JPWO2015111692A1 - 絶縁検出装置 - Google Patents

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Abstract

絶縁検出装置(11)は、接地電位部から絶縁された直流電源(B)の正端子と負端子との間に接続され、直流電源(B)の電源電圧に応じた電荷量で充電されるフライングキャパシタ(C1)と、フライングキャパシタ(C1)への充電と放電を切り換えるための切換スイッチと、フライングキャパシタ(C1)が充電された際の充電電圧を検出可能な電圧検出装置(15)と、電圧検出装置(15)によって検出されたフライングキャパシタの充電電圧とに基づいて、直流電源の絶縁状態を検出するための演算装置(15)を備える。切換スイッチは、半導体リレー(50)を備えた複数のスイッチ(S1,S2,S3,S4)と、複数のスイッチ(S1,S2,S3,S4)の半導体リレー(50)の各々に並列接続され、半導体リレーにかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子(ZD1等)とを備える。

Description

本発明は、接地電位部から絶縁された直流電源により充電されるフライングキャパシタの充電電圧に基づいて、直流電源の接地電位部に対する地絡や絶縁状態を検出する絶縁検出装置に関するものである。
従来例の絶縁検出装置として、例えば、フライングキャパシタ方式の絶縁検出装置が提案されている。
この従来例の絶縁検出装置は、直流の高圧電源の絶縁状態を検出する際に、接地から浮かせた状態のコンデンサ(即ち、フライングキャパシタ)に高圧電源の電圧を充電してその両端電圧を計測した計測値と、コンデンサの一方を抵抗を介して接地した状態において、同様に高圧電源の電圧をコンデンサに充電してその両端電圧を計測した計測値とに基づいて地絡抵抗を算出することにより高圧電源の絶縁状態を検出している(特許文献1参照)。
そして、例えば、推進用エネルギーとして電力を利用する車両においては、高圧化(例えば200V)された直流電源を車体から絶縁して非接地電源とするのが通常であり、このような非接地電源の接地電位部に対する地絡や絶縁状態の検出に上述のような構成の絶縁検出装置が用いられている。
特開2004−170103号公報(JP 2004-170103 A)
ところで、絶縁検出装置の被検査対象(車両等)の電力が高圧化(例えば、400V)するのに伴い、フライングキャパシタ方式の地絡計測回路に使用される光MOS−FET等の半導体リレーも高耐圧化が求められている。
しかしながら、高耐圧(例えば、耐圧900V程度)の光MOS−FET等は、技術的に製造が難しく部品単価が高くなり、装置全体のコストが嵩むという不都合があった。
また、高耐圧の光MOS−FET等を用いた場合には、通電電流が低下してしまうという難点もあった。
即ち、フライングキャパシタ方式の地絡計測回路において、地絡計測回路の高耐圧化に伴って光MOS−FET等の通電電流が低く制限されてしまうと、地絡計測回路の方式上、充放電のための電流が低く制限されてしまう。これに伴い、規定の充放電に要する時間を長く変更せざるを得なくなり、計測サイクルが遅くなるため、車両等についての地絡や絶縁状態の高速な計測の要求に応えられないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高耐圧の半導体リレーを用いることなく高耐圧化を図ることができると共に、通電電流を確保することのできる絶縁検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の態様に係る地絡計測回路は、直流電源の絶縁状態を検出するためのものであって、接地電位部から絶縁された直流電源の正端子と負端子との間に接続され、直流電源の電源電圧に応じた電荷量で充電されるフライングキャパシタと、フライングキャパシタへの充電と放電を切り換えるための切換スイッチと、フライングキャパシタが充電された際の充電電圧を検出可能な電圧検出装置と、電圧検出装置によって検出されたフライングキャパシタの充電電圧に基づいて、直流電源の絶縁状態を検出するための演算装置とを備える。切換スイッチは、半導体リレーを備えた複数のスイッチと、複数のスイッチのうちの1つ以上のスイッチの半導体リレーにそれぞれ対応して並列接続され、接続された半導体リレーにかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子とを備える。
切換スイッチは、第1スイッチから第4スイッチを備えてもよい。この場合、第1スイッチは、正端子に直列接続された第1ダイオードおよび第1抵抗を介してフライングキャパシタの一方の端子に接続され、第2スイッチは、負端子をフライングキャパシタの他方の端子に第2抵抗を介して接続され、第3スイッチは、第1スイッチと第1ダイオードとを接続する配線と電圧検出装置との間に直列に接続され且つフライングキャパシタの一方の端子に直列接続された第2ダイオードおよび第3抵抗を介して電圧検出装置に接続され、第4スイッチは、フライングキャパシタの他方の端子を第4抵抗を介して接地電位部に接続される。
半導体リレーは光MOS−FETリレーで構成され、保護素子は各スイッチの光MOS−FETリレーに並列接続された例えばツェナーダイオードなどで構成されてもよい。この場合、第1スイッチのツェナーダイオード等は、直流電源の正端子から流れる電流に対して逆方向となるように設けられ、第2スイッチのツェナーダイオード等は、直流電源の負端子に向かって流れる電流に対して逆方向となるように設けられ、第3スイッチのツェナーダイオード等は、第1スイッチのツェナーダイオードと同じ順方向となるように設けられると共に、当該ツェナーダイオード等と逆方向となるように逆電流防止用のダイオードが設けられ、第4スイッチのツェナーダイオード等は、第2スイッチのツェナーダイオード等と同じ順方向となるように設けられると共に、当該ツェナーダイオード等と逆方向となるように逆電流防止用のダイオードが設けられるとよい。このとき、各光MOS−FETリレーの耐圧条件は、
Vds>Vz
但し、Vds:各光MOS−FETリレーの耐圧、Vz:ツェナーダイオードのツェナ電圧、であり、且つ、ツェナーダイオードのツェナ電圧(Vz)の条件は、
Vz1+Vz3>Vd
但し、Vz1:第1スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vz3:第3スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vd:要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧、
Vz2+Vz4>Vd
但し、Vz2:第2スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vz4:第4スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vd:要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧
であればよい。
本発明の態様によれば、高耐圧の半導体リレーを用いることなく高耐圧化を図ることができると共に、通電電流を確保することのできる絶縁検出装置を提供することができる。
図1は、実施形態に係る絶縁検出装置の基本構成を示す回路図である。 図2(a)−2(d)は、実施形態に係る絶縁検出装置に適用される第1スイッチ−第4スイッチの構成例を示す回路図である。 図3は、実施形態に係る絶縁検出装置の構成例を示す回路図である。 図4は、比較例に係る絶縁検出装置の構成例を示す回路図である。 図5は、実施形態の変形例に係る絶縁検出装置の構成例を示す回路図である。
図1〜3を参照して、実施形態に係る絶縁検出装置11について説明する。
(絶縁検出装置の構成について)
実施形態に係る絶縁検出装置(地絡センサ)11は、接地電位部から絶縁された高圧直流電源Bの正端子と負端子との間に接続され、高圧直流電源Bの電源電圧に応じた電荷量でフライングキャパシタC1が充電された際の充電電圧を電圧検出装置15によって検出することにより、高圧直流電源Bの絶縁状態を検出する絶縁検出装置である。
フライングキャパシタC1への充電と放電を切り換えるための切換スイッチは、半導体リレー50と、半導体リレー50に並列接続され、半導体リレーにかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子(ツェナーダイオードZD1等)とを備える。
図1、3では、切換スイッチは、4個のスイッチ(第1スイッチS1〜第4スイッチS4)で構成される場合を示すが、これに限定されるものではなく、2〜3個のスイッチあるいは5個以上のスイッチで構成するようにしてもよい。
実施形態に係る絶縁検出装置11は、車両の車体等において、接地電位部から絶縁された高圧直流電源Bの絶縁状態を検出するためのものである。
図1において、引用符号RLpは高圧直流電源Bの正電極側の地絡抵抗、引用符号RLnは高圧直流電源Bの負電極側の地絡抵抗をそれぞれ示す。
絶縁検出装置11は、両極性のフライングキャパシタC1と、切換スイッチとしての第1スイッチS1〜第4スイッチS4と、フライングキャパシタC1の充電電圧や放電電圧をサンプルホールドするサンプルホールド回路14と、サンプルホールド回路14のホールド値を検出してフライングキャパシタC1の充電電圧や放電電圧を測定するための電圧検出装置としてのマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する)15とを備える。フライングキャパシタC1としては、セラミックスコンデンサ等を用いることができる。
切換スイッチは、フライングキャパシタC1を高圧直流電源Bの正極に接続する第1スイッチS1と、フライングキャパシタC1を高圧直流電源Bの負極に接続する第2スイッチS2と、フライングキャパシタC1をマイコン15に接続する第3スイッチS3と、フライングキャパシタC1を接地電位部に接続する第4スイッチS4とを備える。フライングキャパシタC1と第1スイッチS1との間には、第1抵抗R1が直列に接続され、フライングキャパシタC1と第2スイッチS2との間には、第2抵抗R2が直列に接続されている。
マイコン15によってフライングキャパシタC1の充電電圧や放電電圧を測定する際の高圧直流電源Bに対する絶縁性を確保するために、第1抵抗R1と第2抵抗R2には、同じ値の比較的高い抵抗値(例えば、300kΩ)の抵抗が使用される。
第1スイッチS1〜第4スイッチS4の各々には、例えば光MOS−FETリレー等の半導体リレー50が用いられ、マイコン15によりオンオフ制御(開閉制御)できるようになっている。
ここで、光MOS−FETとは、光を使って、電気的には絶縁しながら信号を伝える素子であり、駆動側に発光ダイオード、接点にMOS−FETを採用した完全固体型リレー(半導体リレー)の一種である。光MOS−FETを用いた光MOS−FETリレーは、従来の機械式リレーに比べて小型、軽量であるだけでなく、駆動が容易で高速で、ノイズが出難いという特性を有する。一方で、光MOS−FETは、高耐圧化(例えば、耐圧900V)を図る場合には、技術的な困難性等から部品単価が通常の耐圧(例えば、600V程度)のものより相当高額になるという難点がある。
第1スイッチS1〜第4スイッチS4の具体的な構成例については、図2を参照して後述する。
マイコン15は、高圧直流電源Bよりも低い低圧系の補機バッテリによって動作する。高圧直流電源Bは、マイコン15の接地電位からも絶縁されている。
マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1は、サンプルホールド回路14を介して第3スイッチS3と接続されている。サンプルホールド回路14と第3スイッチS3との接続点は、第5抵抗R4を介して接地されている。第4スイッチS4と接地電位部との間には、第4抵抗R5が接続されている。フライングキャパシタC1の一端(図1中上方の極)側の第1スイッチS1と第3スイッチS3とは、直列接続されている。第1スイッチS1と第3スイッチS3との接続点とフライングキャパシタC1の一端との間には、電流方向切替回路Xが接続されている。
電流方向切替回路Xは並列回路であり、第1スイッチS1からフライングキャパシタC1の一端に向けて順方向となる第1ダイオードD0と第1抵抗R1の直列回路と、フライングキャパシタC1の一端から第3スイッチS3に向けて順方向となる第2ダイオードD2と第3抵抗R3の直列回路と、第3スイッチS3からフライングキャパシタC1の一端に向けて順方向となる第3ダイオードD1とを備える。
実施形態では、高圧直流電源Bには、正負の各極と接地電位部との間に、コモンモードノイズ対策用のYコンデンサY+,Y−が介設されている。
正側のYコンデンサY+は、高圧電源出力の正極側電源ライン111と接地電極113との間に接続されている。負側のYコンデンサY−は、高圧電源出力の負極側電源ライン112と接地電極113との間に接続されている。正極側電源ライン111と接地電極113との間の絶縁状態は地絡抵抗RLpとして表され、負極側電源ライン112と接地電極113との間の絶縁状態は地絡抵抗RLnとして表されている。
(絶縁検出装置の動作について)
次に、上述した構成の絶縁検出装置11において、地絡や絶縁状態を検出する際の動作手順について説明する。
まず、マイコン15の制御により、予め決定しておいた所定時間に亘って、第1スイッチS1と第2スイッチS2とをオンさせると共に、第3スイッチS3と第4スイッチS4とサンプルホールド回路14のスイッチとをオフさせる。ここで、所定時間とは、フライングキャパシタC1が完全に充電されるのに要する時間よりも短い時間である。
これにより、高圧直流電源Bの正極から、正端子側の主回路配線1p、第1スイッチS1、第1ダイオードD0、第1抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端(図1中上方の端子)、他端(図1中下方の端子)、第2抵抗R2、第2スイッチS2、負端子側の主回路配線1nを経て、高圧直流電源Bの負極に至る経路の充電回路を形成する。以後、この経路の充電回路を第1充電回路と称する。
そして、この第1充電回路において、フライングキャパシタC1を高圧直流電源Bの電圧に応じた電荷量で充電する。この第1充電回路での充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、第1スイッチS1と第2スイッチS2とをオフさせると共に、第3スイッチS3と第4スイッチS4とをオンさせる。これにより、フライングキャパシタC1の正極が、第2ダイオードD2と第3抵抗R3と第3スイッチS3とを介してサンプルホールド回路14に接続され、フライングキャパシタC1の負極が、第4スイッチS4と第4抵抗R5とを介して接地電位部に接続される。これにより、フライングキャパシタC1が放電される。
また、第3スイッチS3と第4スイッチS4のオンと同時に、マイコン15の制御により、サンプルホールド回路14のスイッチを短時間(例えば、200〜300μs)オンさせる。これにより、フライングキャパシタC1の充電電圧を第3抵抗R3と第5抵抗R4で分圧したうちの、第3抵抗R3の両端電圧の差に相当する電位で読込用コンデンサ17が充電される。
ここで、フライングキャパシタC1の放電開始時には、高圧直流電源Bの電圧に応じた電荷量でフライングキャパシタC1が充電された状態にある。そのため、フライングキャパシタC1の放電開始直後にその放電電圧で充電される読込用コンデンサ17には、高圧直流電源Bの電圧に応じた電荷量のうち、第5抵抗R4と第4抵抗R5の分圧比に応じた電荷量が蓄積されることになる。
そして、マイコン15の制御によりサンプルホールド回路14のスイッチをオフさせると、読込用コンデンサ17の充電電圧を分圧した電位が、サンプルホールド回路14を介してマイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に入力されて測定される。そこで、この測定値と、第3抵抗R3と第5抵抗R4の分圧比と、第5抵抗R4と第4抵抗R5の分圧比とから、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1をマイコン15で測定させる。
なお、サンプルホールド回路14のスイッチをオフさせた後、フライングキャパシタC1の充電電圧を測定している間も、第3スイッチS3、第4スイッチS4はオンされたままであるので、フライングキャパシタC1は引き続き放電状態にある。
さらに、フライングキャパシタC1の充電電圧の測定終了後、マイコン15の制御により、サンプルホールド回路14のスイッチをオンさせる。これにより、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサ17とを放電状態とする。フライングキャパシタC1と読込用コンデンサ17とを完全に放電させた時点で、マイコン15の制御により、第3スイッチS3と第4スイッチS4とサンプルホールド回路14のスイッチとをオフさせる。
そして、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサ17とを完全に放電させた後、マイコン15の制御により、上述した所定時間に亘って、第1スイッチS1と第4スイッチS4とをオンさせると共に、第2スイッチスイッチS2と第3スイッチS3とをオフさせる。
これにより、高圧直流電源Bの正極から、正端子側の主回路配線1p、第1スイッチS1、第1ダイオードD0、第1抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端と他端、第4スイッチS4、第4抵抗R5、(接地電位部、)負端子側の地絡抵抗RLn、負端子側の主回路配線1nを経て、高圧直流電源Bの負極に至る経路の充電回路を形成する。以後、この経路の充電回路を第2充電回路と称する。
そして、この第2充電回路において、フライングキャパシタC1を、負端子側の地絡抵抗RLnに応じた電荷量で充電する。この第2充電回路での充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、第1スイッチS1と第2スイッチS2とをオフさせると共に、第3スイッチS3と第4スイッチS4とをオンさせ、かつ、サンプルホールド回路14のスイッチを短時間(例えば、200〜300μs)オンさせる。
その後、マイコン15の制御によりサンプルホールド回路14のスイッチを再びオンさせるまでの間、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の測定の際と同様にして、負端子側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で測定させる。
そして、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサ17とを完全に放電させた後、マイコン15の制御により、上述した所定時間に亘って、第2スイッチS2と第3スイッチS3とをオンさせると共に、第1スイッチS1と第4スイッチS4とをオフさせる。
これにより、高圧直流電源Bの正極から、正端子側の主回路配線1p、正端子側の地絡抵抗RLp、(接地電位部、)第5抵抗R4、第3スイッチS3、第3ダイオードD1、フライングキャパシタC1の一端と他端、第2抵抗R2、第2スイッチS2、負端子側の主回路配線1nを経て、高圧直流電源Bの負極に至る経路の充電回路を形成する。以後、この経路の充電回路を第3充電回路と称する。
そして、この第3充電回路において、フライングキャパシタC1を、正端子側の地絡抵抗RLpに応じた電荷量で充電する。この第3充電回路での充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、第1スイッチS1と第2スイッチS2とをオフさせると共に、第3スイッチS3と第4スイッチS4とをオンさせ、かつ、サンプルホールド回路14のスイッチを短時間(例えば、200〜300μs)オンさせる。
その後、マイコン15の制御によりサンプルホールド回路14のスイッチを再びオンさせるまでの間、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1の測定の際や、負端子側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の測定の際と同様にして、正端子側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で測定させる。そして、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサ17とを完全に放電させる。
ここで、図1に示した絶縁検出装置11における地絡抵抗の計測に関して、(Vc1p+Vc1n)/Vc1に基づいて、合成地絡抵抗「(RLp×RLn)/(RLp+RLn)」を導出することができる。
但し、Vc1:高圧直流電源Bの出力電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧、Vc1n:負側の地絡抵抗RLnの影響を受けたフライングキャパシタC1の充電電圧、Vc1p:正側の地絡抵抗RLpの影響を受けたフライングキャパシタC1の充電電圧、RLp,RLn:各地絡抵抗の抵抗値である。
これにより、マイコン15は、各状態でアナログ入力ポート(A/D1)に入力される信号レベルから各充電電圧「Vc1」、「Vc1n」、「Vc1p」を把握し、上記関係式に基づいて地絡抵抗RLp、RLnを算出することができる。
よって、マイコン15は、正端子側の地絡抵抗RLpと負端子側の地絡抵抗RLnの並列合成抵抗値を算出し、高圧直流電源Bの地絡や絶縁状態を検出することができる。
(第1スイッチS1〜第4スイッチS4の構成例について)
次に、図2(a)−2(d)、3を参照して、第1スイッチS1〜第4スイッチS4の構成例について説明する。
まず、実施形態に係る絶縁検出装置11に適用される第1スイッチS1は、図2(a)の回路図に示す構成を有している。
即ち、第1スイッチS1は、光MOS−FETリレー50と、光MOS−FETリレー50に並列接続され、光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子としてのツェナーダイオードZD1と、光MOS−FETリレー50のオンオフ制御(開閉制御)を行うためのスイッチ制御装置としてのIC20とを備える。
ツェナーダイオードZD1は、高圧直流電源Bの正端子から流れる電流に対して逆方向となるように設けられている。
また、第2スイッチS2は、図2(b)の回路図に示す構成を有している。
即ち、第2スイッチS2は、光MOS−FETリレー50と、光MOS−FETリレー50に並列接続され、光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子としてのツェナーダイオードZD2と、光MOS−FETリレー50のオンオフ制御(開閉制御)を行うためのスイッチ制御装置としてのIC20とを備える。
そして、ツェナーダイオードZD2は、高圧直流電源Bの負端子に向かって流れる電流に対して逆方向となるように設けられている。
また、第3スイッチS3は、図2(c)の回路図に示す構成を有している。
即ち、第3スイッチS3は、光MOS−FETリレー50と、光MOS−FETリレー50に並列接続される、光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子としてのツェナーダイオードZD3aとツェナーダイオードZD3aと逆方向となるように設けられる逆電流防止用のダイオード(ツェナーダイオード)ZD3bとの直列回路と、光MOS−FETリレー50のオンオフ制御(開閉制御)を行うスイッチ制御装置としてのIC20とを備える。
なお、ツェナーダイオードZD3aは、第1スイッチS1のツェナーダイオードZD1と同じ順方向となるように設けられている。
また、図2(c)に示す例では、逆電流防止用のダイオードとしてツェナーダイオードZD3bを用いる場合を示したが、これに限らず、通常のダイオードを用いるようにしてもよい。
また、第4スイッチS4は、図2(d)の回路図に示す構成を有している。
即ち、第4スイッチS4は、光MOS−FETリレー50と、光MOS−FETリレー50に並列接続される、光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子としてのツェナーダイオードZD4bとツェナーダイオードZD4bと逆方向となるように設けられる逆電流防止用のダイオード(ツェナーダイオード)ZD4aとの直列回路と、光MOS−FETリレー50のオンオフ制御(開閉制御)を行うスイッチ制御装置としてのIC20とを備える。
なお、ツェナーダイオードZD4bは、第2スイッチS2のツェナーダイオードZD2と同じ順方向となるように設けられている。
また、図2(d)に示す例では、逆電流防止用のダイオードとしてツェナーダイオードZD4aを用いる場合を示したが、これに限らず、通常のダイオードを用いるようにしてもよい。
ここで、各光MOS−FETリレー50の耐圧条件は、
各光MOS−FETリレーの耐圧(Vds)>ツェナーダイオード(ZD1、ZD2、ZD3a、ZD4b)のツェナ電圧(Vz)(例えば、550V〜600V程度)
であり、且つ、ツェナーダイオード(ZD1、ZD2、ZD3a、ZD4b)のツェナ電圧の条件は、
(第1スイッチS1のツェナーダイオードZD1のツェナ電圧(Vz1)+第3スイッチS3のツェナーダイオードZD3aのツェナ電圧(Vz3))>要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧(Vd)(例えば、900V〜1000V)
(第2スイッチS2のツェナーダイオードZD2のツェナ電圧(Vz2)+第4スイッチS4のツェナーダイオードZD4bのツェナ電圧(Vz4))>要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧(Vd)(例えば、900V〜1000V)
とするとよい。
そして、上述のように、要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧が例えば900V〜1000Vである場合に、ツェナーダイオード(ZD1、ZD2、ZD3a、ZD4b)のツェナ電圧は例えば550V〜600V程度で足り、また、光MOS−FETリレー50の耐圧は、600V程度で十分に足りる計算となる。したがって、各光MOS−FETリレー50として耐圧600V程度の汎用品を用いることができ、単価が嵩む耐圧900V程度の高耐圧タイプを用いる必要がなく、装置のコストを低廉化することができる。
なお、前述のように、第1抵抗R1、第2抵抗R2には、比較的高い抵抗値である300kΩ程度の抵抗が使用されるので、例えば異常発生時に900V程度の電圧が回路に加わった場合に、第1抵抗R1および第2抵抗R2による電圧降下で300V程度を消費することができる。よって、このような異常電圧(900V程度)の発生時においても光MOS−FETリレー50に、耐圧600V以上の電圧が加わる事態を回避することができる。
なお、切換スイッチを2〜3個のスイッチあるいは5個以上のスイッチで構成する場合においても各スイッチの構成は、上記と同様にすることができる。
(比較例に係る絶縁検出装置の構成例)
図4は、比較例に係る絶縁検出装置100の構成例を示す回路図である。
なお、実施形態に係る絶縁検出装置11と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
比較例に係る絶縁検出装置100が、実施形態に係る絶縁検出装置11と異なる点は、図2に示す回路構成の第1スイッチS1〜第4スイッチS4の代わりに、単に光MOS−FETリレーから成るスイッチS11〜S14を設けている点である。
なお、高圧直流電源Bには、正負の各極と接地電位部との間に、コモンモードノイズ対策用のYコンデンサY+,Y−が介設されている。
ここで、比較例に係る絶縁検出装置100等の被検査対象(車両等)の電力が高圧化するのに伴い、フライングキャパシタ方式の地絡計測回路に使用される光MOS−FETリレーS11〜S14も高耐圧化(例えば、耐圧900V以上など)が求められている。
しかしながら、光MOS−FET(S11〜S14)の高耐圧化は技術的に難しいため、製造できるメーカも限られ、部品単価が高くなりコストが嵩むという不都合があった。
また、高耐圧の光MOS−FET(S11〜S14)を用いた場合には、通電電流が低下してしまうという難点もあった。つまり、フライングキャパシタ方式の地絡計測回路において、回路の高耐圧化に伴って光MOS−FET(S11〜S14)の通電電流が低く制限されてしまうと、このような回路の方式上、充放電のための電流が低く制限されてしまう。これに伴い、規定の充放電に要する時間を長く変更せざるを得なくなり、計測サイクルが遅くなるため、車両等についての地絡や絶縁状態の高速な計測の要求に応えられなくなってしまう。
これに対して、実施形態に係る絶縁検出装置11では、第1スイッチS1〜第4スイッチS4の各光MOS−FETリレー50として、耐圧が600V程度のいわゆる汎用品に相当するものを用いると共に、各光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子(ツェナーダイオード(ZD1、ZD2、ZD3a、ZD4b))を並列接続する構成としている。
これにより、各光MOS−FETリレー50に耐圧(例えば、600V程度)以上の電圧がかかることを防止できる。したがって、各光MOS−FETリレー50として、耐圧600V程度の汎用品を用いても第1スイッチS1〜第4スイッチS4の全体の耐圧を高めることができる。よって、比較例に係る絶縁検出装置100のように部品コストが嵩むこともなく、比較的低コストで絶縁検出装置11を提供することができる。
また、ツェナーダイオード(ZD1、ZD2、ZD3a、ZD4b)を介して通電電流を確保することもできるので、車両等についての地絡や絶縁状態の高速な計測の要求にも応えることができる。
(変形例)
次に、図5を参照して、実施形態の変形例に係る絶縁検出装置11Aについて説明する。
変形例に係る絶縁検出装置11Aは、図5に示すように、昇圧器18が設けられた高電圧バッテリシステムに適用される。ここで、高電圧バッテリシステムとは、1次側高圧としての高圧直流電源Bの出力電圧(例えば、200V)が、昇圧器18により2次側高圧の出力電圧(例えば、600V)に昇圧されるシステムのことである。ここで、1次側高圧の正極と接地電極との間の絶縁状態は地絡抵抗RLp1として表され、1次側高圧の負極と接地電極との間の絶縁状態は地絡抵抗RLn1として表されている。同様に、2次側高圧の正極と接地電極との間の絶縁状態は地絡抵抗RLp2として表され、2次側高圧の負極と接地電極との間の絶縁状態は地絡抵抗RLn2として表されている。
変形例に係る絶縁検出装置11Aの基本的な構成および動作は、実施形態に係る絶縁検出装置11と類似のものである。そのため、以下では、変形例に係る絶縁検出装置11Aについて、実施形態に係る絶縁検出装置11との相違点についてのみ記載し、実施形態に係る絶縁検出装置11と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
変形例に係る絶縁検出装置11Aでは、第2スイッチS2と第4スイッチS4のみに保護素子を設け、第1スイッチS1と第3スイッチS3の保護素子は省略することができる。
具体的には、第2スイッチS2は、光MOS−FETリレー50に並列接続される、光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子としてのツェナーダイオードZD2bとツェナーダイオードZD2bと逆方向となるように設けられる逆電流防止用のダイオード(ツェナーダイオード)ZD2aとの直列回路を備える。また、第3スイッチS3は、光MOS−FETリレー50に並列接続される、光MOS−FETリレー50にかかる最大電圧を定電圧に保つ保護素子としてのツェナーダイオードZD4bとツェナーダイオードZD4bと逆方向となるように設けられる逆電流防止用のダイオード(ツェナーダイオード)ZD4aとの直列回路を備える。そして、第1スイッチS1と第3スイッチS3では、保護素子としてのツェナーダイオードを省略する。
このような構成で、例えば、1次側高圧である高圧直流電源Bの出力電圧200Vを昇圧器18により2次側高圧として600Vに昇圧したとする。ここで、2次側高圧の正極側で地絡(短絡)が起きたとする。すると、2次側高圧の正極と接地電極との間の地絡抵抗RLp2が0Ωとなり、図5中のc点が600Vとなる。その結果、図5中のb点とc点との間、すなわち、第2スイッチS2と第4スイッチS4の経路には、600V−0V=600Vの電圧がかかることになる。一方、図5中のa点とc点との間、すなわち、第1スイッチS1と第3スイッチS3の経路には、600V−200V=400Vの電圧がかかることになる。
これらのことから、昇圧器18が設けられた高電圧バッテリシステムに絶縁検出装置11Aを適用した場合、最も耐電圧が必要な経路は、b点とc点の間、すなわち、第2スイッチS2と第4スイッチS4の経路となる。
このため、例えば、各スイッチS1−S4の光MOS−FETリレー50として耐圧600V程度の汎用品を用いた場合であっても、第2スイッチS2と第4スイッチS4のみに保護素子(ツェナーダイオードZD2a,ZD2b,ZD4a,ZD4b)を設ければよく、第1スイッチS1と第3スイッチS3の保護素子は省略することができる。
なお、変形例に係る絶縁検出装置11Aでは、第1スイッチS1と第3スイッチS3の保護素子は省略するとしたが、実施形態に係る絶縁検出装置11と同様、第1スイッチS1と第3スイッチS3のそれぞれまたは一方に保護素子を設けてもよい。
以上、実施形態に係る絶縁検出装置を図面に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、実施形態では、保護素子としてツェナーダイオードを用いたが、これに代えて、バリスタ、TVS(Transient Voltage Suppressor)ダイオード等を用いることができる。
本発明によれば、高耐圧の半導体リレーを用いることなく高耐圧化を図ることができると共に、通電電流を確保することのできる絶縁検出装置を提供することができる。

Claims (3)

  1. 直流電源の絶縁状態を検出するための絶縁検出装置であって、
    接地電位部から絶縁された直流電源の正端子と負端子との間に接続され、前記直流電源の電源電圧に応じた電荷量で充電されるフライングキャパシタと、
    前記フライングキャパシタへの充電と放電を切り換えるための切換スイッチと、
    前記フライングキャパシタが充電された際の充電電圧を検出可能な電圧検出装置と、
    前記電圧検出装置によって検出された前記フライングキャパシタの充電電圧に基づいて、前記直流電源の絶縁状態を検出するための演算装置と
    を備え、
    前記切換スイッチは、半導体リレーを備えた複数のスイッチと、前記複数のスイッチのうちの1つ以上のスイッチの前記半導体リレーにそれぞれ対応して並列接続され、接続された前記半導体リレーにかかる最大電圧を定電圧に保つための1つ以上の保護素子とを備える
    ことを特徴とする絶縁検出装置。
  2. 請求項1に記載の絶縁検出装置であって、
    前記切換スイッチは、第1スイッチと第2スイッチと第3スイッチと第4スイッチとを備え、
    前記第1スイッチは、前記正端子に直列接続された第1ダイオードおよび第1抵抗を介して前記フライングキャパシタの一方の端子に接続され、
    前記第2スイッチは、前記負端子を前記フライングキャパシタの他方の端子に第2抵抗を介して接続され、
    前記第3スイッチは、前記第1スイッチと前記第1ダイオードとを接続する配線と前記電圧検出装置との間に直列に接続され、且つ前記フライングキャパシタの一方の端子に直列接続された第2ダイオードおよび第3抵抗を介して前記電圧検出装置に接続され、
    第4スイッチは、前記フライングキャパシタの他方の端子を、第4抵抗を介して前記接地電位部に接続される
    ことを特徴とする絶縁検出装置。
  3. 請求項2に記載の絶縁検出装置であって、
    前記半導体リレーは、光MOS−FETリレーで構成され、
    前記保護素子は、前記第1スイッチと前記第2スイッチと前記第3スイッチと前記第4スイッチとの前記光MOS−FETリレーの各々に並列接続されたツェナーダイオードを備え、
    前記第1スイッチの前記ツェナーダイオードは、前記直流電源の正端子から流れる電流に対して逆方向となるように設けられ、
    前記第2スイッチの前記ツェナーダイオードは、前記直流電源の負端子に向かって流れる電流に対して逆方向となるように設けられ、
    前記第3スイッチの前記ツェナーダイオードは、前記第1スイッチの前記ツェナーダイオードと同じ順方向となるように設けられると共に、当該ツェナーダイオードと逆方向となるように逆電流防止用のダイオードが設けられ、
    前記第4スイッチの前記ツェナーダイオードは、前記第2スイッチの前記ツェナーダイオードと同じ順方向となるように設けられると共に、当該ツェナーダイオードと逆方向となるように逆電流防止用のダイオードが設けられ、
    前記各光MOS−FETリレーの耐圧条件は、
    Vds>Vz
    但し、Vds:各光MOS−FETリレーの耐圧、Vz:前記ツェナーダイオードのツェナ電圧
    であり、且つ、
    前記ツェナーダイオードのツェナ電圧(Vz)の条件は、
    Vz1+Vz3>Vd
    但し、Vz1:第1スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vz3:第3スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vd:要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧
    Vz2+Vz4>Vd
    但し、Vz2:第2スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vz4:第4スイッチのツェナーダイオードのツェナ電圧、Vd:要求される高圧〜低圧間の絶縁耐圧
    であることを特徴とする絶縁検出装置。
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