロータ2に係合されたゲートロータ3も回転する。これにより、ガス冷媒は、吸込口(図示せず)を通り、シングルスクリュー圧縮機へ吸入される。このガス冷媒は、ステータ9とモータロータ10とのエアギャップと呼ばれる隙間やステータ9の外周部とケーシング1との間に形成された通路(図示せず)を通り、圧縮室に吸入される。
また、凝縮器(図示せず)出口の高圧の液冷媒や油分離器(図示せず)によってガス冷媒中から分離された高圧の油は、ケーシング1内に形成された第1流路11から圧縮室へ注入され、圧縮室内で圧縮されたガス冷媒を冷却する。
また、凝縮器(図示せず)出口の高圧の液冷媒や油分離器(図示せず)によってガス冷媒と分離された高圧の油は、ケーシング1内および軸受サポート4内に形成された第2流路12からスクリューロータ2に向けて噴射され、スクリューロータ2を直接冷却する。
また、凝縮器(図示せず)出口の高圧の液冷媒や油分離器(図示せず)によってガス冷媒と分離された高圧の油は、ケーシング1内および軸受サポート4内に形成された第2流路12からスクリューロータ2に向けて噴射され、スクリューロータ2を直接冷却する。
圧縮室に吸入されたガス冷媒および油は、スクリューロータ2の回転に伴って圧縮され、吐出室15へ吐出される。このとき、圧縮室に吸入された油によって圧縮室のシール性が向上する。そして、吐出室15へ吐出された冷媒および油は、その後油分離器(図示せず)へ流入し、そこで分離される。
本実施の形態1に係るスクリュー圧縮機では、油や液冷媒を第1流路11から圧縮室へ注入して圧縮室を冷却するのに加え、油や液冷媒を軸受サポート4内に形成された第2流路12からスクリューロータ2に向けて噴射して直接冷却することで、スクリューロータ2の冷却効果が高まり、スクリューロータ2の熱膨張をよりいっそう抑制できる。
そのため、運転効率を向上させるためにスクリューロータ2と軸受サポート4との隙間、およびスクリューロータ2とケーシング1との隙間をそれぞれ小さくした場合でも、スクリューロータ2が軸受サポート4およびケーシング1と接触しにくくなり、焼付きにくくなる。
以上より、接触および焼付きを抑制し、信頼性の高いシングルスクリュー圧縮機を得ることができる。
なお、第2流路12を流れる油や液冷媒を、例えば油冷却器(図示せず)を用いて水または冷媒と熱交換させることにより冷却することで、スクリューロータ2の熱膨張をさらに抑制できるため、接触および焼付きの抑制効果も高くできる。
なお、第2流路12を流れる油や液冷媒を、例えば油冷却器(図示せず)を用いて水または冷媒と熱交換させることにより冷却することで、スクリューロータ2の熱膨張をさらに抑制できるため、接触および焼付きの抑制効果も高くできる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態2に係るシングルスクリュー圧縮機は、スクリューロータ2において、軸受サポート4内に形成された第2流路12から油や液冷媒の噴射を受ける部分に溝13が形成されている。
図2は、本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態2に係るシングルスクリュー圧縮機は、スクリューロータ2において、軸受サポート4内に形成された第2流路12から油や液冷媒の噴射を受ける部分に溝13が形成されている。
溝13を形成することにより、スクリューロータ2の熱容量を小さくし、かつ軸受サポート4に形成された第2流路12から油や液冷媒の噴射を受けるスクリューロータ2の表面積が大きくなる。そのため、スクリューロータ2の熱膨張を実施の形態1よりも抑えることができる。そして、この溝13は上記表面積が大きくなるように形成すると、スクリューロータ2の熱膨張をよりいっそう抑制することができる。
そのため、運転効率を向上させるためにスクリューロータ2と軸受サポート4との隙間、およびスクリューロータ2とケーシング1との隙間をそれぞれ小さくした場合でも、実施の形態1よりもスクリューロータ2が軸受サポート4およびケーシング1と接触しにくくなり、焼付きにくくなる。
以上より、実施の形態1よりも信頼性の高いシングルスクリュー圧縮機を得ることができる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態3について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態3に係るシングルスクリュー圧縮機は、第2流路12の入口側(ケーシング1側)に開閉制御可能な弁14が設けられている。
図3は、本発明の実施の形態3に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態3について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態3に係るシングルスクリュー圧縮機は、第2流路12の入口側(ケーシング1側)に開閉制御可能な弁14が設けられている。
弁14を設けることにより、例えば圧縮室内で圧縮されたガス冷媒の温度上昇時(例えば、ある指定温度よりも圧縮室内で圧縮されたガス冷媒の温度が上昇した時)のみに弁14を開いて油や液冷媒を第2流路12へ流し、スクリューロータ2へ噴射する。そして、油や液冷媒の噴射を受けるスクリューロータ2は冷却されて熱膨張は抑えられる。そのため、運転効率を向上させるためにスクリューロータ2と軸受サポート4およびケーシング1との隙間を小さくした場合でも、スクリューロータ2が軸受サポート4およびケーシング1と接触しにくくなり、焼付きにくくなる。
以上より、実施の形態1および2よりも運転効率の高いシングルスクリュー圧縮機を得ることができる。
なお、第2流路12を流れる油や液冷媒を、例えば油冷却器(図示せず)を用いて水または冷媒と熱交換させることにより冷却することで、スクリューロータ2の熱膨張をよりいっそう抑制できるため、接触および焼付きの抑制効果も高くできる。
なお、第2流路12を流れる油や液冷媒を、例えば油冷却器(図示せず)を用いて水または冷媒と熱交換させることにより冷却することで、スクリューロータ2の熱膨張をよりいっそう抑制できるため、接触および焼付きの抑制効果も高くできる。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態4について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態4のシングルスクリュー圧縮機は、スクリューロータ2において、軸受サポート4に形成された第2流路12から油や液冷媒の噴射を受ける部分に溝13が形成され、さらに第2流路12の入口側に開閉制御可能な弁14が設けられている。
図4は、本発明の実施の形態4に係るスクリュー圧縮機の概略構成図である。
以下、本実施の形態4について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態4のシングルスクリュー圧縮機は、スクリューロータ2において、軸受サポート4に形成された第2流路12から油や液冷媒の噴射を受ける部分に溝13が形成され、さらに第2流路12の入口側に開閉制御可能な弁14が設けられている。
溝13を形成することにより、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。また、弁14を設けることにより、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
以上より、実施の形態1および3よりも信頼性が高く、実施の形態1および2よりも運転効率の高いシングルスクリュー圧縮機を得ることができる。
なお、本実施の形態1〜4ではスクリュー圧縮機をシングルスクリュー圧縮機としたが、その他の例えばツインスクリュー圧縮機にも本発明は適用できる。
1 ケーシング、2 スクリューロータ、3 ゲートロータ、4 軸受サポート、5 スクリュー溝、6 軸受、7 スクリュー軸、8 (スクリュー軸の一方の)端部、9 ステータ、10 モータロータ、11 第1流路、12 第2流路、13 溝、14 弁、15 吐出室、20 モータ、21 軸受室、22 均圧穴。
本発明に係るスクリュー圧縮機は、ケーシングに収納された、複数の螺旋状のスクリュー溝が形成されたスクリューロータと、前記スクリューロータのスクリュー溝と噛み合い係合し、圧縮室を形成するゲートロータと、スクリュー軸を介して連結された前記スクリューロータを回転駆動するモータと、前記スクリューロータの吐出側に配置された軸受を介して前記スクリュー軸を支持する軸受サポートと、を備え、前記ケーシング内および前記軸受サポート内に形成され、それらが連通した流路から前記スクリューロータに向けて冷媒液が噴射されるものである。
Claims (5)
- ケーシングに収納された、複数の螺旋状のスクリュー溝が形成されたスクリューロータと、前記スクリューロータのスクリュー溝と噛み合い係合し、圧縮室を形成するゲートロータと、スクリュー軸を介して連結された前記スクリューロータを回転駆動するモータと、前記スクリューロータの吐出側に配置された軸受を介して前記スクリュー軸を支持する軸受サポートと、を備え、
前記ケーシング内および前記軸受サポート内に形成された流路から前記スクリューロータに向けて油および冷媒液のうち少なくとも一方が噴射される
スクリュー圧縮機。 - 前記スクリューロータの、油および液冷媒のうち少なくとも一方の噴射を受ける部分に溝を形成した
請求項1に記載のスクリュー圧縮機。 - 前記流路を開閉制御する弁を設けた
請求項1または2に記載のスクリュー圧縮機。 - 前記ケーシング内に油および冷媒液のうち少なくとも一方を前記圧縮室に注入するための流路を形成した
請求項1〜3のいずれか一項に記載のスクリュー圧縮機。 - シングルスクリュー圧縮機である
請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクリュー圧縮機。
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