JPWO2015107656A1 - 光学測定装置 - Google Patents

光学測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015107656A1
JPWO2015107656A1 JP2015557638A JP2015557638A JPWO2015107656A1 JP WO2015107656 A1 JPWO2015107656 A1 JP WO2015107656A1 JP 2015557638 A JP2015557638 A JP 2015557638A JP 2015557638 A JP2015557638 A JP 2015557638A JP WO2015107656 A1 JPWO2015107656 A1 JP WO2015107656A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
light emitting
measuring device
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015557638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6277207B2 (ja
Inventor
望月 学
望月  学
昭一 藤森
昭一 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Pioneer FA Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Pioneer FA Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp, Pioneer FA Corp filed Critical Pioneer Corp
Publication of JPWO2015107656A1 publication Critical patent/JPWO2015107656A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6277207B2 publication Critical patent/JP6277207B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/0228Control of working procedures; Failure detection; Spectral bandwidth calculation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/4228Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors arrangements with two or more detectors, e.g. for sensitivity compensation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/46Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
    • G01J3/50Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters using electric radiation detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J2001/4247Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors for testing lamps or other light sources
    • G01J2001/4252Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors for testing lamps or other light sources for testing LED's

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

発光素子の光学特性の測定で信頼性の高い測定結果が得られる簡単な構成の光学測定装置を提供する。光学測定装置は、発光素子が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する第1測定器と、前記第1測定器よりもダイナミックレンジが広く、前記発光素子が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する第2測定器と、前記第2測定器が測定した光学特性の1つである光量に基づいて、前記第1測定器の測定結果が妥当であるか否かを判定する制御部と、を備える。

Description

本発明は、光学測定装置に関する。
特許文献1には、LED(Light Emitting Diode)の光学的な検査を行う検査装置が開示されている。
特開2013−11542号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置においては、LEDの光学特性を分光器で測定することから、分光器の特性上、測定結果の信頼性について改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とするものである。すなわち、本発明の課題の一例は、発光素子の光学特性の測定で信頼性の高い測定結果が得られる簡単な構成の光学測定装置を提供することである。
本発明の請求項1に係る光学測定装置は、発光素子が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する第1測定器と、前記第1測定器よりもダイナミックレンジが広く、前記発光素子が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する第2測定器と、前記第2測定器が測定した光学特性の1つである光量に基づいて、前記第1測定器の測定結果が妥当であるか否かを判定する制御部と、を備える。
本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、光学測定装置で測定する発光素子の発光状況を示す。 図2は、光学測定装置の構成を概略的に示す。 図3は、光学測定装置に含まれる光ファイバと発光素子とを拡大した図を示す。 図4は、フォトディテクタの光電変換特性を示す。 図5Aは、分光器の光電変換特性を示す。 図5Bは、分光器で測定した発光素子の分光特性の例を示す。 図6は、光学測定装置の制御部が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。 図7は、光学測定装置の変形例1を説明するための図を示す。 図8Aは、光学測定装置の変形例2を説明するための図を示す。 図8Bは、図8Aに示された発光素子及びバンドルファイバを発光中心軸の方向から視た図を示す。 図9は、光学測定装置の変形例3を説明するための図を示す。 図10は、光学測定装置の変形例4を説明するための図を示す。 図11は、図10に示された制御部が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。 図12は、図10に示された光量調節器の他の配置例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本発明のいくつかの例を示すものであって、本発明の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本発明の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<発光素子の発光状況について>
図1を用いて、光学測定装置3で測定する発光素子101の発光状況について説明する。
図1は、光学測定装置3で測定する発光素子101の発光状況を示す。
発光素子101は、少なくとも電極及び発光部を含み、電力が供給されると特定の波長領域の光を発光する素子である。発光素子101は、例えば発光ダイオードである。
図1(a)に示すように、発光素子101は、発光面101aから光を放射状に出射する。
発光面101aは、発光素子101の表面に位置する。発光素子101の発光面101aの法線を発光中心軸LCAという。発光面101aは、図1(a)において発光中心軸LCAの正方向側にある発光素子101の表面である。
発光面101aを含む平面上の一方向を基準軸(x軸)とした場合に、当該平面上のx軸からの反時計回りの角度をφと定義する。また、φを固定した場合における、発光中心軸LCAとなす角度をθと定義する。
発光素子101が発光して、発光面101aから出射される光の強度は、発光中心軸LCAからの角度θ等によって異なる。
光量は、φの値が0°から360°について、θの値が0°から90°までの範囲内にある光の強度を全て積算し、発光素子101の裏面側についても算出し、両者を加算した値である。
この光量を知ることによって、その発光素子101が各種の使用に適切であるか否かを検査することが可能となる。
発光素子101から出射される光の強度は、θ及びφ毎に異なる値となる。光の強度を視覚的に表わすために、図1(b)のような図が用いられる。
図1(b)において、x軸とy軸との交点部分がθ=0°を表わしている。円上の各点がθ=90°の各φの位置をそれぞれ表わしている。
図1(c)は、φの値が一定の位置における断面図である。
ここで、発光素子101からの同一の距離、かつ、発光中心軸LCAからの角度θの位置における、光の強度を配光強度E(θ)と定義する。この配光強度E(θ)を各θに応じて図示したものが配光強度分布である。
なお、配光強度分布が分かると、次のようにして発光素子101の光量を求めることができる。
すなわち、配光強度E(θ)を、発光中心軸LCA周りの円周で積分して(φ=0°から360°まで積分)、周配光強度J(θ)を求める。周配光強度J(θ)は、J(θ)=E(θ)・2πr・sinθで表される。この周配光強度J(θ)を、θ=0°からθ°積分して、発光素子101の表面側の光量K(θ)を求めることができる。
また、発光素子101の裏面側の光量は、K(θ)に一定の係数κを乗算することで求めることができる。
すると、発光素子101の光量は、表面側の光量K(θ)と裏面側の光量K(θ)・κとを加算することで求めることができる。
なお、発光素子101の表面側の光量と裏面側の光量との差は、同一工程で製造された発光素子101では略一定となることが分かっている。このため、係数κは、1つの発光素子101について光量を実測して求めておけば、他の発光素子101についても同じ値を適用することができる。
図1の説明では、発光素子101から十分に遠い位置で測定することによって、発光素子101がほぼ点として考えることができると仮定している。発光素子101は、通常フォトディテクタ105等(図2参照)と比較すると極めて小さいことから、このように仮定することが可能である。図2以降の説明においても、特に記載のない限り、同様とする。
<光学測定装置の構成について>
図2及び図3を用いて、光学測定装置3の構成について説明する。
図2は、光学測定装置3の構成を概略的に示す。図3は、光学測定装置3に含まれる光ファイバ117と発光素子101とを拡大した図を示す。
光学測定装置3は、発光素子101が発光した光の光学特性を測定する装置である。光学測定装置3が測定する光学特性には、発光素子101が発光した光の光量、波長、色度が少なくとも含まれる。
光学測定装置3は、発光素子101に電力を供給して発光させ、当該発光素子101が発光した光の光学特性を測定する。発光素子101が複数配列された状態であれば、光学測定装置3は、複数配列された発光素子101のうち測定対象の発光素子101に順次電力を供給して、測定対象の発光素子101が発光した光の光学特性を測定する。
光学測定装置3は、発光素子101の製造工程に含まれる検査工程で使用する検査装置に適用され得る。光学測定装置3は、発光素子101の光学特性に加えて電気特性も測定可能である。
光学測定装置3は、テーブル103と、プローブ針109と、光ファイバ117と、信号線111と、フォトディテクタ105と、アンプ113と、分光器121と、電気特性計測部125と、制御部151と、出力部163と、を少なくとも備える。
テーブル103は、測定対象の発光素子101を載置する測定試料台である。
テーブル103は、略一様な平板形状を有し、略水平に設置されている。
テーブル103と、これに載置された発光素子101とは、互いに略平行となる。
テーブル103は、ガラステーブル103aと、ダイシングシート103bとを少なくとも有する。
ガラステーブル103aは、サファイアやガラス等の光透過材料を用いて、略一様な平板形状に形成されている。
ダイシングシート103bは、表面に粘着性を有し、ガラステーブル103a上に積層されている。発光素子101は、このダイシングシート103b上に載置される。
ダイシングシート103bを有するテーブル103は、測定時に発光素子101をテーブル103に移載し易く、位置ズレを抑制することができる。
なお、発光素子101の製造工程において、発光素子101がダイシングシート103b上に予め複数配列されている場合には、発光素子101及びダイシングシート103bを一括してガラステーブル103a上に載置させてもよい。
プローブ針109は、発光素子101に電力を供給して発光素子101を発光させる。プローブ針109は、発光素子101の発光面101aと略平行に、発光素子101の法線と直角方向に放射状に延在している。
図2のプローブ針109は、発光素子101の光学特性測定時、発光素子101の電極に接触して電圧を印加する。また、プローブ針109は、電気特性計測部125と接続されており、発光素子101の電気特性も同時に測定することができる。プローブ針109は、発光素子101の電極の位置に応じて、発光素子101の上面、下面、又は両面に配置される。
プローブ針109を発光素子101に接触させる際、テーブル103及び発光素子101が固定されている状態で、プローブ針109を移動させてもよい。逆に、プローブ針109が固定されている状態で、テーブル103及び発光素子101を移動させてもよい。
光ファイバ117は、発光素子101が発光した光を取り込み、フォトディテクタ105及び分光器121に導光する。光ファイバ117は、予め定められた開口数で光を取り込む。
光ファイバ117は、図3に示すように、ヘッド117aと、光伝送路117b、入射口117cとを含む。
ヘッド117aは、光を取り込む部分である。
ヘッド117aは、筒形状に形成されている。ヘッド117aの先端には、光を入射させるための開口である入射口117cが設けられている。ヘッド117aは、入射口117cが発光素子101の発光面101aに対向するように配置される。入射口117cの中心軸は、測定対象の発光素子101の発光中心軸LCAと略一致する。ヘッド117aの中心軸は、入射口117cの中心軸と略一致する。
入射口117cは、予め定められた光ファイバ117の開口数に応じた範囲の光を入射させる。
光伝送路117bは、入射口117cが設けられたヘッド117aの先端とは反対側の端部と、フォトディテクタ105及び分光器121とを光学的に接続する。
ヘッド117aの先端とは反対側の光伝送路117bの端部は、第1経路117dと第2経路117eとに分岐されている。第1経路117dは、分光器121に向かって延び、分光器121と接続されている。第2経路117eは、フォトディテクタ105に向かって延び、フォトディテクタ105と接続されている。
光伝送路117bは、入射口117cから入射した光をフォトディテクタ105及び分光器121に導光する。光伝送路117bは、入射口117cから入射した光を内部で全反射させ、伝送損失を極力抑制してフォトディテクタ105及び分光器121に導光する。
フォトディテクタ105は、発光素子101が発光した光を、光ファイバ117を介して検出し、その光学特性を測定する。
フォトディテクタ105が測定する光学特性には、発光素子101が発光した光の光量が少なくとも含まれる。
フォトディテクタ105は、受光素子を含む。フォトディテクタ105は、受光素子に入射光が入射すると、光電変換によって入射光に応じた電荷を生成する。フォトディテクタ105の受光素子は、例えばフォトダイオード等である。
フォトディテクタ105は、入射光の全ての光強度を積算し、入射光の光量を求める。フォトディテクタ105は、求めた光量に応じて、電気信号を生成する。フォトディテクタ105は、生成した電気信号を、信号線111を介してアンプ113に出力する。この電気信号は、フォトディテクタ105によって測定された光量情報に相当する。
アンプ113は、フォトディテクタ105から出力された電気信号を増幅し、制御部151に出力する。
分光器121は、発光素子101が発光した光を、光ファイバ117を介して検出し、その光学特性を測定する。
分光器121が測定する光学特性には、発光素子101が発光した光の光量、波長、色度が少なくとも含まれる。
分光器121は、受光素子を含む。分光器121は、受光素子に光が入射すると、光電変換によって入射光に応じた電荷を生成する。分光器121の受光素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やフォトダイオードアレイ等である。
分光器121は、入射光を波長分散し、分散した波長ごとの光強度を求める。波長ごとの光強度は、入射光の波長スペクトル情報に相当する。分光器121は、この波長スペクトル情報から、赤(R)、緑(G)、青(B)の3刺激値の成分比率を計算し、入射光の色度を求める。また、分光器121は、分散した波長ごとの光強度を積算し、入射光の光量を求める。分光器121は、必要に応じて他の光学特性を求めることができる。
分光器121は、求めた各種光学特性に応じた電気信号を生成する。分光器121は、生成した電気信号を、信号線111を介して制御部151に出力する。この電気信号は、分光器121によって測定された波長スペクトル情報、色度情報、及び光量情報等に相当する。
ここで、図3に示すように、測定対象の発光素子101と光ファイバ117との距離をLとする。測定対象の発光素子101の中心から外縁までの距離をAとする。隣接する発光素子101同士の間隔をBとする。測定対象の発光素子101の中心から、測定対象の発光素子101と隣接する発光素子101の外縁までの距離をXとする。
また、光ファイバ117内で全反射し得る光の入射角の最大値をαとする。光ファイバ117と発光素子101との間の媒質は空気であるとし、屈折率=1であるとする。光ファイバ117の開口数をNAとし、開口数NAが示す範囲をSとする。範囲Sを発光素子101に投影したときの、発光素子101の中心から範囲Sの外縁までの距離をDとする。
このとき、開口数NAは、NA=sinαである。距離Xは、X=A+Bである。距離Dは、D=Ltanαである。
開口数NAが示す範囲Sに発光素子101が有ると、発光素子101が発光した光は、光ファイバ117内で全反射を繰り返し、フォトディテクタ105及び分光器121に導光され得る。範囲S内に発光素子101が無いと、発光素子101が発光した光は、フォトディテクタ105及び分光器121に導光されない。
このため、開口数NAが示す範囲Sは、フォトディテクタ105及び分光器121によって検出可能な光の範囲に相当する。
本実施形態では、フォトディテクタ105及び分光器121によって検出される光の範囲を、「検出範囲」ともいう。
また、フォトディテクタ105及び分光器121の検出範囲は、光学測定装置3が光学特性を測定可能な光の範囲に相当する。
光学測定装置3では、測定対象の発光素子101が範囲S内に位置し、且つ、測定対象以外の発光素子101が範囲S内に位置しないために、次式の関係を満たすような距離Lが予め設定されている。
A/tanα≦L≦X/tanα
これにより、光学測定装置3は、複数の発光素子101が配列された状態において、測定対象以外の発光素子101が出射する意図しない光を検出せずに、測定対象の発光素子101が発光した光を検出することができる。
「測定対象以外の発光素子101が出射する意図しない光」とは、測定対象の発光素子101の発光に起因して測定対象以外の発光素子101が出射する光である。
例えば、測定対象の発光素子101が発光する光が測定対象以外の発光素子101に入射して、測定対象以外の発光素子101が励起されることによって出射される光がある。
例えば、測定対象の発光素子101が発光する光が測定対象以外の発光素子101に入射して、測定対象以外の発光素子101で反射されることによって出射される光がある。
電気特性計測部125は、位置決めユニット159と、HVユニット153と、ESDユニット155と、切替えユニット157と、を少なくとも有する。
位置決めユニット159は、プローブ針109を位置決め固定する。具体的には、位置決めユニット159は、テーブル103が移動する形式のものであれば、プローブ針109の先端位置を一定の位置に保持する機能を有する。逆に、位置決めユニット159は、プローブ針109が移動する形式のものであれば、プローブ針109の先端位置を発光素子101が載置されるテーブル103上の所定の位置に移動させ、その後その位置に保持する機能を有する。
HVユニット153は、定格電圧を印加して、定格電圧に対する発光素子101での各種電気特性を検出する。
通常、このHVユニット153からの電圧の印加状態で、発光素子101が発光する光をフォトディテクタ105及び分光器121が測定を行う。
HVユニット153が検出した各種特性情報は制御部151に出力される。
ESDユニット155は、発光素子101に一瞬の間大きな電圧をかけて静電気放電させ静電気破壊されないか等の検査を行うユニットである。
ESDユニット155が検出した静電破壊情報は制御部151に出力される。
切替えユニット157は、HVユニット153とESDユニット155との切替えを行う。
切替えユニット157によって、プローブ針109を介して発光素子101に印加される電圧が変更される。そして、この変更によって、発光素子101の検査項目が、定格電圧での各種特性を検出、又は、静電破壊の有無を検出にそれぞれ変更される。
制御部151は、光学測定装置3の動作を統括的に制御する。
制御部151は、フォトディテクタ105によって測定された光量情報が入力される。制御部151は、分光器121によって測定された波長スペクトル情報、色度情報、及び光量情報が入力される。制御部151は、HVユニット153によって出力された各種電気特性情報が入力される。制御部151は、ESDユニット155が検出した静電破壊情報が入力される。
制御部151は、これらの入力から発光素子101の各種特性を分別・分析を行う。各種特性の分析後、制御部151は、その分析結果を出力部163から画像出力等の情報出力を行う。更に、制御部151は、その分析結果に基づき必要に応じて、光学測定装置3の各構成要素を制御する。
<フォトディテクタと分光器の測定性能について>
図4〜図5Bを用いて、フォトディテクタ105及び分光器121の測定性能について説明する。
図4は、フォトディテクタ105の光電変換特性を示す。図5Aは、分光器121の光電変換特性を示す。
フォトディテクタ105は、入射光の光強度に応じてV−I特性が変動する(電流軸に対して負方向に変動する)。そのとき、フォトディテクタ105を短絡しておくと、フォトディテクタ105には入射光の光量に比例した短絡電流が流れる。短絡電流は、入射光によって生成される電荷の数に比例するため、入射光の光量に比例する。そのため、単位面積当たりの入射光量を示す照度と短絡電流との関係は、フォトディテクタ105の光電変換特性を表す。フォトディテクタ105の光電変換特性における直線性は、フォトディテクタ105の測定性能を示す一指標である。
ここで、「直線性」とは、入力と出力とが比例関係にあることをいう。フォトディテクタ105の光電変換特性における直線性は、入射光量と出力電流とが比例関係にあることである。
更に、入力と出力との比例関係が成立する範囲のことを「ダイナミックレンジ」という。ダイナミックレンジは、直線性が成立する範囲のことである。フォトディテクタ105の光電変換特性におけるダイナミックレンジは、入射光量と出力電流との比例関係が成立する範囲であり、光電変換特性における直線性が成立する範囲である。フォトディテクタ105は、図4Aに示すように、広範なダイナミックレンジを有する。
なお、フォトディテクタ105は、図示していないが、高い再現性で光量を測定することができる。
一方、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジは、図5Aに示すように、フォトディテクタ105に比べて著しく狭い。分光器121では、分光器121への露光時間を変更する等して、入射光量を調整し、光電変換特性の測定範囲を広げ得る。
図5Aの例では、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジは、フォトディテクタ105と比べて5桁以上も狭いことが分かる。
図5Bは、分光器121で測定した発光素子の分光特性の例を示す。
図5Bは、電力が供給されると特定の波長領域の光を発光する素子の分光特性を分光器121で測定した例を示している。
図5Bに示すように、分光器121は、少なくとも870nmより短い波長領域や1000nmより大きい波長領域では、相対強度が10%以下であり、感度不良である。このため、分光器121は、少なくとも870nmより短い波長領域や1000nmより大きい波長領域の光については、光量を測定することができない。図5Bの黒色部分は、分光器121で光量を測定できない範囲を示す。
一定の測定精度の光量を得るため、例えば相対強度が20〜80%の範囲で分光器121を使用するときには、分光器121は、880nm〜920nm、950nm〜990nmの波長領域の光についてしか光量を測定することができない。これは、相対強度が20%以下の範囲や80%以上の範囲では、分光器121の光電変換特性における直線性が低下し、測定精度が低下するためである。図5Bの斜線部分は、分光器121で光量を測定可能な範囲を示す。
なお、分光器121は、図示していないが、フォトディテクタ105ほどの高い再現性で光量を測定することができない。
このように、発光素子101の各種光学特性を分光器121で測定する際、分光器121への入射光量の如何によっては、分光器121の測定結果は不正確である場合がある。
よって、発光素子101の光学特性を高い信頼性で測定し得る技術が望まれている。
<光学特性測定時の制御部の処理について>
発光素子101の光学特性測定時、測定対象の発光素子101が発光した光は、光ファイバ117に入射する。
本実施形態の光学測定装置3では、光ファイバ117の光伝送路117bが分岐してフォトディテクタ105及び分光器121にそれぞれ接続されている。
測定対象の発光素子101が発光した光は、光ファイバ117に入射した後、フォトディテクタ105及び分光器121にそれぞれ導光される。
フォトディテクタ105は、光ファイバ117が導光した光を検出すると、検出した光の光量を測定する。フォトディテクタ105は、光量測定結果を制御部151に出力する。
分光器121は、光ファイバ117が導光した光を検出すると、検出した光の光量を含む各種光学特性を測定する。分光器121は、光量を含む各種光学特性の測定結果を制御部151に出力する。
すなわち、フォトディテクタ105及び分光器121で測定される光学特性は、同一の発光素子101の光学特性である。
光学測定装置3の動作を統括的に制御する制御部151は、光学特性測定時に主として次のような処理を行う。
図6を用いて、光学特性測定時に制御部151が行う処理について説明する。
図6は、光学測定装置3の制御部151が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。
ステップS10において、制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果及び分光器121の測定結果が入力されたか否かを判定する。
制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果及び分光器121の測定結果が入力されるまで待機する。一方、制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果及び分光器121の測定結果が入力されたと判定されたならば、各結果を対応付けて所定の記憶領域に記憶する。そして、制御部151は、ステップS20に移行する。
ステップS20において、制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果に基づいて、分光器121の測定結果の妥当性を検証する。
制御部151は、分光器121の測定結果の妥当性を、例えば、次のような方法で検証し得る。
例えば、制御部151は、ステップS10で入力された分光器121の測定結果に含まれる光量測定結果を確認する。そして、制御部151は、分光器121の当該光量測定結果と、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果との差分を求める。そして、制御部151は、当該差分が所定の許容範囲内にあるか否かを判定する。そして、制御部151は、当該差分が、所定の許容範囲内にあれば、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当であると判断する。一方、制御部151は、当該差分が、所定の許容範囲内に無ければ、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当ではないと判断する。
また例えば、制御部151は、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内で取得し得る分光器121の光量測定結果の範囲を予め記憶している。そして、制御部151は、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果が、予め記憶された当該分光器121の光量測定結果の範囲内にあるか否かを判定する。そして、制御部151は、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果が、予め記憶された当該分光器121の光量測定結果の範囲内にあれば、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当であると判断する。一方、制御部151は、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果が、予め記憶された当該分光器121の光量測定結果の範囲内に無ければ、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当ではないと判断する。
ステップS30において、制御部151は、分光器121の測定結果が妥当であったか否かを判定する。
制御部151は、ステップS20での検証により、分光器121の測定結果が妥当であると判定されたならば、ステップS40に移行する。一方、制御部151は、ステップS20での検証によって、分光器121の測定結果が妥当ではないと判定されたならば、ステップS60に移行する。
ステップS40において、制御部151は、分光器121の測定結果を有効にする。
ステップS50において、制御部151は、分光器121の測定結果を出力部163に出力する。そして、制御部151は、光学特性の測定を終了する。
分光器121の測定結果は、出力部163にて情報出力される。
ステップS60において、制御部151は、分光器121の測定結果を無効にする。
このように、光学測定装置3は、分光器121よりもダイナミックレンジの広いフォトディテクタ105で測定された光量測定結果に基づいて、分光器121の測定結果を選択的に有効する。
このため、光学測定装置3は、発光素子101の光学特性測定時に、信頼性の高い測定結果のみを有効として出力することができる。
よって、光学測定装置3の光学特性の測定結果は、高い信頼性を得ることができる。
<光学測定装置の変形例について>
図7〜図11を用いて、光学測定装置3の変形例について説明する。
図7〜図11に示す光学測定装置3の構成において、図2〜図6に示された光学測定装置3と同様の構成については説明を省略する。
図7を用いて、光学測定装置3の変形例1について説明する。
図7は、光学測定装置3の変形例1を説明するための図を示す。
変形例1の光学測定装置3は、図2〜図6に示された光学測定装置3に光導波路120を追加した構成を備える。
変形例1の光学測定装置3は、光ファイバ117の光伝送路117bが、光導波路120を用いて分岐されてもよい。
光導波路120は、光伝送路117bを、分光器121に向かう第1経路117dとフォトディテクタ105に向かう第2経路117eとに分岐する。第1経路117dは、光導波路120と分光器121との間を接続する光伝送路117bである。第2経路117eは、光導波路120とフォトディテクタ105との間を接続する光伝送路117bである。
光導波路120は、入射した光を内部で全反射させて伝送損失を極力抑制して、第1経路117d及び第2経路117eに導光する。
変形例1の光学測定装置3の他の構成については、図2〜図6に示された光学測定装置3の構成と同様である。
図8A及び図8Bを用いて、光学測定装置3の変形例2について説明する。
図8Aは、光学測定装置3の変形例2を説明するための図を示す。図8Bは、図8Aに示された発光素子101及びバンドルファイバ119を発光中心軸LCAの方向から視た図を示す。
変形例2の光学測定装置3は、図2〜図6に示された光学測定装置3の光ファイバ117の代りにバンドルファイバ119を追加した構成を備える。
バンドルファイバ119は、複数の光ファイバ117が束になって構成されている。
バンドルファイバ119は、その入射口119cが測定対象の発光素子101の発光面101aに対向するように配置されている。バンドルファイバ119の中心軸上にある光ファイバ117は、その中心軸が測定対象の発光素子101の発光中心軸LCAと略一致している。
バンドルファイバ119の中心軸近傍にある一又は複数の光ファイバ117は、分光器121に接続されている。バンドルファイバ119の中心軸近傍以外にある複数の光ファイバ117は、フォトディテクタ105に接続されている。
図8A及び図8Bでは、バンドルファイバ119の中心軸近傍にある一又は複数の光ファイバ117は、黒色で示されている。バンドルファイバ119の中心軸近傍以外にある複数の光ファイバ117は、白色で示されている。
バンドルファイバ119の発光中心軸LCAに垂直な断面の大きさは、図8A及び図8Bに示すように、測定対象の101の発光面101aより大きく、測定対象以外の複数の発光素子101を覆う程度の大きさである。
バンドルファイバ119の開口数が示す範囲Sは、光ファイバ117の開口数NAが示す範囲Sよりも拡大される。範囲S内には、測定対象の発光素子101に加えて測定対象以外の発光素子101も含まれる。
変形例2の光学測定装置3は、範囲Sが範囲Sよりも拡大されるため、バンドルファイバ119には、測定対象の発光素子101が発光する光が、光ファイバ117を用いる場合よりも多く入射し得る。そのため、変形例2の光学測定装置3は、分光器121及びフォトディテクタ105でより多くの光を検出することができ、より高い精度で光量を測定することができる。バンドルファイバ119等の位置合わせ作業も更に容易に行うことができる。
更に、変形例2の光学測定装置3は、バンドルファイバ119を構成する複数の光ファイバ117にフォトディテクタ105がそれぞれ接続されているため、測定対象の発光素子101の発光面101aの光強度分布等を測定することができる。
変形例2の光学測定装置3は、バンドルファイバ119の中心軸と測定対象の発光素子101の発光中心軸LCAとが略一致し、バンドルファイバ119の中心軸近傍にある光ファイバ117のみが行う分光器121に接続されている。そのため、光導波路120を用いる場合よりも、より簡易に光ファイバ117の光伝送路117bを分岐することができる。
また、複数配列された発光素子101の色度等を測定する場合、分光器121は、図3を用いて説明した上述の「測定対象以外の発光素子101が出射する意図しない光」を検出せずに、測定対象の発光素子101が発光した光を検出し得る。よって、変形例2の光学測定装置3は、高い精度で色度等を測定することができる。
なお、バンドルファイバ119の発光中心軸LCAに垂直な断面の大きさは、測定対象の発光素子101だけを覆い、測定対象の発光素子101に隣接する発光素子101を覆わない程度の大きさであってもよい。
また、バンドルファイバ119の発光中心軸LCAに垂直な断面の形状は、図8Bに示すように矩形形状ではなく、円形形状であってもよい。
変形例2の光学測定装置3の他の構成については、図2〜図6に示された光学測定装置3の構成と同様である。
図9を用いて、光学測定装置3の変形例3について説明する。
図9は、光学測定装置3の変形例3を説明するための図を示す。
変形例3の光学測定装置3は、図7に示された変形例1の光学測定装置3に積分球108を追加した構成を備える。
積分球108は、中空の略球形状に形成されている。
積分球108は、内壁108aと、取込口108bと、取出口108cとを備えている。
内壁108aは、積分球108の内部空間を形成する。内壁108aは、高反射率の拡散性に優れた材料で形成されている。
内壁108aには、取込口108b及び取出口108cが設けられている。
取込口108bは、測定対象の発光素子101が発光した光を取り込むための開口である。
取込口108bの大きさは、光ファイバ117の入射口117cよりも十分に大きい。
取込口108bの開口中心軸は、測定対象の発光素子101の発光中心軸LCAと略一致する。
取込口108bは、発光素子101が発光した光を積分球108の内部に導く。取込口108bから積分球108の内部に導かれた光は、内壁108aで反射を繰り返し、取出口108cに到達する。
取出口108cは、内壁108aで反射された光を積分球108の外部に取り出すための開口である。
取出口108cは、内壁108aの取込口108bとは異なる位置に設けられている。
図9の取出口108cには、光ファイバ117が設けられている。
図9の取出口108cは、内壁108aで反射された光を光ファイバ117に導く。光ファイバ117に導かれた光は、光ファイバ117に入射し、光導波路120を経由して、フォトディテクタ105及び分光器121に導光される。
変形例3の光学測定装置3は、測定対象の発光素子101が発光した光を、光ファイバ117の入射口117cよりも十分に大きい積分球108の取込口108bで取り込む。そして、変形例3の光学測定装置3は、積分球108で取り込んだ光を取出口108cに設けられた光ファイバ117に入射させる。このため、変形例3の光学測定装置3は、分光器121及びフォトディテクタ105でより多くの光を検出することができ、より高い精度で光量を測定することができる。
積分球108は、取出口108cの開口面積を小さくすることで、より高い精度での測定が可能となる。
一般には、積分球は、取出口が2つ設けられている。2つの取出口のそれぞれには、2つの光ファイバが設けられている。2つの光ファイバのそれぞれは、分光器及びフォトディテクタと接続されている。そして、積分球に取り込まれた光は、2つの取出口に設けられた各々の光ファイバに入射し、分光器及びフォトディテクタに検出される。
これに対し、図9に示された積分球108は、取出口108cが1つだけ設けられている。このため、積分球108は、一般的な積分球と比べて、取出口108cの開口面積が小さくなり得る。よって、変形例3の光学測定装置3は、発光素子101の光学特性をより高い精度で測定することができる。
変形例3の光学測定装置3の他の構成については、図7に示された変形例1の光学測定装置3の構成と同様である。
図10〜図12を用いて、光学測定装置3の変形例4について説明する。
図10は、光学測定装置3の変形例4を説明するための図を示す。図11は、図10に示された制御部151が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。図12は、図10に示された光量調節器122の他の配置例を示す。
変形例4の光学測定装置3は、図9に示された変形例3の光学測定装置3に光量調節器122を追加した構成を備える。
品種の異なる発光素子101は、その発光特性が品種毎で異なることが多い。そのため、品種の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合、分光器121への入射光量は異なることが多い。よって、発光素子101の品種毎で、適切な入射光量となるよう調整する必要がある。
しかし、発光素子101の品種毎で測定環境を変えることによって、分光器121への入射光量を調整することは負荷が大きい。
例えば、発光素子101の発光時間を一定として分光器121への入射光量を調整するとき、光ファイバ117と発光素子101との距離を変更する場合がある。この場合、発光素子101の品種によっては光量差が100倍も乖離することから、光ファイバ117と発光素子101との距離を10倍も変更しなければならないことがある。光ファイバ117と発光素子101との距離を10倍も変更しなければならないことは、多大な負荷である。特に、発光素子101が疑似白色発光ダイオードである場合には、当該距離を変更すると、発光素子101が発光する光の色度が変化するため、分光器121による光学特性の測定精度は低下する。
また例えば、光ファイバ117と発光素子101との距離を一定として分光器121への入射光量を調整するとき、発光素子101の発光時間を変更する場合がある。この場合、発光素子101が温度変化を起こし、発光素子101が発光する光の波長や光量が変化するため、分光器121による光学特性の測定精度は低下する。
よって、品種の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても、同じ測定環境下で高精度に測定し得る技術が望まれている。
そのために、変形例4の光学測定装置3は、光量調節器122を備えている。
光量調節器122は、分光器121が検出する光の光量を調節する。
光量調節器122は、光導波路120と分光器121との間を接続する光伝送路117bの第1経路117d上に配置されている。
光量調節器122は、例えば、NDフィルタ(Neutral Density Filter)等の光量を減衰させる光学フィルタを用いて構成されている。或いは、光量調節器122は、電気光学素子、磁気光学素子、音響光学素子、又は液晶光学素子等を用いて構成されていてもよい。
光量調節器122は、制御部151と接続されている。
また、光量調節器122は、通過する光の減衰量を調節可能に構成されている。
光量調節器122で調節される減衰量は、制御部151によって設定される。
光量調節器122で調節される減衰量は、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内に分光器121への入射光量が収まるように、適宜設定され得る。主として、発光素子101の品種に応じて異なる減衰量に設定され得る。なお、光量調節器122は、減衰量をゼロにし得る構成も備えている。
図11を用いて、光学特性測定時に、変形例4の光学測定装置3に含まれる制御部151が行う処理について説明する。
なお、図11に示された各ステップのうち、図6と同様の処理については説明を省略する。
ステップS10〜ステップS60において、制御部151は、図6に示されたステップS10〜ステップS50と同様の処理を行う。
ステップS70において、制御部151は、光量調節器122を制御する。
制御部151は、ステップS60で無効にされた分光器121の測定結果と、当該結果に対応付けられたフォトディテクタ105の光量測定結果とを確認する。そして、制御部151は、当該光量測定結果に基づいて、光量調節器122で調節される減衰量を求める。制御部151は、求めた減衰量を含む制御信号を光量調節器122に出力し、光量調節器122に減衰量を設定する。
制御部151は、光量調節器122で調節される減衰量を、例えば、次のような方法で求め得る。
例えば、制御部151は、ステップS20での検証において、分光器121の光量測定結果とフォトディテクタ105の光量測定結果との差分を求めて検証した場合には、当該差分の許容範囲内に当該差分が収まるような減衰量を求める。
また例えば、制御部151は、ステップS20での検証において、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内で取得し得る分光器121の光量測定結果の範囲を用いて検証した場合には、次のように求める。すなわち、制御部151は、当該範囲の閾値と、フォトディテクタ105の光量測定結果との差分に応じて光量調節器122で調節される減衰量を求める。
ステップS80において、制御部151は、フォトディテクタ105及び分光器121に再び測定を行うことを指示する。
制御部151は、フォトディテクタ105及び分光器121に制御信号を出力して、フォトディテクタ105及び分光器121に再度測定するよう指示する。
再測定の際、分光器121は、ステップS70で設定された減衰量で減衰された光を検出し、光学特性を測定することができる。そして、再測定した分光器121の測定結果は、再び制御部151に入力されて、ステップS20で検証されることとなる。それにより、ステップS50で出力される分光器121の測定結果は、信頼性の高い測定だけとなる。
このように、変形例4の光学測定装置3は、分光器121よりもダイナミックレンジの広いフォトディテクタ105で測定された光量測定結果に基づいて、分光器121の測定結果を選択的に有効する。
このため、変形例4の光学測定装置3は、発光素子101の光学特性測定時に、信頼性の高い測定結果のみを有効として出力することができる。
よって、変形例4の光学測定装置3の光学特性の測定結果は、高い信頼性を得ることができる。
更に、変形例4の光学測定装置3は、分光器121の測定結果が妥当でなければ、分光器121への入射光を、適正な光量に自動で調節することができる。そして、変形例4の光学測定装置3は、適正な光量に調節された入射光を用いて分光器121が再度光学特性を測定することができる。
このため、変形例4の光学測定装置3は、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても、測定環境を変えずに、分光器121への入射光量を自動的に適正に保つことができる。
よって、変形例4の光学測定装置3は、品種の異なる発光素子101の光学特性を、同じ測定環境下で高精度に測定することができる。
なお、変形例4の光学測定装置3は、光量調節器122を、光導波路120と分光器121との間を接続する第1経路117d上に配置しなくてもよい。変形例4の光学測定装置3は、例えば図12に示すように、光量調節器122を、ヘッド117aと光導波路120との間を接続する光伝送路117b上に配置してもよい。
変形例4の光学測定装置3の他の構成については、図9に示された変形例3の光学測定装置3の構成と同様である。
上記で説明した実施形態は、変形例を含めて各実施形態同士で互いの技術を適用し得ることは、当業者には明らかであろう。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。従って、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本発明の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書及び添付の特許請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書、及び添付の特許請求の範囲に記載される不定冠詞「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
<実施形態の構成及び効果>
本実施形態の光学測定装置3は、発光素子101が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する分光器121と、分光器121よりもダイナミックレンジが広く、発光素子101が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定するフォトディテクタ105と、フォトディテクタ105が測定した光学特性の1つである光量に基づいて、分光器121の測定結果が妥当であるか否かを判定する制御部151と、を備えることを特徴とする。
このような構成により、光学測定装置3は、簡単な構成で信頼性の高い測定結果を得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、制御部151は、分光器121の測定結果が妥当であると判定したとき、分光器121の測定結果を有効とし、分光器121の測定結果が妥当でないと判定したとき、分光器121の測定結果を無効としてもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、簡単な構成で信頼性の高い測定結果を得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、制御部151は、分光器121の測定結果が妥当であると判定したとき、分光器121の測定結果を有効とし、分光器121の測定結果が妥当でないと判定したとき、分光器121が検出する光の光量を調節する光量調節器122を制御してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を適正に保つことができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、制御部151は、分光器121の測定結果が妥当でないと判定したとき、光量調節器122を自動で制御してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を自動的に適正に保つことができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、制御部151は、分光器121の測定結果が妥当でないと判定したとき、光量調節器122が光量を調節した後の光の光学特性を、光量調節器122に再度測定させてもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、品種の異なる発光素子101の光学特性を同じ測定環境下で高精度に測定することができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、発光素子101が発光した光が入射し、入射した光を分岐して分光器121及びフォトディテクタ105に導光する光ファイバ117を備えてもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、品種の異なる発光素子101の光学特性を同じ測定環境下で高精度に測定できる装置を、簡易な構成で実現することができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、光ファイバ117の光伝送路117bを、分光器121に向かう第1経路117dとフォトディテクタ105に向かう第2経路117eとに分岐する光導波路120を備えてもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、品種の異なる発光素子101の光学特性を同じ測定環境下でも高精度に測定できる装置を、簡易な構成で実現することができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、複数の光ファイバ117の束であるバンドルファイバ119を備え、バンドルファイバ119の一部の光ファイバ117は、入射した光を分光器121に導光し、バンドルファイバ119の他の一部の光ファイバ117は、入射した光をフォトディテクタ105に導光してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、品種の異なる発光素子101の光学特性を同じ測定環境下で高精度に測定できる装置を、簡易な構成で実現することができる。
<定義等>
「ダイナミックレンジ」は、入力と出力との比例関係が成立する範囲である。
本発明の「ダイナミックレンジ」の一例は、「第1測定器」又は「第2測定器」の光電変換特性におけるダイナミックレンジである。光電変換特性におけるダイナミックレンジは、入射光量と出力電流との比例関係が成立する範囲であり、光電変換特性における直線性が成立する範囲である。
本発明の「第1測定器」の一例は、分光器121である。
本発明の「第2測定器」の一例は、フォトディテクタ105である。
本発明の「制御部」の一例は、制御部151である。
本発明の「光量調節器」の一例は、光量調節器122である。
本発明の「導光管」の一例は、光ファイバ117である。
本発明の「光導波路」の一例は、光導波路120である。
本発明の「第1経路」の一例は、第1経路117dである。
本発明の「第2経路」の一例は、第2経路117eである。
本発明の「複数の導光管の束」の一例は、バンドルファイバ119である。
3 光学測定装置
101 発光素子
105 フォトディテクタ
117 光ファイバ
117a ヘッド
117b 光伝送路
117c 入射口
117d 第1経路
117e 第2経路
119 バンドルファイバ
120 光導波路
121 分光器
122 光量調節器
151 制御部
本発明の請求項1に係る光学測定装置は、発光素子が発光する光が入射し、入射した光を減衰させて減衰光を出射する減衰部と、前記減衰光の分光強度を検出する分光検出素子と、前記分光検出素子よりも光強度に関するダイナミックレンジが広く、且つ、前記発光素子が発光する光の光強度を検出する光検出素子と、前記光検出素子によって検出された光強度に基づいて、前記減衰部による光減衰量を変化させる制御部と、を備える。

Claims (8)

  1. 発光素子が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する第1測定器と、
    前記第1測定器よりもダイナミックレンジが広く、前記発光素子が発光する光を検出し、検出した光の光学特性を測定する第2測定器と、
    前記第2測定器が測定した光学特性の1つである光量に基づいて、前記第1測定器の測定結果が妥当であるか否かを判定する制御部と、
    を備える光学測定装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1測定器の測定結果が妥当であると判定したとき、前記第1測定器の測定結果を有効とし、
    前記第1測定器の測定結果が妥当でないと判定したとき、前記第1測定器の測定結果を無効とする
    請求項1に記載の光学測定装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1測定器の測定結果が妥当であると判定したとき、前記第1測定器の測定結果を有効とし、
    前記第1測定器の測定結果が妥当でないと判定したとき、前記第1測定器が検出する光の光量を調節する光量調節器を制御する
    請求項1に記載の光学測定装置。
  4. 前記制御部は、前記第1測定器の測定結果が妥当でないと判定したとき、前記光量調節器を自動で制御する
    請求項3に記載の光学測定装置。
  5. 前記制御部は、前記第1測定器の測定結果が妥当でないと判定したとき、前記光量調節器が前記光量を調節した後の光の光学特性を、前記第1測定器に再度測定させる
    請求項3に記載の光学測定装置。
  6. 前記発光素子が発光した光が入射し、入射した光を分岐して前記第1測定器及び前記第2測定器に導光する導光管
    を備える請求項5に記載の光学測定装置。
  7. 前記導光管の光伝送路を、前記第1測定器に向かう第1経路と前記第2測定器に向かう第2経路とに分岐する光導波路
    を備える請求項6に記載の光学測定装置。
  8. 前記導光管は、複数の導光管の束で構成され、
    前記束の一部の導光管は、前記入射した光を前記第1測定器に導光し、
    前記束の他の一部の導光管は、前記入射した光を前記第2測定器に導光する
    請求項6に記載の光学測定装置。
JP2015557638A 2014-01-16 2014-01-16 光学測定装置 Active JP6277207B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/050693 WO2015107656A1 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 光学測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2015107656A1 true JPWO2015107656A1 (ja) 2017-03-23
JP6277207B2 JP6277207B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=53542575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015557638A Active JP6277207B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 光学測定装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6277207B2 (ja)
WO (1) WO2015107656A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7386190B2 (ja) 2021-01-21 2023-11-24 株式会社アドバンテスト 試験装置、試験方法およびプログラム
JP7355773B2 (ja) 2021-02-26 2023-10-03 株式会社アドバンテスト 試験装置、試験方法およびプログラム
JP7355789B2 (ja) * 2021-09-08 2023-10-03 株式会社アドバンテスト 試験装置、試験方法およびプログラム

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0779203A (ja) * 1993-09-08 1995-03-20 Hitachi Cable Ltd 光受信器
JPH08255367A (ja) * 1995-03-15 1996-10-01 Sony Corp 光信号検出増幅装置
JPH09113411A (ja) * 1995-10-17 1997-05-02 Hitachi Cable Ltd 受光装置
US5748302A (en) * 1996-02-22 1998-05-05 Ando Electric Co., Ltd. Optical power meter
JP2000206047A (ja) * 1999-01-08 2000-07-28 Fuji Photo Film Co Ltd スペクトル測定装置
JP2002228521A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Hamamatsu Photonics Kk 分光装置および分光方法
JP2003322564A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Ando Electric Co Ltd 光パワーメータ
JP2009133735A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Otsuka Denshi Co Ltd 光学特性測定装置
JP2009257820A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Otsuka Denshi Co Ltd 光学特性測定装置および光学特性測定方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0779203A (ja) * 1993-09-08 1995-03-20 Hitachi Cable Ltd 光受信器
JPH08255367A (ja) * 1995-03-15 1996-10-01 Sony Corp 光信号検出増幅装置
JPH09113411A (ja) * 1995-10-17 1997-05-02 Hitachi Cable Ltd 受光装置
US5748302A (en) * 1996-02-22 1998-05-05 Ando Electric Co., Ltd. Optical power meter
JP2000206047A (ja) * 1999-01-08 2000-07-28 Fuji Photo Film Co Ltd スペクトル測定装置
JP2002228521A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Hamamatsu Photonics Kk 分光装置および分光方法
JP2003322564A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Ando Electric Co Ltd 光パワーメータ
JP2009133735A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Otsuka Denshi Co Ltd 光学特性測定装置
JP2009257820A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Otsuka Denshi Co Ltd 光学特性測定装置および光学特性測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015107656A1 (ja) 2015-07-23
JP6277207B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6055087B2 (ja) 制御されたスペクトルの光ビームを発するための発光装置
US20130148113A1 (en) Inspection apparatus and inspection method
US10641593B2 (en) Combination sensor
US10600174B2 (en) Optical inspection apparatus
JP6277207B2 (ja) 光学測定装置
US9568365B2 (en) ATR infrared spectrometer
TWI460405B (zh) Light amount measuring device and light amount measuring method
KR20130004517A (ko) 측정용 광학계 및 그것을 사용한 색채 휘도계 및 색채계
US10466035B2 (en) Combination sensor
KR101987506B1 (ko) 측정 장치 및 측정 방법
KR102125483B1 (ko) 공초점 계측 장치
JP6277206B2 (ja) 光学測定装置
JP2016138749A (ja) 分光測定装置
CN108027317B (zh) 参考方案中的测量时间分布
JP6277208B2 (ja) 光学測定装置
CN105510296B (zh) 便携式消荧光拉曼光谱检测系统
JPWO2018230177A1 (ja) 測定用光学系、色彩輝度計および色彩計
US11686669B2 (en) Optical measurement device including a light splitting module comprising light splitters and a light inspecting module comprising a plurality of inspecting cameras
KR101327308B1 (ko) 음극선발광 및 광발광의 동시 측정을 위한 집광거울
TWI442031B (zh) 光學量測系統及其裝置
KR20130092805A (ko) 광검사장치
JP2013130549A (ja) 波長分布測定装置
JP2009068944A (ja) 受光ユニット検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6277207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350