JP2011247671A - 光源の波長ピーク変動計測システム及びこれを用いた三刺激値演算システム - Google Patents

光源の波長ピーク変動計測システム及びこれを用いた三刺激値演算システム Download PDF

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哲也 谷川
Shinji Matsuda
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Abstract

【課題】簡単な構成により光源のピーク波長の変動を計測可能とする。また、その計測結果を用いて光源の三刺激値を演算可能とする。
【解決手段】予め感度の異なる2つ以上の光センサで、光源の波長を変動させた場合のそれぞれの検知データで検知データテーブルを作成しておき、現在の光源をそれぞれの光センサで測定し、現在のセンサ検知データと検知データテーブルとから光源のピーク波長の変動を求める。さらに、光源の波長を変動させた場合の視感度曲線に対する感度データを、感度テーブルとして作成しておき、現在のセンサ検知データと検知データテーブルと感度テーブルから光源の三刺激値を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源の波長ピーク変動計測システム及びこれを用いた三刺激値演算システムに関するものである。
従来から、光源の照度や三刺激値を得る方法として、フォトダイオードに視感度に近い特性を持ったフィルタを被せ、その出力電流を照度や三刺激値に比例させる手法が用いられてきた。
また、特表2004−526289のように、複数個のフォトダイオードを用い、三刺激値を複数個のフォトダイオードの出力電流の関数として演算する方式もある。
特表2004−526289号公報
しかしながら、上述の三刺激値演算システムでは、フォトダイオードに被せるフィルタの特性が視感度と完全には一致しておらず、特に鋭いスペクトルのLEDの三刺激値を得る場合には、温度変化、経年変化で数nmの波長変動があった場合に真の三刺激値と大きな誤差を発生する。
また、フォトダイオードに被せるフィルタを数十種類組み合わせて、視感度に極めて近い特性にした測定器もあるが、コストが非常に高く、フォトダイオードとフィルタを個々の光源に設置し、その出力電流を利用して、光源の光出力を調整するようなフィードバックシステムには用いることが出来ない。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で光源の波長変動を計測可能な計測システムを提供することを課題とする。また、その計測結果を用いて光源の三刺激値を演算する演算システムを提供することを課題とする。
請求項1の光源の波長ピーク変動計測システムは、上記の課題を解決するために、図1に示すように、光源3のピーク波長を含む任意の波長範囲よりも広い波長範囲を波長検知範囲とする感度の異なる2つ以上のセンサ1,2と、光源3のピーク波長を任意の波長範囲で変動させる波長変動手段(恒温槽4)と、光源3のピーク波長が変動している各段階におけるピーク波長と各々のセンサの検知データとをテーブル化して記憶する検知データテーブル記憶部7と、を備え、検知データテーブル記憶部7に記憶された検知データテーブルと光源3を発光させた場合の各々の現在のセンサ1,2の検知データとから、光源3のピーク波長の変動を求めることを特徴とするものである。
請求項2の三刺激値演算システムは、請求項1に記載の波長ピーク変動計測システムと、光源3のピーク波長が変動している各段階におけるピーク波長と、光源のピーク波長を含む視感度曲線に対する感度とをテーブル化して記憶する感度テーブル記憶部8と、を備え、感度テーブル記憶部8に記憶された感度テーブルと、光源3を発光させた場合の各々のセンサ1,2の検知データとから三刺激値を求めることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明では、検知データテーブル記憶部に記憶された検知データテーブルと光源を発光させた場合の各々のセンサの現在の検知データとから、光源のピーク波長の変動を求めるので、簡単な手法により光源のピーク変動を計測することができる。この場合、光源のピーク波長を含む任意の波長範囲よりも広い波長範囲を波長検知範囲とする2つ以上のセンサの検知データを用いることから、検知データの比とピーク波長を1:1で関連付けることができ、ピーク波長の強度(輝度)の影響を受けることなく、ピーク波長の変動を把握することができる。
請求項2に記載された発明では、感度テーブル記憶部に記億された感度テーブルと、光源を発光させた場合の各々のセンサの現在の検知データとから、感度を求めるので、視感度曲線を忠実に再現した高価なセンサでなくとも、確実に感度を演算することができる。
本発明の光源の波長ピーク変動計測システム及びこれを用いた三刺激値演算システムの構成を示すブロック図である。 図1のLED光源のスペクトルを分光器で測定した測定結果を示す分光特性図である。 図1の光センサの波長に対する感度特性を示す特性図である。 本発明において用いる視感度の感度特性を示す特性図である。 一般的なカラーセンサの波長に対する感度特性を示す特性図である。
(実施形態1)
図1は本発明の光源の波長ピーク変動計測システム及びこれを用いた三刺激値演算システムの構成を示すブロック図である。本発明のシステムは、図1に示すように、1個のLED光源3と、そのLED光源3のピーク波長を変動させるための恒温槽4と、LED光源3の光出力を検出するセンサ1,2と、センサ1,2の出力を受けて三刺激値を演算する三刺激値演算部5によって構成される。三刺激値演算部5は、現在のデータ検知部6と、検知データテーブル記憶部7と、感度テーブル記憶部8を含む。センサ1,2は例えばフォトダイオードよりなり、データ検知部6はA/D変換器よりなる。
まず、事前準備として、検知データテーブルと感度テーブルを測定するために、恒温槽4の温度を30℃に設定し、LED光源3のスペクトルを分光器で測定すると、測定結果として、図2および表1のような分光特性が得られる。図2において、横軸は波長、縦軸はLED光源の分光輝度(相対値)である。
Figure 2011247671
次に、センサ1、センサ2の波長に対する感度特性は、データシート等より図3および表2のような感度を持つ。図3において、横軸は波長、縦軸はセンサの感度(相対値)である。
Figure 2011247671
さらに、視感度の感度特性Xは、国際照明学会より図4および表3のような感度を持つと定められている。図4において、横軸は波長、縦軸は三刺激値Xの波長感度(相対値)である。
Figure 2011247671
現在のデータ検知部6は、マイコンのA/D変換等の機能を利用して、センサ1,2の出力電圧を得ることが出来る。
ここで、恒温槽4の温度が+10℃変化する毎にLED光源3の波長が+1nmづつ変化するものとすると、恒温槽4の温度が10℃変化する毎に、センサ1,2の出力電圧を計測すると、表4の結果が得られる。
Figure 2011247671
また、恒温槽4の温度が10℃変化する毎に、分光器により三刺激値Xを計測すると、表5の結果が得られる。
Figure 2011247671
ここで、ピーク波長の輝度を固定した場合の、センサ1の出力電圧、センサ2の出力電圧、三刺激値Xを計算で求めると、表6の検知データテーブルと、感度テーブルが作成できる。
Figure 2011247671
また、センサ1の出力電圧/センサ2の出力電圧、三刺激値X/センサ1の出力電圧を計算で求め、表7のようにテーブル化しておく。
Figure 2011247671
以上で、テーブル作成と事前準備を終了する。
次に、温度変化、経年変化で輝度、色度の変化した現在のLED光源の三刺激値Xを求める手順を示す。
(1)現在のLED光源3の光出力をセンサ1、センサ2で計測する。
(2)センサ1出力電圧/センサ2出力電圧を求める。
(3)表7のテーブルのセンサ1出力電圧/センサ2出力電圧とピーク波長の関係から、現在のLED光源3のピーク波長が分かる。
(4)表7のテーブルのセンサ1出力電圧/センサ2出力電圧と三刺激値X/センサ1出力電圧の関係から、現在のLED光源3の三刺激値が分かる。
具体例を示すと、現在のLED光源3を測定したセンサ1の電圧が[200]、センサ2の電圧が[232]の場合、センサ1出力電圧/センサ2出力電圧を計算すると、[0.862]となる。
表7のテーブルと比較すると、LED光源3のピーク波長は[601nm]と[602nm]の間にあることが分かる。
さらに、詳細なピーク波長を計算する場合は、[601nm]、[602nm]のピーク波長と、そのときのセンサ1出力電圧/センサ2出力電圧の[0.852]、[0.869]を直線近似し、ピーク波長をy、センサ1出力電圧/センサ2出力電圧をxとすると、y=58.8x+550.9となり、センサ1出力電圧/センサ2出力電圧が[0.862]の場合には、[601.59nm]と近似できる。
また、表7より、センサ1出力電圧/センサ2出力電圧の[0.852]、[0.869]と三刺激値X/センサ1出力電圧の[0.297]、[0.293]を直線近似し、センサ1出力電圧/センサ2出力電圧の[0.852]、[0.869]をx、三刺激値X/センサ1出力電圧をyとすると、y=−0.235x+0.4972となり、センサ1出力電圧/センサ2出力電圧が[0.862]の場合には、[0.2946]と近似できる。
以上のテーブル値、テーブルから得られる近似式より、センサ1の出力電圧が[200]、センサ2の出力電圧が[232]の場合の[三刺激値X/センサ1出力電圧]は[0.2946]となるため、三刺激値X=[三刺激値X/センサ1出力電圧]×センサ電圧として、三刺激値X=[0.2946]×[200]=[58.92]と求めることが出来る。
上記例では、三刺激値Xを求める方式のみを示したが、三刺激値Y(照度)、三刺激値Zも同様の方法で求めることが出来る。
図1の例では、感度の異なる2つのセンサ1,2の出力電圧を用いたが、図5に示されるような一般的なカラーセンサのうちの2つもしくは3つを用いても良い。図5において、横軸は波長、縦軸はセンサの感度(相対値)である。
センサは、測定する光源が波長変化した際の、センサの出力電圧の勾配が異なるものが少なくとも2つあれば、本発明が実施できる。
また、テーブルについて、上記例では、[センサ1出力電圧/センサ2出力電圧]をパラメータとして、実際に恒温槽を利用して温度を変えることでピーク波長を変化させ、[三刺激値X/センサ電圧1]のテーブルを作成し、直線近似にてテーブル間の補正を行ったが、テーブルの作成はLEDの波長感度、センサの詳細な感度データが分かっている場合には、計算によっても求めることが出来る。
テーブルのパラメータも[センサ1出力電圧/センサ2出力電圧]、[三刺激値X/センサ1出力電圧]に限らず、波長の変化に伴って変動する様々な値をパラメータとし、テーブル作成、計算式等を利用して三刺激値を計算することが出来る。
1 光センサ
2 光センサ
3 LED光源
4 恒温槽
5 三刺激値演算部
6 データ検知部
7 検知データテーブル記憶部
8 感度テーブル記憶部

Claims (2)

  1. 光源のピーク波長を含む任意の波長範囲よりも広い波長範囲を波長検知範囲とする感度の異なる2つ以上のセンサと、
    光源のピーク波長を任意の波長範囲で変動させる波長変動手段と、
    光源のピーク波長が変動している各段階におけるピーク波長と各々のセンサの検知データとをテーブル化して記憶する検知データテーブル記憶部と、を備え、
    検知データテーブル記憶部に記憶された検知データテーブルと光源を発光させた場合の各々の現在のセンサの検知データとから、光源のピーク波長の変動を求めることを特徴とする光源の波長ピーク変動計測システム。
  2. 請求項1に記載の波長ピーク変動計測システムと、
    光源のピーク波長が変動している各段階におけるピーク波長と、光源のピーク波長を含む視感度曲線に対する感度とをテーブル化して記憶する感度テーブル記憶部と、を備え、
    感度テーブル記憶部に記憶された感度テーブルと、光源を発光させた場合の各々のセンサの検知データとから三刺激値を求めることを特徴とする三刺激値演算システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015010834A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 東レエンジニアリング株式会社 発光体の発光波長推定方法とその装置

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