JP6277208B2 - 光学測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学測定装置に関する。
特許文献1には、LED(Light Emitting Diode)の光学的な検査を行う検査装置が開示されている。
特開2013−11542号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置においては、LEDの光学特性を分光器で測定することから、分光器の特性上、測定結果の信頼性について改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、上述のような問題点を解決することを課題の一例とするものである。すなわち、本発明の課題の一例は、発光素子の光学特性の測定で信頼性の高い測定結果が得られる簡単な構成の光学測定装置を提供することである。
本発明の請求項1に係る光学測定装置は、発光素子が発光した光を減衰する光減衰器と、前記光減衰器が減衰した光の光学特性を測定する分光器と、前記発光素子が発光した光の光量に基づいて、前記光減衰器の減衰量を設定する制御部と、前記発光素子が発光した光が入射する入射口と、前記入射口から入射した光を前記分光器に導光する光伝送路とを含む導光管と、前記分光器よりもダイナミックレンジが広く、前記発光素子が発光した光の光量を測定する光量測定器と、前記発光素子が発光した光を内部に取り込むための取込口と、内部に取り込まれた光を外部に取り出すための取出口とを含む積分球と、を備え、前記導光管は、前記入射口が前記取出口に設けられて、前記積分球の内部に取り込まれた光を前記入射口から入射し、前記光減衰器は、前記入射口と前記分光器との間の前記光伝送路上に配置され、前記光伝送路にエアギャップを設けることにより構成され、前記光量測定器は、前記積分球の内壁に設けられ、前記積分球の内部に取り込まれた光の光量を測定し、前記制御部は、前記光量測定器が測定した光量に基づいて、前記光減衰器の減衰量を設定する。
本発明のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、光学測定装置で測定する発光素子の発光状況を示す。 図2は、光学測定装置の構成を概略的に示す。 図3は、光学測定装置に含まれる光ファイバと発光素子とを拡大した図を示す。 図4は、光学測定装置に含まれる光減衰器の構成を示す。 図5Aは、分光器の光電変換特性を示す。 図5Bは、分光器で測定した発光素子の分光特性の例を示す。 図6は、光学測定装置の制御部が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。 図7は、光学測定装置の変形例1を説明するための図を示す。 図8は、光学測定装置の変形例2を説明するための図を示す。 図9は、図8に示された制御部が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。 図10は、光学測定装置の変形例3を説明するための図を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本発明のいくつかの例を示すものであって、本発明の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本発明の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<発光素子の発光状況について>
図1を用いて、光学測定装置3で測定する発光素子101の発光状況について説明する。
図1は、光学測定装置3で測定する発光素子101の発光状況を示す。
発光素子101は、少なくとも電極及び発光部を含み、電力が供給されると特定の波長領域の光を発光する素子である。発光素子101は、例えば発光ダイオードである。
図1(a)に示すように、発光素子101は、発光面101aから光を放射状に出射する。
発光面101aは、発光素子101の表面に位置する。発光素子101の発光面101aの法線を発光中心軸LCAという。発光面101aは、図1(a)において発光中心軸LCAの正方向側にある発光素子101の表面である。
発光面101aを含む平面上の一方向を基準軸(x軸)とした場合に、当該平面上のx軸からの反時計回りの角度をφと定義する。また、φを固定した場合における、発光中心軸LCAとなす角度をθと定義する。
発光素子101が発光して、発光面101aから出射される光の強度は、発光中心軸LCAからの角度θ等によって異なる。
光量は、φの値が0°から360°について、θの値が0°から90°までの範囲内にある光の強度を全て積算し、発光素子101の裏面側についても算出し、両者を加算した値である。
この光量を知ることによって、その発光素子101が各種の使用に適切であるか否かを検査することが可能となる。
発光素子101から出射される光の強度は、θ及びφ毎に異なる値となる。光の強度を視覚的に表わすために、図1(b)のような図が用いられる。
図1(b)において、x軸とy軸との交点部分がθ=0°を表わしている。円上の各点がθ=90°の各φの位置をそれぞれ表わしている。
図1(c)は、φの値が一定の位置における断面図である。
ここで、発光素子101からの同一の距離、かつ、発光中心軸LCAからの角度θの位置における、光の強度を配光強度E(θ)と定義する。この配光強度E(θ)を各θに応じて図示したものが配光強度分布である。
なお、配光強度分布が分かると、次のようにして発光素子101の光量を求めることができる。
すなわち、配光強度E(θ)を、発光中心軸LCA周りの円周で積分して(φ=0°から360°まで積分)、周配光強度J(θ)を求める。周配光強度J(θ)は、J(θ)=E(θ)・2πr・sinθで表される。この周配光強度J(θ)を、θ=0°からθ°積分して、発光素子101の表面側の光量K(θ)を求めることができる。
また、発光素子101の裏面側の光量は、K(θ)に一定の係数κを乗算することで求めることができる。
すると、発光素子101の光量は、表面側の光量K(θ)と裏面側の光量K(θ)・κとを加算することで求めることができる。
なお、発光素子101の表面側の光量と裏面側の光量との差は、同一工程で製造された発光素子101では略一定となることが分かっている。このため、係数κは、1つの発光素子101について光量を実測して求めておけば、他の発光素子101についても同じ値を適用することができる。
図1の説明では、発光素子101から十分に遠い位置で測定することによって、発光素子101がほぼ点として考えることができると仮定している。発光素子101は、通常フォトディテクタ105等(図2参照)と比較すると極めて小さいことから、このように仮定することが可能である。図2以降の説明においても、特に記載のない限り、同様とする。
<光学測定装置の構成について>
図2及び図3を用いて、光学測定装置3の構成について説明する。
図2は、光学測定装置3の構成を概略的に示す。図3は、光学測定装置3に含まれる光ファイバ117と発光素子101とを拡大した図を示す。
光学測定装置3は、発光素子101が発光した光の光学特性を測定する装置である。光学測定装置3が測定する光学特性には、発光素子101が発光した光の光量、波長、色度が少なくとも含まれる。
光学測定装置3は、発光素子101に電力を供給して発光させ、当該発光素子101が発光した光の光学特性を測定する。発光素子101が複数配列された状態であれば、光学測定装置3は、複数配列された発光素子101のうち測定対象の発光素子101に順次電力を供給して、測定対象の発光素子101が発光した光の光学特性を測定する。
光学測定装置3は、発光素子101の製造工程に含まれる検査工程で使用する検査装置に適用され得る。光学測定装置3は、発光素子101の光学特性に加えて電気特性も測定可能である。
光学測定装置3は、テーブル103と、プローブ針109と、光ファイバ117と、信号線111と、分光器121と、光減衰器123と、電気特性計測部125と、制御部151と、出力部163と、を少なくとも備える。
テーブル103は、測定対象の発光素子101を載置する測定試料台である。
テーブル103は、略一様な平板形状を有し、略水平に設置されている。
テーブル103と、これに載置された発光素子101とは、互いに略平行となる。
テーブル103は、ガラステーブル103aと、ダイシングシート103bとを少なくとも有する。
ガラステーブル103aは、サファイアやガラス等の光透過材料を用いて、略一様な平板形状に形成されている。
ダイシングシート103bは、表面に粘着性を有し、ガラステーブル103a上に積層されている。発光素子101は、このダイシングシート103b上に載置される。
ダイシングシート103bを有するテーブル103は、測定時に発光素子101をテーブル103に移載し易く、位置ズレを抑制することができる。
なお、発光素子101の製造工程において、発光素子101がダイシングシート103b上に予め複数配列されている場合には、発光素子101及びダイシングシート103bを一括してガラステーブル103a上に載置させてもよい。
プローブ針109は、発光素子101に電力を供給して発光素子101を発光させる。プローブ針109は、発光素子101の発光面101aと略平行に、発光素子101の法線と直角方向に放射状に延在している。
図2のプローブ針109は、発光素子101の光学特性測定時、発光素子101の電極に接触して電圧を印加する。また、プローブ針109は、電気特性計測部125と接続されており、発光素子101の電気特性も同時に測定することができる。プローブ針109は、発光素子101の電極の位置に応じて、発光素子101の上面、下面、又は両面に配置される。
プローブ針109を発光素子101に接触させる際、テーブル103及び発光素子101が固定されている状態で、プローブ針109を移動させてもよい。逆に、プローブ針109が固定されている状態で、テーブル103及び発光素子101を移動させてもよい。
光ファイバ117は、発光素子101が発光した光を取り込み、分光器121に導光する。光ファイバ117は、予め定められた開口数で光を取り込む。
光ファイバ117は、図3に示すように、ヘッド117aと、光伝送路117b、入射口117cとを含む。
ヘッド117aは、光を取り込む部分である。
ヘッド117aは、筒形状に形成されている。ヘッド117aの先端には、光を入射させるための開口である入射口117cが設けられている。ヘッド117aは、入射口117cが発光素子101の発光面101aに対向するように配置される。入射口117cの中心軸は、測定対象の発光素子101の発光中心軸LCAと略一致する。ヘッド117aの中心軸は、入射口117cの中心軸と略一致する。
入射口117cは、予め定められた光ファイバ117の開口数に応じた範囲の光を入射させる。
光伝送路117bは、入射口117cが設けられたヘッド117aの先端とは反対側の端部と、分光器121とを光学的に接続する。
光伝送路117bは、入射口117cから入射した光を分光器121に導光する。光伝送路117bは、入射口117cから入射した光を内部で全反射させ、伝送損失を極力抑制して分光器121に導光する。
分光器121は、発光素子101が発光した光を、光ファイバ117及び光減衰器123を介して検出し、その光学特性を測定する。
分光器121が測定する光学特性には、発光素子101が発光した光の光量、波長、色度が少なくとも含まれる。
分光器121は、受光素子を含む。分光器121は、受光素子に光が入射すると、光電変換によって入射光に応じた電荷を生成する。分光器121の受光素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やフォトダイオードアレイ等である。
分光器121は、入射光を波長分散し、分散した波長ごとの光強度を求める。波長ごとの光強度は、入射光の波長スペクトル情報に相当する。分光器121は、この波長スペクトル情報から、赤(R)、緑(G)、青(B)の3刺激値の成分比率を計算し、入射光の色度を求める。また、分光器121は、分散した波長ごとの光強度を積算し、入射光の光量を求める。分光器121は、必要に応じて他の光学特性を求めることができる。
分光器121は、求めた各種光学特性に応じた電気信号を生成する。分光器121は、生成した電気信号を、信号線111を介して制御部151に出力する。この電気信号は、分光器121によって測定された波長スペクトル情報、色度情報、及び光量情報等に相当する。
光減衰器123は、光ファイバ117の入射口117cが設けられたヘッド117aと、分光器121との間の光伝送路117b上に配置されている。
光減衰器123は、発光素子101が発光した光を減衰し、減衰した光を分光器121に導く。分光器121が検出する光は、光減衰器123が減衰した光である。
光減衰器123の詳細な構成については、図4を用いて後述する。
ここで、図3に示すように、測定対象の発光素子101と光ファイバ117との距離をLとする。測定対象の発光素子101の中心から外縁までの距離をAとする。隣接する発光素子101同士の間隔をBとする。測定対象の発光素子101の中心から、測定対象の発光素子101と隣接する発光素子101の外縁までの距離をXとする。
また、光ファイバ117内で全反射し得る光の入射角の最大値をαとする。光ファイバ117と発光素子101との間の媒質は空気であるとし、屈折率=1であるとする。光ファイバ117の開口数をNAとし、開口数NAが示す範囲をSとする。範囲Sを発光素子101に投影したときの、発光素子101の中心から範囲Sの外縁までの距離をDとする。
このとき、開口数NAは、NA=sinαである。距離Xは、X=A+Bである。距離Dは、D=Ltanαである。
開口数NAが示す範囲Sに発光素子101が有ると、発光素子101が発光した光は、光ファイバ117内で全反射を繰り返し、分光器121に導光され得る。範囲S内に発光素子101が無いと、発光素子101が発光した光は、分光器121に導光されない。
このため、開口数NAが示す範囲Sは、分光器121によって検出可能な光の範囲に相当する。
本実施形態では、分光器121によって検出される光の範囲を、「検出範囲」ともいう。
また、分光器121の検出範囲は、光学測定装置3が光学特性を測定可能な光の範囲に相当する。
光学測定装置3では、測定対象の発光素子101が範囲S内に位置し、且つ、測定対象以外の発光素子101が範囲S内に位置しないために、次式の関係を満たすような距離Lが予め設定されている。
A/tanα≦L≦X/tanα
これにより、光学測定装置3は、複数の発光素子101が配列された状態において、測定対象以外の発光素子101が出射する意図しない光を検出せずに、測定対象の発光素子101が発光した光を検出することができる。
「測定対象以外の発光素子101が出射する意図しない光」とは、測定対象の発光素子101の発光に起因して測定対象以外の発光素子101が出射する光である。
例えば、測定対象の発光素子101が発光する光が測定対象以外の発光素子101に入射して、測定対象以外の発光素子101が励起されることによって出射される光がある。
例えば、測定対象の発光素子101が発光する光が測定対象以外の発光素子101に入射して、測定対象以外の発光素子101で反射されることによって出射される光がある。
電気特性計測部125は、位置決めユニット159と、HVユニット153と、ESDユニット155と、切替えユニット157と、を少なくとも有する。
位置決めユニット159は、プローブ針109を位置決め固定する。具体的には、位置決めユニット159は、テーブル103が移動する形式のものであれば、プローブ針109の先端位置を一定の位置に保持する機能を有する。逆に、位置決めユニット159は、プローブ針109が移動する形式のものであれば、プローブ針109の先端位置を発光素子101が載置されるテーブル103上の所定の位置に移動させ、その後その位置に保持する機能を有する。
HVユニット153は、定格電圧を印加して、定格電圧に対する発光素子101での各種電気特性を検出する。
通常、このHVユニット153からの電圧の印加状態で、発光素子101が発光する光を分光器121が測定を行う。
HVユニット153が検出した各種特性情報は制御部151に出力される。
ESDユニット155は、発光素子101に一瞬の間大きな電圧をかけて静電気放電させ静電気破壊されないか等の検査を行うユニットである。
ESDユニット155が検出した静電破壊情報は制御部151に出力される。
切替えユニット157は、HVユニット153とESDユニット155との切替えを行う。
切替えユニット157によって、プローブ針109を介して発光素子101に印加される電圧が変更される。そして、この変更によって、発光素子101の検査項目が、定格電圧での各種特性を検出、又は、静電破壊の有無を検出にそれぞれ変更される。
制御部151は、光学測定装置3の動作を統括的に制御する。
制御部151は、分光器121によって測定された波長スペクトル情報、色度情報、及び光量情報が入力される。制御部151は、HVユニット153によって出力された各種電気特性情報が入力される。制御部151は、ESDユニット155が検出した静電破壊情報が入力される。
制御部151は、これらの入力から発光素子101の各種特性を分別・分析を行う。各種特性の分析後、制御部151は、その分析結果を出力部163から画像出力等の情報出力を行う。更に、制御部151は、その分析結果に基づき必要に応じて、光学測定装置3の各構成要素を制御する。
<光減衰器について>
図4を用いて、光減衰器123について説明する。
図4は、光学測定装置3に含まれる光減衰器123の構成を示す。
光減衰器123は、発光素子101が発光した光を減衰し、減衰した光を分光器121に導く。
光減衰器123は、例えば、電気光学素子を用いて構成することができる。
電気光学素子を用いて構成された光減衰器123は、図4に示すように、偏光子123a及び偏光子123bと、ポッケルスセル123cとを含む。
偏光子123a及び偏光子123bは、入射光の偏光状態を直線偏光に変換する。偏光子123a及び偏光子123bは、入射光に対して略直交するように配置されている。偏光子123a及び偏光子123bは、クロスニコルの状態で配置されている。
ポッケルスセル123cは、複屈折材料で形成されている。
ポッケルスセル123cは、偏光子123a及び偏光子123bの間に配置されている。ポッケルスセル123cは、入射光に対して略直交するように配置されている。
ポッケルスセル123cは、図示しない電圧源と接続されている。当該電圧源は、入射光の進行方向と同じ方向に電界が生じるように、ポッケルスセル123cに電圧を印加する。当該電圧源は、制御部151に接続されている。当該電圧源は、制御部151から入力された制御信号に応じてポッケルスセル123cに印加する電圧を調節する。
ポッケルスセル123cは、当該電圧源から電圧が印加されると、電気光学効果により、印加電圧に応じて屈折率が変化される。このため、ポッケルスセル123cは、偏光子123aで直線偏光に変換された入射光の位相を変調し、当該入射光を印加電圧に応じたリタデーションに対する楕円偏光に変換し得る。
そして、ポッケルスセル123cによって印加電圧に応じたリタデーションに対する楕円偏光に変換された入射光は、偏光子123bによって直線偏光に変換される。
よって、ポッケルスセル123cを含む光減衰器123は、印加電圧に応じた入射光の位相変調を通じて振幅変調を行い得るため、印加電圧に応じて入射光の光強度を変調し得る。
それにより、ポッケルスセル123cを含む光減衰器123は、制御部151から入力された制御信号に応じた減衰量で、入射光を減衰させ得る。
なお、光減衰器123は、ポッケルスセル123cを含む電気光学素子ではなく、カーセルを含む電気光学素子を用いて構成されていてもよい。更に、光減衰器123は、電気光学素子ではなく、磁気光学素子、音響光学素子、又は液晶光学素子等を用いて構成されていてもよい。
更に、光減衰器123は、中継用ファイバコネクタであるファイバ継手を光伝送路117b上に配置し、当該ファイバ継手にエアギャップを設けることによって構成されていてもよい。
また、光減衰器123は、ポッケルスセル123cを含めなくてもよい。光減衰器123は、クロスニコルの状態で配置された2枚の偏光子と検光子とを含んでもよい。そして、光減衰器123は、当該偏光子の透過軸に対して45°傾けた軸を回転軸として、当該偏光子を回転させて入射光の偏光状態を変換し、検光子で直線偏光に変換して出射してもよい。また、光減衰器123は、2枚の偏光子を含んでもよい。2枚の偏光子は、少なくとも入射光の下流側に位置する偏光子が回転可能に構成されていてもよい。そして、光減衰器123は、入射光の上流側に位置する偏光子により偏光状態を直線偏光に変換し、下流側に位置する偏光子を回転させることによって、入射光を減衰してもよい。
なお、光減衰器123は、減衰量をゼロにし得る構成も備えている。
<分光器の測定性能について>
図5A及び図5Bを用いて、分光器121の測定性能について説明する。
図5Aは、分光器121の光電変換特性を示す。
図5Aにおいて、太線は、分光器121における入射光量と出力電流との関係を示す。図5Aにおいて、破線は、フォトディテクタにおける入射光量と出力電流との関係を示す。
入力と出力とが比例関係にあることを、「直線性」という。分光器121における入射光量と出力電流との関係は、分光器121の光電変換特性を示す。すなわち、分光器121の光電変換特性における直線性は、入射光量と出力電流とが比例関係にあることである。分光器121の光電変換特性における直線性は、分光器121の測定性能を示す一指標である。
図5Aに示すように、分光器121の光電変換特性における直線性は、フォトディテクタに比べて劣ることが分かる。
更に、入力と出力との比例関係が成立する範囲のことを「ダイナミックレンジ」という。ダイナミックレンジは、直線性が成立する範囲のことである。分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジは、入射光量と出力電流との比例関係が成立する範囲であり、光電変換特性における直線性が成立する範囲である。
図5Aに示すように、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジは、フォトディテクタに比べて狭いことが分かる。
図5Bは、分光器121で測定した発光素子の分光特性の例を示す。
図5Bは、電力が供給されると特定の波長領域の光を発光する素子の分光特性を分光器121で測定した例を示している。
図5Bに示すように、分光器121は、少なくとも870nmより短い波長領域や1000nmより大きい波長領域では、相対強度が10%以下であり、感度不良である。このため、分光器121は、少なくとも870nmより短い波長領域や1000nmより大きい波長領域の光については、光量を測定することができない。図5Bの黒色部分は、分光器121で光量を測定できない範囲を示す。
一定の測定精度の光量を得るため、例えば相対強度が20〜80%の範囲で分光器121を使用するときには、分光器121は、880nm〜920nm、950nm〜990nmの波長領域の光についてしか光量を測定することができない。これは、相対強度が20%以下の範囲や80%以上の範囲では、分光器121の光電変換特性における直線性が低下し、測定精度が低下するためである。図5Bの斜線部分は、分光器121で光量を測定可能な範囲を示す。
なお、図示していないが、フォトディテクタの光電変換特性におけるダイナミックレンジは十分に広いため、少なくとも図5Bに示した800nm〜1100nmの波長領域の光については、高い精度で光量を測定し得ることが多い。
このように、発光素子101の各種光学特性を分光器121で測定する際、分光器121への入射光量の如何によっては、分光器121の測定結果は不正確である場合がある。
よって、発光素子101の光学特性を高い信頼性で測定し得る技術が望まれている。
また、品種の異なる発光素子101は、その発光特性が品種毎で異なることが多い。そのため、品種の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合、分光器121への入射光量は異なることが多い。よって、発光素子101の品種毎で、適切な入射光量となるよう調整する必要がある。
しかし、発光素子101の品種毎で測定環境を変えることによって、分光器121への入射光量を調整することは負荷が大きい。
例えば、発光素子101の発光時間を一定として分光器121への入射光量を調整するとき、光ファイバ117と発光素子101との距離を変更する場合がある。この場合、発光素子101の品種によっては光量差が100倍も乖離することから、光ファイバ117と発光素子101との距離を10倍も変更しなければならないことがある。光ファイバ117と発光素子101との距離を10倍も変更しなければならないことは、多大な負荷である。特に、発光素子101が疑似白色発光ダイオードである場合には、当該距離を変更すると、発光素子101が発光する光の色度が変化するため、分光器121による光学特性の測定精度は低下する。
また例えば、光ファイバ117と発光素子101との距離を一定として分光器121への入射光量を調整するとき、発光素子101の発光時間を変更する場合がある。この場合、発光素子101が温度変化を起こし、発光素子101が発光する光の波長や光量が変化するため、分光器121による光学特性の測定精度は低下する。
よって、品種の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても、同じ測定環境下で高精度に測定し得る技術が望まれている。
<光学特性測定時の制御部の処理について>
発光素子101の光学特性測定時、測定対象の発光素子101が発光した光は、光ファイバ117に入射する。光ファイバ117に入射した光は、光減衰器123で減衰された後、分光器121に導光される。
分光器121は、光減衰器123を介して導光された光を検出すると、検出した光の光量を含む各種光学特性を測定する。分光器121は、光量を含む各種光学特性の測定結果を制御部151に出力する。
光学測定装置3の動作を統括的に制御する制御部151は、光学特性測定時に主として次のような処理を行う。
図6を用いて、光学特性測定時に制御部151が行う処理について説明する。
図6は、光学測定装置3の制御部151が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。
ステップS10において、制御部151は、分光器121の測定結果が入力されたか否かを判定する。
制御部151は、分光器121の測定結果が入力されるまで待機する。一方、制御部151は、分光器121の測定結果が入力されたと判定されたならば、所定の記憶領域に記憶する。そして、制御部151は、ステップS20に移行する。
ステップS20において、制御部151は、分光器121の測定結果に含まれる光量測定結果に基づいて、分光器121の測定結果の妥当性を検証する。
制御部151は、分光器121の測定結果の妥当性を、例えば、次のような方法で検証し得る。
例えば、制御部151は、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内で取得し得る分光器121の光量測定結果の範囲を予め記憶している。そして、制御部151は、ステップS10で入力された光量測定結果が、予め記憶された光量測定結果の範囲内にあるか否かを判定する。そして、制御部151は、ステップS10で入力された光量測定結果が、予め記憶された光量測定結果の範囲内にあれば、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当であると判断する。一方、制御部151は、ステップS10で入力された光量測定結果が、予め記憶された光量測定結果の範囲内に無ければ、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当ではないと判断する。
ステップS30において、制御部151は、分光器121の測定結果が妥当であったか否かを判定する。
制御部151は、ステップS20での検証により、分光器121の測定結果が妥当であると判定されたならば、ステップS40に移行する。一方、制御部151は、ステップS20での検証によって、分光器121の測定結果が妥当ではないと判定されたならば、ステップS60に移行する。
ステップS40において、制御部151は、分光器121の測定結果を有効にする。
ステップS50において、制御部151は、分光器121の測定結果を出力部163に出力する。そして、制御部151は、光学特性の測定を終了する。
分光器121の測定結果は、出力部163にて情報出力される。
ステップS60において、制御部151は、分光器121の測定結果を無効にする。
ステップS70において、制御部151は、光減衰器123の減衰量を設定する。
制御部151は、ステップS60で無効にされた分光器121の測定結果に含まれる光量測定結果を確認する。そして、制御部151は、当該光量測定結果に基づいて、光減衰器123における減衰量を求める。制御部151は、求めた減衰量を含む制御信号を光減衰器123に出力し、光減衰器123に減衰量を設定する。
制御部151は、光減衰器123における減衰量を、例えば、次のような方法で求め得る。すなわち、制御部151は、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内で取得し得る分光器121の光量測定結果の範囲の閾値と、ステップS60で無効にされた光量測定結果との差分に応じて減衰量を求める。
ステップS80において、制御部151は、分光器121に再び測定を行うことを指示する。
制御部151は、分光器121に制御信号を出力して、分光器121に再度測定するよう指示する。
再測定の際、分光器121は、ステップS70で設定された減衰量で減衰された光を検出し、光学特性を測定することができる。そして、再測定した分光器121の測定結果は、再び制御部151に入力されて、ステップS20で検証されることとなる。それにより、ステップS50で出力される分光器121の測定結果は、信頼性の高い測定だけとなる。
このように、光学測定装置3は、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジを考慮して、分光器121の測定結果を選択的に有効する。
このため、光学測定装置3は、発光素子101の光学特性測定時に、信頼性の高い測定結果のみを有効として出力することができる。
よって、光学測定装置3の光学特性の測定結果は、高い信頼性を得ることができる。
更に、光学測定装置3は、分光器121の測定結果が妥当でなければ、分光器121への入射光を、適正な光量に自動で調節することができる。そして、光学測定装置3は、適正な光量に調節された入射光を用いて分光器121が再度光学特性を測定することができる。
このため、光学測定装置3は、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても、測定環境を変えずに、分光器121への入射光量を自動的に適正に保つことができる。
よって、光学測定装置3は、品種の異なる発光素子101の光学特性を、同じ測定環境下で高精度に測定することができる。そして、光学測定装置3は、簡単な構成で信頼性の高い測定結果を得ることができる。
<光学測定装置の変形例について>
図7〜図10を用いて、光学測定装置3の変形例について説明する。
図7〜図10に示す光学測定装置3の構成において、図2〜図6に示された光学測定装置3と同様の構成については説明を省略する。
図7を用いて、光学測定装置3の変形例1について説明する。
図7は、光学測定装置3の変形例1を説明するための図を示す。
変形例1の光学測定装置3は、図2〜図6に示された光学測定装置3に積分球108を追加した構成を備える。
積分球108は、中空の略球形状に形成されている。
積分球108は、内壁108aと、取込口108bと、取出口108cとを備えている。
内壁108aは、積分球108の内部空間を形成する。内壁108aは、高反射率の拡散性に優れた材料で形成されている。
内壁108aには、取込口108b及び取出口108cが設けられている。
取込口108bは、測定対象の発光素子101が発光した光を取り込むための開口である。
取込口108bの大きさは、光ファイバ117の入射口117cよりも十分に大きい。
取込口108bの開口中心軸は、測定対象の発光素子101の発光中心軸LCAと略一致する。
取込口108bは、発光素子101が発光した光を積分球108の内部に導く。取込口108bから積分球108の内部に導かれた光は、内壁108aで反射を繰り返し、取出口108cに到達する。
取出口108cは、内壁108aで反射された光を積分球108の外部に取り出すための開口である。
取出口108cは、内壁108aの取込口108bとは異なる位置に設けられている。
図7の取出口108cには、光ファイバ117が設けられている。
図7の取出口108cは、内壁108aで反射された光を光ファイバ117に導く。光ファイバ117に導かれた光は、光ファイバ117に入射し、光減衰器123を介して分光器121に導光される。
変形例1の光学測定装置3は、測定対象の発光素子101が発光した光を、光ファイバ117の入射口117cよりも十分に大きい積分球108の取込口108bで取り込む。そして、変形例1の光学測定装置3は、積分球108で取り込んだ光を取出口108cに設けられた光ファイバ117に入射させる。このため、変形例1の光学測定装置3は、分光器121でより多くの光を検出することができ、より高い精度で光量を測定することができる。
変形例1の光学測定装置3の他の構成については、図2〜図6に示された光学測定装置3の構成と同様である。
図8及び図9を用いて、光学測定装置3の変形例2について説明する。
図8は、光学測定装置3の変形例2を説明するための図を示す。図9は、図8に示された制御部151が光学特性測定時に行う処理を説明するためのフローチャートを示す。
変形例2の光学測定装置3は、図7に示された変形例1の光学測定装置3に光導波路120と、フォトディテクタ105及びアンプ113と、を追加した構成を備える。
光導波路120は、入射口117cが設けられた光ファイバ117のヘッド117aと、光減衰器123との間の光伝送路117b上に設けられている。
光導波路120は、光伝送路117bを、分光器121に向かう第1経路117dとフォトディテクタ105に向かう第2経路117eとに分岐する。第1経路117dは、光導波路120と分光器121との間を接続する光伝送路117bである。第2経路117eは、光導波路120とフォトディテクタ105との間を接続する光伝送路117bである。
光導波路120は、入射した光を内部で全反射させて伝送損失を極力抑制して、第1経路117d及び第2経路117eに分岐して導光する。第1経路117d及び第2経路117eに導光された光は、分光器121及びフォトディテクタ105にそれぞれ導光される。
フォトディテクタ105は、発光素子101が発光した光を、光ファイバ117及び光導波路120を介して検出し、その光学特性を測定する。
フォトディテクタ105が測定する光学特性には、発光素子101が発光した光の光量が少なくとも含まれる。
フォトディテクタ105は、受光素子を含む。フォトディテクタ105は、受光素子に光が入射すると、光電変換によって入射光に応じた電荷を生成する。フォトディテクタ105の受光素子は、例えばフォトダイオード等である。
フォトディテクタ105は、入射光の全ての光強度を積算し、入射光の光量を求める。フォトディテクタ105は、求めた光量に応じて、電気信号を生成する。フォトディテクタ105は、生成した電気信号を、信号線111を介してアンプ113に出力する。この電気信号は、フォトディテクタ105によって測定された光量情報に相当する。
アンプ113は、フォトディテクタ105から出力された電気信号を増幅し、制御部151に出力する。
変形例2の光学測定装置3は、測定対象の発光素子101の光学特性を、フォトディテクタ105及び分光器121でそれぞれ測定することができる。特に、変形例2の光学測定装置3は、フォトディテクタ105で光量を測定し、分光器121で光量を含む光学特性を測定する。
光学測定装置3の動作を統括的に制御する制御部151は、光学特性測定時に、図6に示された処理と一部異なる処理を行う。
図9を用いて、変形例2の光学測定装置3に含まれる制御部151が光学特性測定時に行う処理について説明する。
なお、図9に示された各ステップのうち、図6と同様の処理については説明を省略する。
ステップS10において、制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果及び分光器121の測定結果が入力されたか否かを判定する。
制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果及び分光器121の測定結果が入力されるまで待機する。一方、制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果及び分光器121の測定結果が入力されたと判定されたならば、各結果を対応付けて所定の記憶領域に記憶する。そして、制御部151は、ステップS20に移行する。
ステップS20において、制御部151は、フォトディテクタ105の光量測定結果に基づいて、分光器121の測定結果の妥当性を検証する。
制御部151は、分光器121の測定結果の妥当性を、例えば、次のような方法で検証し得る。
例えば、制御部151は、ステップS10で入力された分光器121の測定結果に含まれる光量測定結果を確認する。そして、制御部151は、分光器121の当該光量測定結果と、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果との差分を求める。そして、制御部151は、当該差分が所定の許容範囲内にあるか否かを判定する。そして、制御部151は、当該差分が、所定の許容範囲内にあれば、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当であると判断する。一方、制御部151は、当該差分が、所定の許容範囲内に無ければ、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当ではないと判断する。
また例えば、制御部151は、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内で取得し得る分光器121の光量測定結果の範囲を予め記憶している。そして、制御部151は、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果が、予め記憶された当該分光器121の光量測定結果の範囲内にあるか否かを判定する。そして、制御部151は、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果が、予め記憶された当該分光器121の光量測定結果の範囲内にあれば、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当であると判断する。一方、制御部151は、ステップS10で入力されたフォトディテクタ105の光量測定結果が、予め記憶された当該分光器121の光量測定結果の範囲内に無ければ、ステップS10で入力された分光器121の測定結果は妥当ではないと判断する。
ステップS30〜ステップS60において、制御部151は、図6と同様の処理を行う。
ステップS70において、制御部151は、光減衰器123の減衰量を設定する。
制御部151は、ステップS60で無効にされた分光器121の測定結果と、当該結果に対応付けられたフォトディテクタ105の光量測定結果とを確認する。そして、制御部151は、当該光量測定結果に基づいて、光減衰器123における減衰量を求める。制御部151は、求めた減衰量を含む制御信号を光減衰器123に出力し、光減衰器123に減衰量を設定する。
制御部151は、光減衰器123における減衰量を、例えば、次のような方法で求め得る。
例えば、制御部151は、ステップS20での検証において、分光器121の光量測定結果とフォトディテクタ105の光量測定結果との差分を求めて検証した場合には、当該差分の許容範囲内に当該差分が収まるような減衰量を求める。
また例えば、制御部151は、ステップS20での検証において、分光器121の光電変換特性におけるダイナミックレンジ内で取得し得る分光器121の光量測定結果の範囲を用いて検証した場合には、次のように求める。すなわち、制御部151は、当該範囲の閾値と、フォトディテクタ105の光量測定結果との差分に応じて光減衰器123における減衰量を求める。
ステップS80において、制御部151は、フォトディテクタ105及び分光器121に再び測定を行うことを指示する。
制御部151は、フォトディテクタ105及び分光器121に制御信号を出力して、フォトディテクタ105及び分光器121に再度測定するよう指示する。
このように、変形例2の光学測定装置3は、分光器121よりもダイナミックレンジの広いフォトディテクタ105で測定された光量測定結果に基づいて、分光器121の測定結果を選択的に有効する。
このため、変形例2の光学測定装置3は、発光素子101の光学特性測定時に、より信頼性の高い測定結果のみを有効として出力することができる。
よって、変形例2の光学測定装置3の光学特性の測定結果は、より高い信頼性を得ることができる。
変形例2の光学測定装置3の他の構成については、図7に示された変形例1の光学測定装置3の構成と同様である。
図10を用いて、光学測定装置3の変形例3について説明する。
図10は、光学測定装置3の変形例3を説明するための図を示す。
変形例3の光学測定装置3は、図8及び図9に示された変形例2の光学測定装置3に含まれるフォトディテクタ105を異なる位置に配置した構成を備える。
変形例3の光学測定装置3は、光導波路120を備えていない。
光ファイバ117の光伝送路117bは、分岐されておらず、光減衰器123及び分光器121にのみ接続されている。
フォトディテクタ105は、積分球108の内壁108aに設けられている。内壁108aにおけるフォトディテクタ105の位置は、取込口108b及び取出口108cが配置されていない位置である。
測定対象の発光素子101が発光した光は、取込口108bから積分球108の内部に導かれる。取込口108bから積分球108の内部に導かれた光は、内壁108aで反射を繰り返し、光ファイバ117及びフォトディテクタ105に入射する。そして、当該光は、光減衰器123で減衰後に分光器121で色度等が測定されると共にフォトディテクタ105で光量が測定される。
変形例3の光学測定装置3は、光ファイバ117に入射した光を分岐せずに、積分球108で取り込んだ光を内壁108aに設けられたフォトディテクタ105で直接検出し、光量を測定する。
このため、変形例3の光学測定装置3は、フォトディテクタ105でより多くの光を検出することができ、より高い精度で光量を測定することができる。
変形例3の光学測定装置3の他の構成については、図8及び図9に示された変形例2の光学測定装置3の構成と同様である。
上記で説明した実施形態は、変形例を含めて各実施形態同士で互いの技術を適用し得ることは、当業者には明らかであろう。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。従って、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本発明の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書及び添付の特許請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書、及び添付の特許請求の範囲に記載される不定冠詞「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
<実施形態の構成及び効果>
本実施形態の光学測定装置3は、発光素子101が発光した光を減衰する光減衰器123と、光減衰器123が減衰した光の光学特性を測定する分光器121と、発光素子101が発光した光の光量に基づいて、光減衰器123の減衰量を設定する制御部151と、を備えることを特徴とする。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を適正に保つことができる。そして、光学測定装置3は、簡単な構成で信頼性の高い測定結果を得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、発光素子101が発光した光が入射する入射口117cと、入射口117cから入射した光を分光器121に導光する光伝送路117bとを含む光ファイバ117を備え、光減衰器123は、入射口117cと分光器121との間の光伝送路117b上に配置されていてもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を適正に保つことができる装置を、より簡易な構成で実現することができる。そして、光学測定装置3は、信頼性の高い測定結果をより簡単な構成で得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、制御部151は、分光器121が測定した光学特性の1つである光量に基づいて、光減衰器123の減衰量を設定してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量をより適正に保つことができる。そして、光学測定装置3は、簡単な構成でより信頼性の高い測定結果を得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、分光器121よりもダイナミックレンジが広く、発光素子101が発光した光の光量を測定するフォトディテクタ105を備え、制御部151は、フォトディテクタ105が測定した光量に基づいて、光減衰器123の減衰量を設定してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を更に適正に保つことができる。そして、光学測定装置3は、簡単な構成で更に信頼性の高い測定結果を得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、光ファイバ117の光伝送路117bは、入射口117cと光減衰器123との間でフォトディテクタ105に向かって分岐され、入射した光を分岐して分光器121及びフォトディテクタ105に導光してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を適正に保つことができる装置を、より簡易な構成で実現することができる。そして、光学測定装置3は、信頼性の高い測定結果をより簡単な構成で得ることができる。
また、本実施形態の光学測定装置3は、発光素子101が発光した光を内部に取り込む積分球108を備え、光ファイバ117は、積分球108に取り込まれた光を入射口117cから入射し、フォトディテクタ105は、積分球108に取り込まれた光の光量を測定してもよい。
このような構成により、光学測定装置3は、複雑な手段を用いることなく、発光特性の異なる発光素子101の光学特性を測定する場合であっても測定環境を変えずに分光器121への入射光量を更に適正に保つことができる。そして、光学測定装置3は、簡単な構成で更に高精度で信頼性の高い測定結果を得ることができる。
<定義等>
「ダイナミックレンジ」は、入力と出力との比例関係が成立する範囲である。
本発明の「ダイナミックレンジ」の一例は、「測定器」又は「光量測定器」の光電変換特性におけるダイナミックレンジである。光電変換特性におけるダイナミックレンジは、入射光量と出力電流との比例関係が成立する範囲である。
本発明の「測定器」の一例は、分光器121である。
本発明の「光量測定器」の一例は、フォトディテクタ105である。
本発明の「制御部」の一例は、制御部151である。
本発明の「光減衰器」の一例は、光減衰器123である。
本発明の「導光管」の一例は、光ファイバ117である。
本発明の「入射口」の一例は、入射口117cである。
本発明の「光伝送路」の一例は、光伝送路117bである。
本発明の「積分球」の一例は、積分球108である。
3 光学測定装置
101 発光素子
105 フォトディテクタ
108 積分球
117 光ファイバ
117a ヘッド
117b 光伝送路
117c 入射口
117d 第1経路
117e 第2経路
120 光導波路
121 分光器
123 光減衰器
151 制御部

Claims (1)

  1. 発光素子が発光した光を減衰する光減衰器と、
    前記光減衰器が減衰した光の光学特性を測定する分光器と、
    前記発光素子が発光した光の光量に基づいて、前記光減衰器の減衰量を設定する制御部と、
    前記発光素子が発光した光が入射する入射口と、前記入射口から入射した光を前記分光器に導光する光伝送路とを含む導光管と、
    前記分光器よりもダイナミックレンジが広く、前記発光素子が発光した光の光量を測定する光量測定器と、
    前記発光素子が発光した光を内部に取り込むための取込口と、内部に取り込まれた光を外部に取り出すための取出口とを含む積分球と、
    を備え、
    前記導光管は、前記入射口が前記取出口に設けられて、前記積分球の内部に取り込まれた光を前記入射口から入射し、
    前記光減衰器は、前記入射口と前記分光器との間の前記光伝送路上に配置され、前記光伝送路にエアギャップを設けることにより構成され
    前記光量測定器は、前記積分球の内壁に設けられ、前記積分球の内部に取り込まれた光の光量を測定し、
    前記制御部は、前記光量測定器が測定した光量に基づいて、前記光減衰器の減衰量を設定する
    光学測定装置。
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