JP6565174B2 - 刺激値直読型の測色計 - Google Patents

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本発明は、複数の等色関数の各々に対応する測色値を測定する刺激値直読型の測色計に関する。
国際照明委員会(CIE)において1931年に採択されたXYZ表色系の等色関数(以下では「CIE1931XYZ等色関数」という。)は、客観的な数値で表現された色の指標を求めるための色評価関数の一種である。CIE1931XYZ等色関数は、ディスプレイ、ランプ等の色を測定する場合の標準的な色評価関数として長期間に渡って採用されてきた。特許文献1は、その一例である。
しかし、CIE1931XYZ等色関数が色評価関数として選択された場合に得られる測色値は、特許文献2に記載されているように、実際の人間の目視感と必ずしも一致しない。このため、CIE1931XYZ等色関数を修正した等色関数(以下では「修正等色関数」という。)が提案されている。例えば、Vos and Judd(1978)修正等色関数、TR-170-1修正等色関数、Stockman and Sharpe(1998)修正等色関数等が提案されている。修正等色関数が選択された場合に得られる測色値は、CIE1931XYZ等色関数が選択された場合に得られる測色値と比較して、実際の人間の目視感とより一致する。
特開平11−6766号公報 特表2011−517783号公報
上記のように、修正等色関数が選択された場合に得られる測色値は、CIE1931XYZ等色関数が選択された場合に得られる測色値と比較して、実際の人間の目視感とより一致する。しかし、CIE1931XYZ等色関数は、長期間にわたって標準的な色評価関数の地位を占めてきたため、過去の測定データーとの比較等のために、CIE1931XYZ等色関数が選択された場合の測色値を測定することが望まれる場合も多い。このため、CIE1931XYZ等色関数が選択された場合の測色値及び修正等色関数が選択された場合の測色値の両方を一台の測色計で測定できることが望ましい。
CIE1931XYZ等色関数が選択された場合の測色値及び修正等色関数が選択された場合の測色値の両方を一台の測色計で測定するためには、測色の方式を分光測色方式とするか、又は、測色の方式を刺激値直読方式としCIE1931XYZ等色関数に対応する測色光学系及び修正等色関数に対応する測色光学系の両方を設ければよい。しかし、これらは、測色計を複雑にする。
この問題は、一台の測色計によりCIE1931XYZ等色関数及び修正等色関数の各々に対応する測色値を測定する場合に限らず、一台の測色計により複数の等色関数の各々に対応する測色値を測定する場合に一般に生じる。
発明の詳細な説明に記載された発明は、上記の問題を解決することを目的とする。発明の詳細な説明に記載された発明が解決しようとする課題は、簡潔な構成を備える一台の刺激値直読型の測色計により複数の等色関数の各々に対応する測色値を測定することである。
本発明の第1の態様は、XYZ表色系の等色関数である第1の等色関数および第2の等色関数の各々に対応する測色値を測定する刺激値直読型の測色計であって、第1の色フィルターと前記第1の色フィルターを透過した光線束を受光し第1の信号を出力する第1の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のx成分のうちの長波長側のピークを含むが短波長側のピークを含まない波長範囲の第1部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第1の信号を出力する第1の測色光学系と、第2の色フィルターと前記第2の色フィルターを透過した光線束を受光し第2の信号を出力する第2の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のy成分のである第2部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第2の信号を出力する第2の測色光学系と、第3の色フィルターと前記第3の色フィルターを透過した光線束を受光し第3の信号を出力する第3の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のz成分のである第3部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第3の信号を出力する第3の測色光学系と、第4の色フィルターと前記第4の色フィルターを透過した光線束を受光し第4の信号を出力する第4の受光センサーとを備え、前記第2の等色関数のz成分のである第4部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第4の信号を出力する第4の測色光学系と、前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号を処理し、前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号の強度をそれぞれ表現する第1の信号値、第2の信号値、第3の信号値及び第4の信号値を得る信号処理回路と、前記第1の等色関数が選択された場合の第1の刺激値を演算する場合に、前記第1の刺激値のX成分を第1の係数と前記第3の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第1の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第1の刺激値のZ成分を前記第3の信号値から演算する第1の刺激値演算部と、前記第2の等色関数が選択された場合の第2の刺激値を演算する場合に、前記第2の刺激値のX成分を第2の係数と前記第4の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第2の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第2の刺激値のZ成分を前記第4の信号値から演算する第2の刺激値演算部と、前記第1の刺激値から第1の測色値を演算するするとともに、前記第2の刺激値から第2の測色値を演算する導出機構と、
を備える。
本発明の第2の態様は、XYZ表色系の等色関数である第1の等色関数および第2の等色関数の各々に対応する測色値を測定する刺激値直読型の測色計であって、第1の色フィルターと前記第1の色フィルターを透過した光線束を受光し第1の信号を出力する第1の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のx成分のうちの長波長側のピークを含むが短波長側のピークを含まない波長範囲の第1部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第1の信号を出力する第1の測色光学系と、第2の色フィルターと前記第2の色フィルターを透過した光線束を受光し第2の信号を出力する第2の受光センサーとを備え、前記第2の等色関数のy成分のである第2部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第2の信号を出力する第2の測色光学系と、第3の色フィルターと前記第3の色フィルターを透過した光線束を受光し第3の信号を出力する第3の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のz成分のである第3部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第3の信号を出力する第3の測色光学系と、第4の色フィルターと前記第4の色フィルターを透過した光線束を受光し第4の信号を出力する第4の受光センサーとを備え、前記第2の等色関数のz成分のである第4部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第4の信号を出力する第4の測色光学系と、前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号を処理し、前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号の強度をそれぞれ表現する第1の信号値、第2の信号値、第3の信号値及び第4の信号値を得る信号処理回路と、前記第1の等色関数が選択された場合の第1の刺激値を演算する場合に、前記第1の刺激値のX成分を第1の係数と前記第3の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第1の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第1の刺激値のZ成分を前記第3の信号値から演算する第1の刺激値演算部と、前記第2の等色関数が選択された場合の第2の刺激値を演算する場合に、前記第2の刺激値のX成分を第2の係数と前記第4の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第2の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第2の刺激値のZ成分を前記第4の信号値から演算する第2の刺激値演算部と、前記第1の刺激値から第1の測色値を演算するとともに、前記第2の刺激値から第2の測色値を演算する導出機構と、を備える。

簡潔な構成を備える一台の刺激値直読型の測色計により複数の等色関数の各々に対応する測色値が測定される。
これらの及びこれら以外の発明の目的、特徴、局面及び利点は、添付図面とともに考慮されたときに下記の発明の詳細な説明によってより明白となる。
CIE1931XYZ等色関数を示すグラフである。 Vos and Judd(1978)修正等色関数及びCIE1931XYZ等色関数を示すグラフである。 TR-170-1修正等色関数及びCIE1931XYZ等色関数を示すグラフである。 測色の簡略化を説明するための模式図である。 測色の簡略化を説明するための模式図である。 測色の簡略化を説明するための模式図である。 測色の簡略化を説明するための模式図である。 測色の簡略化を説明するための模式図である。 測色の簡略化を説明するための模式図である。 測色の簡略化の前後の分光応答度を示すグラフである。 測色の簡略化の前後の分光応答度を示すグラフである。 測色の簡略化の前後の分光応答度を示すグラフである。 色彩輝度計の模式図である。 測定ヘッド等の模式図である。 測色ユニット等の模式図である。 色フィルターの分光透過率等を示すグラフである。 制御部等のブロック図である。 色度の演算アルゴリズムを説明するための図である。 色度の測定の流れを示すフローチャートである。 白色LEDが発する光の分光強度を個体ごとに示すグラフである。
1 等色関数
この実施形態の色彩輝度計は、CIE1931XYZ等色関数が色評価関数として選択された場合の測色値及び修正等色関数が色評価関数として選択された場合の測色値の両方を測定できる。下記の説明においては、色彩輝度計について説明するのに先立って、CIE1931XYZ等色関数及び修正等色関数について説明する。
2 CIE1931XYZ等色関数
図1のグラフは、CIE1931XYZ等色関数を示す。
図1に示されるように、CIE1931XYZ等色関数は、x成分xbar(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)を有する。CIE1931XYZ等色関数のx成分xbar(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)の各々は、波長lambdaの関数である。CIE1931XYZ等色関数のx成分xbar(lambda)は、442nm付近及び599nm付近にピークを有する。CIE1931XYZ等色関数のy成分ybar(lambda)は、555nm付近にピークを有する。CIE1931XYZ等色関数のz成分zbar(lambda)は、446nm付近にピークを有する。CIE1931XYZ等色関数のx成分xbar(lambda)は、短波長側xbar1(lambda)及び長波長側xbar2(lambda)に分割できる。短波長側xbar1(lambda)は、x成分xbar(lambda)の短波長側のピークを含むが長波長側のピークを含まない波長範囲の部分であり、例えば500nm以下の波長範囲の部分である。長波長側xbar2(lambda)は、x成分xbar(lambda)のうちの長波長側のピークを含むが短波長側のピークを含まない波長範囲の部分であり、例えば500nm以上の波長範囲の部分である。短波長側xbar1(lambda)と長波長側xbar2(lambda)との境界は、例えば490nm以上510nm以下である。
3 修正等色関数
修正等色関数は、CIE1931XYZ等色関数と同様に、x成分xbar(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)を有する。修正等色関数のx成分xbar(lambda)は、CIE1931XYZ等色関数のそれと同様に、短波長側xbar1(lambda)及び長波長側xbar2(lambda)に分割できる。
4 CIE1931XYZ等色関数と修正等色関数との比較
修正等色関数は、500nm以下の波長範囲において、特に400nmから500nmまでの波長範囲において、CIE1931XYZ等色関数と顕著に相違するが、500nm以上の波長範囲において、CIE1931XYZ等色関数と顕著に相違しない。
このため、500nm以下の波長範囲において大きな相対強度を持つ、修正等色関数のx成分xbar(lambda)の短波長側xbar1(lambda)は、CIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違する。また、500nm以下の波長範囲において大きな相対強度を持つ、修正等色関数のz成分zbar(lambda)は、CIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違する。
しかし、500nm以下の波長範囲において大きな値を持たない、修正等色関数のx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)は、CIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違しない。また、500nm以下の波長範囲において大きな値を持たない、修正等色関数のy成分ybar(lambda)は、CIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違しない。
Vos and Judd(1978)修正等色関数及びTR-170-1修正等色関数を例にこれらのことを説明する。
図2のグラフは、Vos and Judd(1978)修正等色関数及びCIE1931XYZ等色関数を示す。図3のグラフは、TR-170-1修正等色関数及びCIE1931XYZ等色関数を示す。
図2に示されるように、Vos and Judd(1978)修正等色関数のx成分xbar(lambda)のうちの380nmから500nmまでの波長範囲の部分xbar1(lambda)はCIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違し、Vos and Judd(1978)修正等色関数のz成分zbar(lambda)はCIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違する。
しかし、図2に示されるように、Vos and Judd(1978)修正等色関数のx成分xbar(lambda)のうちの500nmから780nmまでの波長領域の部分xbar2(lambda)はCIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違せず、Vos and Judd(1978)修正等色関数のy成分ybar(lambda)はCIE1931XYZ等色関数のそれと顕著に相違しない。
図3に示されるように、TR-170-1修正等色関数についても同様のことが言える。
5 測色の簡略化
5.1 序
図4から図9までの模式図は、測色の簡略化を説明するための図である。図10から図12までのグラフは、測色の簡略化の前後の等色関数を示す。
下記の説明においては、等色関数A及びBの一方がCIE1931XYZ等色関数であり、等色関数A及びBの他方が修正等色関数であるとする。下記の説明においては、等色関数Aが選択された場合の測色値を導出するために必要な第1の部分、第2の部分及び第3の部分としてそれぞれx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)が等色関数Aから抽出され、等色関数Bが選択された場合の測色値を導出するために必要な第4の部分、第5の部分及び第6の部分としてそれぞれx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)が等色関数Bから抽出される。その上で、第4の部分及び第5の部分がそれぞれ第1の部分及び第2の部分を用いて近似可能であるという等色関数A及びBの特徴が利用される。等色関数Aが選択された場合の測色値を第1の部分、第2の部分及び第3の部分から導出可能であり、等色関数Bが選択された場合の測色値を第4の部分、第5の部分及び第6の部分から導出可能であり、第4の部分及び第5の部分がそれぞれ第1の部分及び第2の部分を用いて近似可能である限り、等色関数Aからの第1の部分、第2の部分及び第3の部分の抽出箇所が変更されてもよく、等色関数Bからの第4の部分、第5の部分及び第6の部分の抽出箇所が変更されてもよい。
5.2 6個の測色光学系の必要性
等色関数Aが選択された場合の測色値及び等色関数Bが選択された場合の測色値の両方を測定するためには、図4に示されるように、等色関数Aのx成分xbar(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)に近似した分光応答度をそれぞれ有する測色光学系M(Xa),M(Ya)及びM(Za)が設けられ、等色関数Bのx成分xbar(lambda)、y成分ybar(lambda)及びz成分zbar(lambda)に近似した分光応答度をそれぞれ有する測色光学系M(Xb),M(Yb)及びM(Zb)が設けられる。この場合は、測色光学系M(Xa),M(Ya)及びM(Za)により出力される信号から等色関数Aに対応する測色値が導出され、測色光学系M(Xb),M(Yb)及びM(Zb)により出力される信号から等色関数Bに対応する測色値が導出される。
5.3 等色関数Bのy成分の代替
等色関数Bのy成分ybar(lambda)は等色関数Aのそれと顕著に相違しないため、等色関数Bのy成分ybar(lambda)は等色関数Aのそれを用いて近似可能である。このため、図5に示されるように、測色光学系M(Yb)が省略され、測色光学系M(Ya)により出力される信号で測色光学系M(Yb)により出力される信号が代替されてもよい。この場合は、測色光学系M(Xa),M(Ya)及びM(Za)により出力される信号から等色関数Aに対応する測色値が導出され、測色光学系M(Xb),M(Ya)及びM(Zb)により出力される信号から等色関数Bに対応する測色値が導出される。
これにより、測色光学系の数が6個から5個へ減らされる。
5.4 等色関数A及びBのx成分の分割
x成分xbar(lambda)が短波長側xbar1(lambda)及び長波長側xbar2(lambda)に分割される場合は、図6に示されるように、測色光学系M(Xa)に代えて、等色関数Aのx成分xbar(lambda)の短波長側xbar1(lambda)及び長波長側xbar2(lambda)に近似した分光応答度をそれぞれ有する測色光学系M(X1a)及びM(X2a)が設けられ、測色光学系M(Xb)に代えて、等色関数Bのx成分xbar(lambda)の短波長側xbar1(lambda)及び長波長側xbar2(lambda)に近似した分光応答度をそれぞれ有する測色光学系M(X1b)及びM(X2b)が設けられる。
これにより、測色光学系の数が5個から7個へ増やされる。この測色光学系の数の増加は、下記の測色の簡略化により相殺される。
5.5 等色関数A及びBのx成分の短波長側の代替
等色関数A及びBのx成分xbar(lambda)の短波長側xbar1(lambda)は、それぞれ、等色関数A及びBのz成分zbar(lambda)の係数倍により近似可能である。このため、図7に示されるように、測色光学系M(X1a)及びM(X1b)が省略され、測色光学系M(Za)及びM(Zb)により出力される信号の係数倍でそれぞれ測色光学系M(X1a)及びM(X1b)により出力される信号が代替されてもよい。この場合は、測色光学系M(X2a),M(Ya)及びM(Za)により出力される信号から等色関数Aに対応する測色値が導出され、測色光学系M(X2b),M(Ya)及びM(Zb)により出力される信号から等色関数Bに対応する測色値が導出される。
これにより、測色光学系の数が7個から5個へ減らされる。
5.6 等色関数Bのx成分の長波長側の代替
等色関数Bのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)は、等色関数Aのそれと顕著に相違しないため、等色関数Bのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)は等色関数Aのそれを用いて近似可能である。このため、図8に示されるように、測色光学系M(X2b)が省略され、測色光学系M(X2a)により出力される信号で測色光学系M(X2b)により出力される信号が代替されてもよい。この場合は、測色光学系M(X2a),M(Ya)及びM(Za)により出力される信号から等色関数Aに対応する測色値が導出され、測色光学系M(X2a),M(Ya)及びM(Zb)により出力される信号から等色関数Bに対応する測色値が導出される。
これにより、測色光学系の数が5個から4個へ減らされる。
5.7 等色関数Aのy成分の代替
上記の等色関数Bのy成分の代替に代えて、等色関数Aのy成分の代替が行われてもよい。
等色関数Aのy成分ybar(lambda)は、等色関数Bのそれを用いて近似可能であるため、図9に示されるように、測色光学系M(Ya)が省略され、測色光学系M(Yb)により出力される信号で測色光学系M(Ya)により出力される信号が代替されてもよい。この場合は、測色光学系M(X2a),M(Yb)及びM(Za)により出力される信号から等色関数Aに対応する測色値が導出され、測色光学系M(X2a),M(Yb)及びM(Zb)により出力される信号から等色関数Bに対応する測色値が導出される。
5.8 他の等色関数への適用可能性
これらの測色の簡略化は、等色関数A及びBの片方又は両方がCIE1931XYZ等色関数及び修正等色関数のいずれでもない場合でも、等色関数Aが選択された場合の測色値を第1の部分、第2の部分及び第3の部分から導出可能であり、等色関数Bが選択された場合の測色値を第4の部分、第5の部分及び第6の部分から導出可能であり、第4の部分及び第5の部分がそれぞれ第1の部分及び第2の部分を用いて近似可能である場合に採用できる。
5.9 等色関数Aのx成分の短波長側の代替による分光応答度の変化
図10には、等色関数AがVos and Judd修正等色関数である場合について、測色光学系M(Za)により出力される信号の係数倍で測色光学系M(X1a)により出力される信号が代替されたときの分光応答度が実線で示され、そのような代替が行われないときの分光応答度が点線で示される。図10に示されるように、代替が行われる場合の分光応答度は、代替が行われない場合のそれと大差がない。
5.10 等色関数Bのx成分の短波長側及び長波長側の代替による分光応答度の変化
図11には、等色関数AがVos and Judd修正等色関数であり等色関数BがCIE1931XYZ等色関数である場合について、測色光学系M(Zb)により出力される信号の係数倍で測色光学系M(X1b)により出力される信号が代替され測色光学系M(X2a)により出力される信号で測色光学系M(X2b)により出力される信号が代替されたときの分光応答度が実線で示され、そのような代替が行われないときの分光応答度が点線で示される。図11に示されるように、代替が行われる場合の分光応答度は、代替が行われない場合のそれと大差がない。
5.11 等色関数Bのy成分の代替による分光応答度の変化
図12には、等色関数AがVos and Judd修正等色関数であり等色関数BがCIE1931XYZ等色関数である場合について、測色光学系M(Ya)により出力される信号で測色光学系M(Yb)により出力される信号が代替されたときの分光応答度が実線で示され、そのような代替が行われないときの分光応答度が点線で示される。図12に示されるように、代替が行われる場合の分光応答度は、代替が行われない場合のそれと大差がない。
6 色彩輝度計
図13の模式図は、この実施形態の色彩輝度計1000を示す。
色彩輝度計1000は、液晶ディスプレイの表示面の色を測定する。色彩輝度計1000が液晶ディスプレイ以外のフラットパネルディスプレイの表示面の色を測定してもよい。色彩輝度計1000がフラットパネルディスプレイ以外の発光物の色を測定してもよい。色彩輝度計1000が非発光物の色を測定してもよい。
色彩輝度計1000は、Yxy表色系における輝度及び色度を測定する。色彩輝度計1000が、Yxy表色系における輝度及び色度に代えて、又は、Yxy表色系における輝度及び色度に加えて、他の測色値を測定してもよい。例えば、色彩輝度計1000が、L*a*b*表色系における明度指数及びクロマティクネス指数、L*C*h表色系における明度指数、彩度及び色相角、マンセル表色系における色相、明度及び彩度、L*u*v*表色系における明度指数及びクロマティクネス指数、XYZ表色系における刺激値、RGB表色系における刺激値、色温度等を測定してもよい。色彩輝度計1000が色差を測定してもよい。輝度の測定が省略されてもよい。
測定の対象、測定される測色値、測定の精度等によっては、装置が色彩輝度計以外の名称で呼ばれる場合がある。例えば、装置が色彩計、色彩照度計、カラーリーダー等と呼ばれる場合がある。この出願書類においては、測色値を測定する装置が測色計と総称される。
色彩輝度計1000は、刺激値直読方式により測色値を測定する刺激値直読型の測色計の一種である。
図13に示されるように、色彩輝度計1000は、測定ヘッド1010、パーソナルコンピューター(PC)1011等を備える。
PC1011は、操作が行われたことを検出した場合に、検出した操作に応じた処理を測定ヘッド1010に行わせるための制御信号を測定ヘッド1010へ送信する。測定ヘッド1010は、制御信号を受信した場合に、制御信号にしたがって処理を行い、XYZ表色系における刺激値X,Y及びZを測定し、刺激値X,Y及びZをPC1011へ送信する。PC1011は、刺激値X,Y及びZを受信した場合に、刺激値X,Y及びZから輝度Lv並びに色度x及びyを演算し、輝度Lv並びに色度x及びyを表示する。測定ヘッド1010がPC1011の機能の全部又は一部を担ってもよい。PC1011が測定ヘッド1010の機能の一部を担ってもよい。測定ヘッド1010がPC1011の全部の機能を担う場合は、PC1011が省略され測定ヘッド1010がスタンドアローンとなってもよい。測定ヘッド1010は、測定プローブ、センサーヘッド、本体等と呼ばれる場合もある。
7 測定ヘッド
図14の模式図は、測定ヘッド1010及び液晶ディスプレイ1020を示す。図14は、測定ヘッド1010が液晶ディスプレイ1020に装着された状態を示す。
図14に示されるように、測定ヘッド1010は、対物光学系1030、測色ユニット1031、制御部1032、筐体1033、フック1034等を備える。筐体1033は、鏡筒1040、フランジ1041等を備える。鏡筒1040には、空間1050が形成される。空間1050の一端は、受光窓1060となる。
測定ヘッド1010は、測定が行われる場合に、液晶ディスプレイ1020の上端にフック1034を引っ掛けることにより液晶ディスプレイ1020に測定姿勢で装着される。測定ヘッド1010が測定姿勢で液晶ディスプレイ1020に装着された場合は、フランジ1041が液晶ディスプレイ1020の表示面1070に接し、フランジ1041に囲まれた受光窓1060が液晶ディスプレイ1020の表示面1070に近接して対向し、表示面1070が発する被測定光1090が受光窓1060に受光される。測定姿勢が変更されてもよい。
被測定光1090は、受光窓1060に受光され、空間1050を進み、対物光学系1030により収束させられ、さらに空間1050を進み、測色ユニット1031に受光される。被測定光1090が対物光学系1030により発散させられる場合又はコリメート化される場合もある。被測定光1090が、対物光学系1030以外の光学系を経由してもよい。例えば、被測定光1090が、分岐光学系等を経由してもよい。対物光学系1030が省略される場合もある。被測定光1090を測色ユニット1031へ導くための構造が変更されてもよい。
測色ユニット1031は、被測定光1090を受光した場合に、信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)を制御部1032へ出力する。制御部1032は、信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)が入力された場合に、等色関数Aが選択された場合の刺激値Xa,Ya及びZaを信号S(X2a),S(Ya)及びS(Za)から導出し、刺激値Xa,Ya及びZaをPC1011へ送信し、等色関数Bが選択された場合の刺激値Xb,Yb及びZbを信号S(X2a),S(Ya)及びS(Zb)から導出し、刺激値Xb,Yb及びZbをPC1011へ送信する。
8 測色ユニット
図15の模式図は、フランジ1041、対物光学系1030及び測色ユニット1031の斜視図である。
測色ユニット1031は、図15に示されるように、測色光学系群1100を備える。測色光学系群1100は、測色光学系1110,1111,1112及び1113を備える。
測色光学系1110は、色フィルター1120及び受光センサー1121を備える。測色ユニット1031が被測定光1090を受光した場合は、被測定光1090を構成する光線束の一部が色フィルター1120を透過し受光センサー1121に受光される。受光センサー1121は、信号S(X2a)を出力する。信号S(X2a)の強度は、被測定光1090の分光強度に応じる。被測定光1090の分光強度と信号S(X2a)の強度との関係を示す分光応答度は、等色関数Aのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)に近似する。
測色光学系1111は、色フィルター1130及び受光センサー1131を備える。測色ユニット1031が被測定光1090を受光した場合は、被測定光1090を構成する光線束の一部が色フィルター1130を透過し受光センサー1131に受光される。受光センサー1131は、信号S(Ya)を出力する。信号S(Ya)の強度は、被測定光1090の分光強度に応じる。被測定光1090の分光強度と信号S(Ya)の強度との関係を示す分光応答度は、等色関数Aのy成分ybar(lambda)に近似する。
測色光学系1112は、色フィルター1140及び受光センサー1141を備える。測色ユニット1031が被測定光1090を受光した場合は、被測定光1090を構成する光線束の一部が色フィルター1140を透過し受光センサー1141に受光される。受光センサー1141は、信号S(Za)を出力する。信号S(Za)の強度は、被測定光1090の分光強度に応じる。被測定光1090の分光強度と信号S(Za)の強度との関係を示す分光応答度は、等色関数Aのz成分zbar(lambda)に近似する。
測色光学系1113は、色フィルター1150及び受光センサー1151を備える。測色ユニット1031が被測定光1090を受光した場合は、被測定光1090を構成する光線束の一部が色フィルター1150を透過し受光センサー1151に受光される。受光センサー1151は、信号S(Zb)を出力する。信号S(Zb)の強度は、被測定光1090の分光強度に応じる。被測定光1090の分光強度と信号S(Zb)の強度との関係を示す分光応答度は、等色関数Bのz成分zbar(lambda)に近似する。
分光応答度が等色関数に近似することは、当該分光応答度を有する測色光学系から出力される信号から導出される測色値と真の測色値との差が色彩輝度計の誤差に関する仕様を満たすように分光応答度が等色関数を反映することを意味する。
9 色フィルターの分光透過率
図16のグラフは、色フィルターの分光透過率、対物光学系の分光透過率、分岐光学系の分光透過率、集光レンズ群の分光透過率、受光センサーの分光感度及び全体の分光応答度を示す。
図16に示されるように、対物光学系の透過率、分岐光学系の透過率、集光レンズ群の透過率及び受光センサーの感度は、波長に依存するので、被測定光の分光強度と受光センサーが出力する信号の強度との関係を示す全体の分光応答度は、色フィルターの分光透過率だけでは決まらず、対物光学系の分光透過率、分岐光学系の分光透過率及び集光レンズ群の分光透過率の影響を受ける。例えば、全体の分光応答度は、対物光学系を構成するレンズの分光透過率、分岐光学系を構成する光ファイバーの分光透過率等の影響を受ける。被測定光が対物光学系、分岐光学系及び集光レンズ群以外の光学系を経由する場合は、全体の分光応答度は、当該光学系の分光透過率の影響も受ける。全体の分光応答度がその他の要素の影響を受ける場合もある。例えば、全体の分光応答度が受光センサーの受光面の分光反射率の影響を受ける場合もある。
色フィルター1120の分光透過率は、色フィルター1120の分光透過率そのものが等色関数Aのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)に近似するように選択されるのではなく、全体の分光応答度が等色関数Aのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)に近似するように選択される。すなわち、色フィルター1120の分光透過率は、受光窓1060に受光され色彩輝度計1000に入射する被測定光1090の分光強度と測色光学系1110が出力する信号S(X2a)の強度との関係を示す分光応答度が等色関数Aのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)に近似するように選択される。同様に、色フィルター1130の分光透過率は、受光窓1060に受光され色彩輝度計1000に入射する被測定光1090の分光強度と測色光学系1111が出力する信号S(Ya)の強度との関係を示す分光応答度が等色関数Aのy成分ybar(lambda)に近似するように選択される。色フィルター1140の分光透過率は、受光窓1060に受光され色彩輝度計1000に入射する被測定光1090の分光強度と測色光学系1112が出力する信号S(Za)の強度との関係を示す分光応答度が等色関数Aのz成分zbar(lambda)に近似するように選択される。色フィルター1150の分光透過率は、受光窓1060に受光され色彩輝度計1000に入射する被測定光1090の分光強度と測色光学系1113が出力する信号S(Zb)の強度との関係を示す分光応答度が等色関数Bのz成分zbar(lambda)に近似するように選択される。
色フィルター1120,1130,1140及び1150の各々は、複数の吸収フィルターの積層体であってもよいし、干渉フィルターであってもよいし、吸収フィルターと干渉フィルターとの組み合わせであってもよい。干渉フィルターを構成する干渉膜の材料は、誘電体であり、例えば、酸化物からなる。
10 制御部
図17のブロック図は、測色光学系群1100、制御部1032及びPC1011を示す。
図17に示されるように、制御部1032は、信号処理回路1170、組み込みコンピューター1171等を備える。
組み込みコンピューター1171は、インストールされたファームウェアを実行することにより下記の機能を担う。
PC1011は、中央演算処理装置(CPU)1180、メモリー1181、ハードディスクドライブ1182、表示部1183、操作部1184等を備える。PC1011は、ハードディスクドライブ1182にインストールされたプログラムをメモリー1181にロードし、メモリー1181にロードされたプログラムをCPU1180により実行することにより、下記の機能を担う。表示部1183は、ディスプレイ、ランプ、プリンタ等である。操作部1184は、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、スイッチ、ダイヤル等である。
ソフトウェアを伴わないハードウェアが下記の機能の全部又は一部を担ってもよい。
PC1011は、モードを選択する操作が操作部1184に対して行われたことを検出した場合に、選択されたモードを特定できる信号を組み込みコンピューター1171へ送信する。
組み込みコンピューター1171は、選択されたモードを特定できる信号を受信した場合に、選択されたモードを特定し、特定されたモードに応じた処理を行う。
信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)が信号処理回路1170に入力された場合は、信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)が信号処理回路1170に入力される。信号処理回路1170は、信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)が入力された場合に、信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)を処理し、信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)の強度をそれぞれ表現する1次信号値V1(X2a),V1(Ya),V1(Za)及びV1(Zb)を得、1次信号値V1(X2a),V1(Ya),V1(Za)及びV1(Zb)を組み込みコンピューター1171へ送信する。
組み込みコンピューター1171は、1次信号値V1(X2a),V1(Ya),V1(Za)及びV1(Zb)を受信した場合に、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)から刺激値Xa,Ya及びZaを演算し、刺激値Xa,Ya及びZaをPC1011へ送信し、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)から刺激値Xb,Yb及びZbを演算し、刺激値Xb,Yb及びZbをPC1011へ送信する。
PC1011は、刺激値Xa,Ya及びZaを受信した場合に、等色関数Aが選択された場合の色度xa及びyaを刺激値Xa,Ya及びZaから演算し、色度xa及びyaを表示部1183に表示させ、刺激値Xb,Yb及びZbを受信した場合に、等色関数Bが選択された場合の色度xb及びybを刺激値Xb,Yb及びZbから演算し、色度xb及びybを表示部1183に表示させる。PC1011は、輝度Lvを演算し、輝度Lvを表示部1183に表示させる。輝度は、刺激値Ya、刺激値Yb、1次信号値V1(Ya)、下記の2次信号値V2a(Ya)又は下記の2次信号値V2b(Ya)から演算される。
制御部1032及びPC1011は、導出機構1188を構成する。導出機構1188は、全体として、信号S(X2a),S(Ya)及びS(Za)から色度xa及びyaを導出し、信号S(X2a),S(Ya)及びS(Zb)から色度xb及びybを導出し、信号S(Ya)から輝度Lvを導出する。
11 信号処理回路
信号処理回路1170は、増幅回路1190,1191,1192及び1193、アナログ/デジタル変換器1200,1201,1202及び1203等を備える。受光センサー1121,1131,1141及び1151並びにアナログ/デジタル変換器1200,1201,1202及び1203の仕様によっては増幅回路1190,1191,1192及び1193が省略される場合もある。
信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)が信号処理回路1170に入力された場合は、増幅回路1190,1191,1192及び1193がそれぞれ信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)を増幅し、アナログ/デジタル変換器1200,1201,1202及び1203がそれぞれ増幅された信号S(X2a),S(Ya),S(Za)及びS(Zb)を1次信号値V1(X2a),V1(Ya),V1(Za)及びV1(Zb)へ変換する。
12 演算アルゴリズム
図18のブロック図は、色度の演算アルゴリズムを説明するための図である。
図18に示されるモード設定部1210、校正部1211及び1212並びに刺激値演算部1213及び1214は、組み込みコンピューター1171が担う処理を示し、色度演算部1215及び1216は、PC1011が担う処理を示す。組み込みコンピューター1171が担う処理の全部又は一部をPC1011が担ってもよい。PC1011が担う処理の全部又は一部を組み込みコンピューター1171が担ってもよい。
モード設定部1210は、PC1011から受信した信号に基づいてモードを特定し、色彩輝度計1000をモード1、モード2又はモード3に設定する。色彩輝度計1000がモード1、モード2及びモード3以外のモードを有してもよい。モード3を残してモード1及び2が省略されてもよく、モード1及び2を残してモード3が省略されてもよい。
モード設定部1210が色彩輝度計1000をモード1に設定した場合は、校正部1211、刺激値演算部1213及び色度演算部1215により、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)から色度xa及びyaが演算される。
モード設定部1210が色彩輝度計1000をモード2に設定した場合は、校正部1212、刺激値演算部1214及び色度演算部1216により、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)から色度xb及びybが演算される。
モード設定部1210が色彩輝度計1000をモード3に設定した場合は、校正部1211、刺激値演算部1213及び色度演算部1215により、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)から色度xa及びyaが演算されるとともに、校正部1212、刺激値演算部1214及び色度演算部1216により、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)から色度xb及びybが演算される。
校正部1211は、等色関数Aに対応する校正係数を1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)の各々に乗じることにより1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)を校正し、2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)を得る。これにより、測色光学系1110の分光応答度、測色光学系1111の分光応答度及び測色光学系1112の分光応答度の間の相対関係が、等色関数Aのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)、等色関数Aのy成分ybar(lambda)及び等色関数Aのz成分zbar(lambda)の間の相対関係と一致しない場合でも、等色関数Aのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)、等色関数Aのy成分ybar(lambda)及び等色関数Aのz成分zbar(lambda)の間の相対関係を反映した2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)が得られる。
校正部1212は、等色関数Bに対応する校正係数を1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)の各々に乗じることにより1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)を校正し、2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)を得る。これにより、測色光学系1110の分光応答度、測色光学系1111の分光応答度及び測色光学系1113の分光応答度の間の相対関係が、等色関数Bのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)、等色関数Bのy成分ybar(lambda)及び等色関数Bのz成分zbar(lambda)の間の相対関係と一致しない場合でも、等色関数Bのx成分xbar(lambda)の長波長側xbar2(lambda)、等色関数Bのy成分ybar(lambda)及び等色関数Bのz成分zbar(lambda)の間の相対関係を反映した2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)が得られる。
校正係数を1次信号値に乗ずること以外により校正が行われてもよい。例えば、増幅回路1190,1191,1192及び1193の増幅率を校正係数に応じて調整することにより校正が行われてもよい。すなわち、デジタル信号値の校正に代えてアナログ信号の校正が行われてもよい。校正部1211及び1212が省略される場合もある。
刺激値演算部1213は、2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)から刺激値Xa,Ya及びZaを演算する。刺激値Xa,Ya及びZaは、それぞれ、係数Caを用いて、Ca*V2a(Za)+V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)から演算される。校正部1211が省略された場合は、刺激値演算部1213は、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)から刺激値Xa,Ya及びZaを演算する。図8により説明される等色関数Bのy成分の代替に代えて図9に示される等色関数Aの代替が行われる場合は、刺激値YaはV2a(Yb)から演算される。
刺激値演算部1214は、2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)から刺激値Xb,Yb及びZbを演算する。刺激値Xb,Yb及びZbは、それぞれ、係数Cbを用いて、Cb*V2b(Zb)+V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)から演算される。校正部1211が省略された場合は、刺激値演算部1214は、1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)から刺激値Xb,Yb及びZbを演算する。図8により説明される等色関数Bのy成分の代替に代えて図9に示される等色関数Aの代替が行われる場合は、刺激値YbはV2b(Yb)から演算される。
色度演算部1215は、刺激値Xa,Ya及びZaから色度xa及びyaを演算する。
色度演算部1216は、刺激値Xb,Yb及びZbから色度xb及びybを演算する。
刺激値演算部1213及び色度演算部1215は、演算部1217を構成する。演算部1217は、2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)から色度xa及びyaを演算する。
刺激値演算部1214及び色度演算部1216は、演算部1218を構成する。演算部1218は、全体として、2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)から色度xb及びybを演算する。
13 測定の流れ
図19のフローチャートは、色度の測定の流れを示す。
色彩輝度計1000においては、PC1011が、測定の開始を指示する操作が行われたことを検出した場合に、測定を測定ヘッド1010に開始させるための制御信号を測定ヘッド1010へ送信する。この制御信号は、測定ヘッド1010に測定を開始させる測定トリガーとなる。
図19に示されるように、測定ヘッド1010は、ステップ1220において測定トリガーを受信し、ステップ1221において測定トリガーに応答して1次信号値V1(X2a),V1(Ya),V1(Za)及びV1(Zb)を取得する。
測定ヘッド1010は、ステップ1222においてモードを確認し、モードに応じて異なる処理を行う。
測定ヘッド1010は、ステップ1222においてモード1が選択されたことを確認した場合は、ステップ1223において等色関数Aに対応する校正係数Aを参照して1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)を校正し2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)を得、ステップ1224において2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)から刺激値Xa,Ya及びZaを演算する。PC1011は、ステップ1225において、刺激値Xa,Ya及びZaから色度xa及びyaを演算する。
測定ヘッド1010は、ステップ1222においてモード2が選択されたことを確認した場合は、ステップ1226において等色関数Bに対応する校正係数Bを参照して1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)を校正し2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)を得、ステップ1227において2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)から刺激値Xb,Yb及びZbを演算する。PC1011は、ステップ1228において、刺激値Xb,Yb及びZbから色度xb及びybを演算する。
測定ヘッド1010は、ステップ1222においてモード3が選択されたことを確認した場合は、ステップ1229において等色関数Aに対応する校正係数Aを参照して1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Za)を校正し2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)を得、ステップ1230において2次信号値V2a(X2a),V2a(Ya)及びV2a(Za)から刺激値Xa,Ya及びZaを演算する。加えて、測定ヘッド1010は、ステップ1231において等色関数Bに対応する校正係数Bを参照して1次信号値V1(X2a),V1(Ya)及びV1(Zb)を校正し2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)を得、ステップ1232において2次信号値V2b(X2a),V2b(Ya)及びV2b(Zb)から刺激値Xb,Yb及びZbを演算する。PC1011は、ステップ1233において刺激値Xa,Ya及びZaから色度xa及びyaを演算し、ステップ1234において刺激値Xb,Yb及びZbから色度xb及びybを演算する。
PC1011は、ステップ1235において、演算された色度を表示する。
14 改良された刺激値直読方式の利点
測色の方式は、分光測色方式及び刺激値直読方式に大別される。
分光測色方式により測色が行われる場合は、回折格子等の分光素子により被測定光が分光され、多数の受光センサーからなる受光センサーアレイにより各波長成分の強度が検出され、分光スペクトル及び等色関数から測色値が演算される。分光測色方式によれば、複数の等色関数の各々に対応する測色値が同一の分光スペクトルから演算される。しかし、分光測色方式においては、分光素子、分解能が高く明るいレンズ系等の複雑な光学系が必要になり、多数の受光センサーが必要になり、測色計が大きく高コストになる。
これに対して、刺激値直読方式により測色が行われる場合は、一般的には、3個の受光センサーからなる受光センサー群及び等色関数に近似した分光応答度を受光センサー群に持たせる3個の色フィルターからなる色フィルター群により刺激値が検出され、刺激値から測色値が演算される。刺激値直読方式によれば、複雑な光学系が不要になり、多数の受光センサーが不要になり、測色計が小さく低コストになる。しかし、刺激値直読方式においては、複数の等色関数の各々に対応する測色値を同一の刺激値から演算できない。刺激値直読方式により測色が行われる場合に複数の等色関数の各々に対応する測色値を得るためには、複数の等色関数の各々に対応する色フィルター群が必要になる。したがって、2個の等色関数の各々に対応する測色値を得る場合に、2個の色フィルター群が必要になり、6個の色フィルターが必要になる。
これに対して、この実施形態が提供する改良された刺激値直読方式においては、2個の等色関数の各々に対応する測色値を得る場合に、4個の色フィルターがあれば足りる。
したがって、この実施形態が提供する改良された刺激値直読方式によれば、簡潔な構成を備える一台の刺激値直読型の測色計により複数の等色関数の各々に対応する測色値が測定される。
15 特に適する用途
白色発光ダイオード(LED)を光源とする装置が広く普及している。例えば、白色LEDを光源とする照明器具、液晶ディスプレイ等が広く普及している。白色LEDとしては、青色LEDが発する青色の励起光で黄色蛍光体を励起し黄色蛍光体に黄色の蛍光を発光させ、青色の励起光成分及び黄色の蛍光成分からなる白色光を得るものが多く採用されている。
当該白色LEDが発する光の色評価においては、励起光成分が属する400nmから500nmまでの波長範囲における測定の精度が重要である。その理由を説明する。
図20は、白色LEDが発する光の分光強度を個体ごとに示すグラフである。
一般的に言って、図20に示されるように、蛍光成分の分光強度は相対的に安定であるのに対して、励起光成分の分光強度は相対的に不安定である。励起光成分の分光強度は、ピーク波長については10nm程度の個体差を有し、ピーク強度については10%程度の個体差を有する。加えて、励起光成分の分光強度のピーク波長は、同一の個体であっても、温度により2nm程度変動する。
また、蛍光成分の分光強度のピークは相対的に緩やかであるのに対して、励起光成分の分光強度のピークは相対的に急峻である。
これらのことから、白色LEDが発する光の色評価においては、励起光成分が属する400nmから500nmまでの波長範囲における測定の精度が測色値に与える影響、特に、刺激値X,Y及びZのうちのZに与える影響が大きい。
このため、白色LEDが発する光の色評価においては、等色関数のz成分の選択が重要であり、人間の目視感に一致するz成分を有する修正等色関数に対応した測色値を得られるようにすることへの要望が強い。
一方で、過去の測定結果と比較を行う場合等のために、CIE1931XYZ等色関数に対応した測色値を得られるようにすることへの要望が強い。
CIE1931XYZ等色関数が選択された場合の測色値及び修正等色関数が選択された場合の測色値の両方を測定できる色彩輝度計1000は、これらの要望に応えることができ、白色LEDが発する光の色評価に特に適する。
本発明は詳細に示され記述されたが、上記の記述は全ての局面において例示であって限定的ではない。したがって、本発明の範囲からはずれることなく無数の修正及び変形が案出されうると解される。
1000 色彩輝度計
1010 測定ヘッド
1011 パーソナルコンピューター

Claims (5)

  1. XYZ表色系の等色関数である第1の等色関数および第2の等色関数の各々に対応する測色値を測定する刺激値直読型の測色計であって、
    第1の色フィルターと前記第1の色フィルターを透過した光線束を受光し第1の信号を出力する第1の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のx成分のうちの長波長側のピークを含むが短波長側のピークを含まない波長範囲の第1部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第1の信号を出力する第1の測色光学系と、
    第2の色フィルターと前記第2の色フィルターを透過した光線束を受光し第2の信号を出力する第2の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のy成分のである第2部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第2の信号を出力する第2の測色光学系と、
    第3の色フィルターと前記第3の色フィルターを透過した光線束を受光し第3の信号を出力する第3の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のz成分のである第3部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第3の信号を出力する第3の測色光学系と、
    第4の色フィルターと前記第4の色フィルターを透過した光線束を受光し第4の信号を出力する第4の受光センサーとを備え、前記第2の等色関数のz成分のである第4部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第4の信号を出力する第4の測色光学系と、
    前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号を処理し、前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号の強度をそれぞれ表現する第1の信号値、第2の信号値、第3の信号値及び第4の信号値を得る信号処理回路と、
    前記第1の等色関数が選択された場合の第1の刺激値を演算する場合に、前記第1の刺激値のX成分を第1の係数と前記第3の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第1の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第1の刺激値のZ成分を前記第3の信号値から演算する第1の刺激値演算部と、
    前記第2の等色関数が選択された場合の第2の刺激値を演算する場合に、前記第2の刺激値のX成分を第2の係数と前記第4の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第2の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第2の刺激値のZ成分を前記第4の信号値から演算する第2の刺激値演算部と、
    前記第1の刺激値から第1の測色値を演算するするとともに、前記第2の刺激値から第2の測色値を演算する導出機構と、
    を備える刺激値直読型の測色計。
  2. XYZ表色系の等色関数である第1の等色関数および第2の等色関数の各々に対応する測色値を測定する刺激値直読型の測色計であって、
    第1の色フィルターと前記第1の色フィルターを透過した光線束を受光し第1の信号を出力する第1の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のx成分のうちの長波長側のピークを含むが短波長側のピークを含まない波長範囲の第1部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第1の信号を出力する第1の測色光学系と、
    第2の色フィルターと前記第2の色フィルターを透過した光線束を受光し第2の信号を出力する第2の受光センサーとを備え、前記第2の等色関数のy成分のである第2部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第2の信号を出力する第2の測色光学系と、
    第3の色フィルターと前記第3の色フィルターを透過した光線束を受光し第3の信号を出力する第3の受光センサーとを備え、前記第1の等色関数のz成分のである第3部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第3の信号を出力する第3の測色光学系と、
    第4の色フィルターと前記第4の色フィルターを透過した光線束を受光し第4の信号を出力する第4の受光センサーとを備え、前記第2の等色関数のz成分のである第4部分に近似した分光応答度を有し、被測定光の分光強度に応じた強度を有する第4の信号を出力する第4の測色光学系と、
    前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号を処理し、前記第1の信号、前記第2の信号、前記第3の信号及び前記第4の信号の強度をそれぞれ表現する第1の信号値、第2の信号値、第3の信号値及び第4の信号値を得る信号処理回路と、
    前記第1の等色関数が選択された場合の第1の刺激値を演算する場合に、前記第1の刺激値のX成分を第1の係数と前記第3の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第1の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第1の刺激値のZ成分を前記第3の信号値から演算する第1の刺激値演算部と、
    前記第2の等色関数が選択された場合の第2の刺激値を演算する場合に、前記第2の刺激値のX成分を第2の係数と前記第4の信号値との積に前記第1の信号値を加えたものから特定し、前記第2の刺激値のY成分を前記第2の信号値から演算し、前記第2の刺激値のZ成分を前記第4の信号値から演算する第2の刺激値演算部と、
    前記第1の刺激値から第1の測色値を演算するとともに、前記第2の刺激値から第2の測色値を演算する導出機構と、
    を備える刺激値直読型の測色計。
  3. 前記導出機構は、
    前記測色計を第1のモード及び第2のモードを含む複数のモードから選択されたモード
    に設定するモード設定部
    を備え、
    前記導出機構は、前記測色計が前記第1のモードに設定された場合に、前記第1の信号
    、前記第2の信号及び前記第3の信号から前記第1の測色値を導出し、前記測色計が前記
    第2のモードに設定された場合に、前記第1の信号、前記第2の信号及び前記第4の信号
    から前記第2の測色値を導出する
    請求項1または2の刺激値直読型の測色計。
  4. 前記複数のモードが第3のモードをさらに含み、
    前記導出機構は、前記測色計が前記第3のモードに設定された場合に、前記第1の信号
    、前記第2の信号及び前記第3の信号から前記第1の測色値を導出するとともに、前記第
    1の信号、前記第2の信号及び前記第4の信号から前記第2の測色値を導出する
    請求項3の刺激値直読型の測色計。
  5. 前記第1の等色関数及び前記第2の等色関数の一方が、国際照明委員会において1931年に採択されたXYZ表色系の等色関数であり、前記第1の等色関数及び前記第2の等色関数の他方が国際照明委員会において1931年に採択されたXYZ表色系の等色関数を修正した等色関数である
    請求項1から4までのいずれかの刺激値直読型の測色計。
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