JP2009133735A - 光学特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光体からの光を分光測定する際に、そのダイナミックレンジを容易に拡大させることができる光学特性測定装置を提供する。
【解決手段】制御手段は、受光部26からの検出出力に基づいて、入射する測定光の光量を判断し、受光部26に入射する光量が所定の下限値より小さい場合には、光フィルタ部22における減光率をより小さな値に切換え、受光部26に入射する光量が所定の上限値より大きい場合には、光フィルタ部22における減光率をより大きな値に切換える。
【選択図】図3

Description

この発明は、発光体からの光を分光測定する光学特性測定装置に関し、特に測定可能輝度範囲を拡大させるための技術に関する。
近年の青色発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)の開発および量産化技術の確立などに伴って、青色LEDを用いて波長帯域の広い光を発生する白色LEDが実用化されている。この白色LEDは、発光効率が高く、従来の赤色LEDなどに比較して高い輝度を実現する。
ところで、LEDの生産ラインでは、実際に製造したLEDを点灯した上で明るさや色合いを測定し、当該製品の良否を判断するような検査工程が存在する。このような検査工程では、測定対象となるLED(発光体)から所定距離だけ離れた位置に測定装置を配置し、当該位置において測定される光に基づいてその良否が判断される。
たとえば、特開2002−195882号公報(特許文献1)には、検査対象の発光を検出し、発光状態を判定するLEDセンサユニットと、最終的判定を行なうテスタコントローラとからなるLED発光体検査装置が開示されている。このLED発光体検査装置は、発光体の異なる発光色に対応するフィルタ特性を有する複数の光フィルタを用いて、光の有効波長値に応じた複数の輝度値を検出する。
発光体の色合いまで含めて評価するためには、特開2002−195882号公報(特許文献1)に開示されるような複数の光フィルタを用いる構成ではなく、光強度の分光分布を測定した上で、国際照明委員会(CIE:Commission International de l'Eclairange)が規定するXYZ表色系における三刺激値などを用いて評価することが好ましい。
特開2002−195882号公報
高効率化や大型化などの技術開発によって、特に白色LEDの発光輝度はますます高くなってきている。一方、実際の生産ラインでは、相対的に発光輝度の低い小型のLEDなども製造している場合が多い。そのため、同一の測定装置を用いて、相対的に発光輝度の高いLEDと相対的に発光輝度の低いLEDとをそれぞれ測定する必要性が生じている。しかしながら、分光検出部における測定可能輝度範囲(ダイナミックレンジ)に比較して、測定対象となる発光体のうち、発光輝度の高いものと発光輝度の低いものとの間の差(比)が大きくなる場合がある。そのような場合には、測定装置と検査対象の発光体(LED)との間を同一距離に維持した状態で、すべての発光体の光学特性を測定することはできない。すなわち、発光輝度の高い発光体を測定するために、測定装置と検査対象の発光体との間の距離を相対的に大きくすると、発光輝度の低い発光体の測定精度が低下するという問題が生じ、発光輝度の低い発光体を測定するために、測定装置と検査対象の発光体との間の距離を相対的に小さくすると、分光検出部でオーバーレンジなどの問題が生じる。
そこで、測定装置と検査対象の発光体との距離を発光輝度に応じて変更した上で測定を行なう、もしくは発光体に与える電流値などを低減して輝度を抑制した状態で測定を行なう、といった方法も考えられる。しかしながら、前者の方法については、測定装置の位置を変更することに伴って再校正が必要となり作業が煩雑化する。また、後者の方法については、供給電流を低減することによって発光体(LED)の発光特性が変化するので、本来の光学特性を正確に評価することはできない。
この発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、発光体からの光を分光測定する際に、そのダイナミックレンジを容易に拡大させることができる光学特性測定装置を提供することである。
この発明のある局面に従う光学特性測定装置は、光に含まれる各波長成分の強度に応じた信号を出力する分光検出部と、発光体からの光を分光検出部へ導く導光部と、導光部から分光検出部までの光経路上に配置され、透過する光の減光率を複数に切換え可能な光フィルタ部と、光フィルタ部における減光率を制御するための制御手段とを含む。制御手段は、分光検出部から出力される信号に基づいて、分光検出部に入射する光量を判断し、分光検出部に入射する光量が所定の下限値より小さい場合には、光フィルタ部における減光率をより小さな値に切換え、分光検出部に入射する光量が所定の上限値より大きい場合には、光フィルタ部における減光率をより大きな値に切換える。
好ましくは、光学特性測定装置は、分光検出部から出力される信号に基づいて、発光体の明るさおよび色度座標の少なくとも一方を算出する演算手段をさらに含む。演算手段は、光フィルタ部における複数の減光率の各々に対応付けて予め格納された複数の補正係数のうち、光フィルタ部で選択中の減光率に対応する補正係数を用いて信号を補正する。
好ましくは、光フィルタ部は、互いに透過率が異なる複数の領域が形成された板状部材と、制御手段からの指令に応じて、板状部材を分光検出部へ入射する光の光軸に対して垂直方向に駆動する駆動部とを含む。
さらに好ましくは、板状部材は、共通のガラス基板上に互いに透過率が異なる複数の領域が形成されて構成される。
またさらに好ましくは、分光検出部は、光フィルタ部を透過後の光が入射する回折格子と、回折格子によって生じた回折光を受光する受光部とを含む。板状部材は、その板面が回折格子に入射する光の光軸の垂直面に対して、非零の所定角度に配置される。
好ましくは、光学特性測定装置は、生産ライン上を連続的に搬送される複数の発光体を順次測定するように構成される。制御手段は、前回の測定時に使用された光フィルタ部における減光率を初期値として使用する。
この発明によれば、発光体からの光を分光測定する際に、そのダイナミックレンジを容易に拡大させることができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
<装置全体構成>
図1は、この発明の実施の形態に従う光学特性測定装置1の外観図を示す図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態に従う光学特性測定装置1は、代表的に、生産ライン10上を連続的に搬送される複数の発光体OBJの明るさや色合いといった光学特性を測定する。ここで、明るさとは、発光体OBJの輝度や光度などを意味し、色合いとは、発光体OBJの色度座標、主波長、刺激純度、相関色温度などを意味する。本実施の形態に従う光学特性測定装置1は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)やフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)などの測定に適用できるが、以下の説明では、代表的にLEDを測定対象の発光体OBJとする構成について例示する。
生産ライン10では、測定対象の発光体OBJが所定の搬送方向に一定速度もしくは間欠的に搬送されており、光学特性測定装置1は、この生産ライン10上の所定位置(測定位置)において発光体OBJの光学特性を測定する。なお、測定位置およびその直前の位置(点灯準備位置)には、図示しない電力供給装置が発光体OBJであるLEDの底面に連結され、LEDが点灯状態にされる。そして、この点灯状態のLEDに対して測定が行われる。なお、光学特性測定装置1が配置される位置は、一般的にLEDの製造ラインの出荷前や製造途中の各検査工程である。
光学特性測定装置1は、検出器2と情報処理装置100とを含む。検出器2は、生産ライン10の測定位置の上方などに配置された光取出部6と光ファイバ4を介して接続されている。そして、光ファイバ4が発光体OBJからの光(以下「測定光」とも称す。)を検出器2へ導く。
検出器2は、後述するように、発光体OBJからの測定光を分光し、それに含まれる各波長成分の強度に応じた信号(検出出力)を含む測定データを情報処理装置100へ出力する。特に、本実施の形態に従う検出器2は、後述するように、通過する光の減光率を複数に切換え可能な光フィルタ部を含んでおり、この光フィルタ部における減光率を適切に選択することで、測定可能輝度範囲(ダイナミックレンジ)を拡大する。すなわち、発光体OBJからの輝度が相対的に高い場合には、減光率を相対的に高く設定し、発光体OBJからの輝度が相対的に低い場合には、減光率を相対的に低く設定することで、光強度を検出するためのフォトダイオードアレイなどの受光部を適切な感度範囲で利用する。これにより、発光体OBJの輝度にかかわらず、適切な検出精度を維持することができる。
情報処理装置100は、検出器2からの測定データに基づいて、発光体OBJの光学特性を算出する。情報処理装置100は、代表的にコンピュータによって実現される。すなわち、情報処理装置100は、FD(Flexible Disk)駆動装置111およびCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)駆動装置113を搭載するコンピュータ本体101と、モニタ102と、キーボード103と、マウス104とからなる。そして、コンピュータ本体101が予め格納されたプログラムを実行することで、情報処理装置100に係る光学特性の算出処理を実現する。この情報処理装置100の機能構成については後述する。
<検出器の構成>
図2は、この発明の実施の形態に従う検出器2の概略の機能ブロック図である。図3は、この発明の実施の形態に従う検出器2の要部構造を示す斜視図である。
図2を参照して、検出器2は、スリット20と、光フィルタ部22と、回折格子24と、受光部26と、AD(Analog to Digital)変換器28と、コントローラ30とを含む。
スリット20と、光フィルタ部22と、回折格子24とは、光ファイバ4によって導かれた発光体OBJからの測定光の光軸Ax上に配列される。したがって、発光体OBJから発せられた測定光は、光取出部6および光ファイバ4を伝搬して、まずスリット20を通過する。スリット20は、所定の検出分解能を実現するために、光束径(大きさ)を調整する。一例として、スリット20の各スリット幅は0.2mm〜0.05mm程度に設定される。そして、スリット20を通過後の測定光は、光フィルタ部22へ入射する。なお、光フィルタ部22は、スリット20を通過後の測定光の収束位置とほぼ一致する位置に配置される。
光フィルタ部22は、透過する光の減光率を複数に切換え可能に構成される。光フィルタ部22における減光率は、後述するコントローラ30からの指令に従って選択される。
さらに、光フィルタ部22を通過後の測定光は、光軸Ax上を伝搬して回折格子24へ入射する。回折格子24は、入射する測定光を回折させることで分光し、各回折光を受光部26へ導く。代表的に、回折格子24は、ブレーズドホログラフィック型と呼ばれる反射型の回折格子であり、所定の波長間隔毎の回折光が対応する各方向に反射するように構成される。
受光部26は、測定光に含まれる各波長成分の強度を検出し、その検出した強度に応じた電気信号(検出出力)をAD変換器28へ出力する。受光部26は、代表的にフォトダイオードなどの検出素子をアレイ状に配置したフォトダイオードアレイ(PDA:Photo Diode Array)、もしくはマトリックス状に配置されたCCD(Charged Coupled Device)などからなる。一例として、受光部26は、380nm〜980nmの範囲で512個の周波数成分の強度に応じた信号を出力する。
なお、回折格子24および受光部26は、本願における「分光検出部」に相当し、測定光の検出波長範囲および検出波長間隔などに応じて適宜設計される。
次に、図3を参照して検出器2の要部構造について説明する。上述したように、測定光の光経路である光軸Ax上には、スリット20と、光フィルタ部22と、回折格子24とが配列される。
光フィルタ部22は、ベース部材212のスリット20側に、可動部材204が光軸Axに対して垂直方向にスライド可能に配置される。この可動部材204は、ベース部材212に設けられたスライド方向に延びるガイド部材210に沿ってスライド可能に構成される。この可動部材204は、復帰ばね206を介してベース部材212に連結されるとともに、リニアアクチュエータ208からの押圧を受けるように構成される。復帰ばね206は、可動部材204を紙面右方向にスライドさせるための力を与える。一方、リニアアクチュエータ208は、コントローラ30(図2)からの指令に従って、可動部材204のスライド方向に移動する。この復帰ばね206とリニアアクチュエータ208との協働によって、可動部材204は、リニアアクチュエータ208の移動量に応じた位置にスライドする。
可動部材204は、スライドに伴って光軸Axと交差する領域を含む切欠部が設けられており、この切欠部には、板状のフィルタアレイ202が装着される。なお、ベース部材212の光軸Axを含む処理範囲にも切欠部(図示しない)が設けられている。したがって、光軸Ax上に存在する光フィルタ部22の構成要素としては、フィルタアレイ202だけとなる。
フィルタアレイ202は、共通のガラス基板上に互いに透過率が異なる複数の領域202a,202b,202cが形成されている。
図4は、図3に示すフィルタアレイ202の構成図である。
図4を参照して、本実施の形態に従うフィルタアレイ202には、一例として、3つの領域202a,202b,202cが形成されている。なお、後述するように、本発明に係る検出器では、後述するように、複数のフィルタを選択可能に構成されていればよく、そのフィルタの数は制限されない。より具体的には、フィルタアレイ202は、共通のガラス基板203上に何らの加工もしない領域202aと、ステップ的に透過率を異ならせた領域202b,202cが形成されている。したがって、領域202aの透過率は、ガラス基板203自体の透過率に相当し、本実施の形態では相対的に透過率の高いガラス基板203が用いられるので、領域202aの減光率は実質的にゼロに相当する。一方、領域202bおよび202bは、一例としてそれぞれ透過率5%(ND5)および透過率0.2%(ND0.2)に加工されている。したがって、領域202bおよび202bの減光率は、それぞれ1/20および1/500となる。
図3に示すように、フィルタアレイ202を装着した可動部材204が光軸Axに対して垂直方向にスライドすることによって、フィルタアレイ202に形成された領域202a,202b,202cのうち光軸Axと交差する領域が切換えられる。すなわち、測定光が領域202a,202b,202cのうちいずれの領域を透過するかによって、その減光率を異ならしめることができる。
ここで、減光率を実質的にゼロにした場合(領域202aが選択された場合)であっても、測定光はガラス基板203を透過することになる。すなわち、領域202a,202b,202cのうちいずれが選択されたとしても、測定光が少なくともガラス基板203を透過する。そのため、ガラス基板203の厚さを所定の透過率を実現するために行なう加工幅に比較して大きくすることで、減光率の切換えに伴う測定光の光学的な経路長の変動を少なくすることができる。
また、共通のガラス基板203によって形成されたフィルタアレイ202をスライドするだけで、減光率を切換えることができるので、切換構造を実現するための空間を小さくできる。
さらに、フィルタアレイ202を回折格子24に入射する測定光の光軸Axの垂直面に対して、非零の所定角度に配置することが好ましい。これは、回折格子24で回折される測定光の一部が、光軸Axを測定光と逆方向に伝搬してフィルタアレイ202へ入射し、さらにフィルタアレイ202で反射されて回折格子24へ再入射する場合がある。このように、測定光の一部がフィルタアレイ202と回折格子24との間を多重反射することで、測定誤差を生じ得る。このような誤差要因を排除するために、測定光が回折格子24で反射されて生じる戻り光のフィルタアレイ202による反射される方向を光軸Axからずらすことが有効である。
図5は、この発明の実施の形態に従う光フィルタ部22におけるフィルタアレイ202の取り付け状態を説明するための図である。図6は、図5に示すフィルタアレイ202によって反射される戻り光の光学経路を説明するための図である。
図5を参照して、可動部材204は、その板面が測定光の光軸Axの垂直面と実質的に一致するように配置される。そして、フィルタアレイ202は、可動部材204の板面、すなわち光軸Axの垂直面に対して、非零の所定角度θに維持される。
図6は、水平方向から見た測定光およびその測定光によって生じる戻り光の光学経路を示す。回折格子24に入射した測定光は、回折格子24によって回折され、その回折光(多次光)の一部が戻り光として、光軸Axを逆方向に伝搬してフィルタアレイ202に入射する。ここで、フィルタアレイ202を所定角度θに配置することで、フィルタアレイ202に入射した戻り光のうち、フィルタアレイ202で反射される成分は、光軸Axから所定角度θだけ異なる方向に伝搬する。その結果、フィルタアレイ202で反射された戻り光が回折格子24へ再入射することを抑制できる。
なお、所定角度θは、フィルタアレイ202と回折格子24との間の距離や、回折格子24の焦点距離などに基づいて、フィルタアレイ202で反射された戻り光が回折格子24へ再入射しないような適切な角度に設定される。現実的には、5°〜15°程度が好ましい。
図5に示すように、フィルタアレイ202が可動部材204のスライド軸を中心にして所定の傾斜角を保つように構成されるので、フィルタアレイ202のうちいずれのフィルタが選択された場合であっても、フィルタアレイ202と光軸Axとの角度の関係は維持される。そのため、選択されるフィルタにかかわらず、回折格子24に入射する測定光の条件を同一にでき、フィルタ切換えに伴う誤差発生を抑制できる。
また、フィルタアレイが板状であるので、フィルタアレイ202を可動部材204に装着する際に1箇所の加工(代表的に、ザグリ(凹)部の形成)を行なえばよく、加工処理を簡素化できる。
なお、図5および図6では、フィルタアレイ202をその底辺を中心にして傾斜させる構成、すなわち紙面上下方向に傾斜させる構成について例示したが、その側辺を中心にして傾斜させる構成、すなわち紙面左右方向に傾斜させる構成を採用してもよい。本質的には、フィルタアレイ202と回折格子24との間の多重反射を回避できればよい。
再度、図2を参照して、AD変換器28は、受光部26からの電気信号をデジタル信号に変換し、この変換後のデジタル信号をコントローラ30へ出力する。
コントローラ30は、情報処理装置100(図1)との間でデータ通信可能に構成されるとともに、後述するように、光フィルタ部22における減光率の切換えを制御する。また、コントローラ30は、受光部26の露光時間(ゲートタイム)などの動作パラメータを設定する。そして、コントローラ30は、光フィルタ部22における減光率の切換えが完了すると、受光部26で検出される検出出力を含む測定データを所定周期で情報処理装置100へ送信する。なお、この測定データの送信周期は、数msec〜数100msecである。
図7は、この発明の実施の形態に従う検出器2から情報処理装置100へ送信される測定データのデータ構造の一例を示す図である。
図7を参照して、測定毎に送信される測定データは、ID格納部301と、測定値格納部302と、測定情報格納部303とを含む。ID格納部301には、各測定を特定するためのID番号が格納される。このID番号は、代表的に測定に伴ってインクリメントされる数である。測定値格納部302には、受光部26から出力される各波長成分の強度を示す値が波長に対応付けられたチャンネル毎に格納される。なお、図7では、512チャンネルの信号が受光部26から出力される場合を示す。測定情報格納部303は、各測定における測定パラメータが格納され、代表的に、受光部26のゲートタイム(露光時間)の値、測定周期に相当する格納タイムの値、光フィルタ部22における減光率を特定するフィルタ番号などが格納される。
<情報処理装置の構成>
図8は、この発明の実施の形態に従う情報処理装置100のハードウェア構成を示す概略構成図である。この発明の実施の形態に従う情報処理装置100のハードウェア構成を示す概略構成図である。
図8を参照して、コンピュータ本体101は、図1に示すFD駆動装置111およびCD−ROM駆動装置113に加えて、相互にバスで接続された、CPU(Central Processing Unit)105と、メモリ106と、固定ディスク107と、検出器インターフェイス部(I/F)109とを含む。
FD駆動装置111にはFD112が装着可能であり、CD−ROM駆動装置113にはCD−ROM114が装着可能である。上述したように、本実施の形態に従う情報処理装置100は、CPU105がメモリ106などのコンピュータハードウェアを用いて、プログラムを実行することで実現される。一般的に、このようなプログラムは、FD112やCD−ROM114などの記録媒体に格納されて、またはネットワークなどを介して流通する。そして、このようなプログラムは、FD駆動装置111やCD−ROM駆動装置113などにより記録媒体から読取られて、記憶装置である固定ディスク107に一旦格納される。さらに、固定ディスク107からメモリ106に読出されて、CPU105により実行される。
CPU105は、プログラムされた命令を順次実行することで、各種の演算を実施する演算処理部である。メモリ106は、CPU105でのプログラム実行に応じて、各種の
情報を一時的に記憶する。
検出器インターフェイス部109は、コンピュータ本体101と検出器2(図1)との間のデータ通信を仲介するための装置であり、検出器2から送信された測定データを示す電気信号を受信してCPU105が処理可能なデータ形式に変換するとともに、CPU105が出力した指令などを電気信号に変換して検出器2へ送出する。
コンピュータ本体101に接続されるモニタ102は、CPU105によって算出される測定対象の発光体OBJの明るさや色合いなどの算出結果を表示するための表示装置であって、一例としてLCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などから構成される。
マウス104は、クリックやスライドなどの動作に応じたユーザからの指令を受付ける。キーボード103は、入力されるキーに応じたユーザからの指令を受付ける。
また、コンピュータ本体101には、必要に応じて、プリンタなどの他の出力装置が接続されてもよい。
<検出器の制御構造>
図9は、この発明の実施の形態に従う検出器2のコントローラ30における制御構造を示す概略図である。
図9を参照して、コントローラ30は、受信部311と、送信部312と、バッファ部313と、判断部314と、フィルタ選択部315と、設定部316とをその機能として含む。
バッファ部313は、受光部26(図2)で測定された測定値(分光分布)を一時的に格納する。
判断部314は、光フィルタ部22で現在選択中のフィルタが適切か否かを判断するために、バッファ部313に格納される測定値に基づいて、受光部26に入射する測定光の光量を評価する。具体的には、判断部314は、バッファ部313に格納される測定値の代表値(一例として、各波長成分のうち最大の強度値)が所定の下限値から所定の上限値までの範囲に存在するか否かを判断する。そして、判断部314は、測定値の代表値が所定の下限値より小さい場合には、受光部26に入射する測定光の光量が不足していると判断し、その旨をフィルタ選択部315へ出力する。一方、判断部314は、測定値の代表値が所定の上限値より大きい場合には、受光部26に入射する測定光の光量が過剰であると判断し、その旨をフィルタ選択部315へ出力する。
また、判断部314は、受光部26に入射する測定光の光量が適切と判断した場合(下限値と上限値との間にある場合)には、バッファ部313に格納されている測定値を送信部312へ出力する。
なお、測定値の代表値としては、各波長成分の平均値や中間値などを用いてもよい。また、上述したように上限値および下限値といったしきい値を用いて判断する方法に限られる、受光部26に入射する測定光の光量が適切か否かを判断できればどのような方法を用いてもよい。
このように、判断部314は、測定対象の発光体OBJの輝度に依存して変動する測定光の光量の適否を判断し、適切なフィルタが選択されるように、フィルタ選択部315へ判断結果を出力する。
フィルタ選択部315は、判断部314からの判断結果に応じて、適切なフィルタ(減光率)が選択されるように、フィルタ選択指令を光フィルタ部22へ出力する。具体的には、フィルタ選択部315は、判断部314において受光部26に入射する測定光の光量が不足していると判断されると、より多くの測定光を受光部26に入射させるように、より減光率の小さなフィルタに切換えるためのフィルタ選択指令を出力する。一方、フィルタ選択部315は、判断部314において受光部26に入射する測定光の光量が過剰であると判断されると、受光部26に入射する測定光を抑制するように、より減光率の大きなフィルタに切換えるためのフィルタ選択指令を出力する。また、フィルタ選択部315は、現在選択中のフィルタを特定するための情報(フィルタ番号)を送信部312へ出力する。
このように、フィルタ選択部315は、受光部26に入射する測定光の光量を、受光部26の検出感度に適した値に維持するように、光フィルタ部22におけるフィルタを選択する。
さらに、フィルタ選択部315は、情報処理装置100から送信される校正時フィルタ指定に応答して、指定されたフィルタに切換える。これは、校正時には、光フィルタ部22に含まれるフィルタ別に補正係数を算出する必要があるため、上述のようなフィルタの自動切換機能を無効化するためである。
設定部316は、ユーザ入力や情報処理装置100から送信される各種設定などに応じて、受光部26における動作パラメータを設定または変更する。具体的には、設定部316は、受光部26の露光時間(ゲートタイム)や測定周期などを設定または変更する。また、設定部316は、この受光部26に対して設定した動作パラメータを含む測定情報を送信部312へ出力する。
送信部312は、受光部26で測定された測定値と、設定部316からの受光部26の設定値とを含む測定データを作成し、情報処理装置100へ所定周期で送信する。
受信部311は、情報処理装置100から校正時フィルタ指定や各種設定を受信し、その受信した設定値をフィルタ選択部315や設定部316へ出力する。
<検出器における処理手順>
図10は、この発明の実施の形態に従う検出器2における処理手順を示すフローチャートである。なお、図10に示す処理は、検出器2のコントローラ30によって実行される。
図10を参照して、コントローラ30は、電源が投入されると、光フィルタ部22に対して予め定められた初期値に対応するフィルタを選択させる(ステップS100)。そして、コントローラ30は、測定開始指令が与えられたか否かを判断する(ステップS102)。この測定開始指令は、測定位置に測定対象の発光体OBJが到着すると、情報処理装置100や生産ラインを管理するライン制御装置(図示しない)から与えられる。測定開始指令が与えられなければ(ステップS102においてNO)、コントローラ30は、測定開始指令が与えられるまで待つ。
測定開始指令が与えられると(ステップS102においてYES)、コントローラ30は、測定対象の発光体OBJからの光の測定を実行する(ステップS104)。具体的には、受光部26で検出される測定値(分光分布)の取り込みが開始される。
続いて、コントローラ30は、検出された測定値に基づいて、受光部26に入射する測定光の光量が適切であるか否かを判断する(ステップS106)。すなわち、受光部26は、検出された測定値の代表値が所定の下限値から上限値までの範囲に存在するか否かを判断する。
受光部26に入射する測定光の光量が不足であると判断された場合(ステップS106において「不足」)、すなわち測定値の代表値が所定の下限値より小さいと判断された場合には、コントローラ30は、光フィルタ部22で現在選択中のフィルタより減光率のより小さなフィルタを選択可能であるか否かを判断する(ステップS108)。
光フィルタ部22で現在選択中のフィルタより減光率のより小さなフィルタを選択可能でない場合(ステップS108においてNOの場合)には、コントローラ30は、測定エラーを出力し(ステップS110)、処理はステップS102に戻る。なお、測定エラー出力としては、測定値としてはあり得ない数値(たとえば、マイナス値)を情報処理装置100へ送信してもよい。
これに対して、光フィルタ部22で現在選択中のフィルタより減光率のより小さなフィルタを選択可能である場合(ステップS108においてYESの場合)には、コントローラ30は、光フィルタ部22で選択中のフィルタをより減光率の小さなものに切換え(ステップS112)、処理はステップS104に戻る。
一方、受光部26に入射する測定光の光量が過剰であると判断された場合(ステップS106において「過剰」)、すなわち測定値の代表値が所定の上限値より大きいと判断された場合には、コントローラ30は、光フィルタ部22で現在選択中のフィルタより減光率のより大きなフィルタを選択可能であるか否かを判断する(ステップS114)。
光フィルタ部22で現在選択中のフィルタより減光率のより大きなフィルタを選択可能でない場合(ステップS114においてNOの場合)には、コントローラ30は、測定エラーを出力し(ステップS116)、処理はステップS102に戻る。
これに対して、光フィルタ部22で現在選択中のフィルタより減光率のより大きなフィルタを選択可能である場合(ステップS114においてYESの場合)には、コントローラ30は、光フィルタ部22で選択中のフィルタをより減光率の大きなものに切換え(ステップS118)、処理はステップS104に戻る。
受光部26に入射する測定光の光量が適切であると判断された場合(ステップS106においてYES)、すなわち測定値の代表値が所定の下限値から上限値の範囲に存在すると判断された場合には、コントローラ30は、現在選択中のフィルタ番号とともに、直前に検出された測定値を情報処理装置100へ送信する(ステップS120)。そして、コントローラ30は、現在選択中のフィルタ番号を新たな初期値に更新した上で(ステップS122)、処理はステップS102に戻る。すなわち、前回の測定時に使用されたフィルタが次回の測定の初期値として用いられる。これは、一般的な生産ラインでは、いわゆるロット単位で製品が製造される場合が多く、製品種別の変更タイミング(あるロットと別のロットとの境界位置)において、フィルタ切換えが行なわれた後は、同一ロットの製品が連続すると予想される。そのため、前回の測定において使用されたフィルタをそのまま後続の測定においても使用することが測定効率の観点から好ましいと考えられるからである。
このように、コントローラ30は、受光部26に入射する測定光の光量が適切となるように光フィルタ部22における減光率を切換えてゆき、測定光の光量が適切となった場合に検出された測定値を情報処理装置100へ送信する。そのため、情報処理装置100では、測定対象の発光体OBJの光学特性を適切に算出することができる。
<情報処理装置の制御構造>
図11は、この発明の実施の形態に従う情報処理装置100における制御構造を示す概略図である。
図11を参照して、情報処理装置100は、補正部122および算出部123を含む演算部121と、校正制御部126と、補正係数ファイル124と、標準データファイル127とをその機能として含む。なお、演算部121および校正制御部126の機能は、予め固定ディスク107などに格納されたプログラムがメモリ106に展開された上でCPU105によって実行されることで実現される。また、補正係数ファイル124および標準データファイル127は、固定ディスク107またはメモリ106の不揮発性領域などに格納される。
補正係数ファイル124には、検出器2の光フィルタ部22で選択可能な各フィルタに対応付けた複数の補正係数テーブルが予め格納されている。この複数の補正係数テーブルは、フィルタ番号によって特定可能になっている。この各補正係数テーブルには、測定値(分光分布)に含まれる波長成分に対応付けて、その波長成分と同数の補正係数(校正係数)が規定されている。一例として、測定値に512チャンネルのデータが含まれている場合には、各補正係数テーブルにも512個の補正係数(校正係数)が規定される。
演算部121は、検出器2の光フィルタ部22で選択中のフィルタ(減光率)に対応する補正係数テーブルを用いて発光体OBJの明るさや色度といった光学特性を算出する。
より具体的には、補正部122は、検出器2から送信される測定データに含まれるフィルタ番号に基づいて、補正係数ファイル124から対応する補正係数テーブルを選択する。そして、補正部122は、この選択した補正係数テーブルの各補正係数を測定値の対応する成分に乗じることで、補正後の測定値を算出する。そして、この補正後の測定値は、算出部123へ与えられる。
算出部123は、この補正後の測定値に基づいて、発光体OBJの明るさや色度などの光学特性を算出する。算出部123で算出される光学特性の代表例としては、三刺激値、色度座標、主波長(Dominant)、刺激純度(Purity)、相関色温度および偏差Duv、演色性評価数などが挙げられる。これらの測定項目は、主としてXYZ表色系に基づいて規定される。
XYZ表色系は、以下のような演算式に従って算出される三刺激値(X,Y,Z)を用いて規定される。
Figure 2009133735
上式のように、三刺激値(X,Y,Z)の算出には測定値(分光分布)が必要であり、算出部123は、可視領域(380nm〜780nm)にある各波長成分の強度に対応する等色関数の値を乗じた値を積算する。この三刺激値(X,Y,Z)の算出方法は、JIS Z 8724「色の測定方法−光源色」として定められている。
図12は、国際照明委員会(CIE)によって定められている等色関数を示す図である。図12を参照して、等色関数は、人間の目における分光感度を表現したものに相当する。
三刺激値(X,Y,Z)のうち、刺激値Yの値は発光体OBJの明るさに相当する値である。なお、上式において、定数kは、受光部26などにおける検出ゲインを考慮した値であり、「Y」の値が実際に測定される明るさの絶対値と一致するように予め設定される。
また、三刺激値(X,Y,Z)のうち、刺激値Xおよび刺激値Yの値は色度座標を算出するための用いられる。色度座標(x,y)は、以下のような演算式に従って算出される。
Figure 2009133735
色度座標(x,y)は、XYZ表色系の横軸方向の値と縦軸方向の値を示す。この色度座標(x,y)の算出方法は、JIS Z 8724「色の測定方法−光源色」として定められている。色度座標の算出方法としては、CIE 1960 UCSやCIE 1976 UCSによっても別の算出方法が定められており、これらの算出方法を用いてもよい。
このように、算出部123は、検出器2で検出された測定値に基づいて、三刺激値(X,Y,Z)を算出することで、測定対象の発光体OBJの明るさ(kY)および色度座標(x,y)の少なくとも一方を算出する。なお、算出部123は、上述の等色関数や定数kを予め格納する。
主波長は、XYZ表色系に規定された色度図のうち、色度座標(x,y)のy座標の値に対応する波長に相当し、発光体OBJの色の違いを意味する。刺激純度は、原点の座標と色度座標(x,y)との距離に相当し、発光体OBJの色の濃さを意味する。この主波長および刺激純度の算出方法は、JIS Z 8701「色の表示方法−XYZ表色系及びX101010表色系」として定められている。
相関色温度および偏差Duvは、それぞれ発光体OBJの色に最も近似する黒体の温度および黒体の温度に対する偏差を意味し、JIS Z 8725「光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法」として定められている。
演色性評価数は、発光体OBJの演色性を評価するものであり、JIS Z 8726「光源の演色性評価方法」として定められている。
<光学特性の算出処理手順>
図13は、この発明の実施の形態に従う情報処理装置100における光学特性の算出処理手順を示すフローチャートである。なお、図13に示す処理は、代表的に、CPU105が予め固定ディスク107などに格納されたプログラムが実行されることで実現される。
図13を参照して、CPU105は、検出器2から測定データを受信したか否かを判断する(ステップS200)。測定データを受信していなければ(ステップS200においてNO)、CPU105は測定データを受信するまで待つ。
一方、測定データを受信していれば(ステップS200においてYES)、CPU105は、測定データからフィルタ番号を抽出し、当該フィルタ番号に対応する補正係数テーブルを読出す(ステップS202)。そして、CPU105は、測定データに含まれる測定値に補正係数テーブルを乗じることで測定値を補正する(ステップS204)。さらに、CPU105は、補正後の測定値に基づいて、上述したような測定対象の発光体OBJの光学特性を算出する(ステップS206)。なお、算出される光学特性の項目は、ユーザによって選択されるようにしてもよい。
最終的に、CPU105は、算出した測定対象の発光体OBJの光学特性をモニタ102や図示しないプリンタなどへ出力する(ステップS208)。
<補正係数テーブルの更新処理手順>
再度、図11を参照して、補正係数ファイル124には、検出器2の光フィルタ部22において切換え可能な各フィルタに対応付けた補正係数テーブルが予め格納される。すなわち、これらの補正係数テーブルは、検出器2を校正することによって算出される。校正制御部126は、校正時にこれらの補正係数テーブルの作成または更新を行なう。具体的には、校正制御部126は、ユーザなどからの校正指令を受けると、検出器2の光フィルタ部22で特定のフィルタが選択されるように、校正時フィルタ指定を出力する。そして、校正制御部126は、ユーザによる校正操作によって得られる測定値と、標準データファイル127に予め格納される標準スペクトルとを比較して、補正係数テーブルを作成または更新する。以下では、校正処理として、(1)エネルギー校正および(2)波長校正について例示する。
(1)エネルギー校正
エネルギー校正は、検出器2の受光部26における受光感度(ゲイン)の波長依存性を補正するための処理である。
図14は、エネルギー校正を行なう際の手順を説明するための図である。
図14を参照して、標準ランプ12を用意するとともに、光取出部6に透過拡散キャップ8を装着する。そして、標準ランプ12と透過拡散キャップ8の先端との間の距離を所定の基準距離(たとえば、500mm)に設定する。この透過拡散キャップ8は、標準ランプ12から照射される光を均一化した上で、光取出部6に入射させるための部材である。標準ランプ12から放射される照度は既知であり、当該基準距離における標準値(スペクトル)が標準データファイル127(図11)に予め格納されている。
図15は、エネルギー校正時に測定されたデータの一例を示す図である。
図15を参照して、エネルギー校正係数は、標準ランプ12を測定して得られる測定値と、標準データファイル127に予め格納された標準値との比率として算出される。校正制御部126(図11)は、このようなエネルギー校正係数を各波長成分について算出する。さらに、校正制御部126は、算出したエネルギー校正係数に基づいて、当該時点において検出器2の光フィルタ部22で選択中のフィルタ番号に対応付けた補正係数テーブルを作成または更新する。同様にして、光フィルタ部22で選択可能なフィルタの数だけ、エネルギー校正が行なわれる。
なお、補正部122(図11)は、実測値に補正係数テーブルを乗じることで補正を行なうので、補正係数テーブルは、図15に示すエネルギー校正係数の逆数に相当する値となる。
以上のようなエネルギー校正は、検出器2の光フィルタ部22で選択可能なフィルタの数だけ行なう必要があり、経年変化などを考慮して所定周期で行なうことが好ましい。
なお、本実施の形態に従う情報処理装置100において、校正制御部126および標準データファイル127を必ずしも搭載しておく必要はなく、校正時には校正用の別の装置を検出器2に接続し、この別の装置によって算出された補正係数テーブルのデータを補正係数ファイル124に格納するようにしてもよい。
(2)波長校正
波長校正は、受光部26から出力される検出出力の波長領域におけるずれを補正するための処理である。
波長校正を行なう場合には、参照光源として、多数の既知の輝線スペクトルを含む光を発生する水銀ランプ、ネオンランプ、水銀・ネオンランプなどを用いる。
図16は、水銀・ネオンランプから発生する光のスペクトルを示す図である。図16に示すように、水銀・ネオンランプからは、多数の輝線スペクトルを含む光が放射され、これらの輝線スペクトルと受光部26から出力される検出出力とを対応付けることで、波長領域におけるずれを補正できる。
このような受光部26を構成する各受光素子(チャンネル)に対応付けられる波長を規定した波長テーブルについても補正係数ファイル124に格納される。補正部122(図11)は、この波長テーブルに基づいて、受光部26から出力される各チャンネルの検出出力に対応する波長を決定する。さらに、波長テーブルについても光フィルタ部22で選択可能なフィルタ毎に格納することが好ましい。この場合には、補正部122は、光フィルタ部22で選択されるフィルタに従って、対応の波長テーブルを用いて波長校正を行なう。
<変形例1>
上述の実施の形態においては、板状のフィルタアレイ202を光軸Axに対して垂直方向にスライドさせることで、減光率を複数に切換える構成について例示したが、いわゆるフィルタホイールを用いる構成を採用してもよい。
フィルタホイールの構成としては、光軸Axに平行な回転軸に沿って回転可能なホイール(円板)を設け、互いに透過率が異なる複数の領域をこのホイールの周方向に形成する。そして、コントローラからの指令に応じてホイールを回転駆動することで、光軸Axに交差する領域を変更することで、減光率を切換える。
<変形例2>
上述の実施の形態においては、別体の検出器2および情報処理装置100から構成される光学特性測定装置1について例示したが、検出器2および情報処理装置100の機能と同一の装置として構成してもよい。
<変形例3>
本発明に係るプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明に係るプログラムに含まれ得る。
さらに、本発明に係るプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明に係るプログラムに含まれ得る。
さらに、本発明に係るプログラムによって実現される機能の一部または全部を専用のハードウェアによって構成してもよい。
本実施の形態によれば、受光部に入射する測定光の光量が当該受光部の検出感度に適した値となるように、測定光の光学経路上に配置したフィルタを切換えた上で、測定を行なう。これにより、発光輝度の異なる複数の種類の発光体OBJが流れ得る生産ラインに適用した場合であっても、適切に各発光体OBJの光学特性を測定することができる。また、本実施の形態に従う検出器は、受光部で検出された測定値に基づいて、適切なフィルタを選択するので、ユーザ操作を必要とせず、容易にダイナミックレンジを拡大させることができる。
また、本実施の形態によれば、互いに透過率が異なる複数の領域が形成された板状のフィルタアレイを測定光の光軸に対して垂直方向にスライドさせることで、減光率を切換えることができるので、切換構造を実現するための空間を小さくできるとともに、その構造を簡素化できる。
さらに、本実施の形態によれば、板状のフィルタアレイが測定光の光軸の垂直面に対して、非零の所定角度に配置される。この構成によって、測定誤差の要因となるフィルタアレイと回折格子との間の多重反射を抑制することができ、測定精度を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態に従う光学特性測定装置の外観図を示す図である。 この発明の実施の形態に従う検出器の概略の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態に従う検出器の要部構造を示す斜視図である。 図3に示すフィルタアレイの構成図である。 この発明の実施の形態に従う光フィルタ部におけるフィルタアレイの取り付け状態を説明するための図である。 図5に示すフィルタアレイによって反射される戻り光の光学経路を説明するための図である。 この発明の実施の形態に従う検出器から情報処理装置へ送信される測定データのデータ構造の一例を示す図である。 この発明の実施の形態に従う情報処理装置のハードウェア構成を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態に従う検出器のコントローラにおける制御構造を示す概略図である。 この発明の実施の形態に従う検出器における処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態に従う情報処理装置における制御構造を示す概略図である。 国際照明委員会(CIE)によって定められている等色関数を示す図である。 この発明の実施の形態に従う情報処理装置における光学特性の算出処理手順を示すフローチャートである。 エネルギー校正を行なう際の手順を説明するための図である。 エネルギー校正時に測定されたデータの一例を示す図である。 水銀・ネオンランプから発生する光のスペクトルを示す図である。
符号の説明
1 光学特性測定装置、2 検出器、4 光ファイバ、5 透過率、6 光取出部、8 透過拡散キャップ、10 生産ライン、12 標準ランプ、20 スリット、22 光フィルタ部、24 回折格子、26 受光部、28 変換器、30 コントローラ、100 情報処理装置、101 コンピュータ本体、102 モニタ、103 キーボード、104 マウス、106 メモリ、107 固定ディスク、109 検出器インターフェイス(I/F)部、111 FD駆動装置、113 CD-ROM駆動装置、121 演算部、122 補正部、123 算出部、124 補正係数ファイル、126 校正制御部、127 標準データファイル、202 フィルタアレイ、202a,202b,202c 領域、203 ガラス基板、204 可動部材、208 リニアアクチュエータ、210 ガイド部材、212 ベース部材、301 格納部、302 測定値格納部、303 測定情報格納部、311 受信部、312 送信部、313 バッファ部、314 判断部、315 フィルタ選択部、316 設定部、OBJ 発光体。

Claims (6)

  1. 光に含まれる各波長成分の強度に応じた信号を出力する分光検出部と、
    発光体からの光を前記分光検出部へ導く導光部と、
    前記導光部から前記分光検出部までの光経路上に配置され、透過する光の減光率を複数に切換え可能な光フィルタ部と、
    前記光フィルタ部における減光率を制御するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記分光検出部から出力される信号に基づいて、前記分光検出部に入射する光量を判断し、前記分光検出部に入射する光量が所定の下限値より小さい場合には、前記光フィルタ部における減光率をより小さな値に切換え、前記分光検出部に入射する光量が所定の上限値より大きい場合には、前記光フィルタ部における減光率をより大きな値に切換える、光学特性測定装置。
  2. 前記分光検出部から出力される信号に基づいて、前記発光体の明るさおよび色度座標の少なくとも一方を算出する演算手段をさらに備え、
    前記演算手段は、前記光フィルタ部における複数の減光率の各々に対応付けて予め格納された複数の補正係数のうち、前記光フィルタ部で選択中の減光率に対応する補正係数を用いて前記信号を補正する、請求項1に記載の光学特性測定装置。
  3. 前記光フィルタ部は、
    互いに透過率が異なる複数の領域が形成された板状部材と、
    前記制御手段からの指令に応じて、前記板状部材を前記分光検出部へ入射する光の光軸に対して垂直方向に駆動する駆動部とを含む、請求項1または2に記載の光学特性測定装置。
  4. 前記板状部材は、共通のガラス基板上に互いに透過率が異なる複数の領域が形成されて構成される、請求項3に記載の光学特性測定装置。
  5. 前記分光検出部は、
    前記光フィルタ部を透過後の光が入射する回折格子と、
    前記回折格子によって生じた回折光を受光する受光部とを含み、
    前記板状部材は、その板面が前記回折格子に入射する光の光軸の垂直面に対して、非零の所定角度に配置される、請求項3または4に記載の光学特性測定装置。
  6. 前記光学特性測定装置は、生産ライン上を連続的に搬送される複数の前記発光体を順次測定するように構成され、
    前記制御手段は、前回の測定時に使用された前記光フィルタ部における減光率を初期値として使用する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学特性測定装置。
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